以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
地上デジタル放送では、放送局から地上波を利用して放送を受信する地上波デジタル放送と、事業者がIP配信できるように変換し、放送局からIPネットワークを通して放送を受信する地上デジタル再配信がある。この発明ではどちらの方法で受信しても構わない。但し、以下の実施の形態を説明する上では地上波デジタル放送を用いるものとする。
図1はこの発明の実施の形態1に係る放送番組予約システムを示す構成図である。
放送番組予約システムは、図1に示すように、放送局1、放送受信端末装置2、コンテンツ再配信装置3、顧客管理装置4及びIPネットワーク5から構成される。
放送局1は、番組放送局が作成したアナログ番組に対してデジタル変換を行い、変換した地上波デジタル放送をアンテナにより送信するものである。この放送局1により送信される地上波デジタル放送は、放送受信端末装置2及びコンテンツ再配信装置3に送られる。
放送受信端末装置2は、アンテナ2aにより放送局1から地上波デジタル放送を受信して、利用者が受信した番組を視聴し、視聴中の番組を録画するため、コンテンツ再配信装置3に蓄積されている、番組を配信用に変換したコンテンツを利用者が利用するものである。この放送受信端末装置2はIPネットワーク5を介して事業者側のコンテンツ再配信装置3との間でコンテンツをダウンロードするためのサービス契約処理、ダウンロード予約処理などを行う。
コンテンツ再配信装置3は、アンテナ3aにより放送局1から地上波デジタル放送を受信し、この放送された番組を変換してコンテンツとして蓄積し、事業者がIPネットワーク5を介して利用者側の放送受信端末装置2にコンテンツを提供するものである。このコンテンツ再配信装置3はIPネットワーク5を介して放送受信端末装置2との間でコンテンツをダウンロードするためのサービス契約処理、蓄積するコンテンツのダウンロードなどを行う。また、このコンテンツ再配信装置3は、コンテンツをダウンロードするためのサービス契約を行った放送受信端末装置2を利用する利用者を顧客管理装置4に管理させる。
顧客管理装置4は、コンテンツ再配信装置3により、放送受信端末装置2を利用する利用者を登録して、利用者のサービス契約の状態について管理するものである。
IPネットワーク5は、放送受信端末装置2とコンテンツ再配信装置3と顧客管理装置4との間のIPネットワーク通信を行うための通信網である。
図2はこの発明の実施の形態1における放送受信端末装置2を示す構成図である。
放送受信端末装置2は、図2に示すように、放送受信部6、表示部7、入力処理部8、サービス契約部9、予約管理部10、受信コンテンツ蓄積部11、コンテンツ再生部12、通信部13、制御部14、CPU15及びバス16から構成される。
放送受信部6は、図2に示すように、放送局1から地上波デジタル放送を受信するアンテナ2aを持ち、受信した地上波デジタル放送のストリームをデコードし、バス16を介して放送受信端末装置2内に送るものである。
表示部7は、放送受信部6から送られるデコードされた地上波デジタル放送に対応した画像や音声を再生するものである。
入力処理部8は、EPGやリモコンなどの外装置機器により利用者が選択した信号を受信するものである。利用者はリモコンなどにより、入力処理部8を介して、事業者との間で行われるサービス契約や視聴中の番組をダウンロードするためのダウンロード予約などを行う。
サービス契約部9は、利用者を識別するユーザ識別子及び放送受信端末装置2を識別する端末識別子を指定して、コンテンツ再配信装置3に蓄積されたコンテンツをダウンロードするためのサービス契約を行うものである。
予約管理部10は、サービス契約部9による契約に基づいて、利用者がダウンロード予約するコンテンツの番組情報、ユーザ識別子及び端末識別子を含むダウンロード予約情報を生成してコンテンツ再配信装置3に送るものである。
受信コンテンツ蓄積部11は、コンテンツ再配信装置3から、予約管理部10によるダウンロード予約情報に基づいてダウンロードされたコンテンツを蓄積するものであり、HDD(Hard disk drive)やブルーレイのような大容量の蓄積装置により構成される。また、受信コンテンツ蓄積部11はネットワーク経由で接続可能な外装置記憶装置として配置してもよい。
コンテンツ再生部12は、受信コンテンツ蓄積部11に蓄積されているコンテンツを再生し、表示部7に表示させるものである。
通信部13は、事業者が運営するコンテンツ再配信装置3と、IPネットワーク5を介して、通信を行うものである。この通信部13は、通信を行うプロトコルとしてIPv4とIPv6のどちらでも接続できる。
制御部14は、放送受信端末装置2内に設けられる各部6〜13を制御するものである。
CPU15は、放送受信端末装置2内にある各部6〜13の制御やデータの計算・加工を行う中枢装置である。
図3はこの発明の実施の形態1におけるサービス契約部9を示す構成図である。
サービス契約部9は、図3に示すように、契約情報生成部91、契約通知情報生成部92及び契約通知情報送信部93から構成される。
契約情報生成部91は、利用者から入力処理部8を介して送られる、コンテンツを提供する事業者との間でコンテンツをダウンロードするためのサービス契約を行う旨の通知に基づいて、契約情報を生成するものである。この契約情報生成部91により生成される契約情報は契約通知情報生成部92に送られる。
契約通知情報生成部92は、契約情報生成部91により生成される契約情報に基づいて、コンテンツ再配信装置3に通知するための契約通知情報を生成するものである。この契約通知情報は、契約情報、サービス契約をする利用者を識別するためのユーザ識別子及びコンテンツのダウンロード先である放送受信端末装置2を識別するための端末識別子を含むものである。この契約通知情報生成部92により生成される契約通知情報は契約通知情報送信部93に送られる。
契約通知情報送信部93は、契約通知情報生成部92により生成される契約通知情報を、通信部13を介して、コンテンツ再配信装置3に送信するものである。
図4はこの発明の実施の形態1における予約管理部10を示す構成図である。
予約管理部10は、図4に示すように、放送番組情報取得部101、ダウンロード予約情報生成部102、ダウンロード予約情報送信部103、ダウンロード実行判断部104及びダウンロード確認結果送信部105から構成される。
放送番組情報取得部101は、表示部7に表示される現在視聴中の番組から放送番組情報を取得するものである。この放送番組情報は、地上波デジタル放送のストリームから番組を一意に識別可能な番組識別子、局名及び放送時間を含むものである。この放送番組情報取得部101により取得される放送番組情報はダウンロード予約情報生成部102に送られる。
ダウンロード予約情報生成部102は、利用者がリモコンにより現在視聴中の番組をダウンロード予約した場合に、放送番組情報取得部101により取得される現在視聴中の番組の放送番組情報に基づいてダウンロード予約情報を生成するものである。このダウンロード予約情報は、放送番組情報、現在の時刻、ユーザ識別子及び端末識別子を含むものである。このダウンロード予約情報生成部102により生成されたダウンロード予約情報はダウンロード予約情報送信部103に送られる。
ダウンロード予約情報送信部103は、ダウンロード予約情報生成部102により生成されるダウンロード予約情報をコンテンツ再配信装置3に送信するものである。
ダウンロード実行判断部104は、コンテンツ再配信装置3から、ダウンロード予約したコンテンツを受信コンテンツ蓄積部11にダウンロード可能であるかを確認するための、ダウンロード問い合わせ情報を受信し、このダウンロード問い合わせ情報に含まれるコンテンツのサイズから、受信コンテンツ蓄積部11にダウンロード予約したコンテンツを蓄積可能か否かを判断するものである。このダウンロード実行判断部104による判断結果はダウンロード確認結果送信部105に送られる。
ダウンロード確認結果送信部105は、ダウンロード実行判断部104による判断結果に基づいて、受信コンテンツ蓄積部11にコンテンツをダウンロード可能であるか否かを示すダウンロード確認結果情報をコンテンツ再配信装置3に送信するものである。
図5はこの発明の実施の形態1におけるコンテンツ再配信装置3を示す構成図である。
コンテンツ再配信装置3は、図5に示すように、放送受信部17、サービス契約管理部18、端末リスト管理部19、鍵管理部20、コンテンツ変換部21、配信コンテンツ蓄積部22、予約リスト管理部23、通信部24、制御部25、CPU26及びバス27から構成される。
放送受信部17は、図5に示すように、地上波デジタル放送を受信するアンテナ3aを持ち、受信した地上波デジタル放送のストリームをデコードし、バス27を介してコンテンツ再配信装置3に送るものである。
サービス契約管理部18は、利用者が利用する放送受信端末装置2との間で、後述する配信コンテンツ蓄積部22に蓄積されているコンテンツをユーザ識別子及び端末識別子に基づいてダウンロードするためのサービス契約を行うものであり、また、利用者のサービス契約の状態を管理し、契約情報、ユーザ識別子及び端末識別子を管理するものである。
端末リスト管理部19は、サービス契約管理部18により、サービス契約を行った放送受信端末装置2の契約通知情報に含まれる契約情報、端末識別子及びユーザ識別子を端末リストに登録して、それぞれの情報を関連付けて管理するものである。
鍵管理部20は、コンテンツのダウンロード型サービスに対応した暗号化を行うための鍵情報を生成して、管理するものである。この鍵管理部20により生成される鍵情報はコンテンツ変換部21に送られる。
コンテンツ変換部21は、放送受信部17から受信した地上波デジタル放送をダウンロード型サービスに対応したコンテンツに変換するものである。
配信コンテンツ蓄積部22は、コンテンツ変換部21に生成されるコンテンツ及び放送番組情報を関連付けて蓄積するものである。この配信コンテンツ蓄積部22は、ハードディスク装置やブルーレイディスクといった大容量で汎用的なディスクで実現するのが一般的である。また、配信コンテンツ蓄積部22をネットワーク経由で接続可能な外装置記憶装置として配置してもよい。
予約リスト管理部23は、放送受信端末装置2から送られるダウンロード予約情報を受信し、ダウンロード予約情報に対応するコンテンツが配信コンテンツ蓄積部22に蓄積されている場合に、サービス契約管理部18によるサービス契約に基づいてコンテンツをダウンロードするものである。
通信部24は、利用者が使用する放送受信端末装置2とIPネットワーク5を介して通信を行うものである。この通信部24はIPv4とIPv6のどちらも接続できる。
制御部25は、コンテンツ再配信装置3内に設けられる各部17〜24を制御するものである。
CPU26は、コンテンツ再配信装置3内にある各部17〜24の制御やデータの計算・加工を行う中枢装置である。
図6はこの発明の実施の形態1におけるサービス契約管理部18を示す構成図である。
サービス契約管理部18は、図6に示すように、新規登録確認部181、顧客管理部182、契約情報登録部183、サービス契約確認送信部184及びサービス契約確認部185から構成される。
新規登録確認部181は、放送受信端末装置2から送られる契約通知情報に含まれるユーザ識別子及び端末識別子を抽出して、このユーザ識別子及び端末識別子が端末リスト管理部19により管理される端末リストに登録されているかを確認することにより、このサービス契約が新規の契約であるか否かの確認を行うものである。
顧客管理部182は、新規登録確認部181によりこのサービス契約が新規契約であると判断した場合に、顧客管理装置4に、契約通知情報に含まれるユーザ識別子を登録させることにより、顧客の登録を行わせるものである。この顧客管理部182による顧客の登録後、サービス契約確認送信部184に顧客登録が終了した旨の通知を送る。
契約情報登録部183は、新規登録確認部181によりこのサービス契約が新規契約であると判断した場合に、端末リスト管理部19が管理する端末リストに、契約通知情報に含まれる契約情報、ユーザ識別子及び端末識別子を登録させるものである。この契約情報登録部183による契約情報の登録後、サービス契約確認送信部184に契約情報登録が終了した旨の通知を送る。
サービス契約確認送信部184は、顧客管理部182による顧客登録及び契約情報登録部183による契約情報等の登録が完了した旨の通知に従い、サービス契約完了通知を放送受信端末装置2に送信するものである。
サービス契約確認部185は、顧客管理装置4に、ダウンロード予約情報に含まれるユーザ識別子から識別される利用者がサービス契約済みであるか否かを問い合わせ、確認するものである。
また、図7はこの発明の実施の形態1におけるコンテンツ変換部21を示す構成図である。
コンテンツ変換部21は、図7に示すように、パケット変換部211、コンテンツ生成部212、番組情報生成部213及びコンテンツ蓄積部214から構成される。
パケット変換部211は、放送受信部17から受信した地上波デジタル放送を、地上デジタル再送信信号(パケット化)に変換するものである。このパケット変換部211により変換された地上デジタル再送信信号はコンテンツ生成部212に送られる。
コンテンツ生成部212は、鍵管理部20により生成される鍵情報を用いて、パケット変換部211により変換された地上デジタル再送信信号を暗号化し、ダウンロード型サービスに対応したコンテンツを生成するものである。このコンテンツ生成部212により生成されたコンテンツはコンテンツ蓄積部214に送られる。
番組情報生成部213は、放送受信部17から受信した地上波デジタル放送から、番組を一意に識別可能な番組識別子、局名及び放送時間を取得して、放送番組情報を生成するものである。この番組情報生成部213により生成された放送番組情報はコンテンツ蓄積部214に送られる。
コンテンツ蓄積部214は、コンテンツ生成部212により生成されたコンテンツと番組情報生成部213により生成された放送番組情報とを関連付けて配信コンテンツ蓄積部22に蓄積させるものである。
図8はこの発明の実施の形態1における予約リスト管理部23を示す構成図である。
予約リスト管理部23は、図8に示すように、コンテンツ検索部231、ダウンロード確認部232、ダウンロード実行部233、ダウンロード予約待ちリスト管理部234及びダウンロード判断部235から構成される。
コンテンツ検索部231は、放送受信端末装置2から送られるダウンロード予約情報から放送番組情報を抽出し、抽出した放送番組情報と同一の放送番組情報が配信コンテンツ蓄積部22に蓄積されているか否かを検索することにより、配信コンテンツ蓄積部22に蓄積された放送番組情報に関連付けられるコンテンツを検索するものである。このコンテンツ検索部231によるダウンロード予約したコンテンツの検索結果は、配信コンテンツ蓄積部22にコンテンツが蓄積されている場合にはダウンロード確認部232に送られ、配信コンテンツ蓄積部22にコンテンツが蓄積されていない場合にはダウンロード予約待ちリスト管理部234に送られる。
ダウンロード確認部232は、コンテンツ検索部231により配信コンテンツ蓄積部22にダウンロード予約したコンテンツが蓄積されている場合に、放送受信端末装置2に当該コンテンツをダウンロード可能か否かを確認するためのダウンロード問い合わせ情報を送信するものである。このダウンロード問い合わせ情報は、当該コンテンツのコンテンツ名及びコンテンツのサイズを含むものである。
ダウンロード実行部233は、放送受信端末装置2から送られる、ダウンロード問い合わせ情報に対する応答である、ダウンロード確認結果によりダウンロード可能であると判断した場合に、端末リスト管理部19に管理される端末識別子により識別される放送受信端末装置2に当該コンテンツのダウンロードを行うものである。
ダウンロード予約待ちリスト管理部234は、コンテンツ検索部231により配信コンテンツ蓄積部22にダウンロード予約したコンテンツが蓄積されていない場合に、当該ダウンロード予約情報をダウンロード予約待ちリストに記録するものである。
ダウンロード判断部235は、ある一定の時間ごとにダウンロード予約待ちリスト管理部234のダウンロード予約待ちリストに記録されたダウンロード予約情報の放送番組情報に該当するコンテンツが配信コンテンツ蓄積部22に蓄積されているか否かの確認を行うものである。
次に、上記のように構成される放送番組予約システムの動作について説明する。
まず、放送受信端末装置2を使用する利用者は、事業者が運用するコンテンツ再配信装置3からコンテンツのダウンロードを行うために、事業者との間でサービスの契約を行う必要がある。そこで、利用者が使用する放送受信端末装置2と事業者が運用するコンテンツ再配信装置3間で行われるサービス契約について説明する。
ここで、サービス契約の形態としては、事業者が提供するポータルからのオンラインによりサービス契約を行う方法や、葉書などによるオフラインでサービス契約を行う方法があるが、どちらでも構わない。以下、この発明の実施の形態1に係る放送番組予約システムでは、オフラインによるサービス契約について説明する。
まず、放送受信端末装置2によるサービス契約処理について説明する。
図9はこの発明の実施の形態1における放送受信端末装置2のサービス契約処理を示すフローチャートである。また、図10はこの発明の実施の形態1におけるサービス申込画面を示す図である。
図9に示すように、放送受信端末装置2によるサービス契約処理では、入力処理部8はサービス契約の手続きを行う(ステップST90)。すなわち、利用者からの指示を受けて、図2に示す入力処理部8はサービス契約部9にサービス契約を行うための指示をする。例えば、図10に示すような事業者が提供するポータルサイトのサービス申込画面を表示部7に表示させ、利用者がリモコンなどによりサービス契約を行うことを示す「契約する」ボタンを選択することにより、入力処理部8はサービス契約部9にサービス契約を行う旨を示す通知を送る。
次いで、契約情報生成部91は契約情報を生成する(ステップST91)。すなわち、図3に示すサービス契約部9の契約情報生成部91は、入力処理部8から送られるサービス契約を行う通知に基づいて契約情報を生成する。この契約情報生成部91により生成された契約情報は契約通知情報生成部92に送られる。
次いで、契約通知情報生成部92は契約通知情報を生成する(ステップST92)。すなわち、図3に示すサービス契約部9の契約通知情報生成部92は、契約情報生成部91から送られる契約情報に基づいて契約通知情報を生成する。この契約通知情報は、契約情報、契約を行う利用者を識別するためのユーザ識別子及びコンテンツのダウンロード先である放送受信端末装置2を識別するための端末識別子を含むものである。この契約通知情報生成部92により生成された契約通知情報は契約通知情報送信部93に送られる。
次いで、契約通知情報送信部93は契約通知情報を送信する(ステップST93)。すなわち、図3に示すサービス契約部9の契約通知情報送信部93は、契約通知情報生成部92により生成された契約通知情報を、図2に示す通信部13を介して、コンテンツ再配信装置3に送信する。
次に、コンテンツ再配信装置3によるサービス契約処理について示す。
図11はこの発明の実施の形態1におけるコンテンツ再配信装置3のサービス契約処理を示すフローチャートである。
図11に示すように、コンテンツ再配信装置3によるサービス契約処理では、通信部24は契約通知情報を受信する(ステップST110)。すなわち、図5に示す通信部24は、放送受信端末装置2から契約通知情報を受信する。この通信部24により受信された契約通知情報はサービス契約管理部18に送られる。
次いで、新規登録確認部181は新規登録の確認を行う(ステップST111)。すなわち、図6に示すサービス契約管理部18の新規登録確認部181は、受信した契約通知情報からユーザ識別子及び端末識別子を抽出し、抽出したユーザ識別子及び端末識別子が端末リスト管理部19により管理される端末リストに登録されているかを確認することにより、このサービス契約が新規契約であるか否かを確認する。
このステップST111において、新規登録確認部181がこのサービス契約が新規契約であると判断した場合には、次いで、顧客管理部182は顧客の登録を行う(ステップST112)。すなわち、図6に示すサービス契約管理部18の顧客管理部182は、顧客管理装置4に契約通知情報に含まれるユーザ識別子を登録させる。
次いで、契約情報登録部183は契約情報を登録する(ステップST113)。すなわち、図6に示すサービス契約管理部18の契約情報登録部183は、端末リスト管理部19の端末リストに、契約通知情報に含まれる契約情報、ユーザ識別子及び端末識別子をそれぞれ関連付けて登録させる。
次いで、サービス契約確認送信部184はサービス契約確認通知を送信する(ステップST114)。すなわち、図6に示すサービス契約管理部18のサービス契約確認送信部184は、サービス契約が完了した旨を示すサービス契約確認通知を通信部24を介して放送受信端末装置2に送信する。
一方、上記ステップST111において、新規登録確認部181がこのサービス契約が新規契約でないと判断した場合には、シーケンスはステップST114に進み、サービス契約確認送信部184は、すでにサービス契約済みである旨を示すサービス契約確認通知を通信部24を介して放送受信端末装置2に送信する。
次いで、放送受信端末装置2は、コンテンツ再配信装置3から送られるサービス契約確認通知を通信部13を介してサービス契約部9に送る。このサービス契約部9でサービス契約確認通知を受信したことにより、利用者が使用する放送受信端末装置2と事業者の運用するコンテンツ再配信装置3間でのサービス契約は完了となる。
次に、サービス契約が完了した放送受信端末装置2とコンテンツ再配信装置3によるダウンロード予約処理について説明する。このダウンロード予約処理は、以下の(1)〜(3)の処理に大別される。
(1)放送局1から地上波デジタル放送を受信し、コンテンツを蓄積するコンテンツ再配信装置3のコンテンツ蓄積処理。
(2)利用者が番組視聴中にダウンロード予約する放送受信端末装置2のダウンロード予約処理。
(3)放送受信端末装置2からダウンロード予約情報を受信した際のコンテンツ再配信装置3のダウンロード予約処理。
以下、上記(1)〜(3)における処理について詳細に説明する。
まず、上記(1)に示した、放送局1から地上波デジタル放送を受信し、コンテンツ再配信装置3にコンテンツを蓄積するコンテンツ蓄積処理について説明する。
図12はこの発明の実施の形態1におけるコンテンツ再配信装置3のコンテンツ蓄積処理を示すフローチャートである。
図12に示すように、コンテンツ再配信装置3によるコンテンツ蓄積処理では、放送受信部17は地上波デジタル放送のストリームを受信する(ステップST120)。すなわち、図5に示す放送受信部17は、放送局1から送られる地上波デジタル放送のストリームをアンテナ3aにより受信する。ここで、受信される地上波デジタル放送は著作権保護のためにストリームにスクランブルがかかっているので、放送受信部17はデスクランブル処理を行う。この放送受信部17により受信され、デスクランブル処理された地上波デジタル放送はコンテンツ変換部21に送られる。
次いで、パケット変換部211は地上波デジタル放送を変換する(ステップST121)。すなわち、図7に示すコンテンツ変換部21のパケット変換部211は、放送受信部17から送られる地上波デジタル放送を地上デジタル再送信信号(パケット化)に変換する。このパケット変換部211により変換された地上デジタル再送信信号はコンテンツ生成部212に送られる。
次いで、コンテンツ生成部212はコンテンツを生成する(ステップST122)。すなわち、図7に示すコンテンツ変換部21のコンテンツ生成部212は、鍵管理部20から生成される鍵情報を用いて、パケット変換部211から送られる地上デジタル再送信信号を暗号化し、ダウンロード型サービスに対応したコンテンツを生成する。このコンテンツ生成部212により生成されたコンテンツはコンテンツ蓄積部214に送られる。
次いで、番組情報生成部213は放送番組情報を生成する(ステップST123)。すなわち、図7に示すコンテンツ変換部21の番組情報生成部213は、放送受信部17から送られる地上波デジタル放送から放送番組情報を生成する。この放送番組情報は、地上波デジタル放送から番組を一意に識別可能な番組識別子、局名及び放送時間を含むものである。この番組情報生成部213により生成された放送番組情報はコンテンツ蓄積部214に送られる。
次いで、コンテンツ蓄積部214はコンテンツを蓄積させる(ステップST124)。すなわち、図7に示すコンテンツ変換部21のコンテンツ蓄積部214は、コンテンツ生成部212から送られるコンテンツ及び番組情報生成部213から送られる放送番組情報を関連付けて、配信コンテンツ蓄積部22に蓄積させる。
次に、上記(2)に示した、利用者が番組視聴中にダウンロード予約する放送受信端末装置2によるダウンロード予約処理について説明する。
図13はこの発明の実施の形態1における放送受信端末装置2のダウンロード予約処理を示すフローチャートである。また、図14はこの発明の実施の形態1におけるダウンロード予約画面を示す図である。
図13に示すように、放送受信端末装置2によるダウンロード予約処理では、入力処理部8はコンテンツのダウンロード予約を行う(ステップST130)。すなわち、表示部7に表示されている現在放送中の番組を視聴している際に、放送受信端末装置2を利用する利用者からの指示を受けて、図2に示す入力処理部8は、視聴中の番組のダウンロード予約を行う。このダウンロード予約は、図14に示すようなダウンロード予約画面を表示部7に表示させ、このダウンロード予約画面からダウンロード予約を行うか、あるいは、リモコンに設けられる予約ボタンを押下することによりダイレクトにダウンロード予約を行う。この利用者によるダウンロード予約により、入力処理部8は、利用者からダウンロード予約をする旨を予約管理部10に通知する。
次いで、放送番組情報取得部101は放送番組情報を生成する(ステップST131)。すなわち、図4に示す予約管理部10の放送番組情報取得部101は、利用者がダウンロード予約した番組から放送番組情報を取得する。この放送番組情報は、地上波デジタル放送のストリームから番組を一意に識別可能な番組識別子、局名及び放送時間を含むものである。この放送番組情報取得部101により生成された放送番組情報はダウンロード予約情報生成部102に送られる。
次いで、ダウンロード予約情報生成部102はダウンロード予約情報を生成する(ステップST132)。すなわち、図4に示す予約管理部10のダウンロード予約情報生成部102は、放送番組情報取得部101から送られる放送番組情報に基づいてダウンロード予約情報を生成する。このダウンロード予約情報は、放送番組情報、現在の時刻、ユーザ識別子及び端末識別子を含むものである。このダウンロード予約情報生成部102により生成されたダウンロード予約情報はダウンロード予約情報送信部103に送られる。
次いで、ダウンロード予約情報送信部103はダウンロード予約情報を送信する(ステップST133)。すなわち、図4に示す予約管理部10のダウンロード予約情報送信部103は、ダウンロード予約情報生成部102により生成されたダウンロード予約情報を、通信部13を介して、コンテンツ再配信装置3に送信する。
次に、上記(3)に示した、放送受信端末装置2からダウンロード予約情報を受信した際のコンテンツ再配信装置3によるダウンロード予約処理について説明する。
図15はこの発明の実施の形態1におけるコンテンツ再配信装置3のダウンロード予約処理を示すフローチャートである。
図15に示すように、コンテンツ再配信装置3によるダウンロード予約処理では、通信部24はダウンロード予約情報を受信する(ステップST150)。すなわち、図5に示す通信部24は、放送受信端末装置2からダウンロード予約情報を受信する。この通信部24により受信されたダウンロード予約情報はサービス契約管理部18に送られる。
次いで、サービス契約確認部185はサービス契約を確認する(ステップST151)。すなわち、図6に示すサービス契約管理部18のサービス契約確認部185は、通信部24から送られるダウンロード予約情報からユーザ識別子を抽出して、顧客管理装置4に同一のユーザ識別子が管理されているかを確認することにより、ユーザ識別子により識別される利用者がサービス契約済みであるか否かを確認する。
このステップST151において、サービス契約確認部185が利用者はサービス契約済みであると判断した場合には、次いで、コンテンツ検索部231はコンテンツを検索する(ステップST152)。すなわち、図8に示す予約リスト管理部23のコンテンツ検索部231は、ダウンロード予約情報から放送番組情報を抽出し、配信コンテンツ蓄積部22に同一の放送番組情報が蓄積されているか否かを検索することにより、この配信コンテンツ蓄積部22に蓄積される放送番組情報に関連付けられるコンテンツを検索する。
このステップST152において、コンテンツ検索部231が配信コンテンツ蓄積部22にダウンロード予約したコンテンツが蓄積されていると判断した場合には、次いで、ダウンロード確認部232はダウンロードの確認をする(ステップST153)。すなわち、図8に示す予約リスト管理部23のダウンロード確認部232は、放送受信端末装置2に対して、ダウンロード予約したコンテンツをダウンロード可能であるか否かを示すダウンロード問い合わせ情報を送信して、ダウンロード可能であるか否かを確認する。このダウンロード問い合わせ情報はコンテンツ名及びコンテンツのサイズを含むものである。
放送受信端末装置2の予約管理部10は、通信部13を介して、コンテンツ再配信装置3からダウンロード問い合わせ情報を受信する。次いで、図4に示す予約管理部10のダウンロード実行判断部104は、ダウンロード問い合わせ情報からコンテンツのサイズを抽出して、放送受信端末装置2の受信コンテンツ蓄積部11にダウンロード予約したコンテンツをダウンロード可能であるか否かを判断する。
次いで、図4に示す予約管理部10のダウンロード確認結果送信部105は、ダウンロード実行判断部104による判断結果に基づいて、ダウンロード予約したコンテンツをダウンロード可能であるか否かを示すダウンロード確認結果情報をコンテンツ再配信装置3に送信する。次いで、コンテンツ再配信装置3の予約リスト管理部23は通信部24を介して、放送受信端末装置2からダウンロード確認結果情報を受信する。
このステップST153において、ダウンロード確認部232が、ダウンロード確認結果情報から、ダウンロード予約したコンテンツを放送受信端末装置2にダウンロード可能であると判断した場合には、次いで、ダウンロード実行部233はダウンロードを実行する(ステップST154)。すなわち、図8に示す予約リスト管理部23のダウンロード実行部233は、配信コンテンツ蓄積部22からダウンロード予約したコンテンツを抽出して、このコンテンツを放送受信端末装置2にダウンロードする。
一方、上記ステップST151において、サービス契約確認部185が利用者はサービス未契約であると判断した場合、または、上記ステップST153において、ダウンロード確認部232がダウンロード予約したコンテンツを放送受信端末装置2にダウンロード不可であると判断した場合には、次いで、図5に示す制御部25はダウンロード不可である旨を放送受信端末装置2に通知する(ステップST157)。
一方、上記ステップST152において、コンテンツ検索部231がダウンロード予約したコンテンツが配信コンテンツ蓄積部22に蓄積されていないと判断した場合には、次いで、ダウンロード予約待ちリスト管理部234はダウンロード予約待ちリストに記録する(ステップST155)。すなわち、図8に示す予約リスト管理部23のダウンロード予約待ちリスト部236は、ダウンロード予約情報をダウンロード予約待ちリストに記録する。
次いで、ダウンロード判断部235はコンテンツの蓄積を検索する(ステップST156)。すなわち、図8に示す予約リスト管理部23のダウンロード判断部235は、コンテンツ検索部231により、ある一定の時間ごとにダウンロード予約待ちリスト管理部234のダウンロード予約待ちリストに記録されているダウンロード予約情報に該当するコンテンツが配信コンテンツ蓄積部22に蓄積されているか否かを検索する。
このステップST156において、ダウンロード判断部235が配信コンテンツ蓄積部22にダウンロード予約したコンテンツが蓄積されていると判断した場合には、シーケンスはステップST153に戻り、上述した処理を繰り返す。
また、放送受信端末装置2でコンテンツをダウンロード可能な状態になっていない場合、例えば、放送受信端末装置2の電源がOFFの場合やネットワークに接続されていない場合には、コンテンツ再配信装置3は放送受信端末装置2にコンテンツをダウンロードすることができない。そのような場合には、放送受信端末装置2が電源投入された際に、またはネットワーク接続された際に、放送受信端末装置2はコンテンツ再配信装置3にダウンロード予約したコンテンツが提供されているか確認を行い、コンテンツ再配信装置3は、ダウンロード可能なコンテンツがあった際には、ダウンロード予約したコンテンツのダウンロードが可能である旨を示す通知を行う。
以上のように、この発明の実施の形態1によれば、利用者が放送番組を視聴中にダウンロード予約を行い、事業者からコンテンツが提供された際に指定されたコンテンツを放送受信端末装置2に自動的にダウンロードするように構成したので、事前に録画予約しない場合にも、放送中の番組を最初から録画することができ、コンテンツ再配信装置3にダウンロード予約したコンテンツが蓄積された場合に、自動的にコンテンツをダウンロードできるため、利便性の向上が図れる。また、利用者が視聴中にダウンロード予約することによりリアルタイムに番組を選択することができ、後に利用者が検索する手間が省ける。
実施の形態2.
この発明の実施の形態1では、利用者によりダウンロード予約されたコンテンツがコンテンツ再配信装置3に蓄積され次第、放送受信端末装置2にコンテンツをダウンロードするように構成したものであるが、この発明の実施の形態2では、コンテンツ再配信装置3がダウンロード予約されたコンテンツをダウンロードする開始時間を指定するように構成したものである。
この発明の実施の形態2に係る放送番組予約システムは、図1,2,3,5,6,7に示す、この発明の実施の形態1に係る放送番組予約システムの構成と同一であり、その説明を省略する。
図16はこの発明の実施の形態2における予約管理部10を示す構成図である。
図16に示すように、放送受信端末装置2の予約管理部10は、図4に示す、この発明の実施の形態1における予約管理部10に、コンテンツ再配信装置3から開始時刻リストを取得し、表示する開始時刻リスト取得部106を追加し、ダウンロード予約情報生成部102にダウンロード開始時刻をさらに加えたダウンロード予約情報を生成させるように構成したものである。
開始時刻リスト取得部106は、コンテンツ再配信装置3に対して、ダウンロード開始時刻リストの送信を要求することによりダウンロード開始時刻リストを取得するものである。また、この開始時刻リスト取得部106は、コンテンツ再配信装置3から取得したダウンロード開始時刻リストに基づいて、複数の開始時刻を提示するダウンロード開始時刻選択画面を生成し、表示部7に表示させるものである。
ダウンロード予約情報生成部102は、利用者がダウンロード予約をした際に、放送番組情報、現在の時刻、ユーザ識別子及び端末識別子に、開始時刻リスト取得部106により表示部7に表示されるダウンロード開始時刻選択画面から利用者が選択したダウンロード開始時刻を加えてダウンロード予約情報を生成する。
図17はこの発明の実施の形態2における予約リスト管理部23を示す構成図である。
図17に示すように、この発明の実施の形態2におけるコンテンツ再配信装置3の予約リスト管理部23は、図8に示した、この発明の実施の形態1における予約リスト管理部23に、コンテンツを放送受信端末装置2にダウンロードするダウンロード開始時刻を設定するダウンロード開始時刻設定部236及び利用者が希望したダウンロード開始時刻にコンテンツをダウンロードすることができるか否かの判定を行うダウンロード開始判定部237を追加したものである。
ダウンロード開始時刻設定部236は、コンテンツを放送受信端末装置2にダウンロードするダウンロード開始時刻を複数設定して、ダウンロード開始時刻リストを生成するものであり、放送受信端末装置2の開始時刻リスト取得部106によるダウンロード開始時刻リストの送信要求に応じて、このダウンロード開始時刻リストを開始時刻リスト取得部106に送信する。
ダウンロード開始判定部237は、放送受信端末部2から送られるダウンロード予約情報からダウンロード開始時刻を抽出し、利用者が希望したダウンロード開始時刻にコンテンツをダウンロードすることができるか否かの判定を行うものである。
次に、上記のように構成され、サービス契約が完了した放送受信端末装置2及びコンテンツ再配信装置3のダウンロード予約処理について説明する。
まず、上記(1)に示した、放送局1から地上波デジタル放送を受信し、コンテンツ再配信装置3にコンテンツを蓄積するコンテンツ蓄積処理については、図12に示した、この発明の実施の形態1に係るコンテンツ再配信装置3のコンテンツ蓄積処理と同様であり、その説明を省略する。
次に、上記(2)に示した、利用者が番組視聴中にダウンロード予約する放送受信端末装置2によるダウンロード予約処理について説明する。
図18はこの発明の実施の形態2における放送受信端末装置2のダウンロード予約処理を示すフローチャートである。また、図19はこの発明の実施の形態2におけるダウンロード開始リスト選択画面を示す図である。
図18に示すように、放送受信端末装置2のダウンロード予約処理では、図2に示す入力処理部8はコンテンツのダウンロード予約を行い(ステップST130)、図16に示す予約管理部10の放送番組情報取得部101は放送番組情報を取得する(ステップST131)。
次いで、開始時刻リスト取得部106はダウンロード開始時刻リストを取得して、表示する(ステップST180)。すなわち、図16に示す予約管理部10の開始時刻リスト取得部106は、図17に示すコンテンツ再配信装置3のダウンロード開始時刻設定部236にダウンロード開始時刻リストの送信要求を行い、ダウンロード開始時刻設定部236により生成されるダウンロード開始時刻リストを取得して、このダウンロード開始時刻リストから、図19に示すようなダウンロード開始時刻選択画面を生成し、表示部7に表示させる。
次いで、入力処理部8はダウンロード開始時刻を選択する(ステップST181)。すなわち、図2に示す入力処理部8は、利用者からの指示を受けて、ダウンロード開始選択画面から希望するダウンロード開始時刻を選択する。この入力処理部8により選択されたダウンロード開始時刻はダウンロード予約情報生成部102に送られる。
次いで、ダウンロード予約情報生成部102はダウンロード予約情報を生成する(ステップST182)。すなわち、図16に示す予約管理部10のダウンロード予約情報生成部102は、ダウンロード開始選択画面から選択された利用者が希望するダウンロード開始時刻及び放送番組取得部101により取得される放送番組情報に基づいてダウンロード予約情報を生成する。このダウンロード予約情報は、ダウンロード開始時刻、放送番組情報、現在の時刻、ユーザ識別子及び端末識別子を含むものである。このダウンロード予約情報生成部102により生成されるダウンロード予約情報はダウンロード予約情報送信部103に送られる。
次いで、図16に示す予約管理部10のダウンロード予約情報送信部103はダウンロード予約情報を送信する(ステップST133)。
次に、上記(3)に示した、放送受信端末装置2からダウンロード予約情報が送信されてきた際のコンテンツ再配信装置3によるダウンロード予約処理について説明する。
図20はこの発明の実施の形態2におけるコンテンツ再配信装置3のダウンロード予約処理を示すフローチャートである。
図20に示すように、コンテンツ再配信装置3によるダウンロード予約処理では、図5に示す通信部24はダウンロード予約情報を受信する(ステップST150)。次いで、図6に示すサービス契約管理部18のサービス契約確認部185はサービス契約を確認する(ステップST151)。このステップST151において、サービス契約確認部185が利用者がサービス契約済みであると判断した場合には、次いで、図17に示す予約リスト管理部23のコンテンツ検索部231はコンテンツを検索する(ステップST152)。
このステップST152において、コンテンツ検索部231が、コンテンツが配信コンテンツ蓄積部22に蓄積されていると判断した場合には、次いで、ダウンロード開始判定部237はダウンロード開始時刻を判定する(ステップST200)。すなわち、図17に示す予約リスト管理部23のダウンロード開始判定部237は、ダウンロード予約情報からダウンロード開始時刻を抽出し、現在の時刻とダウンロード開始時刻を比較する。
このステップST200において、ダウンロード開始判定部237が現在の時刻に対してダウンロード開始時刻が同じ、または遅いと判断した場合には、次いで、図17に示す予約リスト管理部23のダウンロード確認部232はコンテンツをダウンロード可能か否かの確認を行う(ステップST153)。このステップST153において、ダウンロード確認部232が、放送受信端末装置2にダウンロード予約したコンテンツをダウンロード可能であると判断した場合には、次いで、図17に示す予約リスト管理部23のダウンロード実行部233はダウンロードを実行する(ステップST154)。
一方、上記ステップST151において、サービス契約確認部185が利用者はサービス未契約であると判断した場合、または上記ステップST200において、ダウンロード開始判定部237が現在の時刻に対してダウンロード開始時刻が早いと判断した場合、または上記ステップST153において、ダウンロード確認部232が放送受信端末装置2にダウンロード不可であると判断した場合には、次いで、図5に示す制御部25はダウンロード不可である旨を放送受信端末装置2に通知する(ステップST157)。
一方、上記ステップST152において、コンテンツ検索部231がコンテンツは配信コンテンツ蓄積部22に蓄積されていないと判断した場合には、図17に示す予約リスト管理部23のダウンロード予約待ちリスト管理部234はダウンロード予約情報をダウンロード予約待ちリストに記録する(ステップST155)。次いで、図17に示す予約リスト管理部23のダウンロード判断部235はコンテンツが蓄積されているかを検索する(ステップST156)。その後、シーケンスはステップST152に戻り、上述した処理を繰り返す。
以上のように、この発明の実施の形態2によれば、利用者が放送番組を視聴中にダウンロード予約を行い、事業者により指定されたダウンロード開始時刻でダウンロード予約したコンテンツをダウンロードするように構成したので、この発明の実施の形態1の効果に加えて、事業者でダウンロード開始時刻を指定することにより、ダウンロードの予約の殺到を防ぐことができ、コンテンツ再配信装置3への負荷を軽減することが出来る。
実施の形態3.
この発明の実施の形態1では、ダウンロード予約を行った放送受信端末装置2に対してコンテンツをダウンロードするように構成したが、この発明の実施の形態3では、ダウンロード予約を行った放送受信端末装置2ではなくホーム・ネットワークのようなローカルIPネットワークに接続されている他の蓄積端末装置にコンテンツをダウンロードするように構成したものである。
この発明の実施の形態3に係る放送番組予約システムは、図4,5,7,8に示す、この発明の実施の形態1に係る放送番組予約システムの構成と同一であり、その説明を省略する。
図21はこの発明の実施の形態3に係る放送番組予約システムを示す構成図である。
図21に示すように、この発明の実施の形態3に係る放送番組予約システムは、図1に示す、この発明の実施の形態1に係る放送番組予約システムに、コンテンツのダウンロード先である蓄積端末装置28a,28bと、放送受信端末装置2及び蓄積端末装置28a,28bがローカルにIPネットワーク通信するローカルIPネットワーク29とを追加したものである。
図22はこの発明の実施の形態3における放送受信端末装置2を示す構成図である。
図22に示すように、この発明の実施の形態3における放送受信端末装置2は、図2に示す、この発明の実施の形態1における放送受信端末装置2に、蓄積端末装置28a,28bを管理する端末リスト管理部30を追加し、受信コンテンツ蓄積部11を削除したものである。
端末リスト管理部30は、コンテンツ再配信装置3の端末リスト管理部19に管理される端末リストを記録することにより同期を取り、同じローカルIPネットワーク29に接続される蓄積端末装置28a,28bを識別するための端末識別子を保持するユーザ識別子と関連付けて管理するものである。
なお、この発明の実施の形態3における放送受信端末装置2では、受信コンテンツ蓄積部11を備えていても構わないが、この発明の実施の形態3における放送受信端末装置2では受信コンテンツ蓄積部11を備えていない構成により説明する。
図23はこの発明の実施の形態3におけるサービス契約部9を示す構成図である。
図23に示すように、この発明の実施の形態3におけるサービス契約部9は、図3に示す、この発明の実施の形態1におけるサービス契約部9に、端末リスト管理部30が管理する端末リストを更新する端末リスト同期部94を追加したものである。
端末リスト同期部94は、コンテンツ再配信装置3から送られる端末リスト同期通知から端末リストを抽出し、端末リスト管理部30により管理される端末リストに、抽出した端末リストを記録することにより同期させ、端末リスト管理部30に蓄積端末装置28a,28bを識別する端末識別子を管理させるものである。
図24はこの発明の実施の形態3における蓄積端末装置28a,28bを示す構成図である。
蓄積端末装置28a,28bは、コンテンツ再配信装置3からダウンロードされたコンテンツを蓄積できる受信コンテンツ蓄積部11を有する蓄積端末装置であり、例えば、携帯電話やPDAのような移動体端末でも構わない。この蓄積端末装置28a,28bは、図22に示す、放送受信端末装置2と同等な装置を持っていても構わないが、図24に示すように、この発明の実施の形態3における蓄積端末装置28a,28bでは最低限必要な装置のみを用いて説明する。なお、図22に示す、この発明の実施の形態3に係る放送受信装置2と同一または同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
また、この蓄積端末装置28a,28bは放送受信端末装置2とローカルにIPネットワーク通信が可能であるローカルIPネットワーク29により接続されている。
ローカルIPネットワーク29は、放送受信端末装置2と蓄積端末装置28a,28bとの間でローカルにIPネットワーク通信を行うための通信網である。
図25はこの発明の実施の形態3におけるサービス契約管理部18を示す構成図である。
図25に示すように、この発明の実施の形態3におけるサービス契約管理部18は、図6に示す、この発明の実施の形態1におけるサービス契約管理部18に、端末リスト管理部19からユーザ識別子を検索する契約情報検索部186及び端末リスト管理部19に管理される端末識別子により識別される全ての蓄積端末装置28a,28b及び放送受信端末装置2に端末リスト同期通知を送信する端末リスト同期通知部187を追加したものである。
契約情報検索部186は、放送受信端末装置2から送られる契約通知情報からユーザ識別子を抽出し、この抽出したユーザ識別子と同一のユーザ識別子が、端末リスト管理部19に管理される端末リストにあるか否かを検索するものである。
端末リスト同期通知部187は、端末リスト管理部19に管理される端末リストに新たな端末識別子が登録された場合に、この端末リストにある端末識別子により識別される全ての蓄積端末装置28a,28b及び放送受信端末装置2に、端末リスト管理部19に管理される端末リストを記録させることにより同期させる端末リスト同期通知を送信するものである。この端末リスト同期通知は、端末リスト管理部19に管理される、蓄積端末装置28a,28bを識別する端末識別子が記録された端末リストを含むものである。
次に、利用者が使用する放送受信端末装置2及び蓄積端末装置28a,28bと事業者が運用するコンテンツ再配信装置3間でオンラインによるサービス契約を行うサービス契約処理について説明する。
この発明の実施の形態3に係る放送番組予約システムでは、ダウンロード予約を行う放送受信端末装置2とコンテンツ再配信装置3との間でサービス契約処理を行うのと同様に、ダウンロード予約したコンテンツのダウンロード先となる蓄積端末装置28a,28bとコンテンツ再配信装置3との間でもサービス契約処理を行う必要がある。
ここで、放送受信端末装置2とコンテンツ再配信装置3との間でのサービス契約処理は、図4,6に示した、この発明の実施の形態1におけるサービス契約処理と同一である。
以下、ダウンロード予約したコンテンツのダウンロード先となる蓄積端末装置28a,28bとコンテンツ再配信装置3との間のサービス契約処理について説明する。
まず、蓄積端末装置28a(28b)によるサービス契約処理は、図4に示した、この発明の実施の形態1における放送受信端末装置2によるサービス契約処理と同一であり、その説明を省略する。
次に、コンテンツ再配信装置3によるサービス契約処理について説明する。
図26はこの発明の実施の形態3におけるコンテンツ再配信装置3のサービス契約処理を示すフローチャートである。
図26に示すように、コンテンツ再配信装置3によるサービス契約処理では、図5に示す通信部24は契約通知情報を受信する(ステップST110)。次いで、図25に示すサービス契約管理部18の新規登録確認部181は新規登録の確認を行う(ステップST111)。このステップST111において、新規登録確認部181がこのサービス契約が新規契約であると判断した場合には、次いで、図25のサービス契約管理部18の顧客管理部182は顧客の登録を行う(ステップST112)。
次いで、契約情報検索部186は契約通知情報のユーザ識別子と同一のユーザ識別子があるかを検索する(ステップST260)。すなわち、図25に示すサービス契約管理部18の契約情報検索部186は、蓄積端末装置28a(28b)から送られる契約通知情報からユーザ識別子を抽出し、図5に示す端末リスト管理部19により管理される端末リストに同一のユーザ識別子があるか否かを検索する。
このステップST260において、契約情報検索部186が端末リスト管理部19に契約通知情報のユーザ識別子と同一のユーザ識別子はないと判断した場合、次いで、図25に示すサービス契約管理部18の契約情報登録部183は契約通知情報を登録する(ステップST113)。
一方、上記ステップST260において、契約情報検索部186が端末リスト管理部19に契約通知情報のユーザ識別子と同一のユーザ識別子があると判断した場合、次いで、契約情報登録部183は端末識別子を登録する(ステップST261)。すなわち、図25に示すサービス契約管理部18の契約情報登録部183は、図5に示す端末リスト管理部19の端末リストにすでに登録されているユーザ識別子に、契約通知情報から抽出した端末識別子を関連付けて登録する。
次いで、端末リスト同期通知部187は端末リスト同期通知を送信する(ステップST262)。すなわち、図25に示すサービス契約管理部18の端末リスト同期通知部187は、通信部24を介して、図5に示す端末リスト管理部19に管理される端末リストに登録されている端末識別子から識別される全ての蓄積端末装置28b(28a)及び放送受信端末装置2に端末リスト同期通知を送信する。この端末リスト同期通知には、端末リスト管理部19の端末リストが含まれる。
放送受信端末装置2及び蓄積端末装置28b(28a)は、コンテンツ再配信装置3から送られる端末リスト同期通知を、通信部24を介して、図23に示す放送受信端末装置2及び蓄積端末装置28b(28a)のサービス契約部9に送る。
次いで、図23に示すサービス契約部9の端末リスト同期部94は、端末リスト同期通知から端末リストを抽出し、放送受信端末装置2及び蓄積端末装置28b(28a)の端末リスト管理部30で管理している端末リストに、抽出した端末リストを記録させることにより同期させる。次いで、端末リスト同期部94は、通信部24を介して、端末リスト同期完了通知をコンテンツ再配信装置3に送信し、コンテンツ再配信装置3は通信部24を介して、端末リスト同期完了通知を受信し、図25に示すサービス契約管理部18に送る。
なお、放送受信端末装置2または蓄積端末装置28b(28a)がコンテンツ再配信装置3から送られる端末リスト同期通知を受信できない場合、例えば、放送受信端末装置2または蓄積端末装置28b(28a)がIPネットワークに接続されていない、または電源が入っていない場合には、放送受信端末装置2または蓄積端末装置28b(28a)はコンテンツ再配信装置3から送られる端末リスト同期通知を受信することができない。そのような場合には、放送受信端末装置2または蓄積端末装置28b(28a)が電源投入された際に、またはネットワーク接続された際に、放送受信端末装置2または蓄積端末装置28b(28a)はコンテンツ再配信装置3に端末リスト同期通知が送られているか確認を行う。
次いで、図25に示すコンテンツ再配信装置3のサービス契約管理部18は、サービス契約が完了した旨を示す契約確認通知を通信部24を介して契約済みの蓄積端末装置28a(28b)に送信する(ステップST114)。一方、上記ステップST111において、新規登録確認部181が利用者は新規登録でないと判断した場合には、シーケンスはステップST114に進み、図25に示すサービス契約管理部18のサービス契約確認送信部184は、すでに契約済みである旨を示す契約確認通知を通信部24を介して蓄積端末装置28a(28b)に送信する。
次いで、蓄積端末装置28a(28b)は、通信部13を介してコンテンツ再配信装置3から契約完了通知を受信し、サービス契約は終了となる。
次に、上記のように構成され、サービス契約を行った放送受信端末装置2、蓄積端末装置28a,28b及びコンテンツ再配信装置3のダウンロード予約処理について説明する。
まず、上記(1)に示した、コンテンツ再配信装置3において、放送局1から地上デジタル放送を受信し、コンテンツ再配信装置3にコンテンツを蓄積するコンテンツ蓄積処理は、図12に示す、この発明の実施の形態1におけるコンテンツ再配信装置3によるコンテンツ蓄積処理と同様であり、その説明を省略する。
次に、上記(2)に示した、利用者が番組視聴中にダウンロード予約する放送受信端末装置2によるダウンロード予約処理について説明する。
図27はこの発明の実施の形態3における放送受信端末装置2のダウンロード予約処理を示すフローチャートである。
図27に示すように、放送受信端末装置2のダウンロード予約処理では、利用者からの指示を受けて、図22に示す入力処理部8はコンテンツのダウンロード予約を行い(ステップST130)、図4に示す予約管理部10の放送番組情報取得部101は放送番組情報を生成する(ステップST131)。
次いで、入力処理部8はダウンロード先の蓄積端末装置28a(28b)を選択する(ステップST270)。すなわち、図4に示す予約管理部10のダウンロード予約情報生成部102は、表示部7を利用してダウンロード選択先画面を表示し、利用者からの指示を受けて、図22に示す入力処理部8はダウンロード先となる蓄積端末装置28a(28b)を選択する。入力処理部8により選択された蓄積端末装置28a(28b)の端末識別子はダウンロード予約情報生成部102に送られる。
次いで、ダウンロード予約情報生成部102はダウンロード予約情報を生成する(ステップST271)。すなわち、図4に示す予約管理部10のダウンロード予約情報生成部102は、利用者が選択したダウンロード先蓄積端末装置28a(28b)の端末識別子及び放送番組取得部101により送られる放送番組情報に基づいて、ダウンロード先の蓄積端末装置28a(28b)の端末識別子、放送番組情報、現在の時刻及びユーザ識別子を含むダウンロード予約情報を生成する。このダウンロード予約情報生成部102により生成されたダウンロード予約情報はダウンロード予約情報送信部103に送られる。
次いで、図4に示す予約管理部10のダウンロード予約情報送信部103はコンテンツ再配信装置3へダウンロードの予約情報を送信する(ステップST133)。
次に、上記(3)に示した、放送受信端末装置2からダウンロード予約情報が送信されてきた際のコンテンツ再配信装置3によるダウンロード予約処理について説明する。
図28はこの発明の実施の形態3におけるコンテンツ再配信装置3のダウンロード予約処理を示すフローチャートである。
図28に示すように、コンテンツ再配信装置3によるダウンロード予約処理では、図5に示す通信部24はダウンロード予約情報を受信し(ステップST150)、図25に示すサービス契約管理部18はサービス契約を確認する(ステップST151)。このステップST151において、サービス契約管理部18が利用者はサービス契約済みであると判断した場合には、次いで、図8に示す予約リスト管理部23のコンテンツ検索部231はコンテンツの検索を行う(ステップST152)。
このステップST152において、コンテンツ検索部231が配信コンテンツ蓄積部22にダウンロード予約したコンテンツが蓄積されていると判断した場合には、次いで、ダウンロード確認部232はダウンロードの確認をする(ステップST280)。すなわち、図8に示す予約リスト管理部23のダウンロード確認部232は、端末識別子により識別される放送受信端末装置2に対して、ダウンロード予約したコンテンツをダウンロード可能であるか否かを示すダウンロード問い合わせ情報を送信し、このダウンロード先である蓄積端末装置28a(28b)にコンテンツをダウンロード可能か否かを確認する。このダウンロード問い合わせ情報はコンテンツ名及びコンテンツのサイズを含むものである。
放送受信端末装置2の予約管理部10は、通信部13を介して、コンテンツ再配信装置3からダウンロード問い合わせ情報を受信し、予約管理部10のダウンロード実行判断部104は、ダウンロード問い合わせ情報からコンテンツのサイズを抽出して、蓄積端末装置28a(28b)の受信コンテンツ蓄積部11にダウンロード予約したコンテンツをダウンロード可能であるか否かを判断する。
次いで、図4に示す予約管理部10のダウンロード確認結果送信部105は、ダウンロード実行判断部104による判断結果に基づいて、ダウンロード予約したコンテンツをダウンロード可能であるか否かを示すダウンロード確認結果情報をコンテンツ再配信装置3に送信する。次いで、コンテンツ再配信装置3の予約リスト管理部23は通信部24を介して、放送受信端末装置2からダウンロード確認結果情報を受信する。
このステップST280において、ダウンロード確認部232がダウンロード確認結果情報から蓄積端末装置28a(28b)にコンテンツをダウンロード可能であると判断した場合には、次いで、図8に示す予約リスト管理部23のダウンロード実行部233はダウンロードを実行する(ステップST154)。
一方、上記ステップST151において、サービス契約管理部18が利用者はサービス未契約であると判断した場合、またはステップST280において、ダウンロード確認部232は蓄積端末装置28a(28b)にダウンロード不可であると判断した場合には、図5に示す制御部25はダウンロード不可である旨を放送受信端末装置2及び蓄積端末装置28a(28b)に通知する(ステップST157)。
一方、ステップST152において、コンテンツ検索部231が配信コンテンツ蓄積部22にコンテンツが蓄積されていないと判断した場合には、次いで、図8に示す予約リスト管理部23のダウンロード予約待ちリスト部236はダウンロード予約情報をダウンロード待ちリストに記録する(ステップST155)。次いで、図8に示す予約リスト管理部23のダウンロード判断部235はコンテンツの蓄積を検索する(ステップST156)。その後、シーケンスはステップST280に戻り、上述した処理を繰り返す。
以上のように、この発明の実施の形態3によれば、ダウンロード予約を行った放送受信端末装置2ではなくローカルIPネットワーク29に接続される他の蓄積端末装置28a,28bにコンテンツをダウンロードするように構成したので、この発明の実施の形態1の効果に加えて、放送受信端末装置2から例えば、ホーム・ネットワーク内にある受信コンテンツ蓄積部11を備えた蓄積端末装置28a,28bにコンテンツをダウンロードすることができ、複数の蓄積端末装置28a,28bを集中的に管理することができる。
なお、この発明の実施の形態3に係る放送番組予約システムを、この発明の実施の形態2に係る放送番組予約システムのように、事業者により指定されたダウンロード開始時刻にコンテンツをダウンロードするように構成してもよい。これにより、この発明の実施の形態3の効果に加えて、事業者でダウンロード開始時刻を指定することができることにより、ダウンロードの予約の殺到を防ぐことができ、コンテンツ再配信装置3への負荷を軽減することが出来る。