JP5294178B1 - ローソクの完全燃焼構造および燃焼方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ローソクから支持部材に伝熱される燃焼熱を減少させて、ローソクの異常溶融を防止し、しかもローソクの完全燃焼を可能とするローソクの完全燃焼構造および燃焼方法を提供する。
【解決手段】受け容器3にローソク4が挿入される支持部材5が起立した状態で取り付けられ、支持部材5はローソク4が挿入される円柱状の空間6を有しており、空間6は支持部材5に形成した通気部8を介して外部に連通しており、支持部材5の内径はローソク4の直径よりも大きく設定してあり、ローソク4は支持部材5だけで支持されている。
【選択図】図1
【解決手段】受け容器3にローソク4が挿入される支持部材5が起立した状態で取り付けられ、支持部材5はローソク4が挿入される円柱状の空間6を有しており、空間6は支持部材5に形成した通気部8を介して外部に連通しており、支持部材5の内径はローソク4の直径よりも大きく設定してあり、ローソク4は支持部材5だけで支持されている。
【選択図】図1
Description
この発明は、ローソクの完全燃焼構造および燃焼方法に関している。
特許第3930310号公報には、図4に示されたことが記載されている。
以下、特許第3930310号公報に記載されていることを説明する。
同特許公報の段落0022には「ローソク保持部10には、受け皿14と、この受け皿14の上面中央に固定されたピン15と、このピン15に設けられたボス部に下端部が外嵌されることにより固定されたコイルばね状の支持体16とが設けられている。そして、ローソク17の下端部が上記支持体16内に導入されるとともに、ローソク17の軸心孔に上記ピン15が差し込まれることにより、ローソク17の立設状態で保持されるようになっている。」と説明され、また、上記ローソク保持部10は静止部材である水平部9に結合されていることが説明されている。
上記特許文献における支持体16は、ローソク17の外周面に密着していて支持体16のバネ線材と炎との間の間隔が小さくなるため、図4(B)に示すように、ローソク17が短くなってくると、炎からの燃焼熱がローソク17から突き出ている支持体16の全域に伝熱される。このため、多くの燃焼熱が支持体16の下方へ伝熱されて、ローソク17の外周面をバネ線材が溶融させるという異常溶融が発生する。つまり、未燃焼域のローソク17が溶融されるので、溶融した蝋が下方へ流れ落ちることとなり、正常なローソクの燃焼と灯火機能が阻害される。同時に、正常な燃焼が支持体16内で中断されるので、全ての蝋が完全に燃え尽きることがなく、流下した蝋が受け皿14に溜まる現象が生じ、ローソク17の完全燃焼がなされないこととなり、ローソク消費の無駄にもなっている。また、溜まった蝋を除去するのにも手間がかかる。
さらに、ピン15がローソク17の下部に差し込まれているので、燃焼の進行とともにローソク17が短くなって燃焼熱がピン15に伝熱されると、ローソク17の中心側から蝋が溶融し、上記の現象と同様に、蝋が完全に燃え尽きることがなく、流下した蝋が受け皿14に溜まることとなる。
本発明は、上記の問題点を解決するために提供されたもので、ローソクから支持部材に伝熱される燃焼熱を減少させて、ローソクの異常溶融を防止し、しかもローソクの完全燃焼を可能とするローソクの完全燃焼構造および燃焼方法の提供を目的とする。
請求項1記載の発明は、ローソクの完全燃焼構造の発明であり、受け容器の中央部にローソクが挿入される支持部材が起立した状態で取り付けられ、前記支持部材はローソクが挿入される円柱状の空間を有しており、前記空間は支持部材に形成した通気部を介して外部に連通しており、前記支持部材の内径はローソクの直径よりも大きく設定してあり、ローソクは前記支持部材だけで支持され、前記支持部材はコイルばねによって形成され、固定ボルトによって前記受け容器の中央部に固定されている座板に前記コイルばねが溶接され、前記コイルばねに差し込まれたローソクの下端部が前記固定ボルト上に載置されているものであって、
ローソクから前記支持部材に伝熱される燃焼熱は前記支持部材の炎に最も近い箇所だけに伝熱され、この最も近い箇所だけへの伝熱によって前記支持部材に伝熱される熱量を低減させるとともに、前記支持部材に伝熱された燃焼熱はローソクに接触していない箇所の前記支持部材から放熱させてローソク外周部に発生する異常溶融を防止し、しかも前記通気部からの流入空気とローソクが前記支持部材だけで支持されていることによってローソクを完全燃焼させることを特徴としている。
ローソクから前記支持部材に伝熱される燃焼熱は前記支持部材の炎に最も近い箇所だけに伝熱され、この最も近い箇所だけへの伝熱によって前記支持部材に伝熱される熱量を低減させるとともに、前記支持部材に伝熱された燃焼熱はローソクに接触していない箇所の前記支持部材から放熱させてローソク外周部に発生する異常溶融を防止し、しかも前記通気部からの流入空気とローソクが前記支持部材だけで支持されていることによってローソクを完全燃焼させることを特徴としている。
前記円柱状の空間の直径、すなわち支持部材の内径がローソクの直径よりも大きく設定されているので、支持部材内で傾斜状態となっているローソクの外周面は、支持部材の内側の一部分だけと接触した状態になる。したがって、ローソクから支持部材に伝熱される燃焼熱は支持部材の炎に最も近い箇所だけに伝熱され、この最も近い箇所だけへの伝熱によって支持部材に伝熱される熱量を低減させる。これと同時に、上記炎に最も近い箇所以外の箇所の支持部材は、ローソクの外周面から離隔しているので、支持部材の炎に最も近い箇所だけに伝熱された燃焼熱は、ローソクに接触していない箇所の支持部材から放熱される。したがって、支持部材に伝熱される熱量の低減と、支持部材からの放熱現象が複合して、支持部材の温度が低くなって蝋の異常溶融が防止される。
換言すると、ローソクは傾斜した姿勢で支持部材内に挿入されているので、ローソクの外周部と支持部材の接触箇所が一カ所だけとなり、このような接触状態によって、上記作用効果がえられる。
上述の支持部材の低温化でローソクの下端部まで異常溶融が発生せず、また、ローソクは支持部材の空間に挿入されて支持部材だけで支持されているので、ローソクが短くなって最終的な長さになっても、断面円形のローソクの形態が維持されて、通気部からの空気流入が継続し、ローソクとしての形状が維持されたまま完全に燃え尽きることとなる。
ローソクは、その直径よりも大きくされた内径の支持部材の空間に挿入されるものであるから、挿入がきわめて簡単に行える。
請求項2記載の発明は、ローソクの完全燃焼方法の発明であり、受け容器の中央部にローソクが挿入される支持部材が起立した状態で取り付けられ、前記支持部材はローソクが挿入される円柱状の空間を有しており、前記空間は支持部材に形成した通気部を介して外部に連通しており、前記支持部材の内径はローソクの直径よりも大きく設定してあり、ローソクは前記支持部材だけで支持され、前記支持部材はコイルばねによって形成され、固定ボルトによって前記受け容器の中央部に固定されている座板に前記コイルばねが溶接され、前記コイルばねに差し込まれたローソクの下端部が前記固定ボルト上に載置されているローソク立てを準備し、
ローソクから前記支持部材に伝熱される燃焼熱は前記支持部材の炎に最も近い箇所だけに伝熱され、この最も近い箇所だけへの伝熱によって前記支持部材に伝熱される熱量を低減させるとともに、前記支持部材に伝熱された燃焼熱はローソクに接触していない箇所の前記支持部材から放熱させてローソク外周部に発生する異常溶融を防止し、しかも前記通気部からの流入空気とローソクが前記支持部材だけで支持されていることによってローソクを完全燃焼させることを特徴としている。
ローソクから前記支持部材に伝熱される燃焼熱は前記支持部材の炎に最も近い箇所だけに伝熱され、この最も近い箇所だけへの伝熱によって前記支持部材に伝熱される熱量を低減させるとともに、前記支持部材に伝熱された燃焼熱はローソクに接触していない箇所の前記支持部材から放熱させてローソク外周部に発生する異常溶融を防止し、しかも前記通気部からの流入空気とローソクが前記支持部材だけで支持されていることによってローソクを完全燃焼させることを特徴としている。
上記方法の発明の作用効果は、上記構造の発明のものと同じである。
つぎに、本発明のローソクの完全燃焼構造および燃焼方法を実施するための形態を説明する。
図1は、本発明の実施例1を示す。
図示の実施例は、仏壇に供えるローソク立てであるが、本願発明はこれ以外に、墓のローソク立て、テーブルに置くキャンドルライトなどに適用することができる。また、以下の実施例の説明は構造についての説明であるが、方法も構造と同様である。
はじめに、各部の構造を説明する。
仏壇の水平な載置部1上に、燭台である基部材2が置かれる。この基部材2は断面が円形で上下に細長い形状で、アルミニウムなどの金属材料で鋳造されたものである。基部材2の上部に円形の碗型の受け容器3が形成してある。受け容器3の中央部に、ローソク4が差し込まれる支持部材5が鉛直方向に起立した状態で取り付けられている。支持部材5は、ローソク4が挿入される円柱状の空間6を有するものであり、種々な構造が採用できる。図1(A)および(B)ではコイルばね7によって構成されている。
コイルばね7を受け容器3に固定する構造は、いろいろなものが採用できるが、ここでは座板とボルトを用いた例である。円形の座板12にコイルばね7の下端部が溶接され、座板12の中央部を貫通する固定ボルト13を基部材2にねじ込んである。このようにしてコイルばね7が鉛直方向に固定される。
ローソク4が挿入される円柱状の空間6は、支持部材5に形成した通気部8を介して外部に連通している。この通気部8は、コイルばね7の線材と線材の間の空間11によって形成されている。円柱状の空間6の直径、すなわちコイルばね7の内径は、ローソク4の直径よりも大きく設定してある。各部の寸法は、コイルばね7の内径が11mm、ローソク4の直径が8mm、コイルばね7の線材の直径が1mmである。図示の線材は、後述の熱流状態などを理解しやすくするために、太く図示してある。
ローソク4が空間6に挿入されると、ローソク4は傾斜した姿勢で起立状態となる。このように傾斜しているので、ローソク4の外周面は図1に示すように、コイルばね7の最上部の線材に接触した状態となる。この接触箇所は、符号18で示されている。そして、上記接触箇所18以外のコイルばね7の線材は、ローソク4に接触しない状態とされている。
円柱状の空間6に差し入れられたローソク4は、その下端部が固定ボルト13上に載置されている。つまり、ローソク4は、コイルばね7内に差し込まれているだけで、図4に示したようなピン15は除去されている。このようにローソク4は、支持部材5であるコイルばね7だけで支持されている。
つぎに、ローソクの燃焼と熱流について説明する。
図1(A)は、支持部材5に差し込まれたローソク4が少し傾斜した状態で接触箇所18においてコイルばね7に支持されている状態であり、炎19は接触箇所18よりも高い箇所に位置している。同図(C)には、コイルばね7の中心線、すなわち鉛直線に対してローソク4が傾斜している状態が示され、傾斜角度がθで示されている。なお、符号20は、ひも状の燃焼心材である。したがって、炎19が接触箇所18から上方に離隔している状態では、接触箇所18からコイルばね7への燃焼熱の伝熱は発生しない。
燃焼が進行して炎19がコイルばね7の近くまで低下してくると、図1(C)に示すように、ローソク4の上端近傍の外周部が上から2番目の線材に接触箇所18で接触し、しかも炎19が1番目の線材の真横に接近した状態で位置することになる。この状態では、ローソク4がコイルばね7内で傾斜しているので、炎19の右側が1番目の線材に最も接近している。したがって、燃焼熱は1番目の線材の右側の部分にだけ伝熱される。つまり、ローソク4から支持部材5に伝熱される燃焼熱は支持部材5の炎19に最も近い箇所だけに伝熱され、この最も近い箇所だけへの伝熱によって支持部材5に伝熱される熱量を低減させている。さらに燃焼が進行すると、接触箇所18は3番目の線材に移行し、炎19は1番目と2番目の線材が近づいた状態となる。この状態においても、支持部材5へ伝熱される熱量は低減している。さらに燃焼が進行すると、接触箇所18は4番目の線材に移行し、炎19は2番目と3番目の線材が近づいた状態となる。この状態においても、支持部材5へ伝熱される熱量は低減している。
接触箇所18以外のコイルばね7は、ローソク4から離れていて空間中に露出しているので、コイルばね7に伝えられた燃焼熱は接触箇所18以外の線材から放熱される。
図1(C)に示すように、燃焼が進行してローソク4が短くなってくると、炎19から1番目の線材に伝熱された燃焼熱は、1番目の線材が空間中に放熱されているので、接触箇所18の温度が低く保たれてローソク4の上部外周面に異常溶融が発生したりせず、ローソク4としての形状が保持される。これとともに通気部8からの空気流入が十分になされるので、ローソク4は蝋材が残存することなく、完全に燃え尽きる。
つぎに、支持部材の変型例を説明する。
図1(A)および(B)は、支持部材5がコイルばね7で構成されている。これに換えて同図(D)に示す支持部材5は、アルミニウム製の円筒部材21に多数の通気孔22を設けて通気部8としたもので、底板23に固定ボルト13のための貫通孔24が形成してある。円筒部材21の内径は、先のコイルばね7の例と同様に、ローソク4の直径よりも大きく設定されている。そして、ローソク4の燃焼と熱流の現象は、先のコイルばね7の場合と同じである。
以上に説明した実施例1の作用効果は、つぎのとおりである。
前記円柱状の空間6の直径、すなわち支持部材5の内径がローソク4の直径よりも大きく設定されているので、支持部材5内で傾斜状態となっているローソク4の外周面は、支持部材5の内側の一部分だけと接触した状態になる。つまり、接触箇所18だけで接触している。したがって、ローソク4から支持部材5に伝熱される燃焼熱は支持部材5の炎19に最も近い箇所、すなわち1番目の線材だけに伝熱され、この最も近い箇所だけへの伝熱によって支持部材5に伝熱される熱量を低減させる。これと同時に、上記炎19に最も近い箇所以外の箇所のコイルばね7の線材は、ローソク4の外周面から離隔しているので、支持部材5の炎19に最も近い箇所だけに伝熱された燃焼熱は、ローソク4に接触していない箇所の支持部材5から放熱される。したがって、支持部材5に伝熱される熱量の低減と、支持部材5からの放熱現象が複合して、支持部材5の温度が低くなって蝋の異常溶融が防止される。
換言すると、ローソク4は傾斜した姿勢で支持部材5内に挿入されているので、ローソク4の外周部と支持部材の接触箇所18が一カ所だけとなり、このような接触状態によって、上記作用効果がえられる。
上述の支持部材5の低温化でローソク4の下端部まで異常溶融が発生せず、また、ローソク4は支持部材5の空間に挿入されて支持部材5だけで支持されているので、ローソク4が短くなって最終的な長さになっても、断面円形のローソク4の形態が維持されて、通気部8からの空気流入が継続し、ローソク4としての形状が維持されたまま完全に燃え尽きることとなる。
ローソク4は、その直径よりも大きくされた内径の支持部材5の空間6に挿入されるものであるから、挿入がきわめて簡単に行える。
燃焼方法としての実施例の作用効果も、燃焼構造の実施例の作用効果と同じである。
図2は、本発明の実施例2を示す。
この実施例2は、誤ってローソクを支持部材の外側に差し入れた場合の安全策として発案されたものである。
コイルばね7の外側にローソク4が差し入れられても、ローソク4は保持容器26で受け止められて、前記載置部1上に落下するようなことがない。そのために、保持容器26はコイルばね7よりも大幅に大きな直径とされた円形の器状の容器部材であり、上方に開口している。保持容器26は、不燃性材料で作るのが望ましく、ここでは軽量化も考慮してアルミニウム板を加工したものとされている。保持容器26の底部が固定ボルト13で基部材2に固定されている。それ以外の構成は、図示されていない部分も含めて先の実施例1と同じであり、同様な機能の部材には同一の符号が記載してある。
図2に2点鎖線で示すように、誤って火のついたローソク4をコイルばね7の外側に差し入れても、ローソク4は保持容器26内に収容された状態となり、保持容器26から転落することがない。また、このような保持容器26を既存の燭台(基部材2)に追加して取り付けることにより、安全性を向上することができる。それ以外の作用効果は、先の実施例1と同じである。
図3は、本発明の実施例3を示す。
この実施例3は、寺院などで多数のローソクが整列した状態で配置されている場合に適したものである。
固定ボルト13の頭部13Aに螺旋溝13Bが形成され、コイルばね7の線材を小径にしたねじ部7Aに頭部13Aが相対的にねじ込んである。固定ボルト13は、挿入軸27のねじ孔27Aにねじ込まれている。受け容器3の下側に円形の支持板28が配置してあり、この支持板28の外周部に屈曲外周縁28Aが形成されている。受け容器3と支持板28に固定ボルト13を貫通させて挿入軸27にねじ込んである。このような構造によって、コイルばね7、受け容器3、支持板28、挿入軸27、固定ボルト13が一体化されたユニットとなる。このユニット全体は符号31で示されている。
支持台29に多数の受け孔30が、例えば15cm間隔で形成され、挿入軸27を各受け孔30に差し込むことによって、多数のローソク4が整列状態で点灯する。この差込みによって、支持板28の屈曲外周縁28Aが支持台29の上面に着座するので、ユニット31全体の安定性が向上する。それ以外の構成は、図示されていない部分も含めて先の実施例1と同じであり、同様な機能の部材には同一の符号が記載してある。
このようなユニット31に前述の支持部材5が組み込まれているので、多数のローソク4を正常に燃焼させるのに、好都合である。それ以外の作用効果は、先の実施例1と同じである。
上述のように、本発明によれば、ローソクから支持部材に伝熱される燃焼熱を減少させて、ローソクの異常溶融を防止し、しかもローソクの完全燃焼を可能とする。したがって、ローソクを点灯させる仏壇やテーブルなどの広い産業分野で利用できる。
2 基部材、燭台
3 受け容器
4 ローソク
5 支持部材
6 円柱状の空間
7 コイルばね
8 通気部
11 空間
18 接触箇所
19 炎
21 円筒部材
22 通気孔
26 保持容器
27 挿入軸
30 受け孔
31 ユニット
3 受け容器
4 ローソク
5 支持部材
6 円柱状の空間
7 コイルばね
8 通気部
11 空間
18 接触箇所
19 炎
21 円筒部材
22 通気孔
26 保持容器
27 挿入軸
30 受け孔
31 ユニット
Claims (2)
- 受け容器の中央部にローソクが挿入される支持部材が起立した状態で取り付けられ、前記支持部材はローソクが挿入される円柱状の空間を有しており、前記空間は支持部材に形成した通気部を介して外部に連通しており、前記支持部材の内径はローソクの直径よりも大きく設定してあり、ローソクは前記支持部材だけで支持され、前記支持部材はコイルばねによって形成され、固定ボルトによって前記受け容器の中央部に固定されている座板に前記コイルばねが溶接され、前記コイルばねに差し込まれたローソクの下端部が前記固定ボルト上に載置されているものであって、
ローソクから前記支持部材に伝熱される燃焼熱は前記支持部材の炎に最も近い箇所だけに伝熱され、この最も近い箇所だけへの伝熱によって前記支持部材に伝熱される熱量を低減させるとともに、前記支持部材に伝熱された燃焼熱はローソクに接触していない箇所の前記支持部材から放熱させ てローソク外周部に発生する異常溶融を防止し、しかも前記通気部からの流入空気とローソクが前記支持部材だけで支持されていることによってローソクを完全燃焼させることを特徴とするローソクの完全燃焼構造。 - 受け容器の中央部にローソクが挿入される支持部材が起立した状態で取り付けられ、前記支持部材はローソクが挿入される円柱状の空間を有しており、前記空間は支持部材に形成した通気部を介して外部に連通しており、前記支持部材の内径はローソクの直径よりも大きく設定してあり、ローソクは前記支持部材だけで支持され、前記支持部材はコイルばねによって形成され、固定ボルトによって前記受け容器の中央部に固定されている座板に前記コイルばねが溶接され、前記コイルばねに差し込まれたローソクの下端部が前記固定ボルト上に載置されているローソク立てを準備し、
ローソクから前記支持部材に伝熱される燃焼熱は前記支持部材の炎に最も近い箇所だけに伝熱され、この最も近い箇所だけへの伝熱によって前記支持部材に伝熱される熱量を低減させるとともに、前記支持部材に伝熱された燃焼熱はローソクに接触していない箇所の前記支持部材から放熱させてローソク外周部に発生する異常溶融を防止し、しかも前記通気部からの流入空気とローソクが前記支持部材だけで支持されていることによってローソクを完全燃焼させることを特徴とするローソクの完全燃焼方法。
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