JP5292801B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、水素などの燃料ガスと空気などの酸化剤ガスを用いて発電を行う燃料電池システムに関する。
従来の燃料電池システムの水処理装置の概略構成は、図7に表されるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下に、図7を用いて、従来の燃料電池システムの水処理装置の純水製造フロー図を説明する。
51は原水を貯留する原水タンク、52は原水ポンプ、53は原水ポンプを起動、停止させる起動停止手段としてのリレー回路、54は原水中のイオン化した電解質の大部分を除去する逆浸透膜装置、55は逆浸透膜装置で除去されなかった処理水中の電解質をさらに除去して純水を製造するイオン交換樹脂装置、56は純水を貯留する純水タンク、57は純水タンクに設けられ純水タンク内の水位を検出する水位検出手段としての差圧式液面計、58は純水ポンプ、59は純水の流量を調節する調節弁、60はスチームを製造する気液分離器、61は気液分離器に設けられた水位監視装置である。
純水タンク56の純水の水位が低い時には、液面計57からの水位信号によりリレー回路53が作動して原水ポンプ52が起動し、逆浸透膜装置54、イオン交換樹脂装置55で純水が製造され純水タンク56に送られる。純水タンク56内の純水は純水ポンプ58により気液分離器60に供給され、供給水量は気液分離器60に設けられた水位監視装置61からの水位信号で水位が一定となるように開閉される調節弁59で調節される。また、気液分離器60では、燃料電池発電設備の原料スチームが発生し、そのスチームは配管62より改質器(図示省略)に供給され、そこで改質ガスが生成され、その改質ガスは、水素として燃料電池(図示省略)へ供給される。
また、前述のように純水タンク内の純水は純水ポンプ、気液分離器を経由して水蒸気として改質器に供給され、改質器内部の触媒反応により原料と反応して水素を生成するだけでなく、燃料電池(図示省略)に供給される燃料ガスや酸化剤ガスを加湿する加湿器(図示省略)に供給される構成や、燃料電池の温度を調節する冷却水経路に供給される構成、それらが組み合わされた構成の燃料電池システムもある。
特開平10−235396号公報
このように従来の燃料電池システムでは、各タンクに設置された水位センサによりタンク内の水位管理を実施しているが、イオン交換樹脂装置等のイオン除去機器により殺菌作用のある塩素イオンが除去されるため純水中に発生したバクテリアや、温度変動に伴い発生する水中の気泡により水ポンプの泡噛みや水中の酸素による錆の発生により水位センサや水ポンプなどが動作不良や故障にいたることがあった。これら機器の故障により燃料電池システム中の純水が不足し、純水タンク56より気液分離器や加湿器、冷却水経路に供給される水が不足すると、改質器中の触媒劣化や、燃料電池が異常に乾燥したり高温化することで燃料電池の破壊や劣化に繋がるなど、燃料電池システムそのものの重大な故障や性能、耐久性の大幅な低下に至る。
システムの故障や耐久性に大きく影響するタンク内の水位管理について、従来の燃料電池システムでは、例えば、水位センサの故障への対応として水位センサを2重に設置するなどの方法があるが、装置が複雑になり部品数およびコストの増加の要因となっていた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、水位センサの追加等による部品数の増加またはコストの増加を招くことなく、水タンク内の水位異常の検出を可能にした燃料電池システムを提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、第1の本発明の燃料電池システムは、燃料ガスおよび酸化剤ガスとを用いて発電を行う燃料電池と、前記水を貯える水タンクと、前記水タンク内の水を該水タンク外部に排出する水排出器と、前記水タンクに水を供給する水供給器と、前記水タンクに設けられた水位センサとを備え、前記水位センサで検知される水位が所定の水位以下になると、前記水供給器より水を供給するよう構成された燃料電池システムであって、前記水排出器により排出される水の累積水排出量を算定する累積水排出量算定器、または前記水供給器より供給される水の累積供給量を算定する累積水供給量算定器と、制御器とを備え、前記制御器は、記水供給器による水の供給を停止してからの前記累積水排出量が、第3の閾値未満で、前記水位センサで検知される水位が第3の水位以下である場合、異常信号を発信することを特徴とする。
また、第2の本発明の燃料電池システムは、前記水タンク内の水を利用する水利用機器を備え、前記水排出器より排出された水が前記水利用機器の供給されるよう構成されていることを特徴とする。
また、第3の本発明の燃料電池システムは、前記水利用機器が、前記燃料電池に供給される前記燃料ガス及び酸化剤ガスの少なくともいずれか一方を水により加湿するための加湿器であるとともに、前記水タンクは、前記燃料電池から排出される燃料ガス及び酸化剤ガスの少なくともいずれから回収した水を貯える回収水タンク、及び前記燃料電池を冷却する冷却水を貯える冷却水タンクのいずれかである。
また、第4の本発明の燃料電池システムは、前記水利用機器が、原料及び水蒸気を用いて水素を含む燃料ガスを生成する水素生成装置であるとともに、前記水タンクは、前記燃料電池から排出される燃料ガス及び酸化剤ガスの少なくともいずれから回収した水を貯える回収水タンク、及び前記燃料電池を冷却する冷却水を貯える冷却水タンクのいずれかである。
また、第5の本発明の燃料電池システムは、前記水利用機器が、前記燃料電池を冷却する冷却水を貯える冷却水タンクであるとともに、前記水タンクは、前記燃料電池から排出される燃料ガス及び酸化剤ガスの少なくともいずれから回収した水を貯える回収水タンクである。
また、第の本発明の燃料電池システムは、前記制御器より前記異常信号が発信された場合に異常の旨を報知する異常報知器を備えることを特徴とする。
本発明の燃料電池システムによれば、水位センサの追加等による部品数の増加またはコスト増加を招くことなく燃料電池システムにおける水タンク内の水位異常の検出が可能になり、水タンク内の水不足による燃料電池システムの劣化、及び故障を回避することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における燃料電池システムを示すシステム構成図である。
本実施の形態における燃料電池システムは、燃料ガスと酸化剤ガスを用いて発電を行う燃料電池1と、燃料ガスの供給系、酸化剤ガスの供給系、燃料電池システム内の各機器を制御する制御器2を備え、燃料ガスの供給系として燃料供給装置3を備え、酸化剤ガスの供給系として酸化剤供給装置4と、本発明の水利用機器の一例である酸化剤側加湿器5とを備え、冷却系として燃料電池1を冷却する冷却媒体が流れる冷却経路29と、冷却経路29上に設けられた冷却熱交換器7と、冷却熱交換器7において熱交換し、加熱された温水を貯える貯湯タンク8とを備え、水供給/回収系として本発明の水排出器としての水排出ポンプ9と、水排出ポンプ9により酸化剤側加湿器5に供給される水の流量を測定する第1流量計10と、累積水排出量算出器17と、本発明の水タンクの一例である水タンク11と、水タンク11内の水位を測定する第1水位センサ12と、イオン交換器13と、本発明の水供給器としての水供給ポンプ14と、水供給ポンプ14により水タンク11に供給される水の流量を測定する第2流量計15と、累積水供給量算出器18と、本発明の回収水タンクの一例である凝縮水タンク16と、凝縮水タンク16内の水位を測定する第2水位センサ25と、計時器22と、燃料電池システムに異常があった場合に異常の旨を報知する異常報知器27とを備えている。
次に、上記構成を有する本実施の形態の燃料電池システムの動作について説明する。
燃料ガス供給系では、燃料供給装置3で水素などの燃料ガスを燃料電池1に供給する。
酸化剤ガス供給系では、空気などの酸化剤ガスがブロワなどの酸化剤供給装置4により供給され、酸化剤側加湿器5で加湿された後、燃料電池1に供給される。酸化剤側加湿器5としては、中空糸膜方式やインジェクション方式などが用いられる。酸化剤側加湿器5には、水排出ポンプ9により水タンク11から加湿に使用される水が供給される。水排出ポンプ9からの排出流量は第1流量計10により検出され、燃料電池1の発電量などに応じて制御器2により適切な流量となるようフィードバック制御される。制御器2内の累積水排出量算出器17は、第1流量計10により検出された水排出ポンプ9からの排出流量を積算することで水タンク11内の累積水排出量を算出する。なお、図1には明示されていないが、上記水タンク11内の水は燃料電池1を冷却する冷却経路29を流れる水としても使用される。すなわち、水タンク11は、本発明の冷却水タンクとしても使用されている。
燃料電池1内で、燃料ガスと反応して発電を行った後、発電により消費されず残った酸化剤ガスは、燃料電池1から排出された後、酸化剤側水凝縮器6内で冷却され、ガス中の水蒸気は凝縮水となって、凝縮水タンク16に回収される。
制御器2は、第1水位センサ12により検知される水タンク11内の水位が所定の水位以下になると、水ポンプ14を動作させ、凝縮水タンク16より水タンク11に水を供給するよう制御する。本実施の形態においては、第1水位センサで検知される水位が第1の水位以下になると、水供給ポンプ14を動作を開始して凝縮水タンク16内の凝縮水を送水し、送水された凝縮水はイオン交換器13を通り金属イオンなどの不純物を取り除かれた後、水タンク11に送られる。第1水位センサ12としては差圧式や複数のフロート式など複数の水位が検出できるセンサが用いられる。第2流量計15は水供給ポンプ14の供給流量を検知し、制御器2内の累積水供給量算出器18は、第2流量計15により検出された水供給ポンプ14の供給流量を積算することで水タンク11への累積水供給量を算出する。
制御器2は、第1水位センサ12により第2の水位が検出されるのに必要な所定量の水を供給したのち水供給ポンプ14を停止する。なお、前記所定量は、第2の水位と第1の水位間の水タンクの容積以上の量として定義される。また、制御器2は、水排出ポンプ9または水供給ポンプ14の動作中に第1水位センサ12で検知される水位をモニタしながら水位に関する異常が検知された場合、異常信号を発信し、異常報知器27により異常の旨を外部に報知させる。
さらに、凝縮水が不足する場合は、水補給経路19より外部から水が補給される。
燃料電池1の冷却系では、ポンプ(図示せず)を用いて冷却水を循環させ、燃料電池1で発生した反応熱を熱交換器7で放熱する。
また、熱媒(水など)を、酸化剤側水凝縮器6、熱交換器7に流し(破線矢印参照)、水蒸気を回収する際に発生する凝縮熱や燃料電池1で発生する反応熱を回収し、貯湯タンク8内の高温の貯湯水を貯えて、給湯や暖房に使用する。
次に、図2に示すフローチャートを用いて本実施の形態の燃料電池システムにおける水タンク内の水位管理の動作について説明する。
まず、水タンク内の水位が正常時の動作について説明する。通常、燃料電池1での発電量に応じて供給する酸化剤ガス量を変化させるのに伴い酸化剤側加湿器5における加湿量つまり加湿器への水供給量も変化させる必要があるため、制御器2により燃料電池1の発電量もしくは酸化剤ガス供給量に応じて水排出ポンプ9の送水流量を制御する。このようにして、水タンク11内の水が排出されると水タンク11の水位が低下するため、第1水位センサ12により検知される水位が水供給ポンプ14により水の供給が必要と判断される第1の水位以下まで水位が低下したかどうかを判断する(ステップS1)。第1の水位以下にまで水位が低下したと判断された場合、水供給ポンプ14の動作を開始する(ステップS2)。水供給ポンプ14から水タンク11へ水の供給が開始されると、累積水供給量算出器18は、第2流量計15により検出される流量値に基づき累積水供給量を算出する(ステップS3)。累積水供給量算出器18により算出される累積水供給量が水タンク11内の水位が第1の水位よりも高い第2の水位になると推定される第2の閾値以上に達すると、第1水位センサ12により水位を検知し、検知された水位が第2の水位以上であるか否かを判定する(ステップS4)。ステップS4において第1水位センサ12により検出される水位が第2の水位以上と判定されれば水供給ポンプ14の動作を停止して、累積水排出量算出器17による累積水排出量の算出を初期値0から再開する(ステップS5)。次にステップS1に戻って動作を繰り返す。
次に、水タンク11内の水位が異常の場合の動作について説明する。ステップS1において、水タンク11内の水位が第1の水位以下でないとき、第1流量計10により検出される流量値に基づき累積水排出量算出器17により算出される累積水排出量が第1の水位以下になると推定される第1の閾値以上であるかどうか判断する(ステップS6)。ここで、第1の閾値は第2の水位と第1の水位の間の水タンク11の容積以上の量として定義される。第1の閾値未満であるときは、ステップS1に戻る。第1の閾値以上であるときは、第1の水位に関する異常であると判断し、異常信号を発信し、異常報知器27により異常の旨を外部に報知させる(ステップS7)。
第1の水位に関する異常は、水供給流量計15の故障により実際は第1の閾値よりも多量の水が水タンク11に供給されていること、制御器2による水排出ポンプ9の供給流量制御において、第1流量計10の故障により実際の酸化剤側加湿器5への累積水供給量よりも多く累積水供給量が累積水供給量算出器18により算定されていること、第1水位センサ12がショートまたは断線異常を起こし、水タンク11の正確な水位が検知できていないこと、水排出ポンプのエアがみにより酸化剤側加湿器5への実際の累積水供給量が少ないこと、水位センサがフロート式の水位センサの場合、フロートが上側へ固着するなどによる故障で正常な水位が検出できていないことなどが原因で発生する。
また、ステップS3において、累積水供給量算出器18による累積水供給量が第2の閾値以上であるにも関わらず、ステップS4において水タンク11内の水位が第2の水位以上でないと判定された場合、第2の水位に関する異常であると判断し、異常信号を発信し、異常報知器27により異常の旨を外部に報知させる(ステップS8)。ステップS3において、第2の閾値は水タンク11内の水位が第2の水位以上に達すると推定される累積水供給量として決定される。
第2の水位に関する異常は、第2流量計15の故障により実際は第2の閾値以上の水が供給されていないこと、第1水位センサ12がショートまたは断線異常を起こし、水タンク11の正確な水位が検知できていないこと、水供給ポンプ14のエアがみにより水タンク11への実際の累積水供給量が少ないこと、フロート式の第1水位センサ12においてフロートが下側に固着するなどの故障で正常な水位が検出できていないことなどが原因で発生する。
本実施の燃料電池システムの構成およびその動作により、簡単な構成で水位センサおよび流量計の故障等に例示されるタンク内の水位に影響を与える機器の異常を検知することができるため、加湿器に供給される水の不足により燃料電池の破壊的なダメージや性能・耐久性の低下を抑制することが可能となる。また、通常水タンクに設置される水位センサで検知された水位に基づき、異常を検知可能なため、水位センサの故障への対応として水位センサを2重に設けたりする等の部品数の増加を招くことがない。
なお、上述の本実施の形態の燃料電池システムでは、水排出ポンプ9の送水流量は、ポンプへの駆動電圧や指示電圧、回転数などを変化させることにより調節すると説明したが、ニードル弁などの流量調節弁(図示せず)を用いて供給流量を調節する動作についても構わない。
また、熱媒の流れは、酸化剤側水凝縮器6及び燃料電池1で発生した反応熱を放熱する熱交換器7の順に流れるような構成を示したが、異なる順に熱媒が流れるような構成でも構わない。
また、酸化剤ガス側に酸化剤側加湿器5および酸化剤側水凝縮器6を用いた構成を示したが、加湿器および水凝縮器を燃料ガス側に用いる構成や酸化剤ガス側および燃料ガス側の両側に加湿器および水凝縮器を用いる構成であっても構わない。特に、酸化剤ガス側および燃料ガス側の両側に水タンク11より水を供給する場合、累積水排出量算出器17により、各加湿器に供給される累積水供給量の合計を算出することで水タンク11の水位に関する異常を検知することが可能になる。
また、ステップS3において累積水供給量算出器18による累積水供給量を判断し、ステップS4において第1水位センサ12により水位を確認する動作を示したが、ステップS3で第1水位センサ12により水位が第2の水位未満であるか否かを判断し、第2の水位未満と判定された場合、ステップS4のおいて累積水供給量算出器18による算出された水の累積供給量が第2の閾値以上である場合は異常と判定するよう構成しても同様の効果が得られる。
[変形例]
図3は、上述の第1の実施の形態の燃料電池システムの変形例である燃料電池システムのシステム構成図である。
図3に示すように、本変形例における燃料電池システムは、上述の第1の実施の形態における燃料電池システムに対して、燃料ガス供給系として、原料及び水蒸気を用いて水蒸気改質反応により水素含有ガスを生成する、本発明の水利用機器の一例である水素生成装置20と、燃料電池1から排出されるオフ燃料ガス中に含まれる水分を凝縮するための燃料側水凝縮器21とを新たに備えることを特徴とする。
水素生成装置20で生成された水素含有ガスは燃料電池1に供給され、燃料側水凝縮器21で凝縮された水は凝縮水タンク16に流入するよう構成されている。また、水タンク11に貯えられた水は水排出ポンプ9の動作により水素生成装置20に供給されるように構成されている。なお、水排出ポンプ9の動作により水タンク11より水素生成装置20に供給される水供給量は、通常、燃料電池1の発電量もしくは水素生成装置20に供給される原料供給量に応じて制御器2により制御される。これは、例えば、水素生成装置20に供給される水供給量が燃料電池1の発電量に応じて制御されるのは、燃料電池1の発電量の増減に応じて水素生成装置20における水素含有ガスの生成量も増減させるため、この水素含有ガスの生成量が増減するよう水素生成装置20への水供給量も増減させる必要があるからである。また、水素生成装置20における水素含有ガスの生成量を増減させるため水供給量だけでなく水素生成装置20への原料供給量も増減させるため、水素生成装置20への原料供給量に応じて水供給量を変化させるよう制御しても構わない。
また、本変形例の燃料電池システムにおいては、累積水排出量算出器17が、制御器2が出力する水排出ポンプ9の操作量の指令値及び計時器22で計測される、次の指令値が出力されるまでの時間に基づき累積水排出量を算出するよう構成されている。具体的には、操作量の指令値から推定される水排出ポンプ9から水素生成装置20への水流量と次の指令値までの時間の積を制御器2から水排出ポンプ9に指令値が出力される度に算出し、これらの値の累積和を算出することで累積水排出量が求められる。また、累積水供給流量算出器18は、制御器2が出力する水供給ポンプ14の操作量に関する指令値及び計時器22で計測される、次の指令値が出力されるまでの時間に基づき累積水供給量を算出するよう構成されている。具体的には、操作量の指令値から推定される水供給ポンプ14から水タンク11への水流量と次の指令値までの時間の積を制御器2から水供給ポンプ14に指令値が出力される度に算出し、これらの値の累積和を算出することで累積水供給量が求められる。なお、制御器2から上記各ポンプへの指令値の出力が定期的である場合、計時器22の計測時間を用いずに指令値が出力される一定の時間間隔の値を用いることで、累積水排出量算出器17または累積水供給流量算出器18が累積水排出量または累積水供給量を算出するよう構成されていても構わない。
また、水供給ポンプ14の動作により水タンク11に水を供給する際の供給量が一定の場合、累積水供給量算出器18は、実際の累積水供給量に代わる値として、供給ポンプ14の累積動作時間を算出するとともに、第2の閾値は、水タンク11内の水位が第2の水位以上に達すると推定される累積動作時間として設定しても構わない。すなわち、本発明の累積水供給量には、上述の第1の実施の形態の燃料電池システムのように直接的な物理量である累積水供給量そのものに限られず、この水供給ポンプ14の累積動作時間のように累積水供給量に間接的に関係する物理量も含まれる。
また、累積水排出量に関しても同様に、本発明の累積水排出量には、直接的な累積水排出量そのものに限られず、水素生成装置20への累積原料供給量や、燃料電池1の累積発電量のように累積水供給量に間接的に関係する物理量も含まれる。
本変形例の燃料電池システムは、上述の特徴以外においては構成及び動作共に上述の第1の実施の形態の燃料電池システムと同様に構成されている。従って、上記第1の実施の形態の燃料電池システムのように、水流量計(具体的には、水排出流量計10、水供給流量計15)を用いてなくても、第1の実施の形態の燃料電池システムと同様の効果が得られる。
なお、第1の実施の形態の燃料電池システム及び変形例においては水タンク11より加湿器(酸化剤側加湿器または燃料側加湿器)または水素生成装置20に水を供給するよう構成されているが、凝縮水タンク16より水を供給するよう構成しても図2に示すフローを利用して、同様に水位異常を検知することが可能になる。例えば、凝縮水タンク16より上記水利用機器に水を供給するよう構成されている場合、累積水排出量算出器17は、第2流量計15及び計時器22の各測定値に基づき累積水排出量を算出し、累積水供給算出器18は、水補給経路19が市水ラインである場合、水補給経路19に設けられた弁の開放時間と水補給経路19より供給される水の流量値より供給される水の累積供給量を算出し、これらの算出値と第2水位センサ25で測定される水位とを図2に示すフローに基づき比較することで凝縮水タンク16の水位に関する異常を検知することが可能になる。なお、水補給経路19が市水ライン場合、水補給経路19より供給される水の流量値は予め実験等により取得された固定値が用いられる。
また、上記第1の実施の形態の燃料電池システムにおいて、水タンク11は、凝縮水タンク16にとって水利用機器と捉えることが可能であり、上述と同様の方法を用いて凝縮水タンク16の水位に関する異常を検知することが可能になる。
(実施の形態2)
本発明の第2の実施の形態の燃料電池システムは、構成的には上述の第1の実施の形態の変形例の燃料電池システムと大部分が同一であるが、制御器2の水タンク内の水位異常を判断する手法が異なる。従って、上記変形例と同様の構成要素については、同一符号を付与し、その説明を省略する。なお、本実施の形態において累積水排出量算出器17は、第1の実施形態の燃料電池システムの変形例と同様に、制御器2が出力する水排出ポンプ9の操作量の指令値及び計時器22で計測される、次の指令値が出力されるまでの時間に基づき累積水排出量を算出するよう構成されている。また、水供給ポンプ14の動作により水タンク11に水を供給する際の供給量が一定である場合は、累積水供給量算出器18は、供給ポンプ14の累積動作時間を算出するとともに、第2の閾値は、水タンク11内の水位が第2の水位以上に達すると推定される累積動作時間として設定されている。
次に、このような本実施の形態の燃料電池システムの動作について説明する。
図4は、本実施の形態における燃料電池システムの水タンクの水位異常を検知するための動作例を示すフローチャートである。
まず、正常時の動作について説明する。正常時は、燃料電池1での発電量に応じて水素生成装置20より供給される水素含有ガス量が変化する。そのため、水素生成装置20に供給される原料及び水蒸気量つまり水タンク11からの水排出量も変化させる必要があり、制御器2は、燃料電池1の発電量もしくは原料流量などに応じて水排出ポンプ9を制御し、水素生成装置20への送水流量を制御する。このようにして、水タンク11内の水が排出されると水タンク11の水位が低下するため、第1水位センサ12の検知位置(第3の水位)まで水位が低下したかどうかを判断する(ステップS11)。第1水位センサ12により検知された水位が第3の水位以下にまで低下した場合、累積水排出量算出器17で算出された累積水排出量が、水タンク11の水位が第3の水位以下になると推定される第3の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS12)。累積水排出量算出器17で算出された累積水排出量が、第3の閾値以上である場合、水タンク11の水位に関連する機器の異常はない(正常)と判断し、水供給ポンプ14を起動する(ステップS13)。制御器2は、累積水供給量算出器18により算出された水供給ポンプ14の累積動作時間が上記第2の閾値以上に達したかどうかを判断する(ステップS15)。そして、累積動作時間が上記第2の閾値以上である場合、水供給ポンプ14の動作を停止し、累積水排出量算出器17による累積水排出量の算出を開始する(ステップS16)。
次に、上述のステップS11からステップS16のフローの途中で水タンク11の水位に関する異常が検出される場合の動作について説明する。ステップS11において、第1水位センサにより検知された水タンク11内の水位が第3の水位以下まで低下した場合、累積水排出量算出器17で算出した累積水排出量が第1の水位以下になると推定される第3の閾値以上であるかどうか判断する(ステップS12)。累積水排出量算出器17で算出された累積水排出量が、上記第3の閾値以上でない場合、制御器2は第3の水位に関する異常であると判断し、異常信号を発信し、異常報知器27により異常の旨を外部に報知する(ステップS14)。
上記第1の水位に関する異常は、ステップS15において水供給ポンプ14の動作時間が第2の閾値以上であったにも拘わらず、実際には、水供給ポンプ14より水タンク11に供給された水量が少なく水タンク11の水位が第2の水位以上になっていなかったこと、水排出ポンプの故障により、制御器2から水排出ポンプ9に対して出力される操作量の指令値から推定される水の排出量よりも実際に排出される水の量が多いことなどが原因で発生する。
なお、上記累積水供給量算出器18は、累積水供給量に間接的に関係する物理量として水供給ポンプ14の累積動作時間を算出したが、実施の形態1のように第2流量計15を設け、本流量計で計測された流量値と、計時器22で計測された時間値に基づき直接的な物理量である累積水供給量そのものを算出するよう構成されていても構わない。
すなわち、実施の形態1と同様に、本発明の累積水供給量は、直接的な物理量である累積水供給量そのものに限られず、この水供給ポンプ14の累積動作時間のように累積水供給量に間接的に関係する物理量も含まれる。
上述の本実施の形態の燃料電池システムの構成及びその動作により、上記第1の実施形態における燃料電池システムでは考慮されなかった要因による水タンクの水位に関する異常を検知することが可能になり、第1の実施形態の燃料電池システムの燃料電池システム水タンク内の水不足による燃料電池システムの劣化、及び故障を回避することが可能になる。
(実施の形態3)
図5は本発明の第3の実施の形態の燃料電池システムのシステム構成図である。
図5に示されるように本実施の形態の燃料電池システムは、構成的には上述の第2の実施の形態の燃料電池システムと大部分が同一であるが、水タンク11内の水を外部に排出するための第1水排出弁23、凝縮水タンク16内の水を外部に排出するための第2水排出弁24、凝縮水タンク16内の水位を測定する第2の水位センサ25、及び第1水排出弁23または第2水排出弁24を開放された後に水タンク11または凝縮水タンク16から排出される累積水排出量を算出するための累積水排出量算出器26を備えることを特徴とする。本実施の形態においては、累積水排出量算出器26は、累積水排出量に代えて、計時器22からの信号に基づき各排出弁開放後の累積水排出時間を算出するよう構成されるとともに、後述する第4の閾値も、時間値として設定されている。
上記新たに設けられた構成の動作について説明すると、第1水排出弁23及び第2水排出弁24はともに燃料電池1の発電中においては閉じた状態であり、発電終了後の停止処理時または停止処理完了後の停止状態中においてそれぞれが適宜開放され、水タンク11または凝縮水タンク16内の水が外部に排出される。累積水排出量算出器26は、累積水排出量に間接的に関係する物理量として、計時器22で測定される時間に基づき制御器2より各水排出弁に開放指令が出力されてからの経過時間を算出する。
次に、このような本実施の形態の燃料電池システムの動作について説明する。
図6は、本実施の形態における燃料電池システムの水タンクの水位異常を検知するための動作例を示すフローチャートである。本例においては水タンク11の水位異常検知を対象に説明する。
まず、燃料電池システムの停止処理が完了し、停止状態にあるときに、使用者による操作画面(図示せず)上での操作により水タンクの水抜き処理の要求信号が入力されると、制御器2の制御により水タンク11の水抜き処理が開始され、水排出弁23が開放され、各水タンク内の水が外部に排出される。
次に、累積水排出量算出器26が、水排出弁23が開放されてから水タンク20から外部に排出される水の累積排出量と間接的に関係する累積水排出時間を算出し、この値が、水タンク20の水位が第4の水位以下になると推定される第4の閾値以上になったかどうかを制御器2が判定する(ステップS21)。そして、上記ステップS21において、算出された水の累積排出時間が、第4の閾値以上であると判定された場合、第1水位センサ12で検知された水位が第4の水位以下であるかどうかを判定し(ステップS22)、第1水位センサ21で検知された水位が第4の水位以下である場合は、水タンク11について水位に関する異常はない(正常)と判断する。
一方、上記ステップS22で第1水位センサ12で検知された水位が第4の水位以下でない場合、制御器2は、第4の水位に関する異常であると判断し、異常信号を発信し、異常報知器27により異常の旨を外部に報知する。
上記第4の水位に関する異常は、第1水位センサ12が故障していること、第1水位センサ12がフロート式の場合、フロートが上側に固着していること、第1排水弁23が開放できないこと等が原因で発生する。
なお、上記水抜き処理の際に、図6のフローのスタート前において、水タンク11の水位を一定にするため、水供給ポンプ14を動作させて第1水位センサ12で検知される水位を第2の水位以上にしてから第1水排出弁23を開放するよう制御してもよいし、水タンク11に設けられたオーバーフロー管より水が排出されるに足る所定時間、水供給ポンプ14を動作させた後、第1排出弁23を開放するよう制御してもよい。
また、上述の本実施の形態の形態の燃料電池システムにおいては、水タンク11の水抜き処理時における水位異常検知について説明したが、凝縮水タンク16についても水抜き処理において同様に、第2排出弁24を開放後に、累積水排出量算出器26で算出される累積水排出時間及び第2水位センサ25で検知される水位に基づき、図6で示されたフローに基づき凝縮水タンク26の水位に関する異常を検知することが可能である。また、その際に、第2排出弁24を開放する前に、水タンク11の場合と同様に、第2水位センサ25で検知される水位を所定の水位以上になるよう補給水経路19より水を補給するか、図示されないオーバーフロー管より水が排出されるに足る所定時間、水の補給動作を行っても構わない。
また、上記累積水排出量算出器26は、累積水排出時間を算出したが、各水排出弁が設けられた水排出路に流量計(図示せず)を設け、本流量計で計測された流量値と、計時器22で計測された時間値に基づき直接的な物理量である累積水排出量そのものを算出するよう構成されていても構わない。すなわち、実施の形態1の同様に、本発明の累積水排出量は、直接的な物理量である累積水排出時間そのものに限られず、累積水排出時間のように累積水供給量に間接的に関係する物理量も含まれる。
また、上記水抜き処理は、使用者(外部)からの指示により実行されるよう構成されているが、制御器2が所定の条件を満たしたことを内部的な処理により判断して、実行されるよう構成されていても構わない。
上述の本実施の形態の燃料電池システムの構成及びその動作により、燃料電池システムに通常組み込まれているシステム内部の水抜き処理時に、水タンク内の水位に関連する機器の異常を検知することが可能になる。
なお、以上の実施の形態1〜3及び変形例の燃料電池システムにおいては、加湿器および水素生成装置をそれぞれ単独で備えている形態について説明したが、加湿器及び水素生成装置を同時に備えるような形態であってもあっても構わない。このような場合においては、累積水排出量算出器17は、加湿器及び水素生成装置に送水される累積水送水量の合計を算出することで水タンク11の水位に関する異常を検知することが可能になる。なお、上記加湿器については実施の形態1で述べたように酸化剤ガス側及び燃料ガス側のいずれか一方の加湿器でもよいし、両方であっても構わない。
なお、以上の実施の形態及び変形例に示された燃料電池システムはあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではないことを付記する。
本発明の燃料電池システムによれば、水位センサの追加等による部品数の増加またはコスト増加を招くことなく燃料電池システムにおける水タンク内の水位異常の検出が可能になり、水タンク内の水不足による燃料電池システムの劣化、及び故障を回避することが可能になり、例えば家庭用の燃料電池システム等として有用である。
本発明の第1の実施の形態における燃料電池システムのシステム構成図 本発明の第1の実施の形態における燃料電池システムの動作例を示したフローチャート 本発明の第1の実施の形態の変形例における燃料電池システムのシステム構成図 本発明の第2の実施の形態における燃料電池システムの動作例を示したフローチャート 本発明の第3の実施の形態における燃料電池システムのシステム構成図 本発明の第3の実施の形態における燃料電池システムの動作例を示したフローチャート 従来の燃料電池システムのシステム構成図
符号の説明
1 燃料電池
2 制御器
3 燃料供給装置
4 酸化剤供給装置
5 酸化剤側加湿器
6 酸化剤側水凝縮器
7 熱交換器
8 貯湯タンク
9 水排出ポンプ
10 第1流量計
11 水タンク
12 第1水位センサ
13 イオン交換器
14 水供給ポンプ
15 第2流量計
16 凝縮水タンク
17 累積水排出量算出器
18 累積水供給量算出器
19 水補給経路
20 水素生成装置
21 燃料側水凝縮器
22 計時器
23 第1水排出弁
24 第2水排出弁
25 第2水位センサ
26 累積水排出量算出器
27 異常報知器
28 オーバーフロー管
29 冷却経路
51 原水タンク
52 原水ポンプ
53 リレー回路
54 逆浸透膜装置
55 イオン交換樹脂装置
56 水タンク
57 液面計
58 水ポンプ
59 調節弁
60 気液分離器
61 水位監視装置
62 配管

Claims (6)

  1. 燃料ガスおよび酸化剤ガスとを用いて発電を行う燃料電池と、
    を貯える水タンクと、
    前記水タンク内の水を該水タンク外部に排出する水排出器と、
    前記水タンクに水を供給する水供給器と、
    前記水タンクに設けられた水位センサとを備え、
    前記水位センサで検知される水位が所定の水位以下になると、前記水供給器より水を供給するよう構成された燃料電池システムであって、
    前記水排出器により排出される水の累積水排出量を算定する累積水排出量算定器、または前記水供給器より供給される水の累積供給量を算定する累積水供給量算定器と、
    制御器とを備え、
    前記制御器は、
    記水供給器による水の供給を停止してからの前記累積水排出量が、第3の閾値未満で、前記水位センサで検知される水位が第3の水位以下である場合、異常信号を発信することを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記水タンク内の水を利用する水利用機器を備え、前記水排出器より排出された水が前記水利用機器の供給されるよう構成されていることを特徴とする請求項1記載の燃料電池システム。
  3. 前記水利用機器は、前記燃料電池に供給される前記燃料ガス及び酸化剤ガスの少なくともいずれか一方を水により加湿するための加湿器であるとともに、前記水タンクは、前記燃料電池から排出される燃料ガス及び酸化剤ガスの少なくともいずれから回収した水を貯える回収水タンク、及び前記燃料電池を冷却する冷却水を貯える冷却水タンクのいずれかである請求項2記載の燃料電池システム。
  4. 前記水利用機器は、原料及び水蒸気を用いて水素を含む燃料ガスを生成する水素生成装置であるとともに、前記水タンクは、前記燃料電池から排出される燃料ガス及び酸化剤ガスの少なくともいずれから回収した水を貯える回収水タンク、及び前記燃料電池を冷却する冷却水を貯える冷却水タンクのいずれかである請求項2記載の燃料電池システム。
  5. 前記水利用機器は、前記燃料電池を冷却する冷却水を貯える冷却水タンクであるとともに、前記水タンクは、前記燃料電池から排出される燃料ガス及び酸化剤ガスの少なくともいずれから回収した水を貯える回収水タンクである請求項2記載の燃料電池システム。
  6. 前記制御器より前記異常信号が発信された場合に異常の旨を報知する異常報知器を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料電池システム。
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