JP5291925B2 - 電動シャッタ装置、及びそれを備えた建物 - Google Patents
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Description
(夏季の昼間)
上述したスラットの駆動制御によると、夏季の昼間には、図7(a)に示すように高反射面28が屋内側を向く角度、すなわち低反射面29が屋外側に向く角度にスラット角度θsが制御される。これにより、太陽光が低反射面29に入射し同低反射面29にて反射されることから、スラット20における太陽光の反射を抑制することができる。ここで、上述の如く太陽光が低反射面29に入射することによりスラット20の温度が高くなるが、屋内側を向く高反射面28の熱放射率が低くなっているため、スラット20から建物本体11への熱放射が抑制される。これにより、日射による屋内温度の上昇を抑制することができる。さらに、図7(a)に示すように隣り合うスラット20の間に隙間が形成される角度(例えば0°)にスラット角度θsを制御すれば、屋内外の通風を確保することができる。これにより、屋内温度の上昇を一層抑制することができる。こうしてスラット20における太陽光の反射を抑制し、かつスラット20から建物本体11への熱放射を抑制することにより、太陽光の反射による近隣の迷惑を軽減しつつ、夏季の昼間における屋内温度を快適に保つことができる。
(冬季の昼間)
上述したスラットの駆動制御によると、冬季の昼間には、図7(b)に示すように、スラット20の高反射面28が屋内側を向き、かつ建物10内に太陽光が導入される角度に、スラット角度θsが制御される。これにより、太陽光が低反射面29にて反射されることから、スラット20における太陽光の反射を抑制することができる。また、上述の如く建物10内に太陽光が導入される角度にスラット角度θsを制御することで、建物10内に導入される日射量が増加することから、屋内温度の低下を抑制することができる。こうしてスラット20における太陽光の反射を抑制し、かつ屋内温度の低下を抑制することにより、太陽光の反射による近隣の迷惑を軽減しつつ、冬季の昼間における屋内温度を快適に保つことができる。
(夏季の夜間)
上述したスラットの駆動制御によると、夏季の夜間には、図7(c)に示すように高反射面28が屋外側を向く角度、すなわち低反射面29が屋内側を向く角度にスラット角度θsが制御される。これにより、建物10周辺の構造物からの放射熱が高反射面28にて反射されることから、上記構造物からの熱放射による屋内温度の上昇を抑制することができる。また、低反射面29を屋内側に向けることで、建物10の放熱を促し、ひいては屋内温度の上昇を抑制することができる。すなわち、建物本体11(窓サッシ16)からの放射熱をスラット20にて吸収し、吸収した熱放射エネルギーをスラット20から外気に放散することで、建物10の放熱を促し、ひいては屋内温度の上昇を抑制することができる。さらに、図7(c)に示すように隣り合うスラット20の間に隙間が形成される角度(例えば180°)にスラット角度θsを制御すれば、屋内外の通風を確保することができる。これにより、屋内温度の上昇を一層抑制することができる。こうして屋内温度の上昇を抑制することにより、夏季の夜間における屋内温度を快適に保つことができる。
(冬季の夜間)
上述したスラットの駆動制御によると、冬季の夜間には、図7(d)に示すように高反射面28が屋内側を向く角度、すなわち低反射面29が屋外側を向く角度にスラット角度θsが180°に制御される。これにより、建物本体11(窓サッシ16)からの放射熱が同本体11側に向けて反射されることから、建物10の放熱を抑制することができる。特に、図7(d)に示すようにスラット角度θsを全閉角度θaに制御すれば、建物10の放熱を一層抑制することができる。このようにして建物10の放熱を抑制することで、屋内温度の低下を抑制し、ひいては冬季の夜間における屋内温度を快適に保つことができる。
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施されてもよい。
Claims (5)
- 複数の長尺状のスラットが連結されたシャッタカーテンを備え、そのシャッタカーテンで建物の開口部を開閉する電動シャッタ装置において、
前記各スラットの表裏両面の光反射率を異ならせて形成することにより、一方の面が高反射面とされるとともに他方の面が低反射面とされており、
前記各スラットは、前記高反射面の熱放射率が前記低反射面の熱放射率よりも低くなるように構成されており、
前記各スラットは、短手方向の途中で屈曲されており、その屈曲内側の面が前記高反射面とされており、
前記高反射面が屋内側を向く角度と前記高反射面が屋外側を向く角度とに前記スラットを駆動する駆動手段と、
日射強度の強弱を判定する日射強度判定手段と、
前記日射強度判定手段により日射強度が相対的に強いと判定された場合に、前記高反射面が屋内側を向くように前記駆動手段による前記スラットの駆動を制御する制御手段と、
を備えていることを特徴とする電動シャッタ装置。 - 外気温の高低を判定する外気温判定手段を更に備え、
前記日射強度判定手段により日射強度が相対的に弱いと判定され、かつ前記外気温判定手段により外気温が相対的に低いと判定された場合には、前記高反射面のうち前記屈曲部分より屋内側が上方を向き、かつ前記高反射面のうち前記屈曲部分より屋外側が屋内側への斜め上方を向くように、前記駆動手段による前記スラットの駆動を制御する請求項1に記載の電動シャッタ装置。 - 外気温の高低を判定する外気温判定手段を更に備え、
前記制御手段は、
前記日射強度判定手段により日射強度が相対的に弱いと判定され、かつ前記外気温判定手段により外気温が相対的に高いと判定された場合には、前記高反射面が屋外側を向くように前記駆動手段による前記スラットの駆動を制御し、
前記日射強度判定手段により日射強度が相対的に弱いと判定され、かつ前記外気温判定手段により外気温が相対的に低いと判定された場合には、前記高反射面が屋内側を向くように前記駆動手段による前記スラットの駆動を制御する請求項1に記載の電動シャッタ装置。 - 日射方向を取得する取得手段を更に備え、
前記制御手段は、
前記日射強度判定手段により日射強度が相対的に強いと判定され、かつ前記外気温判定手段により外気温が相対的に低いと判定された場合には、前記取得手段により取得された日射方向に基づいて、太陽光が建物内に導入されるように前記駆動手段による前記スラットの駆動を制御する請求項3に記載の電動シャッタ装置。 - 建物本体に形成され屋内外を連通する開口部と、
前記開口部に設置された窓サッシと、
前記窓サッシよりも屋外側に設置された請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電動シャッタ装置と、
を備えていることを特徴とする建物。
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JP2007322881A JP5291925B2 (ja) | 2007-12-14 | 2007-12-14 | 電動シャッタ装置、及びそれを備えた建物 |
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Family Applications (1)
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