JP5291925B2 - 電動シャッタ装置、及びそれを備えた建物 - Google Patents

電動シャッタ装置、及びそれを備えた建物 Download PDF

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Description

本発明は、電動シャッタ装置、及びそれを備えた建物に関し、特に複数のスラットが連結されたシャッタカーテンを備える電動シャッタ装置に関する。
住宅等の建物において、屋外側に電動シャッタ装置を設置し、その電動シャッタ装置により窓部などの開口部を閉鎖する技術が実用化されている。また近年では、シャッタカーテンにより窓部を開閉するだけでなく、シャッタカーテンを半開状態にして屋内側への通風や採光を行う技術も実用化されている(例えば特許文献1)。
特開2007−277833号公報
しかしながら、このような電動シャッタ装置では、シャッタカーテンにて反射した太陽光が近隣(隣接する建物の居住者や屋外の通行者)の迷惑となることが懸念される。
本発明は上述の問題を解決するためになされたものであって、太陽光の反射による近隣の迷惑を軽減する電動シャッタ装置及びその電動シャッタ装置を備えた建物を提供することを主たる目的とするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、以下の手段を採用した。
本発明は、複数のスラットが連結されたシャッタカーテンを備え、そのシャッタカーテンにより建物の開口部を開閉する電動シャッタ装置である。特に、第1の発明では、各スラットの表裏両面の光反射率を異ならせて形成することにより、一方の面が高反射面とされるとともに他方の面が低反射面とされている。また、高反射面が屋内側を向く角度と高反射面が屋外側を向く角度とにスラットを駆動する駆動手段を備えている。
この第1の発明によると、高反射面を屋内側に、すなわち高反射面と反対側の低反射面を屋外側に向けることで、太陽光が低反射面に入射し同低反射面にて反射されることから、スラットにおける太陽光の反射を抑制することができる。これより、太陽光の反射による近隣の迷惑を軽減することができる。
ここで、上述の如く太陽光が低反射面に入射すると、その太陽光がスラットに吸収されて、スラットの温度が上昇する。こうなると、スラットから建物への熱放射によって屋内温度が上昇するおそれがある。こうした現象は、夏季など、屋内温度の上昇が懸念される場合には好ましくない。
そこで、第2の発明では、各スラットが、高反射面の熱放射率が低反射面のそれよりも低くなるように構成されている。そのため、上述の如くスラットの温度が上昇したとしても、スラットから建物への熱放射が抑制され、ひいては屋内温度の上昇が抑制される。また、冬季など、屋内温度の低下を抑制したい場合において、高反射面を屋内側に向けることで、建物本体からスラットへの放射熱が建物本体に向けて反射されることから、建物の放熱が抑制され、ひいては屋内温度の低下が抑制される。このようにして、屋内温度を快適に保つことができる。ここで、「熱放射率」とは、近赤外光(波長が0.8μm〜2.0μm程度の光)や遠赤外光(波長が2.0μm程度又はそれ以上の光)などの長波領域の光放射率を意味する。
第3の発明では、日射強度の強弱を判定する日射強度判定手段と、日射強度判定手段により日射強度が相対的に強いと判定された場合には、高反射面が屋内側を向くように上記駆動手段によるスラットの駆動を制御する制御手段とを更に備えている。この第3の発明によると、日射強度が相対的に強い場合、すなわちスラットにて太陽光を反射させると近隣の迷惑になる場合において、スラットの高反射面が自動的に屋内側を向くことから、建物の使用者の手を煩わすことなく第1の発明のように太陽光の反射による近隣の迷惑を軽減することができる。
第4の発明では、第3の発明において、外気温の高低を判定する外気温判定手段を更に備え、制御手段は、日射強度判定手段により日射強度が相対的に弱いと判定され、かつ外気温判定手段により外気温が相対的に高いと判定された場合には、高反射面が屋外側を向くように駆動手段によるスラットの駆動を制御し、日射強度判定手段により日射強度が相対的に弱いと判定され、かつ外気温判定手段により外気温が相対的に低いと判定された場合には、高反射面が屋内側を向くように駆動手段によるスラットの駆動を制御する。
この第4の発明によると、日射強度が相対的に弱い場合、すなわちスラットにて太陽光を反射させたとしても近隣の迷惑にならない場合には、屋外温度の高低に基づいてスラットの駆動を制御することで、屋内温度を快適に保つことができる。詳しくは、外気温が相対的に高い場合、すなわち屋内温度の上昇が懸念される場合には、高反射面が自動的に屋外側に向く。これにより、太陽光や建物周辺の構造物からの放射熱が高反射面にて反射されることから、屋内温度の上昇が抑制される。一方、外気温が相対的に低い場合、すなわち屋内気温の低下が懸念される場合には、高反射面が自動的に屋内側を向く。これにより、建物本体からスラットへの放射熱が建物本体に向けて反射されることから、建物の放熱が抑制され、ひいては屋内温度の低下が抑制される。このように、建物の使用者の手を煩わすことなく、屋内温度を快適に保つことができる。
第5の発明では、第4の発明において、日射方向を取得する取得手段を更に備え、制御手段は、日射強度判定手段により日射強度が相対的に強いと判定され、かつ外気温判定手段により外気温が相対的に低いと判定された場合において、取得手段により取得された日射方向に基づいて、太陽光が建物内に導入されるように駆動手段によるスラットの駆動を制御する。
この第5の発明によると、日射強度が相対的に強いと判定され、かつ外気温が相対的に低いと判定された場合において、太陽光が建物内に導入される。すなわち、屋内温度の低下が懸念される場合において、強度の強い太陽光が建物内へ導入される。これにより、屋内温度の低下を抑制することができる。
第6の発明では、第1又は第2の発明において、外気温の高低を判定する外気温判定手段を更に備え、外気温判定手段により外気温が相対的に高いと判定された場合には、高反射面が屋外側に向くように駆動手段によるスラットの駆動を制御する制御手段を備えている。
この第6の発明では、外気温が相対的に高い場合、すなわち屋内温度の上昇が懸念される場合において、高反射面が自動的に屋外側を向く。これにより、太陽光や建物周辺の構造物からの放射熱が高反射面にて反射されることから、屋内温度の上昇を抑制することができる。
ここで、第3から第5の発明において、日射強度の強弱は、時刻に基づいて判定してもよい。例えば、1日を昼間帯と夜間帯とに分け、現在時刻が昼間帯に含まれる場合には日射強度が相対的に強いと判定し、現在時刻が夜間帯に含まれる場合には日射強度が相対的に弱いと判定することができる。なお、この場合、現在の日付(月日)に基づいて昼間帯及び夜間帯の範囲を可変設定することが望ましい。日付によって日の出及び日の入りの時刻が異なるからである。
また、第4から第6の発明において、外気温の高低は、日付(月日)に基づいて判定してもよい。例えば、1年間を春夏秋冬に分け、現在の日付が冬季に含まれる場合には外気温が相対的に低いと判定し、日付が夏季に含まれる場合には外気温が相対的に高いと判定することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を、図面を参照しながら説明する。本実施形態では、建物の窓部を開閉するシャッタカーテンのスラット角度を制御することにより、太陽光の反射による近隣の迷惑を抑制しつつ、屋内温度を快適に保つことができるようになっている。図1は、シャッタ装置を設けた建物の概略構成を示す図である。
図1に示す建物10の建物本体11には窓部12が設けられており、その窓部12の屋外側にはシャッタ装置13がそれぞれ設けられている。窓部12には、引き違い式の窓サッシ16が配置されており、窓サッシ16にはガラス板が設けられている。一方、シャッタ装置13は、窓部12の上方に取り付けられた横長箱状のシャッタケース14、同ケース14内に巻かれた状態で収納されるスラット式のシャッタカーテン15などで構成されている。シャッタカーテン15がシャッタケース14から引き出される(降下する)ことで窓部12が閉鎖され、シャッタカーテン15がシャッタケース14内に巻き取られる(上昇する)ことで窓部12が開放されるようになっている。シャッタ装置13には、同装置13を制御するシャッタコントローラ17が接続されている。
次に、図2及び図3を参照しながら、シャッタ装置13の構成を詳細に説明する。図2はシャッタ装置13の構成を示す図であり、図3はシャッタカーテン15を構成するスラットの構成を模式的に示す図である。図2では、説明の便宜上、シャッタ装置13の左右両端に設けられるガイドレールやシャッタケース14(図1参照)の図示を省略している。
図2に示すシャッタ装置13において、シャッタカーテン15は、多数のスラット20を上下(スラット20の短手方向)に連結して構成されている。すなわち、上下に隣り合うスラット20の一部が互いに係合されることで、多数のスラット20が一体となってシャッタカーテン15を構成している。なお、多数のスラット20間を係合する構成は周知であるため、ここでは説明を省略する。
各スラット20のうち最上部のスラットには巻取ドラム21が連結されており、その巻取ドラム21にはドラム駆動部22が連結されている。ドラム駆動部22は電動モータなどから構成されており、巻取ドラム21がドラム駆動部22によって正逆いずれかの方向に回転駆動されることによって、シャッタカーテン15(多数の連結されたスラット20)が巻き取り又は引き出される。なお、巻取ドラム21は、円筒状のものでもよいし、複数の円板体からなるものでもよい。
シャッタカーテン15の側方には、各スラット20の角度(以下「スラット角度」という)を調整するための開閉ガイド機構23が設けられている。開閉ガイド機構23は、各スラット20の一部(後述するスラット軸27:図3参照)にそれぞれ係合可能な係合リンク部24を有しており、係合リンク部24によってスラット角度が調整可能とされている。
開閉ガイド機構23には、スラット駆動部25が連結されている。スラット駆動部25は電動モータなどから構成されており、同駆動部25により開閉ガイド機構23が駆動されることで、各スラット20が一斉に任意角度に調整されるようになっている。ドラム駆動部22及びスラット駆動部25は、上記シャッタコントローラ17に接続されている。
図3に示すように、スラット20は、スラット本体26とスラット軸27とを有して構成されている(図3(a)参照)。スラット本体26は、アルミニウムやチタンなどの金属によって矩形かつ横長の板状に形成され、その表裏の一方のみに鏡面加工が施されている。その結果、スラット本体26は、その表裏の光反射率が互いに異なっており、かつ光反射率の高い面(以下「高反射面」という)28の熱放射率(長波領域の光放射率)が光反射率の低い面(以下「低反射面」という)29の熱放射率よりも低くなっている。詳しくは、スラット本体26は、横断面「く」の字状に形成されており、その屈曲内側の面のみに鏡面加工が施されている(図3(b)参照)。スラット軸27は、スラット本体26からその長手方向に突出して、上記係合リンク部24により保持されるようになっている。
次に、図4及び図5を参照しながら、スラット角度の調整範囲(スラット20の回動範囲)について説明する。図4及び図5では、スラット20の左側が屋外側であることを想定し、スラット20の右側が屋内側であることを想定している。また図4において、スラット角度θsは(a)に示す状態を基準(θs=0°)とする角度を示しており、(b)〜(d)はそれぞれθsが90°、θsが−90°、θsが±180°である状態を示している。一方、図5において、(a)は屋内側に高反射面28を向けた全閉状態(スラット角度が全閉角度θaである状態)を示し、(b)は屋外側に高反射面28を向けた全閉状態(スラット角度が全閉角度θbである状態)を示している。
スラット角度は、高反射面28が屋外側に向く角度と、高反射面28が屋内側を向く角度とに調整可能とされている。詳しくは、図4(a)に示す状態(θs=0°)からスラット軸27を中心にして±180°の角度範囲で調整可能とされている。そして、図5に示す全閉角度(θa,θb)では、隣り合うスラット20が近接し、建物本体11の窓部12が閉鎖されるようになっている。
シャッタコントローラ17は、ドラム駆動部22によりシャッタカーテン15を昇降させ、スラット駆動部25によりスラット角度を制御する。特に、シャッタカーテン17は、現在の年月日及び時刻を示すカレンダー機能を有しており、同カレンダー機能が示す「現在時刻」や「現在の月日」に基づいてスラット角度を制御する。
次に、図6及び図7を参照しながら、シャッタ装置13の作動について説明する。図6は、目標スラット角度設定プログラムの流れを示すフローチャートである。このプログラムは、シャッタコントローラ17により周期的に実行され、日射の有無及び外気温の高低に応じてスラット角度の目標値(以下「目標スラット角度」という)が設定されるようになっている。図7は、このプログラムに基づくスラット角度の制御結果を説明するための図であり、(a)〜(d)はそれぞれ夏季の昼間、冬季の昼間、夏季の夜間、冬季の夜間におけるスラット角度の制御結果を示している。また、図7(a)及び(c)では窓サッシ16が開けられており、図7(b)及び(d)では窓サッシ16が閉じられていることを想定している。
図6に示すステップS10では、シャッタコントローラ17は現在時刻に基づいて日射の有無を判定する。詳しくは、シャッタコントローラ17は、カレンダー機能の「現在時刻」が昼夜のいずれの時間帯に含まれるかによって日射の有無を判定する。すなわち、シャッタコントローラ17は、現在時刻が昼間帯に含まれる場合には日射が有ると判定し、現在時刻が夜間帯に含まれる場合には日射が無いと判定する。なお、このように日射の有無を判定する場合には、昼間帯及び夜間帯の範囲を、カレンダー機能の「現在の月日」に基づいて可変設定することが望ましい。これにより、上述した日射の有無の判定を正確に行うことができる。
ステップS10において昼間、すなわち日射が有ると判定すると、シャッタコントローラ17は、ステップS11において現在の月日に基づいて外気温の高低を判定する。詳しくは、シャッタコントローラ17は、上記カレンダー機能の「現在の月」が夏季(例えば6月〜9月)に含まれる場合には、外気温が相対的に高いと判定(推定)し、上記カレンダー機能の「現在の月」が冬季(例えば11月〜2月)に含まれる場合には、外気温が相対的に低いと判定(推定)する。そして、シャッタコントローラ17は、夏季、すなわち外気温が相対的に高いと判定するとステップS12の処理に進み、冬季、すなわち外気温が相対的に低いと判定するとステップS13及びS14の処理に進む。
ステップS12では、シャッタコントローラ17は、目標スラット角度を、高反射面28が屋内側を向く角度(例えば0°)に設定し(図7(a)参照)、今回の目標スラット角度設定プログラムの実行を終了する。
一方、ステップS13では、シャッタコントローラ17は日射角度を取得する。詳しくは、例えばシャッタコントローラ17は、カレンダー機能の「現在の月日」及び「現在時刻」から日射角度を算出(推定)する。続くステップS14では、シャッタコントローラ17は、目標スラット角度を、高反射面28が屋内側を向き、かつ建物10内に太陽光が導入される角度に設定する。例えば、シャッタコントローラ17は、目標スラット角度を、高反射面28が屋内側を向き、かつ高反射面28の屋外側の部分が日射と平行となる角度に設定する(図7(b)参照)。そして、シャッタコントローラ17は、今回の目標スラット角度設定プログラムの実行を終了する。
一方、ステップS10において夜間、すなわち日射が無いと判定すると、シャッタコントローラ17はステップS15において現在の月日に基づいて外気温の高低を判定する。詳しくは、シャッタコントローラ17は、上記カレンダー機能の「現在の月」が夏季(例えば6月〜9月)に含まれる場合には、外気温が相対的に高いと判定(推定)し、上記カレンダー機能の「現在の月」が冬季(例えば11月〜2月)に含まれる場合には、外気温が相対的に低いと判定する。そして、シャッタコントローラ17は、夏季、すなわち外気温が相対的に高いと判定するとステップS16の処理に進み、冬季、すなわち外気温が相対的に低いと判定するとステップS17の処理に進む。
ステップS16では、シャッタコントローラ17は、目標スラット角度を、高反射面28が屋外側を向く角度(例えば180°)に設定し(図7(c)参照)、今回の目標スラット角度設定プログラムの実行を終了する。一方、ステップS17では、シャッタコントローラ17は、目標スラット角度を、高反射面28が屋内側を向く角度、例えば全閉角度θaに設定し(図7(d)参照)、今回の目標スラット角度設定プログラムの実行を終了する。
こうして設定された目標スラット角度に基づいて、シャッタコントローラ17はスラット20をスラット駆動部25により駆動させる。その結果、図7に示すように季節(夏季/冬季)及び昼夜に応じて、スラット角度θsが目標スラット角度に制御される。以下、夏季の昼間、冬季の昼間、夏季の夜間、冬季の夜間におけるスラット角度の制御結果及びそれらの効果についてこの順に説明する。
ここで夏季においては、外気温が相対的に高くなる傾向があり、結果として建物10の使用者が不快に感じる温度まで屋内温度が上昇することが懸念される。そのため、夏季においては、屋内温度の上昇を抑制することで、屋内温度が快適に保たれると考えられる。一方、冬季においては、外気温が相対的に低くなる傾向があり、結果として建物10の使用者が不快に感じる温度まで屋内温度が低下することが懸念される。そのため、冬季においては、屋内温度の低下を抑制することで、屋内温度が快適に保たれると考えられる。
また、昼間においては、日射が有るため、その太陽光をスラット20にて反射させると、反射させた太陽光が近隣の迷惑になるおそれがある。一方、夜間においては、日射が無いため、太陽光による近隣の迷惑を考慮する必要がない。
(夏季の昼間)
上述したスラットの駆動制御によると、夏季の昼間には、図7(a)に示すように高反射面28が屋内側を向く角度、すなわち低反射面29が屋外側に向く角度にスラット角度θsが制御される。これにより、太陽光が低反射面29に入射し同低反射面29にて反射されることから、スラット20における太陽光の反射を抑制することができる。ここで、上述の如く太陽光が低反射面29に入射することによりスラット20の温度が高くなるが、屋内側を向く高反射面28の熱放射率が低くなっているため、スラット20から建物本体11への熱放射が抑制される。これにより、日射による屋内温度の上昇を抑制することができる。さらに、図7(a)に示すように隣り合うスラット20の間に隙間が形成される角度(例えば0°)にスラット角度θsを制御すれば、屋内外の通風を確保することができる。これにより、屋内温度の上昇を一層抑制することができる。こうしてスラット20における太陽光の反射を抑制し、かつスラット20から建物本体11への熱放射を抑制することにより、太陽光の反射による近隣の迷惑を軽減しつつ、夏季の昼間における屋内温度を快適に保つことができる。
(冬季の昼間)
上述したスラットの駆動制御によると、冬季の昼間には、図7(b)に示すように、スラット20の高反射面28が屋内側を向き、かつ建物10内に太陽光が導入される角度に、スラット角度θsが制御される。これにより、太陽光が低反射面29にて反射されることから、スラット20における太陽光の反射を抑制することができる。また、上述の如く建物10内に太陽光が導入される角度にスラット角度θsを制御することで、建物10内に導入される日射量が増加することから、屋内温度の低下を抑制することができる。こうしてスラット20における太陽光の反射を抑制し、かつ屋内温度の低下を抑制することにより、太陽光の反射による近隣の迷惑を軽減しつつ、冬季の昼間における屋内温度を快適に保つことができる。
また、スラット角度θsを、図7(b)に示すように高反射面28の屋外側の部分が日射と平行となり、かつ高反射面28の屋内側の部分にて太陽光が反射する角度に制御すれば、太陽光を建物10内に導入しつつ、日射と略平行な視線(図7(b)に示す一点鎖線参照)をスラット20で妨げることができる。
(夏季の夜間)
上述したスラットの駆動制御によると、夏季の夜間には、図7(c)に示すように高反射面28が屋外側を向く角度、すなわち低反射面29が屋内側を向く角度にスラット角度θsが制御される。これにより、建物10周辺の構造物からの放射熱が高反射面28にて反射されることから、上記構造物からの熱放射による屋内温度の上昇を抑制することができる。また、低反射面29を屋内側に向けることで、建物10の放熱を促し、ひいては屋内温度の上昇を抑制することができる。すなわち、建物本体11(窓サッシ16)からの放射熱をスラット20にて吸収し、吸収した熱放射エネルギーをスラット20から外気に放散することで、建物10の放熱を促し、ひいては屋内温度の上昇を抑制することができる。さらに、図7(c)に示すように隣り合うスラット20の間に隙間が形成される角度(例えば180°)にスラット角度θsを制御すれば、屋内外の通風を確保することができる。これにより、屋内温度の上昇を一層抑制することができる。こうして屋内温度の上昇を抑制することにより、夏季の夜間における屋内温度を快適に保つことができる。
(冬季の夜間)
上述したスラットの駆動制御によると、冬季の夜間には、図7(d)に示すように高反射面28が屋内側を向く角度、すなわち低反射面29が屋外側を向く角度にスラット角度θsが180°に制御される。これにより、建物本体11(窓サッシ16)からの放射熱が同本体11側に向けて反射されることから、建物10の放熱を抑制することができる。特に、図7(d)に示すようにスラット角度θsを全閉角度θaに制御すれば、建物10の放熱を一層抑制することができる。このようにして建物10の放熱を抑制することで、屋内温度の低下を抑制し、ひいては冬季の夜間における屋内温度を快適に保つことができる。
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施されてもよい。
・上記実施形態では、昼夜及び季節をスラット20の駆動制御のパラメータとした。しかしながら、上記パラメータに必ずしも季節を加える必要はない。この場合でも、昼間において低反射面29を屋外側に向けることで、低反射面29にて太陽光を反射させて、太陽光の反射による近隣の迷惑を軽減することができる。また上記パラメータに必ずしも昼夜を加える必要はない。この場合でも、夏季において高反射面28を屋外側に向けることで、高反射面28にて太陽光を反射させて、屋内温度の上昇を抑制することができる。
また、昼夜及び季節とは別のパラメータを、スラット20の駆動制御のパラメータに加えてもよい。例えば、窓サッシ16の開閉をスラット20の駆動制御のパラメータとしてもよい。具体的には、夏季の夜間において、窓サッシ16が閉まっている場合には、高反射面28が屋外側を向く全閉角度θbにスラット角度を制御することが考えられる。このように夏季の夜間において窓サッシ16が閉まっている場合、すなわち屋内温度の上昇が懸念され、かつ採光及び通風を考慮する必要がない場合には、高反射面28が屋外側を向く全閉角度θbにスラット角度を制御することで、建物10周辺の構造物から建物10への放射熱をスラット20の高反射面28にて効果的に反射することができる。これにより、屋内温度の上昇を一層抑制し、夏季の夜間における屋内温度を一層快適に保つことができる。ここで、昼夜に拘わらず採光を考慮しなくてもよい場合、例えばスラット20が可視光を透過する材料で形成されている場合には、夏季の夜間に加えて夏季の昼間においても、上記全閉角度θbにスラット角度を制御することが考えられる。
なお、窓サッシ16の開閉の検出手段としては、例えば、窓サッシ16のクレセント錠に同クレセント錠の施解錠を検出する施解錠センサを設けて、その検出値に基づいて窓サッシ16の開閉を検出することが考えられる。詳しくは、施解錠センサの検出値がクレセント錠の解錠を示している場合には窓サッシ16が開かれていると判定し、施解錠センサの検出値がクレセント錠の施錠を示している場合には窓サッシ16が閉じられていると判定することが考えられる。
また、屋内温度をスラット20の駆動制御のパラメータとしてもよい。具体的には、スラット角度を屋内温度に基づいて制御することで、屋内外の通風量を調整したり、冬季の昼間において屋内への太陽光の導入量を調整したりすることが考えられる。その他、建物10の建設地情報や、スラット20の表面温度や、エアコンディショナ(エアコン)の稼働状態をスラット20の駆動制御のパラメータとしてもよい。また、スラット角度を手動で制御するようにしてもよい。
・上記実施形態では、スラット本体26の表裏の一方に鏡面加工を施すことで、スラット本体26に高反射面28及び低反射面29を形成した。しかしながら、これに限られず、例えばスラット本体26を積層構造とし、同本体26の表裏を構成する層を、それぞれ光反射率が異なる材料で形成することで、スラット本体26に高反射面28及び低反射面29を形成してもよい。また、スラット本体26の基材の表裏の一方を塗装することで、同本体26に高反射面28及び低反射面29を形成してもよい。詳しくは、スラット本体26の基材の表裏の一方に、例えば赤外線反射塗料を塗装することで、スラット本体26に高反射面28及び低反射面29を形成することが考えられる。この場合、赤外線反射塗料を塗装した面が高反射面28に相当する。
・上記実施形態では、日射の有無を現在時刻に基づいて判定した。すなわち、現在時刻が昼夜いずれの時間帯に含まれるかによって、日射の有無を判定(推定)した。しかしながら、これに限られず、日射強度そのものを取得し、取得した日射強度に基づいて日射の有無を判定するようにしてもよい。日射強度の取得手段しては、例えば、屋外の日射強度を検出するセンサを建物10に設けて、そのセンサの検出値の大小に基づいて日射強度の強弱を算出することが考えられる。また、建物10とは別の施設で測定した同建物10周辺の日射強度を、通信回線を介して受信することが考えられる。
・上記実施形態では、日射の有無に基づいてスラット角度を制御した。しかしながら、これに限られず、日射強度の強弱に基づいてスラット角度を制御してもよい。この場合、太陽光の反射による近隣の迷惑が発生するか否かを、日射強度の強弱に基づいて適切に判定することができることから、上記実施形態の効果を一層高めることができる。例えば、夏季の昼間において、太陽光をスラット20にて反射させたとしても近隣の迷惑にならない程度の日射強度である場合、例えば曇天で日射強度が弱い場合には、高反射面28が屋外側に向く角度にスラット角度を制御するとよい。これにより、太陽光がスラット20の高反射面28にて反射されることから、屋内温度の上昇を一層抑制することができる。これにより、太陽光の反射による近隣の迷惑を抑制しつつ、夏季の昼間における屋内温度を一層快適に保つことができる。
・上記実施形態では、外気温の高低を現在の月日(日付)に基づいて判定した。すなわち、現在の月日(日付)が夏季及び冬季のいずれに含まれるかによって、外気温の高低を判定(推定)した。しかしながら、これに限られず、外気温そのものを取得し、取得した外気温に基づいてその高低を判定してもよい。外気温の取得手段としては、例えば、屋外に外気温を検出するセンサを設けて、そのセンサの検出値の大小に基づいて外気温の高低を算出することが考えられる。また、建物10とは別の施設で測定した同建物10周辺の外気温を、通信回線を介して受信することが考えられる。この場合、外気温の高低判定を適切に実施できることから、上記実施形態の効果を一層高めることができる。
また、上記実施形態では、外気温の高低を夏季又は冬季のいずれかによって判定ようにしたが、春季や秋季を含めて判定してもよい。この場合、春季や秋季を夏季とみなす判定を行うようにすれば、太陽光の反射による近隣の迷惑を抑制するという観点で好ましい。
・上記実施形態では、高反射面28の熱放射率を他の部分よりも低くした。しかしながら、高反射面28の熱放射率を必ずしも他の部分よりも低くしなくてもよい。この場合でも、昼間、すなわち日射強度が相対的に強い場合において低反射面29を屋外側に向けることにより、少なくとも太陽光の反射による近隣の迷惑を軽減することができる。
・上記実施形態では、高反射面28がスラット本体26の横断面(スラット本体26をスラット軸27に対し直交する平面で切断した面)において「く」の字状となるようにスラット本体26を構成した。しかしながら、これに限られず、高反射面28がスラット本体26の横断面において直線状になるようにスラット本体26を構成してもよい。例えば、スラット本体26を平板状とし、その表裏の一方を高反射面としてもよい。
・その他、スラット本体26の高反射面28を酸化チタンなどの光触媒でコーティングしてもよい。ここで、光触媒とは、光の照射により触媒作用を示す物質のことである。この場合、光触媒の触媒作用(超親水作用)によって、雨水などが高反射面28にて水滴とならず、高反射面28上を流れ落ちる。これにより高反射面28が清浄されることから、高反射面28の特性(光反射率が高いという特性、熱放射率が低いという特性)を保つことができる。また、スラット本体26とスラット軸27を有するスラット20を例示したが、スラットの形状はこれに限られるものではない。
シャッタ装置を設けた建物の概要構成を示す図。 シャッタ装置の構成を示す図。 スラットの構成を示す図。 スラットの角度調整を説明するための図。 スラットの角度調整を説明するための図。 目標スラット角度設定プログラムのフローチャート。 シャッタ装置の作動を説明するための図。
符号の説明
10…建物、11…建物本体、12…窓部(開口部)、13…シャッタ装置(電動シャッタ装置)、15…シャッタカーテン、16…窓サッシ、17…シャッタコントローラ(日射強度判定手段、外気温判定手段、制御手段、取得手段)、20…スラット、26…スラット本体、27…スラット軸、28…高反射面。

Claims (5)

  1. 複数の長尺状のスラットが連結されたシャッタカーテンを備え、そのシャッタカーテンで建物の開口部を開閉する電動シャッタ装置において、
    前記各スラットの表裏両面の光反射率を異ならせて形成することにより、一方の面が高反射面とされるとともに他方の面が低反射面とされており、
    前記各スラットは、前記高反射面の熱放射率が前記低反射面の熱放射率よりも低くなるように構成されており、
    前記各スラットは、短手方向の途中で屈曲されており、その屈曲内側の面が前記高反射面とされており、
    前記高反射面が屋内側を向く角度と前記高反射面が屋外側を向く角度とに前記スラットを駆動する駆動手段と、
    日射強度の強弱を判定する日射強度判定手段と、
    前記日射強度判定手段により日射強度が相対的に強いと判定された場合に、前記高反射面が屋内側を向くように前記駆動手段による前記スラットの駆動を制御する制御手段と、
    を備えていることを特徴とする電動シャッタ装置。
  2. 外気温の高低を判定する外気温判定手段を更に備え、
    前記日射強度判定手段により日射強度が相対的に弱いと判定され、かつ前記外気温判定手段により外気温が相対的に低いと判定された場合には、前記高反射面のうち前記屈曲部分より屋内側が上方を向き、かつ前記高反射面のうち前記屈曲部分より屋外側が屋内側への斜め上方を向くように、前記駆動手段による前記スラットの駆動を制御する請求項1に記載の電動シャッタ装置。
  3. 外気温の高低を判定する外気温判定手段を更に備え、
    前記制御手段は、
    前記日射強度判定手段により日射強度が相対的に弱いと判定され、かつ前記外気温判定手段により外気温が相対的に高いと判定された場合には、前記高反射面が屋外側を向くように前記駆動手段による前記スラットの駆動を制御し、
    前記日射強度判定手段により日射強度が相対的に弱いと判定され、かつ前記外気温判定手段により外気温が相対的に低いと判定された場合には、前記高反射面が屋内側を向くように前記駆動手段による前記スラットの駆動を制御する請求項に記載の電動シャッタ装置。
  4. 日射方向を取得する取得手段を更に備え、
    前記制御手段は、
    前記日射強度判定手段により日射強度が相対的に強いと判定され、かつ前記外気温判定手段により外気温が相対的に低いと判定された場合には、前記取得手段により取得された日射方向に基づいて、太陽光が建物内に導入されるように前記駆動手段による前記スラットの駆動を制御する請求項に記載の電動シャッタ装置。
  5. 建物本体に形成され屋内外を連通する開口部と、
    前記開口部に設置された窓サッシと、
    前記窓サッシよりも屋外側に設置された請求項1乃至のいずれか1項に記載の電動シャッタ装置と、
    を備えていることを特徴とする建物。
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