JP2021080673A - シャッタ構造 - Google Patents

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由香 有富
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【課題】住宅の開口部における熱移動量を効率よく制御可能なシャッタ構造を提供する。【解決手段】シャッタ構造12は、住宅10の開口部26において屋外側と屋内側とを仕切ると共に、それぞれ一方側の面を遮熱面28Aとし、他方側の面を遮熱面28Aよりも赤外線の反射率が低い標準面28Bとする複数の平行な羽板28を含んで構成されたルーバ30と、複数の平行な羽板28において遮熱面28Aが屋外側に向けられてルーバ30が閉じた状態と、複数の平行な羽板28の間に隙間が形成された状態と、遮熱面28Aが屋内側に向けられてルーバ30が閉じた状態とのいずれかの状態となるように、複数の平行な羽板28を回動させる回動機構36と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、シャッタ構造に関する。
近年、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)のように、住宅において外皮の熱移動量を制御して冷暖房の効率化を図り、省エネルギを実現することがますます求められている。特に、住宅の開口部は熱移動量が多いため、開口部において適切に熱移動量を制御することが求められる。
下記特許文献1には、中空部を設けて断熱性を高めた蛇腹状のシャッタ構造が開示されている。
特開2013−87534号公報
しかしながら、上記先行技術は、断熱性の向上のみを考慮したシャッタ構造であり、遮熱性については考慮されていない。よって、開口部における熱移動量を効率よく制御するには、改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、住宅の開口部における熱移動量を効率よく制御可能なシャッタ構造を提供することを目的とする。
第1の態様に係るシャッタ構造は、住宅の開口部において屋外側と屋内側とを仕切ると共に、それぞれ一方側の面を遮熱面とし、他方側の面を前記遮熱面よりも赤外線の反射率が低い標準面とする複数の平行な羽板を含んで構成されたルーバと、前記複数の平行な羽板において前記遮熱面が屋外側に向けられて前記ルーバが閉じた状態と、前記複数の平行な羽板の間に隙間が形成された状態と、前記遮熱面が屋内側に向けられて前記ルーバが閉じた状態との間で、前記複数の平行な羽板を回動させる回動機構と、を有している。
第1の態様によれば、遮熱面が屋外側に向けられた状態では、日射及び屋外で放射された赤外線は、遮熱面によって屋外側へ効果的に反射される。このように、屋外側に向けられた遮熱面で赤外線を効果的に反射することで、ルーバのエネルギ吸収及び屋内側への再放射を抑制することができる。また、反射率の低い標準面が屋内側に向けられていることで、屋内で放射された赤外線の大部分は、反射されずにルーバに吸収される。この結果、屋外の気温が高い夏等に、屋内の温度上昇を抑制して冷房効率を向上させることができる。
一方、反射率の低い標準面が屋外側に向けられた状態では、上記の場合と比較して、屋外側でルーバに反射されるエネルギが減少し、ルーバに吸収されるエネルギが増加する。また、遮熱面が屋内側に向けられているため、屋内で放射された赤外線は、遮熱面によって屋内側へ効果的に反射される。よって、屋外の気温が低い冬等に、屋内を保温して暖房効率を向上させることができる。
また、回動機構によって複数の平行な羽板が回動されることにより、遮熱面の向きが調整される。さらに、複数の平行な羽板が回動されることにより、開口部の通風量を調整することができる。すなわち、複数の平行な羽板の間に隙間が形成された状態では、当該隙間の大きさに応じて空気の移動量が調整され、ルーバが閉じた状態では通風が遮断される。
第2の態様に係るシャッタ構造は、第1の態様において、前記複数の羽板は中空状に形成され、内部に空気層、ガス層又は真空層を備えている。
第2の態様によれば、空気層、ガス層又は真空層によって屋内外の熱伝導が抑えられる。また、各羽板の再放射による長波放射が、空気層、ガス層又は真空層に留まる。よって、遮熱面が屋外側に向けられた状態では、屋内側への再放射を防ぐことで屋内の冷房効率がより一層向上される。また、遮熱面が屋内側に向けられた状態では、各羽板の再放射によって、空気層、ガス層又は真空層が暖められることで、屋内の保温効果がより一層向上される。
以上説明したように、第1の態様に係るシャッタ構造は、住宅の開口部における熱移動量を効率よく制御することができるという優れた効果を有する。
第2の態様に係るシャッタ構造は、ルーバの断熱性を向上できるという優れた効果を有する。
第1実施形態に係るシャッタ構造を備えた住宅の間取り図である。 図1のシャッタ構造の要部を切断した断面を拡大して示す概略平断面図であり、(A)は遮熱面が屋外側に向けられ標準面が屋内側に向けられた状態を示し、(B)は通風状態を示し、(C)は遮熱面が屋内側に向けられ標準面が屋外側に向けられた状態を示す。 第2実施形態におけるシャッタ構造の要部を切断した断面を拡大して示す概略平断面図であり、(A)は遮熱面が屋外側に向けられ標準面が屋内側に向けられた状態を示し、(B)は通風状態を示し、(C)は遮熱面が屋内側に向けられ標準面が屋外側に向けられた状態を示す。
(第1実施形態)
なお、図1に示される矢印Eは東を示しており、矢印Sは南を示しており、矢印Wは西を示している。また、図2及び図3に示される矢印OUTは屋外側を示しており、矢印INは屋内側を示している。また、以下の説明で特記なく外側及び内側の方向を用いる場合は、それぞれ屋外側及び屋内側を示すものとする。
図1に示されるように、住宅10は、玄関14、ダイニング16及びリビング18を含んで構成されている。玄関14、ダイニング16及びリビング18は、それぞれ住宅10の南側に設けられている。
住宅10の南側の外壁20において、リビング18の外壁20Aは、玄関14の外壁20B及びダイニング16の外壁20Cよりも、屋内側に凹んで形成されている。リビング18の外壁20Aには、窓22が設けられている。窓22の外側には、玄関14の外壁20B及びダイニングの外壁20Cと同一平面上に、シャッタ構造12が設けられている。シャッタ構造12と窓22との間には、空間24が形成されている。リビング18の開口部26では、窓22及びシャッタ構造12の二重構造によって、屋外側と屋内側とが仕切られている。
図2に示されるように、シャッタ構造12は、複数の鉛直に並べられた板状の羽板28を含んで構成された縦型のルーバ30を備えている。ルーバ30は、シャッタ構造12に設けられた図示しない上枠及び下枠の間に設けられており、水平方向の一端側又は他端側に折り畳んで収納可能に構成されている。
各羽板28は、ベースとなる木材32と、アルミ製の遮熱シート34とを含んで構成されている。木材32は、樹脂を含んだ人工木材とするが、ウリン等の天然木材を使用してもよい。また、木材32は中実のものとするが、中空のものを使用してもよい。さらに、アルミ製の遮熱シート34の代わりに、例えば遮熱塗料を木材32に塗布してもよい。
各羽板28において、遮熱シート34は、木材32の一方側の面に貼り付けられており、遮熱シート34によって各羽板28の遮熱面28Aが構成されている。一方で、各羽板28において、遮熱シート34が貼られていない他方側の面は、木材32が露出されており、遮熱面28Aよりも赤外線の反射率が低い標準面28Bが構成されている。
各羽板28には、回動機構36が設けられており、各羽板28は、この回動機構36によって回動可能に支持されている。回動機構36は、回動軸38と、回動軸38を回動可能に支持する図示しない軸受けと、回動軸38を回動させる図示しない駆動部とを含んで構成されており、手動及び自動で制御可能に構成されている。各羽板28は1つの駆動部によって一斉に回動されるものとする。なお、各回動軸38に対して各々駆動部が設けられており、各駆動部によって各羽板28が別々に制御されてもよい。
図2(A)には、遮熱面28Aが屋外側に向けられ、標準面28Bが屋内側に向けられた状態が示されている。この状態では、隣り合う羽板28同士が隣接され、ルーバ30が閉じられるように構成されている。
図2(B)には、図2(A)の状態よりも各羽板28が平面視で時計回りに90°回動された位置で、遮熱面28Aが西側に向けられ、標準面28Bが東側に向けられた状態が示されている。この状態では、隣り合う羽板28同士の間には隙間が形成され、ルーバ30が開かれるように構成されている。
また、図示されていないが、シャッタ構造12は、図2(A)の状態よりも各羽板28が平面視で反時計回りに90°回動された位置で、遮熱面28Aが東側に向けられ、標準面28Bが西側に向けられた状態でも使用可能な構成とされている。
図2(C)には、図2(B)の状態よりも各羽板28が平面視で時計回りに90°回動された状態で、遮熱面28Aが屋内側に向けられ、標準面28Bが屋外側に向けられた状態が示されている。この状態では、隣り合う羽板28同士が隣接され、ルーバ30が閉じられるように構成されている。
このようにシャッタ構造12は、回動機構36によって、遮熱面28Aが東側に向けられた状態から屋内側に向けられた状態まで、各羽板28がそれぞれ平面視で略270°回動可能に構成されている。また、シャッタ構造12は、上記の範囲において、任意の位置で固定可能に構成されている。
また、シャッタ構造12は、自動制御と手動制御との切り替えのタイミングをAIによって学習可能な構成とされている。さらに、シャッタ構造12は、手動制御で各羽板28を回動させる角度及びその時の季節、時刻、天気、屋内外の各気温等を、AIによって学習可能な構成とされている。
(本実施形態の作用及び効果)
次に、シャッタ構造12の使用態様について説明し、その説明を通して本実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態に係るシャッタ構造12によれば、図2(A)に示されるように、遮熱面28Aが屋外側に向けられた状態では、日射及び屋外で放射された赤外線は、遮熱面28Aによって屋外側へ効果的に反射される。このように、屋外側に向けられた遮熱面28Aで赤外線を屋外側へ効果的に反射することで、ルーバ30のエネルギ吸収と、屋内側への再放射、すなわちリビング18への再放射とを抑制することができる。また、反射率の低い標準面28Bが屋内側に向けられていることで、屋内側で放射された赤外線の大部分は、反射されずにルーバ30に吸収される。これにより、空間24の温度上昇を抑制することができる(図1参照)。この結果、屋外の気温が高い夏等に、リビング18の温度上昇を抑制して冷房効率を向上させることができる。
一方、図2(C)に示されるように、反射率の低い標準面28Bが屋外側に向けられた状態では、上記の場合と比較して、屋外側でルーバ30に反射されるエネルギが減少し、ルーバ30に吸収されるエネルギが増加する。また、遮熱面28Aが屋内側に向けられているため、屋内側で放射された遠赤外線は、遮熱面28Aによって屋内側へ効果的に反射される。これにより、空間24の保温効果が向上する(図1参照)。よって、屋外の気温が低い冬等に、リビング18を保温して暖房効率を向上させることができる。
また、複数の平行な羽板28が回動されることにより、開口部26の通風量を調整することができる。すなわち、図2(B)に示されるように、複数の平行な羽板28の間に隙間が形成された状態では、当該隙間の大きさに応じて空気の移動量が調整され、図2(A)及び図2(C)に示されるように、ルーバ30が閉じた状態では通風が遮断される。さらに、ルーバ30は収納可能に構成されているため、開口部26を完全に開放することもできる。
以上説明したように、本実施形態に係るシャッタ構造12によれば、住宅10の開口部26における熱移動量を効率よく制御することができる。
また、回動機構36は自動で制御可能であることから、複数の平行な羽板28が自動で回動される。よって、ルーバ30が自動で制御され、住宅10の開口部26における熱移動量を、より一層効率よく制御できる。
さらに、シャッタ構造12は、自動制御と手動制御との切り替えのタイミング、手動制御で各羽板28を回動させる角度及びその時の季節、時刻、天気、屋内外の各気温等を、AIが記憶し学習可能な構成とされている。これにより、気象及び居住者の生活スタイルに応じて、シャッタ構造12が制御される。
さらにまた、回動機構36によって複数の平行な羽板28が回動されることにより、太陽の方位に合わせて遮熱面28Aの向きを変えることができる。例えば、回動機構36によって、遮熱面28Aを朝は東側へ、昼は図2(A)に示されるように南側へ、夕方は図2(C)に示されるように西側へ向かせることで、日射が効果的に反射される。これにより、ルーバ30の遮熱性をより一層向上することができる。
また、シャッタ構造12は、窓22の外側に設けられており、空間24が形成されている。これにより、遮熱面28Aが屋外側に向けられた場合の遮熱効果及び遮熱面28Aが屋内側に向けられた場合の保温効果が共に向上される。また、防犯効果を得られると共に、屋外の通行人の視線を遮ることもできる。
(第2実施形態)
次に、図3を用いて第2実施形態に係るシャッタ構造40について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付し、適宜説明を省略する。
図3に示されるように、シャッタ構造40は、複数の鉛直に並べられた羽板42を含んで構成された縦型のルーバ44を備えている。
各羽板42は、それぞれ屈曲された2枚のガラス板を含んで構成されており、平断面が六角形の中空状になるように形成されている。各羽板42の2枚のガラス板のうち、一方の第1ガラス板46は、酸化スズ又は銀等の金属膜48が塗装されることで、赤外線の反射率を高められた所謂Low−Eガラス(低放射ガラス)とされ、他方の第2ガラス板50は、金属膜が塗装されていない通常のガラス板とされている。第1ガラス板46及び第2ガラス板50の水平方向の両端部には、それぞれ鉛直方向に沿って接合された接合部52が形成されている。各羽板42の内部、すなわち第1ガラス板46と第2ガラス板50との間には、それぞれアルゴンガスが充填されており、ガス層54が形成されている。
第1ガラス板46において、金属膜48は各羽板42の外側の面に塗装されており、この金属膜48によって、各羽板42の遮熱面42Aが構成されている。これに対し、第2ガラス板50のうち、各羽板42の外側の面は、遮熱面42Aよりも赤外線の反射率が低い標準面42Bを構成している。
各羽板42には、回動機構36が設けられており、各羽板42は、この回動機構36によって回動可能に支持されている。
図3(A)には、遮熱面42Aが屋外側に向けられ、標準面42Bが屋内側に向けられた状態が示されている。上述の通り、第1ガラス板46は屈曲されており、これにより、羽板42は、第1遮熱面42A1、第2遮熱面42A2及び第3遮熱面42A3を備えている。図3(A)に示されるように遮熱面42Aが屋外側に向けられた状態では、第1遮熱面42A1が南東側へ向き、第2遮熱面42A2が南側へ向き、第3遮熱面42A3が南西側へ向くように、第1ガラス板46が形成されている。
また、図3(B)には、図3(A)の状態よりも各羽板42が平面視で時計回りに90°回動された位置で、遮熱面42Aが西側に向けられ、標準面42Bが東側に向けられた状態が示されている。この状態で、隣り合う羽板42同士の間に隙間が形成され、ルーバ44が開かれる。
さらに、図3(C)には、図3(B)の状態よりも各羽板42が平面視で時計回りに90°回動された状態で、遮熱面42Aが屋内側に向けられ、標準面42Bが屋外側に向けられた状態が示されている。
このようにシャッタ構造40は、回動機構36によって、遮熱面42Aが屋外側に向けられた状態から屋内側に向けられた状態まで、羽板42がそれぞれ平面視で略180°回動可能に構成されている。
(本実施形態の作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。なお、第1実施形態と同様の作用効果については説明を省略する。
本実施形態に係るシャッタ構造40によれば、ガス層54によって屋内外の熱伝導が抑えられる。また、各羽板42の再放射による長波放射がガス層54に留まる。よって、図3(A)に示されるように、遮熱面42Aが屋外側に向けられた状態では、屋内側への再放射を防ぐことで屋内の冷房効率がより一層向上される。また、図3(C)に示されるように、遮熱面42Aが屋内側に向けられた状態では、各羽板42の再放射によってガス層54が暖められることで、屋内の保温効果がより一層向上される。
以上説明したように、本実施形態に係るシャッタ構造40によれば、ルーバの断熱性を向上できる。
また、図3(A)に示されるように、朝は第1遮熱面42A1によって日射が効果的に反射され、昼は第2遮熱面42A2によって日射が効果的に反射され、夕方は第3遮熱面42A3によって日射が効果的に反射される。これにより、太陽の方位に合わせて各羽板42を少しずつ回動させなくても、各時間帯で日射を効率よく反射して遮蔽することができる。
〔上記実施形態の補足説明〕
上記第1実施形態では、シャッタ構造12は、リビング18の窓22の外側に設けられており、開口部26では、窓22及びシャッタ構造12の二重構造によって、屋外側と屋内側とが仕切られているものとして説明したが、これに限らない。例えば、ガレージのシャッタとして本発明に係るシャッタ構造を設けてもよい。
また、上記第1実施形態では、各羽板28は、平面視で略270°回動可能な構成として説明したが、各羽板28の回動域はこれに限らない。例えば、ルーバが閉じた状態で、各羽板の端部が重なるように構成してもよい。この場合、ルーバが閉じられた状態での密閉性が向上される。
さらに、上記第1実施形態では、シャッタ構造12は、縦型のルーバ30を備えており、太陽の方位に合わせて遮熱面28Aの向きを調整可能であるものとして説明したが、これに限らない。例えば、シャッタ構造は、横型のルーバを備えており、太陽の高度に合わせて遮熱面の向きを調整可能な構成としてもよい。
さらにまた、上記第2実施形態では、各羽板42は、平断面が六角形の中空状になるように形成されているものとして説明したが、これに限らず、羽板が中空状に形成されていればよい。例えば、羽板は平断面が紡錘形の中空状になるように形成されていてもよい。
また、上記第2実施形態では、各羽板42の内部にそれぞれアルゴンガスが充填されており、ガス層54が形成されているものとして説明したが、これに限らない。例えば充填されるガスはクリプトンガス等他の断熱性を有するガスでもよく、また、ガスではなく空気が充填された空気層又は真空層としてもよい。
さらに、上記第2実施形態では、第1ガラス板46において、金属膜48は各羽板42の外側の面に塗装されているものとして説明した。しかしこれに限らず、ガラスやポリカーボネート等の透明部材で中空状に羽板を形成する場合は、羽板の内側に金属膜が塗装されていてもよい。この場合、金属膜の耐久性が向上される。
さらにまた、上記第1実施形態では、各羽板28は、木材32とアルミ製の遮熱シート34とを含んで構成されており、上記第2実施形態では、所謂Low−Eガラスの第1ガラス板と通常のガラスの第2ガラス板とを含んで構成されているものとして説明した。しかし各羽板の材質はこれに限らず、一方側の遮熱面が他方側の標準面よりも赤外線の反射率が高くなるように構成されていればよい。例えば、アルミ製の部材の片面に木製のシートを貼り付けてもよく、ポリカーボネート製の部材の片面にアルミ製のシートを貼り付けてもよい。
10 住宅
12、40 シャッタ構造
26 開口部
28、42 羽板
28A、42A 遮熱面
28B、42B 標準面
30、44 ルーバ
36 回動機構
54 ガス層

Claims (2)

  1. 住宅の開口部において屋外側と屋内側とを仕切ると共に、それぞれ一方側の面を遮熱面とし、他方側の面を前記遮熱面よりも赤外線の反射率が低い標準面とする複数の平行な羽板を含んで構成されたルーバと、
    前記複数の平行な羽板において前記遮熱面が屋外側に向けられて前記ルーバが閉じた状態と、前記複数の平行な羽板の間に隙間が形成された状態と、前記遮熱面が屋内側に向けられて前記ルーバが閉じた状態とのいずれかの状態となるように、前記複数の平行な羽板を回動させる回動機構と、
    を有するシャッタ構造。
  2. 前記複数の羽板は中空状に形成され、内部に空気層、ガス層又は真空層を備えている請求項1に記載のシャッタ構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024072652A1 (en) * 2022-09-30 2024-04-04 Hunter Douglas Inc. Cellular slats for a covering for an architectural structure with improved light control and related coverings

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