JP5290676B2 - 空気清浄機能付き照明器具 - Google Patents

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Description

本願発明は、空気清浄機能付き照明器具に関する。詳しくは、光源を利用して空気の清浄化を図ることのできる空気清浄機能付き照明器具に関する。
たとえば、照明器具に空気清浄機能を持たすことにより、年間を通して空気清浄機能を発揮させることのできる空気清浄機能付き照明器具が提案されている。
特開2000−315420
上記特許文献1に記載されている空気清浄機能付き照明器具は、照明灯と、前記照明灯からの照明光が照射されるように配設された光触媒と、前記光触媒に光を送り込む送風手段とを備えて構成されている。特に、上記光触媒として、前記照明灯からの一部の照射光が照射される位置に配置されたハニカム構造体が採用されている。
酸化チタン等の光触媒は、所定の波長の光が照射されると、光触媒表面において酸化還元反応が生じ、汚染物質が酸化分解され、脱臭や抗菌、抗ウイルス効果を発揮する。照明器具の光を利用して空気清浄機能を発揮させることにより、空気清浄器を設置する専用の場所を確保する必要がなくなり、種々の領域で使用可能になるとしている。
上記特許文献1に記載されている光触媒担持体としてのハニカム構造体は、同じ断面を有する六角筒状空間が多数配列された形態を備えているため、光触媒の担持面積を大きくすることが可能になる。また、この筒状空間内に空気を通すことにより上記空気と上記光触媒との接触面積を大きくとることができる。
ところが、上記ハニカム構造体は、上記断面が均一の筒状空間を隙間なく配列した形態を備えているため保形強度が非常に高く、上記ハニカム構造体を折り曲げたり、湾曲させたりして加工することはできない。このため、曲面状の光源に沿って上記ハニカム構造体を配置するのは困難である。
また、上記ハニカム構造体の上記筒状空間内に、照明灯からの光を導入するには、光源を上記筒状空間の軸方向に配置しなければならない。このため、大きなハニカム構造体に光を作用させるには、大きな平面を備える光源あるいは多数の光源を必要とする。
したがって、ハニカム構造体を採用する場合には、適用できる照明器具の形態が限定されるという問題がある。また、光源から放射される光の一部しか上記光触媒に作用させることができない。
本願発明は、上記従来の問題を解決し、種々の形態の光触媒担持体を容易に形成することができるため、照明器具の光源の形態に応じて光触媒担持体を配置することが可能になるとともに、光源から発せられる光の大部分を光触媒に作用させて、高い空気清浄機能を発揮させることのできる空気清浄機能付き照明器具を提供することを課題とする。
本願の請求項1に記載した発明は、空気清浄機能付き照明器具であって、光源と、上記光源に向かって突出するとともに光の照射方向に貫通する貫通孔を有する複数の中空凸部が配列形成されており、これら貫通孔を介して上記光源からの光を外部に放射できる壁部とを備え、上記中空凸部を含む壁部の光源側、及び上記中空凸部の内面に、上記光によって光触媒反応を生じる光触媒を担持させるとともに、
上記光触媒を担持させた部位に上記光源からの光が照射されるように構成される。
上記光源の種類は特に限定されることはなく、蛍光灯、白熱球灯種々の照明器具用光源を採用することができる。また、上記光源の種類も限定されることはなく、円柱状、環状、U字状の蛍光灯等を用いることができる。上記光源からの光の強さは、3000ルクス以上、好ましくは5000ルクス以上に設定するのが良い。
本願発明では、光源に向かって突出するとともに光の照射方向に貫通する貫通孔を有する複数の中空凸部が配列形成された壁部を設ける。すなわち、上記中空凸部の先端部開口から上記貫通孔に光が導入されるとともに、反対側の開口から光が外部に照射される。
また、光源側と壁部の光源と反対側の空気が、上記中空凸部に設けた上記貫通孔を介して流動することができる。このため、外部の空気を上記壁部の光源側に取り入れて光触媒を効率よく作用させることが可能となる。
さらに、各中空凸部は光源に向けて突出するように形成されているため、上記中空凸部を含む壁部の光源側の表面積が極めて大きい。このため、光触媒を光が照射される広い面積にわたって担持させ、高い空気清浄機能を発揮させることが可能となる。一方、上記光源の表面と上記壁部の外周面との間に上記凸部を設けて、この空間を有効に利用したものであるため、照明器具の寸法が大きくなることはない。
さらに、本願発明では、上記中空凸部の内面にも上記光触媒を担持させるとともに、上記内面にも上記光源からの光が照射されるように構成している。すなわち、本願発明では、中空凸部の内外両側において光触媒作用を発揮させることができる。
上記光源からの光は、上記貫通孔を介して上記壁部の外方に放射される。したがって、上記光源からの光の通り道である上記中空凸部の内面に光触媒を担持させることにより、上記中空凸部の内面においても光触媒作用を発揮させることができる。しかも、上記貫通孔は、空気の流通経路であるため、貫通孔を通過する空気を効率よく浄化することが可能となる。特に、上記中空凸部の内面に強い光を照射するには、上記貫通孔より大きな光源を採用して、上記中空凸部の内面に光を直接照射できるように構成するのが望ましい。また、貫通孔の入口開口を大きく設定してもよい。
上記中空凸部及び上記貫通孔の形態は特に限定されることはない。上記中空凸部を底なし筒状に形成して、上記中空凸部の底部に照射される光をすべて外部に放射するように構成することもできるし、上記中空凸部に所定の大きさの孔を設けた底面を設け、上記貫通孔に入る光を制限することもできる。また、中空凸部の内側全部を切除して貫通孔を設けることもできるし、一部にのみ貫通孔を設けることもできる。上記貫通孔と上記中空凸部の大きさや形態を調節することにより、上記光源から上記貫通孔を介して外部に照射される光の強さを調節することが可能となる。たとえば、円筒状や角筒状の中空凸部や、角錐台形状や円錐台形状の中空凸部を採用することができる。
従来例で説明したハニカム状構造体の場合、光触媒を内面に担持させるとともに光を通過させる六角筒状の貫通孔が隙間なく配列された形態であるために保形強度が高く、湾曲等させることは不可能であった。このため、曲面を有する光源の発光面に沿って光触媒担持体を配置するのは困難であった。
本願発明では、壁部に光源に向かって突出する複数の中空凸部を配列した形態を備えているため、請求項3に記載した発明のように、所定間隔で形成した上記中空凸部の先端部を近接させるようにして上記壁部を湾曲させることにより、各中空凸部を上記光源に向けて配置することが可能となる。
すなわち、上記中空凸部の基端部における壁部を変形させることにより、中空凸部を変形等させることなく、容易に曲折したり湾曲させたりすることが可能となる。また、上記中空凸部の突出長さと配列間隔を調節することにより、種々の曲率で湾曲させることも可能となり、円筒状の光源を取り囲むように配置したり、多面体を構成して球状光源を取り囲むように配置することも可能となる。これにより、光源の形態に対応した光触媒担持体を構成して、種々の照明器具の光源から放射される光の所望の範囲を光触媒に作用させることも可能となる。
上記壁部は種々の材料を用いて形成することができる。たとえば、樹脂材料や繊維材料を用いて形成することができる。また、光触媒を表面近傍に効率よく担持させるため、多孔質体を採用するのが好ましい。また、本願発明では、上記凸部の外面にも光触媒を担持させているため、光の照射面に反射作用をもたせ、光の乱反射を利用して光源からの光を有効に利用できるように構成するのが望ましい。たとえば、壁部の少なくとも光照射面を白色系にすることができる。
請求項9に記載した発明のように、上記壁部を、セルロース繊維を主成分とする材料をパルプモールド法によって成形して構成することができる。
セルロース繊維からなる成形体は、空隙率が高く粉体状の光触媒を各繊維間の空隙に効率よく保持させることができる。また、自然材料から製造されるセルロース繊維の表面には無数の微細孔があり、この空隙に光触媒を担持させることもできる。このため、光触媒を担持させるためのバインダ等を用いる必要がないか、ごく少量のバインダで光触媒を担持させることが可能となり、光触媒の作用がバインダによって阻害されることを防止できる。さらに、上記微細孔の吸着作用を利用して汚染物質を固定し、上記光触媒を作用させることもできる。
また、セルロース繊維は、光の透過率が高いため、表面のみならず表面からある程度の深さの表層部まで光が到達する。このため、光が届く範囲の光触媒の量が多くなり、従来にない効果を発揮させることが可能となる。さらに、白色のものを採用することにより、壁面間で光を乱反射ささせて光源からの光を有効に利用することができる。
光触媒として種々のものを採用できるが、二酸化チタンを主成分とする粉体状光触媒を採用するのが好ましい。また、粉体の粒度が小さいほど表面積が大きくなって、高い触媒反応を期待することができる。たとえば、粉体状光触媒の平均粒度が、0.01μm〜ら0.05μmのものを採用するのが好ましい。
請求項4に記載した発明は、上記中空凸部を、光源に近づくにしたがって断面積が減少する椀状ないしカップ状に形成したものである。
中空凸部を、光源に近づくにしたがって断面が減少する椀状ないしカップ状に形成することにより、隣接する中空凸部の先端間の隙間が大きくなり、上記壁部を湾曲させた場合に上記中空凸部の先端が干渉することがなくなる。また、湾曲させた場合にも、各中空凸部の先端間の隙間が確保されるため、空気の流動性も良く、また、上記中空凸部間に光源からの光を照射することも可能となる。
また、上記光源に対する対向角度が大きくなり、上記光源から上記椀状ないしカップ状中空凸部の外面に照射される光の強度を大きくすることも可能となる。
上記椀状ないしカップ状の具体的形態も限定されることはなく、外面形態が円錐台形状や、角錐台形状の中空凸部、あるいは球面状の中空凸部を設けることができる。
本願発明においては、光源に対して上記壁部を配置する範囲も特に限定されることはなく、請求項5に記載した発明のように、上記壁部を、上記光源の一部又は全部を囲むように配置することができる。すなわち、照明器具の光源から照射される光の一部を利用して空気清浄機能発揮させることもできるし、光源から照射されるすべての光を利用して空気清浄機能を発揮させることができる。これにより、照明機能に重点をおいた照明器具から、空気清浄機能に重点をおいた照明器具まで、所要の機能を発揮できる空気清浄機能付き照明器具を構成することが可能となる。
また、請求項6に記載した発明のように、上記壁部を円筒状に形成する一方、上記光源を、上記円筒の軸芯に沿って設けることができる。
上記構成を採用することにより、上記壁部の貫通孔を介して、円筒内部と外部との空気を流通させながら空気浄化を行うことが可能となる。また、光源の周りが、上記壁部で覆われるため、見栄えも良い。さらに、上記中空凸部ないし貫通孔の形態や大きさを調節することにより、所望の量の光を外部に照射することが可能となり、本格的な照明器具から、空気清浄機能に重点をおいた照明器具、装飾品としての照明器具まで、種々の目的の照明器具を構成することが可能となる。
請求項7に記載した発明は、上記壁部が、上記中空凸部を所定間隔で配列形成した板状材料を湾曲させて構成されているものである。
板状材料に上記中空凸部を配列形成することにより、容易に湾曲等させることができる板状材料を構成することができる。このため、種々の形態の光源に応じて、上記板状材料を湾曲させて、光源の周りに上記壁部を配置することが可能となる。
上記壁部は、一の板状材料から形成することもできるし、請求項8に記載した発明のように、上記中空凸部を所定間隔で配列形成した複数の板状材料を接続して構成することもできる。
接続する手法も特に限定されることはなく、連結金具やクリップ等を使用することができる。また、端縁に形成された上記中空凸部を重ね合わせることができるように構成し、2以上の板状材料を連結してもよい。
請求項10に記載した発明は、上記中空凸部の間に掛止される吊り具又は/及び光源固定具を備えて上記照明器具を構成したものである。
本願発明に係る上記壁部は、光源に向かって突出する複数の中空凸部が配列された形態を備える。このため、上記中空凸部の間の隙間を利用して、照明器具の吊り具や、光源の固定具を設けることができる。
上記吊り具光源固定具の形態は特に限定されることはないが、上記凸部間に保持される棒状あるいは環状の連結部を設けて構成することができる。
請求項2に記載した発明は、上記光源から距離の異なる位置に、2以上の上記壁部を設けて構成したものである。本請求項に記載した発明は、2以上の壁部を積層状に設けることにより、光が照射される照射面をより増加させるものである。
本願発明では、上記中空凸部に貫通穴を設けて一部の光を外部に放射できるように構成するとともに、この貫通穴から空気を出入りさせて光触媒を作用させることができるように構成している。本請求項に記載した発明は、一の壁部から外部に放射される光をさらに、外側に設けた壁部に照射するように構成している。
また、複数の壁部に設けた上記中空凸部の相対位置を調節することにより、光源から外部に放射される光の量を調節することができる。このため、照明として利用される光量を調節することも可能となる。
また、壁部を白色等の光を反射しやすい色に設定すると、2つの壁部間で光が乱反射する。このため、光源からの光を壁部に効率的に作用させて光触媒作用を生じさせることができる。
さらに、複数の壁部の貫通穴が光の照射方向に重ならないように配置した場合、すなわち、光源からの光が直接外部に放射されない状態となっても、上記壁部の反射によって最外側の貫通穴からある程度の量の光が照射される。このため、一種の間接照明と利用することが可能となる。
上記複数の壁部の相対位置は、採用される照明器具の種類に応じて、必要な光を外部に照射できるように設定することができる。また、請求項11に記載した発明のように、各壁部間の中空凸部及び/又は貫通穴の相対位置を変更できるように構成することができる。
中空凸部及び/又は貫通穴の相対位置を変更できるように構成することにより、外部に照射される光の量や内部の壁面に作用する光の量を調節することが可能となる。また、光の反射形態も異ならせることができる。このため、種々の場面に使用できる照明器具を提供することができる。
請求項12に記載した発明のように、光源を中心とする2以上の同心円筒状の壁部を備えて構成することができる。また、請求項13に記載した発明のように、上記2以上の同心円筒状の壁部の相対角度位置を変更できるように構成することができる。これにより、光量を容易に調節できる照明器具を提供することができる。
請求項14に記載した発明は、光源に近づくにしたがって断面積が増加する椀状ないしカップ状に形成した中空凸部を備える壁部を、上記光源から距離が大きい外側の壁部として設けたものである。
上記突出方向が異なる中空凸部を組み合わせることにより、隣接して設けられる壁部間において、光の反射方向が多様化される。このため、光を効率よく光触媒に作用させることが可能となる。
請求項15に記載した発明は、光源に向かって突出するとともに光の照射方向に貫通する複数の中空凸部が配列形成された照明器具用光触媒担持体に関するものである。
請求項16に記載した発明は、セルロース繊維を主成分とする材料をパルプモールド法によって成形することにより、上記照明器具用光触媒担持体を形成したものである。
本願発明によって、光源の形態に応じて光触媒を担持させた壁部を配置することが可能となり、種々の形態の照明器具に所望の空気清浄機能を付加することができる。
以下、本願発明の実施形態を図に基づいて具体的に説明する。
図1は、本願発明に係る空気清浄機能付き照明器具の平面図、図2は図1におけるII−II線に沿う断面図、図3は底面図、図4は図2におけるIV−IV線に沿う断面図である。
これらの図に示すように、空気清浄機能付き照明器具1は、光源2と、この光源2を囲むように配置された円筒状の壁部3とを備えて構成されている。
上記光源2は、コード4aが接続されたソケット4と、安定器が内蔵された電源制御部5と、4本のU字棒状の発光体6aを束ねて構成される発光部6とを備える蛍光灯が採用されている。本実施形態では、上記コード4を、上記ソケット4の上方に延出させて、吊り紐として兼用できるように構成している。
上記光源の強さは特に限定されることはないが、できるだけ強い光を放射できる光源を採用するのが好ましい。たとえば、3000ルクス以上の照度で上記壁部表面を照らすことができる光源を採用するのが好ましい。
上記壁部3は、上記光源2に向かって突出する複数の中空凸部7を縦横に配列して構成されている。上記中空凸部7は、上記光源に向かって断面積が減少するカップ状に形成されており、上記中空凸部7の内側には、上記壁部7の光源側空間9と、外部空間10を連通させる貫通孔8が形成されている。また、上記壁部3の上下には、それぞれ外部空間に10に開口する上開口部11及び下開口部12がそれぞれ設けられている。
本実施形態では、図2及び図3に示すように、上記ソケット4から半径方向斜め下方向に延出する棒状の支持部材13を3本延出させるとともに、この支持部材13の先端に、上記壁部3の上下方向に隣接する中空凸部7の間の隙間に掛止される環状の掛止部材14とを備える吊り具15を設けている。この吊り具15を介して上記壁部3を上記光源2に付属させるとともに、上記コード4を介して天井等から吊り下げることができるように構成されている。上記吊り具15を採用することにより、上記壁部3の所望の高さにおいて、上記光源2を連結することが可能となる。
上記壁部3は、図6に示すように、上記カップ状の中空凸部7を縦横に配列形成した板状部材16を、円筒状に湾曲させることにより形成されている。
本実施形態に係る上記板状部材16は、セルロースを主成分とする繊維材料をパルプモールド法によって、厚さ1.5mm〜2.0mmに一体成形することにより形成されている。上記板状部材16には、上記隣接する中空凸部の連結部19において折り曲げることができるように、上記中空凸部7が縦横に規則的に配列形成されている。上記セルロース繊維材料として、種々の原料を採用することができる。たとえば、バージンパルプ材料を用いて形成することもできるし、古紙等を再利用した原料を採用することもできる。なお、光触媒作用を発揮できる光を壁面間で反射させることにより、光源からの光を有効利用できる。たとえば、少なくとも光照射面を白色設定するのが望ましい。
上記中空凸部7の光源側に面する内面全域と、上記中空凸部の内面21に、光触媒として粉体状の二酸化チタンを担持させている。好ましくは、アナターゼ型結晶構造を有する、平均粒度が0,01〜0.05μmの二酸化チタンを採用するのが好ましい。また、上記二酸化チタンの比表面積も特に限定されることはなく、50〜300平方メートル/gのものを採用することができる。
図8に、本実施形態に係る壁部3の表層部25に二酸化チタン26を担持させた構造及び作用を模式的に示す。この図に示すように、粉体状の二酸化チタン26は、壁部3の表面からある深さまで、すなわち、表層部25に担持されている。一方、セルロース繊維は光透過率が高く、また、上記壁部3の空隙率は大きい。また、上記空隙の大きさは二酸化チタン26の粒度に比べてはるかに大きい。したがって、光源2から照射される光は、上記壁部3の表面27のみならず、ある深さまで達する。これにより、上記二酸化チタン26の光触媒反応を効率的に生じさせることが可能となる。
しかも、本実施形態に係る壁部3は、セルロース繊維29の多孔質体から形成されているため、非常に吸着能が高い。このため、空気中の悪臭へ成分や微粒子28を、上記壁部3の表面27ないし上記表層部25の内部に吸着させて、上記光触媒を作用させることも可能となり、高い空気浄化機能を発揮させることができる。
上記光源2を点灯させると、図4及び図5に示すように、上記光源2から放射される光のうち、上記貫通孔8の軸方向に照射される光17aは、上記壁部3の外部にそのまま放射される。これにより、照明機能を発揮させることができる。
一方、上記壁部3の内面に照射される光17bは、上記中空凸部7の外面18(上記円筒状壁部3の光源側)及び上記中空凸部7の連結部19の内面に照射される。さらに、上記光の照射面は、繊維集合体で構成されるとともに、白色に形勢されているため、照射された光が複雑に乱反射される。上記中空凸部7の外面18及び上記連結部19の内面には、上記光触媒が担持されているため、光触媒作用が発揮されて近傍の空気を浄化する。しかも、上記光の乱反射により、光源からの光を触媒に効率高く作用させることが可能となる。特に実施形態では、上記筒状壁部3の上下に開口部11,12が形成されているため、上記光源2の発熱により内部空間9の空気が温められて上方に向かう空気の流れが生じ、この結果、上記中空凸部7の外面18及び上記連結部19の内面近傍の空気も流動させられる。このため、上記空気に光触媒を効果的に作用させることが可能となる。
本実施形態では、図5に示すように、上記中空凸部7に形成した中空凸部7の内面21にも光20が照射され、この内面21において反射させられて、光の一部が外部空間に放射される。また、一部の光は、上記壁部内面と同様に、上記内面21において乱反射して、対向する内面を照射する。また、上記光源2から直接貫通孔8を介して中空凸部7の内面21に照射される光20のみならず、上記貫通孔8に進入する際に生じる光の回折現象によっても上記中空凸部の内面21を照らすことができる。上記中空凸部7の内面21には、光触媒が担持させられているため、上記中空凸部7の内面においても光触媒作用が発揮される。しかも、上述したように、上記貫通孔8は、上記光源8に近接した中空凸部7の先端において開口されているため、上記光源2の周囲の空気が温められて上方に流動すると、上記貫通孔8を介して、外部空間10から空気が上記壁部3の内部空間9に流入する。このため、上記貫通孔8から壁部3の内部空間9に流入する空気を効率よく浄化することが可能となる。
図6に示すように、壁部3は、多数のカップ状の中空凸部7を縦横に配列形成した板状部材16を、円筒状に湾曲させることにより形成される。上記板状部材16は、隣接する上記中空凸部の先端部を近接させるようにして、円筒状に湾曲させられる。上記壁部3は、隣接する中空凸部7を連結する連結部19を介して曲折あるいは湾曲させられるため、上記中空凸部7が変形することはない。
上記手法を採用することにより、上記中空凸部7を、貫通孔8の軸芯31が上記光源2に向かうように配置することが可能となる。このため、上記光源2から上記貫通孔8に入る光を、直接外部に放射するように構成することができる。直接外部に放射される光17aは、その強度自体が弱まることは少なく、照明器具としての機能を充分に発揮させることが可能となる。また、上記中空凸部7や貫通孔8の形態を選択することにより、外部に照射される光17aの量や強さを調節あるいは設定することができる。たとえば、通常の照明器具に使用される光源より強い光を照射できる光源を採用するとともに、上記強い光の一部を空気浄化作用に使用して、残りの部分を照明光として使用することにより、従来と同様の照度を確保した空気性状機能付き照明器具を構成することができる。したがって、本願発明により、目的に応じた空気浄化機能を有する照明器具を構成することも可能となる。
図7に、上記壁部3を構成する板状材料の連結方法の一例を示す。大きな光源に対応する壁部を形成するには、大きな板状材料が必要になる。しかしながら、本実施形態では、上記板状材料をパルプモールド法によって形成しているため、製作できる大きさに制限がある。また、種々の大きさの板状材料を形成すると製造コストも増加する。
図7に示すように、本実施形態では、上記中空凸部7が椀状ないしカップ状に形成されているため、縁部の中空凸部7a,7bを重ね合わせることにより、2以上の板状材料30a,30bを容易に連結することができる。このため、種々の形態や大きさの照明器具に容易に対応することが可能となり、製造コストが増加する恐れもない。
図9から図13に、本願発明の第2の実施形態を示す。
この実施形態は、上記光源2から距離の異なる位置に、2以上の上記壁部31,32を設けて構成したものである。各壁部31,32は、第1の実施形態と同様の手法及び構成で形成されるので説明は省略する。
図10及び図12に示すように、これら壁部31,32は、円筒中心を軸とした相対角度位置を変更できるように構成されている。
図10では、内側に配置された壁部31の各中空凸部の底部に形成された貫通穴が一致するように相対角度位置が設定されている。すなわち、この相対角度位置では、内側に配置した壁部の各中空凸部107aに設けた貫通穴108aと、外側に配置した壁部107bの各中空凸部107bに設けた貫通穴108bとの角度位置が一致している。このため、上記内側の貫通穴108aを通過した光は、そのまま外側の貫通穴108bを通過して外部に放射される。したがって、照明として利用できる光量はほとんど変わらない。
一方、図11に示すように、内側の中空凸部107aと外側の中空凸部107bとの間に隙間があるため、光源からの光の一部117cが上記外側の中空凸部間に入射する。外側の壁部32の中間凸部107b間の空間130は広く、その表面積も大きい。この空間130の表面に光触媒を担持させることにより、上記入射した光117cを上記光触媒に作用させることが可能となり、光を作用させることのできる光表面積を大幅に拡大することができる。
また、上記内側の中空凸部107aの内面121aで反射した光117dが、外側の中空凸部107bの内面121bに照射されるため、この部分に光触媒を担持させて作用面積をさらに広げることができる。
図12及び図13は、上記内側の壁部31と上記外側の壁部32の相対角度位置を変更して、これらに形成された中空凸部107a,107bの貫通穴108aと貫通穴108bの角度位置が一致しないように設定している。
図13に示すように、光源2からの一部の光117aと、内側の中空凸部107aで反射した光117dが外部に照射されるが、ほとんどの光117b,117cは、上記壁部31と壁部32の内面に照射される。このため、これら壁部31,32の内面に保持された光触媒に作用する光量を増加させることが可能となり、より強力な光触媒作用を発揮させることができる。
上述したように、内側の壁部31と外側の壁部32の相対角度位置を変更することにより、内部の光触媒に作用させる光量と、外部に放射される光量とを調節することが可能となる。このため、さまざまな場面に適用できる空気清浄機能付き照明器具を構成することができる。
図14に、本願発明の第3の実施形態を示す。この実施形態では、外側の壁部232に、光源2に近づくにしたがって断面積が増加する椀状ないしカップ状に形成した中空凸部208aを設けている。なお、本実施形態における他の構成は、第2の実施形態と同様であるので説明は省略する。
図14に示すように、この実施形態においても、外側に設けた壁部232の中空凸部207bに光源2からの光が照射される。このため、光触媒反応に関与する表面積を増加させることができる。また、上記内側の壁部231と外側の壁部232との相対角度位置を変更することにより、照明としての光量を調節することができる。
本願発明は、上述した実施形態に限定されることはない。実施形態では、中空凸部を配列形成した板状材料を湾曲させることにより、円筒状の壁部を形成したが、あらかじめ湾曲状に成形した材料を組み合わせて、円筒状の壁を形成することもできる。
また、実施形態では、光源2の周囲を囲む円筒状の照明器具に本願発明を適用したが、光源の周囲すべてに上記壁部3を設ける必要はなく、円筒の周囲の一部に上記壁を設け、他の部分からは光を外部に直接放射できるように構成することもできる。
さらに、光源の形態、壁部の形態も実施形態に限定されることはなく、たとえは、球状の光源を採用するとともに、上記板状材料から上記光源の周囲を囲む多面体状の壁部を形成することもできる。また、必要に応じて、送風装置等を設けることもできる。
空気浄化機能付き照明器具の一例の平面図である。 図1におけるII−II線に沿う断面図である。 図1に係る空気浄化機能付き照明器具の底面図である。 図2におけるIV−IV線に沿う断面図である。 壁部に光が照射される状態を示す拡大断面図である。 壁を形成する一例を示す説明図である。 壁部を形成する一例を示す説明図である。 壁部の断面を模式的に示す説明図である。 本願発明の第2の実施形態に係る空気浄化機能付き照明器具を示す図であり、第1の実施形態に係る図3に相当する底面図である。 本願発明の第2の実施形態に係る空気浄化機能付き照明器具を示す図であり、第1の実施形態に係る図4に相当する断面図である。 本願発明の第2の実施形態に係る空気浄化機能付き照明器具の壁部に光が照射される状態を示す拡大断面図である。 図10に示す空気清浄機能付き照明器具において、壁部の相対位置を変更した断面図である。 図10に示す空気浄化機能付き照明器具の壁部に光が照射される状態を示す拡大断面図である。 本願発明の第3の実施形態を示す図であり、図11に相当する断面図である。
1空気清浄機能付き照明器具
2光源
3壁部
7中空凸部
8貫通孔

Claims (16)

  1. 空気清浄機能付き照明器具であって、
    光源と、
    上記光源に向かって突出するとともに光の照射方向に貫通する貫通孔を有する複数の中空凸部が配列形成されており、これら貫通孔を介して上記光源からの光を外部に放射できる壁部とを備え、
    上記中空凸部を含む壁部の光源側、及び上記中空凸部の内面に、上記光によって光触媒反応を生じる光触媒を担持させるとともに、
    上記光触媒を担持させた部位に上記光源からの光が照射されるように構成された、空気清浄機能付き照明器具。
  2. 上記光源から距離の異なる位置に、2以上の上記壁部を設けて構成される、請求項1に記載の空気清浄機能付照明器具。
  3. 所定間隔で形成した上記中空凸部の先端部を近接させるようにして上記壁部を湾曲させることにより、各中空凸部が上記光源に向けて配置されている、請求項1又は請求項2のいずれかに記載の空気清浄機能付き照明器具。
  4. 上記中空凸部を、光源に近づくにしたがって断面積が減少する椀状ないしカップ状に形成した、請求項1から請求項3のいずれかに記載の空気清浄機能付き照明器具。
  5. 上記壁部を、上記光源の一部又は全部を囲むように配置した、請求項1から請求項4のいずれかに記載の空気清浄機能付き照明器具。
  6. 上記壁部を円筒状に形成する一方、
    上記光源を、上記円筒の軸芯に沿って設けた、請求項1から請求項5のいずれかに記載の空気清浄機能付き照明器具。
  7. 上記壁部は、上記中空凸部を所定間隔で配列形成した板状材料を湾曲させて構成されている、請求項1から請求項6のいずれかに記載の空気清浄機能付き照明器具。
  8. 上記壁部は、上記中空凸部を所定間隔で配列形成した複数の板状材料を接続して構成されている、請求項1から請求項7のいずれかに記載の空気清浄機能付き照明器具。
  9. 上記壁部は、セルロース繊維を主成分とする材料をパルプモールド法によって成形して構成されている、請求項1から請求項8のいずれかに記載の空気清浄機能付き照明器具。
  10. 上記中空凸部の間に掛止される吊り具又は/及び光源固定具を備える、請求項1から請求項9のいずれかに記載の空気清浄機能付き照明器具。
  11. 各壁部間の中空凸部及び/又は貫通穴の相対位置を変更できるように構成した、請求項2から請求項10のいずれかに記載の空気清浄機能付き照明器具。
  12. 光源を中心とする2以上の同心円筒状の壁部を備える、請求項2から請求項11に記載の空気清浄機能付き照明器具。
  13. 上記2以上の同心円筒状の壁部の相対角度位置を変更できるように構成した、請求項12に記載の空気清浄機能付き照明器具。
  14. 光源に近づくにしたがって断面積が増加する椀状ないしカップ状に形成した中空凸部を備える壁部を、上記光源から距離が大きい外側の壁部として設けた、請求項2に記載の空気清浄機能付き照明器具。
  15. 光源に向かって突出するとともに光の照射方向に貫通する複数の中空凸部が配列形成された、照明器具用光触媒担持体。
  16. セルロース繊維を主成分とする材料をパルプモールド法によって成形して構成される、請求項15に記載の照明器具用光触媒担持体。
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