JP5290232B2 - 調整可能な触感を有する成形用変性ウレタン - Google Patents

調整可能な触感を有する成形用変性ウレタン Download PDF

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Description

本発明は、自動車内装に用いられる計器パネル膜及び他の装備パネル部材の製造に有用な成形用高分子組成物に関する。
自動車内装構成部材を触った感覚は、よく「触感」又は「手触り」と呼ばれる。自動車内装構成部材において、触感は消費者にとって非常に重要である。高品質な触感を有する部材を製造するためには、望ましい及び/又は高級な触感を有すると考えられる皮革と同様に望ましい高品質の触感が得られることから、多くの場合、スラッシュ成形が用いられる。構成部材が異なると望ましい触感も異なるため、ある組成物又はプロセスがすべての部材に好適ではないことがある。
また、エアバッグシステムの一部である構成部材は、例えば−30℃のような低温において適切に機能する好適な物理的及び材料的特性を有することが重要である。スラッシュ成形に加えて、真空成形及びスプレーウレタンは、内装構成部材の製造に頻繁に用いられる。しかし、真空成形及びスプレーウレタンは、一般に−30℃におけるエアバック構成部材において同様に機能せず、また、一般にスラッシュ成形された構成部材のように望ましい「手触り」を有していない。
従って、低温エアバッグ試験においても良好に機能し、望ましい触感を有するスラッシュ成形用高分子組成物が有益である。
本発明の一態様において、成形用高分子組成物を提供する。少なくともひとつの実施形態において、この高分子組成物は:
a)50〜99重量%のウレタンエラストマー;
b)0.1〜15重量%のプロピレン共重合体;
c)0.1〜25重量%のオレフィン変性された熱可塑性物質;及び、
d)0.1〜30重量%のオレフィンブロック重合体;
を含む。
本発明の別の態様において、車両用膜を提供する。少なくともひとつの実施形態において、該膜は:
a)50〜99重量%のウレタンエラストマー;
b)0.1〜15重量%のプロピレン−エチレン共重合体;
c)0.1〜25重量%のオレフィン変性された熱可塑性物質;及び、
d)0.1〜30重量%のオレフィンブロック重合体;
の乾燥産物を含み、
前記膜は0.3〜3.0mmの厚さを有し、60〜90のショアA硬度を有する。
図1Aは共に計器パネル膜を形成する実施形態を表すフローチャート図である。 図1Bは共に計器パネル膜を形成する実施形態を表すフローチャート図である。 図2は計器パネル膜に対するサポート構造の応用例を表すフローチャート図である。
現時点における本発明の好ましい組成物、実施形態及び方法であって、本発明者らが現時点で知る発明を実行するためのベストモードを構成するものについて詳細に言及する。図面は必ずしも縮尺どおりではない。しかし、開示されている実施形態は単に本発明の一例であって、本発明は様々な代替的形態で具現化することができる。従って、ここに開示されている詳細は限定するものとして解釈されないが、単に、特許請求の範囲の代表的なベースとして及び/又は本発明を様々に利用する当業者に教示するための代表的なベースとして解釈される。
実施例中又は反対に明示的に示される場合を除き、材料の量又は反応及び/若しくは使用の条件を示す本明細書中のすべての数量は、本発明の最も広い範囲を記載するときの「約」という用語によって修飾されているものとして理解される。記載されている数値限定の範囲内における実施が一般に好適である。また、明らかに逆に記載されていない限り:パーセント、「〜部の」、及び、比率は、重量により;「重合体(ポリマー)」という用語は、「オリゴマー」、「共重合体(コポリマー)」、「ターポリマー(三元重合体)」などを包含しており;本発明に関連した所定の目的のために好適であるか又は好ましい材料のグループ又は種類の記載は、該グループ又は該種類の構成要素の任意の2以上の混合物が同様に好適であるか又は好ましいことを示唆しており;化学的用語における構成成分の記載は、明細書中で特定されたすべての組み合わせに対して加えられる時の構成要素に言及するものであり、また、混合した時点における混合物の構成要素間における化学的相互作用を必ずしも排除しない。頭文字又は他の略字の最初の定義は、ここにおける以後すべての同じ省略の使用にも適用され、また、変更すべきところは変更して、最初に定義された略語を一般文法的に変形したものにも適用される。
特定の構成成分及び/又は条件は変わってもよく、本発明が後述の特定の実施形態及び方法に限定されないことは当然に理解されるであろう。さらに、ここで用いられる専門用語は、本発明の特別な実施形態について説明する目的のみに使用され、また、いかなる態様においても限定することを意図していない。
本明細書及び添付された特許請求の範囲で用いられているように、単数形である「ひとつの(a)」「ひとつの(an)」及び「その(the)」は、文脈において反対に明記されていない限り、複数の指示対象を含むことにも留意すべきである。例えば、単数形での構成要素への言及は、多数の構成要素を含むことを意図している。
本出願を通して、刊行物を引用する場合、それらの刊行物の開示は、本願発明が関係する技術の情勢をより完全に説明するために参照としてそのすべてが本願に組み込まれる。
ここにおいて、調整可能な触感を有するスラッシュ成形用高分子組成物を提供する。自動車内装構成部材のための触感の指標として、濃度及びショアA硬度を用いることができる。スラッシュ成形可能高分子組成物中の個々の(それぞれ濃度とショアA硬度を有する)変性剤の量を調整することにより、該組成物の触感を構成部材に望ましい触感に調整することができる。
また、スラッシュ成形可能高分子組成物から作られた膜を具える自動車内装構成部材を提供する。消費者にとって望ましく、かつ、所定の用途要件を満たす触感を提供するために、該膜は、少なくとも一実施形態において、スラッシュ成形により形成され、所定範囲の物理的及び材料的特性を有する。前記組成物を用いる場合にスラッシュ成形が主要な製造技術として記載されているが、この組成物が真空形成のような他の製造技術においても使用できると解される。
少なくともひとつの実施形態において膜は0.3〜3.0mmの厚さであってもよく、別の実施形態においては0.5〜2.0mmの厚さであってもよく、さらに別の実施形態においては0.75〜1.5mmの厚さであってもよく、またさらに別の実施形態においては1.0mmの厚さであってもよい。膜機能のショアA硬度及び濃度は、膜の触感に重大な影響を及ぼす2つの特徴である。少なくともひとつの実施形態において、前記膜は、滞留時間が15秒であるASTM D2240を用いて測定したとき、ショアA硬度が60〜90である。別の実施形態においてはショアA硬度は65〜85であり、また別の実施形態においてはショアA硬度は70〜80である。少なくともひとつの実施形態において膜の密度は、ASTM D792を用いて測定したとき、0.95〜1.15g/cmである。別の実施形態においては前記密度は1.0〜1.10g/cmであり、また別の実施形態においては1.03g/cmである。
エアバッグに関連した部材などの特殊な構成部材に用いられる膜は、物理的及び材料的特性が特定の基準を満たしていることが望ましい。少なくともひとつの実施形態においては、ISO 34Method B ASTM D624を用いて測定したときの引裂強度は15〜35kN/mである。他の実施形態においては引裂強度が20〜30kN/mであり、更に別の実施形態においては前記引裂強度は25kN/mである。少なくともひとつの実施形態においては、ISO527 Type 1B(500mm/min)を用いて測定したとき、引張強度は、3.0〜6.0MPaである。別の実施形態においては引張強度は4.0〜5.0MPaであり、更に別の実施形態においては引張強度は4.5MPaである。少なくともひとつの実施形態における破断時の伸びは、ISO 527 Type 1B(500mm/min)を用いて測定したとき、少なくとも100%である。別の実施形態においては破断時の伸びは少なくとも125%であり、また別の実施形態においては前記破断時の伸びが少なくとも200%であり、さらに別の実施形態においては破断時の伸びが少なくとも250%であり、さらに別の実施形態においては前記破断時の伸びが少なくとも300%である。
一例においては、傷耐性や間隙率も、膜に関連する特性である。少なくともひとつの実施形態においては、試験方法FLTM BN107−01を用いて測定したときの光沢の損失は5%未満であり、更に別の実施形態においては2.5%未満である。膜の間隙率は、膜の感触、外観及び能力に実質的に影響を与えることがある。50倍の光学顕微鏡で拡大観察したとき、少なくともひとつの実施形態において膜の間隙率は0%〜2%であり、別の実施形態においては0%〜1%であり、また更に別の実施形態においては実質的に0%である。
図1A及び図1Bを参照すると、計器パネル膜を形成するためのスラッシュ成形方法を表すフローチャート図を提供する。この実施形態の方法は、a)ウレタンベース樹脂組成物10を金型12に導入する第一のステップを具える。該組成物10は、凍結破砕のような当業者に周知の任意の方法により、スラッシュ成形に好適な小さい粒子に調製してもよい。金型12の少なくとも一部はステンレス又はニッケルのような金属でできている。ウレタンベース樹脂組成物10は、熱可塑性ウレタンエラストマー組成物と、少なくともひとつの変性剤を含む。熱可塑性ウレタンエラストマー組成物として好適な組成物は、米国特許第5,824,738号及び米国特許第6,187,859号に記載されている光安定脂肪族熱可塑性ウレタンエラストマーである。これらの特許のすべての開示がそのまま引用として組み込まれている。
続くステップb)において、充分な温度にウレタンベース樹脂組成物10を加熱して、金型12の少なくとも一部に層14を形成する。する。改良例においては、ウレタンベース樹脂組成物10を約170℃〜260℃の温度に加熱する。ステップc)において、余剰粉末が金型12から吐出させる。必要があれば、ステップd)において金型12を更に加熱して、残留粉末が溶かす。最後に、計器パネル膜20を金型12から取り出すのがステップe)である。
図2を参照すると、計器パネル膜20の背面への応用を表すフローチャート図を提供されている。ステップf)において、構造部材22を計器パネル膜20に取り付ける。このような構成部材は、当業者に周知である様々な方法により取り付けられる。別の実施形態において、構造部材22の厚さは約2mm〜約20mmである。いくつかの変形例においては、Dow Specflex NM815のような発泡樹脂が用いられている。一変形例においては、膜22を、所定の形を有し、計器パネル膜20の背面上にスプレーされたウレタン背面を提供する金型の中に入れる。別の実施形態において、計器パネル膜20の上に構造部材22を成形してもよい。この場合、熱可塑性樹脂を用いてもよい。
一実施形態において、金型12がウレタンベース樹脂組成物10と接触する質感のある表面を有しており、計器パネル膜20の表面に質感を与えるようにしてもよい。
本発明の少なくともひとつの実施形態においてウレタンベース樹脂組成物10は、50%〜99%のウレタンエラストマーを含み、別の実施形態においては55%〜85%のウレタンエラストマーを含み、また別の実施形態においては60%〜73%のウレタンエラストマーを含む。組成物の1%〜50%の変性剤が含まれていてもよく、別の実施形態においては15%〜45%、また別の実施形態においては27%〜40%の変性剤が含まれていてもよい。逆の記載がない限り、上述のパーセント及び他の組成パーセントは重量パーセントである。
少なくともひとつの実施形態において、前記ウレタンエラストマーは、ポリオキシプロピレンオキシドジオールを含む熱可塑性の脂肪族ウレタンエラストマーである。ポリオキシプロピレンオキシドジオールをキャップして、第一ヒドロキシル末端基を提供してもよい。ポリオキシプロピレンオキシドジオールの分子量は2,000〜6,000であり、別の実施形態においては3,000〜5,000の分子量を有していてもよく、また別の実施形態においては4,000の分子量を有していてもよい。条件を満たすウレタンエラストマーの例は、Bayer Texin DP7−3042及びHuntsman L448−205である。
別の実施形態において、ウレタンエラストマーは、ポリオール及び有機ジイソシアネートを有する組成物の残留物を含んでいてもよい。一改良例においては、熱可塑性ウレタンエラストマーは鎖延長剤を含んでいてもよい。更なる改良例においては、ウレタンベース樹脂は、さらに、ヒンダードアミン系光安定剤及び/又はベンゾトリアゾール紫外線安定化剤を含んでいてもよい。
上述したように、ウレタンエラストマーはポリオールの残留物を含んでいてもよい。好適なポリオールは、米国特許第5,824,738号及び米国特許6,187,859号に記載されている。これらに限定するものではないが、特殊な例には、ポリエーテルポリオールが含まれる。一変形例においては、末端不飽和度レベルが低いポリオールが結果として得られる有機金属系触媒を用いるプロセスによってポリオールを形成する。一改良例において、ポリオールの末端不飽和度レベルは、約0.04meq/gより低い。別の実施形態において、ポリオールの末端不飽和度レベルは、約0.02meq/gより低い。そのようなポリオールの代表例は、Poly L 255−28(Olin corporation(スタムフォード、コネチカット)により販売)である。Poly L 255−28は、エチレンオキシドでキャップされ、約4000の分子量と28のヒドロキシル価とを有するポリ(プロピレンオキシド)ポリオールである。ポリオール成分は、熱可塑性ウレタンエラストマー組成物の総重量の約40%〜70%の範囲の量で存在していてもよい。一改良例において、ポリオールは、熱可塑性ウレタンエラストマー組成物の総重量の40%〜60%の範囲の量で存在する。ポリオールの量をこの範囲内で調整して、得られるエラストマーの硬度を変化させる。
本実施形態の一変形例において、熱可塑ウレタンエラストマー組成物は、鎖延長剤を含む。好適な鎖延長剤には、芳香族第二級又は脂肪族第一級若しくは第二級ジアミン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ペンタンジオール、3−メチルペンタン−1,5−ジオール、ヘキサンジオール、HQEE[ヒドロキノン ビス(2−ヒドロキシエチル)エーテル]、CHDM(1,4−シクロヘキサンジメタノール)、及び、HBPA(水素化ビスフェノールA)が含まれる。特に有用な鎖延長剤は1,4−ブタンジオールである。一改良例においては、そのような鎖延長剤が熱可塑性ウレタンエラストマー組成物の総重量の6%〜15%の濃度で存在する。別の改良例においては、鎖延長剤は、熱可塑性ウレタンエラストマー組成物の総重量の7%〜13%の濃度で存在する。
本実施形態において用いられる熱可塑性ウレタンエラストマー組成物は、1又はそれ以上のイソシアネートを含む。好適なイソシアネートには、脂肪族有機ジイソシアネート又はジイソシアネートの混合物が含まれる。これらに限定するものではないが、有機イソシアネートの特殊な例には、(TMXDI)メタ−テトラメチルキシレンジイソシアネート及びパラテトラメチルキシレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ジベンジルイソシアネート、キシレンジイソシアネート(XDI)、3,3’−ビストルエン−4,4’−ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、水素化MDI、水素化XDI、シクロヘキサンジイソシアネート、パラフェニレンジイソシアネート、これらなどの混合物及び誘導体が含まれる。一改良例において、有機ジイソシアネートは、熱可塑性ウレタンエラストマー組成物の総重量の20%〜50%の量で存在する。別の改良例において、有機ジイソシアネートは、熱可塑性ウレタンエラストマー組成物の総重量の25%〜40%の量で存在する。
上述したように、熱可塑性ウレタンエラストマー組成物は、紫外線安定化剤を含んでいてもよい。好適な紫外線安定化剤には、ヒンダートアミン光安定化剤(HALS)とベンゾトリアゾールとの組み合わせが含まれていてもよい。これらに限定するものではないが、HALSの例には、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−1−4−ピペリジニル)セバシン酸塩(化学要約番号41556−26−7、Ciba−Geigy Corp.(ホーソーン、ニューヨーク)のTinuvin292又は765としても知られる)が含まれる。ベンゾトリアゾールの例には、ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)と、α−[3−[3−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロピル]−オメガ−ヒドロキシ−と、ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)とのベンゾトリアゾール混合物のようなヒドロキシフェニルベンゾトリアゾール、α−[3−[3−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロピル)−オメガ−[3−[(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−(1,1,−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]−1−オキソプロピル)−、化学要約番号104810−47−1、及び、300の分子量を有するポリエチレングリコール 化学要約番号25322−68−3(Ciba−Geigy Corp.(ホーソーン、ニューヨーク)のTinuvin1130又は213としても知られる)、及び、他の任意の好適な紫外線安定化剤が含まれる。一改良例において、紫外線安定化剤の組み合わせは、重量により約1:1〜2:1の範囲の割合で存在していてもよい。別の変形例において、紫外線安定化剤の総濃度は、ウレタンエラストマー組成物の総重量の約0.5〜2.0%で存在していてもよい。
本発明の他の変形例においては、熱可塑性ウレタンエラストマー組成物は抗酸化剤を含む。本発明の実施においては、実質的にすべての好適な抗酸化剤又は抗酸化剤の混合物を使用してもよい。これらに限定するものではないが、代表例には、Ciba−GeigyのIrganox1010[テトラキス(メチレン(3,−5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロ桂皮酸塩)]メタン;Ciba−GeigyのIrganox1076[オクトデシル 3,5 ジ−tert−ブチル−4−ヒドロ桂皮酸塩)];Ciba−GeigyのIrganox245[エチレンビス(オキシエチレン)ビス−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルヒドロ桂皮酸塩)];Vanox830(フェノール性化合物、アルキル化ジフェニルアミン及びトリアルキル亜リン酸塩の特許混合物(R.T.Vanderbilt))が含まれる。抗酸化剤は、熱可塑性ウレタンエラストマー組成物の総重量の約0.10%〜1.0%の範囲の総濃度で存在していてもよい。別の改良例において、抗酸化剤は、熱可塑性ウレタンエラストマー組成物の総重量の約0.25%〜0.75%の範囲の総濃度で存在していてもよい。
本発明の少なくともひとつの実施形態において、変性剤は、プロピレン−エチレン共重合体などのプロピレン重合体を含んでいてもよい。好ましいプロピレン重合体は、プロピレン−エチレン共重合体であり、プロピレン共重合体は、以下においてプロピレン−エチレン共重合体として記載される。しかし、プロピレン−エチレン共重合体に関する記載がプロピレン−ブチレン共重合体などの他のプロピレン共重合体にも適用できると理解すべきである。このプロピレン−エチレン共重合体は、ウレタンベース組成物の0.1%〜15%を構成していてもよく、別の実施形態においては2.5%〜10%を構成していてもよく、また別の実施形態においては5.0%〜7.5%を構成していてもよい。この共重合体は、狭い分子量分布(約2〜3)及び広い結晶化度分布を有していてもよい。この共重合体は0.7〜1.0g/cmの密度を有していてもよく、別の実施形態においては0.75〜0.95g/cmの密度を有していてもよく、また別の実施形態においては0.8〜0.9g/cmの密度を有していてもよく、さらに別の実施形態においては0.85g/cmの密度を有していてもよい。この共重合体は1〜30dg/minのメルトフローレートを有していてもよく、別の実施形態においては2〜25dg/min、また別の実施形態においては2〜15dg/min、さらに別の実施形態においては2〜10dg/min、またさらに別の実施形態においては2〜5dg/min、またさらに別の実施形態においては2dg/minのメルトフローレートを有していてもよい。この共重合体は1%〜20%の結晶化度を有していてもよく、別の実施形態においては5%〜10%、また別の実施形態においては6%〜8%、さらに別の実施形態においては7%の結晶化度を有していてもよい。
プロピレン−エチレン共重合体は50〜75のショアA硬度を有していてもよく、別の実施形態においては60〜70、また別の実施形態においては65〜70、さらに別の実施形態においては68のショアA硬度を有していてもよい。プロピレン−エチレン共重合体は−40℃〜−15℃のガラス転位温度を有していてもよく、別の実施形態においては−35℃〜−25℃、また別の実施形態においては−35℃〜−30℃、さらに別の実施形態においては−33℃のガラス転位温度を有していてもよい。この共重合体は700〜1,000psiの最大抗張力を有していてもよく、別の実施形態においては800〜900psi、また別の実施形態においては825〜875psi、さらに別の実施形態においては860psiの最大抗張力を有していてもよい。この共重合体は、1,000〜40,000psiの曲げ弾性率を有していてもよく、別の実施形態においては2,000〜35,000psi、また別の実施形態においては2,000〜10,000psi、さらに別の実施形態においては2,000〜5,000psi、またさらに別の実施形態においては2,000psiの曲げ弾性率を有していてもよい。条件を満たすプロピレン−エチレン共重合体の例は、DOW(登録商標)のVERSIFY(商標)2400エラストマーである。
本発明の少なくともひとつの実施形態において、変性剤は、スチレン−エチレン−ブタジエン−スチレン(SEBS)ブロック共重合体などのスチレンブロック共重合体のようなオレフィン変性熱可塑性物質を含んでいてもよい。好ましいオレフィン変性熱可塑性物質はスチレンブロック共重合体SEBSであり、オレフィン変性された共重合体は、以下にSEBSとして記載される。しかし、SEBSに関する記載がスチレン−イソプレン(SI)共重合体、スチレン−ブタジエン(SB)共重合体、スチレン−エチレン−プロピレン−スチレン(SEPS)共重合体などの他のオレフィン変性熱可塑性物質に適用できると理解すべきである。SEBS共重合体はウレタンベース組成物の0.1%〜25%を構成していてもよく、別の実施形態において5%〜22.5%、また別の実施形態において7.5%〜15%、さらに別の実施形態において10%を構成していてもよい。このSEBS共重合体は45〜65のショアA硬度を有していてもよく、また別の実施形態において50〜60、また別の実施形態において53のショアA硬度を有していてもよい。この共重合体は0.8〜1.1g/cmの密度を有していてもよく、別の実施形態において0.95〜1.05g/cm、また別の実施形態において1.0〜1.05g/cm、さらに別の実施形態において1.04g/cmの密度を有していてもよい。この共重合体は1.0〜4.5MPaの最大抗張力を有していてもよい。この共重合体は500%〜700%の最大伸長率を有していてもよく、別の実施形態において600%の最大伸長率を有していてもよい。SEBSは95℃〜110℃の融解温度を有していてもよい。条件を満たすSEBSブロック共重合体の例はSantoprene 8211 55B100である。
本発明の少なくともひとつの実施形態において、変性剤は、従来のSEBSブロック共重合体よりも幅広い分子量分布と従来のSEBSブロック共重合体よりも高い融点及び高い結晶化度とを有するオレフィンブロック共重合体(OBC)を含んでいてもよい。このオレフィン変性された共重合体は、全体を通してほとんど同じブロック長さを一般に有する従来のブロック共重合体とは反対に、ブロック長さの分布が変動していてもよい。また、このブロックは、比較的硬い/堅いブロックと又は柔らかいブロックとが交互になったものでもよい。このオレフィンブロック共重合体はウレタンベース組成物中において0.1%〜30%の量で存在していてもよく、別の実施形態においては2.5%〜20%、また別の実施形態においては5.0%〜12.5%で存在していてもよい。
オレフィンブロック共重合体は0.25〜1.5dg/minのメルトフローレートを有していてもよく、別の実施形態においては0.5〜1.0dg/minのメルトフローレートを有していてもよい。オレフィンブロック共重合体は0.7〜1.0g/cmの密度を有していてもよく、別の実施形態においては0.8〜0.9g/cm、また別の実施形態においては0.85〜0.88g/cm、さらに別の実施形態においては0.877g/cmの密度を有していてもよい。この共重合体は60〜80のショアA硬度を有していてもよく、別の実施形態においては70〜80、また別の実施形態においては75のショアA硬度を有していてもよい。この共重合体は少なくとも100℃以上の融点を有していてもよく、別の実施形態においては少なくとも110℃以上、また別の実施形態においては少なくとも115℃以上、さらに別の実施形態においては少なくとも120℃以上の融点を有していてもよい。この共重合体は2,000〜3,000psiの最大抗張力を有していてもよく、別の実施形態においては2,250〜2,750psi、また別の実施形態においては2,500〜2,650psiの最大抗張力を有していてもよい。この共重合体は1,000%〜2,000%の最大伸長率を有していてもよく、別の実施形態においては1,250%〜1,750%、また別の実施形態においては1,400%〜1,700%、別の実施形態においては1,477%〜1,673%の最大伸長率を有していてもよい。条件を満たすオレフィンブロック共重合体の例はD9000.00、D9000.05及びD9100.05などのDow(登録商標)INFUSE(商標)である。
調整可能高分子組成物の引張強度、伸長率及び引裂強度のような物理的特性は、Southern Clay Products社のCloisite 93A及びCloisite 30Bのような表面変性モンモリロナイトナノ粘土の添加により向上させることができる。該ナノ粘土は、第4級アンモニウム塩を用いて変性できる。少なくともひとつの実施形態において、ナノ粘土は、組成物中において0%〜3.0%の量で存在していてもよく、別の実施形態において0.5%〜2.5%、また別の実施形態において1.0%〜2.0%、さらに別の実施形態において1.5%の量で存在していてもよい。それらの範囲内でナノ粘土を添加することで、特に低温時(例えば−30℃)のエアバッグ展開に関連する自動車内装構成部材用に有利である可能性がある。
本発明の少なくともひとつの実施形態において調整可能高分子組成物は上述の変性剤の少なくとも2つ以上を含み、別の実施形態においては少なくとも3つ以上を含み、また別の実施形態においては少なくとも4つ以上を含む。例えば、調整可能高分子組成物は、前述したように、ウレタンエラストマー、プロピレン−エチレン共重合体、SEBSブロック共重合体、及び、オレフィンブロック共重合体を含んでいてもよい。
ウレタンベース組成物10は、選択的に1又はそれ以上の色素を更に含んでいてもよい。少なくともひとつの実施形態において前記色素はウレタンベース組成物の0%〜10%の量で存在していてもよく、別の実施形態においては0.1%〜8.0%、また別の実施形態においては2.0%〜7.0%の量で存在していてもよい。少なくともいくつかの実施形態において、TPUベース濃縮物及び/又はオレフィンベース濃縮物に基づいた色素が特に好適であることがわかった。少なくともいくつかの実施形態において、前記色素濃縮物は、担体に対する色素の割合が25:1〜50:1に低下させるTPU及び/又はオレフィン担体中に分散した色素を含む。好適なオレフィンベース色素濃縮物の例には、AmerichemのAmerichem DX9 50437−HI−106が含まれ、また、TPUベース色素濃縮物にはClariant Master Batches社のClariant 2N4Aが含まれる。
以下の実施例は本発明の様々な実施形態を説明するものである。当業者は、本発明の精神及び特許請求の範囲内で多様な変更例があることを理解するであろう。
表1は、組成物中におけるいくつかの構成成分の好適な範囲を示す。
表2は、260℃、10分間のスラッシュ成形プロセスによる膜層の形成に用いたいくつかの試験サンプルの組成を示す。
表3は、表2のいくつかの試験サンプルについての物理的及び材料的特性についての試験データを提供する。
本発明の実施形態を図示及び説明したが、それらの実施形態が本発明のすべての可能な形態を図示及び説明することを意図するものではない。むしろ、本明細書中で用いた用語は、限定ではなく説明する用語であって、本発明の精神及び範囲から離れることなく様々な変更がなされてもよいと解される。

Claims (14)

  1. 車両内装部材用膜を形成する方法であって、当該方法が:
    a)60〜70重量%のウレタンエラストマー
    b)5.0〜7.5重量%のプロピレン−エチレン共重合体
    c)7.5〜15重量%のSEBSと;
    d)5.0〜12.5重量%のオレフィンブロック共重合体
    e)0.5〜2.5重量%の表面変性モンモリロナイトナノ粘土と;
    を含む組成物を有するシートを提供するステップと;
    金型を提供するステップと;
    成形可能になるまで前記シートを加熱するステップと;
    前記金型の表面に前記シートを配置するステップと;
    前記金型に吸引機をあてて、前記シートを実質的に前記金型の形にするステップと;
    形成した膜を前記金型から取り外すステップと;
    を具え、前記形成された膜が、0.3〜3.0mmの厚さを有し、かつ、60〜90のショアA硬度を有することを特徴とする方法。
  2. 請求項1に記載の方法において前記オレフィンブロック共重合体ブロック長さの分布が可変であることを特徴とする方法
  3. 請求項2に記載の方法において前記オレフィンブロック共重合体は70〜80のショアA硬度を有し、0.8〜0.9g/cmの密度を有することを特徴とする方法
  4. 請求項1に記載の方法において、前記SEBS50〜60のショアA硬度を有し、0.95〜1.05g/cmの密度を有することを特徴とする方法
  5. 請求項1に記載の方法において、前記プロピレン−エチレン共重合体60〜70のショアA硬度を有し、結晶化度が20重量%未満であり、0.8〜0.9g/cmの密度を有することを特徴とする方法
  6. 請求項に記載の方法において前記表面変性モンモリロナイトナノ粘土1.0〜2.0重量%の量で存在することを特徴とする方法
  7. 請求項1に記載の方法更に、10重量%未満のTPUベース色素を含むことを特徴とする方法
  8. 請求項に記載の方法が更に、0.1〜8.0重量%の色素を含むことを特徴とする方法。
  9. 請求項に記載の方法において 前記ショアA硬度が65〜85であることを特徴とする方法
  10. 請求項に記載の方法において前記ショアA硬度が70〜80であることを特徴とする方法
  11. 請求項に記載の方法において、前記膜が2.0%未満の間隙率を有することを特徴とする方法
  12. 請求項に記載の方法において、前記膜の最大抗張力が3.0〜6.0MPaであることを特徴とする方法
  13. 請求項に記載の方法において、前記膜の引裂強度が15〜35kN/Mであることを特徴とする方法
  14. 請求項に記載の方法において前記膜の密度が1.0〜1.10g/cmであることを特徴とする方法
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