JP5289908B2 - Communication equipment - Google Patents
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Description
本発明は、外部機器と通信を行う通信機器に関する。 The present invention relates to a communication device that communicates with an external device.
現在、電磁誘導の原理を用いて外部機器と磁界通信を行うための通信手段を有している通信機器が知られている。この通信手段は、例えば、非接触IC(Integrated Circuit)チップであるRFID(Radio Frequency Identification)等により構成されている。 Currently, there is known a communication device having a communication means for performing magnetic field communication with an external device using the principle of electromagnetic induction. This communication means is configured by, for example, RFID (Radio Frequency Identification) which is a non-contact IC (Integrated Circuit) chip.
また、通信手段は、磁界アンテナ等により構成されており、外部機器と磁界通信を行うための共振(同調)周波数(外部機器と共振する周波数)が決められている。この共振周波数は、一定の範囲内(スペックイン)に収まるように定められている。 The communication means is configured by a magnetic field antenna or the like, and a resonance (tuning) frequency (frequency at which the external device resonates) for performing magnetic field communication with the external device is determined. This resonance frequency is determined to be within a certain range (spec-in).
ここで、共振周波数の調整作業について説明する。なお、共振周波数は、主に、磁界アンテナのインダクタンス値や、共振用のコンデンサや、RFID ICチップの端子容量等により決定される。 Here, the adjustment operation of the resonance frequency will be described. The resonance frequency is mainly determined by the inductance value of the magnetic field antenna, the resonance capacitor, the terminal capacitance of the RFID IC chip, and the like.
例えば、通信機器の組立工程において、RFID用の磁界アンテナに導電性部材を塗布することにより、磁界アンテナのインダクタンス値を変化させ、共振周波数を調整する技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。 For example, in a communication device assembly process, a technique has been proposed in which a conductive member is applied to a magnetic field antenna for RFID to change the inductance value of the magnetic field antenna and adjust the resonance frequency (for example, Patent Document 1). See).
また、例えば、トリマーコンデンサ等を用いた共振周波数を調整するための機能を回路基板に実装させ、携帯端末装置の外部からトリマーコンデンサを調整可能にするために筐体に孔等を形成し、工場出荷前の共振周波数の調整工程において、共振周波数を調整する技術が提案されている(例えば、特許文献2を参照)。
ところで、通信手段は、厳密には、外部機器と磁界通信を行なうための共振周波数が個々で異なっている。そのため、上述したような共振周波数の調整作業を個々に行う必要がり、無駄な調整工程が生じるという課題があった。 By the way, strictly speaking, the communication means has different resonance frequencies for performing magnetic field communication with external devices. Therefore, it is necessary to individually adjust the resonance frequency as described above, and there is a problem that a useless adjustment process occurs.
そこで、本発明では、上述した課題を解決するために、工場出荷における調整工程を要することなく通信手段の共振周波数を好適に調整することのできる通信機器を提供することにある。 Therefore, in order to solve the above-described problems, the present invention is to provide a communication device that can suitably adjust the resonance frequency of the communication means without requiring an adjustment process in factory shipment.
本発明に係る通信機器は、上記課題を解決するために、外部機器と所定の共振周波数で磁界通信を行う磁界アンテナ部と、前記磁界アンテナ部に接続され、前記磁界アンテナ部により行われる前記外部機器との前記磁界通信に伴って生じる通信電圧が所定値以上である場合に前記所定の共振周波数を変更し、前記通信電圧が前記所定値より低い場合には前記所定の共振周波数を変更しない周波数変更部と、を有し、前記所定値は、前記外部機器の種類に応じて変化することを特徴とする。 In order to solve the above problems, a communication device according to the present invention is configured to perform magnetic field communication with an external device at a predetermined resonance frequency, and the external device connected to the magnetic field antenna unit and performed by the magnetic field antenna unit. A frequency at which the predetermined resonance frequency is changed when a communication voltage generated in association with the magnetic field communication with the device is equal to or higher than a predetermined value, and the predetermined resonance frequency is not changed when the communication voltage is lower than the predetermined value. A change unit, wherein the predetermined value changes according to a type of the external device .
本発明によれば、調整工程の効率化を図ることができる。 According to the present invention, the efficiency of the adjustment process can be improved.
以下、本発明の実施の形態について説明する。 Embodiments of the present invention will be described below.
図1は、本発明に係る通信機器の一例である携帯電話装置1の外観斜視図を示す。なお、図1は、いわゆる折り畳み型の携帯電話装置の形態を示しているが、本発明に係る携帯電話装置の形態としては特にこれに限られない。例えば、両筐体を重ね合わせた状態から一方の筐体を一方向にスライドさせるようにしたスライド式や、重ね合せ方向に沿う軸線を中心に一方の筐体を回転させるようにした回転式(ターンタイプ)や、操作部と表示部とが一つの筐体に配置され、連結部を有さない形式(ストレートタイプ)でも良い。
FIG. 1 is an external perspective view of a
携帯電話装置1は、操作部側筐体部2と、表示部側筐体部3と、を備えて構成される。操作部側筐体部2は、表面部10に、操作ボタン群11と、携帯電話装置1の使用者が通話時に発した音声が入力される音声入力部12と、を備えて構成される。操作ボタン群11は、各種設定や電話帳機能やメール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作ボタン13と、電話番号の数字やメール等の文字等を入力するための入力操作ボタン14と、各種操作における決定やスクロール等を行う決定操作ボタン15と、から構成されている。
The
また、表示部側筐体部3は、表面部20に、各種情報を表示するためのディスプレイ21と、通話の相手側の音声を出力する音声出力部22と、を備えて構成されている。
Further, the display unit side body unit 3 is configured to include a
また、上述した操作ボタン群11、音声入力部12、ディスプレイ21及び音声出力部22は、後述する処理部62の一部を構成している。
Further, the
また、操作部側筐体部2の上端部と表示部側筐体部3の下端部とは、ヒンジ機構4を介して連結されている。また、携帯電話装置1は、ヒンジ機構4を介して連結された操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とを相対的に回転することにより、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とが互いに開いた状態(開放状態)と、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とを折り畳んだ状態(折畳み状態)との間を相対移動可能に構成される。
Further, the upper end of the operation
また、図2は、操作部側筐体部2の一部を分解した斜視図を示している。操作部側筐体部2は、図2に示すように、基板40と、RFID部41と、リアケース部42と、充電池43と、充電池カバー44と、によって構成されている。
FIG. 2 is an exploded perspective view of a part of the operation
基板40は、所定の演算処理を行うCPU等の素子が実装されており、表面部10上の操作ボタン群11がユーザにより操作が行われたときに、所定の信号がCPUに供給される。
The
RFID部41は、第1の使用周波数帯により外部機器と磁界通信を行う磁界アンテナ部50と、磁界アンテナ部50により磁界通信される情報に対して所定の処理を行うRFIDチップ51と、後述するリアクタンス可変部52と、から構成されている。なお、RFIDチップ51は、図2に示すように、RFID部41と対向する基板40上に配置されている。また、RFID部41の詳細については後述する。
The
リアケース部42は、ヒンジ機構4を固定するヒンジ機構固定部42Aと、第1の使用周波数帯よりも高い周波数帯である第2の使用周波数帯により通信を行うメインアンテナ70を収納するメインアンテナ収納部42Bと、充電池43を格納する充電池格納部42Cと、RFID部41を固定するRFID部固定部42Dとを備えている。なお、メインアンテナ70の詳細については後述する。
The
また、図3は、携帯電話装置1の機能を示す機能ブロック図である。携帯電話装置1は、図3に示すように、第1の通信部であるRFID部41(通信手段)と、第2の通信部61と、第2の通信部61により通信される情報を処理する処理部62と、を備えている。
FIG. 3 is a functional block diagram showing functions of the
RFID部41は、上述したように、第1の使用周波数帯(例えば、13.56MHz)により外部機器と磁界通信を行う磁界アンテナ部50と、RFIDチップ51と、リアクタンス可変部52(周波数変更部)と、を備える。
As described above, the
磁界アンテナ部50は、例えば、PET(polyethylene terephthalate)材料からなるシート上に複数回渦巻き状に巻かれたコイルにより構成される磁界アンテナであって、外部機器との間で第1の使用周波数帯の信号を送受信する。
The magnetic
RFIDチップ51は、所定の電源電圧を生成する電源回路53と、磁界アンテナ部50により通信される信号に対して変調処理又は復調処理等の信号処理を行うRF回路54と、所定の演算処理を行うCPU55と、所定のデータが格納されているメモリ56と、を備えている。電源回路53は、例えば、DC−DCコンバータにより構成されている。
The
ここで、RFID部41の動作について説明する。
Here, the operation of the
磁界アンテナ部50は、外部に設置されているリーダ・ライタ装置(外部機器)に対して、所定距離まで接近したときに、当該外部機器から送信される電磁波(第1の使用周波数帯であるキャリア周波数(例えば、13.56MHz)により変調されている)を受信する。なお、リアクタンス可変部52は、第1の使用周波数帯の電磁波が磁界アンテナ部50を介してRF回路54に供給されるように、所定の調整(チューニング)を行う。
When the magnetic
電源回路53は、充電池43から供給された電源電圧に基づいて所定の電源電圧を生成し、RF回路54と、CPU55と、メモリ56とに供給する。また、RF回路54と、CPU55と、メモリ56とは、電源回路53から所定の電源電圧が供給されることにより停止状態から起動状態に移行する。
The
RF回路54は、磁界アンテナ部50を介して供給された第1の使用周波数帯の信号に対して復調等の信号処理を行い、処理後の信号をCPU55に供給する。
The
CPU55は、RF回路54から供給された信号に基づいて、メモリ56にデータを書き込む、又は、メモリ56からデータを読み出す。CPU55は、メモリ56からデータを読み出した場合には、当該データをRF回路54に供給する。RF回路54は、メモリ56から読み出されたデータに対して変調等の信号処理を行い、その変調された信号を、磁界アンテナ部50を介して外部機器に送信する。
The
また、RFID部41は、上述では、充電池43から供給された電源電圧に基づいて駆動する能動型(Active)であるとして説明を行ったが、これに限られず、電磁誘導作用により起電力が発生する、いわゆる受動型(Passive)の誘導電磁界方式(電磁誘導方式)や、受動型の相互誘導方式(電磁結合方式)、又は放射電磁界方式(電波方式)であっても良い。また、RFID部41のアクセス方式として、リード・ライト型であるものとして説明を行ったが、これに限られず、リードオンリー型や、ライトワンス型等であっても良い。
In the above description, the
また、第2の通信部61は、図3に示すように、第1の使用周波数帯よりも高い周波数帯である第2の使用周波数帯により外部機器と通信を行うメインアンテナ70と、変調処理又は復調処理等の信号処理を行う通信処理部71と、を備える。また、第2の通信部61は、充電池43から電源の供給を受けている。
Further, as shown in FIG. 3, the
メインアンテナ70は、第2の使用周波数帯(例えば、800MHz)で外部機器と通信を行う。なお、本実施の形態では、第2の使用周波数帯として、800MHzとしたが、これ以外の周波数帯であっても良い。また、メインアンテナ70は、第2の使用周波数帯の他に、第3の使用周波数帯(例えば、2GHz)に対応できる、いわゆるデュアルバンド対応型による構成であっても良いし、さらに、第4の使用周波数帯にも対応できる複数バンド対応型により構成されていても良い。
The
通信処理部71は、メインアンテナ70によって受信した信号を復調処理し、処理後の信号を処理部62に供給し、処理部62から供給された信号を変調処理し、メインアンテナ70を介して外部機器に送信する。
The
また、処理部62は、図3に示すように、操作ボタン群11と、音声入力部12と、ディスプレイ21と、音声出力部22と、所定の演算処理を行うCPU72(通信状態監視手段の1つ)と、所定のデータが格納されているメモリ73と、所定の音処理を行う音響処理部74と、所定の画像処理を行う画像処理部75と、被写体を撮像するカメラモジュール76と、着信音等が出力されるスピーカ77と、を備えている。また、処理部62は、充電池43から電源の供給を受けている。なお、携帯電話装置1は、図3に示すように、CPU55とCPU72とが、信号線Sで結ばれており、信号線Sを介してRFID部41により処理された情報が画像処理部75に供給され、画像処理部75により処理された情報がディスプレイ21に表示される構成となっている。
Further, as shown in FIG. 3, the
次に、RFID部41の共振周波数f0(所定の共振周波数)について説明する。
Next, the resonance frequency f 0 (predetermined resonance frequency) of the
RFID部41を構成する磁界アンテナ部50の共振周波数f0は、図4に示すように、外部機器と好適に通信が行えるように所定のレンジ(スペック合格範囲)が予め決められており、このレンジ内に収めるように調整する必要がある。これは、共振周波数f0が一定のレンジよりも低い場合には、磁界アンテナ部50と外部機器との最大通信距離が短くなり、実使用に適合しない。一方で、共振周波数f0が一定のレンジよりも高い場合には、図5に示すように、最大通信距離は長くなるが、磁界アンテナ部50と外部機器との通信距離が短い領域において、通信不可領域(外部機器との通信が行えなくなる領域)が発生するため、実使用に適合しないという問題がある。
As shown in FIG. 4, the resonance frequency f 0 of the magnetic
そこで、本発明では、上記のような共振周波数f0の特性に鑑み、通信状態に応じてリアクタンス可変部52によってリアクタンスを変更し、外部機器と好適に通信が行えるように共振周波数f0を変更する。例えば、通信時において、外部機器の種類を判別し、外部機器の種類に応じてリアクタンス可変部52のリアクタンスを変更し、好適な通信が可能な値に共振周波数f0を調整する。
Therefore, in the present invention, in view of the characteristics of the resonance frequency f 0 as described above, the reactance is changed by the
図6は、RFID部41の要部の基本構成及び動作を説明するための回路図である。リアクタンス可変部52は、調整用コンデンサ52bにドレイン側が直列接続されたFETスイッチ部52c(スイッチ部)と、FETスイッチ部52cのベース側に接続された調整用抵抗52aと、FETスイッチ部52cのドレイン側に接続された抵抗52dとにより構成される。また、FETスイッチ部52cと調整用コンデンサ52bとは、磁界アンテナ部50に並列的に接続され、抵抗52dを介してFETスイッチ部52cのドレイン側に電源電圧Vccが印加される。
FIG. 6 is a circuit diagram for explaining the basic configuration and operation of the main part of the
図6に示す回路において、調整用抵抗52aの抵抗値R1が小さい場合には、FETスイッチ部52cはオフ状態となり、調整用コンデンサ52bの下端(ドレイン側)はOPENとなって調整用コンデンサ52bは無効となる。このため、磁界アンテナ部50に外部機器と磁界通信を行うのに伴って生じる所定値以上の大きな交流電圧(電圧)が印加されてもFETスイッチ部52cはオフ状態となる。一方、調整用抵抗52aの抵抗値R1が大きい場合には、磁界アンテナ部50に所定値以上の大きな交流電圧が印加されると磁界アンテナ部50と外部機器との通信距離がなると、ドレイン側からゲート側に漏れ出た電荷がGNDに流れきらず、ゲート端に蓄積されドレイン−ソース間がオン状態となる。
In the circuit shown in FIG. 6, when the resistance value R1 of the
ここで、FETスイッチ部52cがオン状態になると、調整用コンデンサ52bは有効となる。調整用コンデンサ52bが有効になると、キャパシタンス(C)値は増加するので、(1)式により、
f0=1/2π√(LC)・・・(1)
共振周波数f0を所定の周波数fxよりも低い値に変更することができる。
Here, when the
f 0 = 1 / 2π√ (LC) (1)
It is possible to change the resonance frequency f 0 to a value lower than the predetermined frequency fx.
つまり、共振周波数f0を低い値に変更することにより、上記の通信不可領域の発生を抑制することができる。一方、共振周波数f0を低い値に変更することにより、最大通信距離は短くなるが、このようにFETスイッチ部52cがオンになるのは、磁界アンテナ部50と外部機器との通信距離が多少短くなろうとも、磁界アンテナ部50と外部機器との間の通信は好適に維持される。
In other words, by changing the resonance frequency f 0 to a low value, it is possible to suppress the occurrence of the incommunicable area. On the other hand, by changing the resonance frequency f 0 to a low value, the maximum communication distance is shortened, thus
またこの場合、磁界アンテナ部50に所定値以上の大きな交流電圧が印加されないと(磁界アンテナ部50と外部機器との通信距離が長いと)、ドレイン−ソース間は、オフ状態が維持される。つまり、共振周波数f0の値は、維持されることとなる(低い値に変更されないこととなる)。これにより、磁界アンテナ部50と外部機器との最大通信距離を長くすることができ、磁界アンテナ部50と外部機器との間の通信可能性を向上させることができる。一方、共振周波数f0の値は、維持されることとなるため、共振周波数f0の値を低くする場合に比べれば、上記の通信不可領域が発生するおそれはあるが、磁界アンテナ部50に所定値以上の大きな交流電圧が印加されない状態は、そもそも磁界アンテナ部50と外部機器との通信距離が長い場合を想定しているため、磁界アンテナ部50と外部機器との通信距離が短い領域において発生する通信不可領域の影響により、磁界アンテナ部50と外部機器との問の通信が阻害される恐れは低い。
なお、キャパシタンス(C)の代わりにインダクタンス(L)とすることで、共振周波数f0を調整させることも可能である。
Further, in this case, if a large AC voltage equal to or greater than a predetermined value is not applied to the magnetic field antenna unit 50 (if the communication distance between the magnetic
Note that the resonance frequency f 0 can be adjusted by using the inductance (L) instead of the capacitance (C).
図7は、図6に示す回路における調整用抵抗52aの抵抗値R1とFETスイッチ部52cがOFFからONになるドレイン端電圧Vdとの関係を示すものである。図4に示すように、磁界アンテナ部50に印加される電圧(Vd)が比較的小さくても、FETスイッチ部52cをONにするには、調整用抵抗52aとして比較的高い抵抗値(Ra)以上の抵抗を選べばよい。したがって、調整用抵抗52aの抵抗値Raを変化させることにより、FETスイッチ部52cのON/OFFが切り換わる閾値となる電圧の値を変えることが可能となり、その結果、調整用抵抗52aの抵抗値Raを適宜選択することによって任意の電圧でFETスイッチ部52cをON/OFFさせることが可能となる。
FIG. 7 shows the relationship between the resistance value R1 of the adjusting
<実施例1>
図8は、本発明に係る第1の実施例におけるRFID部の構成の一部を示す回路図である。なお、図6に示す基本構成における部材と同一の部材、あるいは同一機能の部材については同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。図8に示す回路は、図6に示すリアクタンス可変部52において、FETスイッチ部52cのベース側に調整用抵抗52aを接続する場合と、調整用抵抗52aを接続しない場合とのいずれかに切り換えるスイッチ52eを設けたものである。このスイッチ52eは、CPU55によって切換制御が行われる。デフォルト設定においては、スイッチ52eは、抵抗を接続しない場合を選択している。言い換えれば、共振周波数f0が高く設定されている。
<Example 1>
FIG. 8 is a circuit diagram showing a part of the configuration of the RFID section in the first embodiment according to the present invention. The same members as those in the basic configuration shown in FIG. 6 or members having the same functions are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted. The circuit shown in FIG. 8 is a switch that switches between the case where the adjusting
ここで、スイッチ52eの切換制御について説明する。まず、磁界アンテナ部50が、外部機器より無線信号を受信した時、RFID部41は、受信した無線信号から送信先である外部機器の固有情報(例えば、製品番号)を抽出し、抽出した固有情報のデータをCPU72に送信する。
Here, the switching control of the
CPU72は、RFID部41から送信された信号に基づき、メモリ73に記憶されている、テーブルを参照してスイッチ52eをいずれに切り換えるかを決定する。なお、テーブルには、固有情報とスイッチ52eの切換状態との対応関係が示されている。そして、RFID部41にスイッチ52eを切換るか否かを指示するコマンドを送信する。そして、RFID部41のCPU55は、CPU72からのコマンドに従ってスイッチ52eを切換え、共振周波数f0を調整する。このように、共振周波数f0が調整された後に、携帯電話装置1と外部機器との間で各種のデータの送受信が行われる。なお、固有情報とスイッチ52eの切換状態との対応関係を表すテーブルは、携帯電話装置1の無線データ通信機能を用いて、定期的にアップデートすることが望ましい。
Based on the signal transmitted from the
このように、第1実施例によれば、外部機器の種類に応じてより通信に適した共振周波数f0に自動調整することが可能になる。また、リアクタンス可変部52をFETスイッチ部52cと抵抗を使用した簡単な回路構成で共振周波数f0を調整することが可能になり、部品の低コスト化や部品点数小によるコスト削減を図ることが可能になる。
As described above, according to the first embodiment, it is possible to automatically adjust the resonance frequency f 0 more suitable for communication according to the type of the external device. In addition, it is possible to adjust the resonance frequency f 0 with a simple circuit configuration using the
また、携帯電話装置1が、外部機器の固有情報に応じて共振周波数f0を自動調整するため、出荷時に、共振周波数f0を調整する必要がなくなる。もしくは調整を簡略化することが可能になる。その結果、共振周波数f0を調整に係る工数を削減することが可能になり、それに伴って、コスト削減を図ることができる。
In addition, since the
なお、上述した第1実施例においては、調整用抵抗52aがある場合と、無い場合とのいずれかを選択するものであるが、本発明はそれに限るものではなく、FETスイッチ部52cのベース側にそれぞれ抵抗値が異なる複数の調整用抵抗52aを接続し、その中の1つをスイッチ52eが選択するように構成してもよい。なお、異なる複数の調整用抵抗52aの中に、抵抗値が0[Ω]の場合、すなわち調整用抵抗52aがない場合を含めてもよいことは言うまでもない。これにより、磁界アンテナ部50の磁界の検波によって発生する受信電圧に応じて段階的に共振周波数f0をシフトさせることが可能になり、複数種類の外部機器に対応した、より通信に適した共振周波数f0に調整することが可能になる。また、調整用抵抗52aの抵抗値を変えることによって、FETスイッチ部52cが動作する電圧の調整を容易に行うことが可能になる。
In the first embodiment described above, either the case where the
<実施例2>
図9は、本発明に係る第2の実施例におけるRFID部の構成の一部を示す回路図である。図9に示す回路は、複数の図6に示すリアクタンス可変部52を磁界アンテナ部50に並列に接続されたものである。ここで、磁界アンテナ部50に接続されている複数の図6に示すリアクタンス可変部52は、それぞれ調整用抵抗52aの抵抗値が異なっている。なお、メモリ73には、実施例1と異なり、固有情報とスイッチ52eの切換状態との対応関係を表すテーブルは記憶されていない。
<Example 2>
FIG. 9 is a circuit diagram showing a part of the configuration of the RFID section in the second embodiment according to the present invention. The circuit shown in FIG. 9 is obtained by connecting a plurality of
図9に示す回路において、2つのリアクタンス可変部52を磁界アンテナ部50に並列に接続されており、一方のリアクタンス可変部52における調整用抵抗52aの抵抗値をR1、調整用コンデンサ52bのキャパシタンスをC1とする。他方のリアクタンス可変部52における調整用抵抗52aの抵抗値をR2、調整用コンデンサ52bのキャパシタンスをC2とする。ここで仮に、R1<R2とした場合、ドレイン端電圧Vdが高くなるに従って、R2に対応するFETスイッチ部52cが先にONになり、次に、R1に対応するFETスイッチ部52cがONになる。なお、R1に対応するFETスイッチ部52cが先にONになることはない。したがって、各FETスイッチ部52cのON/OFFが切り換わることにより、R1に相当するドレイン端電圧Vd1、R2に相当するドレイン端電圧Vd2でそれぞれC1、C2分の共振周波数f0を段階的にシフトさせることが可能になる。
In the circuit shown in FIG. 9, two reactance
このように、第2実施例によれば、外部機器の種類に応じてより通信に適した共振周波数f0に調整することが可能になる。また、リアクタンス可変部52において、FETスイッチ部52cと抵抗を使用した簡単な回路構成で共振周波数f0を調整することが可能になり、部品の低コスト化や部品点数小によるコスト削減を図ることが可能になる。
Thus, according to the second embodiment, it is possible to adjust to the resonance frequency f 0 more suitable for communication according to the type of external device. Further, the
また、出荷時に、f0を調整する必要がなくなる。もしくは調整を簡略化することが可能になる。その結果、共振周波数f0を調整に係る工数を削減することが可能になり、それに伴って、コスト削減を図ることができる。 In addition, at the time of shipment, there is no need to adjust the f 0. Alternatively, the adjustment can be simplified. As a result, it is possible to reduce the number of steps according to adjust the resonance frequency f 0, and accordingly, cost reduction can be achieved.
また、リアクタンス可変部52を2段、3段と回路を重ねることにより、磁界アンテナ部50の磁界の検波によって発生する受信電圧に応じて段階的に共振周波数f0をシフトさせることが可能になり、複数種類の外部機器に対応した、より通信に適した共振周波数f0に調整することが可能になる。また、リーダ/ライタなど、アプリケーションにより、調整用抵抗52aの抵抗値を選択できることにより、調整用抵抗52aを付け替えることなく、外部機器からの磁波を検知できる電圧を選択することが可能となる。
In addition, by superposing the circuits of the
なお、上述した第2実施例においては、リアクタンス可変部52が2つ接続されているが、3つでもあるいはそれ以上でもよい。また、第2実施例のリアクタンス可変部52の変わりに、第1実施例のリアクタンス可変部52を複数並列に接続してもよい。なお、この場合には、実施例1と同様、メモリ73には、固有情報とスイッチ52eの切換状態との対応関係を表すテーブルは記憶されている。
In the second embodiment described above, two reactance
1 携帯電話装置
2 操作部側筐体部
3 表示部側筐体部
4 ヒンジ機構
40 基板
41 RFID部(通信手段)
50 磁界アンテナ部
51 RFIDチップ
52 リアクタンス可変部(周波数可変手段)
52a 調整用抵抗(変更手段)
52b 調整用コンデンサ
52c FETスイッチ部(変更手段)
52d 抵抗
52e スイッチ(切替手段)
72 CPU(判別手段)
DESCRIPTION OF
50 Magnetic
52a Adjustment resistor (changing means)
72 CPU (discriminating means)
Claims (1)
前記磁界アンテナ部に接続され、前記磁界アンテナ部により行われる前記外部機器との前記磁界通信に伴って生じる通信電圧が所定値以上である場合に前記所定の共振周波数を変更し、前記通信電圧が前記所定値より低い場合には前記所定の共振周波数を変更しない周波数変更部と、を有し、
前記所定値は、前記外部機器の種類に応じて変化する
ことを特徴とする通信機器。 A magnetic field antenna unit that performs magnetic field communication with an external device at a predetermined resonance frequency;
When the communication voltage connected to the magnetic field antenna unit and generated by the magnetic field communication with the external device performed by the magnetic field antenna unit is equal to or higher than a predetermined value, the predetermined resonance frequency is changed, and the communication voltage is A frequency changing unit that does not change the predetermined resonance frequency when lower than the predetermined value ,
The predetermined value varies depending on the type of the external device.
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