JP5289342B2 - 通信システム、接続提供端末、接続利用端末、サーバ、通信方法およびプログラム - Google Patents

通信システム、接続提供端末、接続利用端末、サーバ、通信方法およびプログラム Download PDF

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本発明は、接続利用端末がネットワークに接続している接続提供端末を利用して当該ネットワークへ接続する技術に関する。
端末のユーザが当該端末を屋外に持ち出している際に、当該端末をネットワーク上の所定のサーバに接続して通信を行うことを望む場合がある。
このような場合、上記端末が無線LAN(Local Area Network)機能を備えているケースでは、アクセスポイント(公衆無線LAN)との間で電波による無線通信を行い当該端末をネットワークに接続してサーバと通信を行うことが可能である。
また、上記端末がFOMA(登録商標)等による移動通信端末やWiMAX/XGP等によるPHS(Personal Handy-phone system)端末/HSPA(High Speed Packet Access)端末等であるケースでは、FOMA(登録商標)やWiMAX/XGP等の契約をサービス提供会社と締結することで基地局との間で電波による無線通信を行い当該端末をネットワークに接続してサーバと通信を行うことが可能である。
有料ホットスポット(登録商標)等のアクセスポイント(公衆無線LAN)は一定時間(例えば1日間)の定額サービス等であり、また、FOMA(登録商標)やWiMAX/XGP等の契約はデータ通信量等に応じた長期段階的定額であり、いずれも無線ネットワークの接続料金が高額となる傾向が存在する。また、FOMA(登録商標)やWiMAX/XGP等の契約では時間利用が困難であるので相対的に短時間の利用で十分な場合、結果として無線ネットワークの接続料金が割高となってしまう。
有償接続の共有をISP(Internet Service Provider)が管理する関連技術として、IDなどの個人を特定する手段を用いて、共有接続の端末をISPが識別することで、ISPが有償回線への接続を許可し、接続の再利用を可能とする技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特表2006−505987号公報
しかしながら、上述の関連技術は、予めISPとの契約を済ませたユーザの端末でなければ、共有接続を利用できないという問題点があった。
予め契約を済ませたユーザの端末でなくても、共有接続を利用できることが望ましいが、ただ単純に接続を共有するだけでは、接続を提供する端末のユーザの参加動機が生まれなく、そのようなユーザに参加動機を与えるためには、接続を提供する端末のユーザを特定することも必要であった。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、ユーザを特定しない識別子を使用することで、事前の契約を不要にし、ユーザの参加障壁を下げたうえで、サーバ側で管理された識別子にもとづいて接続を提供する端末のユーザを特定することで、接続を提供する端末のユーザに対してアドバンテージを供与して参加動機を与えることができる通信システム、接続提供端末、接続利用端末、サーバ、通信方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第一の通信システムは、接続利用端末は接続共有を許可している接続提供端末を介してサーバと接続して通信している際に、前記接続提供端末のIDを前記接続提供端末を介して前記サーバに送信し、
前記サーバは受信した前記接続提供端末のIDと対応させて生成した識別子を前記接続提供端末を介して前記接続利用端末に送信し、
前記接続利用端末は接続共有を許可している接続提供端末を介して前記サーバと接続して通信できなくなった場合、前記識別子を前記サーバに送信し、
前記サーバは受信した前記識別子を認証して前記接続利用端末が自サーバと接続して通信することを許可することを特徴とする。
本発明の第二の通信システムは、接続提供端末はサーバと有償で接続して通信しており、
接続利用端末は無償の無線LAN通信により前記サーバとの接続の接続共有を許可している前記接続提供端末を介して前記サーバと接続して通信している際に、前記接続提供端末のIDを前記接続提供端末を介して前記サーバに送信し、
前記サーバは受信した前記接続提供端末のIDと対応させて生成した識別子を前記接続提供端末を介して前記接続利用端末に送信し、
前記接続利用端末は前記接続共有を許可している前記接続提供端末を介して前記サーバと接続して通信できなくなった場合、前記識別子を前記サーバに送信し、
前記サーバは受信した前記識別子を認証して前記接続利用端末が自サーバと無償で接続して通信することを許可することを特徴とする。
本発明の第三の通信システムは、接続提供端末は有償の無線通信により中継機器を介してサーバと接続して通信しており、
接続利用端末は無償の無線LAN通信により前記サーバとの接続の接続共有を許可している前記接続提供端末と前記中継機器とを介して前記サーバと接続して通信している際に、前記接続提供端末のIDを前記接続提供端末と前記中継機器とを介して前記サーバに送信し、
前記サーバは受信した前記接続提供端末のIDと対応させて生成した識別子を前記中継機器と前記接続提供端末とを介して前記接続利用端末に送信し、
前記接続利用端末は前記接続共有を許可している前記接続提供端末と前記中継機器とを介して前記サーバと接続して通信できなくなった場合、無線通信により前記識別子を前記中継機器を介して前記サーバに送信し、
前記サーバは受信した前記識別子を認証して前記接続利用端末が無線通信により前記中継機器を介して自サーバと無償で接続して通信することを許可することを特徴とする。
また、本発明の接続提供端末は、接続利用端末は接続共有を許可している接続提供端末を介してサーバと接続して通信している際に、前記接続提供端末のIDを前記接続提供端末を介して前記サーバに送信し、
前記サーバは受信した前記接続提供端末のIDと対応させて生成した識別子を前記接続提供端末を介して前記接続利用端末に送信し、
前記接続利用端末は接続共有を許可している接続提供端末を介して前記サーバと接続して通信できなくなった場合、前記識別子を前記サーバに送信し、
前記サーバは受信した前記識別子を認証して前記接続利用端末が自サーバと一定期間は接続して通信することを許可する通信システムにおける接続提供端末であって、
前記接続提供端末は、前記サーバから、前記一定期間の経過後、前記接続利用端末が前記サーバと有償で接続して通信した場合の前記接続利用端末の接続料金の少なくとも一部分の還元を受けることを特徴とする。
また、本発明の接続利用端末は、接続共有を許可している接続提供端末を介してサーバと接続して通信している際に、前記接続提供端末のIDを前記接続提供端末を介して前記サーバに送信し、
前記サーバから、前記サーバが受信した前記接続提供端末のIDと対応させて生成した識別子を前記接続提供端末を介して受信し、
接続共有を許可している接続提供端末を介して前記サーバと接続して通信できなくなった場合、前記識別子を前記サーバに送信し、
前記サーバから、前記サーバが受信した前記識別子を認証した結果として前記サーバと接続して通信することを許可されることを特徴とする。
また、本発明のサーバは、接続利用端末が接続共有を許可している接続提供端末を介して自サーバと接続して通信している際に、前記接続利用端末から前記接続提供端末を介して受信した前記接続提供端末のIDと対応させて生成した識別子を前記接続提供端末を介して前記接続利用端末に送信し、
前記接続利用端末が接続共有を許可している接続提供端末を介して前記サーバと接続して通信できなくなった場合、前記接続利用端末から受信した前記識別子を認証して前記接続利用端末が自サーバと接続して通信することを許可することを特徴とする。
また、本発明の通信方法は、前記サーバが受信した前記接続提供端末のIDと対応させて生成した識別子を前記接続提供端末を介して前記接続利用端末に送信するステップと、
前記接続利用端末が接続共有を許可している接続提供端末を介して前記サーバと接続して通信できなくなった場合、前記識別子を前記サーバに送信するステップと、
前記サーバが受信した前記識別子を認証して前記接続利用端末が自サーバと接続して通信することを許可するステップとを有することを特徴とする。
本発明の第一のプログラムは、接続利用端末は接続共有を許可している接続提供端末を介してサーバと接続して通信している際に、前記接続提供端末のIDを前記接続提供端末を介して前記サーバに送信し、
前記サーバは受信した前記接続提供端末のIDと対応させて生成した識別子を前記接続提供端末を介して前記接続利用端末に送信し、
前記接続利用端末は接続共有を許可している接続提供端末を介して前記サーバと接続して通信できなくなった場合、前記識別子を前記サーバに送信し、
前記サーバは受信した前記識別子を認証して前記接続利用端末が自サーバと一定期間は接続して通信することを許可する通信システムにおける接続提供端末のプログラムであって、
前記接続提供端末に、
前記サーバと接続して通信する処理と、
接続利用端末に接続共有を許可する処理と、
前記サーバから、前記一定期間の経過後、前記接続利用端末が前記サーバと有償で接続して通信した場合の前記接続利用端末の接続料金の少なくとも一部分の還元を受ける処理とを実行させることを特徴とする。
本発明の第二のプログラムは、接続利用端末に、
接続共有を許可している接続提供端末を介してサーバと接続して通信している際に、前記接続提供端末のIDを前記接続提供端末を介して前記サーバに送信する処理と、
前記サーバから、前記サーバが受信した前記接続提供端末のIDと対応させて生成した識別子を前記接続提供端末を介して受信する処理と、
接続共有を許可している接続提供端末を介して前記サーバと接続して通信できなくなった場合、前記識別子を前記サーバに送信する処理と、
前記サーバから、前記サーバが受信した前記識別子を認証した結果として前記サーバと接続して通信することの許可を受ける処理とを実行させることを特徴とする。
本発明の第三のプログラムは、サーバに、
接続利用端末が接続共有を許可している接続提供端末を介して自サーバと接続して通信している際に、前記接続利用端末から前記接続提供端末を介して受信した前記接続提供端末のIDと対応させて生成した識別子を前記接続提供端末を介して前記接続利用端末に送信する処理と、
前記接続利用端末が接続共有を許可している接続提供端末を介して前記サーバと接続して通信できなくなった場合、前記接続利用端末から受信した前記識別子を認証して前記接続利用端末が自サーバと接続して通信することを許可する処理とを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザを特定しない識別子を使用することで、事前の契約を不要にし、ユーザの参加障壁を下げたうえで、サーバ側で管理された識別子にもとづいて接続を提供する端末のユーザを特定することで、接続を提供する端末のユーザに対してアドバンテージを供与して参加動機を与えることができる。
本発明の第一の実施の形態に係るシステム構成を示す図である。 本発明の第一の実施の形態に係る提供者端末1の機能ブロック図である。 本発明の第一の実施の形態に係る利用者端末2の機能ブロック図である。 本発明の第一の実施の形態に係るプロキシ・サーバ4の機能ブロック図である。 本発明の第一の実施の形態に係るプロキシ・サーバ4の記憶部415のテーブルのデータ構造例である。 本発明の第一の実施の形態に係る処理動作の一部のシーケンス図である。 本発明の第一の実施の形態に係る処理動作の一部のシーケンス図である。 本発明の第一の実施の形態に係る処理動作の一部のシーケンス図である。 本発明の第一の実施の形態に係る収益還元を説明する参考図である。 本発明の第一の実施の形態に係るプロキシ・サーバ4の記憶部415のテーブルのデータ構造例である。 本発明の第二の実施の形態に係るシステム構成を示す図である。
以下、本発明の第一の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1に示す本実施の形態におけるネットワーク接続システムは、提供者端末1と、利用者端末2と、アクセスポイント3と、プロキシ・サーバ4と、インターネット5とから構成されている。
提供者端末1は、アクセスポイント3に無線通信によりアクセスし、プロキシ・サーバ4と接続して通信する情報処理装置である。例えば、ノート型PC(Personal Computer)、iPod(登録商標)、スマートフォン(登録商標)、ゲーム機器等の種々の無線LAN対応機器であってよい。これらの無線LAN対応機器は既知の種々の構成を備えている。
利用者端末2は、提供者端末1に無線通信によりアクセスし、提供者端末1を介してアクセスポイント3にアクセスし、プロキシ・サーバ4と接続して通信する情報処理装置である。例えば、ノート型PC(Personal Computer)、iPod(登録商標)、スマートフォン(登録商標)、ゲーム機器等の種々の無線LAN対応機器であってよい。これらの無線LAN対応機器は既知の種々の構成を備えている。
アクセスポイント3は、無線LAN対応機器と無線LAN通信を行い、他方でプロキシ・サーバ4と所定の通信網によって接続される情報処理装置であって、無線LANを利用してインターネット5への接続サービスを実施する所定の施設等に設けられる。
プロキシ・サーバ4は、インターネット5へのアクセスを中継するワークステーション等の情報処理装置である。提供者端末1や利用者端末2が接続して通信するインターネット5上のサーバの一例であり、提供者端末1や利用者端末2が接続して通信するインターネット5上のその他のサーバや追加されるサーバが存在するシステム構成であってもよい。
インターネット5は、ネットワークの一例として示したものに過ぎず、有線・無線を問わずその他の種々のネットワークであってもよい。
図2は提供者端末1の機能ブロック図である。図2に示すように、提供者端末1は、提供者ID送付部101と、接続共有宣言部102と、接続共有許可部103と、有償無線LAN通信部104と、無償無線LAN通信部105と、提供者ID配付部106と、提供者ID中継部107と、識別子中継部108と、収益取得部109と、中央制御部110と、入力部111と、入力部112と、記憶部113とを備えている。
提供者ID送付部101は、提供者端末1が有償にてアクセスポイント3を介してプロキシ・サーバ4と接続して通信する際に提供者端末1の識別情報であるID(Identification)(以下、「提供者端末1のID」という)をアクセスポイント3を介してプロキシ・サーバ4の提供者ID受付部403に送付する機能を有している。アクセスポイント3への送信は有償無線LAN通信等によって実現されてよく、またアクセスポイント3からプロキシ・サーバ4への送信は所定の通信網によって実現されてよい。
接続共有宣言部102は、提供者端末1が有償にてアクセスポイント3を介して通信しているプロキシ・サーバ4との接続を利用者端末2等の他の端末と共有することが可能な状態である旨を宣言して当該他の端末に周知する機能を有している。例えば、所定の信号を無償無線LAN通信部105で発信し続けること等であってよい。
接続共有許可部103は、利用者端末2の接続共有確立部202が接続を共有することを打診してきた場合に、接続共有を許可するか否かを決定する機能を有している。提供者端末1の既知のCPU(Central Processing Unit)等によって実現されてよい。
有償無線LAN通信部104は、有償にてアクセスポイント3と無線により通信する機能を有している。提供者端末1の無線LANドライバの同時接続機能等によって実現されてよい。また、無線LANモジュールを複数搭載し、そのうちの1つを利用して実現されることであってもよい。なお、有償とは上述した一定時間(例えば1日間)の定額サービス等における対価のことであるが割引等により必ずしも対価を支払う必要はない。
無償無線LAN通信部105は、無償にて利用者端末2等の他の端末と無線により通信する機能を有している。提供者端末1の無線LANドライバの同時接続機能等によって実現されてよい。また、無線LANモジュールを複数搭載し、そのうちの1つ(有償無線LAN通信部104に用いられるものを除く)を利用して実現されることであってもよい。なお、厳密な意味の無償に限定されず、ここでは上述した有償無線LAN通信部104の有償よりも低額の有償も含む概念である。
提供者ID配付部106は、提供者端末1のIDを利用者端末2に配付する機能を有している。無償無線LAN通信等によって実現されてよい。
提供者ID中継部107は、利用者端末2の提供者ID送信部206から受け取った、提供者端末1のIDと利用者端末2の識別情報であるID(以下、「利用者端末2のID」という)とをアクセスポイント3を介してプロキシ・サーバ4の提供者ID受付部403へ送信して中継する機能を有している。アクセスポイント3への送信は有償無線LAN通信等によって実現されてよく、またアクセスポイント3からプロキシ・サーバ4への送信は所定の通信網によって実現されてよい。
識別子中継部108は、プロキシ・サーバ4の識別子配付部405から受け取った識別子を利用者端末2の識別子取得部207へ送信して中継する機能を有している。無償無線LAN通信等によって実現されてよい。
収益取得部109は、プロキシ・サーバ4の収益還元部411から収益を取得する機能を有している。提供者端末1が再びアクセスポイント3を介してプロキシ・サーバ4と接続する場合に、今回以降に利用できる収益額相当の電子的な割引クーポンを受信し、接続料金精算に際して接続料金の割引を受けることであってもよい。提供者端末1の既知のCPU等によって実現されてよい。
中央制御部110は、提供者端末1の処理動作を司る機能を有している。提供者端末1の既知のCPU等によって実現されてよい。
入力部111は、ユーザ操作等に応じて提供者端末1に信号を入力する機能を有している。提供者端末1の既知のキー機構、ボタン機構、マウス機構、タッチパッド機構等の種々の入力機構によって実現されてよい。
入力部112は、提供者端末1の処理結果のデータ等を外部に出力する機能を有している。提供者端末1の既知の液晶ディスプレイ等の表示部、スピーカ、外部出力端子等によって実現されてよい。
記憶部113は、提供者端末1により処理される種々のデータを格納する機能を有している。所定のテーブルを有していてもよい。提供者端末1の既知の記憶媒体であるHDD(Hard Disk Drive)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等によって実現されてよい。
図3は利用者端末2の機能ブロック図である。図3に示すように、利用者端末2は、接続共有探索部201と、接続共有確立部202と、有償無線LAN通信部203と、無償無線LAN通信部204と、提供者ID取得部205と、提供者ID送信部206と、識別子取得部207と、共有接続切断判定部208と、識別子送信部209と、有償接続応答部210と、中央制御部211と、入力部212と、出力部213と、記憶部214とを備えている。
接続共有探索部201は、提供者端末1の接続共有宣言部102が有償にてアクセスポイント3を介して通信しているプロキシ・サーバ4との接続を利用者端末2等の他の端末と共有することが可能な状態である旨を宣言していないかを探索する機能を有している。例えば、無償無線LAN通信部204で所定の信号を受信できるかを探索すること等であってよい。
接続共有確立部202は、接続共有探索部201がアクセスポイント3を介してプロキシ・サーバ4との接続を共有することが可能な提供者端末1を発見した場合に、当該提供者端末1とやりとりし、接続共有を確立する機能を有している。利用者端末2の既知のCPU等によって実現されてよい。
有償無線LAN通信部203は、有償にてアクセスポイント3と無線により通信する機能を有している。利用者端末2の無線LANドライバの同時接続機能等によって実現されてよい。また、無線LANモジュールを複数搭載し、そのうちの1つを利用して実現されることであってもよい。なお、有償とは上述した一定時間(例えば1日間)の定額サービス等における対価のことであるが割引等により必ずしも対価を支払う必要はない。
無償無線LAN通信部204は、無償にて提供者端末1等の他の端末と無線により通信する機能を有している。利用者端末2の無線LANドライバの同時接続機能等によって実現されてよい。また、無線LANモジュールを複数搭載し、そのうちの1つ(有償無線LAN通信部203に用いられるものを除く)を利用して実現されることであってもよい。なお、厳密な意味の無償に限定されず、ここでは上述した有償無線LAN通信部104の有償よりも低額の有償も含む概念である。
提供者ID取得部205は、提供者端末1の提供者ID配付部106から提供者端末1のIDを取得する機能を有している。無償無線LAN通信等によって実現されてよい。
提供者ID送信部206は、提供者ID取得部205で取得した提供者端末1のIDと利用者端末2のIDとを提供者端末1の提供者ID中継部107に送信する機能を有している。無償無線LAN通信等によって実現されてよい。
識別子取得部207は、提供者端末1の識別子中継部108から識別子を取得する機能を有している。無償無線LAN通信等によって実現されてよい。
共有接続切断判定部208は、接続共有確立部202が提供者端末1と確立したアクセスポイント3を介したプロキシ・サーバ4との共有接続の切断を判定する機能を有している。利用者端末2の既知のCPU等によって実現されてよい。
識別子送信部209は、識別子取得部207で取得した識別子をプロキシ・サーバ4の識別子受付部407に送信する機能を有している。利用者端末2のIDも識別子と併せてプロキシ・サーバ4の識別子受付部407に送信することであってもよい。アクセスポイント3への送信は有償無線LAN通信(識別子により結果的に無償となる)等によって実現されてよく、またアクセスポイント3からプロキシ・サーバ4への送信は所定の通信網によって実現されてよい。
有償接続応答部210は、プロキシ・サーバ4の有償接続確認部409から受け取ったメッセージ等による確認に対して、有償にてアクセスポイント3を介してプロキシ・サーバ4と接続して通信することを希望する旨をアクセスポイント3を介してプロキシ・サーバ4の有償接続確認部409に通知して応答する機能を有している。アクセスポイント3への送信は有償無線LAN通信(識別子により結果的に無償となる)等によって実現されてよく、またアクセスポイント3からプロキシ・サーバ4への送信は所定の通信網によって実現されてよい。
中央制御部211は、利用者端末2の処理動作を司る機能を有している。利用者端末2の既知のCPU等によって実現されてよい。
入力部212は、ユーザ操作等に応じて利用者端末2に信号を入力する機能を有している。利用者端末2の既知のキー機構、ボタン機構、マウス機構、タッチパッド機構等の種々の入力機構によって実現されてよい。
出力部213は、利用者端末2の処理結果のデータ等を外部に出力する機能を有している。利用者端末2の既知の液晶ディスプレイ等の表示部、スピーカ、外部出力端子等によって実現されてよい。
記憶部214は、利用者端末2により処理される種々のデータを格納する機能を有している。所定のテーブルを有していてもよい。利用者端末2の既知の記憶媒体であるHDD(Hard Disk Drive)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等によって実現されてよい。
図4はプロキシ・サーバ4の機能ブロック図である。図4に示すように、プロキシ・サーバ4は、通信部401と、接続許可部402と、提供者ID受付部403と、識別子生成部404と、識別子配付部405と、接続切断判定部406と、識別子受付部407と、識別子認証部408と、有償接続確認部409と、収益算定部410と、収益還元部411と、中央制御部412と、入力部413と、出力部414と、記憶部415と、タイマ部416とを備えている。
通信部401は、アクセスポイント3およびインターネット5上の種々の機器との通信を行う機能を有している。アクセスポイント3への送信は所定の通信網によって実現されてよい。
接続許可部402は、提供者端末1および利用者端末2等の機器のプロキシ・サーバ4への接続を許可する機能を有している。プロキシ・サーバ4への接続が許可されるとインターネット5に接続することが可能となる。記憶部415の、例えば図5に示すような所定のテーブルに接続を許可した機器のID等の情報を格納しておくことであってよい。プロキシ・サーバ4の既知のCPU等によって実現されてよい。
提供者ID受付部403は、提供者端末1の提供者ID送付部101からアクセスポイント3を介して提供者端末1のIDを受け付けたり、また提供者端末1の提供者ID中継部107からアクセスポイント3を介して提供者端末1のIDと利用者端末2のIDとを受け付ける機能を有している。提供者端末1の提供者ID送付部101から提供者端末1のIDを受け付けた場合、当該提供者端末1のIDと提供者端末1の本来の接続可能時間(例えば、1日:24時間)とが紐付けられて管理されることであってもよい。アクセスポイント3からプロキシ・サーバ4への送信は所定の通信網によって実現されてよい。
識別子生成部404は、提供者ID受付部403により受け付けた、提供者端末1のIDと利用者端末2のIDと紐付けられた識別子を生成する機能を有している。また、識別子配付先が利用者端末2であることを何らかの手法で取得できる場合は、識別子は提供者端末1のIDと紐付けられていれば足りる。なお、識別子は提供者端末1のIDや利用者端末2のIDと紐付けられるのみでなく、これらが一体となっているデータ形式であってもよい。
識別子は、例えば無償クーポン券のような性質を有するものであってよく、利用者端末2が当該識別子を用いることでアクセスポイント3を介してプロキシ・サーバ4に無償で接続して通信できる。
記憶部415の、例えば図5に示すような所定のテーブルに、接続を許可した提供者端末1のIDと、提供者端末1のIDを送信してきた利用者端末2のIDと、に紐付けられて生成された識別子を格納しておくことであってよい。さらにそのテーブルには無償で接続して通信できる接続時間や通信速度等の付帯条件の情報が格納されてもよい。なお、利用者端末2が無償で接続して通信できる接続時間は、提供者端末1の本来の接続可能時間(例えば、1日:24時間)内とすることであっても、当該接続可能時間を越えて認めることであってもいずれでもよい。
識別子配付部405は、アクセスポイント3を介して提供者端末1の識別子中継部108に識別子生成部404で生成された識別子を配付する機能を有している。アクセスポイント3への送信は所定の通信網によって実現されてよく、またアクセスポイント3から提供者端末1への送信は有償無線LAN通信等によって実現されてよい。
接続切断判定部406は、提供者端末1および利用者端末2等の機器のプロキシ・サーバ4への接続の切断を判定する機能を有している。プロキシ・サーバ4への接続を切断すると判定されるとインターネット5に接続することが不可能となる。アクセスポイント3を介して提供者端末1との通信が所定の時間を越えて途絶えた場合等に接続を切断すると判定される。また、例えば、提供者端末1等の本来の接続可能時間(例えば、1日:24時間)を越えたと判断された場合等にも接続を切断すると判定する。プロキシ・サーバ4の既知のCPU等によって実現されてよい。
識別子受付部407は、利用者端末2の識別子送信部209からアクセスポイント3を介して識別子を受け付ける機能を有している。利用者端末2のIDも識別子と併せて受け付けることであってもよい。アクセスポイント3からプロキシ・サーバ4への送信は所定の通信網によって実現されてよい。
識別子認証部408は、識別子受付部407で受け付けた識別子を、記憶部415の、例えば図5に示すような所定のテーブルを参照して認証する機能を有している。認証がなされた場合、利用者端末2の有償無線LAN通信部203は、本来、有償にてアクセスポイント3と無線により通信するが、無償にてアクセスポイント3と無線により通信することとなる。そして利用者端末2はアクセスポイント3を介してプロキシ・サーバ4と接続して無償にて通信することができる。なお、上記のテーブルに無償で接続して通信できる接続時間や通信速度等の付帯条件の情報が格納されている場合にはそれに従う。
有償接続確認部409は、識別子認証部408で認証がなされ、利用者端末2がアクセスポイント3を介してプロキシ・サーバ4と接続して一定時間内に限り無償にて通信することができる場合に、その一定時間経過後も有償にてアクセスポイント3を介してプロキシ・サーバ4と接続して通信することを希望するかのメッセージ等を利用者端末2の有償接続応答部210に送り確認する機能を有している。アクセスポイント3への送信は所定の通信網によって実現されてよく、またアクセスポイント3から利用者端末2への送信は有償無線LAN通信(識別子により結果的に無償となる)等によって実現されてよい。
有償接続確認部409は、利用者端末2の有償接続応答部210から希望する旨の通知を受け取った場合、利用者端末2の有償無線LAN通信部203は、本来の有償にてアクセスポイント3と無線により通信することとなる。そして利用者端末2はアクセスポイント3を介してプロキシ・サーバ4と接続して有償にて通信することができる。なお、記憶部415の、例えば図10に示すような所定のテーブルに有償にて接続を許可した機器(ここでは利用者端末2)のIDの情報および有償接続開始時刻情報等を格納しておくことであってよい。プロキシ・サーバ4の既知のCPU等によって実現されてよい。
収益算定部410は、記憶部415の、例えば図10に示すような所定のテーブルに有償にて接続を許可した機器(ここでは利用者端末2)のIDの情報、有償接続開始時刻情報および有償接続終了時刻情報等に基づいて、接続時間に所定の料率を乗じること等により利用者端末2の接続料金を計算し、当該接続料金に所定の割合を乗じて収益額を算定する機能を有している。プロキシ・サーバ4の既知のCPU等によって実現されてよい。
収益還元部411は、収益算定部410で算定された収益額を提供者端末1のユーザに還元する機能を有している。提供者端末1が再びアクセスポイント3を介してプロキシ・サーバ4と接続してきた場合に、提供者端末1の収益取得部109に今回以降に利用できる収益額相当の電子的な割引クーポンを送信したり、提供者端末1の接続料金精算のための契約口座に収益額相当の金銭を電子的に振り込んだり、またプロキシ・サーバ4自身で提供者端末1のIDと収益額相当の電子的な割引クーポンとを紐付けて管理しておき次回のアクセスポイント3を介したプロキシ・サーバ4との接続に際して接続料金を割引する等の既知の種々の収益還元手法が用いられてよい。プロキシ・サーバ4の既知のCPU等によって実現されてよい。
中央制御部412は、利用者端末2の処理動作を司る機能を有している。利用者端末2の既知のCPU等によって実現されてよい。
入力部413は、ユーザ操作等に応じてプロキシ・サーバ4に信号を入力する機能を有している。プロキシ・サーバ4の既知のキー機構、ボタン機構、マウス機構、タッチパッド機構等の種々の入力機構によって実現されてよい。
出力部414は、プロキシ・サーバ4の処理結果のデータ等を外部に出力する機能を有している。プロキシ・サーバ4の既知の液晶ディスプレイ等の表示部、スピーカ、外部出力端子等によって実現されてよい。
記憶部415は、プロキシ・サーバ4により処理される種々のデータを格納する機能を有している。例えば図5および図10に示すような所定のテーブルを有していてもよい。プロキシ・サーバ4の既知の記憶媒体であるHDD(Hard Disk Drive)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等によって実現されてよい。
タイマ部416は、時刻を計測する機能を有している。プロキシ・サーバ4の既知のクロック機構によって実現されてよい。
以下、本実施の形態の処理動作について図6〜図8のシーケンス図を参照して詳細に説明する。なお、図6〜図8においてステップは「S」と略記している。
まず、提供者端末1が有償無線LAN通信によりアクセスポイント3を介してプロキシ・サーバ4と接続して有償にて通信を確立するまでの処理を説明する。
前提として有料ホットスポット(登録商標)等のアクセスポイント3が設置されている施設では、1日:24時間毎等の定額サービスが提供されており、提供者端末1のユーザは「1日:24時間」の定額サービスを申し込むものとする。
図6を参照すると、提供者端末1の有償無線LAN通信部は、有償にてアクセスポイント3と無線により通信する(S601)。
そして、アクセスポイント3は所定の通信網によりプロキシ・サーバ4と通信する(S602)。
プロキシ・サーバ4の接続許可部402は、提供者端末1のプロキシ・サーバ4への接続を許可する(S603)。プロキシ・サーバ4への接続が許可されるとプロキシ・サーバ4の通信部401はインターネット5上の種々の機器との通信を行うので提供者端末1はインターネット5に接続することとなる。なお、記憶部415の、例えば図5に示すような所定のテーブルに接続を許可した提供者端末1のID等の情報を格納しておく。
この際、提供者端末1の提供者ID送付部101は、提供者端末1のIDをアクセスポイント3を介してプロキシ・サーバ4の提供者ID受付部403に送付する。
プロキシ・サーバ4の提供者ID受付部403は、提供者端末1の提供者ID送付部101からアクセスポイント3を介して提供者端末1のIDを受け付け、提供者端末1のIDと提供者端末1の本来の接続可能時間である「1日:24時間」の情報とを紐付けて記憶部415に格納して管理する(S604)。
上記の説明では提供者端末1のID、すなわち端末ごとに管理する態様について述べたが、ユーザアカウントごとに管理する態様であってもよい。
なお、上記の提供者端末1が有償無線LAN通信によりアクセスポイント3を介してプロキシ・サーバ4と接続して有償にて通信を確立する処理は既知の技術であるので他の詳細な説明は省略する。
次に、利用者端末2が提供者端末1と無償無線LAN通信により、提供者端末1のアクセスポイント3を介したプロキシ・サーバ4との有償接続を無償で共有するまでの処理を説明する。
図6を参照すると、提供者端末1の接続共有宣言部102は、提供者端末1が有償にてアクセスポイント3を介して通信しているプロキシ・サーバ4との接続を利用者端末2等の他の端末と共有することが可能な状態である旨を宣言して当該他の端末に周知する(S605)。例えば、無償にて利用者端末2等の他の端末と無線により通信する所定の信号を無償無線LAN通信部105により発信し続ける。
一方、利用者端末2の接続共有探索部201は、提供者端末1の接続共有宣言部102が有償にてアクセスポイント3を介して通信しているプロキシ・サーバ4との接続を利用者端末2等の他の端末と共有することが可能な状態である旨を宣言していないかを探索する(S606)。例えば、無償にて提供者端末1等の他の端末と無線により通信する無償無線LAN通信部204により所定の信号を受信できるかを探索する。
そして、利用者端末2の接続共有確立部202は、利用者端末2の接続共有探索部201がアクセスポイント3を介してプロキシ・サーバ4との接続を共有することが可能な提供者端末1を発見した場合に、当該提供者端末1とやりとりし、接続共有を確立する(S607)。また、提供者端末1の接続共有許可部103は、利用者端末2の接続共有確立部202が接続を共有することを打診してきた場合に、接続共有を許可する(S608)
なお、プロキシ・サーバ4は "間接"の利用者端末2を特定するため、提供者端末1を介してインターネット5へのアクセスを利用する利用者端末2に対して利用者端末2のIDの送付を要求することであってもよい。
なお、上記の利用者端末2が提供者端末1と無償無線LAN通信により、提供者端末1のアクセスポイント3を介したプロキシ・サーバ4との有償接続を無償で共有する処理は既知の技術であるので他の詳細な説明は省略する。
次に、利用者端末2が提供者端末1のアクセスポイント3を介したプロキシ・サーバ4との有償接続を無償で共有した後に、利用者端末2が提供者端末1を介してプロキシ・サーバ4との無償接続することが不可能となった場合であっても、利用者端末2が識別子を用いてアクセスポイント3を介してプロキシ・サーバ4と無償で接続して通信するまでの処理を説明する。
図7を参照すると、利用者端末2の提供者ID取得部205は、提供者端末1の提供者ID配付部106に対して無償無線LAN通信部105による提供者端末1のIDの配付を無償無線LAN通信部204により要求し、提供者端末1のIDを取得する(S609、S610)。
そして、利用者端末2の提供者ID送信部206は、利用者端末2の提供者ID取得部205で取得した提供者端末1のIDと、自端末の利用者端末2のIDとを提供者端末1の提供者ID中継部107に無償無線LAN通信部204により送信する(S611)。
また、提供者端末1の提供者ID中継部107は、利用者端末2の提供者ID送信部206から受け取った、提供者端末1のIDと利用者端末2のIDとをアクセスポイント3を介してプロキシ・サーバ4の提供者ID受付部403へ送信して中継する(S612)。アクセスポイント3への送信は有償無線LAN通信部104により、またアクセスポイント3からプロキシ・サーバ4への送信は所定の通信網によって実現される。
また、プロキシ・サーバ4の提供者ID受付部403は、提供者端末1の提供者ID中継部107からアクセスポイント3を介して提供者端末1のIDと利用者端末2のIDとを受け付ける(S613)。
プロキシ・サーバ4の識別子生成部404は、提供者ID受付部403により受け付けた、提供者端末1のIDと利用者端末2のIDと紐付けられた識別子を生成する(S614)。また、識別子配付先が利用者端末2であることを何らかの手法で取得できる場合は、識別子は提供者端末1のIDと紐付けられていれば足りる。なお、識別子は提供者端末1のIDや利用者端末2のIDと紐付けられるのみでなく、これらが一体となっているデータ形式であってもよい。
識別子は、例えば無償クーポン券のような性質を有するものであってよく、利用者端末2が当該識別子を用いることでアクセスポイント3を介してプロキシ・サーバ4に無償で接続して通信できる。
プロキシ・サーバ4の識別子生成部404は、記憶部415の、例えば図5に示すような所定のテーブルに、接続を許可した提供者端末1のIDと、提供者端末1のIDを送信してきた利用者端末2のIDと、に紐付けられて生成された識別子を格納する。さらにそのテーブルには無償で接続して通信できる接続時間や通信速度等の付帯条件の情報が格納されてもよい。なお、利用者端末2が無償で接続して通信できる接続時間は、提供者端末1の本来の接続可能時間(ここでは、1日:24時間)内とすることであっても、当該接続可能時間を越えて認めることであってもいずれでもよい。これにより、提供者端末1のユーザが1日:24時間のうち残りの数時間は使用しない場合に、少なくとも空いた時間分を他者(ここでは利用者端末2のユーザ)に無償で譲ることが可能となり、利用者端末2はアクセスポイント3を介してプロキシ・サーバ4に接続して無償で通信することができる。
そして、プロキシ・サーバ4の識別子配付部405は、アクセスポイント3を介して提供者端末1の識別子中継部108に識別子生成部404で生成された識別子を配付する(S615)。アクセスポイント3への送信は所定の通信網により、またアクセスポイント3から提供者端末1への送信は有償無線LAN通信部104による。
提供者端末1の識別子中継部108は、プロキシ・サーバ4の識別子配付部405から受け取った識別子を利用者端末2の識別子取得部207へ無償無線LAN通信部105により送信して中継する(S616)。
利用者端末2の識別子取得部207は、提供者端末1の識別子中継部108から識別子を取得する(S617)。
次に、提供者端末1はアクセスポイント3を介して通信しているプロキシ・サーバ4との接続を切断する(S618)。提供者端末1の入力部111へのユーザ操作により電源OFFする場合や、ユーザの運搬により提供者端末1がアクセスポイント3との無線通信が途絶える場所に移動する場合等に、アクセスポイント3を介して通信しているプロキシ・サーバ4との接続を切断する。提供者端末1のユーザが意図した、すなわち「予定された切断」の場合のみならず、提供者端末1のユーザが意図しない、例えば、提供者端末1のユーザが立ち去る等の「予測できない切断」の場合も含む。
なお、上記の「予定された切断」の場合、提供者端末1の接続切断通知部は、アクセスポイント3を介してプロキシ・サーバ4の接続切断判定部406にアクセスポイント3を介して通信しているプロキシ・サーバ4との接続を切断する旨を予告通知することであってもよい。例えば、提供者端末1の入力部111へのユーザ操作としての提供者端末1の入力部112の所定の画面に表示されたメッセージの送信操作に応じて予告通知する。
そして、プロキシ・サーバ4の共有接続切断通知部は、プロキシ・サーバ4の接続切断判定部406により接続を切断すると判定された提供者端末1が、アクセスポイント3を介したプロキシ・サーバ4との有償接続を利用者端末2と無償で共有するものであった場合、提供者端末1の共有接続切断中継部に共有接続が切断される旨を通知する。
そして、提供者端末1の共有接続切断通知中継部は、プロキシ・サーバ4の共有接続切断通知部から受け取った共有接続が切断される旨の通知を利用者端末2の識共有接続切断通知受取部へ無償無線LAN通信部105により送信して中継する。
そして、利用者端末2の共有接続切断判定部は、提供者端末1の共有接続切断通知中継部から共有接続が切断される旨の通知を無償無線LAN通信部204により受け取る。これにより、利用者端末2のユーザは、提供者端末1のユーザが移動したこと等により通信の途中で不意に接続が即時切断される事態を回避できる。また、利用者端末2のユーザは、接続の継続の必要性に応じて、利用者端末2の使用を終了したり、上記の識別子を用いて接続を継続する等の適切な対応をとることが可能となる。
次に、上記のステップS618で提供者端末1がアクセスポイント3を介して通信しているプロキシ・サーバ4との接続を切断した場合等には、プロキシ・サーバ4の接続切断判定部406は、提供者端末1のアクセスポイント3を介したプロキシ・サーバ4への接続の切断を判定する(S619)。プロキシ・サーバ4への接続を切断すると判定された結果、プロキシ・サーバ4への接続が切断されると、提供者端末1および提供者端末1のアクセスポイント3を介したプロキシ・サーバ4との有償接続を無償で共有する利用者端末2は、インターネット5に接続することが不可能となる。なお、例えば、提供者端末1等の本来の接続可能時間(ここでは、1日:24時間)を越えたと判断された場合等に接続を切断すると判定することであってもよい。
次に、利用者端末2の共有接続切断判定部208は、提供者端末1と確立したアクセスポイント3を介したプロキシ・サーバ4との共有接続の切断を判定する(S620)。
次に、上記のステップS620で共有接続が切断されたと判定された場合、利用者端末2の識別子送信部209は、識別子取得部207で取得した識別子をプロキシ・サーバ4の識別子受付部407に自動的に送信する(S621)。利用者端末2のIDも識別子と併せてプロキシ・サーバ4の識別子受付部407に送信することであってもよい。上記のステップS601〜S604における提供者端末1(ここでは利用者端末2)が有償無線LAN通信によりアクセスポイント3を介してプロキシ・サーバ4と接続して有償(ここでは識別子により結果的に無償となる)にて通信を確立するまでの処理に対応する。アクセスポイント3への送信は有償無線LAN通信部203(識別子により結果的に無償となる)により、またアクセスポイント3からプロキシ・サーバ4への送信は所定の通信網による。
ところで、上記の「予定された切断」の場合であって、共有接続が切断される前に利用者端末2のユーザが上記の識別子を用いて接続を継続することを選択したときには、利用者端末2の入力部212への所定のユーザ操作に応じて、利用者端末2の識別子送信部は、識別子取得部207で取得した識別子を提供者端末1の識別子中継部108に無償無線LAN通信部204により送信し、提供者端末1の識別子中継部108は、受け取った識別子をアクセスポイント3を介してプロキシ・サーバ4の識別子受付部407へ送信して中継することであってもよい。
次に、プロキシ・サーバ4の識別子受付部408は、利用者端末2の識別子送信部209からアクセスポイント3を介して識別子を受け付ける(S622)。利用者端末2のIDも識別子と併せて受け付けることであってもよい。なお、なお、上記の「予定された切断」の場合であって、共有接続が切断される前に利用者端末2のユーザが上記の識別子を用いて接続を継続することを選択したときには、提供者端末1の識別子中継部からアクセスポイント3を介して識別子を受け付けることであってよい。
次に、プロキシ・サーバ4の識別子認証部408は、プロキシ・サーバ4の識別子受付部407で受け付けた識別子を、記憶部415の、例えば図5に示すような所定のテーブルを参照して認証する(S623)。プロキシ・サーバ4の識別子受付部407で受け付けた識別子と一致する識別子が図5に示すような所定のテーブルに存在する場合、当該識別子の認証ありとされ、利用者端末2の有償無線LAN通信部203は、本来、有償にてアクセスポイント3と無線により通信するが、無償にてアクセスポイント3と無線により通信することとなる。そして利用者端末2はアクセスポイント3を介してプロキシ・サーバ4と接続して無償にて通信することができる。なお、上記のテーブルに無償で接続して通信できる接続時間や通信速度等の付帯条件の情報が格納されている場合にはそれに従う。これにより、利用者端末2はアクセスポイント3を介してプロキシ・サーバ4に接続して無償で通信することができる。
最後に、上記の識別子に無償で接続して通信できる接続時間の制約があり、当該接続時間を越える場合に、利用者端末2のユーザに有償接続への切り替えを案内し、利用者端末2の有償接続による収益を提供者端末1のユーザに還元する処理を説明する。なお、図9は当該処理の際のネットワーク接続システムの参考図である。
図8を参照すると、プロキシ・サーバ4の有償接続確認部409は、識別子認証部408で認証がなされ、利用者端末2がアクセスポイント3を介してプロキシ・サーバ4と接続して一定時間内に限り無償にて通信することができる場合に、その一定時間経過後も有償にてアクセスポイント3を介してプロキシ・サーバ4と接続して通信することを希望するかのメッセージ等を利用者端末2の有償接続応答部210に送り確認する(S624)。アクセスポイント3への送信は所定の通信網により、またアクセスポイント3から利用者端末2への送信は有償無線LAN通信部203(識別子により結果的に無償となる)による。利用者端末2のユーザは通信の途中で切断されると不便な場合等は有償であっても継続利用の可能性が高く、さらに通常の一定時間定額サービスの契約よりも割安な価格設定により有償接続への切り替えのハードルを下げることであってもよい。
そして、利用者端末2のユーザがプロキシ・サーバ4の有償接続確認部409から受け取ったメッセージ等による確認に対して、有償にてアクセスポイント3を介してプロキシ・サーバ4と接続して通信することを希望する場合、利用者端末2の有償接続応答部210は、有償にてアクセスポイント3を介してプロキシ・サーバ4と接続して通信することを希望する旨をアクセスポイント3を介してプロキシ・サーバ4の有償接続確認部409に通知して応答する(S625)。アクセスポイント3への送信は有償無線LAN通信部203(識別子により結果的に無償となる)により、またアクセスポイント3からプロキシ・サーバ4への送信は所定の通信網による。
そして、プロキシ・サーバ4の有償接続確認部409は、利用者端末2の有償接続応答部210から希望する旨の通知を受け取った場合、利用者端末2の有償無線LAN通信部203は、上記の識別子により一定時間内に限り無償にて通信することができるその一定時間経過後は、本来の有償にてアクセスポイント3と無線により通信することとなる(S626)。すなわち利用者端末2はアクセスポイント3を介してプロキシ・サーバ4と接続して有償にて通信することができる。なお、プロキシ・サーバ4の有償接続確認部409は、プロキシ・サーバ4の記憶部415の、例えば図10に示すような所定のテーブルに有償にて接続を許可した機器(ここでは利用者端末2)のIDの情報およびプロキシ・サーバ4のタイマ部416により計測した有償接続開始時刻情報等を格納しておく(S627)。
次に、プロキシ・サーバ4の収益算定部410は、プロキシ・サーバ4の記憶部415の、例えば図10に示すような所定のテーブルに有償にて接続を許可した機器(ここでは利用者端末2)のIDの情報、有償接続開始時刻情報およびプロキシ・サーバ4のタイマ部416により計測した有償接続終了時刻情報等に基づいて、接続時間に所定の料率を乗じること等により利用者端末2の接続料金を計算し、当該接続料金に所定の割合を乗じて収益額を算定する(S628)。なお、プロキシ・サーバ4の有償接続確認部409は、プロキシ・サーバ4の記憶部415の、例えば図10に示すような所定のテーブルにプロキシ・サーバ4のタイマ部416により計測した利用者端末2の有償接続終了時刻情報等を格納しておく。
そして、プロキシ・サーバ4の収益還元部411は、プロキシ・サーバ4の収益算定部410で算定された収益額を提供者端末1のユーザに還元すべく、提供者端末1が再びアクセスポイント3を介してプロキシ・サーバ4と接続してきた場合に、提供者端末1の収益取得部109に今回以降に利用できる収益額相当の電子的な割引クーポンを送信する(S629)。なお、提供者端末1の接続料金精算のための契約口座に収益額相当の金銭を電子的に振り込んだり、またプロキシ・サーバ4自身で提供者端末1のIDと収益額相当の電子的な割引クーポンとを紐付けて管理しておき次回のアクセスポイント3を介したプロキシ・サーバ4との接続に際して接続料金を割引する等の既知の種々の収益還元手法が用いられることであってもよい。
そして、提供者端末1の収益取得部109は、プロキシ・サーバ4の収益還元部411から収益を取得すべく、提供者端末1が再びアクセスポイント3を介してプロキシ・サーバ4と接続する場合に、今回以降に利用できる収益額相当の電子的な割引クーポンを受信し、接続料金精算に際して接続料金の割引を受ける(S630)。これにより、有償接続の接続時間の実績に基づいて提供者端末1のユーザへ収益を還元することができ、提供者端末1のユーザに相当する提供者となる意欲の促進が図られ、同時にアクセスポイント3への集客・利用促進が図られる。また、提供者端末1および利用者端末2にアクセスポイント3が設置される店舗等の広告情報等をダイレクトに流しロケーション広告による店舗販促を行うことも可能となる。さらに、接続を他人へ解放してコスト負担を共有するのみならず、提供者端末1のユーザと利用者端末2のユーザを匿名で仲介することにより不特定多数者と交渉する不安や設定の煩わしさも解消される。
以下、本発明の第二の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、基本的な構成は上記の第一の実施の形態と同様であり、重複する説明は省略する。大きな相違点は、提供者端末1−1および利用者端末2−1がFOMA(登録商標)等による移動通信端末やWiMAX/XGP等によるPHS(Personal Handy-phone system)端末/HSPA(High Speed Packet Access)端末等であることと、それらの端末と無線WAN(Wide Area Network)通信を行うのが基地局3−1であることである。
図11に示す本実施の形態におけるネットワーク接続システムは、提供者端末1−1と、利用者端末2−1と、基地局3−1と、プロキシ・サーバ4−1と、インターネット5−1とから構成されている。
提供者端末1−1は、基地局3−1に無線通信によりアクセスし、プロキシ・サーバ4と接続して通信する情報処理装置である。例えば、FOMA(登録商標)等による移動通信端末やWiMAX/XGP等によるPHS(Personal Handy-phone system)端末/HSPA(High Speed Packet Access)端末等である。これらの端末は既知の種々の構成を備えている。
利用者端末2−1は、提供者端末1に無線通信によりアクセスし、提供者端末1を介して基地局3−1にアクセスし、プロキシ・サーバ4と接続して通信する情報処理装置である。例えば、FOMA(登録商標)等による移動通信端末やWiMAX/XGP等によるPHS(Personal Handy-phone system)端末/HSPA(High Speed Packet Access)端末等である。これらの端末は既知の種々の構成を備えている。
基地局3−1は、FOMA(登録商標)等による移動通信端末やWiMAX/XGP等によるPHS(Personal Handy-phone system)端末/HSPA(High Speed Packet Access)端末等と無線WAN通信を行い、他方でプロキシ・サーバ4と所定の通信網によって接続される情報処理装置である。
プロキシ・サーバ4−1およびインターネット5−1は、上記の第一の実施の形態と同様である。
提供者端末1−1の機能ブロックは、図2に示す上記の第一の実施の形態の提供者端末1とは、有償無線LAN通信部104が、有償無線WAN通信部104−1となった点が異なるのみである。
有償無線WAN通信部104−1は、有償にて基地局3−1と無線により通信する機能を有している。提供者端末1−1の無線WANモジュール等によって実現されてよい。なお、有償とは上述した一定時間(例えば1日間)の定額サービス等における対価のことであるが割引等により必ずしも対価を支払う必要はない。
利用者端末2−1の機能ブロックは、図3に示す上記の第一の実施の形態の利用者端末2とは、有償無線LAN通信部203が、有償無線WAN通信部203−1となった点が異なるのみである。
有償無線WAN通信部203−1は、有償にて基地局3−1と無線により通信する機能を有している。利用者端末2−1の無線WANモジュール等によって実現されてよい。なお、有償とは上述した一定時間(例えば1日間)の定額サービス等における対価のことであるが割引等により必ずしも対価を支払う必要はない。
上記の構成により、本実施の形態では上記の第一の実施の形態と同様に利用者端末2−1が提供者端末1−1と無償無線LAN通信により、提供者端末1−1のプロキシ・サーバ4との有償接続を無償で共有する。しかし、本実施の形態では上記の第一の実施の形態とは異なり提供者端末1−1と基地局3−1との無線通信は有償無線WAN通信によることとなるが、その他の処理は基本的に上記の第一の実施の形態と同様であり、重複する説明は省略する。
なお、上述する各実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更実施が可能である。例えば、提供者端末1、提供者端末1−1、利用者端末2、利用者端末2−1、アクセスポイント3、基地局3−1、プロキシ・サーバ4、プロキシ・サーバ4−1の機能を実現するためのプログラムを各装置に読込ませて実行することにより各装置の機能を実現する処理を行ってもよい。さらに、そのプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であるCD−ROMまたは光磁気ディスクなどを介して、または伝送媒体であるインターネット、電話回線などを介して伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。すなわち各装置にプリインストールされたりまたはネットワークからダウンロードされてもよい。
また、各装置の機能が他の装置によりまとめて実現されたり、追加の装置により機能が分散されて実現される形態も本発明の範囲内である。例えば、プロキシ・サーバ4がアクセスポイント3の機能の一部または全部を有することであってもよく、また、アクセスポイント3がプロキシ・サーバ4の機能の一部または全部を有することであってもよい。
1、1−1 提供者端末
2、2−1 利用者端末
3 アクセスポイント
3−1 基地局
4、4−1 プロキシ・サーバ
5、5−1 インターネット

Claims (12)

  1. 接続利用端末は接続共有を許可している接続提供端末を介してサーバと接続して通信している際に、前記接続提供端末のIDを前記接続提供端末を介して前記サーバに送信し、
    前記サーバは受信した前記接続提供端末のIDと対応させて生成した識別子を前記接続提供端末を介して前記接続利用端末に送信し、
    前記接続利用端末は接続共有を許可している接続提供端末を介して前記サーバと接続して通信できなくなった場合、前記識別子を前記サーバに送信し、
    前記サーバは受信した前記識別子を認証して前記接続利用端末が自サーバと接続して通信することを許可することを特徴とする通信システム。
  2. 接続提供端末はサーバと有償で接続して通信しており、
    接続利用端末は無償の無線LAN通信により前記サーバとの接続の接続共有を許可している前記接続提供端末を介して前記サーバと接続して通信している際に、前記接続提供端末のIDを前記接続提供端末を介して前記サーバに送信し、
    前記サーバは受信した前記接続提供端末のIDと対応させて生成した識別子を前記接続提供端末を介して前記接続利用端末に送信し、
    前記接続利用端末は前記接続共有を許可している前記接続提供端末を介して前記サーバと接続して通信できなくなった場合、前記識別子を前記サーバに送信し、
    前記サーバは受信した前記識別子を認証して前記接続利用端末が自サーバと無償で接続して通信することを許可することを特徴とする通信システム。
  3. 接続提供端末は有償の無線通信により中継機器を介してサーバと接続して通信しており、
    接続利用端末は無償の無線LAN通信により前記サーバとの接続の接続共有を許可している前記接続提供端末と前記中継機器とを介して前記サーバと接続して通信している際に、前記接続提供端末のIDを前記接続提供端末と前記中継機器とを介して前記サーバに送信し、
    前記サーバは受信した前記接続提供端末のIDと対応させて生成した識別子を前記中継機器と前記接続提供端末とを介して前記接続利用端末に送信し、
    前記接続利用端末は前記接続共有を許可している前記接続提供端末と前記中継機器とを介して前記サーバと接続して通信できなくなった場合、無線通信により前記識別子を前記中継機器を介して前記サーバに送信し、
    前記サーバは受信した前記識別子を認証して前記接続利用端末が無線通信により前記中継機器を介して自サーバと無償で接続して通信することを許可することを特徴とする通信システム。
  4. 前記サーバは受信した前記識別子を認証して前記接続利用端末が自サーバと一定期間は無償で接続して通信することを許可し、
    前記サーバは、前記一定期間の経過後、前記接続利用端末が自サーバと有償で接続して通信した場合、前記接続提供端末に対して前記接続利用端末の接続料金の少なくとも一部分を還元することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の通信システム。
  5. 接続利用端末は接続共有を許可している接続提供端末を介してサーバと接続して通信している際に、前記接続提供端末のIDを前記接続提供端末を介して前記サーバに送信し、
    前記サーバは受信した前記接続提供端末のIDと対応させて生成した識別子を前記接続提供端末を介して前記接続利用端末に送信し、
    前記接続利用端末は接続共有を許可している接続提供端末を介して前記サーバと接続して通信できなくなった場合、前記識別子を前記サーバに送信し、
    前記サーバは受信した前記識別子を認証して前記接続利用端末が自サーバと一定期間は接続して通信することを許可する通信システムにおける接続提供端末であって、
    前記接続提供端末は、前記サーバから、前記一定期間の経過後、前記接続利用端末が前記サーバと有償で接続して通信した場合の前記接続利用端末の接続料金の少なくとも一部分の還元を受けることを特徴とする接続提供端末。
  6. 接続共有を許可している接続提供端末を介してサーバと接続して通信している際に、前記接続提供端末のIDを前記接続提供端末を介して前記サーバに送信し、
    前記サーバから、前記サーバが受信した前記接続提供端末のIDと対応させて生成した識別子を前記接続提供端末を介して受信し、
    接続共有を許可している接続提供端末を介して前記サーバと接続して通信できなくなった場合、前記識別子を前記サーバに送信し、
    前記サーバから、前記サーバが受信した前記識別子を認証した結果として前記サーバと接続して通信することを許可されることを特徴とする接続利用端末。
  7. 接続利用端末が接続共有を許可している接続提供端末を介して自サーバと接続して通信している際に、前記接続利用端末から前記接続提供端末を介して受信した前記接続提供端末のIDと対応させて生成した識別子を前記接続提供端末を介して前記接続利用端末に送信し、
    前記接続利用端末が接続共有を許可している接続提供端末を介して前記サーバと接続して通信できなくなった場合、前記接続利用端末から受信した前記識別子を認証して前記接続利用端末が自サーバと接続して通信することを許可することを特徴とするサーバ。
  8. 前記接続利用端末から受信した前記識別子を認証して前記接続利用端末が自サーバと一定期間は無償で接続して通信することを許可し、
    前記一定期間の経過後、前記接続利用端末が自サーバと有償で接続して通信した場合、前記接続提供端末に対して前記接続利用端末の接続料金の少なくとも一部分を還元することを特徴とする請求項7記載のサーバ。
  9. 接続利用端末が接続共有を許可している接続提供端末を介してサーバと接続して通信している際に、前記接続提供端末のIDを前記接続提供端末を介して前記サーバに送信するステップと、
    前記サーバが受信した前記接続提供端末のIDと対応させて生成した識別子を前記接続提供端末を介して前記接続利用端末に送信するステップと、
    前記接続利用端末が接続共有を許可している接続提供端末を介して前記サーバと接続して通信できなくなった場合、前記識別子を前記サーバに送信するステップと、
    前記サーバが受信した前記識別子を認証して前記接続利用端末が自サーバと接続して通信することを許可するステップとを有することを特徴とする通信方法。
  10. 接続利用端末は接続共有を許可している接続提供端末を介してサーバと接続して通信している際に、前記接続提供端末のIDを前記接続提供端末を介して前記サーバに送信し、
    前記サーバは受信した前記接続提供端末のIDと対応させて生成した識別子を前記接続提供端末を介して前記接続利用端末に送信し、
    前記接続利用端末は接続共有を許可している接続提供端末を介して前記サーバと接続して通信できなくなった場合、前記識別子を前記サーバに送信し、
    前記サーバは受信した前記識別子を認証して前記接続利用端末が自サーバと一定期間は接続して通信することを許可する通信システムにおける接続提供端末のプログラムであって、
    前記接続提供端末に、
    前記サーバと接続して通信する処理と、
    接続利用端末に接続共有を許可する処理と、
    前記サーバから、前記一定期間の経過後、前記接続利用端末が前記サーバと有償で接続して通信した場合の前記接続利用端末の接続料金の少なくとも一部分の還元を受ける処理とを実行させることを特徴とするプログラム。
  11. 接続利用端末に、
    接続共有を許可している接続提供端末を介してサーバと接続して通信している際に、前記接続提供端末のIDを前記接続提供端末を介して前記サーバに送信する処理と、
    前記サーバから、前記サーバが受信した前記接続提供端末のIDと対応させて生成した識別子を前記接続提供端末を介して受信する処理と、
    接続共有を許可している接続提供端末を介して前記サーバと接続して通信できなくなった場合、前記識別子を前記サーバに送信する処理と、
    前記サーバから、前記サーバが受信した前記識別子を認証した結果として前記サーバと接続して通信することの許可を受ける処理とを実行させることを特徴とするプログラム。
  12. サーバに、
    接続利用端末が接続共有を許可している接続提供端末を介して自サーバと接続して通信している際に、前記接続利用端末から前記接続提供端末を介して受信した前記接続提供端末のIDと対応させて生成した識別子を前記接続提供端末を介して前記接続利用端末に送信する処理と、
    前記接続利用端末が接続共有を許可している接続提供端末を介して前記サーバと接続して通信できなくなった場合、前記接続利用端末から受信した前記識別子を認証して前記接続利用端末が自サーバと接続して通信することを許可する処理とを実行させることを特徴とするプログラム。
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