JP5288512B2 - プロジェクタ、投写制御方法およびプログラム - Google Patents
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Description
本発明は、プロジェクタ、投写制御方法および記録媒体に関する。
種々のプロジェクタが知られている。
特許文献1には、装置本体の位置の変化量を検出し、位置が変化しても投影画像の位置、形状および大きさを保持できるように、その検出結果に応じて、投影画像の画像調整を行うプロジェクタが記載されている。なお、このプロジェクタは、電源がオンされると、光源ランプを点灯して、映像データに応じた映像を投写する。
特許文献2には、携帯型電話機に内蔵された小型プロジェクタが記載されている。この小型プロジェクタは、電源としてバッテリーを用い、動作が開始されると、光源を点灯して、映像データに応じた映像を投写する。
特許文献1に記載のプロジェクタは、電源がオンになっていると、映像の投写が必要ない状況でも、映像を投写してしまう。また、特許文献2に記載の小型プロジェクタは、動作が開始されると、映像の投写が必要ない状況でも、映像を投写してしまう。つまり、特許文献1に記載のプロジェクタおよび特許文献2に記載の小型プロジェクタは、映像の投写が必要ない状況でも、映像を投写してしまう。
なお、映像の投写が必要ない状況としては、例えば、プロジェクタが運搬されている状況、および、プロジェクタからの映像がスクリーン以外のものに投写されている状況が挙げられる。
映像の投写が必要ない状況で、映像が投写されると、無駄な電力が消費されるという課題が生じる。
なお、無駄な電力の消費は、電源としてバッテリーを使用するプロジェクタ(例えば、特許文献2に記載のプロジェクタ)では、バッテリーによる駆動時間の短縮につながるため、特に問題となる。
本発明の目的は、上述した課題を解決可能なプロジェクタおよび投写制御方法を提供することである。
本発明のプロジェクタは、映像を投写するプロジェクタであって、前記プロジェクタが静止状態であるか否かを検出する第1検出手段と、前記映像の投写方向にスクリーンが存在するか否かを検出する第2検出手段と、前記第1検出手段の検出結果が前記静止状態を示し、かつ、前記第2検出手段の検出結果がスクリーンが存在することを示す場合、前記映像を投写する映像投写手段と、を含む。
本発明の投写制御方法は、映像を投写するプロジェクタでの投写制御方法であって、前記プロジェクタが静止状態であるか否かを検出し、前記映像の投写方向にスクリーンが存在するか否かを検出し、前記静止状態を検出し、かつ、スクリーンが存在することを検出した場合、前記映像を投写する。
本発明の記録媒体は、映像を投写する投写手段と、プロジェクタが静止状態であるか否かを検出する第1検出手段と、前記映像の投写方向にスクリーンが存在するか否かを検出する第2検出手段と、を備えたプロジェクタ内のコンピュータに、前記第1検出手段の検出結果が前記静止状態を示し、かつ、前記第2検出手段の検出結果がスクリーンが存在することを示す場合、前記投写手段に前記映像を投写させる映像投写手順を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、プロジェクタでの無駄な電力消費を少なくすることが可能になる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態のプロジェクタを示したブロック図である。
図1は、本発明の第1実施形態のプロジェクタを示したブロック図である。
図1において、プロジェクタ1は、加速度検出器11と、距離測定器12と、映像投写部13と、を含む。映像投写部13は、投写部14と、バッテリー15と、表示制御部16と、格納部16aと、を含む。
プロジェクタ1は、電源として、バッテリー15を使用する。プロジェクタ1は、PC(Personal Computer)等の映像データを出力可能な装置から映像データを受け付け、その映像データに応じた映像を投写する。プロジェクタ1は、例えば、ポケットに入るサイズの小型プロジェクタである。なお、プロジェクタ1は、小型プロジェクタに限るものではない。
加速度検出器11は、一般的に第1検出手段(静止状態検出手段)と呼ぶことができる。加速度検出器11は、プロジェクタ1が静止状態であるか否かを検出する。加速度検出器11は、例えば、半導体加速度センサであり、プロジェクタ1が使用者の手に握られているなどの不安定な状態(非静止状態)であるか、プロジェクタ1が卓上など安定した位置に置かれている状態(静止状態)であるかを検出する。加速度検出器11は、検出結果を、距離測定器12と表示制御部16に出力する。
なお、加速度検出器11は、プロジェクタ1の電源ボタン(不図示)が操作されて、プロジェクタ1の電源がオンになると、プロジェクタ1が静止状態であるか否かの検出を開始する。
距離測定器12は、一般的に第2検出手段(スクリーン検出手段)と呼ぶことができる。距離測定器12は、プロジェクタ1による映像の投写方向にスクリーンが存在するか否かを検出する。距離測定器12は、例えば、赤外線距離センサ12aと、判定部12bと、を含む。
赤外線距離センサ12aは、プロジェクタ1から、プロジェクタ1による映像の投写方向に存在する物体(以下、単に「物体」と称する)まで、の距離を測定する。本実施形態では、赤外線距離センサ12aは、プロジェクタ1から物体(例えば、スクリーン)までの距離を複数回測定する。赤外線距離センサ12aは、距離の測定結果を、判定部12bに出力する。
判定部12bは、赤外線距離センサ12aの測定結果を受け付けると、その測定結果が、スクリーン検出用の条件を満たしているかを判定する。なお、本実施形態では、判定部12bは、スクリーン検出用の条件として、複数回測定された距離が同じ値であるという条件を用いる。
赤外線距離センサ12aの測定結果が、スクリーン検出用の条件を満たしている場合、判定部12bは、スクリーンが存在する旨の検出結果を、表示制御部16に出力する。一方、赤外線距離センサ12aの測定結果が、スクリーン検出用の条件を満たしていない場合、判定部12bは、スクリーンが存在しない旨の検出結果を、表示制御部16に出力する。
距離測定器12は、加速度検出器11の検出結果が静止状態を示すと、プロジェクタ1から物体までの距離の測定を開始して、映像の投写方向にスクリーンが存在するか否かの検出を開始する。
映像投写部13は、一般的に映像投写手段と呼ぶことができる。映像投写部13は、加速度検出器11の検出結果が静止状態を示し、かつ、距離測定器12の検出結果がスクリーンが存在することを示す場合、例えばPCからの映像データに応じた映像を投写する。なお、映像投写部13は、加速度検出器11の検出結果が静止状態を示さない場合、映像の投写を行わない。また、映像投写部13は、距離測定器12の検出結果がスクリーンが存在しないことを示す場合、映像の投写を行わない。
投写部14は、バッテリー15から電源電圧が供給されると、例えばPCからの映像データに応じた映像を投写する。
バッテリー15は、主に投写部14に対して電源電圧を供給する。
表示制御部16は、加速度検出器11が、プロジェクタ1が安定した場所に置かれていること(静止状態)を検出し、かつ、距離測定器12がスクリーン2を検出すると、バッテリー15からの電源電圧を投写部14に供給する。これにより、プロジェクタ1は、スクリーン2に映像を投写して映像の表示を行う。
一方、プロジェクタ1とスクリーン2の間に障害物が入り、赤外線距離センサ12aの測定結果が、スクリーン検出用の条件を満たさなくなった場合や、プロジェクタ1が移動されて映像の表示範囲がスクリーン2から外れる可能性が生じた場合は、表示制御部16は、バッテリー15からの電源電圧を投写部14へ供給することを停止する。これにより、プロジェクタ1からの映像の表示が中止される。
表示制御部16は、例えば、コンピュータで実現されてもよい。
格納部16aは、一般的に、コンピュータにて読み取り可能な記録媒体と呼ぶことができる。格納部16aは、表示制御部16が行う手順を規定したプログラムを格納する。なお、このプログラムは、例えば、予め定められたサイトから、通信回線を介して、格納部16aにダウンロードされてもよい。
表示制御部16がコンピュータで実現される場合、そのコンピュータは、格納部16aに記録されたプログラムを読み取り実行することによって、表示制御部16として機能する。
なお、表示制御部16が、論理回路等のバードウェアで実現され、格納部16a内のプロクラムを読み取り実行する必要がない場合、格納部16aは、省略されてもよい。
次に、動作を説明する。
図2は、プロジェクタ1の動作を説明するためのフローチャートである。以下、図2を参照して、プロジェクタ1の動作を説明する。
プロジェクタ1の電源ボタン(不図示)が操作されて、プロジェクタ1の電源がオンになると(ステップS101)、加速度検出器11は、プロジェクタ1が静止状態であるか否かの検出を開始する(ステップS102)。
プロジェクタ1が、安定した位置に置かれておらず、例えば運搬されている場合には、加速度検出器11は、プロジェクタ1が静止状態でない旨の検出結果を出力する。一方、プロジェクタ1が安定した位置(平坦な位置)に置かれている場合には、加速度検出器11は、プロジェクタ1が静止状態である旨の検出結果を出力する。
加速度検出器11は、その検出結果を、距離測定器12と表示制御部16に出力する。
例えば、プロジェクタ1が運搬されているために、加速度検出器11の検出結果が、プロジェクタ1が静止状態でないことを示す場合(ステップS103)、表示制御部16は、バッテリー15からの電源電圧を投写部14へ供給しない。このため、プロジェクタ1は、スクリーン2に映像を投写せず、映像の表示は行われない(ステップS107)。ステップS107が実行されると、続いて、ステップS102が実行される。
使用者がプロジェクタ1を平坦な場所に置くと、加速度検出器11は、プロジェクタ1が静止状態であることを検出し、プロジェクタ1が静止状態である旨の検出結果を出力する。
加速度検出器11の検出結果が、プロジェクタ1が静止状態であることを示すと(ステップS103)、距離測定器12は、プロジェクタ1から物体までの距離の測定を開始して、映像の投写方向にスクリーンが存在するか否かの検出を開始する。
距離測定器12は、例えば、映像の投写方向に赤外線パルスを照射し、映像の投写方向に存在する物体(例えば、スクリーン2)からの反射された赤外線パルスを受信することで、プロジェクタ1から物体までの距離aを測定する(ステップS104)。
例えば、距離測定器12は、赤外線パルスを照射してから、物体で反射された赤外線パルスを受信するまでの時間を計測し、その計測時間に基づいて、距離aを測定する。また、距離測定器12は、物体で反射された赤外線パルスを受信した位置に基づいて、三角測量の原理で距離aを測定してもよい。
距離測定器12による距離aの測定は、一定時間間隔ごとに、予め定められた時間実行される。
距離測定器12は、一定時間間隔ごとに測定された距離aが一定期間同じ値を示すと、つまり、距離の測定結果がスクリーン検出用の条件を満たしていると、映像の投写方向にスクリーンが存在すると判断し、スクリーンが存在する旨の検出結果を、表示制御部16に出力する。
一方、一定時間間隔ごとに測定された距離aが一定期間同じ値を示さないと、つまり、距離の測定結果がスクリーン検出用の条件を満たしていないと、距離測定器12は、映像の投写方向にスクリーンが存在しないと判断し、スクリーンが存在しない旨の検出結果を、表示制御部16に出力する。
表示制御部16は、距離測定器12の検出結果が、スクリーンが存在することを示す場合(ステップS105)、バッテリー15からの電源電圧を投写部14に供給する。これにより、プロジェクタ1は、スクリーン2に映像を投写して映像の表示を開始する(ステップS106)。ステップS106が実行されると、続いて、ステップS102が実行される。
映像の出力後に、距離測定器12で複数回測定された距離が同じ値を示さない、または、加速度検出器11によってプロジェクタ1の移動が検出された場合には、プロジェクタ1での映像の出力条件(距離測定器12の測定結果がスクリーン検出用の条件を満たし、かつ、加速度検出器11がプロジェクタ1の静止状態を検出すること)が満たされなくなる。この場合、表示制御部16は、バッテリー15からの電源電圧を投写部14へ供給することを停止する。これにより、プロジェクタ1からの映像の出力が中止される(ステップS107)。
本実施形態によれば、映像投写部13は、プロジェクタ1が静止状態であり、かつ、スクリーン2が検出された場合に、スクリーン2に映像を投写する。
このため、例えば、プロジェクタ1が運搬されているか、または、プロジェクタ1からの映像がスクリーン以外のものに投写されている状況、つまり、映像の投写が必要ない状況で、映像が投写されることを防止できる。よって、使用者が意図しない場所に映像を投写することを避けることで可能となる。したがって、無駄な電力の消費を少なくすることが可能になる。また、バッテリーを電源として用いるプロジェクタでは、バッテリーでの駆動時間を延ばすことが可能になる。
また、本実施形態では、距離測定器12は、映像の投写方向に存在する物体までの距離を測定し、その測定結果が、スクリーン検出用の条件を満たす場合、スクリーンが存在する旨の検出結果を出力する。
この場合、距離を測定する装置を用いて、スクリーンの存在を検出することが可能になる。
また、本実施形態では、距離測定器12は、映像の投写方向に存在する物体までの距離を複数回測定し、スクリーン検出用の条件として、複数回測定された距離が同じ値であるという条件を用いる。
この場合、プロジェクタ1と映像の投写方向に存在する物体との間の距離における変動がなくなると、スクリーンが存在すると判定される。よって、プロジェクタ1が固定されていても、映像の投写方向に存在する物体が、人間のような動く物体であった場合に、その動く物体をスクリーンとして誤検出してしまうことを防止できる。
また、本実施形態では、加速度検出器11は、プロジェクタ1の電源がオンになると、プロジェクタ1が静止状態であるか否かの検出を開始し、距離測定器12は、加速度検出器11の検出結果が静止状態を示すと、映像の投写方向にスクリーンが存在するか否かの検出を開始する。
この場合、スクリーンの検出が必要になったときだけ、距離測定部12を動作させることができる。よって、距離測定部12での電力消費を少なくすることが可能になる。
なお、本実施形態は、プロジェクタ1の電源がオンになると、距離測定器12が、映像の投写方向にスクリーンが存在するか否かの検出を開始し、距離測定器12の検出結果が、スクリーンが存在することを示すと、加速度検出器11が、プロジェクタ1が静止状態であるか否かの検出を開始するように変形されてもよい。
この変形例では、プロジェクタ1が静止状態であるか否かの検出が必要になったときだけ、加速度検出器11を動作させることができる。よって、加速度検出器11での電力消費を少なくすることが可能になる。
また、本実施形態では、第1検出手段(スクリーン検出手段)として距離測定器12が用いられたが、第1検出手段は、距離測定器12に限らず適宜変更可能である。例えば、本実施形態において、第1検出手段として、2次元イメージセンサと画像処理部とを備えた第1検出部が用いられるように変形されてもよい。
この変形例では、2次元イメージセンサは、映像の投写方向の画像を示す画像データを生成し、その画像データを画像処理部に出力する。画像処理部は、画像データを受け付けると、その画像データを解析して、その画像データが示す画像の中に、予め定められた大きさ以上の白色の矩形領域(スクリーン領域)が存在するかを判断する。
画像データが示す画像の中に、予め定められた大きさ以上の白色の矩形領域が存在する場合、画像処理部は、映像の投写方向にスクリーンが存在する旨の検出結果を出力する。一方、画像データが示す画像の中に、予め定められた大きさ以上の白色の矩形領域が存在しない場合、画像処理部は、映像の投写方向にスクリーンが存在しない旨の検出結果を出力する。
また、本実施形態では、電源としてバッテリーが用いられたが、電源として商用交流電源が用いられるように変形されてもよい。
(第2実施形態)
図3は、本発明の第2実施形態のプロジェクタを示したブロック図である。図3において、図1に示したものと同一構成のものには同一符号を付してある。
図3は、本発明の第2実施形態のプロジェクタを示したブロック図である。図3において、図1に示したものと同一構成のものには同一符号を付してある。
第2実施形態のプロジェクタ1Aは、設定記憶部17が追加された点、および、距離測定器12によるスクリーンの検出手法が、第1実施形態のプロジェクタ1と異なる。なお、本実施形態では、設定記憶部17と距離測定器12は、スクリーン検出部18に含まれる。スクリーン検出部18は、一般的に第2検出手段(スクリーン検出手段)と呼ぶことができる。以下、プロジェクタ1Aについて、プロジェクタ1と異なる点を中心に説明する。
第1実施形態のプロジェクタ1は、距離測定器12で複数回測定された距離aが同じ値を示す場合、スクリーンが存在することを検出する。このため、プロジェクタ1を向けた方向、つまり、映像の投写方向に、スクリーンが無く、かつ、遠方に使用者がスクリーンと認識していない壁が存在する場合、プロジェクタ1は、その壁をスクリーンとして誤検出してしまう。この場合、プロジェクタ1は、使用者がスクリーンと認識していない壁に、映像を投写してしまう。
第2実施形態のプロジェクタ1Aでは、設定記憶部17は、予め定められた距離範囲(b〜c)を示すデータを保持する。距離範囲(b〜c)は、使用者が意図したスクリーンのサイズに合わせて、予め設定される。
また、第2実施形態のプロジェクタ1Aでは、判定部12bは、スクリーン検出用の条件として、赤外線距離センサ12aの測定結果が、距離範囲(b〜c)に含まれるという条件を用いる。
判定部12bは、設定記憶部17内のデータを読み取って距離範囲(b〜c)を認識する。判定部12bは、赤外線距離センサ12aの測定結果が距離範囲(b〜c)に含まれる場合には、スクリーンが存在する旨の検出結果を出力する。一方、赤外線距離センサ12aの測定結果が、距離範囲(b〜c)に含まれない場合には、判定部12bは、スクリーンが存在しない旨の検出結果を出力する。
本実施形態では、判定部12bは、赤外線距離センサ12aの複数の測定結果が距離範囲(b〜c)に含まれる場合に、スクリーンが存在する旨の検出結果を出力する。一方、赤外線距離センサ12aの複数の測定結果が、距離範囲(b〜c)に含まれない場合には、判定部12bは、スクリーンが存在しない旨の検出結果を出力する。
なお、プロジェクタ1Aにおける他の動作、および、その変形例は、プロジェクタ1と同様である。
本実施形態によれば、スクリーン検出部18は、スクリーン検出用の条件として、プロジェクタ1から映像の投写方向に存在する物体までの距離を示す測定結果が、距離範囲(b〜c)に含まれるという条件を用いる。
この場合、例えば、使用者がスクリーンと認識していない遠方の壁をスクリーンとして検出することを防止可能になる。つまり、プロジェクタ1Aからの距離が予め定められた範囲となるスクリーンにのみ、映像を投写することが可能となる。したがって、スクリーンの誤検出が原因となって、意図しないスクリーンへ映像を投射してしまうことを防止可能になり、無駄な電力の消費を少なくすることが可能になる。また、バッテリーを電源として用いるプロジェクタでは、バッテリーでの駆動時間を延ばすことが可能になる。
(第3実施形態)
図4は、本発明の第3実施形態のプロジェクタを示したブロック図である。図4において、図3に示したものと同一構成のものには同一符号を付してある。
図4は、本発明の第3実施形態のプロジェクタを示したブロック図である。図4において、図3に示したものと同一構成のものには同一符号を付してある。
第3実施形態のプロジェクタ1Bは、状態表示部19が追加された点、および、プロジェクタ1Bの電源がオンされると、距離測定器12がスクリーンの検出を開始し、距離測定器12がスクリーンを検出してから、加速度検出器11がプロジェクタ1Bは静止状態であるか否かの検出を開始する点が、第2実施形態のプロジェクタ1Aと異なる。以下、プロジェクタ1Bについて、プロジェクタ1Aと異なる点を中心に説明する。
状態表示部19は、一般的に表示手段と呼ぶことができる。状態表示部19は、液晶表示装置のような表示デバイスである。
第2実施形態のプロジェクタ1Aでは、プロジェクタ1Aが固定されたことを加速度検出器11が検出した後に、距離測定器12が、映像の投写方向に存在する物体(例えば、スクリーン)までの距離を測定していた。
この場合、使用者は、プロジェクタから物体までの距離が距離範囲(b〜c)に含まれるかどうか認識できない状況で、プロジェクタ1Aを任意の位置に固定しなければならなかった。
第3実施形態のプロジェクタ1Bでは、距離測定器12は、プロジェクタ1の電源がオンになると、プロジェクタ1Bから物体までの距離aの測定を開始する。
状態表示部19は、距離測定器12の測定結果が、距離範囲(b〜c)から外れている場合、距離範囲(b〜c)内の値のうち測定結果に最も近い値と、その測定結果と、の差を表示する。
このため、使用者は、状態表示部19に表示された差を参照しながら、プロジェクタ1Bから物体までの距離が距離範囲(b〜c)に含まれる位置に、プロジェクタ1Bを固定することができる。
距離測定器12の測定結果が、距離範囲(b〜c)に含まれると、距離測定器12は、スクリーンが存在する旨の検出結果を、加速度検出器11と表示制御部16に出力する。
加速度検出器11は、距離測定器12の検出結果が、スクリーンが存在することを示すと、プロジェクタ1Bが静止状態であるか否かの検出を開始する。
その後、加速度検出器11が、プロジェクタ1Bが静止状態であることを検出すると、プロジェクタ1Bが静止状態である旨の検出結果を、表示制御部16に出力する。
表示制御部16は、加速度検出器11の検出結果が、プロジェクタ1Bが静止状態であることを示す場合、バッテリー15からの電源電圧を投写部14に供給する。これにより、プロジェクタ1Bは、スクリーン2に映像を投写して映像の表示を開始する。
なお、プロジェクタ1Bにおける他の動作、および、スクリーン検出手段の変形例は、プロジェクタ1Aと同様である。
また、プロジェクタ1Bは、プロジェクタ1Aのように、プロジェクタ1Aが固定されたことを加速度検出器11が検出した後に、距離測定器12が、映像の投写方向に存在する物体までの距離を測定し、距離測定器12の測定結果が、距離範囲(b〜c)から外れている場合、状態表示部19が、距離範囲(b〜c)内の値のうち測定結果に最も近い値と、その測定結果と、の差を表示してもよい。
本実施形態によれば、状態表示部19は、距離測定器12の測定結果が、距離範囲(b〜c)から外れている場合、距離範囲(b〜c)内の値のうち測定結果に最も近い値と、測定結果と、の差を表示する。
このため、使用者は、状態表示部19に表示された差を参照しながら、プロジェクタ1Bから物体までの距離が距離範囲(b〜c)に含まれる位置に、プロジェクタ1Bを固定することが可能になる。よって、使用者が容易にプロジェクタ1Bの設置位置を決定することが可能になる。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
1、1A、1B プロジェクタ
11 加速度検出器
12 距離測定器
12a 赤外線距離センサ
12b 判定部
13 映像投写部
14 投写部
15 バッテリー
16 表示制御部
17 設定記憶部
18 スクリーン検出部
19 状態表示部
2 スクリーン
11 加速度検出器
12 距離測定器
12a 赤外線距離センサ
12b 判定部
13 映像投写部
14 投写部
15 バッテリー
16 表示制御部
17 設定記憶部
18 スクリーン検出部
19 状態表示部
2 スクリーン
Claims (10)
- 映像を投写するプロジェクタであって、
前記プロジェクタが静止状態であるか否かを検出する第1検出手段と、
前記映像の投写方向にスクリーンが存在するか否かを検出する第2検出手段と、
前記第1検出手段の検出結果が前記静止状態を示し、かつ、前記第2検出手段の検出結果がスクリーンが存在することを示す場合、前記映像を投写する映像投写手段と、を含み、
前記第2検出手段は、前記プロジェクタの電源がオンになると、前記映像の投写方向にスクリーンが存在するか否かの検出を開始し、
前記第1検出手段は、前記第2検出手段の検出結果がスクリーンは存在することを示すと、前記プロジェクタが静止状態であるか否かの検出を開始する、プロジェクタ。 - 前記第2検出手段は、前記映像の投写方向に存在する物体までの距離を測定し、その測定結果が、スクリーン検出用の条件を満たす場合、スクリーンが存在する旨の検出結果を出力する、請求項1に記載のプロジェクタ。
- 前記第2検出手段は、前記スクリーン検出用の条件として、前記測定結果が予め定められた距離範囲に含まれるという条件を用いる、請求項2に記載のプロジェクタ。
- 前記第2検出手段は、前記距離を複数回測定し、前記スクリーン検出用の条件として、前記複数回測定された距離が同じ値であるという条件を用いる、請求項2に記載のプロジェクタ。
- 前記測定結果が前記距離範囲から外れている場合、前記距離範囲内の値のうち前記測定結果に最も近い値と、前記測定結果と、の差を表示する表示手段をさらに含む請求項3に記載のプロジェクタ。
- 映像を投写するプロジェクタでの投写制御方法であって、
前記プロジェクタが静止状態であるか否かを検出し、
前記映像の投写方向にスクリーンが存在するか否かを検出し、
前記静止状態を検出し、かつ、スクリーンが存在することを検出した場合、前記映像を投写する、投写制御方法であり、
前記プロジェクタの電源がオンになると、前記映像の投写方向にスクリーンが存在するか否かの検出を開始し、
スクリーンが存在することが検出されると、前記プロジェクタが静止状態であるか否かの検出を開始する、投写制御方法。 - 前記スクリーンが存在するか否かを検出することは、前記映像の投写方向に存在する物体までの距離を測定し、その測定結果が、スクリーン検出用の条件を満たす場合、スクリーンが存在する旨の検出結果を出力することを含む、請求項6に記載の投写制御方法。
- 前記スクリーン検出用の条件は、前記測定結果が予め定められた距離範囲に含まれるという条件である、請求項7に記載の投写制御方法。
- 前記距離を複数回測定し、
前記スクリーン検出用の条件は、前記複数回測定された距離が同じ値であるという条件である、請求項7に記載の投写制御方法。 - 映像を投写する投写手段と、プロジェクタが静止状態であるか否かを検出する第1検出手段と、前記映像の投写方向にスクリーンが存在するか否かを検出する第2検出手段と、を備えたプロジェクタ内のコンピュータに、
前記第1検出手段の検出結果が前記静止状態を示し、かつ、前記第2検出手段の検出結果がスクリーンが存在することを示す場合、前記投写手段に前記映像を投写させる映像投写手順を実行させ、前記プロジェクタの電源がオンになると、前記映像の投写方向にスクリーンが存在するか否かの検出を開始させ、スクリーンが存在することが検出されると、前記プロジェクタが静止状態であるか否かの検出を開始させるためのプログラム。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2009/061202 WO2010146704A1 (ja) | 2009-06-19 | 2009-06-19 | プロジェクタ、投写制御方法および記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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