JP5288438B2 - 開口部装置の枠体、及び、その隅部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、住宅、公共施設、商業施設、ビル等の建物の開口部に好適に設けられる開口部装置に関し、特に、ガラスパネルなどを備える障子が取り付けられる枠体の構成に関する。
従来、金属製や樹脂製の枠体に、ガラスパネルなどを備える障子を取り付けた構成の開口部装置は周知となっている。そして、枠部材となる上下枠、及び、左右縦枠から前記枠体を構成し、該枠体に障子を回動可能に設けた片開き窓や突き出し窓、さらには、嵌め殺し状に設けたFIX窓が周知となっており、これらについて開示する文献も存在する(例えば、特許文献1、2参照。)。
また、枠体を構成する枠部材について、特許文献2においては、外枠となるアルミニウム製枠体の室内側に、内枠となる断熱材及び装飾材として機能する樹脂製カバーを取り付けた構成について開示をしている。
このような、外枠と内枠の組み合わせから構成される枠体(枠部材)において、例えば、図11に示すごとく、開口部装置90において、左縦枠91の端部と下枠92の端部が交わる箇所となる隅部93にて、各枠部材の端部の構造を図12及び図13の構造とするものが知られている。
この図12及び図13に示す構成では、左縦枠91は、外枠91Aと内枠91Bとから構成され、下枠92は、外枠92Aと92Bとから構成されることとしている。そして、左縦枠91Aの下端部91aにおいては、下枠92に対向する部位を切り欠くようにして逃がし部94を形成し、この逃がし部94に下枠92を入り込ませるとともに、下枠92の見込面構成部92sを、逃がし部94の右側端面94sに当接させるようにしている。
また、図12及び図13に示す構成では、前記逃がし部94においては、下枠92の内枠92Bを上方に向けて取外すことができるように、下枠92の内枠92Bの上方に隙間95を確保し、左縦枠91の外枠91Aと下枠92の内枠92Bの間のクリアランスを確保することとしている。そして、この隙間95は、各枠体の組み付け後に、閉塞部材96によって閉じられることとしている。
特開2006−249732号公報 特許第3443051号明細書
従来の枠体の隅部の構成は、図11〜図13で説明した例のように、枠体の端部について、特別な端部加工が要求されるものであった。即ち、左縦枠91においては、その外枠91Aにおいて下端部に逃がし部94を設ける必要があり、このための機械加工が必要とされるものである。また、各枠体の組み付け後においては、閉塞部材96にて隙間95を閉じる手間や、この閉塞部材96の製作費がかかるという問題がある。
また、図12及び図13に示すごとく、隅部93において、左縦枠91の内枠91Bを横切るようにして下枠92の内枠92Bを逃がし部94まで入り込ませることとしていることから、両内枠91B・92Bの端部構造や異なる枠断面を有する必要があり、両内枠91B・92Bの部材の共通化が図られないものであった。
さらに、図13に示すごとく、下枠92の内枠92Bが、左縦枠91の内枠91Bを横切るようにして逃がし部94に入り込んだ構成とすると、左縦枠91の外枠91Aと内枠91Bの間の空間に浸入した雨水等の水を、下枠92の内枠92Bの上面92uにて受け止めてしまい、この受け止めた水が内枠91B・92Bの間の隙間97から染み出し、内枠92Bの上に溜まってしまうという問題が生じやすくなる。
そこで、本発明は、枠体の隅部において新規な構成により、上記の問題を解決することとするものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1に記載のごとく、
縦枠と横枠をそれぞれ構成する二つの枠部材の端部にて隅部を形成する開口部装置の枠体であって、
前記縦枠及び前記横枠は、外枠、及び前記外枠の内周側に設けられ、前記縦枠及び前記横枠で同一の枠断面を有する内枠により空間部を形成するように構成される開口部装置の枠体であって、
前記隅部において、
前記縦枠の外枠の見付面構成部は、前記横枠の外枠の見付面構成部に当接し、
前記縦枠の外枠の見付面構成部の下端部は、前記横枠の外枠の見付面構成部の上端部に当接し、
前記縦枠の外枠の内周側見込面構成部には、前記横枠の内枠の端面が当接され、
前記縦枠の前記空間部と、前記横枠の空間部が連通するように構成される、
ことを特徴とする開口部装置の枠体とする。
また、請求項2に記載のごとく、
前記下枠の内枠の左右端部を除いて内壁面構成部を設け、前記縦枠の内枠下端部が前記下枠の内枠の左右端部を介して設けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載の開口部装置の枠体。
また、請求項2に記載のごとく、
請求項1又は請求項2に記載の開口部装置の枠体を具備する、開口部装置とする。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、請求項1に記載の発明においては、枠体を構成する枠部材の内枠について、部材の共通化、及び、施工性の向上を図ることが可能となる。また、一方の枠部材の外枠の端部において、他方の枠部材の内枠の交換の際に工具等を挿入するための開口部を構成する必要がなくなり、一方の枠部材の外枠の加工工数を少なく抑えることが可能となって、ひいては、コスト削減を図ることが可能となる。また、一方の枠部材の外枠の内部に水が浸入して落下した際においても、この落下した水を他方の枠部材の内枠にて受けることがないので、落下した水が他方の枠部材の内枠の内周側見込面構成部にしみ出ることや、これによって、内側面が汚れるといった問題を回避することができる。
また、請求項に記載の発明においては、落下した水が左側内枠と下側内枠の間の隙間から、下側内枠の内周側見込面構成部にしみ出すといった問題を回避できる。
また、請求項3に記載の発明においては、部材の共通化、及び、施工性の向上が図られた開口部装置を実現できる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は、本実施形態にかかる開口部装置1を備える建物100の外観を示す正面図である。建物100は、1階部分及び2階部分からなり、各階に開口部を有している。開口部には、1階部分においては玄関2や窓3が備えられ、2階部分にも窓4が備えられる。2階部分には、開口部装置1が取り付けられ、小さめのスクエア窓(正方形)が構成される。この開口部装置1の形態は、換気を主目的としたいわゆる片開き窓又は突き出し窓とされている。
また、図1に示すごとく、開口部装置1は比較的小さなスクエア窓に好適に使用されるが、この他、長方形のスリット窓、ひし形の菱形窓、ガラスブロック窓、台形窓、アーチ窓などの、あらゆる種類の窓に適用が可能である。また、建物の種類も住宅に限定されず、公共施設やオフィスビルなどの大型建物にも適用できる。
図2は、本実施形態にかかる開口部装置1を室内側から見た正面斜視図である。開口部装置1は、建物開口部に固定される方形の枠体10Wを構成する枠部材10と、該枠部材10内に開閉可能に取り付けられる障子20とを有している。障子20は、ガラスパネル21と、該ガラスパネル21の周りを取り囲む框22を備えている。
また、図3(a)に示すごとく、開口部装置1を室内側から見ると、主に、室内壁100A、ガラスパネル21、枠部材10の内枠11の表面部11Aのみが見えるようになっており、框22や外枠12などの殆どの他の部位は、室内壁100Aによって隠されて、室内側から見えないようになっている。
また、図3(b)に示すごとく、開口部装置1を室外側から見ると、外壁100B、ガラスパネル21、及び、框22のみが見えるようになっている。前記枠体10Wは、框22によって隠されるようになっている。
以上のような開口部装置1の構成により、ガラスパネル21と室内壁100Aの間には部材が殆ど見えず、また、ガラスパネル21と外壁100Bの間には框22のみが見えるようになり、シンプルで開放的な印象を与えることができる。なお、本実施形態においては、框22が室外側に配置されることで、框22が室外から見え、室内からは見えないようになっているが、反対に、框22を室内側に配置することで、框22が室外から見えず、室内からは見えるように構成することも可能である。
また、図4は、開口部装置1の高さ方向中心付近における水平断面図である。開口部装置1の紙面上方が室外側、紙面下方が室内側である。図4には、左縦枠、右縦枠をそれぞれ構成する枠部材10、10、該枠部材10、10に沿って配置される左右の框22、22、及び、該框22にて取り囲まれるガラスパネル21が表れている。また、ガラスパネル21及び框22にて障子20が構成されており、この障子20は、操作ハンドル23により、蝶番機構30を回動中心として室外側に回動される構成となっている。
また、図5は、開口部装置1の左右方向中心付近における縦断面図である。開口部装置1の紙面左方が室外側、紙面右方が室内側である。図5には、上枠、下枠をそれぞれ構成する枠部材10、10、該枠部材10、10に沿って配置される上下の框22、22、及び、該框22にて取り囲まれるガラスパネル21が表れている。また、ガラスパネル21及び框22にて障子20が構成されており、この障子20は、図6に示すごとく、操作ハンドル23の操作によって室外側に突き出される構成となっている。
次に、枠部材10の構成について説明する。
以下の説明では、図5の点線Aで囲んだ範囲を代表的なものとして図7に拡大し、下枠を構成する範囲における枠部材や障子の構成について説明するが、以下で説明する構成は、開口部装置の他の部位についても適用可能である。即ち、縦枠を構成する範囲や、上枠を構成する範囲においても、以下で説明する実施形態の構成を適用することができる。
図7に示すごとく、開口部装置1の枠体10Wを構成する枠部材10は、その内側面において枠体10Wの内周面を構成する内枠11と、その外周面にて枠体10Wの外周面(外周側の見込面構成部)を構成する外枠12と、を具備して構成される。この枠部材10は、図2に示すごとく、方形の枠体10Wを構成するものである。
また、図7に示すごとく、前記内枠11は、見込寸法L1を有する板状の部材であり、枠体10Wの内周面を形成する内側面11bを構成する内壁面構成部11aを有している。
また、図7に示すごとく、内枠11において、前記内壁面構成部11aの室外側端部には、断面視において凹状の溝11cを構成する溝構成部11mが構成されており、溝構成部11mに網戸枠14が挿入されるようになっている。また、内枠11において、前記内壁面構成部11aの室内側端部においては、内壁面構成部11aを内側(枠体10Wで囲まれる空間の内側)に膨出させることにより、水受け部11eが構成されるようになっている。また、内枠11において、前記内壁面構成部11aの室内側端部においては、外側(枠体10Wで囲まれる空間の外側)方向に突出される内枠室内側張出し部11fが設けられている。また、前記溝構成部11mにおいても、外側方向に突出される内枠室外側張出し部11gが設けられている。
また、図7に示すごとく、前記内枠11は、前記外枠12に取り付けられる。該外枠12は、見込寸法L2の外枠外周側見込面構成部12aを有しており、該外枠外周側見込面構成部12aにて枠部材10(枠体10W)の外周面が構成されることとしている。
また、図7に示すごとく、外枠12において、前記外枠外周側見込面構成部12aの見込方向の略中央部において、内側(枠体10Wで囲まれる空間の内側)方向に突出される外枠室外側張出し部12gが設けられている。また、外枠12の室内側端部においては、内側(枠体10Wで囲まれる空間の内側)方向に突出される外枠室内側張出し部12fが設けられている。
また、図7に示すごとく、外枠12において、外枠外周側見込面構成部12a、外枠室外側張出し部12g、外枠室内側張出し部12fによって、図において上方が開放される略「コ」字状の断面が構成される。そして、この略「コ」字状の断面の開放が、前記内枠11の内壁面構成部11aによって閉塞されることで、枠部材10に空間部10Nが構成されるようになっている。尚、内枠11の内枠室内側張出し部11fと外枠12の外枠室内側張出し部12f、内枠11の内枠室外側張出し部11gと外枠12の外枠室外側張出し部12g、がそれぞれ係合することにより、空間部10Nが構成されるようになっている。
また、図7に示すごとく、前記内枠11は、外枠12、即ち、外枠外周側見込面構成部12a、外枠室外側張出し部12g、外枠室内側張出し部12fよりも、断熱性の優れた素材にて構成されることとしている。例えば、外枠外周側見込面構成部12a、外枠室外側張出し部12g、外枠室内側張出し部12fがアルミ形材によって構成される場合では、内枠11を樹脂形材によって構成することで、内枠11についての断熱性を優れたものとすることができる。また、この断熱性の向上によって、内枠11の内側(枠体10Wで囲まれる空間の内側)での結露が防止され、優れた防露性能を発揮することが可能となる。
次に、内枠11と外枠12の隅部Rの構成について説明する。
図8及び図9に示すごとく、隅部Rは、左側内枠11L及び左側外枠12Lから構成される左縦枠部材10Lの端部と、下側内枠11D及び下側外枠12Dから構成される下枠部材10Dの端部と、によって形成されることとしている。
また、図8及び図9に示すごとく、隅部Rにおいて、左側外枠12Lは、その見付面構成部12LT及び内周側見込面構成部12LKの下端において略水平の下端部12dを形成している。また、下側外枠12Dは、その見付面構成部12DT及び内周側見込面構成部12DUの左端において略水平の上端部12uを形成している。そして、左側外枠12Lの下端部12dが、下側外枠12Dの上端部12uに対して当接されている。
また、図8及び図9に示すごとく、隅部Rにおいて、左側内枠11Lは、その見付面構成部11LT及び内周側見込面構成部11LKの下端において略水平の下端部11dを形成している。また、下側内枠11Dの見付面構成部11DT及び内周側見込面構成部11DUの左端において、左側内枠11Lの見付幅Dの長さの範囲において、水受け部11eが切り欠かれ、その切り欠かれた範囲には、水受け部11eの存在しない略水平の上端面11uが形成されることとしている。そして、左側内枠11Lの下端部11dは、下側内枠11Dの上端面11uに対して当接されている。
また、図8及び図9に示すごとく、隅部Rにおいて、下側内枠11Dの左端の端面11DKは、前記左側外枠12Lの内周側見込面構成部12LKに対して当接される。なお、本実施形態において、左側外枠12Lの内周側見込面構成部12LKは、図7に示される外枠室外側張出し部12gと外枠室内側張出し部12fのそれぞれの突出端を結ぶことによって形成される仮想的な表面となることになる。
以上のようにして、隅部Rにおいては、左側外枠12Lの見付面構成部12LTの下端部12dは、下側外枠12Dの見付面構成部12DTの上端部12uに当接し、左側外枠12Lの内周側見込面構成部12LKの下端部12dは、下側外枠12Dの内周側見込面構成部12DUの上端部12uに当接し、前記左側外枠12Lの内周側見込面構成部12LKには、前記下側内枠11Dの端面11DKが当接されるようになっている。
そして、この構成により、例えば、図10に示すごとく、下側内枠11Dを交換する際には、左側内枠11L、及び、右側内枠11Rを取外すことで下側内枠11Dの上方が開放され、下側内枠11Dを上方に向けて取外すことが可能となる。これは、図9に示すごとく、下側内枠11Dの端面11DKが、左側外枠12Lの内周側見込面構成部12LKに当接し、左側外枠12Lに対して入り込まない構成であるために可能となるものである。上側内枠11Uの交換についても下側内枠11Dと同じようにして行うことができる。
また、このように、下側内枠11Dの交換が可能となるため、左側外枠12Lの下端部において、下側内枠11Dの交換の際に工具等を挿入するための開口部を構成する必要がなくなり、左側外枠12Lの加工工数を少なく抑えることが可能となって、ひいては、コスト削減を図ることが可能となる。
また、図9及び図10に示すごとく、下側内枠11Dの左端の端面11DKが、左側外枠12Lの内周側見込面構成部12LKに当接し、左側外枠12Lに対して入り込まない構成であるために、左側外枠12Lの下端部12dの下方に、左側内枠11Lの上端面11u(内周側見込面構成部11DU)が存在しなことになる。これによって、例えば、左側外枠12Lの内部に水が浸入して落下した際においても、この落下した水を下側内枠11Dによって受けることがない。このため、この落下した水が左側内枠11Lと下側内枠11Dの間の隙間から、下側内枠11Dの内周側見込面構成部11DUにしみ出すといった問題を回避できる。仮に、下側内枠11Dによって落下した水を受けてしまうと、左側内枠11Lと下側内枠11Dの間の隙間から、下側内枠11Dの内周側見込面構成部11DUにしみ出してしまい、これによって、内周側見込面構成部11DUが汚れてしまうことになる。
さらに、以上に説明した隅部Rの構成は、枠体10Wの全ての隅部について適用できるものである。即ち、二つの枠部材(本実施例では、縦枠、上枠、下枠)の端部からなる隅部を形成する枠体10Wを有する開口部装置の枠体10Wであって、前記各枠部材は、外枠12、及び、前記外枠12の内周側に設けられる内枠11とから構成され、前記各枠部材の内枠11は、同一の枠断面を有することとするものである。尚、ここでいう「枠断面」とは、内枠11の長手方向に直交する平面による切断面により形成される断面形状であって、本実施形態では、例えば、図7に示される断面形状である。これにより、内枠11について、縦枠、横枠の全ての枠を共通の構成として、部材の共通化を図ることができる。
仮に、例えば、縦枠、上枠、下枠といった各枠部材において、内枠11を異なる構造とするとともに、下側内枠11Dを左側外枠12Lに対して入り込ませる構成とすると、下側内枠11Dと左側内枠11Lとを、その端部において異なる形状とする必要が生じるが、本実施例の構成によれば、下側内枠11Dと左側内枠11Lとを共通の構成とすることが可能となり、部材の共通化、及び、施工性の向上を図ることが可能となる。
以上が本発明の実施形態の説明である。尚、以上の実施形態に使用される枠体及び框の材質は、通常の開口部装置に利用されるあらゆる材質が使用可能である。その中でもアルミニウムが特に好ましい材料である。また、パネル部材としては、ガラスパネルに代えて通常の開口部装置に利用されるあらゆる材質が使用可能である。例えば採光の観点から考えると、アクリル樹脂パネル、ポリカーボネートパネルを使用することができる。また、ロック機構やシール材等、その他通常の開口部装置が備える部材は本発明の開口部装置にも使用することができる。
また、以上のように、本発明の開口部装置は多くの種類の建物の開口部に適用が可能であり、各実施態様においてその効果を十分に発揮することができる。例えば、障子の開閉しない、所謂、FIX窓についても、本発明の構成は適用できるものである。
以上、現時点において、もっとも、実践的であり、かつ、好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う建物の開口部装置もまた本発明の技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。
本発明は、突き出し窓、片開き窓、FIX窓、更には、引き違い窓も含め、あらゆる形態の開口部装置の枠体について幅広く適用可能である。
本発明の実施形態に係る開口部装置を備えた建物の例について示す図。 本発明の実施形態に係る開口部装置の室内側から見た斜視図。 (a)は、本発明の実施形態に係る開口部装置の室内側から見た正面図。(b)は、本発明の実施形態に係る開口部装置の室外側から見た正面図。 本発明の実施形態に係る開口部装置の水平断面図。 本発明の実施形態に係る開口部装置の側面断面図。 同じく障子を開いた状態における開口部装置の側面断面図。 図4の点線Aで囲んだ範囲の拡大図。 枠体の隅部の構造について示す正面図。 枠体の隅部の構造について示す斜視図。 内枠の交換について説明する枠体の正面図。 従来の枠体の構造について示す正面図。 従来の枠体の隅部の構造について示す正面図。 従来の枠体の隅部の構造について示す斜視図。
符号の説明
1 開口部装置
10 枠部材
10W 枠体
10D 下枠部材
11D 下側内枠
11DK 見込面構成部
11DT 見付面構成部
11DU 内周側見込面構成部
12D 下側外枠
12DT 見付面構成部
12DU 内周側見込面構成部
10L 左縦枠部材
11L 左側内枠
11LK 見込面構成部
11LT 見付面構成部
12L 左側外枠
12LT 見付面構成部
12LK 見込面構成部
R 隅部

Claims (3)

  1. 縦枠と横枠をそれぞれ構成する二つの枠部材の端部にて隅部を形成する開口部装置の枠体であって、
    前記縦枠及び前記横枠は、外枠、及び前記外枠の内周側に設けられ、前記縦枠及び前記横枠で同一の枠断面を有する内枠により空間部を形成するように構成される開口部装置の枠体であって、
    前記隅部において、
    前記縦枠の外枠の見付面構成部は、前記横枠の外枠の見付面構成部に当接し、
    前記縦枠の外枠の見付面構成部の下端部は、前記横枠の外枠の見付面構成部の上端部に当接し、
    前記縦枠の外枠の内周側見込面構成部には、前記横枠の内枠の端面が当接され、
    前記縦枠の前記空間部と、前記横枠の空間部が連通するように構成される、
    ことを特徴とする開口部装置の枠体。
  2. 前記下枠の内枠の左右端部を除いて内壁面構成部を設け、前記縦枠の内枠下端部が前記下枠の内枠の左右端部を介して設けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の開口部装置の枠体。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の開口部装置の枠体を具備する、開口部装置。
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