JP5288211B2 - 経鼻抗けいれん医薬組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、経鼻抗けいれん医薬組成物に関する。より具体的には、本発明は、ジアゼパムの改善された溶解性及び経粘膜的浸透性を有する、ジアゼパムを経粘膜的に送達するための抗けいれん医薬組成物に関する。
てんかん重積症(SE)即ち長期のてんかん発作は、全SE患者の3乃至35%の死亡率を引き起こし得る神経学的な緊急事態というべきものである。てんかん重積症の発作が治療せず放置される期間が長い程、それを制御することがより難しくなり、そして永続的な脳の損傷のリスクがより大きくなるため、SE治療の第一のゴールは、病理学的な発作機能活動の迅速な管理にある。したがって、患者の管理に重要なことは、適切な用量における有効な薬剤成分を含む適切な医薬配合物の形態での医薬組成物の投与を含む迅速な治療である。
現在のところ、当該分野で知られた幾つかの投薬計画が、てんかん重積症の治療に有効であることが証明されている。ジアゼパムは、この目的のために最も広範に使用されているベンゾジアゼピン系薬のひとつである。ジアゼパムのような抗けいれん剤の静脈内(IV)投与は、てんかん発作の鎮静に最も迅速な方法である。しかし、例えば、滅菌設備及び熟練者の必要性のような技術的困難性のために、そして静脈炎の進行が予想されるために、静脈内投与が不都合があるかまたは遅延した場合に、その他の投与経路が、非常に望まれ得る。さらに、そのような薬剤の静脈内投与はしばしば、低血圧、不整脈又は中枢神経系(CNS)抑制と関連する。これに関連して、Moolenaarら(Int.J.Pharm.、5巻:127−137頁(1986年))は、筋肉内注射、経口用タブレット及び直腸用溶液のような幾つかのその他の経路を経たヒトへのジアゼパムの投与を試みた。直腸投与のみが、薬剤のかなり急速な吸収をもたらすことが見出され、そしてしたがって、IV注射の代替的投与経路として考えられ得た。しかし、直腸経路は、緊急治療を必要とする患者において特に、非常に不都合な薬剤投与方法である。
Burghardtに発行された米国特許第4863720号明細書は、活性薬剤成分がベンゾジアゼピンであり得る舌下用の噴霧可能な医薬製剤を開示している。そのような製剤は好ましくはポリエチレングリコール(PEG)を含み、そしてエタノール、脂肪酸のジ−及び/又はトリグリセリド及び医薬品として許容できる推進剤ガスが必須の成分である。
より最近では、鼻粘膜は、種々の薬剤物質の治療効果のための投与の実用的方法を提供すると考えられている。鼻内投与は、必要とされる全身または局所効果を達成するために、興味ある薬剤が容易かつ簡単に投与され得る点で有利な効果を有する。しかし、鼻内の薬物投与に関連する主な問題は、たいていの薬剤分子は鼻粘膜を通じて拡散しにくくそしてゆっくり拡散し、したがって簡単な経鼻投与方法によっては治療薬の望ましいレベルを達成できないことである。経鼻投与に関する更なる限界は、通常少量に限られることである。即ち、鼻孔あたり約150μLより多い用量レベルにおいて薬剤を投与することは一般的に不可能である。上記レベルを超える処方用量は流れ出てそして咽頭へ飲み込まれるであろう。したがって、薬剤の必要とされる用量がそのような容量において提供されることが必要である。
さらに、投与のための薬剤を溶解するために通常使用される水へのジアゼパムの低い溶解性に起因して、鼻腔用スプレーに適したジアゼパムの医薬配合物を開発することが困難
である。したがって、必要な薬剤、即ち、ジアゼパムを高濃度で溶解し得、一方で鼻粘膜への被刺激性を起こさない、溶媒ビヒクルの開発がぜひとも必要とされる。
鼻内薬剤吸収速度は、所望の薬剤と化学助剤または浸透促進剤との同時投与により増加され得る。例えば、Lau及びSlattery(Lau等、Int.J. Pharm.,54巻171−174頁(1989年))は、トリアセチン、ジメチルスルホキシド、PEG400、クレモホルEL、リパール(Lipal)−9−LA、イソプロピルアジペート及びアズワン(Azone)のような、種々の溶媒中にジアゼパムのようなベンゾジアゼピンを溶解させることにより、その鼻内投与を試みた。
しかし、溶媒の大部分は所望の濃度までジアゼパムを溶解する一方、得られた溶液は経鼻投与に使用するには刺激が高すぎることが見出された。クレモホルELは鼻粘膜組織への刺激が最も少ないことが見出されたが、ヒトにおけるそのようなビヒクルの使用による薬剤の鼻内吸収は、比較的緩やかであり(Tmaxが1.4時間)、そしてピーク濃度は、静脈内投与後に観測されたものと比較して低いものであった。
近年では、Li等(International Journal of Pharmaceutics、237巻、77−85頁、2002年)は、ジアゼパムの急速に発現する経鼻送達のためのミクロエマルジョンを開示した。
さらに、米国特許第6,627,211号明細書は、ジアゼパムが脂肪族アルコール、グリコール及び水を極性溶媒として用いて溶解された、可溶化製剤を通したジアゼパムの経鼻投与のための組成物を開示している。さらに、米国特許出願公開第2005−0002987号明細書は、等量の脂肪酸及び水と、残りは親水性界面活性剤及び極性溶媒、例えばグリコール、を含む、エマルジョンビヒクルを用いてジアゼパムが溶解された、ジアゼパムの経鼻投与のためのミクロエマルジョンを開示している。
米国特許第4,863,720号明細書 米国特許第6,627,211号明細書 米国特許出願公開第2005−0002987号明細書
Moolenaar等、Int.J.Pharm.、5巻:127−137頁(1986年) Lau,Slattery等、Int.J.Pharm.、54巻:171−174頁(1989年) Li等、International Journal of Pharmaceutics、237巻、77−85頁(2002年)
米国特許第6,627,211号明細書に開示された医薬製剤は可溶化製剤であり、該製剤においては、脂肪族アルコール、極性溶媒としてのグリコール、及びアルコールが大量に使用される。この技術によれば、少量のジアゼパムが製剤中に含まれる場合、ジアゼパムの経鼻浸透性を高めることが可能である。しかし、ジアゼパムの含有量がその実施例4にあるような2.5%よりも高いレベルに増加した場合、ジアゼパムの乏しい溶解性を生じ、そしてその結果、薬剤の有効濃度を送達するために大容量でのジアゼパムの経鼻投与が必要となり、このことは、上述のように可能な最大鼻内投与量が150μLのレベル
内で限られるため、繰り返し投与の必要性と関係する問題が生じ得る。さらに、米国特許出願公開第2005−0002987号明細書に開示された製剤は、等量の脂肪酸エステル及び水と大量の親水性界面活性剤及び極性溶媒、例えばグリコール及びアルコールを用いたミクロエマルジョン製剤である。この技術によると、製剤中のジアゼパムの濃度は41mg/mLでありそしてしたがってジアゼパムは約4.1%の濃度まで溶解し得るので、したがって、米国特許第6,627,221号明細書の製剤と比較してジアゼパムの高められた溶解性が得られる。しかし、この医薬配合物は減少した経鼻浸透性の弱点があり、そしてしたがって、薬剤の有効濃度を送達するために大容量においてジアゼパムの経鼻投与をまた必要とし、したがって、繰り返し投与の必要性と関連した不都合を生じる。したがって、ジアゼパムの改善された溶解性及び経鼻浸透性を有する、ジアゼパムの経鼻投与のための医薬組成物の必要性がある。そのような組成物及び治療方法が本発明によれば、提供される。
発明の開示
技術的解決
本発明の一態様によれば、ジアゼパム、水、脂肪酸エステル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、エタノール及びグリココール酸ナトリウムを含み、脂肪酸エステルの質量が水のそれよりも少なくとも2倍高くそしてまたエタノールのそれよりも少なくとも2倍高い、経鼻抗けいれん医薬組成物が提供される。また、上記医薬組成物の治療上の有効量をけいれんを患う患者へ投与することを含むけいれんの治療方法が提供される。
本発明は、添付の図面とともに以下の詳細な説明によりより明確に理解され得るであろう。即ち、
図1は、従来のジアゼパム配合物及び本発明によるジアゼパム配合物の静脈内(IV)及び経鼻(TN)投与後の薬物動態(PK)プロフィルを示すグラフであり、そして 図2は、本発明によるジアゼパム配合物の静脈内(IV)及び経鼻(TN)投与後のウサギの種々の脳の部位におけるジアゼパム濃度を示す棒グラフである。
発明を実施するための最良の形態
本発明による経鼻抗けいれん医薬組成物は、活性成分としてのジアゼパム、水、脂肪酸エステル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、エタノール及びグリココール酸ナトリウムを含み、脂肪酸エステルの質量が、水のそれよりも少なくとも2倍高く、またエタノールのそれよりも少なくとも2倍高い。本発明のジアゼパム含有経鼻抗けいれんミクロエマルジョン配合物は、上記記載のような文献に開示された同様の配合物と比較して優れた特性を有する。
種々の広範囲なそして集中的な研究及び実験の結果として、本発明の発明者らは、最小の含有量の水及びエタノール、主成分としての脂肪酸エステル及びジエチレングリコールモノエチルエーテルを含むジアゼパム含有経鼻抗けいれんミクロエマルジョン配合物が、米国特許第6,627,211号明細書(2.5%)及び米国特許出願公開第2005−002987号明細書(4.1%)の製剤と比較して、ジエチレングリコールモノエチルエーテルは6%までの改善されたジアゼパムの溶解性を示し、そしてまた、米国特許第6,627,211号明細書のものと比較して、2.2倍増加した生体外(in vitro)経鼻透過性を示すことを見出した。本発明は、これらの知見に基づき完成された。
本発明の医薬組成物は、有効成分としてジアゼパム、水、脂肪酸エステル、ジエチレン
グリコールモノエチルエーテル、エタノール及びグリココール酸ナトリウムを含み、脂肪酸エステルの質量が水のそれよりも少なくとも2倍高く、そしてエタノールのそれよりも少なくとも2倍高いものである。脂肪酸エステルの質量がこれらのレベルよりも低く減少すると、透明性が失われそして得られたミクロエマルジョンの安定性の減少という望ましくない結果が生じ得る。
好ましくは、組成物中の脂肪酸エステルの量は、存在する水の質量の2乃至4倍であり、エタノールの質量の2乃至3.5倍である。
本発明の組成物中に含まれる抗けいれん活性成分のジアゼパムは、好ましくは該組成物の総質量に基づき、約0.1乃至10.0質量%の量で含まれる、がこれに限定されるものではない。
本発明に使用され得る脂肪酸エステルの例としては、カプリロカプロイル マクロゴール−8−グリセリド及びエチル ラウレートを含む。これらの物質は単独または任意の組合せにおいて使用され得る。脂肪酸エステルは、好ましくは組成物の総質量に基づき、約30質量%より多い量で、そしてより好ましくは約35乃至45質量%の量で含まれる。最も好ましくは、前記脂肪酸エステルが、組成物の総質量に基づき、約38乃至42質量%の範囲で含まれる。好ましくは、脂肪酸エステルは、カプリロカプロイル マクロゴール−8−グリセリドとエチル ラウレートの4.5:3.5乃至5.5:2.5の質量比での混合物である。
水とエタノールの合計は、好ましくは、組成物の総質量に基づき、約20乃至30質量%である。グリココール酸ナトリウムは、組成物の総質量に基づき、約0.5乃至1.2質量%の量で含まれる。
ジエチレングリコールモノエチルエーテルは好ましくは、組成物の総質量に基づき、約30乃至45質量%の量で含まれる。本発明において使用され得るジエチレングリコールモノエチルエーテルは市販されており、そして例えばトランスカトール(Transcutol)P(商標名、米国、ニュージャージー州ウエストウッドのガッテフォッセ(Gattefosse)により製造販売)を含み得る。
1つの好ましい実施態様において、本発明の経鼻抗けいれん医薬組成物は、約4乃至6
質量%のジアゼパム、約8乃至12質量%の水、約35乃至45質量%の脂肪酸エステル、約30乃至45質量%のジエチレングリコールモノエチルエーテル及び約12乃至17質量%のエタノールを含む。
対象となるエマルジョンは従来の技術により形成される。例えば、対象となるエマルジョンは以下のように製造され得る。油脂(エチルラウレート)及び界面活性剤/補助界面活性剤(トランスクトール/カプリロカプロイル マクロゴール−8−グリセリド/エタノール)を正確に秤量しそしてマグネチックスターラーの適切な攪拌の下に完全に混合して透明で均一な混合物を形成させる。油脂/界面活性剤/補助界面活性剤混合物は次に、持続的かつ十分な攪拌(超音波処理をしながら)下、正確な量の蒸留水で滴下することにより滴定して、透明なミクロエマルジョンを形成させた。1w/v%のグリココール酸ナトリウム(SGC:シグマ−アルドリッチ)を、100mLとするのに十分な量の上記基本のミクロエマルジョンへ1グラムのSGCを溶解することにより製造した。ジアゼパムが取り込まれたミクロエマルジョンを、秤量した量の薬剤粉末(例えば、2g、4g、及び6g)を全量100mLの透明な薬剤ミクロエマルジョン製剤を作成するのに十分な量の1%SGC(w/v)/MEへ溶解することにより製造した。
本発明の経鼻抗けいれん医薬組成物の利用は、薬物の投与を大いに促進する。非経口投
与と比較して、例えば、単純な噴霧器、点滴器、またはネブライザーが、薬剤、特に、てんかんの急性けいれん性発作の緊急治療のための薬の迅速で簡便な送達を提供するであろう。臨床的な観点から、経鼻投与は、しばしば抗けいれん作用の持続時間を改善する。本発明によれば、薬剤の治療効果及び持続期間は、本発明の製剤の単回−及び複数回−投与により効率的でそしてより的確にコントロールされ得る。本発明は、モデル化合物として抗けいれん剤に関して述べてきたが、種々のヒト及び動物の粘膜へ投与され得るその他の生物学的活性剤へもまた適用されることは明白であろう。
さて、本発明は、以下の実施例を参照してより詳細に説明されるであろう。これらの実施例は本発明を例証するためにのみ提供されるものでありそして本発明の範囲及び精神を限定するものとして解釈されるべきではない。
実施例1:生体外鼻粘膜透過性の試験
生体外実験において使用される鼻粘膜は、2.5乃至3.0kgのニュージーランドシロウサギから得た。ウサギをペントバルビタールナトリウムの静脈内(IV)注射により犠牲にした。鼻中隔を、外科用ハサミ及び骨切り鋸を用いて骨ブロックから注意深く取り除いた。次に2片の鼻粘膜を膜表面の中心に触れずに注意深く鼻中隔から剥がしそして通常の生理食塩液で洗浄した。鼻粘膜をガラス製の拡散セルシステムの2つの半電池の間に取り付けた。鼻粘膜の曝露部分は約0.196cm2であった。10%のエタノール、4
0%のプロピレングリコール及び50%の等張リン酸緩衝液(pH7.4)の混合物の3.5mLをレセプター小室へ加える一方、試験溶液または懸濁液(3.5mL)を、ドナー小室中の膜の粘膜側へ導入した。全体の拡散系を実験の間、37℃に維持した。所定時間の間隔で、100μLのレセプター溶液をアッセイのために抜き取り、同等の容量の新しいレセプター媒体を補給して容量を一定に保持した。定常状態の流量値を、時間に応じて透過した薬剤の累積の量をプロットすることにより得られた直線の傾きから計算した。それぞれの実験は少なくとも2回行なわれた。
レセプター媒体中に含まれるジアゼパムの量を測定するために、試験は、マルチ溶媒送達システム(モデル600E、ウォーターズ アソシエート、米国マサチューセッツ州、ミルフォード)、オートインジェクター(モデル717プラスウォーターズ アソシエート)、フォトダイオードアレイ検出器(モデル996、ウォーターズ アソシエート)、逆相シンメトリック(symmetric)C18カラム(150mm×3.9mmID、5μm)及びミレニアム2010ソフトウェアコンピューターシステムを装備した高速液体クロマトグラフィーシステムを採用した。移動相及びジアゼパムの分析に利用されたUV波長は、それぞれ、254nmにおいて70%メタノールと30%水;252nmにおいて60%メタノールと40%水;そして262nmにおいて25%アセトニトリルと75%水であった。この実験方法を実施例3で用いた。
実施例2:ジアゼパム配合物の製造
ウサギにおける薬剤の経鼻透過性の比較のために、米国特許第6,627,211号明細書に開示された経鼻製剤(配合物1)及び本発明のビヒクル系を使用したミクロエマルジョン製剤(配合物2)を製造した。両製剤は同量のジアゼパムを含むよう調整した。経鼻透過性実験のために、米国特許第6,627,211号明細書のジアゼパム製剤を、1%のグリココール酸ナトリウムを30%エタノール(ETOH)、60%プロピレングリ
コール(PG)及び10%水(WT)からなる共溶媒ビヒクルへ添加し、次いで1%のジアゼパムを添加することにより製造した(配合物1)。1%のジアゼパムを含む製剤は、本発明のミクロエマルジョンビヒクル系(表1参照)を用いて製造した(配合物2)。カプリロカプロイル マクロゴール−8−グリセリドとして、ラブラソール(米国、ニュージャージー州、ウエストウッドのガッテフォッセより入手可能)を使用した。ジエチルグリ
コールモノエチルエーテルとして、トランスクトールP(米国、ニュージャージー州、ウエストウッドのガッテフォッセより入手可能)を使用した。エチルラウレート、エタノール及びグリココール酸ナトリウムを含むその他の試薬は、シグマケミカルより購入した。
実施例3
この実施例は、新たに切除された鼻粘膜を通じての生体外での透過性試験を目的とする。この試験において、経鼻透過性を、上記米国特許第6,627,211号明細書にて提案された経鼻投与のための配合物1と本願発明による配合物2との間で比較した。
実施例4:ジアゼパム配合物の製造
ジアゼパムを含む本発明の製剤の生物学的利用能(バイオアベイラビリティ)をニュージーランドシロウサギ(個体数=3−4)への経鼻適用後に試験した。比較のために、ジアゼパム注射剤の生物学的利用能を1mg/kgの用量において静脈投与後に生体内で試験した。この注射可能な配合物(10mg/2mL)はエルキンス−シンインコーポレーテッド(Elkins−sinn Inc.)(米国、ニュージャージー州、チェリーヒル)から購入した、プロピレングリコール(0.4mL)、アルコール(0.1mL)、ベンジルアルコール(0.015mL)、安息香酸ナトリウム/安息香酸(50mg)、及び注射用水適量で容量を1mLとして調製したものである(配合物3)。
比較のため、米国特許第6,627,211号明細書の経鼻製剤(配合物4、2%ジアゼパム)、米国特許出願公開第2005−0002987号明細書の経鼻製剤(配合物5、4%ジアゼパム)及び本願発明のビヒクル系を用いたミクロエマルジョン製剤(配合物6、6%ジアゼパム)をそれぞれ調製した。全ての製剤を、最高の溶解度を示す量(質量
)においてジアゼパムを含むよう調合された。
経鼻透過性実験のために、米国特許第、6,627,211号明細書のジアゼパム製剤を、1%のグリココール酸ナトリウムを30%エタノール(ETOH)、60%プロピレ
ングリコール(PG)及び10%水(WT)からなる共溶媒ビヒクルへ添加し、次いで2%のジアゼパムを添加することにより製造した(配合物4)。さらに、米国特許出願公開第2005−0002987号明細書のジアゼパム製剤を、4%のジアゼパムを、その実施例の処方Aにより15%エチルラウレート、23.3%のポリソルベート−80、23.3%のプロピレングリコール、23.4%のエタノール及び15%の水を含むミクロエマルジョンビヒクルへ添加することにより製造した(配合物5)。6%のジアゼパムを含む製剤を、本発明のミクロエマルジョンビヒクルを用いて実施例2に記載されたように製造した(配合物6)。
実施例5:ジアゼパム配合物の生物学的利用能
試験の直前に、ウサギ(n=3−4)を計量しそしてウサギ固定機で固定した。静脈内(IV)注射投与のために、ウサギ(n=3)に、1mg/kgのジアゼパムを、20秒かけて配合物3の耳静脈を介した注射を受けさせた。経鼻(TN)投与のために、それぞれのウサギに、2mg/kgのジアゼパムを、ファイファー(Pfeiffer)噴霧器を用いて5秒以内に動物のそれぞれの鼻孔へ配合物4、5及び6の必要量を噴霧することにより受けさせた。
血液サンプル(1mL)を、IV及びTN投与後0、2、5、10、20、30、45、60及び120分の時間点においてウサギの耳静脈より採取した。血液サンプルから、血漿を遠心分離により分離しそして分析まで−20℃において貯蔵した。
分析のために、血漿サンプル(0.5mL)を、正確に1.5mLのポリプロピレン製の遠心分離チューブへ移した。メタノール(0.5mL)及びアセトニトリル(0.5mL)を血漿サンプルへ添加した後、その混合物をボルテックスで30秒間攪拌しそして4000rpmで10分間遠心分離した。ジアゼパムの血漿濃度をHPLCにより測定した。分析は、実施例1に記載したウォーターズ製HPLCを用いて行なった。この研究において使用したカラムは、3.9mm×150mm×5μmシンメトリックC18カラムであった。移動相は50%メタノール:10%アセトニトリル:40%リン酸緩衝液(pH3.5)(v/v)であった。移動相の流量は、1mL/分であり、そして紫外線検出を229nmにおいて行なった。ジアゼパムの検出限界は15ng/mLであった。0分から60分までの薬剤血漿濃度−時間曲線のもとで面積(AUC)を、直線台形法により計算した。
この方法において得られた生物学的利用能を以下の表3に示す。一のIV投与製剤(配合物3)、従来技術によるジアゼパムの経鼻投与のための配合物4及び5、そして本発明の経鼻製剤(配合物6)の投与後に得られた生物学的利用能及び薬物動態プロフィルを図1に表す。
以下の表3の結果から分かるように、配合物4の生物学的利用能は配合物6よりも高いものであった。しかし、上記に論じたように、配合物4の最大のジアゼパム溶解性は約2%でありそして、配合物5のそれは約4%であり、一方配合物6は約6%であった。したがって、配合物4及び5は、望ましい治療効果を発揮するために2回またはそれ以上の経鼻投与を必要とし、一方、配合物6は単回の経鼻投与であっても望ましい効果を表し得、したがって、市場への商業化のために多いに有利である。
a IV配合物3:0.5%ジアゼパム注射剤、USP、エルキンス−シンインコーポレーテッド
(PG/ETOH/ベンジルアルコール/安息香酸ナトリウム/安息香酸/注射用水)
b AUC:曲線下での面積、1時間
下記式を用いて測定された標準化データ:
F=AUCIN,2mg,1時間/(2×AUCIV,1mg,1時間)×100
実施例6:ウサギの種々の脳の部位におけるジアゼパム分布の試験
試験の直前に、ウサギを計量しそしてウサギ固定機で固定した。30羽のウサギを2つの群、即ち静脈内(IV)注射群及び経鼻(TN)投与群で、それぞれが15羽からなるよう、分けた。静脈内(IV)注射投与群には、ウサギ(n=3)に、1mg/kgのジアゼパムを、20秒かけて配合物3の耳静脈を介した注射を受けさせた。このため、3羽からなる5つの群を準備した。経鼻(TN)投与群には、それぞれのウサギに、2mg/kgのジアゼパムを、ファイファー(Pfeiffer)噴霧器を用いて5秒以内に動物のそれぞれの鼻孔へ配合物6を噴霧することにより受けさせた。脳サンプルを、IV注射(配合物3)及びTN投与(配合物6)の後5、10、20、40及び60分の時間点においてそれぞれ採取した。3羽の動物をそれぞれのサンプリング時間のために使用した。
血漿サンプル(それぞれ3mL)を、同じ時間点においてウサギの耳静脈より採取した。その後、動物を犠牲にし、そして1mLの脳脊髄液(CSF)を、大槽穿刺を用いて採取した。次に、脳を動物の頭蓋から分離した。このように分離された脳を速やかに生理学的食塩液で洗浄して凝固した血液を除去し、キンバリー−クラーク製のティッシュで拭き取り、そして速やかに−40℃において分析まで貯蔵した。
分析のために、ウサギ脳を6部位:嗅球(OB)、嗅索(OT),大脳の前部(CB1)、大脳の中部(CB2)、大脳後部(CB3)、及び小脳(CL)、に分割した。
このように分離した脳の部位の中で、CB1、CB2及びCB3部位を含む大脳が総脳容量の72.4%の割合を占め、そして小脳(CL)が20.3%の割合を占める。嗅索(OT)及び嗅球(OB)はそれぞれ4.7%及び2.6%の割合を占める。2.5乃至3kgの重さの個々のウサギの全脳の質量は、7乃至10gの範囲内であり、これは全体重の0.3%に相当する。正確な分析のために、それぞれの脳部位を注意深く分割しそして誤差範囲が±0.1mg以内で体重測定に供した。
分析は、血漿サンプル、CSFサンプル及び脳組織サンプルについて固相抽出(SPE)を用いて行い、その間ジアゼパムはオアシス−HLBカートリッジを用いて抽出した。
血漿サンプル、CSFサンプル及び脳組織サンプル中のジアゼパムの含有量を測定するために、LC/MS(パーキン エルマー Sciex API 150EX質量分析機)を使用した。5つのサンプリング時間点の第二の時間点に相当する10分後に、ウサギの血漿、CSF及び脳組織中のジアゼパムの濃度を測定し、そして図2に示す。
図2に示された結果から、それぞれのサンプルのジアゼパムは、IV注射及びTN投与後10分に同様の濃度に達したことが分かる。
実施例7:化学的安定性試験
本発明による医薬組成物中の薬剤の安定性を確認するために、安定性試験を、実施例4の配合物6について、7℃、25℃及び45℃の種々の貯蔵温度において20週間以上の期間にわたり行なった。
サンプルを、所定の時間間隔において採取し、そしてジアゼパム濃度を実施例1のHPLC法の方法により測定した。百分率で表す薬剤回収率に関して測定された化学的安定性データを、以下の表4に示す。
表4の結果から、本発明によるジアゼパムの経鼻配合物は、7℃、25℃及び45℃以上の貯蔵温度において20週間の間、化学的に安定であることが確認できる。
米国特許第6,627,211号明細書及び米国特許出願第2005−0002987号明細書の先行技術の経鼻抗けいれん組成物は、ジアゼパムの治療上の有効濃度を達成させるために2回より多く繰り返し投与することが必要とされたが、一方、本発明の経鼻抗けいれん組成物は単回投与であってもジアゼパムの治療上の有効濃度を達成し得そしてしたがって、患者のための使用の利便性が著しく向上することは重要なことである。
上記記載から明らかなように、本発明によるジアゼパムの経鼻送達のための抗けいれん医薬組成物は、最小限の含有量の水及びエタノール、主成分としての脂肪酸エステル及びジエチレングリコールモノエチルエーテルを含み、そして少量の水及びエタノールを用いることにより改善されたジアゼパムの溶解性及び経鼻透過性を示す。
本発明の好ましい実施態様を、例証を目的として説明してきたが、当業者は、添付の特
許請求の範囲に開示された本発明の範囲と精神から逸脱することなく、種々の変更、追加及び置換が可能であることを理解するであろう。

Claims (4)

  1. 有効成分としての4乃至6質量%のジアゼパム、8乃至12質量%の水、35乃至45質量%の、カプリロカプロイル マクロゴール−8−グリセリドとエチル ラウレートとの4.5:3.5乃至5.5:2.5の質量比での混合物である脂肪酸エステル、30乃至45質量%のジエチレングリコールモノエチルエーテル、12乃至17質量%のエタノール及び0.5乃至1.2質量%のグリココール酸ナトリウムを含経鼻抗けいれん医薬組成物。
  2. 前記脂肪酸エステルが、前記組成物の総質量に基づき、38乃至42質量%の量で含まれ請求項に記載の組成物。
  3. 求項1の医薬組成物を用いるけいれん治療薬
  4. 前記脂肪酸エステルが、前記医薬組成物の総質量に基づき、38乃至42質量%の量で該組成物中に含まれ請求項に記載の治療薬
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