JP5287627B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置に関する。
ビデオカメラ、監視カメラ等の撮像装置の画質は、市場の要求に応じて高解像度である必要性が高まっている。画質の高解像度化を図るためには、撮像素子が高密度化される。撮像装置の焦点深度は、解像度が高くなるにつれて狭くなるため、画像のピントを適切に合わせるためには焦点距離を精度良く調整する必要がある。
そのためには、レンズのマウント面から撮像素子の受光面までの距離であるフランジバックをまず精度良く調整しておく必要がある。特許文献1では、フランジバックの調整を行う固体撮像素子の位置調整装置に関する技術が開示されている。また、特許文献2では、撮像素子の光軸中心とレンズの光軸を一致させる撮像素子の保持装置に関する技術が開示されている。
特開平8−79594号公報 実用新案登録258206号公報
ところで、画像の中央だけでなく画像全体においてピントが合った状態にするためには、フランジバックの位置合わせを精度良く調整して、更に撮像素子の受光面を全て焦点深度内に収めることが必要である。そのためには、撮像素子を光軸に対して垂直に調整する必要がある。これにより、撮像素子の受光面を全て焦点深度内に収めることができるため、画像全体においてピントが合った状態にできる。
しかし、従来の技術では、高精度に位置合わせすることも、撮像素子の傾きを抑えることも困難であった。例えば、特許文献1では、移動案内体に設置された固体撮像素子がネジの回転に伴って移動する。しかし、この調整方法では、撮像素子の最小送り量は、指で回すことが可能な範囲のネジの回転角度によって決まるため、数μmというオーダーでの送り量を実現することができない。更に、特許文献1では、撮像素子の光軸に対する傾きを規制する機構がない。また、撮像素子の傾きに影響を与える部品点数が多いため、撮像素子の傾きを抑えにくかった。
また、特許文献2では、撮像素子を設置する保持部材において形成された斜面を、光軸を中心に回転可能な杆部材において形成された斜面に常時押圧した状態にする。これによって、撮像素子は光軸方向に移動する。しかし、この方法では、撮像素子の最小送り量は、指で回すことが可能な杆部材の回転角度によって決まるため、数μmというオーダーでの送り量を実現することができない。更に、保持部材と杆部材は、金型を用いて成形されるので、斜面の寸法がばらつくため、撮像素子の傾きを抑えにくい。
撮像素子の移動について、上述したようにユーザーが手動で調整するのではなく、モータで調整する方法も考えられる。しかし、限られた撮像装置のサイズと量産に耐えるコストという制約の中で、モータを使用して撮像素子を精密に駆動する方法はなかった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、高精度に位置合わせが出来る機構を簡易に実現することが可能な、新規かつ改良された撮像装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、被写体からの光を受光する撮像素子が載置される載置部と、載置部に設けられ撮像素子に入射する光軸に対して傾斜した斜面部と、載置部が光軸方向に対して平行に移動するように移動方向を規定する方向規定部と、光軸に対して垂直な面を有するパネル部と、斜面部とパネル部の間に設置され、斜面部と接触し斜面の傾斜方向に沿って回転移動する回転部材とを備える撮像装置が提供される。
上記斜面部の傾斜方向は、光軸を中心とした円周上に沿った方向であり、回転部材は、光軸を中心とした円周上に沿って回転してもよい。
上記載置部は、光軸に対して垂直な面を有し、方向規定部は、パネル部に固定されてもよい。
上記方向規定部は、光軸に対して平行な3本の棒部材であり、光軸に対して平行であって方向規定部が貫通する貫通孔が載置部に設けられてもよい。
上記載置部をパネル側に付勢する付勢部材を有してもよい。
上記光軸を中心に回動し、回転部材を回転可能に保持する環状の保持部材と、保持部材を回動させる駆動部とを更に備えてもよい。
上記斜面部は、光軸を中心とした円周上に三つ設けられ、回転部材は、斜面部に一つずつ設けられてもよい。
上記斜面部は、互いに等間隔以外の間隔で設置されてもよい。
上記回転部材とパネル部の間に設置され、回転部材との摩擦をパネル部と回転部材との間の摩擦に比べて低減する摩擦低減部材を更に備えてもよい。
上記光軸上に撮像素子より被写体側に設けられ、パネルに固定される赤外線カットフィルタを備えてもよい。
以上説明したように本発明によれば、高精度に位置合わせが出来る機構を簡易に実現することができる。
本発明の一実施形態に係る撮像装置を示す分解斜視図である。 同実施形態に係る撮像装置100を示す正面図である。 同実施形態に係る撮像装置100を示す断面図である。 同実施形態に係る撮像装置100を示す背面図である。 同実施形態に係る撮像装置100を示す背面図である。 同実施形態に係る撮像装置100を示す背面図である。 同実施形態に係る撮像装置100のフロントパネル110を示す斜視図である。 同実施形態に係る撮像装置100のボールホルダ120を示す斜視図である。 同実施形態に係る撮像装置100のCMOSアダプタ160を示す斜視図である。 同実施形態に係る撮像装置100のIRカットユニット押さえ部142を示す斜視図である。 同実施形態に係る撮像装置100のCMOSアダプタ160とボールホルダ120を示す側面図である。 同実施形態に係る撮像装置100のCMOSアダプタ160とボールホルダ120を示す側面図である。 同実施形態に係る撮像装置100のCMOSアダプタ160とボールホルダ120を示す部分拡大断面図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.撮像装置100の構成
2.撮像装置100の動作
<1.撮像装置100の構成>
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態に係る撮像装置100の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る撮像装置100を示す分解斜視図である。
本実施形態の撮像装置100は、例えば、天井などに固定される監視カメラ等であり、レンズの取り付け及び取り外しが可能な本体部を有する。撮像装置100に取り付けられるレンズ(図示せず。)は、例えばCマウント式のレンズである。本実施形態の撮像装置100は、本体部の内部に設けられたCMOSイメージセンサの位置調整が可能である。そして、レンズのマウント面から撮像素子の受光面までの距離であるフランジバックをまず精度良く調整できるため、高解像度のCMOSイメージセンサを用いた場合にも、画像全体においてピントを合わせることができる。
撮像装置100は、図1に示すように、例えば、フロントパネル110と、薄板102と、ボールホルダ120と、駆動部130と、IRカットユニット140と、IRカットユニット押さえ部142と、光学ローパスフィルタ押さえ部152と、光学ローパスフィルタ154と、シール部材156と、CMOSアダプタ160と、CMOSイメージセンサ104と、基板106と、端点センサ170と、ばね押さえ部182と、ばね184などからなる。
撮像装置100では、レンズと、IRカットユニット140に設けられたIRカットフィルタ(図示せず。)と、光学ローパスフィルタ154と、CMOSイメージセンサ104が同一光軸上に配置される。
図1は、撮像装置100のレンズ取付け側を下にした図である。フロントパネル110の内部には、フロントパネル110の裏面111から順番に、フロントパネル110、薄板102、ボールホルダ120、IRカットユニット140、CMOSアダプタ160、CMOSイメージセンサ104、基板106が重ねあわされて、撮像装置100が組み立てられる。
次に、各構成部材について詳細に説明する。
[フロントパネル110]
フロントパネル110は、撮像装置100の筐体であり、図2に示すフロントパネル110の正面側にはレンズが設置される。図2は、本実施形態に係る撮像装置100を示す正面図である。図2は、レンズが取り外された状態を示しており、レンズ取付け部112がフロントパネルの中央に設けられている。図2は、内部のIRカットユニット140が開口部113を通して見えている。開口部113の内側には雌ねじが設けられており、レンズの雄ねじ部とねじ結合が可能である。なお、レンズの取り付け方は、ねじ式に限定されず他の方式によってもよい。
フロントパネル110は、内部に撮像装置100の各部品を収容する。図4〜図6は、本実施形態に係る撮像装置100を示す背面図である。また、図7は、本実施形態に係る撮像装置100のフロントパネル110を示す斜視図である。図4は、撮像装置100の裏蓋(図示せず。)が取り外された状態である。図5及び図6は、図4に示した撮像装置100からばね押さえ182、ばね184、基板106、CMOSイメージセンサ104、CMOSアダプタ160が取り外された状態である。
フロントパネル110は、図2や図7に示すように、例えば正面側にレンズ取付け部112が設けられ、裏面111側に環状突出部114と、軸部材115と、ストッパー116と、固定部117,118,119と、ねじ穴117a,118a,119aが一体的に形成される。
フロントパネル110の裏面111は、光軸に対して精度良く垂直となるように形成された面である。フロントパネル110はパネル部の一例である。
環状突出部114は、フロントパネル110の裏面の中央に設けられた円筒形状の部材であり、ボールホルダ120が回転する際の基準になる。環状突出部114の周囲に、環状の薄板102と、環状のボールホルダ120が嵌められる。環状突出部114のCMOSイメージセンサ104側には、IRカットユニット140がIRカットユニット押さえ部142によって固定される。
軸部材115は、方向規定部の一例であり、CMOSアダプタ160のCMOS載置部161が光軸に対して平行に移動するように移動方向を規定する棒部材である。軸部材115は、光軸に対して平行になるように、裏面111に対して垂直に形成される。複数の軸部材115は、互いに平行である。軸部材115は、CMOSアダプタ160がボール122に押される際に発生する力を受け止めてCMOSアダプタ160を光軸に対して平行方向に移動するようにCMOSアダプタ160を案内する。本実施形態では、3本の軸部材115が設置される場合について説明しているが、本発明はこの例に限定されない。
ストッパー116は、ボールホルダ120が過度に回動しないように、ボールホルダ120の第2突出部126と当接するように設けられた突出部材である。
フロントパネル110の裏面111には、更に駆動部130と、端点センサ170と、ばね押さえ182が設置される。
固定部117は、駆動部130をフロントパネル110に固定するための突出部材であり、ねじ穴117aとねじ131によって駆動部130がフロントパネル130に固定される。
固定部118は、端点センサ170をフロントパネル110に固定するための突出部材であり、ねじ穴118aとねじ171によって端点センサ170がフロントパネル130に固定される。
固定部119は、ばね押さえ182をフロントパネル110に固定するための突出部材であり、ねじ穴119aとねじ183によって、ばね押さえ182がフロントパネル130に固定される。
[薄板102]
薄板102は、環状の、例えば、平滑なステンレス(SUS)の薄板ばね材である。薄板102は、フロントパネル110とボール122との間に設置される。これにより、CMOSイメージセンサ104側から押圧されたボール122が滑る際の摩擦と磨耗を軽減し、ボール122を回転駆動する際の駆動部130の駆動負荷を軽減させる。薄板102は、摩擦低減部材の一例である。フロントパネル110は、アルミニウム合金、マグネシウム合金などのダイキャストであり、表面硬さや粗さを考慮すると、薄板102を設けたほうがボール122との摩擦を低減できる。薄板102をSUSの薄板ばね材とすることで、安価で、板厚について高精度なものが容易に入手できる。SUSの板厚は、プレスなどの加工精度の影響は受けないため精度が良い。
[ボールホルダ120]
ボールホルダ120は、光軸を中心に回動し、ボール122を回転可能に保持する環状の保持部材である。ボールホルダ120は、ボールホルダ120のギア部124と駆動部130のギア部134が噛み合って、駆動部130のモータ13が駆動することによって回動される。
ボールホルダ120は、開口部121と、ボール押さえ部123と、ギア部124と、第1突出部125と、第2突出部126と、凸部127などを有する。第1突出部125は、端点センサ170で、ボールホルダ120の回転位置が検知できるようにするためのシャッターである。図5に示すように、第1突出部125が端点センサ170に収まっている状態が、ボールホルダ120の原点である。第2突出部126は、例えば異常時の暴走防止のため、ストッパー116と当接するように設けられた突出部である。
CMOSアダプタ160が光軸方向にレンズ側に移動する際、CMOSアダプタ160の斜面部162がレンズ側に接近する。そのため、斜面部162を収容するために開口部121がボールホルダ120に設けられる。
3個のボール122が同一円周上にほぼ等間隔に配置されたボールホルダ120は、駆動部130を動力として、レンズの光軸を中心に回転する。そして、ボール122が、CMOSアダプタ160の斜面部162に沿って移動するため、CMOSイメージセンサ104が設置されたCMOSアダプタ160を光軸方向に移動できる。ボール122は、図13に示すように開口部123aに収容され、ボール押さえ部123によって上側にボールが移動しないように押さえられる。これによって、CMOSアダプタ160の斜面部162がボール122の上側にない状態になっても、ボール122が外れることはない。また、ボールホルダ120の薄板102側には凸部127が設けられ、ボールホルダ120が薄板10上を容易に滑ることができる。
[ボール122]
ボール122は、例えば鋼球である。鋼球は、JIS規格の既製品を採用できるので安価で高精度(等級にもよるが1μm程度の誤差)なものが容易に入手できる。本実施形態では、3個のボール122がボールホルダ120に保持されている。3個のボール122は、光軸方向対して垂直な同一面内に配置される。ボール122は、圧縮コイルばね184によって薄板102に押圧されている。ボール122は、回転部材の一例である。ボール122は、斜面部162とフロントパネル110の間に設置され、斜面部162と接触し斜面部162の傾斜方向に沿って回転移動する。ボール122は、光軸を中心とした円周上に沿って回転する。
[駆動部130]
駆動部130は、ギアボックスであり、例えば駆動用モータ132と複数の平歯ギアからなるギア部134などから構成される。CMOSアダプタ160を高精度に光軸方向に移動させるためには、駆動部130のギア部非常に大きな減速比が必要である。駆動部130は、ボールホルダ120のギア部124と合わせて例えば500:1を実現させるため、例えば5段減速のギア部134を有する。
[IRカットユニット140など]
IR(赤外線)カットユニット140は、IR(赤外線)カットフィルタが設けられている。IRカットフィルタは、被写体の輝度の大小に対応して、光軸上に配置されたり光軸上から外れるように配置されたりする。IRカットユニット140は、例えばモータ141によって、IRカットフィルタの配置の切り替えが可能な機構を有する。
IRカットユニットは、通常、CMOSアダプタ160に設置されていた。一方、本実施形態のIRカットユニット140は、CMOSアダプタ160やCMOSイメージセンサ104から切り離されて、IRカットユニット押さえ部142を介してフロントパネル110に固定される。これによって、可動するCMOSアダプタ160の軽量化や簡素化(例えば重量バランスの向上)を図ることができ、安定したCMOSイメージセンサ104の移動が可能になる。また、IRカットユニットをCMOSアダプタに設置する際のネジ締め(通常、タッピン)が不要となり、CMOSアダプタ160を変形させうる要因を削減できる。
IRカットユニット押さえ部142は、突出部144の先端に設けられた凸部143を有する。凸部143は、ボールホルダ120が光軸方向に移動しないように規制する。IRカットユニット押さえ部142は、ねじ穴145を介してフロントパネル110に固定される。また、IRカットユニット押さえ部142の板部146には、被写体からの光が通過するように開口部147が設けられる。
[光学ローパスフィルタ154など]
光学ローパスフィルタ押さえ部152は、例えばタッピンネジでCMOSアダプタ160のレンズ側に固定される。光学ローパスフィルタ押さえ部152とCMOSアダプタ160の間には、光学ローパスフィルタ154と、シール部材156が設置される。光学ローパスフィルタは、被写体の撮影に不要な光成分を除去する。シール部材156は、CMOSイメージセンサ104を囲むような形状を有し、CMOSイメージセンサ104を密閉して、ほこりや光などの侵入を防止する。シール部材156は、例えばゴム製である。
[CMOSアダプタ160]
CMOSアダプタ160は、CMOS載置部161と、斜面部162と、突出部164と、貫通孔164aなどからなる。
CMOS載置部161は、被写体からの光を受光するCMOSイメージセンサ104が載置される。CMOS載置部161は、光軸に対して垂直な面を有する。
斜面部162は、CMOS載置部161に設けられ、CMOSイメージセンサ104に入射する光軸に対して傾斜して形成される。斜面部162の傾斜方向は、光軸を中心とした円周上に沿った方向である。斜面部162は、光軸を中心とした円周上に三つ設けられ、ボール122は、斜面部162に一つずつ設けられる。なお、斜面部162は、互いに等間隔以外の間隔で設置されてもよい。これにより、CMOSアダプタ160以外の種々の部材の配置を調整できる。
COMSアダプタ160には、基板106上にマウントされたCMOSイメージセンサ104が、調芯機によって、CMOSアダプタ160の基準面に対して正確に位置決めされた状態で、接着固定される。
突出部164は、CMOSアダプタ160の外周であって、斜面部162付近に同一円周上にほぼ等間隔に設けられる。COMSアダプタ160の3箇所の突出部164には、貫通孔164aが形成される。貫通孔164aには、軸部材115が貫通する。これによって、CMOSアダプタ160は、フロントパネル110に組み込まれる。組み込み後に、軸部材115に圧縮コイルばね184が通されて、ばね押さえ182によって、ばね184が圧縮される。この結果、ばね184は、CMOSアダプタ160が光軸方向の可動範囲のどこに位置しても、常にCMOSアダプタ160を押圧する。
CMOSイメージセンサ104は、撮像素子の一例であって、受光した光情報を電気信号に変換する。なお、撮像素子として、CCDイメージセンサなどであってもよい。基板106は、CMOSイメージセンサ104と接続された回路などを有する。
[その他]
端点センサ170は、例えばフォトカプラーであり、ボールホルダ120の回転位置を検出する。
ばね押さえ182は、圧縮ばね184がCMOSアダプタ160をレンズ側に押すことができるように、ばね184の移動を防止する。
ばね184は、付勢部材の一例であり、CMOSアダプタ160に形成された斜面部16がボール122に常に接しているように、CMOSアダプタ160をボール122方向に押圧する。
[CMOSイメージセンサ104の傾きについて]
本実施形態による機構では、COMSアダプタ160が、光軸に対するCMOSイメージセンサ104の傾きの主要因となる。傾きに影響しうる他の要素部品は、フロントパネル110、薄板102、ボール122、CMOSイメージセンサ104の調芯による接着である。
フロントパネル110は、Cマウント部(レンズ取付け部112)と薄板102が置かれる裏面111との直角度が影響するが、これは裏面基準にレンズ取付け部112のねじ加工を行うことで高精度に出来る。他の部品は上述のように高精度を安価に実現可能である。
CMOSアダプタ160では、基準面に対する3つの斜面のバラツキ(不一致/不均等)が、CMOSイメージセンサ104の傾きになる。しかし、本機構によれば、他の要素を高精度に実現できるので、CMOSアダプタ160のこの寸法精度は、通常の樹脂成型で実現できる精度で製作すれば、全体として必要な性能が実現できる。
<2.撮像装置100の動作>
[ボールホルダ120の回動について]
減速比を大きくすることは、駆動トルクを大きくできるメリットも有り、この結果、駆動部の130の駆動用モータ132を小型化できる。ボールホルダ120の回転を手動で行うことも可能だが、高精度でフランジバック調整を行うためには、ボールホルダ120を、安定して非常に小さい角度で回して制御する必要がある。手動の場合、これが困難である。一方、本機構では、最終的なCMOSイメージセンサ104の移動量はボールホルダ120の回転角度によって制御する。このため、端点センサ170によって、ボールホルダ120の基準位置を規定しここを原点として、ここからの位置(=角度)をモータ132の回転数(回転角度)で制御する。
[撮像装置100の動作]
本実施形態の撮像装置100の動作を説明する。まとめると、モータ132を回転させると、ギア部134、124による減速が行われ、ギア部134、124がボールホルダ120を回転させる。そして、ボール122が回転する。その結果、3個のボール122がCMOSアダプタ160の3箇所の斜面部162をそれぞれ押す。
そして、CMOSアダプタ160は軸部材115を移動方向規定部材として、ボール122が斜面部162を押すことによって、押し上げられる。CMOSアダプタ160は、ボール122付近の3箇所を、ばね184によって常にボール122に押さえつけられている。従って、CMOSアダプタ160は姿勢(傾き)を保ちつつ、ボール122に押された分だけ押し上がる。
以上、本実施形態によれば、CMOSイメージセンサ104(撮像素子)を撮像装置100(カメラ)のフランジバックの位置に調整する機構において、高精度に位置合わせが出来る機構を、安価に小型に実現することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
100 撮像装置
102 薄板
104 CMOSイメージセンサ
106 基板
110 フロントパネル
120 ボールホルダ
122 ボール
130 駆動部
140 IRカットユニット
142 IRカットユニット押さえ部
152 光学ローパスフィルタ押
156 シール部材
160 CMOSアダプタ
170 端点センサ
182 ばね押さえ部
184 ばね
111 裏面
112 レンズ取付け部
113 開口部
114 環状突出部
115 軸部材
116 ストッパー
117,118,119 固定部
117a,118a,119a ねじ穴
121 開口部
123 ボール押さえ部
124 ギア部
125 第1突出部
126 第2突出部
127 凸部
132 モータ
134 ギア部
131 ねじ
140 IRカットユニット
141 モータ
142 IRカットユニット押さえ部
143 凸部
144 突出部
145 ねじ穴
146 板部
147 開口部
160 CMOSアダプタ
161 CMOS載置部
162 斜面部
164 突出部
164a 貫通孔
170 端点センサ
171 ねじ
182 ばね押さえ
183 ねじ

Claims (10)

  1. 被写体からの光を受光する撮像素子が載置される載置部と、
    前記載置部に設けられ前記撮像素子に入射する光軸に対して傾斜した斜面部と、
    前記載置部が前記光軸方向に対して平行に移動するように移動方向を規定する方向規定部と、
    前記光軸に対して垂直な面を有するパネル部と、
    前記斜面部と前記パネル部の間に設置され、前記斜面部と接触し前記斜面部の傾斜方向に沿って回転移動する回転部材と
    前記光軸を中心に回動し、前記回転部材を回転可能に保持する環状の保持部材と、
    前記回転部材と前記パネル部の間に設置され、前記回転部材との摩擦を前記パネル部と前記回転部材との間の摩擦に比べて低減する摩擦低減部材と
    を備え、
    前記保持部材は、前記摩擦低減部材側に凸部を有し、前記凸部を介して前記摩擦低減部材と接する、撮像装置。
  2. 前記斜面部の傾斜方向は、前記光軸を中心とした円周上に沿った方向であり、
    前記回転部材は、前記光軸を中心とした円周上に沿って回転する、請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記載置部は、前記光軸に対して垂直な面を有し、
    前記方向規定部は、前記パネル部に固定される、請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記方向規定部は、前記光軸に対して平行な3本の棒部材であり、
    前記光軸に対して平行であって前記方向規定部が貫通する貫通孔が前記載置部に設けられている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記載置部を前記パネル側に付勢する付勢部材を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記保持部材を回動させる駆動部を更に備える、請求項1〜5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記斜面部は、前記光軸を中心とした円周上に三つ設けられ、
    前記回転部材は、前記斜面部に一つずつ設けられる、請求項1〜6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記斜面部は、互いに等間隔以外の間隔で設置されている、請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記光軸上に前記撮像素子より前記被写体側に設けられ、前記パネルに固定される赤外線カットフィルタを備える、請求項1〜のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記摩擦低減部材側は、前記回転部材と接するように設置されている請求項1〜9のいずれか1項に記載の撮像装置。
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