JP5286008B2 - 跳ね上げ式扉の開放保持装置 - Google Patents
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Description
上記のような開放保持装置を備えた跳ね上げ式の扉は、閉鎖操作時、解除操作用ワイヤの引き下げが不十分で支持棒の長さ固定が未解除のままの状態で、扉下端の下降操作用紐を強く引き下げると、扉や開放保持装置を破損するおそれがある。
跳ね上げ式の扉の閉鎖操作時に、支持棒の長さ固定を解除する操作と、扉の下端を下降させる操作は、1本の紐で行うことにした。この紐の機構は、扉の下端付近に紐案内部を設け、紐案内部に、支持棒の長さ固定を解除する紐を通し、紐案内部から垂れ下がる紐の端部を操作部にする。紐の操作部を引っ張ると、支持棒の長さ固定が解除し、更に引っ張ると、支持棒の長さ固定が解除した状態が維持されて、扉の下端が下降する。
扉に開放モーメントを作用させる開閉補助装置を設け、扉と出入口の枠との間に支持棒を掛け渡して取り付け、支持棒を扉の閉鎖時に短くなって扉の開放時に長くなる伸縮可能な構成にし、扉の開放時に支持棒を伸縮不能にする長さ固定機構を設けて、扉を開放位置に保持する構成にし、扉の閉鎖操作時に支持棒を伸縮可能に戻す固定解除機構を設けた扉の開放保持装置において、
開閉補助装置は、出入口の枠に取り付け、
固定解除機構は、紐を連結してこの紐を引っ張ると、支持棒が伸縮可能に戻る構成にし、
扉は、下端付近に下側の紐案内部を、支持棒の取付部付近に上側の紐案内部を設け、
固定解除機構の紐は、上側の紐案内部と下側の紐案内部に通し、下側の紐案内部から垂れ下がる紐の端部を操作部にし、
扉が開放位置に保持された状態で、紐の操作部を引っ張ると、固定解除機構が作動して支持棒が伸縮可能に戻り、紐の操作部を更に引っ張ると、扉の下端が下降して支持棒が縮小し、扉が閉鎖する構成にし、
扉は、開放して保持する位置を上下の2個所にし、下降端の閉鎖位置から上昇すると、下側の開放位置に停止して保持され、その保持状態で、紐の操作部を一旦引っ張ると、更に上昇して、上側の開放位置に停止して保持される構成にしたことを特徴とする跳ね上げ式扉の開放保持装置。
2)上記の跳ね上げ式扉の開放保持装置において、
扉の下側の開放位置は、扉の下降端の閉鎖位置からの回転角度を直角より小さくし、
扉の上側の開放位置は、扉の下降端の閉鎖位置からの回転角度を直角より大きくしたことを特徴とする。
3)上記の跳ね上げ式扉の開放保持装置において、
開閉補助装置は、機体を出入口の枠の上側横材に取り付け、機体から突出した端を扉の上端部に取り付け、
支持棒は、扉の上端部と出入口の枠の縦材との間に取り付けたことを特徴とする。
1)上記の実施形態において、跳ね上げ式扉Dは、貨物自動車の貨物室の後側の出入口に設けたが、貨物室の右側又は左側の出入口に設ける。
2)上記の実施形態において、紐23は、帯状のベルト、平紐にしたが、丸紐にする。
3)上記の実施形態において、上側の紐案内部24、25と下側の紐案内部26、27の案内棒25、27は、自転しない丸棒にしたが、自転するローラや案内車にする。
4)上記の実施形態において、支持棒1は、下側の棒3を筒形状にし、下側の筒状の棒3に上側の棒2を挿入した構成にしたが、上側の棒を筒形状にし、上側の筒状の棒に下側の棒を挿入した構成にする。
5)上記の実施形態において、長さ固定機構11〜19は、ねじりコイルばね19を用いたが、その他の形状のばねを用いる。又は、ばね以外の弾性体を用いる。
6)上記の実施形態において、開閉補助装置kは、原動力をばねの弾性力にしたが、ガス圧にする。
7)上記の実施形態において、長さ固定機構11〜19と固定解除機構21〜23は、それぞれ、上記の通りにしたが、他の構成の機構にする。
y 出入口の枠の上側横材
t 出入口の枠の縦材
h 丁番
k 開閉補助装置
1 支持棒
2 上側の棒
3 下側の棒、下側の筒状の棒
4 取付具
5 取付具
11〜19 長さ固定機構
11、12 凹部
11 上側の凹部
12 下側の凹部
13 孔
14 基板
15 基板の下向き面
16 軸
17 可動板
18 ピン
19 ねじりコイルばね
21〜23 固定解除機構
21 棒状のリンク
22 三角枠状のリンク
23 紐
24、25 上側の紐案内部
24 取付部
25 案内棒
26、27 下側の紐案内部
26 取付部
27 案内棒
28 紐の操作部、紐の端部
Claims (3)
- 跳ね上げ式の扉は、貨物自動車の貨物室の出入口に設け、開閉時、上端を回転中心にして、下降端の垂直姿勢の閉鎖位置と上昇位置のほぼ水平姿勢の開放位置との間を回転可能にし、
扉に開放モーメントを作用させる開閉補助装置を設け、扉と出入口の枠との間に支持棒を掛け渡して取り付け、支持棒を扉の閉鎖時に短くなって扉の開放時に長くなる伸縮可能な構成にし、扉の開放時に支持棒を伸縮不能にする長さ固定機構を設けて、扉を開放位置に保持する構成にし、扉の閉鎖操作時に支持棒を伸縮可能に戻す固定解除機構を設けた扉の開放保持装置において、
開閉補助装置は、出入口の枠に取り付け、
固定解除機構は、紐を連結してこの紐を引っ張ると、支持棒が伸縮可能に戻る構成にし、
扉は、下端付近に下側の紐案内部を、支持棒の取付部付近に上側の紐案内部を設け、
固定解除機構の紐は、上側の紐案内部と下側の紐案内部に通し、下側の紐案内部から垂れ下がる紐の端部を操作部にし、
扉が開放位置に保持された状態で、紐の操作部を引っ張ると、固定解除機構が作動して支持棒が伸縮可能に戻り、紐の操作部を更に引っ張ると、扉の下端が下降して支持棒が縮小し、扉が閉鎖する構成にし、
扉は、開放して保持する位置を上下の2個所にし、下降端の閉鎖位置から上昇すると、下側の開放位置に停止して保持され、その保持状態で、紐の操作部を一旦引っ張ると、更に上昇して、上側の開放位置に停止して保持される構成にしたことを特徴とする跳ね上げ式扉の開放保持装置。 - 扉の下側の開放位置は、扉の下降端の閉鎖位置からの回転角度を直角より小さくし、
扉の上側の開放位置は、扉の下降端の閉鎖位置からの回転角度を直角より大きくしたことを特徴とする請求項1に記載の跳ね上げ式扉の開放保持装置。 - 開閉補助装置は、機体を出入口の枠の上側横材に取り付け、機体から突出した端を扉の上端部に取り付け、
支持棒は、扉の上端部と出入口の枠の縦材との間に取り付けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の跳ね上げ式扉の開放保持装置。
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JP2008239487A JP5286008B2 (ja) | 2008-09-18 | 2008-09-18 | 跳ね上げ式扉の開放保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008239487A JP5286008B2 (ja) | 2008-09-18 | 2008-09-18 | 跳ね上げ式扉の開放保持装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP5286008B2 true JP5286008B2 (ja) | 2013-09-11 |
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Family Applications (1)
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2008
- 2008-09-18 JP JP2008239487A patent/JP5286008B2/ja not_active Expired - Fee Related
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