JP5285857B2 - Mri装置 - Google Patents

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Description

本発明はMRI装置に係り、特に、MRI撮像のスキャンプランにおいて撮像断面やプ
リサチュレーション領域の設定を行なうMRI装置に関する。
磁気共鳴イメージング法(MRI)は、静磁場中に置かれた被検体組織の原子核スピン
を、そのラーモア周波数をもつ高周波信号(RFパルス)で励起し、この励起に伴って発
生する磁気共鳴信号(MR信号)から画像データを再構成するイメージング法である。
MRI装置は、生体内から検出されるMR信号に基づいて画像データを生成する画像診
断装置であり、解剖学的診断情報のみならず生化学的情報や機能診断情報など多くの診断
情報を得ることができるため、今日の画像診断の分野では不可欠なものとなっている。特
に、近年では、複数の撮像断面に対するMR信号の短時間収集が可能な各種高速撮像法が
開発され、心臓等の動きの激しい臓器に対しても良質な画像データの生成が可能になりつ
つある。
ところで、MRI撮像では、MR信号の収集に先行して特定領域(以下では、プリサチ
ュレーション領域と呼ぶ。)における原子核スピンを選択的に飽和させることにより体動
や血流等に起因するアーチファクトや信号の折り返りを低減する方法が開発されている。
そして、パイロット撮像によって得られた位置決め用画像データを用いて本撮像における
撮像条件を設定する際、この位置決め用画像データに対して撮像断面やプリサチュレーシ
ョン領域の設定が行なわれる(例えば、特許文献1参照。)。
このような高速撮像法を適用し被検体の関心領域における複数の撮像断面に対してMR
信号の収集と画像データの生成を行なう場合、例えば、前記複数の撮像断面におけるMR
信号の収集繰り返し時間がこの撮像に使用されるパルスシーケンスの繰り返し時間より長
い場合には、これらの撮像断面を複数の撮像範囲(以下では、カバレージと呼ぶ。)に区
分し、夫々のカバレージに対し上述のパルスシーケンスを適用してMRI撮像が行なわれ
る。
特開2003−290171号公報
本撮像における撮像条件の設定は、通常、上述の位置決め用画像データの関心領域に複
数の撮像断面が設定され、更に、前記関心領域の周囲に1つあるいは複数のプリサチュレ
ーション領域が設定されたスキャンプランデータに基づいて行なわれており、実際のMR
I撮像の単位となるカバレージの情報や複数のカバレージの各々に対して実際に設定され
るプリサチュレーション領域の情報を前記スキャンプランデータから得ることは不可能で
あった。このため、本撮像前あるいは本撮像後における撮像条件の確認やこの撮像条件に
基づく画像データの分析を正確に行なうことができないという問題点を有していた。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、被検体の関心領域
に対するMRI撮像のスキャンプランにて設定された複数のカバレージにおける撮像断面
やプリサチュレーション領域をカバレージ単位で表示することが可能なMRI装置を提供
することにある。
上記課題を解決するために、被検体に対するパイロット撮像によって得られた位置決め用画像データに対して複数の撮像断面を設定し、この撮像断面の位置情報に基づいた本撮像により診断用画像データの生成とその表示を行なうMRI装置において、予め設定された撮像条件に基づいて前記複数の撮像断面を複数の撮像範囲(カバレージ)に区分するカバレージ設定手段と、前記カバレージの各々における撮像断面及びこの撮像断面の撮像において設定されたプリサチュレーション領域の情報を含むカバレージデータをカバレージ単位で生成するカバレージデータ生成手段と、前記位置決め用画像データの関心領域に対して設定された前記複数の撮像断面の情報を含むスキャンプランデータを生成するスキャンプランデータ生成手段と、前記スキャンプランデータにおける前記複数の撮像断面の中から所望の撮像断面を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された撮像断面が属するカバレージのカバレージデータを選択的に表示する表示手段とを備えたことを特徴としている。
又、請求項に係る本発明のMRI装置は、被検体に対するパイロット撮像によって得られた位置決め用画像データに対して複数の撮像断面を設定し、この撮像断面の位置情報に基づいた本撮像により診断用画像データの生成とその表示を行なうMRI装置において、予め設定された撮像条件に基づいて前記複数の撮像断面を複数の撮像範囲(カバレージ)に区分するカバレージ設定手段と、前記カバレージの各々における撮像断面及びこの撮像断面の撮像において設定されたプリサチュレーション領域の情報を含むカバレージデータをカバレージ単位で生成するカバレージデータ生成手段と、前記位置決め用画像データに対して設定した前記複数の撮像断面における複数の前記診断用画像データの中から所望の診断用画像データを選択する画像データ選択手段と、選択された前記診断用画像データの撮像断面が属するカバレージのカバレージデータを選択的に表示する表示手段とを備えたことを特徴としている。
本発明によれば、被検体の関心領域に対するMRI撮像のスキャンプランにて設定され
た複数のカバレージにおける撮像断面やプリサチュレーション領域をカバレージ単位で表
示することが可能となる。このため、各カバレージの撮像における撮像断面やプリサチュ
レーション領域の把握あるいは所望撮像断面の撮像に対するカバレージやプリサチュレー
ション領域の把握が容易となり、効率のよい検査や画像分析等が可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
以下に述べる本発明の実施例におけるMRI装置では、パイロット撮像による位置決め
用画像データを用いて生成されたスキャンプランデータに基づいて複数の撮像断面におけ
る診断用画像データを複数のカバレージに分割して収集する際、各カバレージにおける撮
像断面及びプリサチュレーション領域をカバレージデータとして観察することにより、ス
キャンプランデータに示された所望撮像断面の撮像におけるカバレージ及びプリサチュレ
ーション領域の確認を診断用画像データの収集を目的とした本撮像の前に行ない、更に、
この本撮像によって収集された所望診断用画像データの撮像におけるカバレージ及びプリ
サチュレーション領域の確認を本撮像の後に行なう。
(装置の構成)
本発明の実施例におけるMRI装置の構成につき図1乃至図7を用いて説明する。尚、
図1は、本実施例におけるMRI装置の全体構成を示すブロック図であり、図2は、この
MRI装置が備える入力部と撮像位置データ生成部の機能ブロック図である。
図1に示したMRI装置500は、被検体150に対して磁場を発生する静磁場発生部
1及び傾斜磁場発生部2と、被検体150に対しRFパルスの照射とMR信号の受信を行
なう送受信部3と、被検体150を載置する天板4と、この天板4を被検体150の体軸
方向(z軸方向)へ移動する天板移動機構部5を備えている。
又、MRI装置500は、送受信部3において受信されたMR信号を再構成処理して画
像データを生成する画像データ生成部6と、撮像パラメータの設定、撮像断面パラメータ
の設定、プリサチュレーションパラメータの設定、撮像モードの選択、プリサチュレーシ
ョン領域設定モードの選択、更には、各種コマンド信号の入力等を行なう入力部7と、撮
像パラメータと撮像断面パラメータに基づきMRI撮像のパルスシーケンス繰り返し周期
(TR)内におけるカバレージを設定するカバレージ設定部8を備え、更に、入力部7に
て設定された撮像パラメータ、撮像断面パラメータ及びプリサチュレーションパラメータ
に基づき、前記被検体の関心領域における撮像断面及びプリサチュレーション領域を示す
表示データ(以下では、スキャンプランデータと呼ぶ。)やカバレージ設定部8によって
設定された複数のカバレージの各々における撮像断面及びプリサチュレーション領域を示
す表示データ(以下では、カバレージデータと呼ぶ。)を生成する撮像位置データ生成部
9と、画像データ生成部6が生成した画像データや撮像位置データ生成部9が生成したス
キャンプランデータ及びカバレージデータ等を表示する表示部10と、MRI装置500
における上述の各ユニットを統括的に制御する制御部11を備えている。
静磁場発生部1は、例えば、常伝導磁石あるいは超電導磁石等によって構成される主磁
石11と、この主磁石11に電流を供給する静磁場電源12を備え、図示しないガントリ
の撮像野に配置された被検体150に対して強力な静磁場を形成する。尚、上述の主磁石
11は、永久磁石によって構成されていてもよい。
一方、傾斜磁場発生部2は、互いに直交するX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向に対して
傾斜磁場を形成する傾斜磁場コイル21と、傾斜磁場コイル21の各々に対してパルス電
流を供給する傾斜磁場電源22を備えている。
傾斜磁場電源22は、制御部11から供給されたシーケンス制御信号に基づき被検体1
50が置かれた撮像野に対して符号化を行なう。即ち、傾斜磁場電源22は、シーケンス
制御信号に基づいてx軸方向,y軸方向及びz軸方向の傾斜磁場コイル21に供給するパ
ルス電流を制御することにより各々の方向に対して傾斜磁場を形成する。このとき、x軸
方向,y軸方向及びz軸方向の傾斜磁場は合成されて互いに直交するスライス選択傾斜磁
場Gs、位相エンコード傾斜磁場Ge及び読み出し(周波数エンコード)傾斜磁場Grが
所望の方向に形成され、これらの傾斜磁場は、主磁石11によって形成された静磁場に重
畳されて被検体150に印加される。
次に、送受信部3は、被検体150に対してRFパルスを照射する送信コイル31及び
送信部32と、被検体150にて発生したMR信号を受信する受信コイル33及び受信部
34を有している。但し、送信コイル31の機能と受信コイル33の機能を1つのコイル
で兼ね備えた送受信コイルを用いてもよい。
送信部32は、制御部11の後述するシーケンス制御部112から供給されたシーケン
ス制御信号に基づき、主磁石11の静磁場強度によって決定される磁気共鳴周波数(ラー
モア周波数)と同じ周波数の搬送波を有し所定の選択励起波形で変調されたRFパルス電
流を生成する。又、送信コイル31は、送信部32から供給されたRFパルス電流によっ
て駆動され被検体150の撮像部位に対してRFパルスを照射する。
一方、受信コイル33は、被検体150が発生したMR信号を高感度で検出するために
、例えば、複数のコイル群が配列された所謂アレイコイルによって構成されている。又、
受信部34は、図示しない複数チャンネルの中間周波変換回路、位相検波回路、増幅回路
、フィルタリング回路及びA/D変換器を備え、受信コイル33が検出した微小なMR信
号を中間周波数に変換し、更に、位相検波、フィルタリング等の信号処理を行った後A/
D変換を行なう。
そして、主磁石11、傾斜磁場コイル21、送信コイル31及び受信コイル33は、M
RI装置500の図示しないガントリに設けられ、このガントリの中央部には撮像野が形
成される。即ち、ガントリの中心には天板4と共に被検体150が挿入される撮像野が設
けられ、この撮像野の周囲には受信コイル33、送信コイル31、傾斜磁場コイル21及
び主磁石11がz軸を共軸として同心円状に配置されている。
次に、天板4は、ガントリの近傍に設置された図示しない寝台の上面においてZ軸方向
にスライド自在に取り付けられ、天板4に載置された被検体150を体軸方向に移動する
ことによりその関心領域を撮像野に設定する。この場合、前記関心領域及びその周囲に設
けられた受信コイル33が撮像野の略中央部に位置するように天板4の体軸方向への移動
が制御される。
一方、天板移動機構部5は、例えば、上述の寝台に取り付けられ、制御部11から供給
される天板移動制御信号に基づいて駆動信号を生成し、この駆動信号により天板4を体軸
方向へ所定速度で移動する。
次に、画像データ生成部6は、MR信号記憶部61と、高速演算部62と、画像データ
記憶部63を備え、MR信号記憶部61には、送受信部3の受信部34において中間周波
変換、位相検波、更にはA/D変換されたパイロット撮像及び本撮像におけるMR信号が
保存される。
一方、高速演算部62は、MR信号記憶部61から読み出したパイロット撮像時のMR
信号に対し2次元フーリエ変換による画像再構成処理を行なって第1の画像データ(以下
では、位置決め用画像データと呼ぶ。)を生成し、更に、本撮像時のMR信号に対し同様
の処理を行ない複数カバレージの各々に対して複数の第2の画像データ(以下では、診断
用画像データと呼ぶ。)を生成する。そして、得られた位置決め用画像データ及び診断用
画像データは画像データ記憶部63に一旦保存される。
次に、入力部7は、操作卓上に表示パネルやスイッチ、キーボード、マウス等の入力デ
バイスを備えたインタラクティブなインターフェースであり、図2の機能ブロック図に示
すように、パイロット撮像及び本撮像に対する各種撮像パラメータを設定する撮像パラメ
ータ設定部71と、本撮像における撮像断面の数や形状等の撮像断面パラメータを設定す
る撮像断面パラメータ設定部72と、本撮像におけるプリサチュレーション領域の数や形
状等を設定するPSパラメータ設定部73を備えている。
更に、入力部7は、パイロット撮像モードあるいは本撮像モードの選択を行なう撮像モ
ード選択部75と、カバレージの各々におけるプリサチュレーション領域を設定する際の
フリーハンドモードあるいはスペイシャルモードを選択するPS領域設定モード選択部7
6と、カバレージ及びこのカバレージにおけるプリサチュレーション領域の確認を必要と
する診断用画像データ(以下では、所望診断用画像データと呼ぶ。)を選択する画像デー
タ選択部77等を備えている。又。被検体情報の入力、パイロット撮像及び本撮像におけ
る画像種やパルスシーケンスの設定、天板移動指示信号の入力、各種コマンド信号の入力
等が上述の表示パネルや入力デバイスを用いて行なわれる。
尚、上述の撮像パラメータとして撮像時間、画像SNR,TE(エコー時間),TR(
パルスシーケンス繰り返し周期),データ収集帯域、ピクセルサイズ、画像マトリクスサ
イズ等が、又、撮像断面パラメータとして撮像断面の断面数、スライスギャップ、配列中
心座標、断面厚、断面長(撮像断面の一辺の長さ)等が、更に、プリサチュレーションパ
ラメータとして、プリサチュレーション領域の厚みや長さ等が上述の撮像パラメータ設定
部71、撮像断面パラメータ設定部72及びPSパラメータ設定部73において設定され
る。
更に、画像種としてT1強調(T1W)画像、T2強調(T2W)画像、TOF(Time
of Flight)画像等が、又、パルスシーケンスとしてFE(Field Echo)法、SE(Spin
Echo)法、FSE(Fast Spin Echo)法、FASE(Fast Asymmetric Spin Echo)法、
EPI(Echo Planar Imaging)法等が入力部7において設定される。
次に、カバレージ設定部8は、入力部7から制御部11の主制御部111を介して供給
される撮像パラメータと撮像断面パラメータに基づき、MRI撮像におけるパルスシーケ
ンスの繰り返し周期(TR)の各々におけるカバレージを設定する。例えば、撮像パラメ
ータの設定においてTRが100msecに、又、撮像断面パラメータの設定において断
面数が8に設定され、1つの撮像断面における1ライン分のMR信号の収集に要する最小
TRが25msecの場合、カバレージ設定部8は、2つのカバレージを設定する。即ち
、被検体の関心領域において設定された撮像断面Sd1乃至Sd8におけるMR信号をT
R=100msecで収集する場合、カバレージ設定部8は、撮像断面Sd1乃至Sd4
を第1のカバレージとして設定し、撮像断面Sd5乃至Sd8を第2のカバレージとして
設定する。
次に、撮像位置データ生成部9につき、図2の機能ブロック図を用いて説明する。この
撮像位置データ生成部9は、スキャンプランデータ生成部91と、カバレージデータ生成
部92と、撮像位置データ記憶部93を備えている。
スキャンプランデータ生成部91は、入力部7の撮像断面パラメータ設定部72が設定
した撮像断面の断面数、スライスギャップ、配列中心座標、断面厚及び断面長に基づいて
撮像断面データを形成し、更に、PSパラメータ設定部73が設定したプリサチュレーシ
ョン領域の厚みや長さに基づき前記撮像断面データの周囲にプリサチュレーション領域デ
ータを形成する。そして、画像データ生成部6から供給された位置決め用画像データに上
述の撮像断面データとプリサチュレーション領域データを重畳してスキャンプランデータ
を生成する。
図3は、スキャンプランデータ生成部91によって生成された断面数が8の場合のスキ
ャンプランデータを示したものであり、このスキャンプランデータでは、撮像断面パラメ
ータに基づいて設定された撮像断面Sd1乃至Sd8を示す撮像断面データとプリサチュ
レーションパラメータに基づいて設定されたプリサチュレーション領域PS0a及びPS
0bを示すプリサチュレーション領域データが、パイロット撮像によって得られた当該被
検体のコロナル断面における位置決め用画像データに重畳して生成されている。
尚、図3では、被検体の体軸方向に対し断面厚aと断面長bを有したM(M=8)枚の
撮像断面Sd1乃至Sd8がスライスギャップdで配列され、更に、撮像断面Sd1から
頭部方向に所定距離raだけ離れた位置にプリサチュレーション領域PS0aが、又、撮
像断面Sd8から脚部方向に所定距離rbだけ離れた位置にプリサチュレーション領域P
S0bが配置されているが、断面数Mの値や撮像断面の配列方向に対するプリサチュレー
ション領域PS0a及びPS0bの位置は上述に限定されない。
図2に戻って、カバレージデータ生成部92は、カバレージ設定部8によって設定され
たカバレージの情報及び入力部7の撮像断面パラメータ設定部72において設定された撮
像断面パラメータに基づいて形成した撮像断面データと、PSパラメータ設定部73によ
って設定されたプリサチュレーションパラメータに基づいて形成したプリサチュレーショ
ン領域データとを合成してカバレージデータを生成する。
次に、カバレージデータ生成部92によって生成されるカバレージデータの具体例につ
き図4を用いて説明する。図4(a)は、上述のスキャンプランデータ(図3参照)にお
ける撮像断面Sd1乃至Sd8の撮像断面データとプリサチュレーション領域PS0a及
びPS0bのプリサチュレーション領域データを示しており、図4(b)は、カバレージ
データにおける撮像断面データとプリサチュレーション領域データを示している。尚、こ
こでも、撮像パラメータの設定においてTRが100msecに、又、撮像断面パラメー
タの設定において断面数が8に設定され、1つの撮像断面におけるMR信号の収集に要す
る最小TRが25msecの場合について示しているがこれに限定されない。
即ち、カバレージデータ生成部92は、カバレージ設定部8から供給される第1のカバ
レージに関する情報、撮像断面パラメータ設定部72から供給される撮像断面パラメータ
、PSパラメータ設定部73から供給されるプリサチュレーションパラメータに基づき、
第1のカバレージにおける撮像断面Sd1乃至Sd4を示す撮像断面データとプリサチュ
レーション領域PS0a及びPS0bを示すプリサチュレーション領域データとを合成し
て第1のカバレージデータを生成する。
同様にして、カバレージデータ生成部92は、カバレージ設定部8から供給される第2
のカバレージに関する情報や上述の撮像断面パラメータ及びプリサチュレーションパラメ
ータに基づき、第2のカバレージにおける撮像断面Sd5乃至Sd8を示す撮像断面デー
タとプリサチュレーション領域PS0a及びPS0bを示すプリサチュレーション領域デ
ータとを合成して第2のカバレージデータを生成する。
尚、図4は、PS領域設定モードとしてフリーハンドモードが選択された場合のカバレ
ージデータを示しており、フリーハンドモードの選択により、スキャンプランデータにお
いて形成されたプリサチュレーション領域データと同様のプリサチュレーション領域デー
タが第1のカバレージデータ及び第2のカバレージデータにおいて形成される。
一方、図5は、PS領域設定モードとしてスペイシャルモードが選択された場合のカバ
レージデータを示しており、スペイシャルモードの選択により、撮像断面Sd1乃至Sd
4の上端部及び下端部に隣接したプリサチュレーション領域PS1a及びPS1bからな
るプリサチュレーション領域データが第1のカバレージデータにおいて形成され、撮像断
面Sd5乃至Sd8の上端部及び下端部に隣接したプリサチュレーション領域PS2a及
びPS2bからなるプリサチュレーション領域データが第2のカバレージデータにおいて
形成される。この場合、夫々のプリサチュレーション領域は、配列された撮像断面の上端
部及び下端部から所定距離だけ離れた位置に自動設定してもよく、操作者が入力部7の入
力デバイスを用い任意に設定あるいは更新しても構わない。
又、図4及び図5では、画像データ生成部6から供給される位置決め用画像データに上
述の撮像断面データとプリサチュレーション領域データとを重畳して第1のカバレージデ
ータ及び第2のカバレージデータを生成する場合について示したが、撮像断面データ及び
プリサチュレーション領域データによって第1のカバレージデータ及び第2のカバレージ
データを生成してもよい。
再び図2に戻って、撮像位置データ記憶部93は、スキャンプランデータ生成部91に
よって生成されたスキャンプランデータ(図3参照)とカバレージデータ生成部92によ
って生成された第1のカバレージデータ及び第2のカバレージデータ(図4(b)及び図
5(b)参照)を一旦保存する。
次に、表示部10は、図示しない表示データ生成部とデータ変換部とモニタを備え、画
像データ生成部6において生成された撮像断面Sd1乃至Sd8における診断用画像デー
タPc1乃至Pc8、撮像位置データ生成部9のスキャンプランデータ生成部91におい
て生成されたスキャンプランデータ、更には、カバレージデータ生成部92において生成
されたカバレージデータの表示を行なう。このとき、前記表示データ生成部は、上述の各
ユニットから供給される各種パラメータ情報、診断用画像データPc1乃至Pc8、スキ
ャンプランデータ及びカバレージデータを合成することにより本撮像前の所望撮像断面に
対するカバレージやプリサチュレーション領域の確認を目的とした表示データ(第1の表
示データ)を生成し、更に、本撮像によって得られた所望診断用画像データに対するカバ
レージやプリサチュレーション領域の確認を目的とした表示データ(第2の表示データ)
を生成する。次いで、前記データ変換部は、上述の第1の表示データ及び第2の表示デー
タを所定の表示フォーマットに変換した後D/A変換し、CRTあるいは液晶パネルから
なる前記モニタに表示する。
次に、スキャンプランデータ及びカバレージデータを含む表示データの具体例につき図
6及び図7を用いて説明する。
図6は、本撮像前の所望撮像断面に対するカバレージ及びプリサチュレーション領域の
確認を目的とした第1の表示データの具体例を示したものであり、この第1の表示データ
の上部領域には、被検体情報、撮像パラメータ、撮像断面パラメータ、プリサチュレーシ
ョンパラメータ等を表示する複数のサブ表示領域からなるパラメータ表示領域A1が形成
されている。一方、第1の表示データの下部領域には、スキャンプランデータを表示する
ためのスキャンプランデータ表示領域A2とカバレージデータを表示するためのカバレー
ジデータ表示領域A3が形成されている。
そして、上述の第1の表示データを表示部10のモニタにて観察した操作者は、例えば
、入力部7が備えたマウスを用いてパラメータ表示領域A1のサブ表示領域を選択し、更
に、入力部7のキーボードを用いて文字や数値を入力することにより被検体情報の入力や
各種パラメータの設定あるいは更新を行なう。
又、スキャンプランデータ表示領域A2には、上述のパラメータ表示領域において設定
された各種パラメータに基づき撮像位置データ生成部9のスキャンプランデータ生成部9
1が生成したスキャンプランデータ(図3参照)が配置される。そして、表示部10に表
示された上述のスキャンプランデータに基づき、例えば、撮像断面Sd2の撮像に対する
カバレージとこのカバレージにおける実際のプリサチュレーション領域を確認する場合、
操作者は、スキャンプランデータにおける撮像断面Sd2を入力部7の入力デバイスを用
いて選択(クリック)することにより、撮像断面Sd2が属する第1のカバレージの撮像
断面Sd1乃至Sd4とプリサチュレーション領域PSOa及びPSObが示された第1
のカバレージデータがカバレージデータ表示領域A3に配置される。
一方、図7は、本撮像によって得られた所望診断用画像データに対するカバレージ及び
プリサチュレーション領域の確認を目的とした第2の表示データの具体例を示したもので
あり、この第2の表示データの上部領域には、被検体情報、撮像パラメータ、撮像断面パ
ラメータ、プリサチュレーションパラメータ等を表示する複数のサブ表示領域からなるパ
ラメータ表示領域B1と、スキャンプランデータを表示するためのスキャンプランデータ
表示領域B2と、カバレージデータを表示するためのカバレージデータ表示領域B3が形
成されている。
一方、第2の表示データの下部領域には、本撮像によって得られた撮像断面Sd1乃至
Sd8における診断用画像データPc1乃至Pc8が配列された画像データ表示領域B4
が形成されている。但し、本撮像終了直後の第2の表示データにおいてカバレージデータ
は未だ配置されていない。
そして、例えば、診断用画像データPc2の撮像におけるカバレージとプリサチュレー
ション領域を確認する場合、操作者は、表示部10に表示された上述の第2の表示データ
における診断用画像データPc2を入力部7の入力デバイスを用いて選択(クリック)す
ることにより、撮像断面Sd2が属する第1のカバレージの撮像断面Sd1乃至Sd4と
プリサチュレーション領域PSOa及びPSObが示された第1のカバレージデータがカ
バレージデータ表示領域B3に配置される。
次に、図1に示した制御部11は、主制御部111、シーケンス制御部112及び天板
移動制御部113を備えている。主制御部111は、図示しないCPUと記憶回路を備え
、MRI装置500を統括して制御する機能を有している。そして、主制御部111の記
憶回路には、入力部7にて入力された入力情報、設定情報及び選択情報等が保存される。
一方、主制御部111のCPUは、入力部7から入力された上述の情報に基づくパルスシ
ーケンス情報(例えば傾斜磁場コイル21や送信コイル31に供給するパルス電流の大き
さ、供給時間、供給タイミングなどに関する情報)を生成しシーケンス制御部112に供
給する。
シーケンス制御部112は、主制御部111から供給されたパルスシーケンス情報に基
づいてシーケンス制御信号を生成し、傾斜磁場発生部2の傾斜磁場電源22や送受信部3
の送信部32を制御する。
又、天板移動制御部113は、入力部7から主制御部111を介して供給される天板移
動指示信号に基づき、天板4を移動するための駆動信号を生成して天板移動機構部5へ供
給する。
(カバレージデータの表示手順)
次に、所望の撮像断面あるいは所望の診断用画像データの撮像におけるカバレージ及び
プリサチュレーション領域の確認を目的としたカバレージデータの表示手順につき図8の
フローチャートを用いて説明する。尚、以下の手順では、上述と同様にしてスキャンプラ
ンデータにおける撮像断面Sd1乃至Sd8の診断用画像データPc1乃至Pc8を2つ
のカバレージにおいて収集する場合について述べるが、これに限定されるものではない。
MRI装置500の操作者は、入力部7において被検体名や被検体ID等の被検体情報
を入力した後、パイロット撮像及び本撮像における画像種、パルスシーケンス及び撮像パ
ラメータの設定、本撮像における撮像断面パラメータ及びプリサチュレーションパラメー
タの設定、PS領域設定モードの選択等を行なう。
次いで、制御部11の天板移動制御部113は、主制御部111を介して入力部7から
供給された天板移動指示信号に従って天板移動機構部5に対し駆動信号を供給し、天板4
に載置した被検体150の関心領域がMRI装置500のガントリに設けられた撮像野の
略中央部に位置するように天板4を体軸方向に移動する(図8のステップS1)。
上述の各種設定が終了したならば、操作者は、入力部7の撮像モード選択部75におい
てパイロット撮像モードを選択した後、撮像開始コマンド信号を入力することにより当該
被検体の関心領域に対するパイロット撮像が開始され(図8のステップS2)、例えば、
被検体のコロナル断面(正面から見た縦断面)、サジタル断面(側面から見た縦断面)及
びアキシャル断面(横断面)の各々における画像データの生成と表示が行なわれる。即ち
、入力部7から撮像開始のコマンド信号を受信した制御部11の主制御部111は、シー
ケンス制御部112に対し予め設定された画像種、パルスシーケンス及び撮像パラメータ
によるパイロット撮像を行なうための指示信号を供給し、シーケンス制御部112は、こ
れらの情報に基づいて制御信号を生成する。そして、この制御信号を傾斜磁場発生部2及
び送受信部3に供給することにより上述の各断面におけるパイロット撮像が行なわれる(
図8のステップS3)。
次いで、操作者は、上述のパイロット撮像によって収集された画像データの中から、例
えば、コロナル断面における画像データを位置決め用画像データとして選択する(図8の
ステップS4)。
一方、カバレージ設定部8は、入力部7から制御部11の主制御部111を介して供給
される撮像パラメータと撮像断面パラメータに基づき、本撮像におけるカバレージ(即ち
、第1のカバレージ及び第2のカバレージを設定する(図8のステップS5)。
次いで、撮像位置データ生成部9のスキャンプランデータ生成部91は、入力部7の撮
像断面パラメータ設定部72が設定した撮像断面の断面数M(M=8)、スライスギャッ
プd、配列中心座標、断面厚a及び断面長bに基づいて撮像断面Sd1乃至Sd8を有す
る撮像断面データを形成し、更に、PSパラメータ設定部73が設定したプリサチュレー
ション領域の厚みや長さに基づき前記撮像断面データの周囲にプリサチュレーション領域
PS0a及びPS0bを有するプリサチュレーション領域データを形成する。そして、画
像データ生成部6から供給された位置決め用画像データに上述の撮像断面データとプリサ
チュレーション領域データを重畳してスキャンプランデータを生成し、表示部10のモニ
タに表示する(図8のステップS6)。
次に、操作者は、表示部10に表示されたスキャンプランデータにおける所望撮像断面
(例えばSd2)を入力部7の入力デバイスを用いて選択し、この選択信号を制御部11
の主制御部111を介して受信した撮像位置データ生成部9のカバレージデータ生成部9
2は、カバレージ設定部8から供給されたカバレージ情報、撮像断面パラメータ設定部7
2から供給された撮像断面パラメータ、PSパラメータ設定部73から供給されたプリサ
チュレーションパラメータに基づき、選択された撮像断面Sd2が含まれた第1のカバレ
ージにおける撮像断面データとプリサチュレーション領域データとを合成して第1のカバ
レージデータを生成する。そして、得られた第1のカバレージデータを表示部10に表示
することにより撮像断面Sd2の本撮像前におけるカバレージ及びプリサチュレーション
領域の確認が行なわれる(図8のステップS7)。
上述の確認作業が終了したならば、操作者は、入力部7の撮像モード選択部75におい
て本撮像モードを選択した後、撮像開始コマンド信号を再度入力することにより(図8の
ステップS8)、撮像断面Sd1乃至Sd8に対するMR信号の収集がカバレージ単位で
順次行なわれ(図8のステップS9)、画像データ生成部6は、第1のカバレージ及び第
2のカバレージにおける撮像断面の各々において収集されたMR信号を再構成処理して診
断用画像データPc1乃至Pc8を生成する。そして、得られた診断用画像データは、上
述のスキャンプランデータ及び各種パラメータと共に表示部10において表示される(図
8のステップS10)。
次に、操作者は、表示部10に表示された診断用画像データPc1乃至Pc8の中から
所望の診断用画像データ(例えば、Pc2)を入力部7の入力デバイスを用いて選択し、
この選択信号を制御部11の主制御部111を介して受信した撮像位置データ生成部9の
カバレージデータ生成部92は、カバレージ設定部8から供給されたカバレージ情報、撮
像断面パラメータ設定部72から供給された撮像断面パラメータ、PSパラメータ設定部
73から供給されたプリサチュレーションパラメータに基づき、診断用画像データPc2
が撮像された第1のカバレージにおける複数の撮像断面Sd1乃至Sd8を示す撮像断面
データとプリサチュレーション領域PS0a及びPS0bを示すプリサチュレーション領
域データとを合成して第2のカバレージデータを生成する。そして、生成した第2のカバ
レージデータを表示部10に表示することにより所望診断用画像データに対するカバレー
ジ及びプリサチュレーション領域の確認が行なわれる(図8のステップS11)。
以上述べた本発明の実施例によれば、パイロット撮像による位置決め用画像データを用
いて生成されたスキャンプランデータに基づいて複数の撮像断面における診断用画像デー
タの収集を複数のカバレージに分割して行なう際、スキャンプランデータに示された複数
撮像断面の中から所望の撮像断面を特定することにより、この撮像断面の撮像におけるカ
バレージ及びプリサチュレーション領域を容易に把握することができる。
更に、前記複数撮像断面において生成された複数の診断用画像データの中から所望の診
断用画像データを特定することにより、この診断用画像データの生成において適用された
カバレージ及びプリサチュレーション領域の確認も容易に行なうことができる。このため
、精度の高い検査や画像データ分析を効率よく行なうことが可能となる。
以上、本発明の実施例について述べてきたが、本発明は、上述の実施例に限定されるも
のではなく変形して実施してもよい。例えば、撮像断面Sd1乃至Sd8に対する撮像を
2つのカバレージに分割して行なう際、上述の実施例では、図4に示したように、撮像断
面Sd1乃至Sd4を含む第1のカバレージと撮像断面Sd5乃至Sd8を含む第2のカ
バレージとに分割する通常の方式について述べたが、例えば、図9に示すように、撮像断
面Sd1、Sd3、Sd5及びSd7を含む第1のカバレージと撮像断面Sd2、Sd4
、Sd6及びSd8を含む第2のカバレージとに分割する、所謂インターリーブ方式を適
用してもよい。この方法によれば、各カバレージにおける撮像断面のスライスギャップd
xは上述の実施例におけるスライスギャップdと比較して増大するため撮像断面間の干渉
が低減し、優れた画像データを生成することが可能となる。
又、上述の実施例では、スキャンプランデータに示された複数撮像断面の中から所望の
撮像断面を特定することにより、この撮像断面の撮像におけるカバレージ及びプリサチュ
レーション領域の把握や確認を行なう場合について述べたが、この方法に限定されない。
例えば、カバレージ設定部8において設定された複数のカバレージ(例えば、第1のカバ
レージ及び第2のカバレージ)の識別情報をスキャンプランデータに付加すると共にこれ
らのカバレージの何れかを選択するカバレージ選択部を入力部7に備え、複数のカバレー
ジ識別情報の中から前記カバレージ選択部によって選択されたカバレージに対する撮像断
面データとプリサチュレーション領域データを合成してカバレージデータを生成しても構
わない。
更に、図6に示した第1の表示データや図7に示した第2の表示データは、スキャンプ
ランデータとカバレージデータとを用いて生成される場合について示したが、例えば、入
力部7において新たに設けられたデータ選択部によって選択されたスキャンプランデータ
あるいはカバレージデータの何れかを用いて第1の表示データ及び第2の表示データを生
成してもよい。
本発明の実施例におけるMRI装置の全体構成を示すブロック図。 同実施例のMRI装置が備える入力部及び撮像位置データ生成部の機能ブロック図。 同実施例のスキャンプランデータ生成部が生成するスキャンプランデータを示す図。 同実施例のカバレージデータ生成部が生成するカバレージデータの具体例を示す図。 同実施例のカバレージデータ生成部が生成するカバレージデータの他の具体例を示す図。 同実施例の本撮像前におけるカバレージ及びプリサチュレーション領域の確認を目的とした第1の表示データの具体例を示す図。 同実施例の本撮像後におけるカバレージ及びプリサチュレーション領域の確認を目的とした第2の表示データの具体例を示す図。 同実施例におけるカバレージデータの表示手順を示すフローチャート。 同実施例の変形例におけるカバレージの設定方法を示す図。
符号の説明
1…静磁場発生部
11…主磁石
12…静磁場電源
2…傾斜磁場発生部
21…傾斜磁場コイル
22…傾斜磁場電源
3…送受信部
31…送信コイル
32…送信部
33…受信コイル
34…受信部
4…天板
5…天板移動機構部
6…画像データ生成部
61…MR信号記憶部
62…高速演算部
63…画像データ記憶部
7…入力部
71…撮像パラメータ設定部
72…撮像断面パラメータ設定部
73…PSパラメータ設定部
75…撮像モード選択部
76…PS領域設定モード選択部
77…画像データ選択部
8…カバレージ設定部
9…撮像位置データ生成部
91…スキャンプランデータ生成部
92…カバレージデータ生成部
93…撮像位置データ記憶部
10…表示部
11…制御部
111…主制御部
112…シーケンス制御部
113…天板移動制御部
500…MRI装置

Claims (8)

  1. 被検体に対するパイロット撮像によって得られた位置決め用画像データに対して複数の撮像断面を設定し、この撮像断面の位置情報に基づいた本撮像により診断用画像データの生成とその表示を行なうMRI装置において、
    予め設定された撮像条件に基づいて前記複数の撮像断面を複数の撮像範囲(カバレージ)に区分するカバレージ設定手段と、
    前記カバレージの各々における撮像断面及びこの撮像断面の撮像において設定されたプリサチュレーション領域の情報を含むカバレージデータをカバレージ単位で生成するカバレージデータ生成手段と、
    前記位置決め用画像データの関心領域に対して設定された前記複数の撮像断面の情報を含むスキャンプランデータを生成するスキャンプランデータ生成手段と、
    前記スキャンプランデータにおける前記複数の撮像断面の中から所望の撮像断面を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された撮像断面が属するカバレージのカバレージデータを選択的に表示する表示手段とを
    備えたことを特徴とするMRI装置。
  2. 被検体に対するパイロット撮像によって得られた位置決め用画像データに対して複数の撮像断面を設定し、この撮像断面の位置情報に基づいた本撮像により診断用画像データの生成とその表示を行なうMRI装置において、
    予め設定された撮像条件に基づいて前記複数の撮像断面を複数の撮像範囲(カバレージ)に区分するカバレージ設定手段と、
    前記カバレージの各々における撮像断面及びこの撮像断面の撮像において設定されたプリサチュレーション領域の情報を含むカバレージデータをカバレージ単位で生成するカバレージデータ生成手段と、
    前記位置決め用画像データに対して設定した前記複数の撮像断面における複数の前記診断用画像データの中から所望の診断用画像データを選択する画像データ選択手段と、
    選択された前記診断用画像データの撮像断面が属するカバレージのカバレージデータを選択的に表示する表示手段と
    備えたことを特徴とするMRI装置。
  3. 前記表示手段は、前記カバレージデータと前記複数の診断用画像データを同時表示することを特徴とする請求項2記載のMRI装置。
  4. 前記画像データ選択手段は、前記表示手段によって表示された前記複数の診断用画像データの中から前記所望の診断用画像データを選択することを特徴とする請求項3記載のMRI装置。
  5. 前記位置決め用画像データの関心領域に対して設定した前記複数の撮像断面の情報を含んだスキャンプランデータを生成するスキャンプランデータ生成手段を備え、前記表示手段は、前記カバレージデータ及び前記スキャンプランデータの少なくとも何れかを表示することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載したMRI装置。
  6. 前記カバレージの撮像断面に対するプリサチュレーション領域の設定モードを選択するPS領域設定モード選択手段を備え、前記カバレージデータ生成手段は、前記PS領域設定モード選択手段が選択した設定モードに基づく前記プリサチュレーション領域の情報を含んだ前記カバレージデータを生成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載したMRI装置。
  7. 前記PS領域設定モード選択手段は、前記プリサチュレーション領域の設定モードとして操作者が任意に設定するフリーハンドモードあるいは前記撮像断面の上端部及び下端部から所定距離だけ離れた位置に自動設定するスペイシャルモードの何れかを選択することを特徴とする請求項6記載のMRI装置。
  8. 前記カバレージ設定手段は、前記撮像条件として設定された少なくともパルスシーケンス繰り返し周期(TR)、撮像断面数及び各撮像断面におけるMR信号の収集時間に基づいて前記カバレージを設定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載したMRI装置。
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