JP5285401B2 - 顔認証システム - Google Patents

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本発明は、濃度勾配画像を用いて撮像された画像における認証対象者の顔を認証する顔認証システムに関する。
従来から、認証対象の人の顔を含む画像を撮像し、撮像された画像から抽出された認証対象者の顔画像と予め登録された登録者の顔を示す基準顔画像とを比較して認証対象者が登録者であるか否かを判定する顔認証システムが提供されており、例えば特許文献1に開示されているようなものがある。特許文献1に記載の従来例は、個人識別を実現する顔画像照合装置であって、対象人物の顔画像の入力処理を行う画像入力手段と、入力顔画像の輝度補正等の濃淡処理を行う濃度変換手段と、入力された顔画像の位置・大きさに関する正規化を行う位置正規化処理手段と、正規化された顔画像から照合の際に必要な特徴パタンを抽出する処理を行う特徴抽出手段と、抽出された特徴パタンを予め登録された各人物の顔画像の標準パタンと照合する照合処理手段と、照合の結果から個人識別の判定を行う判定処理手段とを有する。
特開平5−20442号公報
しかしながら、上記従来例では、入力画像を正規化する際に入力画像の位置をずらしたり大きさを変更したりすることから量子化誤差が発生する。そして、目や鼻などの顔の各器官の境界部分において量子化誤差が発生した場合、当該境界部分に表れる各個人の特徴が失われ、認証対象者本人と他人との区別が困難になるという問題があった。尚、ステレオカメラ等で用いられるサブピクセルマッチングといった方法により量子化誤差の発生を出来る限り抑える技術が知られているが、顔認証システムにおいては時系列変化等により全く同じ表情、同じ顔の角度で撮像されることがほとんど無いため、効果を発揮することができない。
本発明は、上記の点に鑑みて為されたもので、量子化誤差による影響を受け難くすることのできる顔認証システムを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、認証対象の人の顔を含む画像を撮像する撮像手段と、撮像手段で得られた撮像画像から顔に該当する顔領域を検出する顔検出手段と、顔領域の画像から認証に用いる画像のサイズ及び角度に合わせて正規化切り出し画像を切り出す切り出し条件を各々変更して複数の正規化切り出し画像を切り出す切り出し手段と、切り出し手段における切り出し条件を変更する切り出し条件変更手段と、切り出し手段で得られた複数の正規化切り出し画像の各々について各画素の画素値を対象画素の位置での濃度勾配の向きに応じた数値に置き換えた複数の濃度勾配画像を生成する濃度勾配画像生成手段と、濃度勾配画像生成手段で得られた全ての濃度勾配画像から量子化誤差を低減した1枚の認証用画像を生成する認証用画像生成手段と、認証用画像生成手段で得られた認証用画像を用いて顔認証を行う認証手段とを備えたことを特徴とする。尚、認証用画像は認証対象者の認証に用いられるが、認証対象者の基準顔画像が登録されていない場合には認証用画像が認証対象者の基準顔画像として記憶される。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、切り出し条件変更手段は、前記顔領域を少なくとも上下左右方向の何れか一方向に変位させて切り出し条件を変更することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、切り出し条件変更手段は、変位量を前記顔領域のサイズに応じて変化させることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1の発明において、切り出し条件変更手段は、前記顔領域のサイズの倍率を変化させて切り出し条件を変更することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1の発明において、切り出し条件変更手段は、前記顔領域を回転させる角度を変化させて切り出し条件を変更することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項2乃至5の何れか1項の発明において、認証用画像生成手段は、各濃度勾配画像の全ての画素について対象画素と周辺画素との濃度勾配の向きを示す角度の差分を演算するとともに、全ての画素について、対象画素における全ての濃度勾配画像の濃度勾配の向きを示す角度の平均値を認証用画像の画素値とすることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項2乃至5の何れか1項の発明において、認証用画像生成手段は、各濃度勾配画像の全ての画素について対象画素と周辺画素との濃度勾配の向きを示す角度を演算するとともに、全ての画素について、対象画素における全ての濃度勾配画像の濃度勾配の向きを示す角度の中間値を認証用画像の画素値とすることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項2乃至5の何れか1項の発明において、認証用画像生成手段は、各濃度勾配画像の全ての画素について対象画素と周辺画素との濃度勾配の向きを示す角度を演算するとともに、対象画素における濃度勾配の向きを示す角度の分布を演算し、全ての画素について、対象画素において最も分布が大きくなる濃度勾配の向きを示す角度を認証用画像の画素値とすることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項6乃至8の何れか1項の発明において、認証用画像生成手段は、認証用画像と各濃度勾配画像との間の濃度勾配の向きを示す角度の差分を全ての画素について演算するとともに、各画素において差分結果と予め設定された第1の閾値とを比較して第1の閾値を超える画像の枚数を計数し、計数した画像の枚数と予め設定された第2の閾値とを比較して第2の閾値を超える場合にはマスク処理を施すことを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項9の発明において、第2の閾値を予め設定された固定値とすることを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項9の発明において、第2の閾値は、正規化画像及び非正規化画像全体の枚数と濃度勾配の向きを示す角度の差分が第2の閾値を超える画像の枚数との割合が所定値となるよう設定されることを特徴とする。
本発明によれば、認証対象の人の顔を含む撮像画像から各々切り出し条件を変更して複数の正規化切り出し画像を生成し、複数の正規化切り出し画像の濃度勾配画像から生成した認証用画像を用いて顔認証を行うので、予め設定された切り出し条件で切り出した1枚の正規化切り出し画像のみから濃度勾配画像を生成して顔認証を行う場合と比較して量子化誤差による影響を受け難くすることができる。
以下、本発明に係る顔認証システムの実施形態について図面を用いて説明する。本実施形態は、図1(a)に示すように、検出対象の人の顔を含む画像を撮像する撮像手段1と、撮像手段1で得られた撮像画像から顔領域を検出する顔検出手段2と、撮像手段1で得られた撮像画像を記憶する第1の記憶手段3と、第1の記憶手段3から撮像画像を読み出して顔検出手段2で検出された顔領域の画像から認証に用いる画像のサイズ及び角度に合わせて正規化切り出し画像を切り出す切り出し条件を各々変更して複数の正規化切り出し画像を切り出す切り出し手段4と、切り出し手段4における切り出し条件を変更する切り出し条件変更手段5と、切り出し手段4で得られた複数の正規化切り出し画像の各々から濃度勾配画像を生成する濃度勾配画像生成手段6と、濃度勾配画像生成手段6で得られた複数の濃度勾配画像を記憶する第2の記憶手段7と、第2の記憶手段7から読み出された複数の濃度勾配画像から1枚の認証用画像を生成する認証用画像生成手段8と、認証用画像生成手段8で得られた認証用画像を記憶する第3の記憶手段9と、認証用画像を用いて顔認証を行う認証手段10とから構成される。
撮像手段1は、例えばCCD(Charge Coupled Device)カメラ等の撮像機器から成り、認証対象者の顔を含んだ濃淡画像を撮像して顔検出手段2に入力するとともに、撮像した画像を第1の記憶手段3に入力して記憶させる。
顔検出手段2は、図2(a)に示すように、撮像手段1で撮像された濃淡画像(同図におけるア)から顔に該当する部位を含んだ例えば矩形状の領域、即ち顔領域(同図におけるイ)を検出し、検出結果を切り出し手段4及び切り出し条件変更手段5に入力する。尚、撮像された濃淡画像から顔領域を検出する方法は周知であるので、ここでは詳細な説明を省略するものとする。
切り出し手段4は、図2(b)に示すように、顔検出手段2の検出結果に基づいて第1の記憶手段3から読み出された濃淡画像から顔画像を切り出す。そして、当該顔画像を適宜回転するとともにそのサイズを適宜拡大又は縮小することで、予め設定されたサイズ及び角度の一致した正規化切り出し画像Aを得る。例えば、予め設定された所定のサイズが20×20ピクセルで、切り出された顔画像のサイズが30×30ピクセルである場合には、顔画像のサイズを縦横各々2/3倍に縮小する。また、切り出し手段4では、後述する切り出し条件変更手段5から与えられた切り出し条件に応じて濃淡画像から顔画像を切り出し、正規化切り出し画像Aとは別に複数の正規化切り出し画像Bを得る。
切り出し条件変更手段5は、前記領域の濃淡画像に対する位置やサイズを変更することで切り出し手段4において切り出す際の切り出し条件を変更し、当該切り出し条件を切り出し手段4に入力する。例えば、前記領域を左右方向(x方向)又は上下方向(y方向)の少なくとも何れか一方向に位置を変位させて切り出し条件を変更する。本実施形態では、図3(a)に示すように、x方向において前記領域を0.5画素又は1画素変位させた場合と、y方向において前記領域を0.5画素又は1画素変位させた場合とを組み合わせて合計24通りに切り出し条件を変化させて、当該切り出し条件で24枚の正規化切り出し画像Bを切り出し手段4において切り出している。尚、本実施形態では前記領域を0.5画素又は1画素変位させているが、変位量はこれに限定される必要は無く、前記領域のサイズに応じて変化させればよい。
濃度勾配画像生成手段6は、先ず合計25枚の正規化切り出し画像A,Bの各画素についてそれぞれ当該画素の位置でのx方向についての濃度勾配dxと、y方向についての濃度勾配dyとを演算する。濃度勾配dx,dyの演算には、例えば周知のソーベルフィルタを用いる。そして、濃度勾配の演算の対象となっている対象画素、及び対象画素の近傍の左上、上、右上、左、右、左下、下、右下の8つの各画素(8近傍の画素)に対して3×3のx方向ソーベルフィルタ及びy方向ソーベルフィルタを適用することで、対象画素におけるx軸方向の微分値である濃度勾配dxと、y軸方向の微分値である濃度勾配dyを求めることができる。
ここで、右方向を0°として時計回りに数値が増加する角度表現を用いて、対象画素の位置での濃度勾配の向き(即ち、正規化切り出し画像A,Bにおいて画素値が低くなる向き)を示す角度(以下、「濃度勾配方向値」と呼ぶ)θは、θ=arctan(dy/dx)で表される(dx>0,dy≧0の場合)。濃度勾配dx,dyが何れも0である場合を除けば、あらゆる濃度勾配dx,dyについて濃度勾配方向値θの値は0°≦θ<360°の範囲内で決定可能である。具体的には、dx=0の場合、dy>0であればθ=90°、dy<0であればθ=270°とし、dx>0且つdy<0であればθ=arctan(dy/dx)+360°とし、dx<0であればθ=arctan(dy/dx)+180°とする。そして、濃度勾配画像生成手段6は、濃度勾配dx,dyが得られた対象画素について上記範囲内で濃度勾配方向値θを決定する。
次に、濃度勾配画像生成手段6は、濃度勾配方向値θが決定された対象画素について、濃度勾配画像における画素値を決定する。本実施形態では、濃度勾配画像における画素値が取り得る値は、上下左右、及び右上、右下、左上、左下方向の8方向に1対1に対応する8通りの値である。以上の処理を正規化切り出し画像A,Bの全ての画素について行うことで、正規化切り出し画像A,Bそれぞれに基づく複数の濃度勾配画像が生成される(図2(c)参照)。尚、濃度勾配画像生成手段6で生成された濃度勾配画像は第2の記憶手段7に記憶される。
認証用画像生成手段8は、第2の記憶手段7から読み出された複数の濃度勾配画像に基づいて1枚の認証用画像を生成する。具体的には、全ての濃度勾配画像の対象画素における濃度勾配方向値θの平均値を演算し、当該平均値に基づいて認証用画像における対象画素の画素値を決定する。そして、前記演算を全ての画素について行うことで認証用画像を生成する(図3(b)参照)。尚、認証用画像は、後段の認証手段10に入力されて認証対象者の認証に用いられるが、認証対象者の基準顔画像が登録されていない場合には、不揮発性メモリから成る第3の記憶手段9に認証用画像が認証対象者の基準顔画像として記憶される。
認証手段10では、認証用画像生成手段8からの認証用画像と第3の記憶手段9で読み出された認証対象者の基準顔画像とを比較することで、予め登録されている認証対象者本人であるか否かを判定する。尚、判定方法については周知であるので、ここでは詳細な説明を省略するものとする。
以下、本実施形態における認証用画像を生成する過程を図1(b)を用いて説明する。先ず、認証対象者の顔を含んだ濃淡画像を撮像し、顔検出手段2に入力するとともに、撮像した画像を第1の記憶手段3に入力して記憶させる。顔検出手段2では、撮像した濃淡画像から認証対象者の顔領域を検出し、当該検出結果を切り出し手段4及び切り出し条件変更手段5に入力する。切り出し手段4では、濃淡画像から前記領域を切り出して正規化切り出し画像Aを生成し、濃度勾配画像生成手段6に入力する。そして、濃度勾配画像生成手段6において正規化切り出し画像Aの濃度勾配画像を生成し、第2の記憶手段7に記憶させる。
次に、切り出し条件変更手段5において濃淡画像に対する前記領域の位置を変位させる切り出し条件を変更して切り出し手段4に入力し、切り出し手段4では濃淡画像から切り出し条件に応じて切り出して正規化切り出し画像Bを生成する。生成した正規化切り出し画像Bを濃度勾配画像生成手段6に入力し、濃度勾配画像生成手段6において正規化切り出し画像Bの濃度勾配画像を生成し、第2の記憶手段7に記憶させる。そして、予め設定された枚数(本実施形態では25枚)の正規化切り出し画像A,Bの濃度勾配画像を生成するまで切り出し条件を随時変更して正規化切り出し画像Bの濃度勾配画像を生成し、第2の記憶手段7に記憶させる。濃度勾配画像を生成する過程が完了すると、認証用画像生成手段8において全ての濃度勾配画像の対象画素における濃度勾配方向値θの平均値を演算し、当該平均値に基づいて認証用画像における対象画素の画素値を決定する。そして、前記演算を全ての画素について行うことで認証用画像を生成する。
上述のように本実施形態では、認証対象の人の顔を含む濃淡画像から各々切り出し条件を変更して25枚の正規化切り出し画像A,Bを生成し、複数の正規化切り出し画像A,Bの濃度勾配画像から生成した認証用画像を用いて顔認証を行うので、予め設定された切り出し条件で切り出した1枚の正規化切り出し画像Aのみから濃度勾配画像を生成して顔認証を行う場合と比較して量子化誤差による影響を受け難くすることができる。
尚、本実施形態では、認証用画像生成手段8において全ての濃度勾配画像の対象画素における濃度勾配方向値θの平均値を演算することで認証用画像の対象画素における画素値を決定しているが、濃度勾配方向値θの中間値を演算して対象画素における画素値を決定するようにしても構わない。また、対象画素における濃度勾配方向値θの分布を演算し、対象画素において最も分布が大きくなる濃度勾配方向値θから画素値を決定するようにしても構わない。
また、本実施形態では、切り出し条件変更手段5において顔検出手段2で検出された顔領域を少なくとも上下左右方向の何れか一方向に変位させることで切り出し条件を変更しているが、切り出し条件はこれに限定される必要は無く、例えば前記領域のサイズの倍率を変化させて切り出し条件を変更するようにしても構わない(図4(a)〜(c)参照)。更に、前記領域を回転させて切り出し条件を変更するようにしても構わない(図5(a)〜(c)参照)。
ところで、本実施形態では上述のように複数の正規化切り出し画像A,Bの濃度勾配画像から認証用画像を生成することで量子化誤差を低減しているが、更に量子化誤差を低減するために認証用画像にマスク処理を施しても構わない。即ち、認証用画像生成手段8において、認証用画像と各濃度勾配画像との間の濃度勾配方向値θの差分を全ての画素について演算するとともに、各画素において差分結果と予め設定された第1の閾値とを比較して第1の閾値を超える画像の枚数を計数し、計数した画像の枚数と予め設定された第2の閾値とを比較して第2の閾値を超える場合にはマスク処理を施すようにする。而して、濃度勾配方向値θがランダムになり易い部位を抽出して当該部位をマスクすることができるので、更に量子化誤差を低減することができる。
尚、上記マスク処理では第2の閾値を固定値に設定している。このため、固定値を適宜設定することで濃度勾配方向値θの差分が第1の閾値を超える画像の枚数が一定値よりも高い画素は、量子化誤差が発生し易い画素として全てマスク処理することができる。但し、認証用画像生成手段8における第2の閾値の設定はこれに限定される必要は無く、例えば正規化切り出し画像A,B全体の枚数と濃度勾配方向値θの差分が第2の閾値を超える画像の枚数との割合が所定の割合となるように閾値を設定しても構わない。この場合、マスク処理に用いられる画素数が撮像画像の画素数に依らずほぼ一定となるため、認証時に用いられる画素数にバラツキが生じるのを防ぐことができる。
本発明に係る顔認証システムの実施形態を示す図で、(a)はシステムの概略図で、(b)はフローチャートである。 (a)〜(c)は同上の各処理工程における顔画像を示す図である。 (a)は顔領域を上下左右方向に変位させた場合の各正規化切り出し画像を示す図で、(b)は全ての正規化切り出し画像の各座標における濃度勾配方向値のばらつきを示す図である。 (a)〜(c)は顔領域のサイズの倍率を変化させた場合の各正規化切り出し画像を示す図である。 (a)〜(c)は顔領域を回転させた場合の各正規化切り出し画像を示す図である。
符号の説明
1 撮像手段
2 顔検出手段
4 切り出し手段
5 切り出し条件変更手段
6 濃度勾配画像生成手段
8 認証用画像生成手段
10 認証手段

Claims (11)

  1. 認証対象の人の顔を含む画像を撮像する撮像手段と、撮像手段で得られた撮像画像から顔に該当する顔領域を検出する顔検出手段と、顔領域の画像から認証に用いる画像のサイズ及び角度に合わせて正規化切り出し画像を切り出す切り出し条件を各々変更して複数の正規化切り出し画像を切り出す切り出し手段と、切り出し手段における切り出し条件を変更する切り出し条件変更手段と、切り出し手段で得られた複数の正規化切り出し画像の各々について各画素の画素値を対象画素の位置での濃度勾配の向きに応じた数値に置き換えた複数の濃度勾配画像を生成する濃度勾配画像生成手段と、濃度勾配画像生成手段で得られた全ての濃度勾配画像から量子化誤差を低減した1枚の認証用画像を生成する認証用画像生成手段と、認証用画像生成手段で得られた認証用画像を用いて顔認証を行う認証手段とを備えたことを特徴とする顔認証システム。
  2. 前記切り出し条件変更手段は、前記顔領域を少なくとも上下左右方向の何れか一方向に変位させて切り出し条件を変更することを特徴とする請求項1記載の顔認証システム。
  3. 前記切り出し条件変更手段は、変位量を前記顔領域のサイズに応じて変化させることを特徴とする請求項2記載の顔認証システム。
  4. 前記切り出し条件変更手段は、前記顔領域のサイズの倍率を変化させて切り出し条件を変更することを特徴とする請求項1記載の顔認証システム。
  5. 前記切り出し条件変更手段は、前記顔領域を回転させる角度を変化させて切り出し条件を変更することを特徴とする請求項1記載の顔認証システム。
  6. 前記認証用画像生成手段は、各濃度勾配画像の全ての画素について対象画素と周辺画素との濃度勾配の向きを示す角度の差分を演算するとともに、全ての画素について、対象画素における全ての濃度勾配画像の濃度勾配の向きを示す角度の平均値を認証用画像の画素値とすることを特徴とする請求項2乃至5の何れか1項に記載の顔認証システム。
  7. 前記認証用画像生成手段は、各濃度勾配画像の全ての画素について対象画素と周辺画素との濃度勾配の向きを示す角度を演算するとともに、全ての画素について、対象画素における全ての濃度勾配画像の濃度勾配の向きを示す角度の中間値を認証用画像の画素値とすることを特徴とする請求項2乃至5の何れか1項に記載の顔認証システム。
  8. 前記認証用画像生成手段は、各濃度勾配画像の全ての画素について対象画素と周辺画素との濃度勾配の向きを示す角度を演算するとともに、対象画素における濃度勾配の向きを示す角度の分布を演算し、全ての画素について、対象画素において最も分布が大きくなる濃度勾配の向きを示す角度を認証用画像の画素値とすることを特徴とする請求項2乃至5の何れか1項に記載の顔認証システム。
  9. 前記認証用画像生成手段は、認証用画像と各濃度勾配画像との間の濃度勾配の向きを示す角度の差分を全ての画素について演算するとともに、各画素において差分結果と予め設定された第1の閾値とを比較して第1の閾値を超える画像の枚数を計数し、計数した画像の枚数と予め設定された第2の閾値とを比較して第2の閾値を超える場合にはマスク処理を施すことを特徴とする請求項6乃至8の何れか1項に記載の顔認証システム。
  10. 前記第2の閾値を予め設定された固定値とすることを特徴とする請求項9記載の顔認証システム。
  11. 前記第2の閾値は、正規化画像及び非正規化画像全体の枚数と濃度勾配の向きを示す角度の差分が第2の閾値を超える画像の枚数との割合が所定値となるよう設定されることを特徴とする請求項9記載の顔認証システム。
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