JP5284476B2 - 光センサおよび表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、フォトダイオードを用いて受光量を検出する光センサ、及び画素領域内に該光センサを備えた表示装置に関する。
ノート型コンピュータや携帯電話等の各種機器の表示装置として、液晶表示装置や有機ELディスプレイなどが知られている。表示装置は、一般に、複数の走査線と複数の信号線との交差部に画素領域が設けられているとともに、各画素領域に画素電極等の表示要素や駆動用の薄膜トランジスタ等が配置されている。
そのような表示装置において、画素領域にフォトダイオード等の光検出素子を用いた光センサを表示要素と並べて配置し、受光量を検出する構成が提案されている(例えば特開2002−182839号公報、国際公開第2007/145346号パンフレット)。この構成により、外光の明るさを検出したり、読み取り面に近接した物体の画像を取り込んだりすることが可能になる。
この種の光センサ付の従来の液晶表示装置では、走査線と信号線との各交差部に配列された液晶画素部と並んで光センサが配置されることにより、MOSイメージセンサを構成している。MOSイメージセンサを構成する各光センサは、フォトダイオードと、該フォトダイオードの受光量に応じて電荷を蓄積する蓄積キャパシタと、MOSトランジスタと、それらの動作を制御するための各種制御線とを備えている。光センサでは、制御線から供給される信号によりMOSトランジスタのスイッチング等が行われ、これにより、蓄積キャパシタの電荷リセットや、該蓄積キャパシタからの電荷の読出しが制御される。
特開2002−182839号公報に開示された光センサの構成を、図12に示す。フォトダイオードDLは、そのカソードが蓄積ノードN1に接続されている。蓄積ノードN1には、さらに、蓄積キャパシタC1の第1端子及びMOSトランジスタM1のゲートが接続されている。フォトダイオードDLのアノードは、リセット制御線RSTに接続されている。蓄積キャパシタC1の第2端子は、読出し制御線RSに接続されている。MOSトランジスタM1のソースには、信号読出し時に電圧VDDが供給され、ドレインは信号読出し線SLに接続されている。この光センサは、1個のMOSトランジスタM1のみで動作させることができるため、小さな占有面積で配置することができる。
図13を参照して、図12の光センサの動作について説明する。図13の(a)は、信号の変化に伴う蓄積ノードN1の電位の変化波形を示す。図13の(b)はリセット制御線RSTに供給されるリセット信号の電圧波形を、図13の(c)は読出し制御線RSに印加される読出し信号の電圧波形をそれぞれ示す。この光センサの動作は、リセット期間、蓄積期間、及び読出し期間のサイクルの繰り返しにより行われる。
まず、リセット期間の開始時には、図13の(b)に示すように、リセット制御線RSTのリセット信号が、ローレベルVRSTLからハイレベルVRSTHに遷移する。このとき、図13の(c)に示すように、読出し制御線RSの読出し信号は、ローレベルVRSLの状態である。従って、フォトダイオードDLは、順バイアス状態となり、蓄積ノードN1を介して蓄積キャパシタC1にハイレベルVRSTHの電圧が印加される。それにより、リセット期間中に蓄積キャパシタC1が充電されてプリチャージ状態になり、図13の(a)に示すように、蓄積ノードN1の電位はVRSTHとなる。ここで、VRSTHは、MOSトランジスタM1の閾値電圧よりも低くなるように設定される。従って、MOSトランジスタM1は、リセット期間及び続く蓄積期間にはオフ状態である。
その後、図13の(b)に示すようにリセット信号がローレベルVRSTLに戻ると、フォトダイオードDLは逆バイアス状態となり、蓄積期間が開始される。このとき、瞬間的に、フォトダイオードDLの寄生容量を介して蓄積キャパシタC1の電荷が一部放電し、図13の(a)に示すように、蓄積ノードN1の電位が一定電圧(VFD1)、降下してVN10になる。この現象をフィードスルーと呼ぶ。
蓄積期間中には、フォトダイオードDLの受光量に応じて発生する電荷により、蓄積ノードN1からフォトダイオードDLを介してリセット制御線RSTに電流が流れる。そうすると、図13の(a)に示すように、蓄積ノードN1の電位は、VN10から漸次低下して、蓄積期間の終了時にはVN11になる。この蓄積ノードN1の電位VN11も、MOSトランジスタM1の閾値電圧を超えないように設定されている。
読出し期間の開始時には、図13の(c)に示すように、読出し信号の電圧が上昇してハイレベルVRSHになるとともに、MOSトランジスタM1のソースにはVDDが供給される。上述のように読出し信号がハイレベルVRSHになることで、蓄積キャパシタC1を介して電荷の注入が発生し、図13の(a)に示すように、蓄積ノードN1の電位が読出し電位VG1まで上昇する。電位VG1はMOSトランジスタM1の閾値電圧を超えるように設定されているので、MOSトランジスタM1はオンになり、蓄積ノードN1の電位に応じた出力信号が信号読出し線SLを通じて読み出される。
読出し期間の終了時には、図13の(c)に示すように、読出し信号はローレベルVRSLに戻り、MOSトランジスタM1のソースはVDDから遮断される。従って、蓄積キャパシタC1を介して蓄積ノードN1の電荷の排出が発生し、蓄積ノードN1の電位はMOSトランジスタM1の閾値電圧よりも低い値VN11に戻る。
以上の動作により、リセット期間では、蓄積ノードN1がフォトダイオードDLを介してリセット(プリチャージ)される。そして、蓄積期間では、フォトダイオードDLで発生する電荷に応じて蓄積ノードN1の電位が変化する。読出し期間では、蓄積ノードN1の電位の変化が、MOSトランジスタM1により読み出されて、光検出出力が得られる。
図12に示した光センサの読出し期間に印加される読出し信号のハイレベルVRSHは、蓄積ノードN1の電位をMOSトランジスタM1の閾値電圧よりも高く突き上げるように設定される。一方、蓄積ノードN1の電位VG1は、受光量に応じて変化する蓄積ノードN1の電位VN11を、読出し信号VRSHにより持ち上げたものであるから、フォトダイオードDLの感度レンジの範囲で変動する。
そのため、MOSトランジスタM1が線形領域で駆動される範囲内に読出し時の蓄積ノードN1の電位VG1が収まるように、読出し信号VRSHの値は設定される。すなわち、MOSトランジスタM1がゲート電圧に対するドレイン電圧の変化が線形となる領域で駆動されることも考慮して、読出し信号のハイレベルVRSHが設定される。これにより、出力信号の処理が容易になるとともに、MOSトランジスタM1の出力のダイナミックレンジの確保が容易となる。
蓄積ノードN1の電位が突き上げられる大きさは、読出し信号VRSHにより蓄積キャパシタC1を介して注入される電荷量に依存する。蓄積キャパシタC1の容量Cが大きいほど、同一レベルの読出し信号VRSHにより突き上げられる電圧値は大きくなる。従って、蓄積キャパシタC1の容量Cが大きい方が、読出し信号VRSHのレベルが低くてよいため、有利である。
しかし、蓄積キャパシタC1の容量Cが大きいと、下記の式で表される蓄積ノードN1の容量CN1が大きくなる。CDLはフォトダイオードDLの寄生容量、CM1はMOSトランジスタM1のゲート容量である。
N1=C+CDL+CM1
蓄積ノードN1の容量CN1が大きいと、フォトダイオードDLで生じる電荷量に起因する、蓄積ノードN1の電位の変化量が小さくなり、センサ感度が低下する。その理由は以下のとおりである。すなわち、センサ感度を大きくするためには、蓄積ノードN1の電位のレンジを大きくする必要がある。蓄積ノードN1の電位のレンジは、蓄積期間中に蓄積ノードN1の電荷がフォトダイオードDLを介してリセット制御線RSTに流れた電荷量の最大値Q2と、最小値Q1とによって決まる。
蓄積ノードN1の電位のレンジは、電荷量の最大値Q2のときの蓄積ノードN1の電位VN12から、最小値Q1のときの蓄積ノードN1の電位VN11までの範囲であり、下記の式で表される。Q0は、フィードスルー発生直後の蓄積ノードN1の電位VN10に対応する電荷量である。
蓄積ノード電圧のレンジ=VN11−VN1
=(Q0−Q1)/CN1−(Q0−Q2)/CN1
=(Q2−Q1)/CN1
つまり、高いセンサ感度を得るためには、蓄積ノードの容量CN1を小さくすることが望ましく、従って蓄積キャパシタC1の容量Cも小さいのが望ましい。
また、読出し信号のハイレベルVRSHの適切な大きさは、蓄積期間の開始時における蓄積ノードN1の電位VN10に依存する。従って、フィードスルーによる蓄積ノードN1の電位の降下量に影響を受ける。すなわち、フィードスルーによる蓄積ノードN1の電位の降下が小さい程、読出し信号のハイレベルVRSHの値は低くてよい。
以上の点を考慮して、フィードスルーに起因する蓄積ノード電位の降下を低減することにより、蓄積キャパシタの容量を小さくしてセンサ感度を向上させることのできる光センサ、およびそれを用いた表示装置を提供する。
本発明の一実施形態に係る光センサは、第1及び第2フォトダイオードと、該第1及び第2フォトダイオードのカソードがそれぞれ接続された蓄積ノードと、該蓄積ノードに第1端子が接続された蓄積キャパシタと、前記蓄積ノードにゲートが接続され、該蓄積ノードの電位に応じた信号を出力するMOSトランジスタとを備え、前記第1フォトダイオードのアノードに対して、リセット期間中は順バイアスのパルス電圧が供給される一方、蓄積期間及び読出し期間中は逆バイアス電圧が供給され、前記第2フォトダイオードのアノードに対して、全ての動作期間において、逆バイアス電圧が供給され、前記蓄積キャパシタの第2端子に対して、前記リセット期間及び前記蓄積期間中は、前記蓄積ノードの電位を前記MOSトランジスタの閾値未満に保持する電圧が供給され、前記読出し期間中は、前記蓄積ノードの電位を前記MOSトランジスタの閾値以上に突き上げる電圧が供給される。
本発明の一実施形態によれば、複数個に分割されたフォトダイオードの一部を介して蓄積ノードに対するリセット電圧の供給を行なうことにより、フィードスルーに関与するフォトダイオードの寄生容量が小さくなる。これにより、フィードスルーによる蓄積ノードの電圧降下が低減されるので、蓄積容量の容量値を小さくすることが可能となり、センサ感度を向上させることができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る光センサの構成を示す回路図である。 図2は、本発明の第1の実施形態に係る光センサの動作を説明するための波形図である。 図3は、第2の実施形態に係る表示装置の概略構成を示すブロック図である。 図4は、第2の実施形態に係る表示装置の画素領域の概略構成を示す平面図である。 図5は、第2の実施形態に係る表示装置の一画素の具体的な構成を示す回路図である。 図6は、第2の実施形態に係る表示装置の光センサ部の動作を示す波形図である。 図7Aは、第3の実施形態に係る表示装置の画素領域の構成を示す概略構成図である。 図7Bは、第3の実施形態に係る表示装置の一画素の構成を示す回路図である。 図7Cは、第3の実施形態に係る表示装置における一画素の各要素のレイアウトを示す平面図である。 図8Aは、第4の実施形態に係る表示装置の画素領域の構成を示す概略構成図である。 図8Bは、第4の実施形態に係る表示装置の一画素の構成を示す回路図である。 図8Cは、第4の実施形態に係る表示装置における一画素の各要素のレイアウトを示す平面図である。 図9Aは、第5の実施形態に係る表示装置の画素領域の構成を示す概略構成図である。 図9Bは、第5の実施形態に係る表示装置の一画素の構成を示す回路図である。 図9Cは、第5の実施形態に係る表示装置における一画素の各要素のレイアウトを示す平面図である。 図10Aは、第6の実施形態に係る表示装置の画素領域の構成を示す概略構成図である。 図10Bは、第6の実施形態に係る表示装置の一画素の構成を示す回路図である。 図10Cは、第6の実施形態に係る表示装置における一画素の各要素のレイアウトを示す平面図である。 図11Aは、第7の実施形態に係る表示装置の画素領域の構成を示す概略構成図である。 図11Bは、第7の実施形態に係る表示装置の一画素の構成を示す回路図である。 図11Cは、第7の実施形態に係る表示装置における一画素の各要素のレイアウトを示す平面図である。 図12は、従来例の光センサの構成を示す回路図である。 図13は、従来例の光センサの動作を説明するための波形図である。
本発明の一実施形態に係る光センサは、第1及び第2フォトダイオードと、該第1及び第2フォトダイオードのカソードがそれぞれ接続された蓄積ノードと、該蓄積ノードに第1端子が接続された蓄積キャパシタと、前記蓄積ノードにゲートが接続され、該蓄積ノードの電位に応じた信号を出力するMOSトランジスタとを備え、前記第1フォトダイオードのアノードに対して、リセット期間中は順バイアスのパルス電圧が供給される一方、蓄積期間及び読出し期間中は逆バイアス電圧が供給され、前記第2フォトダイオードのアノードに対して、全ての動作期間において、逆バイアス電圧が供給され、前記蓄積キャパシタの第2端子に対して、前記リセット期間及び前記蓄積期間中は、前記蓄積ノードの電位を前記MOSトランジスタの閾値未満に保持する電圧が供給され、前記読出し期間中は、前記蓄積ノードの電位を前記MOSトランジスタの閾値以上に突き上げる電圧が供給される(第1の構成)。
以上の構成により、第1フォトダイオードの寄生容量は、フォトダイオードを1個設ける従来の構成に比べて寄生容量が小さくなる。そのため、リセット期間後のフィードスルーに伴う電圧降下は、第1フォトダイオードの寄生容量の影響によって、従来よりも小さくなる。このようにフィードスルーに伴う電圧降下を小さくすることによって、蓄積ノードの電位の突き上げに必要な電圧を小さくすることができる。すなわち、上述の構成によって、読み出し期間中に蓄積キャパシタを介して蓄積ノードの電位を突き上げる電圧を小さくすることができるため、該蓄積キャパシタの容量を小さくすることができる。したがって、センサ感度の向上を図れる。
前記第1の構成において、前記第1フォトダイオードは、前記第2フォトダイオードに比べて寄生容量が小さいことが好ましい(第2の構成)。
このように第1フォトダイオードの寄生容量を小さくすることで、その分、フィードスルーによる電圧降下を小さくすることができる。したがって、前記蓄積キャパシタの容量を小さくすることができ、センサ感度を向上することができる。
前記第1または第2の構成において、前記第2フォトダイオードのアノードに供給される逆バイアス電圧は、前記第1フォトダイオードのアノードに供給される逆バイアス電圧と等しい構成が好ましい(第3の構成)。
これにより、第2フォトダイオードを常に逆バイアス状態にすることができる。よって、第2フォトダイオードは蓄積期間に受光量に応じて電荷を流す役割を果たす一方、リセット期間の直後のフィードスルーは、第1フォトダイオードの寄生容量に起因して生じる。したがって、フィードスルーによる電圧降下を従来の構成に比べて小さくすることができ、蓄積キャパシタの容量を低減することができる。
前記第1から第3の構成のうちいずれか一つの構成において、前記蓄積キャパシタの第2端子に対して前記読出し期間に供給される電圧は、前記MOSトランジスタが線形領域で動作する範囲内に前記蓄積ノードの電位が制限されるように、設定されていることが好ましい(第4の構成)。
こうすることで、MOSトランジスタを線形領域内で動作させることができる。
前記第1から第4の構成のうちいずれか一つの構成において、前記第1フォトダイオードのアノードは、リセット期間中に順バイアスのパルス電圧が供給されるリセット制御線に接続されていて、前記第2フォトダイオードのアノードは、全ての動作期間において、逆バイアス電圧が供給される逆バイアス電圧供給線に接続されていて、前記蓄積キャパシタの第2端子は、読出し期間中に、前記蓄積ノードの電位を前記MOSトランジスタの閾値以上に突き上げるような電圧が供給される読出し制御線に接続されていることが好ましい(第5の構成)。
本発明の一実施形態に係る表示装置は、複数の画素ブロックが配列された画素領域を有する表示パネルと、前記画素領域を構成する要素を駆動するための信号処理を行なう駆動回路とを備え、前記画素ブロックは、表示要素により構成された表示部と、入射光を検出するための光センサ部とを含み、該光センサ部は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の光センサによって構成されている(第6の構成)。
前記第6の構成において、前記画素ブロックは、1個の前記表示部と1個の前記光センサ部とを含み、該光センサ部は、各1個の前記第1及び第2フォトダイオードと、1個の前記蓄積キャパシタと、1個の前記MOSトランジスタとを備えていてもよい(第7の構成)。あるいは、前記光センサ部は、各1個の前記第1及び第2フォトダイオードと、2個の前記蓄積キャパシタと、1個の前記MOSトランジスタとを備えていてもよい(第8の構成)。
また、前記第6の構成において、前記画素ブロックは、2個の前記表示部と1個の前記光センサ部とを含み、該光センサ部は、1個の前記第1フォトダイオードと、4個の前記第2フォトダイオードと、5個の前記蓄積キャパシタと、1個の前記MOSトランジスタとを備えていてもよい(第9の構成)。あるいは、前記光センサ部は、2個の前記第1フォトダイオードと、3個の前記第2フォトダイオードと、5個の前記蓄積キャパシタと、1個の前記MOSトランジスタとを備えていてもよい(第10の構成)。こうすることで、第1フォトダイオードが2個になるため、リセット能力が向上し、短時間でリセットすることができる。あるいは、前記光センサ部は、1個の前記第1フォトダイオードと、3個の前記第2フォトダイオードと、4個の前記蓄積キャパシタと、2個の前記MOSトランジスタとを備えていてもよい(第11の構成)。これにより、読み出し期間中に信号出力するMOSトランジスタが2個になるため、読み出し時間を短縮することができる。
また、前記第6の構成において、前記画素ブロックは、4個の前記表示部と1個の前記光センサ部とを含み、前記光センサ部には、2個の前記第1フォトダイオードと、8個の前記第2フォトダイオードと、10個の前記蓄積キャパシタと、2個の前記MOSトランジスタとを備える構成とすることができる(第12の構成)。
また、前記第6から第12の構成のうちいずれか一つの構成において、前記表示部は、三原色の表示要素を含む構成とすることができる(第13の構成)。
以下、より具体的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
また、以下で参照する各図は、説明の便宜上、実施形態の構成部材のうち、説明するために必要な主要部材のみを簡略化して示したものである。従って、本発明の一実施形態にかかる表示装置は、本明細書が参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。また、各図中の部材の寸法は、実際の構成部材の寸法および各部材の寸法比率等を忠実に表したものではない。
[第1の実施形態]
第1の実施形態に係る光センサについて、図1及び図2を参照して説明する。図1は光センサの構成を示す回路図であり、図2は光センサの動作を示す波形図である。この光センサにおけるフォトダイオード以外の基本的な構成は、図12に示した従来例の場合と同様である。図1の構成では、図12におけるフォトダイオードDLが第1フォトダイオードDSと第2フォトダイオードDMとに分けて設けられている。この第1フォトダイオードDSは、第2フォトダイオードに比べて能力が小さくなるように形成されている。ここで、フォトダイオードの能力とは、後述する蓄積期間中にフォトダイオードが逆バイアス状態で電荷を流す能力、すなわちフォトダイオードのサイズを意味する。このフォトダイオードの能力はフォトダイオードの寄生容量に対応するため、第1フォトダイオードDSの寄生容量は、第2フォトダイオードの寄生容量に比べて小さい。
以下の説明において、図12に示した従来例と同様の要素については同一の参照符号を付して、重複する部分については説明を一部省略する。
この光センサでは、第1、第2フォトダイオードDS、DMのカソードは、いずれも蓄積ノードN2に接続されている。この蓄積ノードN2には、さらに、蓄積キャパシタC2の第1端子及びMOSトランジスタM1のゲートが接続されている。第1フォトダイオードDSのアノードは、リセット制御線RSTに接続されている。第2フォトダイオードDMのアノードは、逆バイアス電圧供給線RSTLに接続されている。蓄積キャパシタC2の第2端子は、読出し制御線RSに接続されている。MOSトランジスタM1のソースには、信号読出し時にVDDが供給される。MOSトランジスタM1のドレインは、信号読出し線SLに接続されている。
図2を参照して、図1の光センサの動作について説明する。図2の(a)は、信号の変化に伴う蓄積ノードN2の電位の波形を示す。図2の(b)は、リセット制御線RSTから供給されるリセット信号の電圧波形を示す。図2の(c)は、逆バイアス電圧供給線RSTLから供給される逆バイアス電圧の波形を示す。図2の(d)は、読出し制御線RSから印加される読出し信号の電圧波形を示す。光センサは、リセット期間、蓄積期間、及び読出し期間の各動作を繰り返す。
まず、リセット期間の開始時には、図2の(b)に示すように、リセット制御線RSTのリセット信号により第1フォトダイオードDSに印加される電圧が、ローレベルVRSTLからハイレベルVRSTHに変化する。このとき、図2の(d)に示すように、読出し制御線RSの読出し信号は、ローレベルVRSLの状態である。従って、第1フォトダイオードDSは順バイアス状態となる。なお、図2の(C)に示すように、逆バイアス電圧供給線RSTLの逆バイアス電圧は、常にリセット信号のローレベルVRSTLと同一のレベルで一定である。従って、第2フォトダイオードDMは常に逆バイアス状態である。
第1フォトダイオードDSが順バイアス状態となることにより、蓄積ノードN2を介して蓄積キャパシタC2にハイレベルVRSTHの電圧が印加される。これにより、リセット期間中に蓄積キャパシタC2が充電されてプリチャージ状態になり、図2の(a)に示すように、蓄積ノードN2の電位はVRSTHとなる。電位VRSTHはMOSトランジスタM1の閾値電圧よりも低くなるように設定されているため、MOSトランジスタM1は、リセット期間及び続く蓄積期間にはオフ状態である。
図2の(b)に示すように、リセット信号がローレベルVRSTLに戻ると、第1フォトダイオードDSは逆バイアス状態に変化し、蓄積期間が開始する。このとき、図2の(a)に示すように、瞬間的に、第1フォトダイオードDSの寄生容量を介したフィードスルーによって電圧VFD2分の電圧降下が発生し、蓄積ノードN2の電位がVN20になる。
蓄積期間中では、受光量に応じて第1及び第2フォトダイオードDS、DMに発生した電荷により、蓄積ノードN2から第1及び第2フォトダイオードDS、DMを介してリセット制御線RST及び逆バイアス電圧供給線RSTLに電流が流れる。その結果、図2の(a)に示すように、蓄積ノードN2の電位はVN20から漸次低下して、蓄積期間の終了時にはVN21になる。このときの蓄積ノードN2の電位VN21も、MOSトランジスタM1の閾値電圧を超えないように設定される。
読出し期間の開始時には、図2の(d)に示すように、読出し信号の電圧が上昇してハイレベルVRSHになるとともに、MOSトランジスタM1のソースにはVDDが供給される。このように、読出し信号がハイレベルVRSHになることで、蓄積キャパシタC2を介して蓄積ノードN2に電荷の注入が生じ、図2の(a)に示すように、蓄積ノードN2の電位がVG2まで上昇する。電位VG2がMOSトランジスタM1の閾値電圧を超えるように、読出し信号のハイレベルVRSHの値が設定され、従って、MOSトランジスタM1はオンになり、蓄積ノードN2の電位VG2に応じた出力信号が、信号読出し線SLを通じて読み出される。このとき、MOSトランジスタM1が線形領域で動作するように、読出し信号のハイレベルVRSHの値が設定される。
読出し期間の終了時には、図2の(d)に示すように、読出し信号はローレベルVRSLに戻り、MOSトランジスタM1のソースはVDDから遮断される。従って、蓄積キャパシタC2を介して蓄積ノードN2の電荷の移動が生じて、該蓄積ノードN2の電位はMOSトランジスタM1の閾値電圧よりも低い値VN21に戻る。
以上の動作において、第1フォトダイオードDSの寄生容量に起因するフィードスルーによる蓄積ノードN2の降下電圧VFD2は、図12及び図13に示した従来例の場合の蓄積ノードN1の降下電圧VFD1よりも小さい。その理由は、次のとおりである。
すなわち、蓄積期間中に第1及び第2フォトダイオードDS、DMで生じる電荷量の合計を、従来例のフォトダイオードDLで発生する電荷量と同等とすれば、第1フォトダイオードDSのサイズは従来例のフォトダイオードDLよりも小さくなる。この場合、第1フォトダイオードDSの寄生容量に起因して発生するフィードスルーによる電荷の移動量は、従来例のフォトダイオードDLの場合よりも小さい。したがって、蓄積ノードN2の電位の降下も小さくなる。
これにより、蓄積期間の終了時の蓄積ノードN2の電位VN21は、上記従来例の場合の蓄積ノードN1の電位VN21よりも高くなる。そのため、蓄積キャパシタC2の容量を従来例の蓄積キャパシタC1の容量より小さくしても、蓄積ノードN2の電位を、従来例と同等の読出し信号のハイレベルVRSHで突き上げてMOSトランジスタM1の線形動作領域まで上昇させることができる。
このように、従来例と同等の動作を実現しつつ、蓄積キャパシタC2の容量を小さくしてセンサ感度を向上させることができる。このように蓄積キャパシタC2の容量を小さくすることにより、蓄積キャパシタC2の面積を小さくすることができる。これにより、ディスプレイ及びセンサが一体形成されている場合には、表示部の開口率を上げることができ、表示輝度を向上させることができる。
あるいは、蓄積キャパシタC2の容量を維持した場合には、読出し信号のハイレベルVRSHの振幅を低減しても従来例と同様の感度を維持することができる。これにより、読出し信号を生成するための消費電力の低減を図れる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態に係る光センサを含む液晶表示装置の構成、及び動作について、図3〜図6を参照して説明する。
図3は、本実施形態における液晶表示装置が備える表示パネル用のアクティブマトリクス基板10の概略構成を示すブロック図である。このアクティブマトリクス基板10は、ガラス基板上に形成された、画素領域1、ディスプレイゲートドライバ2、ディスプレイソースドライバ3、センサカラムドライバ4、センサロウドライバ5、バッファアンプ6、FPCコネクタ7を備えている。また、画素領域1内の光センサ(後述)で取り込まれた画像信号を処理するための信号処理回路8が、FPCコネクタ7及びFPC9を介して、アクティブマトリクス基板10に接続されている。ディスプレイゲートドライバ2、ディスプレイドライバ3、センサカラムドライバ4及びセンサロウドライバ5が、画素領域1を構成する要素(例えば、トランジスタ)を駆動するための駆動回路に対応する。
なお、アクティブマトリクス基板10の上記の構成要素は、半導体プロセスによってガラス基板上にモノリシックに形成することも可能である。あるいは、上記の構成部材のうちのアンプやドライバ類を、例えばCOG(Chip On Glass)技術等によってガラス基板上に実装した構成としても良い。あるいは、図3に示すアクティブマトリクス基板10の上記の構成部材のうち少なくとも一部が、FPC9上に実装されることも考えられる。アクティブマトリクス基板10は、全面に対向電極が形成された対向基板(図示せず)との間に間隙が形成されるように該対向基板と対向して配置される。該間隙内には、液晶材料が封入される。
画素領域1は、画像を表示するために、複数の画素が形成された領域である。本実施形態では、画素領域1における各画素内には、画像を取り込むための光センサ(図示せず)が設けられている。
センサカラムドライバ4は、センサ画素読出し回路11と、センサカラムアンプ12と、センサカラム走査回路13とを含む。センサ画素読出し回路11には、画素領域1からセンサ出力VSOUTj(j=1〜N)が出力される。なお、通常、センサカラムドライバ4は、ディスプレイソースドライバ3に搭載されるため、センサ出力VSOUTjは、ディスプレイソースドライバ3内の信号として処理される。
センサ画素読出し回路11は、センサ出力VSOUTjのピークホールド電圧VSを、センサカラムアンプ12へ出力する。センサカラムアンプ12は、画素領域1のN列の光センサにそれぞれ対応するN個のカラムアンプを内蔵しており、個々のカラムアンプでピークホールド電圧VSを増幅して、VCOUTとしてバッファアンプ6へ出力する。
センサカラム走査回路13は、センサカラムアンプ12のカラムアンプをバッファアンプ6への出力に順次接続するために、カラムセレクト信号CSをセンサカラムアンプ12へ出力する。
バッファアンプ6は、センサカラムアンプ12から出力されたVCOUTをさらに増幅して、パネル出力(光センサ信号)VOUTとして信号処理回路8へ出力する。
以上の構成により、本実施形態の表示装置は、画素領域1に並設された光センサの受光量に応じたパネル出力VOUTを得る。パネル出力VOUTは、信号処理回路8に送られてA/D変換され、パネル出力データとしてメモリ(図示せず)に蓄積される。つまり、このメモリには、画素領域1の画素数(光センサ数)と同数のパネル出力データが蓄積されることになる。信号処理回路8では、メモリに蓄積されたパネル出力データを用いて、画像の取り込みやタッチ領域の検出等の各種信号処理を行う。
図4は、図3の表示装置における画素領域1の概略構成を示す平面図であり、画素及び光センサの配置を示す。画素領域1は、m×n個の画素ブロックPi,k(i=1〜m、k=1〜n)を備えている。また、画素領域1には、m×n個の表示部Di,kと、m×n個の光センサ部Si,kとが設けられている。従って、各画素ブロックPi,kは、1組の表示部Di,kと1個の光センサ部Si,kとを有する。
画素領域1には、各画素ブロックPi,kに対してマトリクス状に配線が設けられている。列方向には、各表示部Di,kに対して、走査線GLk(k=1〜n)、及びCS電圧線CSが接続されている。また、各光センサ部Si,kに対して、読出し制御線RSk、リセット制御線RSTk、及び逆バイアス電圧供給線RSTLが接続されている。行方向には、各行の画素ブロックPi,kに対して3原色用の3本のデータ線、すなわち、赤(R)のデータ線Ri(i=1〜m)、緑(G)のデータ線Gi、及び青(B)のデータ線Biが接続されている。
走査線GLk及びCS電圧線CSは、ディスプレイゲートドライバ2に接続されている。データ線Ri、Gi、Biは、ディスプレイソースドライバ3に接続されている。読出し制御線RSk、リセット制御線RSTk、及び逆バイアス電圧供給線RSTLは、センサロウドライバ5に接続されている。センサロウドライバ5は、所定の時間間隔で、読出し制御線RSk、リセット制御線RSTkの組を順次選択していく。これにより、画素領域1において信号電荷を読み出すべき光センサの行(row)が順次選択される。
図5に、図4の画素領域1の単位画素である画素ブロックP1,1の具体的な構成を示す。表示部D1,1では、走査線GL1とデータ線R1、G1、B1との各交点に、それぞれ、画素用のスイッチング素子である薄膜MOSトランジスタM0が設けられている。各MOSトランジスタM0のゲート電極は走査線GL1に、ソース電極はデータ線R1、G1、B1に、ドレイン電極はR(赤)、G(緑)、B(青)を表示するための各画素電極PEにそれぞれ接続されている。MOSトランジスタM0のドレイン電極とCS電圧線CSに接続された電極との間には、表示部のCS容量C0が形成されている。表示部D1,1において、各色に対応する構成要素(例えばMOSトランジスタM0、CS容量C0、画素電極PEなど)によって、各色の表示要素が構成される。
光センサ部S1,1の構成は、図1に示した第1の実施形態に係る光センサの構成と同様である。すなわち、光センサ部S1,1は、第1フォトダイオードDS、第2フォトダイオードDM、蓄積キャパシタC2、及びMOSトランジスタM1を備える。蓄積キャパシタC2の第2端子は、読出し制御線RS1に接続されている。第1フォトダイオードDSのアノードは、リセット制御線RST1に接続されている。第2フォトダイオードDMのアノードは、逆バイアス電圧供給線RSTLに接続されている。
MOSトランジスタM1のソースは、データ線G1に接続され、ドレインはデータ線B1に接続されている。従って、データ線G1が、センサカラムドライバ4から定電圧VDDをMOSトランジスタM1へ供給するための配線を兼ねている。また、データ線B1が、図1における信号読出し線SLを兼ねている。
なお、図示しないが、よく知られたMOSイメージセンサの構成と同様、データ線B1の端部にはMOSトランジスタM2のドレインが接続されている。また、このMOSトランジスタM2のドレインには出力配線が接続され、ドレインの電位が、光センサS1,1からの出力信号VSOUTとしてセンサカラムドライバ4へ出力される。MOSトランジスタM2のソースは、VSSに接続され、ゲートは基準電圧電源に接続されている。MOSトランジスタM2は、光センサ部S1,1中のトランジスタM1とともにソースフォロアアンプとして機能する。通常、MOSトランジスタM2は、センサカラムドライバ4と同様、図3に示したディスプレイソースドライバ3に搭載されており、MOSトランジスタM2とセンサカラムドライバ4との間はディスプレイソースドライバ3内の配線によって接続されている。
<光センサ部の動作>
表示部D1,1の動作は、通常の液晶画素の動作と同様であるため、説明を省略する。光センサ部S1,1の動作は、基本的には、図1及び図2を参照して説明した第1の実施形態に係る光センサの動作と同様である。以下で、図6を用いて動作説明を一部補足する。図6(a)に蓄積ノードN2の電位の変化波形を、図6(b)にリセット制御線RSTの信号電圧の波形を、図6(c)に読出し制御線RSの信号電圧の波形をそれぞれ示す。なお、図6において、リセット制御線RST1及び読出し制御線RS1の信号を、RST、RSとして示している。また、以下の説明において、(1)、(2a)、(2b)、(3a)、(3b)の説明は、それぞれ、図6に示す各期間(1)、(2a)、(2b)、(3a)、(3b)に対応する。
蓄積ノードN2の容量CN2は、下記の式で表される。CDS、CDMは、それぞれ、第1、第2フォトダイオードDS、DMの寄生容量である。
N2=CDS+CDM+CM1+C
(1)リセット制御線RSTからハイレベルVRSTHが供給されると、蓄積ノードN2の電位がVRSTHにリセットされる。その直後に、フィードスルーによる電圧降下VFDによって、蓄積ノードN2の電位は下記式に示すVN20になる。但し、電圧VRST=(VRSTH−VRSTL)である。
N20=VRSTH−VFD
=VRSTH−CDS/CN2×VRST
(2a)蓄積期間中において、受光量に応じて第1及び第2フォトダイオードDS、DMで発生する電荷が最小値Qminのときには、蓄積ノードN2の電位がVminだけ低下してVN21になる。
N21=VN20−Vmin
=VN20−Qmin/CN2
(3a)蓄積ノードN2に、蓄積容量C2を介して読出し信号のハイレベルVRSHが印加されることにより、MOSトランジスタM1のゲート電圧は、MOSトランジスタM1が線形領域で動作できる範囲まで突き上げられる。このときのゲート電圧VG2Hは、下記式で表される。但し、電圧VRS=(VRSH−VRSL)である。
G2
=VN21+C/CN2×VRS
=VRSTH−CDS/CN2×VRST−Qmin/CN2+C/CN2×VRS
(2b)一方、蓄積期間中において、受光量に応じて第1及び第2フォトダイオードDS、DMで発生する電荷が最大値Qmaxのときには、蓄積ノードN2の電位がVmaxだけ低下してVN22になる。
N22=VN20−Vmax
=VN20−Qmax/CN2
(3b)蓄積ノードN2に、蓄積容量C2を介して読出し信号のハイレベルVRSHが印加されることにより、MOSトランジスタM1のゲート電圧は、MOSトランジスタM1が線形領域で動作できる範囲まで突き上げられる。このときのゲート電圧VG2Lは、下記式で表される。
G2
=VN22+C/CN2×VRS
=VRSTH−CDS/CN2×VRST−Qmax/CN2+C/CN2×VRS
<センサ感度>
センサ感度Sは、以下の算出式によって表される。すなわち、センサ感度Sは、センサデータ読み出し時(上記(3a)、(3b)の期間)のMOSトランジスタM1のゲート電圧のレンジ(VG2H−VG2L)に等しい。
S=VG2H−VG2
=(Qmax−Qmin)/CN2
=(Qmax−Qmin)/(CDS+CDM+CM1+C
ただし、VG2H及びVG2Lは、MOSトランジスタM1が線形領域で動作するための下記の条件式を満たす必要がある。そのため、蓄積容量C2には、以下の説明のとおり、上限値及び下限値が存在する。VLINHは、MOSトランジスタM1が線形領域で動作するためのゲート電圧の上限値であり、VLINLは、MOSトランジスタM1が線形領域で動作するためのゲート電圧の下限値である。
G2H≦VLINH、かつ、VG2L≧VLIN
これにより、蓄積容量C2の上限値の式は下記のとおりになる。すなわち、VG2H≦VLINHより、
RSTH−CDS/CN2×VRST−Qmin/CN2+C/CN2×VRS
≦VLIN
これを変形して、
(CDS+CDM+CM1+C)VRSTH−CDSRST−Qmin+C×VRS
≦(CDS+CDM+CM1+C)VLIN
従って、蓄積容量C2の上限値は、

{Qmin+CDSRST+(CDS+CDM+CM1)(VLINH−VRSTH)}
/(VRSTH+VRS−VLINH)
また、蓄積容量C2の下限値の式は下記のとおりになる。すなわち、VG2L≧VLINLより、
RSTH−CDS/CN2×VRST−Qmax/CN2+C/CN2×VRS
≧VLIN
これを変形して、
(CDS+CDM+CM1+C)VRSTH−CDSRST−Qmax+C×VRS
≧(CDS+CDM+CM1+C)VLIN
従って、蓄積容量C2の下限値は、

{Qmax+CDSRST+(CDS+CDM+CM1)(VLINL−VRSTH)}
/(VRSTH+VRS−VLINL)
以上のとおり、センサ感度Sは、MOSトランジスタM1を線形領域で動作させるための蓄積容量C2の制限式とともに、下記の式で表される。
S=(Qmax−Qmin)/(CDS+CDM+CM1+C
ただし、
{Qmax+CDSRST+(CDS+CDM+CM1)(VLINL−VRSTH)}
/(VRSTH+VRS−VLINL)
≦C2≦
{Qmin+CDSRST+(CDS+CDM+CM1)(VLINH−VRSTH)}
/(VRSTH+VRS−VLINH)
<センサ感度の向上率>
図12に示した従来例の構成による感度をS1、図1の構成による感度をS2、CDL=(CDS+CDM)、C=αC(0<α<1)とすると、本実施の形態の構成によるセンサ感度向上率S2/S1は、下記のとおりである。
S2/S1=(CDL+CM1+C)/(CDS+CDM+CM1+αC
=1+(1−α)C/(CDS+CDM+CM1+αC
この式により、αを小さくするほどセンサ感度が向上することが分かる。しかしながら、蓄積容量C2は、MOSトランジスタM1が線形領域で動作するために上述のような制限を受けるので、これがセンサ感度の向上の限界となる。
なお、本実施形態では、画素領域1の各画素に対して1つの光センサ部、すなわち、R(赤)、G(緑)、B(青)の3つの画素電極PEを有する表示部に対して各々1つの光センサ部を配置している。しかし、画素領域1の構成はこれに限らず、表示部に対する光センサの割合を任意に設定することが可能である。また、光センサ部の各要素の個数及び配置も、種々の態様とすることができる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態に係る光センサを含む液晶表示装置について、図7A〜図7Cを参照して説明する。本実施形態では、液晶表示装置の画素領域に設けられた光センサ部が、第2の実施形態とは異なる形態を有する。なお、本実施形態の液晶表示装置は、図3に示す第2の実施形態の液晶表示装置と同様の全体構成を有する。また、画素領域1の基本的な全体構成、及び表示部の構成は、第2の実施形態と同様である。従って、第2の実施形態と同様の要素については同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。以降に説明する第4〜第7の実施形態についても同様である。
図7Aは、画素領域1の概略構成を示す平面図であり、各画素ブロックPi,k(i=1〜m、k=1〜n)における表示部Di,kと光センサ部Si,kとの配置関係を示す。第2の実施形態と同様、各画素ブロックPi,kは、1組の表示部Di,kと1個の光センサ部Si,kとを有する。走査線GLk、CS電圧線CS、データ線Ri、Gi、Bi、読出し制御線RSk、リセット制御線RSTk、及び逆バイアス電圧供給線RSTLの各配線は、第2の実施形態と同様に画素領域1内に配線されている。
図7Bに、図7Aの画素領域1の単位画素である画素ブロックP1,1の具体的な構成を示す。表示部D1,1の構成は第2の実施形態と同様であり、光センサ部S1,1の構成が第2の実施形態と相違する。光センサ部S1,1は、同一能力の2個のフォトダイオードD1と、同一容量の2個の蓄積キャパシタC2と、1個のMOSトランジスタM1とを備えている。
2個のフォトダイオードD1のカソードは、いずれも蓄積ノードN2に接続されている。蓄積ノードN2には、さらに、2個の蓄積キャパシタC2の第1端子と、MOSトランジスタM1のゲートとが接続されている。一方(左側)のフォトダイオードD1のアノードは、リセット制御線RST1に接続されている。他方(右側)のフォトダイオードD1のアノードは、逆バイアス電圧供給線RSTLに接続されている。2個の蓄積キャパシタC2の第2端子は、いずれも読出し制御線RS1に接続されている。
MOSトランジスタM1のソースは、データ線G1に接続され、ドレインはデータ線B1に接続されている。従って、データ線G1が、センサカラムドライバ4から定電圧VDDをMOSトランジスタM1へ供給するための配線を兼ねている。また、データ線B1が、図1における信号読出し線SLを兼ねている。
図7Cに、図7Bに示す画素ブロックP1,1を半導体プロセスによってガラス基板上に形成した場合の各要素のレイアウトを示す。各要素の符号は、図7Bに示した回路図の各要素に対応している。
<光センサ部の動作>
この構成による光センサ部S1,1の動作は、概ね、図6を参照して説明した第2の実施形態における光センサ部S1,1の動作と同様である。但し、この実施形態では、既述のとおり、第1及び第2フォトダイオードDS、DMが2個のフォトダイオードD1に置き換えられていて、蓄積キャパシタC2が2個用いられている。そのため、以下のとおり、蓄積ノードN2の容量CN2、蓄積ノードN2の電位VN20等を表す式が第2の実施形態とは異なる。
すなわち、蓄積ノードN2の容量CN2は、下記の式で表される。
N2=2CD1+CM1+2C
(1)フィードスルーによる電圧降下VFDによって、蓄積ノードN2の電位VN20は、下記の式で表される。
N20=VRSTH−CD1/CN2×VRST
(2)蓄積期間中に1個のフォトダイオードD1で発生する電荷が最小値Qmin及び最大値Qmaxのときに、蓄積ノードN2が達する電位VN21、VN22は、それぞれ下記の式で表される。
最小値Qminの場合、 VN21=VN20−2Qmin/CN2
最大値Qmaxの場合、 VN22=VN20−2Qmax/CN2
(3)読出し信号のハイレベルVRSHが印加されることにより突き上げられる蓄積ノードN2の電位VG2H(Qminの場合)、VG2L(Qmaxの場合)は、それぞれ下記の式で表される。
G2H=VN21+2C/CN2×VRS
=VRSTH−CD1/CN2×VRST−2Qmin/CN2
+2C/CN2×VRS
G2L=VN22+2C/CN2×VRS
=VRSTH−C /CN2×VRST−2Qmax/CN2
+2C/CN2×VRS
特に説明しないが、センサ感度及びセンサ感度の向上率を表す式も、以上のような各値の相違に応じて第2の実施形態の場合の式を修正することにより、容易に得られる。
[第4の実施形態]
第4の実施形態に係る光センサを含む液晶表示装置について、図8A〜図8Cを参照して説明する。
図8Aは、画素領域1の概略構成を示す平面図であり、各画素ブロックPi,kにおける表示部D2i−1,k、D2i,kと光センサ部Si,kとの配置関係を示す。本実施形態では、各画素ブロックPi,k(i=1〜m、k=1〜n)は、2組の表示部D2i−1,k、D2i,kと、1個の光センサ部Si,kとを有する。すなわち、画素領域1には、水平方向に2m組の表示部が配置され、縦方向にn組の表示部が配置されている。これにより、液晶表示装置の解像度は、2m×nとなる。
図8Bに、図8Aの画素領域1の単位画素である画素ブロックP1,1の具体的な構成を示す。表示部D1,1、D2,1の各々の構成は、第2の実施形態と同様である。この実施形態では、2組の表示部D1,1、D2,1に対して光センサ部S1,1が1つ設けられている。光センサ部S1,1は、同一能力の5個のフォトダイオードD1と、同一容量の5個の蓄積キャパシタC2と、1個のMOSトランジスタM1とを備えている。
5個のフォトダイオードD1のカソードは、いずれも蓄積ノードN2に接続されている。蓄積ノードN2には、さらに、5個の蓄積キャパシタC2の第1端子と、MOSトランジスタM1のゲートとが接続されている。5個のフォトダイオードD1のうち一つのフォトダイオードD1(図8Bにおいて左端から3番目のフォトダイオードD1)のアノードのみが、リセット制御線RST1に接続されている。他の4個のフォトダイオードD1のアノードは、逆バイアス電圧供給線RSTLに接続されている。5個の蓄積キャパシタC2の第2端子は、いずれも読出し制御線RS1に接続されている。
MOSトランジスタM1のソースは、表示部D1,1のデータ線G1に接続されていて、ドレインは表示部D1,1のデータ線B1に接続されている。従って、データ線G1が、センサカラムドライバ4から定電圧VDDをMOSトランジスタM1へ供給するための配線を兼ねている。また、データ線B1が、図1における信号読出し線SLを兼ねている。
図8Cに、図8Bに示す画素ブロックP1,1を半導体プロセスによってガラス基板上に形成した場合の各要素のレイアウトを示す。各要素の符号は、図8Bに示した回路図の各要素に対応している。
<光センサ部の動作>
上述の構成を有する光センサ部S1,1の動作は、概ね、図6を参照して説明した第2の実施形態における光センサ部S1,1の動作と同様である。但し、本実施形態では、5個のフォトダイオードD1及び5個の蓄積キャパシタC2が用いられているとともに、1個のフォトダオードD1がリセット制御線RST1に接続されている。そのため、以下のとおり、蓄積ノードN2の容量CN2、蓄積ノードN2の電位VN20等の式が第2の実施形態とは異なる。
すなわち、蓄積ノードN2の容量CN2は、下記の式で表される。
N2=5CD1+CM1+5C
(1)フィードスルーによる電圧降下VFDによって、蓄積ノードN2の電位VN20は、下記の式で表される。
N20=VRSTH−CD1/CN2×VRST
(2)蓄積期間中に前記1個のフォトダイオードD1が発生する電荷が最小値Qmin、及び最大値Qmaxのときに、蓄積ノードN2の電位VN21、VN22は、それぞれ下記の式で表される。
最小値Qminの場合、 VN21=VN20−5Qmin/CN2
最大値Qmaxの場合、 VN22=VN20−5Qmax/CN2
(3)読出し信号のハイレベルVRSHが印加されることにより突き上げられる蓄積ノードN2の電位VG2H(Qminの場合)、VG2L(Qmaxの場合)は、それぞれ下記の式で表される。
G2H=VN21+5C/CN2×VRS
=VRSTH−CD1/CN2×VRST−5Qmin/CN2
+5C/CN2×VRS
G2L=VN22+5C/CN2×VRS
=VRSTH−C /CN2×VRST−5Qmax/CN2
+5C/CN2×VRS
また、特に説明しないが、センサ感度及びセンサ感度の向上率を表す式も、以上のような各値の相違に応じて第2の実施形態の場合の式を修正することにより、容易に得られる。
[第5の実施形態]
第5の実施形態に係る光センサを含む液晶表示装置の構成について、図9A〜図9Cを参照して説明する。
図9Aは、画素領域1の概略構成を示す平面図であり、各画素ブロックPi,kにおける表示部D2i−1,k、D2i,kと光センサ部Si,kとの配置関係を示す。本実施形態では、第4の実施形態と同様、各画素ブロックPi,k(i=1〜m、k=1〜n)は、2組の表示部D2i−1,k、D2i,kと1個の光センサ部Si,kとを備えている。すなわち、画素領域1には、水平方向に2m組の表示部が配置されていて、縦方向にn組の表示部が配置されている。これにより、液晶表示装置の解像度は2m×nになる。
図9Bに、図9Aの画素領域1の単位画素である画素ブロックP1,1の具体的な構成を示す。表示部D1,1、D2,1の各々の構成は、第2の実施形態と同様である。この実施形態では、2組の表示部D1,1、D2,1に対して1つの光センサ部S1,1が配置されている。光センサ部S1,1は、同一能力の5個のフォトダイオードD1と、同一容量の5個の蓄積キャパシタC2と、1個のMOSトランジスタM1とを備えている。
5個のフォトダイオードD1のカソードは、いずれも、蓄積ノードN2に接続されている。蓄積ノードN2には、さらに、5個の蓄積キャパシタC2の第1端子とMOSトランジスタM1のゲートとが接続されている。5個のフォトダイオードD1のうち2個のフォトダイオードD1(図9Bにおいて、左端のフォトダイオードD1、及び左端から3番目のフォトダイオードD1)のアノードが、リセット制御線RST1に接続されている。他の3個のフォトダイオードD1のアノードは、逆バイアス電圧供給線RSTLに接続されている。5個の蓄積キャパシタC2の第2端子は、いずれも読出し制御線RS1に接続されている。
MOSトランジスタM1のソースは、表示部D1,1のデータ線G1に接続され、ドレインは表示部D1,1のデータ線B1に接続されている。従って、データ線G1が、センサカラムドライバ4から定電圧VDDをMOSトランジスタM1へ供給するための配線を兼ねている。また、データ線B1が、図1における信号読出し線SLを兼ねている。
図9Cに、図9Bに示す画素ブロックP1,1を半導体プロセスによってガラス基板上に形成した場合の各要素のレイアウトを示す。各要素の符号は、図9Bに示した回路図の各要素に対応している。
<光センサ部の動作>
上述の構成を有する光センサ部S1,1の動作は、概ね、図6を参照して説明した第2の実施形態の光センサ部S1,1の動作と同様である。但し、本実施形態では、5個のフォトダイオードD1及び5個の蓄積キャパシタC2が用いられているとともに、2個のフォトダイオードD1がリセット制御線RST1に接続されている。そのため、以下のとおり、蓄積ノードN2の容量CN2、蓄積ノードN2の電位VN20等の式が第2の実施形態とは異なる。
すなわち、蓄積ノードN2の容量CN2は、下記の式で表される。
N2=5CD1+CM1+5C
(1)フィードスルーによる電圧降下VFDによって、蓄積ノードN2の電位VN20は、下記の式で表される。
N20=VRSTH−2CD1/CN2×VRST
(2)蓄積期間中に1個のフォトダイオードD1で発生する電荷が最小値Qmin、及び最大値Qmaxのときに、蓄積ノードN2の電位VN21、VN22は、それぞれ下記の式で表される。
最小値Qminの場合、 VN21=VN20−5Qmin/CN2
最大値Qmaxの場合、 VN22=VN20−5Qmax/CN2
(3)読出し信号のハイレベルVRSHが印加されることにより突き上げられる蓄積ノードN2の電位VG2H(Qminの場合)、VG2L(Qmaxの場合)は、それぞれ下記の式で表される。
G2H=VN21+5C/CN2×VRS
=VRSTH−2CD1/CN2×VRST−5Qmin/CN2
+5C/CN2×VRS
G2L=VN22+5C/CN2×VRS
=VRSTH−2C /CN2×VRST−5Qmax/CN2
+5C/CN2×VRS
また、特に詳しく説明しないが、センサ感度及びセンサ感度の向上率を表す式も、以上のような各値の相違に応じて第2の実施形態の場合の式を修正することにより、容易に得られる。
本実施形態の構成によれば、2個のフォトダイオードD1がリセット制御線RST1に接続されているので、リセット能力が向上し、短時間でリセットできる利点がある。
[第6の実施形態]
第6の実施形態に係る光センサを含む液晶表示装置の構成について、図10A〜図10Cを参照して説明する。
図10Aは、画素領域1の概略構成を示す平面図であり、各画素ブロックPi,kにおける表示部D2i−1,k、D2i,kと光センサ部Si,kとの配置関係を示す。本実施形態では、第4の実施形態と同様、各画素ブロックPi,k(i=1〜m、k=1〜n)は、2組の表示部D2i−1,k、D2i,kと1個の光センサ部Si,kとを備えている。すなわち、画素領域1には、水平方向に2m組の表示部が配置されていて、縦方向にn組の表示部が配置されている。これにより、液晶表示装置の解像度は、2m×nになる。
図10Bに、図10Aの画素領域1の単位画素である画素ブロックP1,1の具体的な構成を示す。表示部D1,1、D2,1の各々の構成は、第2の実施形態と同様である。この実施形態では、2組の表示部D1,1、D2,1に対して1つの光センサ部S1,1が配置されている。光センサ部S1,1は、同一能力の4個のフォトダイオードD1と、同一容量の4個の蓄積キャパシタC2と、2個のMOSトランジスタM1とを備えている。
4個のフォトダイオードD1のカソードは、いずれも、蓄積ノードN2に接続されている。蓄積ノードN2には、さらに、4個の蓄積キャパシタC2の第1端子と2個のMOSトランジスタM1のゲートとが接続されている。4個のフォトダイオードD1のうち1個のフォトダイオードD1(図10Bにおける左端から2番目のフォトダイオードD1)のアノードが、リセット制御線RST1に接続されている。他の3個のフォトダイオードD1のアノードは、逆バイアス電圧供給線RSTLに接続されている。4個の蓄積キャパシタC2の第2端子は、いずれも、読出し制御線RS1に接続されている。
2個のMOSトランジスタM1のソースは、それぞれ、表示部D1,1のデータ線R1、B1に接続されていて、ドレインは表示部D1,1のデータ線G1に接続されている。従って、データ線R1、B1が、定電圧VDDをMOSトランジスタM1へ供給するための配線を兼ねている。また、データ線G1が、図1における信号読出し線SLを兼ねている。
図10Cに、図10Bに示す画素ブロックP1,1を半導体プロセスによってガラス基板上に形成した場合の各要素のレイアウトを示す。各要素の符号は、図10Bに示した回路図の各要素に対応している。
<光センサ部の動作>
この構成による光センサ部S1,1の動作は、概ね、図6を参照して説明した第2の実施形態の光センサ部S1,1の動作と同様である。但し、この実施形態では、4個のフォトダイオードD1、4個の蓄積キャパシタC2、及び、2個のMOSトランジスタM1が用いられている。そのため、以下のとおり、蓄積ノードN2の容量CN2、蓄積ノードN2の電位VN20等を表す式が第2の実施形態とは異なる。
すなわち、蓄積ノードN2の容量CN2は、下記の式で表される。
N2=4CD1+2CM1+4C
(1)フィードスルーによる電圧降下VFDによって、蓄積ノードN2の電位VN20は、下記の式で表される。
N20=VRSTH−CD1/CN2×VRST
(2)蓄積期間中に1個のフォトダイオードD1で発生する電荷が最小値Qmin、及び最大値Qmaxのときに、蓄積ノードN2の電位VN21、VN22は、それぞれ下記の式で表される。
最小値Qminの場合、 VN21=VN20−4Qmin/CN2
最大値Qmaxの場合、 VN22=VN20−4Qmax/CN2
(3)読出し信号のハイレベルVRSHが印加されることにより突き上げられる蓄積ノードN2の電位VG2H(Qminの場合)、VG2L(Qmaxの場合)は、それぞれ下記の式で表される。
G2H=VN21+4C/CN2×VRS
=VRSTH−CD1/CN2×VRST−4Qmin/CN2
+4C/CN2×VRS
G2L=VN22+4C/CN2×VRS
=VRSTH−C /CN2×VRST−4Qmax/CN2
+4C/CN2×VRS
また、特に説明しないが、センサ感度及びセンサ感度の向上率を表す式も、以上のような各値の相違に応じて第2の実施形態の場合の式を修正することにより、容易に得られる。
本実施形態の構成によれば、センサ出力読出し用のMOSトランジスタM1が2個用いられているので、読出し時間を短縮できる利点がある。
[第7の実施形態]
第7の実施形態に係る光センサを含む液晶表示装置の構成について、図11A〜図11Cを参照して説明する。
図11Aは、画素領域1の概略構成を示す平面図であり、各画素ブロックPi,kにおける表示部D4i−3,k、D4i−2,k、D4i−1,k、D4i,kと光センサ部Si,kとの配置関係を示す。本実施形態では、各画素ブロックPi,k(i=1〜m、k=1〜n)は、4組の表示部D4i−3,k、D4i−2,k、D4i−1,k、D4i,kと、1個の光センサ部Si,kとを備えている。すなわち、画素領域1には、水平方向に4m組の表示部が配置されていて、縦方向にn組の表示部が配置されている。これにより、液晶表示装置の解像度は、4m×nになる。
図11Bに、図11Aの画素領域1の単位画素である画素ブロックP1,1の具体的な構成を示す。表示部D1,1、D2,1、D3,1、D4,1の各々の構成は、第2の実施形態と同様である。この実施形態では、4組の表示部D1,1、D2,1、D3,1、D4,1に対して1つの光センサ部S1,1が配置されている。光センサ部S1,1は、同一能力の10個のフォトダイオードD1と、同一容量の10個の蓄積キャパシタC2と、2個のMOSトランジスタM1とを備えている。
10個のフォトダイオードD1のカソードは、いずれも、蓄積ノードN2に接続されている。蓄積ノードN2には、さらに、10個の蓄積キャパシタC2の第1端子と2個のMOSトランジスタM1のゲートとが接続されている。10個のフォトダイオードD1のうち2個のフォトダイオードD1(図11Bにおいて、左端から2番目及び右端から2番目のフォトダイオードD1)のアノードが、リセット制御線RST1に接続されている。他の8個のフォトダイオードD1のアノードは、逆バイアス電圧供給線RSTLに接続されている。10個の蓄積キャパシタC2の第2端子は、いずれも、読出し制御線RS1に接続されている。
2個のMOSトランジスタM1のソースは、それぞれ、表示部D1,1のデータ線R1、B1に接続されていて、ドレインは表示部D1,1のデータ線G1に接続されている。従って、データ線R1、B1が、定電圧VDDをMOSトランジスタM1へ供給するための配線を兼ねている。また、データ線G1が、図1における信号読出し線SLを兼ねている。
図11Cに、図11Bに示す画素ブロックP1,1を半導体プロセスによってガラス基板上に形成した場合の各要素のレイアウトを示す。各要素の符号は、図11Bに示した回路図の各要素に対応している。
<光センサ部の動作>
上述の構成を有する光センサ部S1,1の動作は、概ね、図6を参照して説明した第2の実施形態の光センサ部S1,1の動作と同様である。但し、本実施形態では、10個のフォトダイオードD1、10個の蓄積キャパシタC2、及び、2個のMOSトランジスタM1が用いられている。そのため、以下のとおり、蓄積ノードN2の容量CN2、蓄積ノードN2の電位VN20等の式が第2の実施形態とは異なる。
すなわち、蓄積ノードN2の容量CN2は、下記の式で表される。
N2=10CD1+2CM1+10C
(1)フィードスルーによる電圧降下VFDによって、蓄積ノードN2の電位VN20は、下記の式で表される。
N20=VRSTH−2CD1/CN2×VRST
(2)蓄積期間中に1個のフォトダイオードD1で発生する電荷が最小値Qmin、及び最大値Qmaxのときに、蓄積ノードN2の電位VN21、VN22は、それぞれ下記の式で表される。
最小値Qminの場合、 VN21=VN20−10Qmin/CN2
最大値Qmaxの場合、 VN22=VN20−10Qmax/CN2
(3)読出し信号のハイレベルVRSHが印加されることにより突き上げられる蓄積ノードN2の電位VG2H(Qminの場合)、VG2L(Qmaxの場合)は、それぞれ下記の式で表される。
G2H=VN21+10C/CN2×VRS
=VRSTH−2CD1/CN2×VRST−10Qmin/CN2
+10C/CN2×VRS
G2L=VN22+4C/CN2×VRS
=VRSTH−2C /CN2×VRST−10Qmax/CN2
+10C/CN2×VRS
また、特に説明しないが、センサ感度及びセンサ感度の向上率を表す式も、以上のような各値の相違に応じて第2の実施形態の場合の式を修正することにより、容易に得られる。
[その他の形態等]
以上の第1〜第7の各実施形態は、本発明の一実施形態に係る表示装置を液晶表示装置として実施する場合の構成例を示したものであるが、本発明の一実施形態に係る表示装置は液晶表示装置に限定されず、アクティブマトリクス基板を用いる任意の表示装置に適用可能である。なお、本発明の一実施形態に係るにかかる表示装置は、光センサを有することにより、画面に近接する物体を検知して入力操作を行うタッチパネル付き表示装置や、表示機能と撮像機能とを具備した双方向通信用表示装置等としての利用が想定される。
また、本発明の一実施形態に係る光センサは、光センサ付き表示装置に限られず、例えば、イメージスキャナなどその他の装置にも適用可能である。また、光センサの構成も上記の第1〜第7の各実施形態に限られない。
本発明の一実施形態は、リセット制御線からフォトダイオードを介して蓄積ノードの電位をリセットする構成の光センサに対して適用することができる。また、リセット信号は、パルス電圧がリセット期間開始時にローレベルからハイレベルに立ち上げる形態に限らず、ハイレベルからローレベルへ落とすことによって、リセット期間が始まる形態であってもよい。この場合、蓄積ノードの電位は、光電流に応じて上昇するようにフォトダイオードが接続される形態であるのが好ましい。
本発明は、蓄積キャパシタの容量を小さくしてセンサ感度を向上させることを可能とするものであり、例えば、表示装置の画素領域内に設ける光センサとして有用である。

Claims (13)

  1. 第1及び第2フォトダイオードと、
    前記第1及び第2フォトダイオードのカソードがそれぞれ接続された蓄積ノードと、
    前記蓄積ノードに第1端子が接続された蓄積キャパシタと、
    前記蓄積ノードにゲートが接続され、該蓄積ノードの電位に応じた信号を出力するMOSトランジスタとを備え、
    前記第1フォトダイオードのアノードに対して、リセット期間中は順バイアスのパルス電圧が供給される一方、蓄積期間及び読出し期間中は逆バイアス電圧が供給され、
    前記第2フォトダイオードのアノードに対して、全ての動作期間において、逆バイアス電圧が供給され、
    前記蓄積キャパシタの第2端子に対して、前記リセット期間及び前記蓄積期間中は、前記蓄積ノードの電位を前記MOSトランジスタの閾値未満の範囲に保持する電圧が供給され、前記読出し期間中は、前記蓄積ノードの電位を前記MOSトランジスタの閾値以上の範囲に突き上げる電圧が供給される、光センサ。
  2. 前記第1フォトダイオードは、前記第2フォトダイオードに比べて寄生容量が小さい、請求項1に記載の光センサ。
  3. 前記第2フォトダイオードのアノードに供給される逆バイアス電圧は、前記第1フォトダイオードのアノードに供給される逆バイアス電圧と等しい、請求項1または2に記載の光センサ。
  4. 前記蓄積キャパシタの第2端子に対して前記読出し期間に供給される電圧は、前記MOSトランジスタが線形領域で動作する範囲内に前記蓄積ノードの電位が制限されるように、設定されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の光センサ。
  5. 前記第1フォトダイオードのアノードは、リセット期間中に順バイアスのパルス電圧が供給されるリセット制御線に接続されていて、
    前記第2フォトダイオードのアノードは、全ての動作期間において、逆バイアス電圧が供給される逆バイアス電圧供給線に接続されていて、
    前記蓄積キャパシタの第2端子は、読出し期間中に、前記蓄積ノードの電位を前記MOSトランジスタの閾値以上に突き上げるような電圧が供給される読出し制御線に接続されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の光センサ。
  6. 複数の画素ブロックが配列された画素領域を有する表示パネルと、
    前記画素領域を構成する要素を駆動するための信号処理を行なう駆動回路とを備え、
    前記画素ブロックは、表示要素により構成された表示部と、入射光を検出するための光センサ部とを含み、
    前記光センサ部は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の光センサによって構成されている、表示装置。
  7. 前記画素ブロックは、1個の前記表示部と1個の前記光センサ部とを含み、
    前記光センサ部は、各1個の前記第1及び第2フォトダイオードと、1個の前記蓄積キャパシタと、1個の前記MOSトランジスタとを備える、請求項6に記載の表示装置。
  8. 前記画素ブロックは、1個の前記表示部と1個の前記光センサ部とを含み、
    前記光センサ部は、各1個の前記第1及び第2フォトダイオードと、2個の前記蓄積キャパシタと、1個の前記MOSトランジスタとを備える、請求項6に記載の表示装置。
  9. 前記画素ブロックは、2個の前記表示部と1個の前記光センサ部とを含み、
    前記光センサ部は、1個の前記第1フォトダイオードと、4個の前記第2フォトダイオードと、5個の前記蓄積キャパシタと、1個の前記MOSトランジスタとを備える、請求項6に記載の表示装置。
  10. 前記画素ブロックは、2個の前記表示部と1個の前記光センサ部とを含み、
    前記光センサ部は、2個の前記第1フォトダイオードと、3個の前記第2フォトダイオードと、5個の前記蓄積キャパシタと、1個の前記MOSトランジスタとを備える、請求項6に記載の表示装置。
  11. 前記画素ブロックは、2個の前記表示部と1個の前記光センサ部とを含み、
    前記光センサ部は、1個の前記第1フォトダイオードと、3個の前記第2フォトダイオードと、4個の前記蓄積キャパシタと、2個の前記MOSトランジスタとを備える、請求項6に記載の表示装置。
  12. 前記画素ブロックは、4個の前記表示部と1個の前記光センサ部とを含み、
    前記光センサ部は、2個の前記第1フォトダイオードと、8個の前記第2フォトダイオードと、10個の前記蓄積キャパシタと、2個の前記MOSトランジスタとを備える、請求項6に記載の表示装置。
  13. 前記表示部は、三原色の表示要素を含む、請求項6〜12のいずれか1項に記載の表示装置。
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