JP5282486B2 - 作業管理装置、表示制御装置、作業管理方法、及び作業管理プログラム - Google Patents

作業管理装置、表示制御装置、作業管理方法、及び作業管理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、プロセスチャートとガントチャートで作業を管理する作業管理装置に関し、特に、プロセスチャートとガントチャートのそれぞれの構成要素が相互に関連付けられて管理される作業管理装置等に関する。
プロジェクト等の作業管理において、作業の手順を管理するプロセスチャートや、当該プロセスチャートにおけるプロセスをスケジュール管理するガントチャートが一般的に利用されている。プロセスチャートには、作業手順であるプロセスの他、各プロセスに関連する情報等が表記され、ガントチャートには、各プロセスの親子関係や時間的な制約を考慮したスケジュール情報等が表示される。つまり、プロセスチャートやガントチャートの情報は、プロジェクト管理において非常に重要であり、これらの情報を同期させ、関連付けて管理することで、プロジェクトを円滑に遂行することができるようになる。
ところが、ガントチャートは、前記に示すように親子関係を示すツリー構造により表記されるため、プロセスチャートの情報をツリー構造にする必要があるが、特に大規模なプロジェクトや多数の構成要素が含まれるプロセスチャートに関しては、単純にツリー構造にすることができない場合が多く(図21参照)、プロセスチャートとガントチャートを完全に同期させて管理するのは非常に困難となっている。
また、プロセスチャート上には、本来ガントチャート上のスケジュールには関係のないプロセス関連情報(例えば、インプット情報、アウトプット情報、参照情報等の進捗が発生しない情報)が表記されているが、これらのプロセス関連情報をスケジュールとしてガントチャートに表記させたい場合があり(例えば、参照情報について、ある程度の時間を掛けて参照する必要がある場合等)、プロセスチャート上のプロセスやプロセス関連情報間の関連性をガントチャートに反映させる技術が望まれている。
そこで、プロジェクト等の作業管理に関する技術として、特許文献1ないし3に示す技術が開示されている。
特開2005−275989号公報 特開2001−202405号公報 特開2003−22120号公報
しかしながら、特許文献1に示す技術は、過去の実績をテンプレートとして登録し、登録されたテンプレートを基にガントチャートを作成することで、ガントチャートを容易に作成することができる技術であるが、プロセスチャートとガントチャートを同期させて管理するものではなく、通常ガントチャートには反映されない情報であって、プロセス以外の、進捗が発生しないプロセス関連情報をスケジュールとして管理することができないという課題を有する。
特許文献2に示す技術は、登録されているタスク情報からスケジュールを生成し、当該タスクに関連する情報(電子掲示板システムの会議室、文書サーバの共有フォルダ)へのアクセスを容易にすることで作業の管理を容易にすることができる技術であるが、これらの情報についてはスケジュールの対象とはならないため、充分な管理技術ではないという課題を有する。
また、プロセスチャートとガントチャートを同期させて管理するものではないため、作業の手順であるプロセスの他、各プロセスに関連する情報等や、各プロセスの親子関係や時間的な制約を考慮したスケジュール情報等を同期させ、関連付けて管理することができないという課題を有する。
特許文献3に示す技術は、品目の管理について、製品を階層的に構成する品目に基づいて予定実績のスケジュールの管理を行うため、資材所要量計画を効率的に立案することができる技術であるが、進捗が発生しない、品目以外の品目に関連する情報についてはスケジュールの対象とはならないため、充分な管理技術ではないという課題を有する。
また、多次元空間形式で情報が表示されるため、表現される情報が複雑になり、利用者が作業手順やスケジュールを直感的に視認することが困難になってしまうという課題を有する。
そこで、本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、プロセスチャートとガントチャートを同一の表示領域に同時に表示しつつ、プロセスチャート上の進捗が発生しないような関連情報であっても、ガントチャートにてスケジュールとして管理することができる作業管理装置、表示制御装置、作業管理方法、及び作業管理プログラムを提供することを目的とする。
(1.作業管理装置)
本願に開示する作業管理装置は、作業の流れと、当該作業のスケジュールとを同時に管理する作業管理装置であって、前記作業の各工程、及び当該各工程に関連する経時的な変化を伴わない関連情報をリンクしたプロセスチャートを生成するプロセスチャート生成手段と、前記プロセスチャート生成手段が生成したプロセスチャートにおける各工程のスケジュールを示すガントチャートを、当該各工程間の時間的な制約、及び階層関係に基づいて作成するガントチャート作成手段と、前記プロセスチャートにおける各工程と前記関連情報とのリンクの態様を変更するリンク変更手段と、前記リンク変更手段が変更したリンクの態様に基づいて、前記各工程、及び/又は前記関連情報を特定し、当該特定された前記各工程、及び/又は前記関連情報を前記ガントチャートに反映させて編集するガントチャート編集手段と、前記リンクの態様が変更されたプロセスチャート、及び当該変更が反映されたガントチャートを同一の表示領域に同時に表示する表示制御手段とを備えるものである。
このように、本願に開示する作業管理装置においては、作業の各工程、及び当該各工程に関連する経時的な変化を伴わない関連情報をリンクしたプロセスチャートと当該プロセスチャートにおける各工程のスケジュールを示すガントチャートを同一の表示領域に同時に表示し、プロセスチャートにおける各工程と前記関連情報とのリンクの態様を変更させることで、当該変更をガントチャートに反映させて編集するため、作業の手順であるプロセスの他、各プロセスに関連する関連情報や、各プロセスの階層関係(親子関係)や時間的な制約を考慮したスケジュール情報を同期させ、関連付けて管理することができると共に、進捗が発生しない関連情報についても必要に応じてスケジュールとして管理することができるため、作業管理を適切に行うことができ、作業効率の向上を図ることができるという効果を奏する。
(2.スケジュールの調整)
本願に開示する作業管理装置は、前記ガントチャート編集手段が、前記関連情報に基づいて、当該関連情報とリンクする作業工程について、当該ガントチャートに示されたスケジュールの長短を調整して反映するものである。
(3.ガントチャートの変更)
本願に開示する作業管理装置は、前記ガントチャートに示されたスケジュールを変更するスケジュール変更手段と、前記スケジュール変更手段が変更したスケジュールに基づいて、前記各工程、及び/又は前記関連情報とのリンクの態様を、前記プロセスチャートに反映させて編集するプロセスチャート編集手段とを備え、前記表示制御手段が、前記変更されたガントチャート、及び変更が反映されたプロセスチャートを同一の表示領域に同時に表示するものである。
(4.プロセスチャートへの新たなプロセスの追加)
本願に開示する作業管理装置は、前記スケジュール変更手段が、新たな工程を追加した場合に、前記プロセスチャート編集手段が、既存の各工程、及び関連情報が作成されていない空領域に当該追加された新たな工程を作成し、当該既存の各工程、及び/又は関連情報と当該追加された新たな工程とを、当該新たな工程がガントチャート上で追加された位置、及びスケジュール内容に基づいてリンクさせるものである。
(5.表示制御)
本願に開示する作業管理装置は、前記プロセスチャート、又はガントチャート中の任意の一の工程を選択し、当該選択された任意の一の工程、及び当該任意の一の工程にリンクする前記関連情報を表示すると共に、任意の他の工程、及び当該任意の他の工程にリンクする当該関連情報を縮小して表示するものである。
これまで、本発明を装置として示したが、所謂当業者であれば明らかであるように本発明を方法、及び、プログラムとして捉えることもできる。これら前記の発明の概要は、本発明に必須となる特徴を列挙したものではなく、これら複数の特徴のサブコンビネーションも発明となり得る。
すなわち、本願に開示する作業管理装置の構成要素または構成要素の任意の組合せを、方法、装置、回路、システム、コンピュータプログラム、記録媒体、データ構造などに適用したものも、他の態様として有効である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。本発明は多くの異なる形態で実施可能である。従って、本実施形態の記載内容のみで本発明を解釈すべきではない。また、本実施形態の全体を通して同じ要素には同じ符号を付けている。
以下の実施の形態では、主に装置について説明するが、所謂当業者であれば明らかな通り、本発明は方法、及び、コンピュータを動作させるためのプログラムとしても実施できる。また、本発明はハードウェア、ソフトウェア、または、ハードウェア及びソフトウェアの実施形態で実施可能である。プログラムは、ハードディスク、CD−ROM、DVD−ROM、光記憶装置、または、磁気記憶装置等の任意のコンピュータ可読媒体に記録できる。さらに、プログラムはネットワークを介した他のコンピュータに記録することができる。
なお、以下の各実施形態において、プロセスチャート上の通常は進捗が発生する(経時的な変化を伴う)作業を示す場合には「プロセス」とし、インプット情報、アウトプット情報、参照情報等の通常は進捗が発生しない(経時的な変化を伴わない)情報を示す場合には「関連情報」とする。
(本発明の第1の実施形態)
本実施形態に係る作業管理装置について、図1ないし図13を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る作業管理装置のハードウェア構成図、図2は、本実施形態に係る作業管理装置の機能ブロック図、図3は、チャート情報のデータ構成を示す図、図4は、本実施形態に係る作業管理装置の動作を示すフローチャート、図5は、初期表示処理を示すフローチャート、図6は、初期表示処理により初期表示された場合の一例、図7は、リンク線の変更パターンを示す図、図8は、リンク線変更処理を示すフローチャート、図9は、既存のリンク線が変更された場合の表示の一例、図10は、リンク線が追加された場合の表示の一例、図11は、リンク線が削除された場合の表示の一例、図12は、プロセス追加処理を示すフローチャート、図13は、プロセスが追加された場合の表示の一例である。
(1.構成)
以下、本実施形態に係る作業管理装置の構成について説明する。図1において、コンピュータ1は、CPU(Central Processing Unit)101、RAM(Random Access Memory)102、ROM(Read Only Memory)103、フラッシュメモリ(Flash Memory)104、外部記憶装置であるHD(Hard Disk)105、LAN(Local Area Network)カード106、マウス107、キーボード108、ビデオカード109、このビデオカード109と電気的に接続する表示装置であるディスプレイ109a、サウンドカード110、このサウンドカード110と電気的に接続する音出力装置であるスピーカ110a及びフレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM等の記憶媒体を読み書きするドライブ111からなる。
なお、上記ハードウェア構成はあくまで一例を示したものであり、構成要素の変更をすることができるのは当然である。
図2において、作業管理装置200は、プロセスチャート生成部210とガントチャート生成部220とリンク変更部230とガントチャート編集部240と表示制御部250とプロセスチャート情報260とガントチャート情報270とを備える。
プロセスチャート生成部210は、作業者からの指示情報201、及びプロセスチャート情報260に格納されている情報に基づいて、プロセスチャートを生成する処理を行う。プロセスチャートには、作業工程を示すプロセスや当該プロセスに関連する関連情報(例えば、インプット情報、アウトプット情報、参照情報等)がリンクされて表記される。リンクの表記は線、及び/又は矢印で行われ、作業工程の順番や情報の流れや関係性を直感的に把握することができる。
ガントチャート生成部220は、作業者からの指示情報201、及びガントチャート情報270に格納されている情報に基づいて、ガントチャートを生成する処理を行う。ガントチャートには、プロセスチャートにおける各プロセス間の階層関係の有無や作業工程間の時間的な制約の有無に基づいて、各プロセスごとにスケジュールが表記される。また、このガントチャートには進捗状況を入力して表記することができ、作業の予定実績を直感的に把握することができる。
リンク変更部230は、プロセスチャート上のリンクの態様を作業者からの指示情報201に基づいて変更する処理を行う。リンクの態様の変更には、リンクの削除、追加も含まれる。また、リンクの態様の変更とは、リンクを表記する線、並びに/又は矢印の線種、太さ、長さ、色、及び濃度、並びにそれらの組み合わせによる態様を変更することである。例えば、線の色によって、親子関係(赤色)や兄弟関係(青色)や参照関係(黒色)が設定されている場合に、線の色を変更することで、親子関係や兄弟関係を変更することができる。そして、この場合、赤色や青色でリンクされた関係については、ガントチャート上にスケジュールとして表記され、参照関係にある黒色でリンクされた関係については、ガントチャート上にスケジュールとして表記されない。
なお、リンクの変更は、プロセスチャート上のプロセス間のリンクを追加、変更、削除等してもよいし、プロセスと当該プロセスに関連する関連情報間のリンクを追加、変更、削除等してもよい。
ガントチャート編集部240は、リンク変更部230が変更したリンクの態様に基づいて、ガントチャートを編集する処理を行う。例えば、上述したように、線の色によって、親子関係や兄弟関係が設定されている場合に、スケジュールに影響するような時間的な制約の関係が新たに発生したとすると、プロセスチャート上のリンクの線色の変更に伴って、ガントチャート上のスケジュールも変更されて編集される。上述の例に従って説明すると、参照関係として黒色でリンクされていた関係(ガントチャートには表記されていない)を、青色、又は赤色に変更することで、当該参照関係をスケジュールと捉え、ガントチャート上に新たに追加されて表記される。
表示制御部250は、プロセスチャート、及びガントチャートを同一の表示領域に同時にディスプレイ109aに表示する処理を行う。
プロセスチャート情報260は、プロセスチャートに関する様々な情報を格納するデータベースである。ここでは、少なくとも作業工程を示すプロセス情報、及び当該プロセス情報に関連する関連情報が格納されている。
ガントチャート情報270は、ガントチャートに関する様々な情報を格納するデータベースである。ここでは、少なくともプロセス情報のスケジュールに関する情報が格納されている。その他にも、日付を示すカレンダー情報や作業実績を示す実績情報が格納されてもよい。
なお、ここでは、プロセスチャート情報260とガントチャート情報270を個別の情報として格納している構成としているが、それぞれの情報をチャート情報として共有する構成としてもよい。
プロセスチャート情報260、及びガントチャート情報270について、さらに詳細に説明する。プロセスチャート、及びガントチャートを表示するために、図3に示すテーブルを用意する。図3(a)は、プロセスチャートにおけるノード(プロセスチャート上のプロセスや関連情報のブロック)についてのデータ構成であり、図3(b)は、ノード間をリンクするリンク線についてのデータ構成である。図3においては、仮に「船穀設計の手順」についてのデータが例示されている。
図3(a)のノードについてのデータ構成においては、少なくともID、表示名、工程の種別、開始日、終了日、及びプロセスチャートでの位置情報の項目を有する。「ID」には、プロセスを識別するためのIDが格納され、「表示名」には、画面上で表示されるプロセスの名称が格納される。「工程の種別」には、「開始」、「工程」、及び「備考」のいずれかの情報が格納される。「開始」はプロセスチャート内に1つしか存在しない開始ノードであり、「工程」はガントチャートに反映可能なノード、つまりプロセスを示すノードであり、「備考」はガントチャートに反映不可なノード、つまり関連情報を示すノードである。
「開始日」、「終了日」には、それぞれのプロセスの開始日と終了日が格納される。この場合、ガントチャートに反映されるノードについてのみ開始日と終了日が格納される。ただし、ガントチャートに反映されるノードであっても、親子関係があるプロセスにおける親プロセスについては、子のプロセスを集計することで期間を算出できるため、開始日と終了日のデータが定義されない。
「プロセスチャートでの位置情報」には、プロセスチャートを表示する表示領域内での位置情報(X座標、Y座標、幅、高さ)が格納される。
図3(b)のリンク線についてのデータ構成においては、少なくともFrom工程ID、To工程ID、及び線の種別の項目を有する。「From工程ID」には、作業(又はデータ)の流れにおいて、関連性を有する任意の2つのノードにおける前の作業(又はデータ)を示すノードのIDが格納され、「To工程ID」には、作業(又はデータ)の流れにおいて、関連性を有する任意の2つのノードにおける後の作業(又はデータ)を示すノードのIDが格納される。
「線の種別」には、「親子」、「兄弟」、及び「備考」のいずれかの情報が格納される。「親子」は、From工程IDが示すノードが親でTo工程IDが示すノードが子であることを示す。「兄弟」は、From工程IDが示すノードとTo工程IDが示すノードが兄弟関係であることを示す。「備考」は、From工程IDが示すノードとTo工程IDが示すノードが、親子関係でも兄弟関係でもないが関連性を有することを示す。
以上が、本実施形態に係る作業管理装置の構成についての説明である。
(2.動作)
以下、本実施形態に係る作業管理装置の動作について説明する。図4において、まず、初期表示処理が行われる(ステップS401)。この初期表示処理は、プロセスチャート生成部210、及びガントチャート生成部220が、プロセスチャート情報260、ガントチャート情報270、及び作業者からの指示情報201に基づいてプロセスチャートとガントチャートを生成して表示する処理である。初期表示処理について、図5を用いて詳細に説明する。
図5において、まず、図3(a)のデータ構成情報から「工程の種別」=「開始」となる行を取得し(ステップS501)、図3(b)のデータ構成情報からノード間の関連性を再帰的に取得する(ステップS502)。例えば、図3(b)において、From工程ID=1の場合は、To工程ID=2となり、そのノード間の関係は兄弟間系であることがわかる。取得した構成を再帰的に処理しながら、プロセスチャートに各ノードを配置する(ステップS503)。このとき、「プロセスチャートでの位置情報」を参照して配置される。そして、配置された各ノードをリンク線で接続する(ステップS504)。ここまでの処理によりプロセスチャートが生成される。
次に、ステップS502で取得した構成を再帰的に処理しながら、ガントチャート上に各ノードを配置する(ステップS505)。このとき、親子関係がある場合は、親子関係に基づいたツリー構造で配置が行われる。そして、各ノードの「開始日」、「終了日」の情報に基づいて、スケジュールをガントチャートバーに反映する(ステップS506)。ここまでの処理によりガントチャートが生成される。
そして、生成されたプロセスチャート、及びガントチャートをディスプレイ109aに表示して(ステップS507)、初期表示処理を終了する。
初期表示されたプロセスチャート、及びガントチャートを図6に示す。ディスプレイ109aの左側にプロセスチャート610が表示され、右側にガントチャート620が表示されている。プロセスチャート610上のノード間は、親子関係を赤の太線、兄弟関係を青の太点線、その他の関係を黒の細線で接続されており、関係性を直感的に把握することができる。また、ガントチャート620上の各プロセスは、親子関係や兄弟関係をツリー構造やガントチャートバーの位置、長さで表現することで、関係を直感的に把握することができると共に、プロセスごとに予定実績管理を行うことができる。このように、プロセスチャート610上で表現されたノード間の関係性がガントチャート620にも反映されて表現されているため、相互の関連を把握しやすい表示となっている。
なお、実績については、プロセスチャート上の進捗率に利用者が数値で入力するようにしてもよい。その場合、入力した進捗率がガントチャートバーに反映される。また、ガントチャートバーの長さにより進捗率を入力するようにしてもよい。その場合、ガントチャートバーの長さに応じて、プロセスチャート上の進捗率が反映される。
図4に戻って、ステップS401の初期表示処理が終了すると、リンク線変更処理が行われる(ステップS402)。このリンク線変更処理は、リンク変更部230、及びガントチャート編集部240が、作業者からの指示情報201に基づいてリンク線の変更がおこなわれた場合に、プロセスチャート610、及びガントチャート620を編集して表示する処理である。リンク線変更処理について図7ないし図11を用いて詳細に説明する。
図7は、リンク線の変更パターンを表にしたものであり、ここで表示された各Typeごとに処理が実行される。図8(a)は、既存のリンク線が変更された場合(Type1、2、4、5、7、8の場合)の処理を示すフローチャートであり、図8(b)は、リンク線が新たに作成された場合(Type10、11、12の場合)の処理を示すフローチャートであり、図8(c)は、既存のリンク線が削除された場合(Type3、6、9)の処理を示すフローチャートである。
既存のリンク線が変更された場合は、図8(a)において、まず、利用者からの指示情報201に基づいて、図3(b)のデータ構成情報における「線の種別」が更新され(ステップS801a)、更新された情報に基づいて、図4のステップS401の初期表示処理が実行されて(ステップS802a)、リンク線変更処理を終了する。
既存のリンク線が変更された場合の表示例を図9に示す。図9において、プロセスチャート610上の強度計算910と建造情報920の関係は、元々参照関係(図3(b)の線の種別が備考である関係であり、リンク線の色が黒の細線)であったが、利用者の指示によりリンク線の色が青(兄弟関係)の太点線に変更されたことで、プロセスチャート610におけるリンク線の態様が変更されると共に、ガントチャート620上に、許容応力、座屈応力、局部振動と並列する作業として建造情報920が追加される。
次に、リンク線が新たに作成された場合は、図8(b)において、まず、利用者からの指示情報201に基づいて、画面上でドラッグした元のノードのIDをFrom工程IDとして、ドラッグした先のノードのIDをTo工程IDとして、それぞれ取得する(ステップS801b)。このとき、併せて利用者から入力された線の態様に関する情報も取得する。取得したFrom工程ID、To工程ID、及び線の態様に関する情報を元に、図3(b)のデータ構成情報に1行追加する(ステップS802b)。そして、追加された情報に基づいて、図4のステップS401の初期表示処理が実行されて(ステップS803a)、リンク線変更処理を終了する。
リンク線が新たに作成された場合の表示例を図10に示す。図10において、プロセスチャート610上の強度計算910と建造情報920の関係は、元々無関係(図3(b)にそれぞれのノードを接続するリンク線の情報がなく、画面上の接続されていない)であったが、利用者の指示により強度計算910から建造情報920にドラッグされると、From工程IDとTo工程IDが取得され、併せて利用者により入力された線の態様に関する情報(青い太点線)が取得されることで、プロセスチャート610における強度計算910と建造情報920が新たなリンク線で接続されると共に、ガントチャート620上に、許容応力、座屈応力、局部振動と並列する作業として建造情報920が追加される。
次に、既存のリンク線が削除された場合は、図8(c)において、まず、利用者からの指示情報201に基づいて、画面上でリンク線が選択された後に削除キーが押下されるため、選択されたリンク線に係るFrom工程IDとTo工程IDを取得する(ステップS801c)。取得したFrom工程ID、及びTo工程IDを元に、図3(b)のデータ構成情報から、該当する行を削除する(ステップS802c)。そして、削除された情報に基づいて、図4のステップS401の初期表示処理が実行されて(ステップS803c)、リンク線変更処理を終了する。
既存のリンク線が削除された場合の表示例を図11に示す。図11において、プロセスチャート610上の強度計算910と建造情報920の関係は、元々兄弟関係(図3(b)の線の種別が兄弟である関係であり、リンク線が青い太点線)であったが、利用者の指示により強度計算910と建造情報920を接続するリンク線が選択されて、削除キーが押下されると、選択されたリンク線に係るFrom工程IDとTo工程IDが取得され、図3(b)の該当する行が削除される。それにより、プロセスチャート610における強度計算910と建造情報920を接続するリンク線が削除されると共に、ガントチャート620上の建造情報920が削除される。
図4に戻って、ステップS402のリンク線の変更処理が終了したら、新たなプロセスが追加されたかどうかを判定し(ステップS403)、新たなプロセスが追加されていたらプロセス追加処理を行う(ステップS404)。このプロセス追加処理は、リンク線変更処理と同様に、リンク変更部230、及びガントチャート編集部240が、作業者からの指示情報201に基づいてプロセスの追加に伴ったリンク線の変更が行われた場合に、プロセスチャート610、及びガントチャート620を編集して表示する処理である。プロセス追加処理について、図12を用いて詳細に説明する。
図12において、まず、図3(a)のノードのデータ構成に1行追加する(ステップS1201)。このとき、IDについては装置側で任意の値が採番される。次に、図3(b)のリンク線のデータ構成に1行追加される(ステップS1202)。このとき、From工程IDに設定される値は既存のプロセスIDが設定され、To工程IDに設定される値は、ステップS1201で新たに追加されたプロセスのIDが設定される。また、利用者により入力されたリンク線の態様に関する情報に基づいて線の種別が設定される。そして、追加された情報に基づいて、図4のステップS401の初期表示処理が実行されて(ステップS1203)、プロセス追加処理を終了する。
プロセスが追加された場合の表示例を図13に示す。図13において、プロセスチャート610上に元々局部振動1310がなかったが、利用者の指示により、局部振動1310が追加されると、図3(a)にそのノード情報が追加され、追加された局部振動1310と関係性を有する強度計算910とのリンク線の情報が図3(b)に追加される。追加された情報により、プロセスチャート610上に、許容応力、座屈応力と並列する作業として新たな局部振動1310が表示されると共に、ガントチャート620上に局部振動1310のスケジュールが新たに追加される。
図4に戻って、ステップS403でプロセスを追加しない場合、又はステップS404でプロセス追加処理が終了したら作業管理装置の処理を終了する。
なお、上記建造情報920や局部振動1310は、プロセスチャート上のプロセスであってもよいし、関連情報であってもよい。関連情報の場合は、通常は進捗が発生しないためガントチャート上に反映されないが、ここでは、強度計算910の兄弟関係として定義されているため、ガントチャートにスケジュールとして反映される。
このように、本実施形態に係る作業管理装置によれば、作業の各工程、及び当該各工程に関連する関連情報をリンクしたプロセスチャートと当該プロセスチャートにおける各工程のスケジュールを示すガントチャートを同一の表示領域に同時に表示し、プロセスチャートにおける各工程と前記関連情報とのリンクの態様を変更させることで、当該変更をガントチャートに反映させて編集するため、作業の手順であるプロセスの他、各プロセスに関連する関連情報や、各プロセスの階層関係(親子関係)や時間的な制約を考慮したスケジュール情報を同期させ、関連付けて管理することができると共に、進捗が発生しない関連情報についても必要に応じてスケジュールとして管理することができるため、作業管理を適切に行うことができ、作業効率の向上を図ることができる。
(本発明の第2の実施形態)
本実施形態に係る作業管理装置について、図14を用いて説明する。図14は、本実施形態に係る作業管理装置の動作を示すフローチャートである。
なお、本実施形態において、前記第1の実施形態と重複する説明については省略する。
本実施形態に係る作業管理装置においては、ガントチャート編集部240が、プロセスチャート上のプロセスと関連情報間のリンクの態様が変更された場合(削除の場合の除く)に、当該関連情報の種別、関連情報の内容、関連情報のファイルサイズ等の情報に基づいて、当該関連情報とリンクするプロセスのスケジュールの長短を調整する。
例えば、第1の実施形態においては、図9に示すように、強度計算910と建造情報920(建造情報920はプロセスではなく、関連情報であるとする)が参照関係(図3(b)の線の種別が備考である関係)としてリンク線で接続されている場合に、リンク変更部230により強度計算910と建造情報920とのリンク線が、兄弟関係のリンク線に変更されると、建造情報920が新たにスケジュールとしてガントチャートに反映される。
本実施形態においては、さらに、強度計算910のスケジュールの長短を、建造情報920の種別、内容、ファイルサイズ等に基づいて調整する。具体的には、例えば、建造情報920の情報が大型船の建造情報に関する設計図であるような場合は、情報量が多く、内容も複雑で確認に時間が掛かると判断して、関係性を有する強度計算910のスケジュールを長く調整する。
このように、新たにスケジュールとしてガントチャートに反映される建造情報920のスケジュールを、当該建造情報920に基づいて調整することは当然重要であると共に、建造情報920と関係性を有するプロセスである強度計算910についても、上記のように必要に応じてスケジュールを調整することは作業を円滑に進める上で非常に重要なことである。
図14を用いて、本実施形態に係る作業管理装置の動作を説明する。図14において、ステップS401からステップS404までの処理は第1の実施形態と同様であるため説明は省略する。ステップS403でプロセスを追加しない場合、又はステップS404でプロセス追加処理が終了した場合は、ガントチャートに関連情報に係る新たなスケジュールを追加したかどうかを判定し(ステップS405)、新たなスケジュールを追加していない場合は、そのまま処理を終了する。新たなスケジュールを追加した場合は、追加されたスケジュールに係る関連情報の種別、内容、ファイルサイズ等を取得する(ステップS406)。取得した情報に基づいて、追加されたスケジュールと関係性を有するノードのスケジュールの長短について、重み付けを行って調整する(ステップS407)。調整されたスケジュールをガントチャートバーに反映して表示し(ステップS408)、処理を終了する。
このように、本実施形態に係る作業管理装置によれば、関連情報に基づいて、ガントチャートに示されたスケジュールの長短を調整して反映するため、例えば、関連情報の種別、関連情報の内容、関連情報のファイルサイズ等に応じて、当該関連情報とリンクする作業工程のスケジュールの長短を微調整することができ、作業管理を適切に行うことができる。
(本発明の第3の実施形態)
本実施形態に係る作業管理装置について、図15ないし図17を用いて説明する。図15は、本実施形態に係る作業管理装置の機能ブロック図、図16は、本実施形態に係る作業管理装置の動作を示すフローチャート、図17は、本実施形態に係る作業管理装置の表示の一例を示す図である。
(1.構成)
以下、本実施形態に係る作業管理装置の構成について説明する。図15において、第1の実施形態に係る作業管理装置200と異なるのは、リンク/スケジュール変更部235とプロセスチャート編集部245を備える点である。リンク/スケジュール変更部235は、第1の実施形態におけるリンク変更部230に拡張機能が追加された処理部である。
このリンク/スケジュール変更部235は、第1の実施形態におけるリンク変更部230と同様に、プロセスチャート上のリンクの態様を作業者からの指示情報201に基づいて変更する処理を行うと共に、ガントチャート上のスケジュールの変更を作業者からの指示情報201に基づいて変更する処理を行う。スケジュールの変更には、スケジュールの削除、追加も含まれる。
なお、ここで言うスケジュールの変更とは、スケジュールの長短の変更ではなく、タイミングや他の工程との関係性の変更のことをいう。つまり、親子関係から兄弟関係への変更、親子関係や兄弟関係の解消、新たな親子関係や兄弟関係の発生等をいう。これらの関係性は、ガントチャートにおける工程の位置とスケジュールのタイミングにより判断することができる。例えば、工程Aと工程Bが並列作業として同一日程でガントチャートに表記されている(兄弟関係にある)場合に、工程Bの日程を工程Aの日程の後にすることで、兄弟関係から親子関係に変更される。
また、このような、スケジュールの変更に伴った関係性の変更は、上述するように工程の位置とスケジュールのタイミングから判断して推定してもよいし、利用者の指示に基づいて設定されてもよい。
プロセスチャート編集部245は、プロセスチャート生成部210が生成したプロセスチャート、及びリンク/スケジュール変更部235で変更されたスケジュールに基づいてプロセスチャートを編集する処理を行う。例えば、プロセスチャート上で親子関係を赤線で示し、兄弟関係を青線で示している場合に、リンク/スケジュール変更部235によりガントチャート上で兄弟関係にあったスケジュールが時間的な制約を有するような親子関係に変更されると、プロセスチャート上のリンク線の色が青色から赤色に編集される。
また、スケジュールが新たに追加された場合には、その追加されたスケジュールの日程、及び位置に基づいて新たなプロセスをプロセスチャートに追加する。このとき、既存のプロセスと何らかの関係性を有する場合には、その関連性を有するプロセスの近傍、及び/又は空領域に当該プロセスを追加する。追加されたプロセスは、その後利用者からの指示に基づいて適正な位置に移動することが可能である。
なお、追加するプロセスは、関係性を有する既存プロセスの近傍であれば、完全な空き領域ではなく、多少他のプロセスや関連情報と重複してもよい。
また、追加するプロセスと関連する既存のプロセスが識別できれば、追加するプロセスの初期表示位置は画面上のどこでもよい。この場合、関連するプロセスを識別するために、例えば、当該追加されるプロセス、及び関連する既存のプロセスを点滅等させて識別力を有するようにしてもよい。
(2.動作)
以下、本実施形態に係る作業管理装置の動作について説明する。図16において、まず、第1の実施形態と同様に初期表示処理が行われ(ステップS1601)、プロセスチャート、及びガントチャートが表示されると、スケジュール変更処理が実行される(ステップS1602)。このスケジュール変更処理では、利用者からの指示に基づいて変更されたガントチャートにおける工程の位置、スケジュールのタイミングから当該変更されたスケジュールと他のスケジュールとの関係性を推定し、第1の実施形態の場合と同様に、図3(b)に示すリンク線のデータ構成情報が追加、更新、又は削除される。そして、変更されたデータ構成情報に基づいて、ステップS1601と同様の初期表示処理が実行される。
スケジュール変更処理が終了すると、スケジュールが追加されたかどうかが判定され(ステップS1603)、スケジュールが追加されていなければ、そのまま処理を終了する。スケジュールが追加されていれば、プロセス追加処理を実行して(ステップS1604)、処理を終了する。このプロセス追加処理では、第1の実施形態の場合と同様に、追加されたスケジュールに基づいて、図3に示すノードのデータ構成情報、及びリンク線のデータ構成情報が追加される。そして、変更されたデータ構成情報に基づいて、ステップS1601と同様の初期表示処理が実行される。
スケジュールが追加された場合の画面の表示例を図17に示す。図17において、プロセスチャート610上、及びガントチャート620上に元々局部振動1310がなかったが、利用者の指示により、局部振動1310が新たなスケジュールとしてガントチャートに追加されると、図3(a)にその追加されたスケジュールに係る局部振動1310のノード情報が追加される。このとき、局部振動1310のスケジュールは局部応力1710のスケジュールと同じ階層であり、且つスケジュールが並行して設定されているため、局分振動1310と局部応力1710が兄弟関係であることが推定され、推定された情報に基づいて、図3(b)にリンク線の情報が追加される。追加された情報により、プロセスチャート610上に、許容応力、座屈応力と兄弟関係を有する新たな局部振動1310が表示される。
なお、局部振動1310のノードは、プロセスチャート610上の空領域、及び/又は座屈応力1710の近傍に追加されて初期表示される。
また、局部振動1310と局部応力1710が兄弟関係であることは、局部振動の配置、及びスケジュールのタイミングから推定してもよいし、利用者が指示するようにしてもよい。
このように、本実施形態に係る作業管理装置によれば、ガントチャートに示されたスケジュールを変更した場合に、プロセスチャートの各工程、及び/又は関連情報とのリンクの態様を反映させて編集するため、ガントチャートとプロセスチャートを同期させて管理することで、作業効率の向上を図ることができる。
また、ガントチャートに示されたスケジュールを追加した場合に、プロセスチャートの空領域に当該追加された新たな工程を作成し、既存の各工程、及び/又は関連情報とリンクさせるため、ガントチャートとプロセスチャートを同期させて管理することができると共に、プロセスチャート上に新たな工程を適正な位置で、且つ適正なリンク付けを行うことができるため、作業者にとって視認性のよいプロセスチャート表記することができ、作業手順を把握しやすくなる。
(その他の実施形態)
本実施形態に係る作業管理装置について、図18ないし図20を用いて説明する。図18は、本実施形態に係る作業管理装置の機能ブロック図、図19は、本実施形態に係る作業管理装置の動作を示すフローチャート、図20は、本実施形態に係る作業管理装置の表示の一例を示す図である。
(1.構成)
以下、本実施形態に係る作業管理装置の構成について説明する。図18では、前記各実施形態における表示制御部250の機能ブロック図を示す。表示制御部250は、選択要素抽出部251と縮小対象抽出部252と表示レイアウト決定部253とを備える。
選択要素抽出部251は、利用者からの指示情報201に基づいて、利用者から選択されたプロセス、当該プロセスに直接関連する他のプロセス、及び当該選択されたプロセスに関連する全ての関連情報を抽出する処理を行う。
縮小対象抽出部252は、選択要素抽出部251で抽出されたプロセス、及び関連情報以外の要素を抽出する処理を行う。
表示レイアウト決定部253は、縮小対象抽出部252が抽出した要素を縮小表示するように表示レイアウトを決定し、当該決定した表示レイアウトでディスプレイ109aに表示する処理を行う。
(2.動作)
以下、本実施形態に係る作業管理装置の動作について説明する。ここでは、表示制御部250の動作について説明する。図19において、まず、作業者がプロセスチャート、又はガントチャートから任意の一の要素を選択し(ステップS1901)、当該選択された要素、及びそれに関連する全ての関連情報等を抽出する(ステップS1902)。ステップS1902で抽出された要素以外の要素で、プロセスチャート上に表示されている要素を縮小対象要素として抽出する(ステップS1903)。ステップS1902で抽出した要素と比較して、ステップS1903で抽出した要素が縮小されて表示されるように表示レイアウトを決定し、ディスプレイに表示して(ステップS1904)、処理を終了する。
上記処理が行われた場合の表示例を図20に示す。ここでは、わかりやすくするために、ガントチャートの表示を省略してプロセスチャートのみを記載している。処理前のプロセスチャートにおいては、ディスプレイ109aに同時に表示できる表示領域には制限があるため、「提案」以降の工程については、同一表示領域内で表示することができず、全体像を把握しずらい表示となっていることがわかる。このような問題は、特に、工程が莫大な数となる大規模な開発において顕著である。本実施形態においては、注目するプロセス、及び当該プロセスに関連する関連情報等については通常の大きさ、又は拡大して表示し、注目しない他のプロセスや関連情報については縮小表示することで、前記問題を解消する。
図20において、処理前のプロセスチャートにおける見積もり2010が選択されたとする。すると、選択された見積もり2010、それに関連する入力情報2020、及び出力情報2030、並びに要件確認2005、及び提案2015が、注目する対象となるノードとして抽出される。つまり、抽出されたノード以外のノードについては、注目しないため、縮小表示の対象となる。そして、注目する対象となるノードを通常表示、又は拡大表示し、注目しないノードを縮小表示するように表示レイアウトが決定されて表示される。すると、図20の処理後の表示例に示すように、受注以降の工程についても情報が表示され、工程の全体像を容易に把握することが可能となると共に、注目すべき情報については大きく強調されて表示することが可能となる。
なお、ガントチャート上のプロセスを選択した場合であっても、図20の処理後の表示例に示すようなプロセスチャートの表示が可能である。つまり、ガントチャート上で「見積もり」がスケジューリングされている場合に、当該見積もりを選択すると、図20の処理後の表示例で表示処理が行われる。
また、図20の処理後の表示例において、注目しない情報については全て縮小表示させているが、プロセスのみを縮小表示し、当該プロセスに関連する関連情報については表示しないようにしてもよい。そうすることで画面がすっきりして、より全体像を把握しやすくなる。この場合、縮小表示されているプロセスを選択すると、当該選択されたプロセスが通常表示、又は拡大表示されると共に、当該プロセスに関連する関連情報も併せて通常表示、又は拡大表示される。
さらに、工程の全体をプロセスについてのみ縮小表示させ、その中から任意のプロセスを選択した場合に、当該選択されたプロセス、及び関連情報を通常表示、又は拡大表示するようにしてもよい。
このように、本実施形態に係る作業管理装置によれば、プロセスチャート、又はガントチャート中の任意の一の工程を選択し、当該選択された任意の一の工程、及び当該任意の一の工程にリンクする前記関連情報を表示すると共に、任意の他の工程、及び当該任意の他の工程にリンクする当該関連情報を縮小して表示するため、着目したい任意の一の工程やその関連情報を強調して表示することができ、作業者の視認性を向上させることができる。
以上の前記各実施形態により本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は実施形態に記載の範囲には限定されず、これら各実施形態に多様な変更又は改良を加えることが可能である。そして、かような変更又は改良を加えた実施の形態も本発明の技術的範囲に含まれる。このことは、特許請求の範囲及び課題を解決する手段からも明らかなことである。
なお、上記各実施形態において、親子関係には、階層的に親子の関係を有するもの(例えば、大工程が複数の小工程からなる場合の大工程と小工程の関係)と時間的に制約の関係を有するもの(例えば、A工程が終了しなければB工程に移行することができない関係)が含まれる。
また、兄弟関係は、並列に作業を行うことができる関係であり、ある親工程から複数の子工程への関係がある場合に、各子工程が時間的な制約がなく、並列に作業することができる場合に設定される。
さらに、上記各実施形態に係る作業管理装置は、プロセスチャートとガントチャートを同期させて表示する表示制御装置としても適用することができる。
前記各実施形態に関して次の付記を示す。
(付記1)作業の流れと、当該作業のスケジュールとを同時に管理する作業管理装置であって、前記作業の各工程、及び当該各工程に関連する経時的な変化を伴わない関連情報をリンクしたプロセスチャートを生成するプロセスチャート生成手段と、前記プロセスチャート生成手段が生成したプロセスチャートにおける各工程のスケジュールを示すガントチャートを、当該各工程間の時間的な制約、及び階層関係に基づいて作成するガントチャート作成手段と、前記プロセスチャートにおける各工程と前記関連情報とのリンクの態様を変更するリンク変更手段と、前記リンク変更手段が変更したリンクの態様に基づいて、前記各工程、及び/又は前記関連情報を特定し、当該特定された前記各工程、及び/又は前記関連情報を前記ガントチャートに反映させて編集するガントチャート編集手段と、前記リンクの態様が変更されたプロセスチャート、及び当該変更が反映されたガントチャートを同一の表示領域に同時に表示する表示制御手段とを備える作業管理装置。
(付記2)付記1に記載の作業管理装置において、前記ガントチャート編集手段が、前記関連情報に基づいて、当該関連情報とリンクする作業工程について、当該ガントチャートに示されたスケジュールの長短を調整して反映する作業管理装置。
(付記3)付記1又は2に記載の作業管理装置において、前記ガントチャートに示されたスケジュールを変更するスケジュール変更手段と、前記スケジュール変更手段が変更したスケジュールに基づいて、前記各工程、及び/又は前記関連情報とのリンクの態様を、前記プロセスチャートに反映させて編集するプロセスチャート編集手段とを備え、前記表示制御手段が、前記変更されたガントチャート、及び変更が反映されたプロセスチャートを同一の表示領域に同時に表示する作業管理装置。
(付記4)付記3に記載の作業管理装置において、前記スケジュール変更手段が、新たな工程を追加した場合に、前記プロセスチャート編集手段が、既存の各工程、及び関連情報が作成されていない空領域に当該追加された新たな工程を作成し、当該既存の各工程、及び/又は関連情報と当該追加された新たな工程とを、当該新たな工程がガントチャート上で追加された位置、及びスケジュール内容に基づいてリンクさせる作業管理装置。
(付記5)付記1ないし4のいずれかに記載の作業管理装置において、前記プロセスチャート、又はガントチャート中の任意の一の工程を選択し、当該選択された任意の一の工程、及び当該任意の一の工程にリンクする前記関連情報を表示すると共に、任意の他の工程、及び当該任意の他の工程にリンクする当該関連情報を縮小して表示する作業管理装置。
(付記6)作業の流れを示すプロセスチャートと、当該作業のスケジュールを示すガントチャートを同一の表示領域に同時に表示する表示制御装置であって、前記プロセスチャートにおける作業の各工程、及び当該各工程に関連する関連情報を、リンク線の属性により異なる態様で関連付けて表示すると共に、当該リンク線の態様が変更された場合に、変更された態様で当該リンク線を表示し、前記表示されたリンク線の態様に基づいて、プロセスチャートにおける前記各工程、及び/又は前記関連情報を特定し、当該特定された前記各工程、及び/又は前記関連情報を前記ガントチャートに反映させてスケジュールを表示する表示制御装置。
(付記7)作業の流れと、当該作業のスケジュールとをコンピュータが同時に管理する作業管理方法であって、前記作業の各工程、及び当該各工程に関連する経時的な変化を伴わない関連情報をリンクしたプロセスチャートを生成するプロセスチャート生成ステップと、前記プロセスチャート生成ステップで生成されたプロセスチャートにおける各工程のスケジュールを示すガントチャートを、当該各工程間の時間的な制約、及び階層関係に基づいて作成するガントチャート作成ステップと、前記プロセスチャートにおける各工程と前記関連情報とのリンクの態様を変更するリンク変更ステップと、前記リンク変更ステップで変更されたリンクの態様に基づいて、前記各工程、及び/又は前記関連情報を特定し、当該特定された前記各工程、及び/又は前記関連情報を前記ガントチャートに反映させて編集するガントチャート編集ステップと、前記リンクの態様が変更されたプロセスチャート、及び当該変更が反映されたガントチャートを同一の表示領域に同時に表示する表示制御ステップとを含む作業管理方法。
(付記8)付記7に記載の作業管理方法において、前記ガントチャート編集ステップが、前記関連情報に基づいて、当該関連情報とリンクする作業工程について、当該ガントチャートに示されたスケジュールの長短を調整して反映する作業管理方法。
(付記9)付記7又は8に記載の作業管理方法において、前記ガントチャートに示されたスケジュールを変更するスケジュール変更ステップと、前記スケジュール変更ステップで変更されたスケジュールに基づいて、前記各工程、及び/又は前記関連情報とのリンクの態様を、前記プロセスチャートに反映させて編集するプロセスチャート編集ステップとを含み、前記表示制御ステップが、前記変更されたガントチャート、及び変更が反映されたプロセスチャートを同一の表示領域に同時に表示する作業管理方法。
(付記10)付記9に記載の作業管理方法において、前記スケジュール変更ステップが、新たな工程を追加した場合に、前記プロセスチャート編集ステップが、既存の各工程、及び関連情報が作成されていない空領域に当該追加された新たな工程を作成し、当該既存の各工程、及び/又は関連情報と当該追加された新たな工程とを、当該新たな工程がガントチャート上で追加された位置、及びスケジュール内容に基づいてリンクさせる作業管理方法。
(付記11)付記7ないし10のいずれかに記載の作業管理方法において、前記プロセスチャート、又はガントチャート中の任意の一の工程を選択し、当該選択された任意の一の工程、及び当該任意の一の工程にリンクする前記関連情報を表示すると共に、任意の他の工程、及び当該任意の他の工程にリンクする当該関連情報を縮小して表示する作業管理方法。
(付記12)作業の流れを示すプロセスチャートと、当該作業のスケジュールを示すガントチャートを同一の表示領域に同時に表示する表示制御方法であって、前記プロセスチャートにおける作業の各工程、及び当該各工程に関連する関連情報を、リンク線の属性により異なる態様で関連付けて表示すると共に、当該リンク線の態様が変更された場合に、変更された態様で当該リンク線を表示し、前記表示されたリンク線の態様に基づいて、プロセスチャートにおける前記各工程、及び/又は前記関連情報を特定し、当該特定された前記各工程、及び/又は前記関連情報を前記ガントチャートに反映させてスケジュールを表示する表示制御方法。
(付記13)作業の流れと、当該作業のスケジュールとを同時に管理するようにコンピュータを機能させる作業管理プログラムであって、前記作業の各工程、及び当該各工程に関連する経時的な変化を伴わない関連情報をリンクしたプロセスチャートを生成するプロセスチャート生成手段、前記プロセスチャート生成手段が生成したプロセスチャートにおける各工程のスケジュールを示すガントチャートを、当該各工程間の時間的な制約、及び階層関係に基づいて作成するガントチャート作成手段、前記プロセスチャートにおける各工程と前記関連情報とのリンクの態様を変更するリンク変更手段、前記リンク変更手段が変更したリンクの態様に基づいて、前記各工程、及び/又は前記関連情報を特定し、当該特定された前記各工程、及び/又は前記関連情報を前記ガントチャートに反映させて編集するガントチャート編集手段、前記リンクの態様が変更されたプロセスチャート、及び当該変更が反映されたガントチャートを同一の表示領域に同時に表示する表示制御手段としてコンピュータを機能させる作業管理プログラム。
(付記14)付記13に記載の作業管理プログラムにおいて、前記ガントチャート編集手段が、前記関連情報に基づいて、当該関連情報とリンクする作業工程について、当該ガントチャートに示されたスケジュールの長短を調整して反映する作業管理プログラム。
(付記15)付記13又は14に記載の作業管理プログラムにおいて、前記ガントチャートに示されたスケジュールを変更するスケジュール変更手段、前記スケジュール変更手段が変更したスケジュールに基づいて、前記各工程、及び/又は前記関連情報とのリンクの態様を、前記プロセスチャートに反映させて編集するプロセスチャート編集手段としてコンピュータを機能させ、前記表示制御手段が、前記変更されたガントチャート、及び変更が反映されたプロセスチャートを同一の表示領域に同時に表示する作業管理プログラム。
(付記16)付記15に記載の作業管理プログラムにおいて、前記スケジュール変更手段が、新たな工程を追加した場合に、前記プロセスチャート編集手段が、既存の各工程、及び関連情報が作成されていない空領域に当該追加された新たな工程を作成し、当該既存の各工程、及び/又は関連情報と当該追加された新たな工程とを、当該新たな工程がガントチャート上で追加された位置、及びスケジュール内容に基づいてリンクさせる作業管理プログラム。
(付記17)付記13ないし16のいずれかに記載の作業管理プログラムにおいて、前記プロセスチャート、又はガントチャート中の任意の一の工程を選択し、当該選択された任意の一の工程、及び当該任意の一の工程にリンクする前記関連情報を表示すると共に、任意の他の工程、及び当該任意の他の工程にリンクする当該関連情報を縮小して表示する作業管理プログラム。
(付記18)作業の流れを示すプロセスチャートと、当該作業のスケジュールを示すガントチャートを同一の表示領域に同時に表示するようにコンピュータを動作させる表示制御プログラムであって、前記プロセスチャートにおける作業の各工程、及び当該各工程に関連する関連情報を、リンク線の属性により異なる態様で関連付けて表示すると共に、当該リンク線の態様が変更された場合に、変更された態様で当該リンク線を表示し、前記表示されたリンク線の態様に基づいて、プロセスチャートにおける前記各工程、及び/又は前記関連情報を特定し、当該特定された前記各工程、及び/又は前記関連情報を前記ガントチャートに反映させてスケジュールを表示するようにコンピュータを動作させる表示制御プログラム。
第1の実施形態に係る作業管理装置のハードウェア構成図である。 第1の実施形態に係る作業管理装置の機能ブロック図である。 チャート情報のデータ構成を示す図である。 第1の実施形態に係る作業管理装置の動作を示すフローチャートである。 初期表示処理を示すフローチャートである。 初期表示処理により初期表示された場合の一例を示す図である。 リンク線の変更パターンを示す図である。 リンク線変更処理を示すフローチャートである。 既存のリンク線が変更された場合の表示の一例を示す図である。 リンク線が追加された場合の表示の一例を示す図である。 リンク線が削除された場合の表示の一例を示す図である。 プロセス追加処理を示すフローチャートである。 プロセスが追加された場合の表示の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る作業管理装置の動作を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る作業管理装置の機能ブロック図である。 第3の実施形態に係る作業管理装置の動作を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る作業管理装置の表示の一例を示す図である。 その他の実施形態に係る作業管理装置の機能ブロック図である。 その他の実施形態に係る作業管理装置の動作を示すフローチャートである。 その他の実施形態に係る作業管理装置の表示の一例を示す図である。 従来技術を示す図である。
符号の説明
1 コンピュータ
101 CPU
102 RAM
103 ROM
104 フラッシュメモリ
105 HD
106 LANカード
107 マウス
108 キーボード
109 ビデオカード
109a ディスプレイ
110 サウンドカード
110a スピーカ
111 ドライブ
200 作業管理装置
201 指示情報
210 プロセスチャート生成部
220 ガントチャート生成部
230 リンク変更部
235 リンク/スケジュール変更部
240 ガントチャート編集部
245 プロセスチャート編集部
250 表示制御部
251 選択要素抽出部
252 縮小対象抽出部
253 表示レイアウト決定部
260 プロセスチャート情報
270 ガントチャート情報
610 プロセスチャート
620 ガントチャート
910 強度計算
920 建造情報
1310 局部振動
1710 座屈応力
2005 要件確認
2010 見積もり
2015 提案
2020 入力情報
2030 出力情報

Claims (7)

  1. 作業の流れと、当該作業のスケジュールとを同時に管理する作業管理装置であって、
    前記作業の各工程、及び当該各工程に関連する経時的な変化を伴わない関連情報をリンクしたプロセスチャートを生成するプロセスチャート生成手段と、
    前記プロセスチャート生成手段が生成したプロセスチャートにおける各工程のスケジュールを示すガントチャートを、当該各工程間の時間的な制約、及び階層関係に基づいて作成するガントチャート作成手段と、
    前記プロセスチャートにおける各工程間、工程と関連情報間のいずれかを結ぶ第一のリンク線を、第一のリンク線と異なる種別の第二のリンク線へ変更するリンク変更手段と、
    前記プロセスチャートにおける前記各工程間、記各工程と記各関連情報間のいずれかを結ぶリンク線の接続関係を示す種別情報が記憶された第一のテーブルを参照して、前記第二のリンク線に対応する前記種別情報を特定するとともに、前記プロセスチャートにおける前記作業の各工程についての時間的な制約が記憶された第二のテーブルを参照して、前記第二のリンク線で結ばれた工程に対応する前記時間的な制約を特定し、特定した前記時間的な制約と特定した前記種別情報とに基づいて算出したスケジュールを前記ガントチャートに追加するガントチャート編集手段と、
    前記リンク変更手段により変更されたプロセスチャートと前記ガントチャート編集手段によりスケジュールが追加されたガントチャートとをディスプレイ上に同時に出力する表示制御手段と
    を備えることを特徴とした作業管理装置。
  2. 請求項1に記載の作業管理装置において、
    前記リンク変更手段によって工程と関連情報間のリンク線が変更された場合に、前記ガントチャート編集手段が、該関連情報の内容を参照し、該工程についてガントチャートに示されたスケジュールの長短を、該関連情報の内容に基づいて変更することを特徴とした作業管理装置。
  3. 請求項1又は2に記載の作業管理装置において、
    前記ガントチャートにおけるスケジュールの位置、又は、タイミングを変更する変更手段と、
    前記変更手段により変更された前記スケジュールと、他のスケジュールの階層又は並列との関係にあるか否かに基づいて、前記プロセスチャートにおける前記変更されたスケジュールに対応する第一の工程と、前記他のスケジュールに対応する第二の工程との間を結ぶリンク線の種別を特定する特定手段と、
    前記プロセスチャートにおいて、前記第一の工程と前記第二の工程とを結ぶ前記リンク線を、前記特定手段により特定された前記リンク線の種別に基づいて変更するプロセスチャート編集手段とを有し、
    前記表示制御手段は、前記変更手段によりスケジュールが変更されたガントチャートと前記プロセスチャート編集手段により変更されたプロセスチャートとをディスプレイ上に同時に出力することを特徴とした作業管理装置。
  4. 請求項3に記載の作業管理装置において、
    前記変更手段が、新たなスケジュールを追加した場合に、前記プロセスチャート編集手段が、既存の各工程、及び関連情報が作成されていない空領域に当該追加された新たなスケジュールに対応する工程を作成し、当該既存の各工程、及び/又は関連情報と当該追加された新たな工程とを、当該新たな工程がガントチャート上で追加された位置、及びスケジュール内容に基づいてリンクさせる作業管理装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の作業管理装置において、
    前記プロセスチャート、又はガントチャート中の任意の一の工程を選択し、当該選択された任意の一の工程、及び当該任意の一の工程にリンクする前記関連情報を表示すると共に、任意の他の工程、及び当該任意の他の工程にリンクする当該関連情報を縮小して表示する作業管理装置。
  6. 作業の流れと、当該作業のスケジュールとをコンピュータが同時に管理する作業管理方法であって、
    前記作業の各工程、及び当該各工程に関連する経時的な変化を伴わない関連情報をリンクしたプロセスチャートを生成するステップと、
    生成された前記プロセスチャートにおける各工程のスケジュールを示すガントチャートを、当該各工程間の時間的な制約、及び階層関係に基づいて作成するステップと、
    前記プロセスチャートにおける各工程間、工程と関連情報間のいずれかを結ぶ第一のリンク線を、第一のリンク線と異なる種別の、各工程間、工程と関連情報間のいずれかを結ぶ第二のリンク線へ変更するステップと、
    前記プロセスチャートにおける前記各工程間、前記工程と前記関連情報間のいずれかを結ぶリンク線の接続関係を示す種別情報が記憶された第一のテーブルを参照して、前記第二のリンク線に対応する前記種別情報を特定するステップと、
    前記プロセスチャートにおける前記作業の各工程についての時間的な制約が記憶された第二のテーブルを参照して、前記第二のリンク線で結ばれた工程に対応する前記時間的な制約を特定するステップと、
    特定した前記時間的な制約と特定した前記種別情報とに基づいて算出したスケジュールを前記ガントチャートに追加するステップと、
    リンク線が変更されたプロセスチャートと前記スケジュールが追加されたガントチャートとをディスプレイ上に同時に出力するステップと、
    を有する作業管理方法。
  7. 作業の流れと、当該作業のスケジュールとを同時に管理するようにコンピュータを機能させる作業管理プログラムであって、
    コンピュータに
    前記作業の各工程、及び当該各工程に関連する経時的な変化を伴わない関連情報をリンクしたプロセスチャートを生成するステップと、
    生成された前記プロセスチャートにおける各工程のスケジュールを示すガントチャートを、当該各工程間の時間的な制約、及び階層関係に基づいて作成するステップと、
    前記プロセスチャートにおける各工程間、各工程と各関連情報間のいずれかを結ぶ第一のリンク線を、第一のリンク線と異なる種別の、各工程間、各工程と各関連情報間のいずれかを結ぶ第二のリンク線へ変更するステップと、
    前記プロセスチャートにおける前記各工程間、前記各工程と前記各関連情報間のいずれかを結ぶリンク線の接続関係を示す種別情報が記憶された第一のテーブルを参照して、前記第二のリンク線に対応する前記種別情報を特定するステップと、
    前記プロセスチャートにおける前記作業の各工程についての時間的な制約が記憶された第二のテーブルを参照して、前記第二のリンク線で結ばれた工程に対応する前記時間的な制約を特定するステップと、
    特定した前記時間的な制約と特定した前記種別情報とに基づいて算出したスケジュールを前記ガントチャートに追加するステップと、
    リンク線が変更されたプロセスチャートと前記スケジュールが追加されたガントチャートとをディスプレイ上に同時に出力するステップと、
    を実行させることを特徴する作業プログラム。
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