JP5282022B2 - 公衆電話サービスシステム、公衆電話サービス方法、及びプログラム - Google Patents

公衆電話サービスシステム、公衆電話サービス方法、及びプログラム Download PDF

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本発明は、公衆電話サービスシステム、公衆電話サービス方法、及びプログラムに関する。
従来の公衆交換電話網(PSTN:Public Switched Telephone Network)におけるアナログ/ディジタル公衆電話サービス(非特許文献1参照)は、GC(Group unit Center)交換機に種々の機能を配備し、GC交換機同士が互いに通信することで実現されている。
GC交換機に配備される機能は、公衆電話サービスがアナログ/ディジタルにより異なる。アナログ公衆電話サービスでのGC交換機が配備する機能としては、例えば、課金機能、収納度数のCDR(Call Detail Record)反映機能、公衆無料化機能、優先制御機能、発信者番号通知機能、接続制限機能、発信規制機能、緊急ボタン押下検出機能があげられる。ディジタル公衆電話サービスでのGC交換機が配備する機能としては、例えば、課金機能、公衆無料化機能、優先制御機能、発信者番号通知機能、接続制限機能、発信規制機能、DTファースト機能があげられる。
前記した機能を配備したGC交換機による公衆電話(アナログ/ディジタル)サービスは図18に記載される手順で行われる。なお、図18に対応するアナログ公衆電話サービスのシーケンス図を図19に示し、図18に対応するディジタル公衆電話サービスのシーケンス図を図20に示す。
最初に、公衆電話機に10円硬貨、100円硬貨の投入、またはカードの挿入を行い、発信者がダイヤルする(ステップS701)。次に、発側GC交換機は、通話可能な番号帯か識別する(接続許容判定)(ステップS702)。発側GC交換機は、通話可能な番号帯である場合は、接続処理に移行する。次に、発側GC交換機は、発信者番号非通知理由を「公衆電話のため通知不可」と設定する(ステップS703)。次に、着側GC交換機は、発信者番号非通知理由が「公衆電話のため通知不可」の場合においては発IDを通知せず、端末側へ「C」を通知する(ステップS704)。
次に、発側GC交換機は、着側GC交換機からの応答信号受信時に、着側GC交換機との課金対地(KA)に準じた課金指数(MBI)を抽出し、端末側へ課金パルス(応答収納信号)を送出する(ステップS705)。ここで、課金パルス(応答収納信号)送出時にコイン判定(10円、100円、カード収納)の識別をし、課金処理に反映する。ノーコイン時は切断する。ディジタル公衆電話機の場合、発側GC交換機は、DSS1(SETUP)受信により投入度数を判断し、着側GC交換機からの応答信号受信時、初期登算度数通知を行う。以降、着側GC交換機との課金対地(KA)に準じた課金指数(MBI)に応じた収納指示(収納度数および通話時間)を発端末へ行う(図20のステップS705)。
次に、発側GC交換機は、収納周期に応じ周期収納信号を端末側へ送出する(ステップS706)。ディジタル公衆電話機の場合、収納指示を送出し、収納結果を受信する(図20のステップS706)。次に、発側GC交換機は、切断時に呼情報を生成する(ステップS707)。これにより、公衆電話(アナログ/ディジタル)サービスは終了する。
"公衆電話インフォメーション"、[online]、東日本電信電話株式会社、[平成21年12月7日検索]、インターネット、<URL:http://www.ntt-east.co.jp/ptd/>
前記したように、従来のような公衆電話サービスはPSTN網で実現されるものであり、IPネットワーク(以下、IP網と呼ぶときがある)で実現されるものではない。すなわち、IP網技術には、GC交換機に配備された前記したような課金機能、収納度数のCDR反映機能等がないことや、情報を識別するフィールドやシーケンスがないため、IP網で公衆電話サービスを実現することができなかった。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであり、IP網で公衆電話サービスを実現することができる、公衆電話サービスシステム、公衆電話サービス方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明に係る公衆電話サービスシステムは、IPネットワーク内のIP変換装置と、呼制御サーバと、アプリケーションサーバとが互いに電話番号を含んだデータを通信することで前記IPネットワークに接続される公衆電話機から他の電話機への通話を可能にする公衆電話サービスシステムであって、前記公衆電話機から送信されるダイヤル信号を、前記IPネットワークの呼接続信号に変換し、前記呼制御サーバを介して前記アプリケーションサーバに送信するダイヤル信号変換部と、前記アプリケーションサーバから送信され、当該公衆電話機に課金を指示する前記IPネットワークの収納指示信号を、電話網の収納信号に変換し、当該公衆電話機に送信する収納信号変換部と、前記収納指示信号に対して、当該公衆電話機から送信される収納の結果を通知する信号を、IPネットワークの収納結果信号に変換し、前記呼制御サーバを介して前記アプリケーションサーバに送信する収納結果信号変換部と、を備えるIP変換装置と、前記ダイヤル信号の送信元の公衆電話機に接続される前記IP変換装置から、前記呼接続信号を受信し、さらに、当該呼接続信号を、前記呼制御サーバを介して前記他の電話機に送信する呼接続信号制御部と、発信着信点間距離、及び時間帯を基にした単位料金あたりの通話時間である課金レートが記憶される記憶部と、前記呼接続信号を受信した場合に、公衆電話機が一回に収納する料金である度数及び収納周期を、前記課金レートを用いて決定する度数収納周期決定部と、前記呼接続信号に対して、当該他の電話機から呼接続が成功した応答信号を受信したときに、前記応答信号に前記決定した度数を含む課金情報を付与した前記収納指示信号として前記呼制御サーバを介して当該公衆電話機に送信する応答収納信号生成部と、前記決定した収納周期に従い、前記決定した度数を含む課金情報を設定した前記収納指示信号を生成し、前記呼制御サーバを介して当該公衆電話機に送信する周期収納指示信号生成部と、前記収納の結果を通知する信号の送信元の公衆電話機に接続される前記IP変換装置から、前記収納結果信号を受信したときに、料金を収納できていれば回線を維持し、料金を収納できていなければ回線を切断する収納結果判定部と、を備えるアプリケーションサーバと、を含んで構成され、前記度数収納周期決定部が、前記度数とは異なる度数を含んだ呼び出し信号を受信し、当該呼び出し信号から、新たに収納周期及び度数を決定することを特徴とする。
また、本発明に係る公衆電話サービス方法は、IPネットワーク内のIP変換装置と、呼制御サーバと、アプリケーションサーバとが互いにデータを通信することで、前記IPネットワークに接続される公衆電話機から他の電話機への通話を可能にする公衆電話サービスシステムに用いられる公衆電話サービス方法であって、前記IP変換装置が、前記公衆電話機からのダイヤル信号を、前記IPネットワークの呼接続信号に変換した後に、前記呼接続信号を前記呼制御サーバを介して前記アプリケーションサーバに送信するステップと、前記アプリケーションサーバが、記憶部に記憶される、発信着信点間距離、及び時間帯を基にした単位料金あたりの通話時間である課金レートを用いて、当該公衆電話機が一回に収納する料金である度数及び収納周期を決定するステップと、前記呼制御サーバを介して通話先の当該他の電話機に送信するステップと、前記呼接続信号に対する応答信号を、当該他の電話機から前記呼制御サーバを介して受信するステップと、当該他の電話機から受信した前記応答信号に前記決定した度数を含む課金情報を付与し、当該公衆電話機に課金を指示する収納指示信号として、前記呼制御サーバを介して当該公衆電話機に接続される前記IP変換装置に送信するステップと、当該IP変換装置が、前記アプリケーションサーバから受信した前記収納指示信号を、応答収納信号に変換した後に当該公衆電話機に送信し、前記応答収納信号に対する収納結果情報を受信するステップと、前記公衆電話機から受信した前記収納結果情報を設定した収納結果信号を、前記呼制御サーバを介して前記アプリケーションサーバに送信するステップと、前記アプリケーションサーバが、前記決定した収納周期に従い、前記決定した度数を含む課金情報を設定した収納指示信号を、前記呼制御サーバを介して当該公衆電話機に接続される前記IP変換装置に送信するステップと、前記IP変換装置が、前記アプリケーションサーバから受信した前記収納指示信号を、周期収納信号に変換した後に当該公衆電話機に送信し、前記周期収納信号に対する収納結果情報を受信するステップと、前記公衆電話機から受信した前記収納結果情報を設定した収納結果信号を、前記呼制御サーバを介して前記アプリケーションサーバに送信するステップと、を実行し、 前記アプリケーションサーバが、前記記憶部に記憶される、発信着信点間距離、及び時間帯を基にした単位料金あたりの通話時間である課金レートを用いて、当該公衆電話機が一回に収納する料金である度数及び収納周期を決定するステップが、前記アプリケーションサーバが、前記度数とは異なる度数を含んだ呼び出し信号を受信し、当該呼び出し信号から、新たに収納周期及び度数を決定することを特徴とする。
このようにすることで、IPネットワークにおいて、アプリケーションサーバが、度数及び収納周期を決定し、応答信号に決定した度数を含む課金情報を付与した収納指示信号として公衆電話機に送信し、また、決定した収納周期に従い、決定した度数を含む課金情報が設定された収納指示信号を公衆電話機に送信することで、公衆電話機の課金処理を行うことができる。よって、本発明に係る公衆電話サービスシステム及び公衆電話サービス方法は、IP網で課金処理を必要とする公衆電話サービスを実現することができる。
さらに、アプリケーションサーバの記憶部に記憶される課金レートとは異なる課金レートで通話を行う場合に、通話に適用する課金レートを通話先から受信し、新たな課金レートで度数及び収納周期を決定し、新たに決定した度数及び収納周期で公衆電話機の課金処理を行うことができる。ここで、アプリケーションサーバの記憶部に記憶される課金レートとは異なる課金レートで通話を行う場合とは、例えば、公衆電話機から、IPネットワークと、IPネットワークの管理者とは異なる者が管理する電話網とを介して通話を行うときである。このような場合は、異なる者が管理する電話網の課金レートを管理することが難しい場合があり、そのようなときでも、異なる者が管理する電話網の課金レートを受信し、公衆電話機の課金処理を行うことができる。よって、本発明に係る公衆電話サービスシステム及び方法は、課金レートを管理していない通話においても、IP網で課金処理を必要とする公衆電話サービス及び公衆電話サービス方法を実現することができる。
また、本発明に係る公衆電話サービスシステムは、前記アプリケーションサーバ、または前記IP変換装置が、前記ダイヤル信号の送信元の公衆電話機に接続される前記IP変換装置から、前記呼接続信号を受信した場合に、前記呼接続信号に発信者番号を通知不可とするパラメータを設定する発番号通知部をさらに備える、ことを特徴とする。
このように、呼接続信号に発信者番号を通知不可とするパラメータを設定する発番号通知部を備えることで、公衆電話サービスシステムは、呼接続信号のパラメータから発信者番号が通知不可であることを判断することができる。よって、本発明に係る公衆電話サービスシステムは、発信先の電話機に発信元の公衆電話機の電話番号を非表示にする公衆電話サービスを実現することができる。
また、本発明に係る公衆電話サービスシステムは、前記呼制御サーバ、または前記アプリケーションサーバが、前記呼接続信号に設定されている電話番号が、通話可能な番号帯か否かを識別し、通話可能な番号帯なら接続処理に移行する接続制限部をさらに備える、ことを特徴とする。
このように、通話可能な番号帯か否かを識別し、通話可能な番号帯なら接続処理に移行する接続制限部を備えることで、公衆電話サービスシステムは、公衆電話機からの接続を規制されている電話番号への接続を制限することができる。よって、本発明に係る公衆電話サービスシステムは、接続先を限定した公衆電話サービスを実現することができる。
また、本発明に係る公衆電話サービスシステムは、前記IP変換装置、前記呼制御サーバ、または前記アプリケーションサーバが、前記呼接続信号のパラメータに、発信者端末が公衆電話機を示すパラメータを設定する優先制御部をさらに備え、前記IP変換装置、前記呼制御サーバ、及び前記アプリケーションサーバが、前記優先制御部を備える場合に、前記公衆電話機を示すパラメータを設定されている呼接続信号を優先して処理する、ことを特徴とする。
このように、発信者端末が公衆電話機を示すパラメータを設定し、呼接続信号を優先して処理する優先制御部を備えることで、公衆電話サービスシステムは、公衆電話機からの発信を、一般電話機の発信よりも優先して回線を接続することができる。よって、本発明に係る公衆電話サービスシステムは、公衆電話機の通話を優先した公衆電話サービスを実現することができる。
また、本発明に係る公衆電話サービスシステムは、前記アプリケーションサーバが、非課金指示を受信することで、前記公衆電話機に前記収納指示信号を送信しない公衆無料化部をさらに備える、ことを特徴とする。
このように、公衆無料化部を備えることで、公衆電話サービスシステムは、公衆電話機への収納指示を停止することができる。公衆電話機への収納を停止する場合としては、例えば、災害時などで公衆電話機の利用が集中し、公衆電話機が備える金庫が硬貨で充満した場合である。このような場合は、課金処理が行えないことにより公衆電話機が使用できなくなることを回避する必要がある。そこで、公衆電話機からの通話を無料にして、硬貨、プリペイドカードから料金を収納しないようにする。よって、本発明に係る公衆電話サービスシステムは、一時的に課金処理を停止することができる公衆電話サービスを実現することができる。
また、本発明に係る公衆電話サービスシステムは、前記公衆電話機がアナログ公衆電話機である場合に、前記IP変換装置、前記呼制御サーバ、または前記アプリケーションサーバが、前記公衆電話機が備える緊急ボタンを押下されたことを認識し、緊急呼を許容する番号に通話する以外はダイヤル信号を送信しない緊急ボタン発信部をさらに備える、ことを特徴とする。
このように、緊急ボタン発信部を備えることで、公衆電話サービスシステムは、アナログ公衆電話機に備えられる緊急ボタンを押下し、緊急呼を許容する番号(例えば、「110」、「118」、「119」等)に通話する場合、ノーコイン発信を許容することができる。よって、本発明に係る公衆電話サービスシステムは、接続先を限定した上で課金処理を行わない公衆電話サービスを実現することができる。
また、本発明に係る公衆電話サービスのプログラムは、前記公衆電話サービス方法を前記IP変換装置、呼制御サーバ、アプリケーションサーバに実行させることを特徴とする。
このようにすることで、本発明に係るプログラムは、IP網で課金処理を必要とする公衆電話サービスを実現することができる。
本発明によれば、IP網で公衆電話サービスを実現することができる。
本発明の第1実施形態に係る公衆電話サービスシステムの構成図である。 第1実施形態に係る(a)公衆電話機(b)IP変換装置(発側)の機能構成図である。 第1実施形態に係る加入者サーバ(発側)の機能構成図である。 第1実施形態に係る網内アプリケーションサーバの機能構成図である。 第1実施形態に係る(a)中継サーバ(b)加入者サーバ(着側)の機能構成図である。 第1実施形態に係る(a)IP変換装置(着側)(b)加入電話機の機能構成図である。 第1実施形態に係る公衆電話サービスシステムのシーケンス図(前半)である。 第1実施形態に係る公衆電話サービスシステムのシーケンス図(後半)である。 本発明の第2実施形態に係る公衆電話サービスシステムの構成図である。 第2実施形態に係る(a)PSTN−GW(b)中継交換機(IGS/IC)の機能構成図である。 第2実施形態に係る加入者系交換機(GC)の機能構成図である。 第2実施形態に係る公衆電話サービスシステムのシーケンス図(前半)である。 第2実施形態に係る公衆電話サービスシステムのシーケンス図(後半)である。 アナログ及びディジタル公衆電話サービスシステム特有の機能を備えたIP変換装置(発側)の機能構成図である。 課金制御部を網内アプリケーションサーバに配備する場合のシーケンス図である。 課金制御部を加入者サーバ(発側)に配備する場合のシーケンス図である。 課金制御部をIP変換装置(発側)に配備する場合のシーケンス図である。 従来のPSTN網を利用した、公衆電話サービスシステムの構成図である。 従来のPSTN網を利用した、アナログ公衆電話サービスシステムのシーケンス図である。 従来のPSTN網を利用した、ディジタル公衆電話サービスシステムのシーケンス図である。
<<第1実施形態に係る公衆電話サービスシステムの構成>>
(概要)
図1は、本発明の第1実施形態に係る公衆電話サービスシステム1を示す構成図である。公衆電話サービスシステム1は、公衆電話機2、IP変換装置3A(発側)、IP変換装置3B(着側)、加入者サーバ4A(発側)、加入者サーバ4B(着側)、網内アプリケーションサーバ5(以下、「網内AS5」と呼ぶときがある)、中継サーバ6、加入電話機7、電話網8A,8B(以下、まとめて「電話網8」と呼ぶときがある)、IPネットワーク9を備えて構成される。以下、公衆電話サービスシステム1を構成する装置について説明する。
(公衆電話機、加入電話機)
即時料金徴収電話としての公衆電話機2は、例えば、街頭などに設置され、硬貨、プリペイドカード等を用いて料金を支払う電話機である。非即時料金徴収電話としての加入電話機7は、例えば、一般家庭に設置され、硬貨、プリペイドカード等を用いないで料金を支払う電話機である。
また、公衆電話機2は、アナログ公衆電話機、及びディジタル公衆電話機のどちらであってもよい。以下、公衆電話機2といった場合は、アナログ公衆電話機、及びディジタル公衆電話機を含むものとする。
公衆電話機2としてアナログ公衆電話機を用いる場合の公衆電話サービスシステム1を、アナログ公衆電話サービスシステム(以下、アナログ公衆電話SSと呼ぶときがある)という。公衆電話機2としてディジタル電話機を用いる場合の公衆電話サービスシステム1を、ディジタル公衆電話サービスシステム(以下、ディジタル公衆電話SSと呼ぶときがある)という。以下、公衆電話サービスシステム1(以下、公衆電話SSと呼ぶときがある)といった場合は、アナログ公衆電話サービスシステム、及びディジタル公衆電話サービスシステムを含むものとする。
(IP変換装置)
IP変換装置3A,3B(以下、まとめてIP変換装置3と呼ぶときがある)は、アナログ回線で使用する信号、またはISDN(Integrated Services Digital Network)回線で使用する信号を、IPプロトコル(Internet Protocol)に則した形式に変換する装置である。IP変換装置3は、例えば、CPU、メモリ、周辺回路、HDD等を備える。
(加入者サーバ、中継サーバ、網内AS)
呼制御サーバとしての加入者サーバ4A,4B(以下、まとめて加入者サーバ4と呼ぶときがある)は、加入者系呼処理を行うサーバである。呼制御サーバとしての中継サーバ6は、中継系呼処理を行うサーバである。網内AS5は、公衆電話サービスを提供するためのアプリケーションサーバである。加入者サーバ4、中継サーバ6、網内AS5は、例えば、CPU、メモリ、周辺回路、HDD等を備える。
(電話網)
電話網8は、アナログ、またはディジタルの電話網である。アナログの電話網としては、例えば、加入者線(電話線)があげられる。ディジタルの電話網としては、ISDN(Integrated Services Digital Network)があげられる。
(IPネットワーク)
IPネットワーク9は、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等であり、有線、無線のどちらか一方、または両方で構成され、データ通信を実現する。IPネットワーク9内では、IPプロトコルに則って通信が行われている。
以上で、第1実施形態に係る公衆電話サービスシステム1の構成の説明を終了する。
<<第1実施形態に係る公衆電話サービスシステムの機能>>
次に、第1実施形態に係る公衆電話サービスシステム1は、公衆電話サービスを実現するために各装置が種々の機能を備える。図2〜図6では、各装置が備える各機能を「○○部」と記載する。各機能は、図示しないメモリにプログラムをロードし、図示しないCPUを用いて実行することで実現される。以下、第1実施形態に係る公衆電話サービスシステム1が備える各機能について説明する。なお、第1実施形態では、RFC3261として標準化されているSIP(Session Initiation Protocol)を用いて呼制御が行われているものとする。
最初に、すべての装置が備える機能を説明する。図示しない通信部は、公衆電話機2、IP変換装置3、加入者サーバ4、網内AS5、中継サーバ6、及び加入電話機7の各装置が備え、データの送受信を行う。通信部は、各装置が備えるLAN用のアダプタ装置、ISDN通信回線用のTA、またはモデム等(いずれも図示せず)を介してデータの送受信を行う。以下、他の「○○部」がデータを送信する、というような記載がある場合には、通信部を介してデータの送信が行われていることを意味する。
<公衆電話機2が備える機能>
次に、図2(a)を参照して、公衆電話機2が備える機能を説明する。公衆電話機2は、通話部21と、通話制御部22と、課金部23とを備える。以下、公衆電話機2が備える各機能を説明する。
通話部21は、音声等をマイクを介して入力しIP変換装置3Aに送出し、またはIP変換装置3Aから受信したトーン(例えば、呼び出し音(以下、RBTと呼ぶときがある))や音声等をスピーカを介して出力することにより、通話を実現する。
通話制御部22は、発信者がダイヤルを押下したときに、ダイヤル信号をIP変換装置3Aに送出する。
課金部23は、硬貨、またはカードを図示しない挿入口から受け付ける。また、IP変換装置3Aから送出される課金を指示する応答収納信号、及び周期収納信号(以下、合わせて「収納信号」と呼ぶときがある)を受信すると、挿入された硬貨、またはカード等から該当する料金を収納する。
<IP変換装置3Aが備える機能>
次に、図2(b)を参照して、発側のIP変換装置3Aが備える機能を説明する。IP変換装置3Aは、通話部31Aと、通話制御部32Aと、課金部33Aと、プロトコル変換部34Aとを備える。また、このプロトコル変換部34Aは、ダイヤル信号変換部341Aと、RBT変換部342Aと、収納信号変換部343Aと、収納結果信号変換部344Aとを含んで構成される。さらに、IP変換装置3Aは、優先制御部82と、公衆無料化部83とを備えることができる。以下、IP変換装置3Aが備える各機能を説明する。
通話部31Aは、公衆電話機2が送出した音声を、ディジタル信号に変換し、IP変換装置3Bに送信する。また、加入電話機7が送出した音声を、アナログ信号に変換し、公衆電話機2に送出する。
通話制御部32Aは、公衆電話機2が送出したダイヤル信号を受信する。また、公衆電話機2に対して、トーン(例えば、RBT)を送出する。
課金部33Aは、硬貨、またはカードから料金を収納する収納信号を、公衆電話機2に送出する。
プロトコル変換部34Aは、アナログ回線で使用する信号、またはISDN回線で使用する信号を、IPプロトコルに則した形式に変換する。以下、変換する信号の種類に分けて、プロトコル変換部34Aの機能を説明する。
ダイヤル信号変換部341Aは、公衆電話機2から送信されるダイヤル信号を、IPネットワーク9の呼接続信号としてのINVITEリクエストに変換し、加入者サーバ4Aに送信する。
RBT変換部342Aは、加入者サーバ4Aから送信される、呼び出し信号として180Ringing(以下、「180」と呼ぶときがある)を、電話網8AのRBTに変換し、公衆電話機2に送出する。
収納信号変換部343Aは、加入者サーバ4Aから送信される、公衆電話機2に課金を指示するIPネットワーク9の応答収納指示信号、周期収納指示信号(以下、合わせて「収納指示信号」と呼ぶときがある)としての200OKまたはINFOを、電話網8Aの収納信号に変換し、公衆電話機2に送出する。
収納結果信号変換部344Aは、公衆電話機2に課金を指示する収納指示信号に対して、公衆電話機2から送信される収納の結果を通知する信号を、IPネットワーク9の収納結果信号としてのACK、または200OKに変換し、加入者サーバ4Aに送信する。
優先制御部82は、公衆電話機2からの発信を、図示しない他の一般電話の発信よりも優先して回線を接続する。優先制御部82は、呼接続信号としてのINVITEリクエストのcpcパラメータに、発信者端末が公衆電話機2を示すパラメータとしての「payphone」を設定する。そして、優先制御部82は、加入者サーバ4等の装置で、cpcパラメータに「payphone」が設定されているか否かで公衆電話機2からの発信であるかを判断し、cpcパラメータに「payphone」が設定されていれば、その呼接続信号を各装置で優先して送信する。また、運用保守端末から、公衆電話及び優先して接続する電話以外の発信を受け付けない制御指示を行うようにしてもよい。なお、優先制御部82は、IP変換装置3の他に、加入者サーバ4、網内AS5、及び中継サーバ6に配備することが可能である(後記する図3〜図6参照)。
公衆無料化部83は、災害時など公衆電話機の利用が集中し、公衆電話機2が備える金庫が硬貨で充満した場合、公衆電話機2が使用できなくなることを回避するために、公衆電話機2からの通話を無料として、硬貨、プリペイドカードから料金を徴収しないようにする。公衆無料化部83は、図示しない運用保守端末からの非課金指示を受信することにより、課金部33Aが公衆電話機2に対して送出する、課金を指示する収納信号を停止する。それにより、公衆電話機2の徴収を行わなくても、公衆電話機2から通話を可能にする。なお、公衆無料化部83は、IP変換装置3Aの他に、加入者サーバ4A(図3参照)、及び網内AS5(図4参照)に配備することが可能である。
<加入者サーバ4Aが備える機能>
次に、図3を参照して、発側の加入者サーバ4Aが備える機能を説明する。加入者サーバ4Aは、プロトコル制御部41Aを備える。また、このプロトコル制御部41Aは、呼接続信号制御部411Aと、呼び出し信号制御部412A、応答信号制御部413Aと、応答収納指示信号制御部414Aと、周期収納指示信号制御部415Aとを含んで構成される。さらに、加入者サーバ4Aは、優先制御部82と、公衆無料化部83と、接続制限部84とを備えることができる。以下、加入者サーバ4Aが備える各機能を説明する。なお、優先制御部82と、公衆無料化部83については、IP変換装置3A(図2(b)参照)が備える機能で説明をしたので、説明は省略する。
プロトコル制御部41Aは、発信者と受信者の呼制御を行う。以下、リクエスト、及びレスポンスの種類に分けて、プロトコル制御部41Aの機能を説明する。
呼接続信号制御部411Aは、IP変換装置3Aから送信される、呼接続信号としてのINVITEリクエストを、網内AS5に転送する。また、網内AS5から送信される、先に転送した呼制御信号としてのINVITEリクエストを、中継サーバ6に転送する。
呼び出し信号制御部412Aは、中継サーバ6から送信される、呼び出し信号としての180Ringingを、網内AS5に転送する。また、網内ASから送信される、先に転送した呼び出し信号としての180Ringingを、IP変換装置3Aに転送する。
応答信号制御部413Aは、中継サーバ6から送信される、応答信号としての200OKを、網内AS5に転送する。
応答収納指示信号制御部414Aは、網内AS5から送信される、応答収納指示信号としての200OKを、IP変換装置3Aに転送する。また、IP変換装置3Aから送信される、収納結果信号としてのACKを、網内AS5に転送する。
周期収納指示信号制御部415Aは、網内AS5から送信される、周期収納指示信号としてのINFOを、IP変換装置3Aに転送する。また、IP変換装置3Aから送信される、収納結果信号としての200OKを、網内AS5に転送する。
接続制限部84は、公衆電話機2からの接続を規制されている電話番号の接続を制限する機能である。接続制限部84は、呼接続信号としてのINVITEリクエストに設定されている番号が、通話可能な番号帯か否かを識別することで、接続を制限するか否かを判断する。接続制限部84は、通話可能な番号帯なら、接続処理に移行する。なお、接続制限部84は、加入者サーバ4A(図3参照)、網内AS5(後記する図4参照)に配備することが可能である。
<網内AS5が備える機能>
次に、図4を参照して、網内AS5が備える機能を説明する。網内AS5は、記憶部50と、プロトコル制御部51と、課金制御部52とを備える。記憶部50は、課金レート情報501と、CDR502とを含んで構成される。プロトコル制御部51は、呼接続信号制御部511と、呼び出し信号制御部512とを含んで構成されている。課金制御部52は、度数収納周期決定部521と、応答収納指示信号生成部522と、周期収納指示信号生成部523と、収納結果判定部524と、CDR反映部525とを含んで構成されている。さらに、網内AS5は、発番号通知部(発信者番号通知部)81と、優先制御部82と、公衆無料化部83と、接続制限部84とを備えることができる。以下、網内AS5が備える各機能を説明する。なお、優先制御部82と、公衆無料化部83についてはIP変換装置3A(図2(b)参照)が備える機能で説明をし、接続制限部84については加入者サーバ4A(図3参照)が備える機能で説明をしたので、説明は省略する。
記憶部50は、HDD(Hard Disk Drive)等で構成され、種々のデータを例えばデータベースとして記憶する。以下、記憶する情報の種類に分けて、記憶部50が備えるデータを説明する。
課金レート情報501は、発信着信点間距離、平日か休日か祝日か、及び時間帯を基にした単位料金あたりの通話時間(以下、「課金レート」と称する)が記憶されている。
CDR502は、公衆電話機2を用いた通話に対して収納した度数が記録されている。
プロトコル制御部51は、発信者と受信者の呼制御に使われる信号を転送する。以下、リクエスト、及びレスポンスの種類に分けて、プロトコル制御部51の機能を説明する。
呼接続信号制御部511は、加入者サーバ4Aから送信される、呼接続信号としてのINVITEリクエストを、加入者サーバ4Aに返送する。
呼び出し信号制御部512は、加入者サーバ4Aから送信される、呼び出し信号としての180Ringingを、加入者サーバ4Aに返送する。
課金制御部52は、公衆電話機2に対する課金処理の指示等、課金処理全般の制御を行う。以下、課金制御部52の機能を説明する。
度数収納周期決定部521は、発信着信点間距離、及び日時を基にし、課金レート情報501の該当する課金レートを算出する。次に、度数収納周期決定部521は、算出した課金レートを用いて、公衆電話機2に投入された硬貨、プリペイドカードから料金を収納する周期(以下、「収納周期」と称する)と一回に収納する料金(以下、「度数」と称する)を決定する。ここで、収納周期及び度数の決定にあたり、公衆電話機2の種類等による収納できる種別(10円、または100円単位)が考慮される。つまり、公衆電話機2によっては、10円単位でしか収納ができないもの、100円単位でも収納できるもが存在し、収納周期及び度数の決定において考慮される必要がある。
応答収納指示信号生成部522は、加入者サーバ4Aから呼接続が成功したとする応答信号としての200OKを受信したときに、応答信号に度数収納周期決定部521で決定した度数を含む課金情報を付与し、応答収納指示信号としての200OKを、加入者サーバ4Aに返送する。
周期収納指示信号生成部523は、度数収納周期決定部521が決定した収納周期に従い、度数収納周期決定部521が決定した度数を含む課金情報を設定した周期収納指示信号としてのINFOを生成し、加入者サーバ4Aに送信する。
収納結果判定部524は、収納指示信号(応答収納指示信号、周期収納指示信号)に対する収納結果信号を、加入者サーバ4Aから受信したときに、料金を収納できていれば回線を維持し、料金を収納できていなければ回線を切断する。
CDR反映部525は、収納指示信号(応答収納指示信号、周期収納指示信号)に対する収納結果信号を、加入者サーバ4Aから受信したときに、収納した度数をCDR502に反映する。ここで、公衆電話機2が、店頭などに置いてある硬貨及びカード両用の公衆電話機2(以下、店頭公衆電話機と称する)の場合、CDR反映部525は、硬貨から収納した度数はCDR502に反映するが、カードから収納した度数はCDR502に反映しない。すなわち、店頭公衆電話機の料金の回収は、お店の人が行う場合があり、その後、回収した料金は店頭公衆電話機の所有者に渡される。その時、所有者に渡される料金は、硬貨から収納した度数分でよいため、このような処理が行われる。
発番号通知部81は、発信元が公衆電話機である場合は、発信先の電話機に発信元の公衆電話機2の発信者番号としての電話番号を非表示にする。発番号通知部81は、呼接続信号としてのINVITEリクエストのPAIヘッダに、発信者端末の種類が公衆電話機である表示不可理由「C」を設定する。そして、加入者サーバ4等の装置で、PAIヘッダに「C」が設定されているか否かで公衆電話からの発信であるかを判断し、PAIヘッダに「C」が設定されていれば、発信者番号を通知不可とする。なお、発番号通知部81は、IP変換装置3B(後記する図6a参照)に配備することが可能である。
<中継サーバ6が備える機能>
次に、図5(a)を参照して、中継サーバ6が備える機能を説明する。中継サーバ6は、プロトコル制御部61を備える。また、このプロトコル制御部61は、呼接続信号制御部611と、呼び出し信号制御部612と、応答信号制御部613とを含んで構成される。さらに、中継サーバ6は、優先制御部82を備えることができる。以下、中継サーバ6が備える各機能を説明する。なお、優先制御部82については、IP変換装置3A(図2(b)参照)が備える機能で説明をしたので、説明は省略する。
プロトコル制御部61は、発信者と受信者の呼制御に使われる信号を転送する。以下、リクエスト、及びレスポンスの種類に分けて、プロトコル制御部61の機能を説明する。
呼接続信号制御部611は、加入者サーバ4Aから送信される、呼接続信号としてのINVITEリクエストを、加入者サーバ4Bに転送する。
呼び出し信号制御部612は、加入者サーバ4Bから送信される、呼び出し信号としての180Ringingを、加入者サーバ4Aに転送する。
応答信号制御部613は、加入者サーバ4Bから送信される、応答信号としての200OKを、加入者サーバ4Aに転送する。
<加入者サーバ4Bが備える機能>
次に、図5(b)を参照して、着側の加入者サーバ4Bが備える機能を説明する。加入者サーバ4Bは、プロトコル制御部41Bを備える。プロトコル制御部41Bは、呼接続信号制御部411Bと、呼び出し信号制御部412Bと、応答信号制御部413Bとを含んで構成される。さらに、加入者サーバ4Bは、優先制御部82を備えることができる。以下、加入者サーバ4Bが備える各機能を説明する。なお、優先制御部82については、IP変換装置3A(図2(b)参照)が備える機能で説明をしたので、説明は省略する。
プロトコル制御部41Bは、発信者と受信者の呼制御を行う。以下、リクエスト、及びレスポンスの種類に分けて、プロトコル制御部41Aの機能を説明する。
呼接続信号制御部411Bは、中継サーバ6から送信される、呼接続信号としてのINVITEリクエストを、IP変換装置3Bに転送する。
呼び出し信号制御部412Bは、中継サーバ6から送信される、呼接続信号としてのINVITEリクエストを受信したとき、呼び出し信号としての180Ringingを、中継サーバ6に送信する。
応答信号制御部413Bは、IP変換装置3Bから応答信号としての200OKを受信すると、応答信号としての200OKを、中継サーバ6に転送する。
<IP変換装置3Bが備える機能>
次に、図6(a)を参照して、着側のIP変換装置3Bが備える機能を説明する。IP変換装置3Bは、通話部31Bを備える。さらに、IP変換装置3Bは、発番号通知部81と、優先制御部82とを備えることができる。以下、IP変換装置3Bが備える各機能を説明する。なお、発番号通知部81については網内AS5が備える機能で説明をし、優先制御部82についてはIP変換装置3Aが備える機能で説明をしたので、説明は省略する。
通話部31Bは、加入電話機7が送出した音声を、ディジタル信号に変換し、IP変換装置3Aに送信する。また、公衆電話機2が送出した音声を、アナログ信号に変換し、加入電話機7に送出する。
<加入電話機7が備える機能>
次に、図6(b)を参照して、加入電話機7が備える機能を説明する。加入電話機7は、通話部71を備える。以下、加入電話機7が備える各機能を説明する。
通話部71は、通話を実現するための機能である。通話部71は、音声等をマイクを介して入力しIP変換装置3Bに送出し、またはIP変換装置3Bから受信したトーン(例えば、呼び出し音(以下、RBTと呼ぶときがある))や音声等をスピーカを介して出力する。
以上、第1実施形態に係る公衆電話サービスシステム1の機能の説明を終了する。
<<第1実施形態に係る公衆電話サービスシステムの動作>>
図7及び図8を参照して、第1実施形態に係る公衆電話サービスシステム1の動作を説明する。
発信者が公衆電話機2を介してダイヤルを行う。公衆電話機2の通話制御部22は、ダイヤル信号をIP変換装置3Aに送信する(ステップS001)。
IP変換装置3Aの通話制御部32Aは、受信したダイヤル信号の発ユーザ種別から発信元が公衆電話機2と認識する。次に、ダイヤル信号変換部341Aは、受信したダイヤル信号を呼接続信号としてのINVITEリクエストに変換する。ここで、優先制御部82は、変換したINVITEリクエストのcpcパラメータに、発信者端末の種類が公衆電話機であることを示すパラメータとしての「payphone」を設定する(ステップS002)。次に、ダイヤル信号変換部341Aは、変換したINVITEリクエストを加入者サーバ4Aに送信する(ステップS003)。
なお、公衆電話機2がディジタル公衆電話機であるディジタル公衆電話サービスシステムの場合、ダイヤル信号変換部341Aは、符号化された度数部分を受信し、復号化、及び改ざんチェックを行う。後記する図8に示すステップS028、及びステップS034の収納結果時も同様である。
加入者サーバ4Aの呼接続信号制御部411Aは、呼接続信号としてのINVITEリクエストを受信すると、網内AS5に受信したINVITEリクエストを転送する(ステップS004)。
網内AS5の呼接続信号制御部511は、呼接続信号としてのINVITEリクエストを受信する。ここで、発番号通知部81は、INVITEリクエストのPAI(P-Asserter-Identity)ヘッダに、表示不可理由のパラメータとしての「C」を設定する(ステップS005)。また、度数収納周期決定部521は、発信着信点間距離、及び日時を基にして課金レート情報501から、該当する課金レートを算出する。次に、度数収納周期決定部521は、算出した課金レートに基づき、収納周期、及び度数を決定する(ステップS006)。
次に、呼接続信号制御部511は、表示不可理由のパラメータを設置したINVITEリクエストを加入者サーバ4Aに返送する(ステップS007)。
なお、ステップS004、またはステップS007の動作の際、加入者サーバ4A若しくは網内AS5が備える接続制限部84は、受信した呼接続信号としてのINVITEリクエストが通話可能な番号帯か識別し、通話可能な場合は接続処理を継続する。
また、公衆電話機2がディジタル公衆電話機であるディジタル公衆電話サービスシステムの場合、ステップS003、ステップS004、またはステップS007の動作の際に、IP変換装置3Aのダイヤル信号変換部341A、加入者サーバ4Aの呼接続信号制御部411A、若しくは網内AS5の呼接続信号制御部511は、ディジタル公衆電話機が正規のディジタル公衆電話機であるかを検証する。具体的には、発信時にディジタル公衆電話機より通知される発IDが、該当する回線に許容された発IDであるか否かを検証し、ディジタル公衆電話機が正規のディジタル公衆電話機である場合は、接続処理を継続する。
加入者サーバ4Aの呼接続信号制御部411Aは、呼接続信号としてのINVITEリクエストを受信すると、受信したINVITEリクエストを中継サーバ6を介して着側の加入者サーバ4Bに転送する(ステップS008,ステップS009)。
加入者サーバ4Bの呼接続信号制御部411Bは、呼接続信号としてのINVITEリクエストを受信する。次に、呼び出し信号制御部412Bは、呼び出し信号としての180Ringingを中継サーバ6を介して加入者サーバ4Aに送信する(ステップS010,ステップS011)。
加入者サーバ4Aの呼び出し信号制御部412Aは、呼び出し信号としての180Ringingを受信すると、受信した180Ringingを網内AS5を介してIP変換装置3Aに転送する(ステップS012,ステップS013,ステップS014)。
IP変換装置3AのRBT変換部342Aは、呼び出し信号としての180Ringingを受信すると、受信した180Ringingを電話網8AのRBTに変換し、公衆電話機2に送出する(ステップS015)。公衆電話機2の通話部21は、受信したRBTを出力し、発信者は呼び出し中であることが分かる。
次に図8を参照して動作を説明する。着側の加入者サーバ4Bの応答信号制御部413Bは、図示しないIP変換装置3Bから応答信号としての200OKを受信すると、200OKを中継サーバ6を介して加入者サーバ4Aに転送する(ステップS021,ステップS022)。
加入者サーバ4Aの応答信号制御部413Aは、応答信号としての200OKを受信すると、受信した200OKを網内AS5に転送する(ステップS023)。
網内AS5の応答収納指示信号生成部522は、応答信号としての200OKを受信すると、ステップS006で決定した度数を含む課金情報を200OKに設定する(ステップS024)。そして、応答収納指示信号生成部522は、設定した200OKを、公衆電話機2に課金を指示する収納指示信号としての200OKとし、加入者サーバ4Aを介してIP変換装置3Aに送信する(ステップS025,ステップS026)。
なお、公衆電話機2がディジタル公衆電話機であるディジタル公衆電話サービスシステムの場合、応答収納指示信号生成部522は、度数の他に、通話時間(通話レート)を付与し、収納指示信号として加入者サーバ4Aを介してIP変換装置3Aに送信する。後記する、ステップS031も同様である。
IP変換装置3Aの収納信号変換部343Aは、収納指示信号としての200OKを受信すると、収納指示信号を電話網8A内の応答収納信号に変換し、応答収納信号を公衆電話機2に送出する(ステップS027)。
なお、公衆電話機2がディジタル公衆電話機であるディジタル公衆電話サービスシステムの場合、収納信号変換部343Aは、収納指示信号としての200OKをDSS1(CONN)に変換し、ディジタル公衆電話機に送信する。
IP変換装置3Aの収納結果信号変換部344Aは、応答収納信号に対する収納の結果としての収納結果情報を受信すると、受信した収納結果情報を収納結果信号としてのACKに変換し、加入者サーバ4Aを介して網内AS5に送信する(ステップS028,ステップS029)。
なお、公衆電話機2がディジタル公衆電話機であるディジタル公衆電話サービスシステムの場合、収納結果信号変換部344Aは、収納の結果を通知するDSS1(CONN ACK)を収納結果信号としてのACKに変換する。
網内AS5のCDR反映部525は、収納結果信号としてのACKを受信すると、収納結果情報をCDRに反映する(ステップS030)。ただし、公衆電話機2が店頭公衆電話機で、プリペイドカードから収納した場合は、CDRに反映しない。また、収納結果判定部524は、料金を収納できていれば回線を接続する。これにより、通話が開始される。
網内AS5の周期収納指示信号生成部523は、ステップS006(図7参照)で決定した収納周期に従い、度数を含む課金情報を設定した周期収納指示信号としてのINFOを、加入者サーバ4Aを介してIP変換装置3Aに送信する(ステップS031,ステップS032)。
IP変換装置3Aの収納信号変換部343Aは、周期収納指示信号としてのINFOを受信すると、周期収納指示信号を電話網8A内の周期収納信号に変換し、周期収納信号を公衆電話機2に送出する(ステップS033)。
なお、公衆電話機2がディジタル公衆電話機であるディジタル公衆電話サービスシステムの場合、収納信号変換部343Aは、周期収納指示信号としてのINFOをDSS1(FAC)に変換しディジタル公衆電話機に送出する。
IP変換装置3Aの収納結果信号変換部344Aは、周期収納信号に対する収納の結果としての収納結果情報を受信すると、受信した収納結果情報を収納結果信号としての200OKに変換し、加入者サーバ4Aを介して、網内AS5へ送信する(ステップS034,ステップS035)。
なお、公衆電話機2がディジタル公衆電話機であるディジタル公衆電話サービスシステムの場合、IP変換装置3Aの収納結果信号変換部344Aは、収納の結果を通知するDSS1(FAC)を収納結果信号としての200OKに変換する。
網内AS5のCDR反映部525は、収納結果信号としての200OKを受信すると、収納結果情報をCDRに反映する(ステップS036)。ただし、公衆電話機2が店頭公衆電話機で、プリペイドカードから収納した場合は、CDRに反映しない。また、収納結果判定部524は、料金を収納できていなければ回線を切断する。それにより、通話が終了する。
以降、ステップS031からステップS036の処理を繰り返す。これで、第1実施形態に係る公衆電話サービスシステム1の動作の説明を終了する。
以上のように、第1実施形態に係る公衆電話サービスシステム1及び公衆電話サービス方法は、度数及び収納周期を決定し、応答信号に決定した度数を含む課金情報を付与した収納指示信号として公衆電話機2に送信し、また、決定した収納周期に従い、決定した度数を含む課金情報が設定された収納指示信号を公衆電話機2に送信することで、公衆電話機2の課金処理を行うことができる。よって、第1実施形態に係る公衆電話サービスシステム1及び公衆電話サービス方法によれば、IP網で課金処理を必要とする公衆電話サービスを実現することができる。
<<第2実施形態に係る公衆電話サービスシステムの構成>>
(概要)
図9は、本発明の第2実施形態に係る公衆電話サービスシステム100を示す構成図である。第2実施形態に係る公衆電話サービスシステム100は、公衆電話機2、IP変換装置103A、加入者サーバ104A、網内AS105、PSTN−GW91、中継交換機(IGS/IC)92、加入者系交換機(GC)93、加入電話機7、電話網8A,8B(以下、まとめて電話網8と呼ぶときがある)、IPネットワーク9、PSTN網94を備えて構成される。
第1実施形態と第2実施形態の違いは、IPネットワーク9にPSTN−GW91を介してPSTN網が接続されており、公衆電話機2と加入電話機7との通話がPSTN網94を介して行われることである。
ここで問題となるのが、PSTN網94の管理を、IPネットワーク9の管理者とは異なる者が管理している場合である。その場合、PSTN網94内の課金レートを課金レート情報だけで管理するのが難しいときがある。つまり、事前にPSTN網94内の課金レートを知りえない場合が存在する。第2実施形態に係る公衆電話サービスシステムは、このように、課金レートを事前に管理していない通話においても、IP網で課金処理を必要とする公衆電話サービスを実現することができる。
以下、第2実施形態に係る公衆電話サービスシステム100を構成する装置について説明する。なお、第1実施形態の公衆電話サービスシステム1と同じ装置については同一符号を付して説明を省略する。また、第2実施形態では、RFC3261として標準化されているSIPを用いて呼制御が行われているものとする。
(PSTN−GW91、IGS/IC92、GC93)
IP/PSTN接続装置としてのPSTN−GW(ゲートウェイ)91は、IPネットワーク9と、PSTN(Public Switched Telephone Network)網94という2つの異なるネットワークを接続する装置である。加入者系交換機(GC)93は、PSTN網94の加入者系呼処理を行う装置である。中継交換機(IGS/IC)92は、PSTN網94の中継系呼処理を行う装置である。
<<第2実施形態に係る公衆電話サービスシステムの機能>>
次に、図9に示す、第2実施形態に係る公衆電話サービスシステム100を構成する各装置が備える各機能を説明する。説明は、第1実施形態に係る公衆電話サービスシステム1との相違する点のみ説明し、同一の機能については同一符号を付して、説明は省略する。なお、第2実施形態でも、RFC3261として標準化されているSIPで呼制御されるものする。
<公衆電話機2が備える機能>
公衆電話機2が備える機能は、第1実施形態と同様なので、説明は省略する(図2(a)参照)。
<IP変換装置103Aが備える機能>
図9に示す、IP変換装置103Aの機能構成は、第1実施形態のIP変換装置3Aの機能構成と同じなので、新たに図示はせず、図2(b)を引用して説明する。以下、処理が異なる機能についてのみ、新たな符号を付すものとする。第1実施形態と比べて処理が異なる機能は、RBT変換部342Aであるので、第2実施形態のIP変換装置103Aは、図2のRBT変換部342AをRBT変換部1342A(図示しない)と置き換える。RBT変換部1342Aは、加入者サーバ104Aから送信される、呼び出し信号として18xを、電話網8AのRBTに変換し、公衆電話機2に送出する。
<加入者サーバ104Aが備える機能>
図9に示す、加入者サーバ104Aの機能構成は、第1実施形態の加入者サーバ4Aの機能構成と同じなので、新たに図示はせず、図3を引用して説明する。以下、処理が異なる機能についてのみ、新たな符号を付するものとする。第1実施形態と比べて処理が異なる機能は、呼接続信号制御部411A、呼び出し信号制御部412A、応答信号制御部413A、応答収納指示信号制御部414A、周期収納指示信号制御部415Aである。
第2実施形態の加入者サーバ104Aでは、図3の呼び出し信号制御部412Aを呼び出し信号制御部1412A(図示しない)と置き換える。呼び出し信号制御部1412Aは、PSTN−GW91から送信される、度数及び種別を含んだ課金情報を備える呼び出し信号としての18xを、網内AS105に転送する。また、網内AS105から送信される、先に転送した呼び出し信号としての180xを、IP変換装置103Aに転送する。
また、第2実施形態の加入者サーバ104Aでは、図3の呼接続信号制御部411A、応答信号制御部413A、応答収納指示信号制御部414A、周期収納指示信号制御部415Aを、呼接続信号制御部1411A、応答信号制御部1413A、応答収納指示信号制御部1414A、周期収納指示信号制御部1415A(いずれも図示せず)と置き換える。呼接続信号制御部411Aと、応答信号制御部413Aと、応答収納指示信号制御部414Aと、周期収納指示信号制御部415Aとは、第1実施形態の機能の説明の中継サーバ6をPSTN−GW91に置き換えて適用する。
<網内AS105が備える機能>
図9に示す、網内AS5の機能構成は、第1実施形態の網内AS5の機能構成と同じなので、新たに図示はせず、図4を引用して説明する。以下、処理が異なる機能についてのみ、新たな符号を付するものとする。第1実施形態と比べて処理が異なる機能は、呼び出し信号制御部512、度数収納周期決定部521であるので、第2実施形態の網内AS105では、図4の該当する機能を、呼び出し信号制御部1512、及び度数収納周期決定部1521(いずれも図示せず)と置き換える。
呼び出し信号制御部1512は、加入者サーバ104Aから送信される、呼び出し信号としての18xを、加入者サーバ104Aに返送する。
度数収納周期決定部1521は、第1実施形態の度数収納周期決定部521で説明した機能に加えて、度数及び種別を含んだ課金情報を備える呼び出し信号としての18xから、収納周期と度数を決定する。ここで種別(10円、または100円単位)が送信されてくる意味は、例えば、国際電話は100円単位で料金が収納されるので、度数及び収納周期の決定ではそのことが考慮される必要があるためである。なお、発信先電話番号等から、国際電話であることを判定し、種別を受信しないで生成することもできる。
また、第1実施形態の度数収納周期決定部521の機能を有する意味は、PSTN網94の課金レートを事前に協議して決定し、課金レート情報501で管理している場合に、第1実施形態で説明した機能で収納周期及び度数を決定し、事前の通知なしにPSTN網94の課金レートが変更された場合に、度数及び種別を含んだ課金情報を受信して前記した第2実施形態の機能で収納周期及び度数を決定することにある。
<PSTN−GW91が備える機能>
次に、図10を参照して、PSTN−GW91が備える機能を説明する。PSTN−GW91は、プロトコル制御部911を備える。また、このプロトコル制御部911は、呼接続信号制御部9111と、呼び出し信号制御部9112と、応答信号制御部9113とを含んで構成される。さらに、PSTN−GW91は、優先制御部82を備えることができる。以下、PSTN−GW91が備える各機能を説明する。 なお、優先制御部82については、第1実施形態のIP変換装置3A(図2(b)参照)が備える機能で説明をしたので、説明は省略する。
プロトコル制御部911は、IPネットワークの信号とPSTN網94の信号を相互に変換する。そして、発信者と受信者の呼制御に使われる信号を転送する。以下、リクエスト、及びレスポンスの種類に分けて、プロトコル制御部911の機能を説明する。
呼接続信号制御部9111は、加入者サーバ104Aから送信される、呼接続信号としてのINVITEリクエストを、PSTN網94のIAM(Initial Address Message)に変換する。また、呼接続信号制御部9111は、IAMの発信ユーザ種別欄に公衆電話機2を表すパラメータを設定し、また、発ID欄に表示不可理由「C」を設定する。そして、IGS/IC92に転送する。
呼び出し信号制御部9112は、IGS/IC92から送信される、呼び出し信号としてのACM(Address Complete Message)、CPG(Call Progress)等(以下、「ACM等」という)を、IPネットワーク9の18xに変換し、加入者サーバ104Aに転送する。
応答信号制御部9113は、IGS/IC92から送信される、応答信号としてのANM(Answer Message)を、IPネットワーク9の200OKに変換し、加入者サーバ104Aに転送する。
<IGS/IC92が備える機能>
次に、図10(b)を参照して、IGS/IC92が備える機能を説明する。IGS/IC92は、プロトコル制御部92を備える。プロトコル制御部92は、呼接続信号制御部9211と、呼び出し信号制御部9212と、応答信号制御部9213とを含んで構成される。さらに、IGS/IC92は、優先制御部82を備えることができる。以下、IGS/IC92が備える各機能を説明する。なお、優先制御部82については、第1実施形態のIP変換装置3A(図2(b)参照)が備える機能で説明をしたので、説明は省略する。
プロトコル制御部921は、発信者と受信者の呼制御に使われる信号を転送する。以下、リクエスト、及びレスポンスの種類に分けて、プロトコル制御部921の機能を説明する。
呼接続信号制御部9211は、PSTN−GW91から送信される、呼接続信号としてのIAMを、GC93に転送する。
呼び出し信号制御部9212は、PSTN−GW91から送信される、呼接続信号としてのIAMを受信したとき、呼び出し信号としてのACM等を、PSTN−GW91に送信する。
応答信号制御部9213は、GC93から応答信号としてのANMを受信すると、応答信号としてのANMを、PSTN−GW91に転送する。
<GC93が備える機能>
次に、図11を参照して、GC93が備える機能を説明する。GC93は、通話部931を備える。さらに、GC93は、発番号通知部81と、優先制御部82とを備えることができる。通話部931は、加入電話機7が送出した音声を、IGS/IC92に転送する。なお、発番号通知部81については第1実施形態の網内AS5(図4参照)が備える機能で説明をし、優先制御部82については第1実施形態のIP変換装置3A(図2(b)参照)が備える機能で説明をしたので、説明は省略する。
<加入電話機7が備える機能>
加入電話機7が備える機能は、第1実施形態と同様なので、説明は省略する(図6(b)参照)。
以上、第2実施形態に係る公衆電話サービスシステム100の機能の説明を終了する。
<<第2実施形態に係る公衆電話サービスシステムの動作>>
図12及び図13を参照して、第2実施形態に係る公衆電話サービスシステム100の動作を説明する。また、説明は、第1実施形態に係る公衆電話サービスシステム1との相違する点のみ説明し、同一の動作については同一ステップを付して、説明は省略する。
加入者サーバ104Aの呼接続信号制御部1411Aは、呼接続信号としてのINVITEリクエストを受信すると(図12のステップS007)、受信したINVITEリクエストをPSTN−GW91に転送する(ステップS501)。
PSTN−GW91の呼接続信号制御部9111は、加入者サーバ104Aから送信される、呼接続信号としてのINVITEリクエストを、PSTN網94のIAMに変換する。このとき、呼接続信号制御部9111は、IAMの発信ユーザ種別欄に公衆電話機2を表すパラメータを設定し、また、発ID欄に表示不可理由「C」を設定する(ステップS502)。そして、IGS/IC102に転送する(ステップS503)。
IGS/IC92の呼接続信号制御部9211は、IAMを受信する。次に、呼び出し信号制御部9212は、呼び出し信号としてのACM等をPSTN−GW91に送信する(ステップS504)。
PSTN−GW91の呼び出し信号制御部9112は、受信した呼び出し信号としてのACM等を、IPネットワーク9の18xに変換し、加入者サーバ104Aに転送する(ステップS505)。
加入者サーバ104Aの呼び出し信号制御部1412Aは、呼び出し信号としての18xを受信すると、受信した18xを網内AS105に転送する(ステップS506)。
網内AS105の度数収納周期決定部1521は、課金情報を含んだ呼び出し信号としての18xから、収納周期と度数を決定する(ステップS507)。そして、加入者サーバ104Aを介してIP変換装置103Aに転送する(ステップS508,ステップS509)。
IP変換装置103AのRBT変換部1342Aは、呼び出し信号としての18xを受信すると、受信した18xを電話網8AのRBTに変換し、公衆電話機2に送出する(ステップS510)。公衆電話機2の通話部21は、受信したRBTを出力し、発信者は呼び出し中であることが分かる。
次に図13を参照して動作の説明を続ける。IGS/IC92の応答信号制御部9213は、応答信号としてのANMを受信すると、PSTN−GW91に転送する(ステップS511)。
PSTN−GW91の応答信号制御部9113は、受信した応答信号としてのANMを、IPネットワーク9の200OKに変換し、加入者サーバ104Aに転送する(ステップS512)。その後は、第1実施形態のステップS023〜ステップS036と同じなので説明を省略する。
以上で、第2実施形態に係る公衆電話サービスシステム100の動作の説明を終了する。
以上のように、第2実施形態に係る公衆電話サービスシステム100及び公衆電話サービス方法は、網内AS5の記憶部50に記憶される課金レートとは異なる課金レートで通話を行う場合に、通話に適用する課金レートを通話先から受信し、新たな課金レートで度数及び収納周期を決定し、新たに決定した度数及び収納周期で公衆電話機2の課金処理を行うことができる。よって、第2実施形態に係る公衆電話サービスシステム100及び公衆電話サービス方法によれば、課金レートを管理していない通話においても、IP網で課金処理を必要とする公衆電話サービスを実現することができる。
<<アナログまたはディジタル公衆電話サービスシステム特有の機能>>
第1実施形態及び第2実施形態(以下、各実施形態と称す)に係る公衆電話サービスシステムに新たな機能を追加した例を説明する。追加する機能は、アナログ公衆電話サービスシステムまたはディジタル公衆電話サービスシステムで特有な機能である。なお、説明の便宜上、追加機能は第1実施形態に係る公衆電話サービスシステム1を用いて説明する。以下、図14を参照して、追加機能について説明する。最初に、公衆電話サービスシステム1が、(1)アナログ公衆電話サービスシステムの場合に備える追加機能を説明し、その後に、(2)ディジタル公衆電話サービスシステムの場合の追加機能を説明する。
(1)アナログ公衆電話サービスシステムの場合
<IP変換装置3Aが備える追加機能>
図14を参照して、第1実施形態に係るIP変換装置3Aが備える追加機能を説明する。IP変換装置3Aは、追加機能として、緊急ボタン発信部85と、ピンク電話識別部86を備えることができる。なお、DTファースト部87は、ディジタル公衆電話サービスシステムの場合の追加機能であるので後記する。以下、各機能を説明する。
緊急ボタン発信部85は、アナログ公衆電話機に備えられる緊急ボタンを押下し、緊急呼を許容する番号(例えば、「110」、「118」、「119」等)に通話する場合、ノーコイン発信を許容する。緊急ボタン発信部85は、アナログ公衆電話機2で緊急ボタンが押下されたことを認識して、ダイヤル信号受信時に、図示しない緊急呼用プリトランスレーションデータを索引する。そして、緊急ボタン発信部85は、ダイヤル信号が緊急呼を許容する番号(例えば、「110」、「118」、「119」等)の場合は、IPパケットに変換し発信し、緊急呼を許容する番号以外の場合は、BT接続として、IPパケットを発信しない。なお、緊急ボタン発信部85は、加入者サーバ4A、または網内AS5(いずれも図示せず)に配備することが可能である。加入者サーバ4A、網内AS5に配備する場合、緊急ボタン発信部85は、緊急ボタンが押下された情報をIP変換装置3Aを介して公衆電話機2から受信し、ダイヤル信号が緊急呼を許容する番号か否かの判断を行うようにする。この際に、IP変換装置3Aで緊急ボタンが押下されたことを認識して、加入者サーバ4A、または網内AS5でダイヤル信号が緊急呼を許容する番号か否かの判断を行うようにしてもよい。
ピンク電話識別部86は、発信元のアナログ公衆電話がピンク電話機の場合に、ピンク電話機特有の機能を実現する。ピンク電話機特有の機能としては、例えば、公衆電話機2であっても優先して接続しないことがあげられる。ピンク電話識別部86は、呼接続信号としてのINVITEリクエストのcpcパラメータに、発信者端末がピンク電話機を示すパラメータとしての「pink-payphone」を設定する。網内AS5、加入者サーバ4等の装置で、cpcパラメータに「pink-payphone」が設定されているか否かでピンク電話機からの発信であるかを判断し、cpcパラメータに「pink-payphone」が設定されていれば、各装置でピンク電話機特有の処理を行う。
(2)ディジタル公衆電話サービスシステムの場合
<IP変換装置3Aが備える追加機能>
図14を参照して、第1実施形態に係るIP変換装置3Aが備える追加機能を説明する。IP変換装置3Aは、追加機能として、DTファースト部87を備えることができる。
DTファースト部87は、ディジタル公衆電話機から通知される投入度数が「0」の場合でも、接続を許容する。DTファースト部87は、課金制御部52を備える装置に、共に備えるようにするとよい。なお、DTファースト部87は、IP変換装置3A、加入者サーバ4A、及び網内AS5に配備することが可能である。
<<課金制御部の他の装置への配備>>
第1実施形態では、図4に示すように、網内AS5が記憶部50、及び課金制御部52を備える。また、第2実施形態では、網内AS105(図示せず)が記憶部50、及び課金制御部52を備える。これに対し、各実施形態の加入者サーバ4A,104A、またはIP変換装置3A,103Aが、記憶部50、及び課金制御部52を備えることも可能である。以下、図15〜図17を参照して、網内AS5,105、加入者サーバ4A,104A、及びIP変換装置3A,103Aが記憶部50、及び課金制御部52を備える場合の特徴を示す。
(網内AS5,105配備パターン)
図15は、網内AS5,105が記憶部50、及び課金制御部52(いずれも図示せず)を備えた場合の課金処理のシーケンス図である。各実施形態は、この配備方法を適用しており、図8に示す、ステップS025以降の処理を簡略的に示したものが図15に該当する。
このように、網内AS5,105が記憶部50、及び課金制御部52を備えることで、公衆電話サービスシステム1,100は、以下の特徴がある。(1)一台のアプリケーションサーバに複数の加入者サーバ4A,104Aを接続することにより、課金データの集約が可能である。(2)課金制御を行うサーバを専用に設けることで、IPネットワーク9に従来からあるサーバ(例えば、既存の電話サービスシステムを構成する加入者サーバ4A,104Aが従来からある場合)への影響を小さくできる。
(加入者サーバ4A,104A配備パターン)
図16は、加入者サーバ4,104Aが記憶部50、及び課金制御部52(いずれも図示せず)を備えた場合の課金処理のシーケンス図である。図16は、図8に示すステップS025以降の処理を簡略的に示したものである。
このように、加入者サーバ4A,104Aが記憶部50、及び課金制御部52を備えることで、公衆電話サービスシステム1,100は、以下の特徴がある。IPネットワーク9中で遅延が発生した場合、収納周期の精度が、網内AS配備パターンよりも高い。
(IP変換装置3A,103A配備パターン)
図17は、IP変換装置3A,103Aが記憶部50、及び課金制御部52(いずれも図示せず)を備えた場合の課金処理のシーケンス図である。図17は、図8に示すステップS025以降の処理を簡略的に示したものである。
このように、IP変換装置3A,103Aが記憶部50、及び課金制御部52を備えることで、公衆電話サービスシステム1,100は、以下の特徴がある。(1)IPネットワーク9中で遅延が発生した場合、収納周期の精度が、他の配備パターンに比べて最も高い。(2)課金制御をIP変換装置3A,103Aで行うことで、IPネットワーク9に従来からあるサーバ(例えば、既存の電話サービスシステムを構成する加入者サーバ4A,104Aが従来からある場合)への影響を小さくできる。
また、ディジタル公衆電話サービスシステムでの収納結果判定では、収納結果の符号化部分の復号化、及び改ざんチェックを行う(ステップS003で引用する、ステップS028、及びステップS034)。この処理をIP変換装置に配備し、復号化してIPパケット化するIP変換装置配備パターン(図17)と、IP変換装置3A,103Aでは復号化せず、符号化のままIPパケット化し、網内AS5,105にて復号化、改ざんチェックを行う網内AS配備パターン(図15)などが可能である。
(課金制御部の他の装置への配備による効果)
前記した通り、網内AS5,105、加入者サーバ4A,104A、またはIP変換装置3A,103Aが、記憶部50、及び課金制御部52を備えることが可能であり、配置する場所によって効果も異なる。その為、実現したい公衆電話サービスに合わせて、記憶部50、及び課金制御部52を備える装置を決定することが可能である。
1 公衆電話サービスシステム
2 公衆電話機
3,3A,3B IP変換装置
4,4A,4B 加入者サーバ(呼制御サーバ)
5 網内アプリケーションサーバ(アプリケーションサーバ)
6 中継サーバ(呼制御サーバ)
7 加入電話機(電話機)
8,8A,8B 電話網
9 IPネットワーク(IP網)
21,31A,31B,71 通話部
23,33A 課金部
34A プロトコル変換部
341A ダイヤル信号変換部
342A RBT変換部
343A 収納信号変換部
344A 収納結果信号変換部
41A,41B,51,61 プロトコル制御部
411A,411B,611 呼接続信号制御部
412A,412B,512,612 呼び出し信号制御部
413A,413B,613 応答信号制御部
414A 応答収納指示信号制御部
415A 周期収納指示信号制御部
50 記憶部
501 課金レート情報
502 呼詳細情報(CDR)
52 課金制御部
521 度数収納周期決定部
522 応答収納指示信号生成部
523 周期収納指示信号生成部
524 収納結果判定部
525 CDR反映部
81 発番号通知部(発信者番号通知部)
82 優先制御部
83 公衆無料化部
84 接続制限部
85 緊急ボタン発信部
86 ピンク電話識別部
87 DTファースト部
1342 RBT変換部
1412A,1512 呼び出し信号制御部
1521 度数収納周期決定部
91 PSTN−GW
911 プロトコル制御部
9111 呼接続信号制御部
9112 呼び出し信号制御部
9113 応答信号制御部

Claims (8)

  1. IPネットワーク内のIP変換装置と、呼制御サーバと、アプリケーションサーバとが互いに電話番号を含んだデータを通信することで前記IPネットワークに接続される公衆電話機から他の電話機への通話を可能にする公衆電話サービスシステムであって、
    前記公衆電話機から送信されるダイヤル信号を、前記IPネットワークの呼接続信号に変換し、前記呼制御サーバを介して前記アプリケーションサーバに送信するダイヤル信号変換部と、前記アプリケーションサーバから送信され、当該公衆電話機に課金を指示する前記IPネットワークの収納指示信号を、電話網の収納信号に変換し、当該公衆電話機に送信する収納信号変換部と、前記収納指示信号に対して、当該公衆電話機から送信される収納の結果を通知する信号を、IPネットワークの収納結果信号に変換し、前記呼制御サーバを介して前記アプリケーションサーバに送信する収納結果信号変換部と、を備えるIP変換装置と、
    前記ダイヤル信号の送信元の公衆電話機に接続される前記IP変換装置から、前記呼接続信号を受信し、さらに、当該呼接続信号を、前記呼制御サーバを介して前記他の電話機に送信する呼接続信号制御部と、発信着信点間距離、及び時間帯を基にした単位料金あたりの通話時間である課金レートが記憶される記憶部と、前記呼接続信号を受信した場合に、公衆電話機が一回に収納する料金である度数及び収納周期を、前記課金レートを用いて決定する度数収納周期決定部と、前記呼接続信号に対して、当該他の電話機から呼接続が成功した応答信号を受信したときに、前記応答信号に前記決定した度数を含む課金情報を付与した前記収納指示信号として前記呼制御サーバを介して当該公衆電話機に送信する応答収納信号生成部と、前記決定した収納周期に従い、前記決定した度数を含む課金情報を設定した前記収納指示信号を生成し、前記呼制御サーバを介して当該公衆電話機に送信する周期収納指示信号生成部と、前記収納の結果を通知する信号の送信元の公衆電話機に接続される前記IP変換装置から、前記収納結果信号を受信したときに、料金を収納できていれば回線を維持し、料金を収納できていなければ回線を切断する収納結果判定部と、を備えるアプリケーションサーバと、を含んで構成され
    前記度数収納周期決定部は、前記度数とは異なる度数を含んだ呼び出し信号を受信し、当該呼び出し信号から、新たに収納周期及び度数を決定する、
    ことを特徴とする公衆電話サービスシステム。
  2. 前記アプリケーションサーバ、または前記IP変換装置は、
    前記ダイヤル信号の送信元の公衆電話機に接続される前記IP変換装置から、前記呼接続信号を受信した場合に、前記呼接続信号に発信者番号を通知不可とするパラメータを設定する発番号通知部をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の公衆電話サービスシステム。
  3. 前記呼制御サーバ、または前記アプリケーションサーバは、
    前記呼接続信号に設定されている電話番号が、通話可能な番号帯か否かを識別し、通話可能な番号帯なら接続処理に移行する接続制限部をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の公衆電話サービスシステム。
  4. 前記IP変換装置、前記呼制御サーバ、または前記アプリケーションサーバは、
    前記呼接続信号のパラメータに、発信者端末が公衆電話機を示すパラメータを設定する優先制御部をさらに備え、
    前記IP変換装置、前記呼制御サーバ、及び前記アプリケーションサーバは、前記優先制御部を備える場合に、前記公衆電話機を示すパラメータを設定されている呼接続信号を優先して処理する、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項の何れか一項に記載の公衆電話サービスシステム。
  5. 前記アプリケーションサーバは、
    非課金指示を受信することで、前記公衆電話機に前記収納指示信号を送信しない公衆無料化部をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項の何れか一項に記載の公衆電話サービスシステム。
  6. 前記公衆電話機がアナログ公衆電話機である場合に、
    前記IP変換装置、前記呼制御サーバ、または前記アプリケーションサーバは、
    前記公衆電話機が備える緊急ボタンを押下されたことを認識し、緊急呼を許容する番号に通話する以外はダイヤル信号を送信しない緊急ボタン発信部をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項の何れか一項に記載の公衆電話サービスシステム。
  7. IPネットワーク内のIP変換装置と、呼制御サーバと、アプリケーションサーバとが互いにデータを通信することで、前記IPネットワークに接続される公衆電話機から他の電話機への通話を可能にする公衆電話サービスシステムに用いられる公衆電話サービス方法であって、
    前記IP変換装置が、
    前記公衆電話機からのダイヤル信号を、前記IPネットワークの呼接続信号に変換した後に、前記呼接続信号を前記呼制御サーバを介して前記アプリケーションサーバに送信するステップと、
    前記アプリケーションサーバが、
    記憶部に記憶される、発信着信点間距離、及び時間帯を基にした単位料金あたりの通話時間である課金レートを用いて、当該公衆電話機が一回に収納する料金である度数及び収納周期を決定するステップと、
    前記呼制御サーバを介して通話先の当該他の電話機に送信するステップと、
    前記呼接続信号に対する応答信号を、当該他の電話機から前記呼制御サーバを介して受信するステップと、
    当該他の電話機から受信した前記応答信号に前記決定した度数を含む課金情報を付与し、当該公衆電話機に課金を指示する収納指示信号として、前記呼制御サーバを介して当該公衆電話機に接続される前記IP変換装置に送信するステップと、
    当該IP変換装置が、
    前記アプリケーションサーバから受信した前記収納指示信号を、応答収納信号に変換した後に当該公衆電話機に送信し、前記応答収納信号に対する収納結果情報を受信するステップと、
    前記公衆電話機から受信した前記収納結果情報を設定した収納結果信号を、前記呼制御サーバを介して前記アプリケーションサーバに送信するステップと、
    前記アプリケーションサーバが、
    前記決定した収納周期に従い、前記決定した度数を含む課金情報を設定した収納指示信号を、前記呼制御サーバを介して当該公衆電話機に接続される前記IP変換装置に送信するステップと、
    前記IP変換装置が、
    前記アプリケーションサーバから受信した前記収納指示信号を、周期収納信号に変換した後に当該公衆電話機に送信し、前記周期収納信号に対する収納結果情報を受信するステップと、
    前記公衆電話機から受信した前記収納結果情報を設定した収納結果信号を、前記呼制御サーバを介して前記アプリケーションサーバに送信するステップと、を実行し、
    前記アプリケーションサーバが、前記記憶部に記憶される、発信着信点間距離、及び時間帯を基にした単位料金あたりの通話時間である課金レートを用いて、当該公衆電話機が一回に収納する料金である度数及び収納周期を決定するステップは、
    前記アプリケーションサーバが、
    前記度数とは異なる度数を含んだ呼び出し信号を受信し、当該呼び出し信号から、新たに収納周期及び度数を決定する、
    ことを特徴とする公衆電話サービス方法。
  8. 請求項に記載の公衆電話サービス方法を、前記IP変換装置、前記呼制御サーバ、前記アプリケーションサーバに実行させるためのプログラム。
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