JP5280582B2 - ワイヤレス通信における共同処理のためのシステムおよび方法 - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本願は、それらの内容の全体がここに参考として組み込まれる、米国特許仮出願第61/180,738号(2009年5月22日出願、名称「ワイヤレス通信における共同処理のためのシステムおよび方法」“SYSTEMS AND METHODS FOR JOINT PROCESSING IN A WIRELESS COMMUNICATION”)および米国特許仮出願第61/181,580号(2009年5月27日出願、名称「ワイヤレス通信における共同処理のためのシステムおよび方法」“SYSTEMS AND METHODS FOR JOINT PROCESSING IN A WIRELESS COMMUNICATION”)の利益を主張するものである。
本開示は、一般に、通信システムに関し、より詳細には、ワイヤレス通信における共同処理のためのシステムおよび方法に関する。
ワイヤレス通信システムは、電話技術(telephony)、ビデオ、データ、メッセージング、およびブロードキャストなどの様々な電気通信サービスを提供するために幅広く展開されている。典型的なワイヤレス通信システムは、利用可能なシステム・リソース(例えば、帯域幅、送信パワー)を共有することにより、マルチプル(multiple)のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続技術を使用することができる。このような多元接続技術の例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、単一キャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システム、および時分割同期符号分割多元接続(TD−SCDMA:time division synchronous code division multiple access)システムを含む。
これらの多元接続技術は、種々のワイヤレス・デバイスが都市、国家、地域、および地球全体までものレベルで通信することを可能にする共通プロトコルを提供するために、様々な電気通信規格において採用されてきた。新興(emerging)の電気通信規格の一例が、ロング・ターム・エボリューション(LTE:Long Term Evolution)である。LTEは、第3世代パートナシップ・プロジェクト(3GPP)によって公表された、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)モバイル規格への拡張のセットである。これは、スペクトル効率を改善することによってモバイル・ブロードバンド・インターネット・アクセスをより良くサポートし、コストを下げ、サービスを改善し、新しいスペクトルを利用し、また、ダウンリンク(DL)上のOFDMA、アップリンク(UL)上のSC−FDMA、および多入力多出力(MIMO)アンテナ技術を使用して他のオープン規格とより良く統合するように設計されている。しかしながら、モバイル・ブロードバンド・アクセスの需要が増大し続けるにつれて、LTE技術におけるさらなる改良の必要性が存在する。好ましくは、これらの改良は、他のマルチアクセス(multi-access)技術およびこれらの技術を使用する電気通信規格に適用可能であるべきである。
本開示の一態様では、信号が複数の基地局から受信され、該複数の基地局間の少なくとも1つの同期パラメータの測定が行なわれる、方法、装置、およびコンピュータプログラムプロダクトが提供される。さらに、信号は、少なくとも1つの同期パラメータに関する情報と共に、複数の基地局のうちの少なくとも1つへ送信される。
本開示の一態様では、基地局が、ユーザ機器に信号を送信し、該基地局と少なくとも1つの他の基地局との間の少なくとも1つの同期パラメータに関する情報と共に、ユーザ機器から信号を受信する、方法、装置、およびコンピュータプログラムプロダクトが提供される。さらに、オフセットが、該基地局と少なくとも1つの他の基地局との間の受信された少なくとも1つの同期パラメータにおいて決定され、決定されたオフセットに基づいて、該基地局において送信波形への調整が行なわれる。
図1は、処理システムを使用する装置に関するハードウェア実装の一例を示す図である。 図2は、ネットワーク・アーキテクチャの一例を示す図である。 図3は、アクセス・ネットワークの一例を示す図である。 図4は、アクセス・ネットワークで使用するためのフレーム構造の一例を示す図である。 図5は、LTEにおけるULのための例示的なフォーマットを示す図である。 図6は、ユーザおよび制御プレーンに関する無線プロトコル・アーキテクチャの一例を示す図である。 図7は、アクセス・ネットワークにおけるeNodeBおよびUEの一例を示す図である。 図8は、マルチプルの送信機から複数の信号を受信するUEを例示する図である。 図9は、重なり合った複数のワイヤレス通信セルを例示する図である。 図10は、マルチプルの送信信号の間の複数の同期パラメータにおけるオフセットに関する報告および調整の方法を例示する表である。 図11は、ワイヤレス通信の方法の流れ図である。 図12は、ワイヤレス通信の方法の流れ図である。 図13は、例示的な装置の機能を示す概念的なブロック図である。 図14は、例示的な装置の機能を示す概念的なブロック図である。
添付図面に関連して以下に記載される詳細な説明は、様々な構成の説明として意図され、ここで説明される概念が実施されうる構成のみを表すことを意図したものではない。詳細な説明は、様々な概念の完全な理解をもたらすことを目的として特定の詳細を含む。しかしながら、これらの概念がこれら特定の詳細なしで実施されうることは、当業者にとって明らかであろう。いくつかの事例では、よく知られている構造およびコンポーネントは、このような概念を曖昧にすることを避けるために、ブロック図形式で示される。
電気通信システムのいくつかの態様が、ここで様々な装置および方法に関して提示される。これらの装置および方法は、以下の詳細な説明において説明され、(総称的に「要素(elements)」と呼ばれる)様々なブロック、モジュール、コンポーネント、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズムなどによって添付図面中に例示される。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータ・ソフトウェア、またはこれらの任意の組み合わせを使用して実装されることができる。このような要素が、ハードウェアとして実装されるかソフトウェアとして実装されるかは、システム全体に課せられた設計制約および特定のアプリケーションによって決まる。
例として、要素、または要素の任意の部分、または複数の要素の任意の組み合わせが、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」を用いて実装されることができる。プロセッサの例には、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA:field programmable gate arrays)、プログラマブル・ロジック・デバイス(PLD)、ステート・マシン(state machines)、ゲート・ロジック(gated logic)、ディスクリート(discrete)・ハードウェア回路、およびこの開示の全体にわたって説明される様々な機能を実行するように構成された他の適切なハードウェアが含まれる。処理システムにおける1つまたは複数のプロセッサは、ソフトウェアを実行することができる。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、あるいはその他の方法で呼ばれるか否かにかかわらず、命令、命令セット、コード、コード・セグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェア・モジュール、アプリケーション、ソフトウェア・アプリケーション、ソフトウェア・パッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル(executables)、実行スレッド、プロシージャ、機能などを意味するように広く解釈されるべきである。ソフトウェアは、コンピュータ可読媒体上に存在することができる。コンピュータ可読媒体は、一例として、磁気記憶デバイス(例えば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ)、光ディスク(例えば、コンパクト・ディスク(CD)、デジタル多用的ディスク(DVD))、スマートカード、フラッシュメモリ・デバイス(例えば、カード、スティック、キードライブ)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、レジスタ、リムーバブル・ディスク、キャリア波、伝送路、およびソフトウェアを記憶または伝送するためのその他任意の適切な媒体を含みうる。コンピュータ可読媒体は、処理システム内に存在するか、処理システムの外部に存在するか、あるいは処理システムを含む複数のエンティティにわたって分散されうる。コンピュータ可読媒体は、コンピュータプログラムプロダクトにおいて有形に実施されることができる。一例として、コンピュータプログラムプロダクトは、パッケージング・マテリアルにおけるコンピュータ可読媒体を含みうる。当業者は、システム全体に課せられた全体的な設計制約および特定のアプリケーションに応じて、この開示の全体にわたって示されて説明される機能をどのように実装するのが最善であるかを認識するであろう。
図1は、処理システム114を使用する装置100に関するハードウェア実装の一例を示す概念図である。この例では、処理システム114は、バス102によって一般的に表されたバス・アーキテクチャを用いて実装されることができる。バス102は、処理システム114の具体的なアプリケーションおよび全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含むことができる。バス102は、プロセッサ104によって一般的に表わされた1つまた複数のプロセッサと、コンピュータ可読媒体106によって一般的に表わされたコンピュータ可読媒体とを含む様々な回路をつなぎ合わせる。バス102は、また、タイミングソース、周辺装置、電圧レギュレータ、およびパワー管理回路などの様々な他の回路をつなぐこともできるが、これらは当技術において周知であるので、これ以上は説明しない。バス・インタフェース108は、バス102とトランシーバ110との間のインタフェースを提供する。トランシーバ110は、伝送媒体上で様々な他の装置と通信するための手段を提供する。装置の性質に応じて、ユーザ・インタフェース112(例えば、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロホン、ジョイスティック)が、また、提供されうる。
プロセッサ104は、バス102を管理することと、コンピュータ可読媒体106上に記憶されたソフトウェアの実行を含む、全般的な処理とを担っている。ソフトウェアは、プロセッサ104によって実行されるときに、特定の装置に関して以下で説明される様々な機能を処理システム114に実行させる。コンピュータ可読媒体106は、また、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ104によって操作されるデータを記憶するために使用されうる。
様々な装置を使用する電気通信システムの一例が、ここで、図2に示されるLTEネットワーク・アーキテクチャを参照して示される。LTEネットワーク・アーキテクチャ200は、コア・ネットワーク202およびアクセス・ネットワーク204を用いて示されている。この例では、コア・ネットワーク202は、アクセス・ネットワーク204にパケット交換サービスを提供するが、この開示の全体にわたって示される様々な概念は、回線交換サービスを提供するコア・ネットワークまで広げられうることを、当業者は容易に理解するであろう。
アクセス・ネットワーク204は、単一の装置212を用いて示されており、この装置212は、LTEアプリケーションでは一般的に発展型(evolved)NodeBと呼ばれるが、当業者には、また、基地局、ベーストランシーバ局、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、または他の何らかの適切な用語として呼ばれうる。eNodeB 212は、モバイル装置214のために、コア・ネットワーク202へのアクセス・ポイントを提供する。モバイルの装置の例には、セルラ電話、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、衛星ラジオ、全地球測位システム、マルチメディア・デバイス、ビデオ・デバイス、デジタル・オーディオ・プレーヤ(例えば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲーム機、またはその他任意の類似機能のデバイスが含まれる。モバイル装置214は、LTEアプリケーションでは一般的にユーザ機器(UE)と呼ばれるが、当業者には、また、移動局、加入者局、モバイル・ユニット、加入者ユニット、ワイヤレス・ユニット、遠隔ユニット、モバイル・デバイス、ワイヤレス・デバイス、ワイヤレス通信デバイス、遠隔デバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、遠隔端末、ハンドセット、ユーザ・エージェント、モバイル・クライアント、クライアント、または他の何らかの適切な用語として呼ばれうる。
コア・ネットワーク202は、パケット・データ・ノード(PDN)・ゲートウェイ208およびサービング・ゲートウェイ210を含むいくつかの装置を用いて示されている。PDNゲートウェイ208は、アクセス・ネットワーク204のために、パケットベースのネットワーク206への接続を提供する。この例では、パケットベースのネットワーク206は、インターネットであるが、この開示の全体にわたって示される概念は、インターネット・アプリケーションだけに限定されない。PDNゲートウェイ208の主な機能は、ネットワーク接続性をUE 214に提供することである。複数のデータパケットは、UE 214がアクセス・ネットワーク204内を動き回る(roams)ときにローカル・モビリティ・アンカー(local mobility anchor)の働きをするサービング・ゲートウェイ210を通じて、PDNゲートウェイ208とUE 214との間で運ばれる。
LTEネットワーク・アーキテクチャにおけるアクセス・ネットワークの一例が、ここで図3を参照して示される。この例では、アクセス・ネットワーク300は、いくつかのセルラ領域(セル)302に分割される。eNodeB 304が、セル302に割り当てられ、セル302内のすべてのUE 306にコア・ネットワーク202(図2を参照)へのアクセス・ポイントを提供するように構成される。アクセス・ネットワーク300のこの例では、集中型のコントローラは存在しないが、代替的な構成では集中型のコントローラが使用されうる。eNodeB 304は、無線ベアラ制御、承認制御、モビリティ制御、スケジューリング、セキュリティ、およびコア・ネットワーク202におけるサービング・ゲートウェイ210(図2を参照)への接続を含む、すべての無線関連機能を担う。
アクセス・ネットワーク300によって使用される変調および多元接続スキームは、展開されている特定の電気通信規格に応じて異なるものでありうる。LTEアプリケーションでは、周波数分割複信(FDD)および時分割複信(TDD)の両方をサポートするために、SC−FDMAがUL上で使用され、OFDMがDL上で使用される。ここで示される様々な概念が、LTEアプリケーションによく適していることを、当業者は、以下の詳細な説明から容易に理解するであろう。しかしながら、これらの概念は、他の変調および多元接続技術を使用する他の電気通信規格まで容易に拡張されうる。一例として、これらの概念は、EV−DO(Evolution-Data Optimized)またはウルトラ・モバイル・ブロードバンド(UMB)まで拡張されうる。EV−DOおよびUMBは、CDMA2000の規格ファミリーの一部として第3世代パートナシップ・プロジェクト2(3GPP2)によって公表されたエア・インタフェース(air interface)規格群であり、移動局にブロードバンド・インターネット・アクセスを提供するためにCDMAを使用する。これらの概念は、また、広帯域CDMA(W−CDMA)およびTD−SCDMAのようなCDMAの他の変形を使用するユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、TDMAを使用するグローバルシステム・フォー・モバイルコミュニケーションズ(GSM)(登録商標)、ならびにOFDMAを使用するフラッシュOFDM、IEEE802.20、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.11(Wi−Fi)、ウルトラ・モバイル・ブロードバンド(UMB)、発展型UTRA(E−UTRA)まで拡張されうる。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTEおよびGSMは、3GPP団体からの文書の中で説明されている。CDMA2000およびUMBは、3GPP2団体からの文書の中で説明されている。使用される実際のワイヤレス通信規格および多元接続技術は、システムに課せられる全体的な設計制約および特定のアプリケーションによって決まることになろう。
eNodeB 304は、MIMO技術をサポートするマルチプルのアンテナを有することができる。MIMO技術の使用によって、eNodeB 304は、空間多重化、ビームフォーミング、および送信ダイバーシチをサポートするために空間領域を活用することが可能になる。
空間多重化は、同じ周波数上で同時にデータの複数の異なるストリームを送信するために使用されうる。複数のデータストリームは、データレートを増大させるために単一のUE 306へ送信されることができ、またはシステム全体の容量を増大させるためにマルチプルのUE 306へ送信されることができる。これは、各データストリームを空間的にプリコーディング(precoding)し、次に空間的にプリコーディングされた各ストリームをダウンリンク上で異なる送信アンテナを通じて送信することによって達成される。空間的にプリコーディングされた複数のデータストリームは、異なる空間シグネチャ(spatial signature)と共に(1つまたは複数の)UE 306に到着し、それによって、(1つまたは複数の)UE 306の各々は、そのUE 306に宛先を指定された1つまたは複数のデータストリームを回復することが可能になる。アップリンク上では、各UE 306は、空間的にプリコーディングされたデータストリームを送信し、それによって、eNodeB 304は、空間的にプリコーディングされた各データストリームのソースを識別することが可能になる。
空間多重化は、一般にチャネル状態が良いときに使用される。チャネル状態があまり好ましくないときには、ビームフォーミングが、1つまたは複数の方向に送信エネルギーを集中させるために使用されることができる。これは、マルチプルのアンテナを通じての送信のために、データを空間的にプリコーディングすることによって達成されうる。セルのエッジのところで良いカバレッジを達成するために、単一ストリームのビームフォーミング送信が、送信ダイバーシチと組み合わせて使用されうる。
以下の詳細な説明では、アクセス・ネットワークの様々な態様が、ダウンリンク上でOFDMをサポートするMIMOシステムに関して説明される。OFDMは、OFDMシンボル内でいくつかのサブキャリアにわたってデータを変調するスペクトル拡散技術である。これらのサブキャリアは、精密な周波数間隔で隔てられている。この間隔をあけることは、受信機が複数のサブキャリアからのデータを回復することを可能にする「直交性(orthogonality)」を提供する。時間領域では、ガードインターバル(例えば、サイクリック・プリフィックス(cyclic prefix))が、OFDMシンボル間干渉(inter-OFDM-symbol)に対処するために各OFDMシンボルに追加されることができる。アップリンクは、高いピーク電力対平均電力比(PARR:peak-to-average power ratio)を補償するために、DFT拡散OFDM信号の形でSC−FDMAを使用することができる。
様々なフレーム構造が、DLおよびULの送信をサポートするために使用されることができる。DLフレーム構造の一例が、ここで図4を参照して示される。しかしながら、任意の特定のアプリケーションのためのフレーム構造は、任意の数の因子に応じて異なりうることを、当業者は容易に理解するであろう。この例では、フレーム(10ms)は、10個の等しいサイズのサブフレームに分割される。各サブフレームは、2つの連続したタイムスロットを含む。
リソース・グリッド(resource grid)が、2つのタイムスロットを表わすために使用されることができ、2つのタイムスロットの各々はリソース・ブロックを含んでいる。リソース・グリッドは、マルチプルのリソース要素に分割される。LTEでは、リソース・ブロックは、周波数領域内に12個の連続したサブキャリアを含み、各OFDMシンボル内の通常のサイクリック・プリフィックスについては、時間領域内に7個の連続したOFDMシンボルを含み、または84個のリソース要素を含む。RおよびRとして示されるような、リソース要素のうちのいくつかは、DLリファレンス信号(DL−RS)を含む。DL−RSは、セル固有のRS(CRS)(ときに共通RSとも呼ばれる)、およびUE固有のRS(UE−RS)を含む。UE−RSは、対応する物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)がその上にマップされるリソース・ブロック上でのみ送信される。各リソース要素によって搬送されるビット数は、変調スキームによって決まる。したがって、UEが受信するリソース・ブロックが多く、変調スキームが高いほど、UEのためのデータレートがより高くなる。
ULフレーム構造の一例が、ここで図5を参照して示される。図5は、LTEにおけるULのための例示的なフォーマットを示す。ULのための利用可能な複数のリソース・ブロックは、データ・セクションおよび制御セクションに区分されうる。制御セクションは、システム帯域幅の2つのエッジのところに形成されることができ、設定可能な(configurable)サイズを有することができる。制御セクション内の複数のリソース・ブロックは、制御情報の送信のために複数のUEに割り当てられることができる。データ・セクションは、制御セクションに含まれないすべてのリソース・ブロックを含みうる。図5における設計は、隣接する複数のサブキャリアを含むデータ・セクションをもたらし、これは、単一のUEが、データ・セクションにおいてすべての隣接するサブキャリアを割り当てられることを可能にすることができる。
UEは、eNodeBへ制御情報を送信するために、制御セクションにおいてリソース・ブロック510a、510bを割り当てられることができる。UEは、また、eNodeBへデータを送信するために、データ・セクションにおいてリソース・ブロック520a、520bを割り当てられることができる。UEは、制御セクション内の割り当てられた複数のリソース・ブロック上で、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)において制御情報を送信することができる。UEは、データ・セクション内の割り当てられた複数のリソース・ブロック上で、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)において、データのみを、またはデータと制御情報との両方を送信することができる。UL送信は、図5に示されるように、サブフレームの両方のスロットにまたがることができ、周波数をまたいでホップ(hop)することができる。
図5に示されるように、複数のリソース・ブロックのセットは、初期システム・アクセスを実行し、物理ランダム・アクセス・チャネル(PRACH)においてUL同期を達成するために使用されることができる。PRACHは、ランダム系列を搬送し、ULデータ/シグナリングは搬送することができない。各ラングム・アクセス・プリアンブルは、6個の連続したリソース・ブロックに対応する帯域幅を占有する。開始周波数は、ネットワークによって指定される。すなわち、ランダム・アクセス・プリアンブルの送信は、ある特定の時間および周波数リソースだけに限られる。PRACHについては、周波数ホッピングは存在しない。PRACH試行(attempt)は、単一のサブフレーム(1ms)において搬送され、UEは、フレーム(10ms)毎に単一のPRACH試行のみを行うことができる。
LTEにおけるPUCCH、PUSCH、およびPRACHは、「発展型ユニバーサル地上無線アクセス(E−UTRA);物理チャネルおよび変調(Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical Channels and Modulation)」と題された、3GPP TS 36.211において説明されており、これは公的に利用可能である。
無線プロトコル・アーキテクチャは、特定のアプリケーションに応じて、様々な形態をとることができる。LTEシステムについての一例が、ここで図6を参照して示される。図6は、ユーザ・プレーンおよび制御プレーンに関する無線プロトコル・アーキテクチャの一例を示す概念図である。
図6を参照すると、UEおよびeNodeBに関する無線プロトコル・アーキテクチャは、3つのレイヤ:レイヤ1、レイヤ2、およびレイヤ3、を用いて示されている。レイヤ1は、最下位のレイヤであり、様々な物理レイヤ信号処理機能を実装する。レイヤ1は、ここでは物理レイヤ606と呼ばれる。レイヤ2(L2レイヤ)608は、物理レイヤ606よりも上にあり、物理レイヤ606の上でのUEとeNodeBとの間のリンクを担う。
ユーザ・プレーンでは、L2レイヤ608は、媒体アクセス制御(MAC)サブレイヤ610、無線リンク制御(RLC)サブレイヤ612、およびパケット・データ・コンバージェンス・プロトコル(PDCP)614サブレイヤを含み、これらは、ネットワーク側でeNodeBのところで終わる。図示されていないが、UEは、ネットワーク側でPDNゲートウェイ208(図2を参照)のところで終わるネットワーク・レイヤ(例えば、IPレイヤ)と、接続の他端(例えば、遠端UE(far end UE)、サーバなど)のところで終わるアプリケーション・レイヤとを含む、L2レイヤ608より上のいくつかの上位レイヤを有することができる。
PDCPサブレイヤ614は、異なる複数の無線ベアラと複数の論理チャネルとの間の多重化を提供する。PDCPサブレイヤ614は、また、無線伝送オーバヘッドを低減させるために上位レイヤ・データパケットに関するヘッダ圧縮と、データパケットを暗号化することによるセキュリティと、eNodeB間のUEのためのハンドオーバ・サポートとを提供する。RLCサブレイヤ612は、上位レイヤ・データパケットのセグメント化および再組立てと、失われたデータパケットの再送信と、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)により順序が狂った(out-of-order)受信を補償するための並べ換え(reordering)とを提供する。MACサブレイヤ610は、論理チャネルとトランスポート・チャネルとの間の多重化を提供する。MACサブレイヤ610は、また、複数のUEの間で、1つのセルにおける様々な無線リソース(例えば、リソース・ブロック)を割り当てることを担う。MACサブレイヤ610は、また、HARQオペレーションを担う。
制御プレーンでは、UEおよびeNodeBのための無線プロトコル・アーキテクチャは、制御プレーンについてはヘッダ圧縮機能がないということを除いて、物理レイヤ606およびL2レイヤ608に関して実質的に同じである。制御プレーンは、また、レイヤ3内に無線リソース制御(RRC)サブレイヤ616を含む。RRCサブレイヤ616は、無線リソース(すなわち、無線ベアラ)を得ることと、eNodeBとUEとの間でRRCシグナリングを使用して下位レイヤを構成することとを担う。
図7は、アクセス・ネットワークにおいてUE 750と通信状態にあるeNodeB 710のブロック図である。DLでは、コア・ネットワークからの上位レイヤ・パケットは、コントローラ/プロセッサ775に提供される。コントローラ/プロセッサ775は、図6に関して前に説明されたL2レイヤの機能を実装する。DLでは、コントローラ/プロセッサ775は、ヘッダの圧縮、暗号化、パケットのセグメント化および並べ換え、論理チャネルとトランスポート・チャネルとの間の多重化、ならびに様々な優先度メトリクス(metrics)に基づくUE 750への無線リソースの割り当てを提供する。コントローラ/プロセッサ775は、また、HARQオペレーション、失われたパケットの再送信、およびUE 750へのシグナリングを担う。
TXプロセッサ716は、L1レイヤ(すなわち、物理レイヤ)のための様々な信号処理機能を実装する。この信号処理機能は、UE 750における前方誤り訂正(FEC:forward error correction)を促進するための符号化およびインタリービング(interleaving)、ならびに様々な変調スキーム(例えば、2相位相変調(BPSK)、4相位相変調(QPSK)、M相位相変調(M−PSK)、M直交振幅変調(M−QAM))に基づく信号コンスタレーションへのマッピングを含む。その後、符号化および変調されたシンボルは、複数の並列ストリームに分割される。その後、各ストリームは、OFDMサブキャリアへマップされ、時間および/または周波数の領域においてリファレンス信号(例えば、パイロット)を用いて多重化され、次いで、時間領域のOFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成するために、逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して組み合わされる。OFDMストリームは、マルチプルの空間ストリームを生成するために、空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器774からのチャネル推定値は、符号化および変調スキームを決定するためにも、また空間処理のためにも使用されうる。チャネル推定は、UE 750によって送信されるチャネル状態フィードバックおよび/またはリファレンス信号から導出されうる。各空間ストリームは、次いで、別個の送信機718TXを介して異なるアンテナ720に提供される。各送信機718TXは、送信のために、それぞれの空間ストリームを用いてRFキャリアを変調する。
UE 750において、各受信機754RXは、そのそれぞれのアンテナ752を通じて信号を受信する。各受信機754RXは、RFキャリア上に変調された情報を回復して、受信機(RX)プロセッサ756へこの情報を提供する。
RXプロセッサ756は、L1レイヤの様々な信号処理機能を実装する。RXプロセッサ756は、UE 750へ宛先指定された任意の空間ストリームを回復するために、情報に対して空間処理を実行する。マルチプルの空間ストリームがUE 750へ宛先指定されている場合、それらは、RXプロセッサ756によって単一のOFDMシンボルストリームへと組み合わされることができる。RXプロセッサ756は、次いで、高速フーリエ変換(FFT)を使用して、OFDMシンボルストリームを時間領域から周波数領域に変換する。周波数領域の信号は、OFDM信号の各サブキャリアのために、個別のOFDMシンボルストリームを具備する。各サブキャリア上のシンボル、およびリファレンス信号は、eNodeB 710によって送信された最も有望な信号コンスタレーション点を決定することによって復調および回復される。これらの軟判定は、チャネル推定器758によって計算されたチャネル推定値に基づきうる。その後、軟判定は、物理チャネル上でeNodeB 710によって当初送信されたデータおよび制御信号を回復するために、復号化およびデインタリーブ(deinterleaved)される。その後、データおよび制御信号は、コントローラ/プロセッサ759へ提供される。
コントローラ/プロセッサ759は、図5に関して前に説明されたL2レイヤを実装する。ULでは、コントローラ/プロセッサ759は、コア・ネットワークからの上位レイヤ・パケットを回復するために、トランスポート・チャネルと論理チャネルとの間の逆多重化、パケットの再組立て、暗号の解読(deciphering)、ヘッダの復元、制御信号処理を提供する。その後、上位レイヤ・パケットは、データシンク762に提供され、それは、L2レイヤより上のすべてのプロトコル・レイヤを表わす。様々な制御信号は、また、L3処理のために、データシンク762へ提供されることができる。コントローラ/プロセッサ759は、また、HARQオペレーションをサポートするために、肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルを使用する誤り検出を担う。
ULでは、データソース767は、コントローラ/プロセッサ759に上位レイヤ・パケットを提供するために使用される。データソース767は、L2レイヤ(L2)より上のすべてのプロトコル・レイヤを表わす。eNodeB 710によるDL送信に関して説明された機能と同様に、コントローラ/プロセッサ759は、ヘッダの圧縮、暗号化、パケットのセグメント化および並べ換え、ならびにeNodeB 710による無線リソースの割り当てに基づく論理チャネルとトランスポート・チャネルとの間の多重化を提供することによって、ユーザ・プレーンおよび制御プレーンについてL2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサ759は、また、HARQオペレーション、失われたパケットの再送信、およびeNodeB 710へのシグナリングを担う。
eNodeB 710によって送信されたフィードバックまたはリファレンス信号からチャネル推定器758によって導出されたチャネル推定値は、TXプロセッサ768によって、適切な符号化および変調のスキームを選択するため、ならびに空間処理を容易にするために使用されることができる。TXプロセッサ768によって生成された複数の空間ストリームは、別個の送信機754TXによって異なるアンテナ752へ提供される。各送信機754TXは、送信のために、それぞれの空間のストリームを用いてRFキャリアを変調する。
UL送信は、UE 750における受信機機能に関して説明されたのと同様の方法でeNodeB 710において処理される。各受信機718RXは、そのそれぞれのアンテナ720を通じて信号を受信する。各受信機718RXは、RFキャリア上に変調された情報を回復し、その情報をRXプロセッサ770に提供する。RXプロセッサ770は、L1レイヤを実装する。
コントローラ/プロセッサ759は、図6に関して前に説明されたL2レイヤを実装する。ULでは、コントローラ/プロセッサ759は、UE 750からの上位レイヤ・パケットを回復するために、トランスポート・チャネルと論理チャネルとの間の逆多重化、パケットの再組立て、暗号の解読、ヘッダの復元、制御信号処理を提供する。コントローラ/プロセッサ775からの上位レイヤ・パケットは、コア・ネットワークへ提供されることができる。コントローラ/プロセッサ759は、また、HARQオペレーションをサポートするために、肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルを使用する誤り検出を担う。
図1に関して説明された処理システム114は、eNodeB 710を含みうる。具体的には、処理システム114は、TXプロセッサ716、RXプロセッサ770、およびコントローラ/プロセッサ775を含む。図1に関して説明された処理システム114は、UE 750を含みうる。具体的には、処理システム100は、TXプロセッサ768、RXプロセッサ756、およびコントローラ/プロセッサ759を含む。
図8は、第1の送信機804および第2の送信機806から信号808、810を受信するUE 802を例示している。第1および第2の送信機は、第1および第2のセルに対応することができる。第1および第2の送信機は、例えば、第1および第2の基地局であることができる。これらのセルは、共同で(jointly)UEにパケットを送ることができる。UE 802によって受信される信号808および810は、時間および/または周波数において同期していないことがありうる。これは、第1および第2のセルからUE 802への飛行時間(time-of-flight)の差に起因する、あるいは第1および第2のセルにおいて完全な同期がないことに起因するものでありうる。飛行時間の差は、第1および第2のセルに関して、UE 802において受信される信号間に遅延スプレッド(delay spread)を引き起こす。時間領域における遅延スプレッドは、周波数選択性の高いチャネル(highly frequency selective channel)を生成する。時間における遅延スプレッドは、周波数領域における位相ランプ(phase ramp)を生成する。図8では、2つの送信機のみが示されているが、UE 802は、任意の数の送信機から複数の信号を受信することができる。
周波数領域における周波数オフセットによって引き起こされる時間における位相ランプは、遅延スプレッド問題の逆である。時間における位相ランプは、周波数領域における周波数オフセットによって引き起こされうる。これは、高いドップラー・シフト(Doppler shift)チャネルと同様の、時間における非相関チャネル(decorrelating channel)を生成する。これは、数ミリ秒後に、共同のチャネル方向情報(CDI:Channel Direction Information)フィードバックを役に立たないものにする。
時間領域または周波数領域のいずれかにおける複数のセルからの共同信号間のオフセットは、様々なアプリケーションの性能を低下させる。特に、これらのアプリケーションは、コヒーレント(coherent)共同処理、協調ビームフォーミング(cooperative beamforming)または非コヒーレント共同処理、協調サイレンシング(cooperative silencing)、中継、単一周波数ネットワーク上のマルチメディア・ブロードキャスト(MBSFN)オペレーション、位置決め、サーチおよび測定、あるいはセル間干渉除去を含みうる。表1は、様々なアプリケーションに関する例示的な到着時間差(TDOA:time difference-of-arrival)および遅延スプレッドを示す。
Figure 0005280582
図9は、第1のセル902および第2のセル904が、異なる規模の重なり合うセルでありうることを例示している。例えば、第1のセル902は、基地局906を有するマクロ・セルであることができ、また、第2のセル904は、送信機908を通じて送信するピコ・セルまたはフェムト・セルであることができる。第1および第2のセルは、また、重なり合う送信範囲を伴う、同程度のスケール(comparable scale)を有することができる。2つの重なり合うセルのみが示されているが、UEは、任意の数のセルから複数の信号を受信することができる。図9は、また、各セルが複数のUEと通信できることを示している。これらのUEは、UE 910およびUE 912に関して例示されているように、第1のセル902および第2のセル904から共同通信(joint communication)を受信することができる。第1および第2のセルは、また、UE 914およびUE 916に関して例示されているように、UEと排他的に通信することができる。
例えば、CoMP共同処理は、1つのUEに複数のパケットを共同で送るマルチプルのセルを伴う。図8−10に関して説明されているように、遅延スプレッドは、マルチプルのセルからの複数の信号間の飛行時間の差、または複数のセル間に同期がないことが原因で生じうる。2つの信号間に同期がないことは、CoMP共同処理に関する信号性能を低下させる。
ビームフォーミングは、たとえ弱いワイヤレス・チャネルであっても、より多くのデータ量を配信(deliver)するために、最強のパイプ上に送信パワーを集中させることに関わる。ビームフォーミングは、信号が、送信機側においてある方向に集中され、受信機またはUEにおいてコヒーレントに受信されることを可能にする。ビームフォーミングは、プリコーディングと呼ばれるデジタル処理技術を通じて達成される。プリコーディングは、異なる複数のアンテナ上で異なる重みづけおよび位相シフティング(phase shifting)を用いてデータストリームを送ることに関わる。送信機は、受信機から受信されたチャネル情報フィードバックから得られる、チャネルについてのその知識に基づいて、プリコーディングを決定する。その後、受信機は、各々の受信アンテナからの各信号に重みづけおよび位相シフティングを適用する。これらの信号は、受信機においてコヒーレントに組み合わされ、すなわち、それらの信号は、時間および位相をアライメントされて組み合わされる。
マルチプルのセル間の遅延スプレッドおよび周波数領域における位相ランプは、UEのところで受信される有効なビームが、送信機のところで送られる有効なビームとは異なるので、共同ビームフォーミングの性能を低下させる。したがって、スプレッドはビームを劣化させる。
干渉除去は、2つの受信された信号の間にミスアライメントが存在するときに、同様に低下する。周波数におけるミスアライメントは、干渉除去の複雑さを増大させ、また、性能を低下させうる。時間におけるミスアライメントは、UEが干渉除去を実行する能力を低下させる。
図8および図9に関して上述したように、UEは、複数のセルから信号を受信することができる。TDOAの影響に対処するために、UEは、異なる複数のセル間の複数の同期パラメータを測定し、該複数の同期パラメータに関する情報と共に、複数のセルのうちの少なくとも1つに信号を送信することができる。これに応じて、セルは、それ自体と少なくとも1つの他のセルとの間の受信された同期パラメータにおけるオフセットを決定することができる。その後、セルは、決定されたオフセットに基づいて、送信波形を調整することができる。
図10は、同期パラメータを報告するための、および同期パラメータに基づいて送信波形を調整するための、例示的な実装を例示している。同期パラメータ1002は、時間1008および周波数1010を含みうる。
時間ベースの同期パラメータ1008については、UEは、複数のセルまたは基地局に関してTDOAオフセットを測定することができる。UEは、複数のセルのうちの少なくとも1つにTDOAオフセットを報告する信号を送信する(1012)。少なくとも1つのセルは、報告されたTDOAオフセットに基づいて、送信波形を調整することができる。例えば、少なくとも1つのセルは、UEにおけるTDOAオフセットを低減させるために、送信時間を調整することによって、送信波形を調整することができる(1014)。これは、このセルによってマルチプルのUEがサービスされるときには、実現可能性が低くなる。TDOAの影響を低減させるための別の方法は、TDOAに起因してUEのところで生じる位相ランプを補償するために、セルにおいて位相ランプを適用することである(1016)。これは、専用リファレンス信号を用いると達成が容易となりえる、なぜなら、位相ランプは、UEにとってトランスペアレント(transparent)であるからである。
周波数領域において位相ランプを適用することは、タイミングを調整することと同様の結果をもたらす。例えば、ミスアライメントが、サイクリック・プリフィックス(CP)のスペース(space)内にある場合、1016でのように、位相ランプが適用されうる。ミスアライメントが、シンボル長を越えて続く場合、1014でのように、送信時間を調整することが好ましくありうる。
UEから送信されるTDOA報告は、プリコーディングマトリクスインジケータ(PMI)がそれにわたって報告される帯域幅に比例する精度で量子化されることができる。したがって、10MHzにわたる広帯域チャネル方向情報(CDI)が使用される場合、副帯域CDIが使用されるときよりも、より粗い細度(coarse granularity)がTDOA報告のために使用されることができる。PMI報告が、10MHzのような、大きな帯域幅にわたって報告されている場合、タイミングの精度が低減されうる。この設定は、eNBによって構成されることができる。この設定は、また、UEにおいて構成されることもできる。これは、TDOAフィードバック報告に必要とされるビット数とCDI精度との間のトレードオフを可能にする。
周波数ベースの同期パラメータ1010については、UEは、複数のセルから受信された複数の信号間の周波数オフセットを測定することができる。その後、UEは、複数のセルのうちの少なくとも1つに測定されたオフセットに関する情報を報告する。周波数オフセットの影響を低減させるために、複数のセルのうちの1つは、UEにおいて経験される周波数オフセットを低減するように送信波形を調整することができる(1020)。例えば、この情報は、CDIが、それが報告されるポイントからそれが使用されるポイントまでにどのように変化するのかを推定するために使用されることができる。共同処理またはマルチセル・ビームフォーミングが使用されているときには、UEから報告される周波数オフセット情報は、他のセルに対する1つのセルの送信位相の変化によって引き起こされるビーム方向の変化に関する情報を提供する。周波数オフセットは、UEのところで受信される複数の信号をミスアライメントさせる。複数のセルのうちの少なくとも1つは、マルチプルのセルから受信される複数の信号がUEのところで受信されるときにアライメントされるように、そのビーム方向を修正するために、報告された周波数オフセットを使用することができる。
あるいは、UEは、決定された周波数オフセットを使用して、データが送信されるであろうポイントにおける予想される/当初のCDIを推定し、推定されたCDIを報告することができる(1022)。
複数の同期パラメータのうちの1つまたは複数が、同時にUEから報告されることができる。報告に基づいて、送信波形が、セルについて基地局において調整されることができる。前述したように、伝播遅延は、時間オフセットを低減させるように調整されることができ、および/または、発振器周波数は、周波数オフセットを低減させるように調整されることができる。
同期パラメータは、周期的ベース(periodic basis)で、またはトリガに基づいて、UEによって報告されることができる。周期的ベースについては、UEは、設定された時間量が経過するたびに同期パラメータを報告することができる。同期パラメータは、例えば、100ms毎に報告されることができる。あるいは、報告は、UEが、同期がないことを検出するときに、および/または、UEが、所定の閾値を超える同期パラメータの変化を検出するときにトリガされることもできる。この場合、UEは、複数のセル間の複数の同期パラメータを測定し、それらのセル間の測定された同期パラメータにおけるオフセットを決定する。UEが、オフセットが存在すること、またはオフセットが閾値よりも高いことを決定したときには、UEは、複数のセルのうちの少なくとも1つに同期パラメータを報告する。
同期パラメータの報告は、図6に関して例示されたように、L3シグナリングまたはL1シグナリングを通じて送信されることができる。報告が、L1シグナリングを通じて達成されるときには、同期パラメータに関する情報は、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)、または新しいアップリンク・チャネルを通じて報告されることができる。PUCCHおよびPUSCHは、図5に関して説明されたように、通常、制御情報を含む。報告は、また、チャネル品質インジケータ/プリコーディングマトリクスインジケータ(CQI/PMI)を用いて、または他の制御情報を用いて、同期パラメータに関する情報を共同で符号化することにより達成されることができる。
図9に例示されたように、マルチプルのUEは、複数のセルの各々から信号を受信することができる。図9では、UE 910およびUE 912の両方が、第1のセル902および第2のセル904から信号を受信する。したがって、各セルは、複数のUEから複数の同期パラメータを備えた報告を受信することができる。その後、セルは、複数のUEから受信された複数の同期パラメータにおける平均オフセットを決定し、決定された平均オフセットに基づいて送信波形を調整することができる。例えば、UE 910は、8μsのTDOAオフセットを報告することができ、また、UE 912は、9μsのTDOAオフセットを報告することができる。その後、セルは、オフセットがマルチプのUEの各々に関して低減されるように、8.5μsの平均オフセットに対応して送信波形を調整することができる。
諸態様は、アップリンクを通じた信号の受信を改善することをさらに含むことができる。例えば、UE 912は、第1のセルによって制御されて、時間および周波数において第1のセル902をトラッキング(tracking)することができる。ときには、UE 912からのデータを受信して復号化することが、第2のセル904にとって有益でありうる。例えば、第2のセル904は、UE 912からより強いアップリンク信号を受信することができる。第1のセル902および第2のセル904によって、UE 912から受信された複数の信号については、TDOA差および周波数オフセットが生じうるので、周波数オフセットおよび/または時間オフセットの認識は、第2のセル904がUE 912からのアップリンク信号をより良く復号化することを可能にする。これは、第2のセルが、アップリンク信号をUE 912が送信している時間および周波数を決定することを可能にする。第2のセルは、多くの方法で同期パラメータを受信することができる。特に、第2のセル904は、UE 912のサウンディング・リファレンス信号(SRS:Sounding Reference Signal)を通知されることができ、第2のセル904は、直接UE 912から同期パラメータに関する情報を備えた報告を受信することができ、および/または、第2のセル904は、第1のセルがUE 912から報告を受信した後に、第1のセル902から同期パラメータに関する報告を受信することができる。受信された同期パラメータを使用して、第2のセル904は、UE 912から送信された信号を推定するために、UE 912から受信された信号および受信された同期パラメータを使用することができる。
図11は、ワイヤレス通信の方法の流れ図1100である。この方法は、複数の基地局から複数の信号を受信する(1102)。加えて、この方法は、複数の基地局の間の少なくとも1つの同期パラメータを測定する(1104)。さらに、この方法は、少なくとも1つの同期パラメータに関する情報と共に、複数の基地局のうちの少なくとも1つに信号を送信する(1106)。
同期パラメータは、複数の基地局の間の到着の時間差および周波数オフセットを含むことができる。この方法は、複数の基地局間の測定された同期パラメータにおけるオフセットと、決定されたオフセットが閾値よりも高いか否かを決定するモジュールとをさらに決定することができる。同期パラメータに関する情報を備えた信号は、決定されたオフセットが閾値よりも高い場合にのみ、複数の基地局のうちの少なくとも1つへ送信される。
複数の基地局は、サービング基地局および隣接基地局を含むことができ、また、複数の基地局のうちの少なくとも1つに信号を送信することは、同期パラメータに関する情報と共に、サービング基地局に信号を送信することを含むことができる。
他方では、複数の基地局は、サービング基地局および隣接基地局を含むことができ、複数の基地局のうちの少なくとも1つに信号を送信することは、同期パラメータに関する情報と共に、隣接基地局に信号を送信することを含むことができる。
同期パラメータは、複数の基地局間の周波数オフセットを含むことができ、また、この方法は、さらに、ユーザ機器において、複数の基地局のうちの1つがそこから信号を送信する時間インスタンスにおいて信号を推定し、推定された信号を報告することができる。
この方法は、複数の基地局のうちの少なくとも1つから調整された信号をさらに受信することができる。調整された信号は、ユーザ機器において測定された複数の基地局間の少なくとも1つの同期パラメータにおけるオフセットを低減させるように調整されている。
図12は、ワイヤレス通信の方法の流れ図1200である。この方法は、基地局からユーザ機器に信号を送信する(1202)。加えて、この方法は、基地局と少なくとも1つの他の基地局との間の少なくとも1つの同期パラメータにおけるオフセットに関する情報と共に、ユーザ機器から信号を受信する(1204)。さらに、この方法は、基地局と少なくとも1つの他の基地局との間の受信された少なくとも1つの同期パラメータにおけるオフセットを決定する(1206)。加えて、この方法は、決定されたオフセットに基づいて、基地局において送信波形を調整する(1208)。
信号は、例えば、ブロードキャスト信号でありうる。この信号は、時間/周波数の同期、チャネル推定などに従来使用される、パイロット信号のようなリファレンス信号でありうる。特に、この信号は、共通リファレンス信号(CRS)、LTEのリリース8におけるような一次同期信号/二次同期信号(PSS/SSS)、およびLTE−Aからのチャネル信号情報リファレンス信号(CSI−RS)のうちの1つを含むことができる。
この方法は、さらに、基地局から複数のユーザ機器に信号を送信し、基地局と少なくとも1つの他の基地局との間の少なくとも1つの同期パラメータに関する情報と共に、複数のユーザ機器の各々から信号を受信し、複数のユーザ機器から受信された少なくとも1つの同期パラメータにおける平均オフセットを決定し、決定された平均オフセットに基づいて基地局において送信波形を調整することができる。
この方法は、さらに、決定されたオフセットが閾値よりも高いか否かを決定し、決定されたオフセットが閾値よりも高いときにのみ、基地局において送信波形を調整することができる。
少なくとも1つの同期パラメータは、周波数オフセットであることができ、また、決定されたオフセットに基づきうる基地局における送信波形への調整は、決定されたオフセットに基づいて基地局について送信周波数を調整することを含む。
少なくとも1つの同期パラメータは、ユーザ機器において測定される複数の基地局間の到着の時間差であることができ、また、決定されたオフセットに基づきうる基地局における送信波形への調整は、基地局について送信時間を調整すること、および基地局において位相ランプを適用すること、のうちの1つを含む。
少なくとも1つの同期パラメータは、複数の基地局間の到着の時間差および周波数オフセットの両方を含みうる。
図13は、例示的な装置100の機能を例示する概念的なブロック図1300である。装置100は、複数の基地局から複数の信号を受信するモジュール1302と、複数の基地局間の少なくとも1つの同期パラメータを測定するモジュール1304と、少なくとも1つの同期パラメータに関する情報と共に、複数の基地局のうちの少なくとも1つに信号を送信するモジュール1306とを含む。
図14は、例示的な装置100の機能を例示する概念的なブロック図1400である。装置100は、基地局からユーザ機器に信号を送信するモジュール1402と、基地局と少なくとも1つの他の基地局との間の少なくとも1つの同期パラメータに関する情報と共に、ユーザ機器から信号を受信するモジュール1404と、基地局と少なくとも1つの他の基地局との間の受信された少なくとも1つの同期パラメータにおけるオフセットを決定するモジュール1406と、決定されたオフセットに基づいて、基地局において送信波形を調整するモジュール1408とを含む。
図1および図7を参照すると、1つの構成では、ワイヤレス通信のための装置100は、基地局710であり、基地局からユーザ機器に信号を送信するための手段と、基地局と少なくとも1つの他の基地局との間の少なくとも1つの同期パラメータに関する情報と共にユーザ機器から信号を受信するための手段と、基地局と少なくとも1つの他の基地局との間の受信された少なくとも1つの同期パラメータにおけるオフセットを決定するための手段と、決定されたオフセットに基づいて基地局において送信波形を調整するための手段とを含む。1つの構成では、装置100は、基地局から複数のユーザ機器に信号を送信するための手段と、基地局と少なくとも1つの他の基地局との間の少なくとも1つの同期パラメータに関する情報と共に複数のユーザ機器の各々から信号を受信するための手段と、複数のユーザ機器から受信された少なくとも1つの同期パラメータにおける平均オフセットを決定するための手段と、決定された平均オフセットに基づいて基地局において送信波形を調整するための手段とをさらに含む。1つの構成では、装置100は、決定されたオフセットが閾値よりも高いか否かを決定するための手段と、決定されたオフセットが閾値よりも高いときにのみ、基地局において送信波形を調整するための手段とをさらに含む。1つの構成では、装置100における決定されたオフセットに基づいて基地局において送信波形を調整するための手段は、基地局について送信時間を調整するための手段および基地局において位相ランプを適用するための手段のうちの1つを含む。前述の手段は、前述の手段によって述べられた複数の機能を実行するように構成された処理システム114である。前述のように、処理システム114は、TXプロセッサ716、RXプロセッサ770、およびコントローラ/プロセッサ775を含む。したがって、1つの構成では、前述の手段は、前述の手段によって述べられた複数の機能を実行するように構成された、TXプロセッサ716、RXプロセッサ770、およびコントローラ/プロセッサ775でありうる。
1つの構成では、ワイヤレス通信のための装置100は、UE 750であり、複数の基地局から複数の信号を受信するための手段と、複数の基地局間の少なくとも1つの同期パラメータを測定するための手段と、少なくとも1つの同期パラメータに関する情報と共に複数の基地局のうちの少なくとも1つに信号を送信するための手段とを含む。1つの構成では、装置100は、複数の基地局間の測定された同期パラメータにおけるオフセットを決定するための手段と、決定されたオフセットが閾値よりも高いか否かを決定するための手段とをさらに含む。同期パラメータに関する情報を備えた信号は、決定されたオフセットが閾値よりも高い場合にのみ、複数の基地局のうちの少なくとも1つに送信される。1つの構成では、装置100は、ユーザ機器において、複数の基地局のうちの1つが信号をそこから送信する時間インスタンスにおいて、その信号を推定するための手段と、推定された信号を報告するための手段とをさらに含む。1つの構成では、装置100は、複数の基地局のうちの少なくとも1つから調整された信号を受信するための手段をさらに含む。調整された信号は、ユーザ機器において測定された複数の基地局間の少なくとも1つの同期パラメータにおけるオフセットを低減させるように調整されている。前述の手段は、前述の手段によって述べられた複数の機能を実行するように構成された処理システム114である。前述のように、処理システム114は、TXプロセッサ768、RXプロセッサ756、およびコントローラ/プロセッサ759を含む。したがって、1つの構成では、前述の手段は、前述の手段によって述べられた複数の機能を実行するように構成された、TXプロセッサ768、RXプロセッサ756、およびコントローラ/プロセッサ759でありうる。
開示された複数のプロセスにおける複数のステップの特定の順序または階層は、例示的な手法の例示であることが理解される。設計嗜好に基づいて、複数のプロセスにおける複数のステップの特定の順序または階層は、再構成されうることが理解される。添付の方法請求項は、様々なステップの要素を、例示的な順序で示し、示された特定の順序または階層に限定されるようには意図されていない。
以上の説明は、ここで説明された様々な態様を当業者が実施できるように提供される。これらの態様に対する様々な変形例は、当業者にとって容易に明らかになり、ここで定義された一般的な原理は、他の態様にも適用可能である。したがって、特許請求の範囲は、ここで示された諸態様だけに限定されず、請求項の文言と整合するすべての範囲が与えられるように意図され、ここで、単数形による要素への参照は、特に明記されていない限り、「1つおよびただ1つ」を意味するようには意図されず、むしろ「1つまたは複数」を意味するように意図されている。特に明記されていない限り、「いくつか」という用語は、1つまたは複数を指す。この開示の全体にわたって説明された、当業者によって知られている、あるいは知られるようになる様々な態様の要素と、構成的または機能的に同等であるすべての要素は、参照によってここに明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されるように意図されている。さらに、ここでの開示は、このような開示が特許請求の範囲内で述べられているか否かにかかわらず、公衆に放棄されるようには意図されていない。請求項の要素が、「〜するための手段」という語句を用いて明確に述べられているか、あるいは方法の請求項の場合において、「〜するためのステップ」という語句を用いて述べられていない限り、請求項の要素は、35U.S.C.§112第6項による規定の下で解釈されるべきではない。
以下に本件出願当初の特許請求の範囲を付記する。
[C1]
下記を具備する、ワイヤレス通信の方法:
複数の基地局から複数の信号を受信すること;
前記複数の基地局間の少なくとも1つの同期パラメータを測定すること;および
前記少なくとも1つの同期パラメータに関する情報と共に、前記複数の基地局のうちの少なくとも1つに信号を送信すること。
[C2]
前記少なくとも1つの同期パラメータは、前記複数の基地局間の到着の時間差および周波数オフセットのうちの1つを含む、[C1]に記載の方法。
[C3]
前記少なくとも1つの同期パラメータは、前記複数の基地局間の到着の時間差および周波数オフセットの両方を含む、[C1]に記載の方法。
[C4]
下記をさらに具備する、[C1]に記載の方法:
前記複数の基地局間の前記少なくとも1つの測定された同期パラメータにおけるオフセットを決定すること;および
前記決定されたオフセットが閾値よりも高いか否かを決定すること、ここにおいて、前記同期パラメータに関する情報を備えた前記信号は、前記決定されたオフセットが前記閾値よりも高い場合にのみ、前記複数の基地局のうちの前記少なくとも1つに送信される。
[C5]
前記複数の基地局は、サービング基地局および隣接基地局を含み、ここにおいて、前記複数の基地局のうちの少なくとも1つへ前記信号を前記送信することは、前記同期パラメータに関する情報と共に、前記サービング基地局に前記信号を送信することを含む、[C1]に記載の方法。
[C6]
前記複数の基地局は、サービング基地局および隣接基地局を含み、ここにおいて、前記複数の基地局のうちの少なくとも1つに前記信号を前記送信することは、前記同期パラメータに関する情報と共に前記隣接基地局に前記信号を送信することを含む、[C1]に記載の方法。
[C7]
前記少なくとも1つの同期パラメータは、前記複数の基地局間の周波数オフセットを含み、前記方法はさらに下記を具備する、[C1]に記載の方法:
前記ユーザ機器において、前記複数の基地局のうちの1つが信号をそこから送信する時間インスタンスにおいて前記信号を推定すること;および
前記推定された信号を報告すること。
[C8]
さらに下記を具備する、[C1]に記載の方法:
前記複数の基地局のうちの少なくとも1つから調整された信号を受信すること、ここにおいて、前記調整された信号は、前記ユーザ機器において測定された前記複数の基地局間の前記少なくとも1つの同期パラメータにおけるオフセットを低減させるように調整されている。
[C9]
下記を具備する、ワイヤレス通信のための装置:
複数の基地局から複数の信号を受信するための手段;
前記複数の基地局間の少なくとも1つの同期パラメータを測定するための手段;および
前記少なくとも1つの同期パラメータに関する情報と共に、前記複数の基地局のうちの少なくとも1つに信号を送信するための手段。
[C10]
前記少なくとも1つの同期パラメータは、前記複数の基地局間の到着の時間差および周波数オフセットのうちの1つを含む、[C9]に記載の装置。
[C11]
前記少なくとも1つの同期パラメータは、前記複数の基地局間の到着の時間差および周波数オフセットの両方を含む、[C9]に記載の装置。
[C12]
下記をさらに具備する、[C9]に記載の装置:
前記複数の基地局間の前記少なくとも1つの測定された同期パラメータにおけるオフセットを決定するための手段;および
前記決定されたオフセットが閾値よりも高いか否かを決定するための手段、ここにおいて、前記同期パラメータに関する情報を備えた前記信号は、前記決定されたオフセットが前記閾値よりも高い場合にのみ、前記複数の基地局のうちの前記少なくとも1つに送信される。
[C13]
前記複数の基地局は、サービング基地局および隣接基地局を含み、ここにおいて、前記複数の基地局のうちの少なくとも1つに前記信号を送信するための前記手段は、前記同期パラメータに関する情報と共に、前記サービング基地局に前記信号を送信する、[C9]に記載の装置。
[C14]
前記複数の基地局は、サービング基地局および隣接基地局を含み、ここにおいて、前記複数の基地局のうちの少なくとも1つに前記信号を送信するための前記手段は、前記同期パラメータに関する情報と共に、前記隣接基地局に前記信号を送信する、[C9]に記載の装置。
[C15]
前記少なくとも1つの同期パラメータは、前記複数の基地局間の周波数オフセットを含み、前記装置はさらに下記を具備する、[C9]に記載の装置:
前記ユーザ機器において、前記複数の基地局のうちの1つが信号をそこから送信する時間インスタンスにおいて前記信号を推定するための手段;および
前記推定された信号を報告するための手段。
[C16]
さらに下記を具備する、[C9]に記載の装置:
前記複数の基地局のうちの少なくとも1つから調整された信号を受信するための手段、ここにおいて、前記調整された信号は、前記ユーザ機器において測定された前記複数の基地局間の前記少なくとも1つの同期パラメータにおけるオフセットを低減させるように調整されている。
[C17]
下記のためのコードを備えたコンピュータ可読媒体を具備する、コンピュータプログラムプロダクト:
複数の基地局から複数の信号を受信すること;
前記複数の基地局間の少なくとも1つの同期パラメータを測定すること;および
前記少なくとも1つの同期パラメータに関する情報と共に、前記複数の基地局のうちの少なくとも1つに信号を送信すること。
[C18]
前記少なくとも1つの同期パラメータは、前記複数の基地局間の到着の時間差および周波数オフセットのうちの1つを含む、[C17]に記載のコンピュータプログラムプロダクト。
[C19]
前記少なくとも1つの同期パラメータは、前記複数の基地局間の到着の時間差および周波数オフセットの両方を含む、[C17]に記載のコンピュータプログラムプロダクト。
[C20]
前記コンピュータ可読媒体は、下記のためのコードをさらに具備する、[C17]に記載のコンピュータプログラムプロダクト:
前記複数の基地局間の前記少なくとも1つの測定された同期パラメータにおけるオフセットを決定すること;および
前記決定されたオフセットが閾値よりも高いか否かを決定すること、ここにおいて、前記同期パラメータに関する情報を備えた前記信号は、前記決定されたオフセットが前記閾値よりも高い場合にのみ、前記複数の基地局のうちの前記少なくとも1つに送信される。
[C21]
前記複数の基地局は、サービング基地局および隣接基地局を含み、ここにおいて、前記複数の基地局のうちの少なくとも1つに前記信号を送信するための前記コードは、前記同期パラメータに関する情報と共に、前記サービング基地局に前記信号を送信する、[C17]に記載のコンピュータプログラムプロダクト。
[C22]
前記複数の基地局は、サービング基地局および隣接基地局を含み、ここにおいて、前記複数の基地局のうちの少なくとも1つに前記信号を送信するための前記コードは、前記同期パラメータに関する情報と共に、前記隣接基地局に前記信号を送信する、[C17]に記載のコンピュータプログラムプロダクト。
[C23]
前記少なくとも1つの同期パラメータは、前記複数の基地局間の周波数オフセットを含み、前記コンピュータ可読媒体は、下記のためのコードをさらに具備する、[C17]に記載のコンピュータプログラムプロダクト:
前記ユーザ機器において、前記複数の基地局のうちの1つが信号をそこから送信する時間インスタンスにおいて前記信号を推定すること;および
前記推定された信号を報告すること。
[C24]
前記コンピュータ可読媒体は、下記のためのコードをさらに具備する、[C17]に記載のコンピュータプログラムプロダクト:
前記複数の基地局のうちの少なくとも1つから調整された信号を受信すること、ここにおいて、前記調整された信号は、前記ユーザ機器において測定された前記複数の基地局間の前記少なくとも1つの同期パラメータにおけるオフセットを低減させるように調整されている。
[C25]
下記を実行するように構成された処理システムを具備する、ワイヤレス通信のための装置:
複数の基地局から複数の信号を受信する;
前記複数の基地局間の少なくとも1つの同期パラメータを測定する;および
前記少なくとも1つの同期パラメータに関する情報と共に、前記複数の基地局のうちの少なくとも1つに信号を送信する。
[C26]
前記少なくとも1つの同期パラメータは、前記複数の基地局間の到着の時間差および周波数オフセットのうちの1つを含む、[C25]に記載の装置。
[C27]
前記少なくとも1つの同期パラメータは、前記複数の基地局間の到着の時間差および周波数オフセットの両方を含む、[C25]に記載の装置。
[C28]
前記処理システムは、下記を実行するようにさらに構成される、[C25]に記載の装置:
前記複数の基地局間の前記少なくとも1つの測定された同期パラメータにおけるオフセットを決定する;および
前記決定されたオフセットが閾値よりも高いか否かを決定する、ここにおいて、前記同期パラメータに関する情報を備えた前記信号は、前記決定されたオフセットが前記閾値よりも高い場合にのみ、前記複数の基地局のうちの前記少なくとも1つに送信される。
[C29]
前記複数の基地局は、サービング基地局および隣接基地局を含み、ここにおいて、前記複数の基地局のうちの少なくとも1つに前記信号を送信するために、前記処理システムは、前記同期パラメータに関する情報と共に、前記サービング基地局に前記信号を送信するように構成される、[C25]に記載の装置。
[C30]
前記複数の基地局は、サービング基地局および隣接基地局を含み、ここにおいて、前記複数の基地局のうちの少なくとも1つに前記信号を送信するために、前記処理システムは、前記同期パラメータに関する情報と共に、前記隣接基地局に前記信号を送信するように構成される、[C25]に記載の装置。
[C31]
前記少なくとも1つの同期パラメータは、前記複数の基地局間の周波数オフセットを含み、前記処理システムは、前記ユーザ機器において、前記複数の基地局のうちの1つが信号をそこから送信する時間インスタンスにおいて前記信号を推定し、前記推定された信号を報告するようにさらに構成される、[C25]に記載の装置。
[C32]
前記処理システムは、前記複数の基地局のうちの少なくとも1つから調整された信号を受信するようにさらに構成され、ここにおいて、前記調整された信号は、前記ユーザ機器において測定された前記複数の基地局間の前記少なくとも1つの同期パラメータにおけるオフセットを低減させるように調整されている、[C25]に記載の装置。
[C33]
下記を具備する、ワイヤレス通信の方法:
基地局からユーザ機器に信号を送信すること;
前記基地局と少なくとも1つの他の基地局との間の少なくとも1つの同期パラメータにおけるオフセットに関する情報と共に、前記ユーザ機器から信号を受信すること;
前記基地局と前記少なくとも1つの他の基地局との間の前記受信された少なくとも1つの同期パラメータにおけるオフセットを決定すること;および
前記決定されたオフセットに基づいて前記基地局において送信波形を調整すること。
[C34]
さらに下記を具備する、[C33]に記載の方法:
前記基地局から複数のユーザ機器に信号を送信すること;
前記基地局と少なくとも1つの他の基地局との間の少なくとも1つの同期パラメータに関する情報と共に、前記複数のユーザ機器の各々から信号を受信すること;
前記複数のユーザ機器の各々から受信された前記少なくとも1つの同期パラメータにおける平均オフセットを決定すること;および
前記決定された平均オフセットに基づいて、前記基地局において前記送信波形を調整すること。
[C35]
さらに下記を具備する、[C33]に記載の方法:
前記決定されたオフセットが閾値よりも高いか否かを決定すること;および
前記決定されたオフセットが前記閾値よりも高いときにのみ、前記基地局において送信波形を調整すること。
[C36]
前記少なくとも1つの同期パラメータは、周波数オフセットであり、ここにおいて、前記決定されたオフセットに基づいて前記基地局において前記送信波形を調整することは、前記決定されたオフセットに基づいて前記基地局について送信周波数を調整することを含む、[C33]に記載の方法。
[C37]
前記少なくとも1つの同期パラメータは、前記ユーザ機器において測定された前記複数の基地局間の到着の時間差であり、ここにおいて、前記決定されたオフセットに基づいて前記基地局において前記送信波形を調整することは、前記基地局について前記送信時間を調整することおよび前記基地局において位相ランプを適用することのうちの1つを含む、[C33]に記載の方法。
[C38]
前記少なくとも1つの同期パラメータは、前記複数の基地局間の到着の時間差および周波数オフセットの両方を含む、[C33]に記載の方法。
[C39]
下記を具備する、ワイヤレス通信のための装置:
基地局からユーザ機器に信号を送信するための手段;
前記基地局と少なくとも1つの他の基地局との間の少なくとも1つの同期パラメータにおけるオフセットに関する情報と共に、前記ユーザ機器から信号を受信するための手段;
前記基地局と前記少なくとも1つの他の基地局との間の前記受信された少なくとも1つの同期パラメータにおけるオフセットを決定するための手段;および
前記決定されたオフセットに基づいて前記基地局において送信波形を調整するための手段。
[C40]
下記をさらに具備する、[C39]に記載の装置:
前記基地局から複数のユーザ機器に信号を送信するための手段;
前記基地局と少なくとも1つの他の基地局との間の少なくとも1つの同期パラメータに関する情報と共に、前記複数のユーザ機器の各々から信号を受信するための手段;
前記複数のユーザ機器から受信された前記少なくとも1つの同期パラメータにおける平均オフセットを決定するための手段;および
前記決定された平均オフセットに基づいて前記基地局において前記送信波形を調整するための手段。
[C41]
さらに下記を具備する、[C39]に記載の装置:
前記決定されたオフセットが閾値よりも高いか否かを決定するための手段;および
前記決定されたオフセットが前記閾値よりも高いときにのみ、前記基地局において送信波形を調整するための手段。
[C42]
前記少なくとも1つの同期パラメータは、周波数オフセットであり、ここにおいて、前記決定されたオフセットに基づいて前記基地局において前記送信波形を調整するための前記手段は、前記決定されたオフセットに基づいて前記基地局について送信周波数を調整する、[C39]に記載の装置。
[C43]
前記少なくとも1つの同期パラメータは、前記ユーザ機器において測定された前記複数の基地局間の到着の時間差であり、ここにおいて、前記決定されたオフセットに基づいて前記基地局において前記送信波形を調整するための前記手段は、前記基地局について前記送信時間を調整するための手段および前記基地局において位相ランプを適用するための手段のうちの1つを含む、[C39]に記載の装置。
[C44]
ここにおいて前記少なくとも1つの同期パラメータは、前記複数の基地局間の到着の時間差および周波数オフセットの両方を含む、[C39]に記載の装置。
[C45]
下記のためのコードを備えたコンピュータ可読媒体を具備する、コンピュータプログラムプロダクト:
基地局からユーザ機器に信号を送信すること;
前記基地局と少なくとも1つの他の基地局との間の少なくとも1つの同期パラメータにおけるオフセットに関する情報と共に、前記ユーザ機器から信号を受信すること;
前記基地局と前記少なくとも1つの他の基地局との間の前記受信された少なくとも1つの同期パラメータにおけるオフセットを決定すること;および
前記決定されたオフセットに基づいて前記基地局において送信波形を調整すること。
[C46]
前記コンピュータ可読媒体は、下記のためのコードをさらに具備する、[C45]に記載のコンピュータプログラムプロダクト:
前記基地局から複数のユーザ機器に信号を送信すること;
前記基地局と少なくとも1つの他の基地局との間の少なくとも1つの同期パラメータに関する情報と共に、前記複数のユーザ機器の各々から信号を受信すること;
前記複数のユーザ機器から受信された前記少なくとも1つの同期パラメータにおける平均オフセットを決定すること;および
前記決定された平均オフセットに基づいて前記基地局において前記送信波形を調整すること。
[C47]
前記コンピュータ可読媒体は、下記のためのコードをさらに具備する、[C45]に記載のコンピュータプログラムプロダクト:
前記決定されたオフセットが閾値よりも高いか否かを決定すること;および
前記決定されたオフセットが前記閾値よりも高いときにのみ、前記基地局において送信波形を調整すること。
[C48]
前記少なくとも1つの同期パラメータは、周波数オフセットであり、ここにおいて、前記決定されたオフセットに基づいて前記基地局において前記送信波形を調整するための前記コードは、前記決定されたオフセットに基づいて前記基地局について送信周波数を調整する、[C45]に記載のコンピュータプログラムプロダクト。
[C49]
前記少なくとも1つの同期パラメータは、前記ユーザ機器において測定された前記複数の基地局間の到着の時間差であり、ここにおいて、前記決定されたオフセットに基づいて前記基地局において前記送信波形を調整するための前記コードは、前記基地局について前記送信時間を調整するためのコードおよび前記基地局において位相ランプを適用するためのコードのうちの1つを含む、[C45]に記載のコンピュータプログラムプロダクト。
[C50]
前記少なくとも1つの同期パラメータは、前記複数の基地局間の到着の時間差および周波数オフセットの両方を含む、[C45]に記載のコンピュータプログラムプロダクト。
[C51]
下記を実行するように構成された処理システムを具備する、ワイヤレス通信のための装置:
基地局からユーザ機器に信号を送信する;
前記基地局と少なくとも1つの他の基地局との間の少なくとも1つの同期パラメータにおけるオフセットに関する情報と共に、前記ユーザ機器から信号を受信する;
前記基地局と前記少なくとも1つの他の基地局との間の前記受信された少なくとも1つの同期パラメータにおけるオフセットを決定する;および
前記決定されたオフセットに基づいて前記基地局において送信波形を調整する。
[C52]
前記処理システムは、下記を実行するようにさらに構成される、[C51]に記載の装置:
前記基地局から複数のユーザ機器に信号を送信する;
前記基地局と少なくとも1つの他の基地局との間の少なくとも1つの同期パラメータに関する情報と共に、前記複数のユーザ機器の各々から信号を受信する;
前記複数のユーザ機器から受信された前記少なくとも1つの同期パラメータにおける平均オフセットを決定する;および
前記決定された平均オフセットに基づいて前記基地局において前記送信波形を調整する。
[C53]
前記処理システムは、下記を実行するようにさらに構成される、[C51]に記載の装置:
前記決定されたオフセットが閾値よりも高いか否かを決定する;および
前記決定されたオフセットが前記閾値よりも高いときにのみ、前記基地局において送信波形を調整する。
[C54]
前記少なくとも1つの同期パラメータは、周波数オフセットであり、ここにおいて、前記決定されたオフセットに基づいて、前記基地局において前記送信波形を調整するために、前記処理システムは、前記決定されたオフセットに基づいて前記基地局について送信周波数を調整するように構成される、[C51]に記載の装置。
[C55]
前記少なくとも1つの同期パラメータは、前記ユーザ機器において測定された前記複数の基地局間の到着の時間差であり、ここにおいて、前記決定されたオフセットに基づいて前記基地局において前記送信波形を調整するために、前記処理システムは、前記基地局について前記送信時間を調整することおよび前記基地局において位相ランプを適用することのうちの1つを実行するように構成される、[C51]に記載の装置。
[C56]
前記少なくとも1つの同期パラメータは、前記複数の基地局間の到着の時間差および周波数オフセットの両方を含む、[C51]に記載の装置。

Claims (40)

  1. 下記を具備する、ワイヤレス通信の方法:
    ユーザ機器が、複数の基地局から複数の信号を受信すること;
    前記ユーザ機器が、前記複数の基地局から受信された複数の信号間の少なくとも1つの同期パラメータを測定すること;
    前記ユーザ機器が、前記少なくとも1つの同期パラメータに関する情報と共に、前記複数の基地局のうちの少なくとも1つに信号を送信すること
    前記ユーザ機器が、前記複数の基地局のうちの少なくとも1つから調整された信号を受信すること、ここにおいて、前記調整された信号は、前記ユーザ機器において測定された前記少なくとも1つの同期パラメータにおけるオフセットを低減させるように調整されている、
    ここにおいて、前記少なくとも1つの同期パラメータは、前記複数の基地局から受信された複数の信号間の到着の時間差および周波数オフセットの両方を含む
  2. 下記をさらに具備する、請求項1に記載の方法:
    前記ユーザ機器が、前記複数の基地局から受信された複数の信号間の前記少なくとも1つの測定された同期パラメータにおけるオフセットを決定すること;および
    前記ユーザ機器が、前記決定されたオフセットが閾値よりも高いか否かを決定すること、ここにおいて、前記同期パラメータに関する情報を備えた前記信号は、前記決定されたオフセットが前記閾値よりも高い場合にのみ、前記複数の基地局のうちの前記少なくとも1つに送信される。
  3. 前記複数の基地局は、サービング基地局および隣接基地局を含み、ここにおいて、前記ユーザ機器が前記複数の基地局のうちの少なくとも1つへ前記信号を前記送信することは、前記同期パラメータに関する情報と共に、前記サービング基地局に前記信号を送信することを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記複数の基地局は、サービング基地局および隣接基地局を含み、ここにおいて、前記ユーザ機器が前記複数の基地局のうちの少なくとも1つに前記信号を前記送信することは、前記同期パラメータに関する情報と共に前記隣接基地局に前記信号を送信することを含む、請求項1に記載の方法。
  5. 記方法はさらに下記を具備する、請求項1に記載の方法:
    前記ユーザ機器が、前記ユーザ機器において、前記複数の基地局のうちの1つが信号をそこから送信する時間インスタンスにおいて前記信号を推定すること;および
    前記ユーザ機器が、前記推定された信号を報告すること。
  6. 下記を具備する、ワイヤレス通信のための装置:
    複数の基地局から複数の信号を受信するための手段;
    前記複数の基地局から受信された複数の信号間の少なくとも1つの同期パラメータを測定するための手段
    記少なくとも1つの同期パラメータに関する情報と共に、前記複数の基地局のうちの少なくとも1つに信号を送信するための手段
    前記複数の基地局のうちの少なくとも1つから調整された信号を受信するための手段、ここにおいて、前記調整された信号は、前記ユーザ機器において測定された前記少なくとも1つの同期パラメータにおけるオフセットを低減させるように調整されている、
    ここにおいて、前記少なくとも1つの同期パラメータは、前記複数の基地局から受信された複数の信号間の到着の時間差および周波数オフセットの両方を含む
  7. 下記をさらに具備する、請求項に記載の装置:
    前記複数の基地局から受信された複数の信号間の前記少なくとも1つの測定された同期パラメータにおけるオフセットを決定するための手段;および
    前記決定されたオフセットが閾値よりも高いか否かを決定するための手段、ここにおいて、前記同期パラメータに関する情報を備えた前記信号は、前記決定されたオフセットが前記閾値よりも高い場合にのみ、前記複数の基地局のうちの前記少なくとも1つに送信される。
  8. 前記複数の基地局は、サービング基地局および隣接基地局を含み、ここにおいて、前記複数の基地局のうちの少なくとも1つに前記信号を送信するための前記手段は、前記同期パラメータに関する情報と共に、前記サービング基地局に前記信号を送信する、請求項に記載の装置。
  9. 前記複数の基地局は、サービング基地局および隣接基地局を含み、ここにおいて、前記複数の基地局のうちの少なくとも1つに前記信号を送信するための前記手段は、前記同期パラメータに関する情報と共に、前記隣接基地局に前記信号を送信する、請求項に記載の装置。
  10. 記装置はさらに下記を具備する、請求項に記載の装置:
    前記ユーザ機器において、前記複数の基地局のうちの1つが信号をそこから送信する時間インスタンスにおいて前記信号を推定するための手段;および
    前記推定された信号を報告するための手段。
  11. ユーザ機器に下記を実行させるためのコードを備えたコンピュータ可読記憶体:
    複数の基地局から複数の信号を受信すること;
    前記複数の基地局から受信された複数の信号間の少なくとも1つの同期パラメータを測定すること;
    前記少なくとも1つの同期パラメータに関する情報と共に、前記複数の基地局のうちの少なくとも1つに信号を送信すること
    前記複数の基地局のうちの少なくとも1つから調整された信号を受信すること、ここにおいて、前記調整された信号は、前記ユーザ機器において測定された前記少なくとも1つの同期パラメータにおけるオフセットを低減させるように調整されている、
    ここにおいて、前記少なくとも1つの同期パラメータは、前記複数の基地局から受信された複数の信号間の到着の時間差および周波数オフセットの両方を含む
  12. 前記コンピュータ可読記憶媒体は、前記ユーザ機器に下記を実行させるためのコードをさらに具備する、請求項11に記載のコンピュータ可読記憶媒体
    前記複数の基地局から受信された複数の信号間の前記少なくとも1つの測定された同期パラメータにおけるオフセットを決定すること;および
    前記決定されたオフセットが閾値よりも高いか否かを決定すること、ここにおいて、前記同期パラメータに関する情報を備えた前記信号は、前記決定されたオフセットが前記閾値よりも高い場合にのみ、前記複数の基地局のうちの前記少なくとも1つに送信される。
  13. 前記複数の基地局は、サービング基地局および隣接基地局を含み、ここにおいて、前記ユーザ機器に前記複数の基地局のうちの少なくとも1つに前記信号を送信させるための前記コードは、前記同期パラメータに関する情報と共に、前記サービング基地局に前記信号を送信する、請求項11に記載のコンピュータ可読記憶媒体
  14. 前記複数の基地局は、サービング基地局および隣接基地局を含み、ここにおいて、前記ユーザ機器に前記複数の基地局のうちの少なくとも1つに前記信号を送信させるための前記コードは、前記同期パラメータに関する情報と共に、前記隣接基地局に前記信号を送信する、請求項11に記載のコンピュータ可読記憶媒体
  15. 記コンピュータ可読記憶媒体は、前記ユーザ機器に下記を実行させるためのコードをさらに具備する、請求項11に記載のコンピュータ可読記憶媒体
    前記ユーザ機器において、前記複数の基地局のうちの1つが信号をそこから送信する時間インスタンスにおいて前記信号を推定すること;および
    前記推定された信号を報告すること。
  16. 下記を実行するように構成された処理システムを具備する、ワイヤレス通信のための装置:
    複数の基地局から複数の信号を受信する;
    前記複数の基地局から受信された複数の信号間の少なくとも1つの同期パラメータを測定する
    記少なくとも1つの同期パラメータに関する情報と共に、前記複数の基地局のうちの少なくとも1つに信号を送信する
    前記複数の基地局のうちの少なくとも1つから調整された信号を受信する、ここにおいて、前記調整された信号は、前記ユーザ機器において測定された前記少なくとも1つの同期パラメータにおけるオフセットを低減させるように調整されている、
    ここにおいて、前記少なくとも1つの同期パラメータは、前記複数の基地局から受信された複数の信号間の到着の時間差および周波数オフセットの両方を含む
  17. 前記処理システムは、下記を実行するようにさらに構成される、請求項16に記載の装置:
    前記複数の基地局から受信された複数の信号間の前記少なくとも1つの測定された同期パラメータにおけるオフセットを決定する;および
    前記決定されたオフセットが閾値よりも高いか否かを決定する、ここにおいて、前記同期パラメータに関する情報を備えた前記信号は、前記決定されたオフセットが前記閾値よりも高い場合にのみ、前記複数の基地局のうちの前記少なくとも1つに送信される。
  18. 前記複数の基地局は、サービング基地局および隣接基地局を含み、ここにおいて、前記複数の基地局のうちの少なくとも1つに前記信号を送信するために、前記処理システムは、前記同期パラメータに関する情報と共に、前記サービング基地局に前記信号を送信するように構成される、請求項16に記載の装置。
  19. 前記複数の基地局は、サービング基地局および隣接基地局を含み、ここにおいて、前記複数の基地局のうちの少なくとも1つに前記信号を送信するために、前記処理システムは、前記同期パラメータに関する情報と共に、前記隣接基地局に前記信号を送信するように構成される、請求項16に記載の装置。
  20. 記処理システムは、前記ユーザ機器において、前記複数の基地局のうちの1つが信号をそこから送信する時間インスタンスにおいて前記信号を推定し、前記推定された信号を報告するようにさらに構成される、請求項16に記載の装置。
  21. 下記を具備する、ワイヤレス通信の方法:
    基地局が、前記基地局からユーザ機器に信号を送信すること;
    前記基地局が、前記基地局と少なくとも1つの他の基地局との間の少なくとも1つの同期パラメータにおけるオフセットに関する情報と共に、前記ユーザ機器から信号を受信すること;
    前記基地局が、前記基地局と前記少なくとも1つの他の基地局との間の前記受信された少なくとも1つの同期パラメータにおけるオフセットを決定すること;および
    前記基地局が、前記決定されたオフセットに基づいて前記基地局において送信波形を調整すること
    ここにおいて、前記少なくとも1つの同期パラメータは、前記ユーザ機器において受信された複数の信号間の到着の時間差および周波数オフセットの両方を含む
  22. さらに下記を具備する、請求項21に記載の方法:
    前記基地局が、前記基地局から複数のユーザ機器に信号を送信すること;
    前記基地局が、前記基地局と少なくとも1つの他の基地局との間の少なくとも1つの同期パラメータに関する情報と共に、前記複数のユーザ機器の各々から信号を受信すること;
    前記基地局が、前記複数のユーザ機器の各々から受信された前記少なくとも1つの同期パラメータにおける平均オフセットを決定すること;および
    前記基地局が、前記決定された平均オフセットに基づいて、前記基地局において前記送信波形を調整すること。
  23. さらに下記を具備する、請求項21に記載の方法:
    前記基地局が、前記決定されたオフセットが閾値よりも高いか否かを決定すること;および
    前記基地局が、前記決定されたオフセットが前記閾値よりも高いときにのみ、前記基地局において送信波形を調整すること。
  24. 前記基地局が前記決定されたオフセットに基づいて前記基地局において前記送信波形を調整することは、前記決定されたオフセットに基づいて前記基地局について送信周波数を調整することを含む、請求項21に記載の方法。
  25. 前記基地局が前記決定されたオフセットに基づいて前記基地局において前記送信波形を調整することは、前記基地局について前記送信時間を調整することおよび前記基地局において位相ランプを適用することのうちの1つを含む、請求項21に記載の方法。
  26. 下記を具備する、ワイヤレス通信のための装置:
    基地局からユーザ機器に信号を送信するための手段;
    前記基地局と少なくとも1つの他の基地局との間の少なくとも1つの同期パラメータにおけるオフセットに関する情報と共に、前記ユーザ機器から信号を受信するための手段;
    前記基地局と前記少なくとも1つの他の基地局との間の前記受信された少なくとも1つの同期パラメータにおけるオフセットを決定するための手段;および
    前記決定されたオフセットに基づいて前記基地局において送信波形を調整するための手段
    ここにおいて、前記少なくとも1つの同期パラメータは、前記ユーザ機器において受信された複数の信号間の到着の時間差および周波数オフセットの両方を含む
  27. 下記をさらに具備する、請求項26に記載の装置:
    前記基地局から複数のユーザ機器に信号を送信するための手段;
    前記基地局と少なくとも1つの他の基地局との間の少なくとも1つの同期パラメータに関する情報と共に、前記複数のユーザ機器の各々から信号を受信するための手段;
    前記複数のユーザ機器から受信された前記少なくとも1つの同期パラメータにおける平均オフセットを決定するための手段;および
    前記決定された平均オフセットに基づいて前記基地局において前記送信波形を調整するための手段。
  28. さらに下記を具備する、請求項26に記載の装置:
    前記決定されたオフセットが閾値よりも高いか否かを決定するための手段;および
    前記決定されたオフセットが前記閾値よりも高いときにのみ、前記基地局において送信波形を調整するための手段。
  29. 記決定されたオフセットに基づいて前記基地局において前記送信波形を調整するための前記手段は、前記決定されたオフセットに基づいて前記基地局について送信周波数を調整する、請求項26に記載の装置。
  30. 記決定されたオフセットに基づいて前記基地局において前記送信波形を調整するための前記手段は、前記基地局について前記送信時間を調整するための手段および前記基地局において位相ランプを適用するための手段のうちの1つを含む、請求項26に記載の装置。
  31. 基地局に下記を実行させるためのコードを備えたコンピュータ可読記憶体:
    前記基地局からユーザ機器に信号を送信すること;
    前記基地局と少なくとも1つの他の基地局との間の少なくとも1つの同期パラメータにおけるオフセットに関する情報と共に、前記ユーザ機器から信号を受信すること;
    前記基地局と前記少なくとも1つの他の基地局との間の前記受信された少なくとも1つの同期パラメータにおけるオフセットを決定すること;および
    前記決定されたオフセットに基づいて前記基地局において送信波形を調整すること
    ここにおいて、前記少なくとも1つの同期パラメータは、前記ユーザ機器において受信された複数の信号間の到着の時間差および周波数オフセットの両方を含む
  32. 前記コンピュータ可読記憶媒体は、前記基地局に下記を実行させるためのコードをさらに具備する、請求項31に記載のコンピュータ可読記憶媒体
    前記基地局から複数のユーザ機器に信号を送信すること;
    前記基地局と少なくとも1つの他の基地局との間の少なくとも1つの同期パラメータに関する情報と共に、前記複数のユーザ機器の各々から信号を受信すること;
    前記複数のユーザ機器から受信された前記少なくとも1つの同期パラメータにおける平均オフセットを決定すること;および
    前記決定された平均オフセットに基づいて前記基地局において前記送信波形を調整すること。
  33. 前記コンピュータ可読記憶媒体は、前記基地局に下記を実行させるためのコードをさらに具備する、請求項31に記載のコンピュータ可読記憶媒体
    前記決定されたオフセットが閾値よりも高いか否かを決定すること;および
    前記決定されたオフセットが前記閾値よりも高いときにのみ、前記基地局において送信波形を調整すること。
  34. 前記基地局に前記決定されたオフセットに基づいて前記基地局において前記送信波形を調整させるための前記コードは、前記決定されたオフセットに基づいて前記基地局について送信周波数を調整する、請求項31に記載のコンピュータ可読記憶媒体
  35. 前記基地局に前記決定されたオフセットに基づいて前記基地局において前記送信波形を調整させるための前記コードは、前記基地局について前記送信時間を調整するためのコードおよび前記基地局において位相ランプを適用するためのコードのうちの1つを含む、請求項31に記載のコンピュータ可読記憶媒体
  36. 下記を実行するように構成された処理システムを具備する、ワイヤレス通信のための装置:
    基地局からユーザ機器に信号を送信する;
    前記基地局と少なくとも1つの他の基地局との間の少なくとも1つの同期パラメータにおけるオフセットに関する情報と共に、前記ユーザ機器から信号を受信する;
    前記基地局と前記少なくとも1つの他の基地局との間の前記受信された少なくとも1つの同期パラメータにおけるオフセットを決定する;および
    前記決定されたオフセットに基づいて前記基地局において送信波形を調整する
    ここにおいて、前記少なくとも1つの同期パラメータは、前記ユーザ機器において受信された複数の信号間の到着の時間差および周波数オフセットの両方を含む
  37. 前記処理システムは、下記を実行するようにさらに構成される、請求項36に記載の装置:
    前記基地局から複数のユーザ機器に信号を送信する;
    前記基地局と少なくとも1つの他の基地局との間の少なくとも1つの同期パラメータに関する情報と共に、前記複数のユーザ機器の各々から信号を受信する;
    前記複数のユーザ機器から受信された前記少なくとも1つの同期パラメータにおける平均オフセットを決定する;および
    前記決定された平均オフセットに基づいて前記基地局において前記送信波形を調整する。
  38. 前記処理システムは、下記を実行するようにさらに構成される、請求項36に記載の装置:
    前記決定されたオフセットが閾値よりも高いか否かを決定する;および
    前記決定されたオフセットが前記閾値よりも高いときにのみ、前記基地局において送信波形を調整する。
  39. 記決定されたオフセットに基づいて、前記基地局において前記送信波形を調整するために、前記処理システムは、前記決定されたオフセットに基づいて前記基地局について送信周波数を調整するように構成される、請求項36に記載の装置。
  40. 記決定されたオフセットに基づいて前記基地局において前記送信波形を調整するために、前記処理システムは、前記基地局について前記送信時間を調整することおよび前記基地局において位相ランプを適用することのうちの1つを実行するように構成される、請求項36に記載の装置。
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