以下、本発明によるサーバ装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。また、所定の情報等が格納され得る格納部等において、当該格納部に情報等が記憶される過程は問わないものとする。例えば、記録媒体を介して情報等が格納部等で記憶されるようになってもよい。また、通信回線などを介して送信された情報等が格納部等で記憶されるようになってもよい。さらに、入力デバイスを介して入力された情報等が格納部等で記憶されるようになってもよい。
(実施の形態1)
本実施の形態において、閲覧情報を受信し、受信した閲覧情報に対応した電子ブックに関連する情報を送信する情報システム1について説明する。
図1は、本実施の形態における情報システム1の概念図である。
図1では、1以上の端末装置11とサーバ装置12とが、ネットワーク13を介して接続されている。ネットワーク13は、有線または無線の通信回線であり、例えば、インターネットやイントラネット、LAN(Local Area Network)、公衆電話回線網などである。
図2は、本実施の形態における端末装置11と、サーバ装置12のブロック図である。
端末装置11は、電子ブック格納部1101、受付部1102、表示部1103、閲覧情報取得部1104、端末送信部1105、付加情報受信部1106、付加情報出力部1107を備える。
サーバ装置12は、管理付加情報格納部1201、受信部1202、付加情報取得部1203、付加情報送信部1204を備える。
電子ブック格納部1101は、電子ブックを格納し得る。
ここで、電子ブックとは、例えば、小説や、雑誌、漫画などを電子化したものである。電子ブックは、いわゆる書籍を電子化したものであれば、種類は問わない。また、電子ブックのファイル形式は、例えば、PDFや、EPUB、HTMLなどである。電子ブックのファイルは、いわゆる書籍を電子化したファイルであれば、その形式は問わない。
受付部1102は、電子ブックの閲覧のための操作である閲覧操作を受け付ける。
ここで、閲覧操作とは、例えば、電子ブックのオープン命令や、電子ブックのクローズ命令などの、電子ブックに対する操作や、電子ブック内のページをめくるページめくり命令や、電子ブック内のページを拡大するページ拡大命令、電子ブック内のページを縮小するページ縮小命令、気に入ったページを収集するページスクラップ命令などのページに対する操作などである。なお、受付部1102がページスクラップ命令を受け付けた場合は、通常、図示しないページ収集部が、当該ページスクラップ命令により指定されたページそのものを、任意の記憶領域に蓄積する。また、このとき、ページ収集部は、ページスクラップ命令により指定されたページを識別するページ識別子を、任意の記憶領域に蓄積してもよい。
また、閲覧操作は、例えば、ページ内のコンテンツを拡大するコンテンツ拡大命令や、ページ内のコンテンツを縮小するコンテンツ縮小命令、気に入ったコンテンツを収集するコンテンツスクラップ命令などであってもよい。なお、受付部1102がコンテンツスクラップ命令を受け付けた場合は、通常、図示しないコンテンツ収集部が、当該コンテンツスクラップ命令により指定されたコンテンツそのものを、任意の記憶領域に蓄積する。また、このとき、コンテンツ収集部は、コンテンツスクラップ命令により指定されたコンテンツを識別するコンテンツ識別子を、任意の記憶領域に蓄積してもよい。
閲覧操作は、電子ブックの閲覧に関する操作であれば、種類は問わない。
受け付けとは、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。
受付部1102における閲覧操作の入力手段は、テンキーやキーボードやマウスやメニュー画面によるものなど、何でもよい。受付部1102は、テンキーやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェアなどで実現され得る。
表示部1103は、閲覧操作に従って、電子ブックを表示する。
ここで、電子ブックの表示とは、例えば、端末装置が表示用パネルを備えており、当該パネルに対して、閲覧操作に従った電子ブックの内容を表示することである。電子ブックの内容とは、例えば、電子ブックの表紙や、電子ブックの裏表紙、電子ブック内のページなどである。
例えば、閲覧操作が電子ブックのオープン命令である場合、表示部1103は、電子ブックの表紙を表示する。また、例えば、閲覧操作がページめくり命令である場合、表示部1103は、現在表示しているページの次のページを表示する。また、例えば、閲覧操作がページ拡大命令である場合、表示部1103は、現在表示しているページを拡大したページを表示する。また、例えば、閲覧操作がページ縮小命令である場合、表示部1103は、現在表示しているページを縮小したページを表示する。また、閲覧操作が電子ブックのクローズ命令である場合、表示部1103は、電子ブックのオープン前の状態を表示する。
表示部1103は、ディスプレイやスピーカーなどの出力デバイスを含むと考えてもよいし、含まないと考えてもよい。表示部1103は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイスなどで実現され得る。
出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。なお、送信や蓄積、処理結果の引渡しについては、出力対象が最終的にユーザに提示されるものとする。
閲覧情報取得部1104は、閲覧情報を取得する。
ここで、閲覧情報とは、ユーザが閲覧した電子ブックに関する情報である。また、閲覧情報は、電子ブック識別子を有する。また、閲覧情報は、コンテンツ識別子や、ページ識別子、ページ区切り識別子、時刻情報、閲覧回数情報、閲覧操作情報などを有していてもよい。
ここで、電子ブック識別子とは、一の電子ブックを特定する情報であり、ユーザが閲覧した電子ブックを識別するための情報である。電子ブック識別子は、例えば、電子ブックの種類を示す情報や、電子ブックの名称を示す情報などである。電子ブックの種類を示す情報は、例えば、「小説」や、「雑誌」、「漫画」などである。電子ブックの名称を示す情報は、例えば、「風が吹けば」や、「鉄道全集」、「メンズ・ファッション」、「名探偵少年」などである。電子ブック識別子は、電子ブックを識別することができれば、その種類、形式などは問わない。
また、コンテンツ識別子とは、一のコンテンツを特定する情報であり、ユーザが閲覧した電子ブック内のコンテンツを識別するための情報である。コンテンツ識別子は、例えば、コンテンツの種類を示す情報や、コンテンツの内容を示す情報、コンテンツの容量を示す情報などである。コンテンツの種類を示す情報は、例えば、「画像」や、「テキスト」、「動画」、「onsen.jpg」、「bike.mpg」などである。コンテンツの内容を示す情報は、例えば、「かばん」や、「くつ」、「温泉」、「bike」などである。コンテンツの容量を示す情報は、例えば、「128KB」や、「256MB」、「1GB」などである。また、コンテンツ識別子は、これらの情報を組み合わせたものであってもよい。コンテンツ識別子は、電子ブック内のコンテンツを識別することができれば、その種類、形式などは問わない。
また、ページ識別子とは、一のページを特定する情報であり、ユーザが閲覧した電子ブック内のページを識別するための情報である。ページ識別子は、例えば、ページ番号を示す情報や、コンテンツの種類・位置・大きさなどを示す情報、ページの容量を示す情報などである。ページ番号を示す情報は、例えば、「1ページ目」や、「10ページ目」、「P125」、「PP.145」などである。コンテンツの種類・位置・大きさなどを示す情報は、例えば、「((10,10)→(220,220)|画像)、((10,240)→(440,440)|テキスト)、((10,460)→(660,660)|テキスト)、((10,680)→(880,880)|画像)」や、「((12,12)|日本温泉 日帰りツアー)、((12,30)|日本温泉.jpg)、((120,30)|日本温泉地図.jpg)、((12,120)|今、日本温泉への日帰りツアーが大人気!)」などである。ページの容量を示す情報は、例えば、「512MB」や、「0.99MB」、「1.2GB」などである。また、ページ識別子は、これらの情報を組み合わせたものであってもよい。ページ識別子は、電子ブック内のページを識別することができれば、その種類、形式などは問わない。
また、ページ区切り識別子とは、ページの一部や、まとまり、区切りを特定する情報であり、ユーザが閲覧した電子ブック内のページの一部や、まとまり、区切りを識別するための情報である。ページ区切り識別子は、例えば、章を識別する章識別子や、節を識別する節識別子、連続する複数のページの内容が同一であることや類似していることなどを示すブロックページ識別子などである。章識別子は、例えば、「1章」や、「2章」、「(1章|P1〜P12)、(2章|P13〜P28)、(3章|P29〜P56)」、「(Chapter4|PP.80−PP.96)、(Chapter5|PP.97−PP.112)、(Chapter6|PP.113−PP.156)」などである。節識別子は、例えば、「1節」や、「2節」、「(1節|P1〜P12)、(2節|P13〜P28)、(3節|P29〜P56)」、「(1節|P1.L1〜P12.L10)、(2節|P12.L11〜P28.L8)、(3節|P28.L9〜P56.L16)」、「(Section4|PP.80−PP.96)、(Section5|PP.97−PP.112)、(Section6|PP.113−PP.156)」などである。ブロックページ識別子は、例えば、「P1〜P10」や、「(P1〜P3)、(P4〜P6)」、「P1〜P10|温泉」、「(P1〜P3|日本温泉)、(P4〜P6|元祖日本温泉)」などである。また、ページ区切り識別子は、これらの情報を組み合わせたものであってもよい。ページ区切り識別子は、電子ブック内のページの区切りを識別することができれば、その種類、形式などは問わない。
また、時刻情報とは、ユーザが電子ブックをオープンした時刻や、ユーザが電子ブック内のページを閲覧した時刻などを示す情報である。時刻情報は、例えば、「10:00」や、「12:45」、「AM10:30」、「PM11:45」、「10時10分10秒」、「20:20:20」などである。時刻情報は、時刻を示す情報であれば、その種類、形式などは問わない。
また、閲覧回数情報とは、ユーザが電子ブックをオープンした回数や、ユーザが電子ブック内のページを閲覧した回数などを示す情報である。閲覧回数情報は、例えば、「10回」、「5」、「20回オープン」、「25回閲覧」などである。閲覧回数情報は、閲覧した回数を示す情報であれば、その形式は問わない。
また、閲覧操作情報とは、ユーザが電子ブックに対して行った閲覧操作を示す情報である。閲覧操作情報は、例えば、「オープン」や、「クローズ」、「めくり」、「拡大」、「縮小」、「スクラップ」などである。閲覧操作情報は、閲覧操作を示す情報であれば、その種類、形式などは問わない。
また、閲覧とは、表示部1103により電子ブック、または電子ブック内のページが表示されることで、ユーザが電子ブック、または電子ブック内のページを閲覧することである。
ユーザが閲覧したか否かの判断は、例えば、表示部1103により電子ブック等が表示された場合に、閲覧したと判断してもよいし、表示部1103により一定時間以上、表示された場合に、閲覧したと判断してもよい。また、一定時間は、例えば、「10秒」、「20秒」など、予め決められていてもよいし、そうでなくてもよい。予め決められている場合、一定時間は、任意の記憶領域に格納されていてもよいし、電子ブックに埋め込まれていてもよいし、電子ブック内の各ページに埋め込まれていてもよい。また、予め決められていない場合、一定時間は、表示部1103が表示した電子ブック内の任意のページの文字数や、データ容量、任意のページ内に配置されているコンテンツの数や、ページ内に配置されているコンテンツの全データ容量などから算出した値であってもよい。
つまり、例えば、電子ブックA内のページやコンテンツが合計30秒以上、表示部1103により表示された場合に、閲覧情報取得部1104は、ユーザが電子ブックAを閲覧したと判断してもよい。また、例えば、電子ブックA内の10ページ目が10秒以上、表示部1103により表示された場合に、閲覧情報取得部1104は、ユーザが電子ブックA内の10ページ目を閲覧したと判断してもよい。また、例えば、電子ブック内の20ページ目に配置されているコンテンツBが10秒以上、表示部1103により表示された場合に、閲覧情報取得部1104は、ユーザが電子ブックA内の20ページ目に配置されているコンテンツを閲覧したと判断してもよい。
また、閲覧情報の取得は、通常、電子ブックにタイトルやページ数、ページ番号、各ページにおけるコンテンツの種類、内容などの属性情報が埋め込まれており、これらの属性情報を、電子ブック識別子や、コンテンツ識別子、ページ識別などとして取得することで行う。
つまり、例えば、表示部1103が、「鉄道全集」というタイトル情報が埋め込まれている電子ブックを表示した場合、閲覧情報取得部1104は、当該「鉄道全集」を電子ブック識別子として取得する。また、例えば、表示部1103が、「リュックサック」という内容情報が埋め込まれている画像を表示した場合、閲覧情報取得部1104は、当該「リュックサック」をコンテンツ識別子として取得する。また、例えば、表示部1103が、「10ページ目」というページ番号が埋め込まれているページを表示した場合、閲覧情報取得部1104は、当該「10ページ目」をページ識別子として取得する。
また、閲覧情報の取得のタイミングは、例えば、表示部1103が電子ブック内の任意のページを一定時間以上、表示した直後であってもよいし、受付部1102が閲覧操作を受け付けた直後などであってもよい。なお、ここでの一定時間は、ユーザが閲覧したと判断する際の一定時間と同様である。
また、取得した閲覧情報は、任意の記憶領域に蓄積してもよいし、閲覧情報取得部1104が保持していてもよい。
また、閲覧情報は、ユーザが閲覧した電子ブックに関する情報であれば、その形式は問わない。
閲覧情報取得部1104は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。閲覧情報取得部1104の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
端末送信部1105は、閲覧情報をサーバ装置12に送信する。
ここでの閲覧情報は、閲覧情報取得部1104が取得した閲覧情報である。
また、閲覧情報の送信のタイミングは、例えば、閲覧情報取得部1104が閲覧情報を取得した直後や、受付部1102がオープン命令やクローズ命令などの電子ブックに対する特定の閲覧操作を受け付けた直後、受付部1102がページめくり命令や拡大命令などの電子ブック内のページに対する特定の閲覧操作を受け付けた直後、任意の記憶領域に閲覧情報が一定数以上蓄積された直後などである。
つまり、端末送信部1105は、閲覧情報取得部1104が閲覧情報を取得するたびに、サーバ装置12に閲覧情報を送信してもよい。また、端末送信部1105は、例えば、受付部1102が電子ブックのクローズ命令を受け付けた直後に、閲覧情報取得部1104が取得し、任意の記憶領域に蓄積した閲覧情報を、任意の記憶領域から取得し、サーバ装置12に送信してもよい。また、端末送信部1105は、例えば、表示部1103が特定のページや特定のコンテンツを表示した直後に、閲覧情報取得部1104が取得し、任意の記憶領域に蓄積した閲覧情報を、任意の記憶領域から取得し、サーバ装置12に送信してもよい。ここで、特定のページや特定のコンテンツには、表示されれば閲覧情報を送信する旨を示す情報などが埋め込まれており、当該情報が埋め込まれているか否かを判断し、閲覧情報を送信するか否かを判断してもよい。また、端末送信部1105は、例えば、任意の記憶領域に格納されている閲覧情報の数をカウントし、当該数が、例えば、10以上であれば、当該閲覧情報を任意の記憶領域から取得し、サーバ装置12に送信してもよい。
閲覧情報の送信は、閲覧情報取得部1104が閲覧情報を取得した後であれば、そのタイミングは問わない。
端末送信部1105は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されてもよい。
付加情報受信部1106は、サーバ装置12から、付加情報を受信する。このとき、付加情報受信部1106は、端末送信部1105の閲覧情報の送信に対応して、付加情報を受信する。なお、ここでの付加情報は、電子ブック内容情報である。
ここで、電子ブック内容情報とは、閲覧情報により特定される電子ブックの内容に関係する情報である。また、電子ブック内容情報は、例えば、ページ識別子や、コンテンツ識別子を有していてもよい。さらに、電子ブック内容情報は、例えば、閲覧支援情報や、電子ブック補完情報、ページ補完情報、コンテンツ補完情報などを有していてもよい。
また、閲覧支援情報とは、電子ブックの閲覧を支援する情報である。閲覧支援情報は、例えば、「読み始めてから30分が経過しました」や、「残り20ページです」、「ここまで、30ページを読み終えました。読み始めてから30分が経過しています。1ページ平均、1分です」などである。閲覧支援情報は、閲覧を支援することができる情報であれば、その種類、形式などは問わない。
また、電子ブック補完情報とは、電子ブックの内容を補完する情報である。電子ブック補完情報は、例えば、電子ブックにより閲覧することのできる書籍の作者に関する情報である作者情報や、当該書籍の出版社を示す出版社情報、当該書籍の概要を示す概要情報、当該書籍の発行年月日を示す発行年月日情報などである。
また、作者情報は、作者の名称を示す作者名称情報や、作者の生年月日を示す作者生年月日情報、作者の経歴を示す作者経歴情報などを有していてもよい。作者名称情報は、例えば、「書籍 太郎」や、「雑誌 花子」、「文庫 次郎」などである。また、作者生年月日情報は、例えば、「1890年生まれ」や、「1880〜1934」、「1880年(明治13年)9月30日−1905年(明治38年)8月14日」などである。また、作者経歴情報は、例えば、「1980年、神奈川県横須賀市に生まれる」や、「幼少の頃は剣道を習っていた」、「没するまでに約100もの作品を残す」などである。
また、出版社情報は、例えば、「文庫本出版株式会社」や、「株式会社単行本出版」などである。また、概要情報は、例えば、「秋にオススメの観光地を大特集」や、「この物語は、太郎と花子の淡い恋の物語である」などである。また、発行年月日情報は、例えば、「1983年10月25日」や、「平成22年4月13日」、「2008年(平成20年)10月3日」などである。
また、電子ブック補完情報は、これらの情報を組み合わせたものであってもよい。電子ブック補完情報は、電子ブックの内容を補完することができる情報であれば、その種類、形式などは問わない。
また、ページ補完情報とは、電子ブック内のページの内容を補完する情報である。ページ補完情報は、例えば、ページの内容の要約を示す要約情報や、ページ内に記載されている文言(用語、建造物の名称、観光地の名称など)を解説する解説情報、類似の内容のページの存在や場所を示す類似ページ情報などである。要約情報は、例えば、「大人気の日本温泉の特集です」や、「関東地方で開催される花火大会の一覧です」、「活躍が期待される新加入の選手です」などである。また、解説情報は、例えば、「決起:ある目的のために、決意を固めて行動を起こすこと」や、「明石海峡大橋:1998年から共用が開始された明石海峡に架かる世界最長の吊り橋である」、「嵐山−京都市右京区にある紅葉の名所である」などである。類似ページ情報は、例えば、「類似の内容のページが存在します」や、「P45もご覧ください」などである。また、ページ補完情報は、これらの情報を組み合わせたものであってもよい。ページ補完情報は、電子ブック内のページの内容を補完することができる情報であれば、その種類、形式などは問わない。
また、コンテンツ補完情報とは、電子ブック内のコンテンツの内容を補完する情報である。コンテンツ補完情報は、例えば、コンテンツの内容の要約を示すコンテンツ要約情報や、コンテンツの内容を解説するコンテンツ解説情報、類似のコンテンツの存在や場所を示す類似コンテンツ情報などである。これらの情報は、ページ補完情報と同様であるので、その説明を省略する。コンテンツ補完情報は、電子ブック内のコンテンツの内容を補完することができる情報であれば、その種類、形式などは問わない。
また、「対応して」とは、端末送信部1105の閲覧情報の送信と、付加情報受信部1106の付加情報の受信とが、対応していることを意味する。つまり、端末送信部1105が何も送信していないのに、付加情報受信部1106が付加情報を受信することはなく、端末送信部1105が閲覧情報を送信すれば、そのタイミングに対応して、付加情報受信部1106が付加情報を受信するということである。
付加情報受信部1106は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されてもよい。
付加情報出力部1107は、付加情報受信部1106が受信した付加情報を出力する。
ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。なお、送信や蓄積、処理結果の引渡しについては、出力対象が最終的にユーザに提示されるものとする。
また、付加情報の出力方法は問わない。例えば、表示部1103が表示している電子ブックの上に、重ねるようにして付加情報を出力してもよいし、表示部1103が表示している電子ブック上の余白に、付加情報を出力してもよいし、表示部1103が表示している電子ブックの上下左右のいずれかに、付加情報を出力する領域を設け、当該領域に出力してもよい。また、例えば、端末装置11が2つのディスプレイを備えており、一方のディスプレイに電子ブックが表示されている場合であれば、もう片方のディスプレイにレコメンド情報を出力してもよい。
付加情報出力部1107は、ディスプレイやスピーカーなどの出力デバイスを含むと考えてもよいし、含まないと考えてもよい。付加情報出力部1107は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイスなどで実現され得る。
管理付加情報格納部1201は、管理付加情報を格納し得る。
ここで、管理付加情報とは、閲覧情報と、付加情報である電子ブック内容情報とを管理するための情報であり、閲覧情報と電子ブック内容情報とが対応付けられた情報である。
また、「対応付けられた」とは、例えば、1つの閲覧情報に対して、1以上の付加情報が対応付けられていてもよいし、1以上の閲覧情報に対して、1つの付加情報が対応付けられていてもよい。また、管理付加情報は、閲覧情報を基に、付加情報が取得できるように閲覧情報と付加情報とが対応付けられていればよく、対応付けの形式は問わない。
管理付加情報格納部1201は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
受信部1202は、端末装置11から、閲覧情報を受信する。
ここでの閲覧情報は、端末送信部1105がサーバ装置12に送信した閲覧情報である。
受信部1202は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されてもよい。
付加情報取得部1203は、受信部1202が受信した閲覧情報に対応する付加情報を、管理付加情報格納部1201から取得する。
ここで、取得とは、受信部1202が受信した閲覧情報を基に、管理付加情報に含まれる付加情報を検索し、取得することである。つまり、管理付加情報格納部1201に格納されている1以上の閲覧情報を、1つずつ順に走査し、受信部1202が受信した閲覧情報が有する電子ブック識別子などと、走査対象となる閲覧情報が有する電子ブック識別子などとが、一致するか否かを判断し、一致する場合に、捜査対象となる閲覧情報に対応付けられている付加情報を、管理付加情報格納部1201から取得することである。
例えば、管理付加情報格納部1201に、1つの閲覧情報に対して2以上の付加情報が対応付けられている管理付加情報が2以上格納されており、受信部1202が1つの端末装置11から1つの閲覧情報を受信した場合、付加情報取得部1203は、受信部1202が受信した1つの閲覧情報に対応付けられた2以上の付加情報を、管理付加情報格納部1201から取得する。
また、例えば、管理付加情報格納部1201に、2以上の閲覧情報に対して1つの付加情報が対応付けられている管理付加情報が2以上格納されており、受信部1202が1つの端末装置11から2以上の閲覧情報を受信した場合、付加情報取得部1203は、受信部1202が受信した2以上の閲覧情報に対応付けられた1つの付加情報を、管理付加情報格納部1201から取得する。
また、付加情報取得部1203は、通常、受信部1202が閲覧情報を受信すると直ちに、付加情報を取得する。
付加情報取得部1203は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。付加情報取得部1203の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
付加情報送信部1204は、付加情報取得部1203が取得した付加情報を端末装置11に送信する。
ここで、付加情報の送信は、通常、閲覧情報を送信した端末装置11に対して行う。つまり、付加情報送信部1204は、受信部1202が受信した閲覧情報に含まれる端末装置11を識別するための情報(例えば、後述の端末装置識別子)により、付加情報を送信する端末装置11を特定し、当該端末装置11に付加情報取得部1203が取得した付加情報を送信する。
また、付加情報送信部1204は、付加情報取得部1203が付加情報を取得することができなかった場合は、付加情報を送信しない。付加情報を取得することができなかった場合とは、例えば、管理付加情報格納部1201に格納されている付加情報に、受信部1202が受信した閲覧情報に一致する閲覧情報が格納されていない場合などである。
また、付加情報送信部1204は、通常、付加情報取得部1203が付加情報を取得すると直ちに、付加情報を送信する。
付加情報送信部1204は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されてもよい。
次に、情報システム1の動作について説明する。まず、端末装置11の動作について、図3のフローチャートを用いて説明する。なお、図3における付加情報は、電子ブック内容情報である。
(ステップS301)受付部1102は、閲覧操作を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS302に進み、そうでない場合は、ステップS304に進む。
(ステップS302)閲覧情報取得部1104は、閲覧情報を取得する。この処理の詳細については、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS303)端末送信部1105は、閲覧情報取得部1104がステップS302で取得した閲覧情報を、サーバ装置12に送信し、ステップS301に戻る。
(ステップS304)付加情報受信部1106は、付加情報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS305に進み、そうでない場合は、ステップS301に戻る。
(ステップS305)付加情報出力部1107は、ステップS304で付加情報受信部1106が受信した付加情報を出力し、ステップS301に戻る。
図4は、図3のフローチャートのステップS302の閲覧情報の取得処理を示すフローチャートである。
(ステップS401)受付部1102は、電子ブックのオープン命令を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS402に進み、そうでない場合は、ステップS401に戻る。
(ステップS402)表示部1103は、ステップS401で受付部1102が受け付けた電子ブックのオープン命令により指定された電子ブックを、電子ブック格納部1101から取得し、当該電子ブックの表紙を表示する。
(ステップS403)受付部1102は、電子ブックのオープン命令以外の閲覧操作を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS404に進み、そうでない場合は、ステップS403に戻る。
(ステップS404)表示部1103は、ステップS403で受付部1102が受け付けた閲覧操作に従った処理を行う。例えば、受付部1102がページめくり命令を受け付けた場合は、ページをめくった後のページを表示する。また、例えば、受付部1102が電子ブックのクローズ命令を受け付けた場合は、電子ブックのクローズ処理を行い、電子ブックがオープンされる前の状態を表示する。
(ステップS405)閲覧情報取得部1104は、ステップS403で受付部1102が受け付けた閲覧操作が、クローズ命令であるか否かを判断する。クローズ命令である場合は、上位処理にリターンし、そうでない場合は、ステップS406に進む。
(ステップS406)閲覧情報取得部1104は、ユーザがページを閲覧したか否かを判断する。閲覧した場合は、ステップS407に進み、そうでない場合は、ステップS403に戻る。
(ステップS407)閲覧情報取得部1104は、ステップS406でユーザが閲覧したと判断したページの閲覧情報を取得し、上位処理にリターンする。
次に、サーバ装置12の動作について、図5のフローチャートを用いて説明する。なお、図5における付加情報は、電子ブック内容情報である。
(ステップS501)受信部1202は、閲覧情報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS502に進み、そうでない場合は、ステップS501に戻る。
(ステップS502)付加情報取得部1203は、ステップS501で受信部1202が受信した閲覧情報を取得する。
(ステップS503)付加情報取得部1203は、管理付加情報格納部1201に格納されている管理付加情報を取得する。ここで、m個の管理付加情報が取得できたものとする。
(ステップS504)付加情報取得部1203は、カウンタiに1をセットする。
(ステップS505)付加情報取得部1203は、ステップS502で取得した閲覧情報が有する電子ブック識別子などが、i番目の管理付加情報が有する閲覧情報(以下、管理付加情報[i].閲覧情報)が有する電子ブック識別子などと一致するか否かを判断する。一致する場合は、ステップS506に進み、そうでない場合は、ステップS507に進む。
(ステップS506)付加情報取得部1203は、取得する付加情報として、i番目の管理付加情報が有する付加情報を、任意の記憶領域に蓄積する。
(ステップS507)付加情報取得部1203は、iがmであるか否かを判断する。mである場合は、ステップS509に進み、そうでない場合は、ステップS508に進む。
(ステップS508)付加情報取得部1203は、iを1インクリメントし、ステップS505に戻る。
(ステップS509)付加情報送信部1204は、ステップS506で付加情報取得部1203が取得した付加情報を、端末装置11に送信し、ステップS501に戻る。
なお、図3、図5のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理を終了してもよい。
次に、情報システム1の動作の具体例について説明する。
なお、本具体例において、端末装置11は、上下2つのディスプレイを有する携帯端末装置であるものとする。また、管理付加情報格納部1201には、図6に示す管理付加情報が格納されているものとする。図6の管理付加情報は、電子ブック識別子、ページ識別子を有する閲覧情報と、電子ブック内容情報である付加情報とを有する。また、表示部1103が任意のページを表示した場合に、ユーザが当該ページを閲覧したと判断するものとする。
まず、ユーザは、端末装置11を用いて、「風が吹けば」という電子ブックをオープンする操作を行う。すると、受付部1102は、電子ブックのオープン命令である閲覧操作を受け付ける。
次に、表示部1103は、受付部1102が受け付けた閲覧操作に従い、電子ブック格納部1101に格納されている電子ブック「風が吹けば」を取得し、当該電子ブックの表紙を表示する。
次に、ユーザは、表示されている「風が吹けば」に対して、ページをめくる操作を行う。すると、受付部1102は、ページめくり命令である閲覧操作を受け付け、それに従い、表示部1103は、「風が吹けば」の1ページ目を表示する。
次に、閲覧情報取得部1104は、ユーザが「風が吹けば」の1ページ目を閲覧したと判断し、当該ページの閲覧情報を取得する。取得した閲覧情報は、「(ID,1)|(端末装置識別子,202.24.123.456)|(電子ブック識別子,風が吹けば)|(ページ識別子,P1)」である。なお、端末装置識別子とは、端末装置を識別するための情報であり、閲覧情報取得部1104が、予め保持していたものとする。
次に、端末送信部1105は、閲覧情報取得部1104が取得した前述の閲覧情報を、サーバ装置12に送信する。
次に、サーバ装置12の受信部1202は、前述の閲覧情報を受信する。
次に、付加情報取得部1203は、受信部1202が受信した閲覧情報と、管理付加情報格納部1201に格納されている図6の管理付加情報を取得し、当該閲覧情報を基に、当該管理付加情報から電子ブック内容情報を取得する。付加情報取得部1203は、受信部1202が受信した閲覧情報が有する電子ブック識別子、ページ識別子と、図6の閲覧情報が有する電子ブック識別子、ページ識別子とを比較し、これらのすべてが一致する図6のID「3」の電子ブック内容情報を取得する。
次に、付加情報送信部1204は、付加情報取得部1203が取得した図6のID「3」の電子ブック内容情報を、端末装置11に送信する。
次に、端末装置11の付加情報受信部1106は、図6のID「3」の電子ブック内容情報を受信する。
最後に、付加情報出力部1107は、付加情報受信部1106が受信した電子ブック内容情報を出力する。電子ブック内容情報の出力の様子は、例えば、図7のようになる。図7では、ユーザが電子ブックを閲覧している上部のディスプレイとは異なる下部のディスプレイに、電子ブック内容情報を出力している。
以上、本実施の形態による情報システム1によれば、端末装置11が取得した閲覧情報に応じて、閲覧情報を取得した端末装置11に対して付加情報を送信することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態において、閲覧情報を受信し、受信した閲覧情報に対応した統計情報を送信する情報システム2について説明する。
本実施の形態における情報システム2の概念図は、図1と同様であり、図1において、端末装置11を端末装置21と、サーバ装置12をサーバ装置22と読み替えたものである。
図8は、本実施の形態における端末装置21と、サーバ装置22のブロック図である。
端末装置21は、電子ブック格納部1101、受付部1102、表示部1103、閲覧情報取得部1104、端末送信部1105、付加情報受信部2106、付加情報出力部2107を備える。
サーバ装置22は、管理付加情報格納部2201、閲覧情報格納部2205、受信部1202、蓄積部2206、統計情報取得部2207、付加情報取得部2203、付加情報送信部2204を備える。
付加情報受信部2106は、サーバ装置22から、付加情報を受信する。このとき、付加情報受信部2106は、端末送信部1105の閲覧情報の送信に対応して、付加情報を受信する。なお、ここでの付加情報は、統計情報である。
ここで、統計情報とは、統計処理の結果を示す情報である。また、統計情報は、例えば、例えば、閲覧情報が有する電子ブック識別子で識別される電子ブックの累計読者数や、当該読者の属性(性別や年齢など)ごとの累計読者数、閲覧情報が有するページ識別子で識別される電子ブック内のページの累計閲覧者数、当該閲覧者の属性ごとの累計閲覧者数などを示す情報である。これらは、例えば、「あなたは10人目の読者です」や、「この本を読んだ人:男性10人、女性8人」、「このページを閲覧した人:20人」、「このページを閲覧した人:男性12人、女性24人」などである。
また、その他、統計情報の受信のタイミング等については、付加情報受信部1106と同様であるので、その説明を省略する。
付加情報受信部2106は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されてもよい。
付加情報出力部2107は、付加情報受信部2106が受信した付加情報を出力する。付加情報受信部2106が受信する付加情報は、統計情報であるので、付加情報出力部2107は、統計情報を出力する。
また、その他、統計情報の出力方法等については、付加情報出力部1107と同様であるので、その説明を省略する。
付加情報出力部2107は、ディスプレイやスピーカーなどの出力デバイスを含むと考えてもよいし、含まないと考えてもよい。付加情報出力部2107は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイスなどで実現され得る。
管理付加情報格納部2201は、管理付加情報を格納し得る。
ここでの管理付加情報は、閲覧情報と、付加情報である統計情報とを管理するための情報であり、閲覧情報と統計情報とが対応付けられた情報である。
管理付加情報格納部2201は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
閲覧情報格納部2205は、2以上の閲覧情報を格納し得る。
ここでの閲覧情報は、閲覧情報取得部1104が取得した閲覧情報であって、端末送信部1105がサーバ装置22に送信した情報である。
閲覧情報格納部2205は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
蓄積部2206は、受信部1202が受信した閲覧情報を、閲覧情報格納部2205に蓄積する。
蓄積部2206は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。蓄積部2206の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
統計情報取得部2207は、閲覧情報を統計処理し、その結果を示す統計情報を取得する。統計処理の対象となる閲覧情報は、通常、閲覧情報格納部2205に格納されている2以上の閲覧情報である。また、統計処理の対象となる閲覧情報は、受信部1202が受信した閲覧情報と、閲覧情報格納部2205に格納されている2以上の閲覧情報とであってもよい。
ここで、統計処理とは、統計情報を算出することである。統計処理は、例えば、閲覧情報が有する電子ブック識別子で識別される電子ブックの累計読者数や、当該読者の属性(性別や年齢など)ごとの累計読者数、閲覧情報が有するページ識別子で識別される電子ブック内のページの累計閲覧者数、当該閲覧者の属性ごとの累計閲覧者数などを算出することである。
例えば、電子ブックの累計読者数を算出する場合、統計情報取得部2207は、例えば、閲覧情報格納部2205に格納されている閲覧情報を順に走査し、各閲覧情報が有する電子ブック識別子ごとに、当該電子ブック識別子の数をカウントする。
また、電子ブックの累計読者数を算出する場合、例えば、現在までの各電子ブックの累計読者数が管理付加情報格納部1201に蓄積されており、統計情報取得部2207は、管理付加情報格納部1201に蓄積されている受信部1202が受信した閲覧情報が有する電子ブック識別子に対応する累計読者数をインクリメントしてもよい。
また、その他の累計閲覧者数などについても、同様の処理により算出する。
また、統計情報取得部2207は、通常、受信部1202が閲覧情報を受信すると直ちに、閲覧情報の統計処理を行い、統計情報を取得する。また、統計情報取得部2207は、蓄積部2206が閲覧情報格納部2205に閲覧情報を格納すると直ちに、閲覧情報の統計処理を行い、統計情報を取得してもよい。つまり、統計情報取得部2207による閲覧情報の統計処理と、当該処理結果である統計情報の取得は、受信部1202による閲覧情報の受信のたびに行われればよい。
また、統計情報取得部2207は、通常、取得した統計情報を、管理付加情報格納部2201に蓄積する。この場合、統計情報取得部2207は、取得した統計情報と、受信部1202が受信した閲覧情報とを対応付け、管理付加情報を生成し、当該管理付加情報を管理付加情報格納部2201に蓄積する。
また、統計情報取得部2207が取得した統計情報は、図示しない統計情報蓄積部が、管理付加情報格納部2201に蓄積してもよい。この場合、統計情報蓄積部は、統計情報取得部2207が取得した統計情報と、受信部1202が受信した閲覧情報とを対応付け、管理付加情報を生成し、当該管理付加情報を管理付加情報格納部2201に蓄積する。
また、統計情報取得部2207が行う統計処理は、いわゆる統計処理であれば、その種類、内容などは問わない。また、統計情報取得部2207が取得する統計情報は、統計処理の結果、得られる情報であれば、その種類、形式は問わない。
統計情報取得部2207は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。統計情報取得部2207の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
付加情報取得部2203は、受信部1202が受信した閲覧情報に対応する付加情報を、管理付加情報格納部2201から取得する。管理付加情報格納部2201に蓄積されている付加情報は、統計情報であるので、付加情報取得部2203は、管理付加情報格納部2201から、統計情報を取得する。
また、その他、統計情報の取得方法等については、付加情報取得部1203と同様であるので、その説明を省略する。
付加情報取得部2203は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。付加情報取得部2203の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
付加情報送信部2204は、付加情報取得部2203が取得した付加情報を端末装置21に送信する。付加情報取得部2203が取得する付加情報は、統計情報であるので、付加情報送信部2204は、統計情報を端末装置21に送信する。
また、その他、統計情報の送信方法等については、付加情報送信部1204と同様であるので、その説明を省略する。
付加情報送信部2204は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されてもよい。
次に、情報システム2の動作について説明する。
まず、端末装置21の動作について説明する。端末装置21の動作は、図3のフローチャートにおける「付加情報」を「統計情報」に読み替えたものであるので、説明を省略する。
次に、サーバ装置22の動作について、図9のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS901)受信部1202は、閲覧情報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS902に進み、そうでない場合は、ステップS901に戻る。
(ステップS902)蓄積部2206は、ステップS901で受信部1202が受信した閲覧情報を、閲覧情報格納部2205に蓄積する。
(ステップS903)統計情報取得部2207は、閲覧情報格納部2205に蓄積されている閲覧情報を取得する。ここで、m個の閲覧情報が取得できたものとする。
(ステップS904)統計情報取得部2207は、カウンタiに1をセットする。
(ステップS905)統計情報取得部2207は、カウンタcountに0をセットする。
(ステップS906)統計情報首都部2207は、受信部1202が受信した閲覧情報が有する電子ブック識別子が、ステップS903で取得した閲覧情報のうちのi番目の閲覧情報が有する電子ブック識別子(以下、閲覧情報[i].電子ブック識別子)と同じであるか否かを判断する。同じである場合は、ステップS907に進み、そうでない場合は、ステップS908に進む。
(ステップS907)統計情報取得部2207は、countを1インクリメントする。
(ステップS908)統計情報取得部2207は、iがmであるか否かを判断する。mである場合は、ステップS910に進み、そうでない場合は、ステップS909に進む。
(ステップS909)統計情報取得部2207は、iを1インクリメントし、ステップS906に戻る。
(ステップS910)付加情報送信部2204は、統計情報であるcountを、端末装置21に送信し、ステップS901に戻る。
なお、図9のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理を終了してもよい。
次に、情報システム2の動作の具体例について説明する。
なお、本具体例において、端末装置21は、電子ブックプレーヤーであるものとする。また、サーバ装置22の閲覧情報格納部2205には、複数の端末装置21から受信した図10のID「1」〜ID「16」の閲覧情報が格納されているものとする。図10の閲覧情報は、端末装置識別子と、電子ブック識別子と、ページ識別子とを有する。
まず、ユーザは、端末装置21を用いて、「メンズ・ファッション」という電子ブックを閲覧したものとする。その結果、閲覧情報取得部1104は、図10のID「17」の閲覧情報を取得し、端末送信部1105は、閲覧情報取得部1104が取得した閲覧情報を、サーバ装置22に送信する。
次に、サーバ装置22の受信部1202は、端末装置21の端末送信部1105が送信した閲覧情報を受信し、蓄積部2206は、受信部1202が受信した閲覧情報を、閲覧情報格納部2205に蓄積する。このとき、蓄積部2206は、図10のID「17」の閲覧情報を蓄積したものとする。
次に、統計情報取得部2207は、図10の閲覧情報の統計処理を行い、統計情報を取得する。ここでは、例えば、電子ブック識別子で識別される電子ブックごとの累計読者数を算出するものとする。統計情報取得部2207は、図10の閲覧情報を順に走査し、受信部1202が受信した閲覧情報が有する電子ブック識別子と同一の電子ブック識別子の数をカウントする。その際、同一の端末装置識別子についてはユニーク処理を行い、重複したカウントを行わないものとする。その結果、統計情報取得部2207は、「あなたは4人目の読者です」の統計情報を取得したものとする。そして、統計情報取得部2207は、当該統計情報と、受信部1202が受信した閲覧情報とを対応付け、管理付加情報格納部2201に蓄積する。
次に、付加情報取得部2203は、統計情報取得部2207が蓄積した統計情報を、管理付加情報格納部2201から取得する。
次に、付加情報送信部2204は、付加情報取得部2203が取得した統計情報を、端末装置21に送信する。
次に、端末装置21の付加情報受信部2106は、サーバ装置22の付加情報送信部2204が送信した統計情報を受信する。
最後に、付加情報出力部2107は、付加情報受信部2106が受信した統計情報を出力する。統計情報の出力の様子は、例えば、図11のようになる。図11では、ユーザが閲覧している電子ブック内のページ上に、重ねるようにして統計情報を出力している。
以上、本実施の形態による情報システム2によれば、端末装置21が取得した閲覧情報に応じて、閲覧情報を取得した端末装置21に対して統計情報を送信することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態において、閲覧情報を受信し、受信した閲覧情報に対応した広告情報を送信する情報システム2について説明する。
本実施の形態における情報システム3の概念図は、図1と同様であり、図1において、端末装置11を端末装置31と、サーバ装置12をサーバ装置32と読み替えたものである。
図12は、本実施の形態における端末装置31と、サーバ装置32のブロック図である。
端末装置31は、電子ブック格納部1101、受付部1102、表示部1103、閲覧情報取得部1104、端末送信部1105、付加情報受信部3106、付加情報出力部3107を備える。
サーバ装置32は、管理付加情報格納部3201、受信部1202、付加情報取得部3203、付加情報送信部3204を備える。
付加情報受信部3106は、サーバ装置32から、付加情報を受信する。このとき、付加情報受信部3106は、端末送信部1105の閲覧情報の送信に対応して、付加情報を受信する。なお、ここでの付加情報は、広告情報である。
ここで、広告情報とは、閲覧情報より特定される電子ブック、または電子ブック内のコンテンツに関連する商品またはサービスについての情報である。広告情報は、例えば、商品・サービスの紹介文や、商品・サービスの外観・概要、商品・サービスを販売・提供する店のアクセス案内、商品・サービスを販売・提供する店の地図などである。これらは、テキストや、画像、動画、音声、またはこれらの組み合わせであってもよい。これらは、例えば、「最新巻9月30日発売」や、「北海道 塩バターキャラメル」、「行くなら今!本家日本温泉!」、「塩バターキャラメルを買うなら、StarShopがオススメ」などである。
また、広告情報は、当該情報の場所を示すURLや、URLが埋め込まれたハイパーリンクなどであってもよい。これらは、例えば、「http://www.travel-search.com/2010/11/25」や、「http://www.bike-magazine.jp/」、「<a href="http://www.travel-search.com/2010/11/25">オススメ旅行</a>」などである。
また、その他、広告情報の受信のタイミング等については、付加情報受信部1106と同様であるので、その説明を省略する。
付加情報受信部3106は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されてもよい。
付加情報出力部3107は、付加情報受信部3106が受信した付加情報を出力する。
付加情報受信部3106が受信する付加情報は、広告情報であるので、付加情報出力部3107は、広告情報を出力する。
また、その他、広告情報の出力方法等については、付加情報出力部1107と同様であるので、その説明を省略する。
付加情報出力部3107は、ディスプレイやスピーカーなどの出力デバイスを含むと考えてもよいし、含まないと考えてもよい。付加情報出力部3107は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイスなどで実現され得る。
管理付加情報格納部3201は、管理付加情報を格納し得る。
ここでの管理付加情報は、閲覧情報と、付加情報である広告情報とを管理するための情報であり、閲覧情報と広告情報とが対応付けられた情報である。
管理付加情報格納部3201は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
付加情報取得部3203は、受信部1202が受信した閲覧情報に対応する付加情報を、管理付加情報格納部3201から取得する。管理付加情報格納部3201に蓄積されている付加情報は、広告情報であるので、付加情報取得部3203は、管理付加情報格納部3201から、広告情報を取得する。
また、その他、広告情報の取得方法等については、付加情報取得部1203と同様であるので、その説明を省略する。
付加情報取得部3203は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。付加情報取得部3203の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
付加情報送信部3204は、付加情報取得部3203が取得した付加情報を端末装置31に送信する。付加情報取得部3203が取得する付加情報は、広告情報であるので、付加情報送信部3204は、広告情報を端末装置31に送信する。
また、その他、広告情報の送信方法等については、付加情報送信部1204と同様であるので、その説明を省略する。
付加情報送信部3204は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されてもよい。
次に、情報システム3の動作について説明する。
まず、端末装置31の動作について説明する。端末装置31の動作は、図3のフローチャートにおける「付加情報」を「広告情報」に読み替えたものであるので、説明を省略する。
次に、サーバ装置32の動作について説明する。サーバ装置32の動作は、図5のフローチャートにおける「付加情報」を「広告情報」に読み替えたものであるので、説明を省略する。
次に、情報システム3の動作の具体例について説明する。
なお、本具体例において、端末装置31は、電子ブックプレーヤーであるものとする。また、管理付加情報格納部3201に格納されている管理付加情報は、図13に示すものであるものとする。図13の管理付加情報は、電子ブック識別子、ページ識別子、コンテンツ識別子を有する閲覧情報と、広告情報である付加情報とを有する。
まず、ユーザは、端末装置21を用いて、「温泉マガジン」という電子ブックの20ページ目にある「日本温泉」のコンテンツ識別子で識別されるコンテンツを閲覧したものとする。その結果、閲覧情報取得部1104は、「(ID,)|(端末装置識別子,202.24.123.456)|(電子ブック識別子,温泉マガジン)|(ページ識別子,P20)|(コンテンツ識別子,日本温泉)」の閲覧情報を取得し、端末送信部1105は、閲覧情報取得部1104が取得した閲覧情報を、サーバ装置32に送信する。
次に、サーバ装置32の受信部1202は、前述の閲覧情報を受信する。
次に、付加情報取得部3203は、受信部1202が受信した閲覧情報と、管理付加情報格納部1201に格納されている図13の管理付加情報を取得し、当該閲覧情報を基に、当該管理付加情報から広告情報を取得する。付加情報取得部3203は、受信部1202が受信した閲覧情報が有する電子ブック識別子、ページ識別子、コンテンツ識別子と、図13の閲覧情報が有する電子ブック識別子、ページ識別子、コンテンツ識別子とを比較し、これらのすべてが一致する図13のID「3」の広告情報を取得する。
次に、付加情報送信部3204は、付加情報取得部3203が取得した図13のID「3」の広告情報を、端末装置31に送信する。
次に、端末装置31の付加情報受信部3106は、図13のID「3」の広告情報を受信する。
最後に、付加情報出力部3107は、付加情報受信部3106が受信した広告情報を出力する。広告情報の出力の様子は、例えば、図14のようになる。図14では、ユーザが閲覧している電子ブック内のページ上に、重ねるようにして広告情報を出力している。
以上、本実施の形態による情報システム3によれば、端末装置31が取得した閲覧情報に応じて、閲覧情報を取得した端末装置31に対して広告情報を送信することができる。
(実施の形態4)
本実施の形態において、閲覧情報を受信し、受信した閲覧情報に対応した嗜好の近いユーザの情報を送信する情報システム4について説明する。
本実施の形態における情報システム4の概念図は、図1と同様であり、図1において、端末装置11を端末装置41と、サーバ装置12をサーバ装置42と読み替えたものである。
図15は、本実施の形態における端末装置41と、サーバ装置42のブロック図である。
端末装置41は、電子ブック格納部1101、受付部1102、表示部1103、閲覧情報取得部4104、端末送信部4105、付加情報受信部4106、付加情報出力部4107を備える。
サーバ装置42は、管理付加情報格納部4201、閲覧情報格納部4205、受信部4202、蓄積部4206、端末装置識別子取得部4207、付加情報取得部4203、付加情報送信部4204を備える。
閲覧情報取得部4104は、閲覧情報を取得する。
ここでの閲覧情報は、実施の形態1の閲覧情報に加え、端末装置識別子を有する情報である。
ここで、端末装置識別子とは、端末装置を識別するための情報である。端末装置識別子は、例えば、MACアドレスや、IPアドレス、端末装置の製造番号、端末装置の名称、端末装置を使用しているユーザ名などである。MACアドレスは、例えば、「00−22−44−66−88−00」や、「11:33:55:77:99:00」などである。IPアドレスは、例えば、「192.168.0.15」や、「202.24.35.68」などである。端末装置の製造番号は、例えば、「JN−012345」や、「SERNO:98765」である。端末装置の名称は、例えば、「MachineA」や、「JUPITER」などである。端末装置を使用しているユーザ名は、例えば、「taro」や、「hanako」、「User01」などである。また、端末装置識別子は、これらの情報を組み合わせたものであってもよい。端末装置識別子は、端末装置を識別することができれば、その種類、形式などは問わない。
また、端末装置識別子の取得は、通常、任意の記憶領域にMACアドレスや製造番号などの情報が格納されており、これらの情報を端末装置識別子として取得することで行う。
また、端末装置識別子の取得のタイミングは、任意でよい。つまり、端末装置識別子の取得のタイミングは、受付部1102が電子ブックをオープンする旨の指示を受け付けた直後や、表示部1103が電子ブックを表示した直後などであってもよい。
閲覧情報取得部4104は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。閲覧情報取得部4104の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
端末送信部4105は、閲覧情報をサーバ装置42に送信する。
ここでの閲覧情報は、閲覧情報取得部4104が取得した端末装置識別子を有する閲覧情報である。
また、その他、端末装置識別子を有する閲覧情報の送信のタイミング等については、端末送信部1105と同様であるので、その説明を省略する。
端末送信部4105は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されてもよい。
付加情報受信部4106は、サーバ装置42から、付加情報を受信する。このとき、付加情報受信部4106は、端末送信部4105の閲覧情報の送信に対応して、付加情報を受信する。なお、ここでの付加情報は、ユーザ情報である。
ここで、ユーザ情報とは、電子ブックを閲覧したユーザに関する情報である。また、ユーザ情報は、グループを識別するグループIDや、同一または類似の電子ブック閲覧したユーザのプロフィールページなどの場所を示すURL、同一または類似の嗜好を持つユーザのプロフィールページなどの場所を示すURL、同一または類似の電子ブックを閲覧したユーザが集まるコミュニティサイトなどの場所を示すURL、同一または類似の嗜好を持つユーザが集まるコミュニティサイトなどの場所を示すURL、URLが埋め込まれたハイパーリンクなどを有していてもよい。ここで、グループIDとは、例えば、「グループA」や、「グループ1」、「Group01」、「GP02」などである。また、ユーザ情報は、これらの情報を組み合わせたものであってもよい。これらの情報を組み合わせたユーザ情報は、例えば、「端末装置A、端末装置B、端末装置C」や、「(端末装置A|UserA)、(端末装置B|UserB)、(端末装置C|UserC)」、「(端末装置A|UserA|http://www.user.com/usra)、(端末装置B|UserB|http://www.user.com/usrb)、(端末装置C|UserC|http://www.user.com/usrc)」などである。
また、ユーザ情報が有するURLが示すプロフィールページや、コミュニティサイトは、既存のものであってもよいし、そうでなくてもよい。既存のものである場合、当該URLは、例えば、端末送信部4105がサーバ装置42に送信したものであってもよい。この場合、当該URLは、例えば、端末装置41が任意の記憶領域に保持しているものとする。また、既存のものでない場合、当該URLは、例えば、サーバ装置42が、受信部4202が受信した閲覧情報などからプロフィールページなどを生成するユーザページ生成部を備えており、当該ユーザページ生成部が生成したプロフィールページなどの場所を示すものであってもよい。
また、その他、付加情報の受信のタイミング等については、付加情報受信部1106と同様であるので、その説明を省略する。
付加情報受信部4106は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されてもよい。
付加情報出力部4107は、付加情報受信部4106が受信した付加情報を出力する。つまり、付加情報出力部4107は、統計情報や、ユーザ情報などを有する付加情報を出力する。
また、その他、付加情報の出力方法等については、付加情報出力部1107と同様であるので、その説明を省略する。
付加情報出力部4107は、ディスプレイやスピーカーなどの出力デバイスを含むと考えてもよいし、含まないと考えてもよい。付加情報出力部4107は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイスなどで実現され得る。
管理付加情報格納部4201は、管理付加情報を格納し得る。
ここでの管理付加情報は、ユーザ情報を有する閲覧情報と、付加情報であるユーザ情報とを管理するための情報であり、ユーザ情報を有する閲覧情報とユーザ情報とが対応付け
管理付加情報格納部4201は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
閲覧情報格納部4205は、2以上の閲覧情報を格納し得る。
ここでの閲覧情報は、閲覧情報取得部4104が取得した端末装置識別子を有する閲覧情報であって、端末送信部4105がサーバ装置42に送信した情報である。
閲覧情報格納部4205は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
受信部4202は、端末装置41から、閲覧情報を受信する。
ここでの閲覧情報は、端末送信部4105がサーバ装置42に送信した端末装置識別子を有する閲覧情報である。
受信部4202は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されてもよい。
蓄積部4206は、受信部4202が受信した端末装置識別子を有する閲覧情報を、閲覧情報格納部2205に蓄積する。このとき、蓄積部4206は、閲覧情報が有する端末装置識別子ごとに、閲覧情報を閲覧情報格納部2205に蓄積する。つまり、蓄積部4206は、閲覧情報に端末装置識別子を対応付けた状態で、閲覧情報を閲覧情報格納部2205に蓄積する。
蓄積部4206は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。蓄積部4206の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
端末装置識別子取得部4207は、閲覧情報格納部2205に格納されている閲覧情報から、端末装置識別子を取得する。このとき、端末装置識別子取得部4207は、閲覧情報格納部2205に格納されている端末装置識別子ごとの1以上の閲覧情報から、予め決められた条件を満たすほど、近似する2以上の端末装置識別子を取得する。
ここで、予め決められた条件とは、端末装置識別子を取得するための条件であって、2以上の端末装置識別子により識別される端末装置が、同一のグループであると判断するための条件である。予め決められた条件は、例えば、閲覧した電子ブックが「鉄道全集」であることを示す「電子ブック識別子=鉄道全集」や、閲覧した電子ブック内のコンテンツが「かばん」であることを示す「コンテンツ識別子=かばん」、閲覧した電子ブックの種類が「雑誌」であり、閲覧したページが「P120」であることを示す「電子ブック識別子=雑誌&ページ識別子=P120」などである。また、予め決められた条件は、電子ブック識別子が同一であることを示す「電子ブック識別子=same」や、電子ブック識別子とページ識別子が同一であることを示す「電子ブック識別子=same&ページ識別子=same」などであってもよい。予め決められた条件は、端末装置識別子を取得することができれば、その形式は問わない。
また、近似するとは、近似する嗜好を持つという意味を含む概念であるが、同じ嗜好を持つという意味なども含み広く解する。
また、端末装置識別子取得部4207は、端末装置識別子の取得に際して、閲覧情報を送信した端末装置41を識別する端末装置識別子は、取得しなくてもよい。つまり、端末装置識別子取得部4207は、予め決められた条件を満たす端末装置識別子であって、閲覧情報を送信してきた端末装置41を識別する端末装置識別子を含まない端末装置識別子を取得してもよい。
端末装置識別子取得部4207は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。端末装置識別子取得部4207の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
なお、通常、端末装置識別子取得部4207による端末装置識別子の取得後は、図示しないユーザ情報生成部が、当該端末装置識別子を基にユーザ情報を生成し、生成したユーザ情報を、付加情報として管理付加情報格納部4201に蓄積する。また、ユーザ情報の生成は、通常、付加情報出力部4107が出力する出力情報が、端末装置識別子に対応付けられて任意の記憶領域に蓄積されており、当該情報を取得することで行う。つまり、端末装置識別子取得部4207が取得した端末装置識別子と同一の端末装置識別子に対応付けられている出力情報を、任意の記憶領域から取得することで行う。そして、取得した出力情報と、端末装置識別子取得部4207が取得した端末装置識別子とを対応付け、ユーザ情報を生成する。
付加情報取得部4203は、受信部4202が受信した閲覧情報に対応する付加情報を、管理付加情報格納部4201から取得する。管理付加情報格納部4201に蓄積されている付加情報は、ユーザ情報であるので、付加情報取得部4203は、管理付加情報格納部4201から、ユーザ情報を取得する。
また、その他、ユーザ情報の取得方法等については、付加情報取得部1203と同様であるので、その説明を省略する。
付加情報取得部4203は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。付加情報取得部4203の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
付加情報送信部4204は、付加情報取得部4203が取得した付加情報を端末装置41に送信する。付加情報取得部2203が取得する付加情報は、ユーザ情報であるので、付加情報送信部2204は、ユーザ情報を端末装置41に送信する。
付加情報送信部4204は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されてもよい。
次に、情報システム4の動作について説明する。
まず、端末装置41の動作について説明する。端末装置41の動作は、図3のフローチャートにおける「付加情報」を「ユーザ情報」に読み替えたものであるので、説明を省略する。
次に、サーバ装置42の動作について、図16のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1601)受信4202は、閲覧情報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS1602に進み、そうでない場合は、ステップS1601に戻る。
(ステップS1602)蓄積部4206は、ステップS1601で受信部4202が受信した閲覧情報を、対応付けられている端末装置識別子ごとに、閲覧情報格納部4205に格納する。
(ステップS1603)端末装置識別子取得部4207は、端末装置識別子を取得する。この処理の詳細は、図17のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1604)図示しないユーザ情報生成部は、ステップS1603で端末装置識別子取得部4207が取得した端末装置識別子を有するユーザ情報を生成し、管理付加情報格納部4201に蓄積する。
(ステップS1605)付加情報取得部4203は、付加情報であるユーザ情報を取得する。この処理の詳細は、図5のフローチャートのステップS503〜ステップS508の「付加情報」を「ユーザ情報」に読み替えたものであるので、その説明を省略する。
(ステップS1606)付加情報送信部4204は、ステップS1605で付加情報取得部4203が取得したユーザ情報を、端末装置31に送信し、ステップS1601に戻る。
図17は、図16のステップS1603の端末装置識別子の取得処理を示すフローチャートである。
(ステップS1701)端末装置識別子取得部4207は、同一のグループであると判断するための条件を、任意の記憶領域から取得する。ここで、m個の条件が取得できたものとする。
(ステップS1702)端末装置識別子取得部4207は、閲覧情報格納部4205に格納されている閲覧情報を取得する。ここで、n個の閲覧情報が取得できたものとする。
(ステップS1703)端末装置識別子取得部4207は、カウンタiに1をセットする。
(ステップS1704)端末装置識別子取得部4207は、カウンタjに1をセットする。
(ステップS1705)端末装置識別子取得部4207は、ステップS1702で取得したj番目の閲覧情報(以下、閲覧情報[j])が有する電子ブック識別子などが、ステップS2901で取得したi番目の条件(以下、条件[i])を満たすか否かを判断する。満たす場合は、ステップS1706に進み、そうでない場合は、ステップS1707に進む。
(ステップS1706)端末装置識別子取得部4207は、条件[i]を満たす端末装置識別子であるi番目の取得端末装置識別子(以下、取得端末装置識別子[i])に、ステップS2905で条件[i]を満たすと判断された閲覧情報[j]に対応付けられている端末装置識別子[j]を追加する。
(ステップS1707)端末装置識別子取得部4207は、jがnであるか否かを判断する。nである場合は、ステップS1709に進み、そうでない場合は、ステップS1708に進む。
(ステップS1708)端末装置識別子取得部4207は、jを1インクリメントし、ステップS1705に戻る。
(ステップS1709)端末装置識別子取得部4207は、iがmであるか否かを判断する。mである場合は、上位処理にリターンし、そうでない場合は、ステップS1710に進む。
(ステップS1710)端末装置識別子取得部4207は、iを1インクリメントし、ステップS1704に戻る。
なお、図16のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理を終了してもよい。
次に、情報システム4の動作の具体例について説明する。
なお、本具体例において、端末装置41は、電子ブックプレーヤーであるものとする。また、サーバ装置42の閲覧情報格納部4205には、複数の端末装置41から受信した図18のID「2」〜ID「10」の閲覧情報が格納されているものとする。図18の閲覧情報は、端末装置識別子と、電子ブック識別子と、ページ識別子と、コンテンツ識別子を有する。また、端末装置識別子を取得する際の条件は、図19に示すものであり、端末装置識別子取得部4207が保持しているものとする。
まず、ユーザは、端末装置41を用いて、「温泉マガジン」という電子ブックを閲覧したものとする。その結果、閲覧情報取得部4104は、ユーザの閲覧操作に従った閲覧情報を取得し、かつ、予め保持していた端末装置識別子と対応付け、端末装置識別子を有する閲覧情報を生成し、取得する。そして、端末送信部4105は、閲覧情報取得部4104が取得した閲覧情報を、サーバ装置42に送信する。このとき、端末送信部4105は、図18のID「1」の閲覧情報を送信したものとする。
次に、サーバ装置42の受信部4202は、端末装置41の端末送信部4105が送信下閲覧情報を受信し、蓄積部4206は、受信部4202が受信した閲覧情報を、閲覧情報格納部4205に蓄積する。このとき、蓄積部4206は、図18のID「1」の閲覧情報を蓄積したものとする。
次に、端末装置識別子取得部4207は、閲覧情報格納部4205に格納されている閲覧情報と、当該各閲覧情報が有する端末装置識別子を取得し、保持している端末装置識別子を取得する際の各条件に合致する端末装置識別子を、各条件ごとに取得する。
次に、図示しないユーザ情報生成部は、端末装置識別子取得部4207が取得した各端末装置に対応する出力情報を、任意の記憶領域から取得し、ユーザ情報を生成する。そして、ユーザ情報生成部は、当該端末装置識別子を有する閲覧情報を、閲覧情報格納部4205から取得し、生成したユーザ情報と対応付け、管理付加情報格納部4201に蓄積する。その結果、管理付加情報格納部4201には、図20に示す管理付加情報が蓄積されたものとする。図20の管理付加情報は、端末装置識別子、電子ブック識別子、ページ識別子、コンテンツ識別子を有する閲覧情報と、ユーザ情報である付加情報とを有する。
次に、付加情報取得部4203は、受信部4202が受信した閲覧情報と、管理付加情報格納部4201に格納されている図20の管理付加情報を取得し、当該閲覧情報を基に、当該管理付加情報からユーザ情報を取得する。付加情報取得部4203は、図18のID「1」の閲覧情報が有する端末装置識別子、電子ブック識別子、ページ識別子、コンテンツ識別子と、図20の閲覧情報が有する端末装置識別子、電子ブック識別子、ページ識別子、コンテンツ識別子とを比較し、これらのすべてが一致する図20のID「1」のユーザ情報を取得する。
次に、付加情報送信部4204は、付加情報取得部4203が取得した図20のID「1」のユーザ情報を、端末装置41に送信する。
次に、端末装置41の付加情報受信部4106は、図20のID「1」のユーザ情報を受信する。
最後に、付加情報出力部4107は、付加情報受信部4106が受信したユーザ情報を出力する。統計情報の出力の様子は、例えば、図21のようになる。図21では、ユーザ情報を出力する領域を設け、当該領域にユーザ情報を出力している。
以上、本実施の形態による情報システム4によれば、端末装置41が取得した閲覧情報に応じて、閲覧情報を取得した端末装置41に対してユーザ情報を送信することができる。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されてもよいことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理または各機能は、単一の装置または単一のシステムによって集中処理されることによって実現されてもよいし、あるいは、複数の装置または複数のシステムによって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記各実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよいし、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。
また、上記各実施の形態におけるサーバ装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、記憶媒体に、閲覧情報と当該閲覧情報に対応する情報である付加情報とを有する1以上の管理付加情報が格納されており、コンピュータを、前記閲覧情報を受信する受信部と、前記受信部が閲覧情報を受信した場合、当該閲覧情報に対応する付加情報を、前記管理付加情報から取得する付加情報取得部と、前記付加情報取得部が取得した付加情報を前記端末装置に送信する付加情報送信部として機能させるためのプログラムである。
また、上記各実施の形態における端末装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、記録媒体に、電子ブックが格納されており、コンピュータを、電子ブックの閲覧のための操作である閲覧操作を受け付ける受付部と、前記閲覧操作に従って、前記電子ブックを表示する表示部と、前記閲覧操作に従って、前記表示部が表示した電子ブックを識別する電子ブック識別子、または当該電子ブックに含まれるコンテンツを識別するコンテンツ識別子を有する閲覧情報を取得する閲覧情報取得部と、前記閲覧情報取得部が取得した閲覧情報を送信する端末送信部と、前記閲覧情報の送信に対応して、付加情報を受信する付加情報受信部と、前記付加情報受信部が受信した付加情報を出力する付加情報出力部として機能させるためのプログラムである。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信する送信ステップや、情報を受信する受信ステップなどでは、ハードウェアでしか行われない処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理は少なくとも含まれない。
また、上記プログラムは、サーバなどからダウンロードされることによって実行されてもよいし、所定の記録媒体(例えば、CD−ROMなどの光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)に記録されたプログラムが読み出されることによって実行されてもよい。また、このプログラムは、プログラムプロダクトを構成するプログラムとして用いられてもよい。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよいし、複数であってもよい。つまり、集中処理を行ってもよいし、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、図22は、前述のプログラムを実行して、前述の実施の形態のサーバ装置等を実現するコンピュータシステム9の概観図である。前述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。
図22において、コンピュータシステム9は、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)ドライブ9011、FD(Flexible Disk)ドライブ9012を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、モニタ904とを備える。
図23は、コンピュータシステム9のブロック図である。図23において、コンピュータ901は、CD−ROMドライブ9011、FDドライブ9012に加えて、CPU(Central Processing Unit)9013と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM(Read−Only Memory)9014と、CPU9013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM(Random Access Memory)9015と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク9016と、CD−ROMドライブ9011、FDドライブ9012、CPU9013等を相互に接続するバス9017とを備える。ここでは図示しないが、コンピュータ901は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを備えていてもよい。
コンピュータシステム9に、前述の実施の形態のサーバ装置等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM9101、またはFD9102に記憶されて、CD−ROMドライブ9011またはFDドライブ9012に挿入され、さらにハードディスク9016に転送されてもよい。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ハードディスク9016に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM9015にロードされる。プログラムは、CD−ROM9101、FD9102またはネットワークから直接、ロードされてもよい。
プログラムは、コンピュータ901に、前述の実施の形態のサーバ装置等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいればよい。コンピュータシステム9がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。