JP5279911B2 - 系統連系インバータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、直流電源から供給される直流電力を交流電力に変換して系統と連系する系統連系インバータ装置に関する。
この種の従来技術にかかる系統連系インバータ装置として、例えば下記特許文献1に示されたものがある。この特許文献1に示された系統連系インバータ装置では、リアクトルの入力側に降圧機能を有する第1電力変換手段を配置し、リアクトルの出力側に昇圧機能を有する第2電力変換手段を配置し、第2電力変換手段の出力側には直流を交流電流に変換して系統に出力する第3電力変換手段を配置し、系統電圧と第1電力変換手段への入力電圧との大小に応じて、第1電力変換手段または第2電力変換手段の動作を切換制御する構成を開示している。
特開2004−104963号公報
しかしながら、上記特許文献1に示される系統連系インバータ装置は、降圧回路である第1電力変換手段と、昇圧回路である第2電力変換手段とが必須の構成要件であるため、回路規模が大型化し、損失も増大するという課題があった。
また、この系統連系インバータ装置では、入力電圧が系統電圧よりも高いときには降圧回路である第1電力変換手段を制御し、入力電圧が系統電圧よりも低いときには昇圧回路である第2電力変換手段を制御する必要があるため、直流を交流電流に変換する第3電力変換手段の制御とも相まって制御が複雑になるという課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、昇圧回路や降圧回路を不要とし、制御の簡素化を可能とする系統連系インバータ装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる系統連系インバータ装置は、直流電源から供給される直流電力を交流電力に変換して電力系統と連系する系統連系インバータ装置において、前記直流電源の両端に直列接続され、相互の接続点が前記電力系統の一端に接続される第1および第2のコンデンサと、一端が前記第1のコンデンサと前記第2のコンデンサとの接続点に接続されるリアクトルと、一端が前記直流電源の正極側に接続され、他端が前記リアクトルの他端に接続される第1のスイッチ部と、一端が前記直流電源の負極側に接続され、他端が前記リアクトルの他端に接続される第2のスイッチ部と、一端が前記リアクトルの他端に接続され、他端が前記電力系統の他端に接続される第3のスイッチ部と、一端が前記リアクトルの他端に接続され、他端が前記電力系統の他端に接続される第4のスイッチ部と、前記電力系統の両端に並列接続される第3のコンデンサと、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、昇圧回路や降圧回路が不要になるとと共に、制御の簡素化が可能となるので、小型・軽量・低損失の系統連系インバータ装置を提供することができるという効果が得られる。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる系統連系インバータ装置の構成を示す図である。 図2は、実施の形態1の系統連系インバータ装置における1周期のスイッチング動作を示すタイムチャートである。 図3は、系統電圧の正の半周期における電流の流れを図1の回路図上に示した図である。 図4は、系統電圧の負の半周期における電流の流れを図1の回路図上に示した図である。 図5は、本発明の実施の形態2にかかる系統連系インバータ装置の構成を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態3にかかる系統連系インバータ装置の構成を示す図である。 図7は、実施の形態3の系統連系インバータ装置における1周期のスイッチング動作を示すタイムチャートである。
以下に添付図面を参照し、本発明の実施の形態にかかる系統連系インバータ装置を詳細に説明する。なお、以下の内容により本発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる系統連系インバータ装置の構成を示す図である。図1に示す系統連系インバータ装置は、電流型インバータ装置と称される回路構成のものであり、例えば太陽電池モジュールや燃料電池などである直流電源1を直流入力とし、この直流電源1による直流電力を交流電力に変換して電力系統2と連系する装置として示されており、インバータ回路5および、インバータ回路5を制御する制御部6を備えて構成される。なお、インバータ回路5の具体的な構成は以下のとおりである。
図1において、直流電源1の正極端側から引き出された正側の直流母線4Pには、スイッチング素子S1、ダイオードD1、ダイオードD3、およびスイッチング素子S3が挿入され、直流電源1の負極端側から引き出された負側の直流母線4Nには、スイッチング素子S2、ダイオードD2、ダイオードD4、およびスイッチング素子S4が挿入されている。直流電源1の両端には、第1のコンデンサであるコンデンサC1と第2のコンデンサであるコンデンサC2とが直列接続され、コンデンサC1とコンデンサC2との接続点であるコンデンサC1,C2の中点には、リアクトルLの一端が接続され、リアクトルLの他端は、ダイオードD1,D3のカソード同士を突き合わせた接続点と、ダイオードD2,D4のアノード同士を突き合わせた接続点の双方に接続されている。また、スイッチング素子S1の一端(図1では、ドレイン)は、コンデンサC1の正極端(直流電源1の正極端)側に接続され、スイッチング素子S1の他端(図1では、ソース)は、ダイオードD1のアノードに接続され、スイッチング素子S2の一端(図1では、ソース)は、コンデンサC2の負極端(直流電源1の負極端)側に接続され、スイッチング素子S1の他端(図1では、ドレイン)は、ダイオードD2のカソードに接続されている。また、スイッチング素子S3の一端(図1では、ソース)は、ダイオードD3のアノードに接続され、スイッチング素子S4の一端(図1では、カソード)は、ダイオードD4のカソードに接続されると共に、これらスイッチング素子S3,S4の他端同士は接続され、その接続点とコンデンサC1,C2の中点との間には、電力系統2と、フィルタ手段であるコンデンサC3とが各並列に接続されている。
なお、ダイオードD1〜D4は、スイッチング素子S1〜S4が逆バイアスされたときに電流を阻止するために挿入されている。また、スイッチング素子S1およびダイオードD1は、リアクトルLに流れる電流を制御する第1のスイッチ部として機能し、スイッチング素子S2およびダイオードD2は、リアクトルLに流れる電流を制御する第2のスイッチ部として機能し、スイッチング素子S3およびダイオードD3は、電力系統2に流れる電流を制御する第3のスイッチ部として機能し、スイッチング素子S4およびダイオードD4は、電力系統2に流れる電流を制御する第4のスイッチ部として機能し、これらの各スイッチ部は、制御部6によって制御される。
つぎに、実施の形態1にかかる系統連系インバータ装置の動作について図2〜図4を参照して説明する。図2は、実施の形態1の系統連系インバータ装置における1周期のスイッチング動作を示すタイムチャートであり、図3は、系統電圧の正の半周期における電流の流れを図1の回路図上に示した図であり、図4は、系統電圧の負の半周期における電流の流れを図1の回路図上に示した図である。図2において、系統電圧Vは、電力系統2の出力電圧であり、系統電流Iは、電力系統2に流出入する電流である。
なお、図2において、電力系統の一端が接続される第3のスイッチ部と第4のスイッチ部との接続端側の電位が正のときを系統電圧Vの正と定義し、電力系統の他端が接続されるコンデンサC1,C2の中点側の電位が正のときを系統電圧Vの負と定義する。ただし、本実施の形態では、電力系統の周波数は既知(例えば50Hzまたは60Hzの商用周波数)であり、系統電圧の極性情報は系統電圧を検知することなく得られるものとする。また、第4のスイッチ部から電力系統2に流入する方向を系統電流Iの正と定義し、電力系統2から第3のスイッチ部に流出する方向を系統電流Iの負と定義する。
図2に示すように、系統電圧の正の半周期においては、スイッチング素子S1,S3はOFFに制御され、スイッチング素子S4はONに制御され、スイッチング素子S2はPWM(Pulse Width Modulation)制御される。この制御により、系統電圧の正の半周期においては、図3の太実線K2で示すような正の電流が流れる。一方、系統電圧の負の半周期においては、スイッチング素子S2,S4はOFFに制御され、スイッチング素子S3はONに制御され、スイッチング素子S1はPWM制御される。この制御により、系統電圧の負の半周期においては、図4の太実線K4で示すような負の電流(図3とは逆向きの電流)が流れる。
また、系統電圧の正負の各半周期における動作の詳細は、つぎのとおりである。まず、系統電圧の正の半周期の動作を示す図3において、PWM制御されるスイッチング素子S2がONのときには、太破線K1で示すような電流が流れ、リアクトルLに直流電源1(コンデンサC2)からの電気エネルギーが電流エネルギーとして蓄積される。なお、系統電圧Vが直流電源電圧Eよりも高いとき、電力系統2からリアクトルLに向かって電流が流れようとするが、この電流はスイッチング素子S3(正の半周器では常時OFF)およびダイオードD4によって遮断される。一方、スイッチング素子S2がONからOFFに切り替わると、リアクトルLに蓄積された電流エネルギーは開放され、太実線K2で示すように電力系統2に向けて出力される。
系統電圧の負の半周期の動作についても同様である。図4において、PWM制御されるスイッチング素子S1がONのときには、太破線K3で示すような電流が流れ、リアクトルLに直流電源1(コンデンサC1)からの電気エネルギーが電流エネルギーとして蓄積される。なお、系統電圧Vが直流電源電圧Eよりも高いとき、電力系統2からリアクトルLに向かって電流が流れようとするが(図3とは逆向き)、この電流はスイッチング素子S4(負の半周器では常時OFF)およびダイオードD3によって遮断される。一方、スイッチング素子S1がONからOFFに切り替わると、リアクトルLに蓄積された電流エネルギーは開放され、太実線K4で示すように電力系統2に向けて出力される。
これら系統電圧の正負各半周期の動作において、系統電圧のピーク付近ではONパルス幅を広くし、零クロス付近ではONパルス幅を狭くするPWM制御によって、系統電流Iが正弦波状になるように整えられる。また、リアクトルLとコンデンサC3の各作用により、系統電流Iが平滑化されて電力系統2に供給される。
ここで、上記の各動作において、スイッチング素子S1がONからOFFに切り替わるときにリアクトルLに発生する起電力は、系統電圧のピーク電圧よりも大きくすることが可能である。したがって、実施の形態1の系統連系インバータ装置によれば、直流電源電圧Eが系統電圧Vよりも小さい場合であっても、昇圧回路を設けることなく、リアクトルLに蓄積された電流エネルギーを電力系統2に供給することが可能となる。また、直流電源電圧Eが系統電圧Vよりも大きい場合であっても、降圧回路は不要である。このように、実施の形態1の系統連系インバータ装置は、昇圧回路および降圧回路を必要とする上記特許文献1の系統連系インバータ装置に比べて、より小型かつ軽量の回路構成を実現している。
また、特許文献1の系統連系インバータ装置では、リアクトルに蓄積された電流エネルギーを電力系統に供給する際には、1つのダイオードと2つのスイッチング素子を必ず通過する必要があったが、実施の形態1の系統連系インバータ装置では、1つのダイオードと1つのスイッチング素子を通過するのみである。したがって、実施の形態1の系統連系インバータ装置は、特許文献1の系統連系インバータ装置に比べて、より低損失な回路構成を実現している。
以上説明したように、実施の形態1の系統連系インバータ装置によれば、直流電源の両端に直列接続されるコンデンサC1,C2の相互の接続点にリアクトルLの一端および電力系統の一端を接続し、電力系統2の両端にはコンデンサC3を並列接続すると共に、コンデンサC1からのエネルギーをリアクトルLに蓄積するときに動作する第1のスイッチ部(S1,D1)、コンデンサC2からのエネルギーをリアクトルLに蓄積するときに動作する第2のスイッチ部(S2,D2)、第1のスイッチ部(S1,D1)の動作によってリアクトルLに蓄積されたエネルギーを電力系統2に供給するときに動作する第3のスイッチ部(S3,D3)および、第2のスイッチ部(S2,D2)の動作によってリアクトルLに蓄積されたエネルギーを電力系統2に供給するときに動作する第4のスイッチ部(S4,D4)を設け、系統電圧の正の半周期では、スイッチング素子S1,S3をOFF、スイッチング素子S4をONに制御すると共に、スイッチング素子S2をPWM制御し、系統電圧の負の半周期では、スイッチング素子S2,S4をOFF、スイッチング素子S3をONに制御すると共に、スイッチング素子S1をPWM制御するようにしているので、昇圧回路や降圧回路が不要であり、制御を簡素化した系統連系インバータ装置を実現することができる。
実施の形態2.
図5は、本発明の実施の形態2にかかる系統連系インバータ装置の構成を示す図である。図1に示す実施の形態1の系統連系インバータ装置は、電力系統の周波数が既知であることを前提とし、系統電圧の極性情報を用いない構成であったが、実施の形態2の系統連系インバータ装置は、図示のように系統電圧の極性を検知する系統電圧検知部8を設け、この系統電圧検知部8の検出値を制御部6に入力する構成としている。
実施の形態2の系統連系インバータ装置によれば、系統電圧検知部8の検出値に基づいて系統電圧の極性を判別することができるので、たとえ電力系統の周波数が未知であっても、第1〜第4のスイッチ部に対し系統電圧の極性に応じたスイッチ制御を行うことができる。その結果、実施の形態1の系統連系インバータ装置よりもエネルギー効率のよい系統連系が可能となる。
実施の形態3.
図6は、本発明の実施の形態3にかかる系統連系インバータ装置の構成を示す図である。図5に示す実施の形態2の系統連系インバータ装置では、系統電圧の極性を検知する系統電圧検知部8を設ける構成を開示したが、実施の形態3の系統連系インバータ装置は、図示のように電力系統2に流出入する電流(系統電流)を検知する系統電流検知部9を更に設け、系統電圧検知部8および系統電流検知部9の各検出値を制御部6に入力する構成としている。
つぎに、実施の形態3にかかる系統連系インバータ装置の動作について図7を参照して説明する。図7は、実施の形態3の系統連系インバータ装置における1周期のスイッチング動作を示すタイムチャートである。なお、系統電流Iおよび系統電圧Vの極性の定義は、実施の形態1と同様である。
実施の形態3の系統連系インバータ装置では、図7に示すように、系統電圧Vおよび系統電流Iの符号に応じて第1〜第4のスイッチ部に対する制御を異ならせているが、具体的には、以下のとおりである。
(1)系統電圧Vの極性が正であり、且つ、系統電流Iの極性が負のとき
スイッチング素子S2,S4をOFF、スイッチング素子S1をONに制御し、スイッチング素子S3をPWM制御する。
(2)系統電圧Vの極性が正であり、且つ、系統電流Iの極性が正のとき
スイッチング素子S1,S3をOFF、スイッチング素子S4をONに制御し、スイッチング素子S2をPWM制御する。
(3)系統電圧Vの極性が負であり、且つ、系統電流Iの極性が正のとき
スイッチング素子S1,S3をOFF、スイッチング素子S2をONに制御し、スイッチング素子S4をPWM制御する。
(4)系統電圧Vの極性が負であり、且つ、系統電流Iの極性が負のとき
スイッチング素子S2,S4をOFFに制御し、スイッチング素子S3をONに制御し、スイッチング素子S1をPWM制御する。
実施の形態3の系統連系インバータ装置によれば、系統電圧検知部8および系統電流検知部9の出力に基づいて系統電圧および系統電流の極性を判別することができるので、電力系統の周波数が未知であり、且つ、系統電圧と系統電流との間に位相差が生じた場合であっても、第1〜第4のスイッチ部に対し系統電圧および系統電流の極性に応じたスイッチ制御を行うことができる。その結果、実施の形態1,2の系統連系インバータ装置よりもエネルギー効率のよい系統連系が可能となる。
以上のように、本発明にかかる系統連系インバータ装置は、昇圧回路や降圧回路を不要とし、制御の簡素化を可能とする発明として有用である。
1 直流電源
2 電力系統
4P,4N 直流母線
5 インバータ回路
6 制御部
8 系統電圧検知部
9 系統電流検知部
C1〜C3 コンデンサ
D1〜D4 ダイオード
L リアクトル
S1〜S4 スイッチング素子

Claims (5)

  1. 直流電源から供給される直流電力を交流電力に変換して電力系統と連系する系統連系インバータ装置において、
    前記直流電源の両端に直列接続され、相互の接続点が前記電力系統の一端に接続される第1および第2のコンデンサと、
    一端が前記第1のコンデンサと前記第2のコンデンサとの接続点に接続されるリアクトルと、
    一端が前記直流電源の正極側に接続され、他端が前記リアクトルの他端に接続される第1のスイッチ部と、
    一端が前記直流電源の負極側に接続され、他端が前記リアクトルの他端に接続される第2のスイッチ部と、
    一端が前記リアクトルの他端に接続され、他端が前記電力系統の他端に接続される第3のスイッチ部と、
    一端が前記リアクトルの他端に接続され、他端が前記電力系統の他端に接続される第4のスイッチ部と、
    前記電力系統の両端に並列接続される第3のコンデンサと、
    を備えたことを特徴とする系統連系インバータ装置。
  2. 直流電源から供給される直流電力を交流電力に変換して電力系統と連系する系統連系インバータ装置において、
    前記直流電源の両端に直列接続され、相互の接続点が前記電力系統の一端に接続される第1および第2のコンデンサと、
    一端が前記第1のコンデンサと前記第2のコンデンサとの接続点に接続されるリアクトルと、
    前記第1のコンデンサからのエネルギーを前記リアクトルに蓄積するときに動作する第1のスイッチ部と、
    前記第2のコンデンサからのエネルギーを前記リアクトルに蓄積するときに動作する第2のスイッチ部と、
    前記第1のスイッチ部の動作によって前記リアクトルに蓄積されたエネルギーを前記電力系統に供給するときに動作する第3のスイッチ部と、
    前記第2のスイッチ部の動作によって前記リアクトルに蓄積されたエネルギーを前記電力系統に供給するときに動作する第4のスイッチ部と、
    前記電力系統の両端に並列接続される第3のコンデンサと、
    を備えたことを特徴とする系統連系インバータ装置。
  3. 前記第1のスイッチ部は、系統電圧の正の半周期ではOFFに制御され、負の半周期ではPWM制御され、
    前記第2のスイッチ部は、系統電圧の正の半周期ではPWM制御され、負の半周期ではOFFに制御され、
    前記第3のスイッチ部は、系統電圧の正の半周期ではOFFに制御され、負の半周期ではONに制御され、
    前記第4のスイッチ部は、系統電圧の正の半周期ではONに制御され、負の半周期ではOFFに制御される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の系統連系インバータ装置。
  4. 前記電力系統の出力電圧を前記系統電圧として検知する系統電圧検知部を備えたことを特徴とする請求項3に記載の系統連系インバータ装置。
  5. 前記電力系統の出力電圧を系統電圧として検知する系統電圧検知部と、
    前記電力系統に流出入する電流を系統電流として検知する系統電流検知部と、
    を備え、
    前記系統電圧の極性が正であり、且つ、前記系統電流の極性が負のときには、前記第2および第4のスイッチ部はOFFに制御され、前記第1のスイッチ部はONに制御され、前記第3のスイッチ部はPWM制御され、
    前記系統電圧の極性が正であり、且つ、前記系統電流の極性が正のときには、前記第1および第3のスイッチ部はOFFに制御され、前記第4のスイッチ部はONに制御され、前記第2のスイッチ部はPWM制御され、
    前記系統電圧の極性が負であり、且つ、前記系統電流の極性が正のときには、前記第1および第3のスイッチ部はOFFに制御され、前記第2のスイッチ部はONに制御され、前記第4のスイッチ部はPWM制御され、
    前記系統電圧の極性が負であり、且つ、前記系統電流の極性が負のときには、前記第2および第4のスイッチ部はOFFに制御され、前記第3のスイッチ部はONに制御され、前記第1のスイッチ部はPWM制御される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の系統連系インバータ装置。
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