JP5279141B2 - サンプリングフィルタ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、サンプリングフィルタ装置に関する。
移動体通信などの無線通信装置では、信号を時間的に離散化し周波数変換およびフィルタリングを行うサンプリングフィルタ装置が用いられる。従来のサンプリングフィルタ装置としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがあった。図10は、特許文献1に記載された従来のサンプリングフィルタ装置30を示すものである。
図10において、従来のサンプリングフィルタ装置は、相互コンダクタンス増幅器35と、ヒストリキャパシタ37と、回転キャパシタ308および309と、スイッチ312、314および315と、デジタルコントロールユニット317とを有している。スイッチ312、314および315はデジタルコントロールユニット317により発生される信号により制御される。相互コンダクタンス増幅器35から出力されるRF電流はヒストリキャパシタ37、回転キャパシタ308および309に蓄積され、回転キャパシタ308および309に蓄積された電荷を周期的に読み出すことにより、離散時間サンプルストリームを作り出す。回転キャパシタ308および309に蓄積された電荷をリセットする時に、IIRフィルタリング動作が生じる。
特開2004−289793号公報(第15頁、図3a)
しかしながら、前記特許文献1に記載の従来の方法では、IIRフィルタリングの動作は1次であり、フィルタ特性の制御範囲が限られてしまう。また、特許文献1のヒストリキャパシタを並列に持たせることで、高次フィルタ特性を持つアナログ回路を作成することはできるが、正の係数のみで伝達関数を表現することとなり、フィルタ特性の制御範囲はあまり変わらないという課題を有していた。さらに、高次のIIRフィルタリング動作と同等のフィルタ特性を、回転キャパシタを用いて実現する場合、非常に多くの回転キャパシタが必要となり、回路規模が膨大になるという課題があった。
本発明の目的は、IIRフィルタリング動作のフィルタの伝達関数として、負の係数も含む高次のフィルタ特性を実現できるサンプリングフィルタ装置を提供することである。
本発明は、入力される電流をサンプリングする第1のサンプリングスイッチと、前記第1のサンプリングスイッチとオン時間の位相差が180度である第2のサンプリングスイッチと、前記第1のサンプリングスイッチから入力される電荷を積分する第1の積分器と、複数の第3の積分器と、前記第2のサンプリングスイッチから入力される電荷を積分する複数の第2の積分器と、前記第2の積分器に接続された充電スイッチと、前記第3の積分器に接続された充電スイッチおよび放電スイッチと、前記各スイッチを制御する制御部とを有し、前記第1のサンプリングスイッチから入力される電荷と、前記第1の積分器に蓄積された電荷と、前記第2の積分器に蓄積された電荷とを、前記第1の積分器と、前記第2の積分器と、前記第3の積分器とで共有し、前記第3の積分器に蓄積された電荷を出力するよう制御するサンプリングフィルタ装置を提供する。
本構成によれば、IIRフィルタリング動作のフィルタの伝達関数として負の係数も含め高次化することが可能になる。
また、上記サンプリングフィルタ装置は、さらに、前記第2のサンプリングスイッチから入力される電荷を積分する第4の積分器と、複数の第6の積分器と前記第1のサンプリングスイッチから入力される電荷を積分する複数の第5の積分器とをさらに有し、前記第2のサンプリングスイッチから入力される電荷と、前記第4の積分器に蓄積された電荷と、前記第5の積分器に蓄積された電荷を、前記第4の積分器と、前記第5の積分器と、前記第6の積分器とで共有し、前記第6の積分器からの出力と、前記第3の積分器からの出力を差動合成する。
本構成によれば、IIRフィルタリング動作のフィルタの伝達関数として負の係数も含め高次化した上で出力ゲインを大きくすることが可能になる。
また、上記サンプリングフィルタ装置は、前記第2の積分器が前記第1のサンプリングスイッチから入力される電荷を積分し、前記第5の積分器が前記第2のサンプリングスイッチから入力される電荷を積分するよう制御する。
本構成によれば、IIRフィルタリング動作のフィルタの伝達関数として負の係数も含め高次化する際に、積分器の数を最適化することが可能になる。
また、上記サンプリングフィルタ装置は、入力される電流をサンプリングすることにより正の電荷を出力する第1のサンプリングスイッチと、入力される電流をサンプリングすることにより負の電荷を出力する第2のサンプリングスイッチと、前記第1のサンプリングスイッチから入力される正の電荷を積分する第1のコンデンサと、前記第2のサンプリングスイッチから入力される負の電荷を積分する第2のコンデンサと、前記第1のコンデンサ及び前記第2のコンデンサの両方にそれぞれ充電スイッチを介して接続されている複数のコンデンサからなる第1の積分ユニットと、前記第1のコンデンサ及び前記第2のコンデンサの両方にそれぞれに充電スイッチを介して接続されている複数のコンデンサからなる第2の積分ユニットと、前記第1のコンデンサに充電スイッチを介して接続された複数のコンデンサからなる第1の積分・放電ユニットと、前記第2のコンデンサに充電スイッチを介して接続された複数のコンデンサからなる第2の積分・放電ユニットと、前記第1の積分・放電ユニット及び前記第2の積分・放電ユニットに蓄積された電荷を放電するための放電スイッチと、前記第1のサンプリングスイッチ、前記第2のサンプリングスイッチ、前記充電スイッチ、前記放電スイッチのそれぞれを制御するための信号を生成する制御部とを有し、前記第1のサンプリングスイッチを制御する信号と、前記第2のサンプリングスイッチを制御する信号との位相差は180度であり、前記第1のサンプリングスイッチから入力される電荷と、前記第1のコンデンサに既に蓄積されている電荷と、前記第1及び第2の積分ユニットに含まれる複数のコンデンサから選択された少なくとも一つのコンデンサに既に蓄積されている電荷とを、前記第1のコンデンサと、前記選択された少なくとも一つのコンデンサと、前記第1の積分・放電ユニットに含まれる少なくとも一つのコンデンサとで共有し、前記電荷の共有と同じタイミングで、前記第1の積分・放電ユニットに含まれる複数のコンデンサのうち、前記電荷を共有するコンデンサとは異なるコンデンサに蓄積された電荷と、前記第2の積分・放電ユニットに含まれる少なくとも一つのコンデンサに蓄積された電荷とを合成し、前記放電スイッチを介して出力することを特徴としている。
本構成によれば、正の電荷と負の電荷の両方に接続された複数のコンデンサを含むことにより、負の係数を持つ高次のIIRフィルタ特性を簡易な構成で実現することが可能になる。
また、上記サンプリングフィルタ装置は、前記第2のサンプリングスイッチから入力される電荷と、前記第2のコンデンサに既に蓄積されている電荷と、前記第1及び第2の積分ユニットに含まれる複数のコンデンサから選択された少なくとも一つのコンデンサに既に蓄積されている電荷とを、前記第2のコンデンサと、前記選択された少なくとも一つのコンデンサと、前記第2の積分・放電ユニットに含まれる少なくとも一つのコンデンサとで共有し、前記電荷の共有と同じタイミングで、前記第2の積分・放電ユニットに含まれる複数のコンデンサのうち、前記電荷を共有するコンデンサとは異なるコンデンサに蓄積された電荷と、前記第1の積分・放電ユニットに含まれる少なくとも一つのコンデンサに蓄積された電荷とを合成し、前記放電スイッチを介して出力することを特徴としている。
また、上記サンプリングフィルタ装置は、前記第1のコンデンサ及び第2のコンデンサと接続されるコンデンサの組み合わせを各タイミングごとに変えながら、前記電荷の共有と、電荷の合成とを繰り返すことを特徴としている。
また、上記サンプリングフィルタ装置は、前記電荷の共有のタイミングにおいて、前記第1及び第2の積分ユニットに含まれる複数のコンデンサから選択された少なくとも一つのコンデンサに既に蓄積されている電荷が正の電荷である場合には、その選択されたコンデンサが、前記第2のコンデンサに接続されるように充電スイッチが制御され、前記第1及び第2の積分ユニットに含まれる複数のコンデンサから選択された少なくとも一つのコンデンサに既に蓄積されている電荷が負の電荷である場合には、その選択されたコンデンサが、前記第1のコンデンサに接続されるように充電スイッチが制御されることを特徴としている。
また、本発明の無線通信装置は、上述したいずれかのサンプリングフィルタ装置と、前記サンプリングフィルタ装置内から出力される電荷を電圧値に変換して出力するバッファ部と、前記バッファ部から出力されるアナログ信号をデジタル化するA/D部と、前記A/D部でデジタル化された信号に対して、復調処理を行うベースバンド部とを有することを特徴としている。
本構成によれば、IIRフィルタリング動作のフィルタの伝達関数として負の係数も含め高次化したサンプリングフィルタを用いた無線通信装置を実現することが可能になる。
また、本発明は、入力される電流をサンプリングすることにより正の電荷を出力する第1のサンプリングスイッチと、入力される電流をサンプリングすることにより負の電荷を出力する第2のサンプリングスイッチと、前記第1のサンプリングスイッチから入力される正の電荷を積分する第1のコンデンサと、前記第2のサンプリングスイッチから入力される負の電荷を積分する第2のコンデンサと、前記第1のコンデンサ及び前記第2のコンデンサの両方にそれぞれ充電スイッチを介して接続されている複数のコンデンサからなる第1の積分ユニットと、前記第1のコンデンサ及び前記第2のコンデンサの両方にそれぞれ充電スイッチを介して接続されている複数のコンデンサからなる第2の積分ユニットと、前記第1のコンデンサに充電スイッチを介して接続された複数のコンデンサからなる第1の積分・放電ユニットと、前記第2のコンデンサに充電スイッチを介して接続された複数のコンデンサからなる第2の積分・放電ユニットと、前記第1の積分・放電ユニット及び前記第2の積分・放電ユニットに蓄積された電荷を放電するための放電スイッチと、前記第1のサンプリングスイッチ、前記第2のサンプリングスイッチ、前記充電スイッチ、前記放電スイッチのそれぞれを制御するための信号を生成する制御部とを有し、前記第1のサンプリングスイッチを制御する信号と、前記第2のサンプリングスイッチを制御する信号との位相差は180度であり、前記第1のサンプリングスイッチから入力される電荷と、前記第1のコンデンサに既に蓄積されている電荷と、前記第1及び第2の積分ユニットに含まれる複数のコンデンサから選択された少なくとも一つのコンデンサに既に蓄積されている電荷とを、前記第1のコンデンサと、前記選択された少なくとも一つのコンデンサと、前記第1の積分・放電ユニットに含まれる少なくとも一つのコンデンサとで共有し、前記第1の積分・放電ユニットに含まれる複数のコンデンサであって、前記電荷を共有するコンデンサとは異なるコンデンサのうち、少なくとも一つのコンデンサに蓄積された電荷と、前記第2の積分・放電ユニットに含まれる少なくとも一つのコンデンサに蓄積された電荷とを合成し、前記放電スイッチを介して出力することを特徴とするサンプリングフィルタ装置を提供する。
本構成によれば、フィルタの伝達関数として負の係数を用いることができると同時に、伝達関数の高次化を実現することができ、フィルタ特性の制御範囲が広いサンプリングフィルタ装置を、比較的小さい回路規模で提供することができる。
また、上記サンプリングフィルタ装置は、前記第2のサンプリングスイッチから入力される電荷と、前記第2のコンデンサに既に蓄積されている電荷と、前記第1及び第2の積分ユニットに含まれる複数のコンデンサから選択された少なくとも一つのコンデンサに既に蓄積されている電荷とを、前記第2のコンデンサと、前記選択された少なくとも一つのコンデンサと、前記第2の積分・放電ユニットに含まれる少なくとも一つのコンデンサとで共有し、前記第2の積分・放電ユニットに含まれる複数のコンデンサであって、前記電荷を共有するコンデンサとは異なるコンデンサのうち、少なくとも一つのコンデンサに蓄積された電荷と、前記第1の積分・放電ユニットに含まれる少なくとも一つのコンデンサに蓄積された電荷とを合成し、前記放電スイッチを介して出力することを特徴としている。
また、上記サンプリングフィルタ装置は、前記電荷を共有するタイミングを間引いたタイミングで、前記電荷の出力がされることを特徴としている。
本発明に係るサンプリングフィルタ装置によれば、フィルタの伝達関数として、負の係数も含む高次のフィルタ特性を持つアナログ回路を実現することができ、フィルタ特性の制御範囲が広いサンプリングフィルタ装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1におけるサンプリングフィルタ装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1における制御部の制御信号を示す図 本発明の実施の形態1におけるサンプリングフィルタ装置における周波数特性を示す図 本発明の実施の形態1における制御部の制御信号を示す図 本発明の実施の形態1におけるサンプリングフィルタ装置における周波数特性を示す図 本発明の実施の形態2における無線通信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3における無線通信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態4におけるサンプリングフィルタ装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態4における制御部の制御信号を示す図 従来のサンプリングフィルタ装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態5におけるサンプリングフィルタ装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態5における制御部の制御信号を示す図 本発明の実施の形態5におけるサンプリングフィルタ装置における周波数特性を示す図 本発明の実施の形態6におけるサンプリングフィルタ装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態6における制御部の制御信号を示す図
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるサンプリングフィルタ装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態では、サンプリングフィルタ装置が2次のIIRフィルタ特性を持つ場合について説明する。
図1において、サンプリングフィルタ装置100は、アンテナ110と、電圧電流変換部120と、第1のサンプリングスイッチ130、第2のサンプリングスイッチ131と、制御部140と、第1のコンデンサ(請求項1〜3の第1の積分器に相当する)1500、第2のコンデンサ(第4の積分器)1501と、第1の積分ユニットを構成するコンデンサ(複数の第2の積分器)1510、1511と、第2の積分ユニットを構成するコンデンサ(複数の第5の積分器)1520、1521と、第1の積分・放電ユニットを構成するコンデンサ(複数の第3の積分器)1530、1531と、第2の積分・放電ユニットを構成するコンデンサ(複数の第6の積分器)1540、1541と、充電スイッチ1610、1611と、充電スイッチ1620、1621と、充電スイッチ1630、1631と、充電スイッチ1720、1721と、充電スイッチ1740、1741と、放電スイッチ1830、1831と、放電スイッチ1840、1841とを有している。
ここで特徴的なことは、第1の積分ユニット、第2の積分ユニットを構成するコンデンサ1510、1511、1520、1521のそれぞれは、充電スイッチを介してコンデンサ1500と1501の両方に接続されていることである。
アンテナ110は無線システムの無線周波数信号を受信する。図1には記載されていないが、アンテナ110で受信された無線周波数信号は、例えばフィルタなど、無線システムに対応した高周波信号処理を施され、電圧電流変換部120に入力される。電圧電流変換部120は、電圧の入力信号を電流に変換して出力する。例えば、トランスコンダクタンスアンプである。
サンプリングスイッチ130、131は、制御部140から入力される信号に基づき、電圧電流変換部120から出力される電流をサンプリングしてコンデンサ1500、1501と、コンデンサ1510、1511と、コンデンサ1520、1521と、コンデンサ1530、1531と、コンデンサ1540、1541に出力する。ここで、サンプリングスイッチ130と131の制御信号は位相が180°ずれており、サンプリングスイッチ130を通して各コンデンサへチャージされる電荷を正とすると、サンプリングスイッチ131を通して各コンデンサへチャージされる電荷は負となる。
まず、コンデンサ1500について説明する。コンデンサ1500は、サンプリングスイッチ130がON、充電スイッチ1610、1630がONのとき、電圧電流変換部120から入力される電荷とコンデンサ1500に残っている電荷とコンデンサ1510に残っている電荷を、コンデンサ1510、コンデンサ1530と共有する。サンプリングスイッチ130がON、充電スイッチ1611、1631がONのとき、電圧電流変換部120から入力される電荷とコンデンサ1500に残っている電荷とコンデンサ1511に残っている電荷を、コンデンサ1511、コンデンサ1531と共有する。サンプリングスイッチ130がON、充電スイッチ1620、1630がONのとき、電圧電流変換部120から入力される電荷とコンデンサ1500に残っている電荷とコンデンサ1520に残っている電荷を、コンデンサ1520、コンデンサ1530と共有する。サンプリングスイッチ130がON、充電スイッチ1621、1631がONのとき、電圧電流変換部120から入力される電荷とコンデンサ1500に残っている電荷とコンデンサ1521に残っている電荷を、コンデンサ1521、コンデンサ1531と共有する。
次に、コンデンサ1501について説明する。コンデンサ1501は、サンプリングスイッチ131がON、充電スイッチ1720、1740がONのとき、電圧電流変換部120から入力される電荷とコンデンサ1501に残っている電荷とコンデンサ1520に残っている電荷を、コンデンサ1520、コンデンサ1540と共有する。サンプリングスイッチ131がON、充電スイッチ1721、1741がONのとき、電圧電流変換部120から入力される電荷とコンデンサ1501に残っている電荷とコンデンサ1521に残っている電荷を、コンデンサ1521、コンデンサ1541と共有する。サンプリングスイッチ131がON、充電スイッチ1710、1740がONのとき、電圧電流変換部120から入力される電荷とコンデンサ1501に残っている電荷とコンデンサ1510に残っている電荷を、コンデンサ1510、コンデンサ1540と共有する。サンプリングスイッチ131がON、充電スイッチ1711、1741がONのとき、電圧電流変換部120から入力される電荷とコンデンサ1501に残っている電荷とコンデンサ1511に残っている電荷を、コンデンサ1511、コンデンサ1541と共有する。
第1の積分ユニットを構成するコンデンサ1510、1511について説明する。コンデンサ1510は、サンプリングスイッチ130がON、充電スイッチ1610、1630がONのとき、電圧電流変換部120から入力される電荷とコンデンサ1500に残っている電荷とコンデンサ1510に残っている電荷を、コンデンサ1500、コンデンサ1530と共有し、サンプリングスイッチ131がON、充電スイッチ1710、1740がONのとき、電圧電流変換部120から入力される電荷とコンデンサ1501に残っている電荷とコンデンサ1510に残っている電荷を、コンデンサ1501、コンデンサ1540と共有する。
コンデンサ1511は、サンプリングスイッチ130がON、充電スイッチ1611、1631がONのとき、電圧電流変換部120から入力される電荷とコンデンサ1500に残っている電荷とコンデンサ1511に残っている電荷を、コンデンサ1500、コンデンサ1531と共有し、サンプリングスイッチ131がON、充電スイッチ1711、1741がONのとき、電圧電流変換部120から入力される電荷とコンデンサ1501に残っている電荷とコンデンサ1511に残っている電荷を、コンデンサ1501、コンデンサ1541と共有する。
第2の積分ユニットを構成するコンデンサ1520、1521について説明する。コンデンサ1520は、サンプリングスイッチ131がON、充電スイッチ1720、1740がONのとき、電圧電流変換部120から入力される電荷とコンデンサ1501に残っている電荷とコンデンサ1520に残っている電荷を、コンデンサ1501、コンデンサ1540と共有し、サンプリングスイッチ130がON、充電スイッチ1620、1630がONのとき、電圧電流変換部120から入力される電荷とコンデンサ1500に残っている電荷とコンデンサ1520に残っている電荷を、コンデンサ1500、コンデンサ1530と共有する。
コンデンサ1521は、サンプリングスイッチ131がON、充電スイッチ1721、1741がONのとき、電圧電流変換部120から入力される電荷とコンデンサ1501に残っている電荷とコンデンサ1521に残っている電荷を、コンデンサ1501、コンデンサ1541と共有し、サンプリングスイッチ130がON、充電スイッチ1621、1631がONのとき、電圧電流変換部120から入力される電荷とコンデンサ1500に残っている電荷とコンデンサ1521に残っている電荷を、コンデンサ1500、コンデンサ1531と共有する。
第1の積分・放電ユニットを構成するコンデンサ1530、1531について説明する。コンデンサ1530は、サンプリングスイッチ130がON、充電スイッチ1610、1630がONのとき、電圧電流変換部120から入力される電荷とコンデンサ1500に残っている電荷とコンデンサ1510に残っている電荷を、コンデンサ1500、コンデンサ1510と共有し、サンプリングスイッチ130がON、充電スイッチ1720、1630がONのとき、電圧電流変換部120から入力される電荷とコンデンサ1500に残っている電荷とコンデンサ1520に残っている電荷を、コンデンサ1500、コンデンサ1520と共有する。また、放電スイッチ1830がONのとき、コンデンサ1530にチャージされている電荷を出力する。
コンデンサ1531は、サンプリングスイッチ130がON、充電スイッチ1611、1631がONのとき、電圧電流変換部120から入力される電荷とコンデンサ1500に残っている電荷とコンデンサ1511に残っている電荷を、コンデンサ1500、コンデンサ1511と共有し、サンプリングスイッチ130がON、充電スイッチ1721、1631がONのとき、電圧電流変換部120から入力される電荷とコンデンサ1500に残っている電荷とコンデンサ1521に残っている電荷を、コンデンサ1500、コンデンサ1521と共有する。また、放電スイッチ1831がONのとき、コンデンサ1531にチャージされている電荷を出力する。
第2の積分・放電ユニットを構成するコンデンサ1540、1541について説明する。コンデンサ1540は、サンプリングスイッチ131がON、充電スイッチ1720、1740がONのとき、電圧電流変換部120から入力される電荷とコンデンサ1501に残っている電荷とコンデンサ1520に残っている電荷を、コンデンサ1501、コンデンサ1520と共有し、サンプリングスイッチ131がON、充電スイッチ1710、1740がONのとき、電圧電流変換部120から入力される電荷とコンデンサ1501に残っている電荷とコンデンサ1510に残っている電荷を、コンデンサ1501、コンデンサ1510と共有する。また、放電スイッチ1840がONのとき、コンデンサ1540にチャージされている電荷を出力する。
コンデンサ1541は、サンプリングスイッチ131がON、充電スイッチ1721、1741がONのとき、電圧電流変換部120から入力される電荷とコンデンサ1501に残っている電荷とコンデンサ1521に残っている電荷を、コンデンサ1501、コンデンサ1521と共有し、サンプリングスイッチ131がON、充電スイッチ1711、1741がONのとき、電圧電流変換部120から入力される電荷とコンデンサ1501に残っている電荷とコンデンサ1511に残っている電荷を、コンデンサ1501、コンデンサ1511と共有する。また、放電スイッチ1841がONのとき、コンデンサ1541にチャージされている電荷を出力する。
次に、図2を用いてコンデンサ間での電荷共有と差動合成について説明する。図2は各スイッチに対する制御信号を示しており、各スイッチのON、OFFのタイミングを表している。サンプリングスイッチ130、131の動作周波数が1/T[Hz]の場合、タイミング1は0〜T[s]、タイミング2はT〜2T[s]、タイミングLは(L−1)×T〜L×T[s]の期間を示す。
サンプリングスイッチ130と131の制御信号は位相が180°ずれており、サンプリングスイッチ130を通してチャージされる電荷を正とすると、サンプリングスイッチ131を通してチャージされる電荷は負となる。
タイミング1では、充電スイッチ1610、1720、1630、1740がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1510とコンデンサ1530が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 )とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 )とコンデンサ1510にチャージされている電荷(−Q1510 −1)を、コンデンサ1500とコンデンサ1510とコンデンサ1530でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 が、コンデンサ1510にQ1510 が、コンデンサ1530にQ1530 がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1520とコンデンサ1540が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 )とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 )とコンデンサ1520にチャージされている電荷(Q1520 −1)を、コンデンサ1501とコンデンサ1520とコンデンサ1540でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 が、コンデンサ1520に−Q1520 が、コンデンサ1540に−Q1540 がチャージされる。また、放電スイッチ1831、1841がONとなり、コンデンサ1531にチャージされた電荷Q1531 、コンデンサ1541にチャージされた電荷−Q1541 が出力される。
タイミング2では、充電スイッチ1611、1721、1631、1741がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1511とコンデンサ1531が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 )とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 )とコンデンサ1511にチャージされている電荷(−Q1511 )を、コンデンサ1500とコンデンサ1511とコンデンサ1531でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 が、コンデンサ1511にQ1511 が、コンデンサ1531にQ1531 がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1521とコンデンサ1541が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 )とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 )とコンデンサ1521にチャージされている電荷(Q1521 )を、コンデンサ1501とコンデンサ1521とコンデンサ1541でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 が、コンデンサ1521に−Q1521 が、コンデンサ1541に−Q1541 がチャージされる。また、放電スイッチ1830、1840がONとなり、コンデンサ1530にチャージされた電荷Q1530 、コンデンサ1540にチャージされた電荷−Q1540 が出力される。
タイミング3では、充電スイッチ1710、1620、1630、1740がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1520とコンデンサ1530が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 )とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 )とコンデンサ1520にチャージされている電荷(−Q1520 )を、コンデンサ1500とコンデンサ1520とコンデンサ1530でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 が、コンデンサ1520にQ1520 が、コンデンサ1530にQ1530 がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1510とコンデンサ1540が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 )とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 )とコンデンサ1510にチャージされている電荷(Q1510 )を、コンデンサ1501とコンデンサ1510とコンデンサ1540でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 が、コンデンサ1510に−Q1510 が、コンデンサ1540に−Q1540 がチャージされる。また、放電スイッチ1831、1841がONとなり、コンデンサ1531にチャージされた電荷Q1531 、コンデンサ1541にチャージされた電荷−Q1541 が出力される。
タイミング4では、充電スイッチ1711、1621、1631、1741がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1521とコンデンサ1531が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 )とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 )とコンデンサ1521にチャージされている電荷(−Q1521 )を、コンデンサ1500とコンデンサ1521とコンデンサ1531でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 が、コンデンサ1521にQ1521 が、コンデンサ1531にQ1531 がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1511とコンデンサ1541が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 )とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 )とコンデンサ1511にチャージされている電荷(Q1511 )を、コンデンサ1501とコンデンサ1511とコンデンサ1541でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 が、コンデンサ1511に−Q1511 が、コンデンサ1541に−Q1541 がチャージされる。また、放電スイッチ1830、1840がONとなり、コンデンサ1530にチャージされた電荷Q1530 、コンデンサ1540にチャージされた電荷−Q1540 が出力される。
タイミング5以降は、タイミング1〜4を繰り返す。各タイミングでは、複数のコンデンサにシェアした電荷をチャージすると同時に、前記複数のコンデンサ以外のコンデンサにチャージされた電荷を出力する。コンデンサ1500、1501の容量をC、コンデンサ1510、1511、1520、1521の容量をC、コンデンサ1530、1531、1540、1541の容量をCとすると、サンプリングフィルタ装置100の伝達関数は、(式1)と表せる。
Figure 0005279141
図3の実線は、1/Tが800[MHz]で、Cが0.7、Cが0.2、Cが0.1の場合のフィルタ特性を示している。また、点線はCが0.75、Cが0.15、Cが0.1の場合のフィルタ特性を示している。このように、C、C、Cの値を変えることで、フィルタ特性を変更することが可能である。
また、電圧電流変換部のダイナミックレンジが広い場合、電圧電流変換部の内部電圧を切り換えることによってコンデンサにチャージされる電荷量を変更する構成にすることにより、フィルタ特性を変更することも可能である。
本発明の構成によれば、フィルタの伝達関数として負の係数を用いることができると同時に、伝達関数の高次化を実現することができ、フィルタ特性の制御範囲が広いサンプリングフィルタ装置を、比較的小さい回路規模で提供することができる。
なお、サンプリングフィルタ装置100は、各スイッチに対する制御信号を変えることで、(式2)で表現される伝達関数を実現することも可能である。
Figure 0005279141
図4は、(式2)で表現される伝達関数を実現する各スイッチに対する制御信号を示している。
タイミング1では、充電スイッチ1610、1720、1630、1740がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1510とコンデンサ1530が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 )とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 )とコンデンサ1510にチャージされている電荷(Q1510 −1)を、コンデンサ1500とコンデンサ1510とコンデンサ1530でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 が、コンデンサ1510にQ1510 が、コンデンサ1530にQ1530 がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1520とコンデンサ1540が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 )とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 )とコンデンサ1520にチャージされている電荷(−Q1520 −1)を、コンデンサ1501とコンデンサ1520とコンデンサ1540でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 が、コンデンサ1520に−Q1520 が、コンデンサ1540に−Q1540 がチャージされる。また、放電スイッチ1831、1841がONとなり、コンデンサ1531にチャージされた電荷Q1531 、コンデンサ1541にチャージされた電荷−Q1541 が出力される。
タイミング2では、充電スイッチ1611、1721、1631、1741がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1511とコンデンサ1531が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 )とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 )とコンデンサ1511にチャージされている電荷(Q1511 )を、コンデンサ1500とコンデンサ1511とコンデンサ1531でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 が、コンデンサ1511にQ1511 が、コンデンサ1531にQ1531 がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1521とコンデンサ1541が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 )とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 )とコンデンサ1521にチャージされている電荷(−Q1521 )を、コンデンサ1501とコンデンサ1521とコンデンサ1541でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 が、コンデンサ1521に−Q1521 が、コンデンサ1541に−Q1541 がチャージされる。また、放電スイッチ1830、1840がONとなり、コンデンサ1530にチャージされた電荷Q1530 、コンデンサ1540にチャージされた電荷−Q1540 が出力される。
タイミング3以降は、タイミング1〜2を繰り返す。各タイミングでは、複数のコンデンサにシェアした電荷をチャージすると同時に、前記複数のコンデンサ以外のコンデンサにチャージされた電荷を出力し、充電スイッチ1710、1711、1620、1621はOFFのままである。
図5の実線は、1/Tが800[MHz]で、Cが0.7、Cが0.2、Cが0.1の場合のフィルタ特性を示している。このように、各スイッチの制御信号を切り換えることで、フィルタ特性を変更することが可能である。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2における無線通信装置の構成を示すブロック図である。図6において、無線通信装置200は、サンプリングフィルタ部201と、バッファ部202と、差動合成部203と、A/D部204と、ベースバンド部205とを有している。
サンプリングフィルタ部201は、実施の形態1におけるサンプリングフィルタ装置100と同じ構成で同様の動作をし、アンテナより入力される受信信号に対して離散化、フィルタ処理を行う。
バッファ部202は、サンプリングフィルタ部201のコンデンサ1530、1531、1540、1541の両端の電圧値を出力する。例えば、オペアンプで構成することが可能である。
差動合成部203は、バッファ部202から出力されるプラスの電圧値と、マイナスの電圧値の差を出力する。
A/D部204は、差動合成部203から入力される離散化されたアナログ信号をデジタル化する。
ベースバンド部205は、A/D部204から入力されるデジタル信号に対してデジタル信号処理を行う。
かかる構成によれば、実施の形態1におけるサンプリングフィルタ装置を無線通信装置に適用することが可能である。
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3における無線通信装置の構成を示すブロック図である。図7において、無線通信装置300は、サンプリングフィルタ部301と、バッファ部302と、差動合成部303と、A/D部304と、第1のベースバンド部305と、第2のベースバンド部306と、スイッチ307とを有している。
サンプリングフィルタ部301は、実施の形態1におけるサンプリングフィルタ装置100と同じ構成で同様の動作をし、アンテナより入力される受信信号に対して離散化、フィルタ処理を行い、さらに、各スイッチの制御信号を切り換えることでフィルタ特性を変更することが可能である。
バッファ部302は、図6のバッファ部202と同様の機能を持ち、サンプリングフィルタ部301のコンデンサ1530、1531、1540、1541の両端の電圧値を出力する。
差動合成部303は、図6の差動合成部203と同様の機能を持ち、バッファ部302から出力されるプラスの電圧値と、マイナスの電圧値の差を出力する。
A/D部304は、図6のA/D部204と同様の機能を持ち、差動合成部303から入力される離散化されたアナログ信号をデジタル化する。
第1のベースバンド部305は、第1の無線通信方式に対応し、A/D部304から入力されるデジタル信号に対してデジタル信号処理を行う。
第2のベースバンド部306は、第2の無線通信方式に対応し、A/D部304から入力されるデジタル信号に対してデジタル信号処理を行う。
かかる構成によれば、実施の形態1におけるサンプリングフィルタ装置のフィルタ特性を変えることにより、複数の無線通信方式に対応した無線通信装置に適用することが可能である。
なお、第1の無線通信方式および第2の無線通信方式は特に問わない。また、A/D部を2つ持つ構成も可能である。
(実施の形態4)
図8は、本発明の実施の形態4におけるサンプリングフィルタ装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態では、サンプリングフィルタ装置が3次のIIRフィルタ特性を持つ場合について説明する。
図8において、サンプリングフィルタ装置400は、実施の形態1で説明したサンプリングフィルタ装置100の構成に加えて、さらにコンデンサ1550、1551、1552、1560、1561、1562と、充電スイッチ1650、1651、1652、1660、1661、1662、1750、1751、1752、1760、1761、1762とを有している。実施の形態1の図1と共通する部分については、説明を省略する。ここで、コンデンサ1550、1551、1552は第3の積分ユニットを構成し、コンデンサ1560、1561、1562は第4の積分ユニットを構成する。
ここで特徴的なことは、第1の積分ユニット、第2の積分ユニットに加えて、第3の積分ユニット、第4の積分ユニットを構成するコンデンサ1550、1551、1552、1560、1561、1562のそれぞれも、充電スイッチを介してコンデンサ1500と1501の両方に接続されていることである。
図9は、各スイッチに対する制御信号を示している。以下、各タイミングについて説明する。
タイミング1では、充電スイッチ1610、1720、1630、1740、1650、1760がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1510とコンデンサ1530とコンデンサ1550が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 )とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 )とコンデンサ1510にチャージされている電荷(−Q1510 −1)とコンデンサ1550にチャージされている電荷(−Q1550 −2)を、コンデンサ1500とコンデンサ1510とコンデンサ1530とコンデンサ1550でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 が、コンデンサ1510にQ1510 が、コンデンサ1530にQ1530 が、コンデンサ1550にQ1550 がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1520とコンデンサ1540とコンデンサ1560が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 )とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 )とコンデンサ1520にチャージされている電荷(Q1520 −1)とコンデンサ1560にチャージされている電荷(Q1560 −2)を、コンデンサ1501とコンデンサ1520とコンデンサ1540とコンデンサ1560でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 が、コンデンサ1520に−Q1520 が、コンデンサ1540に−Q1540 が、コンデンサ1560に−Q1560 がチャージされる。また、放電スイッチ1831、1841がONとなり、コンデンサ1531にチャージされた電荷Q1531 、コンデンサ1541にチャージされた電荷−Q1541 が出力される。
タイミング2では、充電スイッチ1611、1721、1631、1741、1651、1761がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1511とコンデンサ1531とコンデンサ1551が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 )とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 )とコンデンサ1511にチャージされている電荷(−Q1511 )とコンデンサ1551にチャージされている電荷(−Q1551 -1)を、コンデンサ1500とコンデンサ1511とコンデンサ1531とコンデンサ1551でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 が、コンデンサ1511にQ1511 が、コンデンサ1531にQ1531 が、コンデンサ1551にQ1551 がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1521とコンデンサ1541とコンデンサ1561が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 )とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 )とコンデンサ1521にチャージされている電荷(Q1521 )とコンデンサ1561にチャージされている電荷(Q1561 −1)を、コンデンサ1501とコンデンサ1521とコンデンサ1541とコンデンサ1561でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 が、コンデンサ1521に−Q1521 が、コンデンサ1541に−Q1541 が、コンデンサ1561に−Q1561 がチャージされる。また、放電スイッチ1830、1840がONとなり、コンデンサ1530にチャージされた電荷Q1530 、コンデンサ1540にチャージされた電荷−Q1540 が出力される。
タイミング3では、充電スイッチ1710、1620、1630、1740、1652、1762がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1520とコンデンサ1530とコンデンサ1552が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 )とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 )とコンデンサ1520にチャージされている電荷(−Q1520 )とコンデンサ1552にチャージされている電荷(−Q1552 )を、コンデンサ1500とコンデンサ1520とコンデンサ1530とコンデンサ1552でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 が、コンデンサ1520にQ1520 が、コンデンサ1530にQ1530 が、コンデンサ1552にQ1552 がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1510とコンデンサ1540とコンデンサ1562が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 )とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 )とコンデンサ1510にチャージされている電荷(Q1510 )とコンデンサ1562にチャージされている電荷(Q1562 )を、コンデンサ1501とコンデンサ1510とコンデンサ1540とコンデンサ1562でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 が、コンデンサ1510に−Q1510 が、コンデンサ1540に−Q1540 が、コンデンサ1562に−Q1562 がチャージされる。また、放電スイッチ1831、1841がONとなり、コンデンサ1531にチャージされた電荷Q1531 、コンデンサ1541にチャージされた電荷−Q1541 が出力される。
タイミング4では、充電スイッチ1711、1621、1631、1741、1750、1660がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1521とコンデンサ1531とコンデンサ1560が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 )とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 )とコンデンサ1521にチャージされている電荷(−Q1521 )とコンデンサ1560にチャージされている電荷(−Q1560 )を、コンデンサ1500とコンデンサ1521とコンデンサ1531とコンデンサ1560でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 が、コンデンサ1521にQ1521 が、コンデンサ1531にQ1531 が、コンデンサ1560にQ1560 がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1511とコンデンサ1541とコンデンサ1550が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 )とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 )とコンデンサ1511にチャージされている電荷(Q1511 )とコンデンサ1550にチャージされている電荷(Q1550 )を、コンデンサ1501とコンデンサ1511とコンデンサ1541とコンデンサ1550でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 が、コンデンサ1511に−Q1511 が、コンデンサ1541に−Q1541 が、コンデンサ1550に−Q1550 がチャージされる。また、放電スイッチ1830、1840がONとなり、コンデンサ1530にチャージされた電荷Q1530 、コンデンサ1540にチャージされた電荷−Q1540 が出力される。
タイミング5では、充電スイッチ1610、1720、1630、1740、1751、1661がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1510とコンデンサ1530とコンデンサ1561が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 )とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 )とコンデンサ1510にチャージされている電荷(−Q1510 )とコンデンサ1561にチャージされている電荷(−Q1561 )を、コンデンサ1500とコンデンサ1510とコンデンサ1530とコンデンサ1561でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 が、コンデンサ1510にQ1510 が、コンデンサ1530にQ1530 が、コンデンサ1561にQ1561 がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1520とコンデンサ1540とコンデンサ1551が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 )とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 )とコンデンサ1520にチャージされている電荷(Q1520 )とコンデンサ1551にチャージされている電荷(Q1551 )を、コンデンサ1501とコンデンサ1520とコンデンサ1540とコンデンサ1551でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 が、コンデンサ1520に−Q1520 が、コンデンサ1540に−Q1540 が、コンデンサ1551に−Q1551 がチャージされる。また、放電スイッチ1831、1841がONとなり、コンデンサ1531にチャージされた電荷Q1531 、コンデンサ1541にチャージされた電荷−Q1541 が出力される。
タイミング6では、充電スイッチ1611、1721、1631、1741、1752、1662がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1511とコンデンサ1531とコンデンサ1562が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 )とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 )とコンデンサ1511にチャージされている電荷(−Q1511 )とコンデンサ1562にチャージされている電荷(−Q1562 )を、コンデンサ1500とコンデンサ1511とコンデンサ1531とコンデンサ1562でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 が、コンデンサ1511にQ1511 が、コンデンサ1531にQ1531 が、コンデンサ1562にQ1562 がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1521とコンデンサ1541とコンデンサ1552が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 )とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 )とコンデンサ1521にチャージされている電荷(Q1521 )とコンデンサ1552にチャージされている電荷(Q1552 )を、コンデンサ1501とコンデンサ1521とコンデンサ1541とコンデンサ1552でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 が、コンデンサ1521に−Q1521 が、コンデンサ1541に−Q1541 が、コンデンサ1552に−Q1552 がチャージされる。また、放電スイッチ1830、1840がONとなり、コンデンサ1530にチャージされた電荷Q1530 、コンデンサ1540にチャージされた電荷−Q1540 が出力される。
タイミング7では、充電スイッチ1710、1620、1630、1740、1650、1760がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1520とコンデンサ1530とコンデンサ1550が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 )とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 )とコンデンサ1520にチャージされている電荷(−Q1520 )とコンデンサ1550にチャージされている電荷(−Q1550 )を、コンデンサ1500とコンデンサ1520とコンデンサ1530とコンデンサ1550でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 が、コンデンサ1520にQ1520 が、コンデンサ1530にQ1530 が、コンデンサ1550にQ1550 がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1510とコンデンサ1540とコンデンサ1560が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 )とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 )とコンデンサ1510にチャージされている電荷(Q1510 )とコンデンサ1560にチャージされている電荷(Q1560 )を、コンデンサ1501とコンデンサ1510とコンデンサ1540とコンデンサ1560でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 が、コンデンサ1510に−Q1510 が、コンデンサ1540に−Q1540 が、コンデンサ1560に−Q1560 がチャージされる。また、放電スイッチ1831、1841がONとなり、コンデンサ1531にチャージされた電荷Q1531 、コンデンサ1541にチャージされた電荷−Q1541 が出力される。
タイミング8では、充電スイッチ1711、1621、1631、1741、1651、1761がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1521とコンデンサ1531とコンデンサ1551が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 )とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 )とコンデンサ1521にチャージされている電荷(−Q1521 )とコンデンサ1551にチャージされている電荷(−Q1551 )を、コンデンサ1500とコンデンサ1521とコンデンサ1531とコンデンサ1551でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 が、コンデンサ1521にQ1521 が、コンデンサ1531にQ1531 が、コンデンサ1551にQ1560 がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1511とコンデンサ1541とコンデンサ1561が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 )とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 )とコンデンサ1511にチャージされている電荷(Q1511 )とコンデンサ1561にチャージされている電荷(Q1561 )を、コンデンサ1501とコンデンサ1511とコンデンサ1541とコンデンサ1561でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 が、コンデンサ1511に−Q1511 が、コンデンサ1541に−Q1541 が、コンデンサ1561に−Q1561 がチャージされる。また、放電スイッチ1830、1840がONとなり、コンデンサ1530にチャージされた電荷Q1530 、コンデンサ1540にチャージされた電荷−Q1540 が出力される。
タイミング9では、充電スイッチ1610、1720、1630、1740、1652、1762がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1510とコンデンサ1530とコンデンサ1552が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 )とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 )とコンデンサ1510にチャージされている電荷(−Q1510 )とコンデンサ1552にチャージされている電荷(−Q1552 )を、コンデンサ1500とコンデンサ1510とコンデンサ1530とコンデンサ1552でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 が、コンデンサ1510にQ1510 が、コンデンサ1530にQ1530 が、コンデンサ1552にQ1552 がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1520とコンデンサ1540とコンデンサ1562が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 )とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 )とコンデンサ1520にチャージされている電荷(Q1520 )とコンデンサ1562にチャージされている電荷(Q1562 )を、コンデンサ1501とコンデンサ1520とコンデンサ1540とコンデンサ1562でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 が、コンデンサ1520に−Q1520 が、コンデンサ1540に−Q1540 が、コンデンサ1562に−Q1562 がチャージされる。また、放電スイッチ1831、1841がONとなり、コンデンサ1531にチャージされた電荷Q1531 、コンデンサ1541にチャージされた電荷−Q1541 が出力される。
タイミング10では、充電スイッチ1611、1721、1631、1741、1750、1660がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1511とコンデンサ1531とコンデンサ1560が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 10)とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 )とコンデンサ1511にチャージされている電荷(−Q1511 )とコンデンサ1560にチャージされている電荷(−Q1560 )を、コンデンサ1500とコンデンサ1511とコンデンサ1531とコンデンサ1560でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 10が、コンデンサ1511にQ1511 10が、コンデンサ1531にQ1531 10が、コンデンサ1560にQ1560 10がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1521とコンデンサ1541とコンデンサ1550が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 10)とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 )とコンデンサ1521にチャージされている電荷(Q1521 )とコンデンサ1550にチャージされている電荷(Q1550 )を、コンデンサ1501とコンデンサ1521とコンデンサ1541とコンデンサ1550でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 10が、コンデンサ1521に−Q1521 10が、コンデンサ1541に−Q1541 10が、コンデンサ1550に−Q1550 10がチャージされる。また、放電スイッチ1830、1840がONとなり、コンデンサ1530にチャージされた電荷Q1530 、コンデンサ1540にチャージされた電荷−Q1540 が出力される。
タイミング11では、充電スイッチ1710、1620、1630、1740、1751、1661がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1520とコンデンサ1530とコンデンサ1561が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 11)とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 10)とコンデンサ1520にチャージされている電荷(−Q1520 )とコンデンサ1561にチャージされている電荷(−Q1561 )を、コンデンサ1500とコンデンサ1520とコンデンサ1530とコンデンサ1561でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 11が、コンデンサ1520にQ1520 11が、コンデンサ1530にQ1530 11が、コンデンサ1561にQ1561 11がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1510とコンデンサ1540とコンデンサ1551が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 11)とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 10)とコンデンサ1510にチャージされている電荷(Q1510 )とコンデンサ1551にチャージされている電荷(Q1551 )を、コンデンサ1501とコンデンサ1510とコンデンサ1540とコンデンサ1551でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 11が、コンデンサ1510に−Q1510 11が、コンデンサ1540に−Q1540 11が、コンデンサ1551に−Q1551 11がチャージされる。また、放電スイッチ1831、1841がONとなり、コンデンサ1531にチャージされた電荷Q1531 10、コンデンサ1541にチャージされた電荷−Q1541 10が出力される。
タイミング12では、充電スイッチ1711、1621、1631、1741、1752、1662がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1521とコンデンサ1531とコンデンサ1562が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 12)とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 11)とコンデンサ1521にチャージされている電荷(−Q1521 10)とコンデンサ1562にチャージされている電荷(−Q1562 )を、コンデンサ1500とコンデンサ1521とコンデンサ1531とコンデンサ1562でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 12が、コンデンサ1521にQ1521 12が、コンデンサ1531にQ1531 12が、コンデンサ1562にQ1562 12がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1511とコンデンサ1541とコンデンサ1552が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 12)とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 11)とコンデンサ1511にチャージされている電荷(Q1511 10)とコンデンサ1552にチャージされている電荷(Q1552 )を、コンデンサ1501とコンデンサ1511とコンデンサ1541とコンデンサ1552でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 12が、コンデンサ1511に−Q1511 12が、コンデンサ1541に−Q1541 12が、コンデンサ1552に−Q1552 12がチャージされる。また、放電スイッチ1830、1840がONとなり、コンデンサ1530にチャージされた電荷Q1530 11、コンデンサ1540にチャージされた電荷−Q1540 11が出力される。
タイミング13以降は、タイミング1〜12を繰り返す。各タイミングでは、複数のコンデンサにシェアした電荷をチャージすると同時に、前記複数のコンデンサ以外のコンデンサにチャージされた電荷を出力する。コンデンサ1500、1501の容量をC、コンデンサ1510、1511、1520、1521の容量をC、コンデンサ1530、1531、1540、1541の容量をC、コンデンサ1550、1551、1552、1560、1561、1562の容量をCとすると、サンプリングフィルタ装置100の伝達関数は、(式3)と表せる。
Figure 0005279141
本発明の構成によれば、フィルタの伝達関数として負の係数を用いることができると同時に、伝達関数の高次化を実現することができ、フィルタ特性の制御範囲が広いサンプリングフィルタ装置を、比較的小さい回路規模で提供することができる。
なお、サンプリングフィルタ装置400は、実施の形態1と同様に、各スイッチに対する制御信号を変えることで、(式3)で表現される伝達関数のZ−2、Z−3の項の係数が正負逆となる伝達関数を実現することも可能であり、実施の形態2および実施の形態3と同様の無線通信装置に使用することが可能である。
また、本発明では、実施の形態1に2次、実施の形態4に3次のIIRフィルタ特性を持つ場合について説明したが、さらにコンデンサと、充電スイッチとを有することで、さらなる高次IIR特性を持つサンプリングフィルタ装置を構成することも可能である。
(実施の形態5)
図11は、本発明の実施の形態5におけるサンプリングフィルタ装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態では、サンプリングフィルタ装置が2次のIIRフィルタ特性と2次のFIRフィルタ特性を持つ場合について説明する。
図11において、サンプリングフィルタ装置500は、実施の形態1で説明したサンプリングフィルタ装置100の構成に加えて、さらにコンデンサ1532、1542と、充電スイッチ1632、1742と、放電スイッチ1832、1842とを有している。実施の形態1の図1と共通する部分については、説明を省略する。ここで、コンデンサ1532は第1の積分・放電ユニットを構成し、コンデンサ1542は第2の積分・放電ユニットを構成する。
図12は、各スイッチに対する制御信号を示している。以下、各タイミングについて説明する。
タイミング1では、充電スイッチ1610、1720、1630、1740がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1510とコンデンサ1530が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 )とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 )とコンデンサ1510にチャージされている電荷(−Q1510 −1)を、コンデンサ1500とコンデンサ1510とコンデンサ1530でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 が、コンデンサ1510にQ1510 が、コンデンサ1530にQ1530 がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1520とコンデンサ1540が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 )とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 )とコンデンサ1520にチャージされている電荷(Q1520 −1)を、コンデンサ1501とコンデンサ1520とコンデンサ1540でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 が、コンデンサ1520に−Q1520 が、コンデンサ1540に−Q1540 がチャージされる。また、放電スイッチ1831、1842がONとなり、コンデンサ1531にチャージされた電荷Q1531 −1、コンデンサ1542にチャージされた電荷−Q1542 が出力される。
タイミング2では、充電スイッチ1611、1721、1631、1741がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1511とコンデンサ1531が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 )とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 )とコンデンサ1511にチャージされている電荷(−Q1511 )を、コンデンサ1500とコンデンサ1511とコンデンサ1531でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 が、コンデンサ1511にQ1511 が、コンデンサ1531にQ1531 がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1521とコンデンサ1541が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 )とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 )とコンデンサ1521にチャージされている電荷(Q1521 )を、コンデンサ1501とコンデンサ1521とコンデンサ1541でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 が、コンデンサ1521に−Q1521 が、コンデンサ1541に−Q1541 がチャージされる。また、放電スイッチ1832、1840がONとなり、コンデンサ1532にチャージされた電荷Q1532 、コンデンサ1540にチャージされた電荷−Q1540 が出力される。
タイミング3では、充電スイッチ1710、1620、1632、1742がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1520とコンデンサ1532が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 )とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 )とコンデンサ1520にチャージされている電荷(−Q1520 )を、コンデンサ1500とコンデンサ1520とコンデンサ1532でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 が、コンデンサ1520にQ1520 が、コンデンサ1532にQ1532 がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1510とコンデンサ1542が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 )とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 )とコンデンサ1510にチャージされている電荷(Q1510 )を、コンデンサ1501とコンデンサ1510とコンデンサ1542でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 が、コンデンサ1510に−Q1510 が、コンデンサ1542に−Q1542 がチャージされる。また、放電スイッチ1830、1841がONとなり、コンデンサ1530にチャージされた電荷Q1530 、コンデンサ1541にチャージされた電荷−Q1541 が出力される。
タイミング4では、充電スイッチ1711、1621、1630、1740がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1521とコンデンサ1530が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 )とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 )とコンデンサ1521にチャージされている電荷(−Q1521 )を、コンデンサ1500とコンデンサ1521とコンデンサ1530でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 が、コンデンサ1521にQ1521 が、コンデンサ1530にQ1530 がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1511とコンデンサ1540が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 )とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 )とコンデンサ1511にチャージされている電荷(Q1511 )を、コンデンサ1501とコンデンサ1511とコンデンサ1540でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 が、コンデンサ1511に−Q1511 が、コンデンサ1540に−Q1540 がチャージされる。また、放電スイッチ1831、1842がONとなり、コンデンサ1531にチャージされた電荷Q1531 、コンデンサ1542にチャージされた電荷−Q1542 が出力される。
タイミング5では、充電スイッチ1610、1720、1631、1741がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1510とコンデンサ1531が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 )とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 )とコンデンサ1510にチャージされている電荷(−Q1510 )を、コンデンサ1500とコンデンサ1510とコンデンサ1531でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 が、コンデンサ1510にQ1510 が、コンデンサ1531にQ1531 がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1520とコンデンサ1541が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 )とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 )とコンデンサ1520にチャージされている電荷(Q1520 )を、コンデンサ1501とコンデンサ1520とコンデンサ1541でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 が、コンデンサ1520に−Q1520 が、コンデンサ1541に−Q1541 がチャージされる。また、放電スイッチ1832、1840がONとなり、コンデンサ1532にチャージされた電荷Q1532 、コンデンサ1540にチャージされた電荷−Q1540 が出力される。
タイミング6では、充電スイッチ1611、1721、1632、1742がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1511とコンデンサ1532が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 )とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 )とコンデンサ1511にチャージされている電荷(−Q1511 )を、コンデンサ1500とコンデンサ1511とコンデンサ1532でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 が、コンデンサ1511にQ1511 が、コンデンサ1532にQ1532 がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1521とコンデンサ1542が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 )とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 )とコンデンサ1521にチャージされている電荷(Q1521 )を、コンデンサ1501とコンデンサ1521とコンデンサ1542でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 が、コンデンサ1521に−Q1521 が、コンデンサ1542に−Q1542 がチャージされる。また、放電スイッチ1830、1841がONとなり、コンデンサ1530にチャージされた電荷Q1530 、コンデンサ1541にチャージされた電荷−Q1541 が出力される。
タイミング7では、充電スイッチ1710、1620、1630、1740がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1520とコンデンサ1530が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 )とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 )とコンデンサ1520にチャージされている電荷(−Q1520 )を、コンデンサ1500とコンデンサ1520とコンデンサ1530でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 が、コンデンサ1520にQ1520 が、コンデンサ1530にQ1530 がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1510とコンデンサ1540が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 )とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 )とコンデンサ1510にチャージされている電荷(Q1510 )を、コンデンサ1501とコンデンサ1510とコンデンサ1540でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 が、コンデンサ1510に−Q1510 が、コンデンサ1540に−Q1540 がチャージされる。また、放電スイッチ1831、1842がONとなり、コンデンサ1531にチャージされた電荷Q1531 、コンデンサ1542にチャージされた電荷−Q1542 が出力される。
タイミング8では、充電スイッチ1711、1621、1631、1741がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1521とコンデンサ1531が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 )とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 )とコンデンサ1521にチャージされている電荷(−Q1521 )を、コンデンサ1500とコンデンサ1521とコンデンサ1531でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 が、コンデンサ1521にQ1521 が、コンデンサ1531にQ1531 がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1511とコンデンサ1541が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 )とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 )とコンデンサ1511にチャージされている電荷(Q1511 )を、コンデンサ1501とコンデンサ1511とコンデンサ1541でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 が、コンデンサ1511に−Q1511 が、コンデンサ1541に−Q1541 がチャージされる。また、放電スイッチ1832、1840がONとなり、コンデンサ1532にチャージされた電荷Q1532 、コンデンサ1540にチャージされた電荷−Q1540 が出力される。
タイミング9では、充電スイッチ1610、1720、1632、1742がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1510とコンデンサ1532が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 )とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 )とコンデンサ1510にチャージされている電荷(−Q1510 )を、コンデンサ1500とコンデンサ1510とコンデンサ1532でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 が、コンデンサ1510にQ1510 が、コンデンサ1532にQ1532 がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1520とコンデンサ1542が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 )とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 )とコンデンサ1520にチャージされている電荷(Q1520 )を、コンデンサ1501とコンデンサ1520とコンデンサ1542でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 が、コンデンサ1520に−Q1520 が、コンデンサ1542に−Q1542 がチャージされる。また、放電スイッチ1830、1841がONとなり、コンデンサ1530にチャージされた電荷Q1530 、コンデンサ1541にチャージされた電荷−Q1541 が出力される。
タイミング10では、充電スイッチ1611、1721、1630、1740がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1511とコンデンサ1530が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 10)とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 )とコンデンサ1511にチャージされている電荷(−Q1511 )を、コンデンサ1500とコンデンサ1511とコンデンサ1530でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 10が、コンデンサ1511にQ1511 10が、コンデンサ1530にQ1530 10がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1521とコンデンサ1540が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 10)とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 )とコンデンサ1521にチャージされている電荷(Q1521 )を、コンデンサ1501とコンデンサ1521とコンデンサ1540でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 10が、コンデンサ1521に−Q1521 10が、コンデンサ1540に−Q1540 10がチャージされる。また、放電スイッチ1831、1842がONとなり、コンデンサ1531にチャージされた電荷Q1531 、コンデンサ1542にチャージされた電荷−Q1542 が出力される。
タイミング11では、充電スイッチ1710、1620、1631、1741がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1520とコンデンサ1531が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 11)とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 10)とコンデンサ1520にチャージされている電荷(−Q1520 )を、コンデンサ1500とコンデンサ1520とコンデンサ1531でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 11が、コンデンサ1520にQ1520 11が、コンデンサ1531にQ1531 11がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1510とコンデンサ1540が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 11)とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 10)とコンデンサ1510にチャージされている電荷(Q1510 )を、コンデンサ1501とコンデンサ1510とコンデンサ1541でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 11が、コンデンサ1510に−Q1510 11が、コンデンサ1541に−Q1541 11がチャージされる。また、放電スイッチ1832、1840がONとなり、コンデンサ1532にチャージされた電荷Q1532 、コンデンサ1540にチャージされた電荷−Q1540 10が出力される。
タイミング12では、充電スイッチ1711、1621、1632、1742がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1521とコンデンサ1532が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 12)とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 11)とコンデンサ1521にチャージされている電荷(−Q1521 10)を、コンデンサ1500とコンデンサ1521とコンデンサ1532でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 12が、コンデンサ1521にQ1521 12が、コンデンサ1532にQ1532 12がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1511とコンデンサ1542が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 12)とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 11)とコンデンサ1511にチャージされている電荷(Q1511 10)を、コンデンサ1501とコンデンサ1511とコンデンサ1542でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 12が、コンデンサ1511に−Q1511 12が、コンデンサ1542に−Q1542 12がチャージされる。また、放電スイッチ1830、1841がONとなり、コンデンサ1530にチャージされた電荷Q1530 10、コンデンサ1541にチャージされた電荷−Q1541 11が出力される。
タイミング13以降は、タイミング1〜12を繰り返す。各タイミングでは、複数のコンデンサにシェアした電荷をチャージすると同時に、前記複数のコンデンサ以外のコンデンサにチャージされた電荷を出力する。コンデンサ1500、1501の容量をC、コンデンサ1510、1511、1520、1521の容量をC、コンデンサ1530、1531、1532、1540、1541、1542の容量をCとすると、サンプリングフィルタ装置500の伝達関数は、(式4)と表せる。
Figure 0005279141
図13の実線は、1/Tが800[MHz]で、Cが0.7、Cが0.2、Cが0.1の場合のフィルタ特性を示している。また、点線はCが0.75、Cが0.15、Cが0.1の場合のフィルタ特性を示している。このように、C、C、Cの値を変えることで、フィルタ特性を変更することが可能である。
本発明の構成によれば、フィルタの伝達関数として負の係数を用いることができると同時に、伝達関数の高次化を実現することができ、フィルタ特性の制御範囲が広いサンプリングフィルタ装置を、比較的小さい回路規模で提供することができる。
なお、サンプリングフィルタ装置500は、実施の形態1と同様に、各スイッチに対する制御信号を変えることで、(式4)で表現される伝達関数の分母にあるZ−2の項の係数が正負逆となる伝達関数を実現することも可能であり、実施の形態2および実施の形態3と同様の無線通信装置に使用することが可能である。また、実施の形態4の構成を含む高次IIRフィルタ特性を持つ場合についても適用できる。
(実施の形態6)
図14は、本発明の実施の形態6におけるサンプリングフィルタ装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態では、サンプリングフィルタ装置が2次のIIRフィルタ特性と4次のFIRフィルタ特性を持つ場合について説明する。
図14において、サンプリングフィルタ装置600は、実施の形態5で説明したサンプリングフィルタ装置100の構成に加えて、さらにコンデンサ1533、1534、1543、1544と、充電スイッチ1633、1634、1743、1744と、放電スイッチ1833、1834、1843、1844とを有している。実施の形態5の図11と共通する部分については、説明を省略する。ここで、コンデンサ1533、1534は第1の積分・放電ユニットを構成し、コンデンサ1543、1544は第2の積分・放電ユニットを構成する。
図15は、各スイッチに対する制御信号を示している。以下、各タイミングについて説明する。
タイミング1では、充電スイッチ1610、1720、1630、1740がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1510とコンデンサ1530が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 )とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 )とコンデンサ1510にチャージされている電荷(−Q1510 −1)を、コンデンサ1500とコンデンサ1510とコンデンサ1530でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 が、コンデンサ1510にQ1510 が、コンデンサ1530にQ1530 がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1520とコンデンサ1540が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 )とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 )とコンデンサ1520にチャージされている電荷(Q1520 −1)を、コンデンサ1501とコンデンサ1520とコンデンサ1540でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 が、コンデンサ1520に−Q1520 が、コンデンサ1540に−Q1540 がチャージされる。また、放電スイッチ1831、1832、1843、1844がONとなり、コンデンサ1531にチャージされた電荷Q1531 −3、コンデンサ1532にチャージされた電荷Q1532 −2、コンデンサ1543にチャージされた電荷−Q1543 −1、コンデンサ1544にチャージされた電荷−Q1544 が出力される。
タイミング2では、充電スイッチ1611、1721、1631、1741がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1511とコンデンサ1531が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 )とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 )とコンデンサ1511にチャージされている電荷(−Q1511 )を、コンデンサ1500とコンデンサ1511とコンデンサ1531でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 が、コンデンサ1511にQ1511 が、コンデンサ1531にQ1531 がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1521とコンデンサ1541が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 )とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 )とコンデンサ1521にチャージされている電荷(Q1521 )を、コンデンサ1501とコンデンサ1521とコンデンサ1541でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 が、コンデンサ1521に−Q1521 が、コンデンサ1541に−Q1541 がチャージされる。
タイミング3では、充電スイッチ1710、1620、1632、1742がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1520とコンデンサ1532が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 )とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 )とコンデンサ1520にチャージされている電荷(−Q1520 )を、コンデンサ1500とコンデンサ1520とコンデンサ1532でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 が、コンデンサ1520にQ1520 が、コンデンサ1532にQ1532 がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1510とコンデンサ1542が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 )とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 )とコンデンサ1510にチャージされている電荷(Q1510 )を、コンデンサ1501とコンデンサ1510とコンデンサ1542でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 が、コンデンサ1510に−Q1510 が、コンデンサ1542に−Q1542 がチャージされる。また、放電スイッチ1833、1834、1840、1841がONとなり、コンデンサ1533にチャージされた電荷Q1533 −1、コンデンサ1534にチャージされた電荷Q1534 、コンデンサ1540にチャージされた電荷−Q1540 、コンデンサ1541にチャージされた電荷−Q1541 が出力される。
タイミング4では、充電スイッチ1711、1621、1633、1743がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1521とコンデンサ1533が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 )とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 )とコンデンサ1521にチャージされている電荷(−Q1521 )を、コンデンサ1500とコンデンサ1521とコンデンサ1533でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 が、コンデンサ1521にQ1521 が、コンデンサ1533にQ1533 がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1511とコンデンサ1543が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 )とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 )とコンデンサ1511にチャージされている電荷(Q1511 )を、コンデンサ1501とコンデンサ1511とコンデンサ1543でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 が、コンデンサ1511に−Q1511 が、コンデンサ1543に−Q1543 がチャージされる。
タイミング5では、充電スイッチ1610、1720、1634、1744がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1510とコンデンサ1534が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 )とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 )とコンデンサ1510にチャージされている電荷(−Q1510 )を、コンデンサ1500とコンデンサ1510とコンデンサ1534でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 が、コンデンサ1510にQ1510 が、コンデンサ1534にQ1534 がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1520とコンデンサ1544が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 )とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 )とコンデンサ1520にチャージされている電荷(Q1520 )を、コンデンサ1501とコンデンサ1520とコンデンサ1544でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 が、コンデンサ1520に−Q1520 が、コンデンサ1544に−Q1544 がチャージされる。また、放電スイッチ1830、1831、1842、1843がONとなり、コンデンサ1530にチャージされた電荷Q1530 、コンデンサ1531にチャージされた電荷Q1531 、コンデンサ1542にチャージされた電荷−Q1542 、コンデンサ1543にチャージされた電荷−Q1543 が出力される。
タイミング6では、充電スイッチ1611、1721、1630、1740がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1511とコンデンサ1530が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 )とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 )とコンデンサ1511にチャージされている電荷(−Q1511 )を、コンデンサ1500とコンデンサ1511とコンデンサ1530でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 が、コンデンサ1511にQ1511 が、コンデンサ1530にQ1530 がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1521とコンデンサ1540が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 )とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 )とコンデンサ1521にチャージされている電荷(Q1521 )を、コンデンサ1501とコンデンサ1521とコンデンサ1540でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 が、コンデンサ1521に−Q1521 が、コンデンサ1540に−Q1540 がチャージされる。
タイミング7では、充電スイッチ1710、1620、1631、1741がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1520とコンデンサ1531が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 )とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 )とコンデンサ1520にチャージされている電荷(−Q1520 )を、コンデンサ1500とコンデンサ1520とコンデンサ1531でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 が、コンデンサ1520にQ1520 が、コンデンサ1531にQ1531 がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1510とコンデンサ1541が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 )とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 )とコンデンサ1510にチャージされている電荷(Q1510 )を、コンデンサ1501とコンデンサ1510とコンデンサ1541でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 が、コンデンサ1510に−Q1510 が、コンデンサ1541に−Q1541 がチャージされる。また、放電スイッチ1832、1833、1844、1840がONとなり、コンデンサ1532にチャージされた電荷Q1532 、コンデンサ1533にチャージされた電荷Q1533 、コンデンサ1544にチャージされた電荷−Q1544 、コンデンサ1540にチャージされた電荷−Q1540 が出力される。
タイミング8では、充電スイッチ1711、1621、1632、1742がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1521とコンデンサ1532が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 )とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 )とコンデンサ1521にチャージされている電荷(−Q1521 )を、コンデンサ1500とコンデンサ1521とコンデンサ1532でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 が、コンデンサ1521にQ1521 が、コンデンサ1532にQ1532 がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1511とコンデンサ1542が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 )とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 )とコンデンサ1511にチャージされている電荷(Q1511 )を、コンデンサ1501とコンデンサ1511とコンデンサ1542でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 が、コンデンサ1511に−Q1511 が、コンデンサ1542に−Q1542 がチャージされる。
タイミング9では、充電スイッチ1610、1720、1633、1743がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1510とコンデンサ1533が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 )とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 )とコンデンサ1510にチャージされている電荷(−Q1510 )を、コンデンサ1500とコンデンサ1510とコンデンサ1533でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 が、コンデンサ1510にQ1510 が、コンデンサ1533にQ1533 がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1520とコンデンサ1543が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 )とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 )とコンデンサ1520にチャージされている電荷(Q1520 )を、コンデンサ1501とコンデンサ1520とコンデンサ1543でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 が、コンデンサ1520に−Q1520 が、コンデンサ1543に−Q1543 がチャージされる。また、放電スイッチ1834、1830、1841、1842がONとなり、コンデンサ1534にチャージされた電荷Q1534 、コンデンサ1530にチャージされた電荷Q1530 、コンデンサ1541にチャージされた電荷−Q1541 、コンデンサ1542にチャージされた電荷−Q1542 が出力される。
タイミング10では、充電スイッチ1611、1721、1634、1744がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1511とコンデンサ1534が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 10)とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 )とコンデンサ1511にチャージされている電荷(−Q1511 )を、コンデンサ1500とコンデンサ1511とコンデンサ1534でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 10が、コンデンサ1511にQ1511 10が、コンデンサ1534にQ1534 10がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1521とコンデンサ1544が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 10)とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 )とコンデンサ1521にチャージされている電荷(Q1521 )を、コンデンサ1501とコンデンサ1521とコンデンサ1544でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 10が、コンデンサ1521に−Q1521 10が、コンデンサ1544に−Q1544 10がチャージされる。
タイミング11では、充電スイッチ1710、1620、1630、1740がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1520とコンデンサ1530が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 11)とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 10)とコンデンサ1520にチャージされている電荷(−Q1520 )を、コンデンサ1500とコンデンサ1520とコンデンサ1530でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 11が、コンデンサ1520にQ1520 11が、コンデンサ1530にQ1530 11がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1510とコンデンサ1540が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 11)とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 10)とコンデンサ1510にチャージされている電荷(Q1510 )を、コンデンサ1501とコンデンサ1510とコンデンサ1540でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 11が、コンデンサ1510に−Q1510 11が、コンデンサ1540に−Q1540 11がチャージされる。また、放電スイッチ1831、1832、1843、1844がONとなり、コンデンサ1531にチャージされた電荷Q1531 、コンデンサ1532にチャージされた電荷Q1532 、コンデンサ1543にチャージされた電荷−Q1543 、コンデンサ1544にチャージされた電荷−Q1544 10が出力される。
タイミング12では、充電スイッチ1711、1621、1631、1741がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1521とコンデンサ1531が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 12)とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 11)とコンデンサ1521にチャージされている電荷(−Q1521 10)を、コンデンサ1500とコンデンサ1521とコンデンサ1531でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 12が、コンデンサ1521にQ1521 12が、コンデンサ1531にQ1531 12がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1511とコンデンサ1541が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 12)とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 11)とコンデンサ1511にチャージされている電荷(Q1511 10)を、コンデンサ1501とコンデンサ1511とコンデンサ1541でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 12が、コンデンサ1511に−Q1511 12が、コンデンサ1541に−Q1541 12がチャージされる。
タイミング13では、充電スイッチ1610、1720、1632、1742がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1510とコンデンサ1532が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 13)とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 12)とコンデンサ1510にチャージされている電荷(−Q1510 11)を、コンデンサ1500とコンデンサ1510とコンデンサ1532でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 13が、コンデンサ1510にQ1510 13が、コンデンサ1532にQ1532 13がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1520とコンデンサ1542が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 13)とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 12)とコンデンサ1520にチャージされている電荷(Q1520 11)を、コンデンサ1501とコンデンサ1520とコンデンサ1542でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 13が、コンデンサ1520に−Q1520 13が、コンデンサ1542に−Q1542 13がチャージされる。また、放電スイッチ1833、1834、1840、1841がONとなり、コンデンサ1533にチャージされた電荷Q1533 、コンデンサ1534にチャージされた電荷Q1534 10、コンデンサ1540にチャージされた電荷−Q1540 11、コンデンサ1541にチャージされた電荷−Q1541 12が出力される。
タイミング14では、充電スイッチ1611、1721、1633、1743がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1511とコンデンサ1533が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 14)とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 13)とコンデンサ1511にチャージされている電荷(−Q1511 12)を、コンデンサ1500とコンデンサ1511とコンデンサ1533でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 14が、コンデンサ1511にQ1511 14が、コンデンサ1533にQ1533 14がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1521とコンデンサ1543が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 14)とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 13)とコンデンサ1521にチャージされている電荷(Q1521 12)を、コンデンサ1501とコンデンサ1521とコンデンサ1543でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 14が、コンデンサ1521に−Q1521 14が、コンデンサ1543に−Q1543 14がチャージされる。
タイミング15では、充電スイッチ1710、1620、1634、1744がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1520とコンデンサ1534が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 15)とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 14)とコンデンサ1520にチャージされている電荷(−Q1520 13)を、コンデンサ1500とコンデンサ1520とコンデンサ1534でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 15が、コンデンサ1520にQ1520 15が、コンデンサ1534にQ1534 15がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1510とコンデンサ1544が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 15)とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 14)とコンデンサ1510にチャージされている電荷(Q1510 13)を、コンデンサ1501とコンデンサ1510とコンデンサ1544でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 15が、コンデンサ1510に−Q1510 15が、コンデンサ1544に−Q1544 15がチャージされる。また、放電スイッチ1830、1831、1842、1843がONとなり、コンデンサ1530にチャージされた電荷Q1530 11、コンデンサ1531にチャージされた電荷Q1531 12、コンデンサ1542にチャージされた電荷−Q1542 13、コンデンサ1543にチャージされた電荷−Q1543 14が出力される。
タイミング16では、充電スイッチ1711、1621、1630、1740がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1521とコンデンサ1530が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 16)とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 15)とコンデンサ1521にチャージされている電荷(−Q1521 14)を、コンデンサ1500とコンデンサ1521とコンデンサ1530でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 16が、コンデンサ1521にQ1521 16が、コンデンサ1530にQ1530 16がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1511とコンデンサ1540が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 16)とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 15)とコンデンサ1511にチャージされている電荷(Q1511 14)を、コンデンサ1501とコンデンサ1511とコンデンサ1540でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 16が、コンデンサ1511に−Q1511 16が、コンデンサ1540に−Q1540 16がチャージされる。
タイミング17では、充電スイッチ1610、1720、1631、1741がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1510とコンデンサ1531が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 17)とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 16)とコンデンサ1510にチャージされている電荷(−Q1510 15)を、コンデンサ1500とコンデンサ1510とコンデンサ1531でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 17が、コンデンサ1510にQ1510 17が、コンデンサ1531にQ1531 17がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1520とコンデンサ1541が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 17)とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 16)とコンデンサ1520にチャージされている電荷(Q1520 15)を、コンデンサ1501とコンデンサ1520とコンデンサ1541でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 17が、コンデンサ1520に−Q1520 17が、コンデンサ1541に−Q1541 17がチャージされる。また、放電スイッチ1832、1833、1844、1840がONとなり、コンデンサ1532にチャージされた電荷Q1532 13、コンデンサ1533にチャージされた電荷Q1533 14、コンデンサ1544にチャージされた電荷−Q1544 15、コンデンサ1540にチャージされた電荷−Q1540 16が出力される。
タイミング18では、充電スイッチ1611、1721、1632、1742がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1511とコンデンサ1532が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 18)とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 17)とコンデンサ1511にチャージされている電荷(−Q1511 16)を、コンデンサ1500とコンデンサ1511とコンデンサ1532でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 18が、コンデンサ1511にQ1511 18が、コンデンサ1532にQ1532 18がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1521とコンデンサ1542が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 18)とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 17)とコンデンサ1521にチャージされている電荷(Q1521 16)を、コンデンサ1501とコンデンサ1521とコンデンサ1542でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 18が、コンデンサ1521に−Q1521 18が、コンデンサ1542に−Q1542 18がチャージされる。
タイミング19では、充電スイッチ1710、1620、1633、1743がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1520とコンデンサ1533が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 19)とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 18)とコンデンサ1520にチャージされている電荷(−Q1520 17)を、コンデンサ1500とコンデンサ1520とコンデンサ1533でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 19が、コンデンサ1520にQ1520 19が、コンデンサ1533にQ1533 19がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1510とコンデンサ1543が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 19)とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 18)とコンデンサ1510にチャージされている電荷(Q1510 17)を、コンデンサ1501とコンデンサ1510とコンデンサ1543でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 19が、コンデンサ1510に−Q1510 19が、コンデンサ1543に−Q1543 19がチャージされる。また、放電スイッチ1834、1830、1841、1842がONとなり、コンデンサ1534にチャージされた電荷Q1534 15、コンデンサ1530にチャージされた電荷Q1530 16、コンデンサ1541にチャージされた電荷−Q1541 17、コンデンサ1542にチャージされた電荷−Q1542 18が出力される。
タイミング20では、充電スイッチ1711、1621、1634、1744がONとなり、サンプリングスイッチ130がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1500とコンデンサ1521とコンデンサ1534が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(Q120 20)とコンデンサ1500にチャージされている電荷(Q1500 19)とコンデンサ1521にチャージされている電荷(−Q1521 18)を、コンデンサ1500とコンデンサ1521とコンデンサ1534でシェアし、コンデンサ1500にQ1500 20が、コンデンサ1521にQ1521 20が、コンデンサ1534にQ1534 20がチャージされる。サンプリングスイッチ131がONのとき、電圧電流変換部120とコンデンサ1501とコンデンサ1511とコンデンサ1544が接続され、電圧電流変換部120から入力される電荷(−Q120 20)とコンデンサ1501にチャージされている電荷(−Q1501 19)とコンデンサ1511にチャージされている電荷(Q1511 18)を、コンデンサ1501とコンデンサ1511とコンデンサ1544でシェアし、コンデンサ1501に−Q1501 20が、コンデンサ1511に−Q1511 20が、コンデンサ1544に−Q1544 20がチャージされる。
タイミング21以降は、タイミング1〜20を繰り返す。各タイミングでは、複数のコンデンサにシェアした電荷をチャージし、タイミングを1つ飛ばしで、前記複数のコンデンサ以外のコンデンサにチャージされた電荷を出力する。4次のFIRフィルタ特性を持つ場合、電荷を出力するタイミングは、チャージされるタイミングの2回に1回であるので、2デシメーションされる特性となる。コンデンサ1500、1501の容量をC、コンデンサ1510、1511、1520、1521の容量をC、コンデンサ1530、1531、1532、1533、1534、1540、1541、1542、1543、1544の容量をCとすると、サンプリングフィルタ装置600の伝達関数は、(式5)と表せる。
Figure 0005279141
本発明の構成によれば、フィルタの伝達関数として負の係数を用いることができると同時に、伝達関数の高次化を実現することができ、フィルタ特性の制御範囲が広いサンプリングフィルタ装置を、比較的小さい回路規模で提供することができる。
なお、サンプリングフィルタ装置600は、実施の形態1と同様に、各スイッチに対する制御信号を変えることで、(式5)で表現される伝達関数の分母にあるZ−2の項の係数が正負逆となる伝達関数を実現することも可能であり、実施の形態2および実施の形態3と同様の無線通信装置に使用することが可能である。また、実施の形態4の構成を含む高次IIRフィルタ特性を持つ場合についても適用できる。
さらに、本発明では、実施の形態5に2次のFIRフィルタ特性、実施の形態6に4次のFIRフィルタ特性を持つ場合について説明したが、さらにコンデンサと、充電スイッチとを有することで、さらなる高次FIRフィルタ特性を持つサンプリングフィルタ装置を構成することも可能である。
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
本出願は、2007年9月27日出願の日本特許出願(特願2007−252367)、に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
本発明は、フィルタの伝達関数として負の係数も含め高次化を実現することにより、フィルタ特性の制御範囲が広いサンプリングフィルタ装置を提供する効果を有し、無線通信装置のアナログ回路おけるフィルタなどとして有用である。
100、201、301、400、500、600 サンプリングフィルタ装置
110 アンテナ
120 電圧電流変換部
130、131 サンプリングスイッチ
1610、1611、1620、1621、1630、1631、1632、1633、1634、1650、1651、1652、1660、1661、1662 充電スイッチ
1710、1711、1720、1721、1740、1741、1742、1743、1744、1750、1751、1752、1760、1761、1762 充電スイッチ
1830、1831、1832、1833、1834、1840、1841、1842、1843、1844 放電スイッチ
200、300 無線通信装置
202、302 バッファ部
203、303 差動合成部
204、304 A/D部
205、305、306 ベースバンド部
307 スイッチ

Claims (11)

  1. 入力される電流をサンプリングする第1のサンプリングスイッチと、
    前記第1のサンプリングスイッチとオン時間の位相差が180度である第2のサンプリングスイッチと、
    前記第1のサンプリングスイッチから入力される電荷を積分する第1の積分器と、複数の第3の積分器と、
    前記第2のサンプリングスイッチから入力される電荷を積分する複数の第2の積分器と、
    前記第2の積分器に接続された充電スイッチと、
    前記第3の積分器に接続された充電スイッチおよび放電スイッチと、
    前記各スイッチを制御する制御部とを有し、
    前記第1のサンプリングスイッチから入力される電荷と、前記第1の積分器に蓄積された電荷と、前記第2の積分器に蓄積された電荷とを、前記第1の積分器と、前記第2の積分器と、前記第3の積分器とで共有し、前記第3の積分器に蓄積された電荷を出力するよう制御するサンプリングフィルタ装置。
  2. 前記第2のサンプリングスイッチから入力される電荷を積分する第4の積分器と、複数の第6の積分器と
    前記第1のサンプリングスイッチから入力される電荷を積分する複数の第5の積分器とをさらに有し、
    前記第2のサンプリングスイッチから入力される電荷と、前記第4の積分器に蓄積された電荷と、前記第5の積分器に蓄積された電荷を、前記第4の積分器と、前記第5の積分器と、前記第6の積分器とで共有し、前記第6の積分器からの出力と、前記第3の積分器からの出力を差動合成する請求項1記載のサンプリングフィルタ装置。
  3. 前記第2の積分器が前記第1のサンプリングスイッチから入力される電荷を積分し、前記第5の積分器が前記第2のサンプリングスイッチから入力される電荷を積分するよう制御する請求項1記載のサンプリングフィルタ装置。
  4. 入力される電流をサンプリングすることにより正の電荷を出力する第1のサンプリングスイッチと、
    入力される電流をサンプリングすることにより負の電荷を出力する第2のサンプリングスイッチと、
    前記第1のサンプリングスイッチから入力される正の電荷を積分する第1のコンデンサと、
    前記第2のサンプリングスイッチから入力される負の電荷を積分する第2のコンデンサと、
    前記第1のコンデンサ及び前記第2のコンデンサの両方にそれぞれ充電スイッチを介して接続されている複数のコンデンサからなる第1の積分ユニットと、
    前記第1のコンデンサ及び前記第2のコンデンサの両方にそれぞれに充電スイッチを介して接続されている複数のコンデンサからなる第2の積分ユニットと、
    前記第1のコンデンサに充電スイッチを介して接続された複数のコンデンサからなる第1の積分・放電ユニットと、
    前記第2のコンデンサに充電スイッチを介して接続された複数のコンデンサからなる第2の積分・放電ユニットと、
    前記第1の積分・放電ユニット及び前記第2の積分・放電ユニットに蓄積された電荷を放電するための放電スイッチと、
    前記第1のサンプリングスイッチ、前記第2のサンプリングスイッチ、前記充電スイッチ、前記放電スイッチのそれぞれを制御するための信号を生成する制御部とを有し、
    前記第1のサンプリングスイッチを制御する信号と、前記第2のサンプリングスイッチを制御する信号との位相差は180度であり、
    前記第1のサンプリングスイッチから入力される電荷と、前記第1のコンデンサに既に蓄積されている電荷と、前記第1及び第2の積分ユニットに含まれる複数のコンデンサから選択された少なくとも一つのコンデンサに既に蓄積されている電荷とを、前記第1のコンデンサと、前記選択された少なくとも一つのコンデンサと、前記第1の積分・放電ユニットに含まれる少なくとも一つのコンデンサとで共有し、
    前記電荷の共有と同じタイミングで、前記第1の積分・放電ユニットに含まれる複数のコンデンサのうち、前記電荷を共有するコンデンサとは異なるコンデンサに蓄積された電荷と、前記第2の積分・放電ユニットに含まれる少なくとも一つのコンデンサに蓄積された電荷とを合成し、前記放電スイッチを介して出力することを特徴とするサンプリングフィルタ装置。
  5. 前記第2のサンプリングスイッチから入力される電荷と、前記第2のコンデンサに既に蓄積されている電荷と、前記第1及び第2の積分ユニットに含まれる複数のコンデンサから選択された少なくとも一つのコンデンサに既に蓄積されている電荷とを、前記第2のコンデンサと、前記選択された少なくとも一つのコンデンサと、前記第2の積分・放電ユニットに含まれる少なくとも一つのコンデンサとで共有し、
    前記電荷の共有と同じタイミングで、前記第2の積分・放電ユニットに含まれる複数のコンデンサのうち、前記電荷を共有するコンデンサとは異なるコンデンサに蓄積された電荷と、前記第1の積分・放電ユニットに含まれる少なくとも一つのコンデンサに蓄積された電荷とを合成し、前記放電スイッチを介して出力することを特徴とする請求項4記載のサンプリングフィルタ装置。
  6. 前記第1のコンデンサ及び第2のコンデンサと接続されるコンデンサの組み合わせを各タイミングごとに変えながら、前記電荷の共有と、電荷の合成とを繰り返すことを特徴とする請求項4又は5記載のサンプリングフィルタ装置。
  7. 前記電荷の共有のタイミングにおいて、
    前記第1及び第2の積分ユニットに含まれる複数のコンデンサから選択された少なくとも一つのコンデンサに既に蓄積されている電荷が正の電荷である場合には、その選択されたコンデンサが、前記第2のコンデンサに接続されるように充電スイッチが制御され、
    前記第1及び第2の積分ユニットに含まれる複数のコンデンサから選択された少なくとも一つのコンデンサに既に蓄積されている電荷が負の電荷である場合には、その選択されたコンデンサが、前記第1のコンデンサに接続されるように充電スイッチが制御されることを特徴とする請求項4〜6いずれか一項に記載のサンプリングフィルタ装置。
  8. 請求項1から7のいずれか一項記載のサンプリングフィルタ装置と、前記サンプリングフィルタ装置内から出力される電荷を電圧値に変換して出力するバッファ部と、前記バッファ部から出力されるアナログ信号をデジタル化するA/D部と、前記A/D部でデジタル化された信号に対して、復調処理を行うベースバンド部とを有する無線通信装置。
  9. 入力される電流をサンプリングすることにより正の電荷を出力する第1のサンプリングスイッチと、
    入力される電流をサンプリングすることにより負の電荷を出力する第2のサンプリングスイッチと、
    前記第1のサンプリングスイッチから入力される正の電荷を積分する第1のコンデンサと、
    前記第2のサンプリングスイッチから入力される負の電荷を積分する第2のコンデンサと、
    前記第1のコンデンサ及び前記第2のコンデンサの両方にそれぞれ充電スイッチを介して接続されている複数のコンデンサからなる第1の積分ユニットと、
    前記第1のコンデンサ及び前記第2のコンデンサの両方にそれぞれ充電スイッチを介して接続されている複数のコンデンサからなる第2の積分ユニットと、
    前記第1のコンデンサに充電スイッチを介して接続された複数のコンデンサからなる第1の積分・放電ユニットと、
    前記第2のコンデンサに充電スイッチを介して接続された複数のコンデンサからなる第2の積分・放電ユニットと、
    前記第1の積分・放電ユニット及び前記第2の積分・放電ユニットに蓄積された電荷を放電するための放電スイッチと、
    前記第1のサンプリングスイッチ、前記第2のサンプリングスイッチ、前記充電スイッチ、前記放電スイッチのそれぞれを制御するための信号を生成する制御部とを有し、
    前記第1のサンプリングスイッチを制御する信号と、前記第2のサンプリングスイッチを制御する信号との位相差は180度であり、
    前記第1のサンプリングスイッチから入力される電荷と、
    前記第1のコンデンサに既に蓄積されている電荷と、
    前記第1及び第2の積分ユニットに含まれる複数のコンデンサから選択された少なくとも一つのコンデンサに既に蓄積されている電荷とを、
    前記第1のコンデンサと、前記選択された少なくとも一つのコンデンサと、前記第1の積分・放電ユニットに含まれる少なくとも一つのコンデンサとで共有し、
    前記第1の積分・放電ユニットに含まれる複数のコンデンサであって、前記電荷を共有するコンデンサとは異なるコンデンサのうち、少なくとも一つのコンデンサに蓄積された電荷と、前記第2の積分・放電ユニットに含まれる少なくとも一つのコンデンサに蓄積された電荷とを合成し、前記放電スイッチを介して出力することを特徴とするサンプリングフィルタ装置。
  10. 前記第2のサンプリングスイッチから入力される電荷と、前記第2のコンデンサに既に蓄積されている電荷と、前記第1及び第2の積分ユニットに含まれる複数のコンデンサから選択された少なくとも一つのコンデンサに既に蓄積されている電荷とを、前記第2のコンデンサと、前記選択された少なくとも一つのコンデンサと、前記第2の積分・放電ユニットに含まれる少なくとも一つのコンデンサとで共有し、
    前記第2の積分・放電ユニットに含まれる複数のコンデンサであって、前記電荷を共有するコンデンサとは異なるコンデンサのうち、少なくとも一つのコンデンサに蓄積された電荷と、前記第1の積分・放電ユニットに含まれる少なくとも一つのコンデンサに蓄積された電荷とを合成し、前記放電スイッチを介して出力することを特徴とする請求項9記載のサンプリングフィルタ装置。
  11. 前記電荷を共有するタイミングを間引いたタイミングで、前記電荷の出力がされる請求項9記載のサンプリングフィルタ装置。
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