JP5277526B2 - 茎葉収穫機 - Google Patents
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Description
また、特許文献2に示されるように、茎葉の搬送装置の前部に分草装置を備えるものがある。
請求項1記載の発明は、機枠(6)の下部に機体を走行させる走行装置(1L,1R)を設け、該機枠(6)の上部に地表に露出した作物の茎葉を収穫して機体後方に搬送する搬送装置(F)を設け、該搬送装置(F)の前端部に茎葉を刈り取る刈取装置(E)を設け、該刈取装置(E)で刈り取った茎葉を搬送装置(F)に掻き込む軟質材を設けた掻き込み装置(74)を前記搬送装置(F)の搬送始端部の上方に設けた茎葉収穫機において、前記機枠(6)の左側部に機体を操縦する操縦台(17)を設け、前記搬送装置(F)のフレーム(41)にアーム(63a)を回動自在に設け、該アーム(63a)の下端部に転輪(63)を設け、前記アーム(63a)の傾斜角度を変更するシリンダ(62)を設け、該シリンダ(62)を操作する操作レバー(19c)を前記操縦台(17)に設けたことを特徴とする茎葉収穫機とした。
そして、転輪(63)を設けた回動自在なアーム(63a)の傾斜角度をシリンダ(62)を操作して変更できる構成としたことにより、作業条件に合わせて搬送装置(F)の傾斜角度を適切な角度に変更することができるので、刈取装置(E)で刈り取った茎葉が搬送装置(F)に載りやすくなるため、作業能率が向上する。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、左右の引起こし装置(42,42)を、左右のバネ部材(30,30)によって上動方向に付勢される左右の支持部材(26,26)に設けたことによって、左右の引起こし装置(42,42)は圃場の起伏に応じて自由に上下動して、左右の引起こし装置(42,42)の作業位置が適正になるので、作業能率が向上する。
図1、図2に示すように、甘藷の茎葉収穫機は、機体を走行させる走行装置Aと、操縦者が機体を操作するために搭乗する操縦部Bと、茎葉を収容する収容体23を載置する載置部Cと、茎葉を機体内側へ寄せる茎葉寄せ装置Dと、該茎葉寄せ装置Dで寄せられた茎葉を刈り取る刈取装置Eと、該刈取装置Eで刈り取られた茎葉を後方に搬送する搬送装置Fと、該搬送装置Fにて搬送されてきた茎葉を収容する収容部Gとから構成される。以下、各部の詳細を具体的に記載する。
機体前部側の左右転輪2,2と機体後部側の左右駆動スプロケット3,3と、該左右転輪2,2と左右駆動スプロケット3,3との間に取り付けた転輪4…の周りに左右ベルト5,5を巻き掛けて左右一対のクローラ1L,1Rを構成する。また、フレーム6の後部下部にギアボックス7を取り付け、該フレーム6の上面の左側部にエンジン9と油圧ポンプ10を取り付ける。そして、該エンジン9の駆動軸11aと油圧ポンプ10の駆動軸11bの各々の左端部にプーリ12a,12bを取り付けると共に、該プーリ12a,12b間にベルト13を巻き掛ける。さらに、該エンジン9の駆動軸11aの右端部にプーリ15a取り付け、該プーリ15aとギアボックス7の入力軸7aに取り付けるプーリ15bとの間にベルト16を巻き掛ける。そして、前記ギアボックス7から左右方向にドライブシャフト8を延出させ、該ドライブシャフト8の両端にクローラ1L,1Rの駆動スプロケット3,3を軸着させてフレーム6の下部に一定の左右間隔を設けて取り付けた左右クローラ1L,1Rを駆動する構成としている。
前記フレーム6の上面の左側部に操縦台17を取り付け、該操縦台17には左右クローラ1L,1Rの回転方向や回転速度を調節して、機体の前後進や走行速度を切り換える左右走行操作レバー18a,18bと、後述する茎葉寄せ装置Dを昇降動作させる昇降レバー19a,19bと、搬送装置Fを昇降動作させる操作レバー19cを取り付ける。そして、該操縦台17の後部に操縦者が搭乗する座席20を取り付けている。
前記フレーム6の右側部に回動軸21を取り付け、該回動軸21に載置板22を折りたたみ可能に取り付けている。
フレーム6の左右前側下部に左右ステー24を、左右クローラ1L,1Rよりも前方且つ後述する刈取装置Eよりも後側上方に取り付け、該左右ステー24の左右間に連結軸25を取り付けると共に、該連結軸25に左右回動アーム26を各々独立して上下方向に回動自在に取り付ける。そして、左右回動アーム26の前端部に左右ステー33を取り付け、該左右ステー33の後方位置に左右リンクアーム35を取り付け、該左右リンクアーム35と左右ステー33に左右カバーフレーム34を取り付ける。
前記左右フレーム41の前端下部にレシプロカッター51を取り付け、左右フレーム41の左右一側部にモーター(刈取モータ)52を取り付け、該モーター52の駆動軸53に偏心カム54を取り付けると共に、該偏心カム54をレシプロカッター51に取り付けている。
前記左右フレーム41の前後端にローラ55a,55bを取り付け、該ローラ55a,55b間に弾性材より構成する平ベルト56を巻き掛けると共に、ローラ55bの回動軸にモーター57を取り付ける。そして、前記左右フレーム41の略中央部下部に左右フレーム41を連結する第1繋ぎフレーム58を取り付け、該第1繋ぎフレーム58とフレーム6との間にシリンダ59を取り付ける。また、前記左右フレーム41を連結する第2繋ぎフレーム60と第3繋ぎフレーム61を、左右フレーム41の前部下部に取り付ける。そして、左右転輪63を各々左右アーム63aに取り付け、該左右アーム63aを第3繋ぎフレーム61に上下方向に回動自在に取り付けると共に、第2繋ぎフレーム60にシリンダ62の基部を枢着する。また、各左右アーム63aの上端より後部に延出した左右延出部材63bの後部に左右シリンダ62の前端を枢着している。
前記フレーム6の後部に回動軸94を取り付け、該回動軸94に茎葉を収容する収容袋23を載置する載置台64を折りたたみ可能に取り付けると共に、左右フレーム41に収容袋23を吊り下げる吊り下げ枠93を取り付けている。
以下、本件甘藷の茎葉収穫機の別実施例を説明する。
上記のように構成することによって、シュータ82から茎葉が落下しても、茎葉は網体90によって害虫回収箱85内に入るのを防止されるので、収穫作業後に落下した茎葉を回収することができ、収穫量を増やすことができる。
上記のように構成することによって、害虫等の少ない圃場や牽引車84を装着しての旋回動作が困難な圃場では、シュータ88を下降させて吊り下げ枠93に収容袋23を取り付けて茎葉の回収を行い、害虫の多い圃場ではシュータ88を上昇させ、牽引車84を取り付けて茎葉の回収を行うことができるので、作業条件に応じた作業形態の切り換えが容易であり、作業能率が向上する。
1R 走行装置(左右クローラ)
6 機枠(フレーム)
19c 操作レバー
26 左右支持部材(左右回動アーム)
28 左右リンク部材(左右リンクアーム)
30 左右バネ部材(左右バランススプリング)
31 左右アクチュエータ(左右シリンダ)
36 左右接地部材(左右橇体)
41 左右フレーム
42 左右引起こし装置
50 掻き込みローラ
51 レシプロカッター
52 モーター(刈取モータ)
54 偏心カム
62 シリンダ
63 転輪
63a 左右アーム
66 左右連結部材(左右ワイヤー)
67 掻き込み爪
68 回動軸
73 油圧モーター(掻き込みモータ)
74 掻き込み装置
E 刈取装置
F 搬送装置
Claims (3)
- 機枠(6)の下部に機体を走行させる走行装置(1L,1R)を設け、該機枠(6)の上部に地表に露出した作物の茎葉を収穫して機体後方に搬送する搬送装置(F)を設け、該搬送装置(F)の前端部に茎葉を刈り取る刈取装置(E)を設け、該刈取装置(E)で刈り取った茎葉を搬送装置(F)に掻き込む軟質材を設けた掻き込み装置(74)を前記搬送装置(F)の搬送始端部の上方に設けた茎葉収穫機において、
前記機枠(6)の左側部に機体を操縦する操縦台(17)を設け、前記搬送装置(F)のフレーム(41)にアーム(63a)を回動自在に設け、該アーム(63a)の下端部に転輪(63)を設け、前記アーム(63a)の傾斜角度を変更するシリンダ(62)を設け、該シリンダ(62)を操作する操作レバー(19c)を前記操縦台(17)に設けたことを特徴とする茎葉収穫機。 - 前記機枠(6)の左右両側に各々独立して回動自在な左右の支持部材(26,26)を設け、該支持部材(26,26)の前部に茎葉を引き起こす左右の引起こし装置(42,42)を設け、前記支持部材(26,26)と機枠(6)との間に支持部材(26,26)を上動方向に付勢する左右のバネ部材(30,30)を設け、前記引起こし装置(42,42)の下部に圃場に接地する橇体(36,36)を設けたことを特徴とする請求項1記載の茎葉収穫機。
- 前記機枠(6)側に基部を装着した左右のリンク装置(28,28)を左右のアクチュエータ(31,31)によって上下動自在に設け、該リンク装置(28,28)と支持部材(26,26)を左右のワイヤー(66,66)で上下動自在に連結したことを特徴とする請求項2に記載の茎葉収穫機。
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