JP5276768B2 - カソード基板の短絡除去方法。 - Google Patents

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本発明は、電界電子放出型表示装置(FED:Field Emission Display)用のカソード基板の短絡状態を検出し、短絡状態にある場合にその短絡箇所を除去できるカソード基板の短絡箇所除去方法に関する。
この種のFEDでは、例えば電子を放出させるのに必要な駆動電圧を低く抑制するために、カソード電極、ゲート電極及びアノード電極から構成される三極構造の冷陰極電界電子放出素子が主に用いられている。この場合、例えば、カソード電極層、絶縁層及びゲート電極層を処理基板上に順次積層し、ゲート電極層にゲート孔開口部を設け、このゲート孔開口部を通じて、絶縁層にゲート孔開口部より大きな開口面積を有するホールをエッチングによりそれぞれ形成し、ホール底部に形成した各触媒層上に、例えばCVD法によりカーボン系エミッタ材料をそれぞれ成長させてエミッタ(電子放出部)を形成し、カソード電極であるカソード基板を得ることが知られている。
上記のようにカソード基板を作製すると、主に電子放出部を形成する際に、電子放出部の一部がゲート電極層と接触してゲート電極層とカソード電極層との間で短絡する場合がある。他方で、カソード基板作製工程において発生するダストやレジストの残渣などによる導電性の異物によっても上記短絡が起こり得る。ゲート電極層とカソード電極層とが短絡していると、電界放出部から電子が放出されず、FEDとしては、暗点が生じるという問題がある。
このような問題を解決するために、処理基板上に電子放出部とゲート電極とから構成される冷陰極電界電子放出素子を複数有するカソード基板の電子放出部とゲート電極との間で電圧を印加し、電子放出部とゲート電極との間が短絡状態にあるとき、カソード電極とゲート電極との間で印加する電圧を徐々に高め、この短絡箇所を流れる電流によって短絡箇所を発熱させて除去するカソード基板の短絡箇所除去方法が知られている(例えば、特許文献1参照))。
特開2001−23505号公報(特許請求の範囲の記載参照)。
しかしながら、上記の方法では、短絡箇所にのみ局所的に電流を流して発熱させて短絡箇所を焼き切ることでその短絡箇所を除去できるものの、短絡箇所を除去する際に生じた熱がその周辺に伝わり、カソード基板自体が温度上昇して割れたり、電子放出部を構成するエミッタ材料が熱でダメージを受ける虞がある。
そこで、上記点に鑑み、本発明の課題は、短絡箇所に電流を流して発熱させることで短絡箇所を除去する際に、カソード基板の温度上昇を抑制してカソード基板が割れたり、電子放出部が熱でダメージを受けることを防止できるカソード基板の短絡箇所除去方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のカソード基板の短絡箇所除去方法は、処理基板上に、電子放出部に接続されたカソード電極とゲート電極とを備えたカソード基板のカソード電極とゲート電極との間で電圧を印加し、電子放出部とゲート電極層との間が短絡状態であるとき、この短絡箇所を流れる電流によって短絡箇所を発熱させて除去するようにしたカソード基板の短絡箇所除去方法において、前記カソード電極とゲート電極との間で印加する電圧を、カソード電極に対しゲート電極が低い電位となるようにし、前記カソード電極とゲート電極との間で印加する電圧の絶対値を、電子放出部から電子を放出させる際に印加する電圧の1.0〜5.0倍の範囲に設定し、前記電流を、パルス幅が100nsec〜1msecで、周波数が10〜1000Hzのパルス電流としたことを特徴とする。
本発明によれば、カソード電極とゲート電極との間に所定の電圧を印加し、例えばカソード電極とゲート電極との間で所定の電流が流れたことを検出すると、電子放出部とゲート電極との間が短絡状態であると判断し、この短絡箇所を流れる電流によって短絡箇所を発熱させて焼き切ることで短絡箇所を除去する。
この場合、短絡箇所を流れる電流をパルス電流とすることで、短絡箇所において、電流が流れて発熱する一回当たりの時間を短くすると共に、加熱と冷却とを繰り返しながら短絡箇所を発熱させるため、短絡箇所を除去する際に生じる熱がその周辺に伝わり難くなり、カソード基板自体の温度上昇が抑制され、カソード基板自体が割れたり、電子放出部が熱でダメージを受けることを防止できる。そして、電子放出部とゲート電極層との間に、電流が流れないことで短絡箇所が除去されたことを確認できる。
ところで、ゲート電極に、電子放出部が接続されたカソード電極に対して正となるように電圧を印加すると、電子放出部とゲート電極との間が短絡状態であることでこの短絡箇所を流れる電流によって短絡箇所を発熱させて焼き切った後でも、エミッション電流が流れているため、直ちに短絡箇所除去の確認が困難となる場合がある。このため、前記カソード電極とゲート電極との間で電圧を印加する際に、カソード電極に対しゲート電極を低い電位としておくのがよい。これにより、短絡箇所が除去された際にカソード電極とゲート電極との間に流れる電流がゼロになり、短絡箇所が除去されたことを容易に確認できる。
また、前記カソード電極とゲート電極との間で印加する電圧の絶対値を、電子放出部から電子を放出させる際に印加する電圧の1.0〜5.0倍の範囲に設定しておくのがよい。この電圧が1.0倍より小さいと、短絡箇所の確認が困難になって、実際に電子放出させたときに大電流が流れる虞がある。他方で、5.0倍を超えた電圧では、絶縁層が破壊される虞がある。
以上説明したように、本発明のカソード基板の短絡箇所除去方法では、短絡箇所にのみ局所的に電流を流して発熱させて短絡箇所を除去する場合でも、短絡箇所周辺での温度上昇を抑制して、カソード基板が割れたり、電子放出部が熱でダメージを受けることを防止できるという効果を奏する。
図1を参照して説明すれば、1は、冷陰極電界電子放出素子を用いた電界放出型表示装置(FED)である。FED1は、カソード基板2と、このカソード基板2に所定の間隔を置いて、ガラス製のスペーサーSを介して対向配置したアノード基板3とから構成される。カソード基板2、アノード基板3は、例えば次のように形成されている。
即ち、カソード基板2はガラス基板21を有し、このガラス基板上21には、カソード電極である複数本のカソード電極ライン22が形成されている。カソード電極ライン22は、例えばクロムからなるカソード電極層を所定温度に加熱しつつスパッタリングにより形成した後、所定の間隔を置いてかつ一方向に沿って延びるようにパターニングして形成され、パターニングに際しては、フォトリソグラフィ法やエッチングなどの公知プロセスが用いられる。そして、各カソード電極ライン22の一端は、図示しない公知の駆動回路に接続される。
カソード電極ライン22上には、例えばSiOから構成される絶縁層23が所定の膜厚で形成されている。絶縁層23は、成膜後の絶縁層23の応力による破損を防止する目的で、例えばガラス基板21を所定温度に加熱しながらRFスパッタリングにより形成される。この絶縁層23を形成する場合、RFスパッタリング時にガラス基板21に付着するダストによるピンホールを防止するため、複数回に分けて成膜してもよく、また、上記RFスパッタリング以外の方法、例えばEB蒸着法やガス中蒸着法で形成できる。
絶縁層23上には、ゲート電極である複数本のゲート電極ライン24がカソード電極ライン22に直交させて形成されている。ゲート電極ライン24は、例えば所定温度に加熱しつつクロムからなるゲート電極層をスパッタリングにより形成した後、所定の間隔を置いてかつ一方向に沿って延びるようにパターニングして形成される。ゲート電極層は、RFスパッタリング、EB蒸着法やガス中蒸着法で形成することもでき、また、パターニングに際しては、上記同様、フォトリソグラフィ法やエッチングなどの公知プロセスが用いられる。そして、後述する電子放出部(エミッタ)をスイッチングするゲート電極ライン24の一端もまた、図示しない公知の駆動回路に接続される。
カソード電極ライン22とゲート電極ライン24とでそれぞれ囲まれた部分には、電子放出部(エミッタ)25がそれぞれ形成され、電子放出部25の各々によって一つの画素が構成され、カソード電極ライン22、ゲート電極ライン24の両電極ラインをパターニングした領域が所定のイメージを表示する画素領域となる。
この場合、例えばカソード電極ライン22とゲート電極ライン24とで囲まれた部分の絶縁層23に、エッチャントとしてフッ酸を用いてエッチングによりホールを形成し、カソード電極ライン22の一部が露出したホール底部に、公知の方法で触媒層(図示せず)を所定の膜厚で形成した後、熱CVDなど公知の方法でグラファイト・ナノファイバやカーボン・ナノチューブなどのカーボン系エミッタ材料を成長させて電子放出部25が形成される。
他方、アノード基板3は、ガラス基板31を有し、このガラス基板31のカソード基板2と対向した面には、例えばITOの透明電導膜から構成されるアノード電極層32と、R、G、Bの蛍光体を含む蛍光体層33とが順次積層されている。そして、各電子放出部25から、カソード電極ライン22及びゲート電極ライン24の間の電界に応じて電子を放出させ、放出した電子を、カソード電極ライン22とアノード電極層32との間の電位差によってアノード基板3に向かって加速し、このアノード基板3に形成した蛍光体層33に衝突させることで発光させ、所定のイメージが表示される。
ところで、上記のようにカソード基板2を作製した場合、主に電子放出部25を構成するエミッタ材料を成長させる際に、その一部がゲート電極ライン24と接触してカソード電極ライン22とゲート電極ライン24との間で短絡する場合がある。他方で、カソード基板2の作製工程において発生するダストなどによる導電性の異物によっても上記短絡が起こり得る。カソード電極ライン22とゲート電極ライン24とが短絡していると、電界放出部25から電子が放出されず、FED1としては暗点が生じる。
そこで、上記のように、カソード基板2を作製した後またはFED1を作製した後、電源を介して電子放出部25が接続されたカソード電極ライン22とゲート電極ライン24との間で電圧を印加し、電子放出部25とゲート電極ライン24との間が短絡状態であるとき、印加する電圧を徐々に高くしていき、この短絡箇所を流れる電流によって短絡箇所を発熱させて焼き切ることで短絡箇所を除去するようにした。
この場合、FED1に所定のイメージを表示させるべく、駆動回路を作動させてカソード電極ライン22とゲート電極ライン24との間及びカソード電極ライン22とアノード電極層32との間に所定電圧を印加し、FED1の発光点、暗点から短絡箇所を特定できる。他方で、例えば直流電源を介して各カソード電極ライン22と各ゲート電極ライン24との間で所定の電圧を印加していき、その際の電流値を、直流電源に設けた電流計でモニターし、所定値以上の電流が流れたとき、いずれかの電子放出部25とゲート電極ライン24との間で短絡していると判断できる。
ところで、電子放出部25とゲート電極ライン24との間で短絡していると判断した場合、直流電源を介して、短絡しているカソード電極ライン22とゲート電極ライン24との間に印加する電圧を徐々に高めていくと、この短絡箇所を流れる電流値が大きくなり、短絡箇所が発熱して焼き切られ、その結果、短絡箇所の除去が可能になるものの、短絡箇所を除去する際に生じた熱がその周辺に伝わり、カソード基板2自体が温度上昇して割れたり、電子放出部25を構成するエミッタ材料が熱でダメージを受けたりしないようにする必要がある。
本実施の形態では、パルス発生回路を有する公知の構造のパルス電源(図示せず)を介して、電流値がパルス状に変化するパルス電流を短絡箇所に流すようにした。この場合、パルス電源によって、パルス幅が100nsec〜1msecで、周波数が10〜1000Hzになるように設定される。また、パルス電源を介してカソード電極ライン22とゲート電極ライン24との間で印加する電圧の絶対値は、駆動回路を作動させて電子放出させるときに、カソード電極ライン22とゲート電極ライン24との間で印加する電圧の1.0〜5.0倍の範囲に設定し、この範囲内を超えないように印加する電圧を徐々に高くしていく。この電圧が1.0倍より小さいと、電流計による電流値の検出に基づく短絡箇所の確認が困難になり、例えば実際に電子放出させたときに大電流が流れる虞がある。他方で、5.0倍を超えた電圧では、絶縁層23が破壊される虞がある。尚、電圧は、1〜10Vの範囲で高めていくことが好ましく、また、例えばカソード電極ライン22が赤熱しないように目視で確認しつつ行うこともできる。
これにより、短絡箇所において、電流が流れて発熱する一回当たりの時間を短くすると共に、加熱と冷却とを繰り返しながら短絡箇所を発熱させるため、短絡箇所を除去する際に生じた熱がその周辺に伝わり難くなり、カソード基板2自体が温度上昇が抑制されることでカソード基板2自体が割れたり、電子放出部25が熱でダメージを受けることを防止できる。
また、電子放出の際と同様、ゲート電極ライン24に、カソード電極ライン22に対して正となるように電圧を印加すると、短絡箇所を流れる電流によって短絡箇所を発熱させて焼き切った後でも、エミッション電流が流れているため、電流計のモニターでは直ちに短絡箇所除去の確認が困難となる場合がある。このため、パルス電源を介してカソード電極ライン22に対しゲート電極ライン24を低い電位、例えば負となるように電圧を印加する。そして、電流計によりモニターしつつ、短絡箇所を有するカソード電極ライン22とゲート電極ライン24との間の電流値が所定値以下になると、短絡箇所が除去されたことを判断する。
図1に示すFED1を作製した。先ず、ガラス基板21上に、150nmの膜厚でクロムからなるカソード電極層を、ガラス基板を200℃に加熱しながらDCスパッタリングにより形成し、等間隔で一方向に延びるようにパターニングしてカソード電極ライン22を形成した。次いで、カソード電極ライン22上に、SiOからなる絶縁層23を、375℃の基板加熱を行いながらRFスパッタリングにより4.5μmの膜厚で形成した。次いで、クロムからなるゲート電極層を、ガラス基板21を200℃に加熱しながらDCスパッタリングにより300nmの膜厚で形成し、カソード電極ライン22に直交させて、等間隔で一方向に延びるようにパターニングしてゲート電極ライン24を形成した。
次いで、カソード電極ライン22とゲート電極ライン24とでそれぞれ囲まれた部分の絶縁層23に、エッチャントとしてフッ酸を用いてエッチングによりホールを形成し、ゲート電極ライン24の一部が露出したホールの底部に、ガラス基板21を200℃に加熱しながらDCスパッタリングにより5nmの膜厚でFe合金からなる触媒層を形成し、触媒層上に、熱CVDでカーボン・ナノチューブCを成長させた。この場合、ガラス基板21の温度を550℃に保持し、プロセスガスとしてCO及びH(CO/H=1)の混合ガスを用い、成長時間を20minに設定した。
他方、アノード基板3は、ガラス基板31上、スパッタリング法により1μmの膜厚でITOから構成されるのアノード電極層32を形成した。次いで、R、G、Bの蛍光体を含む蛍光体層33を積層した。そして、上記のように作製したカソード基板2とアノード基板3とを、ガラス製のスペーサSを介して相互に対向させて組付けると共に、公知の構造を有する駆動回路に、カソード電極ライン22とゲート電極ライン24及びカソード電極ライン22とアノード電極層32とを接続した。
次いで、駆動回路を作動させてカソード電極ライン22とゲート電極ライン24との間に60Hz、70Vの電圧を印加すると共に、カソード電極ライン22とアノード電極層32との間で60Hz,300Vの電圧を印加して、所定のイメージを表示させた。図2は、上記条件で表示装置1を作動させたときの発光写真であり、これによれば、短絡箇所の存在により、特に中央領域において暗点があった。
次いで、パルス電源を介して、短絡箇所が存在するカソード電極ライン22とゲート電極ライン24との間で電圧を印加した。この場合、カソード電極ライン22に対し各ゲート電極ライン24が負となるように電圧を印加し、その際、60Hzのパルス状になるように電圧を印加し、2時間で70Vまで電圧を上げ、2時間保持した。次いで、再度、上記と同条件で駆動回路を作動させて、所定のイメージを表示させた。図3は、そのときの発光写真であり、これによれば、発光点が増加していることで、電子放出部25にダメージを与えることなく、短絡箇所が除去されていることが判る。また、カソード基板2の割れが生じていないことが確認できた。
(比較例1)
比較例1では、実施例1と同様に、表示装置1を作製し、その後、短絡箇所の除去を行ったが、実施例1とは異なり、パルス電源に代えて直流電源を用い、各カソード電極ライン22に対し各ゲート電極ライン24が負となるように電圧を印加した。この場合、連続的に50Vまで電圧を上げたところ、カソード電極ライン22の赤熱が目視で確認され、その後、カソード基板2に割れが確認された。
電界放出型の表示装置を説明する断面図。 実施例1における短絡箇所除去前の発光写真 実施例1における短絡箇所除去後の発光写真
符号の説明
1 電界放出型の表示装置(FED)
2 カソード基板
22 カソード電極ライン
23 絶縁層
24 ゲート電極ライン
25 電子放出部
3 アノード基板
32 アノード電極層
33 蛍光層

Claims (1)

  1. 処理基板上に、電子放出部に接続されたカソード電極とゲート電極とを備えたカソード基板のカソード電極とゲート電極との間で電圧を印加し、電子放出部とゲート電極層との間が短絡状態であるとき、この短絡箇所を流れる電流によって短絡箇所を発熱させて除去するようにしたカソード基板の短絡箇所除去方法において、
    前記カソード電極とゲート電極との間で印加する電圧を、カソード電極に対しゲート電極が低い電位となるようにし、
    前記カソード電極とゲート電極との間で印加する電圧の絶対値を、電子放出部から電子を放出させる際に印加する電圧の1.0〜5.0倍の範囲に設定し、
    前記電流を、パルス幅が100nsec〜1msecで、周波数が10〜1000Hzのパルス電流としたことを特徴とするカソード基板の短絡箇所除去方法。
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