JP5275967B2 - 干渉チェック装置 - Google Patents

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本発明は、1または複数の関節を有する複数のアームが基体に連結されたロボットの干渉をチェックする干渉チェック装置に関する。
従来、この種の干渉チェック方法としては、下記特許文献1に示すように、ロボットアームを四角柱でモデル化し、モデル化した四角柱と予め設定された干渉領域との干渉をZ軸方向で一次チェックし、干渉の可能性がある場合に、複数の平面上(XY平面、XZ平面)で干渉を前記四角柱に基づいて詳細に二次チェックする方法が知られている(下記特許文献[0015]〜[0018])。
特開2001−315087号公報
しかしながら、従来の手法にしたがって干渉チェックが実行されると、Z軸方向での一次チェックで干渉の可能性がある構成要素が複数の検出されてしまい、複数の構成要素について二次チェックを行う必要が生じる。
特に、脚式ロボットのように、基体に複数のアームが複数のアームを介して組み付けられている場合には、一次チェックでは干渉の可能性のある構成要素が多数に上り、これらのすべてについて、平面座標による二次チェックをすることは、装置に多大な処理負荷を強いることになる。
そこで、本発明は、以上の点に鑑み、処理負荷を低減しつつ、干渉の可能性のある構成要素を確実に検出することができる干渉チェック装置を提供することを目的とする。
第1発明の干渉チェック装置は、行動計画にしたがって複数の構成要素の相対運動を伴って行動するロボットにおいて、前記複数の構成要素間の干渉可能性の有無をチェックする干渉チェック装置であって、
前記複数の構成要素のそれぞれが、該複数の構成要素のそれぞれを包含する1次近似要素として表現されている第1モデルにおいて、前記1次近似要素間の干渉可能性の有無を前記ロボットの行動計画に基づいて判定する1次干渉判定部と、
前記複数の構成要素のそれぞれが、前記1次近似要素に包含される一方で該複数の構成要素のそれぞれを包含する、前記1次近似要素と同等または該1次近似要素よりも小さい2次近似要素として表現されている第2モデルにおいて、前記1次干渉判定部により干渉可能性があると判定された異なる前記1次近似要素のそれぞれに包含される前記2次近似要素間の干渉可能性の有無を前記ロボットの行動計画に基づいて判定する2次干渉判定部とを備え
前記1次干渉判定部は、ロボットの位置に応じて定まるX、Y及びZ軸で構成される3次元直交座標系において、2つの前記第1モデルをそれぞれX、Y及びZ軸のそれぞれに投射し、当該2つの第1モデルの射影がX、Y及びZ軸のすべてで重なっている場合に、当該2つの第1モデルを表現する2つの前記1次近似要素間に干渉可能性があると判定することを特徴とする。
第1発明の干渉チェック装置によれば、複数の構成要素のそれぞれを包含する1次近似要素として表現されている第1モデルにおいて、一次近似要素間の干渉の可能性の判定することにより、干渉の可能性のない構成要素の組合せを除外することができる。
次いで、一次近似要素間の干渉の可能性がある構成要素について、1次近似要素と同等または1次近似要素よりもよりも小さい2次近似要素として表現されている第2モデルから、二次近似要素間の干渉の可能性を判定する。このように、モデルを段階的に変更することで、干渉の検出を行う構成要素を絞ることができ、処理負荷を低減しつつ、干渉の可能性のある構成要素を確実に検出することができる。
ここで、第2発明の干渉チェック装置は、第1発明において、前記1次近似要素の形状が、当該1次近似要素に包含される前記2次近似要素の形状よりも単純になるように前記第1モデル及び前記第2モデルのそれぞれが定義されていることが好ましい。これにより、一次近似要素による第1モデルでの干渉チェック負荷を低減しつつ、二次近似要素による第2モデルで、干渉の可能性のある構成要素を簡易かつ確実に検出することができる。
具体的に、第3発明の干渉チェック装置は、第2発明において、前記2次近似要素が、当該2次近似要素を包含する前記1次近似要素と比較して、当該1次近似要素に包含されている前記構成要素の形状に類似するように前記第1モデル及び前記第2モデルのそれぞれが定義されていることが好ましい(第3発明)。これにより、構成要素の形状に即して、一次近似要素による第1モデルでの干渉チェック負荷を低減しつつ、二次近似要素による第2モデルで、干渉の可能性のある構成要素を簡易かつ確実に検出することができる。
第4発明の干渉チェック装置は、第1〜第3発明のいずれかにおいて、
前記1次近似要素および前記2次近似要素を設定する干渉検出モデル設定部を備え、
前記干渉検出モデル設定部は、前記ロボットの行動計画に基づく該ロボットの姿勢に応じて、設定した前記1次近似要素および前記2次近似要素を、これを包含する前記構成要素に適した形状に変更することを特徴とする。
第4発明の干渉チェック装置によれば、ロボットの姿勢によっては、第1モデルおよび第2モデルを構成する1次近似要素および2次近似要素が該ロボットの構成要素を十分に反映できない場合も生じ得る。かかる場合に、1次近似要素および2次近似要素をロボットの姿勢に応じて適宜変更することで、干渉の可能性のある構成要素を簡易かつ確実に検出することができる。
また、第5発明の干渉チェック装置は、第1〜4発明のうちいずれかにおいて、
前記ロボットの構造または機能に応じて定まる、前記複数の構成要素間の接触可能性の有無を判定する予備干渉判定部を備え、
前記1次干渉検出部は、前記予備干渉判定部により接触可能性があると判定された異なる前記構成要素について、前記第1モデルにおいて、前記1次近似要素間の干渉可能性の有無を判定することを特徴とする。
第5発明の干渉チェック装置によれば、予備干渉判定部により干渉の可能性のない構成要素の組合せを予め除外することができ、1次干渉検出部の検出する対象を削減することで、更に処理負荷を低減しつつ、干渉の可能性のある構成要素を確実に検出することができる。
ここで、第6発明の干渉チェック装置は、第5発明において、前記予備干渉判定部は、予め設定した干渉マトリックスに従って、前記複数の構成要素間の接触可能性の有無を判定することが好ましい。これにより、予備干渉判定部を具体的に構成することができ、干渉の可能性のない構成要素の組合せを予め除外して、処理負荷を低減しつつ、干渉の可能性のある構成要素を確実に検出することができる。
第7発明の干渉チェック装置は、第1〜6発明のうちいずれかにおいて、
前記2次干渉判定部により干渉可能性があると判定された前記構成要素間の最短距離を算出する距離算出部を備える。
第7発明の干渉チェック装置によれば、2次干渉判定部により干渉の可能性がある判定された場合のみ座標等を用いた距離計算を行うことで、処理負荷を低減することができると共に、算出した最短距離に基づいて干渉を確実に検出して、動作緊急停止または回避等することができる。
本実施形態の干渉チェック装置の構成説明図。 図1の干渉チェック装置が適用されるロボットの構成を示す図。 図1の干渉検出モデル設定部における処理内容を示す説明図。 図1のプレチェック部における処理内容を示す説明図。 図1の簡易モデルチェック部および詳細モデルチェック部における処理内容を示す説明図。 図1の簡易モデルチェック部および詳細モデルチェック部における処理内容を示す説明図。 図1の干渉チェック装置の処理内容を示すフローチャート。
次に、本発明の干渉チェック装置の実施形態について、図1〜図6を参照して説明する。
干渉チェック装置1は、図1に示すように、ロボットRのコントローラから動作指令値を取得し、取得した動作指令によりロボットRに動作をさせた場合(行動計画)の干渉を検出する装置であって、干渉検出モデル設定部12と、座標変換部13と、プレチェック部14と、簡易モデルチェック部15(本発明の1次干渉判定部に相当する)と、詳細モデルチェック部17(本発明の1次干渉判定部に相当する)と、距離算出部18とを備える。
まず、ロボットRは、図2に示すように、例えば、基体110と、基体110の上部に設けられた頭部111と、基体110の上部左右両側から延設された左右の腕部112と、腕部112の先端部に設けられた手部114と、基体110の下部から下方に延設された左右の脚部113と、脚部113の先端部に取り付けられている足部115とを備えている。ロボットRは、再表03/090978号公報や、再表03/090979号公報に開示されているように、図示しないアクチュエータから伝達される力によって、人間の肩関節、肘関節、手根関節、股関節、膝関節、足関節等の複数の関節に相当する複数の関節部分において腕部112や脚部113を屈伸運動させることができる。ロボットRは、左右の脚部113(または足部115)のそれぞれの離床および着床の繰り返しを伴う動きによって自律的に移動することができる。基体110の鉛直方向に対する傾斜角度が調節されることによって、頭部111の高さが調節されうる。なお、移動装置は複数の脚部113の動作によって自律的に移動するロボットRのほか、車輪式移動ロボット(自動車)等、移動機能を有するあらゆる装置であってもよい。
ロボットRのコントローラ100は、例えば、図示しない内部状態センサおよび外部状態センサからの出力信号等に基づき、前記アクチュエータの動作を制御することにより、腕部12や脚部13の動作を制御する。かかるコントローラ100の制御信号が、干渉チェック装置に入力される動作指令値となっている。
次に、干渉チェック装置1の各処理部について具体的に説明する。
干渉検出モデル設定部12は、ロボットRのコントローラ100から取得した動作指令値に基づいて、ロボットRの姿勢に応じた干渉検出モデルを設定する。
具体的に、干渉検出モデル設定部12は、ロボットRの姿勢に応じて、基体110、頭部111、腕部112、脚部113、手部114および足部115のように、その機能および構造によりグループ化し、各グループが含まれる空間を干渉空間(本発明の第1モデル)として設定する。
また、干渉検出モデル設定部12は、基体110および各部111〜115を構成する構成部材の形状に即して、これらの詳細干渉空間(本発明の第2モデル)を設定する。
さらに、干渉検出モデル設定部12は、設定した干渉空間および詳細干渉空間を動作指令値から想定されるロボットRの姿勢に応じて適宜変更する。
本実施形態で、図3(a)に示すロボットRに対して、図3(b)に示すように、基体110および各部111〜115をさらに分類したものであって、例えば、頭、胸、腰、右上腕、右肘、右前腕・・の各部位(構成要素)をおのおの含む大まかなカプセル状の干渉空間が設定される。さらに、図3(b)に示すように、これらの部位を構成する各構成部材をおのおの含むカプセル状の詳細干渉空間が設定される。
そして、設定されたカプセル状の干渉空間および詳細干渉空間は、部分的に適宜変更される。例えば、手部114を構成する複数の指は、握っている場合と開いている場合とを同様のカプセルで構成すると、必ずしも該カプセルに構成部材が含まれるとは限らない。そこで、カプセルの大きさや配置を変更することにより、該カプセルに構成部材が含まれるように適宜変更される。
なお、干渉空間や詳細干渉空間の形状は、カプセル形状に限定されるものではなく、球、立方体や直法体といった単純な立体形状でもよく、多角柱としてもよい。
座標変換部13は、ロボットRの各部位及びこれらの部位を構成する構成部材の位置を、例えば、ロボットRの腰位置を原点とする3次元直交座標系に座標変換する。座標変換部13は、併せて、干渉検出モデル設定部12で設定した干渉空間および詳細干渉空間についても同様の座標変換を行う。
プレチェック部14は、ロボットRの姿勢に応じて干渉の可能性のある部位を特定した干渉マトリックスに従って、干渉の可能性のある2つの部位の組合せを抽出する。
本実施形態において、干渉マトリックスで規定される部位は、(干渉空間と同様)基体110および各部111〜115をさらに分類したものであって、例えば、図4に示すように、頭、胸、腰、右上腕、右肘、右前腕・・を、各部位としている。そして、干渉マトリックスには、これらの部位の組合せで干渉の可能性がある組合せを1とし、干渉の可能性のない組合せを0として特定している。
なお、ロボットRの姿勢に応じた複数の干渉マトリックスは、図示しないメモリ等の記憶手段に記憶されており、プレチェック部14は、ロボットRの姿勢に応じた干渉マトリックスを記憶手段から読み出し、読み出した干渉マトリックスに基づいて、ロボットRの姿勢に応じた干渉の可能性のある部位の組合せを抽出する。
簡易モデルチェック部15は、プレチェック部14により抽出された干渉の可能性のある2つの部位を含む干渉空間の重なり合いから、これらの干渉空間同士の干渉を検出する。
本実施形態において、簡易モデルチェック部15は、2つの干渉空間をX軸、Y軸、Z軸にそれぞれ投射し、これらがX軸、Y軸、Z軸でいずれも重なりあっている場合に、これらの干渉空間が重なり合っていると判断し、干渉を検出する。
例えば、図5(a)に示すように、2つの干渉空間が、Z軸方向で離反している場合には、図5(b)に、2つの干渉空間をX軸、Y軸、Z軸に投射することにより、Z軸上の存在領域に重なり合いがなく、これら2つの干渉空間は重なり合いがなく、干渉していない(干渉は検出されない)。
一方、図6(a)に示すように、2つの干渉空間が干渉している場合には、図6(b)に示すように、2つの干渉空間をX軸、Y軸、Z軸に投射することにより、X軸、Y軸、Z軸のいずれにおいても存在領域が重なり合っていることから、これら2つの干渉空間は重なり合い、干渉していることが検出される。
なお、本実施形態では、簡易モデルチェック部15は、2つの干渉空間をX軸、Y軸、Z軸に投射した場合の存在領域の重なり合いを、座標変換部13により変換された干渉空間の3次元座標に基づいて判定している。
詳細モデルチェック部17は、簡易モデルチェック15で干渉が検出された部位について、干渉検出モデル設定部12で設定または変更された詳細干渉空間の重なり合いから、これらの詳細干渉空間同士の干渉を検出する。
なお、詳細モデルチェック部17は、前記簡易モデルチェック部15での干渉検出と同様の手法により(正確には、干渉空間を詳細干渉空間として、)2つの詳細空間をX軸、Y軸、Z軸にそれぞれ投射し、これらがX軸、Y軸、Z軸でいずれも重なりあっている場合に、これらの詳細干渉空間が重なり合っていると判断し、干渉を検出する。
距離算出部18は、詳細モデルチェック部17により、詳細干渉空間同士が重なり合い、干渉が検出された部位について、最短距離を算出する処理を実行する。具体的に、距離算出部18は、詳細モデルチェック部17で干渉が検出された部位を特定し、かかる部位が存在する3次元座標を取得する。そして、取得した3次元座標を基に、2つの線分の最短距離を算出する。算出した最短距離をそのままここでの最短距離としてもよいが、本実施形態では、ここから詳細干渉空間に相当する部材幅をそれぞれ減算した値を最短距離としている。
次に、図7に示すフローチャートを参照して、本実施形態の干渉チェック装置1による干渉チェック方法について説明する。
まず、干渉チェック装置1は、ロボットRのコントローラ100により生成された動作指令値を取得すると(図7/STEP11)、干渉モデル検出部12が、該動作指令値により特定されるロボットRの姿勢に応じた干渉空間および詳細干渉空間を設定する(図7/STEP12)。さらに、このSTEP12の処理において、設定した干渉空間および詳細干渉空間が動作指令値から想定されるロボットRの姿勢に応じて適宜変更される。
次いで、座標変換部13が、ロボットRの各部位、および、STEP12で設定した干渉空間および詳細干渉空間の存在位置をロボットRの腰位置を原点とする3次元直交座標系に座標変換する(図7/STEP13)。
次いで、プレチェック部14が、STEP11で取得した動作指令値により特定されるロボットRの姿勢に応じた干渉マトリックスを特定し、かかる干渉マトリックスに従って、干渉の可能性のある2つの部位の組合せを抽出する(図7/STEP14)。
次いで、簡易モデルチェック部15は、プレチェックにより抽出されたすべての2つの部位の組合せについて、以下の干渉検出処理が終了したか否かを判定する(図7/STEP15)。
そして、簡易モデルチェック部15は、干渉検出処理が終了していない場合には(図7/STEP15・・NO)、続いて、プレチェック部14により抽出された干渉の可能性のある2つの部位を含む干渉空間について、これらの干渉空間同士が干渉しているか否かを判定する(図7/STEP16)。なお、STEP16の処理が、本発明の第1干渉検出工程に相当する。
そして、干渉空間同士が干渉していない場合には(図7/STEP16・・NO)、STEP14にリターンして干渉検出を行う他の2つの部位の組み合わせについて、上述の一連の処理を実行する。
一方、干渉空間同士が干渉している場合には(図7/STEP16・・YES)、詳細モデルチェック部17は、これらの干渉している部位を特定し、干渉空間をこれに対応した詳細干渉空間同士が干渉しているか否かを判定する(図7/STEP17)。なお、STEP17の処理が、本発明の第2干渉検出工程に相当する。
そして、詳細干渉空間同士が干渉していない場合には(図7/STEP17・・NO)、STEP14にリターンして干渉検出を行う他の2つの部位の組み合わせについて、上述の一連の処理を実行する。
一方、詳細干渉空間同士が干渉している場合には(図7/STEP17・・YES)、距離算出部18が、詳細干渉空間同士が重なり合いから干渉が検出された部位と特定し、これらの間の最短距離を算出する処理を実行する(図7/STEP18)。
次いで、距離算出部18は、算出した最短距離およびその部位を図示しないメモリ等の記憶手段に記録して(STEP19)、STEP14へリターンする。
以上の処理を、干渉チェック装置1は、STEP14で抽出されたすべての組合せが終了するまで実行する。そして、STEP14で抽出された部位の組合せがすべて終了すると(図7/STEP15・・YES)、STEP19で記録した干渉可能性のある部位およびその最短距離を出力して(図7/STEP20)、一連の処理を終了する。
以上、詳しく説明してきたように、本実施形態の干渉チェック装置1およびこれにより実行される干渉チェック方法によれば、干渉空間を段階的に詳細なものに変更することで、ロボットRの形状に即した詳細な干渉の検出を行う部位(構成要素)を絞ることができ、装置の処理負荷を低減しつつ、干渉の可能性のある部位(構成要素)を確実に検出することができる。
なお、本実施形態の干渉チェック装置およびこれにより実行される干渉チェック方法では、干渉検出モデル設定部12が、ロボットRの姿勢に基づいた干渉空間および詳細干渉空間を設定しているが(図7/STEP12)、これに限定されるものではなく、詳細干渉空間は、必要に応じて設定するようにしてもよい。
具体的には、簡易モデルチェック部15により、干渉空間同士の重なり合いから干渉が検出された部位について(図7/STEP15)、干渉検出モデル設定部12が、詳細干渉空間を設定するようにしてもよい。
また、本実施形態において干渉検出モデル設定部12は、ロボットRの各部位(構成要素)の形状に即して、カプセル状の干渉空間を詳細化した詳細干渉空間を設定しているが、詳細干渉空間は、これに限定されるものではなく、干渉空間と同等の空間としてもよい。例えば、カプセル以外の形状であって干渉空間と同等の空間を、詳細干渉空間としてもよい。
さらに、本実施形態では、プレチェック部14の干渉マトリックスにより、干渉空間による干渉検出を行う部位の組合せを抽出しているが、これに限定されるものではなく、他の手法により干渉検出を行う部位の組合せを抽出するようにしてもよい。例えば、過去のロボットの姿勢(動作指令値)に対応した干渉履歴等から、干渉検出を行う部位の組合せを抽出するようにしてもよい。
また、本実施形態では、干渉検出モデル設定部12が、頭、胸、腰、右上腕、右肘、右前腕・・の各部位をおのおの含む大まかなカプセル状の干渉空間を設定したが、干渉空間はこれに限定されるものではなく、その機能および構造によりグループ化されるものでああれば、より詳細または大まかなものであってもよい。例えば、ロボットRの基体110、頭部111、腕部112、脚部113、手部114および足部115を干渉空間として設定してもよい。
1‥干渉チェック装置、12‥干渉検出モデル設定部、13‥座標変換部、14‥プレチェック部(予備干渉判定部)、15‥簡易モデルチェック部(1次干渉判定部)、17‥詳細モデルチェック部(2次干渉判定部)、18‥距離算出部、R‥ロボット。

Claims (7)

  1. 行動計画にしたがって複数の構成要素の相対運動を伴って行動するロボットにおいて、前記複数の構成要素間の干渉可能性の有無をチェックする干渉チェック装置であって、
    前記複数の構成要素のそれぞれが、該複数の構成要素のそれぞれを包含する1次近似要素として表現されている第1モデルにおいて、前記1次近似要素間の干渉可能性の有無を前記ロボットの行動計画に基づいて判定する1次干渉判定部と、
    前記複数の構成要素のそれぞれが、前記1次近似要素に包含される一方で該複数の構成要素のそれぞれを包含する、前記1次近似要素と同等または該1次近似要素よりも小さい2次近似要素として表現されている第2モデルにおいて、前記1次干渉判定部により干渉可能性があると判定された異なる前記1次近似要素のそれぞれに包含される前記2次近似要素間の干渉可能性の有無を前記ロボットの行動計画に基づいて判定する2次干渉判定部とを備え
    前記1次干渉判定部は、ロボットの位置に応じて定まるX、Y及びZ軸で構成される3次元直交座標系において、2つの前記第1モデルをそれぞれX、Y及びZ軸のそれぞれに投射し、当該2つの第1モデルの射影がX、Y及びZ軸のすべてで重なっている場合に、当該2つの第1モデルを表現する2つの前記1次近似要素間に干渉可能性があると判定することを特徴とする干渉チェック装置。
  2. 請求項1記載の干渉チェック装置において、
    前記1次近似要素の形状が、当該1次近似要素に包含される前記2次近似要素の形状よりも単純になるように前記第1モデル及び前記第2モデルのそれぞれが定義されていることを特徴とする干渉チェック装置。
  3. 請求項2記載の干渉チェック装置において、
    前記2次近似要素が、当該2次近似要素を包含する前記1次近似要素と比較して、当該1次近似要素に包含されている前記構成要素の形状に類似するように前記第1モデル及び前記第2モデルのそれぞれが定義されていることを特徴とする干渉チェック装置。
  4. 請求項1乃至3のうちいずれか1つに記載の干渉チェック装置において、
    前記1次近似要素および前記2次近似要素を設定する干渉検出モデル設定部を備え、
    前記干渉検出モデル設定部は、前記ロボットの行動計画に基づく該ロボットの姿勢に応じて、設定した前記1次近似要素および前記2次近似要素を、これを包含する前記構成要素に適した形状に変更することを特徴とする干渉チェック装置。
  5. 請求項1乃至4のうちいずれか1つに記載の干渉チェック装置において、
    前記ロボットの構造または機能に応じて定まる、前記複数の構成要素間の接触可能性の有無を判定する予備干渉判定部を備え、
    前記1次干渉検出部は、前記予備干渉判定部により接触可能性があると判定された異なる前記構成要素について、前記第1モデルにおいて、前記1次近似要素間の干渉可能性の有無を判定することを特徴とする干渉チェック装置。
  6. 請求項5記載の干渉チェック装置において、
    前記予備干渉判定部は、予め設定した干渉マトリックスに従って、前記複数の構成要素間の接触可能性の有無を判定することを特徴とする干渉チェック装置
  7. 請求項1乃至6のうちいずれか1つに記載の干渉チェック装置において、
    前記2次干渉判定部により干渉可能性があると判定された前記構成要素間の最短距離を算出する距離算出部を備えることを特徴とする干渉チェック装置。
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