JP5275706B2 - インストルメントパネル - Google Patents

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Description

この発明は、インストルメントパネルの改良に関し、特にグローブボックスの衝撃対策に関するものである。
インストルメントパネル本体の助手席側の略矩形状開口部にグローブボックスが上開き可能に装着されたインストルメントパネルとして、上記グローブボックスの閉状態を保持するロック装置が付設されたインストルメントパネルが知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記ロック装置は、上記グローブボックスのリッド上端側裏面の両側部寄りで車幅方向に出退可能な一対のロッド部材と、上記開口部上端側の両側壁部に形成され、上記各ロッド部材が挿脱可能に挿入される挿入孔とを備え、上記各ロッド部材を進出動作により上記各挿入孔に挿入することでグローブボックスの閉状態を保持する一方、上記各ロッド部材を後退動作により上記各挿入孔から離脱させることでグローブボックスの閉状態を解除するようにしている。
特開2006−307512号公報(段落0038欄〜段落0040欄、図2、図4)
しかし、上述の如きロック装置を備えたインストルメントパネルでは、グローブボックス上方のインストルメントパネル本体に、例えば、急ブレーキ時のヘッドインパクト等のような上方からの衝撃が作用すると、インストルメントパネル本体の開口部上端縁及びグローブボックスのリッド上端縁が共に撓み、ロッド部材が挿入孔から離脱してグローブボックスが不意に開くおそれがある。
この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、上方からの衝撃に対してロック装置のロック状態が解除されないようにしたことである。
上記の目的を達成するため、この発明は、グローブボックス上方のインストルメントパネル本体に上方から衝撃が作用しても、インストルメントパネル本体及びグローブボックスが共に撓み難くしたことを特徴とする。
具体的には、この発明は、リッドを有するグローブボックスがインストルメントパネル本体の略矩形状開口部に上開き可能に装着され、上記リッド上端側裏面の両側部寄りで車幅方向に出退可能な一対のロッド部材と、上記開口部上端側の両側壁部に形成され、上記各ロッド部材が挿脱可能に挿入される挿入孔とを備え、上記各ロッド部材を進出動作により上記各挿入孔に挿入することでグローブボックスの閉状態を保持する一方、上記各ロッド部材を後退動作により上記各挿入孔から離脱させることでグローブボックスの閉状態を解除するロック装置が付設されたインストルメントパネルを対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、請求項1に記載の発明は、グローブボックス上方のインストルメントパネル本体に上方から衝撃が作用した際、上記インストルメントパネル本体の開口部上端側及びグローブボックスのリッド上端側の下方への変位を規制し上記各ロッド部材の各挿入孔からの離脱を阻止する離脱阻止手段が設けられ、上記各ロッド部材は、リッド上端側裏面に膨出形成された膨出部に出退可能に収容され、上記離脱阻止手段は、上記開口部上端側の両側壁部における各挿入孔近傍に上方に向かって突設された第1嵌合突起部と、該第1嵌合突起部を側壁の一部として形成された第1嵌合溝部と、上記膨出部に下方に向かって突設された第2嵌合突起部と、該第2嵌合突起部を側壁の一部として形成された第2嵌合溝部とを備え、グローブボックス閉状態で、上記第1嵌合突起部が上記第2嵌合溝部に下方から嵌合しているとともに、上記第2嵌合突起部が上記第1嵌合溝部に上方から嵌合していることを特徴とする
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、上記膨出部は、両側端面がリッド上端側裏面の両側部寄りに位置するように車幅方向に連続して延びていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項又はに記載の発明において、上記リッドは、表側を構成するリッドアウターと、裏側を構成し上記膨出部が膨出形成されたリッドインナーとからなり、上記リッドアウターとリッドインナーとは、上記膨出部の第2嵌合溝部内で締結されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項又はに記載の発明において、上記開口部の側壁部における挿入孔近傍又は上記膨出部の側端面におけるロッ部材近傍には、突出部がグローブボックス閉状態で、上記膨出部の側端面又は上記開口部の側壁部に当接又は微小間隔をあけて接近するように車幅方向に向かって突設されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、上記グローブボックス裏側には、ニーボルスターが上記第1嵌合突起部の下方に対応するように配置されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、グローブボックス上方のインストルメントパネル本体に上方から衝撃が作用しても、上記各ロッド部材の各挿入孔からの離脱が離脱阻止手段により阻止されてロック装置のロック状態が保持され、グローブボックスが不意に開かない。
また、請求項に係る発明によれば、グローブボックス閉状態で、グローブボックス上方のインストルメントパネル本体に上方から衝撃が作用すると、リッド上端側の第2嵌合溝部底面が開口部上端側の第1嵌合突起部先端に当接支持されるとともに、リッド上端側の第2嵌合突起部先端が開口部上端側の第1嵌合溝部底面に当接支持されるため、リッド上端側及び開口部上端側の下方への変位が規制される。これにより、インストルメントパネル本体の開口部上端縁及びグローブボックスのリッド上端縁が共に撓まない。また、この状態で、上記第2嵌合突起部の両側面が上記第1嵌合溝部の両側面に対峙しているとともに、上記第1嵌合突起部の両側面が上記第2嵌合溝部の両側面に対峙しているため、リッド上端側の車幅方向への変位が規制される。しかも、これらの変位規制は、ロッド部材が挿入されている挿入孔近傍で行われるため、ロッド部材の挿入孔からの離脱が確実に防止されてロック装置のロック状態が確保され、グローブボックスの閉状態が確実に維持される。
請求項に係る発明によれば、両側端面がリッド上端側裏面の両側部寄りに位置するように車幅方向に連続して延びている膨出部により、リッドの剛性が高まり、上方からの衝撃に対して十分に抗し得てグローブボックスの開きが確実に防止される。
請求項に係る発明によれば、リッドアウターとリッドインナーとの締結箇所は、ロッド部材が出退する膨出部の側端面近傍における第2嵌合溝部内であるため、リッドの上記締結箇所の剛性が高まり、ロッド部材の挿入孔からの離脱がさらに確実に防止され、上方からの衝撃によるグローブボックスの開きが一層確実に防止されるとともに、締結箇所がグローブボックス開状態で目立たず、見栄えを損なわない。
請求項に係る発明によれば、グローブボックス閉状態で、突出部が開口部の側壁部と膨出部の側端面との間に位置して両者間に隙間がないか、隙間があっても微小であるため、ロッド部材の挿入孔への挿入状態が深過ぎたり浅過ぎたりせずに常に安定し、ロック装置のロック保持やロック解除が精度良く行われる。
請求項に係る発明によれば、グローブボックス上方のインストルメントパネル本体に上方から衝撃が作用すると、第1嵌合突起部がニーボルスターに当接支持され、これによっても、リッド上端側及び開口部上端側の下方への変位が規制されるため、ロッド部材の挿入孔からの離脱防止が一段と高まり、上方からの衝撃によるグローブボックスの開きが益々確実に防止される。
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1〜図3はこの発明の実施形態1に係るインストルメントパネル1を示し、本例では右ハンドル仕様車用のインストルメントパネル1である。該インストルメントパネル1は、上側メンバー3aと下側メンバー3bとに上下に分岐して車幅方向に延びるインパネレインフォースメント3に支持された樹脂製のインストルメントパネル本体5を備え、インストルメントパネル本体5のアッパー側は、基材7、発泡層9及び表皮材11の3層構造であり、ロアー側は、発泡層9及び表皮材11がなく基材7のみの単層構造である。上記インストルメントパネル本体5の車幅方向左側である助手席前方のロアー側は、運転席前方のロアー側との別体のパネル8(以下、助手席側ロアーパネル8と称呼する)で構成され、該助手席側ロアーパネル8には、略矩形状開口部13が形成され、該開口部13にグローブボックス15が上開き可能に装着されている。なお、上記助手席側ロアーパネル8は、運転席側ロアーパネルと一体物であってもよい。図1はグローブボックス15閉状態のインストルメントパネル1全体を、図2はグローブボックス15開状態のインストルメントパネル1の助手席側をそれそれ示す。
上記グローブボックス15は、図5及び図6に示すように、小物類を収容する樹脂製のグローブボックス本体17と、同じく樹脂製の略矩形状リッド19とを備えている。該リッド19は、表側を構成するリッドアウター21と、裏側を構成するリッドインナー23とからなり、両者は振動溶着により一体に接合されている。一方、上記グローブボックス本体17は、前壁部17a、底壁部17b及び両側壁部17cを備え、上記リッドインナー23を後壁部として、これら5つの壁部でもって上方が開口する収容空間を形成している。
上記リッド19は、上記グローブボックス本体17から車幅方向及び下方に張り出していて、車幅方向左側(図5で右側)が車幅方向右側(図5で左側)よりも大きく張り出している。以下、上記リッドインナー23の車幅方向左側(図5で右側)の張出部を第1張出部23a、車幅方向右側(図5で左側)の張出部を第2張出部23b、下方の張出部を第3張出部23cと称呼する。一方、上記助手席側ロアーパネル8における開口部13の車幅方向両側及び下側には、グローブボックス15閉状態で、上記第1〜3張出部23a,23b,23cが重なる重合面部が形成されている(図4参照)。以下、上記助手席側ロアーパネル8における開口部13の車幅方向左側(図4で左側)の重合面部を第1重合面部8a、車幅方向右側(図4で右側)の重合面部を第2重合面部8b、下側の重合面部を第3重合面部8cと称呼する。
上記リッドインナー23表面における第3張出部23c下端の両側壁部17c対応箇所には、C字状の嵌合溝25aを有する一対の軸受25が一体に突設されている。一方、上記助手席側ロアーパネル8における第3重合面部8cの車幅方向両端には、略コの字状の一対の切欠部27が上記各軸受25に対応するように切欠き形成され、これら切欠部27には、車幅方向に延びる支軸29が橋絡され、該両支軸29を両軸受25の嵌合溝25aに上方から嵌合させることで、グローブボックス15下端を開口部13下端に車両前後方向へ回動可能に支持している。
上記リッドインナー23表面における第1,2張出部23a,23bの上下方向中程には、一対のアーム状フック31が車両前方に円弧状に湾曲して延びるように一体に突設され、該各フック31先端には鉤状のストッパー31aが一体に形成されている。一方、上記助手席側ロアーパネル8における第1,2重合面部8a,8bの上下方向中程には、一対の矩形状貫通孔33が上記各フック31に対応するように形成され、これら貫通孔33には、上記各フック31が移動可能に挿入されていて、グローブボックス15開状態で、各フック31のストッパー31aが各貫通孔33の下端開口縁に係止することで、グローブボックス15がそれ以上開方向(車室内側)に回動しないようにその開度を規制保持するようになっている。
上記リッドインナー23表面における第1,2張出部23a,23bの上端隅部には、グローブボックス15閉状態で、上記助手席側ロアーパネル8における第1,2重合面部8a,8bの上端隅部に弾性的に当接してグローブボックス15のガタツキを防止する突起状のクッション材35が1個ずつ取り付けられている(図5及び図9(a)参照)。また、上記リッドアウター21上端の車幅方向右寄りには、矩形状の凹部21aが形成され、該凹部21aにはレバー37が設けられている(図1及び図2参照)。
上記リッド19上端側裏面(リッドインナー23上端側表面)には、両側端面39aに矩形状の出入孔40を有する膨出部39が一体に膨出形成されている。この膨出部39は、両側端面39aがリッド19上端側裏面(リッドインナー23上端側表面)の両側部寄りに位置するように車幅方向に連続して延びて上記第1,2張出部23a,23bに達している。
上記インストルメントパネル1には、上記グローブボックス15の閉状態を保持・解除するロック装置が付設されている。該ロック装置の作動機構(図示せず)は、例えば、先行技術文献である特許文献1に開示されているような周知構造であって、上記膨出部39の内部に組み込まれており、ここでは、外部に現れている構成要素のみを説明することとする。
すなわち、上記ロック装置は、図7及び図9に拡大して示すように、上記リッドインナー23上端側表面の両側部寄りで上記膨出部39に車幅方向に出退可能に収容された断面矩形状の一対の樹脂製ロッド部材43と、上記開口部13上端側で下側部分よりも車幅方向外側に位置する両側壁部13aに形成された矩形状挿入孔45とを備えている。上記各ロッド部材43は、上記作動機構で付勢されて上記各出入孔40から突出していて、上記各挿入孔45に挿脱可能に挿入される(図7参照)一方、上記レバー37の引張操作により上記作動機構を作動させて各出入孔40内に没入するようになっている。
そして、上記ロック装置は、上記各ロッド部材43を作動機構により進出動作させて上記各挿入孔45に挿入することでグローブボックス15の閉状態を保持するようになっている(図1参照)。一方、上記各ロッド部材43を上記レバー37の引張操作により後退動作させて上記各挿入孔45から離脱させることでグローブボックス15の閉状態を解除し、グローブボックス15は支軸29を支点に車両後方へ回動して車室側に上開きするようになっている(図2参照)。
上記インストルメントパネル1には、上記グローブボックス15上方のインストルメントパネル本体5に、図1に矢印で示すように、例えば、急ブレーキ時にヘッドインパクト等の衝撃が上方から作用した際、上記インストルメントパネル本体5の開口部13上端側及びグローブボックス15のリッド19上端側の下方への変位を規制し上記各ロッド部材43の各挿入孔45からの離脱を阻止する離脱阻止手段としての離脱阻止機構47が設けられている。このことを本発明の特徴としている。
上記離脱阻止機構47は、インストルメントパネル本体5(助手席側ロアーパネル8)側の第1嵌合突起部49及び第1嵌合溝部51(図9(b)参照)と、リッドインナー23側の第2嵌合突起部53及び第2嵌合溝部55(図9(a)参照)とを備えている。具体的には、上記第1嵌合突起部49は、上記開口部13上端側の両側壁部13aにおける各挿入孔45近傍に上方に向かって突設され、上記第1嵌合溝部51は、上記第1嵌合突起部49を側壁の一部として形成されている。上記第2嵌合突起部53は、上記膨出部39の側端面39a下方に向かって突設され、上記第2嵌合溝部55は、上記第2嵌合突起部53を側壁の一部として形成されている。
そして、グローブボックス15が開閉する際には、上記第2嵌合突起部53が上記第1嵌合溝部51に車両前後方向から嵌合・離脱するとともに、上記第2嵌合溝部55が上記第1嵌合突起部49に車両前後方向から嵌合・離脱するようになっている。また、グローブボックス15閉状態で、図7に拡大して示すように、上記第1嵌合突起部49が上記第2嵌合溝部55に下方から嵌合しているとともに、上記第2嵌合突起部53が上記第1嵌合溝部51に上方から嵌合している。
上記リッドアウター21裏面における膨出部39の第2嵌合溝部55対応箇所には、図8に拡大して示すように、ネジ孔57aを有するボス部57が一体に突設され、リッドインナー23のボス部57対応箇所に形成されたネジ挿通孔23aからタッピングスクリュー59を上記ボス部57のネジ孔57aにねじ込むことで、上記リッドアウター21とリッドインナー23とが、上述した振動溶着以外に、上記膨出部39の第2嵌合溝部55内でタッピングスクリュー59で締結されている。図8中、61はリッドアウター21裏面に一体に突設された補強リブ、63はリッドインナー23裏面に一体に突設された補強リブ、65はボス部57外周とリッドアウター21裏面とを一体に連結する補強リブである。リッドインナー23側の補強リブ63には、挿通凹部63aがコの字状に切欠き形成され、該挿通凹部63a内に上記ロッド部材43が進退可能に挿入配置されている。このロッド部材43は、リッドアウター21側の補強リブ61でガイドされて挿通凹部63a内で安定して進退するようになっている。
上記グローブボックス15裏側には、図3及び図4に示すように、乗員の膝に対する衝撃を吸収緩和するためのニーボルスター67が、インパネレインフォースメント3の上側メンバー3aに取り付けられて上記両第1嵌合突起部49の下方に対応するように1個ずつ配置されている。また、上記リッドアウター21とリッドインナー23との間には、乗員の膝衝突荷重に耐え得るように金属製の補強プレート69が介装されている。図3中、68は空調エアを車室内に導くための樹脂製ダクトである。
このように、実施形態1では、グローブボックス15閉状態で、開口部13側の第1嵌合突起部49をリッド19側の第2嵌合溝部55に下方から嵌合させるとともに、リッド19側の第2嵌合突起部53を開口部13側の第1嵌合溝部51に上方から嵌合させるようにした。
したがって、この状態で、グローブボックス15上方のインストルメントパネル本体5に、例えば、急ブレーキ時のヘッドインパクト等の衝撃が上方から作用すると、リッド19上端側の第2嵌合溝部55底面が開口部13上端側の第1嵌合突起部49先端に当接支持されるとともに、リッド19上端側の第2嵌合突起部53先端が開口部13上端側の第1嵌合溝部51底面に当接支持されるので、リッド19上端側及び開口部13上端側が下方に変位しないようにして、インストルメントパネル本体5(助手席側ロアーパネル8)の開口部13上端縁及びグローブボックス15のリッド19上端縁を共に撓まないようにすることができる。
また、この状態で、上記第2嵌合突起部53の両側面が上記第1嵌合溝部51の両側面に対峙しているとともに、上記第1嵌合突起部49の両側面が上記第2嵌合溝部55の両側面に対峙しているので、リッド19上端側が車幅方向に変位しないようにすることができる。
しかも、これらの変位規制は、ロッド部材43が挿入されている挿入孔45近傍で行われるので、ロッド部材43を挿入孔45から確実に離脱しないようにしてロック装置のロック状態を確保でき、グローブボックス15の閉状態を確実に維持することができる。
また、実施形態1では、膨出部39を、両側端面39aがリッド19上端側裏面(リッドインナー23上端側表面)の両側部寄りに位置するように車幅方向に連続して延ばしているので、リッド19の剛性を高めることができ、上方からの衝撃に対して十分に抗し得てグローブボックス15の開きを確実に防止することができる。
さらに、実施形態1では、リッドアウター21とリッドインナー23とを、ロッド部材43が出退する膨出部39の側端面39a近傍における第2嵌合溝部55内でタッピングスクリュー59で締結しているので、リッド19の上記締結箇所の剛性が高まり、ロッド部材43の挿入孔45からの離脱をさらに確実に防止することができ、上方からの衝撃によるグローブボックス15の開きを一層確実に防止することができるとともに、締結箇所がグローブボックス15開状態で目立たず、見栄えを損なわないようにすることができる。
加えて、実施形態1では、ニーボルスター67を第1嵌合突起部49の下方に対応するようにグローブボックス15裏側に配置したので、グローブボックス上方のインストルメントパネル本体に作用する上方からの衝撃を上記ニーボルスター67で受け止めて、これによっても、リッド19上端側及び開口部13上端側の下方への変位を規制することができ、ロッド部材43の挿入孔45からの離脱防止を一段と高めて、上方からの衝撃によるグローブボックス15の開き防止を確固たるものにすることができる。
(実施形態2)
図10は実施形態2の図9相当図である。実施形態2では、開口部13の両側壁部13aにおける挿入孔45近傍に、薄板片状の突出部71がグローブボックス15閉状態で、上記膨出部39の側端面39aに当接又は微小間隔をあけて接近するように車幅方向に向かって突設されている。そのほかは実施形態1と同じであるので、同一構成箇所は実施形態1の説明及び図面に譲ることとする。
したがって、実施形態2では、実施形態1と同様の作用効果を奏することができることに加え、グローブボックス15閉状態で、突出部71を膨出部39の側端面39aに当接又は微小間隔をあけて接近させることで、ロッド部材43の挿入孔45への挿入状態を深過ぎたり浅過ぎたりしないように常に安定させることができ、ロック装置のロック保持やロック解除を高精度に行うことができる。
なお、実施形態2とは逆に、図10(a)に仮想線で示すように、突出部71を膨出部39の側端面39aにおけるロッド部材43近傍に、グローブボックス15閉状態で、開口部13の側壁部13aに当接又は微小間隔をあけて接近するように車幅方向に向かって突設させてもよい。
また、実施形態1,2では、リッド19とグローブボックス本体17とが一体物で、両者が一体に回動して開閉するタイプのグローブボックス15を示したが、グローブボックス本体17がインストルメントパネル本体5の開口部13に嵌め込まれた固定式で、リッド19のみが回動して開閉するタイプのグローブボックス15にも適用することができる。
この発明は、グローブボックスを備えたインストルメントパネルについて有用である。
グローブボックス閉状態の実施形態1に係るインストルメントパネル全体を示す斜視図である。 グローブボックス開状態の実施形態1に係るインストルメントパネルの助手席側を示す斜視図である。 図1のIII −III 線における断面図である。 実施形態1においてインストルメントパネル本体のグローブボックス装着用の開口部周りを示す正面図である。 実施形態1におけるグローブボックスの背面図である。 グローブボックスの図5右側面図である。 図6のVII −VII 線における断面図である。 図5のVIII−VIII線における断面図である。 (a)は図5のA部に相当する拡大斜視図、(b)は図4のB部に相当する拡大斜視図である。 実施形態2の図9相当図である。
1 インストルメントパネル
5 インストルメントパネル本体
13 開口部
13a 側壁部
15 グローブボックス
19 リッド
21 リッドアウター
23 リッドインナー
39 膨出部
39a 側端面
43 ロッド部材
45 挿入孔
47 離脱阻止機構(離脱阻止手段)
49 第1嵌合突起部
51 第1嵌合溝部
53 第2嵌合突起部
55 第2嵌合溝部
67 ニーボルスター
71 突出部

Claims (5)

  1. リッド(19)を有するグローブボックス(15)がインストルメントパネル本体(5)の略矩形状開口部(13)に上開き可能に装着され、
    上記リッド(19)上端側裏面の両側部寄りで車幅方向に出退可能な一対のロッド部材(43)と、上記開口部(13)上端側の両側壁部(13a)に形成され、上記各ロッド部材(43)が挿脱可能に挿入される挿入孔(45)とを備え、上記各ロッド部材(43)を進出動作により上記各挿入孔(45)に挿入することでグローブボックス(15)の閉状態を保持する一方、上記各ロッド部材(43)を後退動作により上記各挿入孔(45)から離脱させることでグローブボックス(15)の閉状態を解除するロック装置が付設されたインストルメントパネルであって、
    グローブボックス(15)上方のインストルメントパネル本体(5)に上方から衝撃が作用した際、上記インストルメントパネル本体(5)の開口部(13)上端側及びグローブボックス(15)のリッド(19)上端側の下方への変位を規制し上記各ロッド部材(43)の各挿入孔(45)からの離脱を阻止する離脱阻止手段(47)が設けられ
    上記各ロッド部材(43)は、リッド(19)上端側裏面に膨出形成された膨出部(39)に出退可能に収容され、
    上記離脱阻止手段(47)は、上記開口部(13)上端側の両側壁部(13a)における各挿入孔(45)近傍に上方に向かって突設された第1嵌合突起部(49)と、
    該第1嵌合突起部(49)を側壁の一部として形成された第1嵌合溝部(51)と、
    上記膨出部(39)に下方に向かって突設された第2嵌合突起部(53)と、
    該第2嵌合突起部(53)を側壁の一部として形成された第2嵌合溝部(55)とを備え、
    グローブボックス(15)閉状態で、上記第1嵌合突起部(49)が上記第2嵌合溝部(55)に下方から嵌合しているとともに、上記第2嵌合突起部(53)が上記第1嵌合溝部(51)に上方から嵌合していることを特徴とするインストルメントパネル。
  2. 請求項に記載のインストルメントパネルにおいて、
    上記膨出部(39)は、両側端面(39a)がリッド(19)上端側裏面の両側部寄りに位置するように車幅方向に連続して延びていることを特徴とするインストルメントパネル。
  3. 請求項又はに記載のインストルメントパネルにおいて、
    上記リッド(19)は、表側を構成するリッドアウター(21)と、裏側を構成し上記膨出部(39)が膨出形成されたリッドインナー(23)とからなり、上記リッドアウター(21)とリッドインナー(23)とは、上記膨出部(39)の第2嵌合溝部(55)内で締結されていることを特徴とするインストルメントパネル。
  4. 請求項又はに記載のインストルメントパネルにおいて、
    上記開口部(13)の側壁部(13a)における挿入孔(45)近傍又は上記膨出部(39)の側端面(39a)におけるロッ部材(43)近傍には、突出部(71)がグローブボックス(15)閉状態で、上記膨出部(39)の側端面(39a)又は上記開口部(13)の側壁部(13a)に当接又は微小間隔をあけて接近するように車幅方向に向かって突設されていることを特徴とするインストルメントパネル。
  5. 請求項に記載のインストルメントパネルにおいて、
    上記グローブボックス(15)裏側には、ニーボルスター(67)が上記第1嵌合突起部(49)の下方に対応するように配置されていることを特徴とするインストルメントパネル。
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