JP5274037B2 - 膜電極接合体、燃料電池および膜電極接合体の製造方法 - Google Patents

膜電極接合体、燃料電池および膜電極接合体の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5274037B2
JP5274037B2 JP2008025700A JP2008025700A JP5274037B2 JP 5274037 B2 JP5274037 B2 JP 5274037B2 JP 2008025700 A JP2008025700 A JP 2008025700A JP 2008025700 A JP2008025700 A JP 2008025700A JP 5274037 B2 JP5274037 B2 JP 5274037B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cathode
electrode
electrode assembly
region
membrane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008025700A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008258142A (ja
Inventor
誠 福島
耕司 安尾
真一郎 井村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2008025700A priority Critical patent/JP5274037B2/ja
Priority to CN2008100096390A priority patent/CN101262065B/zh
Priority to US12/073,480 priority patent/US7754365B2/en
Priority to CA2624336A priority patent/CA2624336C/en
Publication of JP2008258142A publication Critical patent/JP2008258142A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5274037B2 publication Critical patent/JP5274037B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Description

本発明は、水素を含む燃料を用いて発電を行う燃料電池に関する。
近年、エネルギー変換効率が高く、かつ、発電反応により有害物質を発生しない燃料電池が注目を浴びている。こうした燃料電池の一つとして、100℃以下の低温で作動する固体高分子形燃料電池が知られている。
固体高分子形燃料電池は、電解質膜である固体高分子膜を燃料極(アノード)と空気極(カソード)との間に配した基本構造を有し、燃料極に水素を含む燃料ガス、空気極に酸素を含む酸化剤ガスを供給し、以下の電気化学反応により発電する装置である。
燃料極:H→2H+2e・・・・(1)
空気極:1/2O+2H+2e→HO・・・・(2)
アノードおよびカソードは、それぞれ触媒層とガス拡散層が積層した構造からなる。各電極の触媒層が固体高分子膜を挟んで対向配置され、燃料電池を構成する。触媒層は、触媒または触媒を担持した炭素粒子がイオン交換樹脂により結着されてなる層である。ガス拡散層は酸化剤ガスや燃料ガスの通過経路となる。
アノードにおいては、供給された燃料中に含まれる水素が上記式(1)に示されるように水素イオンと電子に分解される。このうち水素イオンは固体高分子電解質膜の内部を空気極に向かって移動し、電子は外部回路を通って空気極に移動する。一方、カソードにおいては、カソードに供給された酸化剤ガスに含まれる酸素が燃料極から移動してきた水素イオンおよび電子と反応し、上記式(2)に示されるように水が生成する(特許文献1参照)。
特開2004−63167号公報
上述のように、カソードでは水が生成されるため、この水がカソード上に滞留すると触媒層への空気の拡散が阻害され、発電効率の低下を招くおそれがある。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、カソードで生成される水による発電効率の低下を抑制する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の膜電極接合体は、電解質膜と、電解質膜の一方の面に設けられたアノードと、電解質膜の他方の面に設けられたカソードと、を備える。電解質膜は、表面にカソードが設けられていない電極非形成領域と、表面にカソー
ドが設けられている電極形成領域とを有する。電極非形成領域は、電極形成領域における膜厚より薄く形成されている薄膜領域を有し、前記電解質膜と前記アノードと前記カソードとからなるセルが平面状に複数形成され、隣接する各セルのカソード間に前記薄膜領域が形成されており、薄膜領域は、前記電解質膜のカソード側の表面が凹んだ凹部が設けられている。
この態様によると、燃料電池に使用した場合、カソードが設けられていない電極非形成領域を有するため、発電中の反応によりカソードで生成される水が電極非形成領域に移動することで、電極形成領域におけるカソードに水が滞留することが抑制される。そのため、カソードへの空気の供給が阻害されにくくなり、発電効率の低下が抑制される。また、電極形成領域における電解質膜の膜厚より薄く形成されている薄膜領域は水が透過しやすいため、カソードで生成された水はアノード側へ移動しやすくなる。その結果、アノードに供給する燃料、例えば、水素を加湿しなくても、電解質膜のアノード側の表面の乾燥を抑制することができる。薄膜領域は、電解質膜のカソード側の表面が凹んだ凹部が設けられている。これにより、カソードで生成された水をカソードと接しにくい状態で蓄えることができる。
上記態様の膜電極接合体において、電解質膜とアノードとカソードとからなるセルが平面状に複数形成され、隣接する各セルのカソード間に薄膜領域が形成されていてもよい。これにより、燃料電池に使用した場合、発電中の反応によりカソードで生成される水がカソード間の電極非形成領域である薄膜領域に移動することで、電極形成領域におけるカソードに水が滞留することが抑制される。そのため、カソードへの空気の供給が阻害されにくくなり、セル全体としての発電効率の低下が抑制される。また、電極形成領域における電解質膜の膜厚より薄く形成されている薄膜領域は水が透過しやすいため、カソードで生成された水はアノード側へ移動しやすくなる。その結果、アノードに供給する燃料、例えば、水素を加湿しなくても、電解質膜のアノード側の表面の乾燥を抑制することができる。
上記態様の膜電極接合体において、薄膜領域は、電極形成領域に囲まれた直線状の溝部を有してもよい。これにより、簡便に薄膜領域を形成することができる。
上記態様の膜電極接合体において、薄膜領域は、電極形成領域に囲まれた折れ曲がった溝部を有してもよい。これにより、膜電極接合体の強度を向上することができる。
上記態様の膜電極接合体において、アノードおよびカソードの厚さは、それぞれ、5μm以上100μm以下であってもよい。また、溝部は、不連続に形成されていてもよい。これにより、膜電極接合体の強度を向上することができる。ここで、溝部は、その幅が5μm以上200μm以下であってもよい。幅が5μm以上であれば、膨潤などにより電解質膜が変形した場合でも、溝部が潰れることなく、電極形成領域のカソードで生成した水を十分に薄膜領域に移動することができる。また、幅が200μm以下であれば、出力変動により定格よりも10%程度生成水の量が増加した場合でも、フラッディングを防ぐことができるとともに、電極形成領域の面積減少を10%以下に抑えることができる。
上記態様の膜電極接合体において、薄膜領域は、電極形成領域の膜厚の50%以上の膜厚を有するとともに、電極形成領域の膜厚より5μm以上薄い膜厚を有してもよい。これにより、電解質膜全体の強度を維持しつつ、薄膜領域においてカソードで生成された水をアノードへ移動しやすくすることができる。
電極形成領域の面積に対する薄膜領域の面積の割合は、0.01以上0.1以下であってもよい。これにより、電極形成領域における発電量を確保しつつ、カソードで生成された水が電極形成領域で滞留することを抑制することができる。
発明の別の態様は、燃料電池である。この燃料電池は、膜電極接合体を備える。
発明によれば、カソードで生成される水による発電効率の低下を抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。また、以下に述べる構成は例示であり、本発明の範囲を何ら限定するものではない。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係る燃料電池システム100の構成を示す概略図である。本実施の形態に係る燃料電池システム100は、ノートPC、携帯電話などの携帯機器の電源として好適に用いられる。図1に示すように、燃料電池システム100は、燃料カートリッジ110、改質部120、燃料電池10を有する。
燃料カートリッジ110は、メタノール、メタン、ブタンなどの炭化水素系燃料を貯留する。燃料カートリッジ110は着脱可能であり、炭化水素系燃料が消費され、残量が足りなくなった場合などに、炭化水素系燃料が十分に充填されたカートリッジに交換可能である。燃料カートリッジ110から排出された炭化水素系燃料は、配管112を経由して、改質部120に送出される。なお、燃料カートリッジ110と改質部120との間に、気化器、脱硫器などの構成を適宜設けてもよい。
改質部120は、燃料カートリッジ110から送出された炭化水素系燃料を、周知の水蒸気改質により水素を含む改質ガスに変化させる。改質部120は、改質ガス中の一酸化炭素および水蒸気を水素および二酸化炭素へ転換するシフト反応器や、改質ガス中の一酸化炭素濃度を低減させるためのCO除去器をさらに有してもよい。改質部120で生成された改質ガスは、配管122を経由して、燃料電池10に供給され、燃料電池10の発電に必要な燃料ガスとして利用される。
図2は、燃料電池10の具体的な構成を示す概略断面図である。燃料電池10は、セル20a、セル20b、およびセル20cからなる複数のセルが平面状に配列された平面配列モジュール構造を有する。
各セル20a,20b,20cは、それぞれ、ナフィオン(登録商標)などからなる電解質膜30をアノード40およびカソード50で狭持してなる膜電極複合体を含む。このような複合膜構造は、例えば、特開2006-244715に開示されている方法で作製されうる。
アノード40およびカソード50を構成する触媒としては、それぞれ、白金、パラジウム、ルテニウム、コバルト、イリジウムなどの金属、およびこれらの金属を組み合わせた合金、あるいはこれらの金属、合金を担持させたカーボンが挙げられる。また、アノード40およびカソード50の、それぞれ電解質膜30に接していない面に、多孔質の電極基材を設けてもよい。電極基材としては、カーボンクロス、カーボンペーパなどが挙げられる。
隣接するセル同士は、集電体、配線(共に図示せず)等の接続部材を用いて直列に接続され、外部に電力を供給可能となっている。
各セル20a,20b,20cのアノード側には、燃料室ハウジング42によって仕切られた燃料室44a,44b,44cがそれぞれ設けられている。燃料室ハウジング42には、集電体(図示せず)を介してアノード40を押さえつけるためのリブ46が形成されている。これにより、アノード40と集電体との密着性が向上し、アノード40における集電性が向上する。
燃料室ハウジング42のセル20a側の側面部に、改質ガスが供給される燃料取入口47が設けられている。燃料室44aと燃料室44bとは、流路45aによって連通されている。また、燃料室44bと燃料室44cとは、流路45bによって連通されている。燃料室ハウジング42のセル20c側の側面部に、未反応の改質ガス等が排出される燃料排出口48が設けられている。このような構成の燃料流通路により、燃料取入口47から導入された改質ガス流は、燃料室44a、燃料室44b、燃料室44cを順に流通し、発電に供された後、燃料排出口48から排出される。
一方、各セル20a,20b,20cのカソード側には、空気室ハウジング52が設けられている。空気室ハウジング52には、酸化剤流通路としての空気取入口54が設けられている。空気取入口54を通って、空気が外部からカソード50に供給される。なお、図2には示していないが、カソード50には後述する溝部が形成されている。また、電解質膜30は、薄膜領域を有する。
次に、各セル20a,20b,20cが含む膜電極接合体の構造について説明する。図3(a)は、第1の実施の形態に係る膜電極接合体の上面図である。図3(b)は、図3(a)に示す膜電極接合体のA−A断面図である。図3(c)は、図3(b)に示す膜電極接合体のB領域の拡大断面図である。図3(d)は、第1の実施の形態に係る膜電極接合体の変形例におけるB領域の拡大断面図である。
本実施の形態に係る膜電極接合体60は、電解質膜30と、電解質膜30の一方の面に設けられたアノード40と、電解質膜30の他方の面に設けられたカソード50と、を備える。電解質膜30は、表面Sにカソード50が設けられていない電極非形成領域Xと、表面Sにカソード50が設けられている電極形成領域Yとを有する。本実施の形態に係る電極形成領域Yにおける電解質膜30の膜厚は、25μm以上200μm以下であるとよい。そして、電極非形成領域Xは、電極形成領域Yにおける膜厚より薄く形成されている薄膜領域62を有する。
したがって、膜電極接合体60を上述の燃料電池10に使用した場合、膜電極接合体60は、カソード50が設けられていない電極非形成領域Xを有するため、発電中の反応によりカソード50で生成される水が電極非形成領域Xに移動することで、電極形成領域Yにおけるカソード50に水が滞留することが抑制される。そのため、カソード50への空気の供給が阻害されにくくなり、発電効率の低下が抑制され、高性能を長期間維持することができる。
また、電極形成領域Yにおける電解質膜30の膜厚より薄く形成されている薄膜領域62は水が透過しやすいため、カソード50で生成された水はアノード40側へ移動しやすくなる。その結果、アノード40に供給する燃料、例えば、水素を加湿しなくても、電解質膜30のアノード40側の表面の乾燥を抑制することができる。そのため、燃料電池システム100において、燃料を加湿するための機構を省略、あるいは簡略化することができ、システムの小型化、コストの低減を図ることができる。
なお、本実施の形態に係る電極非形成領域Xは、隣接する電極形成領域Yにおける電解質膜30の表面Sより凹んだ凹部を有する薄膜領域62が形成されていることになる。具体
的には、薄膜領域62は、図3(c)に示すように、電解質膜30のカソード50側の表面Sが凹んだ凹部64が設けられている。これにより、カソード50で生成された生成水66をカソード50と接しにくい状態で蓄えることができる。なお、凹部64が形成されている薄膜領域62は、電極形成領域Yから離れるにしたがって膜厚が薄くなるように形成してもよい。
また、薄膜領域62は、図3(a)に示すように、電極形成領域Yに囲まれた直線状の溝部68を有している。そのため、溝部68は、電極形成領域Yにおけるカソード50で生成される水を広範囲にわたって集めることができ、効率よく水をアノード40側へ透過させることができる。
薄膜領域62は、電極形成領域Yの膜厚の50%以上の膜厚を有するとよい。これにより、電解質膜30全体の強度を維持することができる。また、薄膜領域62は、電極形成領域Yの膜厚より5μm以上薄い膜厚であるとよい。これにより、薄膜領域62においてカソード50で生成された水をアノード40へ移動しやすくすることができる。
電極形成領域Yの面積に対する薄膜領域62の面積の割合は、0.01以上であるとよい。これにより、カソード50で生成された水が電極形成領域Yで滞留することを抑制することができる。電極形成領域Yの面積に対する薄膜領域62の面積の割合は、より好ましくは、0.05以上であるとよい。これにより、カソード50で生成された水が電極形成領域Yで滞留することを十分抑制することができる。また、電極形成領域Yの面積に対する薄膜領域62の面積の割合は0.1以下であるとよい。これにより、電極形成領域Yにおける十分な発電量を確保することができる。
なお、図3(c)に示す膜電極接合体においては、薄膜領域62が電極非形成領域Xより狭い幅で形成されているが、図3(d)に示す膜電極接合体のように、薄膜領域62が電極非形成領域Xの幅全域にわたり形成されていてもよい。
薄膜領域62における凹部64や溝部68等の微細加工には、発振波長が100nm以上1100nm以下のレーザを用いるとよい。これにより、周囲の電極形成領域への熱影響を抑えつつ簡便に薄膜領域を形成することができる。発振波長が上記範囲のレーザとして、具体的には、YAGレーザ、YVOレーザ(発振波長1064nm)、およびそれらの第2高調波(532nm)、第3高調波(355nm)、第4高調波(266nm)や、XeFエキシマレーザ(351nm)、XeCl(308nm)、KrFエキシマレーザ(248nm)、KrClエキシマレーザ(222nm)、ArFエキシマレーザ(193nm)、Xeエキシマレーザ(172nm)、Krエキシマレーザ(146nm)、Arエキシマレーザ(126nm)などが挙げられる。さらに、より好ましくは、発振波長が180nm以上550nm以下のレーザを用いるとよい。これにより、精度よく薄膜領域を形成することができる。
そして、電極接合体の製造方法は、電極形成領域Yにおける電解質膜30より膜厚が薄く表面が露出している薄膜領域62を、電極非形成領域Xの一部として形成する薄膜化工程を含んでいる。
この態様によると、電極形成領域Yにおける電解質膜30より膜厚が薄く表面が露出している薄膜領域62を、電極非形成領域Xの一部として形成することができるので、燃料電池10に使用した場合に電極形成領域Yにおけるカソード50に水が滞留することが抑制される膜電極接合体60を製造することができる。
この製造方法では、レーザをカソード50やアノード40の上方から所定の領域に照射す
ることで、カソード50やアノード40を微細な幅で電解質膜30に到達する深さまで除去することができる。さらには、カソード50やアノード40と同様に電解質膜30の表層部も微細な幅で除去することで、簡便に精度よく薄膜領域62を形成することができる。
図9は、各種レーザにより形成された凹部の上面顕微鏡写真およびその状態評価を示した表である。図10は、図9に示す顕微鏡写真に基づいた模式図である。図9に示す評価項目において、電極除去状態は、レーザによって電極が除去され電解質膜が十分露出しているか否かで判定される。溝部エッジ状態は、電極のうち凹部に対して露出している部分の粗さが十分小さいか否かで判定される。凹部作成状態は、凹部が長手方向にわたって設計通りの形状になっているか否かで判定される。ここで、表中の評価は、◎、○、△の順で良好な状態である。なお、図9の上段の写真は電極がPt−Ru、下段の写真は電極がPtの場合を示している。また、図10は、図9の下段の各写真に対応した模式図である。以下では、図10の模式図を中心に説明する。
図10(d)は、Pt電極の一部をYAGレーザを用いて除去した場合の模式図である。この図からも明らかなように、凹部64の底部には、電極の残渣70が多くあり、また、溝部のエッジ72の粗さも今回実験した各レーザの中では一番大きい。加えて凹部の形状も不均一であり、凹部作製状態も良好なものとはいえない。これに対して、図10(c)に示すように、電極の一部をYVO第2高調波レーザを用いて除去した場合、凹部64の底部の少なくとも中央部分には、電極の残渣70はほとんど見られない。また、溝部のエッジ72の粗さや凹部作製状態もYAGレーザの場合と比較して良好になっている。
また、図10(b)に示すように、電極の一部をYAG第3高調波レーザを用いて除去した場合、YVO第2高調波レーザの場合と比較して、凹部64には電極の残渣はほとんど見られない。更に、図10(a)に示すように、電極の一部をKrFエキシマレーザを用いて除去した場合、YAG第3高調波レーザと比較して、溝部のエッジ72の粗さが改善される。このように、KrFエキシマレーザを用いることで、精度よく電極が除去され、均一で設計通りの凹部が形成される。
本実施の形態に係るレーザによる加工条件は、KrFエキシマレーザの場合、カソード50やアノード40の材質や膜厚を考慮して、エネルギー密度が1J/cm〜10J/cm、ショット数が3ショット〜50ショットの範囲で適宜選択される。
(第2の実施の形態)
図4は、第2の実施の形態に係る膜電極接合体の上面図である。本実施の形態に係る膜電極接合体160は、第1の実施の形態に係る膜電極接合体60の直線的な溝部68とは異なり、電極形成領域Yに囲まれた不連続かつ直線的に配置された溝部168が形成されている。これにより、膜電極接合体160の強度が向上する。
(第3の実施の形態)
図5は、第3の実施の形態に係る膜電極接合体の上面図である。本実施の形態に係る膜電極接合体260は、第1の実施の形態に係る膜電極接合体60の直線的な溝部68とは異なり、電極形成領域Yに囲まれた連続的かつ折れ曲がった溝部268が形成されている。これにより、膜電極接合体260の強度が向上する。
(第4の実施の形態)
図6は、第4の実施の形態に係る膜電極接合体の上面図である。本実施の形態に係る膜電極接合体360は、第1の実施の形態に係る膜電極接合体60の直線的な溝部68とは異なり、電極形成領域Yに囲まれた不連続かつ折れ曲がったように配置された溝部368が
形成されている。これにより、膜電極接合体360の強度が向上する。
なお、上述の各実施の形態で説明した溝部は、その幅が5μm以上200μm以下であるとよい。幅が5μm以上であれば、電極形成領域Yのカソード50で生成した水を十分に薄膜領域62に移動することができる。また、幅が200μm以下であれば、出力変動により定格よりも10%程度生成水の量が増加した場合でも、フラッディングを防ぐことができるとともに、電極形成領域Yの面積減少を10%以下に抑えることができる。
図11は、溝部の幅が電池の出力に与える影響を説明するための図である。燃料電池の出力が変動(増加)した場合、生成水の量も変動(増加)するが、携帯機器に適用される燃料電池では生成水を積極的に排出するための機構を持たせることが困難である。そのため、生成水の量の変動がフラッディングに大きな影響を及ぼす。
例えば、予測される出力変動(増加)が10%程度の場合、生成水の量の変動(増加)も10%程度であるため、水が通過する領域(カソードの表面積)を10%増加させることが考えられる。そこで、図11に示すように、上述の各燃料電池においては、カソード50の膜厚が100μmであり、2mm幅の各電極形成領域Yの間に200μm幅の溝部68が形成されているとよい。
これにより、溝部68においてカソード50の側面50aが露出されているため、各電極形成領域Yの表面積は、溝部が形成されていない場合と比較して、(2000+100×2)/2000=1.1倍となり10%増加する。したがって、出力が10%増加しても生成水が排出されるカソードの表面積も増加するので、フラッディングを抑制することができる。なお、溝部68は電極非形成領域であるため、発電に寄与する面積の割合は2000/(2000+200)=0.91倍となり減少するが、前述のようにカソード50の表面積を増加することでフラッディングが十分抑えられるので、発電効率の低下が改善される。
(第5の実施の形態)
一般的に、図2に示した燃料電池10のように、複数のセルを作製するにあたり、一枚の電解質膜の両側に複数のアノードやカソードを等間隔で設ける必要がある。そのためには、各アノードや各カソードごとに加工された部材を精度よく電解質膜の表面に配列し圧着する必要があり、製造工程の増加や生産性の観点から更なる改良が求められている。
また、前述のような方法では、隣接するセルのカソード間やアノード間の間隔を狭くすることが難しく、発電に寄与しない電極非形成領域の面積の割合が大きくなるため、更なる発電効率の向上と小型化の両立が求められている。
そこで、本実施の形態では、上述したKrFエキシマレーザを用いて複数のセルを形成する技術について図7を参照して説明する。図7(a)は、第5の実施の形態に係る膜電極接合体の上面図である。図7(b)は、図7(a)に示す膜電極接合体のC−C断面図である。図7(c)は、図7(b)に示す膜電極接合体のD領域の拡大断面図である。
本実施の形態に係る膜電極接合体460は、電解質膜430と、電解質膜430の一方の面に設けられたアノード440と、電解質膜430の他方の面に設けられたカソード450とからなるセル420(420a,420b,420c,420d)が平面状に複数形成され、隣接する各セル420のカソード間に薄膜領域462が形成されている。
電解質膜430は、表面Sにカソード450が設けられていない電極非形成領域Xと、表面Sにカソード450が設けられている電極形成領域Yとを有する。電極非形成領域Xは
、電極形成領域Yにおける膜厚より薄く形成されている薄膜領域462を有する。
したがって、膜電極接合体460を上述の燃料電池10に使用した場合、膜電極接合体460は、カソード450が設けられていない電極非形成領域Xを有するため、発電中の反応によりカソード450で生成される水がカソード間の電極非形成領域Xである薄膜領域462に移動することで、電極形成領域Yにおけるカソード450に水が滞留することが抑制される。そのため、カソード450への空気の供給が阻害されにくくなり、燃料電池全体としての発電効率の低下が抑制される。
また、電極形成領域Yにおける電解質膜430の膜厚より薄く形成されている薄膜領域462は水が透過しやすいため、カソード450で生成された水はアノード440側へ移動しやすくなる。その結果、アノード440に供給する燃料、例えば、水素を加湿しなくても、電解質膜430のアノード440側の表面の乾燥を抑制することができる。そのため、燃料電池システム100において、燃料を加湿するための機構を省略、あるいは簡略化することができ、システムの小型化、コストの低減を図ることができる。
薄膜領域462は、図7(c)に示すように、電解質膜430のカソード450側の表面Sが凹んだ凹部464が設けられている。これにより、カソード450で生成された生成水466をカソード450と接しにくい状態で蓄えることができる。
本実施の形態に係る膜電極接合体460を作製する場合、第1の実施の形態で説明したKrFエキシマレーザを用いる。本実施の形態では、一枚の電解質膜の両面にアノードおよびカソードを構成する分割されていない一枚の部材を設けた後に、KrFエキシマレーザにより各セルに対応するアノードおよびカソードに分離する。これにより、各セル同士の間隔を従来より大幅に狭くすることができ、電極非形成領域Xを少なくすることができるため、従来より面積の大きい電極形成領域Yを得ることができる。なお、本実施の形態に係るKrFエキシマレーザを用いることで、セル間の間隔を30μm〜300μm程度にすることができる。
上述の方法により、図2に示した燃料電池10のように、複数のセルを有する膜電極接合体を作製するにあたり、一枚の電解質膜の両側に複数のアノードやカソードを従来よりも狭い間隔で設けることができる。そのため、製造工程の簡略化や生産性の向上が図られる。
以上、本発明を上述の各実施の形態を参照して説明したが、本発明は上述の各実施の形態に限定されるものではなく、各実施の形態の構成を適宜組み合わせたものや置換したものについても本発明に含まれるものである。また、当業者の知識に基づいて各実施の形態における膜電極接合体の製造方法の順番を適宜組み替えることや、燃料電池や膜電極接合体において各種の設計変更等の変形を各実施の形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施の形態も本発明の範囲に含まれうる。
例えば、第1の実施の形態に係る燃料電池システムは、改質部120を用いて炭化水素系燃料を水素を含む改質ガスに変化させているが、図8に示す燃料電システム200のように、燃料として水素を主成分としたガスを用いることで改質部が省略された燃料電池システムであってもよい。
第1の実施の形態に係る燃料電池システムの構成を示す概略図である。 燃料電池の具体的な構成を示す概略断面図である。 図3(a)は、第1の実施の形態に係る膜電極接合体の上面図である。図3(b)は、図3(a)に示す膜電極接合体のA−A断面図である。図3(c)は、図3(b)に示す膜電極接合体のB領域の拡大断面図である。図3(d)は、第1の実施の形態に係る膜電極接合体の変形例におけるB領域の拡大断面図である。 第2の実施の形態に係る膜電極接合体の上面図である。 第3の実施の形態に係る膜電極接合体の上面図である。 第4の実施の形態に係る膜電極接合体の上面図である。 図7(a)は、第5の実施の形態に係る膜電極接合体の上面図である。図7(b)は、図7(a)に示す膜電極接合体のC−C断面図である。図7(c)は、図7(b)に示す膜電極接合体のD領域の拡大断面図である。 第1の実施の形態の変形例に係る燃料電池システムの構成を示す概略図である。 各種レーザにより形成された凹部の上面顕微鏡写真およびその状態評価を示した表である。 図9に示す顕微鏡写真に基づいた模式図である。 溝部の幅が電池の出力に与える影響を説明するための図である。
10 燃料電池、 20a セル、 30 電解質膜、 40 アノード、 46 リブ、 47 燃料取入口、 48 燃料排出口、 50 カソード、 54 空気取入口、
60 膜電極接合体、 62 薄膜領域、 64 凹部、 66 生成水、 68 溝部、 100 燃料電池システム。

Claims (8)

  1. 電解質膜と、
    前記電解質膜の一方の面に設けられたアノードと、
    前記電解質膜の他方の面に設けられたカソードと、を備え、
    前記電解質膜は、表面にカソードが設けられていない電極非形成領域と、表面にカソードが設けられている電極形成領域とを有し、
    前記電極非形成領域は、前記電極形成領域における膜厚より薄く形成されている薄膜領域を有し、前記電解質膜と前記アノードと前記カソードとからなるセルが平面状に複数形成され、隣接する各セルのカソード間に前記薄膜領域が形成されており、前記薄膜領域は、前記電解質膜のカソード側の表面が凹んだ凹部が設けられていることを特徴とする膜電極接合体。
  2. 前記薄膜領域は、前記電極形成領域に囲まれた直線状の溝部を有することを特徴とする請求項1に記載の膜電極接合体。
  3. 前記薄膜領域は、前記電極形成領域に囲まれた折れ曲がった溝部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の膜電極接合体。
  4. 前記溝部は、不連続に形成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の膜電極接合体。
  5. 前記溝部は、その幅が5μm以上200μm以下であることを特徴とする請求項2乃至4に記載の膜電極接合体。
  6. 前記薄膜領域は、前記電極形成領域の膜厚の50%以上の膜厚を有するとともに、前記電極形成領域の膜厚より5μm以上薄い膜厚を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の膜電極接合体。
  7. 前記電極形成領域の面積に対する前記薄膜領域の面積の割合は、0.01以上0.1以下であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の膜電極接合体。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の膜電極接合体を備えることを特徴とする燃料電池。
JP2008025700A 2007-03-09 2008-02-05 膜電極接合体、燃料電池および膜電極接合体の製造方法 Expired - Fee Related JP5274037B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008025700A JP5274037B2 (ja) 2007-03-09 2008-02-05 膜電極接合体、燃料電池および膜電極接合体の製造方法
CN2008100096390A CN101262065B (zh) 2007-03-09 2008-02-19 膜电极接合体、燃料电池及膜电极接合体的制造方法
US12/073,480 US7754365B2 (en) 2007-03-09 2008-03-06 Membrane electrode assembly, method for manufacturing the same, and fuel cell including the same
CA2624336A CA2624336C (en) 2007-03-09 2008-03-06 Membrane electrode assembly, method for manufacturing the same, and fuel cell including the same

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007060911 2007-03-09
JP2007060911 2007-03-09
JP2008025700A JP5274037B2 (ja) 2007-03-09 2008-02-05 膜電極接合体、燃料電池および膜電極接合体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008258142A JP2008258142A (ja) 2008-10-23
JP5274037B2 true JP5274037B2 (ja) 2013-08-28

Family

ID=39962364

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008025700A Expired - Fee Related JP5274037B2 (ja) 2007-03-09 2008-02-05 膜電極接合体、燃料電池および膜電極接合体の製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5274037B2 (ja)
CN (1) CN101262065B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10665879B2 (en) 2016-09-30 2020-05-26 Lg Chem, Ltd. Solid oxide fuel cell

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4883072B2 (ja) 2008-10-03 2012-02-22 パナソニック株式会社 電子部品実装システム
JP5442481B2 (ja) 2009-03-30 2014-03-12 三洋電機株式会社 複合膜、燃料電池および複合膜の作製方法
TW201251188A (en) 2011-03-14 2012-12-16 Sanyo Electric Co Fuel battery and method for manufacturing the same
JP6212155B2 (ja) * 2016-03-18 2017-10-11 本田技研工業株式会社 燃料電池用膜電極接合体の製造方法
JP6212154B2 (ja) * 2016-03-18 2017-10-11 本田技研工業株式会社 燃料電池用膜電極接合体の製造方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001085033A (ja) * 1999-09-17 2001-03-30 Isuzu Motors Ltd 電気化学反応セルおよび該電気化学反応セルの製造方法
JP4514027B2 (ja) * 2003-04-14 2010-07-28 パナソニック株式会社 燃料電池セル、および燃料電池
JP2005174770A (ja) * 2003-12-11 2005-06-30 Nec Corp 燃料電池
JP2006278237A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Toyota Motor Corp 膜・電極接合体及びこれを備えた燃料電池並びに電解質膜の製造方法
JP2006210357A (ja) * 2006-03-24 2006-08-10 Sanyo Electric Co Ltd 液体燃料直接供給型燃料電池

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10665879B2 (en) 2016-09-30 2020-05-26 Lg Chem, Ltd. Solid oxide fuel cell

Also Published As

Publication number Publication date
CN101262065A (zh) 2008-09-10
JP2008258142A (ja) 2008-10-23
CN101262065B (zh) 2012-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2624336C (en) Membrane electrode assembly, method for manufacturing the same, and fuel cell including the same
EP1962358B1 (en) Fuel cell stack and fuel cell system having the same
CN100377402C (zh) 具有改进的冷却结构的电池堆及其燃料电池系统
US8043389B2 (en) Fuel cell heat recovering reformer and system
JP5274037B2 (ja) 膜電極接合体、燃料電池および膜電極接合体の製造方法
JP2012513074A (ja) 直接型水素化ホウ素ナトリウム燃料電池の製造及び統合の方法
US7491454B2 (en) All-in-one type hybrid fuel cell system
JP2017512357A (ja) セルシステムに関する組立方法及び配置
KR100627334B1 (ko) 연료전지용 개질기 및 이를 포함하는 연료 전지 시스템
EP1995814B1 (en) Fuel cell stack
US20110039187A1 (en) Manufacturing Method of Solid Oxide Fuel Cell
JP2005276811A (ja) 燃料電池システム及びこれに用いられるスタック
KR100658289B1 (ko) 가열기체 유입부를 갖는 분리판 및 이를 구비한 연료전지시스템
JP2006286259A (ja) 発電装置及び加湿装置
KR100560495B1 (ko) 연료 전지 시스템의 개질기 및 이를 채용한 연료 전지시스템
JP2005340210A (ja) 燃料電池システム及びスタック
JP2009211891A (ja) 燃料電池及びその排水方法
US7727648B2 (en) Non-reactive fuel dissolution apparatus and fuel cell system having the same
KR100639012B1 (ko) 연료전지용 일산화탄소 저감기 및 이를 구비한 연료전지 시스템
KR100673746B1 (ko) 연료전지용 세퍼레이터, 이를 채용한 스택 및 연료전지
KR100599687B1 (ko) 연료 전지 시스템 및 이에 사용되는 개질기
JP2006244986A (ja) 燃料電池システム
KR100560442B1 (ko) 연료 전지 시스템
KR100599773B1 (ko) 휴대형 전자기기용 연료 전지 시스템
JP2010055815A (ja) 燃料カートリッジ、燃料電池および電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130205

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130327

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130416

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130514

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees