JP5273823B2 - ダイキャスト装置及びダイキャスト方法 - Google Patents

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本発明は、非晶質相を有する成形品を成形するダイキャスト装置及びダイキャスト方法に関する。
従来、特定の合金群を100℃/s以下の冷却速度で冷却した場合であっても、特定の合金群がガラス遷移して非晶質な金属材料(金属ガラス)となることが知られている(例えば、非特許文献1)。金属ガラスは、高強度、低ヤング率及び高弾性限という非晶質特性を有しており、金属ガラスを構造部材として広く用いることが期待されている。
金属ガラスの製造方法としては、水焼入れ法、アーク溶解法、金型鋳造法、高圧射出成形法、吸引鋳造法、型締め鋳造法や回転ディスク製線法等が挙げられる。また、これらの方法を用いると、大型形状の金属ガラス(バルク金属ガラス)を製造することができることが知られている(非特許文献2)。
上述したように、金属ガラスを構造部材として広く用いることが期待されており、構造部材の形状は、一般的に凹凸を含む複雑な形状であることが多い。上述した各方法では、金属材料が複雑な形状に成形されない場合、又は、金属材料が複雑な形状に成形されても、金属材料が非晶質とならない場合があった。
一方、金属材料を複雑な形状に成形する方法として、軽金属を成形する際に一般的に用いられる高圧ダイキャスト法が知られている。また、高圧ダイキャスト法は、加熱された金属材料(溶湯)の射出方向に応じて、水平式高圧ダイキャスト法と鉛直(垂直)式高圧ダイキャスト法とに分類される。
具体的には、水平式高圧ダイキャスト法は、ダイキャスト装置の高さを低く抑えることができ、ダイキャスト装置の構造が簡易でダイキャスト装置の故障も少ないため、軽金属を成形する高圧ダイキャスト法の主流となっている。なお、水平式高圧ダイキャスト法では、スリーブ内の雰囲気が大気雰囲気である場合には、溶湯(金属材料)を射出する際に空気(大気)が巻き込まれやすいため、エアーベントや真空排気装置によってスリーブ内の空気を排気してから溶湯を射出することが一般的である。また、水平式高圧ダイキャスト法では、プランジャーを低速で移動させることによって、スリーブ内の空気を排気するとともに、スリーブ内を溶湯(金属材料)で満たしてからプランジャーを高速で移動させて、溶湯を射出することも行われている(非特許文献3)。
一方、鉛直式高圧ダイキャスト法では、溶湯(金属材料)とスリーブとの接触面積、溶湯とスリーブ内の空気(大気)との接触面積が小さい。従って、鉛直式高圧ダイキャスト法によれば、薄肉で表面性状がよい成形品を成形しやすい。
この鉛直式ダイキャスト法の代表例として、50MPa〜200MPaの高圧を溶湯に加えた状態で、溶湯を凝固させる溶湯鍛造法(スクイーズ・ダイキャスト法)が挙げられる。溶湯鍛造法によれば、薄肉で表面性状がよい成形品を成形することができるが、溶湯に加える圧力が全体に加わるような形状を有する単純な成形品しか成形することができない。また、溶湯鍛造法では、高圧が加えられるため、金型が損傷しやすかった。従って、溶湯鍛造法は、特殊な成形品を成形する場合にのみ用いられる(例えば、非特許文献4)。
さらに、溶解室の周囲をハウジングで覆うとともに、ハウジング内を真空にすることによって、金属材料(Zu−Cu−Ni−Be)に熱を加える際に金属材料が酸化することを防ぐ方法(真空ダイキャスト方法)も提案されている(例えば、特許文献1)。この真空ダイキャスト法によれば、非晶質相が全体の50%以上となる成形品を成形することができる。
特開平11−285801号公報
「月刊機能材料」、シーエムシー出版、2002年6月号、Vol.22、No.6、P.5〜P.9 「月刊機能材料」、シーエムシー出版、2002年6月号、Vol.22、No.6、P.26〜P.31 大中逸雄、外1名、「溶融加工学」、コロナ社、1987年9月、P.119〜P.120 大中逸雄、外1名、「溶融加工学」、コロナ社、1987年9月、P.120〜P.122
しかしながら、上述した従来技術(水平式ダイキャスト法、鉛直式ダイキャスト法及び真空ダイキャスト方法)では、溶湯(金属材料)が溶解炉からスリーブ内に流し込まれる際に、溶湯の温度が低下してしまい、不均一な核が生成されてしまう場合があった。すなわち、上述した従来技術では、成形品に結晶が混在してしまい、成形品に含まれる非晶質相の比率を高めることが難しかった。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、成形品に含まれる非晶質相の比率を高めることが可能なダイキャスト装置及びダイキャスト方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、鉛直方向に延びるスリーブ(スリーブ104)と、スリーブ内を鉛直方向上方に移動するプランジャー(プランジャーチップ105、補強部材106及び射出用ロッド107)と、スリーブの上側に配置される金型(下金型109及び上金型110)と、プランジャー上に配置される金属材料を加熱して、金属材料を溶解させる金属材料加熱部(スリーブヒータ113)とをダイキャスト装置が備えることを要旨とする。
かかる特徴によれば、金属材料加熱部が、プランジャー上に配置される金属材料を加熱して、金属材料を溶解させることにより、溶解炉から金属材料(溶湯)をスリーブ内に流し込む必要がなく、ダイキャスト装置は、溶湯の温度低下を抑制することができる。
また、金型が、鉛直方向に延びるスリーブの上側に配置され、プランジャーが、スリーブ内を鉛直方向上方に移動することにより、ダイキャスト装置は、金属材料(溶湯)がスリーブ内に接地する面積を小さくすることができ、溶湯の温度低下を抑制することができる。
すなわち、ダイキャスト装置は、成形品に含まれる非晶質相の比率を高めることができる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴において、スリーブ、金型及び金属材料加熱部を覆って、スリーブ、金型及び金属材料加熱部を含む空間を閉空間(閉空間115a)とするケース部材(ケース部材115)と、閉空間の内側から閉空間の外側に連通する連通管(連通管114)とをダイキャスト装置がさらに備えることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第1の特徴又は第2の特徴において、金型が、上金型(上金型110)と下金型(下金型109)とによって上下方向に分割され、上金型及び下金型が、水平方向に延びるダイキャビティ(ダイキャビティ117)を形成することを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、本発明の第3の特徴において、上金型及び下金型が、鉛直方向に延びるスリーブの中心線に関して、互いに対称な複数のキャビティ(第1キャビティ117a及び第2キャビティ117b)を形成することを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、本発明の第1の特徴乃至第4の特徴において、プランジャーが、プランジャーの上端にプランジャーチップ(プランジャーチップ105)を有し、スリーブ及びプランジャーチップが、黒鉛によって構成されることを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、本発明の第1の特徴乃至第5の特徴において、プランジャーが、プランジャーの上端にプランジャーチップを有し、スリーブの内壁とプランジャーチップとの間の距離が、0.01mm以下であることを要旨とする。
本発明の第7の特徴は、本発明の第1の特徴乃至第6の特徴において、プランジャーが、0.1m/秒〜2m/秒の速度でスリーブ内を鉛直方向上方に移動することを要旨とする。
本発明の第8の特徴は、本発明の第1の特徴乃至第7の特徴において、プランジャーが、5MPa〜50MPaの圧力を金属材料に加えることを要旨とする。
本発明の第9の特徴は、本発明の第1の特徴乃至第8の特徴において、150℃〜250℃の範囲内に金型の温度を保つ金型加熱部(金型ヒータ116)をダイキャスト装置がさらに備えることを要旨とする。
本発明の第10の特徴は、本発明の第1の特徴乃至第9の特徴において、金型が、20W/m・K〜120W/m・Kの熱伝導率を有する金属によって構成されることを要旨とする。
本発明の第11の特徴は、本発明の第1の特徴乃至第10の特徴において、金属材料が、Zr基又はTi基を含むことを要旨とする。
本発明の第12の特徴は、スリーブ内に配置された金属材料を加熱して、金属材料を溶解させる溶解工程と、溶解工程で溶解された金属材料である溶湯を鉛直方向上方に押出して、溶湯をキャビティ内に射出する射出工程と、キャビティ内で溶湯を冷却する固化工程とを含むことを要旨とする。
本発明の第13の特徴は、本発明の第12の特徴において、射出工程が、0.1m/秒〜2m/秒の速度で溶湯を鉛直方向上方に射出する工程を含むことを要旨とする。
本発明の第14の特徴は、本発明の第12の特徴又は第13の特徴において、射出工程が、5MPa〜50MPaの圧力を溶湯に加える工程を含むことを要旨とする。
本発明の第15の特徴は、本発明の第12の特徴乃至第14の特徴において、150℃〜250℃の範囲内に金型の温度を保つ工程をダイキャスト方法がさらに含むことを要旨とする。
本発明によれば、成形品に含まれる非晶質相の比率を高めることが可能なダイキャスト装置及びダイキャスト方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るダイキャスト装置100を示す図である。 本発明の一実施形態に係るプランジャーチップ105の周辺を拡大した図である。 本発明の一実施形態に係る成形品300を示す図である。 本発明の一実施形態に係るダイキャスト方法のフロー図である。 本発明の一実施例に係る非晶質度合いを判定する基準を示す図である。 成形品のXRD−Profileの一例を示す図である。 比較例に係る成形品の品質を示す図である。 本発明の一実施例に係る成形品300の品質を示す図である。
[実施形態]
(本発明の一実施形態に係るダイキャスト装置)
以下において、本発明の一実施形態に係るダイキャスト装置について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るダイキャスト装置100を示す図である。
図1に示すように、ダイキャスト装置100は、台座部101と、支柱102(支柱102a及び支柱102b)と、スリーブ支持部103と、スリーブ104と、プランジャーチップ105と、補強部材106と、射出用ロッド107と、射出用シリンダー108と、下金型109と、上金型110と、型締め用ロッド111と、型締め用シリンダー112と、スリーブヒータ113(スリーブヒータ113a及びスリーブヒータ113b)と、連通管114と、ケース部材115と、金型ヒータ116(金型ヒータ116a及び金型ヒータ116b)とを有する。
また、下金型109と上金型110との間には、上金型110が型締めされることによって、成形品(後述する成形品300)を製造するためのダイキャビティ117が形成される。さらに、プランジャーチップ105上には、成形品300の材料(金属材料200)が配置される。なお、金属材料200(成形品300)は、Zr基又はTi基を含む合金である。
台座部101は、板状の形状を有し、台座部101上には、鉛直方向に延びる複数の支柱102、スリーブ104やスリーブヒータ113等を覆うケース部材115が設けられる。
支柱102は、鉛直方向に延びる形状を有し、台座部101上に設けられる。また、支柱102は、スリーブ支持部103や金型(下金型109及び上金型110)を支える。
スリーブ支持部103は、支柱102によって支えられ、下金型109に接合される。また、スリーブ支持部103は、スリーブ支持部103と下金型109との間でスリーブ104を支持する。
スリーブ104は、黒鉛によって構成され、鉛直方向に延びる形状を有する。また、スリーブ104は、プランジャーが上下に移動するプランジャー通路を内部に有する。なお、プランジャーは、プランジャーチップ105、補強部材106及び射出用ロッド107によって構成され、スリーブ104内を鉛直方向に移動して、ダイキャビティ117内に金属材料200を射出する部材である。
プランジャーチップ105は、黒鉛によって構成され、プランジャーチップ105上には、金属材料200が配置される。
ここで、スリーブ104及びプランジャーチップ105の材質として黒鉛を選択した理由は、スリーブヒータ113によって溶解された金属材料200(溶湯)とプランジャーチップ105とが反応することなく、適切な熱伝導率を維持するためである。また、適切な熱伝導率を維持することによって、金属材料200を射出する速度(射出速度)を抑えて、金属材料200の層流を維持するためである。さらに、黒鉛が有する摺動性によって、スリーブ104の内壁(後述する内壁104a)とプランジャーチップ105との距離(クリアランス)を小さくするためである。
補強部材106は、金属材料200に圧力を加える際に、射出用ロッド107が破損しないように、射出用ロッド107を補強する部材である。また、補強部材106上には、プランジャーチップ105が補強部材106に接合せずに静置されている。
射出用ロッド107の上端は、補強部材106に接合され、射出用ロッド107の下端は射出用シリンダー108内に収容される。また、射出用ロッド107は、スリーブ104内(プランジャー通路)を上下方向に移動する。
射出用シリンダー108は、射出用ロッド107を鉛直方向に移動させるシリンダー(例えば、油圧式シリンダー)である。具体的には、射出用シリンダー108は、射出用ロッド107を鉛直方向上方に移動させることによって、プランジャーチップ105上に配置される金属材料200を鉛直方向上方に押出すとともに、ダイキャビティ117内に金属材料200(溶湯)を射出する。
ここで、射出用シリンダー108は、0.1m/秒〜2m/秒の速度で射出用ロッド107を鉛直方向上方に移動させる。すなわち、金属材料200を射出する速度(射出速度)は、0.1m/秒〜2m/秒の範囲内である。
射出速度を0.1m/秒〜2m/秒の範囲内とした理由は、射出速度が遅すぎることに起因して、スリーブヒータ113によって溶解された金属材料200(溶湯)がスリーブ104内で固化することを防止するとともに、射出速度が大きすぎることに起因して、スリーブ104内で溶湯の乱流が生じることを防ぐためである(溶湯の層流を維持するためである)。
また、射出用シリンダー108は、5MPa〜50MPaの圧力がスリーブヒータ113によって溶解された金属材料200(溶湯)に加わるように、射出用ロッド107を鉛直方向上方に移動させる。すなわち、金属材料200(溶湯)に加える圧力(プランジャー圧力)は、5MPa〜50MPaの範囲内である。
金属材料200(溶湯)に加える圧力(プランジャー圧力)を5MPa〜50MPaの範囲内とした理由は、ダイキャビティ117内を金属材料200(溶湯)で十分に満たすとともに、金型(下金型109及び上金型110)に加わる圧力を軽減するためである。
下金型109及び上金型110は、金属材料200を成形する金型を構成する。具体的には、下金型109及び上金型110は、上述したように、上金型110が型締めされることによって、ダイキャビティ117を形成する。
ここで、下金型109及び上金型110は、20W/m・K〜120W/m・Kの熱伝導率を有する金属(合金を含む)によって構成される。
金型の熱伝導率を20W/m・K〜120W/m・Kとした理由は、金型の熱伝導率を20W/m・K以上とすることによって、金型の温度調節を容易にするとともに、金型の熱伝導率を120W/m・K以下とすることによって、金型がすぐに冷えてしまうことに起因して、金属材料200(溶湯)が金型内で固化することを防止するためである。
型締め用ロッド111の上端は、型締め用シリンダー112内に収容され、型締め用ロッド111の下端は、上金型110に接合される。また、型締め用ロッド111は、上下方向に移動する。
型締め用シリンダー112は、型締め用ロッド111を上下に移動させるシリンダー(例えば、油圧式シリンダー)である。具体的には、型締め用シリンダー112は、型締め用ロッド111を下方に移動させることによって、上金型110を下金型109に型締めする。
スリーブヒータ113は、スリーブ104内に配置される金属材料200(プランジャーチップ105上に配置される金属材料200)を1200℃に加熱して、金属材料200を溶解させる。なお、スリーブヒータ113は、高周波コイルやYAGレーザ等によって構成される。
連通管114は、台座部101とケース部材115とによって形成される閉空間115aの内側から閉空間115aの外側に連通する。また、連通管114は、真空排気装置(不図示)等によって閉空間115a内の空気(大気)を排気する際に用いられる。
なお、連通管114は、閉空間115a内の空気を排気するためだけではなく、閉空間115a内の空気(大気)を不活性ガスと置換するために用いられてもよい。
ケース部材115は、スリーブ104、金型(下金型109及び上金型110)、プランジャーチップ105、スリーブヒータ113及び金型ヒータ116を覆って、これらを含む空間を閉空間115aとする部材である。具体的には、ケース部材115は、台座部101上に設けられ、台座部101とともに閉空間115aを形成する。
なお、本実施形態において、閉空間115aは、台座部101とケース部材115とによって形成されるが、これに限定されるものではなく、ケース部材115のみによって形成されてもよい。
金型ヒータ116は、金型(下金型109及び上金型110)を加熱して、下金型109及び上金型110の温度を150℃〜250℃の範囲内に保つ。なお、金型ヒータ116は、電気炉、高周波コイルやYAGレーザ等によって構成される。また、金型ヒータ116は、必ずしも金型の外部に設けられている必要はなく、金型の内部に挿入されるカートリッジヒータであってもよい。
ここで、金型(下金型109及び上金型110)の温度を150℃〜250℃の範囲内に保つこととした理由は、金型の温度が低すぎることに起因して、金属材料200(溶湯)がダイキャビティ117に満たされる前に固化してしまうことを防止するとともに、金型の温度が高すぎることに起因して、金属材料200(溶湯)の固化が進まないことを防止するためである。
ダイキャビティ117は、上金型110が型締めされることによって、下金型109及び上金型110によって形成される空間である。また、ダイキャビティ117内には、プランジャーによって金属材料200が射出され、ダイキャビティ117の形状に応じて金属材料200が成形される。さらに、ダイキャビティ117は、水平方向に延びる形状を有している。
このように、下金型109と上金型110とによって金型が構成され、下金型109及び上金型110が水平方向に延びるダイキャビティ117を形成することとした理由は、ダイキャビティ117が鉛直方向に延びる形状である場合に比べて、ダイキャビティ117内に射出された溶湯が、重力に逆らうことなく、均一な流れとなるためである。
図2は、本発明の一実施形態に係るプランジャーチップ105の周辺を拡大した図である。図2に示すように、スリーブ104の内壁104aとプランジャーチップ105との間の距離(距離c1、距離c2)は、0.01mm以下である。すなわち、プランジャーチップ105の外径aとスリーブ104の内径bとの間の片側の寸法公差(クリアランス;すなわち、半径方向の間隙)は、0.01mm以下である。
また、下金型109及び上金型110は、上金型110が下金型109に型締めされることによって、水平方向に延びる形状を有するダイキャビティ117を形成する。また、下金型109及び上金型110は、鉛直方向に延びるスリーブ104の中心線104bに関して、互いに対称な複数のキャビティ(第1キャビティ117a及び第2キャビティ117b)を形成する。
ここで、第1キャビティ117a及び第2キャビティ117bが、鉛直方向に延びるスリーブ104の中心線104bに関して、互いに対称となるようにした理由は、ダイキャビティ117内に射出された溶湯の流れも中心線104bに関して互いに対称となり、非晶質相の比率が高い複数の成形品300を効率よく成形するためである。
(本発明の一実施形態に係る成形品)
以下において、本発明の一実施形態に係る成形品について、図面を参照しながら説明する。図3は、本発明の一実施形態に係る成形品300を示す図である。
図3に示すように、成形品300は、上述したダイキャビティ117の形状に応じて、Zr基又はTi基を含む合金である金属材料200から成形される。具体的には、成形品300は、水平方向に延びる第1キャビティ117aの形状に応じて成形される部分である第1成形部300aと、水平方向に延びる第2キャビティ117bの形状に応じて成形される部分である第2成形部300bとを有する。
(本発明の一実施形態に係るダイキャスト方法)
以下において、本発明の一実施形態に係るダイキャスト方法について、図面を参照しながら説明する。図4は、本発明の一実施形態に係るダイキャスト方法のフロー図である。
図4に示すように、ステップ101において、プランジャーチップ105上に金属材料200が配置される。
ステップ102において、ダイキャスト装置100は、上述した連通管114を通じて、閉空間115a内の空気(大気)を排気して、閉空間115a内を真空状態とする。
ステップ103において、ダイキャスト装置100は、型締め用ロッド111を下方に移動させることによって、上金型110を下金型109に型締めする。
ステップ104において、ダイキャスト装置100は、スリーブヒータ113によって金属材料200を1200℃に加熱して、プランジャーチップ105上で金属材料200を溶解させる。
ステップ105において、ダイキャスト装置100は、プランジャーチップ105を鉛直方向上方に移動させることによって、金属材料200(溶湯)を鉛直方向上方に射出する。ここで、ダイキャスト装置100は、0.1m/秒〜2m/秒の速度で金属材料200(溶湯)を射出する。
ステップ106において、ダイキャスト装置100は、ダイキャビティ117内に射出された金属材料200(溶湯)に圧力を加える。ここで、ダイキャスト装置100は、5MPa〜50MPaの圧力を金属材料200(溶湯)に加える。
ステップ107において、ダイキャスト装置100は、ダイキャビティ117内に射出された金属材料200(溶湯)を冷却して、金属材料200(溶湯)を固化させる。ここで、ダイキャスト装置100は、金型(下金型109及び上金型110)の温度を150℃〜250℃の範囲内に保っている。
ステップ108において、ダイキャスト装置100は、連通管114を通じて、閉空間115a内に大気が導入され(リーク処理)、閉空間115a内を大気圧に戻す。
ステップ109において、ダイキャスト装置100は、型締め用ロッド111を上方に移動させることによって、上金型110を下金型109から型開きする。
ステップ110において、ダイキャビティ117内で成形された成形品300が取り出される。
(本発明の一実施形態に係るダイキャスト装置の作用及び効果)
本発明の一実施形態に係るダイキャスト装置100によれば、スリーブヒータ113が、プランジャー(プランジャーチップ105)上に配置される金属材料200を加熱して、金属材料200を溶解させることにより、ダイキャスト装置100は、溶解炉から金属材料200(溶湯)をスリーブ104内に流し込む必要がなく、溶湯の温度低下を抑制することができる。
すなわち、ダイキャスト装置100は、成形品300に含まれる非晶質相の比率を高めることができる。
また、ケース部材115が、スリーブ104、下金型109、上金型110及びスリーブヒータ113を覆って、これらを含む空間を閉空間115aとし、連通管114が、閉空間115aの内側から閉空間115aの外側に連通することにより、ダイキャスト装置100は、閉空間115a内の空気(大気)を排気して閉空間115a内を真空状態とすること、閉空間115a内の空気(大気)を不活性ガスと置換することができる。
すなわち、ダイキャスト装置100は、金属材料200を溶解させる際に、金属材料200の酸化を抑制することができる。
さらに、下金型109及び上金型110が、水平方向に延びる形状を有するダイキャビティ117を形成することにより、ダイキャビティが鉛直方向に延びる形状である場合に比べて、ダイキャビティ117内に射出された溶湯を均一な流れとすることができる。
すなわち、ダイキャスト装置100は、溶湯の流れが不均一となることに起因する結晶化の進展を抑制し、成形品300に含まれる非晶質相の比率を高めることができる。
また、下金型109及び上金型110が、鉛直方向に延びるスリーブ104の中心線104bに関して、互いに対称となる第1キャビティ117a及び第2キャビティ117bを形成することにより、ダイキャビティ117内に射出された溶湯の流れが中心線104bに関して互いに対称となり、ダイキャスト装置100は、非晶質相の比率が高い複数の成形品300を効率よく成形することができる。
さらに、プランジャー(射出用ロッド107及びプランジャーチップ105)が、0.1m/秒〜2m/秒の速度でスリーブ104内を鉛直方向上方に移動することによって、ダイキャスト装置100は、スリーブ内で溶解された金属材料200(溶湯)の乱流を抑制しながら(すなわち、溶湯の層流を維持しながら)、溶湯を射出することができる。
また、プランジャー(射出用ロッド107及びプランジャーチップ105)が、ダイキャビティ117内に射出された金属材料200(溶湯)に5MPa〜50MPaの圧力を加えることにより、ダイキャスト装置100は、ダイキャビティ117内を溶湯で十分に満たすことができるとともに、金型(下金型109及び上金型110)に加わる圧力を抑制することができる。
さらに、金型ヒータ116が、金型(下金型109及び上金型110)の温度を150℃〜250℃の範囲内に保つことにより、ダイキャスト装置100は、金型の温度が低すぎて金属材料200(溶湯)がダイキャビティ117に満たされる前に固化してしまうことを防止するとともに、金型の温度が高すぎて金属材料200(溶湯)の固化が進まないことも防止することができる。
また、金型(下金型109及び上金型110)の熱伝導率が20W/m・K〜120W/m・Kであることにより、金型の温度調節を容易にするとともに、金属材料200(溶湯)が金型内で固化することを防止することができる。
さらに、スリーブ104及びプランジャーチップ105の材質として黒鉛を選択することにより、スリーブヒータ113によって溶解された金属材料200(溶湯)とプランジャーチップ105とが反応することなく、ダイキャスト装置100は、適切な熱伝導率を維持することができる。また、ダイキャスト装置100は、適切な熱伝導率を維持することによって、金属材料200を射出する速度(射出速度)を抑えて、金属材料200の層流を維持することができる。さらに、黒鉛が有する摺動性によって、スリーブ104の内壁(後述する内壁104a)とプランジャーチップ105との間の片側の距離(c1、c2)を0.01mm以下とすることができる。
また、スリーブ104の内壁104aとプランジャーチップ105との間の片側の距離(c1、c2)が0.01mm以下であることにより、スリーブ104が鉛直方向に延びる形状を有している場合であっても、金属材料200(溶湯)が下方に漏れることを抑制することができる。
[実施例]
以下において、本発明の一実施例について、図面を参照しながら説明する。最初に、本発明の一実施例に係る非晶質度合いを判定する基準(判定基準)について、図面を参照しながら説明する。図5は、本発明の一実施例に係る非晶質度合いを判定する判定基準を示す図である。
図5に示すように、X線回析法(XRD法;X−Ray Diffractometer法)による測定結果(XRD−Profile)及び成形品の強度(Toughness)を判定基準とした。具体的には、XRD−profileで鋭いピークが生じておらず、Toughnessが130KJ/m2よりも大きい成形品については“G5”と判定した。一方、XRD−profileで鋭いピークが生じており、Toughnessが70KJ/m2未満である成形品については“G0”と判定した。
次に、XRD−Profileの一例について図面を参照しながら説明する。図6(a)は、“G0”と判定される成形品のXRD−Profileを示す図であり、図6(b)は、“G5”と判定される成形品のXRD−Profileを示す図である。
図6(a)に示すように、XRD−Profileで鋭いピークが生じている成形品については、上述した判定基準に従って、非晶質度合いが最も低い“G0”と判定される。一方、図6(b)に示すように、XRD−Profileで鋭いピークが生じていない成形品については、上述した判定基準に従って、非晶質度合いが最も高い“G5”と判定される。
次に、比較例に係る成形品の品質について、図面を参照しながら説明する。図7は、比較例に係る成形品の品質を示す図である。なお、具体的には、比較例では、Zr(55%)−Cu(30%)−Al(10%)−Ni(5%)の合金を1200℃で溶解した後に、溶解した合金(溶湯)をスリーブ内に流し込み、溶湯をキャビティ内に射出した。
図7に示すように、スリーブ内の雰囲気が大気雰囲気である場合(比較例2)、スリーブとプランジャーチップとの寸法公差(クリアランス)が大きい場合(比較例4)、プランジャーによる溶湯の射出速度が遅い場合(比較例5)には、成形品を成形することができなかった。
また、スリーブ及びブランジャーチップの材質をダイス鋼とした場合(比較例3)、プランジャーによって溶湯に加える圧力(プランジャー圧力)が小さい場合(比較例7)、金型の温度が適切でない場合(比較例9及び比較例10)、金型の熱伝導率が高すぎる場合(比較例11)には、成形品の外観品質が不良となった。
さらに、溶湯を射出する方向が水平方向である場合(比較例1及び比較例12)、プランジャーによって溶湯を射出する速度(射出速度)が速過ぎる場合(比較例6)には、成形品が非晶質とならなかった。
また、比較例8では、成形品の外観品質が良好で、成形品が非晶質となったが、プランジャー圧力が70MPaと大きいため、金型に加わる圧力(負荷)が大きくなり、金型が損傷する可能性が高まってしまった。
このように、比較例1〜比較例12のように、金属材料(合金)を溶解してから、スリーブ内に流し込み、スリーブ内の溶湯を射出すると、金型に加わる圧力を抑えながら、外観品質が良好で非晶質相の比率が高い成形品を成形することができなかった。
最後に、本発明の一実施例に係る成形品300の品質について、図面を参照しながら説明する。図8は、本発明の一実施例に係る成形品300の品質を示す図である。なお、本発明の一実施例では、Zr(55%)−Cu(30%)−Al(10%)−Ni(5%)の合金をプランジャー上で1200℃に加熱して、合金を溶解した後に、溶解した合金(溶湯)をキャビティ内に射出した。
図8に示すように、実施例1〜実施例14では、金型に加わる圧力(プランジャー圧力)を抑えながら、外観品質が良好で非晶質相の比率が高い成形品を成形することができた。
100・・・ダイキャスト装置、101・・・台座部、102・・・支柱、103・・・スリーブ支持部、104・・・スリーブ、105・・・プランジャーチップ、106・・・補強部材、107・・・射出用ロッド、108・・・射出用シリンダー、109・・・下金型、110・・・上金型、111・・・型締め用ロッド、112・・・型締め用シリンダー、113・・・スリーブヒータ、114・・・連通管、115・・・ケース部材、116・・・金型ヒータ、117・・・ダイキャビティ、200・・・金属材料、300・・・成形品

Claims (15)

  1. 非晶質相を有する成形品を成形するダイキャスト装置であって、
    鉛直方向に延びるスリーブと、
    前記スリーブ内を鉛直方向上方に移動するプランジャーと、
    前記スリーブの上側に配置される金型と、
    前記プランジャー上に配置される金属材料を加熱して、前記金属材料を溶解させる金属材料加熱部と
    を備え、
    前記金型は、前記スリーブに通じるダイキャビティを内部に有し、
    前記ダイキャビティは、全体形状が水平方向に延びる板状のキャビティである
    ことを特徴とするダイキャスト装置。
  2. 前記スリーブ、前記金型及び前記金属材料加熱部を覆って、前記スリーブ、前記金型及び前記金属材料加熱部を含む空間を閉空間とするケース部材と、
    前記閉空間の内側から前記閉空間の外側に連通する連通管と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のダイキャスト装置。
  3. 前記金型は、上金型と下金型とによって上下方向に分割され、
    前記上金型及び前記下金型は、前記ダイキャビティを形成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のダイキャスト装置。
  4. 前記ダイキャビティは、鉛直方向に延びる前記スリーブの中心線に関して、互いに対称な複数のキャビティによって形成されていることを特徴とする請求項3に記載のダイキャスト装置。
  5. 前記プランジャーは、前記プランジャーの上端にプランジャーチップを有し、
    前記スリーブ及び前記プランジャーチップは、黒鉛によって構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のダイキャスト装置。
  6. 前記プランジャーは、前記プランジャーの上端にプランジャーチップを有し、
    前記スリーブの内壁と前記プランジャーチップとの間の距離は、0.01mm以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のダイキャスト装置。
  7. 前記プランジャーは、0.1m/秒〜2m/秒の速度で前記スリーブ内を鉛直方向上方に移動することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のダイキャスト装置。
  8. 前記プランジャーは、5MPa〜50MPaの圧力を前記金属材料に加えることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のダイキャスト装置。
  9. 150℃〜250℃の範囲内に前記金型の温度を保つ金型加熱部をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のダイキャスト装置。
  10. 前記金型は、20W/m・K〜120W/m・Kの熱伝導率を有する金属によって構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載のダイキャスト装置。
  11. 前記金属材料は、Zr基又はTi基を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載のダイキャスト装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれかに記載のダイキャスト装置を利用するダイキャスト方法であって、
    前記スリーブ内の前記プランジャ上に配置された金属材料を加熱して、前記金属材料を溶解させる溶解工程と、
    前記溶解工程で溶解された前記金属材料である溶湯を鉛直方向上方に押出して、前記溶湯を前記ダイキャビティ内に射出する射出工程と、
    前記ダイキャビティ内で前記溶湯を冷却する固化工程と
    を含むことを特徴とするダイキャスト方法。
  13. 前記射出工程は、0.1m/秒〜2m/秒の速度で前記溶湯を鉛直方向上方に射出する工程を含むことを特徴とする請求項12に記載のダイキャスト方法。
  14. 前記射出工程は、5MPa〜50MPaの圧力を前記溶湯に加える工程を含むことを特徴とする請求項12又は請求項13に記載のダイキャスト方法。
  15. 150℃〜250℃の範囲内に前記金型の温度を保つ工程をさらに含むことを特徴とする請求項12乃至請求項14のいずれかに記載のダイキャスト方法。
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