JP5273606B2 - 光帰還型光検出器 - Google Patents

光帰還型光検出器 Download PDF

Info

Publication number
JP5273606B2
JP5273606B2 JP2008307466A JP2008307466A JP5273606B2 JP 5273606 B2 JP5273606 B2 JP 5273606B2 JP 2008307466 A JP2008307466 A JP 2008307466A JP 2008307466 A JP2008307466 A JP 2008307466A JP 5273606 B2 JP5273606 B2 JP 5273606B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photodetector
light
light emitting
operational amplifier
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008307466A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010135389A (ja
Inventor
誠 秋葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Institute of Information and Communications Technology
Original Assignee
National Institute of Information and Communications Technology
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by National Institute of Information and Communications Technology filed Critical National Institute of Information and Communications Technology
Priority to JP2008307466A priority Critical patent/JP5273606B2/ja
Publication of JP2010135389A publication Critical patent/JP2010135389A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5273606B2 publication Critical patent/JP5273606B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Light Receiving Elements (AREA)
  • Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)
  • Led Devices (AREA)

Description

この発明は、電荷蓄積型の光電変換素子を用いて構成し、蓄積電荷が所定の値を超えた時に、予め決められた値になるまで、その蓄積電荷を光帰還回路を通じて自動的に放電あるいは中和することで、継続して微弱光の検出を高感度に行う光帰還型光検出器に関している。
微弱光を検出するための光検出器として、これまでは、例えば、アバランシェフォトダイオード(APD)、光電子増倍管(PMT)あるいはCCDカメラなどが使われて来た。しかしながら、例えばナノテクノロジーの分野やDNA、環境ホルモンなどを扱う生物・化学の最先端の分野では、さらに高感度の光検出が必要とされている。また、上記の光検出器にはその使用方法を制限する幾つかの問題点もある。
本発明の微弱光検出器は、これを使用することにより上記の光検出器よりも高感度な光検出が実現できる。
既に、本発明の発明者は、特許文献1(特開2006−203050号公報)にて、極微弱光検出器および極微弱光撮像装置に関する発明を開示している。これを図6に示す。これは、低速電子を利用したAPD増倍素子を用いたものである。この回路では、増倍率が30以下となるようにバイアス電圧を調整したアバランシェフォトダイオード(APD)に、該APD内部で発生し、増倍されたキャリアを蓄積するための帰還容量素子を接続し、該帰還容量素子の電圧を読取用トランジスタのゲート電極に入力してそのトランジスタの出力を定期的に読み取り、また、読み取る度に該帰還容量素子の電圧を予め決められた電圧にリセット用半導体ダイオードを通じて再設定することによって、上記のAPDに照射される光の強度を検出している。
つまり、これまでのように著しいアバランシェ効果を起こすほど高速に加速した電子を使うのではなく、励起断面積が高くなる加速電圧の領域で、低速電子を使用する。一般に、励起散乱断面積は電子が低速になるほど増大するが、新たなキャリア電子を生成するために必要な一定以上の励起エネルギー以下になると急速に減少する。従って、電子速度に対する関数としての散乱断面積は、励起エネルギーの数倍程度の運動エネルギーになる速度のところでピークを持つ。この付近に電子速度が来るようにすれば、高い確率で電子は励起されることになり、光電子は確実に次のキャリア電子を生成する。こうして発生した電子もやはり低速にしかならないようにすれば、確実に更なるキャリア電子を発生させることになり増倍率の揺らぎは小さくなる。
また、特許文献1には、全過剰雑音係数が増倍率が30以下のときに、測定値は、計算値を下回っていることが記載されている。このためには、その増倍率が30以下となるようにAPDに印加するバイアス電圧を調整する旨記載されている。
また、本発明の発明者によって、特許文献1での開示では積分回路を構成する帰還容量素子に代わってフォトカプラを用いることで入力側と出力側との絶縁性を高めた微弱光検出器が特許文献2(特願2007−291848号)として出願されている。
上記の特許文献2の開示では、外部からのリセット制御信号によって、定期的に帰還容量素子を導通させるものである。このリセット制御信号は、また、リセットによって帰還容量素子の両極の電位差をゼロあるいはゼロ付近までリセットしてしまい、任意に設定できるものではなかった。
特開2006−203050号公報 特願2007−291848号
本発明の光帰還型光検出器では、特許文献2の発明に加えてまず、上記リセットを帰還容量素子の両極の電位差が予め設定した閾値を越えた瞬間に開始するようにする。これによって、リセットの頻度をできる限り抑制することができ、また、検出できる光強度のダイナミックレンジをより広くすることができる。さらに、リセット後の上記の電位差を任意の値に設定できるようにすることで、微弱光を検出する際に雑音の影響を受け易い電位差帯を避けて、検出精度を改善することができる。
上記のように本発明を適用することによって、光検出強度のダイナミックレンジをより広くすることができ、また、微弱光を検出する際の検出精度を改善することができる。
本発明は電荷蓄積型の光電変換素子を用いて構成した微弱光検出器であって、出力側から入力側への信号帰還をフォトカプラを用いて行なうことで入力側と出力側との絶縁性を高め、蓄積電荷が所定の値を超えた時に、予め決められた値になるまで、その蓄積電荷を光帰還回路を通じて自動的に放電あるいは中和することで、継続して微弱光の検出を高感度に行う光帰還型光検出器である。概略、検出しようとする光を照射する光検出器は第1光検出器で、上記の信号帰還の光検出器は第2光検出器、場合によっては第1光検出器である。このとき、回路構成は、次のようになる。つまり、第1光検出器と第2光検出器とは直列接続とし、この両端に予め決められたバイアス電圧を印加する。また、第1光検出器と第2光検出器との結節点の電位を演算増幅器の反転入力端子側に入力し、非反転入力端子を接地を含めた基準電位にする。つまり、上記の結節点は、それぞれ第1光検出器または第2光検出器を通して、それぞれのバイアス電圧供給源に接続する。ここで、第2光検出器は、リセット用に用いるので、上記の結節点に流入する電流は、第1光検出器と第2光検出器との場合で逆になるようにバイアス電圧や第1光検出器や第2光検出器の接続の向きを設定することが肝要である。上記演算増幅器の出力電圧をシュミットトリガの特性を持ったリセット制御回路を通して発光素子に印加して発光させる。このリセット制御回路は、記載の都合上、第1リセット制御回路とするが、これは閾値電圧がV1とV2間で2値論理の一方のレベルになる窓をもったものである。この発光素子からの発光を帰還光路を通じて第2光検出器に入力する。この構成によって、上記のように、検出しようとする入力光を第1光検出器に入力すると、第1光検出器の電極に光励起による電荷が蓄積しV2からV1に向かってドリフトする。従って、上記のようにV2で制限することで、上記演算増幅器の出力電圧を上記閾値V1とV2間に維持して入力光の強度を検出することができるようになる。
上記リセット制御回路としては、よく知られたシュミットトリガや、その他たとえば、第1、第2コンパレータと、リセットセットフリップフロップ(RS−FF)を用いて構成することができる。第1コンパレータは、上記演算増幅器の出力電圧が、上記閾値V1とV2間側から上記閾値V1を越える場合にセット信号を出力し、第2コンパレータは、上記演算増幅器の出力電圧が、上記閾値V1とV2間側から上記閾値V2を越える場合にリセット信号を出力する。また、上記RS−FFは、上記セット信号とリセット信号を入力して上記発光素子の制御信号を出力するようにしてもよい。
また、上記の光帰還型光検出器の構成に加えて、上記演算増幅器の出力電圧を入力し、シュミットトリガと同様な特性を持ち閾値電圧がV3とV4である第2リセット制御回路と、該第2リセット制御回路の出力を制御信号とする第2発光素子と、上記第2発光素子の光を第1光検出器に入力する帰還光路と、をさらに備える。ここで、V1とV2間の領域は、V3とV4間の領域とは共通領域を持ってもよい。上記演算増幅器の出力電圧が当初、V1とV4間の領域にあるようにする。より具体的には、例えば、接地電位より僅かに上にV1とV2間の領域を、それより僅かに下にV3とV4間の領域を設定する。このとき、第1シュミットトリガを動作させることで、上記閾値V1と以下に上記演算増幅器の出力電圧を維持することができる。同様に、第2シュミットトリガを動作させることで、上記演算増幅器の出力電圧を上記閾値V4以上に維持するようにすることができる。
上記第1あるいは第2リセット制御回路の少なくともどちらか一方は、第1、第2コンパレータと、リセットセットフリップフロップ(RS−FF)を備えたものでよい。より詳細に説明すると、まず、上記第1(あるいは第2)シュミットトリガは、第1、第2コンパレータと、リセットセットフリップフロップ(RS−FF)を備えたものとする。第1コンパレータは、上記演算増幅器の出力電圧が、上記閾値V1とV2(あるいはV3とV4)間側から上記閾値V1(あるいはV3)を越える場合にセット信号を出力し、第2コンパレータは、上記演算増幅器の出力電圧が、上記閾値V1とV2(あるいはV3とV4)間側から上記閾値V2(あるいはV4)を越える場合にリセット信号を出力するものである。また、上記RS−FFは、上記セット信号とリセット信号を入力して上記第1(あるいは第2)発光素子の制御信号を出力するものである。
上記の帰還光路には、自由空間、光ファイバ、あるいは平面導波器などを用いることができる。
また、例えば、第1光検出器と第2光検出器には、逆バイアス電圧が印加された半導体ダイオードを用いることができる。
第1光検出器は、例えば、光ダイオード検出素子、アバランシェフォトダイオード、光伝導型ダイオード、あるいは焦電型光検出素子である。
また、上記発光素子は、抵抗素子と直列接続された発光ダイオードで、上記リセット制御回路と予め決められた電位端子との間に接続する。
また、第1光検出器に感度が無く、かつ、第2光検出器に感度のある第1発光素子の発光スペクトル成分を第2光検出器に入力するようにすることで、第1発光素子からの光が漏れて第1光検出器に入射した場合の影響をなくすことができる。
以下の説明においては、同じ機能あるいは類似の機能をもった装置に、特別な理由がない場合には、同じ符号を用いるものとする。
図1は、本発明の光帰還型光検出器100の回路例を示す。検出しようとする微弱光は、光ファイバ8を通じて、第1光検出器1に入力される。第1光検出器1と第2光検出器2との直列接続回路の両端にバイアス電圧B1およびB2を印加して、予め決められた電位差が印加されるようにする。例えば、第1光検出器と第2光検出器には、逆バイアス電圧が印加された半導体ダイオードである。また、第1光検出器1と第2光検出器2との結節点の電位を演算増幅器5の反転入力(あるいは非反転)端子側に入力し、非反転(あるいは反転)入力端子を基準電位に接続する。この図では、基準電圧として接地電位を用いている。この演算増幅器の出力電圧を、例えばシュミットトリガと同様な働きをするリセット制御回路4に入力する。
この第1リセット制御回路4aは、閾電圧V1、V2を持つもので、例えば、V1>V2>0、とする。上記演算増幅器の出力電圧がV1を越えたときから、V2以下になるまで、第1リセット制御回路4aの出力は高電圧状態である。従って、この第1リセット制御回路4aの出力で第1発光素子3aのオン/オフを制御すると、前記の高電圧状態のときのみ発光させることができる。第1発光素子3は、例えば、抵抗素子と直列接続された発光ダイオードで、第1リセット制御回路4aと予め決められた電圧端子B3との間に接続する。B3の電圧を変えることで、発光強度を調整できる。
この発光を、例えば、半導体光ダイオードで作られた第2光検出器2に第1帰還光路6aを通じて照射すると、第1光検出器1の電極に光励起による電荷が蓄積しV2からV1に向かってドリフトする。従って、上記のようにV2で上記の照射を行なうことで、蓄積型の光電変換素子である第1光検出器1の電極に蓄積された電荷を放電することができるので、上記演算増幅器5の出力電圧を上記の閾電圧V1、V2間に維持することができる。第1帰還光路6aには、空間型、光ファイバ型、あるいは平面導波型等の光路を用いることができる。
本発明の光帰還型光検出器100で微弱光の検出を行う場合は、回路の寄生容量を抑制する必要があることから、各部品を接近して配置することになる。この場合、第1発光素子からの光が漏れて第1光検出器1に僅かに入射する場合がある。この漏れを抑制するには、第1発光素子3からの光を集光して第2光検出器2に入射するようにすることが望ましい。また、第1光検出器1に感度が無く、かつ、第2光検出器に感度のある第1発光素子3の発光スペクトル成分を第2光検出器に入力する構成としても良い。例えば、第1光検出器1にはSi系の光ダイオード、第2光検出器2にはInGaAs系の光ダイオードを、また、第1発光素子3には波長=1300nmの発光ダイオード(例えばエピテックス社、L1300−03、InGaAsP系)を用いる。上記の、感度の有り無しについては、相対的な感度の強弱でもよい。また、例えば、第1光検出器1にはSi系の光ダイオード、第2光検出器2にはInSb系の光ダイオードを、第1発光素子3には波長=650nmの発光ダイオード(例えばROHM社、SLR332VC)を用いる場合には、迷光が第1光検出器1に入射しないようにするために、集光された光を第2光検出器2に入力するようにすることが望ましい。
上記リセット制御回路4aには、よく知られた図5(a)に示すシュミットトリガ回路を使用することができる。また、図5(b)に示す様な、2つのコンパレータと1つのRS−FFを用いても構成することができる。
図1の光帰還型光検出器100では、図2に示す様に、リセット制御回路4aの入力電圧がV1に達すると第1発光素子3が発光し、第2光検出器2に第1帰還光路6aを通じて照射される。この照射によって、第2光検出器2に光電流が流れ図2のS点からR点に電位が低下する。R点に達すると、リセット制御回路4aがリセットされ、第1発光素子3は、オフ状態になり、再び光検出が可能になる。このように、閾値V1を越えない様に維持しつつ入力光の強度を出力端子7を通じて検出することができる。
次に、2つのリセット制御回路を用いる光帰還型光検出器101の例を、図3に示す。これは、上記の構成に加えて、第2リセット制御回路4bと第2発光素子3bと第2帰還光路6bを備える。第2リセット制御回路4bでは、演算増幅器5の出力電圧を入力し、閾値電圧がV3とV4であるシュミットトリガと同様の処理を行なう。第2リセット制御回路4bの出力を第2発光素子3bのオン/オフを制御する制御信号として用いる。第2発光素子3bの光を第2帰還光路6bを通じて第1光検出器1に入力する。
図4は、第1リセット制御回路4aと第2リセット制御回路4bの動作を示す概念図である。第1リセット制御回路4aは、上記の場合と同様に動作する。第2リセット制御回路4bは、第2リセット制御回路4bの入力電圧がT2からS2まで低下すると第2発光素子の制御電圧が高電圧側になり、第2発光素子が発光する。この光を第1光検出器1に照射すると、その電極に蓄積された電荷が中和され、発光の続く間電圧が上昇する。この電圧がV3に達した時に上記の発光を停止することによって、S2からR2へ動作点が移動する。R2点から光の検出を行うことでR2からQ2のように上記の入力電圧が推移する。
さらにQ2からV1に達する電圧まで変化した場合は、第1リセット制御回路4aの動作によって、V2まで変化してリセットされる。この様にして、演算増幅器5の出力電圧をV1−V4間に自動的に維持することができる。
極微弱光の測定においては、測定確度を向上させるためにダイナミックレンジ(例えばV1−V2)を充分大きく設定することが重要である。そのため、リセット後の電圧レベルを後段の回路(ADコンバータ等)の測定レンジをすべてカバーする程度に設定できることが望ましい。しかし、余白地帯無しに大きく設定すると、信号電圧レベルの雑音によって、信号が測定レンジ(つまりV1−V2)を越えることがあり得る。これを避けるために、V2あるいはV3は後段の回路の測定限界より雑音電圧の標準偏差の3倍程度だけ離して設定する必要がある。本発明を使用することにより、光検出器のリセットにおいてこうした設定を自由に行うことができるようになる。
上記の第1光検出器1と第2光検出器2は、例えば、光ダイオード検出素子、アバランシェフォトダイオード、光伝導型ダイオード、あるいは焦電型光検出素子である。
第1光検出器として、例えば、半導体放射線検出器を用いることで、本発明を放射線検出器として用いることができる。この場合、放射線強度は、電圧、電流あるいは光強度に変換される。
本発明の光帰還型光検出器100の回路例を示す図である。 リセット制御回路の動作を説明するための、リセット制御回路入力電圧−時間グラフである。 2つのリセット制御回路を用いる光帰還型光検出器101の例を示す図である。 2つのリセット制御回路を用いる場合の動作を説明するための、リセット制御回路入力電圧−時間グラフである。 リセット制御回路の例を示す図である。 特許文献1の極微弱光検出器および極微弱光撮像装置に関する開示す図である。
符号の説明
1 第1光検出器
2 第2光検出器
3a 第1発光素子
3b 第2発光素子
4a 第1リセット制御回路
4b 第2リセット制御回路
5 演算増幅器
6a 第1帰還光路
6b 第2帰還光路
7 出力
8 光ファイバ
10、11、12 演算増幅器
13 セットリセットセットフリップフロップ
100、101 光帰還型光検出器
T1〜T4 端子

Claims (9)

  1. 予め決められた電位差が印加される第1光検出器と第2光検出器との直列接続回路と、
    第1光検出器と第2光検出器との結節点の電位を反転入力(あるいは非反転)端子側に入力し、非反転(あるいは反転)入力端子を基準電位に接続した演算増幅器と、
    上記演算増幅器の出力電圧を入力し、閾値電圧がV1とV2である第1シュミットトリガと、
    該第1シュミットトリガの出力を制御信号とする第1発光素子と、
    上記発光素子の光を第2光検出器に入力する第1帰還光路と、
    を備え、
    検出しようとする入力光を第1光検出器に入力し、上記演算増幅器の出力電圧が上記閾値V1を越えない様に維持しつつ上記入力光の強度を検出することを特徴とする光帰還型光検出器。
  2. 上記第1シュミットトリガは、第1、第2コンパレータと、リセットセットフリップフロップ(RS−FF)を備え、
    第1コンパレータは、上記演算増幅器の出力電圧が、上記閾値V1とV2間側から上記閾値V1を越える場合にセット信号を出力し、
    第2コンパレータは、上記演算増幅器の出力電圧が、上記閾値V1とV2間側から上記閾値V2を越える場合にリセット信号を出力し、
    上記RS−FFは、上記セット信号とリセット信号を入力して上記発光素子の制御信号を出力するものであることを特徴とする請求項1に記載の光帰還型光検出器。
  3. 請求項1に記載の光帰還型光検出器の構成に加えて、
    上記演算増幅器の出力電圧を入力し、閾値電圧がV3とV4である第2シュミットトリガと、
    該第2シュミットトリガの出力を制御信号とする第2発光素子と、
    上記第2発光素子の光を第1光検出器に入力する第2帰還光路と、
    を備え、
    上記演算増幅器の出力電圧を、上記閾値V1を越えないように維持するよう第1シュミットトリガを動作させるか、あるいは、上記閾値V4を越えないように維持するよう第2シュミットトリガを動作させつつ上記入力光の強度を検出することを特徴とする光帰還型光検出器。
  4. 上記第1(あるいは第2)シュミットトリガは、第1、第2コンパレータと、リセットセットフリップフロップ(RS−FF)を備え、
    第1コンパレータは、上記演算増幅器の出力電圧が、上記閾値V1とV2(あるいはV3とV4)間側から上記閾値V1(あるいはV3)を越える場合にセット信号を出力し、
    第2コンパレータは、上記演算増幅器の出力電圧が、上記閾値V1とV2(あるいはV3とV4)間側から上記閾値V2(あるいはV4)を越える場合にリセット信号を出力し、
    上記RS−FFは、上記セット信号とリセット信号を入力して上記第1(あるいは第2)発光素子の制御信号を出力するものであることを特徴とする請求項1に記載の光帰還型光検出器。
  5. 上記の帰還光路は、空間型、光ファイバ型、あるいは平面導波型の光路であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の光帰還型光検出器。
  6. 第1光検出器と第2光検出器は、逆バイアス電圧が印加された半導体ダイオードであることを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載された光帰還型光検出器。
  7. 第1光検出器は、光ダイオード検出素子、アバランシェフォトダイオード、光伝導型ダイオード、あるいは焦電型光検出素子であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の光帰還型光検出器。
  8. 上記発光素子は、抵抗素子と直列接続された発光ダイオードで、上記演算増幅器と予め決められた電位端子との間に接続されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載の光帰還型光検出器。
  9. 第1光検出器に感度が無く、かつ、第2光検出器に感度のある第1発光素子の発光スペクトル成分を第2光検出器に入力することを特徴とする請求項1から8のいずれか1つに記載の光帰還型光検出器。
JP2008307466A 2008-12-02 2008-12-02 光帰還型光検出器 Expired - Fee Related JP5273606B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008307466A JP5273606B2 (ja) 2008-12-02 2008-12-02 光帰還型光検出器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008307466A JP5273606B2 (ja) 2008-12-02 2008-12-02 光帰還型光検出器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010135389A JP2010135389A (ja) 2010-06-17
JP5273606B2 true JP5273606B2 (ja) 2013-08-28

Family

ID=42346418

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008307466A Expired - Fee Related JP5273606B2 (ja) 2008-12-02 2008-12-02 光帰還型光検出器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5273606B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110751739A (zh) * 2019-09-30 2020-02-04 北京握奇数据股份有限公司 一种单片式obu及其唤醒方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01194372A (ja) * 1988-01-29 1989-08-04 Sumitomo Electric Ind Ltd 光輝度変調回路
JPH01293584A (ja) * 1988-05-20 1989-11-27 Nec Corp 光増幅装置
JP2003279410A (ja) * 2002-03-26 2003-10-02 Communication Research Laboratory 光検出装置
JP2004239651A (ja) * 2003-02-04 2004-08-26 National Institute Of Information & Communication Technology 光検出装置
JP2006203050A (ja) * 2005-01-21 2006-08-03 National Institute Of Information & Communication Technology 極微弱光検出器および極微弱光撮像装置
JP5164038B2 (ja) * 2007-11-09 2013-03-13 独立行政法人情報通信研究機構 微弱光検出器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010135389A (ja) 2010-06-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110244311B (zh) 激光雷达接收装置、激光雷达系统和激光测距方法
JP6017916B2 (ja) 光検出器
JP6212605B2 (ja) ガイガーモードのアバランシェフォトダイオードを有する受光器及び読み出し方法
JP5644294B2 (ja) 光検出器
KR20110081075A (ko) 개선된 동적 범위 및 민감도를 갖는 광학 근접 센서
US11274964B2 (en) Apparatus and method for controlling the voltage applied to a SPAD
CN113224090A (zh) 成像系统
Dervić et al. High-voltage active quenching and resetting circuit for SPADs in 0.35 μm CMOS for raising the photon detection probability
JP5273606B2 (ja) 光帰還型光検出器
US11189746B2 (en) Photodetector comprising dual cells with different thickness of interposing substrates, photodetection device, laser imaging detection and ranging apparatus and method of manufacturing a photodetector
JP2006203050A (ja) 極微弱光検出器および極微弱光撮像装置
JP7434128B2 (ja) 距離計測装置
Isaak et al. Design and characterisation of 16× 1 parallel outputs SPAD array in 0.18 um CMOS technology
KR101928581B1 (ko) 광검출 장치
US10651835B1 (en) Light detection with logarithmic current-to-voltage converter
CN112067120A (zh) 光检测装置
US8957363B2 (en) Differential photodiode integrator circuit for absorbance measurements
US20220011437A1 (en) Distance measuring device, distance measuring system, distance measuring method, and non-transitory storage medium
JP5164038B2 (ja) 微弱光検出器
Nadeev et al. Comparison of an avalanche photodiode and a photomultiplier tube as photodetectors of near-infrared radiation in the photon-counting mode
CN221078944U (zh) 一种基于Si-APD的测距装置
KR102178409B1 (ko) 단광자 검출 장치
Liu et al. Ultra-Low Level Light Detection Based on the Poisson Statistics Algorithm and a Double Time Windows Technique With Silicon Photomultiplier
JP2024035722A (ja) 光センサ
JP2009111069A (ja) 極微弱光検出器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111028

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130423

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130507

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees