JP5270601B2 - 酸素吸蔵能力の評価方法 - Google Patents
酸素吸蔵能力の評価方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5270601B2 JP5270601B2 JP2010065593A JP2010065593A JP5270601B2 JP 5270601 B2 JP5270601 B2 JP 5270601B2 JP 2010065593 A JP2010065593 A JP 2010065593A JP 2010065593 A JP2010065593 A JP 2010065593A JP 5270601 B2 JP5270601 B2 JP 5270601B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oxygen
- honeycomb structure
- storage capacity
- adjustment
- gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/40—Engine management systems
Landscapes
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Description
本発明の酸素吸蔵能力の評価方法の一実施形態としては、空気と燃料の混合比率が理論空燃比よりも大きくなるリーン状態、及び、空気と燃料の混合比率が理論空燃比よりも小さくなるリッチ状態に変化するように稼動させたエンジン11(図1参照)から排気される排ガスG1を、酸素吸蔵能力を有する触媒が担持された調整用ハニカム構造体13(図2参照)に通すことによって、調整用ハニカム構造体13内の触媒にリッチ状態における排ガス中の酸素の全部及びリーン状態における排ガス中の酸素の一部を吸蔵させ、調整用ハニカム構造体13から酸素濃度が調整された調整ガスG2(図2参照)を排出させるとともに、リーン状態において排出させた調整ガスG2中の酸素濃度を測定し、排出させた調整ガスG2を、酸素吸蔵能力を有する触媒が担持された評価対象ハニカム構造体15(図2参照)に通して、評価対象ハニカム構造体15内の触媒にリーン状態における調整ガスG2中の酸素を吸蔵させ、評価対象ハニカム構造体15から試料ガスG3を排出させるとともに、リーン状態において排出された試料ガスG3中の酸素濃度を測定する。その後、リーン状態において測定された調整ガスG2中の酸素濃度及び試料ガスG3中の酸素濃度に基づいて、評価対象ハニカム構造体15の酸素吸蔵能力を評価する。具体的には、調整ガスG2中の酸素濃度から調整ガスG2中の酸素量を算出するとともに、試料ガスG3中の酸素濃度から試料ガスG3中の酸素量を算出した後、調整ガスG2中の酸素量から試料ガスG3中の酸素量を差し引くことによって酸素吸蔵量を算出する。そして、算出された酸素吸蔵量から評価対象ハニカム構造体15の酸素吸蔵能力を評価することができる。
隔壁8の厚さは、0.20mm以下であることが好ましく、0.05〜0.10mmであることが更に好ましく、0.05mm以上で0.065mm未満であることが特に好ましい。0.20mm超であると、排ガスG1がセル6内を通過するときの圧力損失が大きくなることがあり、十分な排ガスG1の流量が得られなくなるおそれがある。なお、隔壁8の厚さは、中心軸に平行な断面を顕微鏡観察する方法で測定した値である。
触媒としては、三元触媒、酸化触媒、NOX選択還元用SCR触媒、NOX吸蔵触媒などを挙げることができる。
第一缶体17は、特に限定されるものではなく、例えば、自動車排ガス等の排ガス浄化用のセラミックハニカムフィルタを収納するために通常用いられるものを用いることができる。第一缶体17としては、ステンレス鋼等の金属からなるものを挙げることができる。第一缶体17の大きさは、調整用ハニカム構造体13にクッション材40を巻きつけた状態で圧入できる大きさであることが好ましい。第一缶体17の入口17aの直径は、具体的には、30〜120mmであることが好ましく、出口17bの直径は、具体的には、30〜120mmであることが好ましい。
本発明の酸素吸蔵能力の評価方法によれば、触媒が担持されたハニカム構造体であれば特に制限なく酸素吸蔵能力を評価することができる。即ち、評価対象ハニカム構造体15のように、一方の端面から他方の端面まで貫通し流体の流路となる複数のセルを区画形成する多孔質の隔壁を有するハニカム基材と、このハニカム基材の隔壁に担持された触媒と、を備えるものや、評価対象ハニカム構造体15に更に上記セルを目封止するように形成された目封止部を備えたハニカム構造体であっても良好に酸素吸蔵能力を評価することができる。
第二缶体19は、特に限定されるものではなく、例えば、自動車排ガス等の排ガス浄化用のセラミックハニカムフィルタを収納するために通常用いられるものを用いることができる。第二缶体19としては、ステンレス鋼等の金属からなるものを挙げることができる。第二缶体19の大きさは、評価対象ハニカム構造体15にクッション材40を巻きつけた状態で圧入できる大きさであることが好ましい。第二缶体19の入口19aの直径は、具体的には、30〜120mmであることが好ましく、出口19bの直径は、具体的には、30〜120mmであることが好ましい。
[測定準備]
まず、図1に示す酸素吸蔵能力評価装置100を用意した。図1に示す酸素吸蔵能力評価装置100は、1.8Lの直列4気筒ガソリンエンジン(以下、単に「エンジン」と記す)11と、このエンジン11に配設された空気流量計23(司測研社製の「LFE−200B」)と、エンジン11に配設された空燃比切替ユニット25と、エンジン11に連結され、エンジン11から排気される排ガスG1が流入する入口17aと酸素濃度が調整された調整ガスG2が排出される出口17bとを有し調整用ハニカム構造体13を収納している第一缶体17と、連結配管21を介してこの第一缶体17に連結されており、酸素吸蔵能力の評価対象である評価対象ハニカム構造体15を収納するための第二缶体19と、この第二缶体19の入口付近の酸素濃度を測定する入口側排ガス分析計27(堀場製作所社製の「MEXA7500(2Line仕様)」)と、第二缶体19の出口付近の酸素濃度を測定する出口側排ガス分析計29(堀場製作所社製の「MEXA7500(2Line仕様)」)と、第二缶体19の入口付近の空燃比を測定する入口側空燃比計31(堀場製作所社製の「MEXA110λ」)と、第二缶体19の出口付近の空燃比を測定する出口側空燃比計33(堀場製作所社製の「MEXA110λ」)と、エンジン11に連結された動力計35(明電舎社製の「FCDY 260kw」)と、を備えており、空燃比切替ユニット25は、空燃比制御器25aと、この空燃比制御器25aに接続された基準電圧発生器25bと、を備えている。なお、第二缶体19の出口17bには排気配管37が接続されている。
次に、エンジン11を2000rpm/65Nmで運転させた状態で空気流量計23にて空気流量が0.8Nm3/分(標準状態(20℃、1atm))になっていることを確認し、測定終了まで上記空気流量を一定に維持する。その後、調整ガスG2の温度が450±5℃で安定するまでエンジン11を稼動させた。その後、入口側排ガス分析計27及び出口側排ガス分析計29のゼロ点とスパン値を校正した。
式:酸素量(g)=空気流量値(Nm3/分(標準状態(20℃、1atm)))×調整ガスG2(または試料ガスG3)中の酸素濃度(体積%)×酸素密度値(1.33g/L(標準状態(20℃、1atm)))
[測定準備]
第一缶体17を使用していないこと以外は、実施例1と同様の酸素吸蔵能力評価装置を用意する。即ち、本比較例で用いた酸素吸蔵能力評価装置は、エンジンと、このエンジンに配設された空気流量計と、エンジンに配設された空燃比切替ユニットと、連結配管を介してエンジンに連結されており、酸素吸蔵能力の評価対象である評価対象ハニカム構造体を収納するための第二缶体と、この第二缶体の入口付近の酸素濃度を測定する入口側排ガス分析計と、第二缶体の出口付近の酸素濃度を測定する出口側排ガス分析計と、第二缶体の入口付近の空燃比を測定する入口側空燃比計と、第二缶体の出口付近の空燃比を測定する出口側空燃比計と、エンジンに連結された動力計と、を備えており、空燃比切替ユニットは、空燃比制御器と、この空燃比制御器に接続された基準電圧発生器と、を備えている。なお、第二缶体の出口には排気配管が接続されている。
まず、実施例1と同様にして、第二缶体の入口付近における排ガス中の酸素濃度及び出口付近における排ガス中の酸素濃度を測定した。なお、測定した酸素濃度から酸素量を算出した。図6中、符合「X2」は、第二缶体19の入口19a付近における排ガス中の酸素量(g)の変化を示すグラフであり、符合「Y2」は、四角セルハニカムにおける第二缶体19の出口19b付近における排ガス中の酸素量(g)の変化を示すグラフである。
Claims (4)
- 空気と燃料の混合比率が理論空燃比よりも大きくなるリーン状態、及び、空気と燃料の混合比率が理論空燃比よりも小さくなるリッチ状態に変化するように稼動させたエンジンから排気される排ガスを、酸素吸蔵能力を有する触媒が担持された調整用ハニカム構造体に通すことによって、前記調整用ハニカム構造体内の前記触媒に前記リッチ状態における前記排ガス中の酸素の全部及び前記リーン状態における前記排ガス中の酸素の一部を吸蔵させ、前記調整用ハニカム構造体から酸素濃度が調整された調整ガスを排出させるとともに、前記リーン状態において排出された前記調整ガス中の酸素濃度を測定し、
排出された前記調整ガスを、酸素吸蔵能力を有する触媒が担持された評価対象ハニカム構造体に通して、前記評価対象ハニカム構造体内の前記触媒に前記リーン状態における前記調整ガス中の酸素を吸蔵させ、前記評価対象ハニカム構造体から試料ガスを排出させるとともに、前記リーン状態において排出された前記試料ガス中の酸素濃度を測定し、
前記リーン状態において測定された前記調整ガス中の酸素濃度及び前記試料ガス中の酸素濃度に基づいて、前記評価対象ハニカム構造体の酸素吸蔵能力を評価する酸素吸蔵能力の評価方法。 - 前記リーン状態において測定された前記調整ガス中の酸素濃度から前記調整ガス中の酸素量を算出するとともに、前記リーン状態において測定された前記試料ガス中の酸素濃度から前記試料ガス中の酸素量を算出した後、前記調整ガス中の酸素量から前記試料ガス中の酸素量を差し引くことによって酸素吸蔵量を算出して前記評価対象ハニカム構造体の酸素吸蔵能力を評価する請求項1に記載の酸素吸蔵能力の評価方法。
- 前記リッチ状態で5秒以上前記エンジンを稼動させた後、前記リーン状態で1.0〜30.0秒間前記エンジンを稼動させることを繰り返して前記エンジンから前記排ガスを排気させる請求項1または2に記載の酸素吸蔵能力の評価方法。
- 前記リーン状態で前記エンジンを稼動させた場合における前記試料ガス中の酸素濃度が、0.1〜2.0体積%となるように前記混合比を調整する請求項3に記載の酸素吸蔵能力の評価方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010065593A JP5270601B2 (ja) | 2010-03-23 | 2010-03-23 | 酸素吸蔵能力の評価方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010065593A JP5270601B2 (ja) | 2010-03-23 | 2010-03-23 | 酸素吸蔵能力の評価方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011196298A JP2011196298A (ja) | 2011-10-06 |
JP5270601B2 true JP5270601B2 (ja) | 2013-08-21 |
Family
ID=44874824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010065593A Active JP5270601B2 (ja) | 2010-03-23 | 2010-03-23 | 酸素吸蔵能力の評価方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5270601B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005009401A (ja) * | 2003-06-19 | 2005-01-13 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の排気浄化装置 |
JP2006152853A (ja) * | 2004-11-26 | 2006-06-15 | Toyota Motor Corp | 触媒酸素吸蔵能力評価装置 |
JP4655731B2 (ja) * | 2005-04-07 | 2011-03-23 | 株式会社豊田中央研究所 | 触媒劣化検出装置・エンジン制御装置およびその方法 |
JP5376805B2 (ja) * | 2005-11-04 | 2013-12-25 | 日本碍子株式会社 | ハニカム構造体及びハニカム触媒体 |
JP4894529B2 (ja) * | 2007-01-18 | 2012-03-14 | トヨタ自動車株式会社 | 触媒劣化検出装置 |
-
2010
- 2010-03-23 JP JP2010065593A patent/JP5270601B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011196298A (ja) | 2011-10-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1839748B1 (en) | Honeycomb catalytic body | |
JP4971166B2 (ja) | ハニカム触媒体、ハニカム触媒体製造用のプレコート担体及びハニカム触媒体の製造方法 | |
JP5376261B2 (ja) | 排ガス浄化用触媒 | |
JP4835193B2 (ja) | ディーゼルパティキュレートフィルタ | |
ES2637537T5 (es) | Sistemas de tratamiento de emisiones y métodos con filtro SCR catalizado y catalizador SCR corriente abajo | |
US7306771B2 (en) | Filter catalyst for purifying exhaust gases and its manufacturing method thereof | |
CN109153014B (zh) | 排气净化用催化剂 | |
US7488367B2 (en) | Honeycomb filter and method of manufacturing the same | |
JP5202298B2 (ja) | ハニカム触媒体および排気ガス処理システム | |
EP1368107B1 (en) | A catalyzed diesel particulate matter exhaust filter | |
JP2006326573A (ja) | ディーゼルパティキュレートフィルタ | |
WO2007057981A1 (ja) | 排ガス浄化用触媒 | |
JP2010269205A (ja) | 排ガス浄化用触媒 | |
CN111148571A (zh) | 排气净化用催化剂 | |
JP6545962B2 (ja) | 排ガス浄化用触媒 | |
JP5440339B2 (ja) | 排ガス浄化フィルタ | |
JP2014148924A (ja) | 排ガス浄化装置 | |
JP5270601B2 (ja) | 酸素吸蔵能力の評価方法 | |
JP5419669B2 (ja) | ハニカム触媒体 | |
JP5434762B2 (ja) | 排ガス浄化フィルタ | |
JP2012184658A (ja) | 排ガス浄化装置 | |
JP2008136891A (ja) | ハニカム触媒コンバータ | |
JP7178432B2 (ja) | 排気浄化フィルタ | |
JP5700518B2 (ja) | ハニカム構造体 | |
CN112295403A (zh) | 废气净化装置和废气净化系统及废气净化装置的制造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111124 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120810 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120821 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121019 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130423 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130509 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5270601 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |