JP5270209B2 - 複数のタスクの進捗を管理するためのコンピュータ・システム、並びにその方法及びコンピュータ・プログラム - Google Patents

複数のタスクの進捗を管理するためのコンピュータ・システム、並びにその方法及びコンピュータ・プログラム Download PDF

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Description

本発明は、デジタル化された設計書に定義されるシステムに含まれる複数の構成要素それぞれと関連する複数のタスクの進捗を管理するためのコンピュータ・システム、並びにその方法及びコンピュータ・プログラムに関する。
ITIL(Information Technology Infrastructure Library)(英国政府の商標)とは、ITサービスマネジメントを実現するためのベストプラクティス(最も良い事例)を集めたものである。ITILの中心は、サービスサポート及びサービスデリバリーである。サービスサポートの1つとして構成管理がある。構成管理とは、ITサービスマネジメントの管理対象である構成要素(configuration item、構成アイテムともいう、以下CIと略す場合がある)を認識し、構成要素についての情報を維持及び更新し、確認し、並びに監査を行うプロセスである。構成要素は、構成管理の対象となる資源(リソース)である。構成要素は、ハードウェア及びソフトウェアを含むシステム資源だけでなく、ITサービスの提供に必要な設備、ITサービスの運営に関する規程書、作業手順書及び構成図などのドキュメント類、保守情報などのサービス、プロセス、並びに人的資源なども含む。ITILのフレームワークでは、構成要素を管理するために、構成管理データベース(Configuration Management Database、以下、CMDBと略す)というデータベースを用いて一元的に管理することが推奨されている。CMDBは、構成要素の少なくとも1つの所定の属性及び他の構成要素との関係を記録するデータベースである。CMDBを実装することで備わる最も重要な能力は、構成要素についての情報を自動的に発見する能力(ディスカバリー、自動検出ともいう)及び自動的に更新する能力(トラッキングともいう)である。CMDBでは、構成要素についての情報をCMDBに正確に反映させることが重要である。
インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション(商標、以下、IBMと略す)は、CMDBの構築を支援し且つCMDBを基盤に運用プロセスを制御するソフトとして、「Tivoli Change and Configuration Management Database」(以下、Tivoli CCMDBという)を提供している。Tivoli CCMDBにおけるディスカバリ及びトラッキングの詳細は、IBM Redbooks Deployment Guide Series: IBM Tivoli Change and Configuration Management Database Configuration Discovery and Tracking v1.1、第41〜64頁、2006年11月(下記非特許文献1)を参照されたい。Tivoli CCMDBでは、運用管理ソフトが、ディスカバリ及びトラッキングを実行するように実装されている。
Tivoli CCMDBでは、分散ネットワーク環境上の構成要素であるサーバ、クライアント、オペレーティング・システム(OS)、ミドルウェア(Web/AP/DBMS/LDAPなど)、パッケージ・ソフト、管理ツール、ネットワーク機器及びストレージ機器など300種類を識別し、さらに各構成要素についての情報、例えばコンピュータの構成についての情報、各コンピュータ上で動作するアプリケーションについての情報、各コンピュータに接続されているネットワーク接続ストレージ(NAS)などの構成情報、ネットワークに直接接続されているストレージエリアネットワーク(SAN)などの構成情報を自動的に発見し及び更新することができる。各構成要素についての情報の収集方法は管理対象によっても異なるが、基本的にはCMDBを管理するコンピュータ・システムがssh(Secure SHell)、SNMP(Simple Network Management Protocol)、WMI(Windows Management Instrumentation)などを用いて管理用のリモート・インタフェースに定期的にアクセスし、OS上の設定ファイル又は構成情報を読み取ったり、或いはCMDBを管理するコンピュータ・システムが設定確認コマンドを実行したりする。そのため、管理対象である構成要素にエージェント・プログラムを導入する必要はない。上記の様式にて発見され且つ更新された情報は、IBMが提唱する構成管理データベース用のデータ・モデル「Common Data Model」(以下、CDMという)に基づいて、31種類のセクション(Computer System、Database、Application、Processなどのカテゴリ)、636種類のクラス(データ・モデルの基本単位、1つ又は複数のセクションに属する)、2609種類の属性(データの属性情報、1つのクラスに属する)、7種類のインタフェース(使用頻度の高い属性のグループ、複数のセクションに属する)、57種類の関係(リレーションシップ)、および49種類のデータタイプ(データの種別)に整理される。CDMの詳細は、IBM REDPAPER (DRAFT version) IBM Tivoli Common Data Model: Guide to Best Practices(IBM Form Number REDP-4389-00)、第2〜7頁、2007年11月(下記非特許文献2)を参照されたい。各構成要素及び他の構成要素の関係についての情報は、GUIの表示ツール、例えばTivoli Application Dependency Discovery Manager(以下、TADDMと略す)コンソールに渡される。TADDMは、CCMDBの1コンポーネントである。そして、各構成要素及び他の構成要素の関係が、個々のブロック及び該ブロック間のリンクを用いて視覚的に表示される。
ところで、近年、様々な分野における製品開発プロジェクトにおいて、短期開発又は正確な進捗状況の把握の要求が高まっている。また、ノンストップ・サービスを提供するために、サポート或いはメンテナンス・サービスの短期化又は正確な進捗状況の把握の要求も高まっている。該要求を満たすためには、プロジェクト管理が重要である。プロジェクト管理では、正確な期間の見積もりと、的確な進捗管理ができなければ、特に短期開発では容易にデスマーチに陥ってしまう。プロジェクト管理のために、例えばマイクロソフト(商標)プロジェクト、RPM(RedHat Package Manager)などのアプリケーション・ソフトが使用される。また、プロジェクト管理では、WBS(Work Breakdown Structure)が用いられる。WBSは、プロジェクト目標を達成し、必要な要素成果物を生成するために、プロジェクト・チームが実行する作業を、要素成果物を主体に階層的に要素分解したものである(非特許文献3を参照)。
IBM Redbooks Deployment Guide Series: IBM Tivoli Change and Configuration Management Database Configuration Discovery and Tracking v1.1、第41〜64頁、2006年11月 IBM RED PAPER (DRAFT version) IBM Tivoli Common Data Model: Guide to Best Practices(IBM Form Number REDP-4389-00)、第2〜7頁、2007年11月 Project Management Institute, A Guide to the Project Management Body of Knowledge, 第3版第3章及び第4章, 2004年11月
システム構築のプロジェクトにおいて大規模な対象では、数百人のメンバーが同時に作業をおこなう。該作業では、異なる会社の人員又は異なる部門の人員が関与する。該作業はまた、プロジェクトルーム、個々の会社、又は顧客サイトなど複数の作業場所で行われる。また、上記プロジェクトでは、数十台、数百代にも及ぶコンピュータ及びその周辺機器がシステム構築の対象であり、互いに依存関係のある多種多様なアプリケーションが導入される。よって、システム又はプロジェクトの管理者が、システム全体又はプロジェクト全体を完全に把握するには困難を極める。また、マルチベンダー製品の採用により、依存関係の把握が困難になってきている。さらに、このようにして構築されたシステムのメンテナンスの分野においても同じ問題が生じている。そこで、システム構築の効率的な進捗管理、さらにはメンテナンスの効率的な管理が求められている。
本発明は、デジタル化された設計書に定義されるシステムに含まれる複数の構成要素それぞれと関連する複数のタスクの進捗を管理するための第1の態様のコンピュータ・システムを提供する。該第1の態様のコンピュータ・システムは、
上記構成要素毎に、該構成要素の少なくとも1つの所定の属性及び、該構成要素と他の構成要素との関係を示す1組のデータ、タスクについてのデータ及び上記構成要素と少なくとも1つの上記タスクとを関連付ける関連データを保持するリポジトリであって、複数の上記1組のデータの少なくとも一部は、上記デジタル化された設計書に定義されるシステムに含まれる構成要素についてのデータから作成される、上記リポジトリと、
上記構成要素についてのデータを検出するディスカバリ部であって、上記1組のデータ及び上記関連データの少なくとも一方が、該検出されたデータを使用して更新される、上記ディスカバリ部と
を含む。上記リポジトリは例えば、CMDBである。構成要素、及び該構成要素と他の構成要素との関係は例えば、静的な(static)データのインスタンス又はJava(サン・マイクロシステムズの商標)のクラスのインスタンスで実装されうる。
本発明はまた、デジタル化された設計書に定義されるシステムに含まれる複数の構成要素それぞれと関連する複数のタスクの進捗を管理するための第2の態様のコンピュータ・システムを提供する。該第2の態様のコンピュータ・システムは、
上記構成要素毎に、該構成要素の少なくとも1つの所定の属性及び、該構成要素と他の構成要素との関係を示す1組のデータと、タスク毎に、該タスクの少なくとも1つの所定の属性及び、該タスクと他のタスク又は構成要素との関係を示す1組のデータと、上記構成要素と少なくとも1つの上記タスクとを関連付ける関連データとを保持するリポジトリであって、上記構成要素についての複数の上記1組のデータの少なくとも一部は、上記デジタル化された設計書に定義されるシステムに含まれる構成要素についてのデータから作成される、上記リポジトリと、
上記構成要素についてのデータ及び上記タスクについてのデータの少なくとも一方を検出するディスカバリ部であって、上記構成要素についての1組のデータ、上記タスクについての1組のデータ、及び上記関連データの少なくともいずれかが、該検出したデータを使用して更新される、上記ディスカバリ部と
を含む。上記リポジトリは例えば、CMDBである。構成要素、該構成要素と他の構成要素との関係、タスク、該タスクと他のタスク又は構成要素との関係、及び関連データは例えば、静的な(static)データのインスタンス又はJava(サン・マイクロシステムズの商標)のクラスのインスタンスで実装されうる。
上記設計書に定義されるシステムは例えば、構築対象又はメンテナンス対象のシステムである。上記タスクは例えば、上記設計書に定義されるシステムの構築又はメンテナンスに関連するタスクである。
上記コンピュータ・システムは例えば、上記設計書に定義されるシステムに含まれる少なくとも1の構成要素、該構成要素と他の構成要素との間の関係、及び該構成要素と関連するタスクについての情報を示すトポロジー・マップを表示するための表示装置をさらに含む。
上記設計書に定義されるシステムに含まれる少なくとも1の構成要素又は該構成要素についてのデータが変更されることに応じて、上記表示装置が、該構成要素についての更新された情報を表示する。
上記タスクについての情報が、タスクについてのインポートされたデータを使用して更新される。上記表示装置は、該タスクについての更新された情報を表示する。
上記タスクについての情報は例えば、タスクの進捗率又は進捗状態、タスクの残りのワーク量、タスク一覧、及び該タスクと他のタスクとの関連付けから選択される少なくとも1である。
上記トポロジー・マップは、構成要素に関連するステータスさらに示す。該ステータスは例えば、完了、使用可能、一部使用可能、使用不可、未着手、及び障害発生中の少なくとも1つある。
上記関連データの属性は例えば、タスクに関連するホストのホスト名、アプリケーションのアプリケーション名及び該アプリケーションのポート番号の少なくとも1つである。
上記タスクについてのデータは例えば、タスク名、タスクの期間、タスクの開始予定日、タスクの終了予定日、タスクの実績開始日、タスクの実績終了日、タスクの制約、先行するタスク、及び後続タスクの少なくとも1を含む。
上記コンピュータ・システムはさらに、関連データ作成部を含む。関連データ作成部は、上記構成要素についての1組のデータと上記タスクについての1組のデータとの間でマッピングを行い、上記関連データを作成する。
上記コンピュータ・システムはさらに、タスク間の関係を検出する検出部を含む。該検出部は、上記構成要素の関係データを使用して、該タスクの関係を検出する。
上記コンピュータ・システムはさらに、タスク間の関係の検出に応じて、新たなタスクをスケジューリングする。
上記構成要素は例えば、クライアント・コンピュータ、サーバ・コンピュータを含むコンピュータ;コンピュータの周辺機器;オペレーティング・システム、ミドルウェアを含むアプリケーション・ソフトウェア;デジタル家電製品;並びに上記設計書に定義されるシステムに含まれる構成要素に対応する実在する構成要素のいずれかであるが、これらに限定されない。
本発明は、デジタル化された設計書に定義されるシステムに含まれる複数の構成要素それぞれと関連する複数のタスクの進捗を管理するための方法第1の態様の方法を提供する。該第1の態様の方法は、コンピュータ・システムに下記ステップを実行させることを含む。該ステップは、
前記構成要素毎に、該構成要素の少なくとも1つの所定の属性及び、該構成要素と他の構成要素との関係を示す1組のデータをリポジトリ内に格納するステップであって、複数の前記1組のデータの少なくとも一部は、前記デジタル化された設計書に定義されるシステムに含まれる構成要素についてのデータから作成される、前記格納するステップと、
前記タスクについてのデータを前記リポジトリ内に格納するステップと、
前記構成要素と少なくとも1つの前記タスクとを関連付ける関連データを前記リポジトリ内に格納するステップと、
前記構成要素についてのデータを検出するステップであって、前記1組のデータ及び前記関連データの少なくとも一方が、該検出されたデータを使用して更新される、前記検出するステップと、
を含む。
本発明は、デジタル化された設計書に定義されるシステムに含まれる複数の構成要素それぞれと関連する複数のタスクの進捗を管理するための第2の態様の方法を提供する。該第2の態様の方法は、コンピュータ・システムに下記ステップを実行させることを含む。該ステップは、
前記構成要素毎に、該構成要素の少なくとも1つの所定の属性及び、該構成要素と他の構成要素との関係を示す1組のデータをリポジトリ内に格納するステップであって、前記構成要素についての複数の前記1組のデータの少なくとも一部は、前記デジタル化された設計書に定義されるシステムに含まれる構成要素についてのデータから作成される、前記格納するステップと、
タスク毎に、該タスクの少なくとも1つの所定の属性及び、該タスクと他のタスク又は構成要素との関係を示す1組のデータを前記リポジトリ内に格納するステップと、
前記構成要素と少なくとも1つの前記タスクとを関連付ける関連データを前記リポジトリ内に格納するステップと、
前記構成要素についてのデータ及び前記タスクについてのデータの少なくとも一方を検出するステップであって、前記構成要素についての1組のデータ、前記タスクについての1組のデータ、及び前記関連データの少なくともいずれかが、該検出したデータを使用して更新される、前記検出するステップと
を含む。
前記設計書に定義されるシステムは例えば、構築対象又はメンテナンス対象のシステムである。前記タスクは例えば、前記設計書に定義されるシステムの構築又はメンテナンスに関連するタスクである。
上記方法は、コンピュータ・システムの表示装置に下記ステップを実行させることをさらに含む。該ステップは、前記設計書に定義されるシステムに含まれる少なくとも1の構成要素、該構成要素と他の構成要素との間の関係、及び該構成要素と関連するタスクについての情報を示すトポロジー・マップを表示するステップを含む。
上記方法は、コンピュータ・システムの表示装置に下記ステップを実行させることをさらに含む。該ステップは、前記設計書に定義されるシステムに含まれる少なくとも1の構成要素又は該構成要素についてのデータが変更されることに応じて、該構成要素についての更新された情報を表示するステップを含む。
上記方法は、コンピュータ・システムの表示装置に下記ステップを実行させることをさらに含む。該ステップは、前記タスクについての情報をタスクについてのインポートされたデータを使用して更新するステップを含む。
前記関連データの属性は例えば、タスクに関連付けられたホストのホスト名、アプリケーションのアプリケーション名及び該アプリケーションのポート番号の少なくとも1つである。
上記タスクについての情報は例えば、タスクの進捗率又は進捗状態、タスクの残りのワーク量、タスク一覧、及び該タスクと他のタスクとの関連付けから選択される少なくとも1である。
上記トポロジー・マップは、構成要素に関連するステータスをさらに示す。該ステータスは例えば、完了、使用可能、一部使用可能、使用不可、未着手、及び障害発生中の少なくとも1つある。
上記関連データの属性は例えば、タスクに関連付けられたホストのホスト名、アプリケーションのアプリケーション名及び該アプリケーションのポート番号の少なくとも1つである。
上記タスクについてのデータは例えば、タスク名、タスクの期間、タスクの開始予定日、タスクの終了予定日、タスクの実績開始日、タスクの実績終了日、タスクの制約、先行するタスク、及び後続タスクの少なくとも1を含む。
上記方法は、コンピュータ・システムに下記ステップを実行させることをさらに含む。該ステップは、前記構成要素の関係データを使用して、タスク間の関係を検出するステップを含む。
上記方法は、コンピュータ・システムに下記ステップを実行させることをさらに含む。該ステップは、前記タスク間の関係の検出に応じて、新たなタスクをスケジューリングするステップを含む。
上記方法は、コンピュータ・システムに下記ステップを実行させることをさらに含む。該ステップは、前記構成要素についての1組のデータと前記タスクについての1組のデータとの間でマッピングを行い、前記関連データを作成するステップを含む。
本発明はまた、デジタル化された設計書に定義されるシステムに含まれる複数の構成要素それぞれと関連する複数のタスクの進捗を管理するためのコンピュータ・プログラムを提供する。該コンピュータ・プログラムは、上記コンピュータ・システムに、上記に記載のいずれか一の各ステップを実行させる。
本発明の実施形態によれば、コンピュータ・システムは、デジタル化された設計書に定義されるシステムに含まれる構成要素に関連付けて、タスクについての情報、例えばタスクの進捗率又は進捗状態、タスクの残りのワーク量、タスク一覧、及び該タスクと他のタスクとの関連付けを表示することが可能である。さらに、本発明の実施形態によれば、コンピュータ・システムは、上記構成要素間の依存関係を使用して、タスク間の関係、例えばタスク間のコンフリクト、先行タスクの発見を自動的に検出することが可能である。
本発明の実施態様では、リポジトリは、構成要素毎に、該構成要素の少なくとも1つの所定の属性及び他の構成要素との関係を示す1組のデータを保持する。該構成要素は、構築対象又はメンテナンス対象のシステムのデジタル化された設計書に関連付けられる。上記リポジトリは例えば、CMDBである。構成要素、及び該構成要素と他の構成要素との関係は例えば、静的な(static)データのインスタンス又はJava(サン・マイクロシステムズの商標)のクラスのインスタンスで実装されうる。上記リポジトリは、該1組のデータを保持するものであれば特に限定されないが、好ましい実施形態の1つはCMDBを記録するCMDB記録部である。
以下、CMDBに関する基本的な用語を下記に説明する。
・構成要素(CI)
CIは、ITサービスマネジメントにおける管理対象の基本単位である。CIは例えば、ハードウェア及びソフトウェアを含むシステム資源、ITサービスの提供に必要な設備、ITサービスの運営に関する規程書、作業手順書及び構成図などのドキュメント類、保守情報などのサービス、プロセス、並びに人的資源などを含む。
・構成管理データベース(CMDB)
CMDBは、各CIの少なくとも1つの所定の属性及び他のCIとの関係を記録するデータベースである。CMDBは、ITILフレームワークの構成管理の中核である。CMDBは、概念的にはデータベースであるが、物理的にはデータベース・システム、表計算ソフトのスプレッドシートの形態を取りうる。CMDBを利用することによって、管理者はCI間の関係を理解することが容易になる。
・構成要素インスタンス(CIインスタンス)
CIインスタンスは、CIに対応するデータである。各CIインスタンスは、データ・モデルのインスタンスとしてCMDB上で表現される。インスタンスの例は、静的なデータのインスタンス又はJava(サン・マイクロシステムズの商標)のクラスのインスタンスである。実装されたJavaのクラスのインスタンスは、例えばJava Data Objects(JDO)と呼ばれる、Javaのクラスのインスタンスを永続化してハードディスクに保存する仕組みにより、CMDB内に格納される。よって、コンピュータ・システムの電源を一旦切っても、作成されたJavaのクラスのインスタンスが消失することはなく、次に電源を投入したときに、記憶装置、例えばハードディスクから読み出され、メイン・メモリ上に展開されて、Javaのプログラムによって変更或いは削除可能なJavaのクラスのインスタンスとなる。以下では、CIがインスタンスとしてCMDB内に実装されるとして、説明を進める場合がある。
・データ・モデル
データ・モデルは、CIを定義するためのスキーマであり、管理されるCIとそれらCI間の関係の一貫した定義を提供する情報モデルである。具体的には、データ・モデルは、CIの所定の属性及び他のCI(製造装置、プロセスなど)との関係を定義する。データ・モデルの例として、IBMが提唱する構成管理データベース用のデータ・モデル「CDM」がある。CDMの実装は例えば、Unified Modeling Language(UML)に基づいて行われる。
・属性(Attributes)
属性は、CIを管理するに際して、個々のCIを特定し、CIを説明する。属性として、下記のものを挙げることができるがこれらに限定されない。CIの名前(CIの一般名称、例えばサーバ、クライアント、ファイアウォール)、製品番号(ID)(CIの或る特定の実体を個別に識別するための番号であり、製造番号、シリアル番号など)、カテゴリ(CIの分類、例えばハードウェア、ソフトウェア、ドキュメント)、タイプ(カテゴリでの分類をさらに詳述したCIの説明)、型番(供給者の命名したCIのモデル番号)、保証期間(CIの供給者による保証期間)、バージョン番号(CIのバージョン番号)、ロケーション(CIが存在する場所、例えばPCの設置場所、ソフトウェアの書庫、媒体の保管場所、サービスを提供しているサイト)、所有責任者(CIの管理責任者の名前)、責任開始日(所有責任者が、該CIの責任者となった日付)、供給者(CIの開発元又は提供元)、ライセンス(ライセンス番号、ライセンス数など)、提供日(CIが組織に提供された日付)、受入日(CIが組織に受け入れられた日付)、使用開始日(CIが使用開始された日付)、CIのステータス(現在のステータス、例えば稼働中、テスト中、故障中、或いは将来のステータス、例えば予定されているCIのステータス)、CIインスタンスのステータス(CIインスタンスの有効又は無効)。今後もITサービスマネジメントで必要となる属性が、引き続き定義されていく。
・関係(Relation)
関係は、CI間の関係を表す。関係は、CIと同様にデータ・モデルで定義されうる。関係の例として、assigns、canConnect、canUse、connectAt、connects、controls、deployedOn、Located、Managed、Owned、provides、runAt、uses、usedByが挙げられる。今後もITサービスマネジメントで必要となる関係が、引き続き定義されていく。
・トランザクション依存関係
トランザクション依存関係は、CIの関係の一種である。トランザクション依存関係は、2つのアプリケーション間にトランザクションがあることを意味する。
本発明の実施形態において、CMDB記録部は1組のデータを格納する。該1組のデータの1つは、構成要素毎に、該構成要素の少なくとも1つの所定の属性及び他の構成要素との関係を示すデータである。1組のデータの他は、タスクと他のタスク又は構成要素との関係を示すデータである。
本発明の実施形態において、タスクは、システム構築のためのタスク、及びメンテナンスのためのタスクを含むがこれらに限定されない。タスクは例えば、プロジェクト管理ツール、例えばマイクロソフト(商標)プロジェクト、RPM(RedHat Package Manager)などのアプリケーション・ソフトによって管理されうる。該プロジェクト管理では、WBS(Work Breakdown Structure)が用いられる。WBSは、プロジェクト目標を達成し、必要な要素成果物を生成するために、プロジェクト・チームが実行する作業を、要素成果物を主体に階層的に要素分解したものである。WBSはプロジェクト作業をより小さく扱いやすい作業単位に細分化したもので、レベルが一段下がるごとにプロジェクトの作業をより詳細に定義する、最も低いレベルにあるWBS構成要素はワーク・パッケージと呼ばれ、その作業は、スケジュール、コスト見積り、監視、コントロール等の計画の対象になる。WBSは、作業分割構成又は作業分解図とも呼ばれる。
本発明の実施形態において、設計書とは、仕様書と同義である。設計書は、完全、正確かつ検証可能な方法で、システム、構成要素、プロダクト、所産(result)、またはサービスに対する要求事項、設計、行動、他の特性等を規定した文書である。設計書の実施態様の例は、システム構築又はシステム・メンテナンスのためのシステム設計書(specification)である。設計書において、該設計書の内容、特にシステムの構成要素についての情報はデジタル化されている。該設計書を、本明細書ではデジタル化された設計書という。
本発明の実施形態において、設計書に定義されるシステムは例えば、構築対象又はメンテナンス対象のシステムを含むがこれらに限定されない。
本発明の実施形態において、構築対象のシステムとは例えば、ネットワーク上に分散したコンピュータ・システム、家電製品を含むネットワークで接続されたコントローラシステムである。該コンピュータ・システムの構成要素は例えば、クライアント・コンピュータ、パーソナル・デジタル・アシスタント(PDA)、サーバ・コンピュータを含むコンピュータ、それらの周辺機器、及びオペレーティング・システム、ミドルウェアを含むアプリケーション・ソフトウェアを含む。該周辺機器は例えば、ルータ、記憶装置であり。また、該構成要素はまた、デジタルテレビ、デジタルレコーダー、デジタル音楽プレイヤーなどのデジタル家電である。さらに、該構成要素は、システムの管理者及びユーザであるヒトも含みうる。
本発明の実施形態において、メンテナンス対象のシステムの構成要素は、上記構築対象の構成要素と同じである。
以下、図面に従って、本発明の実施形態を説明する。本実施形態は、本発明の好適な態様を説明するためのものであり、本発明の範囲をここで示すものに限定する意図はないことを理解されたい。また、以下の図を通して、特に断らない限り、同一符号は、同一の対象を指す。
図1Aは、CI(例えば、機器A及び機器B)の管理のための、CMDBを含むコンピュータ・システム(100)の例を示す。
コンピュータ・システム(100)は、ディスカバリ部(101)、CI同定部(102)、CIインスタンス作成部(103)、属性及び関係更新部(104)及びCMDB(105)を含む。ディスカバリ部、CI同定部、CIインスタンス作成部、属性及び関係更新部及びCMDBは、単独のコンピュータ上に実装されていてもよく、或いは複数のコンピュータ上に分散して実装されていてもよい。コンピュータ・システム(100)はさらに、ディスカバリ・テーブル(106)、モデル・テーブル(107)及び関係テーブル(108)を含む。これらテーブルは、単独のコンピュータ上の記憶装置内に実装されていてもよく、或いは複数のコンピュータ上の記憶装置内に分散して実装されていてもよい。
また、図1Aは、TADDMのコンソールの画面(109)の例を示す。該画面は、CIとCI間の接続関係とを示す。なお、該画面に表示されているCI及びCI間の接続関係は一例であり、コンピュータ・システム(100)の管理対象であるCI及びCI間の接続関係全てを表示しているものではない。
ディスカバリ部(101)は、CMDBの管理対象であるCIに関する情報の検出を実行する(ディスカバーともいう)。コンピュータ・システム(100)は、複数のディスカバリ部(101)を有していてもよい。好ましくは、管理対象は、ネットワークを介して、コンピュータ・システム(100)に接続されている。ネットワークは、有線接続であるか無線接続であるかを問わない。コンピュータ・システム(100)の管理者は、検出の対象を任意に設定しうる。検出の範囲は例えば、ドメイン名、IPアドレス、MACアドレス、機器の識別子若しくはデータベース名又はこれらの組合せにより指定することができる。管理対象であるCIが例えば産業機器である場合、該産業機器に関する情報が検出される。検出された情報は、新たなCIに関する情報、又は既存のCIの更新された属性若しくは関係の値でありうる。新たなCIとは、ディスカバリ部(101)によって検出され、CMDB(105)内に登録されていないCIである。既存のCIとは、該CIのインスタンスがCMDB(105)内に既に登録されているCIである。ディスカバリ部(101)は、CIに関する情報を、ディスカバリ・テーブル(106)内に格納されたディスカバリ情報(例えばA−Discovery)(図2B、202)に従い検出する。どのディスカバリ情報を使用するかは、データ・モデル(図2B、201)内のディスカバリ方法に指定されている。ディスカバリ部(101)は、検出した、CIに関する情報をCI同定部(102)に渡す。
CI同定部(102)は、上記CIに関する情報をディスカバリ部(101)から受け取り、そして検出結果の処理を行う。CI同定部(102)は、上記CIに関する情報が、新しいCIに関する情報か、又は既存のCIの更新された属性若しくは関係の値かどうかを、CMDB(105)を参照して判定する。該判定は例えば、CMDBに格納されたCIのインスタンス名を、上記CIに関する情報と比較して行われうる。上記CIに関する情報が新しいCIに関するものであることに応じて、CI同定部(102)は、該情報をCIインスタンス作成部(103)に渡す。一方、上記CIに関する情報が既存のCIの更新された属性若しくは関係の値であることに応じて、CI同定部(102)は、該情報を属性及び関係更新部(104)に渡す。
CIインスタンス作成部(103)は、モデル・テーブル(107)に格納されたデータ・モデル(図2B、201)、及び関係テーブル(108)に格納された関係モデル(図2B、204)に従い、CIに関する情報から、該CIの所定の属性及び他のCIとの関係を示す1組のデータを作成する。該1組のデータは、ディスカバリ部(101)によって検出されたCIに関する情報、又はマニュアル入力されたCIに関する情報に基づいて、インスタンス化される(図2Aを参照)。該1組のデータは例えば、静的なデータのインスタンス又はJava(サン・マイクロシステムズの商標)のクラスのインスタンスで実装されうる。該1組のデータの例が、CIインスタンスである。図2Bは、CIインスタンス(203)の例を示す。上記1組のデータは、CMDB(105)内に格納される。なお、1組のデータは、CIインスタンス内に属性および関係を有していてもよく(203を参照)、或いはCIインスタンス内に属性を有し、それとは別に関係インスタンスとして別々にCMDB(105)内に格納されていてもよい。後者の場合、CIインスタンスは、関連する関係インスタンスを特定するためのリンク付けを有する。
属性及び関係更新部(104)は、ディスカバリ部(101)とともにトラッキングを実現する。属性及び関係更新部(104)は、CIの更新された属性若しくは関係の値を、CMDB内に格納された該CIのCIインスタンスに反映する。すなわち、該CIのCIインスタンスの属性或いは関係の値を更新する。該更新は、該値をディスカバリ部(101)によって検出されたCIに関する情報と置き換えることによって行われる。該置き換えは、CIインスタンスの属性或いは関係の値のすべてをディスカバリ部(101)によって検出されたCIに関する情報と置き換えてもよく、或いは異なる値のみを置き換えてもよい。
CMDB(105)は、CIのCIインスタンス(図2B(203))を記録する。
ディスカバリ・テーブル(106)は、ディスカバリ情報(図2B、202)を格納する。ディスカバリ情報は、ディスカバリ部(101)によってCIに関する情報が検出される際に使用される。ディスカバリ情報(図2B、202)は例えば、静的なデータのインスタンス又はJava(サン・マイクロシステムズの商標)のクラスのインスタンスで実装されうる。ディスカバリ情報は、ディスカバリー・ポリシーとも呼ばれる。ディスカバリ情報(図2B、202)は、ディスカバリ部(101)が検索する範囲、すなわちCIの検索範囲である収集対象(スコープ)、収集する属性、及び収集する関係を含む(図2B、202)。収集対象は例えば、サブネットIPアドレス、IPアドレスの範囲、個々のIPアドレス、MACアドレス、機器の識別子、ホストネーム若しくはデータベース名又はそれらの組合せを用いて指定されうる。別の態様として、収集対象を、コンピュータ・システム(100)にネットワークを介して接続されたスケジュール管理データベース(図示せず)としてもよい。スケジュール管理データベースには例えば、機器を使用するプロセス管理に関するデータが格納されている。さらに別の態様として、収集対象を、バッチ処理定義ファイルを格納するデータベース(図示せず)としてもよい。収集対象がバッチ処理定義ファイルを格納するデータベースの場合、ディスカバリ部(101)は、バッチ処理定義ファイルの中身を読み込むことにより検出を行う。バッチ処理定義ファイルには、例えば機器をどの順に使用するかのデータが格納されている。
モデル・テーブル(107)は、データ・モデル(図2B、201)を格納する。データ・モデルは、CIインスタンス作成部(103)によって該CIの所定の属性及び他のCIとの関係を示す1組のデータが作成される際に使用される。
関係テーブル(108)は、関係モデル(図2B、204)を格納する。関係モデルは、CIインスタンス作成部(103)によって該CIの所定の属性及び他のCIとの関係を示す1組のデータが作成される際に使用される。
図1Aは、ディスカバリ部(101)がコンピュータ・システム(100)とネットワークを介して接続された管理対象である機器に関する情報を検出することを示す。その結果、ディスカバリ部(101)は、機器A、及び機器Aを使用する機器Bに関する情報を検出する。次に、CI同定部(102)は、該情報が新しいCIに関するものかどうかについてCMDB(105)を参照して判断する。該判断に応じて、CIインスタンス作成部(103)は、機器AのCIインスタンス、及び機器BのCIインスタンス、並びにそれら機器の関係(usedBy)のインスタンスを作成する。その結果、これら各インスタンスがCMDB(105)内に格納される。
図1Bは、構成管理のためのツールの概要を示す。
構成管理のためのツールは、構成情報を自動収集する機能(ディスカバリ)、構成情報をグラフィカルに表示する機能(トポロジー)及び変更履歴、構成比較などの分析を行う機能(アナリティクス)を有する。例えば、TADDMサーバは、情報システムについての構成情報を、ssh、SNMP、WMIなどを使用して取得する。構成情報は例えば、各情報システムのオペレーティング・システムの種類又はその構成、アプリケーションの種類又はその構成値である。TADDMサーバは、取得した情報を、CMDB内にCIインスタンスとして格納する。TADDMサーバは、CMDBに格納したCIインスタンス基づいて、管理者のコンピュータに構成情報、及び変更履歴情報を送る。管理者のコンピュータは、該情報を用いて、構成情報の表示及び変更履歴の表示を行う。
図2Aは、CI(例えば、機器A及び機器B)のCIインスタンス、及びそれら機器の関係(usedBy)インスタンスの作成を示す。機器AのCIインスタンスは、ディスカバリ部(101)によって検出された機器Aに関する情報から、機器Aのデータ・モデルを用いてCIインスタンス作成部(103)によって作成される。同様に、機器BのCIインスタンスは、ディスカバリ部(101)によって検出された機器Bに関する情報から、機器Bのデータ・モデルを用いてCIインスタンス作成部(103)によって作成される。機器A及び機器Bの各データ・モデルは、モデル・テーブル(図1107)に格納されている。CI同士の関係、すなわち機器Aと機器Bとの関係(usedBy)のインスタンスは、ディスカバリ部(101)によって検出された機器Aに関する情報から、関係モデルに従いCIインスタンス作成部(103)によって作成される。関係モデルは、関係テーブル(108)に格納されている。
上記したように、図2Aは、機器Bのデータ・モデルを用いて機器BのCIインスタンスが作成されることを示す。ただし、機器Bのデータ・モデルを用いてインスタンス化される機器が例えば機器B1、B2、B3である場合、機器B1、B2、B3に関する各情報が機器Bのデータ・モデルを使用してインスタンス化されて、機器B1のCIインスタンス、機器B2のCIインスタンス、機器B3のCIインスタンスが夫々作成される。機器B1、B2、B3の各CIインスタンスもまた、CMDB(105)内に格納される。
図2Bは、モデル・テーブル(図1107)内に格納されたデータ・モデル(201)、ディスカバリ・テーブル(図1106)内に格納されたディスカバリ・インスタンス(202)、CMDB(図1105)内に格納された(機器Aの)CIインスタンス(203)及び関係テーブル(図1108)内に格納された関係モデル(204)を示す。
データ・モデル(201)は、CIを定義するためのスキーマである。データ・モデル(201)は例えば、どのCIのモデルかを示す「モデル名」、モデル名に指定されたCIが有する属性を示す「モデル属性」、モデル名に指定されたCIと他のCIがとりうる「関係」、及びモデル名に指定されたCIを検出するためのディスカバリ・インスタンスを特定する「ディスカバリ方法」の各記述を含む。モデル属性は、例えばIBMが提唱する構成管理データベース用のデータ・モデル「CDM」に規定された属性に従い規定されるが、これらに限定されない。CDMでは、2609種類の属性が規定されている。CMDBの管理者は、データ・モデル(201)における属性を任意に指定しうる。関係は、例えば上記CDMに規定された関係に従い規定されるが、これらに限定されない。CDMでは、57種類の関係が規定されている。ディスカバリ方法は、ディスカバリ・インスタンス名で特定されうる。図2Bの場合、A-Discoveryである。
ディスカバリ・インスタンス(202)は、データ・モデル(201)のディスカバリ方法によって特定されるディスカバリ・インスタンスの「名前」、ディスカバリ部(101)によって収集する管理対象(CI)の「収集対象(スコープ)」、ディスカバリ部(101)によって収集する管理対象(CI)の「収集する属性」及び「収集する関係」、並びに該ディスカバリ・インスタンスがアクティブであるか或いはインアクティブであるかを示す「ステータス」の各記述を含む。
CIインスタンス(203)は、該インスタンスがどのCIのものであるかを特定するための「インスタンス名」、該インスタンスが、どのデータ・モデルを使用して作成されたかを示す「モデル名」、データ・モデルによって特定された各属性の「属性値」、データ・モデルによって特定された各「関係」の記述(値)、インスタンスがアクティブであるか或いはインアクティブであるかを示す「ステータス」、及び該CIインスタンスが作成された「作成日時」の各記述を含む。CIインスタンスは好ましくは、CIインスタンスに特有のCIインスタンス識別子をさらに含む。CIインスタンス識別子は、当該CIインスタンスを他のCIインスタンスと区別できるものであれば特に限定されないが、例えばホストネーム、シリアルナンバー若しくは一定の値である他の属性の組み合わせを使用しうる。図2BのCIインスタンス(203)は、機器AのCIインスタンスであること;データ・モデルAを使用してインスタンス化されたこと;属性としてS、T及びUを含み、これらが夫々値を有すること;関係として、Bによって使用されること(usedBy:B)、Eに接続されること(connectAt:E)、及びHで実行すること(runAt:H);CIインスタンスがアクティブであること、並びに該CIインスタンスの作成日時のデータを示す。
関係モデル(204)は、データ・モデル(201)によって特定される関係を定義するためのスキーマである。関係モデル(204)は、usedByなどの「関係名」、該関係の対象となるデータ・モデルを特定するための「対象となるデータ・モデル」、該関係の「説明」の各記述を含む。
図2Cは、CMDBにおける構成情報管理の画面例を示す。該画面は、GUIで表示される。該表示は、例えばTADDMを用いて行われる。図2Cでは、構成要素は、アプリケーションである。アプリケーション間の関係は、実線で示されている。なお、該画面上で表示されているアプリケーション名(各社の商標)は、例示である。
図2Dは、CMDBにおけるトランザクション依存関係の例を示す。WebSphereとDB2は、トランザクション依存関係がある。LinuxとWebShereは、WebSphereがLinux上に導入されているという物理的な依存関係がある。DB2とWindowsは、DB2がWindows上に導入されているという物理的な依存関係がある。
図2Eは、WBSの模式図を示す。
WBSでは、プロジェクト全体をいくつかの大項目に分け、それぞれの大項目をさらにいくつかの中項目、小項目へと細分化する。充分に細分化した後は、それぞれの小項目に対する具体的な作業を列挙する。小項目はワーク・パッケージに対応し、具体的な作業はアクティビティ又はタスクに対応する。
図2Eでは、大項目は、プロジェクトの仕様書、プロジェクトの設計書、プログラム及びテスト計画書である。図2Eでは、中項目は、大項目プログラムについて、計算処理、画面及びファイルI/Oである。図2Eでは、小項目は、中項目画面について、設定画面及び表示画面である。図2Eでは、タスクは、リソース作成、イベント処理実装、データ処理実装、単体テストである。タスクについてのデータは例えば、タスク名、タスクの期間、タスクの開始予定日、タスクの終了予定日、タスクの実績開始日、タスクの実績終了日、タスクの制約、先行するタスク、及び後続タスクの少なくとも1を含むがこれらに限定されない。
図2Eの左図は、WBSをツリー図で示した例である。
図2Eの右図は、WBSを表形式で示した例である。
図2Fは、WBSにおける作業スケジューリング及び進捗管理の例を示す。該WBSの画面例は、タスク名、タスクの期間、タスクの開始日、タスクの終了日、リソース名、日時の項目、並びに作業スケジューリング及び進捗管理を示す。
図3は、現状のシステム構築プロジェクトを示す。設計書(301)に定義されたシステムの構成要素についての情報は、デジタル化されている(以下、デジタル化された設計書を単に設計書という)。しかし、該設計書(301)は、WBS(302)と関連付けられていない。よって、システム構築又はプロジェクトなどの管理者(以下、単に管理者という)は、該設計書に定義されたシステム構成要素に基づいて、タスクの進捗管理を行うことができない。
図4Aは、本発明の第1の実施態様及び第2の実施態様を示す。
第1の実施態様について、以下に説明する。
設計書(401)に定義されたシステムの構成要素についての情報は、システム構成CIとしてインスタンス化される。該システム構成CIインスタンス(404)は、リポジトリ(403)、例えばCMDB内に格納される。上記構成要素は、設計書に定義された構成要素であって実際にまだ存在しない構成要素、及び設計書に定義された構成要素に対応し、実際に存在する構成要素を含む。該リポジトリ(403)は、コンピュータ・システム内にあるか又は該コンピュータ・システムにケーブルを介して若しくはネットワークを介して接続されている。設計書(401)についての該システム構成CIインスタンスは、設計書(401)に定義されたシステムの構成要素毎に、該構成要素の少なくとも1つの所定の属性及び他の構成要素との関係を示す1組のデータである。
上記コンピュータ・システムは、WBS(402)についてのデータ(以下、単にタスクデータという)(406)を、インポート部(407)を介してインポートする。上記コンピュータ・システムは、インポートしたタスクデータ(406)を上記リポジトリ(403)内に格納する(406)。
上記コンピュータ・システムは、該タスクデータ(406)を、関連データ(405)を使用してシステム構成CIインスタンス(404)と関連付ける。システム構成CIインスタンス(404)は、該関連付けによって上記タスクデータ(406)と関連付けられる。
よって、管理者は、システム構築プロジェクトの進捗管理に必要な情報を、構成要素とタスクとが関連付けられた形で知ることができる。
第2の実施態様について、以下に説明する。
設計書(411)に定義されたシステムの構成要素についての情報は、上記したようにシステム構成CIとしてリポジトリ(413)、例えばCMDB内に格納される。設計書(401)についての該システム構成CIインスタンスは、設計書(401)に定義されたシステムの構成要素毎に、該構成要素の少なくとも1つの所定の属性及び他の構成要素との関係を示す1組のデータである。
WBS(412)についてのデータは、タスクCIとしてインスタンス化される。該タスクCIインスタンス(416)は、リポジトリ(413)、例えばCMDB内に格納される。タスクCIインスタンス(416)は、タスク毎に、該タスクの少なくとも1つの所定の属性及び他のタスク又は構成要素との関係を示す1組のデータである。
上記コンピュータ・システムは、タスクCIインスタンス(416)を、関連CIインスタンス(415)を使用してシステム構成CIインスタンス(414)と関連付ける。システム構成CIインスタンス(414)は、該関連CIインスタンス(415)によって上記タスクCIインスタンス(416)と関連付けられる。
よって、管理者は、システム構築プロジェクトの進捗管理に必要な情報を、構成要素とタスクとが関連付けられた形で知ることができる。
図4Bは、本発明の実施態様である、システム構成CIとタスクの関連付けを示す。
上記関連付けは例えば、該タスクについてのタスクデータに、システム構成CIを一意に定める属性を追加することによって行われる。該属性は例えば、ホスト名、アプリケーションのアプリケーション名、又はアプリケーションのポート番号である。好ましくは、該属性は、ホスト名及びアプリケーションのポート番号である。
関連CIインスタンスの属性も例えば、システム構成CIを一意に定める属性である。よって、該属性は例えば、ホスト名、アプリケーションのアプリケーション名、又はアプリケーションのポート番号である。好ましくは、該属性は、ホスト名及びアプリケーションのポート番号である。
図5は、本発明の実施態様である、タスクの進捗管理の流れを示す。
1.システム構成CIインスタンスの作成
設計書(401)に定義されたシステムの構成要素についての情報を、システム構成CIインスタンスとしてリポジトリ(503)に格納する。CIインスタンスの作成方法は、図1A、図2A及び図3Aについての説明において述べたとおりである。システム構成CIインスタンスを作成するための、モデル・テーブル(図1、107)及び関係テーブル(図1、108)が用意される。システム構成CIインスタンスのためのデータ・モデル(図2B、201)は、(1)システム構成CIの属性、及び(2)該システム構成CIと他のシステム構成CIとの関係を含む。システム構成CIの属性は例えば、導入先ホスト名、CIタイプである。CIタイプとは、CIの種類である。CIの種類にはたとえば、DB2、WebSphere及びAIXを含むアプリケーションの種類、クライアント、サーバ、プロキシ・サーバなどのネットワーク上に分散したコンピュータ・システムの種類、デジタル家電の種類、PDAを含むモバイル装置の種類がある。CIタイプによって、該CIの持つ属性が異なる。例えばDB2の場合、その属性はDB名及びインスタンス名などである。例えばAIXの場合、その属性はhost名及びIPアドレスなどである。
2.タスクデータ
本発明の第1の実施態様では、インポート部(図4A、407)が、WBS(502)からタスクデータ(406)をインポートし、リポジトリ(503)内に格納する。
3.タスクCIインスタンスの作成
本発明の第2の実施態様では、WBS(502)からインポートされたタスクデータを、タスクCIインスタンスとしてリポジトリ(503)内に格納する。タスクデータそれぞれが、タスクCIインスタンスとしてリポジトリ(503)内に格納されうる。或いは、所定のタスクの1群が、タスクCIのためのモデル・テーブル(図1、107)に基づいて1つのタスクCIインスタンスとして作成され、該リポジトリ(503)内に格納される。CIインスタンスの作成方法は、図1A、図2A及び図3Aについての説明において述べたとおりである。タスクCIインスタンスを作成するための、モデル・テーブル(図1107)及び関係テーブル(図1108)が用意される。タスクCIインスタンスのためのデータ・モデル(図2B、201)は、(1)タスクCIの属性、(2)タスクCI同士の関係、及び(3)システム構成CIとタスクCIとの関係を含む。タスクCIの属性は例えば、作業を行うホスト名、アプリケーション名、担当者、スケジュール、進捗状況である。タスクCI同士の関係は例えば、先行タスク及び後続タスクである。システム構成CIとタスクCIとの関係は例えば、タスクの対象となるシステム構成CIである。タスクの対象となるシステム構成CIとは、該タスクの作業対象を担うシステム構成CIである。例えば、「host1に導入予定のWebSphereの導入作業」というタスクの場合、該タスクの作業対象を担うシステム構成CIは、「host1に導入されるWebSphere」である。CIインスタンス作成部(図1103)は、データ・モデル(201)に従い、タスクCIの属性及び関係を設定して、タスクCIインスタンスを作成する。
4.タスクCIインスタンスの検証
システム構成CIインスタンス(504)とタスクデータ又はタスクCI(506)を関連付けるためにタスクの属性を検証する。該検証のために、インポート部(図4A、407)は、WBSからタスクデータの更新データを定期的にインポートする。或いは、該インポート部(407)は、タスクデータが更新されることに応じて、WBSからタスクデータの更新データをインポートする。該インポートによって、タスクCIインスタンスのデータが更新される。
5.システム構成CIインスタンスと、タスクデータ又はタスクCIインスタンスとの関連付け
タスク・マッピング・モジュール(507)は、システム構成CIインスタンスと、タスクデータ又はタスクCIインスタンスとを関連付ける。詳細には、各タスクが、例えばシステムのどのアプリケーションによる作業であるかを関連付ける。タスク・マッピング・モジュール(507)は、関連付けしたデータをリポジトリ(503)内に関連データ又は関連CIインスタンスとして格納する。タスク・マッピング・モジュール(507)はまた、上記関連付けの結果を管理者に通知する。管理者は、自動的に関連付けることができないタスクデータ又はタスクCIをシステム構成CIインスタンスに関連付ける。関連付けすることができないタスクデータ又はタスクCIの例は、属性が不足している、又は重複する属性があるものである。関連付けすることができないタスクデータ又はタスクCIの他の例は、システム構成CIにあってタスクデータ又はタスクCIにないCIがあることであり、該例は作業の漏れである。属性が重複付けすることができないタスクデータ又はタスクCIの他の例は、タスクCIにあって、システム構成CIにないCIがあることであり、該例は設計の漏れである。下記図6は、関連付けを模擬的に示す。
6.CI間の不足情報、矛盾の解決
管理者は、タスク・マッピング・モジュール(507)からのマップ結果の通知を定期的に又は指定間隔で受け取る。そして、CI間の不足情報、矛盾の解決を行う。
7.進捗管理
情報解析モジュール及び進捗状況描画モジュールが、システム構成ビュー、例えばTADDM上にシステム構成CIとともに、該システム構成CIに関連するタスクについての情報例えば、タスクの進捗率又は進捗状態、タスクの残りのワーク量、タスク一覧、及び該タスクと他のタスクとの関連付けを表示する。タスクについての進捗管理の情報の表示の例を図8A〜図12に示す。該システム構成ビューは、システム構成CI同士の関係を表示する既存の表示インタフェースを拡張して行われる。進捗管理の情報は例えば、進捗率、スケジュールからの遅れ、サブシステム単位での進捗、進捗の予測、影響範囲の表示、タスク変更の結果のシミュレートであるが、これらに限定されない。
8.タスク間の関係の自動検出
本発明の実施形態に従うコンピュータ・システムは、システム構成CIの属性及び関係、特にシステム構成CIの依存関係を使用して、タスク同士の関係を自動的に検出する。タスク同士の関係は例えば、タスク間のコンフリクト或いは先行タスクである。また、本発明の実施形態に従うコンピュータ・システムは、進捗状況が時々刻々と更新されることに応じて、タスクのコンフリクト或いは先行タスクを自動的に更新することが可能である。
9.システムの変更に関与したタスクの自動検出
また、本発明の実施形態に従うコンピュータ・システムは、デジタル化された設計書に定義されるシステム及び該定義されるシステムに対応する実在のシステムの変更に関与したタスクを自動的に検出することが可能である。システム構成CIに変化があった場合、例えばシステムに故障が発生した場合、タスクの進捗履歴を記載した作業履歴から関連するタスクを表示する。該表示によって、管理者は、システム変更の原因を検証することが可能である。システム構成CIに変化があったことは、CMDBにおけるトラッキング機能を利用して実現されうる。
図6は、本発明の実施態様である、関連付けを模擬的に示す。
システム構成CIインスタンス(604)は、該システム構成CIの属性及びシステム構成CI同士の関係を示す1組のデータを有する。タスクデータは、該タスクの属性及びタスク同士又は該タスクとシステム構成CIの依存関係を示す1組のデータを有する。或いはタスクCIインスタンスは、該タスクCIの属性及びタスクCI同士の依存関係を示す1組のデータを有する。システム構成CIインスタンス(604)とタスクデータ又はタスクCIインスタンスは、関連データ又は関連CIインスタンスによって関連付けられる。
図7は、本発明の実施態様である、システム構成CI(604)、及び該システム構成CIと他のシステム構成CIとの関連付けの表示の例を示す。上記関連付けは、システム構成間において実線として表示される。
上記表示は、トポロジー・マップとも呼ばれる。トポロジー・マップは例えば、図7に示す属性を有する表を作成して、該表から作成することが可能である。システム構成CIと他の構成CIとの関連付けは例えば、アプリケーション又はアプリケーション・インスタンスの使用しているポート番号を利用して行われる。例えば、host1という名前のサーバ・コンピュータにWebSphereとDB2が導入されている場合、WebSphereはポート番号9080でListeningを行い、DB2はポート番号50000でListeningを行う。このような場合において、接続先ホストのアプリケーションがWebSphereと接続したい場合、host1+9080でコネクションを張り、同様に接続先ホストのアプリケーションがDB2と接続したい場合、host1+50000でコネクションを張る。従って、他のシステムとhost1というサーバ・コンピュータとは、ホスト名及びアプリケーションのListeningポート番号を使用して関連付けされる。属性「担当」は、データをフィルタリングするための属性であって、任意の属性である。属性「追加属性1」及び「追加属性2」は、管理者がインスタンスを識別しやすいように追加した属性であって、任意の属性である。
図8Aは、本発明の実施態様である、システム構成CI(604)に関連するタスクの一覧表示の例を示す。
コンピュータ・システムは、システム構成図の各システム構成CI上に又はその近傍に、該システム構成CIに関連するタスクについての情報を時系列的に並べて表示する。該表示は例えば、タスク名、タスク終了予定日、タスク終了実績日、及びタスク担当者名を含む。コンピュータ・システムは、全てのシステム構成CI上にタスクについての情報を表示してもよく、或いはフィルタリング属性に従い、一部のシステム構成CI上にタスクについての情報を表示してもよい。
図8Bは、本発明の実施態様である、進捗率の表示の例を示す。
各システム構成CIに関連するタスク群の進捗率が、実績進捗率と予定進捗率とで示される。
実績進捗率及び予定進捗率は、下記の式で求められる。
実績進捗率=(完了済み作業量/全作業量)×100(%)
予定進捗率=(完了予定作業量/全作業量)×100(%)
全作業量は、或るシステム構成CIに関連するタスク群の全作業量である。完了済み作業量は、或る時点での完了済み作業量である。完了予定作業量は、或る時点での完了予定作業量である。
各タスクの属性がフェーズ属性又は担当者属性を有している場合、フェーズ又は担当者で作業量をフィルタリングして、進捗率を計算することも可能である。コンピュータ・システムは、フィルタリングされるシステム構成CIの表示を例えば半透明にし、フィルタリングされないシステム構成CIの表示と異ならせることができる。
上記表示によって、管理者は、依存関係にあるシステム構成CIに関連するタスクの進捗状況を一目で把握することができる。
図9は、本発明の実施態様である、障害発生の表示の例を示す。
タスクデータマッピングモジュール(図5、507)は、定期的に又は或る間隔でタスク情報を取得する。障害が発生したことは、タスクデータ又はタスクCIの障害発生属性のデータから取得される。コンピュータ・システムは、障害が発生したタスクに関連するシステム構成CI上に障害発生アイコンを表示する。
図10は、本発明の実施態様である、システム構成CIに関連するタスクのステータスの表示の例を示す。
プロジェクトにおけるマイルストーンをタスクのフェーズに関連付けて設定する。マイルストーンは例えば、単体テスト(UT)完了期限は○月×日まで、統合テスト完了は×月○日までである。ステータスは、マイルストーンに対する進捗状況で定義される。マイルストーンで設定した予定の日付に対し、各システム構成CIに関連付けられたタスク群の進捗状況をステータスとして表示する。
ステータスが例えばスケジュール通り又は進んでいるときは、語「順調」を表示する、又は順調であることを示すアイコン、図形を表示する。図9では、順調なマイルストーンについて、システム構成CIの外枠が実線で囲まれている。ステータスが例えば1週間未満の遅れであるときは、語「要注意」を表示する、又は要注意であることを示すアイコン、図形を表示する。図9では、要注意なマイルストーンについて、システム構成CIの外枠が波線で囲まれている。ステータスが例えば1週間以上の遅れであるときは、語「危機的」を表示する、又は危機的であることを示すアイコン、図形を表示する。図9では、危機的なマイルストーンについて、システム構成CIの外枠が点線で囲まれている。
図11は、本発明の実施態様である、システム構成CI及びタスクについての情報の表示の例を示す。
該表示は、上記進捗率の表示、上記障害発生の表示及び上記ステータスの表示を同時に含む。
図12は、本発明の実施態様である、タスクとタスクの関連付けの表示の例を示す。図12はまた、Apache、WebSphere及びDB2のシステム構成CI、及び該システム構成CIに関連付けられるタスクについての情報を示す。タスクについての情報は、タスクのタスク名及び該タスクが所属するフェーズを示す。Apacheのタスクは、「Apacheの導入」、「Apacheの構成」、「単体テスト」及び「統合テスト」を含む。Webspherenoタスクは、「WebSphereの導入」、「WebSphereの構成」、「アプリケーション導入」、「アプリケーション単体テスト」及び「統合テスト」を含む。フェーズは、Apacheのタスクは、Apacheの導入・構成、UT(単体テスト)及びIT(統合テスト)である。DB2のタスクは、「DB2の導入」、「インスタンス作成」、「DB作成」、「DB構成」、「DB単体テスト」及び「統合テスト」を含む。各タスクが所属するフェーズは、「導入・構成」、「UT」又は「IT」のいずれかである。
図12では、各タスク間の関連付けが、矢印で表示されている。図12では、該矢印によって、Apacheのタスクにおける統合テストは、全ての単体テストの完了が統合テストの前提条件であることがわかる。よって、図12では、Apacheのタスクに関連する別のタスク、すなわちWebSphereのタスク及びDB2のタスクの単体テストの完了が、Apacheの統合テストの前提条件となる。
図13は、本発明の実施態様である、タスク同士の関係を自動で検出することを示す。該検出は、システム構成CIの属性及び関係のデータを用いて行われる。
上記検出を可能にするために、システム構成CI又は該システム構成CIに関係するCIに関連するタスクについて次の属性を設定する:タスクの制約があるかどうかについての属性、先行タスクが発生するかどうかについての属性及び後続タスクが発生するかどうかについての属性。タスクの制約があるかどうかについての属性がタスクの制約を示す場合、システム構成CIは同時に作業をすることができない。また、先行又は後続タスクが発生するかどうかについての属性が先行又は後続タスクが発生することを示す場合、システム構成CIに関連するタスクに依存するタスクがある。
上記タスク同士の関係を検出することによって、タスク間のコンフリクトの検出(下記図14を参照)及び先行タスクの検出(下記図15を参照)をすることができる。該検出によって、時々刻々と更新される進捗状況に応じ、上記タスク同士の関係を自動で検出することが可能になる。
図14は、本発明の実施態様である、タスク間のコンフリクトの検出を示す。
複数のシステム構成CI(1401)が、物理的位置の関係で見たシステム構成図で示される。該システムは、1つのラック(rack1)を有する。該ラックは、「コンソールが1つ付いている」という属性を有する。コンソールとは、ディスプレイ、キーボード、マウスのセットである。該ラック(rack1)は、2つのサーバ・コンピュータ(host1及びhost2)を含む。host1というサーバ・コンピュータ上では、オペレーティング・システム(OS1)と該OS1上のアプリケーション(app1及びapp2)が稼働する。同様に、host2というサーバ・コンピュータ上では、オペレーティング・システム(OS2)と該OS2上のアプリケーション(app3及びapp4)が稼働する。
タスクは、2つのタスクCI、すなわちTask1及びTask2を有する。システム構成CIであるapp1は、タスクCI(Task1)に関連する。同様に、システム構成CIであるapp4は、タスクCI(Task2)に関連する。Task1のスケジュール属性は10/20〜10/21であり、及びtask2のスケジュール属性は10/21〜10/21である。よって、Task1とTask2の各スケジュールは、ラック(rack1)を同日に使用する。しかし、上記ラックは「コンソールが1つ付いている」という属性を有するので、同じラック(rack1)を同一日に使用する複数のタスクはコンフリクトする。そこで、同じラック(rack1)に物理的位置で関連するタスクCI(Task1及びTask2)をスケジュールでフィルタリングする。このことによって、コンピュータ・システムは、タスク間のコンフリクトを自動的に検出することができる。
また、コンピュータ・システムは、タスクデータを定期的に又は所定の時間毎に更新する。インポート部(図4、407)は、タスクについてのデータをWBS(図4、402)から取得し、リポジトリ内に記憶する(図4、406)。代替的に、ディスカバリ部(図1、101)は、タスクについてのデータをWBS(402)から取得し、CMDB(図1、105)内にタスクCIインスタンス(図4、416)として記憶する(図4、416)。よって、該コンピュータ・システムは、システム構築が進行し、タスクの遅れ或いは新規タスクの作成が発生して、新たにタスク間のコンフリクトが生じたときであっても、タスク間のコンフリクトを自動的に検出できる。
図15は、本発明の実施態様である、先行タスクの検出を示す。
複数のシステム構成CI(1501)が、物理的位置の関係で見たシステム構成図で示されている。システム構成CI(site1)の属性は入館ルールを有する。該入館ルールは、入館申請書を3日前に提出すること、入館に際してメディア持込申請書が必要であること、入館方法を規定する。タスクCI(1502)は、2つのタスクCI、すなわちTask1及びTask2を有する。システム構成CI(app1)は、タスクCI(Task1)に関連する。同様に、システム構成CI(OS2)は、タスクCI(Task2)に関連する。Task1は、「メディア持込必要」というフラグを有する。
ここで、コンピュータ・システムは、CMDB内の10月21日に入館するタスクCIをCMDB上で検索する。さらに、コンピュータ・システムは、システム構成CI(site1)に物理的に関連するタスクをスケジュールでフィルターする。該フィルターの結果、コンピュータ・システムは、タスクCI(Task1及びTask2)の各担当者について、10月21日にsite1に入館するための申請書を起票するタスクをスケジューリングし、アサインする。コンピュータ・システムはさらに、Task2について、メディア持込申請書を10月18日付で起票するTask3をスケジューリングし、アサインする。このようにして、上記コンピュータ・システムは、先行タスクを検出することが可能である。
図16は、本発明の実施態様である、システムの変更に関与したタスクの検出を示す。
管理者は、先週は動いていたアプリケーション(WebSphere)が動かなくなったために、その原因となるタスクを検出することを試みる。タスク情報、例えば進捗履歴が作業履歴としてWBSに管理されている。タスク・データ・マッピングモジュール(図5、507)は、WBS(図5、502)から進捗状況を定期的にインポートし、リポジトリ(503)上のタスクデータ又はタスクCIを更新する。コンピュータ・システムは、アプリケーション(WebSphere)に関係している構成要素に関連付けられるタスクのうち、上記アプリケーションが動作していた日時以降に進捗に変化があったタスクを検出する。コンピュータ・システムは、上記検出したタスクを、該タスクに関連付けられたシステム構成CIの近傍に表示する。該表示によって、管理者は、アプリケーション(WebSphere)が動かなくなった理由が、システム構成CI(Windows)においてパスワード変更というタスクによることがわかる。上記の通り、上記コンピュータ・システムは、障害発生時などにおいてシステム構成CIに変化があった場合に、関連するタスクを作業履歴から抽出して表示することが可能である。
上記検出はシステムの変更を例として述べたが、設計書の変更にも上記検出を応用することができる。
図17は、本発明の実施態様である、システム構成CIについての情報を使用して、タスク情報を加工することを示す。
図17は、店舗管理のためのシステムが、サブシステムとして発注管理システム、受注管理システム、在庫管理システムを有することを示す。在庫管理システムは、各システム構成CIと図17に示す関係を有する。そして、システム構成CIにタスクCIが関連付けられて表示されている。
コンピュータ・システムは、サブシステム単位でタスクの進捗状況をチェックし、順調、要注意、及び危機的のいずれかであるかを表示する。
図18は、図17のサブシステム単位での進捗状況の表示からさらに詳細な進捗状況を表示することを示す。
図18は、サブシステム構成CIのタスク一覧を表示させた図を示す。チェックポイント、並びに障害発生の表示及び各タスクCIの進捗状況の表示を同時に含む。タスクCIの進捗状況の表示は、タスク名、実績進捗率、完了予定日、完了日及び担当者名を含む。また、タスクCIの進捗状況の表示では、障害復旧後に急いで進めるべきタスクが、波線で囲まれて表示されている。
上記表示から、管理者はどんなタスクが未達として残っているのかを把握することができ、しかも障害復旧後に急いで進めるべきタスクも把握しやすい。
上記実施形態のコンピュータ・システムにおいて使用されるコンピュータは、CPUとメイン・メモリと含み、これらはバスに接続されている。CPUは好ましくは、32ビットまたは64ビットのアーキテクチャに基づくものであり、例えば、インテル社のXeon(商標)シリーズ、Core(商標)シリーズ、Pentium(商標)シリーズ、Celeron(商標)シリーズ、AMD社のPhenom(商標)シリーズ、Athlon(商標)シリーズなどを使用することができる。バスには、ディスプレイ・コントローラを介して、LCDモニタなどのディスプレイが接続される。ディスプレイは、コンピュータ・システムの管理のために、通信回線を介してネットワークに接続されたコンピュータについての情報と、そのコンピュータ上で動作中のソフトウェアについての情報を、適当なグラフィック・インターフェースで表示するために使用される。バスにはまた、IDE又はSATAコントローラを介して、ハードディスク又はシリコン・ディスクと、CD−ROM又はDVDドライブが接続される。
ハードディスクには、オペレーティング・システム、J2EEなどのJava処理環境を提供するプログラム、CMDBのための運用管理プログラム、その他のプログラム及びデータが、メイン・メモリにロード可能に記憶されている。運用管理プログラムは好ましくは、インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションから提供されるTADDM(Tivoli(商標) Application Dependency Discovery Manager)を含む。
CD−ROM、DVD又はBDドライブは、必要に応じて、CD−ROM、DVD−ROM又はBDからプログラムをハードディスクに追加導入するために使用される。バスには更に、キーボード・マウスコントローラを介して、キーボード及びマウスが接続されている。
通信インタフェースは、例えばイーサネットプロトコルに従うものであり、通信コントローラを介してバスに接続され、コンピュータ及び通信回線を物理的に接続する役割を担い、コンピュータのオペレーティング・システムの通信機能のTCP/IP通信プロトコルに対して、ネットワーク・インターフェース層を提供する。尚、通信回線は、有線LAN環境、或いは例えばIEEE802.11a/b/g/nなどの無線LAN接続規格に基づく無線LAN環境であってもよい。
なお、コンピュータ等のハードウェアを接続するためのネットワーク接続装置として使用できるものとして、上記のネットワーク・スイッチ以外に、これで尽きている訳ではないが、ルータ、ハードウェア管理コンソール等がある。要するに、ネットワーク運用管理用プログラムが導入されているコンピュータからの、所定のコマンドによる問合せに対して、それに接続されているコンピュータのIPアドレス、MACアドレスなどの構成情報を返すことができる機能をもつものである。ネットワーク・スイッチ及びルータは、アドレス解決プロトコル(ARP)のための、それに接続されているコンピュータのIPアドレス及び、それに対応するMACアドレスの対のリストを含むARPテーブルを含み、所定のコマンドによる問合せに対して、ARPテーブルの内容を返す機能をもつ。ハードウェア管理コンソールは、ARPテーブルよりも更に詳しい、コンピュータの構成情報を返すことができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明してきたが、本実施形態に記載されている内容は、本発明の一例であり、当業者なら、本発明の技術的範囲を逸脱することなく、さまざまな変形例に想到できることが、明らかであろう。例えば、CMDBとそれに格納されたCIではなく、別の形式のデータベースとCIの形式を用いることもできる。また、Java以外に、C++、C#など、ネットワーク管理機能をもつAPIを呼び出すことのできる任意のコンピュータ開発環境を用いることができる。
CMDBを含むコンピュータ・システムの例を示す。 TADDMの概要を示す。 機器A及び機器Bの各CIインスタンス、及びその関係インスタンスの作成を示す。 データ・モデル、ディスカバリ・インスタンス、CIインスタンス、及び関係モデルを示す。 CMDBにおける構成情報管理の画面例を示す。 CMDBにおけるトランザクション依存関係の例を示す。 WBSの模式図を示す。 WBSにおける作業スケジューリング及び進捗管理の例を示す。 現状のシステム構築プロジェクトを示す。 本発明の第1の実施態様(A)及び第2の実施態様(A)を示す。 本発明の実施態様である、システム構成CIとタスクの関連付けを示す。 本発明の実施態様である、タスクの進捗管理の流れを示す。 本発明の実施態様である、関連付けを模擬的に示す。 本発明の実施態様である、システム構成CI、及び該システム構成CIと他の構成CIとの関連付けの表示の例を示す。 本発明の実施態様である、システム構成CIに関連付けられるタスクの一覧表示の例を示す。 本発明の実施態様である、進捗率の表示の例を示す。 本発明の実施態様である、障害発生の表示の例を示す。 本発明の実施態様である、システム構成CIに関連付けられたステータスの表示の例を示す。 本発明の実施態様である、システム構成CI及びタスクについての情報の表示の例を示す。 本発明の実施態様である、タスクとタスクの関連付けの表示の例を示す。 本発明の実施態様である、タスク同士の関係を自動で検出することを示す。 本発明の実施態様である、タスク間のコンフリクトの検出を示す。 本発明の実施態様である、先行タスクの検出を示す。 本発明の実施態様である、システムの変更に関与したタスクの検出を示す。 本発明の実施態様である、システム構成CIについての情報を使用して、タスク情報を加工することを示す。 本発明の実施態様である、サブシステム単位での進捗状況の表示からさらに詳細な進捗状況を表示することを示す。

Claims (17)

  1. デジタル化された設計書に定義されるシステムに含まれる複数の構成要素それぞれと関連する複数のタスクの進捗を管理するためのコンピュータ・システムであって、
    前記構成要素毎に、該構成要素の少なくとも1つの所定の属性及び、該構成要素と他の構成要素との関係を示す1組のデータ、タスクについてのデータ及び前記構成要素と少なくとも1つの前記タスクとを関連付ける関連データを保持するリポジトリであって、複数の前記1組のデータの少なくとも一部は、前記デジタル化された設計書に定義されるシステムに含まれる構成要素についてのデータから作成される、前記リポジトリと、
    前記構成要素についてのデータ及び前記タスクについてのデータの少なくとも一方を検出するディスカバリ部であって、前記1組のデータ及び前記関連データの少なくとも一方が、該検出されたデータを使用して更新される、前記ディスカバリ部と
    を含み、
    前記コンピュータ・システムは、前記1組のデータ及び前記関連データの少なくとも一方が前記ディスカバリ部により検出された前記データを使用して更新されることに応じて、第1のタスクと第2のタスクとの間のコンフリクト、又は、システムの変更に関与したタスクを自動的に検出する、前記コンピュータ・システム。
  2. 前記設計書に定義されるシステムが構築対象又はメンテナンス対象のシステムであり、前記タスクが前記設計書に定義されるシステムの構築又はメンテナンスに関連するタスクである、請求項1に記載のコンピュータ・システム。
  3. 前記設計書に定義されるシステムに含まれる少なくとも1の構成要素、該構成要素と他の構成要素との間の関係、及び該構成要素と関連するタスクについての情報を示すトポロジー・マップを表示するための表示装置をさらに含む、請求項1に記載のコンピュータ・システム。
  4. 前記設計書に定義されるシステムに含まれる少なくとも1の構成要素又は該構成要素についてのデータが変更されることに応じて、前記表示装置が、該構成要素についての更新された情報を表示する、請求項3に記載のコンピュータ・システム。
  5. 前記タスクについての情報が、タスクについてのインポートされたデータを使用して更新される、請求項3に記載のコンピュータ・システム。
  6. 前記タスクについての情報が、タスクの進捗率又は進捗状態、タスクの残りのワーク量、タスク一覧、及び該タスクと他のタスクとの関連付けから選択される少なくとも1である、請求項3に記載のコンピュータ・システム。
  7. 前記関連データの属性が、タスクに関連するホストのホスト名、アプリケーションのアプリケーション名及び該アプリケーションのポート番号の少なくとも1つである、請求項1に記載のコンピュータ・システム。
  8. 前記構成要素が、クライアント・コンピュータ、サーバ・コンピュータを含むコンピュータ;コンピュータの周辺機器;オペレーティング・システム、ミドルウェアを含むアプリケーション・ソフトウェア;デジタル家電製品;並びに前記設計書に定義されるシステムに含まれる構成要素に対応する実在する構成要素のいずれかである、請求項1に記載のコンピュータ・システム。
  9. デジタル化された設計書に定義されるシステムに含まれる複数の構成要素それぞれと関連する複数のタスクの進捗を管理するためのコンピュータ・システムであって、
    前記構成要素毎に、該構成要素の少なくとも1つの所定の属性及び、該構成要素と他の構成要素との関係を示す1組のデータと、タスク毎に、該タスクの少なくとも1つの所定の属性及び、該タスクと他のタスク又は構成要素との関係を示す1組のデータと、前記構成要素と少なくとも1つの前記タスクとを関連付ける関連データとを保持するリポジトリであって、前記構成要素についての複数の前記1組のデータの少なくとも一部は、前記デジタル化された設計書に定義されるシステムに含まれる構成要素についてのデータから作成される、前記リポジトリと、
    前記構成要素についてのデータ及び前記タスクについてのデータの少なくとも一方を検出するディスカバリ部であって、前記構成要素についての1組のデータ、前記タスクについての1組のデータ、及び前記関連データの少なくともいずれかが、該検出したデータを使用して更新される、前記ディスカバリ部と
    を含み、
    前記コンピュータ・システムは、前記構成要素についての1組のデータ、前記タスクについての1組のデータ、及び前記関連データの少なくともいずれかが前記ディスカバリ部により検出された前記データを使用して更新されることに応じて、第1のタスクと第2のタスクとの間のコンフリクト、又は、システムの変更に関与したタスクを自動的に検出する、前記コンピュータ・システム。
  10. 前記設計書に定義されるシステムが構築対象又はメンテナンス対象のシステムであり、前記タスクが前記設計書に定義されるシステムの構築又はメンテナンスに関連するタスクである、請求項9に記載のコンピュータ・システム。
  11. 前記構成要素についての1組のデータと前記タスクについての1組のデータとの間でマッピングを行い、前記関連データを作成する関連データ作成部をさらに含む、請求項9に記載のコンピュータ・システム。
  12. 前記設計書に定義されるシステムに含まれる少なくとも1の構成要素、該構成要素と他の構成要素との間の関係、及び該構成要素と関連するタスクについての情報を示すトポロジー・マップを表示する表示装置をさらに含む、請求項9に記載のコンピュータ・システム。
  13. デジタル化された設計書に定義されるシステムに含まれる複数の構成要素それぞれと関連する複数のタスクの進捗を管理するための方法であって、コンピュータ・システムが、
    前記構成要素毎に、該構成要素の少なくとも1つの所定の属性及び、該構成要素と他の構成要素との関係を示す1組のデータをリポジトリ内に格納するステップであって、複数の前記1組のデータの少なくとも一部は、前記デジタル化された設計書に定義されるシステムに含まれる構成要素についてのデータから作成される、前記格納するステップと、
    前記タスクについてのデータを前記リポジトリ内に格納するステップと、
    前記構成要素と少なくとも1つの前記タスクとを関連付ける関連データを前記リポジトリ内に格納するステップと、
    前記構成要素についてのデータ及び前記タスクについてのデータの少なくとも一方を検出するステップと、
    前記1組のデータ及び前記関連データの少なくとも一方、該検出されたデータを使用して更新するステップと
    前記1組のデータ及び前記関連データの少なくとも一方が前記検出された前記データを使用して更新されることに応じて、第1のタスクと第2のタスクとの間のコンフリクト、又は、システムの変更に関与したタスクを自動的に検出するステップと
    実行することを含む、前記方法。
  14. デジタル化された設計書に定義されるシステムに含まれる複数の構成要素それぞれと関連する複数のタスクの進捗を管理するための方法であって、コンピュータ・システムが、
    前記構成要素毎に、該構成要素の少なくとも1つの所定の属性及び、該構成要素と他の構成要素との関係を示す1組のデータをリポジトリ内に格納するステップであって、前記構成要素についての複数の前記1組のデータの少なくとも一部は、前記デジタル化された設計書に定義されるシステムに含まれる構成要素についてのデータから作成される、前記格納するステップと、
    タスク毎に、該タスクの少なくとも1つの所定の属性及び、該タスクと他のタスク又は構成要素との関係を示す1組のデータを前記リポジトリ内に格納するステップと、
    前記構成要素と少なくとも1つの前記タスクとを関連付ける関連データを前記リポジトリ内に格納するステップと、
    前記構成要素についてのデータ及び前記タスクについてのデータの少なくとも一方を検出するステップと、
    前記構成要素についての1組のデータ、前記タスクについての1組のデータ、及び前記関連データの少なくともいずれか、該検出したデータを使用してるステップと
    前記構成要素についての1組のデータ、前記タスクについての1組のデータ、及び前記関連データの少なくともいずれかが前記検出された前記データを使用して更新されることに応じて、第1のタスクと第2のタスクとの間のコンフリクト、又は、システムの変更に関与したタスクを自動的に検出するステップと
    を含む、前記方法。
  15. 前記構成要素の関係データを使用して、タスク間の関係を検出するステップをさらに含む、請求項13又は14に記載の方法。
  16. 前記タスク間の関係の検出に応じて、新たなタスクをスケジューリングするステップをさらに含む、請求項15に記載の方法。
  17. デジタル化された設計書に定義されるシステムに含まれる複数の構成要素それぞれと関連する複数のタスクの進捗を管理するためのコンピュータ・プログラムであって、コンピュータ・システムに、請求項13〜16のいずれか一項に記載の各ステップを実行させる、前記コンピュータ・プログラム。
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