JP5269548B2 - 基板処理装置及び基板処理装置の基板搬送方法 - Google Patents

基板処理装置及び基板処理装置の基板搬送方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体ウェーハ等の基板を搬送する際に、操作系と制御系に分かれているメインコントローラ(上位コントローラ)と機構制御を実施する下位の機構制御コントローラ(モーションコントローラ等)とに関し、特に、上位コントローラからの同一の機構部の連続動作を効率的に実施する機能に関する。
図1は従来の上位コントローラとモーションコントローラの通信シーケンス図である。
同一の機構に対して連続で動作する場合、例えば、基板又はこの基板を収納するウェーハキャリアとしてのワークを機構に拾い上げるPick Up動作を実施する場合、(1)Pick Up直前は高速度、(2)Pick Up動作はワークの載置位置のずれを抑えるために低速度、(3)Pick Up後の待機位置移動は中速度で行う必要があり、これらの動作を全てシーケンシャルに実施することでワークのPick Up動作が完了する。
その同一軸で3つの連続動作を実施するには、速度を切り替えながら機構動作させるため速度を切り替えるたびにコマンドを指定する必要がある。従い、上位コントローラは3回の動作コマンドをモーションコントローラに対して送信する必要があった。つまり、3回の動作コマンドを行うには、1回の動作コマンド毎に通信データ時間及び機構が完全に停止してからでないと次の動作コマンドを送信できないという制御遅延時間が存在してしまう。
今後、基板(ウェーハ)の大口径化(300mm以上)が進むにつれて、上述した機構制御を行っていたのでは、その自重により停止する時間や動き出すための時間の遅延が生じてスループットの妨げとなる可能性がある。また、大口径ウェーハの停止させる制御や動き出しの制御を適切に行うには時間がかかり、セットアップに時間がかかり、結果として装置稼働率の低下を招きかねない。
本発明では、同一軸で連続動作を行う際に、速度変更が必要な場合でも上位コントローラから1回のコマンドにより、モーションコントローラ側で途中停止しないで速度変更を実施できる機能を有する基板処理装置を提供することを目的とする。
本発明の特徴とするところは、基板に処理を施すためのプロセス制御や基板の搬送を行うための搬送制御を行う各種サブコントローラを制御する制御部と、前記基板に処理を施す処理ユニットの状態や前記基板を搬送するために使用される搬送ユニットの状態やこれらの動作を検出するセンサの状態をモニタ表示する操作部と、を設けたメインコントローラと、予め前記メインコントローラからダウンロードされた速度と位置を設定するためのパラメータを保持しておき、前記搬送ユニットの動作時に、前記搬送ユニットの位置を監視し、所定の位置に達したら速度を変更するモーションコントローラとを有することにある。
上位コントローラとモーションコントローラとの間で複数回の通信を行うことなく、目的とする位置へ最適な速度切り替えを実施しながら動作させることができるので、装置のスループットの向上に貢献することができる。また、従来のように動作コマンドを複数回送信することがないので通信量の削減が期待できる。
次に、本発明の基板処理装置における好ましい実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。本発明の好ましい実施例においては、半導体製造装置として用いられるアッシャ装置により、半導体装置の製造方法が実現される。
図2は、本発明の好ましい実施例のアッシャ装置を説明するための概略横断面図であり、図3は、本発明の好ましい実施例のアッシャ装置を説明するための概略縦断面図である。図2、図3に示されるように、アッシャ装置10は、EFEM(Equipment Front End Module)100と、ロードロックチャンバ部200と、トランスファーモジュール部300と、アッシング処理がなされる処理室として用いられるプロセスチャンバ部400とを備えている。
EFEM100は、FOUP(Front Opening Unified Pod)110、120及びそれぞれのFOUPからロードロックチャンバへウエハを搬送する第1の搬送部である大気ロボット130を備える。FOUPには25枚のウエハが搭載され、大気ロボット130のアーム部がFOUPから5枚ずつウエハを抜き出す。
ロードロックチャンバ部200は、ロードロックチャンバ250、260と、FOUPから搬送されたウエハ600をロードロックチャンバ250、260内でそれぞれ保持するバッファユニット210、220を備えている。バッファユニット210、220は、ボート211、221とその下部のインデックスアセンブリ212、222とを備えている。ボート211(221)と、その下部のインデックスアセンブリ212(222)は、θ軸214(224)により同時に回転する。
トランスファーモジュール部300は、搬送室として用いられるトランスファーモジュール310を備えており、先述のロードロックチャンバ250、260は、ゲートバルブ311、312を介して、トランスファーモジュール310に取り付けられている。トランスファーモジュール310には、第2の搬送部として用いられる真空アームロボットユニット320が設けられている。
プロセスチャンバ部400は、処理室として用いられるプラズマ処理ユニット410、420と、その上部に設けられたプラズマ発生室430、440とを備えている。プラズマ処理ユニット410、420は、ゲートバルブ313、314を介してトランスファーモジュール310に取り付けられている。
プラズマ処理ユニット410、420は、ウエハ600を載置するサセプタテーブル411、421を備えている。サセプタテーブル411、421をそれぞれ貫通してリフターピン413、423が設けられている。リフターピン413は、Z軸412、422の方向に、それぞれ上下する。
プラズマ発生室430、440は、反応容器431、441をそれぞれ備え、反応容器431、441の外部には、高周波コイル432、442が設けられている。高周波コイル432、442に高周波電力を印加して、ガス導入口433、443から導入されたアッシング処理用の反応ガスをプラズマ化し、そのプラズマを利用してサセプタテーブル411、421上に載置されたウエハ600上のレジストをアッシング(プラズマ処理)する。
以上のように構成されたアッシャ装置10においては、FOUP110、120からロードロックチャンバ250(260)へとウエハ600が搬送される。この際、まず、図3に示されるように、大気ロボット130が、FOUPのポッドにツィーザを格納し、5枚のウエハをツィーザ上へ載置する。このとき、取り出すウエハの高さ方向の位置に合わせて、大気ロボットのツィーザ及びアームを上下させる。
ウエハをツィーザへ載置した後、大気搬送ロボット130がθ軸131方向に回転し、バッファユニット210(220)のボート211(221)にウエハを搭載する。このとき、ボート211(221)のZ軸230方向の動作により、ボート211(221)は、大気搬送ロボット130から25枚のウエハ600を受け取る。25枚のウエハを受け取った後、ボート211(221)の最下層にあるウエハがトランスファーモジュール部300の高さ位置に合うよう、ボート211(221)をZ軸230方向に動作させる。
ロードロックチャンバ250(260)においては、ロードロックチャンバ250(260)内にバッファユニット210(220)によって、保持されているウエハ600を、真空アームロボットユニット320のフィンガー321に搭載する。θ軸325方向で真空アームロボットユニット320を回転し、さらにY軸326方向にフィンガーを延伸し、プラズマ処理ユニット410(420)内のサセプタテーブル411(421)上に移載する。
ここで、ウエハ600を、フィンガー321からサセプタテーブル411(421)へ移載する工程を説明する。
真空アームロボットユニット320のフィンガー321とリフターピン413(423)との協働により、ウエハ600をサセプタテーブル411(421)上に移載する。また、逆の動作により、処理が終了したウエハ600をサセプタテーブル411(421)から、真空アームロボットユニット320によって、ロードロックチャンバ250(260)内のバッファユニット210(220)にウエハ600を移載する。
以上のように構成されたアッシャ装置10では、ロードロックチャンバ250(260)へウエハ600が搬送され、ロードロックチャンバ250(260)内が真空引き(真空置換)され、ロードロックチャンバ250(260)から、トランスファーモジュール310を経てウエハ600がプラズマ処理ユニット410(420)へと搬送され、プラズマ処理ユニット410(420)でウエハ600からレジストの除去がなされ(除去工程)、レジストの除去がなされたウエハ600が、トランスファーモジュール310を経て再びロードロックチャンバ250(260)へ搬送される。
図4には、プラズマ処理ユニット410の詳細が示されている。尚、先述のプラズマ処理ユニット420は、プラズマ処理ユニット410と同じ構成である。
プラズマ処理ユニット410は、半導体基板や半導体素子に乾式処理でアッシングを施す高周波無電極放電型のプラズマ処理ユニットである。プラズマ処理ユニット410は、図4に示すように、プラズマを生成するためのプラズマソース430、半導体基板などのウエハ600を収容する処理室445、プラズマソース430(特に共振コイル432)に高周波電力を供給する高周波電源444、及び高周波電源444の発振周波数を制御する周波数整合器446を備えている。例えば、架台としての水平なベースプレート448の上部に前記のプラズマソース430を配置し、ベースプレート448の下部に処理室445を配置して構成される。また、共振コイル432と外側シールド452とで、螺旋共振器が構成される。
プラズマソース430は、減圧可能に構成され且つプラズマ用の反応ガスが供給され、反応容器431と、反応容器431の外周に巻回された共振コイル432と、共振コイル432の外周に配置され且つ電気的に接地された外側シールド452とから構成される。
反応容器431は、通常、高純度の石英硝子やセラミックスにて円筒状に形成された所謂チャンバである。反応容器431は、通常、軸線が垂直になるように配置され、トッププレート454及び処理室445によって上下端が気密に封止される。反応容器431の下方の処理室445の底面には、複数(例えば4本)の支柱461によって支持されるサセプタ459が設けられ、サセプタ459には、サセプタテーブル411及びサセプタ上のウエハを加熱する基板加熱部としてのヒータ463が具備される。
サセプタ459の下方に、排気板465が配設される。排気板465は、ガイドシャフト467を介して底板469に支持され、底板469は処理室445の下面に気密に設けられる。昇降基板471がガイドシャフト467をガイドとして昇降自在に動くように設けられる。昇降基板471は、少なくとも3本のリフターピン413を支持している。リフターピン413は、サセプタ459を貫通する。そして、リフターピン413の頂には、ウエハ600を支持するウエハ支持部414が設けられている。ウエハ支持部414は、サセプタ459の中心方向に延出している。リフターピン413の昇降によって、ウエハ600をサセプタテーブル411に載置し、あるいはサセプタテーブル411から持ち上げることができる。底板469を経由して、昇降駆動部(図示略)の昇降シャフト473が昇降基板471に連結されている。昇降駆動部が昇降シャフト473を昇降させることで、昇降基板471とリフターピン413を介して、リフトピン支持部414が昇降する。
サセプタ459と排気板465の間に、バッフルリング458が設けられる。バッフルリング458、サセプタ459、排気板465で第一排気室474が形成される。円筒状のバッフルリング458は、通気孔が多数均一に設けられている。従って、第一排気室474は、処理室445と仕切られ、また通気孔によって、処理室445と連通している。
排気板465に、排気連通孔475が設けられる。排気連通孔475によって、第一排気室と第二排気室476が連通される。第二排気室476には、排気管480が連通されており、排気管480にはガス排気ユニットとしての排気装置479が設けられている。
反応容器431の上部のトッププレート454には、ガス供給ユニットから伸長され且つ所要のプラズマ用の反応ガスを供給するためのガス供給管455が、ガス導入口433に付設されている。ガス供給ユニットは、ガスの流量を制御する機能を持ち、具体的には流量制御部であるマスフローコントローラ477及び開閉弁478を有している。マスフローコントローラ477及び開閉弁478を制御することで、ガスの供給量を制御する。
また、反応容器431内には、反応ガスを反応容器431の内壁に沿って流れるようにするための略円板形で、石英からなるバッフル板460が設けられている。
尚、流量制御部及び排気装置479によって供給量、排気量を調整することにより、処理室445の圧力が調整される。
共振コイル432は、所定の波長の定在波を形成するため、一定波長モードで共振するように巻径、巻回ピッチ、巻数が設定される。すなわち、共振コイル432の電気的長さは、高周波電源444から供給される電力の所定周波数における1波長の整数倍(1倍、2倍、…)又は半波長もしくは1/4波長に相当する長さに設定される。 例えば、1波長の長さは、13.56MHzの場合約22メートル、27.12MHzの場合約11メートル、54.24MHzの場合約5.5メートルになる。共振コイル432は、絶縁性材料にて平板状に形成され且つベースプレート448の上端面に鉛直に立設された複数のサポートによって支持される。
共振コイル432の両端は電気的に接地されるが、共振コイル432の少なくとも一端は、装置の最初の設置の際又は処理条件の変更の際に当該共振コイルの電気的長さを微調整するため、可動タップ462を介して接地される。図4中の符号464は他方の固定グランドを示す。更に、装置の最初の設置の際又は処理条件の変更の際に共振コイル432のインピーダンスを微調整するため、共振コイル432の接地された両端の間には、可動タップ466によって給電部が構成される。
すなわち、共振コイル432は、電気的に接地されたグランド部を両端に備え且つ高周波電源444から電力供給される給電部を各グランド部の間に備え、しかも、少なくとも一方のグランド部は、位置調整可能な可変式グランド部とされ、そして、給電部は、位置調整可能な可変式給電部とされる。共振コイル432が可変式グランド部及び可変式給電部を備えている場合には、後述するように、プラズマソース430の共振周波数及び負荷インピーダンスを調整するにあたり、より一層簡便に調整することができる。
外側シールド452は、共振コイル432の外側への電磁波の漏れを遮蔽するとともに、共振回路を構成するのに必要な容量成分を共振コイル432との間に形成するために設けられる。外側シールド452は、一般的には、アルミニウム合金、銅又は銅合金などの導電性材料を使用して円筒状に形成される。外側シールド452は、共振コイル432の外周から、例えば5〜150mm程度隔てて配置される。
高周波電源444の出力側にはRFセンサ468が設置され、進行波、反射波等をモニタしている。RFセンサ468によってモニタされた反射波電力は、周波数整合器446に入力される。周波数整合器446は、反射波が最小となるよう周波数を制御する。
コントローラ470は、単に高周波電源444のみを制御するものではなく、アッシャ装置10全体の制御を行っている。コントローラ470には、表示部であるディスプレイ472が接続されている。ディスプレイ472は、例えば、RFセンサ468による反射波のモニタ結果等、アッシャ装置10に設けられた各種検出部で検出されたデータ等を表示する。
載置工程を説明する。ウエハ600を搭載したフィンガー321が、処理室445に進入する。リフターピン413が上昇する。フィンガー321は、上昇されたリフターピン413にウエハ600を載置する。
搬送工程にて、室温に保持されたウエハ600を載置した後、アッシングガスを、ガス供給管433からプラズマソース430に供給する。アッシングガスは酸素、水素、水、アンモニア、四フッ化炭素(CF4)等がある。ガス供給後、高周波電源444が、共振コイル432に電力を供給する。
共振コイル432内部に励起される誘導磁界によって自由電子を加速し、ガス分子と衝突させることでガス分子を励起してプラズマを生成する。このようにして、プラズマ化されたアッシングガスにより、アッシング処理を行う。
上述した前記プラズマ処理ユニット410、基板600を搬送する大気搬送ロボット130や真空アームロボットユニット320などの搬送ユニット、前記プラズマ処理ユニット410に処理ガス等を供給するガス供給ユニット、前記プラズマ処理ユニット410内を排気するガス排気ユニット、前記基板600を加熱する基板加熱部463は、それぞれ制御コントローラ470によって制御されている。
図5は、本発明に於けるコントローラ構成を示す図である。尚、図5において、制御コントローラ470は、制御部703に該当する。
本発明に於けるコントローラシステム700は、モニタ表示、ロギングデータやアラームなどの解析、及びパラメータ編集などを行うための画面を表示する表示部704や、該表示部704を介して入力された指示データや各種レシピや各種パラメータをファイルとして格納する図示しない記憶部を有する操作部702と、基板を搬送する前記搬送ユニットを制御する機構制御コントローラであるモーションコントローラ704等が接続され、また、シーケンサ705を介してAPC(オートプレッシャーコントローラ)やRF(RFセンサ468)や温調(温度調節器)などと接続されている制御部703とで構成される上位コントローラとしてのメインコントローラ701と、少なくとも前記モーションコントローラ706や前記シーケンサ705を含む下位のコントローラとしてのサブコントローラとで構成される。尚、表示部704は、操作部702と一体に取り付けられているが、操作部702と別体であってもよいし、また、メインコントローラ701に対して別体であってもよい。
また、前記上位コントローラ701は、図示しないGEMコントローラとLANにて接続される。また、該GEMコントローラを介して図示しないユーザ(顧客)側のHostコンピュータと接続され、工場内の自動化システムを実現する。
制御部703は各種サブコントローラと接続されており、各サブコントローラを制御する。モーションコントローラ706は、複数のモータ708と接続され、各モータを制御している。モーションコントローラ706には、前記大気ロボット130や真空アームロボットユニット320などの基板を搬送する搬送ユニットだけではなく、図示しない昇降駆動部も含まれる。
前記モーションコントローラ706は、速度パラメータとポジション(位置)パラメータを保持する。これらのパラメータは機構部毎に管理され、また目的別に複数個指定できる。尚、これらのパラメータは、動作させる前に予め上位コントローラ701に設けられた表示部704によって入力、決定され、モーションコントローラ706へ送信(ダウンロード)される。但し、ポジションパラメータについては、ペンダントを介してポジション(位置)の決定がされることがある。
図6はこれらのパラメータの構成を示したものである。速度テーブルにおいて、例えば、機構No.1により基板を拾い上げるPick Up動作を実施する場合、速度No.1は基板を保持していないため高速度、速度No.2は基板を保持した状態なので中速度、速度No.3は基板を他の機構に乗せ変えるため低速度に設定される。図6ではそれぞれ速度No.1=XX、速度No.2=YY、速度No.3=ZZと文字列で表されているが、実際には数値で設定されるのはいうまでもない。同様にポジションテーブルにおいて、例えば、機構No.5により基板を拾い上げるPick Up動作を実施する場合、ポジションNo.1は原点位置、ポジションNo.2はPickUp待機位置、ポジションNo.3はPickUp完了位置、ポジションNo.4はPickUp開始位置に設定される。同様に、各ポジションには文字列で表されている(XX,YY)が、実際には数値で設定されるのはいうまでもない。また、速度テーブルは3つの速度No.であり、ポジションテーブルは4つのポジションNo.である場合についてパラメータ構成の例を挙げたがこれに限らず、各テーブルはいくつ設けても構わない。
図7は、機構動作を実施する際に使用する通信電文フォーマットを示す。上位コントローラ701からは、機構部の動作命令に際して、既にモーションコントローラ706が保持しているポジションの番号と速度または加速度の番号を指示して動作コマンド電文を送信する。ここで、機構NOは対象とする機構部に予め付されている番号であり、目標ポジションNOと指定速度NOは、それぞれ図6で示される番号であり、パラメータ1は、対象とする機構部、例えば、ロボットの場合、ロボットのアームNOであり、パラメータ2は、該アームに付されているツィーザ番号(本実施例におけるアッシャ装置の場合にはフィンガー番号)を示し、パラメータ3は、ボートやFOUPのスロット番号が示される。これらのパラメータは、ピッチ計算量に使用される。例えば、ベースポジション(初期位置)からFOUPのスロットへのピッチ量計算、基板を拾い上げるアームやツィーザのピッチ量計算に使用される。これらのピッチ量は、予めモーションコントローラ706に登録されている。この通信電文フォーマットを受信したモーションコントローラ706は指示された速度No.やポジションNo.より指定値を導き出し機構本体へ出力する。モーションコントローラ706は、機構本体より動作終了信号を受信した後、上位コントローラ701へ動作終了電文にて報告を行う。動作結果は、正常に終了した場合、0であり、異常終了した場合、1が送信される。動作結果エラー詳細は、正常終了した場合、0である。
図8は、本発明の実施形態における上位コントローラ701とモーションコントローラ706との通信フローチャートを示す図である。
S1(ステップ1):上位コントローラ701より基板をピックアップする命令コマンドを受信する。
S2(ステップ2):現在位置と目標位置より速度切り替えが必要かどうかのチェックを行う。必要であれば、ステップ3へ移行する。必要でなければ、最終到達ポジションへの移動完了を待つ。
S3(ステップ3):予め設定されていた速度切り替えポジションを機構部本体から送信されるポジションモニタ値を監視(チェック)する。
S4(ステップ4):切り替えポジションに到達が認識したタイミングで、動作中のまま速度変更(切り替え)を実施する。
S5(ステップ5):速度切り替えが終了し、次に速度切り替えるべきポジションがあればステップ3へ戻り、なければ最終ポジションへの移動完了を待ち、最終ポジションに到達したことを機構部本体から受信すると、上位コントローラ701へコマンド終了を送信する。
図9は、速度切り替えチェック時の現在位置と目標位置との関係を示す図である。
現在位置がAの場合、最終目標位置に行くまでに、速度切り替え位置1及び速度切り替え位置2を経由しなければならないので速度切り替えが2回必要になる。現在位置がBの場合、速度切り替え位置2を経由しなければならないので速度切り替えが1回必要である。現在位置がCの場合、速度切り替えは必要なく、そのまま最終位置に行く。
基板のPickUp動作に関して図6の各パラメータを例に取ると、上位コントローラ701からPickUp待機位置への動作コマンドを受信した場合、現在位置がAであれば原点位置とPickUp開始位置である速度切り替え位置1との間であるので速度パラメータの速度Noは、1(高速に設定する番号)として制御される。同様に、現在位置がBの場合、速度切り替え位置1とPickUp完了位置である速度切り替え位置2との間であるので、速度パラメータの速度Noは、3(低速に設定する番号)として制御される。現在位置がCのときは、速度切り替え位置2と最終目標位置との間であり、速度Noは、2(中速に設定する番号)として制御される。
上述したように、本実施形態においては、機構の位置及びその位置での速度を指定することにより、従来のようにコマンド終了(停止)を待ってから次の動作を行わせる(指示する)こと無く、機構の動作を制御することができるのでスループットの向上が期待できる。
本発明の従来技術における通信シーケンスを示す図である。 本発明の好ましい実施例のアッシャ装置を説明するための概略横断面図である。 本発明の好ましい実施例のアッシャ装置を説明するための概略縦断面図である。 本発明の好ましい実施例のアッシャ装置に用いられるプラズマ処理ユニットを示す断面図である。 本発明の実施形態に係る基板処理装置におけるコントローラ構成を示す図である。 速度パラメータとポジションパラメータの構成を示す図である。 動作コマンド電文通信フォーマットの一例を示す図である。 上位コントローラとモーションコントローラとの通信フローチャートを示す図である。 速度切り替えチェック時の現在位置と目標位置との関係を示す図である。
符号の説明
10…アッシャ装置
200…ロードロックチャンバ部
300…トランスファーチャンバ部
400…プロセスチャンバ部
410…プラズマ処理ユニット
472…表示装置
600…ウエハ
701…上位コントローラ(メインコントローラ)
706…モーションコントローラ

Claims (2)

  1. 基板に処理を施す処理ユニットの状態や前記基板を搬送するために使用される搬送ユニットの状態をモニタ表示する操作部を設けたメインコントローラと、
    予め前記メインコントローラからダウンロードされた速度と位置を設定するためのパラメータを保持しておき、前記搬送ユニットの動作時に、前記搬送ユニットの位置を監視し、所定の位置に達したら速度を変更するモーションコントローラと、
    を有する基板処理装置であって、
    前記モーションコントローラは、上位コントローラより前記基板を搬送するコマンドを受信すると、
    前記搬送ユニットの現在位置と最終到達ポジションである目標位置より速度切替が必要かどうかのチェックを行い、
    必要なければ、前記最終到達ポジションへの移動完了を待ち、
    必要であれば、前記搬送ユニットから送信されるポジションモニタ値をチェックし、予め設定されていた速度切替ポジションに到達したタイミングで前記搬送ユニットを動作中に速度切替を実施し、
    前記搬送ユニットの現在位置と前記最終到達ポジションより、次に速度を切替えるべきポジションがあれば、再度前記搬送ユニットから送信されるポジションモニタ値をチェックし、予め設定されていた速度切替ポジションに到達したタイミングで前記搬送ユニットを動作中に速度切替を実施し、
    無ければ、前記最終到達ポジションへの移動完了を待ち、
    前記最終到達ポジションに到達したことを前記搬送ユニットから受信すると、前記上位コントローラへ前記コマンドの終了を送信する基板処理装置
  2. 予め速度と位置を設定するためのパラメータを保持しておき、搬送ユニットの基板搬送動作時に、前記搬送ユニットの位置を監視し、所定の位置に達したら速度を変更する基板処理装置の基板搬送方法であって、
    基板を搬送するコマンドを受信する第一ステップと、
    前記搬送ユニットの現在位置と最終到達ポジションである目標位置より速度切替が必要かどうかのチェックを行い、必要なければ、前記最終到達ポジションへの移動完了を待つ待機工程へ移行し、必要であれば、第三ステップへ移行する第二ステップと、
    予め設定されていた速度切替ポジションを前記搬送ユニットから送信されるポジションモニタ値をチェックする第三ステップと、
    前記速度切替ポジションに到達したタイミングで前記搬送ユニットを動作中に速度切替を実施する第四ステップと、
    前記搬送ユニットの現在位置と前記最終到達ポジションより、次に速度を切替えるべきポジションがあれば、前記第三ステップへ戻り、無ければ、前記最終到達ポジションへの移動完了を待つ待機工程へ移行する第五ステップと、
    前記待機工程において、前記最終到達ポジションに到達したことを前記搬送ユニットから受信すると前記コマンドの終了を送信する基板処理装置の基板搬送方法。
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