JP5269216B2 - データマイグレーション方法及び情報処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、記憶装置に関するものであり、特に記憶装置の記憶領域に格納されたデータを別の記憶領域に格納した場合でも、好適な運用を行うものである。
近年、インターネット技術が飛躍的に進展してきたことにより、ウェブサービスを提供するアプリケーションも急速に進化している。これらのアプリケーションは自身が抱える業務データの大容量化が急速に進んでいる。これらの業務データは、時間の経過と共に、アプリケーションからのアクセス頻度と利用価値が変化していく。時には、ウェブサービスの利用状況により、アクセス頻度の変化が大きくなることもある。またこれらの業務データは、ウェブサービスの種類によって、違う信頼性が要求される。これらの業務データの作成から活用、保存、廃棄に至るまでの一連段階をデータのライフサイクルと定義する。限られているストレージ資源で、アプリケーションがよりよいウェブサービスを提供できるために、業務データのライフサイクルの各段階でアプリケーションの業務データの性質要求(利用価値、性能、信頼性)に応じて最適なストレージを選択して業務データを格納する必要がある。
幸い近年発展してきたストレージネットワーク技術の代表としてのSANは、異種多様なストレージをストレージネットワーク環境に集中して管理できるようになっている。その上で、S-ATAのような低コストストレージデバイスを装備した大容量ストレージ装置も市場に投入され、ストレージ資源の信頼性、性能等の特性は更に多様性を増してきている。これによって、業務データのライフサイクルの各段階でアプリケーションの業務データの性質要求に応じて最適なストレージを選択して業務データを格納することが可能になる。
これに対して、同一ストレージサブシステム内に、データの利用頻度がある閾値を上回ったら、そのデータを同一ストレージサブシステム内の性能の高いボリュームへ、逆にデータの利用頻度がある閾値を下回ったら、そのデータを同一ストレージサブシステム内の性能の低いボリュームへマイグレーションするというデータの利用頻度に応じたデータマイグレーション方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また異なる種類のストレージサブシステム間に、データの利用頻度がある閾値を上回ったら、そのデータを性能の高いストレージサブシステムのボリュームへ、逆にデータの利用頻度がある閾値を下回ったら、そのデータを性能の低いストレージサブシステムのボリュームへマイグレーションするというデータの利用頻度に応じたデータマイグレーション方法も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−216460号公報 特開2005−276017号公報
しかしながら、従来技術のデータマイグレーション方法はデータの性能要求だけに注目してデータの信頼性とデータマイグレーションの効率を考えていない。例えば、バックアップのためにペアが形成されているボリュームを移動した場合、同一アレイグループにマイグレーションされてしまう可能性がある。そのため、そのアレイグループに障害が発生すると、ペアを形成している両ボリュームともアクセスすることができないといったことが起こる。
また正ボリュームに書き込みを行うと、副ボリュームへの書き込みも発生するので、正ボリューム、副ボリュームが同一のアレイグループ内に配置されると、このアレイグループに対するI/O量が急に増加する。
上記問題を解決するため、論理ボリュームに格納されているデータをマイグレーションする際に、異なるアレイグループに配置する論理ボリュームを指定することで、この指定された論理ボリュームが属するアレイグループ以外のアレイグループに属する論理ボリュームをデータの移動先とする。
また、複数の論理ボリュームの集合である、ボリュームグループを定義できるようにし、ボリュームグループ単位でデータのマイグレーションを行えるようにし、異なるアレイグループに配置するデータをボリュームグループ単位で行えるようにする。
更に、同一アレイグループに属する複数の論理ボリュームを抽出し、抽出された論理ボリュームのデータを異なるアレイグループに再配置できるようにする。
関連するボリュームどうしを別々のアレイグループに配置することができるので、性能、信頼性が向上するストレージシステム又は情報処理システムを提供することが可能となる。
情報処理システムの構成を示した図である。 情報処理システムの論理的な構成を示した図である。 マッピングテーブルの一例を示した図である。 マイグレーションの動作を説明するための図である。 初期画面の表示の一例を示した図である。 ボリュームグループを設定するための画面の表示の一例を示した図である。 論理ボリューム管理テーブルの一例を示した図である。 アプリケーション−ボリューム管理テーブルの一例を示した図である。 ボリュームグループ管理プログラムの処理の一例を示した図である。 ボリュームグループ管理テーブルの一例を示した図である。 ボリュームグループ管理プログラムの処理の一例を示した図である。 ボリュームグループ管理プログラムの処理の一例を示した図である。 ボリュームグループ管理プログラムの処理の一例を示した図である。 ボリューム検索条件を設定する画面の表示の一例を示したものである。 ボリューム検索条件テーブルの一例を示したものである。 ボリューム検索条件管理プログラムの処理の一例を示したものである。 ボリューム検索条件によって分類された論理ボリュームを示したものである。 マイグレーションタスクを設定する画面の表示の一例を示したものである。 タスク管理テーブルの一例を示した図である。 マイグレーションタスク管理プログラムの処理の一例を示したものである。 マイグレーションタスク管理プログラムの処理の一例を示したものである。 検索結果の表示の一例を示したものである。 マイグレーションタスク管理プログラムの処理の一例を示したものである。 データのマイグレーションを説明するための図である。 データのマイグレーションを説明するための図である。 データのマイグレーションを説明するための図である。 コピー管理テーブルの一例を示した図である。 データを分散配置するための設定画面の一例を示した図である。 データを分散配置するための設定画面の一例を示した図である。 マイグレーションタスク管理プログラムの処理の一例を示したものである。
図1は、情報処理システムの構成の一例を示したものである。
本システムは、複数のホスト1A、1B、1Cと、複数のストレージサブシステム21、121とが、第一の通信ネットワーク12Aに接続されている。また、複数のホスト1A、1B、1Cと、複数のストレージサブシステム21、121と、管理サーバ11とが、第二の通信ネットワーク12Bに接続されている。
ここでは、通信ネットワーク12A、12Bと2つの通信ネットワークで接続された構成を示しているが、これは1つの通信ネットワークで接続された構成であってもよい。また、各通信ネットワーク12A、12Bは、どのような種類の通信ネットワークであっても良い。例えば、第一の通信ネットワーク12AをSAN(Storage Area Network)とし、第二の通信ネットワーク12BをLAN(Local Area Network)としても良い。
各ホスト1A、1B、1Cは、ストレージサブシステム21、121の論理ボリューム(論理的な記憶領域)へのデータの書き込み、または論理ボリュームからにデータの読み出しを行うためのI/Oコマンド(入出力コマンド)を送信する計算機である。各ホスト1A、1B、1Cは、いずれも同様のハードウェア構成としても良いし、異なるハードウェア構成であっても良い。ここでは、同様のハードウェア構成をとるものとして、ホスト1Aを例に、その構成を説明する。
ホスト1Aは、種々のプログラム、データを記憶することができる記憶資源(例えば半導体メモリやハードディスクドライブ)5、記憶資源5に記憶されているプログラム、データを読込んで処理を実行するCPU3、第一の通信ネットワーク12Aの通信インタフェース(以下、I/F)となる複数の第一のI/F9、第二の通信ネットワーク12Bの通信インタフェースとなる第二のI/F7を備える。I/F7、9は、例えば、通信ポート或いはそれを備えた通信コントローラ(例えばホストバスアダプタ或いはLANコントローラ)である。
管理サーバ11は、プログラムやデータを記憶する半導体メモリやハードディスクドライブ等の記憶資源17、記憶資源17に記憶されたプログラムやデータにより処理を実行するCPU16、第二の通信ネットワーク12Bの通信インタフェースとなるI/F18を有している。この構成において、管理サーバ11は、ボリュームグループ(一つ又は複数の論理ボリュームの集合)とボリューム検索条件の指定を受けると、ボリューム検索条件によって選択された論理ボリュームに、指定されたボリュームグループに属する論理ボリュームのデータをマイグレーションするようストレージサブシステム21又は121へ指示を発行する。
ストレージサブシステム21とストレージサブシステム121は、第一の通信ネットワーク12Aで接続されているが、これとは別に専用線で通信可能に接続されている構成であっても良い。ストレージサブシステム21とストレージサブシステム121とは、同様のハードウェア構成であってもよいし、異なるハードウェア構成であっても良い。ここでは、同様のハードウェア構成として、ストレージサブシステムのハードウェア構成例を説明する。
ストレージサブシステム21、121は、複数のメディアドライブ33、133を備え、RAID(Redundant Array of Independent (or Inexpensive) Disks)を構成することができる。メディアドライブ33、133は、データを記憶することができる、例えばハードディスク装置、光ディス装置、フラッシュメモリ、RAM、ROM等の半導体メモリ等であって、これらのいずれか一種類あるいは、複数の種類が混在するものであってもよい。ストレージサブシステム21、121は、複数のメディアドライブ33、133の他に、コントローラ22、122を備える。
コントローラ22、122は、ストレージサブシステム21、121の動作を制御する装置である。コントローラ22、122は、第一の通信ネットワーク12AのI/Fとなる一又は複数の第一のI/F29、129、第二の通信ネットワーク12BのI/Fとなる第二のI/F27、127、各メディアドライブ33、133との通信を制御するドライブI/F31、131を備える。また、コントローラ22、122は、メモリ26、126、CPU23、123を備えている。ここでは、メモリ及びCPUを一つずつ備えた構成を示しているが、複数のメモリ、複数のCPUを複数備えたものであってもよい。メモリ26、126は、例えば、メディアドライブ33、133と各ホスト1A、1B、1C、または異なるストレージサブシステムとの間で授受されるデータを一時的に記憶することができるキャッシュ領域、ストレージシステム21、121を制御するためのデータやコンピュータプログラムを記憶することができる制御領域などを備えている。CPU23、123は、制御領域に格納されたコピー制御プログラム等のプログラムを読み込んで処理を実行することができる。
このように、コントローラ22の構成の一例を説明したが、これは他の構成であってもよい。例えば、コントローラ22は、外部の装置(例えばホスト或いはストレージサブシステム121)との通信を制御する複数の第一の制御部、メディアドライブ33との通信を制御する複数の第二の制御部、外部の装置とメディアドライブ33との間で授受されるデータを記憶することができるキャッシュメモリ、ストレージサブシステム21を制御するためのデータ又はプログラムを記憶する制御メモリ、各第一の制御部、各第二の制御部、キャッシュメモリ及び制御メモリを接続する接続部(例えば、クロスバスイッチなどのスイッチ)とを備えた構成であってもよい。この場合、第一の制御部と第二の制御部によって、コントローラとしての処理を行う。コントローラ122も同様である。
図2は、図1に示した情報処理システムの論理的な構成の一例を示したものである。
まず、ホストについて説明する。
各ホスト1A、1B、1C、の記憶資源5は、少なくとも一つの業務アプリケーションプログラム(以下、業務AP)51A、51B、51Cが記憶されている。CPU3は、記憶資源に記憶された業務APを読み出し、所定の業務を実行する。
業務AP51A、51B、51Cは、例えばクライアントにウェブサービスを提供するプログラムや、データベースを提供するためのプログラム等である。各業務AP51A、51B、51Cは、ストレージサブシステム21の論理ボリュームに対してデータの書き込み、読み出しのI/Oコマンドを発行する。
次に、ストレージサブシステムについて説明する。
ストレージサブシステム21は、複数(又は一つ)のアレイグループ61A、61Bを構成することができる。各アレイグループ61A、61Bは、ストレージサブシステム21に搭載される1つ又は複数のメディアドライブ33によって構成されたものである。例えば、4つのメディアドライブ33でRAIDを構成した場合、この4つのメディアドライブ33で一つのアレイグループが構成される。尚、RAIDは、同じ種類、容量のメディアドライブ33によって構成しても、異なる種類のメディアドライブ33によって構成しても良い。
また、ストレージサブシステム21には、複数の論理ボリューム(VOL)を構成することができる。論理ボリュームは、各ホスト1A、1B、1Cが認識してアクセスすることのできる論理的な記憶領域であって、コントローラ22によって提供される。コントローラ22によって提供される論理ボリュームには、論理ボリュームが提供されるストレージサブシステム21内に物理的な記憶領域を有する(実体のある)論理ボリューム(以下、「内部ボリューム(IVOL)」と称す。)63A、63B、63Cと、論理ボリュームが提供されるストレージサブシステム21内に物理的な記憶領域がない(実体の無い)論理ボリューム(以下、「仮想ボリューム(VVOL)」と称す。)64A、64B、64Cとが含まれている。
内部ボリューム63A、63B、63Cは、アレイグループ61Aが有する記憶領域を論理的に分割したものである。例えば、4つのメディアドライブによってRAIDを構成している場合、4つのメディアドライブをストライプ状に分割し、この分割された各メディアドライブの記憶領域の組合せによって、一つの内部ボリュームの記憶容量が決定される。もちろん、一つのメディアドライブを分割して、分割された一つの記憶領域を内部ボリュームとしてもよい。
仮想ボリューム64A、64B、64Cは、物理的な記憶資源の有無に関わらずに構成することができる。各仮想ボリューム64A、64B、64Cは、それぞれ他のストレージサブシステム121によって提供される論理ボリューム(外部ボリューム(EVOL))163A、163B、163Cに対応付ける(マッピングする)ことができる。このため、コントローラ22のメモリ26には、図3に示すマッピングテーブル300が格納されている。
図3は、マッピングテーブルの一例を示したものである。このマッピングテーブル300には、仮想ボリューム301と、仮想ボリュームに対応付けられている論理ボリューム302及び論理ボリュームを有するストレージサブシステムの識別子303が設定されている。
図3では、一つの仮想ボリュームに対して一つの論理ボリューム(外部ボリューム)を対応付けた例を示しているが、一つの仮想ボリュームに複数の外部ボリュームを対応付けても良いし、一つの外部ボリュームに複数の仮想ボリュームを対応付けても良い。このように、対応付けがされている場合、ホスト1AからVVOL64Aに対するアクセス(I/Oコマンド)要求を受けた場合、コントローラ22は、マッピングテーブル300を参照し、仮想ボリュームVVOL64Aに対するアクセスであると判断すると、外部ボリューム(EVOL164)を有するストレージサブシステム121に対して、IOコマンドを送る。このように、ホスト1Aは、VVOL64Aにアクセスすることで、ストレージシステム21を介して、外部ストレージシステム121のEVOL164Aにアクセスすることができる。
ストレージサブシステム21は、また、ストレージサブシステム21内、あるいは他のストレージサブシステム121との間で、データのマイグレーションを行うことができる。
図4は、データマイグレーションの一例を示したものである。
コントローラ22は、サーバからマイグレーション元の論理ボリューム、マイグレーション先の論理ボリュームと共に、データマイグレーションの指示を受けると、マイグレーション元の論理ボリュームからマイグレーション先の論理ボリュームに対してデータをマイグレーションし、その後、論理ボリュームの識別子を変更する。
図4(a)は、データマイグレーション前の状態を示す。ここでは、ホストが内部ボリューム(IVOL63A)と対応付けられ、また内部ボリュームIVOL63Aはメディアドライブの記憶領域(物理的な記憶領域)41Aと対応付けられている。内部ボリュームIVOL63Bは、メディアドライブの記憶領域41Bと対応付けられている。
図4(b)は、データマイグレーションの状態を示す。
図4(a)の状態において、管理サーバ11からマイグレーション元の論理ボリュームをIVOL63A、マイグレーション先の論理ボリュームをIVOL64とするデータマイグレーションの指示を受けると、コントローラ22は、記憶領域41Aに格納されているデータを記憶領域41Bにコピーし、コピーが完了すると、メディアドライブの記憶領域と内部ボリュームとの対応関係を変更する。つまり、記憶領域41Aと内部ボリュームIVOL63B、記憶領域41Bと内部ボリュームIVOL63Aとを対応付ける。これにより、ホスト1Aと内部ボリュームとの対応関係を変更せずに、物理的なデータの格納位置を変更することが可能となる。なお、記憶領域41Aから記憶領域41Bへデータコピーをしている間に、ホスト1Aからデータの書き込み要求を受けると、コントローラ22は、両方の記憶領域にデータを書き込む。これにより、ホストからのアクセスを停止させることなく、物理的なデータの格納位置を変更することが可能となる。
なお、図4では内部ボリュームでのデータマイグレーションを示したが、外部ボリューム間でのデータマイグレーションも同様に行うことができる。
例えば、図2において仮想ボリューム64Aに格納されているデータを仮想ボリューム64Bにデータマイグレーションする場合には、外部ボリューム163Aに格納されているデータを外部ボリューム163Bにコピーし、コピー完了後に、仮想ボリュームと外部ボリュームとの対応関係を変更すればよい。
また、仮想ボリューム64Aに格納されているデータを外部ボリューム163Bにデータマイグレーションする場合には、仮想ボリューム64Aとマッピングされている外部ボリューム163Aに格納されているデータを外部ボリューム163Bにコピーし、コピー完了後に、仮想ボリュームと外部ボリュームとの対応関係を変更すればよい。
また、仮想ボリューム64Aに格納されているデータを内部ボリューム63Bにデータマイグレーションする場合には、外部ボリューム163Aに格納されているデータを内部ボリューム63Bにコピーし、コピー完了後に、仮想ボリュームと内部ボリュームとの対応関係を変更すればよい。
なお、ここで説明しているマイグレーションは、マイグレーション後にマイグレーション元(コピー元)の記憶領域からデータを消去する場合、消去しない場合の両方を含んでいる。
次に、管理サーバ11について説明する。
管理サーバ11の記憶資源17には、ボリュームグループ管理プログラム13、ボリューム検索条件管理プログラム14、マイグレーションタスク管理プログラム15、各プログラムの処理で利用されるテーブル群19が格納されている。テーブル群19に格納される各種テーブルについては、後述する。
ボリュームグループ管理プログラム13は、ボリュームグループを定義するためのプログラムである。ボリュームグループとは、一つの論理ボリュームまたは複数の論理ボリュームの集合である。このように、ボリュームグループを定義することで、複数の論理ボリュームを纏めて管理できるようにし、管理者の負担を軽減している。
また、ボリュームグループの定義において、定義したボリュームグループとアレイグループを異にするボリュームグループ(共存回避ボリュームグループ)を設定することができる。例えば、図2に示すIVOL63Aを含むボリュームグループを定義し、IVOL63Bを含むボリュームグループを共存回避ボリュームグループと設定した場合、IVOL63Aのデータは、アレイグループ61Aとは異なるアレイグループの論理ボリュームへ格納されることになる。これは、IVOL63AとIVOL16Bとがペアを組んでいる場合、IVOL63AのデータとIVOL63Bのデータを異なるアレイグループに配置することができ、一方のアレイグループに障害が発生しても、他方のアレイグループからデータを読み出すことができるので信頼性を向上させることができる。また、IVOL63AとIVOL63Bに対するアクセス頻度が高い場合にも、アレイグループを別々にすることで、アレイグループに対するアクセスを分散させることが可能となるので、性能を向上させることもできる。
ボリューム検索条件管理プログラム15は、ストレージサブシステムが有している複数のボリュームから管理者が要求する論理ボリュームを特定するための条件(ボリューム検索条件)を設定するためのプログラムである。
マイグレーションタスク管理プログラム16は、データのマイグレーションの対象となるボリュームグループ、マイグレーション先のボリューム検索条件の指定があった場合に、ボリューム検索条件を満たす論理ボリュームを特定し、特定された論理ボリュームにボリュームグループのデータをマイグレーションためのプログラムである。
以下、管理サーバ11の各プログラムで行われる処理について具体的に説明する。
図5は、管理サーバ11の表示装置に表示される初期画面である。初期画面には、ボリュームグループ、ボリューム検索条件、マイグレーションタスク、生成、編集のボタンが表示されている。管理者がマウス等のポインティングデバイスで指定することにより、各処理が実行される。
まず、管理者が、ボリュームグループの生成、編集を行う場合について説明する。
図6は、ボリュームグループを生成又は編集するための表示画面の一例を示したものである。
この表示画面には、ボリュームグループ一覧601、ボリュームグループ名称602、属性一覧603、ボリューム一覧604、ボリュームグループ一覧605、共存回避ボリュームグループ一覧606、追加ボタン、削除ボタン、完了ボタンが表示される。
ボリュームグループ一覧601、605は、後述する図7の論理ボリューム管理テーブル700に設定されているボリュームグループが表示される。ここでは、同じボリュームグループ一覧601、606を表示するようにしているが、これは一つであってもよい。
ボリュームグループ名称602は、管理者が新たに設定、変更するボリュームグループの名称を入力する領域である。
属性一覧603は、後述する図7に示した論理ボリューム管理テーブル700に設定されている属性、図8に示すアプリケーション−ボリューム管理テーブル800に設定されているアプリケーション名が表示される。なお、この属性一覧603に表示する属性は、自由に設定できるようになっている。従って、図7に示す論理ボリューム管理テーブル700の全ての属性とすることも、一部の属性とすることも可能である。
ボリューム一覧604は、属性一覧603で指定された属性を有する論理ボリュームや、既に設定されたボリュームグループの論理ボリュームが表示される。
共存回避ボリュームグループ一覧606は、ボリュームグループ名称601に設定されたボリュームグループとアレイグループの共存を回避するボリュームグループが表示される。
ここで、論理ボリューム管理テーブル700、アプリケーション−ボリューム管理テーブル800について説明する。
図7は、論理ボリューム管理テーブル一例を示したものである。
論理ボリューム管理テーブルは、論理ボリューム(VOL)毎に関連VOL、属性、ボリュームグループが設定される。論理ボリュームが仮想ボリュームである場合には、関連VOLに対応する論理ボリュームが設定される。例えば、ボリューム75Aは、仮想ボリュームであり、これはボリューム81Aにマッピングされていることを示している。属性として、ストレージサブシステム、ボリューム番号、割当状況、アレイグループ、容量、エミュレーションタイプ、応答速度、回転数、アクセス頻度、メディアドライブに対応するディスクタイプが設定される。割当状況とは、内部ボリューム、仮想ボリュームについては、ホストに割り当てられている場合に「済」、外部ボリュームについては、仮想ボリュームに割り当てられている場合に「済」となり、それ以外については「未済」が設定される。
なお、属性については、これ以外の情報が設定されていても良い。
なお、管理サーバ11でストレージサブシステムからメディアドライブの情報(ディスクタイプ、容量、回転数等)、論理ボリュームの情報(応答速度、アクセス頻度)を収集し論理ボリューム管理テーブル700が生成される。また、別の管理サーバ等によってアレイグループ、論理ボリューム等が設定される場合には、別の管理サーバ等から、あるいは別の管理サーバ等によってストレージサブシステムに設定された情報を収集することで、論理ボリューム管理テーブルを生成する。
図8は、アプリケーション−ボリューム管理テーブルの一例を示したものである。
各ホストでは、ホストで実行するアプリケーションと、アプリケーションが利用する論理ボリュームとを管理している。管理サーバ11は、各ホストからアプリケーションと論理ボリュームの対応関係を収集し、アプリケーション−ボリューム管理テーブル800を生成する。このテーブルは、ホスト801、アプリケーション802、アプリケーションが利用している論理ボリューム803が設定されている。
再び、図6に戻り、表示画面について説明する。ここでは、管理者が新たにボリュームグループを生成する場合と、既に生成したボリュームグループを変更する場合とに分けて説明する。
まず、管理者が新たにボリュームグループを生成する場合であるが、この場合は、ボリュームグループ名称602に管理者がボリュームグループを入力する。次に、ボリュームグループを構成するための論理ボリュームを選択するために、属性一覧603に表示されている属性を指定する。例えば、「アレイグループ72」を指定すると、図7の論理ボリューム管理テーブル700からアレイグループ72に対応付けられた論理ボリューム72A、72B、72Cが表示される。なお、アプリケーションを指定すると、図8に示したアプリケーション−ボリューム管理テーブル800から指定されたアプリケーションと対応付けられた論理ボリュームが、ボリューム一覧に表示される。表示された各論理ボリュームに対してチェックボックスが表示されており、管理者がこのチェックボックスを指示すると、チェックマークが表示される。これにより、ボリュームグループを構成する論理ボリュームを指定することができる。なお、チェックマークが表示されている場合、再度チェックボックスを指示するとチェックマークが消える。これにより、ボリュームグループに設定された論理ボリュームが、削除される。また、共存回避ボリュームグループを指定する場合には、ボリュームグループ一覧605に表示されているボリュームグループを指定し、追加ボタンを指示することにより、共存回避ボリュームグループ一覧に、指定したボリュームグループが表示される。図6は、ボリューム72A、共存回避ボリュームグループをVolume Group1とするボリュームグループ(Volume Group2)を生成しているところを示している。
次に、既に設定されたボリュームグループを編集する場合について、説明する。
管理者は、ボリュームグループ一覧601に表示されているボリュームグループを指定する。これにより、指定されたボリュームグループが、ボリュームグループ名称602に表示される。また、ボリューム一覧には、指定されたボリュームグループに設定されたボリュームを、論理ボリューム管理テーブル700から特定し、特定された論理ボリュームが表示される。また、後述するボリュームグループ管理テーブルに、指定されたボリュームグループに対して共存回避ボリュームグループが設定されている場合、共存回避ボリュームグループ一覧606に、ボリュームグループを表示する。
ここで、管理者が、ボリュームグループの名称を変更したい場合には、ボリュームグループ名称602に表示されている名称を変更する。
管理者が、ボリュームグループを構成する論理ボリュームの変更を行う場合には、次のようにする。まず、論理ボリュームを追加する場合、属性一覧603から、属性を指定する。これにより、ボリューム一覧に、指定された属性を有する論理ボリュームが、既に表示されている論理ボリュームの下に、表示される。管理者は、追加したいボリュームのチェックボックスを指示することで、チェックマークが付され、論理ボリュームを追加することができる。また、論理ボリュームを削除する場合には、ボリューム一覧に表示された論理ボリュームのチェックボックスを指示することで、チェックマークを外す。
管理者が、共存回避ボリュームグループを変更する場合には、次のようにする。まず、共存回避ボリュームグループを追加する場合には、ボリュームグループ一覧605に表示されているボリュームグループを指定して、追加ボタンを指示することで共存回避ボリュームグループ一覧に追加することができる。また、共存回避ボリュームグループを削除する場合には、共存回避ボリュームグループ一覧606に表示されているボリュームグループを指定し、削除ボタンを指示することで、共存回避ボリュームグループ一覧606から当該ボリュームグループが消去され、共存回避ボリュームグループを削除することができる。
図9は、ボリュームグループ管理プログラム13のボリュームグループを生成する場合の処理の一例を示したものである。
この処理は、図5に示す表示画面で、管理者によって「ボリュームグループ」と「生成」が選択された場合に実行される。
まず、図6に示した画面をサーバ11の表示装置に表示する(S901)。次に、管理者からの入力を待ち(S902)、入力があった場合、完了ボタンの指示か判断する(S903)。完了ボタンの指示である場合、図5に示す初期画面を表示して(S916)、処理を終了する。
属性の指定である場合(S904で「Y」)、論理ボリューム管理テーブル700又はアプリケーション−ボリューム管理テーブル800から指定された属性を有する論理ボリュームをボリューム一覧604に表示し(S905)、再び管理者の入力を待つ。
論理ボリューム追加(チェックボックスの指示によるチェックマークの付与)である場合(S906で「Y」)、論理ボリューム管理テーブル700の該当する論理ボリュームにボリュームグループ(ボリュームグループ名称602に表示されているボリュームグループ)を設定し(S907)、再び管理者の入力を待つ。
論理ボリュームの削除(チェックボックスの指示によるチェックマークの消去)である場合(S908で「Y」)、論理ボリューム管理テーブル700から該当する論理ボリュームに設定されたボリュームグループを削除し(S909)、再び管理者の入力を待つ。
ボリュームグループ一覧605に表示されたボリュームグループの指定と追加ボタンが指示された場合(S910で「Y」)、共存回避ボリュームグループ一覧606に指定されたボリュームグループを表示し(S911)、ボリュームグループ管理テーブルの設定を行い(S912)、再び管理者の入力を待つ。
図10は、ボリュームグループ管理テーブルの一例を示したものである。
ボリュームグループ管理テーブル1000は、ボリュームグループ1001と、共存回避ボリュームグループ1002が設定されるようになっている。
図11は、S911のボリュームグループ管理テーブルを設定する処理を示したものである。
まず、ボリュームグループ管理テーブル1000のボリュームグループ1001に、ボリュームグループ名称602に表示されているボリュームグループが設定されているかを判断する(S1101)。
ボリュームグループが設定されていれば(S1101で「Y」)、このボリュームグループに対応する共存回避ボリュームグループ1002に、共存回避ボリュームグループ一覧606に追加されたボリュームグループを設定する(S1102)。ボリュームグループが設定されていなければ(S1101で「N」)、ボリュームグループ1001にボリュームグループ名称602に表示されているボリュームグループ、共存回避ボリュームグループ1002に共存回避ボリュームグループ一覧606に追加されたボリュームグループを設定する(S1103)。
次に、ボリュームグループ管理テーブルのボリュームグループ1001に、共存回避ボリュームグループ一覧606に追加されたボリュームグループが設定されているかを判断する(S1104)。
設定されていれば(S1104で「Y」)、このボリュームグループに対応する共存回避ボリュームグループ1002に、ボリュームグループ名称602に表示されたボリュームグループを設定する(S1105)。ボリュームグループが設定されていなければ(S1104で「N」)、ボリュームグループ1001に共存回避ボリュームグループ一覧606に追加されたボリュームグループ、共存回避ボリュームグループ1002にボリュームグループ名称602に表示されているボリュームグループを設定する(S1106)。
再び、図9の説明に戻る。
共存回避ボリュームグループ一覧606に表示されたボリュームグループの名称の指定と削除ボタンが指示された場合(S913で「Y」)、共存回避ボリュームグループ一覧606から選択されたボリュームグループを消去し(S914)、ボリュームグループ管理テーブルの設定を行い(S915)、再び管理者の入力を待つ。
図12は、S914のボリュームグループ管理テーブルを設定する処理を示したものである。
まず、ボリュームグループ管理テーブルのボリュームグループ1001に、ボリュームグループ名称602に表示されているボリュームグループが設定されているかを判断する(S1201)。
ボリュームグループが設定されていれば(S1201で「Y」)、このボリュームグループに対応する共存回避ボリュームグループ1002から、共存回避ボリュームグループ一覧606から消去されたボリュームグループを削除する(S1202)。ボリュームグループが設定されていなければ(S1201で「N」)、S1203の処理へ移る。
次に、ボリュームグループ管理テーブルのボリュームグループ1001に、共存回避ボリュームグループ一覧606から消去されたボリュームグループが設定されているかを判断する(S1203)。
設定されていれば(S1203で「Y」)、このボリュームグループに対応する共存回避ボリュームグループ1002から、ボリュームグループ名称602に表示されたボリュームグループを削除する(S1204)。
図13は、ボリュームグループ管理プログラム13のボリュームグループを編集する場合の処理の一例を示したものである。
この処理は、図5に示す表示画面で、管理者によって「ボリュームグループ」と「編集」が選択された場合に実行される。
まず、図6に示す画面を管理サーバ11の表示装置に表示する(S1301)。この段階では、まだ、ボリュームグループが指定されていないので、ボリュームグループ名称602、ボリューム一覧604、共存回避ボリュームグループ一覧606は何も表示されない。次に、管理者からの入力を待ち(S1302)、入力があった場合、完了ボタンの指示か判断する(S1303)。完了ボタンの指示である場合、図5に示す初期画面を表示して(S1321)、処理を終了する。
ボリュームグループ一覧601に表示されたボリュームグループが指定された場合(S1304で「Y」)、ボリュームグループ名称602に指定されたボリュームグループを表示する(S1305)。次に、論理ボリューム管理テーブル700、ボリュームグループ管理テーブル1000から指定されたボリュームグループをキーにして、論理ボリューム、共存回避ボリュームグループ1002に設定されているボリュームグループを特定して、それぞれ、ボリューム一覧605、共存回避ボリュームグループ一覧606に、特定した論理ボリューム、ボリュームグループを表示し(S1306)、再び管理者の入力を待つ。
ボリュームグループの名称の変更である場合(S1307で「Y」)、論理ボリューム管理テーブル700及びボリュームグループ管理テーブル1000に設定された、ボリュームグループ一覧で指定されたボリュームグループをボリュームグループ名称602に入力されたボリュームグループに変更し(S1308)、再び管理者の入力を待つ。なお、S1307では、管理者によるボリュームグループ名称602の入力があり、ボリュームグループ一覧601で指定されたボリュームグループとボリュームグループ名称602に入力されたボリュームグループとを比較して、ボリュームグループの名称が変更されたかを判断している。一致していれば変更なし、一致していなければ変更ありと判断する。
属性の指定である場合(S1309で「Y」)、論理ボリューム管理テーブル700又はアプリケーション−ボリューム管理テーブル800から指定された属性を有する論理ボリュームをボリューム一覧604に表示し(S1310)、再び管理者の入力を待つ。
ボリューム追加(チェックボックスの指示によるチェックマークの付与)である場合(S1311で「Y」)、論理ボリューム管理テーブル700の該当する論理ボリュームにボリュームグループ名称602に入力されたボリュームグループを設定し(S1312)、再び管理者の入力を待つ。
ボリュームの削除(チェックボックスの指示によるチェックマークの消去)である場合(S1313で「Y」)、論理ボリューム管理テーブル700から該当する論理ボリュームに設定されたボリュームグループを削除し(S1314)、再び管理者の入力を待つ。
ボリュームグループ一覧605に表示されたボリュームグループの指定と追加ボタンが指示された場合(S1315で「Y」)、共存回避ボリュームグループ一覧に指定されたボリュームグループを表示し(S1316)、ボリュームグループ管理テーブルの設定を行い(S1317)、再び管理者の入力を待つ。ここで、S1317のボリューム管理テーブルの設定は、図11に示したのと同じ処理である。
共存回避ボリュームグループ一覧606に表示されたボリュームグループの指定と削除ボタンが指示された場合(S1318で「Y」)、共存回避ボリュームグループ一覧606から指定されたボリュームグループを消去し(S1319)、ボリュームグループ管理テーブルの設定を行い(S1320)、再び管理者の入力を待つ。ここで、S1320のボリューム管理テーブルの設定は、図12に示したのと同じ処理である。
次に、管理者がボリュームの検索条件を生成、編集する場合について説明する。
図14は、ボリュームの検索条件を生成、編集するための表示画面の一例を示したものである。管理サーバ11の表示装置には、ボリューム検索条件一覧1401、ボリューム検索条件名称1402、属性一覧1403、検索条件1404、論理条件ボタン(ANDボタン、ORボタン、NORボタン)、削除ボタン、完了ボタンが表示される。
ボリューム検索条件一覧1401には、後述する図15に設定されたボリューム検索条件が表示される。ボリューム検索条件名称1402は、管理者によって入力される検索条件の名称、又は既に設定されている検索条件の名称が表示される。属性一覧1403には、論理ボリューム管理テーブルの属性が表示される。検索条件1404には、属性一覧1403、論理条件ボタンから指定された属性、論理条件が表示される。
図15は、ボリューム検索条件管理テーブルの一例を示したものである。
ボリューム検索条件管理テーブル1500は、ボリューム検索条件1501と、検索条件1502が設定される。ボリューム検索条件1501とは、図14の画面で管理者により入力されたボリューム検索条件名称1402が設定され、検索条件1502は、管理者により入力された属性、論理条件が設定される。
図16は、ボリュームの検索条件を生成又は編集する場合の処理を示したものである。
この処理は、図5に示す表示画面で、管理者によって「ボリューム検索条件」と「生成」又は「編集」が選択された場合に実行される。
まず、図14に示した画面を管理サーバ11の表示装置に表示する(S1601)。次に、ボリューム検索条件管理テーブル1500を検索し、ボリューム検索条件が設定されている場合には、ボリューム検索条件を検索条件一覧1401に表示する(S1602)。また、論理ボリューム管理テーブル700に設定されている属性を属性一覧1403に表示する(S1603)。次に、管理者からの入力を待ち(S1604)、入力があった場合、完了ボタンの指示か判断する(S1605)。
管理者からの入力が、ボリューム検索条件一覧1401に表示されるボリューム検索条件の指定である場合(S1606で「Y」)、指定されたボリューム検索条件をボリューム検索条件名称1402に表示し、またボリューム検索条件管理テーブル1500から、指定されたボリューム検索条件に対応する検索条件を読み出し、検索条件1404に表示する(S1607)。
S1605で管理者からの入力が完了ボタンの指示である場合(S1605で「Y」)、ボリューム検索条件名称1402に入力された名称と一致するボリューム検索条件がボリューム検索条件管理テーブル1500にあるかを判断し(S1608)、一致するボリューム検索条件がある場合(S1608で「Y」)、検索条件1604に設定された検索条件を、ボリューム検索条件管理テーブル1500に設定する(S1609)。一致する名称がない場合(S1608で「N」)、ボリューム検索条件管理テーブルに、入力されたボリューム検索条件と、入力された検索条件を設定する(S1609)。その後、図5に示した初期画面を表示して(S1610)、処理を終了する。
図17は、ボリューム検索条件管理によって選択される論理ボリュームの一例を示したものである。図17は、ストレージサブシステム21、121の論理ボリュームを示したものである。なお、仮想ボリュームについては、マッピングされる論理ボリュームに対応付けて示している。破線は、図7に示した論理ボリューム管理テーブル700の論理ボリュームの属性から図15に示したボリューム検索条件を満たす論理ボリュームを示したものである。このように、ボリューム検索条件によって、ストレージサブシステムの論理ボリュームを分類することができる。従って、ボリューム検索条件によって、性能の高い論理ボリュームのグループと、性能の低い論理ボリュームのグループを定義することができ、論理的に階層構造として論理ボリュームを管理することが可能となる。また、このボリューム検索条件で複数のストレージサブシステムの論理ボリュームを分類すると、ストレージサブシステムを跨って一つのボリュームのグループを構成することが可能となる。
次に、設定したボリュームグループと、ボリューム検索条件によって、データをマイグレーションさせるマイグレーションタスクについて説明する。
図18は、マイグレーションタスクを実行するための設定画面の一例を示したものである。
管理サーバ11の表示装置には、ボリュームグループ一覧1801、ボリューム検索条件一覧1802、タスク実行タイミング1803、完了ボタンが表示される。
ボリュームグループ一覧1801には、論理ボリューム管理テーブル700に設定されたボリュームグループの名称を表示する。ボリューム検索条件一覧1802には、ボリューム検索条件管理テーブル1500に設定されたボリューム検索条件を表示する。管理者は、ボリュームグループ一覧1801に表示されたボリュームグループ、ボリューム検索条件一覧1802に表示された検索条件を指定し、タスク実行タイミング1803を指定し、完了ボタンを指定する。これにより、タスク管理テーブルに、データマイグレーションを行うタスクが設定される。
図19は、データのマイグレーションを行うタスク管理テーブルの一例を示したものである。
タスク管理テーブル1900には、マイグレーションタスク1901、管理者によって指定されたボリュームグループ1902、ボリューム検索条件1903、タスク実行タイミング1904、ソースボリューム1905、ターゲットボリューム1906が設定される。ここで、ソースボリューム1905には、マイグレーション元の論理ボリューム、ターゲットボリューム1906には、マイグレーション先となる論理ボリュームがそれぞれ設定される。マイグレーション元となる論理ボリュームは、ボリュームグループに設定されている論理ボリュームであり、マイグレーション先となる論理ボリュームは、後述するように、ボリューム検索条件を満たす論理ボリュームである。
図20は、マイグレーションタスク管理プログラム15の処理を示したものである。
この処理は、図5に示す表示画面で、管理者によって「マイグレーションタスク」、「生成」が選択された場合に実行される。なお、この処理の説明で、Tier Condition、Avoidance Condition、Volume Listは、管理サーバ11のCPUの処理に利用される変数であり、CPU内の記憶領域に変数に設定されるデータが格納される。
まず、図18に示す画面を管理サーバ11の表示装置に表示する(S2001)。次に、論理ボリューム管理テーブル700に設定されているボリュームグループを読み出して、ボリュームグループ一覧1801に表示する(S2002)。次に、ボリューム検索条件管理テーブル1500から、ボリューム検索条件を読み出し、ボリューム検索条件一覧1802に表示する(S2003)。その後、管理者から完了ボタンが指示されるのを待つ(S2004)。管理者から完了ボタンが指示された場合(S2004で「Y」)、指定されたボリュームグループ、ボリューム検索条件、タスク実行タイミングをタスク管理テーブル1900に設定する(S2005)。次に、指定されたボリュームグループが設定されている論理ボリュームを論理ボリューム管理テーブル700から特定し、タスク管理テーブル1900のソースボリューム1905に設定する(S2006)。
次に、ボリューム検索条件管理テーブル1500から指定されたボリューム検索条件に対応する検索条件を読み出して、Tier Conditionに設定する(S2007)。
次に、ボリュームグループ管理テーブル1000に指定されたボリュームグループが設定されているかを判断する(S2008)。設定されている場合(S2008で「Y」)は、共存回避ボリュームグループが設定されているので、共存を回避するアレイグループの条件をAvoidance Conditionに設定する(S2009)。なお、S2009の処理については、図21に示す。
次に、S2007でTier Conditionに設定された検索条件とS2009でAvoidance Conditionに設定された共存を回避するアレイグループの条件から、新たな検索条件を求め、Tier Conditionに設定する(S2010)。例えば、S2007で設定された検索条件がFCであって、S2009で求めた共存を回避するアレイグループの条件がArrayGroup71の場合、新たな検索は、“FC”NOT IN “ArrayGroup71”となり、これがTier Conditionに設定される。つまり、タイプがFCのディスクであって、アレイグループ71に属さないものとなる。
次に、新たに設定された検索条件(Tier Conditionに設定された検索条件)を満たす論理ボリュームを、論理ボリューム管理テーブル700から特定し、特定された論理ボリュームをVolume Listに設定する(S2011)。ここで、特定される論理ボリュームは、割当状況が「未済」、マイグレーション元の論理ボリュームの容量以上であって、新たに設定された検索条件を満たすものである。
このVolume Listに設定された論理ボリューム一覧を、管理サーバ11の表示装置に表示する(S2012)。
図22は、S2011の処理で、ボリューム検索条件によって、特定された論理ボリュームの表示画面の一例である。表示画面には、ボリュームグループ2201、ボリューム検索条件2202、ソースボリューム2203、ターゲットボリューム2204、ターゲットボリューム一覧2205、完了ボタンが表示される。ボリュームグループ2201、ボリューム検索条件2202は、指定されたボリュームグループ、ボリューム検索条件が表示される。ソースボリューム2203には、指定されたボリュームグループに属する論理ボリュームが表示される。ターゲットボリューム一覧2205には、Volume Listに設定された論理ボリュームが表示される。なお、S2011でボリューム検索条件を満たす論理ボリュームがない場合、ターゲットボリューム一覧2205には、何も表示されない。ターゲットボリューム2204は、ターゲットボリューム一覧2205に表示された論理ボリュームから管理者が選択することで表示される。管理者は、ターゲットボリュームを設定した後に完了ボタンを指示する。
再び、図20の処理説明に戻る。
完了ボタンの指示を待ち、完了ボタンが指示されると(S2013)、タスク管理テーブルのターゲットボリュームに指定された論理ボリュームを設定し(S2014)、処理を終了する。
なお、ここでは管理者によりターゲットボリュームを選択する場合を示したが、S2011でボリューム検索条件を満たす論理ボリュームが特定されたら順にソースボリュームと対応付けるようにしてもよい。
図21は、共存を回避するアレイグループの条件を求める処理を示したものである。なお、この処理の説明で、Group List、Source Volume List、Target Volume List、Array Group Setは、管理サーバ11のCPUの処理に利用される変数であり、CPU内の記憶領域に変数に設定されるデータが格納される。
まず、ボリュームグループ管理テーブル1000を参照し、指定されたボリュームグループに対応する共存回避ボリュームグループに設定されているボリュームグループを読み出し、Group Listに設定する(S2101)。次に、Group Listに設定された全てのボリュームグループに対してS2102−S2115の処理を行う。
まず、一つのボリュームグループを特定し(S2103)、そのボリュームグループに設定される全ての論理ボリュームを特定し、Source Volume Listに設定する(S2104)。次に、S2104で設定された論理ボリュームの一つを特定し(S2106)、その論理ボリュームが属するアレイグループを論理ボリューム管理テーブル700から特定し、特定されたアレイグループをArray Group Setに設定する(S2107)。S2105〜S2108まで、Source Volume Listに設定された全ての論理ボリュームに対して実行する。
次に、S2103で特定されたボリュームグループのマイグレーションタスクが未処理であるかを判断し(S2109)、未処理であれば、S2110−S2114の処理を行う。これは、共存回避ボリュームグループに設定されたボリュームグループに対してマイグレーションが予定されている場合に、マイグレーション先のアレイグループも対象外とするために行う。なお、マイグレーションタスクが未処理かどうかの判断は、タスク管理テーブル1900に当該ボリュームグループが設定されているかどうかで判断する。設定されていれば未処理と判断する。
まず、タスク管理テーブル1900からターゲットボリュームに設定されている論理ボリュームをTarget Volume Listに設定する(S2110)。次に、Target Volume Listに設定された一つの論理ボリュームを特定し(S2112)、その特定された論理ボリュームが属するアレイグループを論理ボリューム管理テーブル700から特定し、Array Group Setに設定する(S2113)。全てのターゲットボリュームに対して、S2111―S2114を実行し、全てのTarget Volume Listに設定された論理ボリュームに対するアレイグループをArray Group Setに追加する。
尚、S2109で、未処理のタスクがない場合には、S2110−S2114の処理をしない。
以上により、Array Group Setに設定されたアレイグループを共存を回避するアレイグループの条件としてAvoidance Conditionに設定する(S2316)。
図23は、タスク管理テーブル1900に設定されたタスクを実行する処理を示したものである。これは、図20によってタスクがタスク管理テーブルに設定されたら処理を開始する。
まず、タスク管理テーブルに設定されたタスクの実行タイミングを監視し(S2301)、実行タイミングのタスクがある場合(S2302)、ソースボリューム、ターゲットボリューム、マイグレーションコマンドをストレージサブシステムに送信する(S2303)。ストレージサブシステムから、マイグレーションの終了を受けると(S2304で「Y」、タスク管理テーブルに設定されているタスクを削除し(S2405)、処理を終了する。
以下、これまで説明した処理によるデータのマイグレーションの例を示す。
図24は、ボリューム71Aとボリューム72Aが一つのストレージサブシステム内でコピーペアを構成し、ボリューム72Aをマイグレーションした場合の例を示したものである。
まず図9の処理でボリューム71Aを含むVolumeGroup1を生成する。なお、この段階では、ボリューム72Aに対するボリュームグループが生成されていないので、VolumeGroup1の共存回避ボリュームグループを設定することができない。
次に、図9の処理でボリューム72Aを含むVolumeGroup2を設定する。既に、ボリューム71Aを有するVolumeGroup1が生成されているので、共存回避ボリュームグループとして、VolumeGroup1を設定する。
次に、図16の処理で、図15に示すボリューム検索条件を生成する。
また、図20の処理でVolumeGroup2を“ストレージ階層1”の条件でマイグレーションするマイグレーションタスクを生成する。
これにより、図20に示すステップS2009で、(アレイグループ NOT IN (71))がAvoidance Conditionに設定される。図20のS2010で、Tier Conditionに((ディスクタイプ=FC) AND (アレイグループ NOT IN (71)))が設定される。その結果、図20のS2011で、Volume Listにボリューム73B、73Cが設定される。ボリューム73Aは、論理ボリューム管理テーブル700で割当済となっているので、Volume Listには設定されない。
管理者は、ボリューム72Aのマイグレーション先としてボリューム73B、73Cのいずれかを指定する。
このように、ボリューム72Aのデータをマイグレーションする場合、ボリューム71Aと異なるアレイグループに配置することができる。
なお、ここでは管理者がマイグレーション先の論理ボリュームを指定するようにしているが、Volume List設定されたボリューム73B、73Cのいずれかを、自動的に選択するようにしてもよい。
図25は、ボリューム71Aとボリューム72Aが一つのストレージサブシステム内でコピーペアを構成し、ボリューム72Aをマイグレーションする場合の例を示したものである。
Volume Group1の論理ボリュームには、ボリューム71Aが設定され、共存回避ボリュームグループにはマイグレーショングループ設定されていない。また、Volume Group1は、アレイグループ73のボリューム73Aにマイグレーションするマイグレーションタスクが設定されている。
Volume Group2の論理ボリュームには、ボリューム72Aが設定され、共存回避ボリュームグループにVolume Group1が設定されている。
ここで、Volume Group2をストレージ階層3にマイグレーションするマイグレーションタスクの生成について説明する。
この場合、図20のS2009でAvoidance Conditionに(アレイグループ NOT IN (71、73))が設定される。そのため、図20のS2011でTier Conditionに(( (ディスクタイプ=SATA) OR (ディスクタイプ=FC)) AND (アレイグループ NOT IN (71、73)))が設定される。その結果、マイグレーション先の論理ボリュームとして、アレイグループ74のボリューム74A、74B、74CがVolume Listに設定され、管理者はマイグレーション先となる論理ボリュームを選択する。
これにより、ボリューム72Aのデータがボリューム71Aとボリューム73Aと異なるアレイグループに配置される。
図26は、データベースのテーブルファイルがボリューム71Aとボリューム73Aに格納され、データベースのログファイルがボリューム72Aに格納されている場合を示している。ここで、ボリューム72Aをマイグレーションする場合、マイグレーション先がボリューム71A、ボリューム73Aと異なるアレイグループに配置する場合について説明する。
まず図9の処理により、論理ボリュームをボリューム71A、ボリューム73AとするVolume Group1を生成する。
次に、図9の処理により、論理ボリュームをボリューム72A、共存回避ボリュームグループをVolume Group1とするVolume Group2を生成する。
次に、Volume Group2、ストレージ階層3を指定して図20の処理を実行すると、S2009でアレイグループ71とアレイグループ73がAvoidance Conditionに設定され、S2010でTeir Conditionに(( (ディスクタイプ=SATA) OR (ディスクタイプ=FC)) AND (アレイグループ NOT IN (71、73)))が設定される。これにより、アレイグループ74のボリューム74A、74B、74Cとアレイグループ76のボリューム76A、76B、76CがVolume Listに設定される。
以上、ボリュームグループ単位で異なるアレイグループにマイグレーションする構成について説明した。
しかしながら、ストレージサブシステムの運用において、初期の段階でコピーペアを同じアレイグループに属する論理ボリューム間で生成してしまう場合がある。この場合、アレイグループのメディアドライブに障害が発生すると、いずれの論理ボリュームからもデータが読み出せない場合があることは、既に述べた。また、一つのアレイグループに属する複数の論理ボリュームに対するアクセス頻度が高い場合、別のアレイグループに分散することで、アレイグループの性能を向上させることができることも述べた。
以下では、関連する論理ボリュームが同じアレイグループに配置されている論理ボリュームを見つけ出して、この論理ボリュームを分散配置する構成について説明する。
図27は、コピー管理テーブルの一例を示したものである。コピー管理テーブル2700には、種別2701、主ボリューム2702、副ボリューム2703が設定される。コピーの場合、主ボリュームと、主ボリュームのデータの複製を格納する副ボリュームが設定される。主ボリュームと副ボリュームとの関係は同期、非同期の場合を含んでいる。なお、一つの主ボリュームに対して複数の副ボリュームが設定される場合もある。スナップショットの場合、主ボリュームに対して副ボリュームが設定される。副ボリュームは、ある時刻における主ボリュームのデータの複製(スナップショット)である。複数の時刻におけるスナップショットを取得する場合には、副ボリュームに複数の論理ボリュームが設定される。
なお、これ以外にも、差分データの複製を保持する差分バックアップ等の種別が設定されても良い。
このコピー管理テーブルは、ストレージサブシステム、管理サーバ11に設定される。
図28は、論理ボリュームを分散配置するための設定画面の一例を示したものである。
この設定画面では、関連ボリューム検索条件一覧2801、ボリューム一覧2802、配置条件2803が表示される。
関連ボリューム検索条件一覧2801には、図27に示すコピー管理テーブルの種別、アクセス頻度などが表示される。ボリューム一覧2802には、関連ボリューム検索条件で指定された検索条件を満たし、同じアレイグループに配置されている論理ボリュームが表示される。例えば、コピーを選択した場合、コピー管理テーブルの主ボリューム、副ボリュームの論理ボリュームを特定し、論理ボリューム管理テーブル700により、特定されたボリュームが同じアレイグループに設定されているかを判断し、同じアレイグループに設定されている場合に、ボリューム一覧2802に表示する。またアクセス頻度が指定された場合、予めアクセス頻度の下限値を設定しておくことで、その下限値以上のアクセス頻度であり、同じアレイグループに属する論理ボリュームを論理ボリューム管理テーブルから特定し、ボリューム一覧2802に表示する。なお、関連ボリューム検索条件で指定された条件の論理ボリュームを特定し、ボリューム一覧2802に表示する処理は、管理サーバ11のCPU16によって行う。管理者は、ボリューム一覧2802に表示された論理ボリュームを別々のアレイグループに再配置する場合は、配置条件2803に条件を設定する。例えば、スナップショットの主ボリューム71A、副ボリューム71B、71Cである場合、71A NOT 71B NOT 71Cと設定された場合、ボリューム71Aと71B、71Bと71Cを、それぞれ異なるアレイグループに設定することを意味する(この場合、71Aと71Cは同じアレイグループでも良い。)。また、(71A NOT 71B)NOT 71Cと設定された場合には、ボリューム71A、71B、71Cが異なるアレイグループに設定することを意味する(この場合、全て異なるアレイグループとなる。)。このように、全ての論理ボリュームを別々のアレイグループに設定することも、主ボリュームと副ボリュームとを別々のアレイグループに設定することも可能になる。
なお、コピーの指定において、複数の論理ボリュームがカスケード接続されている場合には、図29のような表示としても良い。
図29は、ボリュームのコピー関係を示したものである。これは、図27のコピー管理テーブルから、論理ボリュームの関係を求めて、表示したものである。また、同じアレイグループに属する論理ボリュームであることが分かるように囲線を表示している。例えば、ボリューム71A、71B、71C、ボリューム75A、75Bは同じアレイグループであることを示している。また、各ボリュームが属しているアレイグループが分かるようにアレイグループも表示している。管理者は、このコピー関係を見ながら、分散配置条件を設定する。このように表示すると、例えばボリューム75A、75Bをボリューム72Bのアレイグループと異なるように配置することが可能となる。
図30は、図28、図29に示した配置条件からマイグレーションタスクを設定するまでの処理を示したものである。
まず、ボリュームグループを生成するために、論理ボリュームを分類し、ボリュームグループを生成する(S3001)。これは、NOTを基準にボリュームグループを形成する。つまり、71A NOT 71B NOT 71Cである場合、71Aをボリュームグループ1、71Bをボリュームグループ2、71Cをボリュームグループ3と生成する。次に、配置条件に基づいてボリューム管理テーブルに生成したボリュームグループを設定する(S3002)。71A NOT 71B NOT 71Cである場合、ボリュームグループ1 NOT ボリュームグループ2 NOT ボリュームグループ3となる。この場合、NOTを基準に、左側をボリュームグループに、右側を共存回避ボリュームグループに設定する。つまり、
ボリュームグループ:ボリュームグループ1
共存回避ボリュームグループ:ボリュームグループ2
ボリュームグループ:ボリュームグループ2
共存回避ボリュームグループ:ボリュームグループ3
となる。
また、(ボリュームグループ1 NOT ボリュームグループ2) NOT ボリュームグループ3の場合には、
ボリュームグループ:ボリュームグループ1
共存回避ボリュームグループ:ボリュームグループ2
ボリュームグループ:ボリュームグループ1
共存回避ボリュームグループ:ボリュームグループ3
ボリュームグループ:ボリュームグループ2
共存回避ボリュームグループ:ボリュームグループ3
となる。
次に、共存回避ボリュームグループに設定されたボリュームグループのボリューム検索条件を設定する(S3003)。これは、共存回避ボリュームグループに設定されたボリュームグループに属する論理ボリュームの属性に基づいて設定される。つまり、論理ボリュームの属性を論理ボリューム管理テーブルから読み出し、これを検索条件とする。なお、論理ボリューム管理テーブルの全ての属性を検索条件に設定する必要はなく、容量、あるいは容量とディスクタイプといったように、一つ以上の属性を予め定めておいても良い。
次に、共存回避ボリュームグループに設定されたボリュームグループ、S3003で設定されたボリューム検索条件によりマイグレーションタスクを生成する(S3004)。このマイグレーションタスクは、図20、21に示した処理により生成する。具体的には、設定されたボリュームグループ、ボリューム検索条件でS2005から処理を行うことによって、マイグレーションタスクを生成することができる。
この図30に示した処理はCPU16によって処理されるものであり、ここではマイグレーションタスク管理プログラム15の一部として説明しているが、これは別のプログラムにより構成されても良い。
なお、図27から図30の説明では、配置条件を管理者が設定する場合を例に説明したが、配置条件を管理サーバ11のCPU16によって自動的に設定するようにしても良い。
例えば、図27のコピー管理テーブル2700で正ボリュームと副ボリュームが設定されるようになっているので、正ボリュームと副ボリュームを別々のアレイグループに配置するよう定義すればよい。つまり、“正ボリューム NOT 副ボリューム”と予め定義しておけば、管理者は特定のコピーペアを指定するだけで配置条件が自動的に生成される。
また、アクセス頻度の場合も同様である。つまり、同じアレイグループでアクセス頻度が高い論理ボリュームをボリューム管理テーブル700からCPUが特定し、特定された論理ボリュームが全て異なるアレイグループとなるように予め定義すればよい。例えば、2つの論理ボリュームが特定された場合には、論理ボリュームA NOT 論理ボリュームB、3つの論理ボリュームが特定された場合には、(論理ボリュームA NOT 論理ボリュームB) NOT 論理ボリュームC、と特定された論理ボリュームの数によって配置条件が定義されるようにすれば良い。
また、同じアレイグループに属する論理ボリュームに対するアクセス頻度の総和を求め、次にアレイグループ毎のアクセス頻度を求め、アクセス頻度が最も高いアレイグループを特定し、特定したアレイグループの各論理ボリュームを異なるアレイグループに分散配置するようにしても良い。同じアレイグループに属する論理ボリュームに対するアクセス頻度の総和、アレイグループ毎のアクセス頻度、アクセス頻度が最も高いアレイグループの特定については、CPU16の処理により行うことができる。また、特定されたアレイグループに属する論理ボリュームの特定も論理ボリューム管理テーブル700をCPU16が参照することで行うことができ、また特定した論理ボリュームから分散配置条件を生成することも、既に説明したようにCPU16で行うことができる。
更に、アクセス頻度が高いアレイグループと、アクセス頻度が低いアレイグループとを特定し、アクセス頻度の差(アクセス頻度の差分)を求め、この差分に近いアクセス頻度を持つ論理ボリュームをアクセス頻度が高いアレイグループから特定し、特定した論理ボリュームのデータをアクセス頻度が低いアレイグループの論理ボリュームにマイグレーションするようにしても良い。アクセス頻度の差(アクセス頻度の差分)を求めること、この差分に近いアクセス頻度を持つ論理ボリュームをアクセス頻度が高いアレイグループから特定することは、CPU16によって行うことができる。この結果、特定した論理ボリュームのデータをアクセス頻度が低いアレイグループの論理ボリュームにマイグレーションすることも既に説明したようにCPU16によって行うことができる。なお、アクセス頻度が高いアレイグループ、低いアレイグループは管理者によって指定し、CPU16は、アクセス頻度の差分を求めて、マイグレーションする論理ボリュームを特定して、マイグレーションするようストレージサブシステムに指示を与えるようにしても良い。また、単にアクセス頻度の差ではなく、アクセス頻度の差の1/2となるアクセス頻度に近い論理ボリュームを特定することで、2つのアレイグループのアクセス頻度を平均化することができる。
1…ホスト
3、16、23、123…CPU
5、17…記憶資源
11…管理サーバ
13…ボリュームグループ管理プログラム
14…ボリューム検索条件管理プログラム
15…マイグレーションタスク管理プログラム
21、121…ストレージサブシステム
22、122…コントローラ
26、126…メモリ
33、133…メディアドライブ
51…業務アプリケーションプログラム

Claims (24)

  1. 複数のアレイグループを含む1以上のストレージサブシステムと、管理サーバと、を有する情報処理システムにおけるデータマイグレーション方法であって、
    前記複数のアレイグループは1以上のメディアドライブから構成され、
    前記ストレージサブシステムは、複数のアレイグループの記憶領域を用いて複数の論理ボリュームを提供し、前記複数の論理ボリュームに含まれる第1論理ボリュームと第2論理ボリュームとの間でデータ複製を行うためのペアを作成し、
    前記管理サーバは、
    (1)ボリューム検索条件を受信し、
    (2)前記第1論理ボリュームをマイグレーション対象と指定する指示を受信し、
    (3)前記ボリューム検索条件と、論理ボリュームとアレイグループの所属関係とが設定された管理テーブルと、に基づいて、
    (3A)前記第2論理ボリュームが属するアレイグループである、共存回避アレイグループを特定し、
    (3B)前記共存回避アレイグループを除いた前記複数のアレイグループのいずれかに、前記第1論理ボリュームのデータをマイグレートすることを決定し、
    前記ストレージサブシステムは、前記マイグレートの決定に従って、前記第1論理ボリュームのデータを前記第1論理ボリュームが属するアレイグループから、前記マイグレート先に決定したアレイグループに移動する、
    ことを特徴とするデータマイグレーション方法。
  2. 請求項1記載のデータマイグレーション方法であって、
    前記管理サーバは、
    マイグレーションを決定済みだが、未実施のマイグレーションを管理するタスク管理テーブルを管理し、
    前記タスク管理テーブルを参照し、前記第2論理ボリュームが別途マイグレーション対象に決定している場合には、前記第2論理ボリュームのマイグレーション先となるアレイグループを追加の共存回避アレイグループと特定する、
    ことを特徴とするデータマイグレーション方法。
  3. 請求項1乃至2のいずれか1項に記載のデータマイグレーション方法であって、
    前記管理サーバは、前記第2論理ボリュームを指定した所定の指示を受信した場合、前記第2論理ボリュームが属する前記共存回避アレイグループを含めた前記複数のアレイグループのいずれかに、前記第1論理ボリュームのデータをマイグレートすることを決定する、
    ことを特徴とするデータマイグレーション方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のデータマイグレーション方法であって、
    前記第1論理ボリュームの1つに対応する前記第2論理ボリュームが複数ある場合、前記管理サーバは、前記(3A)では、当該複数の第2論理ボリュームの各々について前記共存回避アレイグループを特定する、
    ことを特徴とするデータマイグレーション方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のデータマイグレーション方法であって、
    前記論理ボリュームは内部ボリューム又は仮想ボリュームである、
    ことを特徴とするデータマイグレーション方法。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のデータマイグレーション方法であって、
    前記ボリューム検索条件は前記データ複製とは独立な属性を検索対象条件とする、
    ことを特徴とするデータマイグレーション方法。
  7. 複数のアレイグループを含む1以上のストレージサブシステムを管理する管理サーバで実行されるコンピュータプログラムであって、
    前記複数のアレイグループは1以上のメディアドライブから構成され、
    前記ストレージサブシステムは、複数のアレイグループの記憶領域を用いて複数の論理ボリュームを提供し、前記複数の論理ボリュームに含まれる第1論理ボリュームと第2論理ボリュームとの間でデータ複製を行うためのペアを作成し、
    前記コンピュータプログラムは前記管理サーバに、
    (1)ボリューム検索条件を受信させ、
    (2)前記第1論理ボリュームをマイグレーション対象と指定する指示を受信させ、
    (3)前記ボリューム検索条件と、論理ボリュームとアレイグループの所属関係とが設定された管理テーブルと、に基づいて、
    (3A)前記第2論理ボリュームが属するアレイグループである、共存回避アレイグループを特定させ、
    (3B)前記共存回避アレイグループを除いた前記複数のアレイグループのいずれかに、前記第1論理ボリュームのデータをマイグレートすることを決定させ、
    前記ストレージサブシステムは、前記マイグレートの決定に従って、前記第1論理ボリュームのデータを前記第1論理ボリュームが属するアレイグループから、前記マイグレート先に決定したアレイグループに移動する、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
  8. 請求項7記載のコンピュータプログラムであって、
    前記プログラムは前記管理サーバに、
    マイグレーションを決定済みだが、未実施のマイグレーションを管理するタスク管理テーブルを管理させ、
    前記タスク管理テーブルを参照し、前記第2論理ボリュームが別途マイグレーション対象に決定している場合には、前記第2論理ボリュームのマイグレーション先となるアレイグループを追加の共存回避アレイグループと特定させる、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
  9. 請求項7乃至8のいずれか1項に記載のコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータプログラムは前記管理サーバに、前記第2論理ボリュームを指定した所定の指示を受信した場合、前記第2論理ボリュームが属する前記共存回避アレイグループを含めた前記複数のアレイグループのいずれかに、前記第1論理ボリュームのデータをマイグレートすることを決定させる、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
  10. 請求項7乃至9のいずれか1項に記載のコンピュータプログラムであって、
    前記第1論理ボリュームの1つに対応する前記第2論理ボリュームが複数ある場合、前記コンピュータプログラムは前記管理サーバに、前記(3A)では、当該複数の第2論理ボリュームの各々について前記共存回避アレイグループを特定する、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
  11. 請求項7乃至10のいずれか1項に記載のコンピュータプログラムであって、
    前記論理ボリュームは内部ボリューム又は仮想ボリュームである、
    ことを特徴とするプログラム。
  12. 請求項7乃至11のいずれか1項に記載のプログラムであって、
    前記ボリューム検索条件は前記データ複製とは独立な属性を検索対象条件とする、
    ことを特徴とするプログラム。
  13. 複数のアレイグループを含む1以上のストレージサブシステムを管理する管理サーバであって、
    前記複数のアレイグループは1以上のメディアドライブから構成され、
    前記ストレージサブシステムは、複数のアレイグループの記憶領域を用いて複数の論理ボリュームを提供し、前記複数の論理ボリュームに含まれる第1論理ボリュームと第2論理ボリュームとの間でデータ複製を行うためのペアを作成し、
    前記管理サーバは、
    (1)ボリューム検索条件を受信する手段と、
    (2)前記第1論理ボリュームをマイグレーション対象と指定する指示を受信する手段と、
    (3)前記ボリューム検索条件と、論理ボリュームとアレイグループの所属関係とが設定された管理テーブルと、に基づいて、
    (3A)前記第2論理ボリュームが属するアレイグループである、共存回避アレイグループを特定する手段と、
    (3B)前記共存回避アレイグループを除いた前記複数のアレイグループのいずれかに、前記第1論理ボリュームのデータをマイグレートすることを決定する手段と、
    前記ストレージサブシステムは、前記マイグレートの決定に従って、前記第1論理ボリュームのデータを前記第1論理ボリュームが属するアレイグループから、前記マイグレート先に決定したアレイグループに移動する手段と、
    を有することを特徴とする管理サーバ。
  14. 請求項13記載の管理サーバであって、
    マイグレーションを決定済みだが、未実施のマイグレーションを管理するタスク管理テーブルを管理する手段と、
    前記タスク管理テーブルを参照し、前記第2論理ボリュームが別途マイグレーション対象に決定している場合には、前記第2論理ボリュームのマイグレーション先となるアレイグループを追加の共存回避アレイグループと特定する手段と、
    を有することを特徴とする管理サーバ。
  15. 請求項13乃至14のいずれか1項に記載の管理サーバであって、
    前記第2論理ボリュームを指定した所定の指示を受信した場合、前記(3B)の手段は、前記第2論理ボリュームが属する前記共存回避アレイグループを含めた前記複数のアレイグループのいずれかに、前記第1論理ボリュームのデータをマイグレートすることを決定する、
    ことを特徴とする管理サーバ。
  16. 請求項13乃至15のいずれか1項に記載の管理サーバであって、
    前記第1論理ボリュームの1つに対応する前記第2論理ボリュームが複数ある場合、前記(3A)の手段は、当該複数の第2論理ボリュームの各々について前記共存回避アレイグループを特定する、
    ことを特徴とする管理サーバ。
  17. 請求項13乃至16のいずれか1項に記載の管理サーバであって、
    前記論理ボリュームは内部ボリューム又は仮想ボリュームである、
    ことを特徴とする管理サーバ。
  18. 請求項13乃至17のいずれか1項に記載の管理サーバであって、
    前記ボリューム検索条件は前記データ複製とは独立な属性を検索対象条件とする、
    ことを特徴とする管理サーバ。
  19. 複数のアレイグループを含む1以上のストレージサブシステムと、管理サーバと、を有する情報処理システムであって、
    前記複数のアレイグループは1以上のメディアドライブから構成され、
    前記ストレージサブシステムは、複数のアレイグループの記憶領域を用いて複数の論理ボリュームを提供し、前記複数の論理ボリュームに含まれる第1論理ボリュームと第2論理ボリュームとの間でデータ複製を行うためのペアを作成し、
    前記管理サーバは、
    (1)ボリューム検索条件を受信し、
    (2)前記第1論理ボリュームをマイグレーション対象と指定する指示を受信し、
    (3)前記ボリューム検索条件と、論理ボリュームとアレイグループの所属関係とが設定された管理テーブルと、に基づいて、
    (3A)前記第2論理ボリュームが属するアレイグループである、共存回避アレイグループを特定し、
    (3B)前記共存回避アレイグループを除いた前記複数のアレイグループのいずれかに、前記第1論理ボリュームのデータをマイグレートすることを決定し、
    前記ストレージサブシステムは、前記マイグレートの決定に従って、前記第1論理ボリュームのデータを前記第1論理ボリュームが属するアレイグループから、前記マイグレート先に決定したアレイグループに移動する、
    ことを特徴とする情報処理システム。
  20. 請求項19記載の情報処理システムであって、
    前記管理サーバは、
    マイグレーションを決定済みだが、未実施のマイグレーションを管理するタスク管理テーブルを管理し、
    前記タスク管理テーブルを参照し、前記第2論理ボリュームが別途マイグレーション対象に決定している場合には、前記第2論理ボリュームのマイグレーション先となるアレイグループを追加の共存回避アレイグループと特定する、
    ことを特徴とする情報処理システム。
  21. 請求項19乃至20のいずれか1項に記載の情報処理システムであって、
    前記管理サーバは、前記第2論理ボリュームを指定した所定の指示を受信した場合、前記第2論理ボリュームが属する前記共存回避アレイグループを含めた前記複数のアレイグループのいずれかに、前記第1論理ボリュームのデータをマイグレートすることを決定する、
    ことを特徴とする情報処理システム。
  22. 請求項19乃至21のいずれか1項に記載の情報処理システムであって、
    前記第1論理ボリュームの1つに対応する前記第2論理ボリュームが複数ある場合、前記管理サーバは、前記(3A)では、当該複数の第2論理ボリュームの各々について前記共存回避アレイグループを特定する、
    ことを特徴とする情報処理システム。
  23. 請求項19乃至22のいずれか1項に記載の情報処理システムであって、
    前記論理ボリュームは内部ボリューム又は仮想ボリュームである、
    ことを特徴とする情報処理システム。
  24. 請求項19乃至23のいずれか1項に記載の情報処理システムであって、
    前記ボリューム検索条件は前記データ複製とは独立な属性を検索対象条件とする、
    ことを特徴とする情報処理システム。
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