JP5267389B2 - 送信装置及び送信方法 - Google Patents

送信装置及び送信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5267389B2
JP5267389B2 JP2009201247A JP2009201247A JP5267389B2 JP 5267389 B2 JP5267389 B2 JP 5267389B2 JP 2009201247 A JP2009201247 A JP 2009201247A JP 2009201247 A JP2009201247 A JP 2009201247A JP 5267389 B2 JP5267389 B2 JP 5267389B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
timing
voltage control
control signal
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009201247A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011055178A (ja
Inventor
裕一 宇都宮
伸和 札場
広吉 石川
一 濱田
和男 長谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2009201247A priority Critical patent/JP5267389B2/ja
Priority to US12/850,998 priority patent/US8433262B2/en
Priority to EP10172412.8A priority patent/EP2290831B1/en
Priority to KR1020100084028A priority patent/KR101201560B1/ko
Priority to CN201010269304XA priority patent/CN102006090B/zh
Publication of JP2011055178A publication Critical patent/JP2011055178A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5267389B2 publication Critical patent/JP5267389B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers
    • H03G3/20Automatic control
    • H03G3/30Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
    • H03G3/3036Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in high-frequency amplifiers or in frequency-changers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/02Transmitters
    • H04B1/04Circuits
    • H04B2001/0408Circuits with power amplifiers
    • H04B2001/0416Circuits with power amplifiers having gain or transmission power control

Landscapes

  • Transmitters (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Description

本発明は、移動通信システムに関し、特に送信装置における電圧制御アンプに供給する電圧信号と送信信号の遅延調整方法に関する。
無線通信システムにおける送信装置では、装置の小型化、省エネルギー化の観点から電力効率の向上が強く望まれている。特に、消費電力の大きい電力増幅器を有する送信装置では電力効率の向上の要望が強い。
電力増幅器の電力効率を高める技術の一例として、電力増幅器のドレイン電極若しくはゲート電極に印加する電圧を制御することにより高効率化を実現するドレイン/ゲート電圧制御技術がある。しかし、該ドレイン/ゲート電圧制御技術において所望の出力を得るためには、電力増幅器に入力される信号と電圧制御信号のタイミングとを合わせる。
特開2008−22513号公報
電圧制御アンプの遅延調整技術の他の例として以下の技術がある。
送信側の遅延回路により送信信号若しくは電圧制御信号を遅延させる。送信信号若しくは電圧制御信号を遅延させた時の電力増幅器の出力信号の一部をフィードバックした信号により帯域外輻射電力測定を行う。該帯域外輻射電力の大小により遅延量を推定する。
該技術では、送信側の遅延回路に遅延値を設定してフィードバック信号の解析を行うことにより遅延量を推定する。送信側の遅延回路に遅延値を設定して遅延量を推定するため、調整中に不要な信号が出力される。
そこで、本発明は上述した問題点の少なくとも1つを解決するためになされたものであり、送信電波に与える影響を低減しつつ、送信信号を増幅する増幅器における制御タイミングを調整できる送信装置を提供することにある。
本送信装置は、
送信信号から第1の電圧制御信号を生成する第1の電圧制御信号生成部と、
前記第1の電圧制御信号に応じて前記送信信号を増幅する増幅器と、
前記第1の電圧制御信号による前記増幅器の電圧制御の制御タイミングを調整する第1のタイミング調整部と、
前記送信信号から第2の電圧制御信号を生成し、該第2の電圧制御信号と前記増幅器からの出力信号とに基づいて、前記第1のタイミング調整部により調整る制御タイミングを設定する制御タイミング設定部と
を有し、
前記制御タイミング設定部は、前記第2の電圧制御信号のタイミングを制御し、該タイミングを制御した前記第2の電圧制御信号と、前記第2の電圧制御信号と、前記増幅器の出力信号とに基づいて、前記制御タイミングを設定する。
本送信方法は、
送信信号から第1の電圧制御信号を生成する第1の電圧制御信号生成ステップと、
前記第1の電圧制御信号に応じて増幅器により前記送信信号を増幅する増幅ステップと、
前記第1の電圧制御信号による前記増幅器の電圧制御の制御タイミングを調整する第1のタイミング調整ステップと、
前記送信信号から第2の電圧制御信号を生成し、該第2の電圧制御信号と前記増幅器からの出力信号とに基づいて、前記第1のタイミング調整部により調整る制御タイミングを設定する制御タイミング設定ステップと
を有し、
前記制御タイミング設定ステップでは、前記第2の電圧制御信号のタイミングを制御し、該タイミングを制御した前記第2の電圧制御信号と、前記第2の電圧制御信号と、前記増幅器の出力信号とに基づいて、前記制御タイミングを設定する。
開示の送信装置及び送信方法によれば、送信電波に与える影響を低減しつつ、送信信号を増幅する増幅器における制御タイミングを調整できる。
一実施例に係る無線通信システムを示す機能ブロック図である。 一実施例に係る送信装置を示す機能ブロック図である。 一実施例に係る送信装置を示す部分ブロック図である。 一実施例に係る送信装置の動作を示す説明図である。 一実施例に係る送信装置の動作を示す説明図である。 一実施例に係る送信装置の動作を示すフローチャートである。 一実施例に係る送信装置の動作を示すフローチャートである。 一実施例に係る送信装置を示す部分ブロック図である。 一実施例に係る送信装置の動作を示す説明図である。 一実施例に係る送信装置の動作を示すフローチャートである。 一実施例に係る送信装置を示す部分ブロック図である。 一実施例に係る送信装置の動作を示す説明図である。 一実施例に係る送信装置の動作を示す説明図である。 一実施例に係る送信装置の動作を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
<システム>
図1は、本実施例に従ったシステムの例を示す。
本システムは、基地局装置(BS: Base Station)100と、ユーザ端末装置(UE: User Equipment)200とを有する。
基地局装置100は、送信部102と、受信部104と、ベースバンド処理部106とを有する。
受信部102は、アンテナにより受信された電波信号を中間周波数(IF: Intermediate Frequency)帯にダウンコンバートし、ベースバンド処理部106に入力する。ベースバンド処理部106は、受信部102により入力された信号を処理し、固定通信網に送信する。
一方、固定通信網から送信された信号は、ベースバンド処理部106により信号処理され、送信部102に入力される。送信部102は、ベースバンド処理部106により入力された信号を無線周波数(RF: Radio Frequency)帯にアップコンバートし、電力増幅器により増幅し、送信する。
ユーザ端末装置200は、送信部202と、受信部204と、ベースバンド処理部206とを有する。
受信部202は、アンテナにより受信された高周波電波信号を周波数変換し、ベースバンド処理部206に入力する。ベースバンド処理部206は、受信部202により入力された信号をアナログ信号に変換する。ベースバンド処理部206に変換されたアナログ信号は、増幅され、スピーカから出力される。一方、例えば、マイクにより入力された音声信号は、ベースバンド処理部206に入力される。ベースバンド処理部206は、入力された音声信号をデジタル信号に変換し、送信部202に入力する。送信部202は、ベースバンド処理部206により入力されたデジタル信号を電力増幅器により増幅し、基地局装置100に無線送信する。
本実施例に従った送信装置300は、基地局装置100と、ユーザ端末装置200に適用できる。例えば、基地局100の送信部102及び/又はユーザ端末装置200の送信部202に適用されてもよい。
また、本実施例に従った送信装置300は、入力信号を増幅して出力する増幅器を有する機器に適用できる。例えば、携帯情報端末(PDA: Personal Digital Assistants)、携帯端末などに適用できる。
以下、送信装置について詳細に説明する。
<送信装置>
図2は、本実施例に従った送信装置を示す機能ブロック図である。
本送信装置300は、送信信号を電圧制御信号に変換する。該電圧制御信号は、送信信号を電力増幅器により増幅する際に使用する増幅率(度)を設定するための信号であってもよい。例えば、ある所定の単位時間における送信信号の振幅に基づいて、該ある所定の単位時間における増幅率が設定されてもよい。本送信装置300は、電力増幅器において、送信信号と電圧制御信号との入力タイミングを合わせるように制御する。例えば、本送信装置300は、送信信号と、該送信信号が電力増幅器により増幅された信号との間のタイミングのずれが最小となるように、送信信号に対する電圧制御信号の遅延値を求める。電力増幅器において、送信信号と電圧制御信号との入力タイミングを合わせるように制御することにより、送信信号のレベルに応じて適切に増幅できる。送信信号にレベルに応じて適切に増幅できるため、増幅効率を向上させることができる。増幅効率を向上できるため、電力効率を向上できる。
さらに、電圧制御信号の遅延値を求める処理は、送信信号を増幅させる処理とは独立して行われる。従って、電波を送信しながら遅延値を変更することが無い。従って、不要波を出力することなく、遅延値を設定できる。
本送信装置300は、電圧制御信号変換部302を有する。電圧制御信号変換部302は、ベースバンド処理部(図示なし)と接続される。電圧制御信号変換部302は、ベースバンド処理部により入力されるデジタル信号を電圧制御信号に変換し、該電圧制御信号をタイミング調整回路304に入力する。
本送信装置300は、タイミング調整回路304を有する。タイミング調整回路304は電圧制御信号変換部302と接続される。タイミング調整回路304は、後述するタイミング誤差検出部318により設定された遅延設定値に従って、電圧制御信号変換部302により入力された電圧制御信号に対して、タイミング調整を行う。例えば、後述する増幅器314に供給する電圧制御信号のタイミングを調整する。
本送信装置300は、変調器310を有する。変調器310は、ベースバンド処理部と接続される。変調器310は、発振器312からの信号により、入力信号を変調し、該変調信号を増幅器314に入力する。
本送信装置300は、発振器312を有する。発振器312は、変調器310と接続される。発振器312は、発振信号を変調器310に出力する。
本送信装置300は、増幅器314を有する。増幅器314は、変調器310と接続される。増幅器314は、変調器310により入力された信号を増幅し、該増幅した信号を出力する。出力信号は、後述するミキサ324に入力される。以下、該ミキサ324に入力される増幅器314の出力信号を「フィードバック信号」と呼ぶ。
本送信装置300は、ミキサ324を有する。ミキサ324は、増幅器314の出力端子と接続される。ミキサ324は、フィードバック信号を発振器326からの発振周波数に基づいて、IF周波数にダウンコンバートし、メモリ320に入力する。
本送信装置300は、発振器326を有する。発振器326は、ミキサ324と接続される。発振器326は、発振信号をミキサ324に出力する。
本送信装置300は、メモリ320を有する。メモリ320は、ミキサ324と接続される。該メモリ320は、ミキサ324により入力されたデジタル信号を記憶する。
本送信装置300は、メモリ316を有する。メモリ316は、ベースバンド処理部と接続される。メモリ316は、送信信号を記憶する。
本送信装置300は、タイミング誤差検出部318を有する。タイミング誤差検出部318は、タイミング調整回路304、メモリ316、及び320と接続される。タイミング誤差検出部318は、メモリ316により記憶された送信信号と、メモリ320により記憶されたデジタル信号とに基づいて、送信信号と電圧制御信号との間の増幅器314における入力タイミングのずれが最小となるように、送信信号に対する電圧制御信号の遅延設定値を求める。該デジタル信号は、ミキサ324によりダウンコンバートされ、デジタル信号に変換されたフィードバック信号である。例えば、タイミング誤差検出部318は、メモリ316及び320から、それぞれ送信信号及びデジタル信号を時系列データとして読み出す。信号タイミング誤差検出部318は、求めた遅延設定値をタイミング調整回路304に設定する。
なお、電圧制御信号変換部302、タイミング調整回路304、タイミング誤差検出部318における処理は、デジタル信号により行われるようにしてもよい。
<タイミング誤差検出部(その1)>
図3は、タイミング誤差検出部318の詳細(その1)を示す。
タイミング誤差検出部318は、電圧制御信号変換部3182と、最小値検出部3184と、演算処理部3186と、出力信号変換部3188と、タイミング調整回路3190とを有する。
電圧制御信号変換部3182は、メモリ316と接続される。電圧制御信号変換部3182は、メモリ316に記憶された送信信号を時系列データとして読み出し、該時系列データを電圧制御信号に変換し、最小値検出部3184、及びタイミング調整回路3190に入力する。
タイミング調整回路3190は、電圧制御信号変換部3182と接続される。タイミング調整回路3190は、電圧制御信号変換部3182により入力された電圧制御信号のタイミングを調整(制御)し、最小値検出部3184に入力する。例えば、タイミング調整回路3190は、演算処理部3186により設定された遅延設定値Dに基づいて、電圧制御信号を遅延させて、最小値検出部3184に入力する。以下、タイミング調整回路3190により遅延させた電圧制御信号を「遅延電圧制御信号」と呼ぶ。
最小値検出部3184は、電圧制御信号変換部3182、及びタイミング調整回路3190と接続される。最小値検出部3184は、電圧制御信号変換部3182により入力された電圧制御信号と、タイミング調整回路3190により入力された遅延電圧制御信号とに基づいて、両者の最小値を求め、後述する出力信号変換部3188により出力される信号と等価な信号として演算処理部3186に出力する。以下、該最小値により示される信号を「最小値信号」と呼ぶ。
図4は、最小値検出部3184の処理を示す。
図4において、横軸は時間(t)、縦軸はエンベロープ値である。また、細い実線は電圧制御信号変換部3182により入力される電圧制御信号を示し、破線はタイミング調整回路3190により入力される、電圧制御信号を遅延設定値Dに基づいて遅延させた遅延電圧制御信号を示し、太い実線は最小値検出部3184の出力信号(最小値信号)を示す。該出力信号は、各時間において、電圧制御信号と遅延電圧制御信号との間で小さい方の値(最小値)により示される。
出力信号変換部3188は、メモリ320と接続される。出力信号変換部3188は、メモリ320に記憶された所定の処理が行われたフィードバック信号を時系列データとして読み出し、該時系列データを擬似的に電圧制御信号に変換し、演算処理部3186に入力する。以下、出力信号変換部3188により擬似的に変換された電圧制御信号を「疑似電圧制御信号」と呼ぶ。ここで、擬似的とは、フィードバック信号により電圧制御信号変換部302、及び3182と同様の処理が行われるが、電圧制御信号としては使用されないことを示す。該所定の処理は、ミキサ324によりダウンコンバートする処理を含む。
図5は、増幅器314の出力信号を示す。
図5において、横軸は時間(t)、縦軸はエンベロープ値である。また、細い実線はタイミング調整回路304により供給される電圧制御信号を示し、破線は変調器310により入力される送信信号である。換言すれば、破線は、増幅器314の入力信号である。太い実線は増幅器314の出力信号を示す。出力信号には、落ち込み点が複数見られる。ここで、送信信号と電圧制御信号との間でタイミングが揃っているならば、送信信号の落ち込みの間隔と出力信号の落ち込み間隔とは等しくなる。しかし、タイミングがずれていると、送信信号の落ち込みの間隔と出力信号の落ち込み間隔とは異なる。出力信号の落ち込みの数が増加する。
演算処理部3186は、タイミング調整回路304、タイミング調整回路3190、最小値検出部3184、及び出力信号変換部3188と接続される。演算処理部3186は、出力信号変換部3188により入力された疑似電圧制御信号と、最小値検出部3184からの最小値信号とを比較する。演算処理部3186は、疑似電圧制御信号と最小値信号との間のタイミング誤差を求める。例えば、演算処理部3186は、該疑似電圧制御信号と、最小値信号との間の時間誤差を求める。該時間誤差は遅延量であってもよい。また、例えば、演算処理部3186は、該疑似電圧制御信号と、最小値信号との間の相関を求めるようにしてもよい。演算処理部3186は、該タイミング誤差を一時的に記憶し、タイミング調整回路3190に設定する遅延設定値Dを変更する。そして、変更された遅延設定値Dにより、演算処理部3186は、出力信号変換部3188により入力された疑似電圧制御信号と、最小値検出部3184からの最小値信号とを比較する。さらに、演算処理部3186は、疑似電圧制御信号と最小値信号との間のタイミング誤差を求める。例えば、演算処理部3186は、該疑似電圧制御信号と、最小値信号との間の時間誤差を求める。該時間誤差は遅延量であってもよい。また、例えば、演算処理部3186は、該疑似電圧制御信号と、最小値信号との間の相関を求めるようにしてもよい。演算処理部3186は、該タイミング誤差を一時的に記憶する。該遅延設定値Dの変更は、タイミング誤差が最小となるまで行われるようにしてもよいし、遅延設定値Dの変更回数を予め設定するようにしてもよい。相関値が求められる場合には、相関値が最大となるまで行われるようにしてもよいし、遅延設定値Dの変更回数を予め設定するようにしてもよい。例えば、タイミング誤差が減少し、増加に転じた場合のタイミング誤差を最小値としてもよい。また、例えば、相関値が増加し、減少に転じた場合の相関値を最大値としてもよい。演算処理部3186は、タイミング調整回路3190から、タイミング誤差が最小となった際の遅延設定値D20を取得する。また、演算処理部3186は、タイミング調整回路3190から、最小値信号と疑似電圧制御信号との相関値が最大となった際の遅延設定値D20を取得するようにしてもよい。そして、演算処理部3186は、取得した遅延設定値D20に基づいて、タイミング調整回路304の遅延設定値Dを求める。そして、演算処理部3186は、タイミング調整回路304に、該遅延設定値Dを設定する。
<送信装置300の動作>
図6は、本送信装置300の動作を示すフローチャートである。
図6において、Dはタイミング調整回路304の遅延設定値を示し、Dはタイミング調整回路3190の遅延設定値を示す。Nは繰返し回数を示す。Errminは最小(タイミング)誤差を示す。Dmimは最小誤差となる遅延設定値を示す。
送信装置300は、パラメータの設定を行う(ステップS602)。例えば、送信装置300は、タイミング調整回路304の遅延設定値Dと、タイミング調整回路3190の遅延設定値Dとを同じ値に設定する。また、例えば、送信装置300は、繰返し回数NをNに設定する。また、例えば、送信装置300は、最小誤差Errminを無限大(∞)に設定する。また、例えば、送信装置300は、最小誤差となる遅延値Dmimを零に設定する。また、例えば、送信装置300は、繰返し回数を示すパラメータiを零に設定する。例えば、演算処理部3186は、遅延設定値D、及びDと、繰返し回数Nと、最小誤差Errminと、遅延値Dmimと、繰返し回数を示すパラメータiとを設定する。
送信装置300は、送信信号と、フィードバック信号とをメモリに読み込む(ステップS604)。例えば、メモリ316はベースバンド処理部からの送信信号を記憶する。また、例えば、メモリ320はミキサ324から所定の処理が行われたフィードバック信号を記憶する。
送信装置300は、メモリ160に記憶された送信信号と、メモリ320に記憶されたフィードバック信号とを時系列データとして読み出す(ステップS606)。例えば、タイミング誤差検出部318は、メモリ316に記憶された送信信号と、メモリ320に記憶された所定の処理が行われたフィードバック信号を時系列データとして読み出す。
送信装置300は、タイミング誤差Errを検出する(ステップS608)。例えば、タイミング誤差検出部318は、最小値信号と疑似電圧制御信号との間のタイミング誤差Errを検出する。上述したように最小値信号は、電圧制御信号に変換した送信信号と、該電圧制御信号を遅延設定値Dに基づいて遅延させた遅延電圧制御信号とに基づいて、求められる。
送信装置300は、ステップS608により検出されたタイミング誤差Errが、最小誤差Errmin未満であるかを判定する(ステップS610)。例えば、タイミング誤差検出部318は、タイミング誤差Errが、最小誤差Errmin未満であるかどうかを判定する。
タイミング誤差Errが、最小誤差Errmin未満である場合(ステップS610:YES)、送信装置300は、最小誤差Errminにタイミング誤差Errを設定し、遅延値Dminに遅延設定値Dを設定する(ステップS612)。例えば、タイミング誤差検出部318は、タイミング誤差Errが最小誤差Errmin未満である場合、最小誤差Errminにタイミング誤差Errを設定し、遅延値Dminに遅延設定値Dを設定する。
タイミング誤差Errが、最小誤差Errmin未満でない場合(ステップS610:NO)、換言すれば、タイミング誤差Errが最小誤差Errmin以上である場合及びステップS612により最小誤差Errminにタイミング誤差Errを設定し、遅延値Dminに遅延設定値Dを設定した後、送信装置300は、繰返し回数を示すパラメータiが繰返し回数Nより大きいかどうかを判定する(ステップS614)。該繰返し回数Nは予め設定される。例えば、タイミング誤差検出部318は、繰返し回数を示すパラメータiが繰返し回数Nより大きいかどうかを判定する。
繰返し回数を示すパラメータiが繰返し回数Nより大きい場合(ステップS614:YES)、送信装置300は、タイミング調整回路304の遅延設定値Dが、タイミング調整回路3190において遅延量が零となる遅延設定値D20未満であるかどうかを判定する(ステップS618)。例えば、タイミング誤差検出部318は、タイミング調整回路304の遅延設定値Dが、タイミング調整回路3190において遅延量が零となる遅延設定値D20未満であるかどうかを判定する。
一方、繰返し回数を示すパラメータiが繰返し回数N以下である場合(ステップS614:NO)、送信装置300は、iに1を加えた値を新たなiとする(ステップS616)。そして、ステップS606に戻る。再度、遅延設定値Dが設定され、タイミング誤差が検出される。
ステップS618により、タイミング調整回路304の遅延設定値Dが、遅延設定値D20未満であると判定された場合(ステップS618:YES)、送信装置300は、遅延設定値D20から最小誤差となる遅延値Dminを引いた値を求め、該値を遅延設定値Dに加えた値を、タイミング調整回路304に設定すべき遅延設定値Dとする(ステップS620)。すなわち、D+(D20−Dmin)により、タイミング調整回路304に設定すべき遅延設定値Dが求められる。例えば、タイミング誤差検出部318は、遅延設定値D20から最小誤差となる遅延値Dminを引いた値を求め、該値を遅延設定値Dに加えた値を、タイミング調整回路304に設定すべき遅延設定値Dとする。
一方、ステップS618により、タイミング調整回路304の遅延設定値Dが、タイミング調整回路3190において遅延量が零となる遅延設定値D20未満でないと判定された場合(ステップS618:NO)、換言すれば、タイミング調整回路304の遅延設定値Dが、タイミング調整回路3190において遅延量が零となる遅延設定値D20以上であると判定された場合、送信装置300は、最小誤差となる遅延値Dminから遅延設定値D20を引いた値を求め、該値を遅延設定値Dから引いた値を、タイミング調整回路304に設定すべき遅延設定値Dとする(ステップS622)。すなわち、D−(Dmin−D20)により、タイミング調整回路304に設定すべき遅延設定値Dが求められる。例えば、タイミング誤差検出部318は、最小誤差となる遅延値Dminから遅延設定値D20を引いた値を求め、該値を遅延設定値Dから引いた値を、タイミング調整回路304に設定すべき遅延設定値Dとする。
<タイミング誤差検出部における処理>
図7は、本送信装置300のタイミング誤差検出部318の動作を示すフローチャートである。
タイミング誤差検出部318は、送信信号を電圧制御信号に変換する(ステップS702)。例えば、電圧制御信号変換部3182は、メモリ316に記憶された送信信号を読み出し、該送信信号を電圧制御信号に変換する。
タイミング誤差検出部318は、タイミング調整回路3190に電圧制御信号の出力遅延設定値Dを設定する(ステップS704)。例えば、演算処理部3186は、タイミング調整回路3190に、電圧制御信号の出力遅延設定値Dを設定する。
タイミング誤差検出部318は、電圧制御信号と、タイミング調整回路3190に設定された遅延設定値Dにより遅延させた遅延電圧制御信号とに基づいて、最小値を検出する(ステップS706)。例えば、最小値検出部3184は、電圧制御信号と、遅延電圧制御信号とに基づいて、最小値を検出する。最小値検出部3184から最小値信号が出力される。
タイミング誤差検出部318は、所定の処理が行われたフィードバック信号を疑似電圧制御信号に変換する(ステップS708)。例えば、出力信号変換部3188は、メモリ320に記憶された所定の処理が行われたフィードバック信号を時系列データとして読み出し、該時系列データを疑似電圧制御信号に変換する。
タイミング誤差検出部318は、最小値信号と、疑似電圧制御信号とに基づいて、タイミング誤差Errを求める(ステップS710)。例えば、演算処理部3186は、出力信号変換部3188により入力された疑似電圧制御信号と、最小値検出部3184からの最小値信号とを比較する。演算処理部3186は、疑似電圧制御信号と最小値信号との間のタイミング誤差Errを求める。例えば、演算処理部3186は、該疑似電圧制御信号と、最小値信号との間の時間誤差を求める。該時間誤差は遅延量であってもよい。
本実施例において、送信信号に対して遅延設定値を設定するようにしてもよい。送信信号に対して遅延設定値を設定する場合には、ベースバンド処理部と増幅器314との間にタイミング調整回路を備えるようにしてもよい。
本送信装置によれば、信号の送信に関わらない部分を用いて遅延設定値を推定するため、不要波を出力することなく遅延調整することが可能である。
また、メモリに記憶した送信信号を時系列データとして読み出し、該時系列データから電圧制御信号を生成し、該電圧制御信号を遅延回路により遅延させた遅延電圧制御信号を生成する。そして、電圧制御信号と遅延電圧制御信号との間で最小値を検出することにより、増幅器からの出力信号と等価な信号、換言すれば、増幅器からの出力信号に相当する信号を生成する。一方、メモリに記憶した増幅器からのフィードバック信号を時系列データとして読み出し、該時系列データから疑似電圧制御信号を生成する。そして、増幅器からの出力信号と等価な信号と、疑似電圧制御信号とのタイミング誤差が最小となる(基準値からの)遅延値を求め、該遅延値により電圧制御信号又は送信信号の増幅器における制御タイミングを補正する。
<タイミング誤差検出部(その2)>
図8は、タイミング誤差検出部318の詳細(その2)を示す。
タイミング誤差検出部318は、電圧制御信号変換部3182と、タイミング調整回路3190と、ゲイン調整部3192と、乗算器3194と、演算処理部3196とを有する。
電圧制御信号変換部3182は、メモリ316と接続される。電圧制御信号変換部3182は、メモリ316に記憶された送信信号を時系列データとして読み出し、該時系列データを電圧制御信号に変換し、ゲイン調整部3192、及びタイミング調整回路3190に入力する。
タイミング調整回路3190は、電圧制御信号変換部3182と接続される。タイミング調整回路3190は、電圧制御信号変換部3182により入力された電圧制御信号のタイミングを調整し、ゲイン調整部3192に入力する。例えば、タイミング調整回路3190は、演算処理部3196により設定された遅延設定値Dに基づいて、電圧制御信号のタイミングを調整し、ゲイン調整部3192に入力する。該タイミングは、ゲイン調整部3192に入力するタイミングであってもよい。
ゲイン調整部3192は、電圧制御信号変換部3182、及びタイミング調整回路3190と接続される。ゲイン調整部3192は、電圧制御信号変換部3182により入力された電圧制御信号(以下、「電圧制御信号B」と呼ぶ)と、タイミング調整回路3190により入力された電圧制御信号のタイミングを調整した信号(以下、「タイミング調整信号A」と呼ぶ)とに基づいて、ゲイン調節値を求める。例えば、ゲイン調節部3192は、タイミング調整信号Aより電圧制御信号Bが進んでいて、且つ電圧制御信号Bの振幅の方がタイミング調整信号Aの振幅より大きい場合(タイミング調整信号Aの振幅が電圧制御信号Bの振幅未満の場合)には、タイミング調整信号Aの振幅を電圧制御信号Bの振幅により除算することによりゲイン調節値を求める。また、例えば、ゲイン調節部3192は、タイミング調整信号Aより電圧制御信号Bが進んでいて、且つ電圧制御信号Bの振幅の方がタイミング調整信号Aの振幅より大きくない場合(電圧制御信号Bの振幅がタイミング調整信号Aの振幅以下の場合)には、ゲイン調節値を1とする。
また、例えば、ゲイン調節部3192は、タイミング調整信号Aより電圧制御信号Bが遅れていて、且つ電圧制御信号Bの振幅の方がタイミング調整信号Aの振幅より大きい場合(電圧制御信号Bの振幅がタイミング調整信号Aの振幅以上の場合)には、ゲイン調節値を1とする。また、例えば、ゲイン調節部3192は、タイミング調整信号Aより電圧制御信号Bが遅れていて、且つタイミング調整信号Aの振幅の方が電圧制御信号Bの振幅より大きい場合(電圧制御信号Bの振幅がタイミング調整信号Aの振幅未満の場合)には、電圧制御信号Bの振幅をタイミング調整信号Aの振幅により除算することによりゲイン調節値を求める。ゲイン調節部3192は、ゲイン調節値を乗算器3194に入力する。
乗算器3194は、メモリ316、及びゲイン調整部3192と接続される。乗算部3194は、メモリ316から時系列データとして読み出された送信信号に、ゲイン調整部3192により入力されたゲイン調整値を乗算し、演算処理部3196に入力する。以下、乗算器3194により出力される信号を「ゲイン調整送信信号」と呼ぶ。
図9は、乗算器3194により出力される信号を示す。
図9において、横軸は時間(t)、縦軸はエンベロープ値である。また、細い実線は電圧制御信号変換部3182により入力される電圧制御信号Bを示し、破線はタイミング調整回路3190により入力される電圧制御信号を遅延設定値Dに基づいてタイミング調整させたタイミング調整信号Aを示し、太い実線は乗算器3194の出力信号(ゲイン調整送信信号)を示す。図9には、タイミング調整信号Aより電圧制御信号Bが進んでいる例を示す。
演算処理部3196は、乗算部3194、メモリ320、タイミング調整回路304、及びタイミング調整回路3190と接続される。演算処理部3196は、メモリ320に記憶された所定の処理が行われたフィードバック信号の時系列データと、乗算器3194により入力されたゲイン調整送信信号とを比較する。演算処理部3196は、両者のタイミング誤差を求める。例えば、演算処理部3196は、ゲイン調整送信信号と、所定の処理が行われたフィードバック信号の時系列データとの間の時間誤差を求める。該時間誤差は遅延量であってもよい。また、例えば、演算処理部3196は、ゲイン調整送信信号と、所定の処理が行われたフィードバック信号の時系列データとの間の相関を求めるようにしてもよい。演算処理部3196は、該タイミング誤差を一時的に記憶し、タイミング調整回路3190に設定する遅延設定値Dを変更する。そして、変更された遅延設定値Dにより、演算処理部3196は、メモリ320に記憶された所定の処理が行われたフィードバック信号の時系列データと、乗算器3194により入力されたゲイン調整送信信号とを比較する。演算処理部3196は、両者のタイミング誤差を求める。例えば、演算処理部3196は、ゲイン調整送信信号と、所定の処理が行われたフィードバック信号の時系列データとの間の相関を求めるようにしてもよい。演算処理部3196は、該タイミング誤差を一時的に記憶する。該遅延設定値Dの変更は、タイミング誤差が最小となるまで行われるようにしてもよいし、遅延設定値Dの変更回数を予め設定するようにしてもよい。相関値が求められる場合には、相関値が最大となるまで行われるようにしてもよいし、遅延設定値Dの変更回数を予め設定するようにしてもよい。例えば、タイミング誤差が減少し、増加に転じた場合のタイミング誤差を最小値としてもよい。また、例えば、相関値が増加し、減少に転じた場合の相関値を最大値としてもよい。演算処理部3196は、タイミング調整回路3190から、タイミング誤差が最小となった際の遅延設定値Dminを取得する。また、演算処理部3196は、タイミング調整回路3190から、相関値が最大となった際の遅延設定値を取得するようにしてもよい。そして、演算処理部3196は、取得した遅延設定値Dminに基づいて、タイミング調整回路304の遅延設定値Dを求める。そして、演算処理部3186は、タイミング調整回路304に、該遅延設定値Dを設定する。
<送信装置300の動作>
本送信装置300の動作は、図6に示すフローチャートと同様である。
<タイミング誤差検出部における処理>
図10は、本送信装置300のタイミング誤差検出部318の動作を示すフローチャートである。
タイミング誤差検出部318は、送信信号を電圧制御信号Bに変換する(ステップS1002)。例えば、電圧制御信号変換部3182は、メモリ316に記憶された送信信号を時系列データとして読み出し、該時系列データを電圧制御信号Bに変換する。
タイミング誤差検出部318は、タイミング調整回路3190に電圧制御信号の出力遅延設定値Dを設定する(ステップS1004)。例えば、演算処理部3186は、タイミング調整回路3190に、電圧制御信号の出力遅延設定値Dを設定する。
タイミング誤差検出部318は、タイミング調整回路3190に設定された遅延設定値Dによりタイミング調整されたタイミング調整信号Aより電圧制御信号Bが進んでいるかを判定する(ステップS1006)。例えば、ゲイン調整部3192は、タイミング調整信号Aより電圧制御信号Bが進んでいるかを判定する。
タイミング調整信号Aより電圧制御信号Bが進んでいると判定された場合(ステップS1006:YES)、タイミング誤差検出部318は、タイミング調整信号Aの大きさ(振幅)|A|が電圧制御信号Bの大きさ(振幅)|B|未満であるかどうかを判定する(ステップS1008)。例えば、ゲイン調整部3192は、タイミング調整信号Aの振幅|A|が電圧制御信号Bの振幅|B|未満であるかどうかを判定する。
タイミング調整信号Aの振幅|A|が電圧制御信号Bの振幅|B|未満である場合(ステップS1008:YES)、タイミング誤差検出部318は、タイミング調整信号Aの振幅|A|を、電圧制御信号Bの振幅|B|により除算することによりゲイン調節値を求める(ステップS1010)。例えば、ゲイン調整部3192は、タイミング調整信号Aの振幅|A|を、電圧制御信号Bの振幅|B|により除算することによりゲイン調節値を求める。
一方、タイミング調整信号Aの振幅|A|が電圧制御信号Bの振幅|B|未満でない場合(ステップS1008:NO)、タイミング誤差検出部318は、ゲイン調節値を1とする(ステップS1012)。例えば、ゲイン調整部3192は、ゲイン調節値を1とする。
一方、タイミング調整信号Aより電圧制御信号Bが進んでいると判定されない場合(ステップS1006:NO)、タイミング誤差検出部318は、電圧制御信号Bの大きさ(振幅)|B|がタイミング調整信号Aの大きさ(振幅)|A|未満であるかを判定する(ステップS1014)。例えば、ゲイン調整部3192は、電圧制御信号Bの振幅|B|がタイミング調整信号Aの振幅|A|未満であるかどうかを判定する。
電圧制御信号Bの振幅|B|がタイミング調整信号Aの振幅|A|未満である場合(ステップS1014:YES)、タイミング誤差検出部318は、電圧制御信号Bの振幅|B|を、タイミング調整信号Aの振幅|A|により除算することによりゲイン調節値を求める(ステップS1016)。例えば、ゲイン調整部3192は、電圧制御信号Bの振幅|B|を、タイミング調整信号Aの振幅|A|により除算することによりゲイン調節値を求める。
一方、電圧制御信号Bの振幅|B|がタイミング調整信号Aの振幅|A|未満でない場合(ステップS1014:NO)、タイミング誤差検出部318は、ゲイン調節値を1とする(ステップS1012)。例えば、ゲイン調整部3192は、ゲイン調節値を1とする。
タイミング誤差検出部318は、送信信号に、ステップS1010、S1012、又はS1016により求められたゲイン調整値を乗算する(ステップS1018)。例えば、乗算部3194は、送信信号に、ゲイン調整部3192により入力されたゲイン調整値を乗算する。
タイミング誤差検出部318は、所定の処理が行われたフィードバック信号の時系列データと、ゲイン調整送信信号とに基づいて、タイミング誤差Errを求める(ステップS1020)。例えば、演算処理部3196は、乗算部3194により入力されたゲイン調整送信信号と、メモリ320に記憶された所定の処理が行われたフィードバック信号を読み出すことにより得られる時系列データとを比較する。演算処理部3186は、ゲイン調整送信信号と所定の処理が行われたフィードバック信号の時系列データとの間のタイミング誤差Errを求める。該時間誤差は遅延量であってもよい。
本送信装置300によれば、送信信号からフィードバック信号に相当する信号を作成できる。従って、電圧制御信号に変換することなく、タイミング誤差を求めることができる。
<タイミング誤差検出部(その3)>
図11は、タイミング誤差検出部318の詳細(その3)を示す。
タイミング誤差検出部318は、電圧制御信号変換部3182と、演算処理部3200と、出力信号変換部3188と、タイミング調整回路3190と、最大値検出部3198とを有する。
電圧制御信号変換部3182は、メモリ316と接続される。電圧制御信号変換部3182は、メモリ316に記憶された送信信号を時系列データとして読み出し、該系列データを電圧制御信号に変換し、演算処理部3200、及びタイミング調整回路3190に入力する。
図12は、電圧制御信号の一例を示す。図12において、横軸は時間(t)、縦軸はエンベロープ値である。
タイミング調整回路3190は、電圧制御信号変換部3182と接続される。タイミング調整回路3190は、電圧制御信号変換部3182により入力された電圧制御信号のタイミングを調整(制御)し、最大値検出部3198に入力する。例えば、タイミング調整回路3190は、演算処理部3200により設定された遅延設定値Dに基づいて、電圧制御信号を遅延させて、最大値検出部3198に入力する。以下、タイミング調整回路3190により最大値検出部3198に入力される信号を「遅延電圧制御信号」と呼ぶ。
出力信号変換部3188は、メモリ320と接続される。出力信号変換部3188は、メモリ320に記憶された所定の処理が行われたフィードバック信号を時系列データとして読み出し、該時系列データを擬似的に電圧制御信号に変換し、最大値検出部3198に入力する。以下、出力信号変換部3188により擬似的に変換された電圧制御信号を疑似電圧制御信号と呼ぶ。ここで、擬似的とは、フィードバック信号により電圧制御信号変換部302、及び3182と同様の処理が行われるが、電圧制御信号としては使用されないことを示す。該所定の処理は、ミキサ324によりダウンコンバートする処理を含む。
最大値検出部3198は、出力信号変換部3188、及びタイミング調整回路3190と接続される。最大値検出部3198は、出力信号変換部3188により入力された疑似電圧制御信号と、タイミング調整回路3190により入力された遅延電圧制御信号とに基づいて、両者の最大値を求め、電圧制御信号変換部3182により出力される電圧制御信号と等価な信号として演算処理部3200に出力する。以下、該最大値により示される信号を「最大値信号」と呼ぶ。
図13は、最大値検出部3198の処理を示す。
図13において、横軸は時間(t)、縦軸はエンベロープ値である。また、細い実線は出力信号変換部3188により入力される疑似電圧制御信号を示し、破線はタイミング調整回路3190により入力される電圧制御信号を遅延設定値Dに基づいて遅延させた遅延電圧制御信号を示し、太い実線は最大値検出部3198の出力信号を示す。該出力信号は、各時間において、電圧制御信号と遅延電圧制御信号との間で大きい方の値(最大値)により示される。
演算処理部3200は、タイミング調整回路304、電圧制御信号変換部3182、タイミング調整回路3190、及び最大値検出部3198と接続される。演算処理部3200は、電圧制御信号変換部3182により入力された電圧制御信号と、最大値検出部3198からの最大値信号とを比較する。演算処理部3200は、電圧制御信号と最大値信号との間のタイミング誤差を求める。該時間誤差は遅延量であってもよい。例えば、演算処理部3200は、該電圧制御信号の最大値信号に対する時間誤差を求める。また、例えば、演算処理部3200は、該電圧制御信号と、最大値信号との間の相関を求めるようにしてもよい。演算処理部3200は、該タイミング誤差を一時的に記憶し、タイミング調整回路3190に設定する遅延設定値Dを変更する。そして、変更された遅延設定値Dにより、演算処理部3200は、電圧制御信号変換部3182により入力された電圧制御信号と、最大値検出部3198からの最大値信号とを比較する。演算処理部3200は、電圧制御信号と最大値信号との間のタイミング誤差を求める。例えば、演算処理部3200は、該電圧制御信号と、最大値信号との間の時間誤差を求める。該時間誤差は遅延量であってもよい。また、例えば、演算処理部3200は、該電圧制御信号と、最大値信号との間の相関を求めるようにしてもよい。演算処理部3200は、該タイミング誤差を一時的に記憶する。該遅延設定値Dの変更は、タイミング誤差が最小となるまで行われるようにしてもよいし、遅延設定値Dの変更回数を予め設定するようにしてもよい。相関値が求められる場合には、相関値が最大となるまで行われるようにしてもよいし、遅延設定値Dの変更回数を予め設定するようにしてもよい。例えば、タイミング誤差が減少し、増加に転じた場合のタイミング誤差を最小値としてもよい。また、例えば、相関値が増加し、減少に転じた場合の相関値を最大値としてもよい。演算処理部3200は、タイミング調整回路3190から、タイミング誤差が最小となった際の遅延設定値Dminを取得する。そして、演算処理部3200は、取得した遅延設定値Dminに基づいて、タイミング調整回路304の遅延設定値Dを求める。そして、演算処理部3200は、タイミング調整回路304に、該遅延設定値Dを設定する。
<送信装置300の動作>
本送信装置300の動作は、図6に示すフローチャートと同様である。
<タイミング誤差検出部における処理>
図14は、本送信装置300のタイミング誤差検出部318の動作を示すフローチャートである。
タイミング誤差検出部318は、送信信号を電圧制御信号に変換する(ステップS1402)。例えば、電圧制御信号変換部3182は、メモリ316に記憶された送信信号を読み出し、該送信信号を電圧制御信号に変換する。
タイミング誤差検出部318は、タイミング調整回路3190に電圧制御信号の出力遅延設定値Dを設定する(ステップS1404)。例えば、演算処理部3200は、タイミング調整回路3190に、電圧制御信号の出力遅延設定値Dを設定する。
タイミング誤差検出部318は、所定の処理が行われたフィードバック信号を疑似電圧制御信号に変換する(ステップS1406)。例えば、出力信号変換部3188は、メモリ320に記憶された所定の処理が行われたフィードバック信号を時系列データとして読み出し、該時系列データを疑似電圧制御信号に変換する。
タイミング誤差検出部318は、疑似電圧制御信号と、タイミング調整回路3190に設定された遅延設定値Dにより遅延させた遅延電圧制御信号とに基づいて、最大値を検出する(ステップS1408)。例えば、最大値検出部3198は、該疑似電圧制御信号と、遅延電圧制御信号とに基づいて、最大値を検出する。最大値検出部3198から最大値信号が出力される。
タイミング誤差検出部318は、最大値信号と、送信信号を変換することにより生成した電圧制御信号とに基づいて、タイミング誤差Errを求める(ステップS1410)。例えば、演算処理部3200は、電圧制御信号変換部3182により入力された電圧制御信号と、最大値検出部3198からの最大値信号とを比較する。演算処理部3200は、電圧制御信号と最大値信号との間のタイミング誤差Errを求める。例えば、演算処理部3200は、該電圧制御信号と、最大値信号との間の時間誤差を求める。該時間誤差は遅延量であってもよい。
本送信装置300によれば、増幅器の出力信号から、送信信号を変換することにより得られる電圧制御信号に相当する信号を生成できる。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
送信信号から第1の電圧制御信号を生成する第1の電圧制御信号生成部と、
前記第1の電圧制御信号に応じて前記送信信号を増幅する増幅器と、
前記第1の電圧制御信号による前記増幅器の電圧制御の制御タイミングを調整する第1のタイミング調整部と、
前記増幅器からの出力信号と、前記送信信号とに基づいて、前記第1のタイミング調整部により調整される制御タイミングを設定する制御タイミング設定部と
を有する送信装置。
(付記2)
付記1に記載の送信装置において、
前記制御タイミング設定部は、
前記送信信号から第2の電圧制御信号を生成する第2の電圧制御信号生成部と、
前記増幅器からの出力信号から擬似的に電圧制御信号を生成する出力信号変換部と、
前記第2の電圧制御信号のタイミングを制御するタイミング制御部と、
前記第2の電圧制御信号と、前記タイミング制御部によりタイミングを制御された第2の電圧制御信号に基づいて、前記出力信号変換部により生成される疑似電圧制御信号に相当する信号を生成する信号生成部と、
該信号生成部により生成した信号と、前記疑似電圧制御信号とを比較する比較部と、
該比較部による比較結果に基づいて、前記第2の電圧制御信号のタイミングを決定し、該タイミングに基づいて、前記第1のタイミング調整部に設定すべき制御タイミングを決定する制御タイミング決定部と
を有する送信装置。
(付記3)
付記2に記載の送信装置において、
前記信号生成部は、前記第2の電圧制御信号と、前記タイミング制御部によりタイミングを制御された第2の電圧制御信号に基づいて、両者の最小値を出力する送信装置。
(付記4)
付記2又は3に記載の送信装置において、
前記比較部は、前記信号生成部により生成した信号と、前記第3の電圧制御信号との間のタイミング誤差および相関の少なくともいずれかを求めることにより比較する送信装置。
(付記5)
付記1に記載の送信装置において、
前記制御タイミング設定部は、
前記送信信号から第2の電圧制御信号を生成する第2の電圧制御信号生成部と、
前記第2の電圧制御信号のタイミングを制御するタイミング制御部と、
前記第2の電圧制御信号と、前記タイミング制御部によりタイミングを制御された第2の電圧制御信号に基づいて、前記送信信号のレベルを調整するゲイン調整値を生成するゲイン調整値生成部と、
該ゲイン調整値生成部により生成されたゲイン調整値と、前記送信信号とを乗算する乗算部と、
該乗算部によりゲイン調整値が乗算された送信信号と、前記増幅器の出力信号とを比較する比較部と、
該比較部による比較結果に基づいて、前記第2の電圧制御信号のタイミングを決定し、該タイミングに基づいて、前記第1のタイミング調整部に設定すべき制御タイミングを決定する制御タイミング決定部と
を有する送信装置。
(付記6)
付記5に記載の送信装置において、
前記ゲイン調整値生成部は、
前記タイミング制御部によりタイミングを制御された第2の電圧制御信号より前記第2の電圧制御信号の方が進んでおり、且つ前記タイミング制御部によりタイミングを制御された第2の電圧制御信号の振幅が前記第2の電圧制御信号の振幅未満である場合に、前記ゲイン調整値を、前記タイミング制御部によりタイミングを制御された第2の電圧制御信号の振幅を前記第2の電圧制御信号の振幅により除算した値とし、
前記タイミング制御部によりタイミングを制御された第2の電圧制御信号より前記第2の電圧制御信号の方が進んでおり、且つ前記タイミング制御部によりタイミングを制御された第2の電圧制御信号の振幅が前記第2の電圧制御信号の振幅未満でない場合に、前記ゲイン調整値を1とする送信装置。
(付記7)
付記5に記載の送信装置において、
前記ゲイン調整値生成部は、
前記タイミング制御部によりタイミングを制御された第2の電圧制御信号より前記第2の電圧制御信号の方が遅れており、且つ前記第2の電圧制御信号の振幅が前記タイミング制御部によりタイミングを制御された第2の電圧制御信号の振幅未満である場合に、前記ゲイン調整値を、前記第2の電圧制御信号の振幅を前記タイミング制御部によりタイミングが制御された第2の電圧制御信号の振幅により除算した値とし、
前記タイミング制御部によりタイミングを制御された第2の電圧制御信号より前記第2の電圧制御信号の方が遅れており、且つ前記第2の電圧制御信号の振幅が前記タイミング制御部によりタイミングを制御された第2の電圧制御信号の振幅未満でない場合に、前記ゲイン調整値を1とする送信装置。
(付記8)
付記5ないし7の何れか1項に記載の送信装置において、
前記比較部は、前記乗算部によりゲイン調整値が乗算された送信信号と、前記増幅器の出力信号との間のタイミング誤差及び/又は相関を求めることにより比較する送信装置。
(付記9)
付記1に記載の送信装置において、
前記制御タイミング設定部は、
前記送信信号から第2の電圧制御信号を生成する第2の電圧制御信号生成部と、
前記増幅器からの出力信号から擬似的に電圧制御信号を生成する出力信号変換部と、
前記第2の電圧制御信号のタイミングを制御するタイミング制御部と、
前記出力信号変換部により生成された疑似電圧制御信号と、前記タイミング制御部によりタイミングを制御された第2の電圧制御信号に基づいて、前記第2の電圧制御信号に相当する信号を生成する信号生成部と、
該信号生成部により生成した信号と、前記第2の電圧制御信号とを比較する比較部と、
該比較部による比較結果に基づいて、前記第2の電圧制御信号のタイミングを決定し、該タイミングに基づいて、前記第1のタイミング調整部に設定すべき制御タイミングを決定する制御タイミング決定部と
を有する送信装置。
(付記10)
付記9に記載の送信装置において、
前記信号生成部は、前記疑似電圧制御信号と、前記タイミング制御部によりタイミングを制御された第2の電圧制御信号に基づいて、両者の最大値を出力する送信装置。
(付記11)
付記9又は10に記載の送信装置において、
前記比較部は、前記信号生成部により生成した信号と、前記第2の電圧制御信号との間のタイミング誤差および相関の少なくともいずれかを求めることにより比較する送信装置。
(付記12)
送信信号から第1の電圧制御信号を生成する第1の電圧制御信号生成ステップと、
前記第1の電圧制御信号に応じて増幅器により前記送信信号を増幅する増幅ステップと、
前記第1の電圧制御信号による前記増幅器の電圧制御の制御タイミングを調整する第1のタイミング調整ステップと、
前記増幅器からの出力信号と、前記送信信号とに基づいて、前記第1のタイミング調整部により調整される制御タイミングを設定する制御タイミング設定ステップと
を有する送信方法。
(付記13)
付記12に記載の送信方法において、
前記制御タイミング設定ステップは、
前記送信信号から第2の電圧制御信号を生成する第2の電圧制御信号生成ステップと、
前記増幅器からの出力信号から擬似的に電圧制御信号を生成する出力信号変換ステップと、
前記第2の電圧制御信号のタイミングを制御するタイミング制御ステップと、
前記第2の電圧制御信号と、前記タイミング制御部によりタイミングを制御された第2の電圧制御信号に基づいて、前記出力信号変換ステップにより生成される疑似電圧制御信号に相当する信号を生成する信号生成ステップと、
該信号生成ステップにより生成した信号と、前記疑似電圧制御信号とを比較する比較ステップと、
該比較ステップによる比較結果に基づいて、前記第2の電圧制御信号のタイミングを決定し、該タイミングに基づいて、前記第1のタイミング調整ステップに設定すべき制御タイミングを決定する制御タイミング決定ステップと
を有する送信方法。
(付記14)
付記12に記載の送信方法において、
前記制御タイミング設定ステップは、
前記送信信号から第2の電圧制御信号を生成する第2の電圧制御信号生成ステップと、
前記第2の電圧制御信号のタイミングを制御するタイミング制御ステップと、
前記第2の電圧制御信号と、前記タイミング制御ステップによりタイミングを制御された第2の電圧制御信号に基づいて、前記送信信号のレベルを調整するゲイン調整値を生成するゲイン調整値生成ステップと、
該ゲイン調整値生成ステップにより生成されたゲイン調整値と、前記送信信号とを乗算する乗算ステップと、
該乗算ステップによりゲイン調整値が乗算された送信信号と、前記増幅器の出力信号とを比較する比較ステップと、
該比較ステップによる比較結果に基づいて、前記第2の電圧制御信号のタイミングを決定し、該タイミングに基づいて、前記第1のタイミング調整ステップに設定すべき制御タイミングを決定する制御タイミング決定ステップと
を有する送信方法。
(付記15)
付記12に記載の送信方法において、
前記制御タイミング設定ステップは、
前記送信信号から第2の電圧制御信号を生成する第2の電圧制御信号生成ステップと、
前記増幅器からの出力信号から擬似的に電圧制御信号を生成する出力信号変換ステップと、
前記第2の電圧制御信号のタイミングを制御するタイミング制御ステップと、
前記出力信号変換部により生成された疑似電圧制御信号と、前記タイミング制御ステップによりタイミングを制御された第2の電圧制御信号に基づいて、前記第2の電圧制御信号に相当する信号を生成する信号生成ステップと、
該信号生成ステップにより生成した信号と、前記第2の電圧制御信号とを比較する比較ステップと、
該比較ステップによる比較結果に基づいて、前記第2の電圧制御信号のタイミングを決定し、該タイミングに基づいて、前記第1のタイミング調整ステップに設定すべき制御タイミングを決定する制御タイミング決定ステップと
を有する送信方法。
100 基地局装置(BS: Base Station)
102 送信部
104 受信部
106 ベースバンド処理部
200 ユーザ端末装置(UE: User Equipment)
202 送信部
204 受信部
206 ベースバンド処理部
300 送信装置
302 電圧制御信号変換部
304 タイミング調整回路
310 直交変換器
312 発振器
314 増幅器
316 メモリ
318 タイミング誤差検出部
320 メモリ
324 ミキサ
326 発振器
3182 電圧制御信号変換部
3184 最小値検出部
3186 演算処理部
3188 電圧制御信号変換部
3190 タイミング調整回路
3192 ゲイン調整部
3194 乗算器
3196 演算処理部
3198 最大値検出部
3200 演算処理部

Claims (10)

  1. 送信信号から第1の電圧制御信号を生成する第1の電圧制御信号生成部と、
    前記第1の電圧制御信号に応じて前記送信信号を増幅する増幅器と、
    前記第1の電圧制御信号による前記増幅器の電圧制御の制御タイミングを調整する第1のタイミング調整部と、
    前記送信信号から第2の電圧制御信号を生成し、該第2の電圧制御信号と前記増幅器からの出力信号とに基づいて、前記第1のタイミング調整部により調整る制御タイミングを設定する制御タイミング設定部と
    を有し、
    前記制御タイミング設定部は、前記第2の電圧制御信号のタイミングを制御し、該タイミングを制御した前記第2の電圧制御信号と、前記第2の電圧制御信号と、前記増幅器の出力信号とに基づいて、前記制御タイミングを設定する送信装置。
  2. 請求項1に記載の送信装置において、
    前記制御タイミング設定部は
    記増幅器の出力信号から擬似的に擬似電圧制御信号を生成する出力信号変換部と
    記第2の電圧制御信号と、前記タイミングを制御前記第2の電圧制御信号に基づいて、前記出力信号変換部により生成した疑似電圧制御信号に相当する信号を生成する信号生成部と、
    該信号生成部により生成した信号と、前記疑似電圧制御信号とを比較する比較部と、
    該比較部による比較結果に基づいて、前記第2の電圧制御信号のタイミングを決定し、該タイミングに基づいて、前記第1のタイミング調整部に設定す制御タイミングを決定する制御タイミング決定部と
    を有する送信装置。
  3. 請求項2に記載の送信装置において、
    前記信号生成部は、前記第2の電圧制御信号と、前記タイミングを制御前記第2の電圧制御信号に基づいて、両者の最小値を出力する送信装置。
  4. 請求項2又は3に記載の送信装置において、
    前記比較部は、前記信号生成部により生成した信号と、前記擬似電圧制御信号との間のタイミング誤差および相関の少なくともいずれかを求めることにより比較する送信装置。
  5. 請求項1に記載の送信装置において、
    前記制御タイミング設定部は
    記第2の電圧制御信号と、前記タイミングを制御前記第2の電圧制御信号に基づいて、前記送信信号のレベルを調整するゲイン調整値を生成するゲイン調整値生成部と、
    該ゲイン調整値生成部により生成たゲイン調整値と、前記送信信号とを乗算する乗算部と、
    該乗算部によりゲイン調整値乗算た送信信号と、前記増幅器の出力信号とを比較する比較部と、
    該比較部による比較結果に基づいて、前記第2の電圧制御信号のタイミングを決定し、該タイミングに基づいて、前記第1のタイミング調整部に設定す制御タイミングを決定する制御タイミング決定部と
    を有する送信装置。
  6. 請求項5に記載の送信装置において、
    前記比較部は、前記乗算部によりゲイン調整値が乗算された送信信号と、前記増幅器の出力信号との間のタイミング誤差及び/又は相関を求めることにより比較する送信装置。
  7. 請求項1に記載の送信装置において、
    前記制御タイミング設定部は
    記増幅器からの出力信号から擬似的に擬似電圧制御信号を生成する出力信号変換部と
    記出力信号変換部により生成された疑似電圧制御信号と、前記タイミングを制御前記第2の電圧制御信号に基づいて、前記第2の電圧制御信号に相当する信号を生成する信号生成部と、
    該信号生成部により生成した信号と、前記第2の電圧制御信号とを比較する比較部と、
    該比較部による比較結果に基づいて、前記第2の電圧制御信号のタイミングを決定し、該タイミングに基づいて、前記第1のタイミング調整部に設定す制御タイミングを決定する制御タイミング決定部と
    を有する送信装置。
  8. 請求項7に記載の送信装置において、
    前記信号生成部は、前記疑似電圧制御信号と、前記タイミングを制御前記第2の電圧制御信号に基づいて、両者の最大値を出力する送信装置。
  9. 請求項7又は8に記載の送信装置において、
    前記比較部は、前記信号生成部により生成した信号と、前記第2の電圧制御信号との間のタイミング誤差及び/又は相関を求めることにより比較する送信装置。
  10. 送信信号から第1の電圧制御信号を生成する第1の電圧制御信号生成ステップと、
    前記第1の電圧制御信号に応じて増幅器により前記送信信号を増幅する増幅ステップと、
    前記第1の電圧制御信号による前記増幅器の電圧制御の制御タイミングを調整する第1のタイミング調整ステップと、
    前記送信信号から第2の電圧制御信号を生成し、該第2の電圧制御信号と前記増幅器からの出力信号とに基づいて、前記第1のタイミング調整部により調整る制御タイミングを設定する制御タイミング設定ステップと
    を有し、
    前記制御タイミング設定ステップでは、前記第2の電圧制御信号のタイミングを制御し、該タイミングを制御した前記第2の電圧制御信号と、前記第2の電圧制御信号と、前記増幅器の出力信号とに基づいて、前記制御タイミングを設定する送信方法。
JP2009201247A 2009-09-01 2009-09-01 送信装置及び送信方法 Expired - Fee Related JP5267389B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009201247A JP5267389B2 (ja) 2009-09-01 2009-09-01 送信装置及び送信方法
US12/850,998 US8433262B2 (en) 2009-09-01 2010-08-05 Transmission device and transmission method
EP10172412.8A EP2290831B1 (en) 2009-09-01 2010-08-10 Transmission device and transmission method
KR1020100084028A KR101201560B1 (ko) 2009-09-01 2010-08-30 송신 장치 및 송신 방법
CN201010269304XA CN102006090B (zh) 2009-09-01 2010-08-31 发射装置和发射方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009201247A JP5267389B2 (ja) 2009-09-01 2009-09-01 送信装置及び送信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011055178A JP2011055178A (ja) 2011-03-17
JP5267389B2 true JP5267389B2 (ja) 2013-08-21

Family

ID=43306216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009201247A Expired - Fee Related JP5267389B2 (ja) 2009-09-01 2009-09-01 送信装置及び送信方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8433262B2 (ja)
EP (1) EP2290831B1 (ja)
JP (1) JP5267389B2 (ja)
KR (1) KR101201560B1 (ja)
CN (1) CN102006090B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015186577A1 (ja) * 2014-06-02 2015-12-10 株式会社村田製作所 送信回路、高周波フロントエンド回路、送信信号の制御方法、および、高周波フロントエンドの送受信制御方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3709316B2 (ja) * 1999-05-28 2005-10-26 松下電器産業株式会社 通信装置及び通信方法
US6366177B1 (en) * 2000-02-02 2002-04-02 Tropian Inc. High-efficiency power modulators
US6882831B2 (en) * 2001-12-07 2005-04-19 Broadcom Corporation Translational loop transmitter architecture employing channel power ratio measurements for modulation accuracy calibration
JP3985649B2 (ja) * 2002-10-03 2007-10-03 松下電器産業株式会社 送信方法及び送信装置
GB2404506B (en) * 2003-07-31 2006-02-22 Renesas Tech Corp Method of ramping up output level of power amplifier of radio communication system,communication semiconductor integrated circuit,& radio communication system
JP3844352B2 (ja) * 2003-08-07 2006-11-08 松下電器産業株式会社 送信装置
US7480344B2 (en) * 2004-09-30 2009-01-20 Broadcom Corporation Architectural techniques for envelope and phase signal alignment in RF polar transmitters using power amplifier feedback
US7333780B2 (en) * 2004-03-03 2008-02-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Polar modulation transmission apparatus and radio communication apparatus
WO2006054464A1 (ja) * 2004-11-17 2006-05-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 送信回路、送信方法、及びそれを用いた通信機器
JP4652974B2 (ja) * 2005-12-27 2011-03-16 富士通株式会社 タイミング調整装置及びタイミング調整方法
JP2007189438A (ja) * 2006-01-12 2007-07-26 Fujitsu Ltd タイミング調整装置及びタイミング調整方法
JP2008022513A (ja) 2006-06-15 2008-01-31 Hitachi Kokusai Electric Inc 歪制御機能付き増幅装置
JP2009194575A (ja) * 2008-02-13 2009-08-27 Panasonic Corp 送信装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP2290831A2 (en) 2011-03-02
JP2011055178A (ja) 2011-03-17
US20110053531A1 (en) 2011-03-03
EP2290831B1 (en) 2017-06-28
CN102006090A (zh) 2011-04-06
CN102006090B (zh) 2013-11-06
KR20110025103A (ko) 2011-03-09
KR101201560B1 (ko) 2012-11-14
EP2290831A3 (en) 2014-01-22
US8433262B2 (en) 2013-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7519336B2 (en) Method and arrangement for optimizing efficiency of a power amplifier
JP4992741B2 (ja) 電力増幅器
JP4905344B2 (ja) 電力増幅装置
JP4802190B2 (ja) ポーラ変調送信回路及び通信機器
JPWO2006054464A1 (ja) 送信回路、送信方法、及びそれを用いた通信機器
CN1282151A (zh) 具有供电调整以控制相邻和相间信道功率的功率放大电路
JP2006270246A (ja) 歪補償装置
JP2005244950A (ja) 送信回路
JP2012034367A (ja) 無線通信端末及び自動利得制御方法
US20110221417A1 (en) Power supply apparatus and power supply control method
JP2005086364A (ja) 無線通信移動局のagc制御方法
JP2006109200A (ja) 自動利得制御回路および方法
JP5267389B2 (ja) 送信装置及び送信方法
US8031803B2 (en) Transmitter capable of suppressing peak of transmission signal
JP4336968B2 (ja) 移動体通信機器および送信電力制御方法
JP3197467B2 (ja) 送信出力制御装置
JP3322307B2 (ja) 送信機
JP2000059158A (ja) デジタル自動利得制御方法および装置、自動利得制御機能を持った無線通信装置
US7532905B2 (en) Filter device and transmission power control apparatus
JP2007274697A (ja) デジタル通信システムにおける量子化装置及び方法
JP4438081B2 (ja) 受信agc回路
JP2003348025A (ja) 受信レベル測定回路
KR20090055886A (ko) 수신 신호 이득 제어 방법 및 무선 신호 수신 장치
JP5925729B2 (ja) 無線通信装置および干渉軽減制御方法
JP2023070428A (ja) 信号処理装置、受信装置、通信端末、基地局、通信システム、信号処理方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120510

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130319

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130409

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130422

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees