JP5267223B2 - サンプルホールド回路 - Google Patents

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本発明は、サンプルホールド回路に関し、更に詳しくは、サンプリングクロック信号に基づいて、サンプル動作とホールド動作とを行うソースフォロア(エミッタフォロア)型のサンプルホールド回路に関する
サンプル動作とホールド動作とを行うサンプルホールド回路がある。高速な信号を扱うアナログデジタル変換器(AD変換器)などには、電流切替ソースフォロア型のサンプルホールド回路がしばしば用いられる。サンプルホールド回路は、例えば特許文献1に記載されている。
図4に、特許文献1に記載のサンプルホールド回路を示す。サンプルホールド回路は、入力段差動増幅回路(入力段差動対)201、ホールド回路202、及び、出力回路(出力バッファ)203を有する。なお、特許文献1では、トランジスタにバイポーラトランジスタを使用しているが、図4ではトランジスタに電界効果トランジスタを用いている。
入力段差動増幅回路201は、抵抗R21〜R24と、トランジスタTr21、Tr22とを有する。トランジスタTr21のゲートには入力信号INが入力され、トランジスタTr22のゲートには入力信号INBが入力される。入力段差動増幅回路201は、入力信号INと入力信号INBとの差電圧を所定の増幅率で増幅する。
ホールド回路202は、トランジスタTr23、Tr24、Tr25と、電圧保持用コンデンサCH21とを有する。トランジスタTr23のゲートは、入力段差動増幅回路201の出力ノードPREOUTに接続される。トランジスタTr24のゲートにはサンプリングクロック信号CLKBが入力され、トランジスタTr25のゲートにはサンプリングクロック信号CLKが入力される。電圧保持用コンデンサCH21は、トランジスタTr23のソースに接続される。
出力回路203は、トランジスタTr26と、抵抗R25とを有する。トランジスタTr26のゲートは、ホールド回路202の出力ノードVHOLDに接続される。出力回路203は、ホールド回路202の出力をバッファリングする。
図5に、動作波形を示す。サンプリングクロック信号CLK(b)と、サンプリングクロック信号CLKB(c)とは、互いに反転した信号である。つまり、サンプリングクロック信号CLKがハイ(High)のとき、サンプリングクロック信号CLKBはロー(Low)であり、サンプリングクロック信号CLKがローのとき、サンプリングクロック信号CLKBはハイである。サンプルホールド回路は、サンプリングクロック信号CLKがハイのときサンプル動作を行い、CLKがローのときホールド動作を行う。
サンプル動作について説明する。入力段差動増幅回路201は、単なる線形の増幅回路として動作し、入力信号IN(a)とINBの差電圧に比例した電圧をノードPREOUTに出力する(d)。ホールド回路202では、トランジスタTr25がオンし、トランジスタTr24はオフしている。従って、電流源I22の電流はトランジスタTr25側を流れ、トランジスタTr23は単なるソースフォロアとして動作する。トランジスタTr23は、電圧保持用コンデンサCH21を充電しつつ、PREOUT電圧に応じた電圧VHOLDを出力する(e)。
出力バッファ203は、ホールド回路202の出力ノードの電圧VHOLDをハイインピーダンスで受け、出力端子OUTに、VHOLD電圧に応じた電圧を出力する(f)。このように、サンプルホールド回路は、サンプル動作時は、単なる増幅器として動作し、入力信号に追随した電圧を出力する。
次いで、ホールド動作について説明する。サンプリングクロック信号CLKがロー、サンプリングクロック信号CLKBがハイになると、ホールド回路202のトランジスタTr25はオフし、トランジスタTr24がオンする。トランジスタTr24がオンすることで、電流源I22の電流は、トランジスタTr24を介して、前段の入力段差動増幅回路201を構成する抵抗R22を流れることになる。このため、ノードPREOUTにはR22×I22分の電圧降下が発生し、トランジスタTr23がオフする。
トランジスタTr23がオフすることで、電圧保持用コンデンサCH21は、ホールド回路202から切り離される。電圧保持用コンデンサCH21は、サンプリングクロック信号CLKがローからハイに切り替わる瞬間の電荷を保持している。従って、ホールド回路202の出力ノードの電圧VHOLDは、電圧保持用コンデンサCH21により保持され、出力バッファ203の出力も、ホールド動作に切り替わる瞬間の電圧に保持される。このように、サンプルホールド回路は、ホールド動作時は、出力電圧を動作切替時の電圧に保持する。
ここで、サンプルホールド回路では、ホールド期間中も入力段差動増幅回路201は動作している。このため、ホールド回路202のトランジスタTr23のゲート電圧(PREOUT)は、入力段差動増幅回路201の出力電圧変動に伴って変動する。トランジスタTr23のゲート電圧が変動すると、トランジスタのゲート・ソース間の寄生容量などの影響で、ゲート電圧(PREOUTの電圧)がホールド回路202の出力ノードVHOLDへと漏れこみ、VHOLD電圧を変動させる。つまり、入力信号が出力に漏れ込むフィードスルーの問題が発生する。フィードスルーは、ホールド期間中の出力電圧に、入力信号INのRF(Radio Frequency)周波数に等しい微小な振動として現れる。仮に、サンプルホールド回路を差動出力で使用したとしても、フィードスルーは、差動間で逆相のノイズになるため除去できない。
フィードスルー対策として、逆相のデータ信号を入力するトランジスタTr21のドレイン端と、トランジスタTr23の出力ノードVHOLDとを、フィードフォワード容量で接続する手法がある。フィードフォワード容量を挿入することで、フィードスルーを、逆相のAC成分でキャンセルアウトすることができる。しかしながら、ホールド期間中のトランジスタTr23の動作で発生するフィードスルー量を、フィードフォワード容量で同様に生じさせることは、実際には困難であり、フィードスルーを完全にキャンセルアウトすることはできない。
上記フィードスルーの問題に対し、特許文献1では、プルアップ回路として、トランジスタTr27を用いる。トランジスタTr27のソース・ドレインは、電源VDDと、入力段差動増幅回路201の抵抗R23と抵抗R24の接続ノードとの間に挿入される。トランジスタTr27のゲートには、制御信号VBHckが入力される。制御信号VBHckは、サンプル動作時はローで、ホールド動作時はハイに制御される。
制御信号VBHckのハイの電圧は、入力信号IN、INBの最大電圧をVmaxとし、トランジスタTr21、22のソース・ドレイン間の抵抗をRSD、その抵抗RSDを流れる電流をIoとして、
VBHck(High)>Vmax−Io・RSD
で表される。トランジスタTr27のゲートに入力される制御信号VBHckがハイになると、入力段差動増幅回路201のトランジスタTr21、Tr22はオフになる。トランジスタTr21、Tr22がオフすることで、ホールド動作時、入力信号IN、INBが変動しても、トランジスタTr23のゲート電圧は変動しない。従って、フィードスルーが抑制される。
特開平9−130168号公報(段落0004、0012、0013、図2、図24) 特開平4−100321号公報
特許文献1では、プルアップ回路を構成するトランジスタTr27は、入力段差動増幅回路201をオフにできる程度の強制力を持つ必要がある。このため、トランジスタTr27には、サイズの大きなトランジスタを用いる必要があり、トランジスタTr27を設けることで、クロック信号(CLKB)の駆動負荷は大きくなる。理論的には、入力段差動増幅回路201を停止することでフィードスルーは解消できる。しかしながら、入力段差動増幅回路201の動作、停止を高速で繰り返し変化させることは現実的でない。
本発明は、入力段差動増幅回路を停止することなく、フィードスルーを解消できるサンプルホールド回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のサンプルホールド回路は、差動信号を所定の増幅率で増幅し出力する入力段差動増幅回路と、前記入力段差動増幅回路の一方の出力端に接続され、サンプリングクロック信号に基づいて、前記差動信号のうちの一方を出力するサンプル動作と、出力電圧を保持するホールド動作とを行うホールド回路と、前記ホールド回路の出力をバッファリングする出力バッファと、前記ホールド動作時に、前記ホールド回路で生じるフィードスルーと逆相のフィードスルーを生じ、該生じたフィードスルーを前記出力バッファの出力に加える補正回路と、前記入力段差動増幅回路の他方の出力端に接続され、サンプリングクロック信号に基づいて、前記差動信号の他方を出力するサンプル動作と、出力電圧を保持するホールド動作とを行う逆相側ホールド回路と、前記逆相側ホールド回路の出力をバッファリングする逆相側出力バッファと、前記ホールド動作時に、前記逆相側ホールド回路で生じるフィードスルーと逆相のフィードスルーを生じ、該生じたフィードスルーを前記逆相側出力バッファの出力に加える逆相側補正回路と、前記出力バッファの出力と前記逆相側出力バッファの出力とを差動増幅する差動アンプと、を備えることを特徴とする。
本発明のサンプルホールド回路は、入力段の差動増幅回路を停止させることなく、フィードスルーの抑制が可能である。
本発明の第1実施形態のサンプルホールド回路を示すブロック図。 本発明の第2実施形態のサンプルホールド回路を示すブロック図。 差動アンプを有するサンプルホールド回路を示すブロック図。 特許文献1に記載のサンプルホールド回路を示すブロック図。 図4のサンプルホールド回路の動作波形を示す図。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態のサンプルホールド回路を示している。サンプルホールド回路は、入力差動対(入力段差動増幅回路)10、ホールド回路20、及び、出力バッファ30を有する。ここまでは、通常のソースフォロア(エミッタフォロア)型サンプルホールド回路と同じである。本実施形態のサンプルホールド回路は、通常のソースフォロア型サンプルホールド回路に加えて、補正回路40を有する。
入力差動対10は、抵抗R1〜R4と、トランジスタTr1、Tr2と、電流源I1とを有する。入力差動対10には、差動信号である入力信号INと入力信号INBとが入力される。ホールド回路20は、トランジスタTr3〜Tr5と、ホールド容量Chと、電流源I2とを有する。ホールド回路20には、入力差動対10の出力と、クロック信号CLK、CLKBとが入力される。出力バッファ30は、抵抗R5と、トランジスタTr6とを有する。出力バッファ30には、ホールド回路20の出力が入力される。
入力差動対10、ホールド回路20、及び、出力バッファ30の構成及び動作は、通常のサンプルホールド回路と同様である。すなわち、入力差動対10は、入力信号INと入力信号INBとの差電圧を所定の増幅率で増幅し出力する。ホールド回路20は、入力差動対10の一方の出力端に接続される。ホールド回路20は、サンプリングクロックCLK、CLKBに基づいて、サンプル動作とホールド動作とを行う。ホールド回路20は、サンプル動作時は入力差動対10が出力するアナログ電圧を出力し、ホールド動作時はアナログ電圧を保持する。出力バッファ30は、ホールド回路20の出力をバッファリングする。
補正回路40は、トランジスタTr7〜Tr10と、ホールド容量Ch2とを有する。トランジスタTr7のゲートは、入力差動対10のトランジスタTr1のドレイン端に接続される。トランジスタTr7のドレイン端子はVDD電源に接続され、ソース端子は、ホールド容量Ch2及びトランジスタTr8のドレインに接続される。ホールド回路20のトランジスタTr3は、入力差動対10のトランジスタTr2のドレイン端に接続されている。これに対し、トランジスタTr7は、逆相側のトランジスタTr1のドレイン端に接続されているので、トランジスタTr3とは逆相の信号で制御されることになる。
トランジスタTr8のソース端子は、ホールド回路20の電流源I2に接続される。トランジスタTr8のゲートには、固定のLow信号が入力され、トランジスタTr8は、オフ状態を維持する。トランジスタTr10のドレイン端子はトランジスタTr7のゲートに接続され、ソース端子はホールド回路20の電流源I2に接続される。トランジスタTr10のゲートには、クロック信号CLKBが入力される。トランジスタTr10は、クロック信号CLKBがHighでオンし、Lowでオフする。トランジスタTr9のドレイン端子はVDD電源に接続され、ソース端子は出力端子OUT(出力バッファ30の抵抗R5)に接続される。トランジスタTr9は、ソースフォロア回路として機能する。
補正回路40は、ホールド回路20及び出力バッファ30と同様な回路構成である、トランジスタTr7、Tr8、及び、Tr10は、それぞれ、ホールド回路20のトランジスタTr3、Tr5、及び、Tr4に対応する。ホールド容量Ch2は、ホールド回路20のホールド容量Chに対応する。トランジスタTr9は、出力バッファ30のトランジスタTr6に対応する。補正回路40のトランジスタTr7〜Tr10のサイズは、対応するトランジスタのサイズと同等である。
サンプルホールド回路の動作について説明する。サンプルホールド回路に入力されるサンプリングクロック信号CLK、CLKBは、互いに反転した信号である。つまり、サンプリングクロック信号CLKがHighのとき、サンプリングクロック信号はLowであり、サンプリングクロック信号CLKがLowのとき、サンプリングクロック信号CLKBはHighである。ホールド回路20は、サンプリングクロック信号CLKがHighでCLKBがLowのときサンプル動作を行い、CLKがLowでCLKBがHighのときホールド動作を行う。
サンプル動作、すなわち、サンプリングクロック信号CLKがHighのときの動作について説明する。入力差動対10は、線形の増幅回路として動作し、入力信号INとINBの差電圧に比例した電圧をノードPREOUTに出力する。ホールド回路20では、トランジスタTr5がオンし、トランジスタTr4はオフしている。従って、電流源I2の電流はトランジスタTr5側を流れ、トランジスタTr3はソースフォロアとして動作する。トランジスタTr3は、ホールド容量Chを充電しつつ、PREOUT電圧に応じた電圧VHOLDを出力する。
ホールド回路20が出力する電圧VHOLDは、入力信号INの変化に追随して変化する。出力バッファ30は、ホールド回路20の出力ノードの電圧VHOLDをハイインピーダンスで受け、出力端子OUTに、VHOLD電圧に応じた電圧を出力する。つまり、出力バッファ30は、入力信号INに追随した信号を出力端子OUTに出力する。
一方、補正回路40のトランジスタTr7のゲートには、入力差動対10の逆相側の信号が入力される。サンプル動作時、補正回路40のトランジスタTr10はオフしており、トランジスタTr7はソースフォロア回路として動作する。トランジスタTr7は、ホールド容量Ch2充電しつつ、ゲートに入力される信号に応じた電圧を出力する。しかし、トランジスタTr7のソース端子に接続されたトランジスタTr8はオフに維持されているので、トランジスタTr7を流れる電流はほとんどない。補正回路40のトランジスタTr9は、トランジスタTr7の出力をハイインピーダンスで受け、出力端子OUTに、トランジスタTr7の出力に応じた電圧を出力する。
出力端子OUTから出力される信号は、ホールド回路20の出力信号と補正回路40の出力信号とを合わせた信号である。しかし、上記したように、補正回路40のトランジスタTr7はソース側で電流が遮断されているため、トランジスタTr7の出力レベルは、ホールド回路20のトランジスタTr3の出力レベルに比して無視できるほど低い、つまり、補正回路40の出力信号レベルは、出力バッファ30の出力信号のレベルに比べて、無視できる程低い。従って、サンプル動作時に出力端子OUTから出力される信号は、入力信号INに追随した信号となる。
次いで、ホールド動作、すなわち、サンプリングクロック信号CLKBがHighのときの動作について説明する。サンプリングクロック信号CLKがLowで、サンプリングクロック信号CLKBがHighになると、ホールド回路20のトランジスタTr5はオフし、トランジスタTr4がオンする。トランジスタTr4がオンすることで、電流源I2の電流は、トランジスタTr4を介して、前段の入力差動対10を構成する抵抗R2を流れる。これに伴い、ノードPREOUTに、電圧降下が発生し、トランジスタTr3がオフする。
トランジスタTr3がオフすることで、ホールド容量Chは、ホールド回路20から切り離される。ホールド容量Chは、サンプリングクロック信号CLKがLowからHighに切り替わる瞬間の電荷を保持している。ホールド容量Chは、ホールド回路20の出力ノードの電圧VHLODを保持する。出力バッファ30は、ホールド容量Chが保持する電圧に応じた信号を、出力端子OUTに出力する。
一方、補正回路40では、サンプリングクロック信号CLKBがHighになることで、トランジスタTr10がオンする。トランジスタTr10がオンすると、電流源I2の電流がトランジスタTr10を介して、前段の入力差動対10を構成する抵抗R1を流れる。これに伴い、トランジスタTr7のゲート電圧に電圧降下が生じ、トランジスタTr7がオフする。この動作は、ホールド回路20で、トランジスタTr4がオンしてトランジスタTr3がオフする動作と同様である。つまり、トランジスタTrは、トランジスタTr3と同様な条件下でオフ状態になる。
トランジスタTr7がオフすることで、ホールド容量Ch2への充電が停止する。ホールド容量Ch2は、サンプリングクロック信号CLKBがLowからHighに変化する瞬間の電荷を保持している。ホールド容量Ch2は、トランジスタTr9の電圧を保持する。トランジスタTr9は、ホールド容量Ch2が保持する電圧に応じた信号を、出力端子OUTに出力する。
入力差動対10は、ホールド期間中も差動増幅を続ける。これに起因して、ホールド回路20のトランジスタTr3のゲート電圧は入力信号の変動に応じて変動し、RF信号の漏れ(フィードスルー)が発生する。補正回路40でも、同様に、トランジスタTr7のゲート電圧が入力信号の変動に応じて変動し、フィードスルーが発生する。トランジスタTr3とトランジスタTr7とは、同様な条件下でオフ状態となっており、トランジスタTr3を介したフィードスルーとトランジスタTr7を介したフィードスルーは、同様な程度になる。
トランジスタTr7のゲートは、入力差動対10の抵抗R1側に接続されており、トランジスタTr3とは逆相の信号で制御されている。このため、トランジスタTr7を介して生じるフィードスルーは、トランジスタTr3を介して生じるフィードスルーとは逆相になる。従って、補正回路40では、ホールド動作時に、ホールド回路20で生じるフィードスルーと逆相のフィードスルーを生じる。トランジスタTr3を介したフィードスルーとトランジスタTr7を介したフィードスルーは同程度であり、かつ、両者のフィードスルーは逆相の関係にあるので、両者の出力を出力端子OUTで加算すると、フィードスルーをキャンセルアウトすることができる。すなわち、出力端子OUTから、フィードスルーがない信号を出力することができる。
本実施形態のサンプルホールド回路は、入力差動対10と、ホールド回路20と、出力バッファ30と、補正回路40とを有する。入力差動対10は、差動信号である入力信号IN、INBを所定の増幅率で増幅し出力する。ホールド回路20は、入力差動対10の一方の出力端に接続され、サンプリングクロック信号CLK、CLKBに基づいて、入力信号INに応じた信号を出力するサンプル動作と、出力電圧を保持するホールド動作を行う。出力バッファ30は、ホールド回路の出力をバッファリングする。補正回路40は、ホールド動作時に、ホールド回路20で生じるフィードスルーとは逆相のフィードスルーを生じる。補正回路40は、発生させた逆相のフィードスルーを、出力バッファ30の出力端子OUTに加える。
本実施形態では、補正回路40で、ホールド動作時にホールド回路20で生じるフィードスルーと逆相のフィードスルーを発生させ、これを、出力バッファ30の出力に加える。逆相のフィードスルーを加えることで、フィードスルーの影響を低減できる。本実施形態では、ホールド動作時も入力差動対10は動作しており、特許文献1とは異なり、プルアップ回路を用いて入力差動対10を停止させる必要がない。つまり、本実施形態では、入力差動対10を停止させずに、フィードスルーの抑制が可能である。
本実施形態では、ホールド回路20内のソースフォロア回路を構成するトランジスタTr3に、入力信号INに追随する信号を入力する。トランジスタTr3は、サンプル動作時は入力信号INに追随した信号を出力する。また、トランジスタTr3は、ホールド動作時はオフに制御される。補正回路40内のソースフォロア回路を構成するトランジスタTr7には、入力信号INとは逆相の入力信号INBが入力される。トランジスタTr7のソース側は、常時オフに制御されるトランジスタTr8で電流が遮断されている。トランジスタTr7は、ホールド動作時は、オフに制御される。
ホールド回路20では、ホールド動作時に、オフ状態のトランジスタTr3を介して入力信号INが出力側に漏れ込むフィードスルーが発生する。また、補正回路40では、ホールド動作時に、オフ状態のトランジスタTr7を介して入力信号INBが出力側に漏れ込むフィードスルーが発生する。入力信号INと入力信号INBとは逆相の関係にあるので、トランジスタTr3とトランジスタTr7とでは、互いに逆相の入力信号に起因するフィードスルーが発生することになる。双方のトランジスタで生じたフィードスルーを加えることで、フィードスルーのキャンセルが可能である。
サンプル動作については、トランジスタTr7のソース側の電流が遮断されているため、サンプル動作時の補正回路40の出力は、ホールド回路20の出力に比して無視できるほどに小さい。従って、補正回路40は、サンプル動作に影響を与えない。
ホールド回路20のトランジスタTr3と、補正回路40のトランジスタTr7とは、同じサイズで構成することが好ましい。また、ホールド動作時に、トランジスタTr3とトランジスタTr7とを、同等な条件でオフにすることが好ましい。双方のトランジスタを同じサイズで構成し、かつ、双方のトランジスタを同じ条件でオフにすることで、発生するフィードスルーの量を同等にすることができる。この場合、フィードスルーを、より効果的にキャンセルアウトすることができる。
本実施形態では、フィードスルーの抑制に補正回路40が必要である。しかし、補正回路40内のトランジスタTr7はソース側で電流が遮断され、トランジスタTr8は常時オフで用いられる。このため、補正回路40を追加することで消費電力が大きく増加することはない。
図2は、本発明の第2実施形態のサンプルホールド回路を示している。本実施形態のサンプルホールド回路の構成は、図1に示す第1実施形態のサンプルホールドに対して、逆相側にもホールド回路50、出力バッファ60、及び、補正回路70を追加した構成である。ホールド回路50、出力バッファ60、及び、補正回路70の構成は、入力信号が逆相になることを除けば、図1のホールド回路20、出力バッファ30、及び、補正回路40と同様である。
ホールド回路50、出力バッファ60、及び、補正回路70内の各要素は、ホールド回路20、出力バッファ30、及び、補正回路40内の対応する各要素に添え字bを付けたもので表す。なお、図1の補正回路40におけるトランジスタTr10は、逆相側のホールド回路50におけるトランジスタTr4bで代用できるので、本実施形態では不要である。
ホールド回路(逆相側ホールド回路)50は、入力差動対10の他方の出力端に接続される。ホールド回路50は、サンプリングクロックCLK、CLKBに基づいて、サンプル動作とホールド動作とを行う。ホールド回路50は、サンプル動作時は、入力差動対が出力する逆相側の信号、つまり、入力信号INBに応じたアナログ電圧を出力し、ホールド動作時は出力電圧を保持する。出力バッファ(逆相側出力バッファ)60は、ホールド回路50の出力をバッファリングする。補正回路(逆相側補正回路)70は、ホールド回路50で生じるフィードスルーと逆相のフィードスルーを生じ、生じたフィードスルーを、出力バッファ60の出力に加える。
サンプル動作について説明する。ホールド回路20、出力バッファ30、及び、補正回路40の動作は、第1実施形態と同様である。すなわち、ホールド回路20では、トランジスタTr5がオンし、トランジスタTr4はオフする。トランジスタTr3のゲートには、入力信号INに応じた電圧(PREOUT)が入力され、トランジスタTr3は、PREOUTに応じたアナログ電圧を出力すると共に、ホールド容量Chを充電する。出力バッファ30は、ホールド回路20の出力をバッファリングする。
補正回路40では、トランジスタTr7のゲートに入力信号INBに応じた電圧(PREOUTB)が入力される。しかし、トランジスタTr7のソース側で電流が遮断されているため、補正回路40の出力は、ホールド回路20の出力に比して、無視できるほど小さい。従って、補正回路40の出力は出力バッファ30の出力に影響を与えず、出力バッファ30は、出力端子OUTから、入力信号INに追随した信号を出力する。
逆相側についても、動作は上記と同じである。すなわち、ホールド回路50では、トランジスタTr5bがオンし、トランジスタTr4bがオフする。トランジスタTr3bのゲートには、入力信号INBに応じた電圧(PREOUTB)が入力され、トランジスタTr3bは、PREOUTBに応じたアナログ電圧を出力すると共に、ホールド容量Chbを充電する。出力バッファ60は、ホールド回路50の出力をバッファリングする。
補正回路70では、トランジスタTr7bのゲートに入力信号INに応じた電圧(PREOUTB)が入力される。しかし、トランジスタTr7bのソース側で電流が遮断されているため、補正回路70の出力は、ホールド回路50の出力に比して、無視できるほど小さい。従って、補正回路70の出力は出力バッファ60の出力に影響を与えず、出力バッファ60は、出力端子OUTBから、入力信号INBに追随した信号を出力する。
ホールド動作について説明する。ホールド回路20、出力バッファ30、及び、補正回路40の動作は、第1実施形態と同様である。すなわち、ホールド回路20では、トランジスタTr4がオンし、トランジスタTr5がオフする。トランジスタTr3のゲート電圧は、R2×I2分の電圧降下が生じ、トランジスタTr3がオフになる。トランジスタTr3がオフになることで、ホールド回路20の出力は、ホールド容量Chが保持する電圧VHOLDに保持される。
補正回路40では、逆相側のホールド回路50でトランジスタTr4bがオンすることで、トランジスタTr7のゲート電圧にR1×I2b分の電圧降下が生じ、トランジスタTr7がオフになる。トランジスタTr7がオフになることで、補正回路40の出力は、ホールド容量Ch2が保持する電圧に保持される。
ホールド回路20では、オフになったトランジスタTr3を介して入力信号INが漏れ込むフィードスルーが発生する。また、補正回路40では、オフになったトランジスタTr7を介して入力信号INBが漏れ込むフィードスルーが発生する。トランジスタTr3とトランジスタTr7とは、同等な条件でオフになっているので、発生するフィードスルーの量は同じである。ホールド回路20で生じるフィードスルーと、補正回路40で生じるフィードスルーとは、互いに逆相の関係にあるので、これらを出力バッファ30の出力端子OUTで加算することで、フィードスルーをキャンセルアウトすることができる。
逆相側についても、動作は上記と同様である。すなわち、ホールド回路50では、トランジスタTr4bがオンし、トランジスタTr5bがオフする。トランジスタTr3bのゲート電圧は、R1×I2b分の電圧降下が生じ、トランジスタTr3bがオフになる。トランジスタTr3bがオフになることで、ホールド回路50の出力は、ホールド容量Chbが保持する電圧VHOLDBに保持される。
補正回路70では、逆相側のホールド回路20でトランジスタTr4がオンすることで、トランジスタTr7bのゲート電圧にR2×I2分の電圧降下が生じ、トランジスタTr7bがオフになる。トランジスタTr7bがオフになることで、補正回路70の出力は、ホールド容量Ch2bが保持する電圧に保持される。
ホールド回路50では、オフになったトランジスタTr3bを介して入力信号INBが漏れ込むフィードスルーが発生する。また、補正回路70では、オフになったトランジスタTr7bを介して入力信号INが漏れ込むフィードスルーが発生する。トランジスタTr3bとトランジスタTr7bとは、同様な条件でオフになっているため、発生するフィードスルーの量は同じである。ホールド回路50で生じるフィードスルーと、補正回路70で生じるフィードスルーとは、互いに逆相の関係にあるので、これらを出力バッファ60の出力端子OUTBで加算することで、フィードスルーをキャンセルアウトすることができる。
ここで、ホールド回路20にて、トランジスタTr3の入力電圧が大きくなるとリーク電流が生じ、ホールド電圧に影響をもたらすドループの問題が発生する。ドループは、ホールド期間中の出力電圧低下として現れる。電圧低下の程度は、ホールド開始時の電圧に依存し、ホールド電圧が高いほど、ドループ量(電圧低下量)は増大する。ドループ量は、ホールド開始時の電圧に依存するため、単に図4のサンプルホールド回路を差動出力で用いるだけでは、ドループの問題は解消できない。
本実施形態では、サンプルホールド回路の出力OUTとOUTB間の差動出力を使用することで、ドループの抑制が可能である。以下、ドループの抑制について説明する。出力端子OUTでは、トランジスタTr3経由、トランジスタTr7経由の互いに逆相の入力信号を起源に持つドループ量が加算される。逆相側出力である出力端子OUTBでも、同様に、トランジスタTr3b経由、トランジスタTr7b経由の互いに逆相の入力信号を期限に持つドループ量が加算される。従って、差動の正補で、同程度のドループが出力されることになる。
図4に示すサンプルホールド回路を差動出力で用いる場合、差動の正補でドループ量が異なっていた。このため、差動出力をとっても、ドループのキャンセルはできなかった。本実施形態では、出力端子OUTと出力端子OUTBとで同程度のドループ量が出力されるので、差動出力をとると、コモンノイズとしてキャンセルすることができる。例えば、サンプルホールド回路の後段の回路で、OUTとOUTBとの差動出力をとることで、コモンノイズのキャンセルが可能である。
或いは、サンプルホールド回路に差動アンプを追加し、サンプルホールド回路でコモンノイズをキャンセルしてもよい。図3に、差動アンプを有するサンプルホールド回路を示す。差動アンプ(出力差動対)80の構成は、入力差動対10と同様である。差動アンプ80の一方の入力にOUTを接続し、他方にOUTBを接続する。差動アンプ80の出力端子OUTと出力端子OUTBとの間を出力とすることで、ドループの影響を排除した出力を得ることができる。
ドループの問題に関して、特許文献2に記載のA/D変換器では、以下のようにしてドループの問題を解決している。すなわち、第1のサンプルホールド(SH)回路と同一の特性を有し、かつ、同じクロック信号に同期する第2のSH回路に所定の固定電圧を入力する。第1のSH回路の出力をA/D変換する第1のA/D変換回路に加えて、第2のSH回路の出力をA/D変換する第2のA/D変換回路を用いる。第1、第2のA/D変換回路の出力をデジタル演算回路で処理し、ドループによる誤差をキャンセルする。
しかしながら、特許文献2では、ドループを解決するために、余分に1組のSH回路とA/D変換回路とを用意しなくてはならず、更に、ドループキャンセル用にデジタル演算回路を設け、演算処理を行う必要がある。このため、ドループ処理のためにLSIに必要なオーバーヘッドがきわめて高くなる。また、特許文献2では、ドループで生じる電圧降下は常に一定であることを前提としている。しかし、前述の通り、実際にはドループで生じる電圧降下の量は、ホールド開始時の電圧に依存するため、特許文献2で誤差がキャンセルされることは難しい。
本実施形態では、サンプルホールド回路を差動出力で用いる。本実施形態では、フィードスルーの抑制が可能であると共に、差動出力間の差動出力をとることで、ドループの影響を抑制可能である。本実施形態では、余分なサンプルホールド回路やA/D変換器が不要であると共に、ドループ処理のためのデジタル演算器が別途必要ない。従って、回路規模や消費電力の増大を招くことなく、ドループの問題の解消が可能である。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明のサンプルホールド回路及びフィードスルー抑制方法は、上記実施形態にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施したものも、本発明の範囲に含まれる。
10:入力差動対(入力段差動増幅回路)
20、50:ホールド回路
30、60:出力バッファ
40、70:補正回路
80:差動アンプ(出力差動対)
R1〜R5:抵抗
Ch、Ch2:ホールド容量
Tr1〜Tr10:トランジスタ
I1、I2:電流源

Claims (3)

  1. 差動信号を所定の増幅率で増幅し出力する入力段差動増幅回路と、
    前記入力段差動増幅回路の一方の出力端に接続され、サンプリングクロック信号に基づいて、前記差動信号のうちの一方を出力するサンプル動作と、出力電圧を保持するホールド動作とを行うホールド回路と、
    前記ホールド回路の出力をバッファリングする出力バッファと、
    前記ホールド動作時に、前記ホールド回路で生じるフィードスルーと逆相のフィードスルーを生じ、該生じたフィードスルーを前記出力バッファの出力に加える補正回路と
    前記入力段差動増幅回路の他方の出力端に接続され、サンプリングクロック信号に基づいて、前記差動信号の他方を出力するサンプル動作と、出力電圧を保持するホールド動作とを行う逆相側ホールド回路と、
    前記逆相側ホールド回路の出力をバッファリングする逆相側出力バッファと、
    前記ホールド動作時に、前記逆相側ホールド回路で生じるフィードスルーと逆相のフィードスルーを生じ、該生じたフィードスルーを前記逆相側出力バッファの出力に加える逆相側補正回路と、
    前記出力バッファの出力と前記逆相側出力バッファの出力とを差動増幅する差動アンプと、
    を備えるサンプルホールド回路。
  2. 前記逆相側ホールド回路は、前記差動信号の他方の信号を入力し、前記サンプル動作時は入力信号を出力し、前記ホールド動作時はトランジスタがオフに制御されるエミッタフォロア回路又はソースフォロア回路を含み、前記逆相側補正回路は、前記差動信号の一方を入力し、エミッタ又はソース側で電流が遮断されると共に、前記ホールド動作時にトランジスタがオフに制御される前記エミッタフォロア回路又はソースフォロア回路を含む、請求項に記載のサンプルホールド回路。
  3. 前記逆相側ホールド回路のエミッタフォロア回路又はソースフォロア回路のトランジスタと、前記逆相側補正回路のエミッタフォロア回路又はソースフォロア回路のトランジスタとが同じサイズで構成され、前記ホールド動作時に、双方のトランジスタが同等な条件でオフになる、請求項に記載のサンプルホールド回路。
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