JP5265637B2 - サーバシステム - Google Patents

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Description

本発明は、サーバシステムに関する。
従来、コンピュータネットワークで使用されるサーバは、発熱等を抑えるための空調設備、セキュリティ対策用の入退室管理設備、対人認証装置、監視カメラ、災害対策用の耐震構造設備、無停電電源、自家発電装置および消火設備等を備えるデータセンタに設置されていた(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1 特表2006−526205公報
特許文献2 特開2010−122887公報
このようなデータセンタは、大掛かりな設備を用いるので、1つのデータセンタを構築するのに高いコストが生じていた。また、データセンタは、複数の場所に分散配置することが望ましいが、配置場所毎に大掛かりな設備を用いるので、更に高いコストが生じることになる。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様においては、サーバコンピュータを密封筐体に密封した複数のサーバ装置と、複数のサーバ装置のそれぞれに対応して設けられ、外部から内部に冷媒を送り込むことにより対応するサーバコンピュータを冷却する複数の冷却部と、サーバラック内に導入する外気の量を調節する開閉部を有し、複数のサーバ装置および複数の冷却部を内部に搭載するサーバラックと、ネットワークを介して得られる気象情報に応じて開閉部の開閉量を調節する調節部と、を備え、サーバラックは隣接するサーバ装置の一部を密着して搭載したサーバシステムを提供する。

なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本実施形態に係るサーバシステム10を分散配置したネットワークの構成例を示す。 本実施形態に係るサーバシステム10の斜視図を示す。 本実施形態に係るサーバシステム10の内部の構成例を示す。 本実施形態に係るサーバシステム10の変形例を示す。 本実施形態に係るサーバコンピュータ200の構成例を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係るサーバシステム10を分散配置したネットワークの構成例を示す。サーバシステム10は、耐水性および耐熱性等の機能を備えて様々な設置条件下での使用に対応できる全天候型のシステムであり、単独で様々な場所に配置される。即ち、サーバシステム10は、単独でデータセンタとしての機能を有する。
複数のサーバシステム10は、ネットワーク20に有線または無線でそれぞれ接続され、ローカル・エリア・ネットワークを形成する。サーバシステム10とネットワーク20との接続は、イーサネット(登録商標)、FDDI(Fiber-Distributed Data Interface)、またはToken Ring等の通信制御方式を用いて接続されてよい。
複数のサーバシステム10は、それぞれ複数のサーバ装置を備え、複数のサーバ装置のそれぞれがネットワーク20を介して他のサーバ装置とデータ等を送受信する。これによって、複数のサーバシステム10は、地理的に分散したデータセンタを形成して、ローカル・エリア・ネットワークで実行されるソフトウエア・アプリケーションの耐障害性を向上させ、ネットワーク全体の安定性を向上させることができる。
図2は、本実施形態に係るサーバシステム10の斜視図を示す。サーバシステム10は、サーバラック100と、開閉部110とを備える。サーバラック100は、サーバ装置210および冷却部230を内部に搭載する。サーバラック100は、内部に搭載するサーバ装置210の数に応じたサイズで形成されてよい。これに代えて、サーバラック100は、内部に搭載するサーバ装置210の数に応じて、サイズを可変できてよい。
一例として、サーバラック100は、内部でサーバ装置210をサーバシステム10の接地面に対して垂直方向に重ねて複数搭載する。この場合、サーバラック100は、垂直方向のサイズを伸縮して、搭載するサーバ装置210の数に応じたサイズに変えてよい。これに代えて、サーバラック100は、内部でサーバ装置210をサーバシステム10の接地面に対して水平方向に重ねて複数搭載する。この場合、サーバ装置210は、水平方向のサイズを伸縮して搭載するサーバ装置210の数に応じたサイズに変えてよい。
開閉部110は、サーバラック100内に導入する外気の量を調節する。1以上の開閉部110は、サーバラック100上の面に備わってよく、また、サーバラック100上の複数の面にそれぞれ備わってもよい。開閉部110は、サーバラック100上の面に備わり、サーバラック100上の面に対する設置角度によって開閉量を変える羽板120を有する。1つの開閉部110は、複数の羽板120を有してよい。
例えば、開閉部110は、複数の羽板120のサーバラック100との設置角度が0度の場合、開閉部110の外気を導入する開口を遮蔽するように、複数の羽板120を平行に設置する。これによって、羽板120は、サーバラック100との設置角度を変えることによって、外気の遮断または外気の通過量を選択することができる。また、開閉部110は、外気を導入するファンをさらに有してよく、ファンの回転数を調節して外気の導入量を制御してもよい。
図3は、本実施形態に係るサーバシステム10の内部の構成例を示す。即ち、図3は、図2に示すサーバシステム10から開閉部110が備わる側面を取り除いて、当該側面から見た内部の構成例を示す。一例として、開閉部110が備わる概略位置を、図中の波線で示す。なお、図2と共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省略する。サーバシステム10は、サーバコンピュータ200と、サーバ装置210と、冷却部230と、調節部240と、インターフェイス部250とを備える。
サーバコンピュータ200は、CPU、メモリ、および/またはハードディスクドライブ等を有し、予め定められたサイズで、コンピュータとして動作してよい。また、サーバコンピュータ200は、二次記憶装置として動作するストレージであってよい。サーバコンピュータ200は、高さと幅等が規格化されたラックマウント型サーバ、または、ブレードサーバであってよい。サーバコンピュータ200は、ネットワーク20に接続され、他のサーバコンピュータ200と相互にデータを送受信して、データの保管および提供、アプリケーション・ソフトウエア等を実行する。
サーバ装置210は、密封筐体を有し、サーバコンピュータ200を密封する。サーバ装置210は、サーバコンピュータ200を密封することにより、サーバコンピュータ200の有する電子部品が粉塵等にさらされることを防ぐ。サーバ装置210は、密封筐体内に電源回路を有してよく、これに代えてサーバラック100がサーバラック100内に電源回路を備えて、サーバラック100から電源が供給されてもよい。
サーバ装置210は、循環部220を有し、外部から導入される冷媒を循環させてサーバコンピュータ200から発生する熱を抑え、サーバコンピュータ200を冷却する。循環部220は、サーバコンピュータ200における発熱量の大きい電子部品、即ち例えばCPU、電源等の近傍に冷媒を循環できるように設けられてよい。また、サーバ装置210は、密封筐体の壁面の一部または全部を金属で形成して、内部で発生する熱を放熱させてもよい。この場合、サーバ装置210は、放熱フィンまたはヒートパイプ等をさらに備えてよい。
冷却部230は、サーバ装置210の密封筐体内のサーバコンピュータ200を密封筐体の外部から冷却する。冷却部230は、サーバ装置210の内部に冷媒を送り込むことによりサーバコンピュータ200を冷却する。冷却部230は、サーバ装置210の内部に送り込む冷媒として水、オイル等を用いてよい。冷却部230は、冷媒として水を用いた場合に、外気温が0℃を下回っても循環させる水が凍結しないように、不凍液等を冷媒に添加してよい。
冷却部230は、循環させて温度が上昇した冷媒の熱を放熱する目的で、サーバラック100内に導入される外気にさらされるように、開閉部110に近接して搭載されてよい。また、冷却部230は、密封されたサーバ装置210の上側に配置し、サーバ装置210が熱くなって上に上がる空気を上側から冷却して循環させてもよい。また、冷却部230は、循環させて温度が上昇した冷媒を冷却するクーラをさらに有してよい。冷却部230は、このようなクーラとしてペルチェ素子等を用いてよい。
一例として、冷却部230は、サーバラック100内において垂直方向に積み重ねて複数搭載され、開閉部110は、複数の冷却部230に相対するサーバラック100上の面において垂直方向に複数搭載され、サーバ装置210は、サーバラック100内において垂直方向に積み重ねて複数搭載される。これによって、複数の冷却部230は、外気にさらされるように開閉部110の近傍に搭載されつつ、複数のサーバ装置210を冷却することができる。
また、冷却部230は、ネットワーク20に接続されて、冷却温度の設定、冷却制御のプログラム等の情報を外部と送受信してもよい。この場合、冷却部230は、内部に温度センサ等を有して、冷却温度、循環させる冷媒の温度および/または循環した冷媒の温度等を外部に送信してもよい。
調節部240は、外気温に応じて開閉部110の開閉量を調節する。調節部240は、サーバラック100の表面または外部にセンサ部242を有し、センサ部242が測定する外気温度に応じて開閉部110の開閉量を調節してよい。これに代えて、調節部240は、ネットワーク20を介して得られる温度情報または気象情報に応じて、開閉部110の開閉量を調節してもよい。また、調節部240は、サーバラック100の内部にもセンサ部244を有し、センサ部244が測定する内部温度に応じて開閉部110の開閉量を調節してよい。
調節部240は、外気温が基準温度より高い場合に、開閉部110を開ける。例えば、調節部240は、予め定められた基準温度よりもセンサ部242が測定した外気温が高い場合に、開閉部110を開けて外気を通風させる。これに代えて、調節部240は、センサ部242が測定した外気温がセンサ部244が測定した内部温度よりも大きく、当該外気温と当該内部温度の温度差が予め定められた温度差よりも大きい場合に、開閉部110を開けてもよい。
ここで、調節部240は、外気温が基準温度よりも高い場合に、外気温と基準温度との差に応じて開閉部110の羽板120の開閉量を予め定められた段階で変えてよい。これによって調節部240は、外気温の時間的な変化に応じて、サーバラック100内への外気の通風する量を段階的に調節して内部温度の変化を緩やかにすることができる。
調節部240は、外気温が基準温度より低い場合に、開閉部110を閉じる。例えば、調節部240は、予め定められた基準温度よりもセンサ部242が測定した外気温が低い場合に、開閉部110を閉めて、サーバラック100内の内部に空気を循環させることで、サーバ装置の稼動温度が低くなりすぎることを防止し、適正な稼動温度(例えば、10〜35℃)を保つことができ、また、更に結露を防止する。これに代えて、調節部240は、センサ部242が測定した外気温がセンサ部244の測定した内部温度よりも小さく、当該外気温と当該内部温度の温度差が予め定められた温度差よりも大きい場合に、開閉部110を開けてもよい。これらの場合も、調節部240は、基準温度との差に応じて開閉部110の羽板120の開閉量を予め定められた段階で変えてよい。
以上の本実施例において、センサ部242およびセンサ部244は温度を測定し、調節部240は温度の測定結果に応じて開閉部110を開閉することを説明した。これに代えて、センサ部242およびセンサ部244は、温度および/または湿度を測定して、調節部240は温度および/または湿度の測定結果に応じて開閉部110を開閉してもよい。
また、調節部240は、温度および/または湿度の測定結果に応じて開閉部110が有するファンの回転数を調節してもよい。これによって、調節部240は、サーバラック100内に導入する外気の量を正確に制御することができる。
インターフェイス部250は、サーバラック100内のサーバ装置210と電気的に接続する。サーバラック100内にサーバ装置210が複数搭載される場合、複数のサーバ装置210はインターフェイス部250を介してデータを送受信する。また、インターフェイス部250は、ネットワーク20と有線または無線で接続し、サーバラック100内のサーバ装置210はインターフェイス部250を介してネットワーク20とデータを送受信する。
以上の本実施形態に係るサーバシステム10によれば、サーバコンピュータ200を密閉することで埃、粉塵等を電子回路にさらすことを防ぎつつ、冷却部230でサーバコンピュータ200を冷却して、例えば35〜40℃程度のサーバコンピュータ200の動作範囲内に温度を管理することができる。また、サーバシステム10は温度および湿度といった外部環境に応じて開閉部110を開閉して、サーバラック100内の温度および湿度を調節できるので、適正な環境でサーバコンピュータ200を稼動でき、例えば、サーバラック100内の結露を防止できる。
また、サーバシステム10は、搭載するサーバコンピュータ200の数に応じて大きさを可変させてよく、また、設置する容積に応じて搭載するサーバコンピュータ200の数を決めてもよい。したがって、サーバシステム10は、搭載するサーバコンピュータ200の数に応じた様々なサイズで、単独でデータセンタとしての機能を有するので、様々な場所に配置することができ、地理的に分散したデータセンタを安価に構築することができる。
図4は、本実施形態に係るサーバシステム10の変形例を示す。本変形例のサーバシステム10において、図2に示された本実施形態に係るサーバラック100の動作と略同一のものには同一の符号を付け、説明を省略する。サーバシステム10は、排気部300をさらに備える。サーバシステム10は、排気部300を複数備えてもよい。また、1以上の排気部300は、サーバラック100上の面に備わってよく、また、サーバラック100上の複数の面にそれぞれ備わってもよい。排気部300は、開閉部110が備わる位置よりも高い位置に備わり、開閉部110がサーバラック100内に吸気した外気をサーバラック100の外部へ排気する。
排気部300は、サーバラック100上の面に備わり、サーバラック100上の面に対する設置角度によって開閉量を変える羽板310を有する。排気部300は、羽板120と同様に、サーバラック100との設置角度が0度の場合、排気部300の排気口を遮蔽するように、複数の羽板310を平行に設置する。これによって、羽板310は、サーバラック100との設置角度を変えることによって、排気の遮断または排気量を選択することができる。
排気部300は、開閉部110が外気を導入するサーバラック100上の面とは異なる面に備わってよい。一例として、開閉部110がサーバラック100の前面に備わる場合、排気部300は、サーバラック100の背面に備わる。また、1以上の排気部300がサーバラック100の1以上の面に備わる場合、開閉部110が外気を導入するサーバラック100上の面とは異なる面に備わる排気部300を開放して排気してもよい。これによって、サーバラック内の外気を効率的に循環させることができる。
排気部300は、開閉部110と同様に、調節部240によって外部の温度または湿度に応じて羽板310の開閉を調節されてよい。排気部300は、サーバコンピュータ200の発熱によって暖められて上昇する開閉部110より導入された空気を排気する。サーバシステム10は、排気部300によって、熱対流でサーバラック100内の空気を循環させることができる。
以上の本実施例または変形例において、サーバコンピュータ200は、冷却部230の動作状態を監視してもよい。例えば、冷却部230は、冷却部230の消費電力、冷媒の循環量、または冷媒の温度等を観測するセンサをさらに有し、観測した結果をインターフェイス部250を介してサーバコンピュータ200に通知するようにセンサの出力をインターフェイス部250に接続してよい。サーバコンピュータ200は、予め入力された冷却部230が正常に動作している場合の冷却部230の消費電力、冷媒の循環量、または冷媒の温度等と、通知される観測結果とを比較することによって、冷却部230が正常動作しているか否かを判断することができる。
ここで、冷却部230の動作状態を、インターフェイス部250を介してサーバコンピュータ200に送信するので、サーバラック100内に複数搭載された各冷却部230の故障を、当該冷却部230とは異なる冷却部230により冷却されるサーバコンピュータ200により検出することができる。冷却部230に故障が発生した場合に、当該冷却部230に冷却されるべきサーバコンピュータ200の温度が上昇して、当該サーバコンピュータ200も故障して冷却部230の故障を検出できない場合が生じることもあるが、他の冷却部230によって正常に冷却されている他のサーバコンピュータ200が、このような故障も検出することができる。
サーバコンピュータ200は、冷却部230の異常を検出した場合、ネットワーク20を介して冷却部230の異常を通知してよい。また、サーバコンピュータ200は、複数の冷却部230のうちの1つ以上の冷却部230の故障を検出した場合に、正常動作している冷却部230の冷却温度を予め定められた温度に下げてよい。冷却部230が故障したことにより、当該冷却部230に接続されたサーバ装置210内のサーバコンピュータ200の温度が上昇するが、他の冷却部230の設定温度を下げることによって、当該サーバ装置210に近接して搭載された他のサーバ装置210から冷却された温度が伝わって、当該サーバコンピュータ200の温度上昇を防止することができる。
複数のサーバ装置210は、このような故障対策またはサーバラック100内の温度分布を抑える目的で、サーバラック100内において一部が密着されつつ、積み重なって搭載されてよい。例えば、サーバ装置210の密封筐体の上面に、他のサーバ装置210の密封筐体の下面を密着するように順に積み重ねてサーバラック100内に搭載される。これによって、複数のサーバ装置210は、一様な温度分布に近づけることができる。
以上の実施例において、1つの冷却部230が1つのサーバコンピュータ200を冷却してもよく、これに代えて、1つの冷却部230が複数のサーバコンピュータ200に冷媒を供給して冷却してもよい。また、冷却部230は、冷媒を循環させてサーバコンピュータ200を冷却する例を説明したが、これに代えて、電流を流すことで熱移動を生じさせるペルチェ素子によって冷却させてもよい。これに代えて、冷却ファンを用いてもよい。
また、冷却部230は、冷却ファンを有して、冷媒を循環させると共に循環させる冷媒を放熱させてよい。これによって、冷却部230は、効率的に冷媒を放熱させることができる。
また、サーバラック100に、空調機をさらに設けてもよい。ここで、空調機は、冷媒配管等を用いた熱輸送により温度および湿度等の環境を調節するエア・コンディショナでよい。一例として、空調機は、サーバラック100内の冷却部230の上部に設けられ、冷却部230の冷媒を効率的に放熱させることができる。また、空調機は、サーバラック内の冷却部230の直近に設けることができるので、データセンタにおいてサーバラックの外から冷却する大型の空調機に比べて、低コストの小型空調機でよく、効率的にサーバラック内の温度等を調節できる。
図5は、本実施形態に係るサーバコンピュータ200の構成例を示す。本実施形態に係るサーバコンピュータ200は、ホスト・コントローラ2082により相互に接続されるCPU2000およびRAM2020を有するCPU周辺部と、入出力コントローラ2084によりホスト・コントローラ2082に接続される通信インターフェイス2030およびハードディスクドライブ2040を有する入出力部と、入出力コントローラ2084に接続されるROM2010を備える。
ホスト・コントローラ2082は、RAM2020と、高い転送レートでRAM2020をアクセスするCPU2000とを接続する。CPU2000は、ROM2010及びRAM2020に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。
入出力コントローラ2084は、ホスト・コントローラ2082と、比較的高速な入出力装置である通信インターフェイス2030、ハードディスクドライブ2040を接続する。通信インターフェイス2030は、ネットワークを介して他の装置と通信する。ハードディスクドライブ2040は、サーバコンピュータ200内のCPU2000が使用するプログラム及びデータを格納する。
また、入出力コントローラ2084には、ROM2010の比較的低速な装置が接続される。ROM2010は、サーバコンピュータ200が起動時に実行するブート・プログラム、及び/又は、サーバコンピュータ200のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。サーバコンピュータ200にインストールされ、サーバシステムとして機能させるプログラムは、ネットワーク20を介して提供されてよい。
これらのプログラムに記述された情報処理は、サーバコンピュータ200に読込まれることにより、ソフトウェアと上述した各種のハードウェア資源とが協働して機能する。そして、これらの具体的手段によって、本実施形態におけるサーバコンピュータ200の使用目的に応じた情報の演算又は加工を実現することにより、使用目的に応じた特有のサーバシステム10が構築される。
一例として、サーバコンピュータ200と外部の装置等との間で通信を行う場合には、CPU2000は、RAM2020上にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理内容に基づいて、通信インターフェイス2030に対して通信処理を指示する。通信インターフェイス2030は、CPU2000の制御を受けて、RAM2020、ハードディスクドライブ2040等の記憶装置上に設けた送信バッファ領域等に記憶された送信データを読み出してネットワークへと送信し、もしくは、ネットワークから受信した受信データを記憶装置上に設けた受信バッファ領域等へと書き込む。このように、通信インターフェイス2030は、DMA(ダイレクト・メモリ・アクセス)方式により記憶装置との間で送受信データを転送してもよく、これに代えて、CPU2000が転送元の記憶装置又は通信インターフェイス2030からデータを読み出し、転送先の通信インターフェイス2030又は記憶装置へとデータを書き込むことにより送受信データを転送してもよい。
また、CPU2000は、ハードディスクドライブ2040等の外部記憶装置に格納されたファイルまたはデータベース等の中から、全部または必要な部分をDMA転送等によりRAM2020へと読み込ませ、RAM2020上のデータに対して各種の処理を行う。そして、CPU2000は、処理を終えたデータを、DMA転送等により外部記憶装置へと書き戻す。このような処理において、RAM2020は、外部記憶装置の内容を一時的に保持するものとみなせるから、本実施形態においてはRAM2020および外部記憶装置等をメモリ、記憶部、または記憶装置等と総称する。本実施形態における各種のプログラム、データ、テーブル、データベース等の各種の情報は、このような記憶装置上に格納されて、情報処理の対象となる。なお、CPU2000は、RAM2020の一部をキャッシュメモリに保持し、キャッシュメモリ上で読み書きを行うこともできる。このような形態においても、キャッシュメモリはRAM2020の機能の一部を担うから、本実施形態においては、区別して示す場合を除き、キャッシュメモリもRAM2020、メモリ、及び/又は記憶装置に含まれるものとする。
また、CPU2000は、RAM2020から読み出したデータに対して、プログラムの命令列により指定された、本実施形態中に記載した各種の演算、情報の加工、条件判断、情報の検索・置換等を含む各種の処理を行い、RAM2020へと書き戻す。例えば、CPU2000は、条件判断を行う場合においては、本実施形態において示した各種の変数が、他の変数または定数と比較して、大きい、小さい、以上、以下、等しい等の条件を満たすかどうかを判断し、条件が成立した場合(又は不成立であった場合)に、異なる命令列へと分岐し、またはサブルーチンを呼び出す。
また、CPU2000は、記憶装置内のファイルまたはデータベース等に格納された情報を検索することができる。例えば、第1属性の属性値に対し第2属性の属性値がそれぞれ対応付けられた複数のエントリが記憶装置に格納されている場合において、CPU2000は、記憶装置に格納されている複数のエントリの中から第1属性の属性値が指定された条件と一致するエントリを検索し、そのエントリに格納されている第2属性の属性値を読み出すことにより、所定の条件を満たす第1属性に対応付けられた第2属性の属性値を得ることができる。
以上に示したプログラム又はモジュールは、外部の記録媒体に格納されてもよい。記録媒体としては、フレキシブルディスク、DVD−ROMの他に、DVD又はCD等の光学記録媒体、MO等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスク又はRAM等の記憶装置を記録媒体として使用し、ネットワークを介してプログラムをサーバコンピュータ200に提供してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 サーバシステム、20 ネットワーク、100 サーバラック、110 開閉部、120 羽板、200 サーバコンピュータ、210 サーバ装置、220 循環部、230 冷却部、240 調節部、242 センサ部、244 センサ部、250 インターフェイス部、300 排気部、310 羽板、2000 CPU、2010 ROM、2020 RAM、2030 通信インターフェイス、2040 ハードディスクドライブ、2082 ホスト・コントローラ、2084 入出力コントローラ

Claims (7)

  1. サーバコンピュータを密封筐体に密封した複数のサーバ装置と、
    前記複数のサーバ装置のそれぞれに対応して設けられ、外部から内部に冷媒を送り込むことにより対応するサーバコンピュータを冷却する複数の冷却部と、
    サーバラック内に導入する外気の量を調節する開閉部を有し、前記複数のサーバ装置および前記複数の冷却部を内部に搭載するサーバラックと、
    ネットワークを介して得られる気象情報に応じて前記開閉部の開閉量を調節する調節部と、
    を備え、
    前記サーバラックは隣接するサーバ装置の一部を密着して搭載したサーバシステム。
  2. 前記開閉部は、前記サーバラックの面に備わり、前記サーバラックの面に対する設置角度によって開閉量を変える羽板を有する請求項1に記載のサーバシステム。
  3. 前記調節部は、外気温が基準温度より高い場合に、前記開閉部を開ける請求項1または2に記載のサーバシステム。
  4. 前記調節部は、外気温が基準温度より低い場合に、前記開閉部を閉じる請求項1から3のいずれか一項に記載のサーバシステム。
  5. 前記複数の冷却部は、前記サーバラック内において垂直方向に積み重ねて複数搭載され、
    前記開閉部は、前記複数の冷却部に相対するサーバラックの面において垂直方向に複数搭載され、
    前記サーバ装置は、前記サーバラック内において垂直方向に積み重ねて複数搭載される請求項1から4のいずれか一項に記載のサーバシステム。
  6. 前記サーバラック内に複数搭載された各冷却部の故障を、当該冷却部とは異なる冷却部により冷却されるサーバコンピュータにより検出する請求項1からのいずれか一項に記載のサーバシステム。
  7. 前記サーバラック内に複数搭載された各冷却部の消費電力、前記冷媒の循環量、及び前記冷媒の温度の少なくとも1つを観測するセンサを更に備え、
    前記サーバコンピュータは、前記センサの観測結果に基づき、前記冷却部が正常に動作しているか否かを判断する請求項1からのいずれか一項に記載のサーバシステム。
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