JP5263282B2 - リニアソレノイド - Google Patents

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Description

本発明は、リニアソレノイドに関し、例えば、電磁油圧制御弁に適用されるものに関する。
従来より、リニアソレノイドを搭載した電磁油圧制御弁が知られている。
リニアソレノイドは、通電により磁力を発生するコイルを有するコイルアッセンブリと、このコイルの外周に配されて磁束を通すカップ状のヨークと、コイルアッセンブリの内周側で摺動自在に配されるプランジャと、コイルへの通電により発生する磁力によってプランジャを吸引するステータとを備える。
そして、ヨークには、コイルへの給電のために外部機器に接続されるターミナルを取り出すための開口部(以下、端子用開口部と呼ぶ)が設けられている。
ところで、電磁油圧制御弁に用いられるリニアソレノイドは、作動油等の異物が入ったオイル(以下、異物混入オイルと呼ぶ)が振りかかる環境に設置される。
このため、端子用開口部からヨーク内に異物混入オイルが侵入し、ヨーク内に異物混入オイルが溜まる虞がある。異物混入オイルがヨーク内に溜まると、オイル内に混入する異物がプランジャまで達し、プランジャの摺動性能に影響を与える虞がある。このため、端子用開口部からヨーク内への異物混入オイルの侵入を防ぐことが求められている。
そこで、特許文献1では、ヨークの底壁に設けられた端子用開口部(端子窓)を塞ぐためのカバーを、ヨークの外側から被せることにより、ヨーク内への異物混入オイルの侵入を抑制する点が開示されている。
しかし、特許文献1の構成では、カバーを別部品として設けるため、部品数が増加し、コストが嵩むという問題点がある。また、特許文献1の構成では、一度侵入してしまった異物混入オイルを排出するための機能はなく、侵入した異物混入オイルは溜まるのみになってしまう。
特開2005−315316号公報
本発明は、上記事情に基づいてなされたもので、リニアソレノイドにおいて、部品点数を増加させずにヨークの端子用開口部への異物混入オイルの侵入を抑制することを目的とする。加えて、ヨーク内に侵入した異物混入オイルを排出可能にすることを目的とする。
〔請求項1の手段〕
請求項1に記載のリニアソレノイドは、通電により磁力を発生するコイルを有するコイルアッセンブリと、コイルの外周に配されて磁束を通すカップ状のヨークとを備える。
そして、ヨークは、周方向の少なくとも1箇所に軸方向に延びる切欠きを有し、コイルアッセンブリは、外部接続用のターミナルを有するコネクタ部を有している。コネクタ部は、コイルがヨーク内に配された状態で、切欠きからヨークの外側に露出する。
コイルアッセンブリは、コイルをモールドする2次成形樹脂により形成される2次成形部を有する。
そして、2次成形部は、2次成形樹脂によって形成されるとともに、切欠きを外周側から覆うカバー部を有する。
そして、カバー部の周方向長さは、切欠きの周方向長さよりも長く、カバー部が切欠きの周方向全体を覆っている。
すなわち、本発明では、ヨークの切欠きが端子用開口部となっているが、コイルをモールドする2次成形樹脂の一部によって、切欠きを覆うカバー部を形成する。
これによれば、部品点数を増加することなく、異物混入オイルのヨーク内への侵入を抑制することができる。
〔請求項2の手段〕
請求項2に記載のリニアソレノイドによれば、2次成形部は、コイルの外周を覆う2次成形樹脂によるモールド部の外周から外周側に突出して、切欠きの外周側にカバー部を保持する保持部を有している。
そして、カバーの内周面と切欠きから露出するモールド部との間には、ヨークの厚さに応じた隙間が存在している。
そして、保持部に、切欠きから溢れるオイルを切欠きの軸方向開口側へ排出する排出通路が設けられている。
これによれば、切欠きから異物混入オイルが侵入した場合でも、切欠き→排出通路→切欠きの軸方向開口を経て、ヨークの外側へ異物混入オイルを排出することができる。
〔請求項3の手段〕
請求項3に記載のリニアソレノイドによれば、保持部は、切欠きの軸方向に延びるとともに、周方向に並ぶ2本の脚からなっている。
そして、2本の脚の内、リニアソレノイドの搭載方向における地側の脚に、排出通路が設けられている。
これによれば、切欠きから異物混入オイルが侵入した場合でも、切欠き→排出通路→切欠きの軸方向開口を経て、ヨークの外側へ異物混入オイルを排出することができる。
〔請求項4の手段〕
請求項4に記載のリニアソレノイドによれば、カバー部は、切欠きの軸方向全体及び周方向全体を覆う。
これによれば、切欠きの全体がカバー部により覆われるため、どこから異物混入オイルが降りかかっても、切欠きからヨーク内への異物混入オイルの侵入を防ぐことができる。
リニアソレノイドの断面図である(実施例)。 (a)はコイルアッセンブリの断面図であり、(b)はコイルアッセンブリの平面図である(実施例)。 コイルアッセンブリをヨークから取り出した状態のコイルアッセンブリ及びヨークの斜視図である(実施例)。 (a)は、図1で示したリニアソレノイドのA矢視図であり、(b)はリニアソレノイドの平面図であり、(c)は(b)の部分拡大図である(実施例)。 (a)は図4(a)においてカバー部を省略して保持部を見やすくした説明図であり、(b)はリニアソレノイドの平面図である(実施例)。
本発明を実施するための形態のリニアソレノイドは、通電により磁力を発生するコイルを有するコイルアッセンブリと、コイルの外周に配されて磁束を通すカップ状のヨークとを備える。
そして、ヨークは、周方向の少なくとも1箇所に軸方向に延びる切欠きを有し、コイルアッセンブリは、外部接続用のターミナルを有するコネクタ部を有している。コネクタ部は、コイルがヨーク内に配された状態で、切欠きからヨークの外側に露出する。
コイルアッセンブリは、コイルをモールドする2次成形樹脂により形成される2次成形部を有する。
そして、2次成形部は、2次成形樹脂によって形成されるとともに、切欠きを外周側から覆うカバー部を有する。
すなわち、コイルをモールドする2次成形樹脂の一部によってカバー部を形成する。
〔実施例の構成〕
実施例のリニアソレノイド1を、図1〜図5を用いて説明する。
本実施例のリニアソレノイド1は、例えば自動変速機の油圧制御装置に搭載される電磁油圧制御弁2に適用されるものである。
電磁油圧制御弁2は、スプール弁3と、スプール弁3を駆動するリニアソレノイド1とから構成されている(図1参照)。
スプール弁3は、オイルポート(図示せず)を有する筒状のスリーブ5と、スリーブ5内に摺動可能に配置されてオイルポートの開閉を行うスプール6とを備える周知構造のものである。スプール6は、後述するリニアソレノイド1のプランジャ15に当接するシャフト6aを有し、リニアソレノイド1でのプランジャ15の駆動によってシャフト6aを介してスプール6が軸方向に摺動する。
〔リニアソレノイド1の基本構成〕
まず、リニアソレノイド1の基本構成について説明する。
リニアソレノイド1は、コイルアッセンブリ13、ヨーク14、プランジャ15、ステータ16を備える(図1参照)。
コイルアッセンブリ13は、コイル19と、コネクタ部20と、コイル19をモールドする2次成形樹脂により形成される2次成形部21とを有する(図1及び図2を参照)。
コイル19は、通電により磁力を発生するものであって、樹脂製のボビン23の外周に絶縁被覆が施された導線が巻かれることで形成されている。
コネクタ部20は、外部接続用の一対のターミナル24をヨーク14の外側に保持するものであって、2次成形樹脂の一部によって形成されている(図1及び図2を参照)。つまり、本実施例では、コネクタ部20も2次成形部21となっている。
すなわち、2次成形部21は、コイル19の外周を樹脂モールドするコイルモールド部26と、コイルモールド部26から外周側に延びる延設部27と、延設部27の外周側に連結するコネクタ部20とを有している。
延設部27はコイル19の軸方向一端側でコイルモールド部26から突出しており、コネクタ部20をコイル19の軸方向一端側に保持している(図1参照)。
すなわち、コイル19とターミナル24とがともに2次成形樹脂によってインサート成形(2次成形)されることで、2次成形樹脂によってコイルモールド部26、延設部27、コネクタ部20の形成が同時になされる。
なお、ボビン23の軸方向一端側のフランジ部23aは外周側に突出する突出部23bを有しており、コイル19の巻線の一端29が突出部23bの軸方向他端面に配されて延設部27によりモールドされている(図1参照)。そして、コイルの一端29はコネクタ部20の内部でターミナル24と接続されている。
ヨーク14は、コイル19の外周に配されて、コイル19の外周側の磁束を通すものであって、磁性体金属によってカップ状に形成されている(図1及び図3参照)。
そして、ヨーク14のカップ開口部31には、薄肉部32が形成されており、薄肉部32をかしめることでスリーブ5の軸方向一端部に固定される。
そして、ヨーク14は、周方向の1箇所に軸方向に延びる切欠き33を有している(図3参照)。切欠き33は、ヨーク14のカップ開口部31から軸方向一端側に延びて形成されており、ヨーク14の底壁34よりも軸方向他端側に、切欠き33の軸方向一端が位置するように設けられている。つまり、軸方向他端側が、切欠き33の軸方向開口35側となる。
そして、コイル19がヨーク14内に配された状態において、切欠き33からは、コネクタ部20が突出している(図1参照)。
すなわち、図3に示すように、切欠き33の位置とコネクタ部20の位置を合わせて、ヨーク14のカップ開口部31側からコイル19をヨーク14内に挿入し、切欠き33からコネクタ部20が突出し、コネクタ部20がヨーク14の外側に露出するように組み付けられる。そして、コネクタ部20の一部は、切欠き33の軸方向一端側のヨーク14の外周面上に配される。つまり、切欠き33がヨーク14内のコイル19から端子を取り出すための端子用開口部となっている。
プランジャ15は、鉄などの強磁性材料にて円柱状に形成されている。
プランジャ15は、ステータ16の内周面を直接摺動するものである。
そして、上述のように、プランジャ15の軸方向他端面は、スプール6のシャフト6aに当接しており、プランジャ15は図示しないバネの付勢力によってシャフト6aとともに軸方向一端側に付勢されている。
ステータ16は、鉄などの強磁性材料によって形成されており、プランジャ15を軸方向他端側へ磁気吸引する吸引ステータ38と、プランジャ15の周囲を覆ってプランジャ15と径方向の磁束の受け渡しを行う摺動ステータ39とを備える。なお、吸引ステータ38と摺動ステータ39との間には、磁束を遮断するための遮断部40が設けられている。
吸引ステータ38は、ヨーク14のカップ開口部31と磁気的に結合されるフランジ部38aと、プランジャ15の軸方向他端側に対向するとともにシャフト6aを軸方向に摺動自在に支持する吸引部38bとからなり、吸引部38bとプランジャ15との間に磁気吸引部(メイン磁気ギャップ)が形成される。
なお、フランジ部38aは、ヨーク14のカップ開口部31に形成された薄肉部32の内側にスリーブ5の軸方向一端部とともに、かしめ固定される。
摺動ステータ39は、吸引ステータ38の軸方向一端側に設けられており、プランジャ15の外周を囲う円筒状を呈しており、その内周面において、プランジャ15が摺動する。
なお、この摺動ステータ39とヨーク14との磁気的結合を補強するために、例えば鉄等の強磁性材料よりなるリング状の補助コア41が設けられている。
〔実施例の特徴〕
次に、本実施例の特徴を説明する。
本実施例のリニアソレノイド1によれば、2次成形部21は、2次成形樹脂によって形成されるとともに、切欠き33を外周側から覆うカバー部44を有する。
すなわち、コイル19を樹脂モールドする2次成形樹脂の一部によってカバー部44が形成されている。
つまり、上述の2次成形時の2次成形樹脂によって、コイルモールド部26、延設部27、コネクタ部20に加えて、カバー部44も形成される。
カバー部44は、延設部27の軸方向他端面から軸方向他端側(軸方向開口35側)に突出するひさし状に形成されている(図1〜図3参照)。つまり、カバー部44は、コイル19の反軸方向開口35側に設けられるコネクタ部20の内周側部分から軸方向開口35側に延びるようなひさし状に設けられている。
また、カバー部44は、周方向及び軸方向に広がっており、円筒壁の一部をなす形状を呈している。そして、カバー部44の内周面は、ヨーク14の外周面に当接するように設けられている(図4(b)、(c)参照)。なお、カバー部44の内周面と、切欠き33により露出するコイルモールド部26との間には、ヨーク14の厚さに応じた隙間45が存在する(図1、図4参照)。
カバー部44の周方向長さは、切欠き33の周方向長さよりも長く、カバー部44は切欠き33の周方向全体を覆う(図4参照)。
また、カバー部44の軸方向他端は、切欠き33の軸方向他端付近まで延びており、カバー部44は切欠き33の軸方向他端部(軸方向開口35側部)の一部を除く全てを覆っている(図4(a)参照)。なお、本実施例では、切欠き33の軸方向他端部の一部は、他の構造品との干渉によって、異物混入オイルが振りかかることがないため、カバー部44で覆う必要がなく、覆ってはいない。
なお、カバー部44の軸方向他端部には、カバー部44の周方向中央部から軸方向他端側に突出する舌状部46が設けられている(図3、図4参照)。この舌状部46は、コイル19の軸方向他端面よりも軸方向他端側に突出しており、コイル19の軸方向他端側に配されるステータ16のフランジ部38aに弾接している(図1参照)。
また、カバー部44の内周側にはコイルモールド部26の外周面と連結する保持部49が設けられている(図4参照)。
保持部49は、切欠き33の軸方向に延びるとともに、周方向に並ぶ2本の脚51、52からなっている。
脚51、52は、2次成形時の2次成形樹脂により形成される2次成形部21である(図1、図2参照)。
そして、脚51、52は、コイルモールド部26の外周面から外周側に突出してカバー部44の内周面に連結し、切欠き33の外周側にカバー部44を保持する(図4(b)、(c)参照)。
そして、一方の脚51は、周方向において、切欠き33の周方向の一方の縁53に近接した位置に設けられ、他方の脚52は、切欠き33の周方向の他方の縁54に近接した位置に設けられている。そして、脚51と脚52との周方向の間には空間55が形成されている。
当然、切欠き33の周方向の幅は、保持部49の周方向長さ(脚51の周方向一方側の面と脚52の周方向他方側の面との距離)よりも長くなっている。
このため、図3、図4に示すように、ヨーク14のカップ開口部31側からコイル19をヨーク14内に挿入し、コネクタ部20及びカバー部44がヨーク14の外側に配置されるように組み付ける際に、保持部49がヨーク14に干渉することはない。
このリニアソレノイド1は、切欠き33の周方向への開口が水平方向を向くように搭載される(図4、図5参照)。
このため、切欠き33の一方の縁53は他方の縁54よりも地側に位置することになる。そして、脚51は脚52よりも地側に位置することになる(図4、図5参照)。
そして、地側にある脚51は、脚52よりも軸方向に短くなっている(図4(a)、図5(a)参照)。すなわち、脚52はカバー部44の軸方向他端にまで達しているのに対して、脚51は軸方向他端側が短くなっており、脚51の軸方向開口35側に異物混入オイルの排出通路57となる空間が形成される。
〔実施例の効果〕
本実施例のリニアソレノイド1は、コイル19を樹脂モールドする2次成形樹脂の一部によって、ヨーク14の切欠き33を外周側から覆うカバー部44が形成されている。
これによれば、異物混入オイルがリニアソレノイド1に降りかかった場合に、異物混入オイルがヨーク14内へ侵入するのをカバー部44により防ぐことができる。
また、カバー部44は2次成形樹脂の一部によって形成されるため、部品点数を増加させずに端子用開口部(切欠き33)を覆うことができる。
また、2次成形部21は、コイルモールド部26の外周面から外周側に突出して、切欠き33の外周側にカバー部44を保持する保持部49を有している。保持部49は、切欠き33の軸方向に延びるとともに、周方向に並ぶ2本の脚51、52からなっており、リニアソレノイド1の搭載方向の地側の脚51は、天側の脚52よりも軸方向に短くなっている。
すなわち、脚51は軸方向他端側が短くなっていることで、切欠き33の一方の縁53から、切欠き33の軸方向開口35に向かう異物混入オイルの排出通路57を形成している。
これによれば、切欠き33から異物混入オイルがヨーク14内に侵入した場合でも、切欠き33→排出通路57→軸方向開口35を経て、ヨーク14の外側へ異物混入オイルを排出することができる(図5(a)太線矢印参照)。
また、これによれば、切欠き33から異物混入オイルがヨーク14内に侵入した場合でも、異物混入オイルがヨーク14内に溜まりすぎることはなく、油位を小さく保つことができる。
なお、本実施例では、リニアソレノイド1は、切欠き33の周方向への開口が水平方向を向くように搭載されており、異物混入オイルがヨーク14内に侵入したとしても、排出通路57により積極的に異物混入オイルが排出されるため、地側にある切欠き33の一方の縁53よりも油位が上昇することはない。
〔変形例〕
実施例では、脚51の軸方向他端側が短くされることで排出通路57が形成されていたが、脚51の軸方向の少なくとも1箇所に周方向に延びるスリットを設けることによって、排出通路57を形成してもよい。
また、実施例では、保持部49は2本の脚51、52からなっていたが、2本の脚51、52の間の空間55を埋めて、1本の脚としてもよい。この場合、排出通路57は脚に設けられる。例えば、排出通路57を脚の内部に設けてもよい。
また、実施例では、切欠き33の軸方向他端側の一部がカバー部44で覆われていなかったが、カバー部44が切欠き33の軸方向全体を覆っていてもよい。すなわち、カバー部44の軸方向他端が、切欠き33の軸方向他端よりも他端側に延びていてもよい。これによれば、切欠き33の全体がカバー部44により覆われるため、異物混入オイルがいずれの方向から降りかかっても、切欠き33からヨーク14内への異物混入オイルの侵入を防ぐことができる。
また、実施例では、電磁油圧制御弁2のリニアソレノイド1に本発明を適用する例を示したが、これに限らず、他のバルブ装置に用いられるリニアソレノイドや、他のリニアアクチュエータに用いられるリニアソレノイドに本発明を適用してもよい。
1 リニアソレノイド
13 コイルアッセンブリ
14 ヨーク
19 コイル
20 コネクタ部
21 2次成形部
24 ターミナル
26 コイルモールド部(モールド部)
33 切欠き
35 切欠きの軸方向開口
44 カバー部
49 保持部
51 脚(地側の脚)
52 脚
57 排出通路

Claims (4)

  1. 通電により磁力を発生するコイルを有するコイルアッセンブリと、
    前記コイルの外周に配されて磁束を通すカップ状のヨークとを備え、
    前記ヨークは、周方向の少なくとも1箇所に軸方向に延びる切欠きを有し、
    前記コイルアッセンブリは、外部接続用のターミナルを有するコネクタ部を有し、
    前記コネクタ部を前記切欠きから前記ヨークの外側に露出させるリニアソレノイドであって、
    前記コイルアッセンブリは、前記コイルをモールドする2次成形樹脂により形成される2次成形部を有し、
    前記2次成形部は、前記2次成形樹脂によって形成されるとともに、前記切欠きを外周側から覆うカバー部を有し、
    前記カバー部の周方向長さは、前記切欠きの周方向長さよりも長く、前記カバー部が前記切欠きの周方向全体を覆っていることを特徴とするリニアソレノイド。
  2. 請求項1に記載のリニアソレノイドにおいて、

    前記2次成形部は、前記コイルの外周を覆う前記2次成形樹脂によるモールド部の外周から外周側に突出して、前記切欠きの外周側に前記カバー部を保持する保持部を有しており、
    前記カバーの内周面と前記切欠きから露出する前記モールド部との間には、前記ヨークの厚さに応じた隙間が存在しており、
    前記保持部に、前記オイルが前記ヨーク内に侵入した場合に、前記切欠きから溢れるオイルを前記切欠きの軸方向開口側へ排出する排出通路が設けられていることを特徴とするリニアソレノイド。
  3. 請求項2に記載のリニアソレノイドにおいて、
    前記保持部は、前記切欠きの軸方向に延びるとともに、周方向に並ぶ2本の脚からなっており、
    前記2本の脚の内、搭載方向における地側の脚に、前記排出通路が設けられていることを特徴とするリニアソレノイド。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のリニアソレノイドにおいて、
    前記カバー部は、前記切欠きの軸方向全体及び周方向全体を覆うことを特徴とするリニアソレノイド。

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