JP5261858B2 - 通信制御装置およびその駆動方法並びにled表示器 - Google Patents

通信制御装置およびその駆動方法並びにled表示器 Download PDF

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Description

本発明は、通信部を備える通信装置に関係し、LED駆動通信制御によるLED表示器等に適用することができ、特に垂直同期信号又は水平同期信号等におけるLED表示用ユニット表示切替装置などの通信障害に対し信頼性良く復旧可能とする通信制御装置を提供することに適用可能である。
近年、高性能の赤色、緑色や青色のLEDが開発され、フルカラーのLED表示が可能となった。大型表示装置の中でも高輝度、長寿命かつ軽量などLEDの特長を生かした、LED表示装置が急速に普及している。また、その用途も多様化しつつあり、大型テレビ、広告、交通情報、立体表示器、照明用等あらゆるアプリケーションに柔軟に対応できるシステムが求められている。
このようなLEDが用いられるディスプレイとしては、ビルボード用などとして屋外用の大型ディスプレイから、プラットホームなど半屋内の中・小画面サイズのものまで、用途・場所に応じて、LEDディスプレイの画面サイズおよび画素ピッチも多様なディスプレイが使用されるようになってきた。また、従来の縦・横の画面比率(アスペクト比)も変化していく傾向にあり、HDTVに代表されるようなハイビジョン映像をLED表示する場合、映像データ量の増大、表示パネルのさらなる大画面化にも対応していかねばならない。また、高度情報ネットワーク下においては、ディスプレイもそうした通信インフラと接続され、遠隔操作で表示制御、メンテナンス等に対応できることが求められている。
このようなディスプレイは、たとえば16ドット×16ドット程度のLEDをマトリクス状に配列させて、これを一つのLEDユニットとしてモジュール化し、画面サイズや縦・横のアスペクト比などに応じて、LEDユニットをマトリクス状につなぎ合わせて構成される。図5に構成例としてLEDディスプレイ501を示す。コントローラ503に接続された複数の分配器504はLEDユニット502の各行毎に配設され、表示用の映像データおよび各種制御信号を各LEDユニット502に対し供給する。
制御信号520はたとえば、映像データの同期クロック、水平同期信号、垂直同期信号、ブランク信号、階調基準信号、および映像データのラッチ信号等があり、コントローラ503内で、信号の生成を行い分配器504を介して各LEDユニット502に供給する。分配器504から各LEDユニット502へ送信する表示用フルカラー映像データ510は少なくともRGB(赤色、緑色、青色)の各色の映像データを必要とし、階調分解能に応じて映像データのビット幅が決まる。
たとえば1色当たり256階調で表示する場合には、8ビット幅の映像データバスが3色分必要となる。これら映像データはLEDユニットの数×表示ドットの数を時分割して、LEDユニット502に供給される。各LEDユニット502内のシフトレジスタ回路505で映像データ510をビットシフトしていき、ある所定のデータ数を供給した時点でデータをラッチし、表示用映像データ510として取り込み映像データを表示することができる。
国際公開WO02/03365号
しかしながら、このようなLED表示装置はコントローラ503、分配器504とLEDユニット502間の表示用映像データ510を信号インタフェースとしてパラレルバスで伝送し、それに同期した同期クロックと各種制御信号520を供給している。そのため、LED表示装置が高精細化或いは大型化するにしたがって信号線数が増大するという問題があった。特に、表示画面が大型化しLEDユニット数が増大する傾向にある現在においては、信号線が増大し長くなると階調用基準信号、映像データの同期クロックのパルス幅劣化、ノイズへの影響が大きな問題となる。
まず第一に受信されたデータの内容が不正であると、通信部内の送信回路や受信回路が通常動作を行わなくなって通信ができなくなり、一度通信障害状態に陥ると復旧が困難になる場合があった。例えば、受信データにデータ長Aの指定がある場合で、通常は実際に送られてくるデータ長Bと一致しているが、何らかの理由でAがBより大きいと、受信したデータをそのまま送信する場合でも、送信するデータ長Aが実際に送信するデータ長Bより大きくなり、通常はAとBが一致すると送信を終了するが、この場合は永久に送信が終了できなくなり、例えば、最後に送信したデータと同じデータが繰り返し出力されることになって、こうなると通常動作への復旧は困難となる。さらには、電源変動や通信線の接触不良、通信中の通信線の挿抜(活線挿抜)等で受信回路や送信回路の動作に影響を与えた結果、通信障害状態に陥ることがあり、対応策が必要であった。第二には通信線の接触不良等がある場合は、接触状態によって通信状況が時々刻々と変化していくので過去に発生した通信状況を残しておく必要があるが、過去の通信状況を把握する手段が講じられていなかったため、通信障害履歴等の過去状態等が不明であった。
上記の問題点に鑑み、通信障害状態を認識した後、通信回路のリセット(初期化)を行い通常動作状態に速やかに復旧できる通信回路を提供することを目的とし、さらに第二の目的として、過去や現在発生している通信障害状態を記憶装置に格納しておき、外部から自由に読み出すことができるようにすることにより、通信障害状態を把握し、しいては対応策を検討できるような通信装置を提供することを目的とするものである。そして、加えて総合的には通信回路等のより高い信頼性の向上を図ることにある。
また、従来のLED表示器を備える建屋、典型的にはビルディング等の建物や広告搭などにおいては、画面の大型化とともに表示用配線増大などの影響でノイズが発生し、不要な電波として周囲に拡散、反射したりするので建屋内外でのテレビ、ラジオ等の電機製品に対し雑音ノイズ等となったり誤動作させるだけでなく、逆に、LED表示器の増大した配線がノイズなどを含む周囲の電波等に反応(拾う)する影響によって、LED表示器自体の表示品質を劣化させるだけでなく、配線含む表示器の重量の増大によりその支持枠や支持構造も堅牢で重くなるので、それを支える建屋自体にかかる負荷も大きくなり、建屋寿命や堅牢にするためのコスト増大等、様様な好ましからざる事項の誘発要因になっていた。
本発明は、(1)表示用ユニットの制御信号を供給するコントローラと前記表示用ユニットとの間、(2)表示用ユニット間、(3)前記コントローラと分配ボードとの間、又は(4)前記表示用ユニットと分配ボード間でデータを通信させる通信手段を有する通信制御装置において、前記通信手段に一定周期で入力される信号(V)によりカウント値が初期化されるカウンタ回路と、前記カウンタ回路がカウントするカウント値と予め設定された第一の比較値とを比較するとともに、前記第一の比較値と前記カウント値の一致を検出して、通信障害状態と判断し検出信号を発する第一の比較回路と、前記通信手段をリセットする信号を前記通信手段に直接出力する第二の比較回路と、を備えており、前記第一の比較回路が、記通信障害状態と判断する検出信号を発すると、前記カウンタ回路が、該検出信号により初期化され、前記第二の比較回路が、該検出信号を受けて、前記初期化されたカウンタ回路でカウントされるカウント値と、予め設定された第二の比較値とを比較すると共に、前記第二の比較値と前記カウント値の一致を検出して、前記通信手段をリセットする信号を前記通信手段に直接出力する通信制御装置である。これにより、通信障害状態と再現性良く確実に判断認識することができるとともに、比較値の設定を適宜設定することにより様様な通信状況やユニット表示方式や接続段数に対応した通信障害判断基準とすることができる。
本発明は、表示用ユニットの制御信号を供給するコントローラと表示用ユニットとの間又は/及び表示用ユニット間でデータを通信させる通信手段を有する通信制御装置において、通信手段に一定周期で入力される信号(V)からの所定の一定期間(T1)を検出し通信障害状態と判断する第一の検出手段を有する通信制御装置である。これにより所定の信号(V)が定期的に入力受信できない状況について通信障害と判断でき、また通信障害状態と判断する時間(T1)を通信システムに最適な値に適宜設定可能である。
本発明は、通信障害状態を記憶する通信状態情報記憶手段を有する通信制御装置であることが好ましい。また、本発明は、一定周期で入力される信号(V)は、垂直及び/又は水平同期信号であることが好ましい。
また、本発明は、表示用ユニットの制御信号を供給するコントローラと表示用ユニットとの間又は/及び表示用ユニット間でデータを通信させる通信手段を有する通信制御装置において、通信手段に一定周期で入力される信号(V)によりカウント値が初期化されるカウンタ回路と、カウンタ回路がカウントするカウント値と予め設定された第一の比較値とを比較すると共に第一の比較値とカウント値の一致を検出し通信障害状態と判断する第一の比較回路と、通信障害状態と判断する検出信号により初期化されたカウンタ回路によりカウントするカウント値と予め設定された第二の比較値とを比較するとともに、第二の比較値とカウント値の一致を検出し通信手段をリセットする信号を出す第二の比較回路とを有する通信制御装置である。この構成とすることにより、確実に通信障害状態を検出することが出来るとともに、信号(V)からのカウント時間によって再現性良く通信障害状態を判断できる。さらに、通信障害状態と判断した後、第二の比較回路が第二の比較値を検出するたびに通信手段を初期化(リセット)する第二の検出手段を有することにより、通信障害状態と判断した後の通信手段は、復旧確認されるまで何度でもリセットされ、前記通信手段は信号(V)の入力に備えることができ、速やかに通常動作状態に復旧することができる。
本発明は、表示用ユニットの制御信号を供給するコントローラと表示用ユニットとの間及び/又は表示用ユニット間でデータを通信させる通信手段を有する通信制御装置において、通信手段に一定周期で入力される信号(V)からの所定の一定期間(T1)を検出し通信障害状態と判断する第一の検出手段と、通信障害状態と判断する検出信号から所定の一定期間(T2)を検出し、通信手段の少なくとも受信手段と送信手段をリセットする信号を出す第二の検出手段とを有する通信制御装置である。この発明により、入力信号の中断時間(T1)を検出し送受信装置を時間(T2)後にリセットすることができる。
本発明は、通信障害状態を記憶する通信状態情報記憶手段を有する通信制御装置である。また、本発明は、一定周期で入力される信号(V)は、垂直及び/又は水平同期信号である通信制御装置である。本発明は、通信障害状態を記憶した通信状態情報記憶手段が、通信手段からの第一の信号が入力されると、通信障害状態の記憶が消去される記憶手段ある通信制御装置である。
本発明は、表示用ユニットの制御信号を供給するコントローラと表示用ユニットとの間又は/及び表示用ユニット間でデータを通信させる通信手段を有するLED表示器において、通信手段に一定周期で入力される信号(V)によりカウント値が初期化されるカウンタ回路と、カウンタ回路がカウントするカウント値と予め入力された比較値(M)とを比較すると共に比較値(M)とカウント値の一致を検出し通信障害状態と判断する比較回路とを有するLED表示器である。この発明によって、一定周期で入力される信号(V)が途切れカウンタ回路と比較回路を備えた通信障害状態と判断することができるLED表示器とすることができる。また、見栄え上問題になるような通信エラーのみエラー検出して復旧動作させることもできる。
本発明は、表示用ユニットの制御信号を供給するコントローラと表示用ユニットとの間又は/及び表示用ユニット間でデータを通信させる通信手段を有するLED表示器において、通信手段に一定周期で入力される信号(V)からの所定の一定期間(T1)を検出し通信障害状態と判断する第一の検出手段を有するLED表示器である。本発明は、通信障害状態を記憶する通信状態情報記憶手段を有するLED表示器である。
本発明は、一定周期で入力される信号(V)は、垂直及び/又は水平同期信号であるLED表示器である。本発明は、表示用ユニットの制御信号を供給するコントローラと表示用ユニットとの間又は/及び表示用ユニット間でデータを通信させる通信手段を有するLED表示器において、通信手段に一定周期で入力される信号(V)によりカウント値が初期化されるカウンタ回路と、カウンタ回路がカウントするカウント値と予め設定された第一の比較値とを比較すると共に第一の比較値とカウント値の一致を検出し通信障害状態と判断する第一の比較回路と、通信障害状態と判断する検出信号により初期化されたカウンタ回路によりカウントするカウント値と予め設定された第二の比較値とを比較するとともに、第二の比較値とカウント値の一致を検出し通信手段をリセットする信号を出す第二の比較回路とを有するLED表示器である。
本発明は、表示用ユニットの制御信号を供給するコントローラと表示用ユニットとの間及び/又は表示用ユニット間でデータを通信させる通信手段を有するLED表示器において、通信手段に一定周期で入力される信号(V)からの所定の一定期間(T1)を検出し通信障害状態と判断する第一の検出手段と、通信障害状態と判断する検出信号から所定の一定期間(T2)を検出し、通信手段の少なくとも受信手段と送信手段をリセットする信号を出す第二の検出手段とを有するLED表示器である。また、本発明は、通信障害状態を記憶する通信状態情報記憶手段を有するLED表示器である。
本発明は、一定周期で入力される信号(V)が、垂直及び/又は水平同期信号である。本発明は、通信障害状態を記憶した通信状態情報記憶手段が、通信手段からの第一の信号が入力されると、通信障害状態の記憶が消去される記憶手段であり、第一の信号が任意時に入力できる通信手段であることが好ましい。
本発明は、表示用ユニットの制御信号を供給するコントローラと分配ボードとの間又は/及び前記表示用ユニットと分配ボード間でデータを通信させる通信手段を有する通信制御装置において、通信手段に一定周期で入力される信号(V)によりカウント値が初期化されるカウンタ回路と、カウンタ回路がカウントするカウント値と予め入力された比較値(M)とを比較すると共に比較値(M)とカウント値の一致を検出し通信障害状態と判断する比較回路とを有する通信制御装置である。また、本発明は、表示用ユニットの制御信号を供給するコントローラと分配ボードとの間又は/及び表示用ユニットと分配ボード間でデータを通信させる通信手段を有する通信制御装置において、通信手段に一定周期で入力される信号(V)からの所定の一定期間(T1)を検出し通信障害状態と判断する第一の検出手段を有する通信制御装置である。
本発明は、通信障害状態を記憶する通信状態情報記憶手段を有する通信制御装置である。本発明は、一定周期で入力される信号(V)は、垂直及び/又は水平同期信号である信制御装置である。本発明は、表示用ユニットの制御信号を供給するコントローラと分配ボードとの間又は/及び表示用ユニットと分配ボード間でデータを通信させる通信手段を有する通信制御装置において、通信手段に一定周期で入力される信号(V)によりカウント値が初期化されるカウンタ回路と、カウンタ回路がカウントするカウント値と予め設定された第一の比較値とを比較すると共に第一の比較値とカウント値の一致を検出し通信障害状態と判断する第一の比較回路と、通信障害状態と判断する検出信号により初期化されたカウンタ回路によりカウントするカウント値と予め設定された第二の比較値とを比較するとともに、第二の比較値とカウント値の一致を検出し通信手段をリセットする信号を出す第二の比較回路とを有する通信制御装置である。
また、本発明は、表示用ユニットの制御信号を供給するコントローラと分配ボードとの間及び/又は表示用ユニットと分配ボード間でデータを通信させる通信手段を有する通信制御装置において、通信手段に一定周期で入力される信号(V)からの所定の一定期間(T1)を検出し通信障害状態と判断する第一の検出手段と、通信障害状態と判断する検出信号から所定の一定期間(T2)を検出し、通信手段の少なくとも受信手段と送信手段をリセットする信号を出す第二の検出手段とを有する通信制御装置である。本発明は、通信障害状態を記憶する通信状態情報記憶手段を有する通信制御装置である。
本発明は、一定周期で入力される信号(V)は、垂直及び/又は水平同期信号である通信制御装置である。本発明は、通信障害状態を記憶した通信状態情報記憶手段が、通信手段からの第一の信号が入力されると、通信障害状態の記憶が消去される記憶手段であり、第一の信号が任意時に入力できる通信手段である通信制御装置である。
本発明は、表示用ユニットの制御信号を供給するコントローラと分配ボードとの間又は/及び表示用ユニットと分配ボード間でデータを通信させる通信手段を有するLED表示器において、通信手段に一定周期で入力される信号(V)によりカウント値が初期化されるカウンタ回路と、カウンタ回路がカウントするカウント値と予め入力された比較値(M)とを比較すると共に比較値(M)とカウント値の一致を検出し通信障害状態と判断する比較回路とを有するLED表示器である。
また、本発明は、表示用ユニットの制御信号を供給するコントローラと分配ボードとの間又は/及び表示用ユニットと分配ボード間でデータを通信させる通信手段を有するLED表示器において、通信手段に一定周期で入力される信号(V)からの所定の一定期間(T1)を検出し通信障害状態と判断する第一の検出手段を有するLED表示器である。本発明は、通信障害状態を記憶する通信状態情報記憶手段を有するLED表示器である。
本発明は、一定周期で入力される信号(V)が、垂直及び/又は水平同期信号であるLED表示器である。本発明は、表示用ユニットの制御信号を供給するコントローラと分配ボードとの間又は/及び表示用ユニットと分配ボード間でデータを通信させる通信手段を有するLED表示器において、通信手段に一定周期で入力される信号(V)によりカウント値が初期化されるカウンタ回路と、カウンタ回路がカウントするカウント値と予め設定された第一の比較値とを比較すると共に第一の比較値とカウント値の一致を検出し通信障害状態と判断する第一の比較回路と、通信障害状態と判断する検出信号により初期化されたカウンタ回路によりカウントするカウント値と予め設定された第二の比較値とを比較するとともに、第二の比較値とカウント値の一致を検出し通信手段をリセットする信号を出す第二の比較回路とを有するLED表示器である。
本発明は、表示用ユニットの制御信号を供給するコントローラと分配ボードとの間及び/又は表示用ユニットと分配ボード間でデータを通信させる通信手段を有するLED表示器において、通信手段に一定周期で入力される信号(V)からの所定の一定期間(T1)を検出し通信障害状態と判断する第一の検出手段と、通信障害状態と判断する検出信号から所定の一定期間(T2)を検出し、通信手段の少なくとも受信手段と送信手段をリセットする信号を出す第二の検出手段とを有するLED表示器である。
本発明は、通信障害状態を記憶する通信状態情報記憶手段を有するLED表示器である。本発明は、一定周期で入力される信号(V)が、垂直及び/又は水平同期信号であるLED表示器である。本発明は、通信障害状態を記憶した通信状態情報記憶手段が、通信手段からの第一の信号が入力されると、通信障害状態の記憶が消去される記憶手段であり、第一の信号が任意時に入力できる通信手段であるLED表示器である。
本発明は、通信手段に一定周期で入力される信号(V)によりカウント値が初期化されるカウンタ回路と、カウンタ回路がカウントするカウント値と予め設定された比較値(M)とを比較すると共に前記比較値(M)とカウント値の一致を検出し通信障害状態と判断する比較回路とを有する通信制御装置である。本発明は、通信手段に一定周期で入力される信号(V)からの所定の一定期間(T1)を検出し通信障害状態と判断する第一の検出手段を有する通信制御装置である。
本発明は、通信障害状態を記憶する通信状態情報記憶手段を有する通信制御装置である。また本発明は、一定周期で入力される信号(V)は、垂直及び/又は水平同期信号である通信制御装置である。
本発明は、通信手段に一定周期で入力される信号(V)によりカウント値が初期化されるカウンタ回路と、カウンタ回路がカウントするカウント値と予め設定された第一の比較値とを比較すると共に第一の比較値とカウント値の一致を検出し通信障害状態と判断する第一の比較回路と、通信障害状態と判断する検出信号により初期化されたカウンタ回路によりカウントするカウント値と予め設定された第二の比較値とを比較するとともに、第二の比較値とカウント値の一致を検出し通信手段をリセットする信号を出す第二の比較回路とを有する通信制御装置である。本発明は、通信手段に一定周期で入力される信号(V)からの所定の一定期間(T1)を検出し通信障害状態と判断する第一の検出手段と、通信障害状態と判断する検出信号から所定の一定期間(T2)を検出し、通信手段の少なくとも受信手段と送信手段をリセットする信号を出す第二の検出手段とを有する通信制御装置である。
本発明は、通信障害状態を記憶する通信状態情報記憶手段を有する通信制御装置である。本発明は、一定周期で入力される信号(V)が、垂直及び/又は水平同期信号である通信制御装置である。本発明は、通信障害状態を記憶した通信状態情報記憶手段が、通信手段からの第一の信号が入力されると、通信障害状態の記憶が消去される記憶手段であり、第一の信号が任意時に入力できる通信手段である通信制御装置である。
本発明は、表示用ユニットの制御信号を供給するコントローラと表示用ユニットとの間又は/及び表示用ユニット間でデータを通信させる通信手段を有するLED表示器を備えるビルディングにおいて、通信手段に一定周期で入力される信号(V)によりカウント値が初期化されるカウンタ回路と、カウンタ回路がカウントするカウント値と予め入力された比較値(M)とを比較すると共に比較値(M)とカウント値の一致を検出し通信障害状態と判断する比較回路とを有するLED表示器を備えるビルディングである。本発明は、表示用ユニットの制御信号を供給するコントローラと表示用ユニットとの間又は/及び表示用ユニット間でデータを通信させる通信手段を有するLED表示器を備えるビルディングにおいて、通信手段に一定周期で入力される信号(V)からの所定の一定期間(T1)を検出し通信障害状態と判断する第一の検出手段を有するLED表示器を備えるビルディングである。
本発明は、通信障害状態を記憶する通信状態情報記憶手段を有するLED表示器を備えるビルディングである。本発明は、一定周期で入力される信号(V)は、垂直及び/又は水平同期信号であるLED表示器を備えるビルディングである。また、本発明は、表示用ユニットの制御信号を供給するコントローラと表示用ユニットとの間又は/及び表示用ユニット間でデータを通信させる通信手段を有するLED表示器を備えるビルディングにおいて、通信手段に一定周期で入力される信号(V)によりカウント値が初期化されるカウンタ回路と、カウンタ回路がカウントするカウント値と予め設定された第一の比較値とを比較すると共に第一の比較値とカウント値の一致を検出し通信障害状態と判断する第一の比較回路と、通信障害状態と判断する検出信号により初期化されたカウンタ回路によりカウントするカウント値と予め設定された第二の比較値とを比較するとともに、第二の比較値とカウント値の一致を検出し通信手段をリセットする信号を出す第二の比較回路とを有するLED表示器を備えるビルディングである。
本発明は、表示用ユニットの制御信号を供給するコントローラと表示用ユニットとの間及び/又は表示用ユニット間でデータを通信させる通信手段を有するLED表示器を備えるビルディングにおいて、通信手段に一定周期で入力される信号(V)からの所定の一定期間(T1)を検出し通信障害状態と判断する第一の検出手段と、通信障害状態と判断する検出信号から所定の一定期間(T2)を検出し、通信手段の少なくとも受信手段と送信手段をリセットする信号を出す第二の検出手段とを有するLED表示器を備えるビルディングである。また、本発明は、通信障害状態を記憶する通信状態情報記憶手段を有するLED表示器を備えるビルディングである。
本発明は、一定周期で入力される信号(V)は、垂直及び/又は水平同期信号であるLED表示器を備えるビルディングである。本発明は、通信障害状態を記憶した通信状態情報記憶手段は、通信手段からの第一の信号が入力されると、通信障害状態の記憶が消去される記憶手段であり、第一の信号が任意時に入力できる通信手段であるLED表示器を備えるビルディングである。
本発明は、表示用ユニットの制御信号を供給するコントローラと分配ボードとの間又は/及び表示用ユニットと分配ボード間でデータを通信させる通信手段を有するLED表示器を備えるビルディングにおいて、通信手段に一定周期で入力される信号(V)によりカウント値が初期化されるカウンタ回路と、カウンタ回路がカウントするカウント値と予め入力された比較値(M)とを比較すると共に比較値(M)とカウント値の一致を検出し通信障害状態と判断する比較回路とを有するLED表示器を備えるビルディングである。本発明は、表示用ユニットの制御信号を供給するコントローラと分配ボードとの間又は/及び表示用ユニットと分配ボード間でデータを通信させる通信手段を有するLED表示器を備えるビルディングにおいて、通信手段に一定周期で入力される信号(V)からの所定の一定期間(T1)を検出し通信障害状態と判断する第一の検出手段を有するLED表示器を備えるビルディングである。
本発明は、通信障害状態を記憶する通信状態情報記憶手段を有するLED表示器を備えるビルディングである。本発明は、一定周期で入力される信号(V)が、垂直及び/又は水平同期信号であるLED表示器を備えるビルディングである。本発明は、表示用ユニットの制御信号を供給するコントローラと分配ボードとの間又は/及び表示用ユニットと分配ボード間でデータを通信させる通信手段を有するLED表示器を備えるビルディングにおいて、通信手段に一定周期で入力される信号(V)によりカウント値が初期化されるカウンタ回路と、カウンタ回路がカウントするカウント値と予め設定された第一の比較値とを比較すると共に第一の比較値とカウント値の一致を検出し通信障害状態と判断する第一の比較回路と、通信障害状態と判断する検出信号により初期化されたカウンタ回路によりカウントするカウント値と予め設定された第二の比較値とを比較するとともに、第二の比較値とカウント値の一致を検出し通信手段をリセットする信号を出す第二の比較回路とを有するLED表示器を備えるビルディングである。
本発明は、表示用ユニットの制御信号を供給するコントローラと分配ボードとの間及び/又は表示用ユニットと分配ボード間でデータを通信させる通信手段を有するLED表示器を備えるビルディングにおいて、通信手段に一定周期で入力される信号(V)からの所定の一定期間(T1)を検出し通信障害状態と判断する第一の検出手段と、通信障害状態と判断する検出信号から所定の一定期間(T2)を検出し、通信手段の少なくとも受信手段と送信手段をリセットする信号を出す第二の検出手段とを有するLED表示器を備えるビルディングである。本発明は、通信障害状態を記憶する通信状態情報記憶手段を有するLED表示器を備えるビルディングである。
本発明は、一定周期で入力される信号(V)が、垂直及び/又は水平同期信号であるLED表示器を備えるビルディングである。本発明は、通信障害状態を記憶した通信状態情報記憶手段は、通信手段からの第一の信号が入力されると、通信障害状態の記憶が消去される記憶手段であり、第一の信号が任意時に入力できる通信手段であるLED表示器を備えるビルディングである。
本発明は、表示用ユニットの制御信号を供給するコントローラと表示用ユニットとの間又は/及び表示用ユニット間でデータを通信させる通信手段を有するLED表示器の駆動方法において、通信手段に一定周期で入力される信号(V)によりカウント値が初期化されるカウンタ回路と、カウンタ回路がカウントするカウント値と予め設定された第一の比較値とを比較すると共に第一の比較値とカウント値の一致を検出し通信障害状態と判断する第一の比較回路と、通信障害状態と判断する検出信号により初期化されたカウンタ回路によりカウントするカウント値と予め設定された第二の比較値とを比較するとともに、第二の比較値とカウント値の一致を検出し通信手段をリセットする信号を出す第二の比較回路とを有するLED表示器の駆動方法である。
本発明は、(1)表示用ユニットの制御信号を供給するコントローラと表示用ユニットとの間、(2)表示用ユニット間、(3)前記コントローラと分配ボードとの間、又は(4)前記表示用ユニットと分配ボード間でデータを通信させる通信手段を有する通信制御装置の駆動方法において、通信手段に一定周期で入力される信号(V)によりカウント値を初期化する第一の工程と、カウントしたカウント値と予め設定した第一の比較値とを比較すると共に前記第一の比較値と前記カウント値の一致を検出して通信障害状態と判断する第二の工程と、前記通信障害状態と判断した後、初期化された前記カウント値と予め設定された第二の比較値とを比較するとともに、前記第二の比較値と前記カウント値の一致を検出し、前記通信手段を直接リセットする第三の工程とを有する通信制御装置の駆動方法である。
本発明は、通信障害状態を記憶する通信状態情報記憶手段を有するLED表示器の駆動方法である。本発明は、一定周期で入力される信号(V)は、垂直及び/又は水平同期信号であるLED表示器の駆動方法である。本発明は、表示用ユニットの制御信号を供給するコントローラと分配ボードとの間又は/及び表示用ユニットと分配ボード間でデータを通信させる通信手段を有する通信制御装置の駆動方法において、通信手段に一定周期で入力される信号(V)によりカウント値が初期化されるカウンタ回路と、カウンタ回路がカウントするカウント値と予め設定された第一の比較値とを比較すると共に第一の比較値とカウント値の一致を検出し通信障害状態と判断する第一の比較回路と、通信障害状態と判断する検出信号により初期化されたカウンタ回路によりカウントするカウント値と予め設定された第二の比較値とを比較するとともに、第二の比較値とカウント値の一致を検出し通信手段をリセットする信号を出す第二の比較回路とを有する通信制御装置の駆動方法である。
本発明は、表示用ユニットの制御信号を供給するコントローラと分配ボードとの間及び/又は表示用ユニットと分配ボード間でデータを通信させる通信手段を有する通信制御装置の駆動方法において、通信手段に一定周期で入力される信号(V)からの所定の一定期間(T1)を検出し通信障害状態と判断する第一の検出手段と、通信障害状態と判断する検出信号から所定の一定期間(T2)を検出し、通信手段の少なくとも受信手段と送信手段をリセットする信号を出す第二の検出手段とを有する通信制御装置の駆動方法である。本発明は、通信障害状態を記憶する通信状態情報記憶手段を有する通信制御装置の駆動方法である。
本発明は、LEDユニットコントローラ(35)から全2重又は半2重双方向パケット通信(34)できるよう通信用信号コネクタ(33)を介しカスケード接続された複数のLEDユニット(31)で構成されるLEDユニットブロック(32)を備えるLED表示器において、少なくとも前記LEDユニット(31)が受信回路(11)と送信回路(12)を有する通信部(13)と、受信回路(11)から垂直同期信号(110)が入力されるよう電気的に接続されたカウンタ回路(15)と、カウンタ回路(15)のカウント値(113)と予め設定された比較値1(114)とを比較して一致すれば前記カウンタ回路(15)に入力されリセット信号となりかつ記憶装置(18)に入力されフラグ1(115)を出力する比較回路1(16)と、カウンタ回路(15)と電気的に接続され比較回路2(17)と、を有する保護回路を備え、前記比較回路1(16)からフラグ1(115)が出力されると、これを受けて前記カウンタ回路(15)が初期化され、前記比較回路2(17)は、該フラグを受けて、前記初期化されたカウンタ回路(15)のカウント値と予め設定された比較値2(116)とを比較し、該値が一致すれば通信部リセット信号(111)を前記通信部(13)に直接出力るLED表示器である。
本発明は、記憶装置(18)が通信部(13)と電気的に接続され記憶装置(18)に記憶されたフラグ1(115)からなる通信障害情報(verr−b)(112)を通信部(13)が任意に読み出すとともに、受信回路(11)から記憶装置(18)内の通信障害情報(verr−b)(112)を消去できるリードクリア信号(19)が入力される記憶装置であるLED表示器である。
本発明は、LEDコントローラ(71)から全2重双方向パケット通信(76)できるようカスケード接続された複数の分配ボード(72)と分配ボード(72)にスター型配線にて放射状に接続されるLEDユニット(73)から構成されるLED表示器において、少なくとも分配ボード(72)が受信回路(11)と送信回路(12)を有する通信部(13)と、受信回路(11)から垂直同期信号(110)が入力されるよう電気的に接続されたカウンタ回路(15)と、カウンタ回路(15)のカウント値(113)と予め設定された比較値1(114)とを比較して一致すれば前記カウンタ回路(15)に入力されリセット信号となりかつ記憶装置(18)に入力されフラグ1(115)を出力する比較回路1(16)と、カウンタ回路(15)と電気的に接続され比較回路2(17)からなる保護回路を備え、前記比較回路1(16)からフラグ1(115)が出力されると、これを受けて前記カウンタ回路(15)が初期化され、前記比較回路2(17)は、該フラグを受けて、前記初期化されたカウンタ回路(15)のカウント値と予め設定された比較値2(116)とを比較し、該値が一致すれば通信部リセット信号(111)を通信部(13)に直接出力るLED表示器である。
本発明は、記憶装置(18)が通信部(13)と電気的に接続され記憶装置(18)に記憶されたフラグ1(115)からなる通信障害情報(verr−b)(112)を前記通信部(13)が任意に読み出すとともに、受信回路(11)から記憶装置(18)内の通信障害情報(verr−b)(112)を消去できるリードクリア信号(19)が入力される記憶装置であるLED表示器である。本発明は、記憶装置(18)が、カウンタ回路1(15)からカウント状況を示す通信状態(ve−cnt)(119)が記憶装置(18)へ入力され記憶されるとともに、予め設定された比較値1(114)と予め設定された比較値2(116)が記憶装置(18)に設定保持されているLED表示器である。
本発明は、LEDユニットコントローラ(35)から全2重又は半2重双方向パケット通信(34)できるよう通信用信号コネクタ(33)を介しカスケード接続された複数のLEDユニット(31)で構成されるLEDユニットブロック(32)を備えるLED表示器において、少なくとも前記LEDユニット(31)が受信回路(11)と送信回路(12)を有する通信部(13)と、受信回路(11)から垂直同期信号(110)が入力されるよう電気的に接続されたカウンタ回路(15)と、記カウンタ回路(15)のカウント値(113)と予め設定された比較値1(114)とを比較して一致すれば前記カウンタ回路(15)に入力されリセット信号となりかつ記憶装置(18)に入力されるフラグ1(115)を前記カウンタ回路(15)に、通信部リセット信号(111)前記通信部(13)に、それぞれ出力する比較回路1(16)からな保護回路を備えLED表示器である。ここで、フラグ1と通信部リセット信号を選択的に出力する比較回路1の典型例としては、図13として実施例5に示すような回路構成において、図14のタイミングチャートに示すようにフラグ1が挙がっている状態でカウント値が一致すれば通信部リセット信号を出力し、それ以外の状態でカウント値が一致すればフラグ1を挙げるという比較回路1である。
本発明は、記憶装置(18)が通信部(13)と電気的に接続され記憶装置(18)に記憶された前記フラグ1(115)からなる通信障害情報(verr−b)(112)を通信部(13)が任意に読み出すとともに、受信回路(11)から記憶装置(18)内の通信障害情報(verr−b)(112)を消去できるリードクリア信号(19)が入力される記憶装置であるLED表示器である。
本発明は、LEDコントローラ(71)から全2重双方向パケット通信(76)できるようカスケード接続された複数の分配ボード(72)と分配ボード(72)にスター型配線にて放射状に接続されるLEDユニット(73)から構成されるLED表示器において、少なくとも分配ボード(72)が受信回路(11)と送信回路(12)を有する通信部(13)と、受信回路(11)から垂直同期信号(110)が入力されるよう電気的に接続されたカウンタ回路(15)と、カウンタ回路(15)のカウント値(113)と予め設定された比較値1(114)とを比較して一致すれば前記カウンタ回路(15)に入力されリセット信号となりかつ記憶装置(18)に入力されるフラグ1(115)を前記カウンタ回路(15)に、通信部リセット信号(111)前記通信部(13)に、それぞれ出力する比較回路1(16)からな保護回路を備えるLED表示器である。
本発明は、記憶装置(18)が通信部(13)と電気的に接続され記憶装置(18)に記憶された前記フラグ1(115)からなる通信障害情報(verr−b)(112)を前記通信部(13)が任意に読み出すとともに、受信回路(11)から記憶装置(18)内の通信障害情報(verr−b)(112)を消去できるリードクリア信号(19)が入力される記憶装置であるLED表示器である。本発明は、記憶装置(18)が、カウンタ回路1(15)からカウント状況を示す通信状態(ve−cnt)(119)が記憶装置(18)へ入力され記憶されるとともに、予め設定された比較値1(114)と予め設定された比較値2(116)が記憶装置(18)に設定保持されているLED表示器である。
本発明は、少なくとも送信回路(173)と受信回路(172)からなる通信部(174)と、通信部(174)から一定周期の信号(V)が入力され該信号(V)からの所定の時間(T1)を検出する第一の検出手段(170)と、第一の検出手段(170)と接続され所定の時間(T1)を検出する検出信号が入力されかつ、検出信号が入力されてから所定の時間(T2)を検出して少なくとも通信部(174)を含む通信手段(175)のリセット信号を出力する第二の検出手段(171)とを備える通信制御装置である。これにより、通信が完全に復旧するまでリセット信号を供出しつづける通信障害を完全復旧するための回路を構成することができる。また、本発明は、表示用LEDユニットもしくは表示用LEDコントローラ対表示用LEDユニット間通信で、一定周期で入力される垂直又は水平同期信号が、ある一定期間以上受信されていないことを検出するLED駆動用通信制御回路である。
また、本発明は、一定周期で入力される垂直又は水平同期信号が、受信されていない一定期間が調整できるLED駆動用通信制御回路である。また、本発明は、一定周期で入力される垂直又は水平同期信号が、一定期間以上受信されないことを検出すると、通信障害状態と判断しその情報を記憶することのできる通信状態情報記憶装置を備えたLED駆動用通信制御回路である。
本発明は、通信障害状態になってからさらに一定期間経過すると、少なくとも通信部内部の受信回路と送信回路のリセットを行うLED駆動用通信制御回路である。本発明は、通信障害状態になってから、少なくとも通信部内部の受信回路と送信回路のリセットを行うまでの所定期間が調整できるLED駆動用通信制御回路である。
本発明は、通信障害状態で信号を検出すると、通信障害状態から通常動作状態に復旧する機能を備えたLED駆動用通信制御回路である。また、本発明は、通信障害状態情報を記憶した通信状態情報記憶装置は、リードクリア信号が入力されるまで通信状態復旧後も通信障害状態情報記憶が保持される機能を備えたLED駆動用通信制御回路である。
(通信部)
また、本発明にいう通信部とは、例えば外部との通信をするための送信手段や受信手段を備えることにより、外部との情報を含めた信号等の受信、送信などにより通信を行える手段であり、典型的には通信手段の中の通信部(13)であり、電波や赤外線、光波、電磁波などを媒体とする無線通信や電気、電子、光、振動、伸縮などを信号媒体とする有線通信など通信の種類や方法は限定されるものではなく、例えば受信回路と送信回路等を備えることにより、外部との信号などやり取り(通信)をすることができるものであり、典型的構成としては双方向通信をするものである。尚、本発明にいう通信とは、双方向ではない一方向通信や有線、無線を問うものではない。
また、通信手段とは少なくとも通信部と第一の検出手段を含むものであり、好ましくは第二の検出手段やカウンタ回路、比較回路、記憶手段等、その他の回路構成を有することもできる。
(通信制御装置)
本発明にいう通信制御装置とは、例えばドットマトリックスのLED表示器に映像や文字など点灯表示させるための各種情報信号を通信するとともに、それらの信号を期待通り正確に表示点灯させるための各種制御信号などについて通信部も含めコントロール、分配、結合など制御できる装置等をいう。
(信号(V))
本発明にいう一定周期で入力される信号(V)とは、例えば映像データの同期クロック、水平同期信号、垂直同期信号、ブランク信号、階調基準信号、及び映像データのラッチ信号等、制御信号他として使用できる信号であれば適用可能であり特に限定されるものではない。画像切換え信号として垂直同期信号を基準に一画面表示データをパケットとして、各ユニットごとにひとまとまりで送る場合には垂直同期信号が好ましく用いられる。
(カウンタ回路)
本発明にいうカウンタ回路とは、例えば通常のカウンタ回路であり所定の数値を規定のタイミングで順次カウントしていくことにより、所定時間に対応するカウント数(又はカウント値)について計数すればよく、すなわち計時できるものもあるがこれに限定されるものではない。またカウントされる値は本明細書においては比較回路1に入力されるカウンタ値をカウンタ値1とし、比較回路2を備える場合に比較回路2に入力される値をカウンタ値2としているが、比較回路は必ずしも2つ備えなくとも本発明回路の機能を構成できる。
このカウンタ回路1(15)は、典型例としては一定周期で入力される信号(V)、例えば垂直同期信号(V)ごとにリセットされ、また比較回路1(16)から出力されるフラグ1(15)でもリセットされ、また通信部リセット信号(111)でもリセットされる。通信部リセット信号(111)は、少なくとも通信部(13)全体及びカウンタ回路1(15)をリセットするように入力されており、すなわち通信部リセット信号(111)とは通信部(13)を含む通信手段をリセットする信号である。
(比較値)
本発明にいう比較値、例えば比較値1(M)とは、第一の比較回路においてカウンタ回路のカウンタ値と比較される値であり、任意の所定値に設定できるものである。例えば信号(V)からの時間(T1)に相応するカウント値として比較値(M)を設定することも可能である。同様に比較値(N)についても、任意の所定値に設定できるものである。例えば通信障害と判断されてからの時間(T2)に相応するカウント値として比較値(N)を設定することも可能である。また、MとNは説明の便宜上の数値であり同じであっても違っていても、大小関係についても任意である。また第二の比較回路(比較回路2)を備えた場合には、第二の比較回路で比較される比較値を第二の比較値(比較値2)という。第二の比較値と第二の比較回路は必ずしも備えなくても本発明の機能を有する構成を実現できる。また、比較値は比較回路自体に設定してもよいし、記憶装置等に記憶設定しておき、比較回路にて読み出し可能なように回路構成しても良い。さらには比較値の設定において固定値とすることも可能であるし、外部からの可変値として設定変更可能なよう構成してもよい。設定変更可能なように回路構成した場合には、通信装置やLED表示器等が使用される環境や状況、要求仕様等の表示品質において適宜設計設定することができる。
(通信障害状態)
本発明にいう通信障害状態とは、通常状態(又は正常状態又は定常駆動状態)とは異なる状態を示すものであり、通常の通信が行えない様態を指す。すなわち例えばLED表示器などにおいては表示データ等に関わる通信信号の送受信、すなわち表示情報や各種制御信号等の通信データやり取りができなくなっている状態を指し、例えば本来入力されるべき受信信号が入力されない状態や送信すべき送信信号が出力されない状態、通信信号が断絶した状態などが考えられる。
(通信障害情報)
通信障害情報(112)は、少なくとも通信状態記憶情報(119)と障害の発生有無を示すフラグ1の“high”、“low”を共に含むものであり読み出すことができるものである。その他通信障害の継続時間や発生日時、回数、程度、内容、発生場所等の様々な通信障害に関わる情報を提供し、保持し、出力できるように構成することが可能である。
(通信状態記憶情報)
本発明にいう通信状態記憶情報(119)とは、典型的には通信障害状態の継続期間であるが、その目安となる時間やカウンタのカウント値で代替可能である。また、記憶される情報には、通信障害情報(112)を含むことが好ましい。
(検出手段)
本発明にいう通信障害状態と判断する検出手段とは、例えば第一の検出手段と第二の検出手段からなり典型的には本発明回路(14)であるが、例えばカウンタ回路1(15)と比較回路1(16)を備えることにより所定時間(T1)間にカウントするカウント値(M)を比較回路1(16)で検出すると同時に、比較回路1(16)がフラグ1(115)を挙げることにより回路としての通信障害状態を決定できるような検出手段とすることができるが、機能的に通信障害状態を検出できる構成であれば、その他の構成をとることを排除するものではない。
典型的な第一の検出手段とは、一定周期の信号(V)からの時間(T1)を測定できる手段であって、典型例としてはカウンタ回路と比較回路で構成される。また、これに付随して記憶装置を設けたり、比較回路での比較値を外部から任意設定できるように構成しても良い。記憶装置を設けた場合には、通信障害に関わる情報すなわち、通信障害の回数や時間、現在や過去の通信状況などについてカウンタ回路や比較回路からの信号に基づき入力し記憶し、出力させるようにしても良い。また、比較値を外部設定可能なように構成した場合には、通信障害の発生状況や使用環境等に応じて任意に設定変更できるので汎用性が高い装置を構成できる。第一の検出手段が時間(T1)を検出した場合には、通信部の送信回路や受信回路をリセットする信号を出力するように比較回路等の信号出力と通信部を電気接続することもできる。また、第二の検出手段を設ける場合には、上記比較回路等の信号出力と第二の検出手段を電気的に接続し、第二の検出手段が所定の時間(T2)を検出した後、第二の検出手段が少なくとも通信部をリセットする信号を出力するようにしても良い。
典型的な第二の検出手段とは比較回路とカウンタ回路で構成され、通信障害状態と認識する第一の検出手段からの信号(例えばフラグ1)の入力から所定の時間(T2)を検出し、通信部をリセットする信号を出力するものである。通信部をリセットする信号は同時にカウンタ回路にも入力されカウンタ回路もリセットしてもよい。また、カウンタ回路は第一の検出手段と第二の検出手段で一つのカウンタ回路で併用して構成することも可能であるが、それぞれのカウンタ回路を設置してもまた、3以上のカウンタ回路にて検出手段を構成してもよい。
図17に示すように、第一の検出手段にて信号(V)の継続的入力を監視し、信号(V)が途絶えた場合には通信障害状態と判断して、判断後第二の検出手段でさらに一定期間(T2)を検出するごとに、第二の検出手段からリセット信号を出力し、通信部や第一の検出手段、第二の検出手段を含む通信手段をリセットすることが望ましい。この場合においても、第二の検出手段は省略可能である。
本発明にいう第二の検出手段とは、別の典型例としては本発明回路(14)の中で、例えばカウンタ回路(15)と比較回路(17)と記憶装置(18)などから構成される回路であって、通信障害状態と判断したあとで、正常状態への速やかな復旧が可能な通信部リセット信号を所定の時間(T2)ごとに送信し、且つ通信障害状態に関連する様々な情報を記憶・保持できる記憶装置(18)などを備えることがより好ましい典型的構成である。第二の検出手段の設置場所は、第一の検出手段を含む本件発明回路と同じく、典型的にはLEDユニット内部又は/及び分配ボード内部であるが、その他の場所例えばLEDユニットコントローラ内に設けることもできる。LEDユニットコントローラ(コントローラに同じ)に設ける場合には、例えば垂直同期信号等の一定周期の信号(V)のLEDユニットへの送信前に送受信状況を監視することができる。また、通信部リセット信号(111)は、通信が完全に復旧するまで一定周期(T2)で出しつづけることが望ましい。
(記憶手段)
本発明にいう通信状態情報記憶手段とは、例えば各種メモリー、光磁気媒体やホログラム記憶装置などの各種記憶媒体を備え、通信の良否を含むあらゆる関連情報を記憶保持することのできる記憶装置を含むように構成することができるものである。典型的記憶装置とは、記憶媒体に情報を記憶/読み出しすることのできる装置であり、各種MO、ハードディスク、FD、CD−R/W、DVD、パソコン等記憶媒体メモリを含む様々な態様のものが存在するが、特に種類を問うものではない。
また、この記憶手段は実施例にも示しているように省略した回路構成として本件発明実施回路を組むことも可能である。記憶手段を設けない場合には、カウンタ回路1(15)からの通信状態(119)(ve-cnt)は、双方向通信なので直接、通信部(13)を通じてコントローラ(66)へ送られ監視するようにできる。この場合には、リアルタイムモニターとすることもできる。特にコントローラ側は、オペレータの側近に位置することでディスプレイ表示内容の遠隔操作だけではなく、通信障害状態等の通信状況についても常時モニター監視することが可能となるものであり、ユーティリティやメンテナンス管理上特段に優れたシステムを構築することができる。
(制御信号)
本発明にいう制御信号とは、例えばLED表示器等において表示するための映像信号や期待通りに表示させるための各種コントロール信号を含みユニットやコントローラ内外で関連する装置等に所定の制御をするために通信される信号等のことである。
(検出信号)
本発明にいう通信障害状態と判断する検出信号とは、例えば比較回路1(16)から出力されるフラグ信号(フラグ1(115))などでもよい。典型的には、比較値1(M)とカウンタ回路のカウント値1を比較回路1が比較して一致すれば、すなわち信号(V)からの所定の時間(T1)を検出すると、通信障害状態として比較回路1がフラグ1等の検出信号を出力することができる。
(受信手段)
本発明にいう受信手段とは、例えば受信回路(11)等を備え、典型的には通信電波などの通信情報を受信することのできるてだてのことをいう。特に、パケット通信用の受信手段であれば、特有のビット変換誤り等に起因する通信障害の復旧において本件発明の適用に際し、際立った作用/効果を発現し好ましい。
(送信手段)
本発明にいう送信手段とは、例えば送信回路(12)等を備え、典型的には通信電波などの通信情報を送信することのできるてだてのことをいう。特に、パケット通信用の受信手段であれば、特有のビット変換誤り等に起因する通信障害の復旧において本件発明の適用に際し、際立った作用/効果を発現し好ましい。
(第一の信号)
本発明にいう第一の信号とは、たとえばリードクリア信号(19)など記憶装置から記憶情報を読み出すとともに、記憶装置(18)に記憶された記憶情報を消去できるよう指示するきっかけになるような信号(トリガ信号)、若しくは直接上記動作を行う信号のことをいう。また、第一の信号の記憶手段への通信方法は有線/無線など通信方式は問わない。また、本発明にいう通信手段や通信部を介さずに記憶手段から直接コントローラ側等へ通信障害情報を読み出しできるように構成した場合には、第一の信号はコントローラ側に設けた通信障害情報読み出し装置(例えばパソコンなど)から直接記憶装置にアクセスし、入出力し、また消去することができる。さらに、通信障害状況に応じてフラグ1や通信状態(119)に対応させて、警告音やLEDインジケータ点灯/消灯などさせることも可能である。
(表示用ユニット)など
本発明にいう表示ユニットとは、例えばLED表示器やLED表示装置などで構成され、本発明にいうコントロールユニットとは、LED表示器やLED表示装置を制御するLED表示制御器やLED表示制御装置で構成されるものである。さらに、本発明にいう表示用ユニットとはLED表示用ユニットの他、有機または無機EL表示用ユニット、CRT、液晶、プラズマ表示用ユニット、電光掲示板など表示用ディスプレイ用ユニットであれば種類は問わない。また、ネオン管等の照明を用いた表示用ユニットに用いることも可能である。さらに照明機能を備えた表示用ユニットにも同様に適用可能である。
(分配ボード)
コントローラからの信号を各ユニットに分配伝達等するための中継的役割を担う。分配ボードは通信のハブ的な中心になることが多いので、特に本発明回路構成を備え、通信の円滑な送受信を監視することが望ましい。
(ビルディング)
本件発明にいうビルディングとは、建屋のことでありいわゆるマンションやビルなどの高層建築物をはじめ、アパート、平屋、一戸建て、鉄塔、広告搭など人工建築物、断崖絶壁等の自然造詣物を問うものではない。LED表示器を設置することができ、LED表示器を設置している支持構造体及びその土台を含むものである。
この発明を使用することによって、通信不能状態(通信障害状態)から通常状態に復旧できる可能性を大きく高めることが可能となった。例えば、受信データにデータ長Aの指定がある場合において、通常は実際に送られてくるデータ長Bと一致しているが、何らかの理由でAがBより大きいときに通信不能状態(残データ待ち状態で通信回路が固定(フリーズ)される)になる場合があることや、通信中の通信線の挿抜(活線挿抜)を行っても通信不能になる場合があることから、通常状態に速やかに復旧できることが可能となり、通信の信頼性が向上した。また、建屋等においてはLED表示器自体の表示品質のみならず建屋内外での電機製品等の稼動への影響が低減され、寿命も延び特に密集した使用状況においてその効果はおおきい。
(本件発明の第一の実施態様)
本件発明の構成及び動作説明を一実施態様である垂直同期信号回路を例に説明する。図1に示すように、まず外部から通信部(13)に一定周期で入力されている信号(V)を利用する。LEDユニットの表示制御信号として例えば垂直同期信号(110)がある。LEDユニットはこの信号により表示データの切替えを行っていて、通常この信号(V)、すなわち垂直同期信号(110)が途切れることはない。逆にいえばこの垂直同期信号(110)が途切れることはLEDユニットが通信障害状態にあるということになる。
この状態を検出できるようにカウンタ回路1(15)と比較回路1(16)、比較回路2(17)を用意する。通常このカウンタ回路1(15)は垂直同期信号(110)によって定期的にリセットされている。しかし、垂直同期信号(V)が途切れるとカウンタ回路(カウンタ回路1(15))のリセットは行われず、さらにカウントアップを続ける。このカウントアップされたカウンタ値1(113)がある任意の値の比較値1(M)(114)になると通信障害状態と認識する。通信障害状態になると、そこから所定の時間(T2)が経過した後、受信回路(11)、送信回路(12)、カウンタ回路(15)のリセット(初期化)を行い、通常状態に復旧することができる。
次に、通信障害状態を検出すると、記憶装置(18)に通信障害状態が発生したことを示すデータを書き込む。この記憶装置(18)は外部から通信部(13)を通じて自由に読み出すことが可能で、読み出した直後にリードクリア信号(19)によりリセットされる。さらには連続して読み出すことによって現在・最新の通信障害状態が分かる。この通信状態記憶情報(又は通信障害情報)は、通信障害の有無に関わる日時、障害内容の他、当該通信障害に関連する情報であれば、内容は限定されない。
本発明回路の詳細なブロック図を図1、タイミングチャートを図2に示す。垂直同期信号は、外部からの通信により一定周期(V)で入力されている受信データを検出した同期信号である。垂直同期信号(110)がカウンタ回路1(15)に入力されると(入力1)、カウンタ回路1(15)がリセットされ、再び初期値(図2では“0”)からカウントアップを行う。しかし、垂直同期信号(110)が入力されないとカウンタ回路1(15)のリセットが行われないので、さらにカウントアップを進めカウンタ値1(113)が比較回路1(16)に入力設定されている比較値1(114)(図2では“M”)になるとフラグ1(115)が挙がる(図2は“high”)。
つまり、垂直同期信号(110)が、ある一定期間(T1)以上入力されないと通信障害状態と判断するようになっている。通信障害状態(フラグ1(115)が挙がった状態)になると、カウンタ回路1(15)は、リセットされ再び初期値(図2では“0”から)からカウント動作を行い、今度はカウンタ値1(113)が比較回路2(17)に入力設定されている比較値2(116)(図2はN=“3”)になると通信部リセット信号(111)を出力するようになっている。同時にカウンタ回路1(15)はリセットされ、再び初期値(図2では“0”)からカウントを始める。通信障害中はこのカウント、リセット動作を繰り返し、一定周期(T2)ごとに通信部リセット信号(111)が出るようになっている。再び垂直同期信号(110)を入力受信した場合は、通信が復旧したと判断し、カウンタ回路1(15)をリセットし、そしてフラグ1(115)を下げる(図は“low”)動作を行い通常通信状態に戻る。
また、図2に示すように通信障害状態になるとフラグ(フラグ1(115))が挙がり、記憶装置(18)内の通信障害情報部が通信障害認識状態になる(図2は“high”)。この信号は通信状態が通常状態に復旧しても通信障害状態(図2は“high”)を示したままである。これは、過去に起こった通信障害状態を情報として残しておくためである。リードクリア信号(19)が入力(入力2)されると、記憶装置(18)内の通信障害情報部がリセットされ、記憶が消去され再び通常状態を示すようになる。この記憶装置(18)は通信により外部から通信部(13)を通じて自由に通信障害情報(verr-b)(112)が読み出されるようになっているので、ユニットを制御するコントローラ側で過去の通信状況(通信障害の有無及び関連情報)がわかる。この記憶読み出し方法は通信部(13)を介さなくても良い。
リードクリア信号(19)が記憶装置を読み出した後に必ず入力されるようにしておけば、過去の通信状態を知りたければ1回読み出し、現在/最新の通信状態が知りたければ、1回読み出した後に記憶装置がリセットされ、直後に最新の通信状態情報が入力されるので、連続読み出しをすることにより通信状態情報の取得ができる。通信部リセット信号(111)は外部との通信を行う通信部(13)に入力され、この信号により通信部(13)とともに記憶装置(18)を除くその他全ての回路(比較回路(16,17など)及びカウンタ回路(15など)含む)がリセット(初期化)されるようになる。このことにより再び通信が可能な状態に復旧できる。
前記説明は、本件発明の一実施態様である垂直同期回路に基づき説明しているが、本件発明回路は、垂直同期回路に限定されず水平同期回路にも適用でき、また、周期信号(V)の周期長さに応じて、T1、T2、比較値、その他のあらゆるパラメータは、動作環境や使用目的、仕様に適応させ、適宜 設定することが可能である。
(実施例1)実際に設計を行い動作させた実施例のLED表示器構成模式図を図3に、また図3に示すLEDユニット内部の回路構成模式図を図4に示す。LEDユニットコントローラ(35)とLEDユニット(31)を複数段接続したもの(LEDユニットブロック(32))を構成し、LEDユニットコントローラ(35)対LEDユニット(31)間やLEDユニット(31)同士間で全2重/半2重双方向パケット通信を行う。LEDユニット(31)は双方向通信を用いることによって、信号の方向が固定されなくなることによりコネクタの入力と出力の区別は無くなって(図の左右のどちらからでも入出力可能)、各ユニット(31)間やLEDユニットコントローラ(35)間の通信線は最短距離で結ぶことが可能となっている。
このことにより、通信距離の長さによって生じる信号波形の減衰や、輻射ノイズ等通信障害の一因ともなる現象を最小限に抑えることができる。さらに信号線数が少なくなっているので差動型の伝送方式(平衡伝送方式)が使えるようになり、輻射ノイズや通信距離、通信速度を向上させることも可能になっている。本実施例では平衡伝送方式、非平衡伝送方式、またはその混在、例えばコントローラからは平衡伝送方式で送信し、LEDユニットの前で非平衡伝送方式に変換するような構成でも実施を行い正常動作を確認している。
LEDユニットコントローラ(35)は、パケットデータを全LEDユニット(31)に対し個別に送ることが可能で、表示データパケットについては通常60Hzの周期で全LEDユニット(31)に対して送信を行う。受信した表示データは、LEDユニット(43)の中に各1個ずつ搭載されているLED駆動回路(44)内部の通信手段(45)によって記憶装置(47)に送られる。そのデータをドライバIC制御回路(48)が読み出すことによりLEDドライバIC(49)へ表示データが送られ、LEDの点灯動作が開始されるようになっている。
また、表示データ以外の各LEDユニット(43)内部の記憶装置(47)への制御データの書き込み、読み出し処理も可能であり、LEDドライバIC(49)へ様々な設定データ(電流値、点灯時間等)を転送できるようになっている。また、コントローラ(35)から1画面分の表示データの点灯動作を開始するための垂直同期信号としてVSYNC同期パケットをLEDユニット(43)側に送信し、通信手段(45)内部にある受信回路(41)が受け取ると、受信回路(41)でVSYNC信号を作りこれを元にして全てのLEDユニット(31)は1画面分の点灯動作を行う。通常VSYNC同期パケットは60Hz(約16.6ms)の一定周期でLEDユニット(31)側に入力される。
パケット通信を行う上で、このVSYNC同期パケット周期はLEDユニット(31)の接続段数を決定する重要な値で、このVSYNC同期パケット周期内に全てのLEDユニット(31)の表示データを送信しなければならない。つまり、画質等の表示性能を無視すればこのVSYNC同期パケット周期が大きければ大きいほどLEDユニット(31)の接続段数は増加し、少なければ減少する。したがって、回路に要求される機能に応じて、VSYNC同期パケット周期は適宜調節/設定される。
この実施例において本発明回路は、LEDユニット(43)内部のLED駆動回路(44)の中にある通信手段(45)の受信回路(41)、送信回路(42)の周辺に構成されている。この本発明回路(46)は、通信障害状態前の最後の垂直同期信号(V)受信後から通信障害状態として認識するまでの時間(T1)を、例えば今回のVSYNC同期パケット周期16.6msでLEDユニット(43)の点灯表示動作を行うのであれば、16.6ms以上で十分余裕をみた設定にしておく必要がある。つまり、この時間(T1)は、VSYNC同期パケット周期等に応じて決定することができる。
通信障害状態から通信手段(45)のリセットを行うまでの時間(T1)、及び通信部リセットの周期を決定する(T2)については、通信障害状態でVSYNC同期パケット受信と通信部リセット信号が偶然重なった場合、VSYNC同期パケット(コントローラから送信される垂直同期信号をパケット形式にしたデータ)の正常受信ができず通信障害状態が回復されないままになる(通常状態への復旧が、最短でも次のVSYNC同期パケット受信まで遅れる)ので、VSYNC同期パケット自身の長さより大きくとった値にすることが特に好ましい。
すなわち、通信障害状態でVSYNC同期パケット受信と通信部リセット信号が偶然重なると、通信手段(45)がVSYNC同期パケット受信中に受信中の信号ともども通信手段(45)すべてが、通信部リセット信号によりリセット(初期化)されてしまうことになり、VSYNC同期信号が入力受信されず通信障害からの復旧がされないからである。したがって、VSYNC同期パケット受信と通信部リセット信号が重なる確率を十分に低くしておくことが特に好ましい。本実施例ではVSYNC同期パケット自身の長さが2.56μsに対し、(T2)は16.6ms〜1sまでの設定を行い、正常動作を確認している。
また、周期(V)は60Hz(16.6ms)には限定されないので、その値(V)に基づいた(T1)の最適な設定を行う必要がある。例えば周期(V)が66.4msになった場合は、(T1)は最低でも66.4ms以上であることが好ましい。さらに、通信障害状態ではLEDユニットの表示動作の停止やコマ飛び(数画面分の表示がされない)が発生するので、通信障害状態になる前の最後の垂直同期信号受信から障害状態の復旧手配までの最短時間(T1+T2)は可能な範囲において短い方が好ましい。本実施例では(T1+T2)は33.2ms〜2sの範囲で設定を行い、正常動作を確認している。
(実施例2)以下に実施例2として別の実施形態を示す。図6のLEDディスプレイブロック(61)は24×48ドット構成(RGB3画素あたり1ドット)のLEDユニット(62)を縦4列×横4行でマトリクス状に構成している。図中のコントローラ(66)には映像(表示)データ出力端子が4ポートあり、これに汎用LANケーブル(611)が接続できるようになっている。ここから表示用データはコントローラ(66)内部でパケット化しLVDS(ローボルテージディファレンシャルシグナル)差動信号で出力され、LANケーブル(611)長さ30m時にデータ転送レートが25Mbpsで送信できるようになっている。一般に、このケーブル(611)の長さが長いほど、またデータ転送レートが早いほどデータ送受信に関わる通信エラー発生度合いが増加し、また通信エラー内容が重篤になる傾向にあると考えられる。
このLEDディスプレイブロック(61)とコントローラ(66)間にはLVDS−LVCMOS変換回路(67)が接続されており、このLVDS−LVCMOS変換回路(67)で信号レベルの変換が行われる。LVCMOSに変換された表示データは、カスケード接続された各ユニット(62)に送られる。各ユニット(62)の内部には、主にLEDを駆動するLEDドライバIC(63)とそのLEDドライバIC(63)を制御するLEDドライバ制御IC(64)で構成されている。LEDドライバ制御IC(64)は表示データ用RAM(65)を内蔵しており、コントローラ(66)からRAM(65)に1画面分の表示データがラスタスキャン方式で転送され、RAM(65)からの読み出し時にLEDドライバIC転送用フォーマットに変換されて(69)LEDドライバIC(63)に転送される。
この実施例2においては、LEDドライバ制御IC(64)にはLQFP64pinの比較的小さいパッケージタイプのICを採用している。これは各ユニット(62)内にLEDドライバ制御IC(64)を実装するため、スペース上の制約からLEDドライバ制御IC(64)実装面積をあまり大きくできないという制限があるからである。これに対応させて、LEDドライバIC(63)へのインターフェースも1ポートのみとなっており、小型/軽量であるとともに、配線等接続構造もシンプルであるので、エラー誘発要因の低減した構成となっている。
また、LEDドライバ制御IC内蔵RAM(65)の容量自体にも実装面積からくる制限があるので、RAM(65)に記憶できる点灯制御画素数にもRAM容量による制限がでてくる。しかしながら各ユニット(62)内部にLEDドライバ制御IC(64)を持つことによってシステム構成が単純になり、余分なケーブル接続は必要なく、設置時の制約は少ない。さらには、必要に応じて上記RAM(65)容量(図8の画像データメモリA(87)と画像データメモリB(88)に対応)は外部増設メモリによって外付けで増設することが可能であり設置面積と必要容量とのマッチングにおいて適宜設定することができる。
図6に示す各ユニット(62)内のLEDドライバ制御IC(64)は、図8におけるハッチング部(83)で示される。図8において本実施例2の本発明回路(86)は通信部(89)に隣接した部分に通信部(89)と電気的に接続されて設置されているが、本実施例2の本発明回路(86)の詳細は図1に示すとおりである。
(実施例3)図7は、コントローラ(71)からの出力信号線が複数の分配ボード(72)にカスケードに接続されており、分配ボード(72)からはスター型配線で放射状に各ユニット(73)と接続されてLEDディスプレイユニットを構成した第3の実施例のLEDディスプレイユニット構成模式図である。この実施例3に関わるコントローラ(71)は図6のものと全く同じコントローラで、信号レベル、転送レート、パケットフォーマット等同じになっている。
分配ボード(72)は図6のLEDドライバ制御IC(64)と同等な機能を有し、この実施例では、図8のハッチング部(83)に示すような本発明回路(86)を備えている。すなわち表示データ用RAM(87,88)を内蔵し、コントローラ(71)からRAM(87,88)に1画面分の表示データがラスタスキャン方式で転送され、RAM(87,88)からの読み出し時にLEDドライバIC転送用フォーマットに変換されてLEDドライバIC(74)に転送される。この実施例3において各ユニット(73)はLEDドライバIC(74)を搭載しているが、LEDドライバ制御ICは備えていない。これは、LEDドライバ制御ICに相当する上記のような機能を分配ボードが備え、あるいはLEDドライバ制御ICそのものを分配ボードが備え機能担当しているからである。この機能を有する手段であれば、実施例の図8のハッチング部(83)に示す本発明回路(86)に限定されることはなく、同機能の他回路/素子等で代替することも可能である。
分配ボード(72)にはLEDドライバ制御IC用のデバイスとして208pinPQFPパッケージのFPGAを採用している。上記構成、すなわち、LEDドライバIC(74)がユニット(73)内に有り、LEDドライバ制御ICが分配ボード(72)内にあることから、分配ボード(72)内の実装面積に比較的余裕が出てくるので、これにより端子数が多くとれ、したがって1分配ボード(72)(あるいはLEDドライバ制御IC)当たりに接続されるユニット(73)数も多くでき、さらにはまた、画像データメモリA(87)、B(88)の増設として外付けの大容量RAMを搭載した場合には点灯制御画素数も多くできるという利点がある。
図8は図6のユニットの内部回路構成を示し、図9は図7のユニットの内部回路構成を示す。実施例では図6のユニット及び図7の分配ボード共にLEDドライバICを制御する制御回路として、図8の斜線で囲った部分(LEDドライバ制御IC(83))を備えている。この回路の動作タイムチャートを図10に示す。コントローラ(66,71)内部で生成されたVSYNC信号(垂直同期信号)は周期(V)で常時発生している。このVSYNC信号周期(V)に同期してVSYNC同期パケット(VS)がユニットに入力される。このVSYNC同期パケット(VS)の間に画像パケットunit1〜unitNを各ユニットに伝送すると、ユニット内部で点灯動作が開始される。まずユニット内部で点灯フレームが生成され、コモンスキャン用アドレスが動作し、それに同期して画像データ及び同期クロックが駆動回路に入力され点灯動作が開始される。
LEDドライバ制御IC(83)内部には画像データメモリA(87)、画像データメモリB(88)の2つのメモリがあり、VSYNC同期パケット(VS)を受信すると2つの画像メモリの読み出し動作、書き込み動作が切り替わる。図10に示すように、画像パケット(画像データ1)を受け取ると画像データメモリA(87)に書き込まれる。その後、VSYNC同期パケット(VS)を受信すると2つの画像メモリの読み出し動作、書き込み動作が切り替わり、画像データメモリA(87)に書き込まれた画像データ1の読み出しが開始されるとともに、画像データメモリB(88)に画像パケット(画像データ2)の書き込みが行われる。このように、2つのメモリを使って交互に書き込み/読み出しを行うことにより連続画像点灯動作が行われる。なおメモリA、メモリBの順序は可変である。
図6においてコントローラ(66)−ユニット(62)間、図7においてはコントローラ(71)−分配ボード(72)間はLVDS差動信号を用いてデータ転送を行っている。LVDSやRS422等の差動信号(平衡伝送方式)や通常の非平衡伝送方式の信号は一般に、距離が長くなるほど、また転送レートが速くなるほどビット誤り率が増加することが知られており、ビット誤りを皆無にすることは極めて難しい。そして、このビット誤りがあるとそのビット誤りに起因する通信障害が発生することになる。このため、実施例に示すような転送距離、転送レートにおいて、本発明回路に関わる機能を搭載していない場合は、数分から数時間後程度において全2重双方向パケット通信の同期がはずれるなどして通信エラー(通信障害)が発生し、表示ができない状態に陥り通信障害が継続する。
この同期がはずれた通信エラー等の状態から復旧させるために、典型的には図1に示す本発明回路を備えると有効である。
(実施例4)第4の実施例を図11に、その動作タイミングチャートを図12に示す。図11に示すように実施例4の本発明回路(14)は通信部(13)と電気的に接続されている。この通信部(13)は全2重双方向パケット通信を行う部分で、送信回路(12)と受信回路(11)に分かれている。受信回路(11)で受信したデータは、送信回路(12)に転送され必要に応じて通信部(13)を備えるLEDドライバ制御ICを有する前段のユニット(又は分配ボード)や次段のユニット(又は分配ボード)、あるいはコントローラに送信される。図11は模式的に示した構造図であり、図6や図7に示すいずれのユニット構成にも適用可能である。
コントローラ側から送信されたVSYNC同期パケットをLEDドライバ制御ICの通信部(13)が検出すると受信回路で垂直同期信号(vstart)を生成する。垂直同期信号(vstart)(110)は本実施例4を示す図11のカウンタ回路1(15)に入力(入力1)されている。このカウンタ回路1(15)には外部からクロック信号(clk)(117)とリセット信号(xreset)(118)、通信障害状態を示すフラグ1(verr-a)(115)が入力されている。実施例4では、クロック信号(clk)(117)はLEDドライバ制御ICのシステムクロックである25MHzを入力し、リセット信号(xreset)(118)は電源起動時のみ初期リセット動作を行う信号として入力している。
この垂直同期信号(vstart)(110)によってカウンタ回路1(15)の出力であるカウンタ値1(vcount)(113)は、図12に示すようにカウント動作をリセットし、再び“0”からカウント動作を開始する。ここに示す実施例4では、このカウントの速度を2.56μsに設定した。また時間(T1)の時間設定用の比較値1(114)を(M)、時間(T2)の時間設定用の比較値2(116)を(N)とする。本実施例においてはこの(M)、(N)は図11に示すように記憶装置(18)に格納されており、外部との通信により記憶装置内のデータ読み出し、書き込み動作を行うことによって適宜設定及び設定変更する事が可能になっている。
比較回路1(16)において、この比較値1(M)とカウンタ回路1(15)の出力であるカウンタ値1(vcount)(113)とが一致すると、図12にも示すように比較回路1(16)からフラグ1(verr-a)(115)が出力される。このフラグ1(verr-a)(115)が“high”になると、再びカウンタ回路1(15)がカウント動作を“0”から開始する。このフラグ1(verr-a)(115)が“high”になった状態を通信障害状態とし、この状態の時にカウンタ値1(vcount)(113)と比較値2(116)の(N)が一致すると、比較回路2(17)で通信部リセット信号(v-clr)(111)が出力される。
この通信部リセット信号(v-clr)(111)は通信部(13)の全回路及びカウンタ回路1(15)にリセット信号として入力され、通信部リセット信号(v-clr)(111)が入力されると通信部(13)は全て初期化され、再び同期可能な状態に復旧する。図12では、M=39062、N=19531としている。この結果、(T1)は100.00128ms、(T2)は50.00192msの時間設定となる。
また図12に示すように、現在の通信状態が分かるようにカウンタ回路1(15)の出力に通信状態(ve-cnt)(119)を設け、通常状態ならば“0”、通信障害状態で通信部リセット信号(v-clr)(111)が入っていない状態では“1”、その後通信部リセット信号(v-clr)(111)が入る度に“2”、“3”、“4”とカウントする。そして、通信が復旧したことを確認(垂直同期信号(vstart)受信)すると“0”に戻るようにしている。図11に示す第4の実施例においては、この通信状態(ve-cnt)(119)は一端記憶装置(18)に格納保持されるように回路構築している。この情報は、通信障害情報(verr-b)(112)として比較回路1(16)からの情報とともに通信部(13)を通じて任意に読み出し、消去できる。また、この読み出しや消去は通信部(13)を経由せずとも例えば、直接パソコン等コントローラ側とRS232CやLANケーブル(無線LAN含む)等と接続することで、読み出し、消去等アクセスするようにしてもよい。
さらに、記憶装置(18)内部では図12に示すように、記憶装置内通信障害情報(verr-b)を設けている。記憶装置内通信障害情報(verr-b)は、図12にも示すように、通信障害状態になると“high”になるが、通信障害状態から復旧しても“high”になった状態で保持される。これは、外部からの通信によって過去に通信障害が発生したかどうかが分かるようにするためであり、この記憶装置からの通信障害情報(verr-b)(112)の読み出しを行った直後に通信部からリードクリア信号(reg-clr)(19)が出力され、記憶装置内通信障害情報(verr-b)は“low”に戻る。
ここで、図1や図11に示すような本発明回路の典型例(実施例1や実施例4)においては、(T1)や(T2)のそれぞれの独立な時間設定自由度が次に詳述する図13に示すような本発明回路の別の典型例(実施例5)に比べて大きい。すなわち、通信障害状態と判断するまでの時間設定(T1)やその後通信部リセット信号(v-clr)(111)を入力するまでの時間設定(T2)は、外部からの設定値(M)、(N)として設定可変である。したがって、通信環境によってすなわち、通信速度や通信距離、さらには通信ケーブルや通信装置が使用される温湿度等の環境、通信データ量やデータ内容、求められる通信の品質や表示方式や接続段数など様様な要因によって上記(T1)や(T2)の最適設定値は異なってくるものであるが、用途と目的に応じて最適設定値となるように調整できるように構成されているものである。
(実施例5)
図13に別の典型例として第5の実施形態を示す。これは図11に示す第4の実施形態対して比較回路2(17)を用いずに本発明回路構成(14)を実現した場合である。比較回路1(16)から通信部リセット信号(v-clr)(111)を出力するようになっている。この第5の実施例の実施動作タイミングチャートを図14に示す。この場合、比較値1(114)が(M)しかないので(T1=T2)の時間設定のみとなる。この実施例5においては、設定値がMのみで時間設定(T1)と(T2)が(T1=T2)の場合のみであるので設定が簡単である。この例においては、フラグ1(115)が挙がっている状態で比較値1(114)とカウンタ値1(113)の一致を比較回路1(16)が検出すると、通信部リセット信号(111)を出力し、フラグ1(115)が挙がっていない状態で比較値1(114)とカウンタ値1(113)の一致を比較回路1(16)が検出すると、フラグ1(115)を挙げる信号を選択的に出力する。
またカウンタ回路1(15)は、図14に示すように垂直同期信号(110)が入力されるまで、比較回路1(16)からの信号(フラグ1(115)が挙がれば“1”に、通信部リセット信号(111))が入るたびに通信状態(ve-cnt)(119)を“2”“3”“4”・・・とカウントアップする。ただし、この図13に示す典型的回路構成は、比較機能を単一の比較回路(比較回路1)のみで担当させている典型的回路構成を示すものであり、比較値1や比較値2を比較回路1に対して例えば(T1)カウント時と(T2)カウント時で順次比較値の設定を変える比較値選択手段を備えることで、図14に示す時間(T1)と時間(T2)の設定時間を可変的に任意設定することも可能である。
さらにはまた、図13に示す実施態様5の別の典型的実施動作タイミングチャート説明を図15に示す。このタイミングチャート図15による動作では、通信障害状態と認識するための時間(T1)と通信障害状態になってから実際に通信部を通信部リセット信号(v-clr)(111)によってリセットするまでの時間(T2)を併合し1の設定時間(T1)にしたもので、垂直同期信号(V)から時間(T1)を検出すなわち、カウンタ値1(113)が比較値1(114)と一致すると比較回路1(16)が通信障害状態と認識しフラグ1(verr-a)(115)を挙げると同時に、通信部リセット信号(v-clr)(111)が出力される。
ここで、図12と図14と図15に示すタイムチャートに関わる動作詳細を比較説明する。図12のように、通常状態から通信障害状態と判断するまでの時間(T1)と、通信障害状態と認識してから1回目の通信部リセット信号(v-clrが)が出力されるまでの時間(T2)の個別独立設定が可能な場合(パターン1)と、図14のように時間(T1)と時間(T2)の時間が同じ設定値(同一の比較値1のみを利用)のみ可能な場合(パターン2)と、図15のように(T1)の設定のみ可能な場合(パターン3)がある。
時間(T1)の設定が周期(V)以下(T1≦V)の場合には、通常状態でも通信障害状態と判断してしまうので、(T1)の時間設定はVSYNC周期(V)より大きく(T1>V)なければならない。(V)は画面表示の切替え周期でもあり、この周期(V)はスクロール等の表示内容や接続段数によって最適設定時間が変わってくる。よって、様々なタイプの画像を同一の回路で扱うためには(T1)の時間設定は、周期(V)等の設定変更に応じて設定可変であることが好ましい。(T1)の時間設定は、周期(V)が常に一定であるならば、復旧までの時間を少なくするため、すなわち、できるだけ速やかな復旧動作を開始させるためには、なるべく(V)に近い値が好ましい。通常、ディスプレイ等を含む通信における定常表示動作中には、周期(V)は一定にて動作させることが多い。したがって、この場合には、周期(V)より大きくかつできるだけ周期(V)に近い(T1)時間設定が最も好ましい設定時間値(T1)であるということになる。
(T2)は通信障害状態と認識してから1回目の通信部リセット信号(v-clr)が出力されるまでの時間であるが、通信部の初期化(リセット)までのマージンを確保するための時間であり、例えば、表示データ以外で周期(V)以上の時間が必要である大量なデータを一回でも送信する場合には、設定時間(T2)を設けていなければ、時間(T1)だけ同期信号(V)が入力受信されなかった時点で即座に、通信部リセット信号(v-clr)が出力されるので、すなわち、通信障害状態と判断されると同時に通信部リセット信号(v-clr)が出力され、受信信号中に通信部リセット信号(v-clr)が入り、正常なデータ受信ができなくなるので、この場合の大量データ送信時間分の十分にマージンをみた(T2)を設定しておくことにより、上記のような定常的な周期(V)を超過するような時間を要する大量なデータの送受信にも対応する上ではより好ましい。このようにコントローラ側で、大量のデータを送ることがある場合などにおいて意図的に(V)を大きくする可能性がある場合は、そのマージン分の(T2)を設定しておくことが適正な通信障害復旧動作を実施する上で好ましい。時間(T1)を大きくしすぎると大量データ受信も可能ではあるが、一方で通常状態において、通信障害状態と判断するまでの時間が長くなってしまい、復旧までの時間も長くなる傾向にあり好ましくない。
また、時間(T2)は通信障害状態が回復するまで出力され続ける通信部リセット信号(v-clr)の出力周期でもあるが、この時間(T2)を周期(V)と同じ値にすると、VSYNC同期信号(V)受信と同期して通信部リセット信号(v-clr)が入力受信される場合があるので、この場合にはVSYNC同期信号(V)の正常な受信ができなくなることも考えられ、この意味において(T2)と周期(V)は違う値を設定することによって、VSYNC同期信号(V)受信と通信部リセット信号(v-clr)入力タイミングをずらすことができるのでより好ましい。
これらのことから、上記(パターン1)は時間(T1)、(T2)の最適な値が設定でき、例えばスクロール表示等でスクロール速度調節のためにVSYNC周期(V)を変化させる場合やユニット接続段数を増やしたい場合等、様々な表示方法に対応して最適な設定をすることができるので最も好ましい態様の一つであるといえる。また、(パターン2)は時間(T1)と(T2)が同じ設定(T1=T2)しかできない。例えば、上記設定の(T1)、(T2)2つの値のうち周期(V)より大きい(T1)のほうを(T1)、(T2)の共通設定値として設定しておくことがマージン設定の意味からは好ましいものであるが、そうすると時間(T1)、(T2)の合計時間設定が大きくなってしまう傾向にあり、すなわち復旧までの時間も長くなり時間がかかる傾向にある。一方で、回路構成は図11や図16に示す(パターン1)の場合よりも図13に示す(パターン2)の方が比較的シンプルで簡単になるので、各種設定やメンテナンスが容易であり、かつ配線が少なくできるという利点がある。また、(パターン3)も(パターン1)に比べて回路構成が簡単になるだけでなく、(パターン2)に比べてもさらに、図15に示すように回路動作そのものが簡便になる。この(パターン3)では時間(T2)の設定がないので、時間(T1)より短い時間に送受信される通信データ、すなわち、時間(T1)より小さい周期(V)間毎に送受信される通信データのみを通信し取り扱いする場合には特に有効である。
(実施例6)図16に本発明回路に関わる別の第6の実施形態を示す。典型的実施例6は、書き換え可能な記憶装置(18)を持たずに設定時間(T1)、(T2)を固定値(160)にしておく場合である。この固定値(160)は、比較回路(16,17)等に初期設定値として設定保持しておくことも可能である。この固定値(160)は経験的に予め好ましい設定時間(T1)、(T2)の値が判明していたり、過去に発生した通信障害をコントローラ側が知る必要がなければ特に記憶装置を持たせる必要はないので、予め判明している設定時間(T1)と(T2)、あるいはいずれか一方の初期設定さえしておけば再設定や再調整等の必要はないものである。設定時間(T1)と(T2)のいずれか一方のみ固定値とし、残りの一方を書き換え可能記憶装置に格納する構成としてもよい。
本件明細書で示すVSYNC同期パケットの転送時間Tpを2.56μs、VSYNC同期パケットの転送周期(V)を30〜120Hzに設定し、(T1)+(T2)(図15の動作ではT1のみ)は33.2ms〜2sの範囲で設定を行いコントローラとユニット、又はコントローラと分配ボード間で、同期がはずれた時でも、リセットし円滑に再同期が可能になり通信が復旧されることを確認している。この垂直同期信号の周期(V)、及び設定値可変の記憶装置を用いた実施例においては(T1+T2)の時間設定値はコントローラから制御可能になっている。
記憶装置を設けない本実施例においては、通信状態を一端記憶装置に保持することなく、通信状態(ve-cnt)(119)をリアルタイムで双方向通信により、通信部(13)を経由してコントローラ側でモニターし監視することができる。なお、コントローラはディスプレイ本体とは別に、ディスプレイ制御室などのオペレータ側に設置されることが望ましい。例えば、ビルディング等建てや屋上などの、オペレータ常駐には危険が伴うような個所にディスプレイを設置した場合でも、常に作業者はコントローラ室など設置場所と離れた安全な場所で、ディスプレイに表示させる全データの制御のみならず、通信障害等に関わる復旧までのコントロールを手元の制御用電子計算機(パソコン、オフコンなど)にてリアルタイムに監視し、制御することが可能である。なお、モニター側すなわちオペレータ側やコントローラ側での監視については、必要に応じてモニター側に記憶装置等を設け、通信状態の記録をすることは可能であることはいうまでもない。
図1は本発明の一実施態様に関わる詳細ブロック説明図 図2は本発明の一実施態様に関わる動作タイミングチャート説明図 図3は本発明の実施例を示す4×4LEDユニットブロック構成図 図4はLEDユニット内の回路構成模式図 図5は本発明と比較のために示すLEDディスプレイの構成を示す模式図 図6は本発明の第2の実施例に関わるLEDディスプレイブロック構成とLEDユニット内回路模式図 図7は本発明の第3の実施例に関わるLEDユニットの構成模式図とユニット内回路構成模式図 図6のLEDユニット内部回路の構成模式図 図7のLEDユニット内部回路の構成模式図 図10は本発明の第2の実施例に関わる図8の回路の動作タイミングチャート説明図 図11は本発明回路に関わる第4の実施形態の回路模式図 図12は本発明回路に関わる第4実施形態の回路の動作タイミングチャート説明図 図13は本発明回路に関わる第5の実施形態の回路模式図 図14は第5の実施形態の動作タイミングチャート説明図 図15は第5実施形態の動作タイミングチャートの別実施形態の説明図 図16は本発明回路に関わる第6の実施形態の回路模式図 図17は本発明の一実施態様を示すブロック概念
11,41,811,172・・・受信回路
12,42,810,173・・・送信回路
13,89,174・・・通信部
45,175・・・通信手段
14,46,86・・・本発明回路
15・・・カウンタ回路1
16・・・比較回路1
17・・・比較回路2
18・・・記憶装置
19・・・リードクリア信号(reg-clr)
110・・・垂直同期信号(vstart)
111・・・通信部リセット信号(v-clr)
112・・・通信障害情報(verr-b)
113・・・カウンタ値(vcount)
114・・・比較値1(M)
115・・・フラグ1(verr-a)
116・・・比較値2
31,43,502・・・LEDユニット
32・・・LEDユニットブロック
33・・・通信用信号コネクタ
34・・・8芯フラットLANケーブル
35・・・LEDユニットコントローラ
44・・・LEDドライバ制御IC(LED駆動回路)
47・・・ユニット内記憶装置
48・・・ドライバIC制御回路
49・・・LEDドライバIC
501・・・LEDディスプレイ
504・・・分配器
505・・・シフトレジスタ回路
510・・・表示用フルカラー映像データ
520・・・各種制御信号
61・・・LEDディスプレイブロック
62・・・LEDユニット
63,74・・・LEDドライバIC
64・・・LEDドライバ制御IC
65・・・内蔵RAM
66・・・コントローラ
67・・・LVDS−LVCMOS変換回路
68・・・全2重双方向パケット通信汎用LANケーブル
69・・・ドライバIC転送用フォーマット
610・・・LEDユニット間表示・制御データ
611・・・全2重双方向パケット通信汎用LANケーブル
71・・・コントローラ
72・・・分配ボード
73・・・ユニット
75・・・LEDユニット−分配ボード間表示データ
76,77・・・LANケーブル
81・・・ドットマトリックスLEDパネル
82・・・コモンドライバ回路
83・・・LEDドライバ制御IC
84・・・LEDドライバIC
85・・・制御データ用EEPROM
87・・・画像データメモリA
88・・・画像データメモリB
117・・・クロック信号(clk)
118・・・リセット信号(xreset)
119・・・通信状態(ve-cnt)
160・・・比較値の固定値設定手段
170・・・第一の検出手段
171・・・第二の検出手段

Claims (11)

  1. (1)表示用ユニットの制御信号を供給するコントローラと前記表示用ユニットとの間、(2)表示用ユニット間、(3)前記コントローラと分配ボードとの間、又は(4)前記表示用ユニットと分配ボード間でデータを通信させる通信手段を有する通信制御装置において、
    前記通信手段に一定周期で入力される信号(V)によりカウント値が初期化されるカウンタ回路と、
    前記カウンタ回路がカウントするカウント値と予め設定された第一の比較値とを比較するとともに、前記第一の比較値と前記カウント値の一致を検出して、通信障害状態と判断し検出信号を発する第一の比較回路と、
    前記通信手段をリセットする信号を前記通信手段に直接出力する第二の比較回路と、
    を備えており、
    前記第一の比較回路が、前記通信障害状態と判断する検出信号を発すると、
    前記カウンタ回路が、該検出信号により初期化され、
    前記第二の比較回路が、該検出信号を受けて、
    前記初期化されたカウンタ回路でカウントされるカウント値と、予め設定された第二の比較値とを比較すると共に、
    前記第二の比較値と前記カウント値の一致を検出して、前記通信手段をリセットする信号を前記通信手段に直接出力すことを特徴とする通信制御装置。
  2. 前記通信障害状態を記憶する通信状態情報記憶手段を有する請求項1に記載の通信制御装置。
  3. 前記通信状態情報記憶手段は、前記通信手段からの第一の信号が入力されると、前記通信障害状態の記憶が消去される記憶手段であることを特徴とする請求項2に記載の通信制御装置。
  4. 前記一定周期で入力される信号(V)は、垂直又は水平同期信号である1から3のいずれか一項に記載の通信制御装置。
  5. LEDユニットコントローラ(35)から全2重又は半2重双方向パケット通信(34)できるよう通信用信号コネクタ(33)を介しカスケード接続された複数のLEDユニット(31)で構成されるLEDユニットブロック(32)を備えるLED表示器において、
    少なくとも前記LEDユニット(31)が、
    受信回路(11)と送信回路(12)を有する通信部(13)と、
    前記受信回路(11)から垂直同期信号(110)が入力されるよう電気的に接続されたカウンタ回路(15)と、
    前記カウンタ回路(15)のカウント値(113)と予め設定された比較値1(114)とを比較して一致すれば前記カウンタ回路(15)に入力されリセット信号となりかつ記憶装置(18)に入力されるフラグ1(115)を出力する比較回路1(16)と、
    前記カウンタ回路(15)と電気的に接続され比較回路2(17)と、を有する保護回路を備え
    前記比較回路1(16)からフラグ1(115)が出力されると、
    これを受けて前記カウンタ回路(15)が初期化され、
    前記比較回路2(17)は、該フラグを受けて、前記初期化されたカウンタ回路(15)のカウント値と予め設定された比較値2(116)とを比較し
    該値が一致すれば通信部リセット信号(111)を前記通信部(13)に直接出力ることを特徴とするLED表示器。
  6. LEDコントローラ(71)から全2重双方向パケット通信(76)できるようカスケード接続された複数の分配ボード(72)と該分配ボード(72)にスター型配線にて放射状に接続されるLEDユニット(73)から構成されるLED表示器において、
    少なくとも前記分配ボード(72)が、
    受信回路(11)と送信回路(12)を有する通信部(13)と、
    前記受信回路(11)から垂直同期信号(110)が入力されるよう電気的に接続されたカウンタ回路(15)と、
    前記カウンタ回路(15)のカウント値(113)と予め設定された比較値1(114)とを比較して一致すれば前記カウンタ回路(15)に入力されリセット信号となりかつ記憶装置(18)に入力されるフラグ1(115)を出力する比較回路1(16)と、
    前記カウンタ回路(15)と電気的に接続され比較回路2(17)からなる保護回路を備え、
    前記比較回路1(16)からフラグ1(115)が出力されると、
    これを受けて前記カウンタ回路(15)が初期化され、
    前記比較回路2(17)は、該フラグを受けて、前記初期化されたカウンタ回路(15)のカウント値と予め設定された比較値2(116)とを比較し
    該値が一致すれば通信部リセット信号(111)を前記通信部(13)に直接出力ることを特徴とするLED表示器。
  7. LEDユニットコントローラ(35)から全2重又は半2重双方向パケット通信(34)できるよう通信用信号コネクタ(33)を介しカスケード接続された複数のLEDユニット(31)で構成されるLEDユニットブロック(32)を備えるLED表示器において、
    少なくとも前記LEDユニット(31)が、
    受信回路(11)と送信回路(12)を有する通信部(13)と、
    前記受信回路(11)から垂直同期信号(110)が入力されるよう電気的に接続されたカウンタ回路(15)と、
    前記カウンタ回路(15)のカウント値(113)と予め設定された比較値1(114)とを比較して一致すれば前記カウンタ回路(15)に入力されリセット信号となりかつ記憶装置(18)に入力されるフラグ1(115)を前記カウンタ回路(15)に、通信部リセット信号(111)前記通信部(13)に、それぞれ出力する比較回路1(16)からな保護回路を備えることを特徴とするLED表示器。
  8. LEDコントローラ(71)から全2重双方向パケット通信(76)できるようカスケード接続された複数の分配ボード(72)と該分配ボード(72)にスター型配線にて放射状に接続されるLEDユニット(73)から構成されるLED表示器において、
    少なくとも前記分配ボード(72)が、
    受信回路(11)と送信回路(12)を有する通信部(13)と、
    前記受信回路(11)から垂直同期信号(110)が入力されるよう電気的に接続されたカウンタ回路(15)と、
    前記カウンタ回路(15)のカウント値(113)と予め設定された比較値1(114)とを比較して一致すれば前記カウンタ回路(15)に入力されリセット信号となりかつ記憶装置(18)に入力されるフラグ1(115)を前記カウンタ回路(15)に、通信部リセット信号(111)前記通信部(13)に、それぞれ出力する比較回路1(16)からな保護回路を備えることを特徴とするLED表示器。
  9. 前記記憶装置(18)が前記通信部(13)と電気的に接続され該記憶装置(18)に記憶された前記フラグ1(115)からなる通信障害情報(verr−b)(112)を前記通信部(13)が任意に読み出すとともに、前記受信回路(11)から該記憶装置(18)内の通信障害情報(verr−b)(112)を消去できるリードクリア信号(19)が入力される記憶装置である請求項5から8のいずれか一項に記載のLED表示器。
  10. 前記記憶装置(18)が、前記カウンタ回路(15)からカウント状況を示す通信状態(ve−cnt)(119)が前記記憶装置(18)へ入力され記憶されるとともに、前記予め設定された比較値1(114)前記記憶装置(18)に設定保持されている請求項9に記載のLED表示器。
  11. (1)表示用ユニットの制御信号を供給するコントローラと前記表示用ユニットとの間、(2)表示用ユニット間、(3)前記コントローラと分配ボードとの間、又は(4)前記表示用ユニットと分配ボード間でデータを通信させる通信手段を有する通信制御装置の駆動方法において、
    前記通信手に一定周期で入力される信号(V)によりカウント値を初期化する第一の工程と、
    カウントしたカウント値と予め設定した第一の比較値とを比較すると共に前記第一の比較値と前記カウント値の一致を検出して通信障害状態と判断する第二の工程と、
    前記通信障害状態と判断した後、
    初期化された前記カウント値と予め設定された第二の比較値とを比較するとともに、
    前記第二の比較値と前記カウント値の一致を検出し、前記通信手段を直接リセットする第三の工程と、
    を有することを特徴とする通信制御装置の駆動方法。
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