JP5259192B2 - 釘プレートシステム - Google Patents
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Description
〔発明の分野〕
本発明は、概して、手術機器に関する。より具体的には、本発明は、整形外科用骨折部固定システムおよび整形外科用骨折部固定システムを植え込むための器具に関する。
上腕骨近位部は、一般に肩領域として知られている上腕骨の上側の部分、つまり、人体の上腕を含んでいる。上腕骨近位部の骨折は、通常、運動中の事故のような外傷によって生じるものであり、骨密度が減るために、年齢とともに頻度が増えることがある。上腕骨近位部の骨折は、骨折部位を露出させ、骨の破損を整復し、骨の比較的大きな領域にわたってプレートを配置し、骨折部が整復された位置で治癒するよう動かなくすることで治療する。骨折の整復は、骨の骨折した部位をその元の位置、または、似たような安定した位置に合わせ直して、位置付けすることを含む。骨折部の固定には、プレートを骨折した部分の上に配置し、そのプレートを骨折した骨と、隣接する骨折していない骨とに骨ネジで固定することが含まれる。
そこで本発明の課題は、解剖学的に上腕骨のために適した上腕骨骨折部固定システムを提供することである。
釘プレート、特に、遠位橈骨における骨幹端骨折部を固定するための釘プレートが米国特許第6,730,090号および第6,706,046号に記載されている。本発明は、これらの米国特許について優先権を主張しており、また、これらの米国特許は、参照することによりそれらの全内容が本明細書にあらかじめ組み込まれる。以下の釘プレートは、上腕骨近位部(proximal humerus)用に設計されており、従来の釘プレートに対していくつかの新規で重要な変更点を含むとともに、新しい植え込み用ジグ(implantation jig)を含んでいる。この変更点および新しい植え込み用ジグについて以下に説明する。
(1)骨の骨折部を固定するためのインプラントであって、前記骨が、髄管を備えた骨幹、髄管内の骨内膜、および、端部に関節面を備えた骨幹端を有する、インプラントにおいて、
a)髄内釘部分であって、実質的に真っ直ぐな骨内膜面、および、前記釘部分に沿って互いに長手方向に位置をずらして配置された複数のねじ山付きねじ孔、を有する、髄内釘部分と、
b)前記骨内膜面に対して所定の角度をなすプレート状頭部部分であって、前記頭部部分は、複数の固定用孔を含み、これらの固定用孔では、骨支持要素を前記頭部部分に対して固定することができる、プレート状頭部部分と、
c)前記頭部部分および前記釘部分の間に設けられた首部分と、
を備える、インプラント。
(2)実施態様1に記載のインプラントにおいて、
前記頭部部分と前記首部分との間の角度が、約10°〜約25°である、インプラント。
(3)実施態様1に記載のインプラントにおいて、
前記釘部分は、前記骨内膜面の実質的に反対側の面を有し、この面は、前記釘部分の寸法が末端部に向かってしだいに細くなるように、前記骨内膜面に接近する、インプラント。
(4)実施態様3に記載のインプラントにおいて、
前記末端部には、湾曲部が設けられている、インプラント。
前記頭部部分は、5つの固定用孔を含み、前記固定用孔の各々は、それぞれ別個の軸線を規定しており、前記固定用孔の1つが、中央固定用孔であり、
前記頭部部分が前記骨幹端に据え付けられると、前記中央固定用孔が、前記骨の関節面の中央に向かって方向付けられた軸線を規定する、インプラント。
(6)実施態様5に記載のインプラントにおいて、
前記固定用孔の残りが、空間をあけて分配されていて、かつ前記中央固定用孔の前記軸線からそれている、軸線を有する、インプラント。
(7)実施態様5に記載のインプラントにおいて、
前記中央固定用孔は、前記首部分を通って延びている、インプラント。
(8)実施態様1に記載のインプラントにおいて、
前記頭部部分は、少なくとも1つのKワイヤ位置合わせ用孔を含み、前記Kワイヤ位置合わせ用孔は、Kワイヤを所定の角度で安定して収容するような大きさに形成されている、インプラント。
(9)実施態様1に記載のインプラントにおいて、
前記頭部部分は、少なくとも1つのねじ山の付いていない縫合用孔を含み、前記ねじ山の付いていない縫合用孔では、縫合糸を前記頭部部分に連結することができる、インプラント。
前記頭部部分は、厚さを有し、
前記少なくとも1つの縫合用孔は、3つの縫合用トンネルを含み、前記縫合用トンネルの各々は、前記頭部部分の前記厚さよりも長い側部を含む、インプラント。
(11)実施態様9に記載のインプラントにおいて、
前記頭部部分は、近位−遠位軸線および中央平面を有し、
前記少なくとも1つの縫合用孔は、
3つの縫合用トンネルであって、
前記近位−遠位軸線に対して垂直であり、前記中央平面を通って延びる、第1の中央トンネル、および、
前記第1のトンネルの両側に設けられており、前記第1のトンネルに対して約45°±15°の角度で位置している、第2および第3のトンネル、
を含む、3つの縫合用トンネル、
を含む、インプラント。
(12)実施態様1に記載のインプラントにおいて、
前記頭部部分は、植え込み用ジグを前記頭部部分に連結するための引っ掛け部を含む、インプラント。
(13)実施態様12に記載のインプラントにおいて、
前記引っ掛け部は、前記釘部分とは反対側の前記頭部部分の端部に位置しており、
前記頭部部分は、植え込み用ジグを、前記引っ掛け部とは反対側の前記頭部部分の端部に固定するためのねじ孔をさらに含む、インプラント。
(14)実施態様1に記載のインプラントにおいて、
前記インプラントは、上腕骨近位部に植え込むための大きさに形成されている、インプラント。
a)基部と、
b)前記基部をインプラントに連結するための手段と、
c)前記基部の一端から上方へ延びる台座と、
d)前記台座の上部に設けられたハンドル取り付け部と、
e)ハンドルであって、前記ハンドルが、前記釘部分とはほぼ反対側の第1の位置に回転可能に固定されることを可能にするか、または、再構成されて、前記釘部分の上に少なくとも部分的に重なる第2の位置に回転可能に固定されることを可能にするように、前記ハンドル取り付け部に連結されている、ハンドルと、
を備える、植え込み用ジグ。
(16)実施態様15に記載の植え込み用ジグにおいて、
前記基部は、アクセス用開口を含み、前記骨支持要素を、前記アクセス用開口を介して前記インプラントの前記プレート部分に挿入できる、植え込み用ジグ。
(17)実施態様15に記載の植え込み用ジグにおいて、
前記ハンドルは、案内用孔を含み、前記案内用孔は、前記ジグが前記インプラントに連結され、前記ハンドルが前記第2の位置にあるときに、前記釘部分に設けられたねじ孔の上に重なる、植え込み用ジグ。
前記ハンドル取り付け部は、非円形の横断面を備えた部分を有し、
前記ハンドルは、非円形開口を有し、前記非円形開口では、前記ハンドルが、前記取り付け部の前記非円形の横断面を供えた部分に連結される、植え込み用ジグ。
(19)実施態様15に記載の植え込み用ジグにおいて、
前記ハンドルは、外すことができるクランプを介して前記ハンドル取り付け部に連結されている、植え込み用ジグ。
(20)実施態様15に記載の植え込み用ジグにおいて、
前記連結するための手段は、前記インプラントに機械的に連結するように構成された少なくとも1つのインプラントアンカーを含む、植え込み用ジグ。
(21)実施態様15に記載の植え込み用ジグにおいて、
前記連結するための手段は、ねじ山付き孔および固定用ねじを含む、植え込み用ジグ。
a)前記インプラントは、
髄内釘部分であって、
実質的に真っ直ぐな骨内膜面、および、
前記釘部分に沿って長手方向に互いにずらして配置された複数のねじ孔、
を有する、髄内釘部分と、
プレート状頭部部分であって、
前記釘部分のほぼ反対側に位置する第1の端部、および、
前記釘部分のより近くに位置する第2の端部、
を含み、
前記第1の端部は、少なくとも1つの引っ掛け部を含む、
プレート状頭部部分と、
を含み、
b)前記植え込み用ジグは、
i)前記引っ掛け部と連結するように構成された少なくとも1つのアンカーを有する基部と、
ii)前記基部を前記インプラントの前記プレート部分の前記第2の端部に連結するための連結手段と、
iii)前記基部の一端から上方へ延びる台座と、
iv)前記台座の上部に設けられたハンドル取り付け部と、
v)ハンドルであって、前記ハンドルが、前記釘部分とはほぼ反対側の第1の位置に固定されることを可能にし、および、前記釘部分の上に少なくとも部分的に重なる第2の位置になるよう再構成されることを可能にするように、前記ハンドル取り付け部に連結されている、ハンドルと、
を含む、
システム。
前記手段は、
前記プレート部分に設けられたねじ山付き孔と、
固定用ねじと、
を含む、システム。
(24)実施態様22に記載のシステムにおいて、
前記ハンドルは、外すことができるクランプを介して前記ハンドル取り付け部に連結されている、システム。
(25)第1の直径を備えた頭部を有するねじと共に使用するためのねじ案内用カニューレにおいて、
カニューレであって、
第1および第2の端部と、
前記第1および第2の端部の間に長手方向に延びる中央部分と、
を有し、
前記中央部分は、前記ねじの前記頭部が前記中央部分を通るのに十分に大きい第2の内径を有し、
前記第2の端部は、より小さい第3の内径を有し、前記第3の内径は、前記ねじの頭部を前記第2の端部に押し通すことができるが、前記ねじが前記カニューレ内で緩くなると、前記ねじが前記第2の端部によって保持されるように、十分に大きい、
カニューレ、
を備える、ねじ案内用カニューレ。
(26)実施態様25に記載のねじ案内用カニューレにおいて、
前記第2の内径は、一定である、ねじ案内用カニューレ。
(27)実施態様25に記載のねじ案内用カニューレにおいて、
前記第1の直径および前記第2の内径は、ほぼ同じである、ねじ案内用カニューレ。
前記第3の内径は、前記第2の端部を機械加工することによって規定される、ねじ案内用カニューレ。
(29)実施態様25に記載のねじ案内用カニューレにおいて、
前記第3の直径は、前記第2の端部に設けられた内側の縁部によって規定される、ねじ案内用カニューレ。
(30)実施態様25に記載のねじ案内用カニューレにおいて、
前記第3の直径は、前記第2の端部を内側に曲げることによって規定される、ねじ案内用カニューレ。
(31)実施態様30に記載のねじ案内用カニューレにおいて、
前記第2の端部は、内側に曲げられたスリット部を含む、ねじ案内用カニューレ。
(32)骨ネジにおいて、
a)回転駆動用溝を有する頭部であって、
前記溝部は、下面、および、前記下面に設けられたねじ山付き凹部を有し、
前記ねじ山付き凹部は、第1の方向に延びるねじ山を有する、
頭部と、
b)前記第1の方向と反対の第2の方向に延びるねじ山を有するシャフトと、
を備える、骨ネジ。
前記シャフトに設けられた前記ねじ山は、機械ねじ山である、骨ネジ。
(34)実施態様32に記載の骨ネジにおいて、
前記回転駆動用溝は、六角溝である、骨ネジ。
(35)組み合わせにおいて、
前記組み合わせは、実施態様32に記載の骨ネジと、ロッドと組み合わせであり、
前記ロッドは、前記第1の方向に延びるねじ山を備えた端部を有し、
前記端部は、前記ねじの前記頭部に設けられた前記ねじ山付き凹部に、ねじ山により連結される、組み合わせ。
(36)実施態様35に記載の組み合わせにおいて、
骨折部固定用インプラントと組み合わされており、
前記インプラントは、前記ねじの前記シャフトを収容するための少なくとも1つのねじ山付き孔を含み、
前記ロットと前記ねじ山付き凹部との間のねじ山連結部の連結解除が、前記シャフトを前記ねじ山付き孔に挿入するよりも大きい力を必要とする、組み合わせ。
a)前記骨折部の一方側で骨の一部を除去する段階と、
b)前記骨折部を整復する段階と、
c)前記首部分が前記骨折部の前記一方側に画定された空間内に据え付けられ、かつ前記頭部部分が前記骨幹端に支持されるまで、前記釘プレートインプラントの前記釘部分を、内側に限局されるように髄管の中へ挿入する段階と、
d)骨支持要素を前記骨幹端に挿入し、前記骨支持要素を前記プレート部分に対して固定する段階と、
e)ジグを前記インプラントに連結する段階であって、前記ジグは、案内用孔を備えたハンドルを含んでいる、段階と、
f)前記ジグの前記ハンドルを前記釘部分の上に重なるように配置する段階と、
g)前記案内用孔を介して、前記骨、および前記釘部分に設けられた前記ねじ孔に、孔をあける段階と、
h)ドライバを用いて、ねじを、ねじ案内用カニューレに通し、あけられた前記孔および前記釘部分に設けられた前記ねじ孔に挿入する段階であって、前記ねじ案内用カニューレは、前記カニューレ内でねじが前記ドライバから離されるのが早すぎた場合に、前記ねじを前記カニューレ内で保持する、段階と、
を含む、方法。
前記骨は、前記骨折部の遠位側から除去される、方法。
(39)実施態様37に記載の方法において、
前記ジグは、前記釘部分を前記髄管に挿入する前に前記インプラントに連結される、方法。
(40)実施態様37に記載の方法において、
前記釘部分を挿入する前に、前記ハンドルが前記釘部分とほぼ反対側に方向付けされた位置に固定された状態で、前記ジグを前記釘プレートに連結する段階、
をさらに含む、方法。
(41)実施態様37に記載の方法において、
前記骨支持要素を挿入する前に、少なくとも1つのKワイヤが、前記固定用孔を通して前記プレート部分および前記骨幹端に突き通され、また、前記骨幹端上で前記頭部部分の位置が合っているかを観察するために、X線透視検査で検査される、方法。
a)前記骨折部の一方側で骨の一部を除去する段階と、
b)骨折部を整復する段階と、
c)前記ハンドルが前記釘部分とほぼ反対側に方向付けられた位置で固定された状態で、前記ジグを前記釘プレートに連結する段階と、
d)前記首部が前記骨折部の前記一方側に画定された空間内に据え付けられ、前記頭部部分が前記骨幹端に支持されるまで、前記釘プレートインプラントの前記釘部分を、内側に限局されるように髄管の中へ挿入する段階と、
e)骨支持要素を前記骨幹端に挿入し、前記骨支持要素を前記プレート部分に対して固定する段階と、
f)前記釘部分の上に重なるように前記ジグの前記ハンドルを再配置する段階と、
g)前記案内用孔部を介して、前記骨、および前記釘部分に設けられた前記ねじ孔に、孔をあける段階と、
h)あけられた前記孔、および前記釘部分に設けられた前記ねじ孔に、ねじを挿入する段階と、
を含む、方法。
前記骨が、前記骨折部の遠位側から除去される、方法。
(44)実施態様42に記載の方法において、
前記骨支持要素を挿入する前に、少なくとも1つのKワイヤが、前記固定用孔を通して前記プレート部分および前記骨幹端に突き通され、また、前記骨幹端の上で前記頭部部分の位置が合っているかを観察するために、X線透過検査で検査される、方法。
(45)釘部分、プレート部分、および、前記釘部分と前記プレート部との間に設けられた首部分を有する釘プレートインプラントを骨折した上腕骨近位部に植え込む方法において、
a)骨の一部を骨折部の一方側で除去する段階と、
b)骨折部を整復する段階と、
c)前記首部が前記骨折部の前記一方側に画定された空間内に据え付けられ、前記頭部部分が前記上腕骨近位部の骨幹端に支持されるまで、前記釘プレートインプラントの前記釘部分を内側に限局されるように髄管の中へ挿入する段階と、
を含む、方法。
(46)実施態様45に記載の方法において、
前記骨は、前記骨折部の遠位側で除去される、方法。
Claims (14)
- 骨の骨折部を固定するためのインプラントであって、前記骨が、髄管を備えた骨幹、髄管内の骨内膜、および、端部に関節面を備えた骨幹端を有する、インプラントにおいて、
a)髄内釘部分であって、実質的に真っ直ぐな骨内膜面、および、前記釘部分に沿って互いに長手方向に位置をずらして配置された複数のねじ山付きねじ孔、を有する、髄内釘部分と、
b)前記骨内膜面に対して所定の角度をなすプレート状頭部部分であって、前記頭部部分は、複数の固定用孔を含み、これらの固定用孔では、骨支持要素を前記頭部部分に対して固定することができ、前記固定用孔の1つが中央固定用孔である、プレート状頭部部分と、
c)前記頭部部分および前記釘部分の間に設けられた首部分であって、前記中央固定用孔が前期首部分を通って延びている、首部分と、
を備える、インプラント。 - 請求項1に記載のインプラントにおいて、
前記頭部部分と前記釘部分との間の角度が、10°〜25°である、インプラント。 - 請求項1に記載のインプラントにおいて、
前記釘部分は、前記骨内膜面の実質的に反対側の面を有し、この面は、前記釘部分の寸法が末端部に向かってしだいに細くなるように、前記骨内膜面に接近する、インプラント。 - 請求項3に記載のインプラントにおいて、
前記末端部には、湾曲部が設けられている、インプラント。 - 請求項1に記載のインプラントにおいて、
前記頭部部分は、5つの固定用孔を含み、前記固定用孔の各々は、それぞれ別個の軸線を規定しており、前記固定用孔の1つが、中央固定用孔であり、
前記頭部部分が前記骨幹端に据え付けられると、前記中央固定用孔が、前記骨の関節面の中央に向かって方向付けられた軸線を規定する、インプラント。 - 請求項5に記載のインプラントにおいて、
前記固定用孔の残りが、空間をあけて分配されていて、かつ前記中央固定用孔の前記軸線からそれている、軸線を有する、インプラント。 - 請求項5に記載のインプラントにおいて、
前記中央固定用孔は、前記首部分を通って延びている、インプラント。 - 請求項1に記載のインプラントにおいて、
前記頭部部分は、少なくとも1つのKワイヤ位置合わせ用孔を含み、前記Kワイヤ位置合わせ用孔は、Kワイヤを所定の角度で安定して収容するような大きさに形成されている、インプラント。 - 請求項1に記載のインプラントにおいて、
前記頭部部分は、少なくとも1つのねじ山の付いていない縫合用孔を含み、前記ねじ山の付いていない縫合用孔では、縫合糸を前記頭部部分に連結することができる、インプラント。 - 請求項9に記載のインプラントにおいて、
前記頭部部分は、厚さを有し、
前記少なくとも1つの縫合用孔は、3つの縫合用トンネルを含み、前記縫合用トンネルの各々は、前記頭部部分の前記厚さよりも長い側部を含む、インプラント。 - 請求項9に記載のインプラントにおいて、
前記頭部部分は、近位一遠位軸線および中央平面を有し、
前記少なくとも1つの縫合用孔は、
3つの縫合用トンネルであって、
前記近位一遠位軸線に対して垂直であり、前記中央平面を通って延びる、第1の中央トンネル、および、
前記第1のトンネルの両側に設けられており、前記第1のトンネルに対して45°±15°の角度で位置している、第2および第3のトンネル、
を含む、3つの縫合用トンネル、
を含む、インプラント。 - 請求項1に記載のインプラントにおいて、
前記頭部部分は、植え込み用ジグを前記頭部部分に連結するための引っ掛け部を含む、インプラント。 - 請求項12に記載のインプラントにおいて、
前記引っ掛け部は、前記釘部分とは反対側の前記頭部部分の端部に位置しており、
前記頭部部分は、植え込み用ジグを、前記引っ掛け部とは反対側の前記頭部部分の端部に固定するためのねじ孔をさらに含む、インプラント。 - 請求項1に記載のインプラントにおいて、
前記インプラントは、上腕骨近位部に植え込むための大きさに形成されている、インプラント。
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