JP5258606B2 - Ip放送視聴測定システム、検出装置、集計センタ、及びip放送視聴測定方法 - Google Patents

Ip放送視聴測定システム、検出装置、集計センタ、及びip放送視聴測定方法 Download PDF

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本発明は、IP放送の視聴状況を測定するIP放送視聴測定システム、検出装置、集計センタ、及びIP放送視聴測定方法に関する。
従来、テレビ放送において、どの放送局の番組コンテンツが、いつ、どれくらいの人に視聴されたかを表す指標値として、視聴率が広く用いられている。一般的に、視聴率は、所定時間毎(例えば1分毎)の各放送局の視聴数(例えば視聴世帯数)を集計した後、所定時間毎の各放送局の視聴率が算出される。
近年では、番組コンテンツの配信にインターネット・プロトコル(以下、IP)が用いられる新たな放送形態であるIP放送が注目されている。家庭内の視聴装置は、配信事業者の配信サーバからIPマルチキャスト方式を用いて配信される番組コンテンツを視聴する。なお、以下において「視聴」とは、視聴装置が番組コンテンツを受信及び再生することを意味する。
このようなIP放送において、インターネットなどのIP網に設けられるルータ装置が保持するルーティングテーブルを利用して、視聴率と同等な指標値を得る方法が提案されている(特許文献1及び2参照)。具体的には、当該方法では、ルーティングテーブルにおいて特定の配信サーバのIPアドレス(マルチキャストアドレス)と対応付けられた中継先の数が視聴数として測定される。
特開2007−180743号公報 特開2008−177719号公報
ところで、IP放送において配信事業者に番組コンテンツを供給する番組供給会社(サプライヤ)は、テレビ放送における放送局に相当する。したがって、テレビ放送における視聴率と同等な指標値をIP放送において求めようとした場合、所定時間毎の各番組供給会社の視聴数を測定する必要がある。
しかしながら、IP放送では、複数の配信サーバが、同一の番組供給会社から供給された番組コンテンツを配信する場合がある。このような場合、特許文献1及び2に記載の方法では、視聴数を配信サーバ単位で測定するため、当該番組供給会社が供給する番組コンテンツの視聴数が分散してしまい、所定時間毎の各番組供給会社の視聴数を正確に測定できないという問題があった。
そこで、本発明は、IP放送において、所定時間毎の各番組供給会社の視聴数を正確に測定できるIP放送視聴測定システム、検出装置、集計センタ、及びIP放送視聴測定方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は以下のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、各配信事業者の配信サーバ(配信サーバ31,32,33)がIPマルチキャスト方式を用いて番組コンテンツを各家庭内の視聴装置(視聴装置13,14)に配信する放送形態であるIP放送における視聴数を測定するIP放送視聴測定システムであって、配信事業者に番組コンテンツを供給する番組供給会社と、前記供給された番組コンテンツを配信する配信サーバのIPアドレスとを対応付けた配信元情報を記憶する配信元情報記憶部(配信元情報記憶部27)と、各家庭内のLANに接続され、前記視聴装置が視聴した番組コンテンツの配信元のIPアドレスと、前記視聴した番組コンテンツの視聴開始時刻と、前記視聴した番組コンテンツの視聴終了時刻とを検出する検出装置(検出装置11)と、前記配信元情報記憶部が記憶する前記配信元情報を用いて、前記検出装置によって検出された前記IPアドレスに対応する番組供給会社を特定する番組供給会社特定部(番組供給会社特定部28)と、前記検出装置と通信可能に構成され、前記検出装置によって検出された前記視聴開始時刻及び前記視聴終了時刻と、前記番組供給会社特定部によって特定された前記番組供給会社とに基づいて、所定時間毎の各番組供給会社の前記視聴数を集計する集計センタ(集計センタ2)とを備え、前記配信元情報記憶部及び前記番組供給会社特定部は、前記検出装置又は前記集計センタに設けられることを要旨とする。
このようなIP放送視聴測定システムによれば、同一の番組供給会社から供給された番組コンテンツを複数の配信サーバが配信するような場合でも、視聴数を番組供給会社単位で測定することができるため、所定時間毎の各番組供給会社の視聴数を正確に測定できる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記検出装置は、前記視聴装置が前記LANを介して送受信するパケットを受信する受信部(受信部111)と、前記受信部が受信したパケットに基づいて、前記配信元のIPアドレスと、前記視聴開始時刻と、前記視聴終了時刻とを検出する装置側検出部(装置側検出部112)と、前記装置側検出部による検出結果を前記集計センタに送信する送信部(送信部115)とを備えることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第2の特徴に係り、前記受信部は、前記視聴装置からIP網に向けて送信され、番組コンテンツの配信開始を要求する配信開始要求と、前記視聴装置から前記IP網に向けて送信され、番組コンテンツの配信終了を要求する配信終了要求とを受信し、前記装置側検出部は、前記配信開始要求を受信したタイミングに対応する時刻を前記視聴開始時刻として検出し、前記配信終了要求を受信したタイミングに対応する時刻を前記視聴終了時刻として検出することを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、本発明の第1〜第3の何れかの特徴に係り、前記集計センタは、各番組供給会社の番組コンテンツを順次選択して視聴するセンタ側視聴装置(センタ側視聴装置22)が視聴する番組コンテンツの配信元のIPアドレスを検出するセンタ側検出部(センタ側検出部25)と、前記センタ側視聴装置が番組コンテンツを視聴する際に前記センタ側検出部が検出するIPアドレスと、選択されている番組供給会社とを対応付けることにより、前記配信元情報を生成、又は定期的に更新する配信元情報管理部(配信元情報管理部26)とを備えることを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、本発明の第4の特徴に係り、前記配信元情報管理部は、前記配信元情報を更新する際、又は、前記視聴数を集計する際に、前記配信元情報において同一の番組供給会社に異なるIPアドレスが対応付けられている場合、前記異なるIPアドレスをグループ化することを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、本発明の第1〜第5の何れかの特徴に係り、前記配信元情報記憶部は、前記配信サーバのポート番号を前記配信元情報に含めて記憶し、前記検出装置は、前記配信元のIPアドレスに加え、前記配信元のポート番号を検出し、前記番組供給会社特定部は、前記配信元情報記憶部が記憶する前記配信元情報を用いて、前記検出装置によって検出された前記IPアドレス及び前記ポート番号に対応する前記番組供給会社を特定することを要旨とする。
本発明の第7の特徴は、各配信事業者の配信サーバ(配信サーバ31,32,33)がIPマルチキャスト方式を用いて番組コンテンツを各家庭内の視聴装置(視聴装置13,14)に配信する放送形態であるIP放送における視聴数の測定に用いられ、家庭内のLAN(LAN12)に接続される検出装置(検出装置11)であって、前記視聴装置がLANを介して送受信するパケットを受信する受信部(受信部111)と、前記受信部が受信したパケットに基づいて、前記視聴装置が視聴した番組コンテンツの配信元のIPアドレスと、前記視聴した番組コンテンツの視聴開始時刻と、前記視聴した番組コンテンツの視聴終了時刻とを検出する装置側検出部(装置側検出部112)と、前記装置側検出部による検出結果を集計センタに送信する送信部(送信部115)とを備える検出装置ことを要旨とする。
本発明の第8の特徴は、本発明の第7の特徴に係り、前記受信部は、前記視聴装置からIP網に向けて送信され、番組コンテンツの配信開始を要求する配信開始要求と、前記視聴装置から前記IP網に向けて送信され、番組コンテンツの配信終了を要求する配信終了要求とを受信し、前記装置側検出部は、前記配信開始要求を受信したタイミングに対応する時刻を前記視聴開始時刻として検出し、前記配信終了要求を受信したタイミングに対応する時刻を前記視聴終了時刻として検出することを要旨とする。
本発明の第9の特徴は、本発明の第7又は第8の特徴に係り、配信事業者に番組コンテンツを供給する番組供給会社と、前記供給された番組コンテンツを配信する配信サーバのIPアドレスとを対応付けた配信元情報を記憶する配信元情報記憶部(配信元情報記憶部116)と、前記配信元情報記憶部が記憶する前記配信元情報を用いて、前記装置側検出部によって検出された前記IPアドレスに対応する番組供給会社を特定する番組供給会社特定部(番組供給会社特定部117)とを備えることを要旨とする。
本発明の第10の特徴は、本発明の第7〜第9の何れかの特徴に係り、前記装置側検出部は、前記配信元のIPアドレスに加え、前記配信元のポート番号を検出することを要旨とする。
本発明の第11の特徴は、各配信事業者の配信サーバ(配信サーバ31,32,33)がIPマルチキャスト方式を用いて番組コンテンツを各家庭内の視聴装置(視聴装置13,14)に配信する放送形態であるIP放送における視聴数の測定に用いられる集計センタ(集計センタ2)であって、各家庭内のLAN(LAN12)に接続され、前記視聴装置が視聴した番組コンテンツの配信元のIPアドレスと、前記視聴した番組コンテンツの視聴開始時刻と、前記視聴した番組コンテンツの視聴終了時刻とを検出する検出装置(検出装置11)における検出結果を受信する受信部(受信部21)と、配信事業者に番組コンテンツを供給する番組供給会社と、前記供給された番組コンテンツを配信する配信サーバのIPアドレスとを対応付けた配信元情報を記憶する配信元情報記憶部(配信元情報記憶部27)と、前記配信元情報記憶部が記憶する前記配信元情報を用いて、前記検出装置によって検出された前記IPアドレスに対応する番組供給会社を特定する番組供給会社特定部(番組供給会社特定部28)と、前記検出装置によって検出された前記視聴開始時刻及び前記視聴終了時刻と、前記番組供給会社特定部によって特定された前記番組供給会社とに基づいて、所定時間毎の各番組供給会社の前記視聴数を集計する集計処理部(集計処理部29)とを備えることを要旨とする。
本発明の第12の特徴は、本発明の第11の特徴に係り、各番組供給会社の番組コンテンツを順次選択して視聴するセンタ側視聴装置(センタ側視聴装置22)が視聴する番組コンテンツの配信元のIPアドレスを検出するセンタ側検出部(センタ側検出部25)と、前記センタ側視聴装置が番組コンテンツを視聴する際に前記センタ側検出部が検出するIPアドレスと、選択されている番組供給会社とを対応付けることにより、前記配信元情報を生成、又は定期的に更新する配信元情報管理部(配信元情報管理部26)とを備えることを要旨とする。
本発明の第13の特徴は、本発明の第12の特徴に係り、前記配信元情報管理部は、前記配信元情報を更新する際、又は、前記視聴数を集計する際に、前記配信元情報において同一の番組供給会社に異なるIPアドレスが対応付けられている場合、前記異なるIPアドレスをグループ化することを要旨とする。
本発明の第14の特徴は、本発明の第11〜第13の何れかの特徴に係り、前記配信元情報記憶部は、前記配信サーバのポート番号を前記配信元情報に含めて記憶し、前記番組供給会社特定部は、前記配信元情報記憶部が記憶する前記配信元情報を用いて、前記検出装置によって検出された前記IPアドレス及び前記配信元のポート番号に対応する前記番組供給会社を特定することを要旨とする。
本発明の第15の特徴は、各配信事業者の配信サーバがIPマルチキャスト方式を用いて番組コンテンツを各家庭内の視聴装置に配信する放送形態であるIP放送における視聴数を測定するIP放送視聴測定方法であって、配信事業者に番組コンテンツを供給する番組供給会社と、前記供給された番組コンテンツを配信する配信サーバのIPアドレスとを対応付けた配信元情報を記憶するステップと、各家庭内のLANに接続された検出装置が、前記視聴装置が視聴した番組コンテンツの配信元のIPアドレスと、前記視聴した番組コンテンツの視聴開始時刻と、前記視聴した番組コンテンツの視聴終了時刻とを検出するステップと、前記記憶した配信元情報を用いて、前記検出装置によって検出された前記IPアドレスに対応する番組供給会社を特定するステップと、前記検出装置と通信可能に構成された集計センタが、前記検出装置によって検出された前記視聴開始時刻及び前記視聴終了時刻と、前記特定するステップにおいて特定された番組供給会社とに基づいて、所定時間毎の各番組供給会社の前記視聴数を集計するステップとを備え、前記記憶するステップ及び前記特定するステップは、前記検出装置又は前記集計センタにおいて実行されることを要旨とする。
本発明の第16の特徴は、本発明の第15の特徴に係り、前記検出装置が、前記視聴装置が前記LANを介して送受信するパケットを受信するステップと、前記検出装置が、前記受信したパケットに基づいて、前記配信元のIPアドレスと、前記視聴開始時刻と、前記視聴終了時刻とを検出するステップと、前記検出装置が、前記検出するステップによる検出結果を前記集計センタに送信するステップとを備えることを要旨とする。
本発明の第17の特徴は、本発明の第16の特徴に係り、前記受信するステップでは、前記視聴装置からIP網に向けて送信され、番組コンテンツの配信開始を要求する配信開始要求と、前記視聴装置から前記IP網に向けて送信され、番組コンテンツの配信終了を要求する配信終了要求とを受信するステップと、前記検出するステップでは、前記配信開始要求を受信したタイミングに対応する時刻を前記視聴開始時刻として検出し、前記配信終了要求を受信したタイミングに対応する時刻を前記視聴終了時刻として検出することを要旨とする。
本発明の第18の特徴は、本発明の第15〜第17の何れかの特徴に係り、前記集計センタが、各番組供給会社の番組コンテンツを順次選択して視聴するセンタ側視聴装置が視聴する番組コンテンツの配信元のIPアドレスを検出するステップと、前記集計センタが、前記センタ側視聴装置が番組コンテンツを視聴する際に検出されるIPアドレスと、選択されている番組供給会社とを対応付けることにより、前記配信元情報を生成、又は定期的に更新するステップとを備えることを要旨とする。
本発明の第19の特徴は、本発明の第18の特徴に係り、前記配信元情報を更新する際、又は、前記視聴数を集計する際に、前記配信元情報において同一の番組供給会社に異なるIPアドレスが対応付けられている場合、前記異なるIPアドレスをグループ化するステップを備えることを要旨とする。
本発明の第20の特徴は、本発明の第15〜第19の何れかの特徴に係り、前記配信元情報を記憶するステップでは、前記配信サーバのポート番号を前記配信元情報に含めて記憶し、前記検出装置は、前記検出するステップにおいて、前記配信元のIPアドレスに加え、前記配信元のポート番号を検出し、前記特定するステップでは、前記配信元情報を用いて、前記検出装置によって検出された前記IPアドレス及び前記ポート番号に対応する前記番組供給会社を特定することを要旨とする。
本発明によれば、IP放送において、所定時間毎の各番組供給会社の視聴数を正確に測定できるIP放送視聴測定システム、検出装置、集計センタ、及びIP放送視聴測定方法を提供できる。
本発明の実施形態に係るIP放送視聴測定システムの概略構成図である。 本発明の実施形態に係る検出装置の構成を示す機能ブロック図である。 視聴情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る集計センタの構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係るIP放送視聴測定システムの概略動作を示す動作シーケンス図である。 配信元情報の更新処理フローを示すフローチャートである。 重複チェック処理について説明するための図である。 重複チェック処理について説明するための図である。 サプライヤ視聴率の出力処理フローを示すフローチャートである。 中間データの一例を示す図である。 調査レポートの一例を示す図である。 その他の実施形態に係る検出装置の構成を示す機能ブロック図である。
次に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。具体的には、(1)IP放送視聴測定システムの全体概略構成、(2)検出装置の構成、(3)収集センタの構成、(4)IP放送視聴測定システムの動作、(5)効果、(6)その他の実施形態について説明する。以下の実施形態における図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(1)IP放送視聴測定システムの全体概略構成
図1は、本実施形態に係るIP放送視聴測定システムの概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態に係るIP放送視聴測定システムは、配信事業者の配信サーバ31,32,33がIPマルチキャスト方式を用いて番組コンテンツを各家庭(以下、「調査世帯」と称する)1内の視聴装置13,14にIP網を介して配信する放送形態であるIP放送に適用される。ここで番組コンテンツとは、映像及び音声を含むテレビ番組のコンテンツである。
配信サーバ31,32,33は、それぞれ異なる配信事業者によって管理される。配信事業者には、番組供給会社から番組コンテンツが供給される。配信サーバ31,32,33は、それぞれ異なるマルチキャストアドレスを用いて番組コンテンツを配信する。
調査世帯1内に設置された視聴装置13,14は、調査世帯1内のLAN12(いわゆる、ホームネットワーク)を介してインターネット50に接続される。視聴装置13,14は、配信サーバ31,32,33が配信する番組コンテンツを視聴可能な専用装置である。なお、LAN12とインターネット50との間の接続形態は、例えばFTTH,ADSL,又はCATVである。
LAN12には、視聴装置13,14における視聴状況を検出するための検出装置11が接続されている。検出装置11は、LAN12を常時監視し、LAN12上を流れるIPパケットを受信し、受信したIPパケットに基づいて各種情報を検出する。検出装置11による検出結果(以下、適宜「視聴情報」と称する)は、集計センタ2に送信される。検出装置11から集計センタ2への送信手段としては、家庭の電話回線網、携帯電話網又はPHS網などの無線通信網、もしくはインターネットなどのIP網などが使用できる。
集計センタ2は、これらの通信網の何れかを介して各家庭1の検出装置11と通信可能に構成されている。集計センタ2は、各家庭1の検出装置11から視聴情報を収集し、収集した視聴情報に基づいて各番組供給会社の視聴数を測定した後、各番組供給会社の視聴率(以下、「サプライヤ視聴率」と称する)を算出する。集計センタ2の機能は、1つの装置を用いて実現されてもよく、複数の装置を用いて実現されてもよい。
(2)検出装置の構成
図2は、検出装置11の構成を示す機能ブロック図である。
図2に示すように、検出装置11は、受信部111と、装置側検出部112と、時計部113と、視聴情報記憶部114と、送信部115とを有する。受信部111及び送信部115は、例えば、LAN12を構成するブロードバンドルータ(不図示)に接続され、ミラーポート機能の付いたスイッチングハブを用いて構成される。
受信部111は、視聴装置13,14がLAN12を介して送受信するパケットを受信する。装置側検出部112は、受信部111が受信したパケットに基づいて、番組コンテンツの配信元のIPアドレスと、当該番組コンテンツの視聴開始時刻と、当該番組コンテンツの視聴終了時刻とを検出する。装置側検出部112による検出結果は、視聴情報記憶部114に一旦記憶される。視聴情報記憶部114は、不揮発メモリで構成され、あらかじめ固有の世帯番号が設定されている。送信部115は、装置側検出部112による検出結果と世帯番号とを視聴情報記憶部114から取得して集計センタ2に送信する。
具体的には、受信部111は、視聴装置13,14からインターネット50に向けて送信される配信開始要求及び配信終了要求を受信する。配信開始要求及び配信終了要求は、例えばICMPv6に従ったメッセージである。装置側検出部112は、時計部113を参照し、配信開始要求を受信したタイミングに対応する時刻を視聴開始時刻として検出し、配信終了要求を受信したタイミングに対応する時刻を視聴終了時刻として検出する。
例えば、配信事業者Aの配信サーバ31がIPv6のIPマルチキャストでのIP放送をしている場合、視聴装置13では、視聴者が視聴ソフトウェアのメニュー画面を操作することで、IP放送の視聴が開始される。この際、視聴装置13は、ICMPv6による配信開始要求により視聴を開始し、ICMPv6による配信終了要求により視聴を終了する。
検出装置11は、ICMPv6命令を常に監視する事により、時計部113の時刻で、視聴開始時刻、視聴終了時刻、配信事業者A,B,Cの配信サーバ31,32,33のIPアドレス(マルチキャストアドレス、配信元アドレス)、ポート番号、及び視聴に使用している視聴装置番号を検出し、視聴情報として視聴情報記憶部114に保存する。送信部115は、視聴情報記憶部114に保存している視聴情報を集計センタ2に定期的に送信する。
図3は、視聴情報の一例を示す図である。図3の例では、視聴情報は、IPアドレス(ここでは、配信元アドレス)と、視聴開始時刻と、視聴終了時刻と、視聴開始時刻、視聴終了時刻とが対応付けられている。また、IPアドレスには、配信元のポート番号も含まれている。
(3)収集センタの構成
図4は、集計センタ2の構成を示す機能ブロック図である。
図4に示すように、集計センタ2は、受信部21と、センタ側視聴装置22と、送信部23と、電子番組表(以下、EPG)管理部24と、センタ側検出部25と、配信元情報管理部26と、配信元情報記憶部27と、番組供給会社特定部28と、集計処理部29と、中間データ記憶部30と、入力部20aと、出力部20bとを有する。
受信部21は、視聴情報及び世帯番号を検出装置11から受信する。受信部21及び送信部23は、例えば、ブロードバンドルータ(不図示)に接続され、ミラーポート機能の付いたスイッチングハブを用いて構成される。センタ側視聴装置22は、調査世帯1内の視聴装置13,14と同等の機能を有し、配信元情報の生成及び更新のために用いられる。センタ側視聴装置22は、各番組供給会社の番組コンテンツを順次選択して視聴する。送信部23は、センタ側視聴装置22からのICMPv6命令をインターネット50に向けて送信する。
EPG管理部24は、センタ側視聴装置22が受信するEPGを取得し、EPGから番組供給会社の識別子を抽出する。本実施形態では、番組供給会社の識別子として、番組供給会社の名前である番組供給会社名を用いる。入力部20aは、オペレータからの入力を受け付けるキーボード又はマウスなどであり、番組供給会社名の抽出が不可である場合などに使用される。
センタ側検出部25は、検出装置11の装置側検出部112と同等の機能を有し、配信サーバ31,32,33からセンタ側視聴装置22が受信するパケットを常に監視している。センタ側検出部25は、センタ側視聴装置22が視聴する番組コンテンツの配信元のIPアドレスに加え、当該配信元のポート番号を検出してもよい。
配信元情報管理部26は、センタ側視聴装置22が番組コンテンツを視聴する際にセンタ側検出部25が検出するIPアドレスと、選択されている番組供給会社とを対応付けることにより、配信元情報を生成、又は定期的に更新する。
配信元情報記憶部27は、配信元情報管理部26によって生成された配信元情報を記憶する。配信元情報記憶部27は、配信サーバのIPアドレスに加え、ポート番号を配信元情報に含めて記憶してもよい。
配信元情報管理部26は、配信元情報を更新する際、又は、視聴数を集計する際に、配信元情報において同一の番組供給会社に異なるIPアドレスが対応付けられている場合、当該異なるIPアドレスをグループ化する。
番組供給会社特定部28は、配信元情報記憶部27が記憶する配信元情報を用いて、検出装置11によって検出されたIPアドレス及びポート番号に対応する番組供給会社を特定する。
集計処理部29は、検出装置11によって検出された視聴開始時刻及び視聴終了時刻と、番組供給会社特定部28によって特定された番組供給会社(番組供給会社名)とに基づいて、所定時間毎の各番組供給会社の視聴数を集計した後、サプライヤ視聴率を算出する。中間データ記憶部30は、集計処理部29における集計処理中に生じる中間的なデータを記憶する。出力部20bは、集計処理部29によって算出されたサプライヤ視聴率を出力するものであり、例えばディスプレイ又はプリンタなどによって構成される。
(4)IP放送視聴測定システムの動作
次に、IP放送視聴測定システムの動作について、(4.1)概略動作シーケンス、(4.2)配信元情報の更新処理フロー、(4.3)サプライヤ視聴率の出力処理フローの順に説明する。
(4.1)概略動作シーケンス
図5は、IP放送視聴測定システムの概略動作を示す動作シーケンス図である。
ステップS101において、集計センタ2のEPG管理部24は、EPGから番組供給会社名を抽出する。
ステップS102において、集計センタ2のセンタ側視聴装置22は、当該番組供給会社名を選択して、番組コンテンツの視聴開始要求をインターネット50に向けて送信する。
ステップS103において、配信サーバ31は、集計センタ2のセンタ側視聴装置22への番組コンテンツの配信を開始する。
ステップS104において、集計センタ2のセンタ側検出部25は、配信サーバ31のIPアドレス(マルチキャストアドレス及び配信元アドレス)とポート番号とを検出する。
ステップS105において、集計センタ2の配信元情報管理部26は、ステップS101において抽出された番組供給会社名と、ステップS104において検出されたIPアドレス及びポート番号とを対応付けた配信元情報を生成する。生成された配信元情報は、配信元情報記憶部27に記憶される。
一方、ステップS106において、調査世帯1内の視聴装置13は、配信開始要求をインターネット50に向けて送信する。その際、検出装置11の受信部111は、LAN12上を流れる配信開始要求を受信する。ステップS107において、装置側検出部112は、当該配信開始要求に基づいて、視聴装置13が視聴を開始する番組コンテンツの配信元のIPアドレス及びポート番号を検出するとともに、視聴開始時刻を検出する。
ステップS108において、配信サーバ31は、調査世帯1内の視聴装置13への番組コンテンツの配信を開始する。
ステップS109において、調査世帯1内の視聴装置13は、配信終了要求をインターネット50に向けて送信する。その際、検出装置11の受信部111は、LAN12上を流れる配信終了要求を受信する。ステップS110において、装置側検出部112は、当該配信終了要求に基づいて、視聴終了時刻を検出する。
ステップS111において、検出装置11の視聴情報記憶部114は、ステップS107において検出されたIPアドレス、ポート番号及び視聴開始時刻と、ステップS111において検出された視聴終了時刻とを含む視聴情報を記憶する。
ステップS112において、検出装置11の送信部115は、視聴情報記憶部114に記憶されている視聴情報及び世帯番号を集計センタ2に送信する。集計センタ2の受信部21は、視聴情報及び世帯番号を受信する。
ステップS113において、番組供給会社特定部28は、配信元情報記憶部27を参照し、受信部21が受信した視聴情報に含まれるIPアドレス及びポート番号に対応する番組供給会社名を特定する。
ステップS114において、集計処理部29は、検出装置11によって検出された視聴開始時刻及び視聴終了時刻と、番組供給会社特定部28によって特定された番組供給会社名とに基づいて、所定時間毎の各番組供給会社の視聴数を集計した後、サプライヤ視聴率を算出する。
(4.2)配信元情報の更新処理フロー
図6は、配信元情報の更新処理フローを示すフローチャートである。ここでは、配信事業者Aの配信サーバ31からの番組供給会社名の取得方法について、番組供給会社aを例にとり説明する。
ステップS201において、視聴ソフトウェアのメニュー画面操作に応じて、センタ側視聴装置22は、EPGを表示する。
ステップS202において、EPG管理部24は、EPGデータを取込み、一時的に記憶する。
ステップS203において、EPG管理部24は、EPGデータから番組供給会社名のテキストデータを抽出可能であるか否かを判定する。EPGデータから番組供給会社名のテキストデータを抽出可能である場合には、処理がステップS203に進み、抽出不可である場合には、処理がステップS204に進む。
ステップS204において、入力部20aは、オペレータからの番組供給会社名aの入力を受け付ける。
ステップS205において、EPG管理部24は、EPGデータより、番組供給会社名のテキストデータを抽出し、一時的に記憶する。
ステップS206において、センタ側視聴装置22は、EPGの画面から、番組供給会社名aを選択し、番組供給会社aの視聴を開始する。
ステップS207において、センタ側検出部25は、配信された番組コンテンツのマルチキャストアドレス、配信元アドレス、ポート番号(以下、適宜「IPアドレス情報」と称する)を検出する。
ステップS208において、配信元情報管理部26は、ステップS206において検出されたIPアドレス情報と、ステップS204又はステップS205において得られた番組供給会社名とを対応付けて配信元情報記憶部27に記憶させる。この際、格納順に格納番号を付加してもよい。
その後、配信元情報管理部26は、以下のような重複チェックを行う。その際、同一の番組供給会社名と判定した場合には、同一の番組供給会社名の格納番号を付加する。この一連の処理について、図7及び図8を用いて説明する。
図7(a)は、最初に配信サーバ31から番組供給会社a、番組供給会社bの名称とIPアドレス情報を配信元情報記憶部27に保存したものである。この時に重複チェックを行うが、重複する番組供給会社は無い。
図7(b)は、配信サーバ32からの番組供給会社b、番組供給会社c、番組供給会社dの名称とIPアドレス情報を配信元情報記憶部27に保存したものである。ここで、図7(a)及び図7(b)について重複チェックを行った結果を図7(c)に示す。
図7(c)では、格納番号2と1002の番組供給会社bが重複しているため、格納番号2のデータには重複する1002を、格納番号1002のデータには重複する2を記録する。
図8(a)は、配信サーバ33からの番組供給会社b、番組供給会社d、番組供給会社e、番組供給会社fの名称とIPアドレス情報を配信元情報記憶部27に保存したものである。この際、EPG管理部24よりデータベース更新信号を受信するため、番組供給会社名を全件検索し重複チェックを行う。その結果を図8(b)に示す。
格納番号2と1002と2001の番組供給会社bが重複しているため、格納番号2のデータには重複する1002と2001、格納番号1002のデータには重複する2と2001、格納番号2001のデータには重複する2と1002を記録する。
また、格納番号1003と2002の番組供給会社dが重複しているため、格納番号1003のデータには、重複する2002、格納番号2002のデータには重複する1003を記憶する。
上記を繰り返し行う事により、番組供給会社名をキーにした重複チェックをおこなう。なお、同一IPアドレスでの番組供給会社の変更や、別のIPアドレスへの移行は、配信元情報記憶部27の登録内容が増やす事で対応可能である。
(4.3)サプライヤ視聴率の出力処理フロー
図9は、サプライヤ視聴率の出力処理フローを示すフローチャートである。
ステップS301において、番組供給会社特定部28は、配信元情報記憶部27が記憶する配信元情報を用いて、検出装置11によって検出された視聴情報におけるIPアドレス情報に対応する番組供給会社名を特定する。集計処理部29は、特定された番組供給会社名と、視聴情報とを対応付けて中間データを生成する。この世帯毎に前処理した中間データは、中間データ記憶部30に記憶される。
図10は、中間データの一例を示す図である。図10に示す中間データにおいて、番組供給会社bを例にすると、配信事業者がA,Cと異なり、配信サーバが31,33と違っても、番組供給会社bを識別している。
ステップS302において、集計処理部29は、中間データにおいて番組供給会社名に重複があるか否かを判定する。重複がある場合には、ステップS303において、集計処理部29は、番組供給会社名単位で視聴情報をまとめる。
ステップS304において、集計処理部29は、最終集計処理をするために、中間データ記憶部30に記憶されている世帯毎の中間データを全て読み出し、集計対象世帯を番組供給会社名単位にまとめ、番組供給会社名の重複チェックをおこない、時間ごとのデータに集計する。
ステップS305において、集計処理部29は、集計処理の結果、番組供給会社単位の視聴率(人気度)を示す調査レポートを発行する。なお、調査レポートは、紙媒体に印刷しても、電子データによる配信でもよい。
図11は、調査レポートの一例を示す図である。なお、図11では、番組供給会社名を単に「番組」と略記している。図11に示す調査レポートにおいては、毎分の各番組供給会社の視聴率が記録されている。
(5)効果
以上説明したように、本実施形態によれば、同一の番組供給会社から供給された番組コンテンツを複数の配信サーバ31,32,33が配信するような場合でも、視聴数を番組供給会社単位で測定することができるため、所定時間毎の各番組供給会社の視聴数を正確に測定できる。
本実施形態では、検出装置11は、家庭内のLAN12を介して視聴装置13,14が送受信するパケットに基づいて、配信元のIPアドレスと、視聴開始時刻と、視聴終了時刻とを検出し、検出結果を集計センタ2に送信する。家庭内のIP放送の視聴状況をより確実に検出できる。また、家庭単位での測定が可能であるため、上記のように世帯別のサプライヤ視聴率を算出できる。さらに、検出装置11に個人識別機能を付与すれば、個人別のサプライヤ視聴率を算出することもできる。
本実施形態では、検出装置11は、配信開始要求を受信したタイミングに対応する時刻を視聴開始時刻として検出し、配信終了要求を受信したタイミングに対応する時刻を視聴終了時刻として検出する。したがって、視聴の開始及び終了時刻を自動且つ高精度に検出できる。
本実施形態では、集計センタ2は、各番組供給会社の番組コンテンツを順次選択して視聴するセンタ側視聴装置22が番組コンテンツを視聴する際にセンタ側検出部25が検出するIPアドレスと、選択されている番組供給会社とを対応付けることにより、配信元情報を生成、又は定期的に更新する。これにより、IPアドレスと番組供給会社とを自動で対応付けることができる。また、このような方法で配信元情報を定期的に更新することにより、配信サーバのIPアドレスが変更されたような場合でも、当該変更を配信元情報に反映させることができる。
本実施形態では、集計センタ2は、配信元情報を更新する際、又は、視聴数を集計する際に、配信元情報において同一の番組供給会社に異なるIPアドレスが対応付けられている場合、当該異なるIPアドレスをグループ化する。このため、集計センタ2における集計処理を容易にすることができる。
本実施形態では、集計センタ2は、配信サーバのポート番号を配信元情報に含めて記憶し、検出装置11は、配信元のIPアドレスに加え、配信元のポート番号を検出する。そして、集計センタ2は、ポート番号を含む配信元情報を用いて番組供給会社を特定する。これにより、配信サーバが配信する番組コンテンツ(及び番組供給会社)がポート番号毎に異なるような場合でも、視聴数を番組供給会社単位で測定することができる。
(6)その他の実施形態
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
例えば、上述した実施形態では、配信元情報記憶部27及び番組供給会社特定部28が集計センタ2に設けられていたが、図12に示すように、配信元情報記憶部116及び番組供給会社特定部117を検出装置11に設けてもよい。具体的には、集計センタ2から検出装置11に配信元情報を定期的に送信し、検出装置11は、集計センタ2から受信した配信元情報を配信元情報記憶部116に記憶する。そして、検出装置11は、IPアドレスを集計センタ2に送信するのではなく、IPアドレスから特定された番組供給会社名を検出結果として集計センタ2に送信する。このような構成では、集計センタ2側の処理負荷を軽減することができる。
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
1…家庭、2…集計センタ、11…検出装置、12…LAN、13…視聴装置、13,14…視聴装置、20a…入力部、20b…出力部、21…受信部、22…センタ側視聴装置、23…送信部、24…EPG管理部、25…センタ側検出部、26…配信元情報管理部、27…配信元情報記憶部、28…番組供給会社特定部、29…集計処理部、30…中間データ記憶部、31,32,33…配信サーバ、50…インターネット、111…受信部、112…装置側検出部、113…時計部、114…視聴情報記憶部、115…送信部、116…配信元情報記憶部、117…番組供給会社特定部

Claims (16)

  1. 各配信事業者の配信サーバがIPマルチキャスト方式を用いて番組コンテンツを各家庭内の視聴装置に配信する放送形態であるIP放送における視聴数を測定するIP放送視聴測定システムであって、
    配信事業者に番組コンテンツを供給する番組供給会社と、前記供給された番組コンテンツを配信する配信サーバのIPアドレスとを対応付けた配信元情報を記憶する配信元情報記憶部と、
    各家庭内のLANに接続され、前記視聴装置が視聴した番組コンテンツの配信元のIPアドレスと、前記視聴した番組コンテンツの視聴開始時刻と、前記視聴した番組コンテンツの視聴終了時刻とを検出する検出装置と、
    前記配信元情報記憶部が記憶する前記配信元情報を用いて、前記検出装置によって検出された前記IPアドレスに対応する番組供給会社を特定する番組供給会社特定部と、
    前記検出装置と通信可能に構成され、前記検出装置によって検出された前記視聴開始時刻及び前記視聴終了時刻と、前記番組供給会社特定部によって特定された前記番組供給会社とに基づいて、所定時間毎の各番組供給会社の前記視聴数を集計する集計センタとを備え、
    前記配信元情報記憶部及び前記番組供給会社特定部は、前記検出装置又は前記集計センタに設けられており、
    前記集計センタは、
    各番組供給会社の番組コンテンツを順次選択して視聴するセンタ側視聴装置が視聴する番組コンテンツの配信元のIPアドレスを検出するセンタ側検出部と、
    前記センタ側視聴装置が番組コンテンツを視聴する際に前記センタ側検出部が検出するIPアドレスと、選択されている番組供給会社とを対応付けることにより、前記配信元情報を生成、又は定期的に更新する配信元情報管理部とを備えるIP放送視聴測定システム。
  2. 前記検出装置は、
    前記視聴装置が前記LANを介して送受信するパケットを受信する受信部と、
    前記受信部が受信したパケットに基づいて、前記配信元のIPアドレスと、前記視聴開始時刻と、前記視聴終了時刻とを検出する装置側検出部と、
    前記装置側検出部による検出結果を前記集計センタに送信する送信部とを備える請求項1に記載のIP放送視聴測定システム。
  3. 前記受信部は、前記視聴装置からIP網に向けて送信され、番組コンテンツの配信開始を要求する配信開始要求と、前記視聴装置から前記IP網に向けて送信され、番組コンテンツの配信終了を要求する配信終了要求とを受信し、
    前記装置側検出部は、前記配信開始要求を受信したタイミングに対応する時刻を前記視聴開始時刻として検出し、前記配信終了要求を受信したタイミングに対応する時刻を前記視聴終了時刻として検出する請求項2に記載のIP放送視聴測定システム。
  4. 前記配信元情報管理部は、前記配信元情報を更新する際、又は、前記視聴数を集計する際に、前記配信元情報において同一の番組供給会社に異なるIPアドレスが対応付けられている場合、前記異なるIPアドレスをグループ化する請求項に記載のIP放送視聴測定システム。
  5. 前記配信元情報記憶部は、前記配信サーバのポート番号を前記配信元情報に含めて記憶し、
    前記検出装置は、前記配信元のIPアドレスに加え、前記配信元のポート番号を検出し、
    前記番組供給会社特定部は、前記配信元情報記憶部が記憶する前記配信元情報を用いて、前記検出装置によって検出された前記IPアドレス及び前記ポート番号に対応する前記番組供給会社を特定する請求項1〜請求項の何れか一項に記載のIP放送視聴測定システム。
  6. 各配信事業者の配信サーバがIPマルチキャスト方式を用いて番組コンテンツを各家庭内の視聴装置に配信する放送形態であるIP放送における視聴数の測定に用いられ、家庭内のLANに接続される検出装置であって、
    前記視聴装置がLANを介して送受信するパケットを受信する受信部と、
    前記受信部が受信したパケットに基づいて、前記視聴装置が視聴した番組コンテンツの配信元のIPアドレスと、前記視聴した番組コンテンツの視聴開始時刻と、前記視聴した番組コンテンツの視聴終了時刻とを検出する装置側検出部と、
    前記装置側検出部による検出結果を集計センタに送信する送信部と
    配信事業者に番組コンテンツを供給する番組供給会社と、前記供給された番組コンテンツを配信する配信サーバのIPアドレスとを対応付けた配信元情報を記憶する配信元情報記憶部と、
    前記配信元情報記憶部が記憶する前記配信元情報を用いて、前記装置側検出部によって検出された前記IPアドレスに対応する番組供給会社を特定する番組供給会社特定部とを備え、
    前記送信部は、特定された番組供給会社を前記検出結果として前記集計センタに送信し、
    前記配信元情報は、各番組供給会社の番組コンテンツを順次選択して視聴することによって検出されるIPアドレスと選択されている番組供給会社との対応付けによって、生成、又は定期的に更新される検出装置。
  7. 前記受信部は、前記視聴装置からIP網に向けて送信され、番組コンテンツの配信開始を要求する配信開始要求と、前記視聴装置から前記IP網に向けて送信され、番組コンテンツの配信終了を要求する配信終了要求とを受信し、
    前記装置側検出部は、前記配信開始要求を受信したタイミングに対応する時刻を前記視聴開始時刻として検出し、前記配信終了要求を受信したタイミングに対応する時刻を前記視聴終了時刻として検出する請求項に記載の検出装置。
  8. 前記装置側検出部は、前記配信元のIPアドレスに加え、前記配信元のポート番号を検出する請求項6又は請求項7に記載の検出装置。
  9. 各配信事業者の配信サーバがIPマルチキャスト方式を用いて番組コンテンツを各家庭内の視聴装置に配信する放送形態であるIP放送における視聴数の測定に用いられる集計センタであって、
    各家庭内のLANに接続され、前記視聴装置が視聴した番組コンテンツの配信元のIPアドレスと、前記視聴した番組コンテンツの視聴開始時刻と、前記視聴した番組コンテンツの視聴終了時刻とを検出する検出装置における検出結果を受信する受信部と、
    配信事業者に番組コンテンツを供給する番組供給会社と、前記供給された番組コンテンツを配信する配信サーバのIPアドレスとを対応付けた配信元情報を記憶する配信元情報記憶部と、
    前記配信元情報記憶部が記憶する前記配信元情報を用いて、前記検出装置によって検出された前記IPアドレスに対応する番組供給会社を特定する番組供給会社特定部と、
    前記検出装置によって検出された前記視聴開始時刻及び前記視聴終了時刻と、前記番組供給会社特定部によって特定された前記番組供給会社とに基づいて、所定時間毎の各番組供給会社の前記視聴数を集計する集計処理部と
    各番組供給会社の番組コンテンツを順次選択して視聴するセンタ側視聴装置が視聴する番組コンテンツの配信元のIPアドレスを検出するセンタ側検出部と、
    前記センタ側視聴装置が番組コンテンツを視聴する際に前記センタ側検出部が検出するIPアドレスと、選択されている番組供給会社とを対応付けることにより、前記配信元情報を生成、又は定期的に更新する配信元情報管理部とを備える集計センタ。
  10. 前記配信元情報管理部は、前記配信元情報を更新する際、又は、前記視聴数を集計する際に、前記配信元情報において同一の番組供給会社に異なるIPアドレスが対応付けられている場合、前記異なるIPアドレスをグループ化する請求項に記載の集計センタ。
  11. 前記配信元情報記憶部は、前記配信サーバのポート番号を前記配信元情報に含めて記憶し、
    前記番組供給会社特定部は、前記配信元情報記憶部が記憶する前記配信元情報を用いて、前記検出装置によって検出された前記IPアドレス及び前記配信元のポート番号に対応する前記番組供給会社を特定する請求項9又は請求項10に記載の集計センタ。
  12. 各配信事業者の配信サーバがIPマルチキャスト方式を用いて番組コンテンツを各家庭内の視聴装置に配信する放送形態であるIP放送における視聴数を測定するIP放送視聴測定方法であって、
    配信事業者に番組コンテンツを供給する番組供給会社と、前記供給された番組コンテンツを配信する配信サーバのIPアドレスとを対応付けた配信元情報を記憶するステップと、
    各家庭内のLANに接続された検出装置が、前記視聴装置が視聴した番組コンテンツの配信元のIPアドレスと、前記視聴した番組コンテンツの視聴開始時刻と、前記視聴した番組コンテンツの視聴終了時刻とを検出するステップと、
    前記記憶した配信元情報を用いて、前記検出装置によって検出された前記IPアドレスに対応する番組供給会社を特定するステップと、
    前記検出装置と通信可能に構成された集計センタが、前記検出装置によって検出された前記視聴開始時刻及び前記視聴終了時刻と、前記特定するステップにおいて特定された番組供給会社とに基づいて、所定時間毎の各番組供給会社の前記視聴数を集計するステップと
    前記集計センタが、各番組供給会社の番組コンテンツを順次選択して視聴するセンタ側視聴装置が視聴する番組コンテンツの配信元のIPアドレスを検出するステップと、
    前記集計センタが、前記センタ側視聴装置が番組コンテンツを視聴する際に検出されるIPアドレスと、選択されている番組供給会社とを対応付けることにより、前記配信元情報を生成、又は定期的に更新するステップとを備え、
    前記記憶するステップ及び前記特定するステップは、前記検出装置又は前記集計センタにおいて実行されるIP放送視聴測定方法。
  13. 前記検出装置が、前記視聴装置が前記LANを介して送受信するパケットを受信するステップと、
    前記検出装置が、前記受信したパケットに基づいて、前記配信元のIPアドレスと、前記視聴開始時刻と、前記視聴終了時刻とを検出するステップと、
    前記検出装置が、前記検出するステップによる検出結果を前記集計センタに送信するステップとを備える請求項12に記載のIP放送視聴測定方法。
  14. 前記受信するステップでは、前記視聴装置からIP網に向けて送信され、番組コンテンツの配信開始を要求する配信開始要求と、前記視聴装置から前記IP網に向けて送信され、番組コンテンツの配信終了を要求する配信終了要求とを受信するステップと、
    前記検出するステップでは、前記配信開始要求を受信したタイミングに対応する時刻を前記視聴開始時刻として検出し、前記配信終了要求を受信したタイミングに対応する時刻を前記視聴終了時刻として検出する請求項13に記載のIP放送視聴測定方法。
  15. 前記配信元情報を更新する際、又は、前記視聴数を集計する際に、前記配信元情報において同一の番組供給会社に異なるIPアドレスが対応付けられている場合、前記異なるIPアドレスをグループ化するステップを備える請求項14に記載のIP放送視聴測定方法。
  16. 前記配信元情報を記憶するステップでは、前記配信サーバのポート番号を前記配信元情報に含めて記憶し、
    前記検出装置は、前記検出するステップにおいて、前記配信元のIPアドレスに加え、前記配信元のポート番号を検出し、
    前記特定するステップでは、前記配信元情報を用いて、前記検出装置によって検出された前記IPアドレス及び前記ポート番号に対応する前記番組供給会社を特定する請求項12〜請求項15の何れか一項に記載のIP放送視聴測定方法。
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