JP5257581B2 - コニカルドライヤーおよびその洗浄乾燥方法 - Google Patents

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Description

本発明は、粉体を供給した後に洗浄から乾燥まで容器の運転を停止せずに連続的に処理することができるコニカルドライヤーとその洗浄乾燥方法に関する。
化学工場などにおいて、粉末に付着した不純物を洗浄して乾燥する手段としてコニカルドライヤーが広く用いられている(特許文献1:特開平10−339573号公報)。従来のコニカルドライヤーは、図2に示すように、密閉容器30を有し、該容器30の側部には供給口31と排出口32が設けられている。該供給口31と排出口32は蓋(図示省略)によって密閉される。該容器30の両側には回転軸33が突き出ており、該回転軸33を支える軸受34が設けられている。該回転軸は外部の駆動手段に連結されている。また、回転軸33の内側には導入管35が貫通しており、その先端は容器の内部に伸びている。
従来のコニカルドライヤーは、容器30の供給口31に配管を接続して処理物を容器に入れた後に、配管を外して蓋をし、容器30を密閉にした後に、導入管35を通じて処理液を供給し、容器30を回転して処理を進める。処理後は容器30の回転を停止して排出口32に配管を接続して処理物を抜き出す。
特開平10−339573号公報
従来のコニカルドライヤーは、洗浄液を容器に供給する際、または洗浄濾過後の濾液をを排出する際に、容器の回転を停止して排出管等を接続する必要があり、この配管が接続した状態では容器を回転することができない。このため、容器を回転しながら処理物の洗浄を繰り返し連続的に行うことができないと云う問題がある。このような配管の接続や取外しの作業を必要とするので、連続的な自動運転ができない。
本発明は、従来のコニカルドライヤーについて、上記問題を解決したものであり、容器を運転しながら洗浄液の供給と排出を連続的に行うことができ、自動運転することができるコニカルドライヤーとその洗浄乾燥方法を提供する。
本発明は、以下の構成によって上記問題を解決したコニカルドライヤーとその洗浄乾燥方法に関する。
〔1〕密閉容器を有し、該密閉容器の両側には回転軸が設けられており、該回転軸を支える軸受けがスタンドに設けられており、この軸受構造によって上記密閉容器は揺動自在にスタンドに設置されており、該密閉容器の上側部に供給口が設けられており、該密閉容器の下側部には排出口が設けられており、上記供給口には供給管が着脱自在に接続されており、上記排出口には可撓性の排出管が接続されており、該供給口および排出口には開閉手段が装着されており、供給管を通じて密閉容器に処理物を供給した後に供給口を閉じ、供給管の接続を外し、洗浄液を連続的に容器内に供給して密閉容器を揺動して洗浄を進め、次いで、洗浄液を濾過排出して乾燥することを特徴とするコニカルドライヤー。
〔2〕容器の排出口にフィルターが設けられており、該フィルターを通じて排出管が容器内部に連通しており、洗浄後に濾過を行う上記[1]に記載するコニカルドライヤー。
〔3〕容器の側方に設けた回転軸を通じて導入管が容器内部に伸びている上記[1]または上記[2]に記載するコニカルドライヤー。
〔4〕上記[1]に記載するコニカルドライヤーを用い、該容器内に処理物を入れ、容器を揺動し、かつ洗浄液を供給して処理物を洗浄した後に、洗浄液を濾過排出して乾燥することを特徴とする洗浄乾燥方法。
〔5〕容器内に処理物の金粉を供給し、洗浄液として希塩酸、水、およびイソプロピルアルコールを導入して洗浄を行い、洗浄後に窒素を導入して加圧濾過し、洗浄液を排除した後に乾燥する上記[4]に記載する洗浄乾燥方法。


本発明のコニカルドライヤーは、揺動自在な密閉容器の排出口に可撓性の排出管が接続されているので、容器に処理物を入れた後に容器を閉じ、該容器を揺動し、かつ洗浄液を供給し、および排出して処理物を洗浄するとができる。従って、洗浄を行う際に配管の接続や取外しを行う必要がなく、洗浄時に連続的な自動運転を行うことができる。また、容器を揺動しながら洗浄液の供給と排出を行うことができるので、洗浄効果を高めることができる。
また、本発明のコニカルドライヤーは、排出口にフィルターが設けられており、洗浄液を濾過して排出することができるので、処理効率を高めることができる。さらに、加圧濾過を行うことにより、濾過効果を高めることができる。
本発明のコニカルドライヤーを用い、容器内に処理物の金粉を供給し、洗浄液として希塩酸、水、およびイソプロピルアルコールを導入して連続的に金粉を洗浄処理することができる。また、洗浄後に窒素を導入して加圧濾過することによって、濾過効果を高めると共に、イソプロピルアルコールによる爆発を防止することができる。また、容器を揺動しながら洗浄するので、洗浄時に攪拌効果があり、比重の大きな粉末についても洗浄効果が良く、金粉の洗浄に適する。
本発明のコニカルドライヤーの概略を図1に示す。図示するように、揺動自在な密閉容器10を有し、該容器10の上側部に供給口11が設けられており、下側部には排出口12が設けられている。該供給口11には供給管13が着脱自在に接続されており、排出口12には可撓性の排出管14が接続されている。該供給口11および排出口12には弁などの開閉手段20が装着されている。また、好ましくは、排出口12にフィルター15が設けられている。
密閉容器10の両側には回転軸16が設けられており、該回転軸16を支える軸受け17がスタンド18の上端に設けられており、この軸受構造によって上記容器10は揺動自在にスタンド18に設置されている。該回転軸16は外部の駆動手段に接続しており、駆動手段によって容器10が揺動される。また、好ましくは、上記回転軸16の内部を貫通して導入管19が設けられており、該導入管19の先端は容器10の内部に伸びている。
上記コニカルドライヤーは、排出管14が可撓性であるので容器10を揺動する際に排出管14が撓み、揺動の邪魔にならないので、円滑に容器10を揺動することができる。具体的には、例えば、供給管13を通じて容器10に処理物を供給した後に、供給口11を閉じ、供給管13の接続を外し、洗浄液を連続的に容器内に供給し、容器10を揺動して洗浄を進め、次いで、洗浄液を濾過排出して乾燥する。
本発明の上記コニカルドライヤーを用いた金粉の洗浄乾燥処理を以下に示す。
(イ)供給口11を開き、供給管13を通じて金粉スラリーを容器内に供給した後に加圧空気を導入して上記スラリーを濾過し、金粉を内部に残す。
(ロ)供給口11および排出口12を閉じて供給管13の接続を外し、導入管19を通じて塩酸洗浄液を容器内に供給し、容器10を揺動して金粉を塩酸洗浄する。
(ハ)洗浄後、容器の揺動を停止し、導入管19を通じて容器内に加圧空気を導入し、排出口12を開いて加圧濾過を行う。
(ニ)引き続き、排出口12を閉じ、容器10を揺動しながら洗浄水を容器内に供給して水洗浄を行った後に、排出口12を開き、加圧空気を導入して加圧濾過する。
(ホ)次いで、排出口12を閉じ、容器10を揺動しながらイソピルアルコールを容器内に供給してアルコール洗浄を行う。
(ヘ)洗浄後、容器10の揺動を停止し、排出口12を開き、加圧窒素を導入して加圧濾過する。
(ト)次いで、容器10を揺動し、導入管17を通じて蒸気を容器外周のジャケットに供給し、金粉を乾燥する。
上記洗浄乾燥方法によれば、容器に金粉を導入した後に、容器を揺動しながら洗浄液の供給と排出を連続的に行うことができるので、配管の接続や取外しを行わずに容器を揺動して金粉の洗浄を繰り返し行い、さらに乾燥を行うことができる。従って、洗浄効果に優れており、かつ迅速に洗浄を行うことができる。また、排出口に設けたフィルターによって、洗浄に引き続いて連続的に加圧濾過を行うので、短時間に濾過処理を進めることができ、処理効率が良い。さらに、容器を揺動し、かつ塩酸洗浄、水洗浄、およびアルコール洗浄を行うので洗浄効果が良く、金粉の洗浄に適する。また、容器を揺動して乾燥を行うので乾燥効果がよい。
本発明のコニカルドライヤーの概略断面図 従来のコニカルドライヤーの概略断面図
符号の説明
10−容器、11−供給口、12−排出口、13−供給管、14−可撓性排出管、15−フィルター、16−回転軸、17−軸受、18−スタンド、19−導入管、20−開閉手段、30−容器、31−供給口、32−排出口、33−回転軸、34−軸受、35−導入管

Claims (5)

  1. 密閉容器を有し、該密閉容器の両側には回転軸が設けられており、該回転軸を支える軸受けがスタンドに設けられており、この軸受構造によって上記密閉容器は揺動自在にスタンドに設置されており、該密閉容器の上側部に供給口が設けられており、該密閉容器の下側部には排出口が設けられており、上記供給口には供給管が着脱自在に接続されており、上記排出口には可撓性の排出管が接続されており、該供給口および排出口には開閉手段が装着されており、供給管を通じて密閉容器に処理物を供給した後に供給口を閉じ、供給管の接続を外し、洗浄液を連続的に容器内に供給して密閉容器を揺動して洗浄を進め、次いで、洗浄液を濾過排出して乾燥することを特徴とするコニカルドライヤー。
  2. 容器の排出口にフィルターが設けられており、該フィルターを通じて排出管が容器内部に連通しており、洗浄後に濾過を行う請求項1に記載するコニカルドライヤー。
  3. 容器の側方に設けた回転軸を通じて導入管が容器内部に伸びている請求項1または請求項2に記載するコニカルドライヤー。
  4. 請求項1に記載するコニカルドライヤーを用い、該容器内に処理物を入れ、容器を揺動し、かつ洗浄液を供給して処理物を洗浄した後に、洗浄液を濾過排出して乾燥することを特徴とする洗浄乾燥方法。
  5. 容器内に処理物の金粉を供給し、洗浄液として希塩酸、水、およびイソプロピルアルコールを導入して洗浄を行い、洗浄後に窒素を導入して加圧濾過し、洗浄液を排除した後に乾燥する請求項4に記載する洗浄乾燥方法。
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