JP5257103B2 - 車両挙動伝達装置および車両挙動伝達方法 - Google Patents

車両挙動伝達装置および車両挙動伝達方法 Download PDF

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Description

本発明は、自動車等の車両の挙動を運転者に視覚を介して伝達する車両挙動伝達装置および車両挙動伝達方法に関する。
車速に応じて動く縞パターンを3つの楕円領域に表示し、3つの楕円領域の配列の仕方で車両の挙動を表示するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−210587号公報
しかしながら、上記の従来技術では、楕円領域の長軸と縞パターンの向きが常に直交しているため、運転者には3つの縞パターンが独立したものと認識され、車両の挙動を直感的に認識できないおそれがあった。
本発明が解決しようとする課題は、運転者が車両の挙動を直接的に認識することができる車両挙動伝達装置および車両挙動伝達方法を提供することである。
本発明では、仮想視点から仮想地表面を仮想視線角度で見た三次元画像を、車両の速度及び姿勢に応じて変化させ、その三次元画像を運転者の視野周辺部に表示することで上記課題を解決する。
本発明では、運転者の視野周辺部に、車両の挙動に応じた地表面の見えの変化を模擬した三次元画像を表示する。このため、車両挙動に伴って変化するオプティック・フローが前後左右に広がる面として表現されるので、運転者が車両の挙動を直感的に認識することができる。
図1は、本発明の実施形態における車両挙動伝達装置の全体構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施形態における三次元画像の一例を示す図である。 図3は、本発明の実施形態における二次元配列のテクスチャの一例を示す図である。 図4は、本発明の実施形態における二次元配列のテクスチャの他の例を示す図である。 図5は、本発明の実施形態における一次元配列のテクスチャの一例を示す図である。 図6は、本発明の実施形態における一次元配列のテクスチャの他の例を示す図である。 図7は、本発明の実施形態における多段階コントラストのテクスチャの一例を示す図である。 図8は、仮想三次元空間における仮想視点、仮想注視点および仮想視線角度の関係を示す概略図である。 図9は、実際の運転者と外界との関係を示す概略図である。 図10は、本発明の実施形態における三次元画像の一例を示す図であり、車両が直進している状態を示す図である。 図11は、本発明の実施形態における三次元画像の一例を示す図であり、車両が加速している状態を示す図である。 図12は、本発明の実施形態における三次元画像の一例を示す図であり、車両が右旋回している状態を示す図である。 図13は、本発明の実施形態における三次元画像の一例を示す図であり、実際の車速よりも速めに設定した場合の図である。 図14は、本発明の実施形態における三次元画像の一例を示す図であり、低速時に手前部分を見易く設定した場合の図である。 図15は、本発明の実施形態における運転席周りの側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態における車両挙動伝達装置の全体構成を示すブロック図、図2は本実施形態における三次元画像の一例を示す図、図3〜図7は本実施形態におけるテクスチャの例を示す図、図8は仮想三次元空間における仮想視点、仮想注視点および仮想視線角度の関係を示す概略図、図9は実際の運転者と外界との関係を示す概略図、図10〜図12は車両の挙動に応じた三次元画像の変化を示す図、図13及び図14は必要に応じて設定を変更した場合の三次元画像を示す図、及び、図15は本実施形態における運転席周りの側面図である。
本実施形態における車両挙動伝達装置10は、現実の車両の挙動に伴う外界のオプティック・フローを模擬した地表面の画像を表示する装置である。この車両挙動伝達装置10は、図1に示すように、車両の挙動を検出する車両挙動検出装置20と、車両1の挙動に伴って生じる外界のオプティック・フローを模擬した三次元画像50を生成する表示画像制御装置30と、表示画像制御装置30から出力された三次元画像50を表示する表示ディスプレイ40と、を備えている。
車両挙動検出装置20は、車両1の速度を検出する車速検出部21と、車両1のピッチ角、ロール角、およびヨー角を検出する姿勢検出部22と、を備えている。この車両挙動検出装置20は表示画像制御装置30に接続されており、それぞれの検出結果を表示画像制御装置30に出力することが可能となっている。
表示画像制御装置30は、例えば、CPU、ROM、RAM等を備えたコンピュータから構成されており、車両1の挙動に応じて変化した三次元画像50を生成して表示ディスプレイ40に出力する。この表示画像制御装置30は、機能的には、三次元画像50を生成するための設定や計算を行う画像制御部31と、画像制御部31の計算結果に基づいて三次元画像50を生成する画像生成部32と、を備えている。
画像制御部31は、先ず、仮想三次元空間における仮想地表面51や外界との対応を定義して、図2に示すように、仮想地表面51としてテクスチャ60Aを貼り付ける。
本実施形態におけるテクスチャ60Aは、同図に示すように、ランダムな方向を向いた複数の短い線分パターン61をランダムな間隔で配置した二次元画像である。なお、線分パターン61に代えて、例えば、真円又は楕円状のガウシアンブロブを用いてもよい。
このテクスチャ60Aは、4.5[cpd]以上の空間周波数成分がカットされた画像である。そのため、運転者70の視界において離心角3度以上の範囲(以下、単に視野周辺部と称する。)においても運転者70はテクスチャ60Aを視認することができる。
また、例えば、視力が0.7の運転者の視野周辺部では4.5[cpd]以上の空間周波数成分を視認することができない。これに対し、本実施形態では、テクスチャ60Aは、視野中央部でしか視認できない高空間周波数成分を含んでおらず、輝度エッジのない滑らかな輝度変化からなる(即ち、ぼやけた)画像である。そのため、本実施形態では、表示ディスプレイ40への運転者の中心視線の誘導を抑制することができる。なお、以下に説明する図3〜図7に示すテクスチャ60B〜60Fも、4.5[cpd]以上の空間周波数成分がカットされた画像である。
また、テクスチャ60Aでは線分パターン61がランダムに配置されているので、車両1の挙動に伴って生じる全方向のオプティック・フローを表現することができる。なお、ランダム配置のテクスチャ60Aに代えて、図3に示す複数のガウシアンブロブ62をXY方向に整列したテクスチャ60Bや、図4に示すXY方向に沿った格子パターン63から構成されるテクスチャ60Cを用いてもよい。テクスチャ60B,60Cのような所定パターンをXY方向に沿って二次元に配列したテクスチャを採用することで、ランダム配置のテクスチャ60Aと同様に、車両の挙動に伴って生じる全方向のオプティック・フローを表現することができる。なお、図2に示すランダム配置のテクスチャ60Aの方が、図3や図4に示す周期的な二次元配列のテクスチャ60B、60Cよりも、表現可能な速度範囲を広げることができる。
また、仮想地表面51を表現する二次元画像として、図5や図6に示すような縞パターン64,65のみから構成されるテクスチャ60D,60Eを採用してもよい。
図5に示すY方向に沿った縞パターン64から構成されるテクスチャ60Dによって仮想地表面51を表現すると、Y方向の挙動を伝達することはできないが、X方向の挙動を運転者に強調して伝達することができる。このため、このテクスチャ60Dは、運転者に車両の左右の挙動を強調して伝達することができるので、例えば高速道路の走行時などに有効である。
一方、図6に示すX方向に沿った縞パターン65から構成されるテクスチャ60Eによって仮想地表面51を表現すると、X方向の挙動を伝達することができないが、Y方向の挙動を運転者に強調して伝達することができる。このため、このテクスチャ60Eは、運転者に速度感を強調して伝達することができるので、例えば山道の走行時などに有効である。
なお、車両に装備されているナビゲーションシステム等と連動して、走行状況に応じて、仮想地表面51を表現するテクスチャを切り換えてもよい。具体的には、通常走行時は図2に示すランダム配置のテクスチャ60Aを使用する。そして、高速道路を走行時には図5に示すY方向縞パターン64のテクスチャ60Dに切り換え、山道走行時には図6に示すX方向縞パターン65のテクスチャ60Eに切り替えてもよい。或いは、車速に応じて、高速走行時には、図5に示すY方向縞パターン64のテクスチャ60Dに切り替え、低速時には、図4に示す格子パターン63のテクスチャ60Cに切り換え、それ以外は図2に示すランダム配置のテクスチャ60Aを使用してもよい。
また、以上のテクスチャ60A〜60Eでは背景に対するパターン61〜65のコントラストが一定であるが、図7に示すように、テクスチャ60Fを構成するパターン66のコントラストを異ならせてもよい。図7に示すテクスチャ60Fは、数段階のコントラストが設定されたガウシアンブロブ66を有しており、コントラストが高いものほど画面上に現れる数が少なくなる(すなわち分布密度が低くなる)ように設定されている。
一般的に、オプティック・フローが高速になると、視覚の時空間的荷重特性によって平均化されテクスチャが見えなくなる現象が生じる。これに対し、本実施形態におけるテクスチャ60Fでは、コントラストの高いパターンを疎に分布している。このため、相対的に低い空間周波数成分のパワーを上げることができ、運転者70にとってはテクスチャ60Fが見え易くなるので、上記のような現象を抑制することができる。
次いで、画像制御部31は、図8に示すように、仮想三次元空間において仮想視点52及び仮想視線角度θを設定する。
この際、仮想視点52の仮想地表面51からの高さh、及び、仮想視点52から仮想注視点53までの水平方向の距離dの関係(図8参照)と、実際の運転者70の視点71の地表面からの高さh、及び、視点71から注視点72までの水平方向の距離dの関係(図9参照)とは相似関係となっている。また、図8に示す仮想視線角度θは、図9に示す運転者70の実際の視線角度θと実質的に同一となっている。
次いで、画像制御部31は、車両挙動検出装置20が検出した車速及び車両1の姿勢に基づいて、仮想視点51の移動方向や移動量、仮想地表面51に対する視体積の姿勢等の三次元グラフィックスに必要な変数を計算する。すなわち、画像制御部31は、車速及び車両1の姿勢に応じて、仮想視点51、仮想注視点53及び仮想視線角度θを変化させ、結果的に表示ディスプレイ40に表示する三次元画像50を変化させる。
具体的には、図10に示すように、たとえば車両1が前進している場合には、画像制御部31は、仮想地表面51を画面手前側(−Y方向)に向かってスクロールさせる。この際、車両1の速度が速いほど仮想地表面51の移動速度を速くし、車両1の速度が遅いほど仮想地表面51の移動速度を遅くする。また、本実施形態では三次元的に表現するため、画像制御部31は、Y方向においては仮想視点51に近づくほど移動速度を速くし、またX方向においても仮想視点51から離れるほど移動速度を速くする。運転者70は、こうした仮想地表面51の移動を通じて、車両1の速度感を直感的に認識することができる。
また、たとえば車両1が加速をしている場合には、画像制御部31は、図11に示すように、車両1のピッチ角の変化に応じて仮想地平線54を下げる。一方、特に図示しないが、車両1が減速している場合には、画像制御部31は、車両1のピッチ角の変化に応じて仮想地平線54を上げる。運転者70は、こうした仮想地平線54の上下動を通じて、車両1のピッチ角の変化を直感的に認識することができる。なお、特に図11には図示しないが、車両1が加減速している場合は車両1は当然走行しているので、図10の場合と同様に、仮想地表面51が画面手前側に向かってスクロールしている。
また、たとえば車両1が右方向に旋回している場合には、画像制御部31は、図12に示すように、ロール角の変化に応じて仮想地平線54を左側に傾斜させると共に、ヨー角の変化に応じて仮想地表面51を反時計回りに回転させる。この際、本実施形態では三次元的に表現するため、仮想地平線54に近づくほど仮想地表面51のX方向の移動成分を強くし、仮想視点52に近づくほどY方向の移動成分を強くする。また、ヨー角が大きいほど仮想地表面51の回転半径を小さくし、ヨー角が小さいほど仮想地表面51の回転半径を大きくする。
一方、特に図示しないが、車両1が左方向に旋回している場合には、画像制御部31は、車両1のロール角及びヨー角に応じて、仮想地平線54を右側に傾斜させると共に仮想地表面51を時計回りに回転させる。
運転者70は、こうした仮想地平線54の傾斜や仮想地表面51の回転を通じて、車両1のロール角やヨー角の変化を直感的に認識することができる。なお、ヨー角に代えて、ステアリングの操舵角を用いてもよい。
また、本実施形態における画像制御部31は、必要に応じて、仮想視点52の高さh及び仮想視線角度θを変更することが可能となっている。なお、本発明においては、仮想視点52の高さh又は仮想視線角度θの少なくとも一方を変更可能であればよい。
たとえば、RV(Recreational Vehicle)車のように車高が高い車両の場合には、仮想視点52の高さHを低くすると共に仮想視線角度θを小さくすることで、図13に示すように、三次元画像50によって表現される速度を速くすることができる。これにより、運転者70は実走速度に近い速度感を得ることができる。
また、たとえば、低速走行時には、仮想視線角度θを大きくすることで、図14に示すように、仮想視線52に近い仮想地表面51を見えやすくすることができる。これにより、運転者70は車両1の挙動を詳細に認識することができる。
また、仮想地表面51上に仮想の自車両を配置して、運転者70に自車両の位置や進行方向等を告知してもよい。さらに、三次元画像50において仮想光源により仮想地表面51をスポットライト状に照らすことで、他車両、二輪車、歩行者等の運動対象物、ガードレール等の静止障害物、スクールゾーンや追越禁止ゾーン等の道路区間、車線範囲、路肩線、カーブ形状等の道路特性を示し、これらの存在等を運転者70に報知してもよい。仮想光源に代えて、仮想地表面51上に仮想対象物を配置したり、仮想地表面51の一部の領域の輝度、輝度コントラスト或いは色等を変化させてもよい。なお、運転者70の視線誘導を抑制するために、仮想自車両、スポットライトおよび仮想対象物は、低空間周波数成分のみで構成することが好ましい。
画像生成部32は、画像制御部31の計算結果に従って仮想三次元空間における地表面の見え(Appearance)を表す三次元画像50を生成して、当該三次元画像50を表示ディスプレイ40に出力する。本実施形態では、この画像生成部32は、特に図示しないが、三次元画像50の縁部において仮想地表面51の輝度と輝度コントラスト(背景との輝度差)が徐々に低下するように、三次元画像50を生成する。このため、仮想地表面51が突然変化したり高速にスクロールしても、表示ディスプレイ40の表示画面縁部における目障りな明暗変化が低減される。なお、本発明においては、三次元画像の縁部において仮想地表面の輝度又は輝度コントラストの少なくとも一方を漸次的に低下すればよい。
表示ディスプレイ40は、たとえば液晶ディスプレイで構成されており、表示画像制御装置30から出力された三次元画像50を運転者70に表示する。この表示ディスプレイ40は、図15に示すように、運転者70の方を向くようにダッシュボード2上に置かれており、前方を向いている標準的な姿勢の運転者70の視野において離心角3度以上の領域に配置されている。このように、本実施形態では、運転者70の視野周辺部に表示ディスプレイ40を配置するので、運転者70の前方視認に影響を与えることはない。
なお、本実施形態における標準姿勢とは、腰及び背中とシートとの間に隙間がないように深く座り、ブレーキペダルをいっぱいに踏み込んだ状態で、膝が伸び切らずに少し余裕のある位置でシートを合わせ、さらに、背中をシートにつけたままの状態で、ハンドル上部を握った両腕の肘に少し余裕がある角度で背もたれを合わせた姿勢である。
この表示ディスプレイ40は、図10〜図12に示すように、車両1の挙動に応じて変化する三次元画像50を表示する。こうした三次元画像50を通じて、運転者70は、走行環境や天候、時刻などに関わらず、オプティック・フロー情報を安定して取得することができる。ここで得られるオプティック・フロー情報とは、距離と方位によって異なる速度ベクトルの二次元分布の時間的な変化のことである。
以上のように、本実施形態では、運転者70の視野周辺部に、仮想視点52から仮想地表面51を仮想視線角度θで見た三次元画像50を表示し、車両の挙動に応じてその三次元画像50を変化させる。このため、車両挙動に伴って変化するオプティック・フローが前後左右に広がる面として表現されるので、運転者70は車両1の挙動を直感的に認識することができる。
また、本実施形態では、仮想地表面51を表現するテクスチャ60A〜60Fが、4.5[cpd]以下の低空間周波数成分のみから構成されているので、視野周辺部において運転者70により視認可能であると共に、運転者70の中心視線の誘導を抑制することができる。
また、本実施形態では、三次元画像50における仮想視線角度θが、運転者70の実際の視線角度θと実質的に同一であるため、仮想地表面51の見え方が外界の地表面の見え方と基本的に同じであるため、運転者70は新たな解釈を要求されない。
また、本実施形態では、必要に応じて、仮想視点52の高さHや仮想視線角度θの少なくとも一方を変更することができるので、特定の変化を強調することができる。
また、本実施形態では、三次元画像50の縁部において、仮想地表面51の輝度又は輝度コントラストの少なくとも一方を漸次的に低減させるので、表示ディスプレイ40の表示画面縁部における目障りな明暗変化を低減することができる。
また、本実施形態では、仮想地表面51を表現する二次元画像として、所定パターン61をランダムに配置したテクスチャ60Aや、所定パターンを相互に直交する2方向に沿って配列したテクスチャ60B,60Cを採用することで、車両の挙動に伴って生じる全方向のオプティック・フローを表現することができる。
また、本実施形態では、仮想地表面51を表現する二次元画像として、特定方向を向いた複数の線分パターンを実質的に平行に並べたテクスチャ60D,60Eを採用することで、特定方向の挙動に応じた仮想地表面51の動きのみを表示するため、運転場面に応じた情報を提供することができる。
また、本実施形態では、仮想地表面51を表現する二次元画像として、コントラストが異なる複数種のパターン66を有し、コントラストが高いパターンほど分布密度を低くしたテクスチャ60Fを採用することで、オプティック・フローの高速化に伴ってテクスチャが見え難くなる現象を抑制することができ、表現可能な速度範囲を広げることができる。
本実施形態における車速検出部21が本発明における車速検出手段の一例に相当し、本実施形態における姿勢検出部22が本発明における姿勢検出手段の一例に相当し、本実施形態における表示画像制御装置30が本発明における表示画像制御手段の一例に相当し、本実施形態における表示ディスプレイ40が本発明における表示手段の一例に相当する。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
1…車両
2…ダッシュボード
10…車両挙動伝達装置
20…車両挙動検出部
21…車速検出部
22…姿勢角検出部
30…表示画像制御装置
31…画像制御部
32…画像生成部
40…表示ディスプレイ
50…三次元画像
51…仮想地表面
52…仮想視点
53…仮想注視点
54…仮想地平線
θ…仮想視線角度
…仮想高さ
…仮想距離
60A〜60F…テクスチャ
61…線分パターン
62…ガウシアンブロブ
63…格子パターン
64…Y方向縞パターン
65…X方向縞パターン
66…ガウシアンブロブ
70…運転者
71…実際の視点
72…注視点
…実際の視点の高さ
…実際の視点から注視点までの距離
θ…実際の視線角度

Claims (10)

  1. 車両の挙動を運転者に視覚を介して伝達する車両挙動伝達装置であって、
    前記車両の速度を検出する車速検出手段と、
    前記車両の姿勢を検出する姿勢検出手段と、
    仮想視点から仮想地表面を仮想視線角度で見た三次元画像を、前記車両の速度及び姿勢に応じて変化させる表示画像制御手段と、
    前記三次元画像を前記運転者の視野周辺部に表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする車両挙動伝達装置。
  2. 請求項1記載の車両挙動伝達装置であって、
    前記仮想地表面を表現する二次元画像は、低空間周波数成分から構成される画像であることを特徴とする車両挙動伝達装置。
  3. 請求項1又は2記載の車両挙動伝達装置であって、
    前記仮想視線角度は、前記運転者の実際の視線角度と実質的に同一であることを特徴とする車両挙動伝達装置。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の車両挙動伝達装置であって、
    前記表示画像制御手段は、前記仮想地表面に対する前記仮想視点の高さ又は前記仮想視線角度の少なくとも一方を変更可能であることを特徴とする車両挙動伝達装置。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載の車両挙動伝達装置であって、
    前記三次元画像の縁部において、前記仮想地表面の輝度又は輝度コントラストの少なくとも一方が、漸次的に低下していることを特徴とする車両挙動伝達装置。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載の車両挙動伝達装置であって、
    前記仮想地表面を表現する二次元画像は、所定パターンをランダムに配置した画像であることを特徴とする車両挙動伝達装置。
  7. 請求項1〜5の何れかに記載の車両挙動伝達装置であって、
    前記仮想地表面を表現する二次元画像は、所定パターンを相互に直交する2方向に沿って配列した画像であることを特徴とする車両挙動伝達装置。
  8. 請求項1〜5の何れかに記載の車両挙動伝達装置であって、
    前記仮想地表面を表現する二次元画像は、特定方向を向いた複数の線分パターンを実質的に平行に並べた画像であることを特徴とする車両挙動伝達装置。
  9. 請求項1〜5の何れかに記載の車両挙動伝達装置であって、
    前記仮想地表面を表現する二次元画像は、コントラストが異なる複数種のパターンを有する画像であり、
    コントラストが高いパターンほど、前記二次元画像において分布密度が低くなっていることを特徴とする車両挙動伝達装置。
  10. 車両の挙動を運転者に視覚を介して伝達する車両挙動伝達方法であって、
    仮想視点から仮想地表面を仮想視線角度で見た三次元画像を、前記車両の速度及び姿勢に応じて変化させ、前記三次元画像を前記運転者の視野周辺部に表示することを特徴とする車両挙動伝達方法。
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