JP5256912B2 - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ Download PDF

Info

Publication number
JP5256912B2
JP5256912B2 JP2008196709A JP2008196709A JP5256912B2 JP 5256912 B2 JP5256912 B2 JP 5256912B2 JP 2008196709 A JP2008196709 A JP 2008196709A JP 2008196709 A JP2008196709 A JP 2008196709A JP 5256912 B2 JP5256912 B2 JP 5256912B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
unit
brightness
electronic camera
images
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008196709A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010035008A (ja
Inventor
謙一郎 岩見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2008196709A priority Critical patent/JP5256912B2/ja
Publication of JP2010035008A publication Critical patent/JP2010035008A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5256912B2 publication Critical patent/JP5256912B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Description

本発明は、高フレームレート撮影機能を備えた電子カメラに関する。
近年では、撮像素子の高速化が進んでおり、高フレームレート撮影機能を搭載した電子カメラも一般化している。
高フレームレート撮影機能は、動画撮影にはもちろん、静止画の撮影にも利用可能である。静止画への適用では、例えば、適正露光時間を20フレームに分割露光し、取得した20フレームの画像データを被写体のずれを補正しつつ合成することにより、各フレームの撮影におけるノイズを平均化し、高画質の静止画を生成する技術がある(特許文献1参照)。
また、電子カメラに搭載される撮像素子の高感度化も進んでおり、高感度の撮像素子を搭載した電子カメラでは、フラッシュを使わなくても、暗い被写体を十分な明るさで撮影できるようになっている。これに伴って、フラッシュを使用しない撮影を好む利用者も増加している。
一方、フラッシュを利用した撮影については、鏡やガラスのようにフラッシュ光を高い反射率で反射する物体が撮像範囲に含まれていることを撮像前に検出し、利用者に警告することで撮影画像にフラッシュ光が写りこむ現象を防ぐ技術が提案されている(特許文献2参照)。
特開2006−86978号公報 特開2007−274439号公報
ところで、記者会見の撮影や結婚式の撮影のように、多数の撮影者が同一の被写体をほぼ同時に撮影しようとする場合に、他の撮影者の撮影に伴うフラッシュ光によって、被写体が意図しない方向から照明されている状態で撮影を行ってしまう場合がある。このように他人のフラッシュ光に意図せずに同期したいわゆる他人シンクロで撮影された画像の多くは、撮影者が想定していない方向から被写体が照明されているために、撮影者が期待したようには被写体が表現されない。
このような現象は、利用者に経験的に知られており、従来は、利用者が、ほぼ同一の場面で多数の撮影を行って、他人シンクロの影響を受けていない画像を選ぶことで対策されていた。
しかしながら、上述したような記者会見や結婚式などでは、多くの撮影者が撮影したいと考える場面が共通している。したがって、ほぼ同一の場面で多数の撮影を行ったとしても、最もよい構図となった瞬間の撮影が他人シンクロとなってしまう場合もあり、結果的にシャッタチャンスを逃してしまう場合もあった。
なお、上述した特許文献2の技術では、撮影前に予備的にフラッシュを発光させ、そのときに取得した画像を解析した結果に基づいて、鏡やガラスなどに対応する異常反射領域の有無を判定しているので、他人シンクロによって被写体が必要以上に照明された場合に適用することはできない。
本発明は、他の撮影者によるフラッシュ発光の有無にかかわらず、適正露出の撮影画像を安定的に取得可能な電子カメラを提供することを目的とする。
上述した目的は、以下に開示する電子カメラによって達成することができる。
この電子カメラの特徴は、所定時間内で被写体を複数回撮影して複数の画像を取得する撮像手段と、撮像手段により取得された複数の画像から、所定の閾値を超える明るさの領域を含む画像を検出する検出手段と、複数の画像のうち、検出手段で検出された画像を除外した画像を合成して合成画像を生成する合成手段とを備え、検出手段は、撮像手段による画像の取得に先立って、測光部で得られた測光値に基づき所定の閾値を決定し、撮像手段は、検出手段により検出された画像の数に応じた回数の追加撮影を行い、合成手段は、追加撮影で得られた画像を含めて合成処理を行う点にある。
上述した基本構成を備えた電子カメラによれば、他の撮影者によるフラッシュ発光の有無にかかわらず、適正露出で撮影された撮影画像に相当する合成画像を安定的に生成することができる。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態について詳細に説明する。
(実施形態1)
図1に、本発明の一実施形態の電子カメラを示す。
図1に示した電子カメラの撮影光学系11によって撮像素子12の光電変換面上に結像された被写体像を表す画像信号は、信号処理部13によって撮影感度に対応するゲイン調整などを施された上でデジタルデータに変換される。撮像素子12の各画素に対応するデジタルデータからなる画像データは、メモリ14を介して画像処理部20に送られ、必要な画像処理が施された後に、記録インタフェース(I/F)17を介してメモリカード18など記憶媒体に記録される。
図1に示した撮影制御部15は、操作パネル16を介して利用者が入力した指示に従って、撮像素子12や信号処理部13および画像処理部20に必要な設定情報を渡すとともに、これらの各部の動作を制御する。
図1に示した画像処理部20には、画像合成処理のために、画像判別部21、画像合成部22および画像調整部23と、これらの各部の動作を制御する合成制御部24とが備えられている。
操作パネル16を介して利用者が高フレームレート撮影機能(例えば、1秒間に数百から1千フレームの画像を取得可能な機能)を静止画撮影に利用する旨を指示したときには、撮影制御部15からの指示に応じて、適正露光時間Sにわたって、撮像素子12で実現可能なフレームレートに対応する分割露光時間dごとに、信号処理部13により画像信号が読み出され、生成された画像データが画像処理部20の処理に供される(図2参照)。つまり、高フレームレート撮影では、図2に示すように、適正露光時間Sを、高フレームレート撮影機能適用時のフレーム読出間隔dで除算して得られる数(例えば、N)回の撮影が行われ、Nフレームの画像が得られる。なお、図2では、各分割露光撮影に対応する露光区間を符号「露光」に順番を示す数字を付して示し、また、各分割露光撮影で取得された画像にも同じ番号を付して示した。
図1に示した画像処理部20には、このようにして各分割露光に対応して取得された画像が入力され、画像判別部21によって後述するようにして異常画像と合成対象画像とが判別されて、合成対象画像のみが合成処理部22によって合成される。また、全ての合成対象画像の合成処理が完了した後に、画像調整部23により、後述するようにして合成画像の明るさを調整する処理が行われ、調整後の合成画像が画像処理部20の出力画像として出力される。
以下、上述したような分割露光で得られた画像を合成する処理について詳細に説明する。
図3に、画像合成処理を表す流れ図を示す。
例えば、操作パネル16に備えられたレリーズボタンが半押しされたことが通知されたときに、合成制御部24は、露出制御のための測光処理で得られた測光値を撮影制御部15から取得する(ステップS1)。次に、合成制御部24は、取得した測光値に基づいて、異常画像とが合成対象画像とを判別するための判別閾値Thと明るさ調整処理のための調整目標値Eとを求め、判別閾値Thを画像判別部21に渡すとともに、調整目標値Eを画像調整部23に渡す(ステップS2)。このとき、合成制御部24は、例えば、取得した測光値に基づいて、画面に捉えられた被写体の測光対象位置の輝度を推定し、この推定結果に基づいて、判別閾値Thおよび調整目標値Eを求めることができる。判別閾値Thは、推定された被写体の輝度に基づいて、分割露光で得られる画像の対応する画素の画素値を算出し、この画素値に所定の許容範囲を加えた値に決定すればよい。また、調整目標値Eは、推定された被写体輝度の物体を適正露光で撮影した場合の明るさに基づいて決定することができる。
合成制御部24は、レリーズボタンの半押しが継続している間は(ステップS3の肯定判定)、ステップS1〜S3を繰り返し、測光値の変化に応じて判別閾値Thおよび調整目標値Eを更新する。
その後、半押し状態が解除されて(ステップS3の否定判定)、レリーズボタンが全押しされたときに(ステップS4の肯定判定)、分割露光による画像取得に応じた処理が開始される。
図2に示した各分割露光(露光1、…、露光N)で画像1〜Nが取得されるごとに(ステップS5)、画像判別部21により、上述した閾値Thに基づいて、異常画像であるかが合成対象画像であるかが判別される(ステップS6)。画像判別部21は、例えば、メモリ14を参照して各分割露光で得られた画像の測光位置に対応する画素の画素値を取得し、この画素値と上述した判別閾値Thとの比較結果に基づいて、合成対象画像であるか異常画像であるかを判断することができる。
図2に示した画像1、2、3、5のように、分割露光時間から推定される程度の明るさで取得された画像については、画像判別部21により合成対象画像と判断され(ステップS6の否定判定)、これに応じて、合成処理部22により、合成画像の生成処理が行われる(ステップS7)。このとき、合成処理部22は、従来の高フレームレート撮影における合成画像生成処理と同様に、取得された合成対象画像の画素値を画素ごとに積算していく処理を行えばよい。更に、合成対象の画像相互の位置ずれを補正して合成することにより、生成される合成画像の画質を向上することができる。
一方、図2に示した画像4のように、対応する露光区間(図2において、「露光4」として示した)において他の撮影者によるフラッシュ発光があった画像では、測光位置に対応する画素の画素値が上述した判別閾値Thを超えている。この場合は、画像判別部21により、異常画像として合成対象画像から除外され(図3のステップS6の肯定判定)、合成処理はスキップされる。
上述した画像判別処理と合成処理とを分割露光で画像が取得されるごとに繰り返すことにより(ステップS5〜ステップS8)、各分割露光で取得されたNフレーム画像から異常画像を除外した合成対象画像を選択的に合成することができる。このように、図2に示した画像4のように、意図した照明条件とは明らかに異なる照明条件で取得されてしまった異常画像を除外して合成処理を行うことにより、所望の照明条件の下で適正露光を適用して取得された画像に相当する合成画像を得ることができる。
図1に示した電子カメラでは、その後、分割露光による撮影が完了したときに(ステップS8の肯定判定)、画像調整部23は、上述した調整目標値Eを用いて、合成画像の明るさを調整する処理を行う(ステップS9)。例えば、画像調整部23は、明るさ調整処理として、合成画像の測光位置に対応する画素の明るさを調整目標値Eで示される明るさに近づけるように、合成画像船体の画素の画素値を調整する処理を行うことができる。
このように、異常画像を除外して生成された合成画像について、合成対象の画像が不足した分の明るさ調整を行うことにより、合成画像を更に理想的な画像に近づけ、所望の照明条件の下で適正露光を適用して取得された画像と同等な合成画像を得ることができる。
なお、異常画像の判別処理は、分割露光で取得された複数の画像から想定される明るさよりも明るい画像を判別するものであればよい。例えば、画面内に配置された複数の測光点に対応する測光値に基づいて、これらに対応する画素値それぞれに対する判別閾値を求めて、異常画像の判別に用いることもできる。
また、顔検出機能など、電子カメラに搭載されている他の画像処理機能と組み合わせて、より確実な異常画像の判別を実現することも可能である。
(実施形態2)
図4に、本発明の別実施形態の電子カメラを示す。
なお、図4に示した構成要素のうち、図1に示した構成要素と同等のものについては、同一の符号を付して示し、その説明は省略する。
図4に示した画像処理部20は、顔認識処理部25を備えており、合成制御部24は、図3に示したステップS1の測光値取得処理に代えて、半押し状態が継続している間に顔認識処理部25によって検出された人物の顔の領域を示す位置情報を取得する。合成制御部24は、取得した位置情報とともに、人物の顔の明るさについての標準値を考慮して決定した判別閾値Thを画像判別部21に渡し、異常画像と合成対象画像とを判別する処理に供する。
画像判別部21は、例えば、メモリ14に保持された取得画像を参照し、合成制御部24を介して受け取った位置情報で示された領域の画素値と、上述した人物の顔の明るさが反映された判別閾値Thとの比較結果に基づいて異常画像を判別することができる。この場合に、画像判別部21は、取得画像において顔に対応する領域の画素値が判別閾値Thを超えている場合に、その画像を異常画像として判別すればよい。
このようにして、顔認識結果を利用して、異常画像と合成対象画像とを判別することができる。この場合は、背景や人物の服などに対応する部分に輝度が高い部分があっても、このような部分の存在によって取得画像が異常画像として合成対象から除外されることはない。これにより、主要な被写体である人物が意図しないフラッシュ光で照明された瞬間に取得された画像のみを異常画像として合成対象から除外することができる。
また、人物の顔の明るさを基準として、合成画像の明るさを調整することも可能である。
例えば、画像調整部23は、合成制御部24から人物の顔が捉えられた領域を示す位置情報とともに、人物の顔の明るさについての標準値が反映された調整目標値Eを受け取り、位置情報で示された領域の明るさを調整目標値Eに近づけるように、明るさ調整処理を行えばよい。
一方、分割露光で取得された複数の画像を蓄積しておける程度の容量をメモリ14が備えている場合には、これらの画像を互いに比較することにより、異常画像を確実に検出することができる。
(実施形態3)
図5に、本発明の別実施形態の電子カメラを示す。
なお、図5に示した構成要素のうち、図1に示した構成要素と同等のものについては、同一の符号を付して示し、その説明は省略する。
図5に示したメモリ14には、分割露光で取得されたNフレームの画像データが蓄積される。また、画像処理部20は、上述した画像判別部21および画像合成部22とは異なる画像判別部26および画像合成部27を備えて構成されている。この画像処理部20では、画像調整部23を設ける代わりに、画像合成部27における画像合成処理において、後述するように異常画像として除外した分の画像を補完することで、適正露光に対応する明るさの画像を生成する。
画像判別部26は、撮影制御部15から分割露光による撮影が完了した旨が通知されたときに、メモリ14に保持されたNフレームの画像データを互いに比較する。そして、他の画像と乖離した画素値を持つ画像を異常画像として判別し、判別した異常画像をメモリ14から削除する。これにより、メモリ14には、合成対象画像のみが残され、これらの合成対象画像を画像合成部27の処理に供することができる。
なお、画像判別部26により、メモリ14に蓄積されたNフレームの画像について平均的な明るさを求め、この平均的な明るさからの偏差が大きい画像を異常画像として検出することも可能である。
このようにして、分割露光で取得された各画像の全ての画素情報を考慮することにより、異常画像を極めて高い精度で判別することができる。
次に、上述したようにしてメモリ14に残された合成対象の画像を利用して、異常画像として除外した分の画像を補完する方法について説明する。
画像合成部27は、例えば、画像判別部26から異常画像として削除された画像の番号を受け取り、その画像の前後いずれかの画像を複写して補完画像とし、これを削除された画像の代わりに合成することができる。例えば、図6に示すように、画像4が異常画像として削除された場合には、その前後の画像3あるいは画像5を複写し(図6の例では、画像5を複写している)、複写した画像を補完画像として、合成対象画像に含めればよい。
ここで、異常画像の前後の画像は、異常画像が取得された分割露光で取得することが期待された画像と特に強い相関を持っている。したがって、上述したような補完画像を異常画像の代わりに合成することで、合成画像の明るさを適正露出で取得が期待される明るさに近づけるとともに、異常画像が取得された分割露光で取得することが期待された画像を合成した場合とほぼ同等の合成画像が得られる。
なお、異常画像の後に取得された画像を複写して合成対象に含めることで画像を補完する方法は、図5に示したように、メモリ14に取得した全ての画像を保持してから合成処理を実行する場合に限らず、図2に示したように、分割露光によって画像を取得するごとに合成処理を進める処理方法でも適用可能である。
また一方、予め余分の画像を取得しておき、削除された異常画像の分だけ余分に取得した画像を合成することも可能である。
例えば、毎秒千フレームの撮影が可能な電子カメラで、適正露光時間50分の1秒を適用して高フレームレート撮影を行う場合に、図7に示すように、本来の分割露光で取得される20フレームの画像に加えて、予備画像として2〜3フレームの画像を取得して(図7の例では、2フレームの予備画像を取得している)、異常画像の発生による合成対象画像の減少に備えることができる。
この場合は、画像判別部21で判別された異常画像(例えば、画像4)に代えて、予備画像として取得された画像21を合成対象画像に含めることにより、異常画像が取得された分割露光で取得することが期待された画像を合成した場合とほぼ同等の合成画像が得られる。このように、予備画像を補完画像として用いる場合には、合成対象画像に含まれる全ての画像は、補完画像を含めて互いに異なっているので、ノイズの平均化による画質の向上についても、異常画像が検出されなかった場合の合成画像と同等の効果を期待することができる。
また、上述したように、追加取得した画像を補完画像として合成対象画像に含める手法は、分割露光によって画像を取得するごとに異常画像を検出する判別手法を採用した場合にも適用可能である。
例えば、画像判別部21によって異常画像が検出されるごとに、この検出結果を撮影制御部15に通知し、撮影制御部15により、追加画像を取得するための制御を行うことで、検出された異常画像の数だけの追加画像(例えば、図7の画像21)を取得することができる。
この場合は、異常画像が検出されなかった場合には、追加撮影が発生しない。したがって、異常画像が検出されなかった場合には、本来の適正露光時間で撮影を完了することができ、後の撮影への影響を抑えることができる。
なお、2〜3フレームの予備画像あるいは追加画像の取得に要する時間は、毎秒千フレームの撮影が可能な電子カメラでは2〜3msecであるので、本来の適正露光時間(例えば、50分の1秒=20msec)に対して10数パーセント露光時間が延長されるに過ぎない。したがって、いずれの場合でも、予備画像の取得あるいは追加画像の取得を行ったことが、次の撮影に支障をきたすおそれは少ない。
その一方、他の撮影者のフラッシュ発光を意識することなく、所望のタイミングでしかも所望の照明条件で撮影した画像と同等の画像を確実に取得することができるので、記者会見や結婚式の撮影のように、シャッタチャンスを逃したくない撮影で絶大な効果を発揮することができる。
以上のような各実施形態による電子カメラによれば、撮像素子12で取得した複数の画像から、画像処理部20によって検出された異常画像を除去することで、所定の閾値を超える明るさの領域を含まない画像のみを合成処理の対象とすることができる。
これにより、高フレームレート撮影機能を利用して、分割露光して取得した複数の画像から合成画像を生成する際に、いわゆる他人シンクロ状態で取得された画像を異常画像として合成対象の画像から除外することができる。つまり、意図した照明条件で被写体が照明されている状態で取得した画像のみを、合成画像の生成処理に供することができる。
したがって、記者会見や結婚式のように、多数の撮影者が同一の被写体を撮影しようとする場所でも、他の撮影者によるフラッシュ発光の有無にかかわらず、適正露出で撮影された撮影画像に相当する合成画像を安定的に生成することができる。
これにより、上述したような場面の撮影でも、狙ったシャッタチャンスでの撮影で、期待に近い画像を取得できる可能性が高くなるので、無用に多数の撮影を行ったり、また、これに伴う膨大な撮影画像から所望の画像を取捨選択したりといった煩雑な作業から利用者を解放することができる。
本発明の一実施形態の電子カメラを示す図である。 異常画像を除外した合成処理を説明する図である。 画像合成処理を表す流れ図である。 本発明の別実施形態の電子カメラを示す図である。 本発明の別実施形態の電子カメラを示す図である。 取得画像の複写を用いる画像補完処理を説明する図である。 取得した予備画像を用いた画像補完処理を説明する図である。
符号の説明
11…撮影光学系、12…撮像素子、13…信号処理部、14…メモリ、15…撮影制御部、16…操作パネル、17…記録インタフェース(I/F),18…メモリカード、20…画像処理部、21,26…画像判別部、22,27…画像合成部、23…画像調整部、24…合成制御部、25…顔認識処理部。

Claims (6)

  1. 所定時間内で被写体を複数回撮影して複数の画像を取得する撮像手段と、
    前記撮像手段により取得された前記複数の画像から、所定の閾値を超える明るさの領域を含む画像を検出する検出手段と、
    前記複数の画像のうち、前記検出手段で検出された画像を除外した画像を合成して合成画像を生成する合成手段と
    を備え
    前記検出手段は、前記撮像手段による画像の取得に先立って、測光部で得られた測光値に基づき前記所定の閾値を決定し、
    前記撮像手段は、前記検出手段により検出された画像の数に応じた回数の追加撮影を行い、
    前記合成手段は、前記追加撮影で得られた画像を含めて合成処理を行う
    ことを特徴とする電子カメラ。
  2. 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
    前記検出手段は、前記複数の画像中の前記被写体の特定部分の明るさにより前記所定の閾値を超える明るさの領域を含む画像を検出することを特徴とする電子カメラ。
  3. 請求項2に記載の電子カメラにおいて、
    前記特定部分は人物の顔であり、前記所定の閾値は、人物の顔における明るさの標準値に基づいて決定されることを特徴とする電子カメラ。
  4. 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
    前記合成手段は、生成した合成画像を構成する各画素の明るさを、測光手段で得られた測光結果に基づいて調整する調整手段を備えた
    ことを特徴とする電子カメラ。
  5. 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
    前記合成手段は、前記複数の画像中の前記被写体の特定部分における明るさに基づいて、前記合成画像を構成する各画素の明るさを調整する調整手段を
    備えたことを特徴とする電子カメラ。
  6. 請求項5に記載の電子カメラにおいて、
    前記特定部分は人物の顔であり、前記調整手段は、前記人物の顔における明るさの標準値に基づいて、前記合成画像を構成する各画素の明るさを調整することを特徴とする電子カメラ。
JP2008196709A 2008-07-30 2008-07-30 電子カメラ Expired - Fee Related JP5256912B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008196709A JP5256912B2 (ja) 2008-07-30 2008-07-30 電子カメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008196709A JP5256912B2 (ja) 2008-07-30 2008-07-30 電子カメラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010035008A JP2010035008A (ja) 2010-02-12
JP5256912B2 true JP5256912B2 (ja) 2013-08-07

Family

ID=41738956

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008196709A Expired - Fee Related JP5256912B2 (ja) 2008-07-30 2008-07-30 電子カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5256912B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101933454B1 (ko) * 2012-09-25 2018-12-31 삼성전자주식회사 촬영 이미지 생성 방법 및 장치와 그 방법에 대한 프로그램 소스를 저장한 기록 매체
JP5988812B2 (ja) * 2012-10-01 2016-09-07 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP6321990B2 (ja) * 2014-02-21 2018-05-09 オリンパス株式会社 撮像装置および撮像方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4497001B2 (ja) * 2005-03-22 2010-07-07 株式会社ニコン 画像処理装置、電子カメラ、および画像処理プログラム
JP4315971B2 (ja) * 2006-11-09 2009-08-19 三洋電機株式会社 撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010035008A (ja) 2010-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4657052B2 (ja) デジタルカメラ、撮影方法、および撮影制御プログラム。
US7889890B2 (en) Image capture apparatus and control method therefor
JP3540485B2 (ja) 電子スチルカメラ
JP4746295B2 (ja) デジタルカメラおよび撮影方法
JP5129182B2 (ja) 撮像装置及び撮像制御方法
JP4695508B2 (ja) 撮像装置および撮影方法
JP2007281547A (ja) 撮像装置,及び撮像方法
JP2007264196A (ja) ストロボ制御装置及び方法
US7486884B2 (en) Imaging device and imaging method
US8520095B2 (en) Imaging apparatus and imaging method
JP5180349B2 (ja) 撮影装置および方法並びにプログラム
JP5661351B2 (ja) 撮像装置
JP2008054293A (ja) 撮影装置および方法並びにプログラム
JP5256912B2 (ja) 電子カメラ
JP5246590B2 (ja) 撮像装置、画像生成方法及びプログラム
JP2009089037A (ja) 撮影制御装置、撮影制御方法、撮影制御プログラム、および撮影装置
JP2008042746A (ja) カメラ、撮影制御方法、プログラム
JP2002040321A (ja) 電子カメラ
JP2008124846A (ja) 撮影装置および方法並びにプログラム
JP2009017006A (ja) 撮影装置
JP3817301B2 (ja) 電子カメラ
JP2005039365A (ja) ディジタル・カメラおよびその制御方法
JP5202245B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP2008187590A (ja) 撮影装置及び撮影方法
JP2008172650A (ja) 撮影装置および方法並びにプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110801

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120718

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120724

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120924

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130326

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130408

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160502

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5256912

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees