JP5256626B2 - 電池収容装置および携帯装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電池を収容する電池収容装置および携帯装置に関する。
リチウムイオン二次電池、リチウムポリマー二次電池等の二次電池は、充放電を繰り返すと電池が膨張することが知られている。そして、このような電池を収容する電池収容装置では、予め、電池の膨張を予測して電池室の空間を確保し、電池の膨張を許容することが行われている。
特開2005−159638号公報
しかしながら、従来の電池収容装置では、電池が不良あるいは粗悪な設計である場合には、予測を超えて電池が膨張するため、電池の膨張が電池室を覆うカバー部材により阻止されるおそれがあるという問題があった。このように、電池の膨張が阻止されると、電池に過大な圧力が作用し、電池の正常な作動が阻害され、また、電池や筐体の内蔵物が損傷するおそれがある。
本発明は、かかる従来の問題を解決するためになされたもので、電池の膨張により電池に過大な圧力が作用することを防止することができる電池収容装置および携帯装置を提供することを目的とする。
第1の発明の電池収容装置は、電子機器の筐体に形成され、電池を出し入れ可能な開口が形成されるとともに前記開口を介して前記電池が収容される電池室と、前記開口を覆ってなるカバー部材とを備える電池収容装置において、前記筐体と前記カバー部材とを固定するロック手段と、前記電池の膨張時に、前記ロック手段を解除するロック解除手段とを有することを特徴とする。
第2の発明の電池収容装置は、第1の発明の電池収容装置において、前記ロック手段は、前記カバー部材を前記筐体にロックするロック部材を有し、前記ロック解除手段は、前記電池の膨張により前記ロック部材のロックを解除することを特徴とする。
第3の発明の電池収容装置は、第2の発明の電池収容装置において、前記ロック解除手段は、前記電池の膨張を検出する検出手段と、前記検出手段により前記電池の膨張が検出された時に前記ロック部材をロックの解除位置に移動する移動手段とを有することを特徴とする。
第4の発明の電池収容装置は、第3の発明の電池収容装置において、前記検出手段は、前記電池の膨張により押圧される位置に配置される圧力センサであることを特徴とする。
第5の発明の電池収容装置は、第1の発明の電池収容装置において、前記ロック手段は、前記カバー部材または前記筐体のいずれか一方に移動可能に配置されるロック部材を有し、前記ロック解除手段は、前記電池の膨張により前記ロック部材を移動しロックを解除することを特徴とする。
第6の発明の電池収容装置は、第5の発明の電池収容装置において、前記ロック解除手段は、前記ロック部材に連結され前記電池の膨張により前記ロック部材を移動する移動部材を有することを特徴とする。
第7の発明の電池収容装置は、第1ないし第6のいずれか1の発明の電池収容装置にお
いて、前記ロック解除手段によりロックが解除された時に、前記電池室を覆う前記カバー部材の覆いを開放する開放手段を有することを特徴とする。
第8の発明の電池収容装置は、第7の発明の電池収容装置において、前記開放手段は、前記カバー部材を開放方向に付勢する付勢部材を有することを特徴とする。
第9の発明の電池収容装置は、第7または第8の電池収容装置において、前記ロック解除手段によりロックが解除された時に、前記電池を前記電池室から離脱させる離脱手段を有することを特徴とする。
第10の発明の電池収容装置は、第9の発明の電池収容装置において、前記離脱手段は、前記電池を前記カバー部材側に付勢する付勢部材を有することを特徴とする。
第11の発明の電池収容装置は、第1ないし第10のいずれか1の発明の電池収容装置において、前記電池の膨張は、前記電池の最も広い面の膨張であることを特徴とする。
12の発明の携帯装置は、第1ないし第11のいずれか1の発明の電池収容装置を有することを特徴とする。
本発明の電池収容装置では、電池の膨張により電池に過大な圧力が作用することを防止することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1および図2は、本発明の電池収容装置の第1の実施形態を示している。
この電池収容装置は、筐体11、カバー部材13を有している。
筐体11には、電池15を収容する電池室17が形成されている。筐体11は直方体状をしており、その一面の電池室面11aに電池室17が開口している。電池室17は、直方体状をしており底面部17aを有している。電池室17は、電池室面11aの長手方向の一方に偏って形成されている。電池室17と筐体11の端面11bとの間には壁面部17bが形成されている。
電池15は、電池室17より小さい直方体状をしている。電池15は、6面の内の2面の面積が大きい薄型状とされている。面積の最も大きい大面積面15aの一方は、電池室17の底面部17aに対向して収容される。電池15には、リチウムイオン二次電池、リチウムポリマー二次電池等の二次電池が使用される。
カバー部材13は、筐体11に形成される電池室17の開口を覆って配置される。カバー部材13は、蓋部13a、取付部13bを有している。蓋部13aは、電池室17の開口を覆って配置される。取付部13bは、蓋部13aに直角に形成されている。取付部13bには係止穴13cが形成されている。取付部13bは、電池室17の壁面部17bに設けられたロック部材23に嵌合可能とされている。
壁面部17bには、図2に示すように、ロック機構19、ロック解除機構21が配置されている。
ロック機構19は、筐体11にカバー部材13を固定する。ロック機構19は、ロック部材23、コイルスプリング25を有している。ロック部材23は、カバー部材13の取付部13bに形成される係止穴13cに挿脱可能とされている。ロック部材23は、鉄等の磁性体からなる。コイルスプリング25は、ロック部材23を取付部13b側に付勢する。
ロック解除機構21は、電池15の膨張時にロック機構19を自動的に解除する。また、電池15の交換時等にロック機構19を解除する。ロック解除機構21は、電磁石27、圧力センサ29、ロック解除スイッチ31、制御部33を有している。
電磁石27は、壁面部17bのロック部材23を取付部13bと反対側に吸着可能な位置に配置されている。圧力センサ29は、電池15の膨張を検出する。圧力センサ29は、電池室17の底面部17aに配置されている。圧力センサ29には、圧電素子等が使用される。ロック解除スイッチ31は、図1に示すように、筐体11の電池室面11aに配置されている。そして、使用者による操作部31aのスライド操作によりスイッチをオンすることによりロック機構19が解除される。
制御部33には、圧力センサ29、ロック解除スイッチ31からの信号が入力される。制御部33には、圧力センサ29からの圧力信号が常時あるいは一定時間毎に入力される。制御部33は、電池15の膨張により圧力センサ29が押圧され、圧力センサ29に作用する圧力が所定の閾値k1を超えると電磁石27をオンにする。また、ロック解除スイッチ31がオンされると電磁石27をオンにする。
筐体11の電池室面11aには、例えば赤ランプからなる警告用ランプ35が配置されている。制御部33は、圧力センサ29に作用する圧力が所定の第2の閾値k2を超えると警告用ランプ35を点灯する。第2の閾値k2は、電磁石27をオンする閾値k1より低めの圧力に設定されている。従って、電池15の膨張をより早期に知り電池15の交換を行うことができる。電池室17内には、電池15との電気的な接続を行う接点37が配置されている。
上述した電池収容装置では、電池15の膨張が無い場合あるいは小さい場合には、圧力センサ29に作用する電池15の押圧力は小さく、所定の閾値k1以下の圧力が圧力センサ29に作用する。
一方、電池15が不良あるいは粗悪な設計である場合等には、図3に示すように、予測を超えて電池15が膨張する場合がある。そして、電池15の膨張が電池室17を覆うカバー部材13により阻止されているため、所定の閾値k1を超えた圧力が圧力センサ29に作用する。圧力センサ29からの圧力信号は、制御部33に常時あるいは一定時間毎に入力されており、制御部33は、圧力センサ29に作用する圧力が所定の閾値k1を超えると電磁石27をオンにする。電磁石27のオンによりロック部材23が電磁石27に吸着され、カバー部材13のロックが自動的に解除される。ロックの解除により、カバー部材13が電池室17から離脱する方向に移動し電池15の膨張が許容される。
そして、電池の交換時等には、ロック解除スイッチ31をオンにすると、制御部33により電磁石27がオンされ、カバー部材13のロックが解除される。
上述した電池収容装置では、圧力センサ29に作用する圧力が所定の圧力を超えた時にロックを自動的に解除するようにしたので、電池15の膨張により電池15に過大な圧力が作用することを防止することができる。そして、これにより、電池15の正常な作動が阻害され、また、電池15の内蔵物が損傷するおそれを無くすことができる。
また、上述した電池収容装置では、ロック解除スイッチ31をオンにすると電磁石27がオンし、カバー部材13のロックが解除されるため、電池15の交換を容易に行うことができる。
そして、上述した電池収容装置では、電池15の大面積面15aの変形による圧力を圧力センサ29で検出するようにしたので、電池15の膨張を確実に検出することができる。すなわち、直方体状(シート状も含む)の電池15の場合には、最も面積の大きい大面積面15aが構造上最も弱いため、電池15が膨張する際には、大面積面15aが最も膨張する。従って、この面の膨張による圧力を圧力センサ29で検出することにより検出精度を高めることができる。
(第2の実施形態)
図4は、本発明の電池収容装置の第2の実施形態を示している。
なお、この実施形態において第1の実施形態と同一の部材には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
この電池収容装置では、カバー部材13Aの裏面にヒンジ部39が固定されている。ヒンジ部39は、筐体11の壁面部17b側に固定されている。ヒンジ部39には、ロック部材23Aが回転移動可能に支持されている。ロック部材23Aは、電池15と壁面部17bとの間に位置されている。ロック部材23Aのヒンジ部39側端には、回動部材41が一体に連結されている。回動部材41は、電池15とカバー部材13Aとの間に位置されている。回動部材41は、電池15の膨張によりヒンジ部39を中心にして回動し、ロック部材23Aを回動する。
ロック部材23Aのヒンジ部39と反対側端には、係止部23aが形成されている。係止部23aは、壁面部17bの内面に形成される凹部17cに係止可能とされている。壁面部17bには、ロック解除部材43が配置されている。ロック解除部材43の後端には、押圧部材45が配置されている。押圧部材45は、ロック解除部材43に回動可能に配置されている。押圧部材45をロック解除部材43の軸線方向に重ねて位置させ、押圧部材45を押圧することによりロック部材23Aが回動し、ロック解除部材43を元の位置まで移動させることで、ロック部材23Aの係止部23aの凹部17cへの係止が解除される。
上述した電池収容装置では、電池15の膨張が無い場合あるいは小さい場合には、図4に示すように、ロック部材23Aの係止部23aが凹部17cに係止してカバー部材13Aが電池室17にロックされる。
一方、電池15が不良あるいは粗悪な設計である場合等には、図5に示すように、予測を超えて電池15が膨張する場合がある。そして、電池15の膨張により、回動部材41がカバー部材13A側に回転移動する。これにより、ロック部材23Aが電池15側に向けて回動し、ロック部材23Aの係止部23aの凹部17cへの係止が解除される。ロックの解除により、カバー部材13Aが電池室17から離脱する方向に移動し、電池15の膨張が許容される。
この実施形態の電池収容装置では、電池15の膨張により回動部材41を回転移動して、ロック部材23Aのロックを解除するようにしたので、電池15の膨張により電池15に過大な圧力が作用することを防止することができる。
また、押圧部材45をロック解除部材43の軸線方向に重ねて位置させ、押圧部材45を押圧することにより、ロック部材23Aの係止部23aの凹部17cへの係止が解除されるため、電池15の交換を容易に行うことができる。
そして、電池15の大面積面15aの大きな変形により回動部材41を回動してロック
を解除するようにしたので、電池15の膨張によりロックを確実に解除することができる。
(第3の実施形態)
図6は、本発明の電池収容装置の第3の実施形態を示している。
この電池収容装置では、カバー部材13Aが、電池室17に開閉自在に配置されている。カバー部材13Aの壁面部17bと反対側が、ピン部材47により筐体11に回動自在に固定されている。カバー部材13Aのピン部材47側にはバネ部材49が配置されている。カバー部材13Aは、バネ部材49によりピン部材47を中心にして外側に向けて回動するように付勢されている。
なお、この実施形態の電池収容装置は上述した点を除いて第2の実施形態と略同様に構成されているため、同一の部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
上述した電池収容装置では、電池15の膨張が無い場合あるいは小さい場合には、図6に示すように、ロック部材23Aの係止部23aが凹部17cに係止してカバー部材13Aが電池室17にロックされる。
一方、電池15が不良あるいは粗悪な設計である場合等には、図7に示すように、予測を超えて電池15が膨張する場合がある。そして、電池15の膨張により、回動部材41がカバー部材13A側に回動する(図5参照)。これにより、ロック部材23Aが電池15側に向けて回動し、ロック部材23Aの係止部23aの凹部17cへの係止が解除される。ロックの解除により、バネ部材49により付勢されるカバー部材13Aが、ピン部材47を中心にして回動し、電池室17が自動的に開放される。
この実施形態では、電池15が異常に膨張すると、カバー部材13Aが自動的に回動して電池室17が開放されるため、電池15の異常な膨張に伴う発熱により電池室17が損傷するおそれを低減することができる。また、電池15の交換を容易に行うことができる。
(第4の実施形態)
図8は、本発明の電池収容装置の第4の実施形態を示している。
なお、この実施形態において第2の実施形態と同一の要素には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
この電池収容装置では、筐体11の側面に電池室17Aが開口されている。開口部17dには、カバー部材13Bが配置されている。カバー部材13Bは、コイルスプリング51により矢符A方向に向けて付勢されている。
筐体11の上面11dの裏面には、ヒンジ部39が固定されている。ヒンジ部39は、筐体11の開口部17d側に固定されている。ヒンジ部39には、ロック部材23Aが回動可能に支持されている。ロック部材23Aは、電池15とカバー部材13Bとの間に位置されている。ロック部材23Aのヒンジ部39側端には、回動部材41が一体に連結されている。回動部材41は、電池15と上面11dとの間に位置されている。回動部材41は、電池15の膨張によりヒンジ部39を中心にして回転移動し、ロック部材23Aを移動させる。
ロック部材23Aのヒンジ部39と反対側端には、係止部23aが形成されている。この係止部23aは、カバー部材13Bの内面に形成される凹部13dに係止可能とされている。筐体11の上面11dには、ロック解除部材43Aが配置されている。ロック解除部材43Aは、上面11dに沿ってスライド可能とされている。ロック解除部材43Aを矢印B方向にスライドすることにより回動部材41が回転移動しロックが解除される。電
池室17Aのカバー部材13Bと反対側には、コイルスプリング53が配置されている。コイルスプリング53により、電池15がカバー部材13B側に付勢される。
この実施形態の電池収容装置では、電池15の膨張が無い場合あるいは小さい場合には、図8に示すように、ロック部材23Aの係止部23aが凹部13dに係止してカバー部材13Bが電池室17Aにロックされる。
一方、電池15が不良あるいは粗悪な設計である場合等には、図9に示すように、予測を超えて電池15が膨張する場合がある。そして、電池15の膨張により、回動部材41が上面11d側に回転移動する。これにより、ロック部材23Aが電池15側に向けて回転移動し、ロック部材23Aの係止部23aの凹部13dへの係止が解除される(図8参照)。ロックの解除により、コイルスプリング51により付勢されるカバー部材13Bが、矢符A方向に移動し、電池室17Aの開口部17dが自動的に開放される。
この実施形態では、電池15が異常に膨張すると、カバー部材13Bが自動的に移動して電池室17Aを開放するため、電池15の異常な膨張に伴う発熱により電池室17Aが損傷するおそれを低減することができる。また、電池15の交換を容易に行うことができる。
(第5の実施形態)
図10は、本発明の電池収容装置の第5の実施形態を示している。
なお、この実施形態において第2の実施形態と同一の部材には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
この電池収容装置では、カバー部材13Cの裏面にロック部材23Bが一体形成されている。ロック部材23Bは、電池15と壁面部17bとの間に位置されている。ロック部材23Bの先端側には、係止部23aが形成されている。係止部23aは、壁面部17bの内面に形成される凹部17cに係止可能とされている。壁面部17bには、ロック解除部材43が配置されている。
カバー部材13Cは、弾性変形可能な樹脂等の材料により形成されている。カバー部材13Cの中央には、切欠部13eが形成されている。切欠部13eは、図11に示すように、矩形状に形成されている。切欠部13eの内側に変形部13fが形成されている。変形部13fの内側には、図10に示すように、電池15側に向けて突出する突出部13hが形成されている。
上述した電池収容装置では、電池15の膨張が無い場合あるいは小さい場合には、図10に示すように、ロック部材23Bの係止部23aが凹部17cに係止してカバー部材13Cが電池室17にロックされる。
一方、電池15が不良あるいは粗悪な設計である場合等には、図12に示すように、予測を超えて電池15が膨張する場合がある。そして、電池15の膨張により、カバー部材13Cの変形部13fが外側に突出する。
この実施形態では、電池15が膨張すると、カバー部材13Cの変形部13fが外側に突出するため、電池15の膨張により電池15に過大な圧力が作用することを防止することができる。また、カバー部材13Cの変形部13fの外側への突出により、電池15が膨張していることを容易に知ることができる。
(第6の実施形態)
図13は、本発明の電池収容装置の第6の実施形態を示している。
なお、この実施形態において第5の実施形態と同一の要素には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
この電池収容装置では、カバー部材13Dは、弾性変形可能な樹脂等の材料により形成されている。カバー部材13Dの中央部には、切欠部13iが形成されている。切欠部13iは、図14に示すようにH字状に形成されている。切欠部13iの内側に一対の変形部13jが形成されている。
この実施形態では、電池15の膨張が無い場合あるいは小さい場合には、図13に示すように、ロック部材23Bの係止部23aが凹部17cに係止してカバー部材13Dが電池室17にロックされる。
一方、電池15が不良あるいは粗悪な設計である場合等には、図15に示すように、予測を超えて電池15が膨張する場合がある。そして、電池15の膨張により、カバー部材13Dの変形部13jが外側に突出する。
この実施形態では、電池15が膨張すると、カバー部材13Dの変形部13jが外側に突出するため、電池15の膨張を確実に許容することが可能になる。従って、電池15の膨張により電池15に過大な圧力が作用することを防止することができる。また、カバー部材13Dの変形部13jの外側への突出により、電池15が膨張していることを知ることができる。
なお、この実施形態では、カバー部材13Dに切欠部13iを形成して変形部13jを形成した例について説明したが、カバー部材13Dの一部あるいは全部をゴム等の弾性部材により形成して電池15の膨張を許容するようにしても良い。
(第7の実施形態)
図16は、本発明の電池収容装置の第7の実施形態を示している。
この電池収容装置では、電池室17の壁面部17bの内側には、突出部17fが形成されている。突出部17fは、電池室17の開口の近傍に形成されている。
なお、この実施形態では上述した点を除いて第3の実施形態と同様に構成されているため、同一の部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
この実施形態の電池収容装置では、電池15の膨張が無い場合あるいは小さい場合には、図16に示すように、ロック部材23Aの係止部23aが凹部17cに係止してカバー部材13Aが電池室17にロックされる。
一方、電池15が不良あるいは粗悪な設計である場合等には、図17に示すように、予測を超えて電池15が膨張する場合がある。そして、電池15の膨張により、回動部材41が回転移動し、ロック部材23Aの係止部23aの凹部17cへの係止が解除される。ロックの解除により、バネ部材49により付勢されるカバー部材13Aが、ピン部材47を中心にして回動し、電池室17が自動的に開放される。しかしながら、ロック部材23Aの係止部23aが、突出部17fに係止されるため、カバー部材13Aは電池室17を覆った位置に停止する。なお、カバー部材13Aを上方に指等で引き上げることにより、ロック部材23Aの係止部23aの突出部17fへの係止が解除される。
この実施形態では、電池15が異常に膨張すると、カバー部材13Aが自動的に回動し電池室17が開放されるが、ロック部材23Aの係止部23aが突出部17fに係止され、カバー部材13Aが電池室17を覆った位置で停止する。従って、カバー部材13Aの開放により電池室17から電池15が脱落することを防止することができる。
(第8の実施形態)
図19は、本発明の電池収容装置の第8の実施形態を示している。
この電池収容装置では、カバー部材13Aが、電池室17に開閉自在に配置されている。
カバー部材13Aと筐体11との取り付け構造は、第3の実施形態と同様なので、説明を省略する。
本実施形態の第3の実施形態に対する相違点は、ロック部材23Aや回動部材41が電池室17の内壁に回転移動自在に固定されている点と、カバー部材13Aの壁面部17b側にロック部材23Aの係止部23aが挿入可能な、凹部13bがある点である。
なお、第3の実施形態に用いられる図6、図7と同一図番のものは、同じ部材なので説明を省略する。
図19に図示されているように、電池15は、電池係止部11aにより電池室17の所定の位置に保持されている。そして、電池15が通常の状態では、カバー部材13Aがロック部材23Aにより係止されている。一方、電池15が膨張すると回動部材41が下方に押され、下側に回転移動する。これに伴い、図20に図示されているように、ロック部材23Aが左側に回転移動し、係止部23aが凹部13bから離れ、カバー部材13Aのロックが解除される。
このように、ロック部材13Aは電池室17内部に保持されている構造でも良い。
(第9の実施形態)
図18は、本発明の携帯装置の一実施形態を示している。この実施形態では、本発明がヘッドマウントディスプレイに適用される。
ヘッドマウントディスプレイは、ヘッドホン61、電池収容装置63を有している。電池収容装置63には、上述した各実施形態の電池収容装置を使用することができる。ヘッドホン61と電池収容装置63とは、ヘッドバンド65により連結されている。ヘッドホン61には、サイドアーム67を介して表示ユニット69が連結されている。そして、ヘッドバンド65を頭部に装着すると、ヘッドバンド65の弾性でヘッドホン61、電池収容装置63が耳に押し付けられ頭部に固定され、表示ユニット69が眼前に位置される。
上述したヘッドマウントディスプレイでは、本発明の電池収容装置63を使用するようにしたので、電池15の膨張により電池15に過大な圧力が作用することを防止することが可能になり、安全性を向上することができる。
なお、この実施形態では、ヘッドバンド65の片側に電池収容装置63を連結した例について説明したが、例えば、ヘッドバンド65の両側にヘッドホン61を連結し、ヘッドバンド65の上部に電池収容装置63を配置するようにしても良い。また、第1の実施形態の制御部33として、ヘッドマウントディスプレイを制御する制御部(CPU)を用いるようにしても良い。
(実施形態の補足事項)
以上、本発明を上述した実施形態によって説明してきたが、本発明の技術的範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下のような形態でも良い。
(1)上述した第9の実施形態では、本発明の電池収容装置63をヘッドマウントディスプレイに適用した例について説明したが、例えば、携帯電話等の携帯装置に広く適用することができる。そして、携帯装置に使用する場合には、カバー部材13、13A、13B、13C、13Dを人体、手、顔等に接触しない箇所に設けるのが望ましい。これにより、電池15の異常な膨張時の発熱による火傷のおそれを低減することができる。
(2)上述した実施形態では、本発明の電池収容装置を単独で構成した例について説明したが、例えば、携帯装置等の内部に組み込んでも良い。
(3)上述した実施形態(第8の実施形態を除く)では、電池室17から電池15が離脱し易いように、直方体状の電池15の最大の大きさの面をカバー部材13、13A、13C、13Dにより覆った例について説明したが、例えば、電池15の2面あるいは3面をカバー部材により覆うようにしても良い。
(4)上述した実施形態では、二次電池に本発明を適用した例について説明したが、経時変化により膨張するおそれがある一次電池等にも適用することができる。
本発明の電池収容装置の第1の実施形態を示す分解斜視図である。 図1の電池収容装置の断面を示す説明図である。 図2において電池が膨張した状態を示す説明図である。 本発明の電池収容装置の第2の実施形態を示す説明図である。 図4において電池が膨張した状態を示す説明図である。 本発明の電池収容装置の第3の実施形態を示す説明図である。 図6において電池が膨張した状態を示す説明図である。 本発明の電池収容装置の第4の実施形態を示す説明図である。 図8において電池が膨張した状態を示す説明図である。 本発明の電池収容装置の第5の実施形態を示す説明図である。 図10の切欠部の詳細を示す説明図である。 図10において電池が膨張した状態を示す説明図である。 本発明の電池収容装置の第6の実施形態を示す説明図である。 図13の切欠部の詳細を示す説明図である。 図13において電池が膨張した状態を示す説明図である。 本発明の電池収容装置の第7の実施形態を示す説明図である。 図16において電池が膨張した状態を示す説明図である。 本発明の携帯装置の一実施形態を示す説明図である。 本発明の電池収容装置の第8の実施形態を示す説明図である。 図19において電池が膨張した状態を示す説明図である。
符号の説明
11…筐体、13、13A、13B、13C、13D…カバー部材、13e、13i…切欠部、15…電池、17…電池室、19…ロック機構、21…ロック解除機構、27…電磁石、29…圧力センサ、33…制御部、23、23A…ロック部材、43、43A…ロック解除部材、49…バネ部材。

Claims (12)

  1. 電子機器の筐体に形成され、電池を出し入れ可能な開口が形成されるとともに前記開口を介して前記電池が収容される電池室と、前記開口を覆ってなるカバー部材とを備える電池収容装置において、
    前記筐体と前記カバー部材とを固定するロック手段と、
    前記電池の膨張時に、前記ロック手段を解除するロック解除手段と、
    を有することを特徴とする電池収容装置。
  2. 請求項1記載の電池収容装置において、
    前記ロック手段は、前記カバー部材を前記筐体にロックするロック部材を有し、
    前記ロック解除手段は、前記電池の膨張により前記ロック部材のロックを解除することを特徴とする電池収容装置。
  3. 請求項2記載の電池収容装置において、
    前記ロック解除手段は、
    前記電池の膨張を検出する検出手段と、
    前記検出手段により前記電池の膨張が検出された時に前記ロック部材をロックの解除位置に移動する移動手段と、
    を有することを特徴とする電池収容装置。
  4. 請求項3記載の電池収容装置において、
    前記検出手段は、前記電池の膨張により押圧される位置に配置される圧力センサであることを特徴とする電池収容装置。
  5. 請求項1記載の電池収容装置において、
    前記ロック手段は、前記カバー部材または前記筐体のいずれか一方に移動可能に配置されるロック部材を有し、
    前記ロック解除手段は、前記電池の膨張により前記ロック部材を移動しロックを解除することを特徴とする電池収容装置。
  6. 請求項5記載の電池収容装置において、
    前記ロック解除手段は、前記ロック部材に連結され前記電池の膨張により前記ロック部材を移動する移動部材を有することを特徴とする電池収容装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項記載の電池収容装置において、
    前記ロック解除手段によりロックが解除された時に、前記電池室を覆う前記カバー部材の覆いを開放する開放手段を有することを特徴とする電池収容装置。
  8. 請求項7記載の電池収容装置において、
    前記開放手段は、前記カバー部材を開放方向に付勢する付勢部材を有することを特徴とする電池収容装置。
  9. 請求項7または請求項8記載の電池収容装置において、
    前記ロック解除手段によりロックが解除された時に、前記電池を前記電池室から離脱させる離脱手段を有することを特徴とする電池収容装置。
  10. 請求項9記載の電池収容装置において、
    前記離脱手段は、前記電池を前記カバー部材側に付勢する付勢部材を有することを特徴とする電池収容装置。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれか1項記載の電池収容装置において、
    前記電池の膨張は、前記電池の最も広い面の膨張であることを特徴とする電池収容装置。
  12. 請求項1ないし請求項11のいずれか1項記載の電池収容装置を有することを特徴とする携帯装置。
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