JP5253079B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、詳しくは、像担持体上に形成されたトナー像を転写ベルトまたは中間転写ベルトを用いて被転写体に転写する方式の画像形成装置に係る。
従来、画像形成プロセスに電子写真方式を採用した画像形成装置として、ベルト部材として、記録材を担持搬送する転写ベルトや、感光体から転写されたトナー像を担持する中間転写ベルトを用いた画像形成装置が採用されている。上記のような構成において、転写ベルトまたは中間転写ベルトは複数のローラに張架して配設され、ベルトの寄りを制御する構成が採用されている(特許文献1)。ベルト部材の寄りを制御は、ベルト部材の位置や速度を検知するセンサーを設けて、ベルト部材の片寄りや蛇行が生じた場合に、架橋ローラの少なくとも一つの軸の傾きを変更させて寄りを補正するものである。また、端部に寄り規制部材を設けてベルト部材の寄りを規制する構成もある。
いずれの構成もベルト部材には回転方向に対して垂直な方向に応力が加わっており、ベルト部材には、搬送方向に沿ってスジ状の凸部、凹部(以下、テンションラインという)が発生することがある(特許文献2)。
そして、テンションラインが発生すると、一次転写部において像担持体とベルトとのギャップ(空隙)ができる。そのため、転写バイアスを印加した際に、このギャップの影響で一次転写部の抵抗にテンションライン発生部とその他の領域で差異が生じてしまう。つまり、抵抗に差があるとそこに流れる転写電流が異なるため、テンションライン発生部では、弱抜けや強抜けといった転写不良現象が発生する。その結果、テンションライン起因の画像不良(縦スジ)を引き起こしてしまっていた。
また、通常の画像形成装置においては、縦スジ要因として、テンションライン起因の他に、1次帯電ワイヤや帯電ローラの汚染による縦スジ、現像ローラ汚染による縦スジ、クリーニング不良による縦スジなどが挙げられる。
ここで、クリーニング不良による縦スジは、画像部、非画像部といった静電潜像に関係なく副走査方向に発生するため、比較的分かりやすい。
特開平09−48533号公報 特開2004−252300号公報
しかしながら、縦スジの原因は、転写ベルトや中間転写ベルトのテンションライン、一次帯電ワイヤや帯電ローラ汚染、現像ローラ汚染など多岐にわたる。そのため、縦スジ画像が発生した際に、それが、どの部材によって発生しているのかの特定は画像を見るだけでは容易にできない。
そのため、部品を目視する方法で発生部位を特定しようとしても、中間転写ベルトや転写ベルトで発生するテンションラインは、深さ約2μm、幅2mm程度でも縦スジ画像となるため、目視での判断は難しい。これは、程度の差はあるが、一次帯電ワイヤや帯電ローラの汚染も同様である。
また、これらの縦スジに起因する各部材の傷や汚染等は、使用環境や偶発的に発生するなど、各部材の寿命に対して一概に予測できるものではない。
そのため、画像不良が生じたときには全ての部品を全て交換するといった方法があるが、その方法では、正常な部品も交換する必要があり、コストアップが生ずる。
これを防止するために、それぞれの部品を別の部品と交換して逐次同じような画像不良が生ずるかを試すことで、問題となっている部品を特定する方法がある。
しかし、ベルト部材は、帯電器、現像器のように容易に交換できるものではなく、上記のような方法を用いると作業工程が多くなるだけでなく、作業時間が多大となる問題が生ずる。
そこで、簡易な方法で縦スジ画像がベルト部材起因なのかを切り分けることが望ましい。
そこで、本発明は、像担持体と、前記像担持体を帯電する帯電手段と、前記帯電手段による帯電面を露光することで形成される静電潜像を現像してトナー像を形成する現像手段と、前記像担持体上のトナー像を検知するトナー像検知手段と、前記像担持体と接触するベルト部材と、前記像担持体上のトナー像をベルト部材に転写する或いは前記ベルト部材上の記録材上に転写するため転写部材と、を有する画像形成装置において、電圧の印加により前記転写部材が前記像担持体を帯電し、前記転写部材による帯電領域を前記現像手段が現像することで形成されるトナー像の前記トナー像検知手段による検知結果に基づいて前記ベルト部材の状態の出力を可能とする制御部を有する。
また、本発明は、像担持体と、前記像担持体を帯電する帯電部材と、前記帯電手段による帯電面を露光することで静電潜像を現像する現像手段と、前記像担持体と接触するベルト部材と、前記像担持体上のトナー像をベルト部材上に転写する或いは前記ベルト部材上の記録材上に転写するため転写部材と、前記像担持体の表面電位を検知する電位検知手段と、を有する画像形成装置において、前記転写部材が電圧の印加により帯電した帯電領域の表面電位の検知結果に基づいて前記ベルト部材の状態の出力を可能とする制御部を有する。
本発明により、簡易な方法で縦スジ画像がベルト部材起因なのかを切り分けることができる。
以下、図面に沿って、本発明の実施例について説明する。
<実施例1>
本実施例では、紙上に発生した縦スジ画像が、中間転写ベルトに発生したテンションライン起因なのかを容易に切り分けられる画像形成装置について説明する。
(1)本実施例の装置構成
本発明に係る画像形成装置の実施形態について、図1を用いて説明する。図1は第1実施形態に係る画像形成装置の構成例を示す側面概略図である。
像担持体として感光体ドラム1を備えている。
感光体ドラム1は、帯電極性がプラス極性のアモルファスシリコンドラムで大きさはφ84mmであり、図示せぬ駆動モーターにより矢印R1方向に画像形成スピード300mm/sで回転させられるようになっている。
感光体ドラム1の周囲にその回転方向に沿ってほぼ順に、一次帯電器2、露光装置3、現像部4、濃度検知センサ5、中間転写ベルト6、一次転写ローラ7、クリーニング装置8が配設されている。
帯電部材である一次帯電器2は、コロナ帯電器である。
一次帯電器2は、感光体ドラム1表面に対抗配置されており、電源400によってバイアスが印加される。本実施例では、画像形成時には感光体ドラム1表面を+500V程度、均一に帯電するようになっている。
露光手段としての露光装置3は、レーザスキャナが使用される。露光装置3からは、画像情報に基づいてレーザ光が発振され、露光部の電荷が除去され静電潜像が形成される。
現像手段である現像部4は、露光装置3の下流、一次転写ローラ7の上流に配設され、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に応じた現像装置4Y、4M、4C、4Kが組み込まれている。
各色の現像装置には、2成分現像剤が収容されており、感光体ドラムに面した開口部内に現像スリーブ41Y,41M,41C,41Kが回転自在に設置されている。そして、現像スリーブ内には現像スリーブ上に現像剤を担持させるマグネットローラが、現像スリーブの回転に対し非回転に固定配置されている。
現像剤(キャリア)は、マグネットローラの現像領域に位置された現像主極の磁気力によって穂立ちし、現像剤の磁気ブラシが形成される。この磁気ブラシで感光体ドラムの表面を擦ると共に現像スリーブに電源400によって現像バイアスが印加されることにより、キャリアに付着しているトナーが静電潜像を現像し、感光体ドラム上にトナー像が形成される。なお、トナーの極性は、負極性である。
本実施例における現像バイアスは、AC成分が1.2kVpp(3kHz)で、DC成分が+100〜450Vまで可変な現像バイアスが現像スリーブ41に印加されることで現像が行われる。通常の画像形成時には、DC成分は+250Vに設定されている。
また、感光体ドラム1の下方には、ベルト部材である中間転写ベルト6が張設されている。この中間転写ベルト6は、駆動ローラ16、テンションローラ15、バックアップローラ10によって支持されている。この中間転写ベルト6は、感光体ドラム1と接触し、感光体ドラム1と同等の300mm/sで走行する。
中間転写ベルト6は、例えばポリイミド、ポリカーボネート等の樹脂にカーボンブラック等の帯電防止剤を適当量含有された材料を用いて、体積抵抗率が1×10〜1010Ω・cmとなるように形成され、その厚みは0.1mm程度である。
また、中間転写ベルト6の走行路上には、一次転写位置P1と二次転写位置P2とがある。
一次転写位置P1では、感光体ドラム1と一次転写ローラ7との間に中間転写ベルト6が通されている。
なお、一次転写部材である一次転写ローラ7は、φ8mm、SUS製のシャフトと、厚さ4mmの導電性ウレタンスポンジ層からなり、スポンジ部の長さは300mmである。抵抗値は、500g重の荷重の下でシャフトをアースにおとし、該転写ローラ7を300mm/sの周速で回転させ、転写ローラ表面に1500Vの電圧を印加して測定された電流の関係から求められ、その値は約1×10Ω(23℃50%RH)であった。
一次転写ローラ7は、両端部が不図示のスプリング等の押圧部材によって感光体ドラム1表面に圧接され、感光体ドラム1の矢印R1方向の回転に伴って従動回転する。
本実施例において、一次転写部は定電流制御を採用している。
実際、一次転写ローラ7には、画像形成時には電源400より転写電流70μAが確保されるように所望の電圧が印加されるようになっている。これにより、一次転写ローラ7の表面電位により決定される転写電荷が充電され、感光体ドラム1上のトナー像tが中間転写ベルト6の表面に転写される。
一次転写後の感光体ドラム1は、クリーニング装置8によって残留トナー等の付着物が除去される。
クリーニング装置8は、クリーナブレード8aからなり、クリーナブレード8aは、感光体ドラム1に対し、所定の角度及び所定の圧力で当接し、感光体ドラム1表面に残留したトナー等を回収する。
また、本実施例では、一次転写後に感光体ドラムの表面電位をできるだけ0Vに近づけるために前露光装置9が設置されている。
一次転写部における正バイアス印加によって、感光体ドラム1の表面は正極性側に帯電される。感光体ドラム1上の表面電位の変化は、その箇所に流れ込む一次転写電流量によって決まってくる為、均一画像ではない場合、画像部、非画像部において、一次転写後の感光体ドラム電位が不均一になってしまう。
その後、そのまま一次帯電部、露光部において静電潜像が形成されてしまうと、一次転写部で形成された感光体ドラムの表面電位ムラがそのまま画像として顕在化してしまう。そのため、一次転写部後に前露光装置9を用いて、感光体ドラム1上の表面電位を除電する。
二次転写位置P2では、バックアップローラ10との対向位置に二次転写部材である二次転写外ローラ11が配置され、この二次転写外ローラ11とバックアップローラ10との間に中間転写ベルト6が通されている。この二次転写外ローラ11を中間転写ベルト6に対して着脱するための着脱装置200が設けられている。
なお、二次転写外ローラ11は、φ12mm、SUS製のシャフトと、厚さ6mmの導電性ウレタンスポンジ層からなり、スポンジ部の長さは330mmである。抵抗値は、500g重の荷重の下で、シャフトをアースにおとし、該転写ローラを300mm/sの周速で回転させ、転写ローラ表面に3000Vの電圧を印加して測定された電流の関係から求められる。その値は約6×10Ω(23℃50%RH)であった。
本実施例において、二次転写部は設定された電圧を一定に印加される定電圧制御を採用している。
この理由は、二次転写部には様々なサイズや種類の異なる記録剤に対して、十分な転写を行わなければならず、印加する転写電圧は、紙の持つ分担電圧を考慮しなくてはならない為である。
よって、二次転写部は印加電圧を決定する為にATVC(Active Transfer Voltage Control)制御を行う必要がある。
本実施例で実行されるATVC制御は、画像形成前回転時に行われ、3つの異なるバイアスを印加し、その際に流れる電流値を検出する。そして、その結果より、目標電流に対する電圧値を算出する。そして、算出された電圧を画像形成時に印加するものである。
実際に二次転写部に印加される電圧は、先のATVC制御の結果と予め本装置内に用意された紙分担電圧テーブルとより決定される。
このように、二次転写外ローラ11には先の制御結果の下に、電源400よりプラス電圧が印加されるようになっている。これにより、転写ローラの表面電位により決定される転写電荷が充電され、中間転写ベルト6上のトナー像tが記録材P表面に転写される。
ベルトクリーニング装置12は、クリーナブレード12aを有し、クリーナブレード12aは、中間転写ベルト6に対し所定の角度及び圧力で当接しており、中間転写ベルト6表面に残留したトナー等を回収する。
トナー像tが転写された記録材Pは、定着装置13へ導入され、加熱、加圧される。これにより、トナー像tが記録材Pの表面に定着される。
(2)濃度検知センサーの説明
上記画像形成装置において、画像出力をするうちに、現像装置4Y〜K内のトナーは消費され、画像濃度も下がってしまう。
そこで、感光ドラム1の回転方向において現像部4と1次転写部との間に、感光体ドラム上を光源で照らし、その反射光で感光体ドラム上のトナー濃度を検出するトナー像検知手段である濃度検知センサー5を設けている。
濃度検知センサー5は、赤外発光ユニットと、受光ユニットによって構成されている。本実施例では、濃度検知センサー5の光源として、950nmを中心とする近赤外光を用い、感光体ドラムはその近赤外光を反射し、一方、トナーはその波長の光を吸収するタイプのものを採用している。
この濃度検知センサー5による検出は、感光体ドラム1上のトナー像が濃度検知センサー5と対向する位置にタイミングに合わせて、反射光量を測定する。
そして、基準値より反射光量が大きい、つまり、トナー画像濃度が薄いと判断した場合に、現像バイアスの調整やトナー補給といった画像形成条件の調整が行われる。
本実施例では、図2のように濃度検知センサー5は感光体ドラム1に対して不図示の駆動装置により主走査方向に移動可能となっている。これは、本実施例において感光体ドラム上の濃度制御(現像装置の調整)と縦スジ判別を行うセンサーが必要で、各用途により複数のセンサーを用いると装置の大型化、複雑化を招いてしまう為上記の構成をとっている。もちろん、主走査方向に赤外発光ユニットと、受光ユニットを配列させる構成でも良い。
また、センサーの種類として、複数の受光素子を含むラインセンサを用いても良い。
(3)縦スジムラの判別方法
本実施例では、上記で説明した濃度検知センサー5を用いて縦スジ検出処理動作について説明する。この縦スジ検出処理動作は、非画像形成時に行われる。
先ず、本実施例のブロック図を図3に示す。制御部300はCPUであり、記憶部301に記憶されている情報に基づいて画像形成装置の制御が可能である。また、濃度検知センサー5により読取られた濃度情報が制御部に入力される。また、制御部300は、電源400を制御し、一次帯電器2、露光装置3、一次転写ローラ7、現像装置4、二次転写ローラ11の動作を制御する。また、制御部300は、一次転写部材により帯電された感光ドラムの帯電領域を現像装置により形成されたトナー像の濃度検知センサーによる検知結果に基づいてベルト部材の状態を出力する制御部の役割を有するものである。また、制御部は、情報を表示する表示部に情報を出力する。
図4は本実施例における、縦スジ検出処理動作を示すフローチャートである。
図4に示す動作は、紙上のトナー像に縦スジが生じていることを使用者が判断した際に使用者の指示によって行われる動作である。具体的には、情報を表示したり、操作入力を行うための操作部(表示部)から縦スジ検出処理モードを選択する。
まず、縦スジ検出動作中は、二次転写ローラ11が中間転写ベルト6より離間され、形成されたトナー像は転写ベルトクリーニング12で除去される。
一方、感光体ドラム1上に形成されたトナー像は100%中間転写ベルト上に転写されるわけではないので、転写残トナーは感光体ドラムクリーニング装置8で除去される。
縦スジ位置と縦スジのレベルを検知するために、本実施例ではまず一次転写ローラ7へのバイアス印加と現像装置4の現像スリーブへのバイアス印加をONとする。そして、前露光部9、露光装置3と一次帯電器2へのバイアス印加をOFF(停止)とする。この動作で行われるトナー像の形成は単色であり、少なくとも単色均一画像の作像動作が2色以上行われる。
なお、本動作で形成する画像は主走査方向の縦スジ位置を検出するため、全面画像でなければならない。
次に本実施例では、一次帯電器2へのバイアス印加と現像装置4の現像スリーブ41へのバイアス印加をONとする。一次転写ローラ7へのバイアス印加、露光装置3はOFFとして感光体ドラム1上にトナー像を形成し、縦スジ発生位置を検知する。前露光部9については、ON,OFFのいずれでもいい。
これらの動作理由を説明する。本実施例で紙上に縦スジ画像が発生した場合、要因として考えられるのは、一次帯電ワイヤ汚染、露光部(防塵ガラス)の汚染、各色の現像ローラ汚染、中間転写ベルトのテンションライン、クリーニング不良が挙げられる。
先にも述べたが、クリーニング不良による縦スジは、画像部、非画像部によらず発生するため、判別しやすい。
また、現像ローラ汚染による縦スジは、各色で比較した場合に異なる箇所に発生する可能性が高い。
本実施例のように、像担持体上にトナー像を形成してその濃度ムラより中間転写ベルトのテンションラインの発生を判別する系においては、まず、その縦スジが現像起因であるのか、テンションライン起因なのか判別する必要がある。
また、少なくとも各動作(一次転写部と現像部のみで作像)に対して2種類以上の単色トナー像をそれぞれ形成するのは、現像ローラ汚染要因であれば、各色のトナー像を形成した際に発生する縦スジ位置が違う箇所に現れる。一方、中間転写ベルトのテンションライン起因であれば、同一位置に縦スジが現れるといったように、現像部起因との切り分けができるので2種類以上の単色トナーの画像形成を行う。
そして、次に、一次帯電器2へのバイアスと現像装置4の現像スリーブへのバイアスをONとし、一次転写ローラ7、露光装置3はOFFとして感光体ドラム1上に形成されたトナー像を用いて、縦スジ発生位置を検知する。これは、本実施例における一次帯電ワイヤ汚染、露光部(防塵ガラス)の汚染が縦スジ要因の場合、各色で発生する縦スジ位置は同じ結果となるためである。
すると、中間転写ベルトや現像装置起因でない場合、一次帯電器起因であるのか、もしくは露光装置の汚染が要因なのか判別できない。
従って、本実施例のような画像形成装置は、感光ドラムと一次帯電器と露光装置は共通に使用されるものであり、現像装置を異ならせて、カラー画像を形成するものである。そのため、一次帯電器と現像装置でトナー像を形成し、そのトナー像の縦スジ位置を検出し、一次帯電器の汚染や露光装置の汚染までも判別するものである。
以下に本実施例における縦スジ検出動作の詳細を図4のフローチャートを用いて説明する。
まず、ユーザーの指令(S01)により画像形成装置が縦スジ検出動作に入ると、二次転写ローラを中間転写ベルトに対して着脱するための着脱装置200が二次転写ローラを中間転写ベルトから離間する(S02)。
そして、一次転写ローラと現像装置の現像スリーブへのバイアスをONとし、感光体ドラム1上にトナー像tを形成し、濃度検知センサー5がトナー像tの濃度情報を検出する(S03)。このときには、前露光装置9、一次帯電器と露光装置はOFFとなっている。
トナー像tの画像濃度としては、縦スジムラがハーフトーン画像で最も顕著に現れる為、ハーフトーン画像となるように一次転写バイアス、現像バイアスを制御する。この動作における画像パターンは、主走査方向に対して均一な画像濃度でなければならない。
この動作では、一次転写ローラ7で静電潜像を形成する。一次転写ローラ7に印加するバイアス条件であるが、本実施例では、図6に示すような一次転写電流と一次転写後の感光体ドラム電位の関係より制御される。
なお、一次転写ローラ7では感光体ドラム1の極性に応じて印加するバイアス極性が選択される。本実施例では、正極性に帯電する感光体ドラムを用いている為、正極性のバイアスを印加する。もちろん、負極性に帯電する感光体ドラムを用いている場合は、一次転写ローラ7には負極性のバイアスが印加される。即ち、このときの一次転写ローラ7に印加されるバイアスの極性は、画像形成時の一次帯電器のバイアスの極性と同じである。
通常の画像形成において、静電潜像電位は、感光体ドラム1の表面電位が+500Vとなるように一次帯電器で制御されているため、本動作中では一次転写後の感光体ドラム電位が+500Vとなるように、一次転写電流の設定を100μAとした。また、現像バイアスを+400Vに設定した。
先にも述べたが、濃度検出センサー5は不図示の駆動装置によって、主走査方向に移動可能となっている為、主走査方向の各位置における濃度ムラ、縦スジを検出できるのである。
S03のステップで得られた主走査方向の濃度情報は記憶部301に記憶される。記憶部301には、各位置の濃度情報が図5のように記憶される。ここで、濃度差が±0.02以上である箇所は、縦スジとして判別され縦スジ位置が記憶される。
次に、シアン色のトナー像を形成し、濃度検知センサー5がトナー像の濃度を検知する(S04)。一次転写部と現像装置4の現像スリーブへの印加バイアス条件は、マゼンタ色の時と同じ条件とし、感光体ドラム1を+500Vに帯電させ、現像バイアスを+400Vに設定した。このバイアス条件のもと感光体ドラム1上にマゼンタ色のトナー像と同様のシアン色のトナー像が形成され、濃度検知センサー5によって、主走査方向の画像濃度情報が検出される。このステップで得られた主走査方向の濃度状態は記憶部301に記憶される。
そして、先に行ったマゼンタ色の主走査方向の画像濃度情報とシアン色の画像濃度情報を比較する(S05)。ここで、少なくともいずれかの画像に縦スジが生ずるか否かの判断を行う。すくなくともいずれかの画像に縦スジが生じていれば、S06にすすみ、両方の画像に縦スジが生じていなければ、S09に進む。
ここで、各色で検出された縦スジが一致すれば中間転写ベルトのテンションラインが縦スジ要因という結果となる(S06)。この場合には、操作部にベルトの交換を指示するメンテナンス表示がされ(S07)、濃度ムラが一致しなければ、縦スジの発生している現像装置の現像スリーブの汚染という結果となる(S08)。
しかし、この動作で縦スジムラが検出されなかった場合、一次帯電器2の汚染起因か、イエロー、ブラック色の現像ローラ汚染か、露光装置3の汚染が考えられる。
よって、一次帯電器2の汚染起因であるか検証するために、一次帯電部2とイエローの現像装置4Cのみで感光体ドラム1上にトナー像tを形成する(S09)。
もちろん、イエロー、ブラック色の現像スリーブ汚染も同時に検証したい為、この動作で使用する現像色は、イエロー、ブラックとなる(S09,S10)。
本実施例では、一次帯電部2で感光体ドラム1を+500Vに帯電させた。
先と同様に、ハーフトーン画像を形成する為に、現像部のバイアスを+400Vとした。このようなバイアス設定のもと、イエロー色、ブラック色の単色画像を感光体ドラム上に形成し、濃度検知センサー5によって主走査方向の濃度ムラを検出する。
そして、2色の主走査方向の濃度情報を比較する(S11)。同一位置で濃度ムラが発生しているならば一次帯電器起因であると判別できる(S12、S14)。異なった位置で濃度ムラが発生していれば、イエローもしくはブラック色の現像スリーブの汚染であると判別できるのである(S13)。それぞれの汚染の原因が特定されたときには、情報を表示する表示部にメンテナンス指示情報を表示する。
以上の2つの動作より、縦スジムラが一次帯電部の汚染、中間転写ベルト6のテンションライン、各色の現像ローラの汚染といった要因分離が可能となる。
しかし、以上の2つの動作で縦スジムラが検出されなかった場合、露光装置3の汚染が縦スジ要因となる(S15)。
以上のように、本実施例で説明した、転写部と現像部で像担持体にトナー像を形成し、縦スジ位置を検出、少なくとも2色以上のトナー像を比較することで、中間転写ベルトで発生したテンションラインレベルを容易に判別できるのである。
同様に、一次帯電器と現像部で形成したトナー像と比較することで、より正確に縦スジ要因の部材を特定することができ、情報を表示する表示部にこの情報を開示することで使用者に対して正確なメンテナンス指示が行われる。
即ち、本実施例により、簡易な方法でベルト部材に生ずる傷の特定を行うことができる。
<実施例2>
本実施例では、図7に示すような4色すなわち、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の画像形成部を一列に配列させたタンデム方式の画像形成装置における、縦スジ要因分離について説明する。
図7に示すような画像形成装置において、10Y、10M、10C、10Kは静電潜像を形成する感光体ドラムである。20Y、20M、20C、20Kは帯電装置、30Y、30M、30C、30Kは露光装置である。40Y、40M、40C、40Kは現像装置、50Y、50M、50C、50Kは感光体ドラム上の画像濃度を検出する画像濃度センサーで、主走査方向に移動可能となっている。60は中間転写ベルトであり、70Y、70M、70C、70Kは感光体ドラム上に形成されたトナー像を中間転写ベルト60上に転写する一次転写ローラである。この一次転写ローラ70Y〜Kは、実施例1で使用した転写ローラと同一のものである。画像形成部である画像形成ユニットは、それぞれ感光ドラム、帯電装置、現像装置、クリーニング装置を備えるものである。
各画像形成ユニットでは、一次帯電手段2Y〜Kにおいて感光体ドラム10Y〜Kがそれぞれ−600Vに帯電される。その後画像信号に応じた露光が露光装置3Y〜Kによってそれぞれなされることにより、感光体ドラム1Y〜K上に静電潜像が形成される。その後、現像手段4Y〜Kにおいて、ぞれぞれの寛弘ドラム上にトナー像が現像される。本実施例では、2成分現像剤が収容されており、トナー像が感光体ドラム上に形成される。それぞれの現像装置は、現像するための現像スリーブ410Y〜410Kを備えている。
本実施例における現像バイアスは、DC成分が−150〜−400Vまで可変な現像バイアスが現像スリーブ410Y〜410Kに印加されることで現像が行われる。
感光体ドラム10Y〜K上に形成されたトナー像は、一次転写ローラ70Y〜Kに一次転写バイアスが印加され、中間転写体上に転写される。
本実施例では、一次転写ローラに+30μA程度の電流が流れるように、定電流制御されている。
なお、本実施例における一次転写電流源は、正極性、負極性の両極の電流を出力できる電源である。
一次転写後に感光体ドラム上に残った転写残トナーは、感光体クリーニング80Y〜Kによって除去される。
中間転写ベルト60上に転写されたトナー像は、二次転写部T2を形成する二次転写ローラ90により記録材上に二次転写される。本実施例で用いた二次転写ローラ90は、着脱装置2000により中間転写ベルト60に対して着脱可能である。実施例1で同様のものを使用している。
二次転写部T2において、記録材に転写されたトナー像は、定着装置100で定着されることにより、フルカラー画像を得る。二次転写部T2において、転写されなかった転写残トナーは転写ベルトクリーニング装置110によって除去される。
以上のような複数の画像形成ユニットを有する画像形成装置において、縦スジ画像の要因となるのは、一次帯電部、露光装置、現像装置、中間転写ベルトのテンションラインである。
このような画像形成装置においても、実施例1のような縦スジ要因分離動作によって、縦スジ要因を判別することができる。
しかし、実施例1と異なる点は、各画像形成装置内で検知される縦スジの位置が同一の場合、中間転写ベルトのテンションライン起因であると判別できる点である。
これは、実施例1とは異なり、各画像形成ユニット内に一次帯電装置が存在するためである。従って、本実施例では、図8に示すように、まず、一次転写部と現像部のみで画像形成を行うだけで、中間転写ベルトのテンションライン起因であるか判別する事ができるのである。
本実施例では、濃度検知センサー50Y〜Kから制御部に濃度情報が入力される。また、制御部は記憶部に記憶されている情報に基づいて画像形成装置の制御を行う。また、制御部は、着脱装置2000に二次転写ローラ90の着脱信号出力する。そして、制御部は帯電装置、露光装置、一次転写ローラ、現像装置、二次転写ローラに出力する電圧の制御を行う。一次転写部材により帯電された感光ドラムの帯電領域を現像装置により形成されたトナー像の濃度検知センサーによる検知結果に基づいてベルト部材の状態を出力する制御部の役割を有するものである。また、制御部は、情報を表示する表示部に情報を出力する。
以下に本実施例における、縦スジ要因分離動作を図8を用いて説明する。
使用者が縦スジ要因分離動作を指示する(S001)と、着脱装置2000により二次転写ローラが中間転写体より離間される(S002)。
次に、画像形成部の一次転写ローラ70Y〜Kへのバイアス印加と現像スリーブ410Y〜Kへのバイアス印加をONとして、各画像形成ユニットの感光体ドラム10Y〜Kにトナー像を形成する(S003)。このときは、一次帯電器と露光装置と前露光装置はOFFにしている。
本実施例においても、ハーフトーン画像で主走査方向の濃度情報を検出する。通常の画像形成において、ベタ画像を形成する際の露光された感光体ドラムの表面電位が−200Vであった。そのため、一次転写後の感光体ドラム電位が−200Vとなるように、図9の一次転写電流と一次転写後の感光体ドラム電位の関係より一次転写電流の設定し、ハーフトーン画像となるように現像バイアスを設定した。一次転写ローラ70には、画像形成時に印加されるバイアスの極性と逆極性の電圧が印加される。
その結果、一次転写電流は−25μA、現像バイアスは、−300Vに設定した。
このようなバイアス設定のもと各色の感光体ドラム上にトナー像が形成され、濃度検知センサー50Y〜Kにおいて、主走査方向の濃度検出結果が制御部へ送られ、縦スジ位置の比較が行われる(S004)。
その結果、各色で検出された縦スジ位置が一致すれば中間転写ベルトのテンションライン起因であると判別される(S005)。そうでなければ、現像装置の汚染が要因だと判別される(S007)。それぞれの場合に、それぞれの汚染の原因が特定されたときには、情報を表示する表示部にメンテナンス指示情報を表示する。(S006、S007)。
次に、各色の画像形成ユニット内において、一次帯電器と現像装置の現像スリーブにバイアスを印加して、感光体ドラム上にトナー像を形成し、その画像濃度を検出する(S008)。
本実施例では、一次帯電後の感光体ドラムの表面電位が−200Vとなるように一次帯電バイアスが制御され、現像部は先と同様に−300Vに設定した。
この動作で縦スジムラが検出されれば、一次帯電器の汚染と判断できる(S009、S010)。
それは、現像部で発生する縦スジ位置は、先の一次転写部と現像装置での濃度検出結果より分かっている為である。
一方、この動作で縦スジムラが検出されなかった場合、露光装置3が要因であると判別できるのである(S011)。
以上のように、本実施例のような、複数の画像形成ユニットから成る画像形成装置であっても、中間転写ベルトのテンションライン起因であるかを容易に判別できるのである。
<実施例3>
次に、本発明の更なる実施例について説明する。実施例1、2では、トナー検知手段としての濃度検知センサーを設ける構成であったが、本実施例では、像担持体上の表面電位を検知する電位検知手段を設けたものである。そして、本実施例では、電位検知手段である電位センサーを用いて異常個所の特定を行うものである。
先ず、図10に本実施例の画像形成装置の図を示した。この図は、濃度検知センサーに加えて、電位検知手段としての電位センサー500を設けた構成であり、他の構成要素については実施例1と同様であるため、説明を省略する。
電位センサー500は、感光ドラム1の回転方向において、転写部P1より下流側でクリーニング装置8よりも上流側の位置に配置した。本実施例では、この位置に電位センサー500を設けたものであるが、他の位置に設ける構成であってもいい。
本実施の電位センサーと制御部300とはデータ(信号)の送受信が可能となっている。
電位センサー500は感光体ドラムに対して不図示の駆動装置により主走査方向に移動可能となっている。また、センサーの種類として、複数の電位検知部を含むラインセンサを用いても良い。
本実施例では、一次帯電器2へのバイアス、露光装置3、現像装置の現像スリーブ41へのバイアスをOFFした状態で、転写部材7に電圧を印加して、像担持体の主走査方向における電位むらを検知することでベルト部材のテンションラインの有無を判断する。その際には、本実施例では約10Vの電位むら部が生じた場合には、その部分はテンションラインによる電位むらと判断するものである。
先ず、本実施例のブロック図を図11に示す。制御部300はCPUであり、記憶部301に記憶されている情報に基づいて画像形成装置の制御が可能である。また、電位センサー500により読取られた電位情報が制御部に入力される。また、制御部300は、電源400を制御し、一次帯電器2、露光装置3、一次転写ローラ7、現像装置4、二次転写ローラ11の動作を制御する。また、制御部300は、一次転写ローラが電圧の印加により帯電した感光ドラム上の電位を電位センサー500が検知した検知結果に基づいて前記ベルト部材の状態の出力を可能とする制御部の役割を有するものである。また、制御部は、情報を表示する表示部に情報を出力する。
次に、図12を用いて本実施例のフローチャートを説明する。
使用者がベルトスジ検知動作を指示する(S0001)と、実施例1と同様に、二次転写ローラが中間転写体より離間される(S0002)。
次に、画像形成部の一次転写ローラへのバイアス印加して、感光ドラム1を帯電する(S0003)。
本実施例においては、ハーフトーン画像で主走査方向の電位情報を検出する。通常の画像形成において、ベタ画像を形成する際の露光後された感光体ドラム1の表面電位が+500Vであった。そのため、一次転写後の感光体ドラム電位が+500Vとなるように、図5の一次転写電流と一次転写後の感光体ドラム電位の関係より一次転写電流の設定した。
その結果、一次転写電流は100μAに設定した。
このようなバイアス設定のもと一次転写ローラ7により感光ドラム1を帯電する。その際には、コロナ帯電器2へのバイアス、現像装置4の現像スリーブへのバイアス、露光装置3、前露光装置39を全てOFFとしている(S0003)
そして、電位センサー500が帯電面を主走査方向に検知する(S0004)。そして、主走査方向における検知された電位が記憶部301に記憶され、記憶された主走査方向における電位分布において、周りに対して10Vの電位むらとなる部分があるかどうかを判断する(S0004)。
10V以上の電位むら部があるときには、テンションラインがあると判断し、表示部に中間転写ベルト6のメンテナンスの指示を表示する(S0005)。
また、10V以上の電位むら部がないときには、中間転写ベルト6には異常はないものと判断し、画像形成信号の入力を待機するスタンバイ状態へ移行する。
このように、像担持体の表面電位を検知することによっても、簡易な方法でベルト部材に生ずる傷の特定を行うことができる。
以上の実施例では、ベルト部材として中間転写ベルトを用いる構成であったが、ベルト部材上(転写ベルト上)に記録材を担持し、担持搬送された記録材上にトナー像を形成する構成であっても同様の効果を得ることができる。
以上の実施例では、一次転写ローラが感光ドラムを帯電するときには帯電部材への電圧をOFFとしていたが、一次転写ローラによる帯電特性に影響を与えない範囲であって、画像形成時よりも小さい電圧を印加していてもよい。
以上本発明の実施例について説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の技術思想内であらゆる変形が可能である。
実施例1における画像形成装置の概略図である。 本発明における、濃度検知センサー動作の概略図である。 実施例1におけるブロック図 実施例1における縦スジ要因分離動作のフローチャート図である。 本発明における、画像濃度検知センサーによる主走査方向の画像濃度検出結果の一例である。 実施例1における、一次転写電流と一次転写後の感光体ドラムの表面電位の関係を表した図である。 実施例2における画像形成装置の概略図である。 実施例2における縦スジ要因分離動作のフローチャート図である。 実施例1における、一次転写電流と一次転写後の感光体ドラムの表面電位の関係を表した図である。 実施例3における画像形成装置の概略図である。 実施例3におけるブロック図である。 実施例3におけるベルトスジ検知動作のフローチャート図である。
符号の説明
1 感光体ドラム
2 一次帯電装置
3 露光装置
4 現像装置
5 画像濃度検出センサー
6 中間転写ベルト
7 一次転写ローラ
8 感光体クリーニング装置
9 前露光装置
10 バックアップローラ
11 二次転写ローラ
12 中間転写ベルトクリーニング装置
13 定着装置
15 ステアリングローラ
16 駆動ローラ
20 電位センサー
P1 一次転写部
P2 二次転写部
P 記録材

Claims (7)

  1. 像担持体と、前記像担持体を帯電する帯電手段と、前記帯電手段による帯電面を露光することで形成される静電潜像を現像してトナー像を形成する現像手段と、前記像担持体上のトナー像を検知するトナー像検知手段と、前記像担持体と接触するベルト部材と、前記像担持体上のトナー像をベルト部材に転写する或いは前記ベルト部材上の記録材上に転写するため転写部材と、を有する画像形成装置において、
    電圧の印加により前記転写部材が前記像担持体を帯電し、前記転写部材による帯電領域を前記現像手段が現像することで形成されるトナー像の前記トナー像検知手段による検知結果に基づいて前記ベルト部材の状態の出力を可能とする制御部を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 電圧の印加により前記転写部材が像担持体を帯電し、前記転写部材による帯電領域を前記現像手段が現像するときには、前記帯電手段へ電圧の印加を停止していることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 異なる色の現像手段を有する画像形成装置において、前記転写部材と前記現像手段で像担持体上に形成されるトナー像は、少なくとも2つの現像手段を用いて形成されるそれぞれの単色トナー像であることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の画像形成装置。
  4. 像担持体上に静電潜像を形成する転写部材には、像担持体の帯電極性と同じ極性の電圧を印加することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 像担持体と、前記像担持体を帯電する帯電部材と、前記帯電手段による帯電面を露光することで静電潜像を現像する現像手段と、前記像担持体と接触するベルト部材と、前記像担持体上のトナー像をベルト部材上に転写する或いは前記ベルト部材上の記録材上に転写するため転写部材と、前記像担持体の表面電位を検知する電位検知手段と、を有する画像形成装置において、
    前記転写部材が電圧の印加により帯電した帯電領域の表面電位の検知結果に基づいて前記ベルト部材の状態の出力を可能とする制御部を有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記転写部材が電圧の印加により前記像担持体を帯電するときには、前記帯電手段への電圧の印加を停止していることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部を実行しているときの前記転写部材へ印加する電圧の極性は、トナー像をベルト部材に向かって転写するために前記転写部材へ印加される電圧の極性とは逆極性であることを特徴とする請求項5または請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
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