JP5252496B2 - 2液混合容器 - Google Patents
2液混合容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5252496B2 JP5252496B2 JP2008335245A JP2008335245A JP5252496B2 JP 5252496 B2 JP5252496 B2 JP 5252496B2 JP 2008335245 A JP2008335245 A JP 2008335245A JP 2008335245 A JP2008335245 A JP 2008335245A JP 5252496 B2 JP5252496 B2 JP 5252496B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- movable bottom
- liquid
- movable
- push
- recess
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
2液収納用の単一の容器体2と、この容器体の口頸部に装着されたノズルヘッド付きのポンプ機構8とを具備し、
上記容器体2は、下端開口の胴部4から口頸部6を起立する筒体20と、
上記胴部4の下部内に液密に嵌合した第1の可動底30と、
この第1の可動底30の上方に、第1の可動底との間に間隙を存して胴部4内に液密に嵌合する第2の可動底40と、を有し、
この第2の可動底40を仕切りとして、第1の可動底と第2の可動底との間の空間を第1液収納室50に、第2の可動底40と第2の可動底上方の胴部部分とで区画される空間を第2液収納室52にそれぞれ形成し、
第2液収納室52の下部に相当する胴部分内面に、液体通路54を確保するために少なくとも上記第2の可動底よりも上下に長くした凹所22を形成し、
上記第1の可動底30を下方から押し上げることで第2の可動底40も上昇し、この第2の可動底40が上記凹所22形成位置に到達したときに第2の可動底40の側面と凹所22内面との間に液体通路54が形成され、さらに第1の可動底30を押し上げるとその液体通路54を通じて第1液収納室50内の第1液が第2液収納室52内に流入し、第2液と混合するように構成した2液混合容器において、
上記容器体2の筒体20の下端部に、第1の可動底30押し上げ用の、上下方向に長い突き上げ部材60の上半部を着脱自在にかつ上方への押込み不能に取り付け、この突き上げ部材60の上半部を大径部62aに、またその下半部を大径部に対する小径部62bにそれぞれ形成して、突き上げ部材60を筒体20の下端部から離脱させ、突き上げ部材60を反転させて筒体20内に挿入することで、上記突き上げ部材60の小径部62bで上記第1の可動底30を押上げ可能に形成した。
「突き上げ部材」は、筒体内に挿入され、第1の可動底を押し上げるために用いられる。図3で説明する如く、突き上げ部材による突き上げ長さD(=D 1 −D 2 )は少なくとも第2の可動底の上下方向中心が初期位置から凹所の形成箇所中心位置に移動するまでの長さdよりも大きくするものとする。突き上げ部材は、利用者の目に触れ易いように少なくとも突き上げ部材の一半が外部に露出している状態で容器体に組み込むことが望ましい。好適な図示例では、初期状態では突き上げ部材が容器体の下半部から露出しており、混合操作中及びその後は容器体内に組み込まれるように構成しており、これであると混合操作以後に容器全体が嵩張らない。また図示例の突き上げ部材は図1から図2の如く筒体下端部から外して、反転させて筒体内へ嵌挿するようにしている。反転前は筒体内への押し込み不能であり、例えば容器を床に落としても突き上げ部材とともに第1の可動底が不意に突き上げられることを防止できる。
上記第2の可動底40は、第2底壁42と、この第2底壁の外周に付設された第2周壁44とで形成され、この第2周壁44の外面上下両部に胴部4内面とのシールを兼ねた密接手段36を周設してなり、
上記凹所22は、第2の可動底が凹所形成個所に到達したときに、凹所22の下端と第2周壁44の下端部との間、及び凹所22の上端と第2周壁44の上端部との間にそれぞれ液体通路54の入口54a及び出口54bが形成されるような上下長さを有する。
本手段では、第2の可動底及び凹所の好適な形状を提案している。第2の可動底は上下巾を有する第2周壁を有し、その上下両部に胴部とのシールを兼ねた密接手段を周設している。すなわち、図1に示すように2重のシールを施しているから、例えば床への容器の落下などのより不用意にシールが解除される危険が少ない。これに対して図6(A)の第2の可動底のように1重のシールでは、シール兼用密接手段が凹所形成箇所の下部側に入っただけで、シールが解除されてしまうのである。
○第1の可動底30と別に第2の可動底40を導入することで、容器体2の内部を第1液収納室50と第2液収納室52とに区分し、容器体の胴部に形成した凹所で両室を連通するようにしたから容器の構造が極めて単純である。
○第1の可動底30の押上げに伴い、密閉された第1液収納室50の内部が加圧され、第2の可動底40が所定位置まで移動するから、例えば不意の衝撃が加わっても外部に痕跡を残さずに2液が混合してしまうことがなく、2液混合容器としての信頼性が高まる。
○突き上げ部材60を設けたから、第1の可動底押上げ用の冶具などを用意する必要がなく、混合操作を容易に行うことができるとともに、操作方法が判り易い。
第1の可動底30と、第2の可動底40とで形成している。
12…鍔部 14…ノズルヘッド 16…装着部材 18…吸い上げパイプ
20…筒体 22…凹所 24…第1凹条 26…第2凹条
30…第1の可動底 32…第1底壁 32a…第1周壁外周部分
32b…第1周壁の残りの部分 34…第1周壁 36…密接手段
40…第2の可動底 42…第2底壁 44…第2周壁
50…第1液収納室 52…第2液収納室 54…液体通路
60…突き上げ部材 62…突き上げ筒
62a…大径部(大径筒) 62b…小径部(小径筒)
64…連結筒
Claims (2)
- 2液収納用の単一の容器体(2)と、この容器体の口頸部に装着されたノズルヘッド付きのポンプ機構(8)とを具備し、
上記容器体(2)は、下端開口の胴部(4)から口頸部(6)を起立する筒体(20)と、
上記胴部(4)の下部内に液密に嵌合した第1の可動底(30)と、
この第1の可動底(30)の上方に、第1の可動底との間に間隙を存して胴部(4)内に液密に嵌合する第2の可動底(40)と、を有し、
この第2の可動底(40)を仕切りとして、第1の可動底と第2の可動底との間の空間を第1液収納室(50)に、第2の可動底(40)と第2の可動底上方の胴部部分とで区画される空間を第2液収納室(52)にそれぞれ形成し、
第2液収納室(52)の下部に相当する胴部分内面に、液体通路(54)を確保するために少なくとも上記第2の可動底よりも上下に長くした凹所(22)を形成し、
上記第1の可動底(30)を下方から押し上げることで第2の可動底(40)も上昇し、この第2の可動底(40)が上記凹所(22)形成位置に到達したときに第2の可動底(40)の側面と凹所(22)内面との間に液体通路(54)が形成され、さらに第1の可動底(30)を押し上げるとその液体通路(54)を通じて第1液収納室(50)内の第1液が第2液収納室(52)内に流入し、第2液と混合するように構成した2液混合容器において、
上記容器体(2)の筒体(20)の下端部に、第1の可動底(30)押し上げ用の、上下方向に長い突き上げ部材(60)の上半部を着脱自在にかつ上方への押込み不能に取り付け、この突き上げ部材(60)の上半部を大径部(62a)に、またその下半部を大径部に対する小径部(62b)にそれぞれ形成して、突き上げ部材(60)を筒体(20)の下端部から離脱させ、突き上げ部材(60)を反転させて筒体(20)内に挿入することで、上記突き上げ部材(60)の小径部(62b)で上記第1の可動底(30)を押上げ可能に形成したことを特徴とする、2液混合容器。 - 上記第2の可動底(40)は、第2底壁(42)と、この第2底壁の外周に付設された第2周壁(44)とで形成され、この第2周壁(44)の外面上下両部に胴部(4)内面とのシールを兼ねた密接手段(36)を周設してなり、
上記凹所(22)は、第2の可動底が凹所形成個所に到達したときに、凹所(22)の下端と第2周壁(44)の下端部との間、及び凹所(22)の上端と第2周壁(44)の上端部との間にそれぞれ液体通路(54)の入口(54a)及び出口(54b)が形成されるような上下長さを有することを特徴とする、請求項1記載の2液混合容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008335245A JP5252496B2 (ja) | 2008-12-26 | 2008-12-26 | 2液混合容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008335245A JP5252496B2 (ja) | 2008-12-26 | 2008-12-26 | 2液混合容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010155639A JP2010155639A (ja) | 2010-07-15 |
JP5252496B2 true JP5252496B2 (ja) | 2013-07-31 |
Family
ID=42573868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008335245A Active JP5252496B2 (ja) | 2008-12-26 | 2008-12-26 | 2液混合容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5252496B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10585021B2 (en) * | 2016-08-11 | 2020-03-10 | Instrumentation Laboratory Company | Dual chamber reagent mixing container |
JP7309281B2 (ja) * | 2019-10-31 | 2023-07-18 | 株式会社吉野工業所 | 2液混合容器 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE202004012367U1 (de) * | 2004-08-06 | 2004-10-07 | Tecpharma Licensing Ag | Saugfähige Dichtung für 2-Kammer-Ampulle |
JP4817245B2 (ja) * | 2006-07-31 | 2011-11-16 | 株式会社吉野工業所 | 液体噴出容器 |
-
2008
- 2008-12-26 JP JP2008335245A patent/JP5252496B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010155639A (ja) | 2010-07-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20050205151A1 (en) | Refill for cosmetic product dispenser | |
RU2015106357A (ru) | Емкость и набор преформ для формования емкости | |
US9403636B2 (en) | Metering valve | |
JP6480115B2 (ja) | 多層吐出容器 | |
JP5158705B2 (ja) | 液体噴出器 | |
JP5046298B2 (ja) | 2剤混合容器 | |
JP5252496B2 (ja) | 2液混合容器 | |
US10472142B2 (en) | Closure device for a container | |
JP5780541B2 (ja) | 液体噴出器 | |
JP6267999B2 (ja) | 吐出容器 | |
JP6053120B2 (ja) | 定量吐出容器 | |
JP2016068998A (ja) | 二重容器 | |
JP5427501B2 (ja) | レフィール容器及び吐出容器 | |
JP6139321B2 (ja) | 2剤混合容器 | |
JP2017197224A (ja) | 吐出キャップ | |
JP4932459B2 (ja) | 詰め替え用容器 | |
JP7141811B2 (ja) | エアゾール定量バルブ | |
JP5126838B2 (ja) | 液体吐出容器 | |
JP6429265B2 (ja) | 液体容器用吐出ポンプ | |
JP6057336B2 (ja) | 2剤混合容器 | |
JP4446333B2 (ja) | ノズル付き容器 | |
CN105217166A (zh) | 一种真空瓶 | |
JP5771460B2 (ja) | スプレー容器 | |
BR112016008846B1 (pt) | distribuidor com uma vedação hermética | |
CN210479540U (zh) | 一种可伸缩侧撕的盖组件 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110624 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120918 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121010 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121207 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130410 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130410 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5252496 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160426 Year of fee payment: 3 |