JP5252303B2 - キャブタイヤケーブルの補修方法および補修装置 - Google Patents

キャブタイヤケーブルの補修方法および補修装置 Download PDF

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Description

本発明は、移動装置への給電や通信等の目的で用いられるキャブタイヤケーブルの補修方法および補修装置に関するものである。
例えば製鉄所の鉱石ヤードや石炭ヤードには、ヤードの原料を積み付けるためのスタッカーや、ヤードの原料を払い出すためのリクレーマー等の大型の移動機械が走行している。そしてこれらの移動機械への給電や制御信号、映像信号等の通信は、キャブタイヤケーブルと呼ばれる移動装置用ケーブルによって行われている。
キャブタイヤケーブルはシースと呼ばれる耐水性、耐久性に優れた外部被覆の内部に導体を収納したものであり、複数の導体を収納した平型ケーブルが普通である。キャブタイヤケーブルはスタッカーやリクレーマー等が移動する際には、これらに搭載されたケーブルリールに巻き取られたり、ケーブルリールから払い出されたりしながら給電や通信を行うものである。
このためキャブタイヤケーブルには張力や曲げ応力が繰り返して加わる。しかも製鉄所の鉱石ヤードや石炭ヤードは当然に屋外にあるため、キャブタイヤケーブルは雨水にさらされたり、石炭や鉱石を巻き込んだりすることが多い。このために長期間使用するとシースの損傷が進行し、内部の導体が断線するトラブルが発生する。このようなトラブルは荷役や高炉操業等に影響するため昼夜を問わずに直ちに補修しなければならない。しかし地上に置かれたキャブタイヤケーブルに対して屋外で不安定な姿勢での作業を余儀なくされているため、短時間で正確に補修することは容易ではなく、補修箇所が再び断線することが多かった。
特に内部に多数の導体があるキャブタイヤケーブルは、補修の際に各導体の長さを正確に揃えて接続することが容易ではない。これはキャブタイヤケーブルが重量のある肉厚のシースに覆われており、キャブタイヤケーブルをたるませた状態で補修部分のシースを切断して導体の接続を行うためである。補修後にキャブタイヤケーブルに張力が作用すると他の導体よりも短い導体に強い引っ張り応力が発生して再び断線する可能性が高まる。このような理由により、年間に数件の断線事故が発生していた。
なお、特許文献1には溶接ロボットなどの移動機械に給電するキャブタイヤケーブルの断線を電気的に予知する技術が提案されている。しかし屋外に配置された上記のようなキャブタイヤケーブルを補修する方法に関しては、先行技術文献を発見することができなかった。
特開2001−208783号公報
従って本発明の目的は上記した従来の問題点を解決し、地上に配置されたキャブタイヤケーブルの断線箇所を従来よりも短時間で、しかも各導体の長さを揃えて正確に補修することができるキャブタイヤケーブルの補修方法および補修装置を提供することである。
上記の課題を解決するためになされた本発明のキャブタイヤケーブルの補修方法は、内部に複数の導体が収納されたキャブタイヤケーブルの断線部分を長尺平板状の架台の上に載せて断線した導体を露出させ、断線部分の両側を架台の両端の緊張装置でクランプして張力を加えることによってキャブタイヤケーブルを直線状に保ち、補修する導体の長さを断線していない他の導体と同じ長さに揃えた状態で断線した導体を接続したうえで断線部分に加硫用ケースを被せ、加硫剤を注入して硬化させることを特徴とするものである。
また上記の課題を解決するためになされた本発明のキャブタイヤケーブルの補修装置は、内部に複数の導体が収納されたキャブタイヤケーブルの断線部分を載せるための長尺平板状の架台と、この架台の両端部に配置されキャブタイヤケーブルの断線部分の両側をクランプして張力を加え、補修する導体の長さを断線していない他の導体と同じ長さに揃える緊張装置と、架台上の断線部分に被せられる加硫用ケースとを備え、前記緊張装置が長尺ボルトの先端にキャブタイヤケーブルのクランプ手段を備えたものであることを特徴とするものである。なお、加硫用ケースが、キャブタイヤケーブルの断面形状と同一の内面形状を有するとともに、上面に加硫剤注入孔を備えたものであることが好ましい。
本発明のキャブタイヤケーブルの補修方法によれば、キャブタイヤケーブルを架台の上に載せて直線状に保ちながら導体の接続とシースの加硫補修ができるので、作業姿勢に無理がなく、補修する導体の長さを断線していない他の導体と同じ長さに揃えて正確に補修することができる。また本発明のキャブタイヤケーブルの補修装置を用いれば、弾性のあるキャブタイヤケーブルを無理なく直線状に引き伸ばし、正確かつ迅速な補修を行うことができる。
キャブタイヤケーブル(電力用平型ケーブル)の断面図である。 キャブタイヤケーブル(制御用平型ケーブル)の断面図である。 キャブタイヤケーブル(ITVケーブル)の断面図である。 補修装置の全体斜視図である。 キャブタイヤケーブルを直線状態に保持した様子を示す斜視図である。 加硫用ケースの分解斜視図である。 加硫剤の注入状態を示す斜視図である。
以下に本発明の実施形態を示す。
図1〜図3は製鉄会社で使用されている各種キャブタイヤケーブルの模式的な断面図である。図1は電力用平型ケーブルを示し、図2は制御用平型ケーブルを示している。これらの図において、1は導体、2は導体1の周囲を被覆するEP絶縁ゴム、3は絶縁用テープ、4はシースである。また図3はローダクレーン用のITVケーブルの断面図であり、制御回線5と同軸導体6がシース4の内部に収納されている。なお制御回線5の中心には鋼線からなる補強用ワイヤー7が設けられている。導体1が断線した場合には直ちに断線位置を検出し、以下に説明するキャブタイヤケーブルの補修装置を用いて補修を行う。補修方法はどのタイプのキャブタイヤケーブルについても基本的に同様である。
図4は補修装置の全体斜視図である。図示のように、補修装置は作業に適した高さの脚部10を備えた長尺平板状の架台11の両端部に、緊張装置12を配置したものである。架台11はキャブタイヤケーブルの断線部分を載せるためのもので、その幅はキャブタイヤケーブルの幅に対応させ、両側には横方向へのずれを防止するための平板13が突設されている。またその長さは任意であるが、2〜3m程度とすれば十分である。キャブタイヤケーブルはシース4を除去し断線部分の導体1を露出させて架台11の上に載せられる。
緊張装置12はこの架台11の両端部に配置されたキャブタイヤケーブルの断線部分の両側をクランプして張力を加えるための装置であり、この実施形態では門型ベース14にハンドル15付きの長尺ボルト16を設け、その先端にキャブタイヤケーブルのクランプ手段17を備えたものである。クランプ手段17はここでは結束バンドであり、補修すべき断線部分の両側をクランプ手段17でクランプしたうえでハンドル15を回して長尺ボルト16を門型ベース14の方向に移動させれば、図5に示すようにキャブタイヤケーブルを架台11上で張力を加えた直線状態に保持することが可能となる。
なお、緊張装置12の具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、例えば長尺ボルト16の代わりにシリンダ装置を使用したり、スプリングを使用したりすることもできる。またクランプ手段17についても種々の変形が可能であり、例えば機械的なチャック手段を使用することもできる。しかし電源の確保が容易でない場所で簡便に使用するためには、実施形態のように人手により作業可能な結束バンドや紐などが最適である。
図5のようにキャブタイヤケーブルを直線状態に保持したうえで、断線した導体1の接続を行う。本発明ではキャブタイヤケーブルを直線状態に保持されているので、補修する導体1の長さを断線していない他の導体1と同じ長さに揃えることが容易である。導体1の接続方法は従来と同様であり、ハンダで接続したり導電性スリーブを用いてかしめ接続したりすればよい。なお図3に示したような通信用同軸ケーブルであって内部に補強用ワイヤー7を備えているものについては、スパイラル状の導体を用いて断線部分を接続すると、使用時の張力を吸収できるので好ましい。導体1の補修部分はEP絶縁ゴム2、絶縁用テープ3等の絶縁被覆も切断されているので、テープ巻き付け等の適宜の手段によって補修を行うことはいうまでもない。
このようにして断線した導体1を接続したうえ、図6に示すような加硫用ケース18を架台11上の断線部分に被せる。加硫用ケース18は上下に半割りされた2部材からなり、その内部形状はキャブタイヤケーブルの断面形状と一致させておく。また上側の加硫用ケース18の中央部には加硫剤注入孔19が形成されている。なお加硫用ケース18の長さは架台11の長さよりもやや短くし、シース4を除去した長さより外側までを覆うようにしておく。加硫用ケース18は架台11上で平板13によって位置決めされるようにしておく。
その後、図7に示すように加硫用ケース18の内部に注入ガン20を用いて加硫剤を加圧注入する。加硫剤は例えば住友スリーエム社から市販されているコンパウンドを使用すればよく、注入後に硬化するのを待って加硫用ケース18を取り外せば、導体1のみならずゴム製のシース4も修復される。従って加硫剤の種類をキャブタイヤケーブルのシース4と同質のポリウレタン系としておくことが好ましい。
以上に説明したように、本発明によればキャブタイヤケーブルの断線箇所を従来よりも短時間で、しかも各導体の長さを揃えて正確に補修することができる。このため出願人会社での1年間の実績によれば、断線補修の作業時間を従来の半分程度にまで短縮することができ、しかもキャブタイヤケーブルの修復部分が再度断線する事故は皆無となった。
1 導体
2 EP絶縁ゴム
3 絶縁用テープ
4 シース
5 制御回線
6 同軸導体
7 補強用ワイヤー
10 脚部
11 架台
12 緊張装置
13 平板
14 門型ベース
15 ハンドル
16 長尺ボルト
17 クランプ手段
18 加硫用ケース
19 加硫剤注入孔
20 注入ガン

Claims (3)

  1. 内部に複数の導体が収納されたキャブタイヤケーブルの断線部分を長尺平板状の架台の上に載せて断線した導体を露出させ、断線部分の両側を架台の両端の緊張装置でクランプして張力を加えることによってキャブタイヤケーブルを直線状に保ち、補修する導体の長さを断線していない他の導体と同じ長さに揃えた状態で断線した導体を接続したうえで断線部分に加硫用ケースを被せ、加硫剤を注入して硬化させることを特徴とするキャブタイヤケーブルの補修方法。
  2. 内部に複数の導体が収納されたキャブタイヤケーブルの断線部分を載せるための長尺平板状の架台と、この架台の両端部に配置されキャブタイヤケーブルの断線部分の両側をクランプして張力を加え、補修する導体の長さを断線していない他の導体と同じ長さに揃える緊張装置と、架台上の断線部分に被せられる加硫用ケースとを備え、前記緊張装置が長尺ボルトの先端にキャブタイヤケーブルのクランプ手段を備えたものであることを特徴とするキャブタイヤケーブルの補修装置。
  3. 加硫用ケースが、キャブタイヤケーブルの断面形状と同一の内面形状を有するとともに、上面に加硫剤注入孔を備えたものであることを特徴とする請求項2記載のキャブタイヤケーブルの補修装置。
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