JP5250434B2 - アドホックネットワーク通信端末、その制御方法及びアドホックネットワーク通信システム - Google Patents

アドホックネットワーク通信端末、その制御方法及びアドホックネットワーク通信システム Download PDF

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本発明はアドホックネットワーク通信システムに関し、特に外部ネットワークへの接続の調停に関する。
アドホックネットワーク通信システム(以下、アドホックネットワーク)は、通信端末同士が自律的にネットワーク接続し、相互の通信を可能とする。従来の通信経路決定手法とは異なり、通信端末の使用者による通信経路の設定や、サーバやルータなどの通信管理を行う専用の通信機器や通信インフラを必要としない。アドホックネットワーク(マルチホップ自律的ネットワークとも呼ばれる)については、IETF(Internet Engineering Task Force)のMANET(Mobile Ad-hoc Networks)ワーキンググループを中心に仕様検討および標準化が進められている。非特許文献1にはMANET標準の一般的な仕様が記載されている。非特許文献2には、Reactiveと呼ばれる通信開始時点で通信経路を決定する標準が記載されている。一方、非特許文献3にはProactiveと呼ばれる予めルーティングテーブル(経路表)を定期的な情報交換によって作成しておくプロトコルに関する標準が記載されている。
アドホックネットワークは、ネットワークを構成する通信端末の移動などに伴い、ネットワークへの端末の加入・離脱が起き、通信可能な通信端末同士の組み合わせが変化する。またネットワークに加入している通信端末同士でも直接通信できない場合もあり、このような通信端末同士の通信は、他の端末を中継器として使用するマルチホップ通信を用いる。
アドホックネットワークを用いるとメッシュネットワークを容易に構築できる。メッシュネットワークとは、無線中継器を用いて網の目のように通信経路および通信インフラを構築したネットワーク形態である。アドホックネットワークは、各通信端末が自律的にネットワークを構成するため、特別な設定が不要であり、マルチホップ通信のための中継器を設置するだけでネットワークを構成する。
このメッシュネットワークを無線による通信インフラとして利用すれば、地域社会や企業の通信の基盤ネットワークとして利用可能である。アドホックネットワークを用いたメッシュネットワークによる通信インフラは、以下の3点の利点を有する。1点目は有線敷設が必要ないことである。これはコストや設置環境の上で非常に有益である。2点目は冗長なネットワークを容易に構築できることである。アドホックネットワークではある通信経路が利用できなくても、別の通信経路を自律的に構築できる。このため通信端末に故障が発生しても、その故障の影響は故障した通信端末に局所化され、アドホックネットワーク全体の通信が破綻する可能性が非常に少ない。3点目はユーザによる設定が不要である。通信経路をユーザが固定的に設定する代わりに、中継器となる通信端末を含めた各通信端末が自律的に自動的に構築する。
アドホックネットワークを使用しているユーザは、アドホックネットワークから異なる外部のネットワークへ接続したい場合がある。たとえば、アドホックネットワークの通信端末をインターネットに接続したい場合や、特定のサーバに接続したい場合などである。
この場合はアドホックネットワーク内のある通信端末が外部ネットワークとのゲートウェイとなり、そのアドホックネットワークを構成する他の通信端末は、ゲートウェイとなった通信端末を介して、外部ネットワークに接続する。
以上のように、ある通信端末がゲートウェイとなり通信グループを管理して、外部ネットワークに接続する従来技術として、通信端末の中の、特定の通信端末が通信グループを統合管理する特許文献1記載の技術がある。
特開2006ー50636公報
S. Corson、外2名、"Mobile Ad hoc Networking (MANET)"、1999年1月、IETF、インターネット<URL:http://wwww.ietf.org/rfc/rfc2501.txt> C. Perkins、外2名、"Ad hoc On-Demand Distance Vector (AODV) Routing"、2003年7月、IETF、インターネット<URL:http://wwww.ietf.org/rfc/rfc3561.txt> T. Clausen、外1名、"Optimized Link State Routing Protocol (OLSR)"、2003年10月、IETF、インターネット<URL:http://wwww.ietf.org/rfc/rfc3626.txt>
アドホックネットワーク上のある通信端末がゲートウェイとなり、外部のネットワークへの通信経路を提供する技術を踏まえて、アドホックネットワークを利用したメッシュネットワークを、次のようなサービスのために、地域社会の公共の通信インフラとして利用する。
アドホックネットワーク内部の通信端末間の相互通信サービスを提供する。子供達の登下校の時間帯には、子供達の位置情報や状態を記録するサーバが接続する外部ネットワークに接続し、子供達の見守りサービスを提供する。深夜の時間帯には、警備会社のサーバが接続する外部ネットワークに接続し、警備会社による警備サービスを提供する。緊急時は、消防および警察のネットワークに接続し、消防および警察による緊急サービス提供する。またインターネットも利用できるようにする。
このような利用形態を伴う公共の通信インフラとしてアドホックネットワークを利用する場合、外部ネットワークへの接続に伴うセキュリティや外部ネットワークへの通信コストも問題となるが、解決しなければならない次のような問題が発生する。
異なる外部ネットワークの各々に接続する、異なるサーバのアドレスが同一である可能性がある。アドホックネットワークの公共の通信インフラとしての運用の前述の例で言えば、見守りサービスや警備サービスを提供する企業や、消防や警察などの公共団体の異なる複数の外部ネットワークの間では、運用されているアドレスが偶然に同一である可能性がある。アドレスが同一であっても、個々の外部ネットワークに接続しているサーバなどのアドレス体系は既に確立しているので、アドレスを変更することは困難である。
上記課題は、本発明の次のようなアドホックネットワークを構成する通信端末によって解決される。その通信端末は、アドホックネットワークとは異なる外部ネットワークと外部ネットワークへの接続優先度との対応情報を格納する記憶装置、及び、対応情報を含む接続調停メッセージの、アドホックネットワークを構成する他の通信端末への送信処理と、他の通信端末が有するアドホックネットワークとは異なる他の外部ネットワークと他の外部ネットワークへの他の接続優先度との他の対応情報を含む他の接続調停メッセージの、他の通信端末からの受信処理と、送信した接続優先度が受信した他の接続優先度より高いとき、外部ネットワークを介してサーバへの接続処理とを実行する接続ネットワーク調停処理部を有する。
本発明の他の態様は、接続ネットワーク調停処理部は、送信した接続優先度が受信した他の接続優先度より高くないとき、受信した他の接続調停メッセージをさらに他の通信端末に転送する。
本発明のさらに他の態様は、記憶装置は、さらに該通信端末の端末優先度を格納し、接続ネットワーク調停処理部は、該通信端末のアプリケーション及び他の通信端末のいずれか一つからの外部ネットワークへの接続要求並びに所定の日時を示すタイマからの起動のいずれか一方に応答して、外部ネットワークと端末優先度を示す情報を含むゲートウェイ調停メッセージの、他の通信端末への送信処理と、他の通信端末が接続する他の外部ネットワークと他の通信端末の他の端末優先度とを示す情報を含む他のゲートウェイ調停メッセージの、他の通信端末からの受信処理と、送信した外部ネットワークを示す情報と受信した他の外部ネットワークを示す情報とが同じであり、端末優先度が受信した他の端末優先度より高いとき、接続調停メッセージの送信処理を実行する。
本発明のさらに他の態様は、接続ネットワーク調停処理部は、ゲートウェイ調停メッセージの送信を所定時間内で繰り返す。
本発明のさらに他の態様は、接続ネットワーク調停処理部は、サーバへの接続に応答して、アドホックネットワークと外部ネットワークとのゲートウェイとなり、アドホックネットワークを構成する各通信端末とサーバとの間の通信を仲介するように該通信端末を制御する。
本発明のさらに他の態様は、接続ネットワーク調停処理部は、接続調停メッセージの送信を所定時間内で繰り返す。
本発明のさらに他の態様は、予めスケジュールされた外部ネットワークへの接続開始時刻、サーバからの要求、サーバへの接続の切断、及びアドホックネットワークを構成するさらに他の通信端末が外部ネットワークへのゲートウェイになっていることの検知のいずれか一つに応答して、接続ネットワーク調停処理部は、接続調停メッセージの送信処理を実行する。
本発明によれば、アドホックネットワークシステムから外部ネットワークへ接続する場合、接続調停処理により複数の外部ネットワークの一つに選択的に接続するので、異なる複数の外部ネットワークの間で運用されているサーバなどのアドレスが偶然に同一であっても、運用に支障がない。
実施例に関わるシステム構成例である。 アドホックネットワーク通信経路表である。 接続ネットワークテーブルの例である。 接続調停情報テーブルの例である。 接続ネットワーク状態テーブルの例である。 接続端末管理テーブルの例である。 ゲートウェイ調停処理のフローチャートである。 接続調停処理のフローチャートである。 接続ネットワークスケジュール管理テーブルの例である。 サーバ要求に基づく接続処理のフローチャートである。 ゲートウェイ再調停処理のフローチャートである。
本発明の実施形態について実施例を用いて説明する。
図1に、本実施例に関わるシステム構成例を示す。本実施例のシステムは、通信端末100が他の通信端末101とアドホックネットワークを構成して、通信端末100が他の通信端末101と通信可能で、かつ、サーバとそのサーバが接続しているネットワークの組としてのサーバ140とネットワーク130及びサーバ141とネットワーク131を含む。アドホックネットワークから見てネットワーク130や131が外部ネットワークであり、以下では説明の都合上、接続ネットワーク、又は単にネットワークと呼ぶこともある。
通信端末100には、中央演算処理装置(CPU)111、メモリ112、記憶装置114を有するコンピュータを用いる。通信端末100は、CPU111が記憶装置114またはメモリ112に格納されているプログラムを実行することにより、その機能を遂行する。
通信端末100は、さらに通信機器制御部113を備え、複数のネットワーク130〜131に接続する。これらのネットワーク130〜131は、たとえば、携帯電話通信網や公衆無線LANネットワークなどであり、それぞれサーバ140又はサーバ141に接続可能である。通信機器制御部113は、図示を省略しているが、アドホックネットワークを構成する他の通信端末101と通信インターフェイス、及び携帯電話通信網や公衆無線LANネットワークなどへの通信インターフェイスを備える。通信機器制御部113は、通信インターフェイスを介して、複数ネットワーク130〜131への選択的な接続、切断、パケット送信、パケット受信、通信可否判定、通信量の測定などの通信制御を実行する。また、通信機器制御部113は、アドホックネットワークを構成する他の通信端末101と接続の通信インターフェイスには、例えば無線LANのアドホックモードや、専用のネットワーク機器を用いてもよい。
記憶装置114には、通信制御部115、アドホックネットワーク通信制御部116、接続ネットワーク調停処理部117があり、処理プログラムとして格納している。また制御に用いるアドホックネットワーク通信経路表118、自端末接続ネットワークデータ119、および接続ネットワークの情報を格納する接続調停情報テーブル120と接続ネットワーク状態テーブル121を格納している。
通信制御部115は、ネットワーク130又は131を介したサーバ140又はサーバ141との、IPネットワークの制御のような一般的な通信制御を実行する。
アドホックネットワーク通信制御部116は、アドホックネットワーク構築のための通信制御、具体的には、他の通信端末の検知、経路計算、経路構築を処理する。たとえば、非特許文献2および非特許文献3に記載された処理を実行する。
接続ネットワーク調停処理部117は、ゲートウェイ調停処理、接続調停処理、および接続状態の監視制御の処理を実行する。
ゲートウェイ調停処理は、通信端末100が、他の通信端末101又は自らのアプリケーションからのネットワーク130への接続要求に応答して、アドホックネットワークを構成する他の通信端末101と情報(後述するゲートウェイ調停メッセージ)を交換し、通信端末100の接続ネットワークテーブル119のデータを基に、ネットワーク130のようなネットワークへのゲートウェイになるかを調停する。
接続調停処理は、通信端末100があるネットワークへのゲートウェイになった場合に、そのネットワークへ接続の可否を判定し、その接続あるいは切断の処理を実行する。たとえば通信端末100がネットワーク130のゲートウェイとなる場合に、他のネットワーク131のゲートウェイになっている他の通信端末101と情報(後述する接続調停メッセージ)を交換し、通信端末100の接続ネットワークテーブル119、接続調停情報テーブル120及び接続ネットワーク状態テーブル121を参照して、ネットワーク130への接続の可否を調停する。
接続状態の監視制御とは、通信端末100がアドホックネットワーク上で接続しているネットワークの管理、自身がゲートウェイである場合の接続している他の通信端末101の管理、ネットワーク接続の切断監視などを実行する。
本実施例では、アドホックネットワーク通信制御部116や接続ネットワーク調停処理部117などは、処理プログラムとして記憶装置114に格納され、中央演算処理装置111が実行するように説明するが、これらの制御や処理はプログラムではなく、専用のハードウェア装置により実現しても良い。
サーバ140は、中央演算処理装置(CPU)151、メモリ152、記憶装置154を有する一般的なコンピュータを用いて構成する。サーバ140は、CPU151が記憶装置154またはメモリ152に格納されているプログラムを実行することにより、その機能を遂行する。
サーバ140は、さらに通信機器制御部153を有し、ネットワーク130に接続する。このネットワーク130は、インターネットまたはイントラネットであり、物理的には携帯電話通信網や公衆無線LANネットワークなどでもよい。通信機器制御部153は、ネットワーク130への接続、切断、パケット送信、パケット受信、通信可否判定、通信量の測定などの通信制御を実行する。
記憶装置154には、通信制御部155および接続端末管理制御部157を、プログラムとして格納している。また制御に用いる通信経路表156、接続端末管理テーブル158を格納している。
通信制御部155は、通信経路表156を作成し、通信経路表156を用いてネットワーク130を介したIPネットワークの制御のような一般的な通信制御を実行する。
接続端末管理制御部157では、接続端末管理テーブル158を作成し、ネットワーク130を介した通信の際に、アドホックネットワークとのゲートウェイである通信端末100、ゲートウェイ介して接続する通信端末101の把握、およびそれらの通信端末との通信処理を実行する。
各処理プログラムは、あらかじめ記憶装置154に格納されていても良いし、必要に応じて、利用可能な記憶媒体や通信媒体を介して、他の装置から記憶装置154に格納されてもよい。
図2はアドホックネットワーク通信経路表118である。アドホックネットワーク通信経路表118は、アドホックネットワーク通信プロトコルで使用する通信経路を管理および記録する。アドホックネットワーク通信経路表118には、アドホックネットワーク上の通信端末を示す端末名201、通信の可否や状態を示す通信状態202、ホップ数の情報を示す経路情報203を含む。本経路表118は非特許文献2および非特許文献3で示される通信プロトコルに基づいた通信経路構築に用いる。アドホックネットワーク通信経路表118は、アドホックネットワークを構成する通信端末間で通信状態やホップ数の情報を交換することにより作成される。たとえば、図2のアドホックネットワーク通信経路表118を通信端末100のものとするとき、通信端末Aへは1ホップでリンクしており、通信端末Bへは2ホップでリンクしていることを示している。
図3は接続ネットワークテーブル119の例である。接続ネットワークテーブル119は、通信端末100が接続可能な外部ネットワーク(図1におけるネットワーク130や131)に関する情報を格納する。接続ネットワークテーブル119の内容は予め設定するか、または、運用中に接続可能なネットワークの増減により変更する。接続ネットワークテーブル119は、端末優先度301、1番目の接続ネットワーク名302、1番目の接続ネットワークの接続優先度303、およびN番目の接続ネットワーク名304、N番目の接続ネットワークの接続優先度305を含む。
端末優先度301とは、通信端末100が外部ネットワークとのゲートウェイとなる場合の優先度である。優先度が高いほど、他の通信端末より優先してゲートウェイとなる。
接続ネットワーク名302および304は、通信端末100が接続可能なネットワークの数に応じて格納する。
接続優先度303および305は、通信端末による複数の外部ネットワークへの接続を調停するための優先度である。優先度が高いほど、他の通信端末もしくは他の接続ネットワークよりも優先して接続する。
図4は接続調停情報テーブル120の例である。接続調停情報テーブル120は、他の通信端末101が有する接続ネットワークテーブルの内容を記録する。接続調停情報テーブル120は、他の通信端末101を示す端末名401、端末優先度402、1番目の接続ネットワーク名403およびN番目の接続ネットワーク名404を含む。
各通信端末は、アドホックネットワーク上で他の通信端末とメッセージを交換することにより、接続調停情報テーブル120を作成する。
図5は接続ネットワーク状態テーブル121の例である。接続ネットワーク状態テーブル121は、1つのアドホックネットワーク中で、どのネットワークに接続中であるかを管理記録する。接続ネットワーク状態テーブル121は、1番目の接続ネットワーク名501、1番目の接続ネットワークとのゲートウェイとなるゲートウェイ端末502、1番目の接続ネットワークとの接続状態503、およびN番目の接続ネットワーク名504、1番目の接続ネットワークのゲートウェイとなるゲートウェイ端末505、1番目の接続ネットワークとの接続状態506により構成する。図中の接続状態は、ONが接続中、OFFが接続断を示す。
各通信端末は、アドホックネットワーク上で他の通信端末がメッセージを交換することにより、接続ネットワーク状態テーブル121を作成および管理する。
図6は接続端末管理テーブル158の例である。接続端末管理テーブル158は、接続ネットワーク上にあるサーバ140が有し、サーバ140に接続するためのゲートウェイになっている通信端末100およびアドホックネットワーク上の通信端末101などについて管理記録する。接続端末管理テーブル158は、ゲートウェイ端末名601、アドホックネットワーク上のゲートウェイ端末経由でサーバに接続する1番目の通信端末名である接続端末名1の602、およびN番目の通信端末名である接続端末名Nの603を含む。
ゲートウェイ端末名601および接続端末名602などは、通信端末名である必要はなく、例えばIPアドレスなどのようにそれぞれの通信端末を識別可能であり、通信が可能であれば良い。
通信端末100が他の通信端末101とによりアドホックネットワークを構成し、各通信端末に、アドホックネットワーク通信経路表118、接続ネットワークテーブル119、及び接続調停情報テーブル120されているときの、接続ネットワーク調停処理部117の処理であるゲートウェイ調停処理及び接続調停処理を説明する。
図7に、ゲートウェイ調停処理のフローチャートを示す。ゲートウェイ調停処理とは、複数の通信端末が、あるネットワーク130への接続可能である、例えば、ネットワーク130へ接続する通信インターフェイスとしてのモデムを装備している、ネットワーク130へのアクセスの証明書を有している、ネットワーク130への高速な接続回線を装備している場合に、アドホックネットワーク中で、ネットワーク130へのゲートウェイとなる通信端末を複数の通信端末から決定するために調停する処理である。
通信端末100は、他の通信端末101又は自らのアプリケーションからのネットワーク130への接続要求若しくは所定の日時を示すタイマからの起動に応答して、自らのゲートウェイ調停メッセージを準備する(S701)。ゲートウェイ調停メッセージには、接続ネットワークテーブル119に格納されている、端末優先度301、および接続するネットワーク名(たとえば302)を含んでいる。図3に示す例として、たとえば端末優先度301の5、および接続するネットワーク名302のαである。通信端末100は、アドホックネットワーク上の他の通信端末101にゲートウェイ調停メッセージを所定時間間隔で送信する(S702)。この送信には、例えば、非特許文献3に記載されているMPRフラッディング機能を用いる。
他の通信端末101は、通信端末100からのゲートウェイ調停メッセージを受信し(S703)、これをアドホックネットワーク上のさらに他の通信端末に広告するために、必要に応じてさらに他の通信端末へ転送する(S704)。この転送にも、非特許文献3に記載されているMPRフラッディング機能を用いる。
通信端末100は、ゲートウェイ調停メッセージを準備または送信してからの設定時間を経過したかをチェックし(S705)、設定時間を経過していなければ、他の通信端末101が発信しているゲートウェイ調停メッセージを受信したかをチェックし(S706)、受信していなければ、S702に戻る。
受信していれば、通信端末100は、他の通信端末101のゲートウェイ調停メッセージに含まれる接続するネットワーク名が、通信端末100が送信したゲートウェイ調停メッセージに含んだ接続するネットワーク名と同じであることを確認した上で、通信端末100の端末優先度301が他の通信端末101からのゲートウェイ調停メッセージに含まれる他の通信端末101の端末優先度よりも高いかを判定する(S707)。高い場合、S702に戻る。高くない場合、通信端末100は自らのゲートウェイ調停メッセージの送信を停止し、他の通信端末101からのゲートウェイ調停メッセージの転送を準備し(S708)、S702に戻り、準備した他の通信端末101からのゲートウェイ調停メッセージを転送する(S702)。前述の他の通信端末101も同様の処理を実行しているので、他の通信端末101による、必要に応じたゲートウェイ調停メッセージの転送(S704)の、必要に応じたとはS707で優先度が高くない場合であり、S708を経たS702による送信が転送ということになる。
通信端末100は、設定時間が経過したならば(S705)、最後(設定時間経過直前)に送信したゲートウェイ調停メッセージは自らのものかを判定し(S709)、自らのゲートウェイ調停メッセージを送信している場合は、通信端末100がゲートウェイとなる。自らのゲートウェイ調停メッセージを送信していない場合、すなわち他の通信端末101のゲートウェイ調停メッセージを転送している場合は、通信端末100以外の通信端末がゲートウェイとなる。これは、各通信端末がゲートウェイ調停メッセージを繰り返し送信し、アドホックネットワーク上で、受信したゲートウェイ調停メッセージの端末優先度より低い端末優先度の通信端末は、もはや自らのゲートウェイ調停メッセージを送信しないことによる。逆に言うと、設定時間が経過すると、ある外部ネットワークへのゲートウェイとなるべき通信端末が送信したゲートウェイ調停メッセージが、アドホックネットワークを構成する各通信端末から最後に送信(転送)された状態になっているように、設定時間を設定する。
端末優先度は、通信環境が良好である、接続すべきネットワークには高速な有線で接続している、通信端末が接続すべきサーバ140の機能を兼ね備えている、などの条件により各通信端末が設定する。したがって、端末優先度が同一の通信端末が複数になる場合が発生する。結果として、ある外部ネットワークへのゲートウェイとなる通信端末が複数になる場合がある。アドホックネットワークを構成する他の端末は、外部ネットワークへの接続のために複数のゲートウェイである通信端末を選択するなどの処理の複雑さなどを伴うが、ゲートウェイの冗長構成による外部ネットワークへの接続の可能性が高い。一方、各通信端末のゲートウェイを介した外部ネットワークへの接続処理を簡単化させる場合には、アドレス値の大小、送信時間の早さ、ホップ数などのパラメータでゲートウェイとなるべき通信端末を決定する。図7では、簡単のために端末優先度によるゲートウェイの調停を示しているが、これらのパラメータをゲートウェイ調停メッセージに含むことにより、ゲートウェイとなるべき通信端末を決定できる。または、S707の判定において、同じ端末優先度である場合、たとえば今回のゲートウェイ調停処理では、自らの端末優先度を高く(+1)して処理を続行し、次回にはそのままにしてゲートウェイにならないように制御しても良い。
以上説明したゲートウェイ調停処理により、ある一つのネットワークに対してゲートウェイとなる通信端末を決定できる。
図8に、複数のネットワーク間の接続調停処理のフローチャートを示す。図7に示したゲートウェイ調停処理が、複数の外部ネットワークに関して同時進行的(全く同時でなくても良い)に実行され、複数の外部ネットワークの各々に対して、1つのアドホックネットワーク上でゲートウェイとなるべき通信端末が決定される場合がある。または、すでにある外部ネットワークへある通信端末をゲートウェイとしてアドホックネットワーク上の各端末が接続している状態において、他の外部ネットワークへ接続するゲートウェイの通信端末が決定されることがある。接続調停処理とは、このような状況において、複数のネットワークの中のいずれのネットワークに接続するかを調停する処理である。後者の場合は、すでに接続しているある外部ネットワークへの接続を継続するか、ある外部ネットワークへの接続を切断し、他の外部ネットワークへ接続するかを調停する。
通信端末100は自らの接続調停メッセージを準備する(S801)。接続調停メッセージには、図3に示した接続ネットワークテーブル119の、接続するネットワーク名(たとえば302)および接続優先度(たとえば303)を含んでいる。図3に示す例として、たとえば接続するネットワーク名302のαおよび接続優先度303の3である。通信端末100は、アドホックネットワーク上の他の通信端末101に接続調停メッセージを所定時間間隔で送信する(S802)。この送信には、例えば、非特許文献3に記載されているMPRフラッディング機能を用いる。
他の通信端末101は、通信端末100からの接続調停メッセージを受信し(S803)、これをアドホックネットワーク上のさらに他の通信端末に広告するために、必要に応じてさらに他の通信端末へ転送する(S804)。この転送にも、非特許文献3に記載されるMPRフラッディング機能を用いる。
また、他の通信端末101は、さらに他の通信端末が送信した接続調停メッセージを受信し、同じくアドホックネットワーク上の端末に広告するために、必要に応じて転送する(S804)。
通信端末100は、接続調停メッセージを準備してからの設定時間を経過したかをチェックし(S805)、設定時間を経過していなければ、他の通信端末101が発信している接続調停メッセージを受信したかをチェックし(S806)、受信していなければ、S802に戻る。
受信していれば、通信端末100は、通信端末100の接続優先度(たとえば303)が他の通信端末101からの接続調停メッセージに含まれる他の通信端末101の接続優先度よりも高いかを判定する(S807)。高い場合、S802に戻る。高くない場合、通信端末100は自らの接続調停メッセージの送信を停止し、他の通信端末101からの接続調停メッセージの転送を準備し(S808)、S802に戻り、準備した他の通信端末101からの接続調停メッセージを転送する(S802)。前述の他の通信端末101も同様の処理を実行しているので、他の通信端末101による、必要に応じた接続調停メッセージの転送(S804)の、必要に応じたとはS807で優先度が高くない場合であり、S808を経たS802による送信が転送ということになる。
接続優先度を予め定めておいても良いが、アドホックネットワークを構成する通信端末のすべてを予め確定し、ある外部ネットワークに接続する各通信端末間で同じにならないように接続優先度を定めておくことは現実的でない。このような状況ではS807の判定において、同じ接続優先度になる場合がある。接続優先度は、外部ネットワークまたはその外部ネットワークを介して接続するサーバ、さらにそのサーバによるサービスの緊急性、必要性によって定まるので、同じ接続優先度の場合は、接続調停メッセージに含まれる外部ネットワークの種別に対応して優先度を決定する。外部ネットワークの種別を参照しても、優先度が決定できない場合は、緊急性、必要性などが同等であることから、自らの接続優先度をランダムに+1、または、−1して処理を継続すればよい。
なお、ある通信端末がゲートウェイとなり、あるネットワークに接続している場合に、通信端末100からの接続調停メッセージを受信する場合がある。この場合に、ある通信端末が接続しているあるネットワークの接続優先度が、通信端末100からの接続調停メッセージに含まれる接続優先度より高い場合は、ある通信端末は接続しているあるネットワークの接続優先度を含めた接続調停メッセージを送信することにより、あるネットワークへの接続を継続する。一方、ある通信端末が接続しているあるネットワークの接続優先度が、通信端末100からの接続調停メッセージに含まれる接続優先度より低い場合は、ある通信端末は接続しているあるネットワークへの接続を中断する。この接続の中断は、後述するS816の処理と同様である。
通信端末100は、設定時間が経過したならば(S805)、最後(設定時間経過直前)に送信した接続調停メッセージは自らのものかを判定し(S809)、自らの接続調停メッセージを送信している場合は、通信端末100がゲートウェイとして接続すべきネットワークへ接続する。自らの接続調停メッセージを送信していない場合、すなわち他の通信端末101の接続調停メッセージを転送している場合は、通信端末100以外の通信端末がゲートウェイとなり、その通信端末により他のネットワークに接続される。これは、各通信端末が接続調停メッセージを繰返し送信し、アドホックネットワーク上で、受信した接続調停メッセージの接続優先度より低い接続優先度の通信端末は、もはや自らの接続調停メッセージを送信しないことによる。設定時間は、ゲートウェイ調停処理の場合と同様にして設定する。
以下、通信端末100がゲートウェイとして接続すべきネットワーク130へ接続する前提で説明を続ける。通信端末100は、ネットワーク130へのゲートウェイとなり、ネットワーク130に接続するサーバ140への接続を開始し(S810)、サーバ140へ接続可能な端末情報を通知する(S811)。サーバ140は、図6に示した接続端末管理テーブル158を作成する(S812)。通信端末100はネットワーク130に接続中には定期的に接続中メッセージを送信する(S813)。他の通信端末101は、通信端末100からの接続中メッセージを受信し、これをアドホックネットワーク上のさらに他の端末に広告するために、必要に応じて転送する(S810)。この転送にも、非特許文献3に記載されるMPRフラッディング機能を用いる。
なお、アドホックネットワークを構成する通信端末100や他の通信端末101は、それらのアプリケーション(プログラム)からの要求又はサーバ140からの要求に応じて、通信端末100をゲートウェイとして、すなわち通信端末100を介して、所望の通信を実行する。アプリケーションプログラムとは、たとえば見守りサービスや警備サービスを実行するためのプログラムである。
通信端末100は、ネットワーク130への接続を切断するかを判定する(S815)。ネットワーク切断の判定には、アドホックネットワーク上の通信端末からのネットワーク130への接続が終了した場合、接続時間がタイムアウトした場合、サーバ140から切断された場合などがある。接続を継続する場合は、S813に戻る。
ネットワーク130への接続を切断する場合、通信端末100は接続終了メッセージをサーバ140およびアドホックネットワーク上の各通信端末に送信する(S816)。サーバ140は、必要に応じて接続端末管理テーブル158を削除する(S817)。通信端末101は、通信端末100からの接続終了メッセージを受信し、これをアドホックネットワーク上のさらに他の通信端末に広告するために、必要に応じて転送する(S818)。3を実行する。この転送にも、非特許文献3に記載のMPRフラッディング機能を用いる。
アドホックネットワーク上の通信端末が、あるネットワークのサーバに接続する必要がある場合、典型的には、たとえば登下校時間の子供位置情報をサーバのデータベースに保存する、緊急通報メッセージをサーバに報告する、情報のサーバへのアップロードなどが時間的に競合する場合、接続調停処理を実行する。したがって、接続優先度は、警察消防などのサーバへ接続する緊急度が高いネットワーク、登校下校時の子供の位置情報を記録するサーバへのネットワーク、通常の通信インフラとしてのネットワークなどの条件により設定する。また接続優先度が同一の値である場合、たとえば、アドレス値の大小、送信時間の早さ、ホップ数などのパラメータを用いて決定する。
ある通信端末が1つのネットワークのゲートウェイとなる必要はない。たとえば、通信端末100が、異なる複数のネットワークに接続可能である場合、複数のネットワークのゲートウェイ調停により、複数のネットワークのゲートウェイに通信端末100がなっても良い。この場合には、通信端末100が複数のネットワークのゲートウェイとなるように、たとえば接続ネットワークの数が多い方が優先度の値が高くなるように端末優先度を設定すれば良い。このようにした場合、複数のネットワーク間の接続調停処理は、他の端末との情報交換が不要になり、接続ネットワークテーブル119の各ネットワークへの接続優先度の比較で済み、処理が簡単になると共に、接続調停処理に係る処理時間が短くなる。
以上説明した接続調停処理により、複数の外部ネットワークの中のいずれか一つのネットワークにアドホックネットワークがゲートウェイを介して接続するように調停される、アドホックネットワークから見れば複数の外部ネットワークのいずれか一つのネットワークに選択的に接続するので、異なる外部ネットワークの各々に接続する、異なるサーバのアドレスが同一であっても、アドレスが競合することはない。
本実施例によれば、複数の外部ネットワークへの接続を選択的に(複数の外部ネットワークに同時に接続しないように)制御するので、異なる外部ネットワークに接続するサーバのアドレスが同一であっても、アドレスが競合することはない。このように、アドホックネットワークから必要に応じたネットワークに接続し直すので、既に運用されている外部ネットワーク、たとえば企業のイントラネットなどのアドレスを変更することなく運用することが可能になる。
また、要求または時刻(タイマ)に基づいたアドホックネットワークから外部ネットワークへの接続は要求に対応する通信処理に要する時間に限定的になり、接続した場合はアドホックネットワーク上の通信端末に関する情報を、ネットワークを介して接続するサーバに通知するので、常時接続のネットワーク環境とは異なり、セキュリティも確保できる。
更に、ゲートウェイが特定の外部ネットワークに接続すると、常に課金される場合があるが、必要に応じてネットワークに接続するので、通信コストの低減が図れる。
本実施例は、実施例1において、アドホックネットワークの通信端末が接続するネットワークを時間帯により切り替える例である。
図9に、接続ネットワークスケジュール管理テーブルの例を示す。接続ネットワークスケジュール管理テーブルは、日時毎のアドホックネットワークから接続するネットワークを記録し、アドホックネットワーク上の各通信端末が備える。
接続ネットワークスケジュール管理テーブルは、接続ネットワーク名1の901、接続ネットワーク名1の接続開始時刻902、接続ネットワーク名1の切断時刻903、およびN番目の接続ネットワークである、接続ネットワーク名Nの904、接続ネットワーク名Nの接続開始時刻905、接続ネットワーク名Nの切断時刻906を含む。
接続ネットワークスケジュールは、例えば、予め設定しておく、該当するネットワークに接続する毎にサーバの運用時間に対応した接続時間帯の入手、アドホックネットワーク上の設定端末で都度設定する、平日用及び休日用を予め設定するなどにより設定する。設定した接続ネットワークスケジュール管理テーブルは、そのテーブル内容を更新した通信端末がアドホックネットワークを用いて他の通信端末に送信する。アドホックネットワーク上の通信端末間、及びサーバとの間で時刻同期が必要な場合は、GPSによる時刻同期、時刻同期サーバなどを利用する。
接続ネットワークスケジュール管理テーブルの各外部ネットワーク(接続ネットワーク)への接続開始時刻になったら、通信端末100は、実施例1で説明したゲートウェイ調停処理及び接続調停処理を実行する。ただし、接続ネットワークスケジュール管理テーブルを用いると、接続する各ネットワークへのゲートウェイを予め調停して決定しておくことができる。すなわち、実施例1で説明したゲートウェイ調停処理を予め実行するので、アドホックネットワークの運用中の各通信端末の処理負荷を軽減できる。調停済みの通信端末は、接続開始時間になると接続調停処理を実行し、該当ネットワークへ接続する。各ネットワークへの接続スケジュールが予め決定され、各ネットワークへの接続時間に重複がなければ、実施例1で説明した接続調停処理も不要となる。しかし、実運用上は、運用上の制約や誤設定もあり、各ネットワークへの接続時間の重複が発生するので、接続調停処理の実行が必要となる。特に、接続ネットワークスケジュール管理テーブルで管理できない緊急イベントに対応するネットワークへの接続を想定しなければならないので、接続調停処理の実行が不可欠となる。緊急イベントに対応するネットワークへの接続のためのゲートウェイの端末優先度を高く設定することにより、接続調停処理の実行に伴い、接続ネットワークスケジュール管理テーブルで管理されたネットワークへの接続を中断して、割り込むことが可能になる。
一方、接続ネットワークスケジュール管理テーブルを用いることで、アドホックネットワーク上の通信端末が接続するネットワークを時間帯に応じて切り替えることが可能である。
本実施例によれば、例えば、通常の時間帯はアドホックネットワークから常にゲートウェイを通じてインターネットに接続可能にして不特定多数がネットワーク利用できるが、学校の登下校の時間帯には児童の位置情報サーバが属するネットワークに接続することで、セキュリティの向上や、子供の見守りサービスに特化したサービスに効率の良くネットワークを利用できるようになる。
また、時刻又は時間帯に基づいたアドホックネットワークから外部ネットワークへの接続は時間的に限定的になり、接続した場合はアドホックネットワーク上の通信端末に関する情報を、ネットワークを介して接続するサーバに通知するので、常時接続のネットワーク環境とは異なり、セキュリティも確保できる。
実施例1や実施例2は通信端末からネットワークを介してサーバに接続する例であるが、本実施例は、サーバからの要求に基づいて、アドホックネットワーク上の通信端末がサーバと通信する例である。
サーバからの要求は、定期的なデータのアップロードを通信端末に要求したり、特定の通信端末、たとえば子供が所持している携帯端末への通信などへサーバから通信したり、通信機器の更新用データのダウンロード処理などの目的で実行する。
図10に、サーバ要求に基づく接続処理のフローチャートを示す。本処理は、サーバ140の接続端末管理制御部157、通信端末100および通信端末101の接続ネットワーク調停処理部117により実行される。
実施例1では、サーバ140は、ネットワーク130及びゲートウェイである通信端末100を介した接続の終了に応答して、必用に応じて接続端末管理テーブル158を削除すると説明した。本実施例では、接続端末管理テーブル158を削除せずに、使用する。アドホックネットワークへのサーバ140は、接続端末管理テーブル158より、アドホックネットワークへのゲートウェイとなる通信端末を検索する(S1001)。ここでは、検索した結果、ネットワーク130を介して通信端末100がゲートウェイであるとして説明する。サーバ140は、ゲートウェイである通信端末100に要求する(S1002)。
サーバ140からの要求を確認し(S1003)、接続調停処理を実行する(S1004)。接続調停処理は実施例1にて説明済みである。接続調停処理は、アドホックネットワーク上の通信端末100又は他の通信端末101がゲートウェイとなり、他のネットワークに接続しようとしている、又は接続している場合があるので、サーバ140と同じアドレスの他のサーバへのアクセスの競合を避けるなどのために必要である。
接続調停処理の結果に基づいて、サーバ140からの要求に対応して通信端末100がゲートウェイとなり、サーバ140が接続するネットワーク130に接続して良いかを判定する(S1005)。接続調停処理の結果、サーバ140が接続するネットワーク130に接続できないならば、通信端末100はサーバ140からの要求に対応した否定応答をサーバ140へ送信する、又は応答しない(S1006)。通信端末100が応答しない場合は、サーバ140は応答待ちのタイムアウトによりその無応答を検知する。
接続調停処理の結果、サーバ140が接続するネットワーク130に接続する場合、通信端末100は、サーバ要求接続中メッセージをアドホックネットワーク上の他の通信端末101へ送信する(S1007)。他の通信端末101は、通信端末100からのサーバ要求接続中メッセージを受信し、これをアドホックネットワーク上の全ての端末に広告するために、必要に応じてさらに他の通信端末へ転送する(S1008)。この転送にも、非特許文献3に記載のMPRフラッディング機能を用いる。サーバ要求接続のメッセージ送信は所定間隔で送信を繰り返しても良い。
通信端末100は所定時間経過後に(S1009)、サーバ140へ要求に対する肯定応答を送信する(図示略)と共に、サーバ140と接続するネットワーク130との接続を開始する(S1010)。所定時間とは、例えば、サーバ要求接続中メッセージがアドホックネットワーク上の各通信端末に転送される時間を見越した時間などで良い。
サーバ140は、ネットワーク130及びゲートウェイである通信端末100を介して、通信端末100や他の通信端末101との通信を実行する(S1011)。
なお、サーバ140とのネットワーク130を介した接続終了の処理は実施例1と同様である。
本実施例によれば、サーバからの要求により、アドホックネットワーク上の各通信端末はサーバと通信可能となる。
本実施例は、実施例1〜実施例3においてサーバ140とネットワーク130を介して接続しているゲートウェイである通信端末100が、ネットワーク130に接続できなくなった場合の処理例である。
図11に、ゲートウェイ再調停処理のフローチャートを示す。この処理フローは、各通信端末の接続ネットワーク調停処理部117により実行される。
サーバ140とネットワーク130を介して接続しているゲートウェイである通信端末100が、ネットワーク130に接続できなくなったことの検知(S1101)に応答して、アドホックネットワーク上の各通信端末に接続再調停メッセージを送信する(S1104)。ここでは、明瞭にするために接続再調停メッセージ又はゲートウェイ再調停メッセージと呼ぶが、実体は前述の接続調停メッセージと同じである。通信端末100からのゲートウェイ再調停メッセージを受信した他の通信端末101は、これをアドホックネットワーク上の全て端末に広告するために、必要に応じて転送する(1103)。この転送にも、非特許文献3に記載されるMPRフラッディング機能を用いる。
ゲートウェイ再調停メッセージがアドホックネットワーク上の各通信端末に行き渡るであろう所定時間経過後(S1104、S1105)、ゲートウェイを再調停するためにゲートウェイ調停処理を実行する(S1106、S1107)。このときの所定時間は、アドホックネットワーク上の各通信端末によって起算時刻が異なる。たとえば、通信端末100はゲートウェイ再調停メッセージの送信時刻を起算時刻とし、通信端末101はゲートウェイ再調停メッセージの受信時刻又は転送時刻を起算時刻とする。この起算時刻の差異は、通常は所定時間に比べて短く、無視できる。仮に無視できなく、ゲートウェイ調停処理の開始時刻にバラツキが生じても、ゲートウェイ調停処理に影響を与えることは無い。
ゲートウェイ調停処理は、実施例1にて既に説明している。
本実施例によれば、通信端末がゲートウェイとして接続するネットワークの通信圏外となる、通信端末のネットワーク接続やネットワークに障害が発生するなどの、ゲートウェイとして処理を継続できなくなった場合に、新たにゲートウェイを再調停することが可能となる。
本実施例では、ゲートウェイである通信端末100が、ネットワーク130に接続できなくなった場合のゲートウェイの再調停を説明したが、ゲートウェイの再調停が必要な場合は他にもある。
第1に、ゲートウェイである通信端末がアドホックネットワークから離脱する場合である。離脱の原因は、通信端末の移動や故障などである。通信端末がアドホックネットワークから離脱したことは、他の通信端末からゲートウェイである通信端末へのリンクが切れたことにより、他の通信端末で検知される。検知された結果は、他の通信端末のアドホックネットワーク通信経路表118に記録される。
第2に、アドホックネットワーク上で、あるネットワークへのゲートウェイとなっている通信端末が複数になるゲートウェイの重複が発生した場合である。ゲートウェイの重複は、あるネットワークへのゲートウェイとなる通信端末は一つとする場合のゲートウェイ調停処理の失敗(ゲートウェイとなった通信端末の各々は失敗と認識していないが、アドホックネットワーク全体として失敗)の場合もあるが、アドホックネットワークの融合時に発生する。互いに通信不可能だった複数のアドホックネットワークが、それらに含まれる通信端末の移動や新たな通信端末の加入により、移動や加入した通信端末を介して通信可能になり、一つのアドホックネットワークを形成する。これがアドホックネットワークの融合である。一つのアドホックネットワーク上にあるネットワークへのゲートウェイとなっている通信端末が複数あることは、ゲートウェイとなっている通信端末自身であっても他の通信端末であっても、アドホックネットワーク通信経路表118、接続調停情報テーブル120、及び接続ネットワーク状態テーブル121を参照し、検知できる。
なお、あるネットワークへのゲートウェイとして複数の通信端末を許容する場合は、ゲートウェイの再調停が不要である。また、制御が複雑になるが、アドホックネットワークが融合しても、アドホックネットワークとしては一つとして通信端末相互の通信を実行するが、あるネットワークへの接続の制御に関しては、融合前の複数のアドホックネットワークの状態を維持するために制御情報を保持し、融合前の制御を継続しても良い。
ゲートウェイである通信端末がアドホックネットワークから離脱した場合、ゲートウェイの重複が発生した場合のいずれにおいても、アドホックネットワーク上の他の通信端末(重複の場合はゲートウェイである通信端末も含めて)が、ゲートウェイの再調停の必要性を認識できるので、認識した通信端末がゲートウェイ再調停メッセージを送信し(図11のS1102)、以降の処理を実行すれば良い。
本実施例によれば、通信端末がゲートウェイとしての処理を継続できなくなる場合に限らず、ゲートウェイである通信端末のアドホックネットワークからの離脱やゲートウェイの重複が発生した場合であっても、ゲートウェイを再調停することができる。
100、101:通信端末、130、131:ネットワーク、140、141:サーバ。

Claims (15)

  1. アドホックネットワークとは異なる外部ネットワークと前記外部ネットワークへの接続優先度との対応情報を格納する記憶装置、及び
    前記対応情報を含む接続調停メッセージの、前記アドホックネットワークを構成する他の通信端末への送信処理と、前記他の通信端末が有する前記アドホックネットワークとは異なる他の外部ネットワークと前記他の外部ネットワークへの他の接続優先度との他の対応情報を含む他の接続調停メッセージの、前記他の通信端末からの受信処理と、
    前記送信した接続優先度が前記受信した他の接続優先度より高いとき、前記外部ネットワークを介してサーバへの接続処理と、前記送信した接続優先度が前記受信した他の接続優先度より高くないとき、受信した前記他の接続調停メッセージをさらに他の通信端末に転送する転送処理とを実行する接続ネットワーク調停処理部を有することを特徴とするアドホックネットワーク通信端末。
  2. 前記記憶装置は、さらに該通信端末の端末優先度を格納し、
    前記接続ネットワーク調停処理部は、該通信端末のアプリケーション及び前記他の通信端末のいずれか一つからの前記外部ネットワークへの接続要求並びに所定の日時を示すタイマからの起動のいずれか一方に応答して、
    前記外部ネットワークと前記端末優先度を示す情報を含むゲートウェイ調停メッセージの、前記他の通信端末への送信処理と、
    前記他の通信端末が接続する前記他の外部ネットワークと前記他の通信端末の他の端末優先度とを示す情報を含む他のゲートウェイ調停メッセージの、前記他の通信端末からの受信処理と、
    前記送信した前記外部ネットワークを示す情報と前記受信した前記他の外部ネットワークを示す情報とが同じであり、前記端末優先度が前記受信した前記他の端末優先度より高いとき、前記接続調停メッセージの送信処理を実行することを特徴とする請求項記載のアドホックネットワーク通信端末。
  3. 前記接続ネットワーク調停処理部は、前記ゲートウェイ調停メッセージの送信を所定時間内で繰り返すことを特徴とする請求項記載のアドホックネットワーク通信端末。
  4. 前記接続ネットワーク調停処理部は、前記サーバへの接続に応答して、前記アドホックネットワークと前記外部ネットワークとのゲートウェイとなり、前記アドホックネットワークを構成する各通信端末と前記サーバとの間の通信を仲介するように該通信端末を制御することを特徴とする請求項記載のアドホックネットワーク通信端末。
  5. 前記接続ネットワーク調停処理部は、前記接続調停メッセージの送信を所定時間内で繰り返すことを特徴とする請求項記載のアドホックネットワーク通信端末。
  6. 予めスケジュールされた前記外部ネットワークへの接続開始時刻、前記サーバからの要求、前記サーバへの接続の切断、及び前記アドホックネットワークを構成する前記さらに他の通信端末が前記外部ネットワークへのゲートウェイになっていることの検知のいずれか一つに応答して、前記接続ネットワーク調停処理部は、前記接続調停メッセージの送信処理を実行することを特徴とする請求項記載のアドホックネットワーク通信端末。
  7. アドホックネットワークを構成する通信端末の制御方法であって、
    前記通信端末は、前記アドホックネットワークとは異なる外部ネットワークと前記外部ネットワークへの接続優先度との対応情報を有し、
    前記対応情報を含む接続調停メッセージを、前記アドホックネットワークを構成する他の通信端末へ送信し、
    前記他の通信端末が有する前記アドホックネットワークとは異なる他の外部ネットワークと前記他の外部ネットワークへの他の接続優先度との他の対応情報を含む他の接続調停メッセージを前記他の通信端末から受信し、
    前記送信した接続優先度が前記受信した他の接続優先度より高いとき、前記外部ネットワークを介してサーバへ接続し、前記送信した接続優先度が前記受信した他の接続優先度より高くないとき、受信した前記他の接続調停メッセージをさらに他の通信端末に転送することを特徴とする通信端末の制御方法。
  8. 前記通信端末は、前記通信端末の端末優先度を有し、
    前記通信端末は、前記通信端末のアプリケーション及び前記他の通信端末のいずれか一つからの前記外部ネットワークへの接続要求並びに所定の日時を示すタイマからの起動のいずれか一方に応答して、
    前記外部ネットワークと前記端末優先度を示す情報を含むゲートウェイ調停メッセージを、前記他の通信端末へ送信し、
    前記他の通信端末が接続する前記他の外部ネットワークと前記他の通信端末の他の端末優先度とを示す情報を含む他のゲートウェイ調停メッセージを前記他の通信端末から受信し、
    前記送信した前記外部ネットワークを示す情報と前記受信した前記他の外部ネットワークを示す情報とが同じであり、前記端末優先度が前記受信した前記他の端末優先度より高いとき、前記接続調停メッセージを送信することを特徴とする請求項記載の通信端末の制御方法。
  9. 前記ゲートウェイ調停メッセージの送信を所定時間内で繰り返すことを特徴とする請求項記載の通信端末の制御方法。
  10. 前記通信端末は、前記サーバへの接続に応答して、前記アドホックネットワークと前記外部ネットワークとのゲートウェイとなり、前記アドホックネットワークを構成する各通信端末と前記サーバとの間の通信を仲介することを特徴とする請求項記載の通信端末の制御方法。
  11. 前記接続調停メッセージの送信を所定時間内で繰り返すことを特徴とする請求項記載の通信端末の制御方法。
  12. 予めスケジュールされた前記外部ネットワークへの接続開始時刻、前記サーバからの要求、前記サーバへの接続の切断、及び前記アドホックネットワークを構成する前記さらに他の通信端末が前記外部ネットワークへのゲートウェイになっていることの検知のいずれか一つに応答して、前記接続調停メッセージを送信することを特徴とする請求項11記載の通信端末の制御方法。
  13. アドホックネットワークとは異なる外部ネットワークと前記外部ネットワークへの接続優先度との対応情報を有し、前記対応情報を含む接続調停メッセージを、前記アドホックネットワークを構成する他の通信端末へ送信し、前記他の通信端末が有する前記アドホックネットワークとは異なる他の外部ネットワークと前記他の外部ネットワークへの他の接続優先度との他の対応情報を含む他の接続調停メッセージを前記他の通信端末から受信し、
    前記送信した接続優先度が前記受信した他の接続優先度より高いとき、前記外部ネットワークを介してサーバへ接続し、前記送信した接続優先度が前記受信した他の接続優先度より高くないとき、前記通信端末は、受信した前記他の接続調停メッセージをさらに他の通信端末に転送する通信端末と
    前記接続調停メッセージを受信し、前記他の接続調停メッセージを送信する前記他の通信端末とを含むことを特徴とするアドホックネットワーク通信システム。
  14. 前記通信端末と前期他の通信端末との各々は、前記接続調停メッセージと前記他の接続調停メッセージとの各々の送信を所定時間内で繰り返すことを特徴とする請求項13記載のアドホックネットワーク通信システム。
  15. 予めスケジュールされた前記外部ネットワークへの接続開始時刻、所定前記サーバからの要求、前記サーバへの接続の切断、及び前記アドホックネットワークを構成する前記さらに他の通信端末が前記外部ネットワークへのゲートウェイになっていることの検知のいずれか一つに応答して、前記通信端末は前記接続調停メッセージを送信することを特徴とする請求項14記載のアドホックネットワーク通信システム。
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