JP5241481B2 - アドホックネットワークを含む通信システム、通信システムの移動通信装置、通信システムでの通信方法 - Google Patents

アドホックネットワークを含む通信システム、通信システムの移動通信装置、通信システムでの通信方法 Download PDF

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Description

この発明は、複数の移動通信装置により構成されるアドホックネットワークを備えた通信システム等に関する。
従来、IETF(Internet Engineering Task Force)におけるNEMO(Network Mobility)では、移動ネットワーク内にモバイルルータをおくことによって、移動ネットワークのハンドオーバー時に位置登録をする方法が規定されている(たとえば、下記非特許文献1)。また、IETF MANEMO(MANET(Mobile Ad-hoc Network) for NEMO)では、NEMO対応の複数のモバイルルータがアドホックネットワークを構成した場合のモバイルルータ間の無線マルチホップ通信について開示されている(たとえば、下記非特許文献2及び3)。
V. Devarapalli, et al., "Network Mobility(NEMO) Basic Support Protocol", RFC(Request for Comment)3963, pp. 1-33, January 2005 P. Thubert, et al., "Nested Nemo Tree Discovery draft-thubert-tree-discovery-07.txt", IETF(Internet Engineering Task Force), pp. 1-28, August 1, 2008 P. Thubert, et al., "Network In Node Advertisement draft-thubert-nina-02.txt", IETF, pp. 1-32, February 4, 2008
しかしながら、例えば上記非特許文献1は、ゲートウェイとなるモバイルルータのネットワークへの接続制御について開示したものであり、また上記非特許文献2及び3は、ゲートウェイとなるモバイルルータとアドホックネットワークを構成する各モバイルルータの経路制御について開示したものであり、ゲートウェイの選出方法等について開示したものはなかった。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、小規模の移動ネットワークのモバイルルータや単体の移動IP端末からなる移動通信装置を複数リンクさせてマルチホップ通信を行うアドホックネットワークが、外部の固定ネットワークに接続する場合において、アドホックネットワークが固定ネットワークと接続するためのゲートウェイを効率的に選出可能なアドホックネットワークを含む通信システム等を提供することを目的とする。
この発明は、複数の移動通信装置がアドホックネットワークを構成する移動ネットワークである第1のネットワークと、前記第1のネットワークに無線通信可能に接続される固定ネットワークである第2のネットワークと、を備え、前記第1のネットワークが第2のネットワークと通信を行うための予め設定されたゲートウェイ数以下の前記移動通信装置がゲートウェイとなって、第2のネットワークと通信を行うアドホックネットワークを含む通信システムであって、前記複数の移動通信装置がそれぞれ、第2のネットワークと無線リンクで接続可能な場合又は前記第2のネットワークとの無線リンクのロス率、遅延、受信信号強度、帯域を含む無線リンク情報の少なくとも1つが所定の品質以上で接続可能な場合に、ゲートウェイになり、自身がゲートウェイであることを通知するため、自身のIPアドレスとともに、ゲートウェイ優先度及び第2のネットワークとの前記無線リンク情報の少なくとも1つを含む所定のゲートウェイ通知パケットを第1のネットワーク内の各移動通信装置に対しブロードキャスト又はマルチキャストし、第1のネットワーク内の移動通信装置から送られてきた前記ゲートウェイ通知パケットは第1のネットワーク内において他の移動通信装置に対しブロードキャスト又はマルチキャストしつつ、重複した前記ゲートウェイ通知パケットは廃棄して、転送可能な全ての移動通信装置に前記ゲートウェイ通知パケットを送信することで、ゲートウェイ通知パケットを第1のネットワーク内にフラッディングし、自移動通信装置がゲートウェイになっている状態にあれば、第1のネットワーク内においてゲートウェイとなっている他の移動通信装置からの前記ゲートウェイ通知パケットのゲートウェイ優先度又は前記無線リンク情報の少なくとも1つの比較結果により第1のネットワーク内での自身の順位付けを行い、前記ゲートウェイ数以内の順位の場合には自身がゲートウェイを継続し、設定された前記ゲートウェイ数を超える順位の場合にはゲートウェイを取り止めるゲートウェイ制御手段、を備え、前記ゲートウェイ制御手段は、前記ゲートウェイ数以内の順位にあり、ゲートウェイを継続する場合に、周期的又は前記無線リンク情報の変化時に、前記ゲートウェイ通知パケット内にゲートウェイビットを立てて、ゲートウェイ通知パケットを第1のネットワーク内にフラッディングし、前記ゲートウェイ数を超える順位にあり、ゲートウェイを取り止める場合に、周期的又は前記無線リンク情報の変化時に、前記ゲートウェイ通知パケットを前記ゲートウェイビットを立てずに第1のネットワーク内にフラッディングすることを特徴とするアドホックネットワークを含む通信システム等にある。
この発明では、特別なノードを必要とせず、アドホックネットワークを構成するモバイルルータ等からなる各移動通信装置の自律分散制御により、外部ネットワークとの間のゲートウェイとなる移動通信装置の選出と変更を実現できる。
実施の形態1.
以下、この発明によるアドホックネットワークを含む通信システム、該通信システム移動通信装置、及び該通信システムのための通信方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この発明はこの実施の形態に限定されるものではなく、変形例として追記される各機能、工程の可能な組合せも全て含む。
図1はこの発明の一実施の形態によるアドホックネットワークを含む通信システムの構成の一例を示す図である。図1の通信システムは、移動ネットワークであるアドホックネットワーク1及び固定ネットワークである外部ネットワーク2を備えている。
アドホックネットワーク1は、移動ネットワーク1A,1B,1C,1Dを備え、移動ネットワーク1A〜1Dは、有線リンク又は無線リンクで接続されたアドホックネットワークを構成している。
移動ネットワーク1A〜1Dは、それぞれモバイルルータ(MR)11〜14と、これらのMRの下に、モバイルネットワークプリフィックス(MNP)21〜24で管理される移動ネットワーク内端末(MN)31〜34を備える。
外部ネットワーク2(たとえば、インターネットやコアネットワーク)は、固定ネットワークであって、アクセスルータ(AR)41〜43、HA(ホームエージェント)51と、アドホックネットワーク1内の端末MN31〜34の対向ノードとなるCN(Correspond Node)6を備えている。
また、移動ネットワーク1AのMR11及び、移動ネットワーク1CのMR13は、無線リンクによって、それぞれAR41、AR42及び、AR43と接続されている。
このような移動ネットワーク1A〜1Dは、具体的には、列車の複数台の車両ごとにモバイルルータが設置され連なって移動する、自動車、船舶や航空機などにモバイルルータが搭載され一体となって移動する、といった使用が想定される。
図10は図1等の各モバイルルータ(MR)11〜14の構成の一例を示す図である。MRは、1以上の有線又は無線のインタフェース70−m(m=1,2,…n)と、パケット制御部71とパケット転送処理部72とを備えている。パケット制御部71は、経路制御部73,ゲートウェイ制御部74を、パケット転送処理部72は、パケット転送部76,経路制御テーブル77を、それぞれ備える。
パケット制御部71の経路制御部73は、基本的には自身配下の移動ネットワーク内のMN間の通常のデータ通信の通信経路を管理するが、この点に関してはこの発明に関しては特に関係しないため説明は省略する。ゲートウェイ制御部74は、後述するゲートウェイの優先度または、第2のネットワークとの無線リンクのロス率、遅延、受信信号強度、帯域などの無線リンク情報の管理および、それらの情報を搭載したゲートウェイ通知パケット(GWO:GateWay Option)のフラッディングを行うとともに、受信したゲートウェイ通知パケット内のゲートウェイの優先度または、第2のネットワークとの無線リンクのロス率、遅延、受信信号強度、帯域などの無線リンク情報と例えばメモリ(図示省略)に記憶しておいた自身の情報を比較し、ゲートウェイの選出および変更を行う。
このゲートウェイ制御部74は、自身がアドホックネットワーク1におけるゲートウェイとなったことで、ルータ広告(RA:Router Advertisement)を拡張したゲートウェイ通知パケット(GWO)を、アドホックネットワーク1内の隣接ノードにブロードキャスト又はマルチキャストする。ゲートウェイ通知パケット(GWO)を受信した隣接ノードでは、ゲートウェイ制御部74で重複チェックをするとともに、さらに、隣接ノードにブロードキャストまたはマルチキャストし、これを繰り返すことにより、アドホックネットワーク1内でゲートウェイ通知パケット(GWO)がフラッディングされる。
GWOはアドホックネットワーク1内でフラッディングされて全てのMRに伝達され、MR11〜14の各ゲートウェイ制御部74は、GWOからアドホックネットワーク1内のゲートウェイの情報を得て、ゲートウェイになること、ゲートウェイの継続、取り止め等の判断を行う。
パケット転送処理部72のパケット転送部76は、経路制御テーブル77を参照してパケットの転送先を振り分けるパケット転送機能を備える。
なお、無線リンク情報の種々の品質基準、ゲートウェイ数等、後述する判断処理に必要な基準値等は、各MR内のゲートウェイ制御部74の例えば上述のメモリに格納されている。
また、パケット制御部71及びパケット転送処理部72がゲートウェイ制御手段を構成する。
次に、メッセージフォーマットについて図11を用いて説明する。図11は上述のゲートウェイ通知パケット(GWO)のフォーマットの一例を説明するための図であり、(a)はデータ構成を示し、(b)は(a)の各データ(パラメータ)のビット数、値、内容を示した表を示す。このフォーマットは、ルータ広告(RA:Router Advertisement)のオプション(option)フォーマットにおける、ゲートウェイ通知パケット(GWO)として、新たなフォーマットを定義したものである。
フォーマットのタイプ「Type」として、新たに未使用の値(例えば”210”)を定義する。8オクテット単位のオプション長「Length」、ゲートウェイとして動作しているかを示すフラグ「I」(ゲートウェイビット)、モバイルルータがホームネットワークに接続されているか否かを示すフラグ「H」、バッテリ動作をしているかを示すフラグ「B」、GWOの新鮮さを表し、ゲートウェイが送信の度に+1インクリメントして送信する「Sequence Number(シーケンス番号)」、ゲートウェイ又は情報の有効期限を示す「GW Lifetime(GWライフタイム)」、ゲートウェイの優先度である「GW Preference(ゲートウェイ優先度)」を有する。
さらに、ゲートウェイ通知パケットの送信元のゲートウェイのIPアドレス(又はID情報)である「Gateway Address(ゲートウェイアドレス)」、ゲートウェイとアクセスルータとの無線リンクの品質コストを示し、ルータ広告などの制御パケットあるいはユーザパケットの受信率(ロス率)、あるいは受信信号レベル(受信信号強度)等の無線リンク品質や遅延等が定義される「Uniform Path Metric」、無線リンクの帯域幅を示す「BandWidth」を有する。
つぎに、図1のように構成された通信システムの特にアドホックネットワークにおけるゲートウェイ選出とゲートウェイ変更の処理全体を説明する。図12は図1のアドホックネットワーク1のモバイルルータMR11〜14と外部ネットワーク2のアクセスルータAR41,AR43の間でのゲートウェイ選出とゲートウェイ変更時の動作シーケンスの一例を説明するタイムテーブルである。
なお、アドホックネットワーク1での予め規定されたゲートウェイ数は例えば「1」とする。
まず、MR11とAR41との無線リンク、及びMR13とAR43との無線リンクが確立された場合、又はリンク状態が所定品質以上で接続可能な場合、MR11とMR13はそれぞれアドホックネットワーク1におけるゲートウェイ(GW)となり(図12ではMR13が先にGWになっている)、それぞれゲートウェイを示す「I」ビットを立てたゲートウェイ通知パケットGWO(MR11)とGWO(MR13)を送信する。
なお、リンク状態の品質とは、後述するように外部ネットワーク2との無線リンクのロス率、遅延、受信信号強度、帯域を含む無線リンク情報の少なくとも1つが予め定められた所定の品質以上であることを示す。またMRは、ゲートウェイである間、周期的又は無線リンク情報の変化時にGWOを送信(フラッディング)する。ゲートウェイを取り止めた場合には、ゲートウェイを示す「I」ビットを立てずにGWOをフラッディングするか、又は自MRのためのGWOのフラッディングは行わない。また、全てのMRは、他のMRからのGWOをそれ以外のMR(送信元を除いた隣接する全てのMR)に、シーケンス番号(Sequence Number)をインクリメントして転送する。また重複したGWOは廃棄する。
ここでは、GWO(MR11)の優先度又は無線リンク情報のコストを「中」、GWO(MR13)の優先度又は無線リンク情報のコストを「低」とする。MR11では、自身の優先度又は無線リンク情報のコストと受信したGWOの優先度又は無線リンク情報のコストと比較し、自身の方が高いためゲートウェイを継続する。MR13では、自身の優先度又は無線リンク情報のコストと受信したGWOの優先度又は無線リンク情報のコストと比較し、自身の方が低いためゲートウェイを取り止める(非GW)。
さらに、ゲートウェイを取り止めたMR13では、次回GWOを送信するタイミングが来た時、自らのGWOを送信しない、又は、「I」ビットを立てずにGWOを送信することにより、自身がゲートウェイでないことを他のモバイルルータに通知する(以上、ゲートウェイ選出)。
次に、ゲートウェイでないMR13において、自身の優先度又は無線リンク情報のコストが「高」になり、受信したGWO(MR11)より、自身の優先度が又は無線リンク情報のコストが高くなった場合、MR13は新たにゲートウェイ(GW)となり、「I」ビットを立てて、優先度又は無線リンク情報のコスト「高」のGWO(MR13)を送信する。MR11では、自身の優先度又は無線リンク情報のコストより高い、GWO(MR13)を受信することにより、GWを取りやめる(以上、ゲートウェイ変更)。
つづいて、以上のように構成されたアドホックネットワークを含む通信システムにおけるゲートウェイ選出の動作について、図2〜図4を用いて詳細に説明する。また図13には各MRでのゲートウェイ選出、変更時の動作を示すフローチャートを示す。
(1)ゲートウェイ選出
まず、システム設定により、第1のネットワークであるアドホックネットワーク1が第2のネットワークである外部ネットワーク2と接続するためのゲートウェイ数として、1が設定されている場合のアドホックネットワーク1内でゲートウェイ選出が行われるまでを説明する。
図2は、アドホックネットワーク1におけるゲートウェイであるMR11、MR13からゲートウェイ通知メッセージGWOがフラッディングされる様子を示す図である。図2において、MR11とAR41及び、MR13とAR43が無線リンクで接続された場合、又は無線リンクのロス率、遅延、受信信号強度、帯域などを含む無線リンク情報のうちの1つ又は複数又は全ての情報(以下単に無線リンク情報とも記す)で予め設定された所定の品質以上で接続可能な場合(図13のS1)[図2の太線矢印参照]、MR11とMR13は、それぞれ自律的にアドホックネットワーク1におけるゲートウェイとなる(図13のS2)。この時点で、アドホックネットワーク1内の各移動ネットワーク1A〜1Dは、ゲートウェイMR11、MR13を介して、外部ネットワーク2と接続可能となる。
MR11、MR13は、アドホックネットワーク1におけるゲートウェイとなったことで、上述のゲートウェイ通知パケット(GWO)を、アドホックネットワーク1内にフラッディングする(図13のS3)。
図2の例では、MR11は、自身に隣接する(1ホップである)MR12及びMR14に、それぞれ図2の細実線矢印で示すGWO(ゲートウェイアドレス=MR11アドレス)を送信する。以下、メッセージ(パケット)に含ませる情報は、カッコ内に記載して表現する。
MR11からのGWO(ゲートウェイアドレス=MR11アドレス)を受信したMR12は、隣接するMR13からのGWO(ゲートウェイアドレス=MR11アドレス)の受信がなければ、そのままGWO(ゲートウェイアドレス=MR11アドレス)を、MR13に送信する。
また、MR11からのGWO(ゲートウェイアドレス=MR11アドレス)を受信したMR14は、隣接するMR13からのGWO(ゲートウェイアドレス=MR11アドレス)の受信がなければ、そのままGWO(ゲートウェイアドレス=MR11アドレス)を、MR13に送信する(図13のS4、S5)。
MR12からのGWO(ゲートウェイアドレス=MR11アドレス)及び、MR14からのGWO(ゲートウェイアドレス=MR11アドレス)を受信したMR13は(図13のS6)、これらのGWOについて、ゲートウェイアドレスとシーケンス番号をチェックし、ゲートウェイアドレスとシーケンス番号がそれぞれ同じ場合、いずれもMR11から同じタイミングで送信されたGWOであると判断する。
また、MR13は、隣接するMR12、MR14の双方からGWO(ゲートウェイアドレス=MR11アドレス)を受信したため(図13のS7)、GWO(ゲートウェイアドレス=MR11アドレス)をこれ以上送信しない(図13のS8)。
仮に何らかの理由で隣接するMR12、MR14のどちらかからGWO(ゲートウェイアドレス=MR11アドレス)を受信しなかった場合には(図13のS7)、未受信(該GWOの送信元でない)の隣接するMRに対して、GWO(ゲートウェイアドレス=MR11アドレス)を送信する(図13のS9)。
図2の例では、同様にMR13は、自身に隣接する(1ホップである)MR12及びMR14に、それぞれ図2の一点鎖線矢印で示すGWO(ゲートウェイアドレス=MR13アドレス)をフラッディングする(図13のS3)。
MR13からのGWO(ゲートウェイアドレス=MR13アドレス)を受信したMR12は、隣接するMR11からのGWO(ゲートウェイアドレス=MR13アドレス)の受信がなければ、そのままGWO(ゲートウェイアドレス=MR13アドレス)を、MR11に送信する。
また、MR13からのGWO(ゲートウェイアドレス=MR13アドレス)を受信したMR14は、隣接するMR11からのGWO(ゲートウェイアドレス=MR13アドレス)の受信がなければ、そのままGWO(ゲートウェイアドレス=MR13アドレス)を、MR11に送信する(図13のS4,S5)。
MR12からのGWO(ゲートウェイアドレス=MR13アドレス)及び、MR14からのGWO(ゲートウェイアドレス=MR13アドレス)を受信したMR11は(図13のS6)、これらのGWOについて、ゲートウェイアドレスとシーケンス番号をチェックし、ゲートウェイアドレスとシーケンス番号が同じ場合、いずれもMR13から同じタイミングで送信されたGWOであると判断する。
また、MR11は、隣接するMR12、MR14の双方からGWO(ゲートウェイアドレス=MR13アドレス)を受信したため(図13のS7)、GWO(ゲートウェイアドレス=MR13アドレス)をこれ以上送信しない(図13のS8)。
仮に何らかの理由で隣接するMR12、MR14のどちらかからGWO(ゲートウェイアドレス=MR13アドレス)を受信しなかった場合には(図13のS7)、未受信の隣接するMRに対して、GWO(ゲートウェイアドレス=MR13アドレス)を送信する(図13のS9)。
ここで、MR1は、GWO(ゲートウェイアドレス=MR13アドレス)を受信することにより、自身以外にゲートウェイ(ゲートウェイアドレス=MR13アドレス)が存在していることを認識する。同様に、MR3は、GWO(ゲートウェイアドレス=MR11アドレス)を受信することにより、自身以外にゲートウェイ(ゲートウェイアドレス=MR11アドレス)が存在していることを認識する(図13のS10)。
次に、自身以外にゲートウェイが存在していることを認識したゲートウェイ(MR11,MR13)は、自身のゲートウェイの優先度、又は外部ネットワーク2との無線リンクのロス率、遅延、受信信号強度、帯域等からなる無線リンク情報のうちの1つ又は複数又は全てと、受信したGWOによる他のMRのゲートウェイの優先度、又は外部ネットワーク2との無線リンクのロス率、遅延、受信信号強度、帯域等からなる無線リンク情報のうちの1又は複数又は全てと、を比較することにより、すべてのゲートウェイにおける自身の順位付けを行う(図13のS11)。
図2では、MR11は、自身のゲートウェイ優先度又は無線リンク情報と受信したGWO(ゲートウェイアドレス=MR13アドレス)によるMR13のゲートウェイ優先度又は無線リンク情報とを比較して、自身の順位付けを行い(図13のS11)、システム設定数すなわち設定されたゲートウェイ数以内の順位の場合には(図13のS12)、自身がゲートウェイを継続し(図13のS13)、設定ゲートウェイ数を超える順位の場合にはゲートウェイを取り止める(図13のS14)。
同様に、MR13は、自身の情報と受信したGWO(ゲートウェイアドレス=MR11アドレス)内のゲートウェイ優先度又は外部ネットワークとの無線リンク情報を比較することにより、全てのゲートウェイにおける自身の順位付けをおこない(図13のS11)、システム設定数以内の順位の場合には(図13のS12)、自身がゲートウェイを継続し(図13のS13)、設定数を超える順位の場合にはゲートウェイを取り止める(図13のS14)。
ここでは、MR11の方が、順位が高いとし、MR11はゲートウェイを継続し、MR13はゲートウェイを取り止める。ここで、アドホックネットワーク1内の各移動ネットワーク1A〜1Dは、ゲートウェイMR11を介して、外部ネットワーク2と接続可能であるが、MR13を介して、外部ネットワーク2と接続できなくなる。
次に図3では、外部ネットワーク2との接続ゲートウェイを継続するMR11は、周期的又は無線リンク情報の変化時に、GWO内のゲートウェイであることを示すゲートウェイビットを立て(I bit=ON)、MR11アドレスを付した、図3の細実線矢印で示すGWOをアドホックネットワーク1内にフラッディングし、外部ネットワーク2との接続ゲートウェイを取り止めたMR13は、周期的又は無線リンク情報の変化時に、GWO内のゲートウェイであることを示すゲートウェイビットを立てず(I bit=OFF)、MR13アドレスを付した、図3の一点鎖線矢印で示すGWOをアドホックネットワーク1内にフラッディングする(図13のS15)。
仮に、システム設定により、アドホックネットワーク1が外部ネットワーク2と接続するためのゲートウェイ数として「2」が設定されている場合には、MR11、MR13ともに、設定順位以内となり、MR11、MR13の双方がゲートウェイとなり、図4の例のように、それぞれGWO内のゲートウェイビットを立て(I bit=ON)、MR11アドレスを付した、細実線矢印で示すGWO、GWO内のゲートウェイビットを立て(I bit=ON)、MR13アドレスを付した、一点鎖線矢印で示すGWO、をアドホックネットワーク1内にフラッディングする。この場合は、アドホックネットワーク1内の各移動ネットワーク1A〜1Dは、ゲートウェイMR11、MR13を介して、外部ネットワーク2と接続可能となる。
(2)ゲートウェイの変更
つぎに、図5〜図8を用いて、アドホックを構成するアドホックネットワーク1又はMRが移動することにより、外部ネットワーク2と接続するゲートウェイが変更される場合を説明する。
ゲートウェイ選出の説明における図3でゲートウェイを取り止めたMR13において、自身の無線リンク情報又は受信したMR11のGWO(ゲートウェイアドレス=MR11アドレス)の無線リンク情報の変化により、自身の順位付けが設定ゲートウェイ数以内の順位となった場合(図13のS15→S6〜S12)、図5のように、MR13が新たにゲートウェイとなるとともに(ゲートウェイ再開:図13のS13)、GWO内のゲートウェイであることを示すゲートウェイビットを立てて(I bit=ON)、一点鎖線矢印で示すGWO(ゲートウェイアドレス=MR13アドレス)をアドホックネットワーク1内にフラッディングする(図13のS15)。
MR11において、自身の無線リンク情報又は受信したMR13のGWO(ゲートウェイアドレス=MR13アドレス)の無線リンク情報の変化により、自身の順位付けが設定ゲートウェイ数を超える順位の場合(図13のS15→S6〜S12)、ゲートウェイを取り止めるとともに(図13のS14)、ゲートウェイビットを立てずに(I bit=OFF)、細実線矢印で示すGWO(ゲートウェイアドレス=MR11アドレス)をアドホックネットワーク1内にフラッディングする(図13のS15)。
この時点で、アドホックネットワーク1内の各移動ネットワーク1A〜1Dは、ゲートウェイMR13を介して、外部ネットワーク2と接続可能であるが、MR11を介して、外部ネットワーク2と接続できなくなり、ゲートウェイ変更が行われたことになる。このMR13とMR11のそれぞれの動作は、非同期に行われるため、タイミングによっては、MR11とMR13が同時にゲートウェイとなることもあるし、一時的にゲートウェイがなくなることもあるが、短時間でのゲートウェイ変更を可能とする。
また、図6のように、MR11は、自身のゲートウェイの優先度又は外部ネットワーク2との無線リンク情報と、受信したGWO(ゲートウェイアドレス=MR13アドレス)によるMR13のゲートウェイの優先度又は無線リンク情報とを比較して、自身の順位付けを行い、設定ゲートウェイ数以内の順位となり、MR11がゲートウェイを継続し、同様に、MR13は、自身の情報と受信したGWO(ゲートウェイアドレス=MR11アドレス)内のゲートウェイの優先度又は無線リンク情報を比較することにより、全てのゲートウェイにおける自身の順位付けをおこない、設定ゲートウェイ数を超える順位となりゲートウェイを取り止める場合、ゲートウェイであるMR11は、周期的又は無線リンク情報の変化時に、図6に細実線矢印で示すGWOをフラッディングし、外部ネットワーク2との接続ゲートウェイを取り止めたMR13は、GWOを送信しない場合もこの発明の範疇である(図13のS14以降の点線矢印に相当)。
この場合、ゲートウェイを取り止めたMR13において、自身の無線リンク情報又は受信したMR11の図7に細実線矢印で示すGWO(ゲートウェイアドレス=MR11アドレス)の無線リンク情報の変化により、自身の順位付けが設定ゲートウェイ数以内の順位となった場合、図7の例のように、MR13が新たにゲートウェイとなるとともに、一点鎖線矢印で示すGWO(ゲートウェイアドレス=MR13アドレス)をアドホックネットワーク1内にフラッディングする。
次に、MR11が、新たにゲートウェイとなったMR13からの図8に一点鎖線矢印で示すGWO(ゲートウェイアドレス=MR13アドレス)を受信し、自身の無線リンク情報又は受信したMR13のGWO(ゲートウェイアドレス=MR13アドレス)の無線リンク情報の変化により、自身の順位付けが設定ゲートウェイ数を超える順位の場合、図8の例のように、ゲートウェイを取り止め、GWO(ゲートウェイアドレス=MR11アドレス)の送信も取り止める。この場合、MR13がゲートウェイとなった後に、MR11がゲートウェイを取り止めるため、ゲートウェイ変更には時間がかかるが、一時的にもゲートウェイがなくなることはない。
以上は、ゲートウェイの選出及び変更方法について説明した。次に、ゲートウェイに選出されたMRが、無線リンク情報のわずかな変動により、ゲートウェイ変更が頻繁に発生することを防ぐ方法を説明する。
MR11が、外部ネットワーク2と無線リンクで接続され、一旦ゲートウェイとなった後に、GWO(ゲートウェイ通知パケット)を受信し、自身の情報と受信したMR13のGWO内のゲートウェイの優先度又は無線リンク情報を比較することにより、全てのゲートウェイにおける自身の順位付けを行った結果、設定ゲートウェイ数以内の順位となり、自身がゲートウェイを継続した場合、外部ネットワーク2との無線リンクのロス率、遅延、受信信号強度、帯域などの自身の無線リンク情報に優遇度を乗ずるとともに、優遇度を乗じた無線リンク情報をGWOに搭載してフラッディングすることにより、一度選出されたゲートウェイにおける無線リンクのロス率、遅延、受信信号強度、帯域などの無線リンク情報のわずかな変動によるゲートウェイ切替えを発生させないようにする。
例えば、優遇度=1.1(10%の優遇度)がシステム設定されていて、(MR11の無線リンク情報=0.8)>(MR13の無線リンク情報=0.7)でMR11がゲートウェイに選出された場合、MR11の無線リンク情報×優遇度=0.8×1.1=0.88となる。この時、MR11の無線リンク情報=0.7、MR13の無線リンク情報=0.75と変動しても、(MR11の無線リンク情報×優遇度=0.7×1.1=0.77)>(MR13の無線リンク情報=0.75)となり、MR11の方が優遇され、ゲートウェイ変更が発生しない。
仮に、この場合でも、MR11の無線リンク情報=0.7、MR13の無線リンク情報=0.8となると、(MR11の無線リンク情報×優遇度=0.7×1.1=0.77)<(MR13の無線リンク情報=0.8)となり、ゲートウェイ変更が発生する。
次に、アドホックを構成するアドホックネットワーク1又は、MR11が移動することにより、MR11が外部ネットワーク2と接続するための接続先であるアクセスルータAR1がAR2に切り替わる場合、AR1からAR2への切替が短時間ならば、ゲートウェイ変更が行われず、スムーズにハンドオーバーする方法を説明する。
MR11が、外部ネットワーク2と無線リンクで接続され、一旦ゲートウェイとなった後に、MR13からのGWOを受信し、自身の情報とMR13のGWO内のゲートウェイ優先度、又は外部ネットワーク2との無線リンクのロス率、遅延、受信信号強度、帯域などの無線リンク情報のうちの1つ又は複数又は全てを比較することにより、全てのゲートウェイにおける自身の順位付けをおこなった結果、設定ゲートウェイ数以内の順位となり、自身がゲートウェイを継続した後に、MR11の移動や無線環境の変化によって、MR11が外部ネットワーク2と接続するための接続先がAR41からAR42に切り替わる場合、一時的に、MR11における外部ネットワーク2との無線リンクが遮断状態となったり、ロス率、遅延、受信信号強度、帯域などの無線リンク情報が劣化することがある。
その場合にも、ゲートウェイ切替えのバタつきが発生しないように、ハンドオーバー中は、外部ネットワーク2との無線リンクのロス率、遅延、受信信号強度、帯域などの無線リンク情報は最新の値を反映するのではなく、ハンドオーバー以前の値を保持し、さらに、ロス率、は、ハンドオーバー後も、ロス率測定の期間内は引き続き値を保持することにより、無線リンク情報の一時的な劣化によるゲートウェイの変更を防ぐことが可能となる。
同様に、無線の送信レートの変更などの無線パラメータ変更において、一時的に無線リンクが遮断状態となったり、ロス率、遅延、受信信号強度、帯域などの無線リンク情報が劣化することがあるが、その場合にも、無線パラメータ変更中は、外部ネットワーク2との無線リンクのロス率、遅延、受信信号強度、帯域などの無線リンク情報は最新の値を反映するのではなく、無線パラメータ変更以前の値を保持し、さらに、ロス率、は、無線パラメータ変更後も、ロス率測定の期間内は引き続き値を保持することにより、無線リンク情報の一時的な劣化によるゲートウェイの変更を防ぐことが可能となる。
以上の例では、アドホックを構成するアドホックネットワーク1と外部ネットワーク2のARとの無線リンクの数、又はARの数に制約がある場合を想定して、システム設定において接続されるゲートウェイ数に制約を設けた時のゲートウェイ選出の動作を説明した(代表ゲートウェイ方式)。
次に、アドホックを構成するアドホックネットワーク1と外部ネットワーク2のアクセスルータARとの無線リンクの数、又はARの数に制約がない場合の動作について説明する。アドホックネットワーク1が外部ネットワーク2と接続するためのゲートウェイ数に制約がない場合には、外部ネットワーク2と無線リンクで接続可能、又は無線リンクの上述の無線リンク情報で所定の品質以上で接続可能な全てのMRは、アドホックネットワーク1内のゲートウェイ数に無関係に、自律的にゲートウェイになり、他のゲートウェイの優先度や無線リンク情報と無関係で、引き続き、外部ネットワーク2と無線リンクで接続可能、又は無線リンク情報の情報で所定の品質以上で接続可能ならば、ゲートウェイを継続する(個別ゲートウェイ方式)。
次に図9では、MR11とAR41及び、MR13とAR43が無線リンクで接続された場合、又は無線リンクのロス率、遅延、受信信号強度、帯域などの無線リンク情報のうちの1又は複数又は全ての情報で所定の品質以上で接続可能な場合、MR11とMR13は、アドホックネットワーク1におけるゲートウェイとなる。この時点で、アドホックネットワーク1内の各移動ネットワーク1A〜1Dは、ゲートウェイMR11、MR13を介して、第2のネットワークと接続可能となる。この後、MR11とMR13は、GWOをフラッディングしても、しなくても、どちらでもよく、MR11、MR13ともに、互いのゲートウェイの優先度や無線リンク情報には無関係で、それぞれ自身の無線リンク情報に基づき、外部ネットワーク2と接続可能なすべてのMRは、ゲートウェイを継続する。
なお、アドホックネットワークは1ホップのホップ通信を行うものでもマルチポップ通信を行うものであってもよい。
以上説明したように、上記実施の形態では、複数のモバイルルータによってアドホックネットワークが構成される場合に、外部ネットワークとの間のゲートウェイとなるモバイルルータがゲートウェイ通知パケットを送信することにより、各モバイルルータがゲートウェイの継続、取りやめ、または、新たにゲートウェイトなることを判断することにより、ゲートウェイの選出と変更を行うこととした。これにより、特別なノードを必要とせず、各モバイルルータの自律分散制御により、ゲートウェイの選出と変更を実現できる。
なお、上記実施の形態では、モバイルルータが移動ネットワークであるアドホックネットワークを構成する場合について説明したが、モバイルルータの代わりにワイヤレスルータ、移動IP端末または無線基地局がネットワークを構成する場合であっても上記実施の形態の処理が適用可能であり、同様の効果を得ることができる。
また、上記実施の形態では、各モバイルルータは、モバイルネットワークプリフィックスおよびホームアドレスを管理するが、いずれかのみを管理することとしてもよい。
なお、モバイルルータの代わりに移動IP端末を採用する場合、移動IP端末は、ホームアドレスは管理するが、モバイルネットワークプリフィクスは管理しない。
モバイルルータの代わりにワイヤレスルータを採用する場合、外部ネットワークにホームエージェントが設置されず、モバイルルータとホームエージェント間での移動管理が行われないが、上記実施の形態の処理が可能であり、同様の効果を得られる。
また、TPC(Transmission Control Protocol)の高速化のための帯域制御や輻輳回避制御などをゲートウェイとホームエージェント51との対向接続のペアで連携した処理が行われる場合、ゲートウェイ変更に伴い、旧ゲートウェイと新ゲートウェイ間で制御のための情報をメッセージ交換することにより、処理の継続性を確保することが可能である。
この発明の一実施の形態によるアドホックネットワークを含む通信システムの構成の一例を示す図である。 図1の通信システムの動作を説明するための模式図である。 図1の通信システムの動作を説明するための模式図である。 図1の通信システムの動作を説明するための模式図である。 図1の通信システムの動作を説明するための模式図である。 図1の通信システムの動作を説明するための模式図である。 図1の通信システムの動作を説明するための模式図である。 図1の通信システムの動作を説明するための模式図である。 図1の通信システムの動作を説明するための模式図である。 この発明による移動通信装置(モバイルルータ)の構成の一例を示す図である。 この発明におけるゲートウェイ通知パケット(GWO)のフォーマットの一例を示す図である。 この発明におけるアドホックネットワークのモバイルルータと外部ネットワークのアクセスルータの間でのゲートウェイ選出とゲートウェイ変更時の動作シーケンスの一例を説明するタイムテーブルである。 この発明における各モバイルルータでのゲートウェイ選出、変更時の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 アドホックネットワーク、1A〜1D 移動ネットワーク、2 外部ネットワーク、6 対向ノード、11〜14 モバイルルータ(MR)(ゲートウェイ)、21〜24 モバイルネットワークプリフィックス(MNP)、31〜34 移動ネットワーク内端末(MN)、41〜43 アクセスルータ(AR)、51 ホームエージェント(HA)、70−1〜70−n インタフェース、71 パケット制御部、72 パケット転送処理部、73 経路制御部、74 ゲートウェイ御部、76 パケット転送部、77 経路制御テーブル。

Claims (6)

  1. 複数の移動通信装置がアドホックネットワークを構成する移動ネットワークである第1のネットワークと、前記第1のネットワークに無線通信可能に接続される固定ネットワークである第2のネットワークと、を備え、前記第1のネットワークが第2のネットワークと通信を行うための予め設定されたゲートウェイ数以下の前記移動通信装置がゲートウェイとなって、第2のネットワークと通信を行うアドホックネットワークを含む通信システムであって、
    前記複数の移動通信装置がそれぞれ、
    第2のネットワークと無線リンクで接続可能な場合又は前記第2のネットワークとの無線リンクのロス率、遅延、受信信号強度、帯域を含む無線リンク情報の少なくとも1つが所定の品質以上で接続可能な場合に、ゲートウェイになり、自身がゲートウェイであることを通知するため、自身のIPアドレスとともに、ゲートウェイ優先度及び第2のネットワークとの前記無線リンク情報の少なくとも1つを含む所定のゲートウェイ通知パケットを第1のネットワーク内の各移動通信装置に対しブロードキャスト又はマルチキャストし、
    第1のネットワーク内の移動通信装置から送られてきた前記ゲートウェイ通知パケットは第1のネットワーク内において他の移動通信装置に対しブロードキャスト又はマルチキャストしつつ、重複した前記ゲートウェイ通知パケットは廃棄して、転送可能な全ての移動通信装置に前記ゲートウェイ通知パケットを送信することで、ゲートウェイ通知パケットを第1のネットワーク内にフラッディングし、
    自移動通信装置がゲートウェイになっている状態にあれば、第1のネットワーク内においてゲートウェイとなっている他の移動通信装置からの前記ゲートウェイ通知パケットのゲートウェイ優先度又は前記無線リンク情報の少なくとも1つの比較結果により第1のネットワーク内での自身の順位付けを行い、前記ゲートウェイ数以内の順位の場合には自身がゲートウェイを継続し、設定された前記ゲートウェイ数を超える順位の場合にはゲートウェイを取り止めるゲートウェイ制御手段、
    を備え
    前記ゲートウェイ制御手段は、
    前記ゲートウェイ数以内の順位にあり、ゲートウェイを継続する場合に、周期的又は前記無線リンク情報の変化時に、前記ゲートウェイ通知パケット内にゲートウェイビットを立てて、ゲートウェイ通知パケットを第1のネットワーク内にフラッディングし、
    前記ゲートウェイ数を超える順位にあり、ゲートウェイを取り止める場合に、周期的又は前記無線リンク情報の変化時に、前記ゲートウェイ通知パケットを前記ゲートウェイビットを立てずに第1のネットワーク内にフラッディングすることを特徴とするアドホックネットワークを含む通信システム。
  2. ゲートウェイ制御手段は、
    ゲートウェイを取り止めた後、自身の前記無線リンク情報又は受信したゲートウェイ通知パケットの前記無線リンク情報の変化により前記ゲートウェイ数以内の順位となった場合、新たにゲートウェイとなり、前記ゲートウェイビットを立てて前記ゲートウェイ通知パケットを第1のネットワーク内にフラッディングし、
    ゲートウェイ継続中、新たにゲートウェイとなった移動通信装置からのゲートウェイビットが立っているゲートウェイ通知パケットを受信し、自身の前記無線リンク情報又は受信したゲートウェイ通知パケットの前記無線リンク情報の変化により前記ゲートウェイ数を超える順位となった場合に、ゲートウェイを取り止め、前記ゲートウェイ通知パケットを前記ゲートウェイビットを立てずに第1のネットワーク内にフラッディングしてゲートウェイを変更することを特徴とする請求項1に記載のアドホックネットワークを含む通信システム。
  3. 移動通信装置がアドホックネットワークを構成する第1のネットワーク、前記第1のネットワークが無線通信可能な第2のネットワーク、を備えた通信システムの前記移動通信装置において、
    前記第2のネットワークと無線リンクで接続可能な場合、自身のIPアドレスとともに、ゲートウェイ優先度及び第2のネットワークとの無線リンク情報の少なくとも1つを含むゲートウェイ通知パケットを第1のネットワーク内の各移動通信装置に対しブロードキャスト又はマルチキャストし、
    前記ゲートウェイ通知パケットを受信した場合、受信した前記ゲートウェイ通知パケット第1のネットワーク内他の移動通信装置に対しブロードキャスト又はマルチキャストし、
    自身がゲートウェイである場合、受信した前記ゲートウェイ通知パケットのゲートウェイ優先度又は前記無線リンク情報の少なくとも1つの比較により第1のネットワーク内での順位付けを行い、設定された前記ゲートウェイ数以内の順位の場合には自身がゲートウェイを継続し、超える順位の場合にはゲートウェイを取り止めるゲートウェイ制御手段、
    を備え、
    前記ゲートウェイ制御手段は、
    周期的又は前記無線リンク情報の変化時に、前記ゲートウェイ通知パケット内に継続の有無を記し第1のネットワーク内にフラッディングする、
    ことを特徴とする移動通信装置
  4. ゲートウェイ制御手段は、
    ゲートウェイを取り止めた後、自身の前記無線リンク情報又は受信したゲートウェイ通知パケットの前記無線リンク情報の変化により前記ゲートウェイ数以内の順位となった場合、新たにゲートウェイとなり、前記ゲートウェイ通知パケットを第1のネットワーク内にフラッディングし、
    ゲートウェイ継続中、新たにゲートウェイとなった移動通信装置からのゲートウェイ通知パケットを受信し、自身の前記無線リンク情報又は受信したゲートウェイ通知パケットの前記無線リンク情報の変化により前記ゲートウェイ数を超える順位となった場合に、ゲートウェイを取り止めることを特徴とする請求項3に記載の移動通信装置
  5. 複数の移動通信装置がアドホックネットワークを構成する移動ネットワークである第1のネットワークと、前記第1のネットワークに無線通信可能に接続される固定ネットワークである第2のネットワークと、を備え、前記第1のネットワークが第2のネットワークと通信を行うための予め設定されたゲートウェイ数以下の前記移動通信装置がゲートウェイとなって、第2のネットワークと通信を行うアドホックネットワークを含む通信システムでの通信方法であって、
    前記各移動通信装置において、それぞれ
    第2のネットワークと無線リンクで接続可能な場合又は前記第2のネットワークとの無線リンクのロス率、遅延、受信信号強度、帯域を含む無線リンク情報の少なくとも1つが所定の品質以上で接続可能な場合に、ゲートウェイになり、自身がゲートウェイであることを通知するため、自身のIPアドレスとともに、ゲートウェイ優先度及び第2のネットワークとの前記無線リンク情報の少なくとも1つを含む所定のゲートウェイ通知パケットを第1のネットワーク内の各移動通信装置に対しブロードキャスト又はマルチキャストし、
    第1のネットワーク内の移動通信装置から送られてきた前記ゲートウェイ通知パケットは第1のネットワーク内において他の移動通信装置に対しブロードキャスト又はマルチキャストしつつ、重複した前記ゲートウェイ通知パケットは廃棄して、転送可能な全ての移動通信装置に前記ゲートウェイ通知パケットを送信し、
    自移動通信装置がゲートウェイになっている状態にあれば、第1のネットワーク内のゲートウェイとなっている他の移動通信装置からの前記ゲートウェイ通知パケットのゲートウェイ優先度又は前記無線リンク情報の少なくとも1つの比較結果により第1のネットワーク内での自身の順位付けを行い、前記ゲートウェイ数以内の順位の場合には自身がゲートウェイを継続し、設定された前記ゲートウェイ数を超える順位の場合にはゲートウェイを取り止めるゲートウェイ制御工程、
    がなされ
    前記ゲートウェイ制御工程において、
    前記ゲートウェイ数以内の順位にあり、ゲートウェイを継続する場合に、周期的又は前記無線リンク情報の変化時に、前記ゲートウェイ通知パケット内にゲートウェイビットを立てて、ゲートウェイ通知パケットを第1のネットワーク内にフラッディングし、
    前記ゲートウェイ数を超える順位にあり、ゲートウェイを取り止める場合に、周期的又は前記無線リンク情報の変化時に、前記ゲートウェイ通知パケットを前記ゲートウェイビットを立てずに第1のネットワーク内にフラッディングする、
    ことを特徴とするアドホックネットワークを含む通信システムでの通信方法。
  6. ゲートウェイ制御工程において、
    ゲートウェイを取り止めた後、自身の前記無線リンク情報又は受信したゲートウェイ通知パケットの前記無線リンク情報の変化により前記ゲートウェイ数以内の順位となった場合、新たにゲートウェイとなり、前記ゲートウェイビットを立てて前記ゲートウェイ通知パケットを第1のネットワーク内にフラッディングし、
    ゲートウェイ継続中、新たにゲートウェイとなった移動通信装置からのゲートウェイビットが立っているゲートウェイ通知パケットを受信し、自身の前記無線リンク情報又は受信したゲートウェイ通知パケットの前記無線リンク情報の変化により前記ゲートウェイ数を超える順位となった場合に、ゲートウェイを取り止め、前記ゲートウェイ通知パケットを前記ゲートウェイビットを立てずに第1のネットワーク内にフラッディングしてゲートウェイを変更することを特徴とする請求項5に記載のアドホックネットワークを含む通信システムでの通信方法。
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